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元気の良い強い冒険者を募集中!

#アックス&ウィザーズ #戦後 #猟兵の食欲全開シナリオ #希望の料理・スイーツを作ってくれます。 #思いっ切り食べて下さい

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#戦後
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#思いっ切り食べて下さい


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●元気の良い強い冒険者を募集中!
 冒険者酒場の掲示板にて。
『空飛ぶ魚の集団が暴れて困っているんだ。この酒場も被害に遭いそうなので討伐依頼を出す事になった。戦ってくれる冒険者を募っている。参加希望者は店主まで。お礼は、酒場での飲み放題食べ放題だ。店主:ガロリー』

「うーんとね、ちょっと変わった依頼かもしれないね。『揺れる金麦亭』っていうドワーフの親子と娘さんが経営しているお店なの。そこで冒険者酒場の店主の人が冒険者を雇ってオブリビオン退治を募っているみたいなの。そして、立候補者は酒場の店主の所に行くんだけど、基本的には自己アピールして欲しいみたい。報酬は酒場での飲み放題食べ放題なので金銭は貰え無さそうだけど、飲み放題食べ放題目当ては歓迎みたいだよ。純粋に人の役に立ちたいとか酒場を守りたいとか、そういう人の方が嬉しいと思うけど。でも、店主さんに気に入って貰えれば、何か良い事があるかもしれないよ?」
 フィーナ・ルリス(陽だまり・f04597)は、概要を伝える。
「そもそも、酒場の店主さんが困ってるのは、『エアティック・フィッシュ』っていうオブリビオンの集団なの。町の近くにも暴れているみたいで、町の事も心配しての募集みたいだよ。ただ、冒険者酒場は半分依頼の仲介業をやっている所があるから、報酬を弾むっていうのは難しいから食べ放題とかそういうお礼みたい。みんなも冒険者酒場にお世話になる事もあると思うから、助けてあげて欲しいな」


白鳥美鳥
 白鳥美鳥です。考えたら、冒険者酒場からの依頼って割と少なそうかなあと思いまして、冒険者酒場ならではのシナリオになります。
 まず、第一章では店主のガロリーさんに自己アピールをお願いします。気に入って貰えると後で良い事があるかもしれません。
 続いて、第二章では町の近辺で暴れている『エアティック・フィッシュ』の退治です。何か可愛いですが、町としてはオブリビオンが近所に居る事は脅威なので、討伐をお願いします。
 第三章はガロリーさん主催の酒場での宴会です。飲み放題食べ放題! お酒が飲める方は、名物の『ゴールデンウィート・エール』を味わってみるのも良いかもしれません。なお、三章のみのご参加も歓迎です。ガロリーさんは気前が良いので、無事に倒してくれた冒険者に対して感謝していますが、平和の為に戦ってくれている人達への労いの意味もあるそうです。フィーナもお呼ばれすれば、お伺い致します。大体、何でも出てきますので美味しい物を存分に味わってください。

 リプレイは第一章は割と流動気味になりそうですが、それ以降はある程度のプレイングが纏まってからリプレイの執筆に入ります。念の為、Twitterやマスターページの確認も宜しくお願い致します。

 冒険者酒場の店主の意気込みに応えて頂けると嬉しいです。構えず、素直な気持ちで挑戦してみてください。
 プレイング、お待ちしております。
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第1章 冒険 『【急募!】腕の立つ冒険者!』

POW   :    我こそはと思うものは集え! 真正面から堂々と志願者を募る。

SPD   :    儲かるお話がありまして……。金払いの良さをアピールする。

WIZ   :    色仕掛けや泣き落としで訴えてみる。

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ケイ・エルビス
アドリブ連携歓迎

酒場と店主と娘さんを
愛想良くコミュ力高く褒め得意の射撃と斬撃の腕を見せ自己アピール

「活気があっていい酒場だな店主さん。話は聞かせて貰ったぜ。良かったらオレも雇ってみねえか?
全部終わったらオヤジさんのうまいメシ食わせてくれよな♪」

外で用意した的に向かってブラスターとアサルトライフルによる正確な早撃ちと
乱れ撃ちで
全弾命中させた後
自分の名前のスペルまで
完成させ

死角から放り投げてもらったリンゴをサバイバルナイフで素早く2回切って
見せガロリーと一緒に
食べる

「まあ、これくらいなら
朝メシ前さ。後はオレ達に任せてくれよ」


サフィリア・ラズワルド
POWを選択

私いっぱい食べますし珍しい食べ物とかとっても興味があるんです、お酒は……残念ながらまだ飲めませんけど。

つまりですね、依頼されたその空飛ぶ魚を食べたいんです、正直今回の依頼を受けた理由が一種類のものを色んな料理にしてもらえるかなと思ったからでして、例えば、このアイテムの【竜血酒】で酒蒸しとか……おっと、涎が。

勿論、腕に自信はあります!いざとなったら空中戦だってできます!沢山狩ってきますから沢山作ってください!お願いします!

