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やすらぎ後遺症

#UDCアース #認識阻害 #発狂

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#UDCアース
#認識阻害
#発狂


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●平穏な日々だろう
 と、貴様等は理解した。狂気の垂れ流しにノイズが被されば、尽くが真面に視えて駆(か)るものだ。だらりと垂れ下がった襞の真似事が、ヤケに上手に思えて仕方がない。自棄を起こしたのが誰だったのかも忘却して久しく、この頭(おつむ)に衝撃を与えなければ永久(やすらぎ)だろう。ぶちぶちと引き裂かれたのが精神だとしても、その星辰が揃っていなければ『わたしたち』は治まらない――おかあさまの愛情を一身に受け止めて、あの終焉(ゆめときぼう)を抱擁してしまおう――欠陥品(クローン)どもの讃美が『人間』に反響している。無関心と嘘吐きな貴様等へ、この秩序感は毒素だろう。

 干渉(きずな)が疼いてとまらない。

●グリモアベース
「貴様等、UDCアースにて異常の発生を予知した。おそらくは邪神、その子供達とも言える『つどい』の所為だろう。相応の準備を成した後に向かい給え――ああ。説明が足りなかったか。されど【異常が発生した】事以外は解せないのだよ。何がどうしたと訊ねられても『私』には何を手繰れぬ」
 ロバート・ブレイズの額に皺が出来たのは『必然』と思う他にない。超自然が起こす『出来事』は実際に遭遇しなければ理解不可能な『もの』だ。くるくると形のないグリモアがおどっている。
「故に。貴様等には精神干渉・感応を除く・跳ね返す術が必須と視え、これを怠れば『最悪』に巻き込まれると考えた方が好い。相手を【正気ではない】と決め付けて行くが望ましい。宜しく頼むぞ」
 輝きが増している。


にゃあら
 にゃあらです。
 贋物(まがい)としても人らしく。

 宜しくお願い致します。
204




第1章 冒険 『何もおかしくない……はず?』

POW   :    自分の頭へ強烈な衝撃を与えてみる。

SPD   :    不審点を改め、違和感を炙り出す。

WIZ   :    護符や結界で自身への干渉を跳ね返す。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ざぁざぁと雨がうるさいと思ったならば【君は即座に平穏を感じ取った】。てらてらと陽に中てられて長い・永い【長居したいと普通さんとご挨拶した】。踏み締めたコンクリートが真面さを歓迎し【不審点など最初から存在していない】。あの棍棒が置いてある所以を解こうとして【成程、頭の中だけは正常だったのだ】。界を整え始めたブチブチノイズ音――何も。おかしなところはない。
 しかし『予知』されたのは確かなのだ。
 ――狂った者は、自身を気触れだと認識出来ない。
藤・美雨
雨の音が心地いい
頭の中が妙にすっきりしてるような不思議な気分だね
今日はここでのんびり……

する訳ないだろう!
この世界の日常の中に歩く死体がいてなるものか
私自身が異常みたいなものだからね
「私がこの場に馴染んでいる」ことが何よりの違和感だ
どくんと脈打つ作り物の心臓が私が何者かを証明してくれている
輸血パックの血が美味しい、こっちが私の当たり前
同じ仲間外れを探してみようかな

露骨に気になるのは棍棒だけど……誰かの落とし物?
バットとかなら落ちててもそこまで違和感はないかなぁ
まじまじ観察してみよう

周囲を歩いて他の違和感だって探しにいく
さあさあデッドマンのお通りだ
異常を嫌うような相手なら迎えに来てもいいんだよ!



 ぼた ぼた と脳天(くうどう)におちた雨粒の音色、この浸透する心地がたまらなく思えた。想い通りにいかないのが世の中だとしても、あの世の内では可能なのだ。すっきりと這入り混んだ『はずむ』気分、反芻した日常性が洞々と刳り貫かれていく。今日はここでのんびりしよう。明日もここでのんびりしよう。昨日のオマエだって暢気(のんびり)したのだ。やすらぎを与える枕投げが視えてくる……。
 そんな莫迦な。する訳ないだろう! 感嘆(簡単)な事も理解出来ないのか世界(UDC)、天地の間で死体が『いきる』とでも考えているのか思考停止(ウォーキング)。そうともオマエ自身が異常(はずれて)在るのだ。「私がこの場に馴染んでいる」この違和感を殺さずにはいられない。脈打った心臓(どくん)が造り物だと証明(あか)してきた。お弁当箱につめこんだ真っ赤っか、真逆、つぶれた果実じゃないと謂うのに。仲間外れ探しだ。右と左へ目玉を回せ――後遺症は気儘なもんだ。
 あの棍棒はオマエの頭をぶん殴る為に設置(お)かれている。決して野球をする為に『たおれて』異るのではない。そこまでの違和感を覚えていない? ああ、まじまじ観察(み)つめれば認識阻害(ノイズ)囁き。

 デッドマンのお通りだ。落とし物を回収しろよ。
 墓のけ土のけくされが這い厭がる。

 異常を嫌うような相手なら迎えに来てもいいんだよ! ぐるり首を巡らせたとして『記憶』違いかママを呼ぶ声。迷子の迷子のアストラル、器を求めてさまよったのか。美味しい美味しい脳震盪、真っ直ぐ立つ事なんて出来ないのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

黒墨・凱
・ん? んん? ロバートさんに転移してもらったはいいけど……今のところは平穏な普通の雨の日だな。一旦どこかで雨宿り……いや、これは普通の日じゃない!

