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ミラー・ハウス

#UDCアース #【Q】 #完全なる邪神

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#UDCアース
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#【Q】
#完全なる邪神


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●ちにくの通わない冷たさで
 あなたには飽き飽きしていたのだ。
 瞬間(ぴしり)と罅入った鏡面が『しにざま』の美しさを抱擁している。それを解放と見做して終ったならば、超次元(ケイオス)の渦巻きとはどんなに優しい墜落なのか。映し・写されたオマエの存在が、がらがらと硝子細工とこわれていく。
 楽園は死を拒んでいたのか。奈落は悦楽で首輪(つなげたい)と謂うのか。愈々ポイ捨て贄と為されれば、ああ、成し難い『外観』は日常的だろう。

 銀河が光輝(ひか)りに満ちるとわたしが告げた。
 だからあなたはミラー・ハウスに迷い込む。

●グリモアベース
「嗚呼――貴様等。今回も『死地』に向かう事になるが、覚悟の有無はもはや訊かぬ。そもそも『地』が在るのかも不明な現状、門は硝子片のみと説く他に無い――完全なる邪神案件だ。気を引き締め給えよ。クカカッ――!」
 ロバート・ブレイズは抑え込めない笑みをたたえ、猟兵達(きみたち)を睨(たし)かめる。その意思・意志を観察する双眸(にごり)は何処か愉しそうだ。
「完全なる邪神は『超次元の渦』と呼ばれる異空間に存在し、それと出遭うには『鍵』が必要。今回の『鍵』は『硝子片』だ。これを使い【転移】させよう――さて。まずは第一形態の完全邪神と戦闘を行う。これは【無数に在る、一体一体が強大な邪神】だ。同時に数体を相手取ると此方の敗北は絶対。一対一を心掛け給え。第二形態は【第一形態の融合体】だ。第一形態を削れば削るほど弱体化するだろう。最も、弱体化したとして『強大なもの』だ。舐めて掛かると死ぬと思え――最後に第二形態が脱皮した第三形態。これは【必ずユーベルコードでの先制攻撃】を仕掛けてくる。対処しなければ【失敗】すると刻み給え……俺からは以上だ。身投げに魅了されぬよう」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 トワイライトゾーン。

 第三章。
 第三形態は必ず「ユーベルコードによる先制攻撃」を行ってきます。これに対する何らかの対処がプレイングになければ、プレイングは必ず「🔴🔴🔴失敗」になります。

 宜しくお願い致します。
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第1章 ボス戦 『解き放たれたもの』

POW   :    重力からの解放 代償は死
【十秒後、落下の衝撃と共に解除される。友達】を降らせる事で、戦場全体が【自由落下の無重力】と同じ環境に変化する。[自由落下の無重力]に適応した者の行動成功率が上昇する。
SPD   :    時間からの解放 代償は死
戦場全体に、【中にいる間は時が経過しない、犠牲者の死体】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
WIZ   :    死からの解放 代償は××
小さな【硝子片】に触れた抵抗しない対象を吸い込む。中はユーベルコード製の【不死の楽園であり、日が暮れるま】で、いつでも外に出られる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はグルクトゥラ・ウォータンクです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 欠片(かぎ)の彼方側、鏡面(かがみ)に塗れた世界観(うずまき)が限度の無い『投身の瞬間』を映していた。死『を』代償とした真っ白い人型が『オマエ等』の到来を歓迎している。お友達を引き連れて『ぐしゃり』とも潰れず、瑞々しい果実(にくかたまり)は刹那を永久に延ばすのだろう。
 完全なる邪神はただ無尽蔵(ひたすら)に死なない楽園を茫々(ひろげ)るのみ。迷い混んだ誰かさんに証明してもらおう。
 ――ハウスダストが鬱陶しい。
ブラミエ・トゥカーズ
不死の楽園であるか。
求める人も多かろうな。だがな、人を異界に誘うのは余等の古来からの役目であるぞ。
そもそも人に退治されることを厭う半端者が調子に乗るではないわ。

夕暮れなので日光が痛い。
何処が不死の楽園であるか、余が死ぬではないか。
こんな所に居れるか、余は帰るぞ。

死なずにいる事を悔やむ者が居れば、手を貸してやろう。
余の従者がな。
手でなく翼であるか。

日雇い従者:以津真天
いつまでも縛された過去の犠牲者の想いを神への呪詛とする。

貴公がしっかりと供養しておれば害はあるまい?

なお、ブラミエにも天敵に近しい妖怪。

鴉が鳴くから帰ろうか。
余が家路へ導いてやろう。
夜は家で眠るものであるぞ。
怖いモノが来る前にな。



 鏑矢(するどさ)を構えたとして『既に死んでいる』ならば意味のないエモノだ。獲物が墜ちていった真白い永遠、それを不死の楽園と称した場合は命への冒涜か。求める人間は多いだろう。求めない人間も在るだろう。だらけきった心臓が『いかされる』事に飽き飽きしている。ああ。古来、異界へと誘うのは化け物の役割だろう。余等(フリークス)曰く、猿真似で可能とは思えないのだ。そもそも――退治される事を嫌がった『半端者』の祭り騒ぎだ。調子に乗るではないわ――解放感は生死の境、全く裏表を理解出来ない『黄昏』め……體(め)が痛んできて仕方がないのは西洋妖怪(おはなし)故だろうか。何処が楽園なのか教えてくれ、陽の所業が忌々しい。
 こんな所に居れるか、余は帰るぞ――死にたい。死にたいのに。こんなに苦しい永久(やすらぎ)はないのに。ならばと手を伸ばしたのは怪異、解の意は死化(しか)して翼の間違いだろう。いつまで。いつまでも放っておくな、その腐乱死体(バイアクヘー)――縛された過去に差し伸べた嘴、人の貌を嘗めていた。

 外套(ヴェール)を剥ぐ事に躊躇は無い。
 くれないの腸(くされ)を引っ虚ぬいた。

 ぎらりと眼光(ひかり)がオマエにも向けられた。嗚呼、次は『ないぞ』と天敵の睨み付け。かぁかぁと鴉(ぬえ)が鳴いている――しっかりと供養しておれば『害』はあるまい――家路へ導いてやれよ、あの鏡割れ。
 怖いモノが来る前に、おうちへ帰れよ人間ども。くるくると踊るような日傘(こうもり)従えて『死骸』の迷宮(うず)を踏んでいく。