アドリブ協力歓迎です。



 ドワーフの親子が営む冒険者酒場『揺れる金麦亭』。店主直々の依頼は店主に申し出る……というか、アピールする方向らしい。
「活気があっていい酒場だな、店主さん。話は聞かせて貰ったぜ。良かったらオレも雇ってみねえか?」
 フレンドリーな雰囲気を持つケイ・エルビス(ミッドナイト・ラン・f06706)は、そう明るくドワーフの店主ガロリーに話しかける。
「ほう、志願者の人か。……よし、少し待ってくれ」
 ケイともう一人の志願者、サフィリア・ラズワルド(ドラゴン擬き・f08950)を見て、ガロリーは頷く。それから、一旦、店の事を妻と娘に頼み、彼等を冒険酒場の外へと案内した。
「構わなければ、自己紹介を頼めるかな?」
「勿論だ。オレの自己紹介は……これと一緒にお披露目するよ」
 ケイが用意したのは、ブラスターとアサルトライフル用の的。これを人気のない遠方の一角に取り付けると、再び、ガロリー達の元に戻って来る。
 愛用のブラスターとアサルトライフルを構えると、ケイは早撃ちと乱れ撃ちを混ぜ込みながら華麗に的を撃ち抜いていく。……そして、撃ち抜かれた的には銃撃の穴で描かれた『ケイ・エルビス』の文字。
「ほう、これはこれは……実に見事な物だ」
「ケイさん、凄いですっ!」
 パフォーマンスも実力もしっかりと見せた自己紹介に、ガロリーもサフィリアも感嘆の声を上げる。
「私はサフィリア・ラズワルドです。ケイさんみたいな自己紹介は出来ませんが、腕には自信がありますし、空中戦も出来ます」
 続いてサフィリアも、愛用のドラゴンランスをぐっと力を込めて握りながら自己紹介をし始めたのだが……何故かだんだんと俯き気味になってきた。
「あ、あのですね、私いっぱい食べますし珍しい食べ物とかとっても興味があるんです、お酒は……残念ながらまだ飲めませんけど」
 とつとつと食べ物について語り始めるサフィリア。
「つまりですね、依頼されたその空飛ぶ魚を食べたいんです、正直今回の依頼を受けた理由が一種類のものを色んな料理にしてもらえるかなと思ったからでして、例えば、この【竜血酒】で酒蒸しとか……おっと、涎が」
 物凄く欲望に素直な自己紹介である。ここまで来ると単純に可愛らしい。
 しかし、ここに一つ大きな問題があった。
「オレもオヤジさんの作るうまいメシが食いたいって思ってる。その点に関しては概ね同意だ。だけどな、サフィリア、一つだけ大きな問題があるぜ?」
「……大きな問題、とは?」
 割と真剣な顔のケイにサフィリアは、ごくりと息をのむ。
「退治を頼まれてるその空飛ぶ魚だが……オブリビオンだ。倒したら骸の海に還るから……食えないぜ?」
「え? あ、あああああ!? そ、そうでした!!」
 残念ながら、オブリビオンそのものを食べる事は不可能だ。彼等はそういう存在だから。すっかり忘れていたらしく衝撃を受けているサフィリアに、ガロリーは、わっはっはと大きな声で笑った。
「流石に、空飛ぶ魚を仕入れるのは難しいが、この近辺で採れる虹色に光る美味い魚なら代わりに仕入れられるぞ。他にもこの近くでは有名な牛肉や果物も沢山用意しておこう。その中の一種類のものから色々と作る事も勿論出来る。……それでも構わないかね?」
「も、勿論です! こちらこそ、宜しくお願いします!!」
「良かったな。一緒に頑張ろうぜ?」
「は、はい! 頑張ります!」
 ガロリーの言葉に、サフィリアは目を潤ませる。そんな彼女の肩をケイは軽く叩いた。そして、三人で笑いあったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

泉・星流
オブリビオンに困っている者があれば、駆け付けるのが猟兵の定め
…と、酒場を訪れる

行動
…魔物退治をする冒険者を募っているって聞いたんだけど?
…と、(冒険者として)店主に声をかける

依頼内容を聞いて
食べ放題…っていう報酬としては妥当なところかな…


行動
装備『BSS』を持ち出して、狙撃の腕を披露
条件はなんでもいいです…撃ち抜いてほしいものを言ってください
長距離から店主が指定した物を指定した方法で撃つ(嘘や仕込みがない事の証明)
狙撃の腕を見せる為、純粋な狙撃の腕だけで対象物を撃ち抜こうと、UCは一切使用しません

