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『白砂糖の日』のお祭り騒ぎ

#カクリヨファンタズム

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#カクリヨファンタズム


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 カクリヨファンタズム。妖怪たちの住まうこの世界にある妖怪横丁に、一夜にして祭りの会場が出来上がった。誰が言ったか知らないが、曰く、『白砂糖の日』のお祭りの会場だということなのだ。
「ここで意中の相手と飴を食べると両想いになれるんだってさァ!」
「本当かい? でもアイツ、甘い物好きだったっけかなァ」
 妖怪娘たちがかしましく笑いながら駆けていく通りに並ぶ屋台はすべて、綿あめ、飴菓子、イチゴ飴、りんご飴、冷やし飴の飴尽くし。全部食べていったら汗まで甘くなりそうだ。
「ああ、なんか食っても食っても止まらねえよお、この綿あめうますぎんだろ」
「うめえうめえ」
 むくつけきオッサンの妖怪たちも、甘味の魔力に止まらなくなっている。
「甘ーい血がアンネのだーい好物。みんないっぱい食べて甘くなってね」
 屋台通りの終着点にある鳥居の上で足をぶらぶらしている赤い少女。彼女こそがこの祭りの仕掛け人、吸血夢魔姫『アンネローズ』だった。おいしいものを食べて春を迎える祭り自体はこの街ではもともと行われていたのだ。感謝しながらおいしいものを食べて元気になろうという祭りだったのだが、それを甘い物のみをドカ食いする祭りに変性させてしまった諸悪の根源と言ってもいいかもしれない。甘いものはたまにはいいが、ドカ食いはよろしくない。砂糖に憑りつかれた妖怪たちのドカ食いはいつまでも続いていた。

●「カクリヨファンタズムでおかしな祭りが行われているヨ」
 おかしな、お菓子な? と首をひねるのはロバート・ウォン(東方妖怪の猟奇探偵・f30564)だ。
「いつの間にか建造された巨大な『お祭り会場』に、周囲の妖怪達が続々と引き寄せられているようアル。お祭りに引き寄せられた妖怪達は、お祭りから放たれる妖気に操られ、甘いものをドカ食いし続けるという奇妙な行動を繰り返しているようなのアルネ。甘いものを食べるためになりふり構わなくなってるようだカラ、物が壊れたり飛び交ったり、子供がおやつを取り上げられたり大わらわヨ。さらにオブリビオン化してしまった妖怪たちや、この祭りの首謀者とも戦って事態を収束させてきて欲しいネ」
 そう言うと、ロバートは転移の準備を始める。
「もともとは神様のためのお祭りであるカラ、一応礼儀としてひとつふたつ程度は甘いものを口にするといいヨ。神様のご加護を得て戦えるとおもうカラ、ついでに楽しんできチャイナ」


星野ユキヒロ
 星野ユキヒロです。
 カクリヨファンタズム、今回は一応ホワイトデーシナリオのつもりです。恋人や仲良しと一緒に飴を食べる口実といいますか、そのままバトルもしてってください。おひとり様参加ももちろん歓迎です。
 今回は三章構成になります。

●一章
 冒険です。暴れたり、暴食している妖怪をなだめたり止めたりしながら、皆さんも甘いものを楽しんでください。

●二章
 集団戦、『ワンダーバニーさん』たちとの闘いになります。
 オブリビオン化したバニーさんたちを倒してください。

●三章
 ボス戦、『吸血夢魔姫『アンネローズ』』との闘いになります。
 彼女を倒せばこの騒動はおしまいになります。

●プレイングボーナス
『甘い物を食べる』となっております。シナリオ中一度でも食べていれば、持続するボーナスなので、一章で食べていて二章以降も参加する場合でもボーナスのためにまた食べるといったことはしなくて大丈夫です。食べてもかまいません。

 皆様のプレイングをお待ちしております。
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第1章 冒険 『妖怪横丁大騒ぎ』

POW   :    力づくで止める

SPD   :    鮮やかな手際で止める

WIZ   :    口先やふしぎなちからで止める

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「ええいもうザラメごとよこせ!」
「とまらねえとまらねえ」
「うわあん、ぼくの綿あめ!!」
 祭りの会場はもはや無法地帯だ。目の色を変えて砂糖を貪る妖怪たちが大騒ぎをしていた。これをなんとかしなければならないのだ。
クリミネル・ルプス
【治癒の粉で作った?甘味で皆を落ち着かせる】
「甘いモノは皆で仲良く分けて食べなアカンでー!」
荒ぶるむくつけき漢達の頭にモーニングスター状?の金平糖を叩きつけ落ち着かせ(物理)、泣く子供には綺麗な金平糖を配って歩くナメクリミネル。
甘いモノで狂ったのなら、ソレを打ち消しのも甘いモノという謎論法だか、状態異常もきっと良くなるはず。
カクリョの妖怪が『何処からお菓子出してんだ?』の疑問を持ったら腹パンで黙らせる。
「美味しいお菓子には秘密が付き物オロロロロロロロ」
湿った音と共にカラカラと精製されて行く金平糖。
「天然モノで製造者ハッキリした安心安全のクリミネ糖!」
一部の妖怪(マニア)が欲しがるかも。



