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小鬼達の凶宴~クアマリ洞窟攻略戦

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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●浸食する、脅威。
 それはこの世界のどこにでもあるような、平凡でありふれた村。
 人々は農作業に精を出し、当たり前のように平穏に月日は流れ行く。
 たまには魔物も出るけれど、大きな被害が出る前に街から冒険者が来てなんとかしてくれる。
 リドット村は、そんな平和で穏やかな村だった。

 ある日近郊の洞窟にゴブリンが住み着き、あっという間にその数を増やすまでは。
 何処からか流れ着いたはぐれゴブリンの小コロニーはみるみるうちに大群へと成長し、人々に害を為す脅威となった。
 圧倒的な数の暴力となったゴブリン達は、ついに人里への侵攻を始めたのだった。

●クアマリ洞窟攻略組
「アックス&ウィザーズにリドット村と呼ばれる村があって、その近くにクアマリ洞窟がある」
 ラティナ・ドラッケンリット(ビキニアーマー道の冒険者・f04425)は今回の事件について説明を始める。
「そのクアマリ洞窟にゴブリンが棲みついた。しばらくは不運にも近くを通った旅人が犠牲になるだけだった」
 しかしゴブリンというモンスターは非常に繁殖力の強いモンスターだ。
「時が経ちゴブリンの群は人々の脅威となる規模になってしまった」
 冒険者酒場に持ち込まれた依頼を受けて経験の浅い冒険者達が洞窟の調査に向かい帰って来ることはなかった。
「そして予知によって近くにあるリドット村をゴブリン達が襲うことがわかった。だがそれと同時にクアマリ洞窟に残ったゴブリンの群は手薄になる」
 そこで今回はリドット村に向かったゴブリン達を迎撃する班と、クアマリ洞窟に残ったゴブリン達を殲滅する班に分かれることになった。
「私はお前達とクアマリ洞窟を担当することになった。このまま放って置けばリドット村以外にも危険が及ぶだろう。そうなる前にゴブリン退治を手伝ってくれ」


刀道信三
 どうも、刀道信三です。

 今回は椿初兎MSと合わせシナリオになっています。
 こちらはゴブリンの巣となっている洞窟を攻略する側です。

●他のPCとの参加
 迷子にならないように【名前(ID)】または【グループ名】をプレイング冒頭に記載していただけると助かります。
 またグループが4名以上の場合、リプレイを分けさせて頂くことが御座います。
 予めご了承下さい。

 それでは皆さんのプレイングをお待ちしております。
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第1章 冒険 『ゴブリンの洞窟』

POW   :    見張りを倒したり、不意打ちを返り討ちにしたり

SPD   :    先導したり、罠を見つけたり

WIZ   :    敵の動きを予測したり、逆に罠にはめたり

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

シリン・カービン
私は猟師だ。
今の獲物は獣では無くオブリビオンになってしまったけど…
何であれ、森を荒らすものは許さない。

「森は私の庭よ。」
偵察をかって出ることにする。
物陰を伝い身を潜めながら進み、
猟師の経験から罠を設置されやすいポイントを探る。
敵の影を認めたら『スプライト・ハイド』を発動。
(同行者がいる場合は素早く手を繋ぐ)
気配を悟られぬように移動する。

敵の概要を把握したら仲間の下へ帰還。
奇襲に適したポイント、罠の位置を伝える。

攻撃時は後方支援。
木陰の間から『スナイパー』で敵を狙撃。
仲間が突入したら『援護射撃』しつつ、
乱戦時は『見切り』で身を躱しダガーで攻撃。
一体一体、冷静に仕留める。

他PCとの絡みOKです。



「森は私の庭よ」
 シリン・カービン(緑の狩り人・f04146)は猟師である。
 かつては弓を手に糧として獣を狩っていたが、今の獲物はオブリビオンだ。
「何であれ、森を荒らすものは許さない」
 ゴブリンは際限なく殖えて世界に害をなすオブリビオン。
 故郷をオブリビオンに襲われたシリンに許せる道理はなかった。
 シリンは偵察を買って出るとスプライト・ハイドで姿を隠し、クアマリ洞窟に近付いて行く。
 まず洞窟までの進路上で自分なら罠を仕掛けるであろう場所を確認。
 息を潜め門兵の様に洞窟の入口に立ったゴブリンの横から覗き込める範囲で洞窟内の情報を収集する。
 一旦仲間の猟兵達の所に戻ると情報を共有した。
 それから森の茂みに伏せると木製のストックを肩に当てボルトアクションライフルを構える。
 そして門兵役のゴブリンの片脚を狙撃した。
 突然の狙撃に悲鳴を上げのたうつゴブリンのもとに入口付近にいたゴブリン達が集まって来る。
 その数は偵察で把握している。
 シリンは素早く遊底を操作して次弾を装填すると一匹づつ丁寧に頭部を撃ち抜いていった。
 最後には門兵のゴブリンにトドメを刺す。
 洞窟前を制圧したことを確認してシリンは仲間達に手振りで合図を送った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ンァルマ・カーンジャール
リドット村に住む皆さんの為、一肌脱いで参りましょうー!
私は殲滅班ですね!

