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猟書家~とあるアリスとポット達の旅物語

#アリスラビリンス #猟書家の侵攻 #猟書家 #マーダー・ラビット #時計ウサギ #ハートフル #アリス一行と楽しく過ごします。紅茶もあるよ。

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#アリス一行と楽しく過ごします。紅茶もあるよ。


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●猟書家~とあるアリスとポット達の旅物語
「アリス、アリス! こっちだよ、この穴を通れば、きっと帰れるよ!」
 にこやかに笑う時計ウサギ。
「良かったねえ、アリス。これで、お家に帰れるよ。あと一歩だね!」
「はい! ウサギさん、それからポットさん達もここまで来てくれて有難うございました!」
 時計ウサギに繋げて貰った穴は、自らの扉がある不思議の国に繋がっている。時計ウサギと、共にこの不思議の国で一緒に付き添ってくれた優しいポット達にアリスは感謝の言葉を伝えると、それに対して、まだまだとポット達は微笑む。
「そんな事は言わないで。危ない相手に出会うかもしれないから、私達も付いていくよ!」
「……ポットさん達! 有難うございます。では、もうしばらくの間……私の扉まで一緒に来てくれますか?」
「ああ、勿論だよ!」
「アリス、頑張って帰ろうね!」
 アリスと優しい愉快な仲間たちが進んで行った穴。それを時計ウサギは薄く笑って見ていた。ウサギの穴は時計ウサギが居ないと進む事は出来ない。だが、ウサギはただそれを見守っただけだった。

「アリスはね、自分の扉を見つければ元の世界に帰れるでしょう? そして、不思議の国で出会ったポットさん達と共に、自分の扉がある不思議の国に繋がるウサギ穴を作ってくれた時計ウサギさんの穴にアリス達は入っていったんだけど、実は時計ウサギは偽者。そのまま、ウサギ穴の中に閉じ込められてしまったの。ウサギ穴は不安定で、そのままいれば、骸の海の藻屑と化してしまうんだ。だから、アリスとポットさん達をみんなに助けて欲しいの」
 フィーナ・ルリス(陽だまり・f04597)は、猟兵達に起きてしまう事件の概要を伝える。
「アリスとポットさん達がいるのは綺麗な庭園の迷宮。花や木も凄く綺麗な庭園型の迷宮なんだ。アリスはお花が好きだし、ポットさん達はお菓子や紅茶の給仕が好きなんだよね。何だかのんびりしてそうだから、出来れば仲良く友好的に一緒に迷宮を抜けて欲しいの。まあ、その為には少しのんびりしても大丈夫かな。その方が、アリスやポットさんのやる気に繋がるかもしれないし。だって、迷宮を抜けた先に居るのは『マーダー・ラビット』。明るくて陽気だけど、誰も生かしておく気は無い殺戮時計ウサギさん。とっても危険だから、時計ウサギさんを倒して、アリスとポットさん達を助けて! お願いします」


白鳥美鳥
 白鳥美鳥です。まだまだ平和になれないアリスラビリンスですが、割とのんびりしたアリス一行が皆様の救出対象であり、仲間にもなってくれます。
 まずはウサギ穴の中の庭園迷宮を抜けて下さい。花が好きなアリスは庭園を楽しんでいたり、ポット達もアリスを喜ばそうと紅茶の用意をしている等、結構のんびりしております。ですが、次の戦いでのサポートも出来る一行なので、戦いの英気を養ってあげるのも手かもしれません。とりあえず、骸の海の藻屑にならない様にお願い致します。
 続き、アリス達をウサギ穴に閉じ込めた『マーダー・ラビット』との戦いになります。この先、アリスが無事に帰れる様に、他のアリス達を苦しめない様に討伐をお願い致します。

 プレイングボーナスは『アリス御一行にも手伝ってもらう』事です。
 このアリス一行の内訳ですが、一人はアリス適合者。彼女は花が好きな女の子です。一緒に旅に同行している愉快な仲間達であるポット3名は紅茶の給仕やお菓子作りが得意なので、戦う時には熱湯をかけたりオーブン皿なんかを投げたりします。もし、手伝って欲しい事があったら、伝えておいてあげてください。協力してくれます。