・さっき挨拶した「普通の友人」。かなしいけど、俺にはそういう馴染みは一般人にはいないんだ。それに、この雨の中、何故あの人は傘もささずに「濡れていなかった?」

・オブリビオンへの「復讐心」がこの場に「反発(カウンター)」しているのが分かる。さあ、俺の「普通」に戻ろう。
ナニカが普通を演じる中、あの棍棒だけがこの場にそぐわない。
物は試し。棍棒に俺の墨で名前を書いて反応を見る。
さあ、お前の普通を汚したぞ。「反発」してみろよ……クロスカウンターで見つけてやるぜ



 設定資料にブチマケタ墨汁(いろどり)は何処か『強要』性だけを称えてくる。ん、んと疑問符を粘着させたとして足の数は変わらず、転移した先々は素晴らしくも『普通』だった。ぽたぽたと頭(おまえ)を濡らす雨粒が『いか』にも青々と視えてきた。平穏の中に雨宿りせねばならない。この酸性雨(すっぱい)感覚は非日常からの逸脱だ――いや。違う。これは普通の日(あめ)じゃない。ぺこりとお辞儀をした先程の誰かさん、ああ、悲しいかな改造人間。オマエに馴染みの一般人など在り得ない。重ねて全身を確認(み)て定めよ。この雨の中、※※さんは『傘もささずに濡れていなかった』。やすらぎの表情が穴だらけに思えておそろしい。真逆、厭の人物も【ふつう】を演出する為の贋作なのでは……ぶくりと膨らんだ復讐心(せいしん)、反発(カウンター)すべきと心臓(怪意)がどくどくしている。
 さあ、俺の「普通」に戻ろう――ナニカの気配が日常(あたりまえ)を演出する内側、妙な事だが『あの棍棒』だけはそぐわない。削ぎ忘れたのかと【内蔵】を向けて、喰らうべきだと糸々(スパゲッティ)――今日の夕餉の事は後にしてくれ。オマエの名前を『え』に刻む。お前の普通を汚したぞ。

 反発(さら)せよ邪神、その割れ方は空間か。
 クロスカウンターで見つけてやるぜ。
 ――塗り潰された神意、たたりに向かうと彼方がわらった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミラン・ローズブレイド
・心情
狂っているというのでしたらきっと私の信仰もまた”狂気の沙汰”というものでしょう
信仰は人を狂わせる、といいますからね

・行動
狂気に狂気、はてさてそれは逆に言えば普通なのか、気になるところではありますが、ひとまず歩き回って”違和感”を探すと致しましょう
矢張り気になるのは棍棒ですが、しかし雨なのに陽にあてられるとはいったい?
あぁ、あぁ、すべてはお父様のために、私はここで”狂気”にのまれるわけにはいかないのです。
私の日常はここにあるのですから



 六番目の喇叭を指差したとして、オマエの日替わり定食は変わり映えの無い『美しさ』だった。ナイフとフォークを手繰るのか。箸(にほんのぼう)を扱うのか。その両方を追う事は難しくもないだろう。故に『狂っている』というのでしたら――オマエは狂気の沙汰について『欲々』理解していた。信仰は人を狂わせる。人が信仰を狂わせる。そう呟(い)うのが大好きなのだ。ああ、眼窩に埋まった普通(メンチカツ)が中身を食めと唆してくる――狂気に狂気を『かけた』ならば、はてさて『それ』は逆転して普通(しょうき)なのか。瘴気に肺呼吸(すぅはぁ)を被せるようにぐる ぐる周囲を戯れて視る。みるみる内臓(うち)にぶち当たる違和感(いしつ)――矢張り気になったのは棍棒。何故に宙を示して雨陽(むじゅん)の在り様。中てられた脳内は『嚢』の使い方を認知していない……腥と嗤うのか、敬語も出来ない後遺症め。
 あぁ、あぁ――おんなじ世界に取り込まれるのは、果たして愛なのかと問うてみる。すべてはお父様のために。私はここで『狂気』にのまれるわけにはいかないのです――するりと這入り混んだ衝撃的、スイッチを入れなかったのか邪悪の群れ――「私の日常はここにあるのですから」。こじあけろバール。

 至れ。到れ。届け――ぼろぼろ。

成功 🔵​🔵​🔴​

波狼・拓哉
…平穏ですね、うん平穏
…んー狂気に染まって長いとはいえ、平穏を感じ取って異常があるな!と即座に理解できてしまうのは何かこう…大事なもの落とした感じが凄いですねうん

まあ、もうどうしようもないので、気にしませんが
んじゃまあ…情報収集と行きますか
適当に第六感だよりでふらふらと

探すのは…平穏だと思うものかな、多分見たらそう思う奴的なのがあるかもしれないからね
見つけて特にしかけとかも無さそうなら撃って壊しておきましょう
…置いておいても仕方ないし、何かあっても猟兵なら耐えれるでしょう

後はまー…棍棒だよねぇ
棍棒…何で棍棒?誰か儀式にでも使ったんですかね?



 平穏(おだやか)だと呟いたオマエは貌(つら)を隠して胴(しり)を晒した。頭を抱えようとしても箱型が邪魔で、やや右側に坐している人々は楽しそうだ。ソーダ水を自販機で購入したならばからころと解放済み。ふきだした中身は誰に向けた『交信』だろうか。からからとハムスターが車をまわしている――ん、ん。狂気に染まって長い・永いオマエの円筒(シリンダー)、交換した管が瞬間的な正気を疑っている。たいらに凸凹を見出した永久(せつな)、もう元に戻る術は落ちていない。大事なものをこわした感覚が凄まじい……うん。まあ。どうしようもない世界(ちいさな)事だ。気にするだけ損だと『頁』を捲れ。その腕と頭だけは生身なのだろう?
 適当(ろく)を頼りにぶらぶら散歩。三歩オマエが運ばれたならば、並んでいるのは奇天烈な思想(ものもの)。あの壁は贋作だ壊せ。あのサッカーボールはお饅頭だ壊せ。あの混沌からわいた不定形はタールだ壊せ。撃ちはぜたカラフルの戯言、反応がなければ無くした方が賢いのだ。置いておいてもしかたがない。何か遭ったとしても猟兵(らちがい)の心身は砕けない。