「甘いモノは皆で仲良く分けて食べなアカンでー!」
 あらぶるむくつけき妖怪たちの頭に、モーニングスター様の金平糖がヒットした。
「いってぇ! はっ、俺は何を!?」
「ほら、ちいこいのたちももう泣かんで。ウチの金平糖わけたろ、な?」
 妖怪たちを物理で目覚めさせ、子供たちに綺麗な金平糖を分けて歩くのはクリミネル・ルプス(人狼のバーバリアン・f02572)だ。
「ねえちゃん、なんだい? あんまり見たことねえ装いだな……ナメクジの妖怪かい?」
 大暴れする客に辟易していた露店の親父がクリミネルに話しかける。
「どうみても生粋の人狼やないの! 何ゆーてんの、もう! ま、おいちゃんも商売あがったりやったろ? 甘いモンには甘いモンをぶつけえ言うし、これでみんな大人しゅうなるやろ」
「しっかし、見たことねえ色の金平糖だな? どうやって作ってんだ? 職業柄気になるっつうか、ほげえ!」
 金平糖の出どころを気にした親父をどついて誤魔化すクリミネル。
「美味しいお菓子には秘密が付き物オロロロロロロロ」
 親父をそっと寝かすと、彼女は物陰で、湿った音と共にカラカラと金平糖を量産するのだった。秘密がバレても、マニアの間では人気が出るかもしれない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ベアトリス・アールエル
ジュテム(f29629)と参加
アドリブ歓迎

混乱した会場で
お菓子を取られたり迷子になって泣いてる子供を見て
怒り全力魔法で高速詠唱

「アールエルエル
アールエル……出ておいで、あたしのドラゴン」

UCで巨大なドラゴンを
至近距離に創造
雄叫びをあげ暴れている
妖怪を全員丸かじりにする勢いで威嚇
恐怖で足止め正気に戻す

静まった所で
腕を組んで説教

「おい……子供がお菓子取られたり迷子になって
泣いてるじゃないか。
お祭りだからって、ちょっとやりすぎじゃないのかい?」

反省した妖怪や
ジュテムと共に
お菓子を子供に与え
一緒に食べ
優しく声かけして慰めたり

迷子になった子の親を探してあげるよ
あたしはリンゴ飴が好物だから貰おうか


ジュテム・ルナール
ベアトリス(f18089)と参加
ベアトリスの事は、アールと呼ぶ
アドリブ歓迎

混沌とした場、子供らの泣き声に憤るアールと共に我も竜言語魔法を多重高速詠唱、UC【幻影刃】で悪さする妖怪達を傷つけぬように斬り裂きつつ、ドラゴニックスフィアを大楯に変化させて子供らを守るべく盾受けを行う

「フッ、アールが本気で怒る前に辞めておくのが吉であるぞ」

場がある程度収まればアールと共に妖怪らを嗜め、反省させてから共に子供達へと菓子を配ろう
もちろん我も一つ頂くが…長く生きている割にこういう文化にはそれほど詳しくないでな、アールと同じりんご飴とやらでも頂こうか

「ふむ、ふむ…なかなか良い甘味であるな」



「やめなやめなやめなーっ!! 大人げない! いつからカクリヨは幼稚園の国になっちまったんだいーっ!!」
 屋台通りに気風のいい女の声が響く。ベアトリス・アールエル(ツーヘッド・ドラゴン・f18089)のよく通る声だった。
「うるせえ! 俺はこの甘味を味わうために生まれてきたんだ! 邪魔するんじゃねえ!!」
「フッ、アールが本気で怒る前に辞めておくのが吉であるぞ」
 なりふり構わないほど混乱している妖怪のあまりにめちゃくちゃな主張に失笑を漏らすのはジュテム・ルナール(魔皇・f29629)。ベアトリスの少し後ろを歩いていた。余計なことだが、飴の屋台の並ぶ通りに魔皇のいでたち、あんまり溶け込めてない。
「……こいつはあたしのとっておきの魔法なんだ。謝るなら、今のうちだよ? アールエルエルアールエル……出ておいで、あたしのドラゴン」
 大人の妖怪たちがまったくいうことを聞かないのでとうとうベアトリスが実力行使に出た。恐ろしく巨大なドラゴンが祭りの広場に召喚される。
「やれやれ、口で言っても聞かないとは、難儀なものよ。微塵に斬り裂け、ファンタズム・ブレイド!」
 ジュテムはドラゴンに構わず喧嘩を続けている大人の妖怪たちを傷つけない範囲で幻影の刃で切り裂きつつ、ドラゴニックスフィアを大楯に変化させてドラゴンに気付いて逃げ惑う大人から子供らを守るべく盾受けを行う。
「せーいーれーつ! 正座!! おい……子供がお菓子取られたり迷子になって泣いてるじゃないか。お祭りだからって、ちょっとやりすぎじゃないのかい?」
 衝撃で大人しくなった妖怪たちを二人でひとところに集め、ベアトリスの説教がはじまった。
「俺らはなんであんなに必死で飴を食ってたんだ……」
「食い始めたらとまんなくなっちまったんだよ……」
「何事も過ぎたるは及ばざるが如しと言うのだ。子供の菓子を奪うほど我を失ってどうする。愚かな……」
 ジュテムとベアトリスはこんこんと大人たちを説教すると、泣いている子供たちをなだめ、迷子になった子供の親を探すなどしてその場を収めた。
「お二人さん、助かったよ。何言っても止まらなくて俺らも困ってたんだ。うちの商品くらいだけど、よかったらひとつ持ってってくれや」
 屋台の親父が二人に感謝の意を示した。
「いいのかい? うーんと、あたしはリンゴ飴が好物だから貰おうか」
「もちろん我も一つ頂くが……長く生きている割にこういう文化にはそれほど詳しくないでな、アールと同じりんご飴とやらでも頂こうか。ふむ、ふむ……なかなか良い甘味であるな」
「一緒に食べるとおいしいねぇ」
 ぽりぽりと齧った飴は甘くすっぱく、まるで反応の読めない恋人のような味だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『ワンダーバニーさん』

