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銀河鉄道シリウスの憂鬱

#スペースシップワールド


 銀河鉄道シリウスは、カップルや家族連れに人気の宇宙船である。休日になると多くの客が来訪し、記念写真を片手に帰っていく。
 客が満足そうにして下車してくのを見送る、それが船長レッド・プレーンの楽しみであった。

「全員、第4車両より後ろに下がれ! 鍵を閉めろ!」
「船長! どこへいくのですか!」
「客に怪我をさせるなよ、いいな!」

 銃を片手にレッド・プレーンは走り出す。響く銃声。しかし弾丸はオブリビオンの装甲を貫くことは敵わない。
 常人が抗うのは難しく、迫るオブリビオンの腕に易々と捕まってしまう。

「施錠が完了しました」

 感情のないアナウンス。しかし、それでよかった。レッド・プレーンは賭けに勝ったのだ。
 激しい抵抗と共に、彼がそのまま拉致されていくのを、船員は窓越しに見つめることしかできない。

「ちくしょう……船長、船長……!」



「スペースシップワールドで1つの事件が観測された。銀河鉄道シリウス……って知ってるかい? うん、そうそう、アレだよ」

 ノエル・グランシャリオ(聖夜の約束・f02661)はパンフレットを広げる。そこには乗客向けの地図が記載されていた。全部で7車両あるうち、第4車両より後ろが乗客スペースとなっているようだ。

「船長のレッド・プレーンによる機転のおかげで、乗客には被害は出ていないけれど……」

 どうせなら全てを救いたい、だろう? ノエルはグリモアをその手に展開した。

「第3車両より前のスペースにおそらくレッド・プレーンはいると思う。彼を救い出してほしい。その後に、銀河鉄道シリウスにいるオブリビオンを掃討しておくれ。おそらく……司令塔の個体がいるはずだ。彼ならわかると思うから、それについても聞いてみるといいよ」

 さぁ、冒険をはじめようか。


蛇の目
●銀河鉄道シリウス
 蒸気機関車の形をした宇宙船。カップルと家族連れに人気の観光スポット。コスプレして乗車すると、スタンプが貰え、30個で星型の記念バッチが貰える。

●レッド・プレーン
 30代前半。故郷に妻と子供がいる。銀河鉄道シリウスの船長。正義感が強い。

 初シナリオになります。
 今回は、アメリカの時代劇とSFを組み合わせたような感じのシナリオになりました。
 アドリブ可能な方は文中に「アドリブ可能」と記載していただけると嬉しいです。
 ご参加お待ちしております。
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第1章 冒険 『船外活動で冒険』

POW   :    障害を破壊する、工作機械で一気に作業する

SPD   :    迅速に作業をこなす、宇宙船に忍び込む

WIZ   :    状況を正確に把握する、目的地を調べる

👑11
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空雷・闘真
「戦場で生き残るには、まず戦況を知らなきゃ話にならねぇ」
影の追跡者を召喚し、シリウス内に潜入させる。
「アドリブ可能」


ロシュ・トトロッカ
アドリブ可!

蒸気機関車型の、宇宙船…!
なにそれなにそれ、とってもかっこいー!
はっ、おしごとはもちろん分かってるよ
お客さんのことを第一に考えてるんだね、船長さん
そんないい人を見捨てたりなんてできないよ!

むずかしいことはちょっと、自信がないから
身のこなしと身体の小ささを活かして忍びこんじゃおう!
技能の野生の勘やスカイステッパーも時には使って敵の目をかいくぐるよ
海も空も、泳ぐのなら得意だもの
…でも船外で飛び回るの、飛びすぎないかちょっとドキドキするね…!
スライディングはさすがに使うのむずかしいかな?
もし役立ちそうな瞬間があったらずざざっていってみよ!

入れそうな場所を見つけたら蹴り開けて
いざ、突入ー!


寺内・美月
【POW】
救出対象(船長)を確認した後に第四車両より後方の連結を外して乗客に被害が出ないようにする(外した場合に乗客に被害が出る場合は乗客の最後尾車両への誘導)。
※他の方が船長を隠密に救助する場合
拘束場所の反対側の車両(二両目に拘束されていたならば三両目の車両)から突入し『完全管制制圧射撃』の火力をもって敵の一部を牽制する。
※他の方が船長の拘束場所に強襲をかける場合
強襲する方の援護に徹し、『完全管制制圧射撃』での攻撃にて該当車両の制圧及び敵の迎撃部隊の行動を阻害する。
『アドリブ可能』