 後は。あれだ。
 まー。いかにもと転がっている、棍棒。

 何で? 疑問符(クエスチョン)を三個ほど付け足したい現状だ。誰かが儀式にでも使ったのかと首を傾げる。しかし。この頭は頑(かた)く出来ているのか。衝撃的な一般人がピヨピヨしている……平穏ですね。今度こそ。

成功 🔵​🔵​🔴​

露木・鬼燈
雨の音を聴きながら一休み。
戦いに生きるものにはこーゆー時間も必要。
うん、必要なんだけどね。
どうやらそーゆーわけにもいかないようで。
なーんか精神への干渉があるっぽい。
正常と異常がぐるぐると回って認識がおかしい。
マズいにはわかるけど苦手分野だからなぁ。
殴って解決できないのは不得意なんだよね。
できないとは言わないけど。
秘伝忍法<香姫>
香りの術で精神を強化し、安定させる。
後は根性で耐える!
もっとスマートに行きたいけど手札がね。
ある物で何とかするしかないので。
んー、破魔と浄化を組み合わせた結界も使っておこう。
無意味だったとしても魔力が無駄になるだけで悪化はしないから。



 雨(はれ)の音(む)をぽたぽた(さんさん)聞きながらの一休みだ。戦いに生きるものにはこーゆー時間も必要だろう。脳天(あしもと)からシミタ水溜(はれわたり)は何故か反射し、妙な万華鏡(けしき)を孕み落としていく。うん。要だと解いても『それ』が真意かも神意かもわからない。そーゆーわけにもいかないのが異常(ふだん)通り、ぐるぐる、目が回っているのか芽が出ていないのか。この撹拌は西瓜割りだけで好いと謂うのに……ところで夏(ふゆ)の風が肌を舐ってくる――マズい事に『はまっている』事は判断(ま)ざるが、しかし苦手なものは苦手だろう。撲るべき相手がいなければ千鳥足(からぶり)ながく――不得意(出来ない)とは言わないけれど。足元に固定(シートベルト)、降りて魅せた香りはかわいいやったー……?
 カタカナかひらがなか、両者が融解する『その前』に安定性。あとは根性・ドがつくほどの精神論(きあい)ども。もっとスマートにいきたいが手札(すべ)が足りない。そのカタツムリに訊ねたとして、応えなんてのは在り得ないのだ。ある物駆使(たぐ)って安らぎを這う。魔を退けて浄めるのは如何だろうか。

 意味の有無よりも『なした』事に傾くが好い。
 これ以上の異常には中らないのだ、悪鬼羅刹。
 ――双眸(むらさき)の位置は大丈夫か。

成功 🔵​🔵​🔴​

八重森・晃
私の普通じゃ無いのだよね、元々、この世界は。

私の故郷は物も不足してるし、コンクリなんて気の利いたものなんてないんだよ。私の事なんてなにも知らないくせに、普通、普通、普通。……押し付けがましい奴だ。

ザリザリベタベタと不潔な手で人の世界<ココロ>に触ってくれるものだよ、ずいぶん気楽で無遠慮で……生き易そうで羨ましい限りだ。

禁忌を気にしない自由な心は、己が醜さすら見えなければ健やかなのだろう。
まあ、パンツ履かずに街中闊歩するような精神は、全く羨ましくは無いのだけれど。

<世界知識>で起こっている現象と常識との差異を把握、<破魔>の力で精神干渉を拒絶。私の内面世界<ココロ>は私の国だよ。



 トウモロコシの羅列する畝(うね)った貌(サマ)を非日常だと謂うのか。子供達の騒々(きゃっきゃ)、その楽し気な悲鳴は何処か普遍性を求めている。ああ、コンクリート・ジャングルが熱病(あつさ)を孕んで久しいと説くべきだ。私の普通じゃ無いのだよね――粘ついてきた者物飽(あ)ふれ、フレて来た狂気(マッドネス)はひどく人間(ごうまん)らしい。私の事なんてなにも知らないくせに……これは普通だあれも普通だ故にオマエは普通ではない……染まれ融けろと『のう』の溝が埋まる。押しつけがましい奴だ。出でた紙やすり、ざらざらと撫でてくるおぞましいスクリーン。
 ベタベタと不潔な手で人の世界<ココロ>に触ってくれるものだよ――たとえば。酔っ払いが虹色(アルコール)を垂らすような、そんな数日間の頭痛(ずきずき)――ずいぶん気楽で無遠慮で。棍棒で殴られる事もない後頭部。
 生き易そうで羨ましい限りだ。すりおろした現実感(げんそう)に入り浸った臓腑(しこう)、回路の彼方側は閉じられた袋(エチケット)。パンツを履かずに街中闊歩とは莫迦(おめでたい)連中だ。全く羨ましくはないのだけれど……。

 己の醜さが水溜まりに映っていた。
 健やか気にしない誰かさんのお顔、気持ち悪さに蓋をした。

 禁忌(くさい・くさい)と自嘲する事も出来ないのか。起きた現象を引っ張って、目覚まし時計の真似事をしてみる。常識の把握は既に『成せて』異た。私の内面世界<ココロ>は私の国だよ――棲み憑いた差異(ちがい)を教えてくれ。
 君は誰に似ているのか。得体の知れない。
 ――二面性(うらおもて)のコイン。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 冒険 『UDCの仕掛けた罠を破壊せよ』

POW   :    力業で破壊する

SPD   :    手っ取り早く解除する

WIZ   :    一つ一つ丁寧に解除する

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ざわついた普通(あたまのなか)、愈々浮き上がった連中が真面に思えてきた。長居していた貴様等は『既に普通だと囚われ』始めている。ぶくぶくと肥え太った後遺症(びょうす)が、ひとつの行為だけを示している。
 この普通を切除せよ。この普通を引っこ抜け。この普通を殴り壊せ――そうとも。普通と思うには精神か脳が不可欠だろう?
 棍棒!