 リプレイはある程度集まってから、お返しする形になると思います。遅くなりそうでしたら、Twitter、マスターページ等でお知らせするように致します。申し訳ありませんが、ご確認いただければと思います。

 猟書家戦ですが、同行するアリス一行は穏やかなので時には安らぎもくれるかもしれません。皆様もこのアリス一行がいつか無事に帰れる様に送り出す為にも、マーダー・ラビットの撃破をお願い致します。
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第1章 冒険 『庭園迷宮』

POW   :    花も木も無視無視!草木をかき分けながら脱出だ

SPD   :    綺麗な花や整えられた木々を観賞し、ゆっくり散歩気分で脱出

WIZ   :    花や木に脱出のヒントがあるかもしれないので詳しく調べながら探索する

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「この庭園、とっても綺麗ですね。この花、凄く可愛い」
 迷い込んだ庭園。しかし、その場所はアリスにとって魅力的極まりない場所だった。大好きな花や、見た事が無い花が咲くこの庭園は見ていて飽きない。
「アリス、アリス! 紅茶が入ったよ!」
「有難うございます。時計ウサギさんが見当たらないけれど、迷路みたいになっているし、迷子になってしまったんでしょうか?」
「そうだねえ。私達も迷ってはいけないし、まずは、一休みして英気を養おうか」
「はい、そうしましょう!」
 綺麗な花の咲く庭園の中、迷路のような姿をしている事もあり、時計ウサギも迷子だと思っている様だ。
 のんびりアリスの一行は、慌てる事無く、まったりとした一時を過ごしている。
鳳凰院・ひりょ
アドリブ歓迎
WIZ

小獣の理を発動し小動物達にも力を借りつつ迷宮を探索
アリス達と無事に合流したら自分も迷子になってしまったので一緒させてほしいとお願いしてみる
アリス達のお茶会に是非ご一緒させてもらいたい

庭園は色々な花があるらしい、俺も観察してみよう
アリスが知らなくても俺が知っている花もあるだろうし、俺も良く知らない花もあるだろう
他愛のない話でも皆とお茶会をしながらなら打ち解けられると思う
お茶会を準備してくれたポット達にも勿論感謝を

皆で楽しい時間を過ごそう
しっかり英気を養ってからここを脱出すればいいんだから、焦る必要はない
この迷宮に迷い込む前のアリス達の話を聞いてみたりもいいかもしれないな



 綺麗に手を入れられた庭園は、ぱっと見たらごく普通の庭園だが、少し進むと迷路になっている事に気が付く。方角が分からなくなるのだ。鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)は、猫や小鳥などの小動物の力を借りつつ、まずはアリス一行を探す。
 アリスが夢中になっているという花も、見かけた記憶の無い物ばかりだ。ここがアリスラビリンスだからなのだろうか。
「こんにちは、貴方も迷子かい? こっちでお茶でも如何?」
 先にひりょを見つけたのは、ポットの方だった。
「こちらにいらっしゃいませんか? 素敵な花が一杯咲いているんですよ」
「では、お言葉に甘えて」
 アリスも笑顔で誘って来るので、ひりょも笑顔でそれを受ける。
「実は、時計ウサギさんが迷子になってしまった様でして……。でも、うかつに動いてもお互いに迷子になるかな、とも思いまして」
「それで、一旦、休憩しているんだ。ほら、紅茶をどうぞ」
「ありがとう、頂くよ」
 庭園の一角にあったテーブルでくつろいでいるアリス一行の言葉を受けて、ひりょもアリス達のお茶会に同席する。
「アリスは花が好きみたいだけれど、知っている花はあるのかな? 俺は見渡した感じでは、知っている花は探さないと見つからなそうだ」
「ええ。私もここの花は知らない物ばかりです。元々、ここに訪れた時も不思議な花々に囲まれていました。……その、当時は花に関してトラウマの様なものがあったのですが、ポットさん達が励ましてくれたおかげで、今は前以上に花を楽しむ事が出来るようになれたんです」
 この迷い込んだアリスは、花が好きな少女らしい。召喚された際に色々とあった様だが、このポット達の励ましのかいがあって、花が好きなアリスはもっと花が大好きになり、元の世界に戻る為に自らの扉を探しに、心配性のポット達と一緒に旅しているそうだ。
「まだ、帰れた訳じゃないんだから、まだまだ一緒にいるよ」
「有難うございます」
 ひりょから見ても、このアリス一行の仲は非常に良い。彼等もいずれ迷宮から出ないといけないのは分かっている様なのだが、今はゆっくりとこの時間を楽しんでいる様だ。
「良い友達に出会えたんだね」
「はい!」
 幸せそうに笑うアリスに、ひりょもつられて微笑む。この先に待っているのは、皆が迷子になっていると思っている時計ウサギのオウガ・フォーミュラだ。信じている者に裏切られたと知った時、彼等はどう反応するのだろう。だからこそ、この一時が楽しい物であればそれが一番良い。それが、くじけぬ心に繋がるのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ティファーナ・テイル
「綺麗なお花♪」とお散歩気分☆