事前に村に住む方に直接話しを聞いたり、電脳魔術で洞窟の情報や討伐対象のゴブリンさんの情報を集めておきますよー
罠を仕掛ける時も洞窟の周辺状況や、内部の地形情報もあると動きやすいですね!

現地に到着したら状況開始です!
洞窟前に土の精霊魔法で穴を開けて落とし穴を準備です
入口で胡椒や山椒系の香辛料を燻し即席催涙ガスを焚きます
風の精霊魔法で洞窟の奥まで煙を運んで貰いますー

隠れて待機しつつ穴にハマったゴブリンさんを土の精霊魔法で岩石を生成し上から穴に落としてペチャンコにしていきましょう!
油断せずに打ち漏らしがあれば適宜対応ですっ



「リドット村に住む皆さんの為、一肌脱いで参りましょうー!」
 ンァルマ・カーンジャール(大地と共に・f07553)は安全確保されたクアマリ洞窟の入口前に土精霊魔法で穴を掘って落とし穴を作る。
「それでは状況開始です!」
 更に胡椒や山椒系の香辛料を燻し即席催涙ガスを焚くと、風の精霊魔法で煙を洞窟の奥まで送り込んだ。
 入口で上がった悲鳴を確認するためにやって来たゴブリン達が煙に巻かれ、苦鳴を上げながら洞窟の外に向かって走り出す。
『キィィ――――ッ?!』
 必然ゴブリン達は一匹残らずンァルマが準備していた落とし穴に転げ落ちて行った。
「残念ここが行き止まりですよー」
 落とし穴を作る時に掘り出した土を精霊魔法で加工生成した岩石を穴に蓋をする様に落とし、誘い出されたゴブリン達は無惨にもペチャンコになり血の染みとなった。
「これで洞窟の中に進めそうですね」
 ンァルマは風の精霊魔法で煙を散らすと松明を手に洞窟の中へと入って行く。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ラザロ・マリーノ
【SPD】
外は大体片付いちまったようだな。
なら、洞窟内部の偵察は俺がやらせてもらおう。

鱗の色を周辺の状況に合わせた色に変化させて、静かに進むぜ(【迷彩】【忍び足】)。

明かりは持たずに、エコーロケーションで状況を把握する(【聞き耳】【視力】【暗視】)。
見張りを立てる知能があるんだ、鳴子くらいは仕掛けられてるかもしれねえな。
罠があったら解除しておくぜ(【罠使い】)。

洞窟内部に分かれ道があるなら、念のため足跡を追っておこう(【追跡】)。
こっちの把握してないルートで逃げられると、面倒だからな。



「外は大体片付いちまったようだな。なら、洞窟内部の偵察は俺がやらせてもらおう」
 ラザロ・マリーノ(ドラゴニアンのバーバリアン・f10809)は鱗の色を洞窟の壁の色と同化させ、静かに足音を可能な限り立てないようにしながら洞窟の中を進んで行く。
 松明は持たず、潜めた足音の微かな反響と夜目を使って洞窟内部を探っていった。
 ゴブリンも基本的には夜目の利く種族なので、岩壁の色と同化していなければ見付かっていたかもしれない。
(「5匹、6匹、7匹……」)
 鳴子などの警報装置は仕掛けられていなかったが、岩の窪みや分かれ道の左右双方にそれぞれ潜んで侵入者を待ち伏せしていた。
(「そろそろ引き返さないとまずいな」)
 20匹を数えたところで洞窟の奥に向かって大量の足跡があることが確認できた。
 今までの散発的に見掛けたゴブリン達であれば一人でも倒せないことはないだろうが、この数を相手にするのはいくら猟兵であっても危険だろう。
 ラザロは仲間達に情報を持ち帰るために踵を返した。

成功 🔵​🔵​🔴​

モッチ・モチ
位置がバレないようにするのが大事デスヨネ。仲間呼ばれてしまいマスから。

見張りを観察しマス。一体一体は弱いという話を聞いたことがありマスが、大勢で来られると大変そうデスネ!