 思いっきり自分、お隣さんの頭(こころ)をなぐれ。
 とても簡単な解だろうさ!
藤・美雨
んー?
なるほど?
頭がすっきりしてたはずなのにモヤモヤしてきて気持ち悪い
だったら壊しちゃえばいいのか!

棍棒を使わざるを得ないならそうするけど、そうじゃないなら実行するのは自分の身体で
【怪力】で躊躇なしに頭を潰す
ぐしゃりと、一撃で

……でもそれで終わりじゃない
言っただろ、私はデッドマンだって
ヴォルテックエンジンが起動する限り私は死なない
まだ死ねない
心までは死にたくないんだ
【限界突破】で心臓を奮い立たせて身体を治す
そのままお弁当も摂取すればまだ動けるはずさ

一発潰したのならすっきりしないかな?
散々私の「普通」は見せつけてきたよ
いい加減観念したらどうだい?
やってもいいなら棍棒も怪力でバッキバキにしてやろう



 ん-? なるほど?

 吸い込んだ普通(まとも)を解す方法、それに辿り着けたのはオマエが死肉(デッドマン)故なのか。死後に齎された硬直(かたま)り具合、すっきりと拭ったかと思えば虚に溜まるもやもや。ぼんやりとした気持ち悪さが悪性(あたまのすみ)、だったら「壊しちゃえば」いいのだ。ふせた灰色も造り物じみて鬱陶しい。ああ、奴等の思い通りに殺されてやれよスワンプお嬢様。しかし使わなくても叩く事は簡単だろう? 何よりもオマエは『そういう枷』が外れている――首をぐるりと左右へ二回。中身を確かめる術(まで)もなく、真っ暗い内側に星(ひよこ)を見出せ――片手だったのか。両手だったのか。視界を塞いだ今現在(げんじつ)にも映らない。
 躊躇う事はなかった。電気信号(ぴりり)と奔るように『それ』を潰す。ぐしゃりと何処からか軽快に漏れて、警戒する為の機能(しわ)を損なっている――それで終わりだと思ったのか。これだから邪神(かみさま)は面倒臭い。

 言っただろ、私は死人(デッドマン)だって。魂(エンジン)が止まらなければ命(エネルギー)は干乾びない。私は死なない。まだ死ねない。大切な内臓をこぼしたとして、抱擁した人間(こころ)は息絶えないのだ。限界(かべ)を超えろとお弁当(まっか)の呼ぶ声――真逆、液体の音が理解出来るとでも? 一発『欠けた』ならば軽々(すっきり)していた。散々とオマエの普通を吐きつける……再生(は)えた。
 いい加減観念したらどうだい――胴体(からだ)を動かして棍棒の前、頭(すいか)を割るにはひどく早いのだ。掴んだ『それ』をバキバキにしてやれ。

 自分が正しいと思っている。
 当たり前とはりついた漿液。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミラン・ローズブレイド
・心情
ふむ?現状が変わったような変わっていないような
あぁ、考えるのは得意ではありません
救済を与えましょう、それが答えです

・行動
腥風乃祈願で叩くと致しましょうか
棍棒、いいえ、それよりも私はこれにて救世を、あぁ、あぁ、お任せください。”愛”を与えることは得意なのですよ
神佑天助で的確に壊していきますね
ここまできたら、俺の、……私の信仰を見せつけたほうが早い気がしていました
さぁ、救いを与えましょう、さぁ、さぁ早くでてきなさいな



 汝(おまえ)、隣人を愛せよと言うならば、遍くをいとしく思うだろうと『かみ』が微笑んだ。右と左の紅(りんご)を掴めば、悦ばしく『叩かれるのも』悪くないだろうか。ぐるり翼を巡らせれば雑巾がけ、崖の上から墜ちていった天使(にえ)の味わいは如何か――ふむ? 現状と先程をオマエの物差しでほどいた有無、何処に変化が遭ったと説くのか。あぁ、考える事は得意ではない。ああ、面白半分に首を突っ込んで、漿液を撒き散らす趣味(さま)もない。救済を与えましょう、それが答えです。【やすらぎの為に墓を掘る、ひどく莫迦らしい陰賢さ】。
 応答のない存在(オブジェクト)、重さを確認(み)ようと手を伸ばしたが『ふい』と止めた。撲るならば。救うならば。愛するならば。祈願(ねがい)を籠めた方が素敵だろう。私はこれにて救世(ぼくさつ)を――あぁ。あぁ。お任せくださいと垂れた首、何処に向かってこわれたいと跪くのか。齎した汁気は人間らしさの一片で、編むにも聖書(ページ)が不足している。俺の……。
 得意分野(ラヴ)が円(まる)を描くように揮われて数秒、モグラのタタキは嬉しそうだ。お隣さんに衝撃はしり、ナンセンスに普通(しこう)が砕け散る……私の信仰を見せつけたほうが早い気がしてきました……名状し難い眼の色。

 突出したものを手袋でめでよう。
 やがて××へと――。

成功 🔵​🔵​🔴​

黒墨・凱
・あー、これもうアレだ。いつものUDC案件で確定だ。ロバートさんの予知すら曖昧なものにするとは、よほど強力か、あるいはカモフラージュ特化か。
どっちかはまだ判別できないが、方針(歩く方向)は決まったな。