POW   :    バニーさんの誘惑
「【自分の魅力を思い知らせてやる】」という誓いを立てる事で、真の姿に変身する。誓いが正義であるほど、真の姿は更に強化される。
SPD   :    バニーさん三変化
戦闘力が増加する【魅惑のバトルバニーさん】、飛翔力が増加する【蠱惑のルナバニーさん】、驚かせ力が増加する【いたずらバニーさん】のいずれかに変身する。
WIZ   :    バニーさんのハニートラップ
攻撃が命中した対象に【魔術刻印】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【結界術で魅力を際立たせたハニートラップ】による追加攻撃を与え続ける。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 何人が気が付いていただろうか。はちみつ色の髪の毛からウサギの耳を生やした、はちみつの香りのバニーが祭りの喧噪のそこここに混じっていることに。
「邪魔をされてる」
「邪魔をされてる?」
「甘く見ないで欲しいね」
「甘い罠にかけてやろうよ」
「うふふ」
「うふふふ」
クリミネル・ルプス
スンスンと『匂い』を嗅ぐと鼻腔に遺るのは妙に甘い香り。
砂糖とは異なる蜜の香りを眼前のバニーと対峙する。
「さて、お祭り騒ぎの原因はウサギちゃん達なんか?」
警戒しつつ、攻撃を受け流しながらのらりくらりとバニーに『触れ』る。
【膨張せし小針】をバニー達の魅力的な出たとことか、引っ込んだトコに設置(魅了された振りをする)し、バニー達が油断したら発動。
その後は自らの拳に【膨張せし小針】を装着?しながら殴る外道スタイル。
泣いても喚いても許しを乞うても、やめない。



 スンスンと『匂い』を嗅ぐと鼻腔に遺るのは妙に甘い香り。甘味を配って事態を収束させたクリミネルは匂いをたどって歩き出すと、ほどなくカクリヨの景色になじまないバニーさんを見つけ、追いかけた。不思議の国のアリスのようだ。
「さて、お祭り騒ぎの原因はウサギちゃん達なんか?」
『おねえさんは獣の香り。狼? ナメクジ? 変だねえ。でももう罠から逃げられないから』
 怪しい。クリミネルの野生の勘がそう告げていた。攻撃を受けてはいけないかもしれない。眼前のウサギは不思議な魅力を発しており、油断すると魅了されてしまいそうだった。ならば、魅了されたふりをするのも一つの手。
『うふふ、えいっ。あっ、そんなとこ触ったらだめだよ、おねえさん、獣だねぇ』
 バニーさんの攻撃をのらりくらりと避けながら、バニーさんの体の凹凸にふわりふわりとタッチするクリミネル。その手には、膨張せし小針が仕込んであり、的確に設置されていっていた。バニーさんはクリミネルが魅了を受けて自分の身体を触っているのだと勘違いしていた。今だ。
「内側から壊そうか?!」
『あっ!? きゃあぁああんっ!!!』
 発動した小針の刺激に、たまらず悲鳴を上げて痙攣するバニーさんを、クリミネルはさらに追加の小針を拳に装着したままタコ殴りにした。
「泣いても喚いても許しを請うてもやめへんで!!」
 圧倒的な力にあえなく敗北するバニーさんだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ベアトリス・アールエル
引き続き相棒であり恋人のジュテムと参加

あえてバニーの誘惑に乗り
攻撃やエッチなスキンシップを丈夫な体で
受け入れ挑発
至近距離になった所で瞳を妖しく光らせ
ニヤリと笑いUC発動

髪の毛を【ヘビ】に変異させメドゥーサ状態に変化

ヘビの特性と狭い隙間に入り込む能力を得て
敵の口や耳の穴に秘部など
穴という穴に入り込み
カウンターで絡めとり
更に手で胸を鷲掴みにして
愛撫による快感と巻き付き攻撃による
束縛圧殺攻撃で
ジュテムが行動できるよう
時間稼ぎし戦意を削ぐ