【クイックドロウ】の技能で食器ナイフ投げ。敵の気をそらしマス!
さらに近寄って【暗殺】の技能、ホルスターから2本目の食器ナイフで攻撃しマスヨ。

入り口付近はまだ明るいデスが奥は暗そうデスネ。弱めのサイキックブラストで明るくして奥に進みましょう♪



「位置がバレないようにするのが大事デスヨネ。仲間呼ばれてしまいマスから」
 そう呟きながらモッチ・モチ(ボス専門バスター・f09023)は洞窟の入口から見張りのゴブリン達を観察する。
「一体一体は弱いという話を聞いたことがありマスが、大勢で来られると大変そうデスネ!」
 それならと腰に付けたホルスターから食器ナイフを抜いて、洞窟の奥に向かって一直線に投擲した。
 カランカラン。
 洞窟の床を食器ナイフが転がる音が洞窟内に反響する。
 そしてゴブリン達は反射的に金属音のする方に振り返った。
 その瞬間、モッチは音もなく最も手近なゴブリンの背後に接近していた。
 ホルスターから取り出した2本目の食器ナイフでゴブリンの首筋にある太い血管を撫でるようになぞる。
 その後も銀閃が軌跡を描き、それが通った後で入口付近にいた見張りのゴブリン達が次から次へと倒れ伏した。
「入口付近はまだ明るいデスが奥は暗そうデスネ」
 サイキックブラストによる電流を指と指の間で流し、それを明りにしながらモッチはクアマリ洞窟の奥へと進み出した。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『ゴブリン』

POW   :    ゴブリンアタック
【粗雑な武器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    粗雑な武器
【ダッシュ】による素早い一撃を放つ。また、【盾を捨てる】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ   :    足払い
【低い位置】から【不意打ちの蹴り】を放ち、【体勢を崩すこと】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ンァルマ・カーンジャール
さぁて!本格的にゴブリンさんのお掃除ですねー!

洞窟内では迷わないように電脳魔術でマッピングしつつ、光源は精霊魔法で用意して進みますよー
合わせて突然の遭遇戦に備え土の精霊魔法で盾を生成し攻撃に備えておきます

戦闘では土の剣を放ちながら攻めます
狭い場合は手に持って接近戦です!
洞窟の広さに合わせて剣の長さを調整しますよー
盾で攻撃を防ぎつつ急所を狙っていきますっ
1匹1匹に余り時間は掛けられませんね!

風の精霊魔法を周囲に展開し極力叫び声や物音が漏れないように注意します

敵さんの数が多い場合はUC《[複合接続]【電磁気学制御】大地の剣》で一掃していきます!

ドワーフなのでやはり洞窟の中は落ち着きますね~♪



「さぁて! 本格的にゴブリンさんのお掃除ですねー!」
 マッピングは電脳魔術、光源は精霊魔法で準備万端。
 意気揚々とンァルマ・カーンジャール(大地と共に・f07553)は洞窟を進む。
「突然襲われたら危ないですから、盾を用意しておきましょー」
 そう言って土の精霊魔法で盾を生成した直後。
 洞窟の奥から一本の矢が飛来し、ンァルマが手にした土の盾に突き立った。
「…………」
 盾の生成が一瞬遅ければ痛いでは済まなかったかもしれない。
「油断大敵ですねー」
 次がれた矢を盾で受けながらンァルマは土の剣を放って、弓を構えたゴブリンの頭部を撃ち抜いた。
 更に自分を中心に風の精霊魔法で防音の結界を張ると、遠くの敵には土の剣を飛ばし、突っ込んで来る敵がいれば土の剣を手に斬り伏せ、断末魔の叫びが仲間を呼ばない様に1匹づつ倒しながら進んで行く。
 ンァルマが最初の分かれ道を進み、前方にいるゴブリンを倒して行くと、背後からひたひたと複数の足音。
「待ち伏せの情報は把握済みですよー」
 振り返ることなくかざされた手から、百本以上の電磁誘導により超加速された大地の剣が射出された。
 ンァルマを奇襲しようとしていたゴブリン達は血霧となって肉片すら残らない。
「ドワーフなのでやはり洞窟の中は落ち着きますね~♪」
 散歩をするような足取りのンァルマを止めることができず、ゴブリン達は亡骸はどんどんその数を増やしていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ラザロ・マリーノ
狭い場所じゃ長物は不利。ってのは常識だが…その程度で困る奴がハルバードなんか使う訳ないよな!