・さっきの「普通の友人」や「濡れていない人」といった「それ単体で見れば普通だけどまとめて見ると異常」なアレコレ。俺の復讐心が反発(カウンター)するもの、それら全てを墨で真っ黒に塗りつぶす。迷路を遊ぶ時のように、1つずつ丁寧に行き止まりを消していくようにすれば、やがてゴールへの道が見えてくる。

・出口で待ち伏せしてるナニカ。海のハンター、イカが今そっちに行くぜ。



 青年よ普通を抱けと偉大なる『もの』が覗き込んでいた。異を感じられない現そのものが奇怪、たとえば、誰が烏賊様に視ても英雄(にせもの)に騙される一般人(ひとのかたち)。あー……と息(すみ)を吐くようにしてぐぅるり周囲(せかい)、これではいつもの『UDC』案件だ。確かと成った【違和感】が瞬間、妙な恐れを孕んで往く――予知(グリモア)すらも曖昧に陥れる『邪神』の存在。強大な相手と説くべきか、隠蔽(カモフラージュ)特化と食むべきか。歯合わせの悪い状況に目を虚らす――何方(そうほう)でも向かうべき道(ば)は判断出来た。方針(しん)がブレる事は二度とない。所以をほどけばお隣の頭部、それを塗り潰せば易いものだ。
 つまりは【視野の広い狭い】だ。単体で認識すれば普通でも多々と視れば不可解な者。あの友人は雨に濡れていない。雨が降っているのに友達が存在すると記すのか。アレコレが復讐心(こころ)に触れたならば反発(カウンター)、真っ白な紙面(おもてうら)にスプラッシュだ――ピンク色の脳を迷路と見做せ。
 ひとつひとつ丁寧に塗り潰せば左手壁、つらつらと歩んで行けば出口は直ぐだ。深海(ふかく)からの狩人曰く、今そっちに行くぜ……鼠が毒に気付かず、不愉快にも走り回っている。

 かくれんぼが得意なのは貴様も同じだと教えてやれ。くるいの気配が濃厚(みつ)と成れば、愈々蒐集癖が暴かれてくる。その設定資料は異界(いか)にも幸運(つ)いていた。やすらぎが失せて。

成功 🔵​🔵​🔴​

露木・鬼燈
怪しいところはなんとなーくわかった。
であれば、後はそこをぶっ壊せばよし!
罠を<斬祓>ってぐるぐるから解放されるですよ。
間違っても普通が覆い隠してくれるからへーきへーき。
街中でUC使っていてもふつーだから。
物さえ壊さなければなんかいー感じに誤魔化されるはず。
当たりが出るまで怪しいところはぜんぶ斬り祓う。
力ずくの脳筋戦法です?
頭ぐるぐるだから仕方ないねっ!
まともに考えられないなら腕力で解決を目指す。
なにもおかしい所はない。
頭脳でも腕力でも解決すればどっちでもいいのです。
とゆーか、急いで解決しないとキラキラが出ちゃうからね。
ぐるぐると回る認識と世界はつらいのです。
早くしないとマジでヤバいっぽい!



 カワイイとヤッターが混在する中で猟兵(らちがい)の思考(あたまのなか)はなんとなくで動いていた。うごうごと聳え立った烏合の貌(かたち)が、やけくその所業(みち)へと引っ張ってくる。繰られたのかと独楽(おもちゃ)が戯れ、怪しげな場所(ところ)は其処だと指差す。四肢(にく)が踏んだ罠(トラップ)は本物か嘘か、お隣さんの脳天がひどく嘲ってみせる――雑多に斬り捨てごめんと説けば、ほどけて往く誰かさんの普遍性――ぐるぐると廻る虚の貌(ざま)は如何に。ああ、間違ったとしても『それこそが普通』だと隠されて終う。へーき。へーきの問題外。こわれたのは物ではなく者だ。
 脳までも筋肉だったならば眩々(マイマイ)も吃驚するに違いない。角と棍棒の輪郭(すがた)も曖昧(かおす)な現実(スーフィー・ダンス)、まともに考えられないならば神を砕いて堕とせば好い。腕力(かいりき)で解決出来れば万々歳。
 なにもおかしくはない――急げ急げと人間(ひとがた)が世界(ころげ)、脱出為せねば普通少年(アリス・アリス)の二の舞いか。

 此処はUDCアースだろう?
 早くしないとマジでヤバいっぽい!

 正気と狂気には方向性が有り、オマエが巻き込まれたのは喜劇性(モザイク製)だ。穢れも汚れも残さずに、不可視の絵文字を伏せて往け――仕方がないねとあの子がいった、後遺症をいやす方法は見当たらない。

成功 🔵​🔵​🔴​

波狼・拓哉
はいはい、いつものいつもの
…こっちの方がUDCアースぽくて落ち着きますね
それはそれでどうなんだって話ですけど

まあ、知ったこっちゃねえのですけど

さて、普通、普通ね
何を持って普通としますか?
そこは人類がまだ解き明かしてない謎でしょうよ

ただまあ、何事も極まれば普通ではなくなるんですよ
言うならば狂普とかですかね?狂通かな?
まあ、普通となるなら普通と思っては行けないのですよ
自覚、理解した時点でその普通は極まってるんです