「はっ?!アリスを探さなくちゃ!」と気持ちを切り替えて景色だけに看取れずに「アリス~♪テイルは猟兵だよぉ~、助けに来たから出ておいで~☆」と声を掛けながら井戸をしつつ中々出て来なかったら『ガディスプリンセス・レディース』で従属神群を召喚して、「さぁ!皆でアリスを探して連れて楽しく逃げちゃおう!」と分散して移動しながら探します。
アリスと合流したら『エデンズ・アップル』で“神様の林檎”を創造して「疲れも取れて気分も持ち直せるよ!」と笑顔で差し出します!
歩き疲れている様子なら“運搬”で蛇尾脚に乗って貰って飛翔しながらゆっくり低空を飛翔して進んで行きます♪



「うわあ、見た事もない綺麗なお花だあ……!」
 すっかり庭園を楽しんでいるのは、ティファーナ・テイル(ケトゥアルコワトゥル神のスカイダンサー・f24123)。
「はっ?! アリスを探さなくちゃ!」
 本来の目的を思い出したティファーナは、声掛けをしながらアリス一行を探す事にする。他にも従属神群のレディースを呼び出し、アリスの捜索を手伝ってもらった。
「アリス~♪ テイルは猟兵だよぉ~、助けに来たから出ておいで~☆」
 呼びかけながら庭園を移動していると、声が返って来る。
「はーい、呼びましたかー?」
 向こうの方で、アリスらしい少女の声がする。ティファーナが移動して顔を出すと、そこには、のんびりお茶をしているアリス一行がいた。
「そういえば、助けに来たとかなんとか言ってたね?」
「そう言えばそうですね?」
 本当に危機感ゼロの一行である。とはいえ、ここから抜け出さないといけないのだが、こののんびり一行に危機を知らせるよりは、迷宮を脱出という事は伏せて、のんびりと抜ける様に促した方が良さそうだ。
「ねえ、折角綺麗なお花が咲いている庭園だから、一緒に散歩しながら歩かない?」
「そうですね。時計ウサギさんと合流できる気配もありませんし……そろそろ移動しましょうか?」
「そうだね。休憩も終わりだね」
 のんびりと紅茶を楽しんでいたアリスとポット達も腰を上げてくれる。
「もし、歩くのが疲れたら、この林檎を食べてね。疲れも取れて気分も持ち直せるよ!」
 笑顔で、創造した“神様の林檎”をアリス達に差し出す。それにアリスやポット達も嬉しそうに微笑んだ。
「お気遣い、本当にありがとうございます。では、行きましょうか?」
「ああ、行こうかね」
 ティファーナとアリス一行は、迷宮庭園を抜けるべく……アリス一行はそれに気が付いていない可能性が高いが……庭園の花を楽しみながら道を進んで行くのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

栗花落・澪
花好きとしてはこの迷宮庭園も気になるし
周囲の花や木々を楽し気に観察しながら

アリスさーん、どーこでーすかー?
呼びかけつつ歩いてみる
返事があれば音で位置把握できるし
必要ならハレンにも手伝ってもらって

よかったらお茶会、ご一緒してもいい?
こちらも持ち込んだ手作りカップケーキをお土産に…足りるかな?