真の姿を開放(体格が一回り大きくなり、牙・角・翼が生えて、よりドラゴンに近い外見になる)したうえで、UC「極限の領域」を使用。

前に出て、ゴブリンどもが後衛に殺到しないようにひきつけたうえで(【地形の利用】【おびき寄せ】【オーラ防御】)、
フェイントを交えたハルバードで、一気にまとめて片づけるぜ(【怪力】【なぎ払い】【フェイント】)。

それでも獲物の内側に突っ込んでくる奴には、拳と蹴りで対応だな。

狭いなら狭いなりの戦い方を見せてやるぜ!



「狭い場所じゃ長物は不利ってのは常識だが……その程度で困る奴がハルバードなんか使う訳ないよな!」
 真の姿を解放し、体格が一回り大きくなり、牙、角、翼が生えてよりドラゴンに近い姿となったラザロ・マリーノ(竜派ドラゴニアンのバーバリアン・f10809)は、ドラゴンハルバードを突き出す様に構えながら、前方のゴブリンをすべて自分が引き付けるかの様に進んで行く。
 真の姿の解放だけではなく、更に極限の領域によって強化されたラザロの突進をゴブリン達は止める術を持たない。
 確かに長柄の武器であるハルバードを洞窟内で振り回すことはできないが、狭いが故に突く薙ぐといった小さな動きで前方のゴブリン達を捉えていく。
 なんとか仲間が犠牲になっている隙にハルバードの切っ先を潜り抜けようとしたゴブリンもラザロの拳や蹴りによって返り討ちに遭った。
 まるで戦車の様な進攻によってラザロが通ったルート上には1匹のゴブリンも残ることはなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

モッチ・モチ
たくさんのゴブリン、デスカ。怖いデスネー。
慎重に進みましょう。

と言いつつ、持参した和菓子詰め合わせから大福片手にハイキング気分なんデスけどね♪(もっちもっち♪と大福食べつつ
今の季節、いちご大福も美味しいデスヨネ♪

ゴブリンが現れたら戦闘態勢!
ユーベルコードのバトルモッチリフォームで攻防一体の構えをとりマス!
敵の攻撃は弾く、こちらの攻撃は弾力で強化デス!
パンチ、キック、壁面でバウンドしながら加速をつけてさらにボディープレス!
これで敵の数も減らせたのではないでしょうか!



「たくさんのゴブリン、デスカ。怖いデスネー。慎重に進みましょう」
 そう言いつつモッチ・モチ(ボス専門バスター・f09023)は持参した和菓子詰め合わせから大福を取り出すと、もっちもっちとハイキング気分で大福を食べ歩く。
「今の季節、いちご大福も美味しいデスヨネ♪」
 一見サボっているように見えるが、モッチのこの行動にも意味があるのだ。
 その証拠に仲間の猟兵達が通らなかった脇道からやって来たゴブリンの集団を発見すると、モッチは急いで喉に詰まらせないように大福を頬張る。
 そしてユーベルコード『流儀変化・戦闘弾力形態(モードチェンジ・バトルモッチリフォーム)』を発動した。
 説明しよう。
 バトルモッチリフォームとはモチモチした物を食べると全身がモチモチした弾力を持つ攻防一体の構えなのである。
 ゴブリンの粗雑な曲刀はモッチの弾性を切り裂くことができず、弾力で強化されたモッチパンチはゴブリンの顔面を捉えて洞窟の奥まで吹き飛ばした。
 更にモッチは跳躍して洞窟の壁面をバウンドしながら加速。
 ピンボールの様に跳ねながらボディープレスでゴブリン達を撥ね飛ばす。
「これで敵の数も減らせたのではないでしょうか!」
 一帯のゴブリンを撃退すると、ズザザとブレーキを掛けながら止まり再び大福を食べ始めるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シリン・カービン
先行する3人は凄いですね。
感嘆しつつ彼らの討ち漏らしを後ろから狙撃します。