 隔離されたい連中は『さびしがりや』の真逆(わっか)。
 天使が落ちるのは普段通りだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

カタリナ・エスペランサ
……時間が経過しない? 馬鹿げているわね
まぁ宣戦布告には丁度良いかしら
神騙る紛い、過去の亡霊如きが未来を阻むような真似を許す道理は無いもの

《第六感+戦闘知識》の《見切り》も合わせ敵の動きを先読み
基本は《ものを隠す+目立たない+迷彩+忍び足》で隠密、要所で《存在感+覇気》を放つ《残像》を囮として敵を攪乱。

敵UCには《先制攻撃+カウンター》の要領で即座に【第一神権】を励起
《神罰+属性攻撃+蹂躙+地形破壊》による迷路の破壊を成功させ、敵の足並みを乱す《恐怖を与える+威圧》の一手とするわ

隙を見せた敵から《早業+怪力》の攻撃に概念的な破滅を強いる《属性攻撃》の劫火を纏わせた《暗殺》で仕留めていきましょう



 ミラー・ハウスの内面は不可解と言うよりも明解なものだった。死骸(ものもの)しく横たわった迷宮(ラビリンス)が無言(あざけ)って魅せ、厭の概念(ありさま)は誰にでも起こり有(う)る物語性だろう。馬鹿げているわね――経過(うごかない)時間(えんけい)の内臓を観察(にらみ)つけ、常が如くに紛物(まがい)と認識する。宣戦布告(はじまり)には丁度いい光景だ。滑稽にも楽園(てん)が叫んでくる――神騙りの未来阻み。塑(そ)れが孕んでいるのはつまらない停滞だ。過去の亡霊如きが『可能性』を蹂躙する。そんな真似を許す道理など無い――動くも活かすも【留まった】だけだ。撹乱も何も怠惰(ひきがえる)だろう。
 隠されたのはオマエの血肉か宿った意識(かみさま)、様々な貌(かげ)を駆って幾秒間。遂には晒された生臭い『かべ』――全ての枝分かれが許されているならば、罵声を吐く前に手繰るべきだ――不十分なオマエの核、融合(とけ)込んだ望みは支払われる。神様(ごうまん)にも手が『ばつ』を落とした。

 罅割れた脳髄(つぶれ)トマト。
 与えた恐怖は『死』の目玉か。

 強いるべき【属性】は破壊そのもの。暴力的なまでに揮われた劫火(エネルギー)が純粋(あくしつ)の一個体を燃やしていく。そうとも『最初』から殺していた。自分に殺されていたのだから、この末路は正解(あたりまえ)だろう。
 先読みの業が『いえ』を指す。
 ――掌の中にはアンモニア臭。

 浮遊感を欲していた。縄は要らないと自殺(きみ)はいう。

成功 🔵​🔵​🔴​

久瀬・了介
死と引き換えの重力からの解放。生憎だが間に合っている。
【雷人】発動。黒い雷を纏い、自ら重力の鎖を引き千切る。怨霊に物理は通用しない。無重力に適応する。
さて、一人一殺だったか。目の前のお前を殺そう。
心臓に埋め込まれた「ヴォルテックエンジン」に、怨敵への【呪詛】を込め電力増幅。【マヒ攻撃】をもたらす放電を、対峙する邪神に放ち敵の動きを縛る。
「ハンドキャノン」によるフルオート射撃。対オブリビオン用の弾丸の雨を叩き込む。
不死の身となったからこそ分かる。死なないとは滅びないという意味じゃない。永遠の神も不死身の悪魔も、殺せば滅びる。殺意を持って殺せない存在はない。
オブリビオンは殺す。全て殺す。



 死――概念――を贄(だいしょう)とした自由落下と無重力。解脱(かなた)へと向かうだろう輪郭(まっしろ)どもが、猟兵(らちがい)の復讐(せいしん)を逆さに撫でてくる。生憎だが間に合っている――憎(ぞう)遭いに陥れば地獄の道中、それでも死肉(からだ)は活きる事を願っていた。発雷(ひかれ)。外宇宙(ケイオス)の真ん中で墜ちた劇的(エネルギー)、真っ黒な容姿(かたち)が重力(かせ)の悉くを撃ち破る。怨霊(たましい)に物理(ブツり)は通用しない。たえた赤色が称えられ、讃えられた存在に口腔(えもの)を晒す。さて、一人一殺だったか……近くに『投身(おちて)』いた超越性(オブリビオン)、これを殺して終えば好い。
 心臓(エンジン)を脈動(うご)かせば呪詛(ことのは)と共に、オマエの電撃(ちから)が膨れ上がる。放出(は)き出された痺れが『かみ』に届き、厭の完全性を鈍らせていく。縛して魅せた上下(はんたい)向き、剝き出しの【意】を突き立てろ――死なないとは滅びないという意味じゃない。

 フル・オートの破壊だ。
 弾丸の雨が鏡面を蹂躙(ほふ)る。

 永遠の神も不死身の悪魔も『殺せば』滅びると睨んでやれ。殺意(おもい)を重ねれば対象、ただの血の袋に過ぎない。オブリビオンは殺す。全て殺す。視界(まえ)に現れたのが不幸だったのだ。齧った果実はヤケに酸っぱい。
 家(はか)の中に在れば良かった。
 こわい兵士(おまえ)に泥人形(まつろ)を。

成功 🔵​🔵​🔴​

シアン・ナアン
◎〈おまかせ〉
『まずは自分を壊しちゃお!世界もどーせ壊れてるから!』
『自由こそ真の秩序……』
『シアン難しい話わかんなーい☆』

◆口調
コロコロ変わり、ぐちゃぐちゃである

◆行動
戦闘、遊び、調査等何をするにも分身を使って活動する
分身も意識があり区別がつかない
死に対して一家言ある
行動指針に一貫性がなく都度変わる

爆発物好き、派手好き

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、怪我や死ぬことも厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為は多分しません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動は恐らくしません。
 つまりはだいたいおまかせ。よろしくおねがいします!!