使用技能
スナイパー・視力・見切り
他・状況次第で使えそうな技能は使ってください


インディゴ・クロワッサン
はぁい!(挙手)僕、お酒大好kげほごほ、平和大好きー!
「まぁ、とりあえず見てー」
とりあえず、自前の無限収納(UC)から取り出した木人形的なやつを置かせて貰ってから、UC:藍薔薇舞踊 (手数重視)で一撃の重さと素早さを両立させたら、Piscesを取り出して【投擲/串刺し/鎧砕き/スナイパー/見切り/ロープワーク/部位破壊/鎧無視攻撃】で、木人形を壊しちゃおっと!
あ、これは私物だから、回収して…
「これで問題ない、かな?」
あ、ちなみに今回の敵と何度も戦った覚えあるから割と任せてねー☆
「…まぁ、竜骨纏ってないし、竜にもならないから問題ないでしょ、たぶん」
お仕事が終わったらいっぱい食べるぞー!飲むぞー!



 ケイやサフィリアの立候補を受けた後、店主ガロリーは二人の冒険者の名乗り出を受けていた。
 一人は、オブリビオンに困っている者があれば、駆け付けるのが猟兵の定め。と、考えている泉・星流(人間のマジックナイト・f11303)。
 もう一人は、「はぁい! 僕、お酒大好……げほごほ、平和大好きー!」と、元気よく挙手したインディゴ・クロワッサン(藍染め三日月・f07157)。
「それでは、自己紹介をお願いしようか」
 ガロリーの言葉に最初に名乗り出たのは、星流。愛用のアサルトライフル『BroomBattleRifle』をガロリーに見せた。
「僕は、泉・星流。狙撃をお見せしたいと思います。条件はなんでもいいです……撃ち抜いてほしいものを言ってください」
「撃ち抜いて欲しい物、か。酒場に集まる冒険者達が狙撃で争っている場所はあるにはあるが……そこはそこだからな。そうなると、家の物になる訳だが……無難なのは薪の遠当てか」
「薪、ですか?」
 思わぬ的だったが、ガロリー曰く、冒険者酒場では大量の薪が毎日必要なのだそうだ。その薪割りの労力も大変だろうが、その辺りは屈強なドワーフである店主だからこそ家族で切り盛りしているのだろう。
「それでは、狙撃と一緒に薪割りのお手伝いをしましょう。この程度の腕は欲しいと思う距離に幾つか木材を置いて頂けませんか?」
 星流の言葉に、ガロリーは腕のある冒険者なら撃ち抜く事が出来るであろう場所に木材を幾つか置く。そして、周囲の安全を確認してから、星流は銃を構えた。
 狙うのは木材の中心。そして、そこから割れる散るであろう木材を薪サイズになる様に範囲を広げながら撃ち抜いていく。次々と撃ち放たれる魔導弾によって木材は丁度いいサイズの薪へと変わった。出来上がった薪の数々にガロリーは感心している。
「実力披露だけでなく、薪割りもして貰えて本当に助かったよ」
「いえ、お役に立てて何よりです」
 星流もにっこりと微笑み返す。銃で薪割りというのは想定していない事ではあったけれど、自らの実力を信じて挑んでみて良かったと思う。この経験は違う所で生かしてみたい。
 続いて、自己紹介に移るのはインディゴ。
「僕はインディゴ・クロワッサン。まぁ、とりあえず見てー」
 インディゴは用意してきた木人形を人気のない遠方に置いてから、自らの力を強化し一対二本で自在に伸びる鎖付きの短剣『Pisces』を構えた。木人形に短剣を投げて頭部を鋭く破壊すると、再び手に戻して次は腕を破壊する。更には胴、足と、短剣による投擲攻撃で木人形は粉々で無残な物に変わり果てていった。
「これで問題ない、かな? あ、木人形は私物だから、ちゃんと回収するね」
「ああ、お二人共、見事な物だ」
「ちなみに『エアティック・フィッシュ』とは何度も戦った覚えあるから割と任せてねー☆」
 木人形の回収を終えて、へらりと笑うインディゴにガロリーは釘を刺す。
「同じ個体であるとはいつも限らない。同じ戦法が必ずしも通用するとは限らない。これは冒険者の心得だ」
 そう、冒険者の心得。少しの油断は大きな危険を生む。これは猟兵でも同じ事。
 厳しくそう言ったガロリーだが、直ぐににっこりと笑った。
「まあ、お二人の実力ならまず問題ないだろうがな。報酬の飲み放題食べ放題、希望があればスイーツも作るから今から考えておくと良い」
「……!?」
「スイーツ!?」
 流石、冒険者酒場の店主。冒険者の好みは把握済みらしい。星流はとんでもない甘党だし、インディゴは大のスイーツ好きだ。
 目の前の敵は当然として、報酬の方も色々と考えないといけなくなった星流とインディゴなのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『エアティック・フィッシュ』