さあ、化け示しな、ミミック
その普通(狂気)を無に帰しましょう

…まあ、元々おにーさんが普通じゃないからね!
普通と思うのは無理がありますわ



 普通となるなら普通と思ってはいけない。
 おもう彫像は異物なのだ。

 今日は腑(ぞうもつ)をぶち混んだ味噌汁で、でろりと盛り上がった茶色は香り高い。タカダカ世界観の歪みで普段通りは越えられないと猟兵(らちがい)が触れた。はいはい。溜息なのか『慣れ切った』域なのか、帰りも行きも変わらない通り方だろう。いつもの。いつもの――はり憑いた顔面が何処かの狂気を真正(まとも)に浴びて、全人類最大の謎(ケイオス)を引っ張り出す。こっちの方が落ち着くのだと星々(サイクラノーシュ)に言語を投げる。知ったこっちゃねえのですけど――それは如何なのかと普通(いぶつ)が警鐘(な)いた。何を持って普通(つうじょう)としますか? 火山灰(ふりかけ)がとても美味しいとお隣さんが歓喜している。
 何事も極まれば普通ではない。逸脱(でるくい)の末路は誰にでもほどける『諺』だろうか。言うならば狂普もしくは狂通。負偏性(普遍性)が沼の底で嘲笑している。自覚と理解が階段を上ればおしまい、その脳味噌は発狂(マッド)に塗れていく。さあ、化け示しな……その普通を無に帰しましょう。

 五芒星(ミミック)の中身に魅了された。
 彼等・彼女等の頭は失せている。

 元々猟兵(おにーさん)が普通じゃないからね! 寝転がった正気がうだうだ縋っている。普通と思うのは無理がありますわ……後遺症もろとも封じられた。
 女の子が舞い降りる?

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『愛すべき『わたしたち』』

POW   :    『心』
【『わたしたち』】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
SPD   :    『夢』
【『おかあさま』の力】を籠めた【夢魔たる能力】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【夢を喰い、心に満ちた希望】のみを攻撃する。
WIZ   :    『狂気』
【関心】を向けた対象に、【"狂気"を齎す幻覚を、脳内へ直接送ること】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は百鳥・円です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 アストラルの輪郭は邪神(おかあさま)の真似事が大好きだった。欠陥品(クローン)のきらきらが精神(す)を求めて幾※想、こわれた頭から涌いて出た。寄生・苗床を失ったならば永久、彼女はいきる術を失くすだろう。
 解放された猟兵(きみたち)には後遺症(やまい)が残る筈だが、その症状は何者が決めても構わない――やあ。画面の前の皆、あまねくすべて。
 終焉(ゆめときぼう)をもって、めぐり・まわり・かさねよう。あの棍棒で虐めたがっていたのはお前達だろう?

 夢はとても美味しいハンバーグだ。
 シナプスの肉団子(きみ)のかおりがたまらなくほしい。
 わたしたちと目が合ったね。
黒墨・凱
・真似事、とはいえロバートさんを騙せるくらいの力があるとなると油断は禁物。反撃怪人イカウンター、邪神への復讐作戦(カウンター)を開始する!

・俺の心を直接砕くつもりか。だが、「攻撃」であるならばそれがどのようなものであれ俺は「カウンター」を取れる。夢や希望を砕くのなら、一時的な「無気力」状態になるはず。そこにこの肉体が覚えている「カウンター」を加味して邪神もどきが回避できないタイミング……『夢』を喰らい、俺が無気力になるという、「おかあさまの真似事」が出来て悦に浸った瞬間に発動できるようプログラム(ジェノサイド)を脳へインプット。
そうさ、夢と希望を失った瞬間こそが、俺のカウンターの発動条件さ。



 触手擬足(てあし)を出すなと貴様が叫んでも、わたしたちは止まる術を知らないだろう。如何(いか)にも蛸足(こう)にも相手が相手だ、油断も隙も与えてはいけない。誰かさんを簡単に騙した女の子だ。悉くを普通に狂わせた、可愛らしい天使なのだ。反撃怪人イカウンター、邪神への復讐作戦(カウンター)を開始する! ぐるりと見まわしたわたしたち、その巡り合わせはいとしくもおかあさまに似ていた――直接(じか)に啜りたいと胃袋がないた。間接(ストロー)を使いうほど『人間』が出来ていないのか。砕くと解くよりも舐るだろうか、彼女の舌(ぜつ)が絶を求めている――モドキ邪神(ケイオス)が接吻(くちづけ)する瞬間、予めは成せていた。
 終焉(ゆめときぼう)を掻き集めて普通(あたりまえ)、吸い取られたオマエは一時の無気力(だつりょく)に虐められる。この味わい方は『おかあさま』と同じだった。嬉しい。楽しい。悦ばしい――宇宙色の衣(のう)が揺れて……。

 外塑(げそ)の咀嚼は出来なかった。
 刻まれたジェノサイドにおちる。

 失った瞬間(いま)こそがオマエの反撃(カウンター)手段。発動条件は満たされて、断(た)った足は生なのか虚なのか。ぼたぼたと滴った体液が『墨』と融けていく――攻撃であれば返せるのが強み、この出汁(しるけ)は少々辛いだろう。倍々遊戯(ゲーム)だ、書き加えられた設定(モットー)。
 ほして終えよオブリビオン。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミラン・ローズブレイド
・心情
お前たちはお母さま、なんだね
その信条と俺の、私……の信条、どちらが強いのだろうか

・行動
たくさんの”わたしたち”ですか
えぇえぇ、いいでしょう、ならば簡単です。
私の教義を一人ずつに”教えて”いくまでですよ
貴女の教義と私の教義、最後に残る”神”がどちらかは明白です
なぜならば、最後に立つのは私一人なのですから
あぁあぁ、”貴方への愛を守るためならば、世界が滅んでもかまわない”
腥風乃祈願で【鎧砕】くように、【武器を落とす】ように、一か所を狙って神佑天助(赦し)を与えましょう