 比喩表現(たとえ)を使わずともオマエ、その赤色が偽物(うそ)だと刻むのは奇妙な貌(あたま)だ。きらきらと堕ちて狂(く)る硝子片、彼等・彼女等を描く事が成せたならば『解放』はきっと秩序(そら)だろう。ミラー・ハウスに落下(おち)混んだ猟兵(らちがい)の目玉、もう何個(いくにん)在るのか解せやしない。自由(フリーダム)に咆哮しろよ真なる秩序(ケイオス)、点々と吐き散らす暇も無く大行進(パレード)だ。感嘆符の群れが一斉に沸き立ち、千(むげん)なるかな混沌(おまえ)を嘔吐(つ)くす――やあ、シアン。君もシアンっていうんだね♪ 最初っから壊れてるお前を歓迎しよう! やかましくも山々を越えて、眼前の鏡面を殴り殺す!
 レベル秒も在れば『世界』など簡単に朽ちていく。楽園だろうが奈落だろうが、オマエと称される冒涜(自嘲)に壁などない。ぶっ潰した真白の輪郭(むぼう)、無謀だと一個体が爆ぜていった――このショット・ガンは最高だよ! 酔っ払いの頭(おつむ)に効果的なのだ――オーダー・メイドがご主人様を望んでいる。

 お待たせ致しました、シアエガの大目玉焼きです。

 ハイ・タッチだ、オマエとオマエ。楽しくいとしく嬉しく生きて、活きた果てには『死』が置かれる。ド派手に千切れた首吊り死体、実にザクロ的だろう? ハウスダストを深呼吸(すい)混んで。

成功 🔵​🔵​🔴​

カイム・クローバー
死からの解放だって?貴族や金持ち共が喜びそうな案件だ。
俺としちゃそんなモンより、温かい飯と喉を潤す酒の方が余程、魅力的に映るがな。

十秒後落下の衝撃と共に友達が降ってくる、だったか。おいおい――俺に十秒も与えてくれるのか?
降ってくる友達を【見切り】、銃撃による【クイックドロウ】と紫雷の【属性攻撃】で降ってくる友達を撃ち抜くぜ。
落下の衝撃は与えさせねぇ。恐らく『飛び降りる』もしくは『突き落とす』事で命を捧げるのを想定してるんだろうが。十秒も邪神に与えてやる程、俺はお人好しじゃないぜ?
落下してくる数が多けりゃ、UCで纏めて撃ち抜くぜ。
もう少し命の使い処を考えた方が良い――なんて、今更言うだけ無駄か。



 世界は十秒前に死んでいた。滅ぼされたのか滅ぼしたのかを確かめるのに脳味噌など要らないと、解放されたい彼女等(ひとがた)がガタガタ震動している。振り子に苛まれた目玉だけは認識成せていて下界への芳香、ああ、貴族や金持ち共が喜びそうな奴隷(ことのは)案件だ。だらりとこぼれた舌と腹からくだった汚いもの――首よりも腸を結ぶべきだと教えてやれ。そんなモンよりも暖かい飯に喉を潤すアルコール、毒素と甘味が合わさった瞬間、愈々生きていたいと縋り付くが好い――おいおい。十秒間も与えてくれた『なんて』とても優しい完全さんだ。此れは舐められていたのか、諦めていたのか。魅力的に映り込んだ現世での嫌がらせ……お友達は肉を持っているのか? はんぶんこと説けば頭(ピンク)をひねる。
 持ち帰りと持ち込みは禁止されていた。降り注いだキタナラシサに牙向いた双頭(けもの)、時間いっぱいまで留まるのは構わないが『引き際』を忘れるなよ撃鉄(さよなら)バイバイ――落下の衝撃は与えない。ごきゃりと聞こえないのが正しいのだ。俺はお人好しじゃないぜ……邪神の孵化(さなぎ)は焦がして終え。

 もう少し命の使い処を考えた方が良い。
 無意味で無価値の永久(ながび)かせ、言っても聞かない愚者ばかり。無聊・退屈と並べ立てても永遠(ながび)かせ、逝っても終えぬ失楽ばかり。
 想定は覆り、他殺状態で万歳しろよ。

 紫雷(シルバー)の疾走、撃たれた天使の輪は黒ずんでいる。舞台裏に引っ込んでな、よくある希死念慮(ほことたて)――手を放したのはオマエの方だ――裏切り者には魔犬(オルトロス)の涎を。コキュートスのお迎えだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

青葉・まどか
『完全なる邪神』
度々戦うような相手じゃあないと思うんだけど、存在する以上は無視もできない。
こんな危険物は早めに対処しないとね。

無数にいても相手をできるのは一体が限度。
その代わり、必ず一体は倒さないとね。

『魔女天翔』発動

自身の周囲に【念動力】と【結界術】を展開。
抵抗すれば問題ないのかもしれないけれど念には念を入れて、硝子片に触れないようにするよ。

いい加減、墜ちるのも飽きた頃でしょ?
【衝撃波】による【2回攻撃】で頭部を【部位破壊】。
地面に墜ちる前に終わらせてあげる。



 完全を冠する邪神(もの)の面はオマエが何度確認(み)ても真っ白だった。度々(たた)と接触しては『いけない』相手(たぐい)とは理解している。多々と交戦しては『いけない』過去(オブリビオン)とは理解している。されど『存在』する限りは骸の海へと還すべきで、狂気を以って狂気を斃すのは貴様等の運命(サガ)だろう。ぐつぐつと無視出来ない熱量(エネルギー)が爆発的な投身を黙してくる――こんな危険物(むすう)は素早く片付けるべきだ。眼鏡越しに映っている、脳天からの甘声(かんせい)――きらきらと煌めいた硝子片、足の裏に刺さったら痛いだろうか。全か一かと反射したら、あふれた個を定めるが好い。
 抵抗(あらが)う事は容易い筈だ。彼等・彼女等の夕暮れに『付き合う』頭(おつむ)を持ち合わせていない。どこかの『あたま』でも抱えていれば良いのだ。巡らせろよ魔女(ウィッチ)、そのドレスは裁判でも使われるのか――結界(かべ)の内側で鼠を侍らせた。嗚呼、その貌を描く余裕はない……いい加減、墜ちるのも飽きた頃でしょう。解脱(たましい)は二度と戻らないのだ。

 眼(おもさ)を真面に、貌(かたち)に撃を。
 要らないならば爆ぜてくれ、二度目の後頭部。

 地面(シミ)とも残さない昇天。
 ――終わらせてあげる。ひろがった鏡面。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『『貴方の魔性を映す鏡の女神・スペクルム』』