POW   :    キュウ!
【憎悪】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。
SPD   :    キュルルー!!
【瞳を黒くする】事で【緊急撃退モード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    キュゥーン
【尻尾】から【竜巻】を放ち、【風圧】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ケイ・エルビス
「魚タイプの敵なら
魚の習性が利用できるかもしれねえな……
試してみるか」

(側線は魚が水流の変化を感じとる感覚器官)

宇宙バイクに跨がって
UC発動
機動力アップして操縦
一気に急上昇
空中戦で勝負だぜ

空を縦横無尽にフェイント交えて飛び回り
気流の流れをつくり
側線を刺激して挑発

敵をおびき寄せながら
仲間が行動しやすいよう
時間稼ぎ
敵が固まった方が
倒しやすいしな

アサルトライフルとブラスターでクイックドロウ
乱れ撃ち
アクロバティックな
射撃も任せてくれよ

ピンチの仲間がいたら
援護射撃やかばう
一時的にバイクに乗せる等でサポートし鼓舞

事後勝利を喜び
ガッツポーズ

「イヤッホー!
どんなもんだい!」


サフィリア・ラズワルド
POWを選択

私は考えました、消えてしまうなら消える前に食べればいいのではと。

【白銀竜の解放】で四つ足の飛竜になり敵に噛みつきます。

いいんです、倒した瞬間に消えるとしてもちょっとくらい味わえればそれでいいんです、このあと美味しい料理が待ってることですし。
いいんです、味が気になっただけなので食べられなくても別にいいんです。

いいって言ってるじゃないですか!……独り言ですお気になさらず。

アドリブ協力歓迎です。



 言われて出かけて行った場所には、確かに空を飛ぶ魚がいた。数もそれなりに多い。でも、鳴き声が「キュウ! キュルル!」とか言っているのは、少し可愛いかもしれない。
「魚タイプの敵なら魚の習性が利用できるかもしれねえな……試してみるか」
 魚の側線は、水流の変化を感じとる感覚器官との事なので、それを利用しようとケイ・エルビスは考える。
 愛用の宇宙バイクに跨り、機動性を高めると空へと一気に上昇した。狙いは、側線を刺激し挑発し、敵を上手くおびき寄せつつ、動きを掌握し、こちらが有利になる様に纏めていく事だ。空を飛ぶエアティック・フィッシュの傍を宇宙バイクでフェイントも交えつつ爽快に飛ばしていく。
(「ある程度、敵を固めておくと、あの子にも有利だろうしな」)
 そう、下ではサフィリア・ラズワルドが待機しているのだ。彼女は言っていた。『私は考えました、消えてしまうなら消える前に食べればいいのではと』、と。どうしても、どうしても食べてみたいらしいのだ。
「サフィリア! そろそろ出番だぜ!」
「はい! 有難うございます、ケイさん!」
 ケイの言葉に、サフィリアは自らの竜の力の覚醒により、四つ足の飛竜へと変身してエアティック・フィッシュに向かって舞い上がる。
「おっと」
 彼女の力の強さに呼応するのか、エアティック・フィッシュも巨大化してきたので、ケイもバイクを操りながら上手く対応する。どうやらバ広範囲をバイクを駆りつつカバーする事になりそうだ。
「一口……一口で良いから齧らせて!」
 エアティック・フィッシュも巨大だが、サフィリアも巨大。それなので、割と一発で彼女に噛みつかれるエアティック・フィッシュ。リアルに竜の魚狩りという感じだ。
『いいんです、倒した瞬間に消えるとしてもちょっとくらい味わえればそれでいいんです。いいんです、味が気になっただけなので食べられなくても別にいいんです』とも、サフィリアは言っていたが……。
「……味、分からなかった……! 次、次こそは……!」
 噛みついた瞬間にエアティック・フィッシュが消えるので、どうやら味は分からないらしい。だが、果敢にも次へ次へと挑戦している。
(「無事に、味が分かると良いな……」)
 エアティック・フィッシュ全体の動きをバイクを駆使して管理、監視しつつ、ケイはサフィリアの狩りの成功を祈るばかりだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

泉・星流
体の大きくなったエアティック・フィッシュを見て
…でかければ良いってもんじゃないよね…

UCを発動…柄の先端が鋭く尖った『刺突属性』を付与
エアティック・フィッシュの集団を取り囲むように創造した箒を飛ばし、その範囲の輪(籠)を徐々に狭めていき、範囲の輪が狭くなればなるほど、箒の先端に抉られたり刺し貫かれたりするはず
憎悪の感情に比例して身体サイズが大きくなった分、包囲の輪の中にいるエアティック・フィッシュの集団は限定空間に追いつめられる
【全力魔法・念動力・範囲攻撃・属性攻撃・串刺し・貫通攻撃】