シン・ドレッドノート
船長がいつまでも無事でいるとは限りません。迅速に救出しましょう。

宇宙服を着て、宇宙船の連結部を伝って前の車両へ移動します。
怪盗の単眼鏡(電脳ゴーグル)で宇宙船の構造を検索、安全を確認してハッチから外へ出ると、低い姿勢で車両の壁や天井の突起物を掴んで前方の車両のハッチまで素早く進みます。

宇宙船の内部に戻ったら、宇宙服を脱いで通路を進みます。
船長を発見したら、敵に気づかれないうちに静かに「異次元の狙撃手」で狙い撃ち、倒しきれない場合は一気に接近して霊距離射撃で制圧します。

なお、服は白いタキシードにシルクハット、真紅のマントの怪盗姿です。
「怪盗・紅の影、輝ける星(シリウス)に導かれてただいま参上!」


花菱・真紀
リア充爆発しろ…!なーんて思うこともあるけどさ。もちろん他人も幸せな方がいいんだよ。
艦長にも家族がいるんだろなら艦長だって助けてやらないとな。

理想的な銀河鉄道の中を見て回れないのは残念だけどまずは状況を理解しないとな。
オルタナティブ・ダブルをつかって別人格の有祈にも協力してもらおう。あいつの方が俺より冷静だからな俺にわからない何かがわかるかもしれない。

アドリブ可能


ナーシャ・シャワーズ
この宇宙時代に列車強盗の真似事をする事になるとは思わなかったよ。
ま、今回は列車を取り戻す側だがね。
古来の流儀に倣ってスペースサーファーを並走させようか!

まずは車窓からキャプテンの姿を探しつつ警戒の穴を探す。
忍び込むにしても情報は必要だ。
少なくともキャプテンの救出までは出来る限り戦闘は避けたい。

ルートの選定がすんだら列車の天井に飛び移り、列車内に潜入を狙う。

もしこの時点で気付かれるような事があれば
列車の上での銃撃戦を考える。
車内では人質の身に危険が及ぶからね。

私だけが動いてるわけじゃない。
こちらに敵を引き付けられるならそれもいいだろう?
ひとまずキャプテンさえ救出できりゃいいんだ。


ニオク・イグズヴィ
派手にフラグおっ立ててんなぁ船長サン
けどまぁ、嫌いじゃないぜ、そういうの
フラグへし折ってやるためにも、ここは一肌脱ぐとするか

持ち前の身のこなしと、ユーベルコード『バウンドボディ』を駆使して迅速に船内へ忍び込もう
この身体にとっちゃ隙間なんてあってないようなもの
エアダクトかどこか、侵入可能な箇所から船内へ潜入を試みるぞ

潜入に成功したら、可及的速やかに3両目より前へ
バウンドボディを駆使し、ダクトや配管、扉の隙間などから少しでも前進
レッド・プレーンを探し、接触を試みる

接触に成功したら敵司令官の情報を聞き出しつつ他の猟兵が来るまで護衛の役目も果たそう
ま、こんな俺でも弾除けにはなんだろ

※アドリブ歓迎です



ライトグリーンの光が霧散する。銀河鉄道シリウスの第4車両の上に7人の猟兵は着地した。
 
「戦場で生き残るには、まず戦況を知らなきゃ話にならねぇ」
「ああ。……私は外から様子を伺ってみるから、そっちは頼んだよ」

 空雷・闘真(人間のバーバリアン・f06727)の言葉に頷いた後、スペースサーファーを器用に乗りこなして
ナーシャ・シャワーズ(復活の宇宙海賊【スペースパイレーツ】・f00252)は宇宙を翔ける。

 まずは車窓からキャプテンの姿を探しつつ警戒の穴を探す。忍び込むにしても情報は必要だ。少なくともキャプテンの救出までは出来る限り戦闘は避けたい。――そう考えていたナーシャは1つ1つの窓を素早い動きで覗き込んでは、すぐさま死角へと身を翻す。
 第3車両から、第2車両へ映ろうとしたその時、キィ、という音がした。
 
「っと、あぶね」

 赤いピンポイントセンサーが空を切る。程なくして立ち去ったのだろう、光が見えなくなったのを確認し、再度窓を覗き込んでみる。どうやら向こうも警戒しているらしく、廊下から足音が響いていた。

「にしたって、おかしい。第3車両にはあんまりいなかったのに……。もしかして、第2車両に船長はいるのか?」

 ナーシャはスペースサーファーを素早く旋回させ、第4車両の上で待機していた仲間たちに思ったことを告げる。どうやら、船内へ影を走らせた結果、闘真も同じ結論にたどり着いたらしく、同様に報告を重ねた。船外からは見えなかったが、どうやら中には20体以上のオブリビオンがいたらしい。
 花菱・真紀(多重人格者のバトルゲーマー・f06119)は唸るように考えた後、頬を掻いた。
 