情報によればそろそろ大きな空間がありそう。
敵の集団がいるなら、これの出番…
皆にストップをかけて大広間にエレメンタル・ファンタジアを
放ちます。(全力魔法)
呼び出した光の精霊が霧状になり、大広間を光で埋め尽くします。
「光の濃霧、と言うところですか」
ゴブリンの目は眩んでいるはず。
「さ、今のうちです」
大集団でも動きが取れなければ有象無象。
片端から狙撃してなぎ倒して行きます。
(スナイパー、2回攻撃、援護射撃)
後方にも注意は怠らず、接近戦を挑む敵は見切りで躱します。

これで村に平和が戻ればいいですね…



「先行する3人は凄いですね」
 3人の手腕に感嘆しながら、シリン・カービン(緑の狩り人・f04146)は討ち漏らされたゴブリンを狙撃しつつ仲間の後を付いて行く。
「情報によればそろそろ大きな空間があるはずです。敵の集団がいるなら、これの出番……」
 通路の先に開けた空間が見えたところで、シリンは仲間達を手で制して先に進んだ。
「光の濃霧、と言うところですか」
 光の精霊が霧状になり、洞窟の広間を光で埋め尽くす。
 待ち構えていたゴブリン達は突然の大光量に目を眩ました。
「さ、今のうちです」
 広間にひしめくほどの大集団であっても身動きが取れなければ有象無象も同じこと。
 精霊猟銃を構えて片端から狙撃してゴブリン達を薙ぎ倒していく。
 一射ごとに精霊の力が込められたライフル弾が2、3匹のゴブリンの頭を正確に撃ち抜いていった。
「これで村に平和が戻ればいいですね……」
 洞窟の広間内にいたゴブリン達が一匹残らず一掃されるまでにそれほどの時間を要しなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『ゴブリンキング』

POW   :    ゴブリン親衛隊の召喚
戦闘用の、自身と同じ強さの【杖を持ち、炎の魔法を放つ、ゴブリンメイジ】と【剣、盾、鎧で武装した、ゴブリンナイト】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
SPD   :    王の激励
【王による、配下を鼓舞する言葉】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
WIZ   :    ゴブリン戦奴の召喚
レベル×5体の、小型の戦闘用【奴隷ゴブリン】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアルル・アークライトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●群の長
 広間の奥の通路から大柄なゴブリンが大群の配下を引き連れて現れた。
 これがこの群の長『ゴブリンキング』に違いない。
 このゴブリンを退治することができれば、クアマリ洞窟を根城としていたゴブリン達を率いるものもいなくなり、リドット村周辺でのゴブリンの脅威もなくなるだろう。
シリン・カービン
「本命が出てきましたね」
こいつを倒せば終了と言うこと。
獲物は絶対逃がさない。

今回は仲間の援護に徹します。
序盤は後方から奴隷ゴブリンを狙撃。数を減らします。
(2回攻撃、援護射撃)
ゴブリン親衛隊が召喚されたら【スプライト・ハイド】で姿を消し、
ゴブリンキングが狙撃可能な位置へ移動します。(忍び足)
物陰から狙い定めて精霊猟銃で狙撃。(スナイパー)
傷を負わせて親衛隊を消滅させます。
疲労しすぎないように透明化は移動時のみ使用。
敵に近づかれたら身を躱しつつ有利な位置に移動します。(見切り)

ボスを倒したら洞窟内を掃討。
終了後、皆の無事な顔を眺めてふっと表情を緩めます。
「帰りましょうか」

アドリブ、連携OKです。


ヨー・リドット
リドット村、か。
俺の性もリドットだし、これもなにかの縁だ!
全力で救うぜ、リドット村!

【POW】使用。
相手はかなり数が多いが、統率してるのはキングだ。
俺は取り巻きのゴブリン達を受け持つから、その間に皆はキングをねらってくれ!
なあに、俺は頑丈なんだぜ!
敵の攻撃は自然の力を纏った【オーラ防御】で弾く!
そんで、【生命力吸収】を絡めた大剣の【カウンター】で反撃! 攻撃兼回復!
相手が炎の魔法を放ってきても、【火炎耐性】で大ダメージは免れるさ。

もし敵が俺を無視し始めたら、そんときゃ奴らの背中めがけてUC【グラウンドクラッシャー】をお見舞いしてやるぜ!

かまわれたら守る! 無視されたら攻める! いい盾役だろ?