さらに包囲する箒の合間を縫って『BSS』でエアティック・フィッシュを狙撃していく
【スナイパー・視力・見切り】


インディゴ・クロワッサン
…AWのスイーツって何があったっけ…?(真剣に悩む
「でも、今はお仕事お仕事…!」
(SPD)
あ。良く考えたら、僕ってば変わり種としか戦った事なかった!!!
「うーんと…以前は…」
竜化したやつを縄張りの外から狙撃したり、竜骨纏ってたから、煽って大きくして狙撃した…り…。
「……うん、紫薔薇に頼りすぎたねぇ…」
たまには接近戦でもしないとね!
指定UCで戦闘能力的な条件を同等にしたら、後は【第六感/空中戦】等の使える技能フル活用で頑張っちゃうぞー!
あ、小腹が空いたら【吸血/生命力吸収/早業】でちょっと啜っておくね
「うーん、流石にデカ盛りパフェの類は…無限収納から提供すれば作れなくもないだろうけど…うーん…」



「キュウ! キュウ、キュウ!」
 体が巨大化していくエアティック・フィッシュ達。
「……でかければ良いってもんじゃないよね……」
 それを見て泉・星流の第一声はそれだった。
 一方、そんなエアティック・フィッシュ達を見て、インディゴ・クロワッサンはとある事に気が付く。
(「良く考えたら、僕ってば変わり種としか戦った事なかった!!!」)
 インディゴは薔薇の力を使うユーベルコート使い。今までは紫薔薇の力を使っていたが、今回は青薔薇の力を借りる事にする。
 星流もインディゴも手段は箒を使うという別だが、エアティック・フィッシュ達を集め、それを銃撃で倒していく作戦という事は大きくは変わらない。
 まずは星流が刺突属性を付与した操作可な空飛ぶ箒を大量に用意して、巨大化したエアティック・フィッシュ達を刺し貫き、動きを鈍くして包囲網を敷いていく。
 インディゴは一対二翼の羽を生やすと高速移動と空中戦が可能なヴァンパイアへと変身し、星流が集めてたエアティック・フィッシュ達に向かって接近戦と狙撃を組み合わせつつ、撃退していく。それに合わせて星流も箒の合間を縫いながら狙撃攻撃を行っていった。
 纏められたエアティック・フィッシュ達は、インディゴと星流の正確な狙撃攻撃と、インディゴの接近戦も合わせてエアティック・フィッシュ達を撃退していく。
「キュルル!」
 勿論、エアティック・フィッシュ達も負けてはいない。だが、高速移動をしているインディゴも黒剣『Vergessen』を駆使しつつ撃退していく。星流もアサルトライフル『BroomBattleRifle』を使って広範囲に正確に銃撃を加えつつ、エアティック・フィッシュ達を撃ち貫いていった。
 ――そして、二人の見事な連携攻撃により、無事にエアティック・フィッシュ達の撃破に成功したのだった。
 無事、倒したインディゴの頭の中は、アックス&ウィザーズのスイーツに興味が既に移っている。材料は持ち込みも出来そうだし、パフェ類にも心惹かれる。アックス&ウィザーズは牧畜も盛んなので、バターや生クリームも期待出来そうだ。報酬にワクワクが止まらないインディゴなのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『冒険者の店で大宴会!』

POW   :    肥沃な大地で育った肉料理で乾杯!

SPD   :    澄んだ清らかなる川や海で捕れた魚料理で乾杯!

WIZ   :    大自然の恵み!お野菜や果物で乾杯!

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

インディゴ・クロワッサン
さ、食べるぞ飲むぞー!
うーん、まずはローストポークと焼きマトン…あっ、ラムも良いなぁ…
それに川魚の串焼きを複数本頼んでから
「ゴールデンウィート・エールを下さいなー♪」
やっぱり、美味しいエールにはお肉だよねー!
気分も上がってきたし、UC:無限収納 から竜肉をブロックで取り出して提供しーちゃお!
「そーだ、お肉提供するので何か作ってくーださい!」
他の猟兵にもご馳走しちゃおうかなー
「あ、竜肉食べたいヒトは早い者勝ちだよー」
エールのお代わりも済ませたら、僕はスイーツ類にごーごー!
「うーん、ベリーパフェも良いし、プリンアラモードも捨て難いなぁ…」
いっその事、フルーツポンチにした方が皆で食べられるかもねー