「俺じゃわかんねえな。有祈に聞いてみる事にしよう。きっと良い考えを思いついてくれる筈」

 目を閉じ、念じるようにすれば、真紀から分裂するかのように、瓜二つの存在が現れる。己に保有するもう一つの人格――有祈に、真紀は問いかける。
 
「有祈。船内の第3車両と違って、第2車両にオブリビオンがたむろしているみたいなんだ。これってどういうことだと思う?」
「恐らく、二人の予想通り、船長はそこにいるんだろうな」
「それにしたって警備が厳重過ぎる気もするけど……」
「多分、第4車両の鍵を解く為に動いているんだろう。急いだほうが良いかもしれないな」
「だったら、船長救出ののち、第4車両の連結部分を外すのはどうでしょうか?」

 有祈の推理に寺内・美月(人間の戦場傭兵・f02790)は進言する。そのアイデアに真紀は問いかける。
 
「この列車は走り続けているから置いていく事になるけどいいの?」
「死なせるよりずっといいと思います。後で何とか取りにくればいいでしょう」
「これ以上議論する時間はどうやらないようだ」

 闘真の影は第3車両へと進軍するオブリビオンの姿を捕らえて居た。
 



 シン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)は怪盗の単眼鏡で宇宙船の構造を検索して見つけた第2車両のハッチに手をかける。僅かに開いた隙間からニオク・イグズヴィ(コインの裏面・f00312)はブラックタール特有の柔軟な体を伸ばしていき、素早く船内に潜り込む。警戒するニオクのOKサインを読み取ると、続いてシンとロシュ・トトロッカ(マグメルセイレーン・f04943)も降り立った。
 
「居た。2体、警備しているみたいだよ」
「流石に全員第3車両に行ってはくれないか……」
「私がこちらに陽動いたしますから、お二人は先に」
「了解だよ」「承知した」

 ロシュとニオクが身を隠したのを確認してから、シンは両手で銃を構え、まだこちらに気が付いていないオブリビオンに紅い光弾を打ち放つ。
 
「怪盗・紅の影、輝ける星(シリウス)に導かれてただいま参上!」

 堂々の宣言。同時に、シンの光弾がオブリビオンの身体を貫いた。弾丸では傷1つなかったオブリビオンにとって、その攻撃は予想外の射撃であった。注意は確かにそちらに向いた。
 
「――!」
「――!!」
 
 オブリビオンが向かっていくのを確認すれば、潜伏していた2人は厳重に警戒されていた1室に潜入する。
 エアコンが切れているのだろう。ムッとした暑さが空気に乗ってくる。その中で、男が一人、倒れていた。生きているのか、死んでいるのか。ニオクが身を起こそうと手を伸ばした。
 わずかに感じ取れる呼吸。どうやら、彼――レッド・プレーンは生きているようだった。
 
「大丈夫か?」
「う……うう……君たちは……?」
「ぼく達はレッド達を助けに来たんだ」

その言葉に、目を丸くした後、安堵したのか長くため息を吐いた。

「オブリビオンの司令塔がどこにいるのか知ってるかい?」
「第1車両だ。奴はそこに居る」
「さっき、たくさんのオブリビオンが第3車両に向かったんだが、何か知っているか?」
「……わからない。だが、第4車両への扉の鍵は三重に掛けている。適当に開けられるもんじゃない」
「それじゃ……」
「武装でもって無理やり開けようとしているのかもしれない。……そんなことは、させない……!」

 よたよたと身を起こすレッド。しかしとてもじゃないが立てる状況ではない。
慌ててロシュが案を持ちかける。

「外に仲間がいるんだ。大丈夫。なんとかするよ。だから落ち着いて」
「こっちは片付きましたよ。3人とも無事ですか」
 

 なかなかの戦いであったのだろう。多少ボロボロになりながらも、シンが合流する。
 
「第4車両の連結を外し、避難させようとしているのですが、船長もそこにきてくれませんか」
「だが、シリウスにはまだ敵がいる!」
「任せてください。彼らを相当するのが我々の仕事です。掃討しきるそれまでの間、彼らを守ってほしいのです。きっと、船長が居ればみなさん安心するでしょうから」
「俺は……」
 
 シンの説得に、レッドは――選択した。
 


 第3車両。第4車両に向けて、オブリビオンが銃口を向ける。
鍵の解除を行おうとした形跡のあるその扉。しかし、三重に掛けられた鍵は易々とは開かず、沈黙を保っている。

「――!!」

 一斉掃射が行われようとした、その時だった。船が大きく揺れる。大きく態勢を崩したオブリビオン。銃の発射命令は取り消される。何が起こったのかわからない。機械の身体からはまるで表情は読み取れないが、困惑した雰囲気だけが流れていた。
  