POW   :    『アナタは、私(アナタ)の過去に囚われ続ける』
【対象自身の過去のトラウマを抱えた姿】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    『欲望に素直になりなさい、"私(アナタ)"』
質問と共に【対象の理性を蕩けさせる甘い香りと囁き】を放ち、命中した対象が真実を言えば解除、それ以外はダメージ。簡単な質問ほど威力上昇。
WIZ   :    『アナタが"私"を認めるまで、躾てあげる』
【従属の首輪】【躾の快楽触手】【欲に堕落する媚薬の香】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠風雅・ユウリです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 反転(ぐるり)――解放は捕縛される。硝子片は収容される。私(アナタ)とアナタ(私)が悦へと落ちる。心傷(トラウマ)が融合して膨らんだ躾け方、認めなさい認めなさい認めなさいと『生かして』くる『異化して』くる――欲望(すなお)なアナタが大好きだと【ミラー・ハウス】の女神が魔性(うた)う。
 理性がとけている、ああ、もっと浸かりたいと舌をみせろ。
 ハウスダストはわたあめだ。
 わたあめは頭の中だ。

 消える消える消える……ただくるう。
青葉・まどか
躾?
御免だよ。
自分を認めない相手を「躾ける」なんて発想する、品性下劣な存在を認めるなんて有り得ない。
私はお前を認めない。

『破魔焔』発動
焔を四分割。

一つ、放たれた従属の首輪を迎撃して【焼却】。

二つ、躾の快楽触手は【範囲攻撃】で制圧するよ。

三つ、自身の周囲で燃え上がらせて、欲に堕落する媚薬の香を【浄化】する。

四つ、【破魔】の力を宿した焔で炙れば、ご自慢の鏡も台無しだね。

もう一度、言うね。
私はお前を認めない。



 生々しくも魔性(うつしみ)、オマエの本来(らがん)を見定めて奇た。譚々(たんたん)と艶めくして成った真黒い捕縛、その名を心臓に粘(きざ)むならば躾(おすわり)か。御免だよ――斬って捨てた棒に当たる、膨らんだのが望だと知れば『オマエ』は落胆(がっかり)と肩を落とすだろうか。そんな末路は在り得ないと猟兵(らちがい)が傾いた――自分を認めない相手を『躾ける』なんてお莫迦な発想(おもいこみ)、品性下劣(ふざけた)存在を受け入れる物語は破り放(ころ)して終え。私はお前を認めない。オマエは女神(かみさま)を咀嚼しない。鵜と鵺が自殺名所でくるくる踊る。嗚呼、遠くでたくさんの影が『わらって』いるのか。
 四分割の好奇心(ケーキ)を喰うには『胃袋』牛の模倣が不得意なのだ。一つ。飛び交った首輪(わんちゃん)を迎撃して落とせばハンバーグ・ステーキ。二つ。紫を髣髴とさせるうねり化、広範囲の奴等はブルー・ブルーと焼いてやれ。三つ。燃焼(も)えた周囲が気を奪い、この香りは鼻腔に届かない――贈り物が下手糞な私(アナタ)、視認する双眸(め)がないクセに強欲ではないか。
 四つ。炙られた魔性(かがみ)が罅入って、悦楽(うつくし)さ欠けていく。台無しだね、姿見の造り方も造られ方も藻屑なのだ。

 もう一度、言うね。
 私はお前を認めない――凝視(みつめ)た事も焚いて逝け。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ブラミエ・トゥカーズ
異界の鏡よ。貴公は何を映している?

【POW】
トラウマ:
朝日。夕日。トマトスープ大蒜おろし入り。夏の日のホースの水まき。
人にとってはどうでもよいような吸血鬼の弱点全般。

全て本物であれば余とて困った事であったがな。
とはいえ、こうも再現できるのは芸としては面白いぞ。

人は吸血鬼は数多の弱点を持つと信じておる。
ならば、これらが余のトラウマになっても仕様のない話であるな。
人が用意した本物であればな。

人は吸血鬼は恐ろしいものと信じておる、
ならば、余相手ではこうなるのも仕方あるまい。

吸血鬼は姿を変え、他者を惑わし、血を啜る。
そして、吸血鬼はな?
鏡に映らない。

殴り割る。

貴公が映していたの何であったのであろうな。



 文面(ばか)らしくも蝙蝠傘、暈と成った鏡面が『名所』を映している。迷々と蔓延(いき)渡った心傷(トラウマ)曰く、冗談みたいな物語性(ファンタジィ)だ。怪奇(ウィアード)連ねれば感染・汚染、煎じて飲む事も難しいだろうオマエの鋭利さ――異界の鏡よ。貴公は何を映している――病原菌(ハスターリク)の蠢きでも象っているのか、その言辞(かたり)口は災いを元にしている。ぼたぼたと滴り落ちたトマト・スープ、混ざり融けた大蒜(くさいもの)から晴れ視ちる空模様。朝か夕かも曖昧な最中で『ホース』吐き出した水浸し――この戸口から先は赦されていない。この孤独(さみしがりや)の魔眼(みどりまなこ)め。人にとっては如何でも良い、面白さもない聖なるかな――銀色の杭が悔い改めろと輝いて、心臓をつかれた気分に陥った。首(あたま)を落とせ……。
 ああ。しかし。悉くは幻覚(にせもの)なのだ。こうも再現された場合、痛み苦しみを覚えて新しい。芸としては楽しめるだろうか。一発としては効果的だろうか。それで『化け物』『怪物』『オブリビオン』――彼等(ウィルス)が何故に恐ろしいのかは【ほどけて】いるのか。姿を変える。他者を惑わす。血を啜る。

 するすると挙げられた異常性(らちがい)の束、厭々、違う、違うのだと西洋妖怪(しゅじんこう)。夜の住民は何故か退屈そうだった。
 仕様のない話だ。人(きみ)は用意周到ではない。

 吸血鬼は鏡に映らない――アウトサイダーの輪郭は読めたのに、フリークスを忘れていたのか。導々と鏡前、握り締めたのはオマエの脅威・驚異――品が無いのが困りもの、故に彼女等は凄まじかった。
 殴り割った――貴公が『みた』のは何であったのであろうな――硝子(み)に染みたと女神様(じゃあく)の泣き声、魔王は柳と違を得られたのだ。
 ――選ばれた力持ち、無意識に根(きゅう)を這った。