 さ、食べるぞ飲むぞー! と、食べ放題に気合を入れているのは、インディゴ・クロワッサン。
「まずはローストポークと焼きマトン……後、ラムも宜しく! 後、川魚の串焼きも何本かお願い!」
「はいはい、ちょっと待ってれよ」
 ガロリーが調理をしているのをワクワクと待ちつつ、名物のエールもここは頼みたい。
「ゴールデンウィート・エールを下さいなー♪」
「はーい、ゴールデンウィート・エールです!」
 名物のエールは娘さんが給仕してくれる。
 名物のエールにローストポーク、焼きマトンとラムとくれば……やはり美味しいエールには肉料理だと思う。どうせなら、色々な肉料理が食べたい所だ。
「そーだ、お肉提供するので何か作ってくーださい!」
 用意してきたのは竜肉のブロック。流石に、竜肉は常備されていないだろうから、こちらからの提供だ。これで美味しい物が食べられるのなら、幸せしかない。
「これは、ステーキに良さそうだな。直ぐに焼こうか」
 ガロリーは竜肉の状態を見て、ステーキにする事に決める。インディゴの目の前でガロリーによって焼かれる竜肉のステーキは食欲をそそられるものだ。完成が楽しみで仕方が無い。出来上がった竜肉のステーキに合わせて、名物のエールも追加注文して、美味しい料理にお腹一杯、幸せ一杯だ。
 後は、大好きなスイーツで締め。
「うーん、ベリーパフェも良いし、プリンアラモードも捨て難いなぁ……」
「食べきれるのなら、どちらも用意するぞ?」
「わーい! 是非、頂きます!」
 ローストホークに焼きマトンとラム、焼き魚に竜肉のステーキ、美味しいエールに……大好きなスイーツ、ベリーパフェにプリンアラモード。最高の一時。
 美味しく幸せな一時を過ごしたインディゴなのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ケイ・エルビス
アドリブ連携歓迎

無事に敵を退治できて良かったぜ♪

オレはドワーフのオヤジさん自慢の肉料理と
ジョッキでぶどう酒を頂くよ

オヤジさんと可愛い
看板娘さん
連携したり共闘して参加した猟兵達と陽気に乾杯だ

とびきりうまい料理と酒を交え皆のさっきの戦いでの
実力を誉め称えたり
今までの興味深い武勇伝や笑える失敗談など聞いたりして話も弾むな

オヤジさんや娘さんにこういう時に十八番の歌の歌詞やリズムを教えてもらって
足音や手拍子で合いの手を入れながら陽気なメロディーに乗って身体を揺らしてお礼のご馳走を有り難くみんなで頂く

「こんなにうまい肉料理と酒は久しぶりだぜ。オヤジさん、また困った事があったらいつでも呼んでくれよな♪」


サフィリア・ラズワルド
POWを選択

結局味はわかりませんでした…、元々お腹が空いてたのに竜化するとお腹が減るの早いし、ここまで何も食べてません……ので食べます。

お魚ください!お魚!食べられなかった分食べますよ!私見た目以上に食べますからお覚悟を!

未成年が食べられるもの全部食べます、もちろん味わって食べます!

まだいけます!おかわりします!狩った分食べなきゃ気が済みません!