「フフッ、残念だったねえ。あたしは男じゃないと感じないし、女には容赦ないんだよ」

ジュテムが敵の女に触れると
焼きもちを焼くよ


ジュテム・ルナール
ベアトリス(f18089)と参加
ベアトリスの事は、アールと呼ぶ
アドリブ歓迎

「ほぅ、なかなか魅力的な子兎ではないか…アールの前だというのに股座がいきり勃つぞ」
こういう悪い娘達にはお仕置きせんとな
多重高速詠唱を用いて数多の火球を生み出し牽制して敵を薙ぎ払いつつ、隙を見せた個体を【ドラゴニアン・チェイン】で一撃し力づくで引き寄せる
「たっぷり味わってやろう…アールが嫉妬で更に燃え上がるほどにな」
引き寄せたバニーさんは我の槍でたっぷりと貫いて可愛がり、捕食
そうして戦闘不能にしつつ恋人アールの嫉妬心に火をつけて更に力を引き出していくとしよう
「ふぅ…なかなか良い具合だ、つい可愛がり過ぎてしまうな?
ククク…」



 ジュテムとベアトリスの二人は複数のバニーさんたちと対峙していた。
「ほぅ、なかなか魅力的な子兎ではないか……アールの前だというのに股座がいきり勃つぞ。こういう悪い娘達にはお仕置きせんとな」
「んっ、もう……あたしが妬くのわかってて言ってるだろ。にくい人だよまったく」
 ばちばちと愛のアイコンタクトを取ると二人は行動を開始した。
『バニーさんたちの魅力を思い知らせてやる』
 バニーさんたちは煽情的な肉体にふくれあがり、戦いを開始する。多重高速詠唱で数多の火球を生み出し牽制して敵を薙ぎ払うジュテムを尻目に、ベアトリスはあえてバニーの誘惑に乗る。複数のバニーさんの攻撃や、行き過ぎのスキンシップを丈夫な肉体で受ける。
「フフッ、残念だったねえ。あたしは男じゃないと感じないし、女には容赦ないんだよ」
 ジュテムはドラゴンチェインで、ベアトリスは蛇に変異させた髪の毛で、隙を見せたバニーさんを引き寄せた!
「たっぷり味わってやろう……アールが嫉妬で更に燃え上がるほどにな」
『ば、ばにぃぃん!!!!!』
「あっ、むうぅ……仕方ないとはいえ、本当に妬けるよっ、あれをさせるためにあんたちを差し出さなきゃいけないなんてねっ!」
 ヘビの特性と狭い隙間に入り込む能力を得て敵の穴という穴に入り込み、カウンターで絡めとり、更に手で肉体のふくらみを鷲掴みにして愛撫による快感と巻き付き攻撃による束縛圧殺攻撃でジュテムが行動できるよう時間稼ぎをし、戦意を削ぐベアトリスの傍ら、抱き寄せたバニーさんを激しく貫くジュテム。戦闘不能になるまでたっぷりと可愛がり、捕食、そして次の個体をまた引き寄せ、捕食を繰り返す。
「ふぅ……なかなか良い具合だ、つい可愛がり過ぎてしまうな? ククク……」
「ジュテム、いいのかい? 嫉妬に狂った日の夜のあたしは、凄いよ?」
「それはっ、フッ、楽しみだっ!!」
 二人の愛の炎に焼かれたバニーさんたちが、死屍累々と散らばり、痙攣していた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ベッジ・トラッシュ(サポート)
◆戦闘時
戦うのは怖い!
なのでボス戦ではだいたい逃げ回っている。
(味方の手助けになる行動や、囮になるなどの功績を得ることはあるがだいたい無意識)
「こ、ここ…怖いのではないゾ!ベッジさんは様子をうかがってイタのだ!!」

手の届かない相手にはパチンコで苦し紛れに絵の具弾を飛ばすこともある。

◆冒険時
基本的に好奇心が強く、巻き込まれ体質。

敵味方関係なく、言われたことには素直に従う。
怪しいような気がしても多少なら気にしない。
後先考えずに近づいて痛い目を見るタイプ。

◆他
口癖「ぎゃぴー?!」
お気に入りの帽子は絶対にとらない。
食べ物は目を離した隙に消えている系。
(口は存在しない)
性能に問題はないが濡れるのは嫌い。


禍沼・黒絵(サポート)
『クロエと遊んでくれる?』
 人間の人形遣い×ビーストマスター、11歳の女の子です。
 普段の口調は「無感情(自分の愛称、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」、独り言は「ちょっと病んでる(自分の愛称、アナタ、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

一人称はクロエ、人からクロエと呼ばれると喜ぶ。
ちょっと暗い感じの無表情なキャラ
武器は装備している物を自由に使って構いません。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


十字路・冬月(サポート)
 「どんなダンスが好き?あたしは何でもどんとこいさ!」
 隙あらば踊ろうとします。一人でも勝手に踊っていますが、できれば他の人とも踊りたい。

 心の声は保護者的存在(多分男性)の、いわゆるイマジナリーフレンドです。
 難しいことを考えることは苦手ですが、心の中で会話することで解決策を見出すことがあります。

 物欲はありませんが食欲はあります。料理はできません。
 子供も大好き。

 でも戦闘は苦手。負傷者の救出とか、皆との連絡役とかやりたい。
 それでも心のオカンに励まされつつ、誰かを守るために逃げはしません。
 
 他はお任せします。アドリブ歓迎!