「リドット村、か。俺の姓もリドットだし、これもなにかの縁だ! 全力で救うぜ、リドット村!」
 ヨー・リドット(深緑の化身・f13812)は敢えて正面から取り巻きのゴブリン達が密集している場所に突撃した。
「相手はかなり数が多いが、統率してるのはキングだ。俺は取り巻きのゴブリン達を受け持つから、その間に皆はキングをねらってくれ!」
 自然の力を纏ったオーラの障壁がゴブリンナイトの剣を弾く。
 ゴブリンナイトの腕が跳ね上がったところをすかさずヨーは大振りの木剣を叩き込んで後退させた。
 次にゴブリンメイジの放つ炎の魔法に対応しようと意識を向けたヨーの死角から、足払いを入れようとしていたゴブリンの頭に弾痕が刻まれる。
「本命が出てきましたね」
 ボルトハンドルを引いて排莢、装填を行いながらシリン・カービン(緑の狩り人・f04146)はゴブリンキングを見遣る。
 ゴブリン親衛隊を召喚しているということは、ゴブリンキング自身は戦闘できず、傷を与えることができれば親衛隊を退けることができるということだ。
 シリンはスプライト・ハイドで姿を消すと、狙撃に適したゴブリンキングの死角で射線の通る場所へと静かに回り込む。
 スプライト・ハイドを解除し、素早く射撃姿勢で精霊猟銃を構えトリガーを弾いた。
 銃弾はゴブリンキングの耳を千切って血を散らせる。
『グォグォオオォォーッ!』
 痛みと怒りでゴブリンキングはシリンを睨みつけ、無数の奴隷ゴブリンを召喚した。
 奴隷ゴブリンは普通のゴブリンより小柄だが、その数は狙撃手であるシリンにとっては脅威だ。
「おいおい、俺を無視してるんじゃねえぞ?」
 シリンに気を取られている隙にゴブリンキングの背後から接近したヨーが大木剣をゴブリンキングの足許に叩きつける。
 洞窟の地面に亀裂が走り、岩が隆起し撥ね飛ばされた奴隷ゴブリン達が一斉に消滅した。
「かまわれたら守る! 無視されたら攻める! いい盾役だろ?」
 ヨーはゴブリンキングにガイアソードを突きつけながら不敵に言い放つ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ラザロ・マリーノ
おいおい、また山ほど連れてきやがったな。
いちいち相手にしてられねえ、一気に叩かせてもらうぜ!

真の姿を開放(体格が一回り大きくなり、牙・角・翼が生えて、よりドラゴンに近い外見になる)したうえで、UC「竜の再誕」で召喚。

ゴブリンどもの頭を一気に飛び越えて(【騎乗】【ダッシュ】【ジャンプ】)、
ゴブリンキングにハルバードを叩き込むぜ(【怪力】【串刺し】)。

王サマ気取りもこれまでだ!



「おいおい、また山ほど連れてきやがったな。いちいち相手にしてられねえ。一気に叩かせてもらうぜ!」
 ゴブリンキングが召喚するゴブリンを抜きにしても、引き連れられて来たゴブリン達は洞窟の広間にひしめくほどだ。
 ラザロ・マリーノ(竜派ドラゴニアンのバーバリアン・f10809)は『竜の再誕』で全高が自身の身長の2倍はある騎乗用の四足歩行の竜を召喚する。
 ラザロは現在真の姿を解放して普段より一回り体格が大きくなっているので、召喚された竜もそれに比例して大きくなっている。
 竜は竜でもファンタジー世界に現れるような幻想の竜ではなく、古代に棲息したといわれる恐竜の様な姿をした竜だ。
 ラザロの騎乗した恐竜は近くにいたゴブリンを踏み潰しつつ、それを意に介することなく跳躍。
 ゴブリン達の頭上を飛び越えてゴブリンキングに肉迫する。
「王サマ気取りもこれまでだ!」
 ポールウェポンは騎乗してこそ真価を発揮すると言わんばかりにハルバードを振るう。
 ゴブリンキングは何とか斧を杖で受け止めるが、恐竜の突進力も加わった一撃に圧され、槍部分の穂先がマントを裂いて肩の肉を抉った。
「オノレ。コイツラヲ殺セ! 首ヲ獲ッタ者ニワ望ム褒美ヲ与エテヤル!」
 怒りを露わにしたゴブリンキングの号令に応えるように、ゴブリン達も一斉にキィキィと威嚇するような叫びを上げる。

大成功 🔵​🔵​🔵​

モッチ・モチ
技能【盗み】【盗み攻撃】

キング、デスカ。中々偉そうな風体デスネ、気に入りまセン。なんですか、あの王冠は!すごく高そう!