「第4車両の連結部分が解除されました」

 無感情なアナウンスが船内に響き渡る。そこで初めて、今の揺れは連結が外れたことによる揺れだとオブリビオンは気が付いたが、もう遅い。目の前で第4車両の扉が遠のいていく。
 
「悪いなシリウス。後で、迎えに行ってやるから――それまで待ってくれ」
 
 第4車両の室内にて、レッドは遠く離れていくシリウス本体が離れていくのを見送った。船長を助けてくれた猟兵達に敬意をこめて、片手を額の高さに上げ、啓礼する船員達。
 シン達の説得は成功し、美月の作戦は見事、うまくいったのである。
 ――レッドは猟兵達にシリウスの命運を託したのだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『バトルドロイド』

POW   :    バトルスイッチオン
【超戦闘モード】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    精密射撃
【狙撃用プログラム】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【熱線銃(ブラスター)】で攻撃する。
WIZ   :    シュートダウン
対象のユーベルコードに対し【正確にタイミングを合わせた射撃】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
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第3車両にいた大量のオブリビオン。彼らは殺気立っていた。逃してしまった獲物への怒り、何より、猟兵にしてやられたことへの怒り。それらが溢れ、戦意を高める。
 猟兵はどこだ、と船内の四方八方に視線を向けるバトルドロイドの軍団を掃討しなければ、司令塔であるオブリビオンとの戦闘で介入される恐れがある。
 ノエルのグリモアでもってやってきた増援である猟兵達は、己が武器を構えるのであった。
シン・ドレッドノート
私は距離をとっての射撃で敵を制圧するとしましょう。

まずは前衛の皆さんが突撃する前に、敵を狙撃させてもらいますね。
壁などの遮蔽物に身を隠し、『怪盗の単眼鏡』をスコープモードにして狙いをつけ、両手で持った熱線銃『スカーレット・ブラスター』で『異次元の狙撃手』による攻撃を行います。
「ターゲット・ロック…目標を狙い撃つ!」

乱戦になったら、味方に当てないよう援護射撃を行いつつ、敵が隙を見せたところを狙い撃ちます。
接近してきた敵がいたらビームシールド『アトラント』で防御しつつ、霊距離射撃によるカウンター攻撃です。

敵を制圧した後は、ボスに注意しつつ、宇宙船の被害状況を手早く確認して
おきましょう。



「ターゲット・ロック…目標を狙い撃つ!」

 初撃は赤い光線だった。パリパリと雷の残滓が残る。上半身を失った数体のオブリビオンが、膝から崩れ落ちていく。
 わずかに開かれた車両扉。そこから銃身だけが飛び出していた。シンの熱線銃の一撃だった。味方を巻き込む心配のない最初の射撃は威力全開である。
 スコープと化した怪盗の単眼鏡から覗く赤い瞳。ガシャリという機械音と同時に、熱線銃はブラスターモードから一転、狙撃モードへと変換される。
 脅威を感じたオブリビオン――バトルドロイド達はその手にある熱線銃を向けた。プログラムコードが頭周りにぐるりと広がっていく。精密射撃モードと化した彼らの射撃はシンを確かに捉える。
 雨のように降り注ぐ光線。しかし、煙の中シンは体制1つ崩していなかった。当たる直前に展開されたビームシールド『アトラント』が光の残滓となって消えていく。

「正確な攻撃ほど防御はしやすいものです」

 軽い音と共に、展開されたプログラムコードがガラスが割れたような音ともに消えていき、シンを狙っていたバトルドロイドの額に風穴が空く。

 また一体、バトルドロイドがどうと倒れた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

花菱・真紀
艦長も無事に助けることができたし第一目標ははたせたな。
連結も無事切り離せたしこれで多少手荒い戦闘をしてももんだいない。

よしそれじゃあバトルの始まりだ。バトルキャラクターズで戦うぜ。熱線銃?撃たせなきゃいいのさ。
連撃叩き込むぜ。

アドリブ可能



シンが作った隙を見計らって、船内に躍り出た花菱・真紀(多重人格者のバトルゲーマー・f06119)。その手に持ったゲームデバイスを前に突き出せば、プログラムコードがぐるりと円を描いた後、足元から額に01と書かれたバトルキャラクターが召喚される。
 現れたバトルキャラクターと共に、縦横無尽に駆け回る。敵を翻弄しようと駆け出した彼だったが、防御手段がないのがやはり痛かった。

