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羅針盤戦争〜二の王笏は難攻不落のダンジョンで待ち受ける

#グリードオーシャン #羅針盤戦争 #七大海嘯 #カルロス・グリード #オブリビオン・フォーミュラ #二の王笏島

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●ダンジョンメーカー
「全ての敵本拠地は発見された。後は王笏を倒しきればこの戦争も勝利だな。そこで、今回向かって貰うのは、『二の王笏島』だ」
 グリモア猟兵の天御鏡・百々(その身に映すは真実と未来・f01640)の話によると、そこで二の王笏たるカルロス・グリードを撃破することが任務の目的となるとのことだ。

「さて、この二の王笏は、『アルダワ魔法学園』の力を具現化している。それによって魔法装置『ダンジョンメーカー』を扱うカルロスは、この島を『罠だらけの蒸気迷宮』へと変化させているのだ」
 しかし、迷宮とは言ってもカルロスの姿は最初から視認出来るそうだ。
「カルロスは落とし穴、落ちるトゲ天井、壁から放たれる矢などの罠を設置しすることで猟兵の接近を妨害し、魔導砲による遠距離攻撃や猟兵の至近への機械獅子の召喚で先制攻撃してくるのだ」
 ダンジョンの構造としては単純で、カルロスのいる部屋から一直線に伸びた通路が二つあり、それがそれぞれ別のダンジョンの入り口となっているだけである。単純ではあるが、一方的に攻撃を受ける中で罠を突破して接近するのはかなりの困難が予想される。
「今回のカルロスは複雑な迷宮での消耗を狙うのでは無く、あえて単純な構造にすることで攻撃重視にして短期決戦を目指しているようだな。しかし、貴殿達の力ならば、この不利な状況でも必ず勝利を掴めるはずだ」
 各自の知恵と能力で、この難攻不落のダンジョンを攻略し、二の王笏を撃破するのだ!

「それでは、二の王笏島へと転移させるぞ」
 説明を終えた百々は、手に持った神鏡より光を放ち、猟兵達を決戦の地へと送り出すのであった。


夢幻
●マスターの夢幻です。戦争では必要青丸数以上の採用は、いつも以上に控えめになりやすいです。

●戦争シナリオのため、1章で完結となります。
●このシナリオのプレイングボーナスは、『敵の先制攻撃ユーベルコードと「蒸気迷宮」に対処する』です。
●『スチームエンチャント』は基本魔導砲に使用して遠距離攻撃してきます。
●このシナリオが完結すると、二の王笏勢力下の島の一つが解放されます。
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第1章 ボス戦 『『二の王笏』カルロス・グリード』

POW   :    黄金なる王者
【背部に装着された魔導砲】が命中した対象に対し、高威力高命中の【連鎖するダンジョントラップ】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    ゴールデンレオ
いま戦っている対象に有効な【武装を生やした、機械仕掛けの黄金獅子】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ   :    スチームエンチャント
自身の装備武器に【罠と連動して威力を増す蒸気魔導装置】を搭載し、破壊力を増加する。

イラスト:hoi

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎

シンプルな仕掛けデスネ! わかりやすくてグッドデース!
強行突破で参りマース!

入口でクラウチングスタート。通路を一気に駆け抜けマショー!
ダッシュで走り、滑走靴で滑空してGOデース!
発生するトラップは駆け抜けるか、ファルシオンで受け流して行きマース!
そして、正面から飛んでくるカルロスの魔導砲にはチェインハンマーを投げつけて対処デース!
すぐに鎖をパージすれば、被害を受けるのは鉄球オンリー……!
アナタの犠牲は無駄にはしマセーン!

トラップゾーンを潜り抜ければ、カルロスの前に躍り出て、
「六式武装展開、煙の番!」
煙幕で着弾のタイミングを見せない、パイルバンカーの一撃を叩き込みマース!


月影・このは
ダンジョンですね、罠は厄介ですが…
最近手に入れたこのソリッド・モビリティ・デバイスのアンカー【ジャンプ・ダッシュ・推力移動】にて駆け抜けましょう!
バトルホイールで攻撃系罠を『受け流し』つつ、二の王笏の元へ

UCはクリスタルウォールを放ち盾に受けさせ【盾受け&オーラ防御】
アンカーにブラストブーツの炸薬による『吹き飛ばし』にて、自身は出来るだけギリギリまで引きつけ【見切り】躱す
盾が魔導砲に飲まれトラップを受けることで諸に喰らい撃墜されたよう偽装

そして他の猟兵に気を取られている内に此方もUCの準備を…
反動を殺すために自身を固定【捕縛】し
強化型ブーストナックルで敵を穿つ!