早速成敗しましょう。暗がりに身を潜めながら、敵の死角に。死角からユーベルコード【モッチモチフィールド】!
念弾を操作して先制攻撃デス!王冠を傷付けないように気を付けマス!

モチッと念弾を操作して王冠を回収。これは村に届けて、村に被害が出てた場合、復興の一助としてもらいましょう♪



「キング、デスカ。中々偉そうな風体デスネ、気に入りまセン。なんですか、あの王冠は! すごく高そう!」
 ゴブリンは成長するとメイジだったりキングだったりになったりする。
 そしてその行動理念の基本は略奪である。
 長く生存したゴブリンが王冠を手に入れることもあるのだろう。
 一頻り憤ってからモッチ・モチ(ボス専門バスター・f09023)は暗がりに身を潜め、洞窟の広間の壁伝いにゴブリンキングの死角へと近付いて行った。
「くらうデス、モッチモチフィールド!」
『自在念弾の弾力包囲網』とは操作可能な弾力のある念弾で射程範囲内の対象を攻撃するユーベルコードである。
 王冠を傷付けないように、そして王冠を奪うことを意識して、モッチは念弾を操作する。
 ちなみに操作されていない念弾は意外と高威力で、無差別に容赦なくゴブリンキングの取り巻き達を屠っていった。
「これは村に届けて、復興の一助としてもらいましょう♪」
 度重なる猟兵達の攻撃に王冠を守る余裕もなく、ゴブリンキングはモッチに王冠を奪われてしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ンァルマ・カーンジャール
ついに親分さんを発見しましたねっ!
リドット村に脅威が及ぶ前に早急に討伐させて頂きますっ!

風の精霊魔法と電脳魔術の運動加速で私自身の速度を2段階ブーストです!
一気に大将首を狙いますよー!

土の精霊魔法で盾を生成し攻撃に備えて、土の剣を手に攻めます!
敵さんの行動を電脳魔術で分析し先の行動を予測演算で予想しながら対応ですよー
雑兵さんに囲まれたら土の精霊魔法で周辺範囲纏めて攻撃です!

大振りの攻撃の際などチャンスを見つけたらUC《[複合接続]【運動係数制御】大地の腕》で一気に片を付けていきますっ!
あなたはここでお眠り下さいーっ!

無事に作戦が終了したらラティナさんも誘ってみんなでお疲れ様会でもやりたいですね



「ついに親分さんを発見しましたねっ! リドット村に脅威が及ぶ前に早急に討伐させて頂きますっ!」
 ンァルマ・カーンジャール(大地と共に・f07553)は風の精霊魔法と電脳魔術で自身の運動能力と行動速度を強化する。
「一気に大将首を狙いますよー!」
 気合十分な様子で土の精霊魔法によって生成した盾と剣を手にして突撃を開始した。
 ゴブリンキングまでの道程に立ち塞がるゴブリン達の動きを電脳魔術で分析し、予測演算の結果通りに進むことで、集団の合間を縫う様に潜り抜けて行く。
 そのままスルスルとゴブリンキングの足許まで踏み込むと、すかさず土の剣で脛を斬りつけた。
「チビノどわあふメ。押シ潰シテクレル!」
 ゴブリンキングは体勢が崩されるのに従って、そのまま足許のンァルマに覆い被さろうとする。
「チャンスです! あなたはここでお眠り下さいーっ!」
 ゴブリンキングが自ら近付いて来たところを狙って、ンァルマは電脳魔術で加速度を書き換えた大地の腕を足許の地面から放った。
 拳はゴブリンキングの腹部を貫き、背から飛び抜けて内臓を破裂させる。
 統率していたゴブリンキングが討たれたことで洞窟内のゴブリン達は喚き声を上げながら入口に向かって逃げ出した。
 このまま纏まりなく散っていけばゴブリン達も無害化していくだろう。
「無事に作戦完了ですね。みんなでお疲れ様会でもやりたいです」
 そういえばこの依頼が終わればリドット村で戦勝の祭が催されることをンァルマは思い出した。
 ゴブリンを根絶やしにすることは難しいが、これでしばらくこの周辺がゴブリンの被害に遭うことはないだろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月21日


挿絵イラスト