琶咲・真琴(サポート)
灼滅者の両親を持つ7歳の男の娘
母親に憧れて女装している
膝上15cmのスカートは正義


普段の一人称はボク
二人称はあなた、呼び捨て
口調は敬語が基本

大切な人とや本音で話す時は素に戻り
一人称がオレになったり男口調になる

familia pupa(2体の男女の片翼人形)をお祖父ちゃん、お祖母ちゃんと呼び
いつも連れ歩いている(目立つ場合は肩掛け鞄の中にいる

戦闘
指定したUCを状況に合わせて使う





例え依頼の成功の為でも、迷惑行為はせず、公序良俗に反する行動はしない

アドリブ・連携大歓迎



「ぷはあ! 踊りの後のおいしい飲み物、最高!」
 十字路・冬月(人間のスカイダンサー・f24135)がその土地土着の白砂糖を奉納する踊りを踊り終わって櫓から降り、振舞われた冷やし飴を飲んでいると、飴を手にしたベッジ・トラッシュ(深淵を覗く瞳・f18666)が駆け込んできて冬月の後ろに隠れた。
「こ、ここ……怖いのではないゾ! ベッジさんは様子をうかがってイルのだ!!」
 気が付くと、複数のバニーさんがじりじりと距離を縮めてきている。
「踊りに誘われて来たのかな? あなたたち、どんなダンスが好き? あたしは何でもどんとこいさ!」
 戦闘は苦手な冬月だが、自分を頼って逃げ込んできた者がいる以上逃げるわけにもいかない。心の声に励まされながら、敵に対峙した。
「多勢に無勢とは感心できないです」
「クロエとも遊んでくれる?」
 近づくバニーさんたちの背後から幼い声がかけられる。
 琶咲・真琴(1つの真実に惑う継承者・f08611)と禍沼・黒絵(災禍の輩・f19241)だった。白と黒との人形のような二人もまた、飴を手にしていた。
 ふたりとふたりでバニーさんたちを挟み撃ちするような形になり、戦いが始まる。冬月とベッジはあまり攻撃が得意でない。だから、加勢はとてもありがたかった。
『刻印を刻んであげるっ!』
「ええいっ!」
「ぎゃぴーっ!!?」
 四人に向かって一斉に向かってきたバニーさんのひとりを指さし、天からの光でダメージを与える冬月と、防御した攻撃を顔の画面に映し、逆に跳ね返すベッジ。
「遊んでくれるなら、お名前も呼んでね……?」
「この白炎は、幻を見せるだけじゃないっ!―――神羅畏楼・白銀蜃焔」
 脱力状態で攻撃を受けそれを無効化し、からくり人形から排出する黒絵と、おびただしい数の畏れを発する白焔の炎を放つ真琴。
 どうやらこの戦いは真琴をみんなで援護するのが賢いようだ。
『ばにぃいいいい!!!』
 白い炎に追いかけられちりぢりになるバニーさんたち。魔術刻印を跳ね返されたバニーさんは尻を高く上げて倒れ伏し、ビクビクと痙攣している。炎から逃げ切ったバニーさんに踊りながら指差し天の光を浴びせる冬月を見ていたカクリヨの妖怪たちはこの戦いを何かのパフォーマンスだと思ったようで、いいぞねーちゃん!! やんややんやと盛り上がり、まさにお祭り騒ぎに火が付いた状態になった。
「ぎゃぴーっ! ぎゃぴーっ!!」
 冬月に張り付いたまま、バニーさんたちに絵の具弾を飛ばすベッジ。地面が色とりどりに彩られ、なんだかとても様子がいい。
「お祖父ちゃん、お祖母ちゃん、ボクと戦って!!」
 真琴の呼び声に応え、肩掛けカバンに収まっていた片翼の対人形がふわりと浮き上がりバニーさん目掛けてビームを発射。チュンチュンと放たれるビームに足元を爆破され転ぶバニーさんたちは絵の具と泥でドロドロに汚れた。
『ばばにぃいいいい!!!』
「アナタのお人形……とても素敵。クロエも、頑張らなきゃ、かも」
 戦う人形を見て、黒絵の物憂げな瞳がこころなしか微かに輝いたように見えた。クロエは、妖怪たちに当たりそうな流れ弾を片っ端から受け、すべてからくり人形で無効化して排出し続けた。身を挺してでも、妖怪たちを脅威から守るのだ。
 四人の猟兵とバニーさんとのデッドヒートは真っ直ぐの屋台通りの端から端までをカラフルに彩りながら駆け抜けていく。両側では屋台の妖怪と祭りの客がわいわいと彼らを応援していた。戦いの喧噪は大きな鳥居に向かって移動していく。
『まずい、このままだとあの人のとこまで行ってしまう』
『でも、もう戦う以外にできることがないよ!』
 かなり数の少なくなったバニーさんたちはやけくそで猟兵たちに攻撃を仕掛ける。だが、やけくそはやけくそ以上の物にはなりえず、バニーさんたちは次々と倒されていった。
「なんか、これおかしくねえか?」
「ああ、もしかして、なんかの余興とかそういうんじゃないのかもしんねえな」
 妖怪たちは自分たちが猟兵たちによって守られたのだと今初めて気が付いた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『吸血夢魔姫『アンネローズ』』