『二の王笏島』にあるカルロスが引きこもっているダンジョン、その二つの入り口のそれぞれに猟兵の姿があった。

「ダンジョンですね、罠は厄介ですが……最近手に入れたこれを使って駆け抜けましょう!」

 『ソリッド・モビリティ・デバイス』、プラズマで出来たアンカー射出装置を手にしているのは、月影・このは(自分をウォーマシーンと思いこんでいる一般ヤドリガミ・f19303)であった。これを使えば、素早く奥まで進めるという寸法だ。

「シンプルな仕掛けデスネ! わかりやすくてグッドデース! 強行突破で参りマース!」

 そしてもう一つの入り口で、クラウチングスタートの体勢から強行突撃を敢行するのは、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)である。二人はタイミングを合わせて同時に突撃することで、カルロスの標的を絞らせない狙いだ。

「その程度の策、想定済みだ! 猟兵共よ、消し飛ぶがいい!」

 カルロスはそれぞれの方向にパイプオルガンじみた魔導砲を向けると、二人へ向けて砲撃を放った。入り口が二つなのは、それがカルロスの対応可能な上限だったのであろう。

「『クリスタルウォール』を発生させて……今です!」

 壁から放たれる矢を『バトルホイール』で受け流しながら、アンカーの巻き上げで高速移動していたこのはは、砲撃を確認すると自身のベルトへと手を伸ばす。そして、そこから発生させたバリアが砲撃を受け止めた瞬間、『ブラストブーツ』に仕込んだ炸薬を利用して一気に離脱する。砲撃を受けた盾は、その後に落ちてきた天井に潰されてしまったが、これでカルロスには彼がもろともに撃墜されたように見せられたはずだ。

「弾いて……鉄球をパージしマース! アナタの犠牲は無駄にはしマセーン!」

 そして、『滑走靴』による空中機動で駆け抜けていたバルタンの方はと言えば、タイミングを合わせて取り出したチェインハンマーで砲撃を殴り飛ばしていた。もちろんそのままでは爆発に巻き込まれてしまうだろうが、バルタンは先端の鉄球をパージすることで難を逃れていた。

「よくやるものだ。しかし、それでは次は無いぞ」

 カルロスはバルタンへ向けて、第二射を照準する。チェインハンマーの鉄球を失ったバルタンにそれを防ぐ手段は無い。だが、バルタンはユーベルコードを使用することで、その姿を隠したのであった。

「六式武装展開、煙の番!」
「何っ!?」

 もうもうと立ちこめる煙の中を進んだバルタンは、動揺するカルロスの超至近距離まで接近する。そして、サイボーグの体に内蔵された『パイルバンカー』による超火力の一撃を叩き込んだ!

「これが、必殺の一撃デース!!」
「ぐはっ!!」

 そして、カルロスが吹き飛ばされた先に待ち受けていたのは、撃破されたように装っていたこのはであった。

「なっ! 貴様は倒したはずでは……!?」
「それがボクの作戦です! 強化型ブーストナックルっ!! 穿けっ!!」

 多大なる反動を殺すために自身を地面に固定したこのはは、『強化型ブーストナックル』による強烈な一撃をお見舞いする。それは先ほどのバルタンのものに劣らぬ凄まじい火力で、カルロスへと大ダメージを与えたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ナイ・デス
目指すは、完全勝利……
罠は避けず、受けた上で、倒しましょう、か!

罠を踏むのも気にせず進みます
【推力移動ダッシュ】落とし穴は落ちてもすぐに飛び出して
【覚悟、激痛耐性、継戦能力】その他の罠、砲撃は受けても、本体が無事であるから、死なず
例えミンチにまでなっても【念動力】で仮初の肉体動かして
五感を失っても【第六感】で周囲を知覚し
止まらず、怯まず

私は、死なない。私は、死ねない
『いつか壊れるその日まで』

再生して【目潰し、範囲攻撃】
【浄化、生命力吸収】する「聖なる光」を放ち、迷宮を明るく照らして

罠も、あなたも、私を倒せない
この戦争、私達が、完全勝利、してみせます……!

奪い尽くして、骸の海へ還そうとします



「目指すは、完全勝利……罠は避けず、受けた上で、倒しましょう、か!」

 続いてダンジョンへと突撃するのは、ナイ・デス(本体不明のヤドリガミ・f05727)であった。ヤドリガミである彼は、その仮の体が破損したとしても死に至ることは無い。故に彼は、罠をまともに受けながらカルロスの元へと向かっていった。

「耐久力が高いのか……? ならば、『スチームエンチャント』! 強化魔導砲で消し飛ばしてくれる!」

 ナイの様子を、カルロスは耐久力の高さで罠を踏み潰していると勘違いしたようだ。ユーベルコードの発動によって、ダンジョンから伸びたパイプが魔導砲に接続、多大な魔力が供給される。そして、猟兵一人を跡形も無く消し飛ばすのに十分な砲撃が、ナイへと向けて放たれた。