「……っ」

 腕を、頬を、光線が焼いていく。しかし、その足は止めない。バトルドロイドの正面にバトルキャラクターが前に立ち回ると、素早く連撃を叩き込む。
 至近距離へ接近されたバトルドロイドの薙ぎ払われた拳を貰いつつも、バトルキャラクターは確かに、その拳をバトルドロイドの顔面に叩きつけた。

「くらえ!」
「――!」

 機械音を最後に、駆動音が止まる。バトルドロイドの目らしき場所に点灯していた光が消えていくのを真紀は見届け、頬を伝う血液を荒く、拭い去るのだった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

空雷・闘真
真の姿を解放。
技能【2回攻撃】使用。
アイテム【バトルアックス】使用。

「空雷流は徒手空拳だけではない。武芸百般、あらゆる武器術の使用に長ける」
闘真は巨大斧をまるで箸のように軽々と操り、敵陣へと突っ込んでいく。それもただ出鱈目に振り回しているわけではない。一呼吸の間に2回、戦斧が虚空を疾走し、まるで獰猛な獣の如く相手の急所を狙ってくるのだ。もしその攻撃が当たれば、一拍の間すら置かず、追撃が加えられる。衝撃が二重に連なり、バトルドロイドの強靭な装甲でも、ただでは済まない威力になっているのだ。



また、そのすぐ近くで爆発したかのような音がした。倒れたバトルドロイドから、空雷・闘真(人間のバーバリアン・f06727)は巨大斧を抜けば、その勢いのまま背後に迫るオブリビオンの頭に向かって振り下ろす。

「オオオオオオオ!」

 咆哮と共に下される巨大斧。1度目。そして、2度目。それはもはや切断というよりかは叩き潰すに近い。銃弾を弾くほどの強固さを誇るバトルドロイドの身体だったが、真の姿を現した闘真の力強さを前にすればもはや紙と同じだった。

「――!」
「――!!」

 彼を脅威と見た周囲のバトルドロイドが【超戦闘モード】と化し、素早く彼を捉えようと迫ってきた。
 ぐるりと囲むように連携してやってくるバトルドロイドにちらりと視線を向けた後、闘真は巨大な斧を片手で持ち上げる。

「空雷流は徒手空拳だけではない。武芸百般、あらゆる武器術の使用に長ける」

 静かな言葉を吐いた後、襲いかかってくるバトルドロイドを物ともせず、巨大斧を振り回す。まるで竜巻のようなその一凪が、強化されたバトルドロイドの勢いを殺し、それどころか跳ね飛ばしていく。たちまち、闘真に群がっていたバトルドロイド達は壁に強かに背中を打ち付けた後、ズルズルと崩れ落ちていく。彼は、その隙を見逃さない。素早くトドメの追撃を放つその姿は、まるで雷光が如く、後には砕けたバトルドロイドのみが残るのである。

成功 🔵​🔵​🔴​

ナーシャ・シャワーズ
バトルドロイドの狙撃ってやつは結構厄介なんだよな。
ま、その性能を活かしきるには列車の車内ってのは狭すぎるんだがね。
弱点もいろいろある。集中力が要るのには参るが。

シンプルに言えば反応される前に倒す。
これだけだ。
反応されないための小細工はいろいろ必要だがね。

奴ら、ブラスターを撃ってくるのは視認したときだけだ。
ワイヤーガンで死角に回るなり遮蔽物ごとぶち抜くなりいろいろある。
ソウル・ガンの出力を抑えて目潰しの光を放つんだってありだ。

ついでに言えば見つかったところで一対一なら抜き撃ちで十分だ。
こっちの射程外ってんならともかく
ドルイドに後れを取るほどのんびりしちゃあいないんでね。



風を切るような音と共に、銃声が響き渡る。隣いたオブリビオンが倒されれば、バトルドロイドは振り返る。その視界には、列車の共有スペースであるソファの姿しか映らない。

「……?」

 キュイ、とカメラが何者かを捉えようとソファにズームしたその時だった。

「遅い。遅いな」

 ソファからワイヤーが飛び出してきた。それはバトルドロイドの腕に巻きついた後、クンッと強い力で引っ張られ、ソファに拘束されてしまう。バトルドロイドの銃から光線が迸るが、ソファを焼くばかりでワイヤーを焼き切る事は叶わない。
 ナーシャ・シャワーズ(復活の宇宙海賊【スペースパイレーツ】・f00252)の銃口が後頭部に当たる。獲物は後ろに居た。しかし、ワイヤーでソファに固定されてしまっているバトルドロイドは稼働音を響かせるばかりだ。
 ナーシャは彼らの強さをよく知っていた。同時に、弱さもよく理解していた。彼らは確かに強い。だが、狙いを定められなければ――視界に入らなければ、容易く殺すことができる。