アドリブ協力歓迎です。



「カンパーイ! 無事に敵を退治できて良かったぜ♪」
「……完敗……いえ、乾杯です! 勝ちましたし!」
 勝利を祝うケイ・エルビスとサフィリア・ラズワルドはブドウ酒のジョッキとソフトドリンクのグラスで乾杯する。その中に、ガロリーとその娘も乾杯に参加した。……『かんぱい』にサフィリアが一度、違う字が入ったのは内緒だ。
「ケイは肉料理で、サフィリアは魚料理で良かったよな?」
 ケイの前には店主自慢の肉料理の数々、そしてサフィリアの前には彼女の為に仕入れておいた魚を使った、焼いたり酒蒸したり煮つけにしたり揚げ物にした料理を提供する。
「しかし、サフィリアのドラゴンは凄かったぜ。本当に狩りをしているみたいだった」
「ええ、ドラゴンになって噛みつけば……消える前に味が分かると思ったのですが……。折角、ケイさんが狩りやすくして下さったのに……」
 ケイは知っている。必死で味を確かめようと頑張っていたサフィリアを。だからこそ、そのがっくりしようは見ていて切なくなる。
「……味、分かりませんでした! でも、良いんです! ガロリーさんのお魚料理をしっかり頂きますから! お魚! 食べられなかった分食べますよ! 私見た目以上に食べますからお覚悟を! もちろん味わって食べます!」
 早速、魚料理にかぶりつくサフィリア。
「うう、美味しいです! 美味しいお魚です! ああ、あの空飛ぶ魚は本当にどんな味だったんでしょうか!?」
 そんなサフィリアの様子をケイは苦笑しつつ、ガロリーは何となく察しがついた顔をしている。
「……お嬢さんは、やっぱり食べようとしていたのか?」
「ああ、凄く……凄く頑張ってたが……やっぱり無理だったみたいだ」
 ガロリーのひそひそ話に、ケイも小さな声で答える。確かにドラゴン姿で噛みつけば、エアティック・フィッシュは一撃で消えてしまうだろう。それ故に、やはり味わう事は無理だった様だ。
「おかわりします! お魚、もっと食べたいです! 未成年が食べられるものならば何でも!! 凄く美味しいから、余計に箸が進みます!!」
「はい、お頭付きのお刺身も出来ましたよ。他も、ちょっと待っていてくださいね」
 娘さんと女将さんも次々と魚をさばいている。下ごしらえは済んでいるようなので、後は調理だけという感じだ。
「見ている方が腹いっぱいになりそうな、見事な食いっぷりだぜ」
「まあ、魚は沢山仕入れておいたし、満足してくれると良いんだがな」
 ドラゴンにまで変身したのだから、お腹が空いているのも分からなくはない。それに、美味しいと言いながら食べているのだから、それはそれで満足してくれているのだろう。
「でも、美味いと言えば、この肉料理もとびきり美味いよ。ブドウ酒も美味いし……オヤジさんの料理は天下一品だぜ」
 サフィリア程がつついている訳では無いが、ケイも料理を味わっていてとても幸せな気持ちになる。美味しい料理の出る冒険酒場。ここを見つけたのはラッキーだったかもしれない。
「こういう戦勝祝いの時の十八番の歌とかあるのか?」
「ああ、祝いの歌か? おーい、そこの連中、歌ってやれ。この2人は討伐を終えたばかりだ。祝いの歌はぴったりだろう?」
 少し離れた席で食事をしていた冒険者達に、ガロリーが声をかける。
「おお、祝勝会か! じゃあ、お前等、披露しようじゃないか!」
 エールが入っている様だが、何人もの冒険者が肩を組んで歌い出す。明るく、力強い歌詞とメロディ。リズムもノリが良く、覚えやすいので、ケイも手拍子を打ちながら楽しい時間を過ごす。これぞ、冒険酒場、と言った感じだ。
「ケイさんもこれをどうぞ。凄く美味しいですよ」
 魚料理に夢中になっていたサフィリアがケイに揚げた魚を差し出す。
「え? 良いのか?」
「はい。味わえませんでしたが、ケイさんがいなければ効率よく狙えませんでしたし……それに私はお鍋をこれから頂きますので心配いりません」
 見れば、魚がメインの大きな鍋を抱えている。ここは厚意に甘えておこう。
「ああ、ありがとう」
 サフィリアから貰った揚げ魚は確かに美味しく、彼女が夢中になって食べているのもよく分かる。
 ガロリーが提供してくれる肉料理に、ブドウ酒。そして、ここで知り合った冒険者達とも冒険譚や失敗した話等を交えて楽しい時間が過ぎていく。
「……思いっ切り食べました。美味しかったです……幸せです」
 相当の量の魚料理を平らげて流石に満足したらしいサフィリアは、幸せそうな顔をしている。それに、ケイとガロリーも微笑んだ。
「こんなにうまい肉料理と酒は久しぶりだぜ。オヤジさん、また困った事があったらいつでも呼んでくれよな♪」
「ああ、是非、また頼むよ」
 楽しい冒険酒場での食事と様々な人達とも交流した、楽しい一時だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

泉・星流
「せっかくの食べ放題…無駄にするのもなんだし」
…と参加
(甘いものには目がない…スイーツ系も十分あると知ってゲンキンな男)