「あっ! わわっ!?」

 如何にヤドリガミといえ、頭を吹き飛ばされるなどして意識がなくなれば動くことは出来ない。本体たる器物を携帯していれば、そちらから動かすことも可能な場合もあるが、ナイの器物はどこにあるか分からないような状態だ。罠はともかくとしても、敵のユーベルコードまでも無防備に喰らうような作戦は悪手といわざるを得ない。―――しかし、幸運が彼に味方した。無警戒で進んでいたナイの足下が開き、落とし穴にその体が呑み込まれたのだ。ナイは落とし穴の底に設置されていた槍に串刺しにされるも、致命的な砲撃は彼の上を通過していった。

「死なないことにかまけて、油断しすぎたかも、です。でも、ここから逆転……です!」

 ナイの身体を聖なる光が包み込み、その身体を一瞬で修復する。『いつか壊れるその日まで』によって回復と強化を為したナイは、落とし穴から飛び出すと一気にカルロスとの距離を詰めていく。

「この戦争、私達が、完全勝利、してみせます……!」
「うおっ!?」

 そしてナイの放った聖なる光は、カルロスを焼いてその力を奪うのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

水鏡・怜悧
詠唱:改変、省略可
人格:アノン
罠だの何だのまだるっこしい。直接殺しに来いよなァ
魔銃を重力属性にし、壁や天井も足場にしながら罠を掻い潜る。足場の場所は勘(UC未使用)だ。
「ライオン……機械か。喰えねェじゃねェか……ってあぶねェ」
銃撃を飛んで躱すが壁から飛んできた矢に左肩を射抜かれる。逃げ惑い罠に嵌りつつも致命傷は避ける
「あァくそむかつくもうイイ全部まとめて殺す」
UC発動。殺気でライオンの動きを止め、UDC液体金属を巻き付け怪力で壁に叩きつけ罠ごと壊す。野生の勘で先の罠を見切り、土属性の魔銃で罠を起動、飛び出してきた槍に触手を巻き付けロープワーク。一気に王笏の元まで飛んで、そのまま顔面殴り飛ばすぜ



「罠だの何だのまだるっこしい……直接殺しに来いよなァ」

 ダンジョンの入り口に辿り着いた水鏡・怜悧(ヒトを目指す者・f21278)は、乱暴な口調で悪態をつく。普段と印象が違うが、それもそのはず、多重人格者である彼の今の人格は『アノン』であるからだ。

「奥に引きこもってる奴が、カルロスだな? じゃあ、行くか」

 『オムニバス』より重力属性の魔術を放つことで、アノンは壁や天井をも床の様に移動する。ダンジョンの罠は、地面に足を付けて通る相手を想定したものである。故に、アノンはルート取りの時点でその半数以上を無力化していた。

「小細工を……出でよ、『ゴールデンレオ』!」

 罠を無視するアノンを撃破すべく、カルロスは対空機銃を搭載した黄金獅子を召喚した。そして、獅子の背負う機銃が火を噴いた。

「ライオン……機械か。喰えねェじゃねェか……って、あぶねェ!」

 野生の勘で辛くも機銃掃射を回避したアノンであったが、連動したかのように放たれたトラップの矢が彼の肩を貫いた。地を駆けぬとしても、それで全ての罠を無効化はできないのだ。

「あァくそむかつく……もうイイ、全部まとめて殺す!」

 『異常集中(caseアノン)』のユーベルコードを発動したアノンは、凄まじい殺気を放ちながら、その苛つきをぶつけるように黄金獅子に襲い掛かる。機械の獅子相手に殺気は効果を為さないものの、アノンは『UDC-黒く玉虫色に光る液体金属』で獅子を捕まえると、強化された怪力で獅子を壁に叩きつけ、矢の発射装置ごと破壊した。

「ヒャハハハハハハッ! このままカルロスもブチ殺してやるよ!」
「ッ! 粗雑に見えて、罠を正しく対処するか!」

 狂乱していても、アノンは研ぎ澄まされた勘で罠の位置を把握し、時には魔銃を用いてわざと発動させることで無力化していた。そして、ある程度まで近づいたところで、彼は伸ばしたUDCの液体金属をカルロスの砲塔に巻き付けると、それを一気に伸縮させることでカルロスへと肉薄する。

「これで、終わりだァ!!」

 その勢いのままに、アノンはカルロスの顔面を殴り飛ばした。これまでの猟兵との戦いの結果、カルロスの体力は思いの外低下していたようだ。彼のその一撃がトドメとなり、カルロスは消滅、骸の海へと還っていった。

 ダンジョンは攻略され、『二の王笏』は討伐された。ここにまたカルロスの内の一つが削られ、この羅針盤戦争も決着まではもう後少しだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年02月23日


挿絵イラスト