「チェックメイトだ」

 乾いた銃声。ゼロ距離で放たれた射撃はバトルドロイドの頑丈なスチールボーンを容易く貫き、モーター音が残響を残して、止まった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ロシュ・トトロッカ
アドリブOK

わ…これまたずいぶん怒ってるみたい
でもチャンスと言えばチャンスかな
怒ってるってことはそれだけまっすぐ来やすいってこと
なら、かわしちゃうのは得意分野だよ!
【ライオンライド】でせまい車両の中もものともせず駆け回っちゃえ!
鬼さんこちら、ひらひら手を揺らして引きつけちゃうよ
【野生の勘】【スライディング】も活用していくね
せまいところも滑ってくぐりぬけちゃったり!
もちろん陽動だけじゃなくて反撃も忘れない
攻撃を避けて相手がよろけた隙なんかを狙って
今だよ、レグルス! とライオンに呼びかける

信じて任せられたんだ
シリウスのこと、ちゃんと取り戻して船長に届けなきゃ
だからそのためにも、絶対負けないよ!



次々と壊されていくバトルドロイド達。一方でロシュ・トトロッカ(マグメルセイレーン・f04943)は狭い車内を縦横無尽に飛び回っていた。黄金の獅子に跨ったロシュを狙いバトルドロイドは今度こそと熱光線を放ったその時、向こうから光がやってきた。それは、味方であるバトルドロイドのもの。

「!!」
「ひっかかったね!」

 ロシュによる誘導で、バトルドロイド達はお互いの熱光線によって撃ち果てる。誤射を目の前にしたバトルドロイドだったが、彼らには仲間意識というものが少ないのか、ひるむ様子はなく、味方ごとロシュを狙おうとする。
 しかし、【スライディング】を駆使して狭い空間をも自分のものにする彼の動きを捉えられない。

「信じて任せられたんだ。シリウスのこと、ちゃんと取り戻して船長に届けなきゃ。だからそのためにも、絶対負けないよ! ――今だよ、レグルス!」

 最後の一体。バトルドロイドが最後に見たのは、猛る獅子の牙であった。




 もうもうと立ち込める煙。船内はめちゃくちゃになっていたが、修復可能な範囲だろう。怪我を負った者もいたが、大量のバトルドロイドの骸の上に彼らは立っていた。

 第3車両の制圧は完了した。残りは第1車両に巣食う、強力なオブリビオンを残すのみ。

 宇宙にシリウスの声が――汽笛が響き渡る。それは最後の戦いが始まることを告げていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『二足歩行戦車』

POW   :    一斉砲撃
【機体各所に搭載した火器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    レジェンダリーソルジャー
【伝説的な戦車兵を再現したAI】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ   :    胴体下部可動式ビームキャノン
【砲門】を向けた対象に、【ビームの連射】でダメージを与える。命中率が高い。
👑17
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ナーシャ・シャワーズ
二足歩行戦車か。
スペックの高さは厄介だが
銀河帝国ではそれほど珍しいタイプじゃあない。
こいつに苦戦してるようじゃ先が思いやられるぞ。

ま、こいつのAIはだいぶ優秀で強敵だ。
伝説的戦車兵を再現したってだけのことはある。
だが、クセまで再現するほど優秀なのがいけなかったな。
所詮はAI。
どれだけ膨大なパターンがあろうとそれに従って動いてるだけだ。
新しい動きってのは生まれようもない。
伝説の時代にこんな動きをする相手はいたかな!

その一瞬の隙
ソウル・ガンの魂エネルギーで空っぽのボディーを撃ち抜いてやる。

じゃあな、名もなき戦車。
お前さんは伝説にはなれなかったようだ。


花菱・真紀
っ、ちと無理しすぎたか。まぁ、これくらいなら問題ない。
負けるなんてあっちゃいけねぇ。シリウス、ちゃんと返さなきゃだしな。

手段は選ばない。
真の姿解放、技能だまし討ち。



シン・ドレッドノート
いよいよ親玉のお出ましですね。
さっさと片付けて、船長たちの元へ列車を返してさしあげましょう。
乱戦になる前の射撃はお約束。最大出力で先制攻撃を行います。
引き続きスナイパーモードにした『怪盗の単眼鏡』で狙いをつけ、両手に構えた『スカーレット・ブラスター』から紅い光条一閃、敵を撃ちぬきます。

前衛の突撃後は仲間が攻撃しやすいようフェイントの援護射撃を織り交ぜつつ、敵の砲門、可動部、センサー部を狙撃していきます。
こちらが狙われた場合は素早く『アトラント』で防御、カウンターの射撃を撃ち込みます。

敵を撃破した後は船長に列車をお返しし、怖い思いをしたであろう乗客たちに手品を披露して楽しませてさしあげましょう。


ニオク・イグズヴィ
こいつが親玉か
相手にとって不足はなし、いっちょ暴れてやるとするか

初手は【咎力封じ】で敵の行動妨害を試みる
どれか一個でも当たれば幸い
三つ当たればAmenとでも叫ぼうか
ま、俺はカミサマなんぞ信じちゃいないがな!