僕花には詳しいつもりだけど、この世界の花は不思議だからね
薔薇のようで違うかもしれない
椿のようで実は生き物かもしれない
常識に当てはめずに、わからないならわからないままでいいよ
想像する楽しみが残るから

この後の事を考えると少し心配にはなるけど
常に笑顔は崩さずに

ねぇ
もしよかったら…僕と友達になってくれる?
信頼の証



 栗花落・澪(泡沫の花・f03165)は、周囲の花や木々を楽しみつつ、アリス一行を探す。
「アリスさーん、どーこでーすかー?」
 澪と一緒に金蓮花の精霊、ハレンにも協力してもらいながら、庭園をゆっくり進む。慌てていない様なので、探すのであれば、ゆっくりの方が自らも広範囲をカバーして探しているハレンも見落としなく探せるし、見つければ直ぐに駆け付けられるから。
「アリスさーん?」
「はーい、ここです!」
「私達もいるよ!」
 何度目かの呼びかけの後、明るい少女の声とカチャカチャと音を立てるポット達の声も聞こえてきた。
 澪が声のした方を覗き込むと、時計ウサギの事を話題にしつつ、どうやら休憩のお茶をしている様子だ。
(「時計ウサギ……」)
 彼女達は明るい顔をしていて、何一つ時計ウサギを疑っている素振りは無い。それが寧ろこの後の事を思うと、澪の胸を締め付ける。
「おや、あなたもお散歩中かい?」
「休憩に紅茶でも如何でしょうか? ポットさんが淹れてくれる紅茶は本当に美味しいんです」
「有難う、素敵なお茶会だね。これ……手作りのカップケーキなんだけど、良かったら」
「おや、美味しそうだ。それに合わせた茶葉を用意しようかね」
 手作りのカップケーキを手土産に、澪もお茶会の席に混ぜて貰い、香りの高い紅茶を淹れて貰う。一口飲めば、紅茶の美味しさと香りの高さだけではなく、優しい気持ちも心の中に広がる。
「どうですか? 美味しいですよね、紅茶」
「うん。凄く優しい味がする……心が温かくなるというか」
「はい、本当に心が温まります」
 この愉快な仲間達が傍に居るからこそ、アリスは穏やかで優しく明るく笑うのだろうと、澪は思った。
「それにしても、この庭園は不思議な花が一杯ですよね」
「アリスは花が好きなのかな?」
「はい、勿論です。澪さんもお好きなんですか?」
「うん、好きだよ」
 それから、紅茶とカップケーキと共に、アリスと花について語り、盛り上がる。花には詳しい方だけれど澪にも分からない不思議の国の花々。薔薇のようで違うかもしれないし、椿のようで実は生き物かもしれない。
「突然、お話をしだすお花もあるかもしれませんね」
「うん、いるかもしれないね」
 不思議の国の花は常識に当てはめずに分からないのならば分からないままで良いと思う。想像する楽しみが残るのだから。
「ねぇ、もしよかったら……僕と友達になってくれる?」
「私こそお友達になって欲しいです。同じお花が好きな方ですし、それにポットさん達の素敵な紅茶を共に頂いたお仲間ですから」
「うん、そうだね。ポットさん達にも感謝しないといけないね」
 澪とアリスは微笑みあう。
 それからもう暫く、花についての話だけではなく、彼女の仲間であるポット達の話、美味しい紅茶の淹れ方の秘訣等も語り合う。楽しい時間を後、少しだけでも、と。
 ……そして、そろそろ、もう時間だろう。
「ねえ、アリス。そろそろ行こうか?」
「そうですね、時計ウサギさんがどこかで迷っているかもしれませんし」
 あくまでも時計ウサギを疑っていないアリス。アリスや愉快な仲間達と共に庭園を歩き話しながら進んでいると、ハレンが出口を見つけてきた。
「アリス、出口が分かったよ。行こう?」
「はい!」
 ……出口の先に待つのは、信じている時計ウサギ。でも、澪は笑顔だけは崩さない。アリスには笑顔が似合うから、不安にさせない為にも笑顔で傍に居る。
 ――そう、待っているのが残酷な真実だとしても。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『マーダー・ラビット』