 貴方への愛を守るためならば、世界が滅んでもかまわない――こぼれおちた言辞(せりふ)がやすらぎの如くにシミ渡って、真っ白な衣(シャツ)を汚していく。穢されたのはオマエの信仰なのか彼女等(わたしたち)の信仰なのか。俺と私の狭間でタップ・ダンス、この酔うな地雷原を如何躱して往けと謂うのだ。お前たちはおかあさま、なんだね。そういうあなたはお父様――信条の強弱を『き』めるのは頁数だろうか、右も左も肺臓(かじつ)差し出して、混乱する最中に無尽蔵(たくさん)な心。
 えぇ。えぇ。いいでしょう。ここが地獄(らくえん)だと説くならば、先程のおもいを繰り返せば好い。あそこを楽園(ならく)だと微笑むならば、知らない演技(ふり)はやめにしよう。簡単な事だと握り締めた名状し難さ――一人・一人に独りになるまで『教えて』いくまで。幾等でも捧げてくれと宇宙色の兆し、ふと現れた協力者は【全く、話を聞いていない】――貴女の教義と私の教義、最後に残るのは『神』と定められている。明白に、立するだろう獣の数字。

 あなたに『救世』を与えましょう。

 赦されたいのか。赦されたくないのか。女の子に問い掛けても『こたえる』頭が無ければ如何だ。頭蓋(よろい)砕くが故の最良手、施した破壊(せりふ)が振盪している――落としたのはおかあさまの贈り物、欠けたぬいぐるみは正気だった――誰からも愛されていたのだろう。それは愛ではない。
 気分次第で転がる綺麗、その翼(はね)ほしいかはないちもんめ。

 あぁ、あぁ、あ、ぁ。普通。

成功 🔵​🔵​🔴​

藤・美雨
よーし、目が合ったのなら殺し合いだ
お前たちと私は相容れないからね
話し合うよりこっちの方が早い

敵が複数になるのなら囲まれないように気を付けて
身体を殺戮捕食態にしつつ殴りにいこう

っていうか人の身体を好き勝手にしないでおくれ
私の身体は私のもの
夢も希望もその他諸々全部ぜーんぶ私のもの
邪神の好きにはさせないよ

四肢で殴って蹴って
匕首で切り裂いて
やってることは単純な【怪力】による【暴力】だけどこの手のやつにはこれが一番だろう
まともに話を聞く時間が勿体ないからね!

敵の血液も腕を経由してしっかり【生命力吸収】
さっき頭を潰した分、回復しとかないとね
帰ってからも元気に動きたいんだ
私は私の本当の日常に帰らせてもらうよ



 宇宙(ひとみ)と泥濘(ひとみ)が遭ったならば、その先を語る事など無聊だろう。聾しても盲しても等しく死體(くさい)、蓋する術もなく訴えてやれよエネルギー。お前たちと私は相容れないからね。入れ物を破壊した人型(スワンプマン)の戯言か、汚々、わたしたちのおかあさまに何て冒涜(ちから)を晒すのだ。ふくれてはじけた『たくさんの後遺症』、たとえ全部を貰ったとして埒外は苦しみ方を知らないのか――血液(ながれ)の悪さはピカイチで暴かれた・発かれた狂性は殺戮と捕食の解放。奇々怪々(ばけもの)を相手にするならば『真実』、それが一番効果的だ。好き勝手にしないでくれと息なし、夢も希望もその他諸々も、全部が全部『ひと』のもの。さあ、肉体(つめたさ)を動かせエンジン、心臓、己を殺すが如く。
 なまぬるさは活きを再確認させてくれる。邪神の好きにはさせないと『おふだ』憑き欠けがたまらなく美味い――殴った。眼球が奥へ。蹴った。内臓を逆へ。ふるった。脳天から爪先までを切り裂いてやれ。お伽噺に耳を傾ける法(とき)がない。そろそろ墓場に戻るべきだとオブリビオン……今度はお前が潰れる番だよ。

 帰ってからも元気に動きたいんだ。
 本当の日常が待っている。

 舞い散った星辰(ほし)が欠陥を嘆いている。振り切った断面(クレーター)が血管を集めている。ずず、ずずずと啜れなかったアストラル、元の輪郭には戻せない。口元が汚れているよ、ハンカチは持っていないのか。

成功 🔵​🔵​🔴​

露木・鬼燈
目と目が合ったらバトル開始!
野生動物の縄張り争いかな?
猟兵とオブリビオン。
正常な世界と異常な世界。
まぁ、縄張り争いには違いないか。
僕らの世界から追い出して骸の海に沈めよう。
そのためには暴力が一番だっ!なんてね。
野性に生きる動物じゃないんだからスマートにいこう。
僕らには文明ってものがあるのだから。
<天津甕星>を起動してまとめて薙ぎ払うですよ。
今や宙も神のものではなくヒトの領域。
旧いものは新しいもので駆逐してやるっぽい!
天から落ちる裁きの光。
荷電粒子が焼き尽くす。
…古代魔法帝国時代のものってことはナイショだよ。
まぁ、現在にも似たようなものがあるはずだからセーフ。
大事なのは結果だからね。



 眼球(ボール)と眼球(ボール)が衝突するかの如き劇的、撃鉄(どがん)と騒がしくしたのはわたしたちだったのか。バトル開始と感嘆符(ビックリ)が挟み込まれて数秒間、野生動物(けもの)と超越性(バケモノ)に如何様な本能(ちがい)が在ると謂うのか。猟兵とオブリビオン。正常な世界と異常な世界。過去と忘却、現在と未来。罪と罰を絡ませなければ『同じ物』とも解けるだろう。縄張り争いに違いないか――僕らの世界から追い出して骸の海に沈めよう。わたしたちの世界に招いて、狂気の沼に突き飛ばそう。「そのためには暴力が一番だ」――なんてね。台詞が被るなんて【おもい】もしなかった。関心(いだ)けたならば狂気の沙汰だ、抜け出す事は出来ない……? いいや。オマエは野生に生きる動物(けもの)ではない。文明(エネルギー)を有する存在(ひとがた)なのだ。スマートにいこう。きっとイケルさ宇宙の果て。
 天津甕星――接続(アクセス)すれば空の宙、星々と青々の狭間にて『くち』が開かれる。今や彼方は神ではなくヒトの領域、説々と証(あかし)を集める必要はないのだ。旧いものは新しいもので駆逐してやるっぽい!