POW   :    アンネのお願い
【可愛らしいポーズからの「お願い」】を披露した指定の全対象に【この子の言う事を何でも聞きたいと言う】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
SPD   :    変幻自在どろんチェンジ
【吸血夢魔姫『アンネローズ』の姿】【狼の群れ】【吸血蝙蝠の群れ】【魔性の霧】【これらに自在に変身する事】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
WIZ   :    紅薔薇の嵐
自身の装備武器を無数の【真紅の薔薇】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアルル・アークライトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「やだ……お祭りの道、汚くなった……」
 少女がつぶやくと、鳥居の上から赤いバラの花びらがひらひらと零れ落ちた。
 吸血夢魔姫『アンネローズ』。
 戦いの終着点に待っているのは、小さく可憐な暴君だった。
ベアトリス・アールエル
ジュテム(f29629)と参加
アドリブ歓迎

翼による飛行とUCによるジュテムの元へ瞬時に移動できる機動力アップ能力を駆使してフェイントを交えながら
縦横無尽に種族的に得意な空中戦で勝負する

霧、蝙蝠時は
羽ばたきによる竜巻で体勢を崩しジュテムが攻撃できるようサポートし時間稼ぎ

狼時は2丁拳銃で乱れ撃ち

人型になったら怪力の
引っかきや尻尾による肉弾戦でジュテムと連携プレイして仕留める

ジュテムがピンチの時は
かばい鼓舞

あたしは身体は丈夫だけど状態異常に弱いから
食らったら弱るだろうね

「フフッ、空中戦でドラゴニアンと戦うなんて、
相手が悪かったね」

強敵だった
他の状況なら
危なかったよ


ジュテム・ルナール
ベアトリス(f18089)と参加
ベアトリスの事は、アールと呼ぶ
アドリブ歓迎

「諸悪の根源、企みの元凶…なるほど確かに強かで可愛らしい、願いを叶えてやりたくなる庇護欲とその身体を味わう劣情に身を焦がしたくはなる」
多重高速詠唱にて溜めた魔力を解放、全力の【竜言語魔法《絶炎滅》】を放つ
「だが残念ながらこれ以上の摘み食いは我の恋人がカンカンになるでな、目の毒となるそなたには…消えてもらう。
さらばだ、アンネローズ…願わくば過ぎた欲望と願いだけが消炭とならんことを」
全てを燃やし尽くす炎の雨で薙ぎ払う

我の一撃が決まれば後は恋人と甘いキスをして…今夜はこの火照りと嫉妬の炎さえ抱き締めて熱く交わるのみよ



「諸悪の根源、企みの元凶……なるほど確かに強かで可愛らしい、願いを叶えてやりたくなる庇護欲とその身体を味わう劣情に身を焦がしたくはなる」
 鳥居の上に咲いた一輪の赤い薔薇の花を見上げ、ジュテムは賞賛のつぶやきを漏らした。
『あら、あなたたち、竜ね? アンネ、竜の血はまだ飲んだことないの。甘いお砂糖であまーくなったか、アンネに教えてくれる?』
「是非とも教えてやりたいところだが、これ以上の摘み食いは我の恋人がカンカンになるでな、目の毒となるそなたには……消えてもらう」
 コケティッシュなアンネの懇願は複数の欲の根をずくりと擽る魔力を持つものであったが、先ほどの戦いでベアトリスの嫉妬をこれでもかと買っているため、耐えきる。夜色の翼をばさりと広げ、鳥居の上の薔薇に飛び迫るジュテム。
「あたしが嫉妬してんの知っててわざわざそういうこと口に出して言うんだからね! 好きさ、ジュテム。今叱りに行くから待ってるんだよ」
 ジュテムを追いかけるようにベアトリスも魔法で光輝く翼を広げ浮遊し、恋人への想いと共に鳥居の上にテレポートした。
 追突する前に霧となり散るアンネ。霧から蝙蝠の群れに変わり、詠唱するジュテムを襲おうとするが、ベアトリスが羽ばたきによる竜巻を起こし行かせまいとした。
『あんまり嫉妬深いと愛想つかされちゃうかもよ?』
 体重の軽い蝙蝠では竜巻に巻き込まれるので、狼へと姿を変えたアンネ。
「おあいにく様! 嫉妬深さは織り込み済みで愛されてんだよ!」
 二丁拳銃で狼を狙うベアトリスは、鳥居の上で銃撃のダンスを踊る。
「フフッ、空中戦でドラゴニアンと戦うなんて、相手が悪かったね」
「そうとも、我のアールは本当にいい女だ。さらばだ、アンネローズ……願わくば過ぎた欲望と願いだけが消炭とならんことを。アニヒレーション!」
『きゃあ!!』
 ベアトリスの攻撃で空中に放り出された赤い少女をさらに赤い炎の雨が嘗め尽くす。
「ジュテム!」
「アール!」
 飛び降りてきたベアトリスを抱き留め、深く口づけるジュテム。
「……今夜はこの火照りと嫉妬の炎さえ抱き締めて熱く交わるのみよ」
「フフフ、朝まで満足させてくれなきゃ許さないよ」
 ごうごうと燃える炎の中で、猛る二匹の竜は唇から戦いの熱を奪い合った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