POW   :    きす・おぶ・ざ・です
【なんとなく選んだ武器】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    ふぁんとむ・きらー
【糸や鋏、ナイフ等】による素早い一撃を放つ。また、【使わない武器を捨てる】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ   :    まさくーる・ぱーてぃ
自身の【殺戮への喜びによって瞳】が輝く間、【自身の全て】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠終夜・嵐吾です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 その迷宮の先に居たのは時計ウサギ――マーダー・ラビットだった。
「え? 時計ウサギさん……?」
 血塗られたその姿に、アリスは言葉を失っている。
 
鳳凰院・ひりょ
アドリブ歓迎
POW

大原則としてアリス達の気持ちに寄り添う事を心掛ける

彼が皆が言っていたはぐれてしまった仲間?
どうする?俺としてはアリス達には世話になったし、アリス達を傷つけようとするなら彼を止めようと思うのだけど…
彼の体を傷つけず、邪悪な心のみを攻撃してみようと思うんだ

無理強いはしないけれど、もし可能なら皆力を貸してほしい
こちらが接近戦を挑める状況を作り出す為に相手の動きを一瞬でもいいから止める協力をお願いしてみる

アリス達に攻撃が及びそうなら【庇う】
敵のUCに対し【第六感】【受け流し】で直撃を避ける
攻撃チャンスを得たら【ダッシュ】で間合いを詰めアリス達の想いを載せた『邪念を断つ』で攻撃