成功 🔵​🔵​🔴​

久瀬・了介
欲望?隠した事など一度もない。
常に言っている。お前達を殺す。復讐だ。それ以外に望む事など何一つあるものか。
【雷霆】による雷を纏う。
心臓の「エンジン」に注ぎ込まれる【呪詛】が高圧電流に変換される。首の「アンプリファイア」で更に【限界突破】され、肉体に収まらない電流がマフラーの様に放電、たなびく。
怨みの雷を纏った自身の姿を鏡で見て、改めて自身の根源を確認する。口癖の様に言っていたせいか、覚悟が薄れていたか。殺すと口にするだけでは破落戸と変わらん。語る前に実行しろ。
【リミッター解除】された肉体を亜光速の雷の速度で敵の目の前に運ぶ。雷の【属性攻撃】。轟音と焼臭で甘い香りと囁きを消し飛ばし敵を焼き払う。



 悪意(ゴースト)と戯れる事が大好きだった貴様等は、何処か反撃に期待していたのか。かたかたと硝子片が頭蓋を真似て数秒間、鴉が光物を掻っ攫うのは当然の結果(おわり)方だろう。欲望――オマエの脳(したい)が動いている電撃(ゆえん)は如何だ。隠した事など一度もない。何度も反芻(くりかえした)殺意が鵺(な)いて泥沼(ぬかそこ)、お前達を殺すと『戦場』が燻っていた――復讐。それ以外の何を望めと・求めろと【女神】は謂うのか。質疑応答(みずかけろん)は今現在(すで)に幕を下ろし、心臓(エンジン)がドクドクとエネルギーを巡らせた。
 呪詛(もんく)が『あ』る故に漲るのだと教えてやれ。。余った漏(もの)が首狩(マフラー)が如くに流れ異で、多靡(たなび)く姿形は局外者(アウトサイド)。改めてオマエの根源を掬え。二度と救えない貌(つら)が浮かんで嗤(み)せるだろう。口癖の様に言っていたせいか、音が薄れて聞こえたのだ。これでは破落戸(かたなし)と変わらない――口移しの殺意はチョコレートではない。

 亜光速(はず)せ――雷(神成り)は枷を置き去りにした。

 甘い香り、足跡(ささやき)が焦げと轟(ね)の彼方側へ。焼き無(う)せた濃い影、来いと患った過去(むかし)はなし。
 貴様(オブリビオン)は殺した。

成功 🔵​🔵​🔴​

カタリナ・エスペランサ
くだらないわね
堕ちる事を決めるのは私。堕とすのも私。
鏡像風情に命じられる謂れは無いわ

《第六感+戦闘知識》で敵の行動を《見切り》
敵UCに対し《早業》で三つ編みの《封印を解く》事により【堕聖の偶像】発動して《先制攻撃+カウンター》ね

存在全てが《精神攻撃+ハッキング+催眠術+誘惑》の幻術として作用するこの化身の権能はそのまま《呪詛耐性・狂気耐性》となり敵の精神干渉を拒絶
自分に酔うような無様を晒す筈がないけれど、“私”を映した貴女はどうかしら
正常な知覚・思考・挙動を奪いUC加速の勢いも乗せ《怪力+鎧砕き》で《蹂躙》しましょう

私は私(未来)の否定を認めない
私は私(希望)の否定を赦さない
――砕け散りなさい



 素直になりなさいと飼い主に言われたとして、犬の舌が膿を出さないとは限らない。堕ちる事を決めるのは何者なのか。堕として終う側は何方なのか。皮と肉の意味すらも知らない『鏡面』が真っ黒い女神(なにものか)を滲ませていく――くだらないわね――鼻つまみの輪郭、その香(うごき)と囁きから貌(にく)を逸らして何秒か。難なくやわらかくほどいた三つ編み、嗚呼、この後には滅殺だけが待っている。偶像(サキュバス)の心臓(こどう)は如何様に感染(うつ)ると謂うのか。単純なはなし、情念(おもい)そのものに敵う筈がない。
 叶える者が双眸(め)を開ければ、飽き飽きとした名所(せかい)が美しく視える。干渉を拒絶しつつも圧し浸けた『あざむき』加減、催眠(ぶらん)とさがった胃酸は何処へと落ちる――自分に酔うような無様を晒す筈がないけれど、私(アナタ)を映した貴女(私)はどうかしら? もっと。もっと。近付いて。呪いの如くに虜(とら)われて、硝子の女はただ望む。逆転劇は見応えが有った。

 そのグロテスクは私(アナタ)のものよ。

 命(エネルギー)と共に激突した神権(こぶし)、真ん中から壊れて崩れろよ透明度(オブリビオン)。私は私(未来)の否定を認めない。私は私(希望)の否定を赦さない――女神モドキの胸中を撲れ。散りなさい。
 超次元に咲(裂)く、真実(こたえ)。

成功 🔵​🔵​🔴​

カイム・クローバー
欲望ってモンはキリがない。アレも欲しい、コレも欲しい。俺は所謂、「出来た人間」って奴には程遠いからよ。手に入るなら欲しくなっちまう。
丁度、今なら喉を潤す冷たい酒が欲しいね。

そんな俺の発言を無視して問われる質問の内容は『力が欲しいか?』だ。
思わず乾いた笑い。甘い香りと囁きは――何てことない。いつもの胸奥から染み出て来る言葉の誘惑と変わらねぇ。
ああ、欲しいね。けど、コイツ(邪神)に与えられる力じゃねぇ。(左胸を親指で叩き)自分で掴み取った俺自身の力だ。

魔剣を顕現し、【怪力】と黒銀の炎の【属性攻撃】を交えたUCで鏡に映った俺自身を叩き割るぜ。
質の悪い鏡で俺を映すのは止めな。折角のイケメンが台無しだぜ



 カートゥーンどもの好き好き、お約束の言動が投身(さよなら)の真逆を取っている。掬い堕した『しあわせ』の欠片が存分な器を求めてさまよい、ああ、膨らんだならば【それ】は欲望だろう。キリのない連鎖だ。アレも欲しいコレも欲しい、欲しい欲しいが重なり積もり『出来た人間』からオマエを突き放していく――程遠い紫と銀だ、手に入るなら欲しくなっちまう――干乾びた解放(しろ)の肉(のど)。丁度、今なら喉(にく)を潤す冷えた酒が欲しいね――視線を投げた先には埒外の貌(かたち)、女神様は開口一番『力が欲しいか?』と微笑して魅せる……話を聞かない存在め。
 魔法(アルハザード)のランプをこすれば『化け物』が現れるに違いない。かわいた笑いに甘い囁きが這入って来る。何てことのない強欲(鏡さん)だ――いつもの胸奥から染み出てくる言葉の誘惑と変わらねぇ。噛み付いた双頭(くちもと)、ああ、欲しいと渇いてくる――ただし。コイツに与えられる悦(ちから)じゃねぇ。