本人曰く
「UCとか使うと特に疲れる…」
…と理由をつけてメニューを貰って、端から順々に注文…スイーツ系は全部網羅する勢いで食べます


ネタ投下w
店主ガロリーさん…星流君を逃がすwのはもったいないと…
「しばらくウチで働かないか?…『ウェイトレス』として…」

自分は男だと断固拒否…の姿勢だったが…
『報酬(一日):好きなスイーツ三点まで無料券』に負けた

箒が似合うウェイトレス件用心棒【掃除w】…件…冒険依頼受付嬢(グリモア猟兵としての経験が生きてるw)
…として、客と冒険者の数が増えたとかw



「せっかくの食べ放題……無駄にするのもなんだし」
 と言いつつ、スイーツもあると知って甘い物が大好きな泉・星流は、うきうきとメニューを見せて貰いつつスイーツ系を注文する。
「UCとか使うと特に疲れる……甘い物が染みわたる」
 注文するときには、どんなものなのか分からない物もいくつかあったが、どれも美味しく、中には見た事もない果物の盛り合わせもあって、何が出てくるか分からない所がまた楽しい。
「美味しそうに召し上がりますね」
 星流にそう声をかけてきたのは、店主の娘だった。歳は少し上の様だが親しみを感じてくれているらしい。
「……実は甘い物には目が無くて。珍しいものも多いけれど、どれも美味しいから病みつきになりそうだ」
「ふふ、そこまで言ってもらえると嬉しいですね。甘い物がお好きな方も多くて、色々とメニューを考えるのも楽しいんですよ」
 どうやら、ここのスイーツは娘の考案らしい。
「家の娘は看板娘もやってくれているからな。年頃なのに、休みも中々あげられなくてな」
「それは……大変だ。休みが無いのは大変だろう」
 歳は違うとはいえ、妹がいる星流にも彼女の休みなしが大変なのはよく分かる。だが、この冒険酒場の賑わいぶりを考えると確かに休みを取るのは難しそうなのも同時によく分かる事でもあった。
「そうだ。ものは相談なんだが、もし良ければバイトを頼めないだろうか?」
「娘さんのお休みを取る為に?」
「ああ。ウエイトレスでもいいぞ? はっはっは」
 どうやら、ガロリーは星流を女の子だと勘違いしている様だ。
「もし、そうして頂ければ私も助かります」
 娘の方もとても嬉しそうにしている。
 いや、働くのは別に良いとして、自分は男だからウエイトレスは……とか言い出す事も出来ないまま、報酬が一日『好きなスイーツ三点まで無料券』に負ける事になる星流だった。……それもこれも、ここのスイーツが美味しいからいけないのだ。
 そんな訳で、この冒険酒場に箒の似合うウェイトレス件用心棒かつ掃除もお任せ、冒険依頼受付嬢としても大活躍する事になる星流なのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヤムヤム・グリード
食材探しの旅の途中だったんだが、何やら盛況な店があるとなれば立ち寄らないワケにはいかねェな!
フム、お礼を兼ねた宴会か。折角だし、ついでにオレにも肉料理と酒場の名前に冠されているエールを頼む。

おお……これは良いな。
単品で飲んでも無論美味いが、何よりこの冒険者好みとも言うべき豪快かつ繊細な心遣いが感じられる味わいの料理とよく合う。普段からこの店が盛況なのは想像に難くない。
一料理人としては、この味をゆっくり賞味したい所ではあるが……ま、宴の席だしな。こういう場では空気も楽しむモンだ。

さて、一飯の恩義はきちんと返すってのがオレの流儀。
皿洗いやらの雑用でも料理の補佐でも何でもいいから手伝わせて貰おうッ!



 西に飢えた者の影させば趣味と称しながら食の施しを与え、東に珍しい食材の噂あらばすっ飛んで行って買い付ける、そんなキッチンの悪魔ヤムヤム・グリード(特急厨師・f31534)。
 祝杯で賑やかな冒険酒場を見かけてしまったが最後、もう立ち寄らない訳にはいかない。キッチンの悪魔としても、超級料理人としても心が疼くのだ。
「おお、いらっしゃい! 今日は祝宴だ。好きに食べて良いぞ」
 豪快に笑うドワーフの店主に誘われ、ヤムヤムも宴席の中に混ざる。そして、肉料理と、店名を冠したエールを注文した。
「おお……これは良いな」
 頼んだエールと肉料理を味わいながら、ヤムヤムは感嘆の息をつく。名物のエールは単品で頼んでも勿論美味いのは間違いは無いだろう。しかし、冒険者好みであろう豪快かつ繊細な心遣いが感じられる味わいの料理との組み合わせが何よりも合う。ここの冒険者酒場が、この祝宴の席でなくとも盛況である事が想像に難くない。店主のガロリーも豪快かつ親しみを感じるドワーフで、色々と話もしてみたくなる存在だ。
 正直な所、一料理人としては、ゆっくりと味わいたい気持ちが強いのだが、今は宴の席。楽しそうな冒険者達の歌や話に耳を傾け、この空気を楽しむのが一番の時間の過ごし方だ。ヤムヤムも宴に加わり、話に興じ、楽しい時を過ごした。
 宴も終わりに近づき、ヤムヤムは店主のガロリーに声をかける。
「エールも料理も美味いし、宴も楽しかった。一飯の恩義はきちんと返すってのがオレの流儀だ。皿洗いやらの雑用でも料理の補佐でも何でもいいから手伝わせて貰おうッ!」
 威勢のいいヤムヤムにガロリーも笑顔で返す。
「ああ、あんたは見た所、料理人の様だな。折角だからお言葉に甘えようか。今日でかなりの食材を消費したし、明日の料理の下ごしらえまでは間に合いそうにないんでね。手伝ってくれると助かるんだが、頼んでも良いか?」
「ああ、勿論だ! 任せておけ!」
 ぐっと拳を握るヤムヤム。二人は同じ料理人同士、笑みを交わしあったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年03月25日


挿絵イラスト