「おやおや、のんびり屋さんだから骸の海の藻屑になってしまうかと思ったのに……」
「……時計ウサギさん」
 肩をすくめるマーダー・ラビット。それに、アリスは困惑した表情をしている。
「彼が皆が言っていたはぐれてしまった仲間?」
 鳳凰院・ひりょの言葉に、アリスとポット達は戸惑う様に顔を見合わせている。
「ああ、あれははぐれた時計ウサギだ。だけど……」
「あんな血だらけで……恐ろしいウサギさんでは無かった、筈」
 余程、マーダー・ラビットはアリス達に友好的だった様だ。だからこそ、その様子が違う……それも恐ろしい方向に変わったかつての仲間に、ポット達もアリスも困惑している様だ。しかし、時計ウサギが纏う殺気に満ちた空気は強く感じるようで……どうやら彼女達は、時計ウサギの中にオウガを思い出しているのかもしれない。
「全くお人好しだねえ。僕がまだ仲間だと思っているの? 君が彼女達を連れ出してきたの? ……まあ、纏めて殺しちゃえば良いだけなんだけどね」
 ころころと楽しそうに笑うマーダー・ラビット。ひりょがアリス達のウサギ穴からの脱出に関与した事には気が付いている様だが、どうせ殺すのならば何人でも一緒と言った様子だ。
「彼が君達を傷付けようとしているのならば、彼を止めようと思うんだけれど、どうする?」
「ど、どうするんですか?」
「彼の体を傷つけず、邪悪な心のみを攻撃してみようと思うんだ」
 アリスの問いにひりょは出来る限り落ち着き優しく話し続ける。出来る限り、彼女達の気持ちに寄り添いたいし、悲しみや絶望に暮れて欲しくは無い。
「無理強いはしないけれど……もし可能ならば時計ウサギに攻撃を仕掛けられるように、彼の動きを止める様にしてくれないだろうか」
「私達は力を貸すよ!」
 勿論、この殺気溢れるマーダー・ラビットに、どの位攻撃が有効なのかは難しい所がある。しかし、ひりょから求められた協力に、ポット達がはっきりとそう答えた。
「私達はアリスを助けるために一緒に旅をして来たんだ。あの時計ウサギの真意に気が付けなかったのは私達にも落ち度がある。やれるだけ、やってやるさ」
「わ、私も……頑張ります。時計ウサギさんが私達の知る時計ウサギに戻ってくれるかどうかは分かりませんが、ポットさん達を傷付けさせる訳にはいきません」
 ポット達の言葉に、アリスも同意する。ポット達はアリスを、アリスはポット達を守りたいと思っている様だ。彼等の絆はとても強いのだろう。どんなに危険な時でさえも互いがいれば強くあれるのかもしれない。
「ありがとう。とにかく、近寄ると危険なんだ。俺が攻撃を仕掛けられるように頼めるだろうか?」
「私は、時計ウサギさんを蔓で手や腕の動きを封じられないかどうかやってみます」
「私達は二段攻撃でいくよ。オーブン皿と熱湯を顔面目掛けて投げてやるよ」
「ありがとう、助かるよ」
 ポット達の攻撃は確実にマーダー・ラビットの視界を奪うだろう。それに、アリスが手や腕を狙ってくれれば、上手くいきそうだ。
「何をごちゃごちゃ話してるんだよ! 纏めて殺してあげるから大人しくして、ね?」
「大人しくない事は百も承知だろう?」
 笑うマーダー・ラビットに対して間髪入れずポット達からオーブン皿が顔面に直撃する。更にひるんだ所に熱湯による追撃がかかった。アリスも四肢を捕らえようと蔓を操る。
 作って貰ったチャンス。ひりょは一気にマーダー・ラビットの懐に飛び込んだ。
「その身に宿る邪を断つ!」
 退魔刀による一撃がマーダー・ラビットの邪心を貫いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ティファーナ・テイル
SPDで判定を
*アドリブ歓迎

大原則としてアリス達の気持ちに寄り添う事を心掛けます

『スカイステッパー』で縦横無尽に動き回りながら『神代世界の天空神』で敵の攻撃を空間飛翔して避け『天空神ノ威光・黄昏』で敵のUCを封印/弱体化させます!
『ガディスプリンセス・レディース』で従属神群を召喚して『ジェットストリーム・ラヴハート』で強化して『ガディス・ブースト・マキシマム』で♥ビーム/弾で攻撃を仕掛けます!

機会を見て『ガディスプリンセス・グラップルストライカー』と『ガディスプリンセス・アクティブ』で拳/髪の毛/蛇尾脚と従属神群で完膚なきまでに躊躇と容赦の無い猛攻を仕掛けます!

「ボクたちの真価を見せるよ!」



(「信じていた仲間に裏切られるのは辛いよね」)
 ティファーナ・テイルはアリスやポット達を見てもそう思う。恐らく、本当は時計ウサギと戦う事は不本意なのだろう。しかし、アリスはポット達を守りたいし、ポット達もアリスを守りたい。だから、その覚悟は出来ている様だ。それでも、彼女達を出来る限り傷つけないように……そうティファーナは願う。
 とはいえ、ティファーナが仕掛けるのは高速戦。対するマーダー・ラビットも高速で動いてくる。アリス達にもある程度マーダー・ラビットの速度を落として貰う協力はお願いしないと戦いにくい事は確かだし、アリス達にも危険が及ぶかもしれない。
「ボクが戦う間、時計ウサギの動きを抑える協力をお願いできないかな? キミ達が怪我をしない様に出来たらと思うんだ」
「分かりました。出来るだけ頑張って見ます」
「私らも多角的に動いてみるよ」
 マーダー・ラビットが高速で動くのであれば、アリス達の協力がどの程度有効かは分からない。それでも一縷の望みを託すだけの価値はある。彼女達の身を守る術にもなる筈だから。
 ティファーナは一気に時計ウサギに向かって飛び込む。長髪をリーチの長い槍に変えて一気にマーダー・ラビットを貫いた。
「おやおや、僕に高速戦を挑んでくるとは無鉄砲だね」
 マーダー・ラビットはナイフ以外の武器を捨て去ると加速して、ティファーナの隙を狙う。ティファーナも髪を槍や剣に変化させながら、マーダー・ラビットとの間合いを意識しつつ縦横無尽に動きながら同じく相手の隙を狙って攻撃を繰り出した。
「私達も……!」
 アリス達もマーダー・ラビットを捕らえるべく、蔓を伸ばし、オーブン皿を飛ばしていく。
「ボクたちの真価を見せるよ!」
 ティファーナとマーダー・ラビットとの高速戦に加えてアリス達の奮闘が繰り広げられていったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