 親指が左胸を打っている。どくどく、どくどく。
 昂れよエネルギー、自分で掴み取れ。
 ――踊るとするか、お前さん。

 質の悪い鏡で俺を映すのは止めな――顕現(かま)えた魔剣(エモノ)が黒銀(ほのお)を纏い、蜜と同時に自身(オマエ)を斬り伏せた。叩き割れた蛹(とうめい)から何が生ずると謂うのか完全性――折角のイケメンが台無しだぜ。
 残滓(かけら)と混ざった終末、喰い散らかせと冠が告げた。

 少なくとも両掌は痺れていない。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『ユァミー』

POW   :    かつてわたしだったひとたち
【自分が成り代わって消滅させた人達】の霊を召喚する。これは【忘れ去られてしまった嘆きの声】や【忘れ去られてしまった嘆きの声】で攻撃する能力を持つ。
SPD   :    あなたたちにはもうあきちゃった
戦闘力のない【自分が成り代わって消滅させた人達の霊】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【鏡を通じて邪神に喰わせる事】によって武器や防具がパワーアップする。
WIZ   :    つぎはあなたになりたいな
対象の攻撃を軽減する【鏡に映した相手の姿】に変身しつつ、【相手の存在を邪神に喰わせ抹消する事】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ミコトメモリ・メイクメモリアです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 女神(さなぎ)と共に『自殺名所(ミラー・ハウス)』、中心からぴきぴきと解けて往った。景色そのものがゆりかごだと言うならば、成程、この脱皮(クライマックス)も納得出来る。ふわりと踊っていた白(ころも)がぺたり、そろそろ飽きたと彼女(だれか)が吐いた。私はアナタ。アナタはいない。つぎは『あなた』の番だと鏡面(アウトサイダー)、二度と現実には戻ってこれない。
 消滅と抹消が『新たな貌』の幕開(はじまり)だった。忘れ去られた人々の嘆きが『おと』と成って超次元の渦を抱いていく――銀河を反(うつ)して眩んだ場合、如何しても元の領域(みため)に還ってしまう。

 祈りは遠く、近いうちに届くのだ。
 かみさまは存在(きみたち)を食みたいと異う。


※※※
第三章、完全なる邪神との戦闘です。
相手は必ず先制攻撃を行ってきます。
対処方法をプレイングに書いてください。
記されていない場合【失敗】になります。
宜しくお願い致します。
ブラミエ・トゥカーズ
【WIZ】
先制対策:
吸血鬼は鏡に映らない。

おお、すまぬな。
タネがばれた化かし合いなど妖として許されぬよな。

【真の姿】
赤い霧を纏う赤死病免疫保持者の中世風村娘

わしなら鏡に映るか?

喰われる。

UCにて、自身に【攻撃が命中した】邪神に赤死病を感染させる。
変身は【姿】であって本質ではないと解釈。

己を喰った邪神の内部から攻撃。

てめぇの抹消と寿命、わしの増殖どちらが早いか比べようか。
なぁ、異界の神様よ。
わしはな、
この星に産まれ、この星に生きるものぞ。
外様の新顔なんぞに、すんなり負けるわきゃねぇだろ。

一見全てを食らわれても
病は目に見えない生物。
表の残る欠片からすぐに増える。

妖怪は滅びない、人の想いがある限り。



 仮面(ペストマスク)曰く、怪奇小説(ウィアード)どもは滅び方を知らない。たとえば内臓を傷付けたとして、其処からブクブクと枝分かれして往くのだ。生き方と逝き方の狭間で反復横跳び、厭々、と溜息を吐いた超次元の渦巻き。そろそろ『あなた』が欲しいと神様(しんじるもの)が微笑んだ――?――化かし合いに殺し合い、遭う『時と場所』が違えれば【みえた】だろうか。しかし『この積み重ね』誰にも設定(ヴァンパイア)を改竄する事は出来ない。おお、すまぬな……真白な肌色(つら)は鏡面に冒涜(うつ)らない。にやにやしていた私が、貴女を無意味に見つめていた。
 ただの村娘は仮面(じょうとうなもの)を持てなかった。だから『真っ先』にぽわぽわするのだろう。赤色(きり)から現れた人間性(おんなのこ)、これならば【映る】かと門を叩いた――ぐじゅぐじゅと愉し気な流行だ、塑の幻想(ファンタジィ)は過去で殺していく――視えた。視えた。何が視えた、てめぇ。
 彼方側の本質(かんぜん)に感染(うつ)れよ赤死病(やまい)、餓えて渇いて眩んで終えと抹消『面』から挑んでいく。なぁ、異界の神様よ。わしはな――この星に生まれ、この星に生きるもの――すんなり負けるわきゃねぇと、外様『鏡(め)』がけて言ってやれ。愈々『全』を喰われたとして、オマエの根源は涌いている。
 不可視の増殖(ふ)える貌(さま)。

 狂乱は永久に彩られ、欠片さえ在れば無尽蔵だ。
 妖怪は滅びない、人の想いがある限り。
 ――ミラー・ハウスが如く、終わりが知れない。

成功 🔵​🔵​🔴​

カタリナ・エスペランサ
随分と低劣な手口ね。完全が聞いて笑わせる
相応の末路を与えるとしましょう

《戦闘知識+第六感》、理論と直感を組み合わせた《見切り》と三次元的な《空中戦》
これは敵の攻撃を躱す為の戦術構築であると同時に活躍でも苦戦でもない拮抗を演じる手段、そして確実に敵の隙を突く為の布石よ
《フェイント・騙し討ち》を織り交ぜた《暗殺》の狙いは敵UCに召喚された犠牲者の霊
《破魔+属性攻撃》の光刃で《薙ぎ払い》敵UCの構造に《ハッキング》、生贄の役から切り離し《浄化》して先制対策とするわ