可能ならばバウンドボディも駆使し、戦場を縦横無尽に移動しつつ三次元的な攻撃を試みる
つっても、生身の相手と違ってセンサーだのなんだのついているだろうからどこまで効くかわからんが
少しでも攪乱できて味方の補助になるんなら試さない手はねぇな

※アドリブ可


空雷・闘真
真の姿を解放。

刹那、闘真は自身の胸に自らの五指を突き立てる。
血を吐くも、闘真は笑みを崩さない。
やがて闘真の眼前に、霧が現れる。
「よう、久しぶりだな」
旧友に挨拶するかのように、霧へと呟く闘真。
「俺の血の臭いを嗅ぎ付け、亡霊がやってきやがった」
霧は、屈強な傭兵へと姿を変える。
かつて闘真が戦場で殺した敵兵。
満面の笑みを浮かべ、瀕死の闘真を見下している。
「俺の死がそんなに嬉しいか?生憎だが俺はまだ死なねぇ」
闘真は亡霊越しに、二足歩行戦車を見る。
「俺を地獄に連れて行く前に……まずあれを壊してみな」
亡霊は二足の鉄塊の方を向き、【捨て身の一撃】の構えを取る。
そして、その拳を戦車へと突き放った。

アドリブ可。


ロシュ・トトロッカ
アドリブ可

ここまで来たらもうひと押し、だね!
ばっちり取り戻して、シリウスには笑顔を運んでもらわなきゃ

こういう機械相手、ってどこ叩いたらいいか困っちゃうけど
弱いとこを見つけちゃえば問題なし、かも!
【スカイステッパー】で飛び回って相手の攻撃を飛び越えていくよ!
関節、それともほそいところ?
近づいては怪しいところにレガリアスシューズを叩きこむ
弱点が分かったらみんなと共有して一気にたたみかけちゃおう!

疲弊が見えてきたら思い切って大技を狙うよー!
天井ギリギリまで飛び上がって、体重と回転をせいいっぱい乗せて一撃!
未来は、君にはあげられない
悪いけど、返してもらうよ!



第1車両の扉を蹴り開ける。同時にそこから、白い煙が広がった。二足歩行戦車は何事かと振り返る。オレンジ色の光が点滅し、その煙を解析し始める。
 成分は?原因は?一体、何が起きた?――演算が終わるより早く、一筋の光線が白濁した空間から伸びてくる。
 
「!!」

 素早く退いた二足歩行戦車だったが、すさまじい太さを持った光線はその体に焼き痕を一筋くっきりを残していった。同時に、演算が終了する。この威力。この力は――!
 シン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)の掛け声に合わせ、煙から2人の影が飛び出す。
 
「今です!」
「はぁああああッ!」

 ロシュ・トトロッカ(マグメルセイレーン・f04943)の蹴技が、二足歩行戦車の関節に当たる。わずかに崩れた体制を狙って追撃を狙うのは、花菱・真紀(多重人格者のバトルゲーマー・f06119)が生み出したバトルキャラクターだ。彼の重い拳は、銃を弾く程の強度を誇る二足歩行戦車の装甲フレームを凹ませる。
 不意打ちを受けた二足歩行戦車だったが、唯では転ばない。先ほど蹴技を放ってきたロシュめがけて、その脚を踏みつぶさんとしたが、その脚を黒いロープが絡めとった。
 
「今のうちだ、いったん下がれ!」

 ニオク・イグズヴィ(コインの裏面・f00312)の【咎力封じ】だ。言葉に2人は頷くと、くるりと宙返りの後真紀のバトルキャラクターが一度消える。ロシュは翼を広げするりと旋回した。2人の後を追従しようと伸びる胴体下部可動式ビームキャノンが赤い光を集め、放った瞬間だった。
 
 煙が1つの存在に集合していくのが見えた。彼らを庇ったのは、真の姿を現した空雷・闘真(人間のバーバリアン・f06727)だ。彼は自身の胸に自らの五指を突き立てる。血を吐くも、闘真は笑みを崩さない。この煙は――否、霧は、人の形を形成すると彼をあざ笑うように口角を上げる。しかし、闘真はひるまない。元々、自身を追い込むために、庇ったのだ。彼にとって亡霊の登場は予測通りの展開と言えた。
 