春霞・遙(サポート)
UDC組織に所属して、UDC関連の一般病院に勤務している小児科医です。
行動の基本方針は困っている人が居るなら助けたい、人に害をなす存在があるなら退けたい。
戦う力はあまりないですけど、自分が傷を負うとしてもみなさんのお手伝いができれば嬉しいです。

基本的に補助に徹します。
「医術」「援護射撃」「情報収集」から、【仕掛け折り紙】【葬送花】での目くらましや演出、【生まれながらの光】【悪霊祓いのまじない】で照明や目印を付けるなども行えるかと思います。
攻撃は拳銃による射撃か杖術が基本で、その他はUCを使用します。
【悔恨の射手】【未来へ捧ぐ無償の愛】は基本的に使用しません。

シリアス以外ならいたずら好きの面も。



「アリスさん達を騙す時計ウサギさんですか。困っているアリスさん達にお力添えをしたいですね」
 医師でもある春霞・遙(子供のお医者さん・f09880)にとって、かつての仲間に殺されかけているアリス一行は放っておけない存在だ。
「ふうん、君も僕の邪魔をしようというの? 僕はただ、アリス達を殺したいだけなんだけれどね」
「それこそ理不尽極まりません。アリスさん達が何をしたと言うのですか……!」
 ざっくりと状況を把握しただけだけれど、アリス達はかつての仲間だった時計ウサギと戦うのを辛く思っている事。しかし、同じく共に旅してきたポット達も大切な存在なので、時計ウサギと戦う覚悟を決めた事が分かった。それが、どれだけ辛い事だろうという事も痛い位分かる。
「高速で勝負するというのでしたら、私はこちらで……」
 遙が使うのは愛用の折り紙。素早い動きをさせるために鳥の形に折り強化させて、その数を一気に増やした。マーダー・ラビットが武器を使って切り刻んでも、武器を減らして高速化しようとも、鳥の折り紙は遙が自在に操れるから如何様にも対処可能だ。
「さあ、あなたと私、どちらが速いか競争しましょう」
「こちらも手数は減らせないね。よし、アリス達の命を賭けて勝負と行こうか」
 遙の意思により自在に舞い踊る鳥の折り紙達。それは、マーダー・ラビットの数々の武器による素早い攻撃で迎撃されるも、それよりも数ある折り紙の方が上を行き、一気に襲い掛かった。

成功 🔵​🔵​🔴​

栗花落・澪
信じる事は美徳だし
誰にでも出来る事じゃない
だからアリスさんには忘れないでいてほしい
信じる心、まっすぐで綺麗な心
愉快な仲間の皆にもね

さて、じゃあ…騙した罪は償ってもらおうか
ぴょんぴょこいっくよー

皆には危険の及ばない所から
お皿投げたり遠距離攻撃で敵の気を逸らしてほしいな
僕は【指定UC】で兎の耳に
聴力を上げる事で僅かな動きによる音も拾い
回避のための反応速度を上げるよ
同時に靴には風魔法を宿してジャンプ力強化
【催眠術】を乗せた【歌唱】を奏でながら
翼の【空中戦】と高ジャンプを組み合わせ動き回り撹乱