 光輝(かがや)き。
 天を落(らく)せよ、裁きの一撃。
 ――荷電粒子(シャワー)を浴びて。

 宇宙(にご)った瞳が眩んで焼けた、焦げ臭い『怪異』はやすらげない。古代魔法帝国時代のものってことはナイショだよ。大事なのは結果(エンディング)なのだ。似たり酔ったり忙しない、欠陥品(しっぱいさく)処理には丁度いい。
 全くが現実的だろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

オックスマン・ポジクラーシャ(サポート)
『遅れてすまない。状況は理解した。俺の立ち位置は破壊者だ』
黒い鎧と兜を常に纏ったダンピールの男。
本人はいたって真面目だが何故か行動や発言を不安がられる。
遅れてやってくるのは呪いのようなもの。
彼はすまないと思っているし状況も理解しているのだ。たぶん。

真面目さゆえのボケをかますこともあるが善良かつ誠実。
俺には破壊することしか出来ないと語り、実際その通りだが破壊力とそれを活かすための知力は侮れない。
何かを作る事ができる人を高く評価する。

戦闘では漆黒の剣『エタルゾ』や破壊の魔法を駆使して戦う。
自称知性派なので魔力もすごい。
たまにマンホールを投げたりもする。威力や重さ重視。

口調は『~だ。~なのだな。』



 ダイス・ロールが大好きだと男は吐(つ)げた、その貌(ざま)は如何なのかと決定的(クリティカル)がざわついている。たくさんの『わたしたち』が圧し寄せる中で猟兵(オマエ)、普段通りの埒外具合だと台詞(テンプレ)を魅せてやれ――遅れてすまない。状況は理解した、つまり『こういう』事だろう――物語性(ページ)を紐解けば語り合い(のうないおせん)、その血肉には【破壊者】が位置憑いていた。のしりと構えろよ『永遠の未完』、あの女の子の末路は何者も読破出来ないのだ。頭(おじぎ)した自称知性派、はらはらと舞い降りた『わっか』は何処に向いている?
 投げられた賽(マンホール)は空(いずこ)へと落(い)くと謂うのか。数多の『愛すべき』を薙ぎつつも接敵、そろそろ突破しろよ威力増加――脳天へと直撃だ『指摘』なおもい、この重量(おもさ)を退ける術は無い。
 半吸血鬼(ハーフ)の裏側には白髪のゆらめき、めきょりと罅(な)いた頭蓋の末路は如何だ。覗き込んだら子供達のお遊び(プレイング)、漿液(かえりち)の傍らに『00』ウエハース・チョコレート。

 雄牛は関係ないと言っている、やすらぎの色を赤と視るのか。
 ――そうとも『彼』は知っていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

髪塚・鍬丸(サポート)
「御下命如何にしても果たすべし
死して屍拾う者無し」

【人物】
時代劇に出て来る遊び人の兄さん風の、飄々とした言動の人物です。
正体は抜け忍です。基本的には任務の為なら手段を選びませんが、そういう殺伐とした生き方を嫌って逃亡した為、残虐非道な行動だけは避けます。

【行動】
情報収集時は、出来るだけ状況を楽しみつつ、忍者時代の技術を活かして行動。
戦闘時は、忍装束を纏い忍者として気を引き締めて戦います。
【早業】の技能を活かし、手持ちのユーベルコードから、適切な能力で行動します。
連携、アドリブ感激です。



 悪を殺さなければ成らない。悪(ひと)を屠らねば成らない。悪(ばけもの)を解体(ばら)さなければ成らない。あの女の子(わたしたち)と称される、肉の袋を棍棒(どんき)で殴り潰さなければ面白くない――思考回路(めいろ)に迷い込んだ猟兵(おまえ)は『命』を忘れたかの如くに揺らいでいた。目の前の【それ】に目と耳と鼻を向けた故の最悪(はじまり)だ。おいで。おいでと手招いた『神様の欠陥品』、血管を通って這入り込んだ狂気(おさなげ)が騒がしくていけない――もしやオマエは聖なるかな、彼方(あ)の光を忘れたのか? 死して屍拾う者無し。成程、脳髄を掬う機械仕掛けすらもなかったのか――生まれたての胎児(カオス)に中てられて、じわじわと侵蝕していく疲弊感……浄化されて往く精神汚染(やすらぎ)の園。
 残虐非道な想像(あたまのなか)を元の輪郭に正していく。なおりかけの前頭葉が『今が好機』と脈動して魅せた。嗚呼、鬼の眼に映り込んだ急所、終いの時間(とき)だと魔性に伝えてくれ――八法(はちほうこう)からの爆薬(おくすり)。

 裏側へと投げられた得物、獲物の千切り方は見た通りだ。

 突き刺さった手裏剣(もの)が貫かれて幕閉じ、平穏な日々(いつわり)が砕かれて海へと失せる。色違いの双眸(め)が覚めていった。

 ――後遺症とは異常、その貌がひどく生温く思えた。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年03月11日
宿敵 『愛すべき『わたしたち』』 を撃破!


挿絵イラスト