仕上げは【神狩りし簒奪者】による三重葬

餌になる弱者はもう居ない
餓えの中で死に果てなさい。我欲で他者を食い散らしてきた盗人には似合いの最期よ



 埃のかぶった家具(れんちゅう)は不法投棄(そら)に堕とされて久しく、自我(エネルギー)を孕んだのは神様の仕業に違いない。気分が悪くなったのは凝視(たがい)を知った所為で、出る杭は打たれるのだと『傲慢』が告げた。随分と低劣な紛物(てぐち)ね、完全が聞いて笑わせる――ただ嗤うだけの人型が『たくさんの飽き飽き』を副流煙(は)き出してくる。うせた名前と霊体(にくたい)がめぐり、銀河の中心から絶叫(な)き現れた――相応な末路を与えるとしましょう。あなたたちにはもうあきちゃった。それは此方の台詞だと出迎えてやれ……上下左右、虚(くう)を蹴り進めと『真剣』に定めるのだ。さあ、拮抗を模倣(つく)れ猟兵(らちがい)よ。
 第六感(かんかく)を手繰りつつも鋭く刺した。舞台上の主人公が『ツマラナサ』を満たせば隙生じ、嗚呼、好きだ好きだと取り替えっ仔が騒がしい――接続したアストラル、犠牲者達の怨嗟(おもい)に浄化(ひかり)を中てろ。魔を騙し越を壊し、その支配下から解き放つ――落下する天使はグロテスクだった。

 餌になる弱者はもう居ない。
 お腹が空いたとないている。

 たとえば串刺し刑、罪深い女には相応しい。たとえばアイアン・メイデン、その縛られ方は艶らしい。たとえば火炙りの刑、飽食の奈落に望ましい。三重葬(てのひら)にのせられて奪われた、返して、返して、返して……。
 餓えの中で死に果てなさい。我欲で他者を喰い散らしてきた盗人(もの)には似合いの最期よ――息苦しいと鏡がもがく、肺呼吸も出来ないクセに。

 瞳(かがみ)に誰が這入っている。

成功 🔵​🔵​🔴​

久瀬・了介
先制攻撃を喰らう。
犠牲者達の嘆きに叩きのめされ、切り裂かれる。
オブリビオンは殺さなければならない。【早業】で回避しようとはするが、俺の力の源は憎悪。心臓代わりのエンジンが衝動を雷に変え肉体を動かす。
発電が弱い。憎むべきでない犠牲者の霊相手には力を発揮出来ない。
襤褸雑巾にされながら【激痛耐性】で耐える。

反撃だ。もう一つの心臓として埋め込まれたネクロオーブ「呪珠」が、犠牲者達の魂や【呪詛】を吸収し力に変える。
【戦場の亡霊】発動。実体化しろ。忘れ去られた自分達の魂と怒りを思い出せ。
戦場の亡霊は俺の戦闘能力を模倣する。「怨念武器」だ。魂を刃に変えろ。
復讐だ。報いを与えなければならない。切り刻め。



 宙(ち)を舐る事に陥(な)ったのは『誰の所為でもない』のが原因だった。忘れ去られた魂(エネルギー)どもが悲鳴(こえ)をあげ、オマエの全身(しにく)を切り裂いていく。ずたずたと漏れそうな内臓(もつ)が『オブリビオンを殺せ』と囁いては異るが、しかし心臓(エンジン)が上手く鼓動(うご)かない。ギシギシと音を厭げた骨(ずい)の中、成程、彼等・彼女等はオブリビオンの『犠牲者』だ。発電(おもい)が鈍っている。ぐちゃりと倒れ込んだ貌(ざま)は襤褸雑巾に等しいだろうか。されど『痛くはない』この程度の精神干渉(おまじない)は孕み続けている。
 第三の目玉は有していないが『どくん』第二の心臓が蠢いていく。埋め込まれた呪珠(ネクロオーブ)がマイナスの面(エネルギー)を吸収(たくわえ)て魅せる。犠牲者の群れを迎え入れての矛先転嫁、いいや、元の場所に送るのが正しいのだろう。瀕死(しにてい)のオマエから噴き出した復讐劇、因果応報の意味を『うつして』やれ――怨念武器(やいば)を揃えて突撃だ、罅割れた記憶を返せ。

 実体化した亡霊は、普通の人間だったのだ。

 切り刻め――殺す。オブリビオンは殺す。こうなったのは全部、あの女の所為だ。殺してやる――滅多に刺された『光景』は何処かオマエの脳(しんごう)を思わせた。魂が鋭利に変質(か)わっている。
 かつて『我々』だったものたち。

大成功 🔵​🔵​🔵​

青葉・まどか
飽きた?
笑わせてくれるね。
成り代わったなんて思い違いもいいところ、お前のそれは寄生だよ。
他人に依存するだけの哀れな存在。
可哀想だから、滅ぼしてあげる。

敵の先制攻撃は……召喚して、食べさせて、パワーアップしてからの攻撃。
随分と悠長だね。
一連の行為を【情報収集】しながら、攻撃を【視力】で【見切り】、【逃げ足】で回避するよ。

攻撃を凌いだら、次はこちらの番だね。
『射撃武器・魔改造』でビームキャノンを強化。更に【武器改造】で【破魔・属性攻撃】付与。

先ずは【範囲攻撃】で召喚された霊を攻撃。
これでパワーアップ出来ないね。

再召喚なんてさせないよ。
【早業・スナイパー・部位破壊】でヘッドショットを決めてあげる!