クリミネル・ルプス
『妬けるなぁ…?!』
番(つがい)のドラゴニアンと可愛い暴君の舞闘(ダンス)を眺めていた栗オ……もとい人狼クリミネルは被り物を脱いでいた。
血痕式(誤字にあらず)を挙げた連れ合いがこの場に居ない事に少しの寂しさを覚えたがすぐに眼前の暴君を狙う獣の眼をする。
【基本方針】
UCで本体といえる場所を嗅ぎ取り【怪力】【グラップル】で掴み格闘に持ち込むスタイル。
攻撃に対しては【激痛耐性】や毒を用いて来たら【毒耐性】で耐える脳筋スタイル。

「可愛い暴君やね。でも、旦那の方が好きやねん!」



「妬けるなぁ……?!」
 上空を彩る番(つがい)のドラゴニアンと可愛い暴君の舞闘(ダンス)を眺めていた栗オ……もとい人狼クリミネルは被り物を脱いでいた。かつて血痕式を挙げた連れ合いがこの場にいないことを寂しく思う。二人で祭りの道を歩いたらそれは楽しかっただろう。しかし、すぐに眼前の暴君を狙う獣の眼に変わった。
『まあ、大きな狼』
 クリミネルに気が付いた暴君はその身を霧に変え、まやかしを仕掛ける。
「匂うで……アンタの……動きが!」
 クリミネルは敵の本体を嗅ぎ分け、その攻撃を予想し、立ち回る。そしてまやかしが効かないと、相手と同じ狼の群れに変わったアンネに組み付き、ちぎっては投げちぎっては投げの格闘に持ち込んだ。激痛や毒には耐性がある。暴君アンネは次々と姿を変え、攻撃してくる。それらすべてを耐えきり、反撃する脳筋スタイルでさばき続けるクリミネル。
『くっ、きりがない……』
「可愛い暴君やね。でも、旦那の方が好きやねん!」
 どう変わっても効率が悪いと、最終的には元の少女の格好になったアンネの襟をひっぱり、クリミネルは宙に放り投げた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

遠吠・狛(サポート)
明るくマイペース系のもののけ女子だよ。野生の狛犬。
直情系に見えがちだけど、臨機応変に柔軟に事に当たったりするんだよ。シンプルに物事を捉えるタイプ。楽しいことは大好き。シリアスも対応。
スキルと指定したユーベルコード は使えそうな時はどれでも遠慮なく使う方針。
行動規範は、人の役に立ちたい、助けになりたいが根底にあるよ。
戦闘は野生の勘やすばやい動きで相手を撹乱しつつ、ガツンと行くタイプだねえ。あえて敵の中に突っ込んで全体攻撃なんかもしちゃうよ。味方のためにサポートに徹するのも好き。
お任せのアドリブ歓迎だよ。


真城・美衣子(サポート)
☆サポート&おまかせ専門
何を考えているかよくわからない猫っぽい少女

喋るペンダント『マキさん』

・UDCアース人や猟兵としての一般常識はある
・鋭い感覚、高い運動能力、強靭な肉体で頑張る
・ぼんやりしているけど動きは早い
・無表情で説明もないまま行動するので、奇行に見える事も多いが、本人は一生懸命

・マキさんは主に解説・交渉などの会話を担当
・PLが直接操作しない方針なので挙動はご自由に!

☆セリフ例
「にゃ」
『みーこさんは「こんにちは」と言っています』

「……すんすん」
『みーこさんはニオイを確認しているようです』

『お時間よろしいでしょうか、事件についてお話を……』
「にゃ」
『みーこさん、今は喋らないでください』


迅雷・電子(サポート)
 人間のバーバリアン×力持ち、16歳の女です。父親が相撲取りだったのが切欠で相撲にはまり、夢は女横綱です。
 普段の口調は「男勝り(あたし、あんた、だねぇ、だよ、だよねぇ、なのかい?)」です。普段は女子高生なので制服ですが戦闘になると脱いでイェーガーカードの姿になります。基本相撲の動きで戦います。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