30センチ以内に入らなければ攻撃は当たらない
催眠で動きが鈍ったところに【破魔】を乗せた光魔法の【属性攻撃】を



(「これがアリス達を騙した時計ウサギ……」)
 複雑な表情で栗花落・澪はマーダー・ラビットを見る。血塗られたその姿と笑みは、アリス一行の信頼を崩すには十分すぎるものであり、実際に辛そうなアリス達を見ると澪の心は痛くなる。
「アリス、ポット達、支援を頼んで良いかな。お皿を投げたりして、時計ウサギの気を逸らして欲しいんだ。僕は時計ウサギの近くに寄るから、出来るだけ近くが分からない様に遠くに投げて貰えたら嬉しいかな」
「という事は、命中させようと投げるものと、ぎりぎりで逸らすものも混ぜた方が良いかい?」
「うん、それだと、向こうも気が抜けないから助かるよ。お願いするね」
 澪のお願いにポット達は頷く。澪の方も、自分が小さな兎に変わる事、澪自身も相手の錯乱を誘いながら、歌唱による催眠術をかけて勝機を狙う事を伝える。互いに作戦を確認しあい、攻撃を開始した。
 まずはポット達が容赦なくオーブン皿を投げつける。流石に直撃は避けたいので、マーダー・ラビットも避けるしかない。
「おっと、危ない事をするね」
「危ないのはお互い様だろう?」
 ポット達のオーブン皿の攻撃は続く。命中を狙うもの、少し外すものと織り交ぜた攻撃。それが、オーブン皿を避けようとするマーダー・ラビットにとっては、どちらも命中しそうになるので、気が抜けない状態に陥った。
 一方、桜色の小さな垂れ耳兎に変身した澪は、ポット達の頑張りに感謝しつつ、催眠を誘う歌を歌う。接近しなければマーダー・ラビットの攻撃は当たらない。ならば、いざという時の為に風魔法を宿した靴も使ってジャンプ力を高め、兎の聴力を使って回避力も上げて、オーブン皿との凌ぎあいをしているマーダー・ラビットに適度に近寄り、催眠に誘う歌をじっくりと聞かせていく。
「っ! 全く、面倒くさいポット達だなあ。先に始末しておけば良かったよ」
少しずつ、催眠術の効果が出ているのだろう。マーダー・ラビットがオーブン皿の攻撃に当たったりし始める。これは絶好のチャンスだ。
「アリス達を騙した罪を償え!」
 完全に隙が生じたマーダー・ラビットに、澪は破魔の力を乗せた光魔法を思いっ切り放つ。それはマーダー・ラビットを貫き……骸の海へと還したのだった。

「信じる事は美徳だし、誰にでも出来る事じゃない。だからアリスさんには忘れないでいてほしい。信じる心、まっすぐで綺麗な心を。愉快な仲間の皆も、ね?」
 澪はアリスやポット達に優しくそう語りかける。これからもアリス達には信じる心を忘れないで欲しいから。
「……はい。時計ウサギさんの事は悲しいですけれど……私の傍にはまだ大切な仲間がいます」
「ああ。私達はアリスを裏切ったりしないよ。アリスが自分の国に戻れる様に、これからも一緒にいるからね」
 アリスとポット達の絆は強い様だ。実際、先程のマーダー・ラビットとの戦いはポット達の頑張りが大きかった。それは一重にアリスを守りたいからの行動であり、アリスにとっては何よりも嬉しい事だろう。だから、アリスはきっと信じる心を忘れる事は無いだろう。そう思えた。
「とはいえ、時計ウサギには酷い目に遭わされたし、今後の旅も大変だろうけれど、ちょっと一休みでもしようかね?」
「そうですね! 澪さんもご一緒に如何ですか?」
「ふふ、じゃあ、お邪魔しようかな?」
 この辺りは、庭園で出会ったアリスとポット達と一緒だと思う。彼等は深い信頼で結ばれている。この先の旅がアリスにとって良い思い出になってくれるように――そう心から願う澪だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年03月24日
宿敵 『マーダー・ラビット』 を撃破!


挿絵イラスト