 スワンプマンを問題に出したとして。この堕ち方は如何なのかと脳を傾げる。飽きた。飽き飽きだ。こうも、何度も何度も『喰い散らかした』スルメ、口腔を蹂躙(み)たすとしても物足りない。鏡面のあなたは意味なく失せて、もう記憶(かち)のない不定形だ――笑わせてくれるね。皮と肉を剥ぐ方法ならば幾等でも知っていると人間(らちがい)、その程度の薄っぺらさでは『寄生』というのも莫迦らしいだろう。他人に依存するだけの哀れな存在。哀れと『思われている』事にすら気付けない、吊られておちた女の子……可哀想だから、滅ぼしてあげる。全く長々と語り尽くしたい神様風情(オブリビオン)だ、召喚(よ)んで奉仕(ささ)げて蓄える……。
 老若男女(ジョン・ドゥ)の貌(つら)が現れては融け込んで、きらきらと鏡面が磨かれていく。観客のいない上手での真っ白ドレス、くるくると得物を振り翳しては『避けられる』――如何して当たってくれないの? 次はこちらの番だと【脚本】を叩いてやれ。初めまして、魔改造(ガンスミス)。

 再召喚なんてさせないよ。
 今度はあなたになりたいな。

 意思疎通(答え合わせ)も出来ない幼児(かこ)に、教育を施して魅せろビーム・キャノン。広範囲(ことごとく)に吐き出した魔壊(しょうしつ)の光線。好戦的だった彼等。彼女等もノイズに失せ、そろそろ終いだと松果体(ショウ・タイム)――躱す事も赦されない一撃(キャンディ)、額で硝子片を吸えよ。
 決めてあげる――好奇心(しょくよく)旺盛なニヤケタ面。

成功 🔵​🔵​🔴​

カイム・クローバー
映すだけじゃ飽き足らず、成り代わろうって?アンタ如きが俺に成り代われるとも思えねぇが。
イケメンってのもこう見えて辛いトコあんだぜ?

消滅させた人の霊ってのは【クイックドロウ】と紫雷の【属性攻撃】で銃撃して霧散させる。生憎と『浄化』なんて聖人染みた事は出来ねぇさ。けど、無残に殺されたアンタらの魂は解き放ってやる。――約束するぜ。
狙いは霊を恐らく強化できるだろうヤツの所持する『鏡』。んで、その鏡に潜むクソッタレ(邪神)だ。

一瞬だけ。力を解放(真の姿)するぜ。UCを発動させて鏡を【串刺し】にする。
俺になりたかったんだろ?引き籠りのクソッタレ様に見せてやるよ。
アンタ如きに制御できるモンじゃないってよ。



 好青年(イケメン)を映すだけでは物足りないと、神様がにやにやと見つめてきた。彼女は『俺』に。便利屋(Black Jack)に成り代わろうというのだ。アンタ如きが『人間』の真似事を成せるとは思えない。たとえば事務仕事、オマエよりも【できない】のが見え見えだ、人任せにする才能が『あり』そうな鏡の中の女の子――こう見えて辛いトコあんだぜ? 知った事かと涌き立った犠牲者達の名無し、牙を剥いたのは『あなたと私と』上の存在(もの)――素早く構えた双頭(オルトロス)、ああ、この枷(じょう)はベルト・チョーカーに懸かっている。
 奔れよ紫色、痺れる前に消失(う)せたアストラルが『泣き顔』を脳裡(のこ)して異た。生憎と浄化は出来ないと単独行動(ただのオマエ)、聖人の真似事は出来ないが【仇討ち】の想いは抱けている。無残に殺(く)われ、失くされたアンタらの魂。最後の最後には『解放』を約束されて……後頭部にわずかな笑み。

 狙うべきは鏡面、その彼方側のクソッタレ。
 ばちり・ばちり――刹那に顕現(み)せた終末の體(くろ)。

 引き籠もりの神(クソッタレ)様に見せてやるよ――猟犬が如くに瞬間(は)ぜた紫雷(エネルギー)、何者にも『映』らない贈り物だ。止まる事を忘れた【魔】が至り、串刺しの鏡に果て々ての深淵(かく)――アンタ如きに制御できるモンじゃないってよ。がらがらと中央から砕けていく。
 受け取りな、十八番(ぎんいろ)が舞う。

成功 🔵​🔵​🔴​

シアン・ナアン
私たちもわからぬ私にあなたがなってくれるならそれも一興か

しかし忘れ去られてしまった嘆きか、我(こいつ)はそんな声上げなかったな。今回は上げてみるか

私の姿をしたあなたが邪神に私を喰わせるならば、それは私と何も変わらない。喰わせるといい

まぁ私の死は重要じゃない、その喰われた私は私であり、私ではないのだから
さぁいくらでも湧き出る私と混沌をいくらでも喰らうといい、逆に喰われるかもしれないが……
最後に残るのが私だろうが私だろうが私には関係ない、結果に大差はないさ

そういえば二度目の使用だし私は死ぬかもしれないな

でもまぁさっきも言ったが私の死は重要じゃないんだ



 オマエは誰だと囁いた。
 オマエは誰だと呟いた。
 オマエは誰だと微笑した。
 オマエは誰だオマエは誰だオマエは誰だオマエは――わからぬ。たとえば。私たちでも解せない私になってくれるならばあなた、それも一興かと私ではない私が恍惚する。ぐるりと大目玉焼きをひっくり返して緑色、火を入れ過ぎた事が正解だとは私以外の私だけが知っている現実(こと)か。ころころと転がったシアエガは何処か催眠(あいまい)で、成程、あのチョコレートはひどく触手(うそつき)らしい。しかし忘れ去られてしまった嘆きか、我(こいつ)か我(どいつ)か融解・愉快だが、そんな声はあげなかった。揚げ物に人肉を使うなよ鏡面(わたし)、今回は上げてみるか――挙げた私は喰われる為の調味料(しおこしょう)だろう。それで、私の姿をしたあなたが邪神に私を喰わせるなら、それは私と何が変わるというのか我(そいつ)。喰わせるといい……まぁ私の死は、消失は、さよならは重要じゃない。
 オマエは誰だオマエは誰だオマエは誰だったか私ではないのだから。おいくらかと首を出して、ブラック・ホールに身投げしろよ私。涌き出た混沌(オマエ)が濁流と成り果て、彼方側の私(かみさま)とやらを呑み込んでいく。最後に残るのが私だろうが私だろうが私には関係ない。結果に大差はないさ、そう思うだろう私……? おや、如何したんだ私、そんなにも息の根を止めて……。

 そういえば二度目の使用だし死んでも仕様がないか私。
 でもまぁさっきも言ったが私の死は重要じゃないんだ。
 自由人だね私、死体の私が喋るなと私が言っていたぞ私。

 くらくらした私を置き去りに私は鏡の向こう側の私に挨拶した。それで私はニワトリを捌いてナマの儘貪ったのか食中毒! まぁこの私も如何でも良いから私について来いよ我(こいつ)……ただのオレだけがうつり住んでいた。

 ミラー・ハウスには最初から、君達しか存在(い)なかった。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年03月10日


挿絵イラスト