箒星・仄々(サポート)
『(お日様の下で丸くなって微睡んでいる)』
 ケットシーのシンフォニア×マジックナイト、13歳の男です。
 普段の口調は「真面目な猫(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、寝言は「猫である(我輩、キミ、にゃ、にゃん、にゃあ、にょ?)」です。
 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 さきに切られていた戦いの火蓋の予感に走っていた四人(一人と三匹とでも言ったほうが的確だろうか?)は天高く放り投げられた赤い少女を鳥居の向こうに見た。
「神社で一体何やってんの!? 罰当たりだよ! ここの神様、許してくれるかな……」
「こりゃ奉納の相撲をとるしかないかねぇ」
「日向ぼっこに最適そうな境内、あまり踏み荒らさないでいただいて……」
「にゃ」
『みーこさんは「日向ぼっこしたい」と言っています』
 神社探しの最中の遠吠・狛(野生の狛犬・f28522)、相撲が大好きな迅雷・電子(女雷電・f23120)、お日様の下でまったりと日向ぼっこが最高の箒星・仄々(ケットシーのシンフォニア・f07689)、そして飼い猫が混入したことで、いろいろ猫寄りになってしまっている真城・美衣子(まっしろみーこ・f12199)と通訳係、マジカル電子頭脳ペンダントのマキさんはそんなことを言いながら鳥居の立つ境内に駆け込む。
『次々と……猟兵っていうのは一体何人いるのかしら!』
 連続の戦闘に疲弊し始めている暴君アンネが両手を広げると、無数の薔薇の花びらが猟兵たちに襲い掛かる。場数を踏んだ猟兵たちは嫌な予感がして、すんでのところで避けながら、次から次へと舞い来る花びらに注意を向けた。
『にゃ』
『にゃにゃ?』
『にゃおにゃお』
『ふな~』
『にゃん!』
『ごろごろ』
『にゃーご』
『にゃうん』
『みぃ』
『みゅう~』
『……にゃ』
 美衣子が呼びかけるとどこからともなく猫たちがたくさん集まってきて、各々なにやら伝えたいことがあるのか鳴き始める。
「あの薔薇の花びら、あの少女の武器が変化したもののようですよ!」
「にゃ」
『みーこさんは「さわると危ないから避けて」と言っています』
 猫たちの忠告に、仄々はすかさず体をぺろぺろして自らの摩擦抵抗を減らす。他の猟兵もぺろぺろして援護だ。仲間達は突然ぺろぺろされて驚いたり怒ったりしたものの、避けやすさを目の当たりにして気持ちを切り替える。美衣子の号令で猫たちはそれぞれのお昼寝スポットへと散っていった。基本気まぐれなのだ。しかし猫に怪我をさせては寝覚めが悪いので、これでいい。
『ただ花びらで攻撃してるだけじゃないんだから!! これはどう!?』
 アンネは自らを蝙蝠の群れに変え、花びらに隠れてトリッキーに攻撃してきた。赤と黒の小さな飛翔物がチラチラと視界を遮り、眼前を惑わせる。
「ここから少しの間、わたしの独壇場だよ!」
 狛が自身の身体を中心として足下に形成される光の五芒星から、蝙蝠の群れの行動を制限する結界を放出し、その攻撃を無力化する。飛び回っていた薔薇の花びらが地に落ちて、アンネの姿も元の少女に戻った。
『くっ、この攻撃も効かないの……』
「やっと人型になったね! 掴んだよ!」
『えっ、何するの、やめて? ね? アンネがお願いしてるんだよ?』
「いったん土俵に入ったらお願いもなにもないねぇ!!」
 うまくいかない憤りを唇の端から漏らすアンネの腰部分を、戦闘開始に合わせて相撲スタイルになっていた電子がぐっと掴む。掴まれたアンネがあわてて能力を使って懇願するが聞く耳を持たれなかった。
『あっ!!? ああぁぁっ!! きゃああぁっ!!?』
 小柄な少女はいとも簡単に持ち上げられ、豪快に振り回される。
『目、目が回るの~!! やめて~!!』
「やめてほしけりゃ、いい子になるって約束するんだよ!!」
『なる、いい子になるから、やめてぇえええ!!!』
「言ったね! ほんとだよ!! そりゃっ!!」
『ああああああ~……!』
 境内に叩きつけられた吸血夢魔姫『アンネローズ』は、目を回して気絶した。

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「アンネ、お祭りを楽しみにしてただけだったのに~」
 骸魂に飲み込まれオブリビオン化していた少女は、倒されたことにより救出され、今はおとなしくめそめそしていた。
「まあしょうがないよ、悪いのは骸魂だもんね。気が付いてよかったよ」
「神社は神聖な場所だから暴れたらいけないんだよ~」
 電子と狛に慰められて、アンネは落ち着いたようだった。
「騒動が収まってよかったよかった。一緒に日向ぼっこをしましょう……うとうと眠く……にゃあ~」
「にゃ」
『みーこさんは「ぽかぽか気持ちいい」と言っています』
 仄々と美衣子の周りにはさっき忠告してくれた猫が大勢集まって猫団子ができていた。
 騒動が収まったことに気が付いたカクリヨの妖怪たちによって、本来のお祭りが再開され、横丁に再び祭囃子が響くのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年03月15日


挿絵イラスト