「俺の死がそんなに嬉しいか?生憎だが俺はまだ死なねぇ」

 闘真は亡霊越しに、二足歩行戦車を見る。黒曜石の色をした瞳が、まっすぐ倒すべき敵を見通していた。

「俺を地獄に連れて行く前に……まずあれを壊してみな」

 自身の代わりに亡霊が打ち放った捨て身の一撃。それを相殺せんとする二足歩行戦車だったが、相手が悪すぎた。
 
「ターゲット・ロック…目標を狙い撃つ!」

 シンの援護射撃がエネルギー体を撃ち抜けば、核を失ったそれが小爆発を起こす。二足歩行戦車が対爆破用の装甲を展開した。それが――死角となる。亡霊の拳が装甲ごと貫き、二足歩行戦車を部屋の端までふっとばす。
 
「いい的じゃないか。え? 空の旅はいかがです、ってなァ!」

 ブラックタール特有の柔軟な体を網状にすれば、壁にぶつかりそうになった二足歩行戦車受け止めれば、飛んできた威力をそのままにゴムのようにして空中に打ち放つ。見事な連携だ、と口笛をひと吹きした後に、ナーシャ・シャワーズ(復活の宇宙海賊【スペースパイレーツ】・f00252)はその銃口をオブリビオンに向ける。
 ソウル・ガンの魂エネルギーが、充填されはじめる。二足歩行戦車は最後の抵抗と言わんばかりに、レジェンダリーソルジャーによる正確な演算処理でもって、体中にある砲台からミサイルを一斉砲撃した。攻撃回数を重視したそれは雨の様に降り注ぐ。
 ――刹那、船内に爆風と閃光、音が響き渡った。
 

 
 ――もうもうと煙が上がる。ぼろぼろになった人影が膝をついて倒れた。
 
 猟兵を1人殺した、と二足歩行戦車が結論を出すと、最後のとどめと言わんばかりに胴体下部可動式ビームキャノンが充填され始める。
 放とうとした直後、人影は空間に霧散する。突然起きた不可解な現象に、二足歩行戦車の思考は追い付かない。
 
「ふぐぐぐ……!絶対負けないんだから!」
「そうそう、シリウス、ちゃんと返さなきゃだしな」

 先ほど、ミサイルが当たる寸前、ロシュがナーシャを素早く空へと攫っていったのだ。今倒れたのは、真紀が作り出したバトルキャラクターである。だましうちするには十分すぎた。
 AIは優秀で強敵だ。伝説的戦車兵を再現しただけのことはある。だが、クセまで再現するほど優秀なのがいけなかった。
 所詮はAI。どれだけ膨大なパターンがあろうとそれに従って動いてるだけなのだ。新しい動きってのは生まれようもない。
 
(伝説の時代にこんな動きをする相手はいたかな?)

 ――ナーシャの読みは、完全に二足歩行戦車のAIの思考回路を上回っていたのである。
 
「じゃあな、名もなき戦車。お前さんは伝説にはなれなかったようだ」

 放たれた魂エネルギー。それに飲み込まれれば、行く場を無くし、先ほどまで充填していたビームキャノンエネルギーが暴走し、自身を、二足歩行戦車の電子回路を、焼き尽くしていく――。
 
 響き渡る爆発音。
 宇宙の遠く、置き去りにされたレッド・プレーンがいる車両にもその音は届いた。
 ――戦いの終結である。
 

 
 銀河鉄道シリウスは無事、戻ってきた。
 第1車両と第3車両は酷い有様だったが、第4車両以降は猟兵の作戦もあって無傷である。
 あの後、第4車両~第7車両を回収した猟兵達は、乗客と船員の歓声と共に迎えられた。船長であるレッド・プレーンは猟兵に向かって、プラットホームである母船に一度客を帰そうと思う、と考えを話してくれた。

「シリウスの修理に時間はかかるだろうが、なぁに、すぐにまた元気に走るようになるさ」

 レッド・プレーンは大暴れした猟兵達に気にしないでほしいと、むしろ取り返してくれた事に再度感謝の意を述べた。駅に帰るまでの間、猟兵達を乗せてくれるらしい。これは、船員全員の希望だった。船内ではシンの手品に大喜びして子供たちのはしゃぐ声が聞こえる。他の猟兵達もまた、思い思いの気持ちを胸に、窓から宇宙を眺めていた。
 
 銀河鉄道シリウスは再度汽笛を響かせる。
 その蒸気は星のきらめきを湛えて、希望と夢を乗せて、駆けていく。
 猟兵達を乗せて、駆けていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2018年12月20日


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト