羅針盤戦争〜たぶんつかの間の勝利
「やった、たってやったですヨ!」
槍のメガリスを壁に立てかけ、際どい衣装を身に纏う緑髪の女は快哉を叫んでいた。
「思い返せば、長く孤独な戦いだったですヨ、けれど、けれど……この島はワタシのものなのですヨ!」
万感の思いを噛みしめるように目をつむっていたそのコンキスタドールは、歓喜を爆発させる。姿を奪う槍のメガリスを駆使し、先住していた海賊の頭の社会的地位をぶっ殺したり、海賊の姿を奪って他の海賊を襲い、疑心暗鬼を抱かせ、同士討ちさせるなどあらゆる手を尽くして先住海賊を追い払ったそのコンキスタドール、貶める者は手に入れたのだ、今いる島を。
「けど、この島の名はどうかと思うですヨ、『きょにゅう島』とか」
ポツリと不満点を口にしたこのコンキスタドールは知らない、まさか自分がどこかの似た髪色のグリモア猟兵に捕捉されているということなど。
「……と言う訳で、グリードオーシャンの世界に皆さんには行っていただきたいんです」
羅針盤戦争が真っ最中の世界である訳だが、フェリクス・フォルクエイン(人間の天馬聖騎士・f00171)によると何でも「七大海嘯」麾下の精鋭であるコンキスタドールが、とある島を支配しているのだと言う。
「流石に放置して置けませんので、皆さんには島を奪われた地元の海賊と協力してこのコンキスタドールを撃破、島を奪還していただけたらな、と」
島が奪還されれば海図は広がるであろうし、敵の戦力をそぐことにもなる。
「それに、七大海嘯『邪剣』ピサロ将軍がこのコンキスタドールを戦力として連れていこうと考えてるみたいなんですよね」
その『邪剣』がこの羅針盤戦争を生き延び、かつ闘争に成功した場合と言う条件はつくものの、逃げ伸びた『邪剣』に戦力を与えてしまうというのもよろしくなく。
「二重の意味で、この島で倒しておきたいという訳なんですよ。今貶める者の居る島は元々今回協力してもらえるかもしれない海賊の方々の住んでた島であるわけですし」
先住の海賊たちなら島の地形も熟知しているのだ。協力を得られれば戦いも優位に運べることだろう。ちなみに戦場は君達が外におびき出したりしなかった場合、島にある海賊の拠点、頭の部屋になるのではとフェリクスは言う。
「それで海賊の方なんですが、ほとんどが女性で――」
目をそらすフェリクスによると、その殆ど全員が胸に詰め物をして胸の大きさを誤魔化しているのだとか。彼女らの海賊団の名前もきょにゅう海賊団。
「こう、詰め物だってことに気付かないふりをしてあげれば、協力関係をとりつけるのは簡単だと思いますよ?」
例外的に詰め物をした彼女らより素で胸の大きな猟兵だと何か工夫が居るかもしれないが。
「島をコンキスタドールの自由にしておくわけにもいかないですし」
よろしくお願いしますねと君達に向き直ったフェリクスは頭を下げたのだった。
聖山 葵
最初に決まってたのは島の名前だけだったとか。
ともあれ、今回はきょにゅう海賊団の方と協力して「七大海嘯」麾下の精鋭であるコンキスタドールを倒していただくお話の様です。
また、このシナリオフレームには下記の特別な「プレイングボーナス」があり、これにのっとった行動をすることで、戦いに有利になります。
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プレイングボーナス……海賊達と協力する。
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ではご参加お待ちしておりますね。
第1章 ボス戦
『貶める者』
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POW : 実はこんな服を着る趣味があったのですヨ
いま戦っている対象に有効な【恥ずかしい衣装かエッチな衣装】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
SPD : ワタシが盗んだことになってる下着たちですヨ
召喚したレベル×1体の【女性用下着】に【伸縮自在かつ触れることで体力吸収する紐】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。
WIZ : 貴方の姿、いただきますヨ
【斬りつけて得た他者の体の一部】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【自身を体の一部の持ち主そっくり】に変化させ、殺傷力を増す。
イラスト:すねいる
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠フェリクス・フォルクエイン」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
火土金水・明
「類は友を補足ですか。(独り言)」
(頭の部屋に向かって)「奥に籠っている方を追い出すために、全ての出入り口から煙を流し込みましょうか。」これで出てきたら、外で戦闘。中々出てこなかったら、海賊さん達に協力してもらって燻し出します。(詰め物に関しては気付かないふり)
【WIZ】で攻撃です。
攻撃は【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【サンダーボルト】で、『貶める者』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【見切り】【残像】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでもダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等はお任せします。
緋神・美麗
アドリブ・絡み歓迎
まーたフェリクスさんがせいきしモードで暴れてるのね。殴りつけて正気に戻さないとね。
きょにゅう海賊団の協力は是非欲しいわね。胸に関しては…何も言わないのが優しさよね…。私も通った道だし極力刺激しないよう心掛けておかないと。
「この島を占拠したコンキスタドールだけどおかしなサイズの胸を誇示してるみたいだからもぎ取りに行きましょう」
拠点の場所を教えてもらったら
「遠くから拠点そのものを爆撃したほうが不意を突けそうな気もするけどやっても良いかしら?」
OKがもらえればそのまま拠点ごと爆撃する。もらえなければ威嚇射撃をして敵を炙りだす。
「さっさと出てこないとこのまま潰すわよ」
「まーたフェリクスさんがせいきしモードで暴れてるのね」
どこか呆れたように緋神・美麗(白翼極光砲・f01866)は件のコンキスタドールに奪われた島を視界に入れて呟き。
「類は友を補足ですか」
同じ鉄甲船に乗る火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)もまた独り言を口にしていた。両者に共通するのは、思い浮かべた人物が同じどこかのグリモア猟兵の少年であることとスタイルが良いことだろうか。
「殴りつけて正気に戻さないとね」
違いはそう口にした美麗が倒すべき敵とグリモア猟兵の少年を混同してるのに対して、明はただ似通っては居ても別の存在と見ていることか。
「あの島を占拠したコンキスタドールだけど、おかしなサイズの胸を誇示してるみたいだからもぎ取りに行きましょう」
そんな二人と近くの海域を船で彷徨っていたきょにゅう海賊団の顔合わせは、まず美麗が接触するや切り出したことに始まり。
「おまえら、どう思う」
顔を見合わせた女海賊たちの中、頭と思しき人物が呼びかけたことで海賊たちは円陣を組み。
「島は取り返したいし、もぎ取りにってのもいいと思うけど」
「あのスタイルはギルティでは?」
ぼそぼそと密談を始め。
「はぁ……おまえらなぁ、そんなあからさまな態度じゃバレるだろ」
「「はっ?!」」
嘆息した頭の言葉に他の女海賊たちが顔を上げ。
「……あたしらは島を取り返したい。それに協力してくれるってんならその話、乗らせてもらうよ」
仲間内での話を纏めたきょにゅう海賊の頭はそう答えた。円陣を組んだ弾みか、頭の右胸の膨らみが不自然な位置までずり落ちているような気もするがそれはそれ。
「そう。それじゃ、短い間かもしれないけどよろしく」
「よろしくお願いします」
何も言わないのが優しさよねと自身も通った道である美麗は刺激しない様触れもせず、明も気づかないふりをして。
「で、さっそくなんだけど」
美麗は島のどこに拠点があるかを海賊に問うた。これは腹案があってのことであり。
「遠くから拠点そのものを爆撃したほうが不意を突けそうな気もするけどやっても良いかしら?」
「っ、爆撃……か」
美麗の提案に苦い顔をしつつも海賊団の頭は首を縦に振る。
「ただな、あたしらも島に居た時はよそ者の襲撃に備えてたんだ。船の上からじゃ砲は届かないよ?」
おそらくは船の大砲を使うと思ったからの忠告であったが、船の砲など使うつもりのない美麗は大丈夫よと言うと接岸をまって船から降りる。目指すは島の拠点であり。
「奥に籠っている方を追い出すために、全ての出入り口から煙を流し込みましょうか」
拠点に向けて歩きつつ今度は明が提案する。
「はぁ……まぁ、中で戦うよりはマシかね」
しぶしぶではあったものの明の策も受け入れられ。
「げふっ、げふっ、なんてことするですヨ!」
数分後、拠点から聞こえてきたのは咳き込むコンキスタドールの怒声だった。明が煙を拠点に流し込み、美麗が拠点自体に巨大な撤回を電磁加速して射出したのだ。
「さっさと出てこないとこのまま潰すわよ」
「鬼か!」
拠点の壁には鉄塊によって大穴が空き、海賊の頭は顔をこわばらせていたが気にせぬ美麗の要求に語尾も忘れてコンキスタドール、貶める者は叫び。
「ぐぬぬ、なら、やってやるですヨ! ワタシを怒らせたこと、後悔するですヨ!」
壁の穴から飛び出してきた貶める者は、メガリスの槍を手に美麗目掛け突き進む。
「そうはいきませんよ」
その行く手を塞ぐように進み出たのは、明で。
「邪魔す」
「受けよ、天からの贈り物!」
「あびゃっ?!」
行く手を塞ぎ白兵戦で受けて立とうとする態度こそが明のフェイントだった。貶める者が間合いに入る前に指させば、天からの雷光が貶める者を打ち据え。
「卑怯で」
「少しでもダメージを与えて次の方に」
「うきゃああああっ」
よろめいたところにもう一度雷光が落ちたのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
音取・ゼラ
アドリブ歓迎
ふははっ!巨乳もいいが貧乳も悪くないものであるぞ!
殆ど女性の海賊団とは素晴らしいのであるな!きょにゅう海賊団!
さぁ、きょにゅう海賊団よ!この神王ゼウスの転生たる余と共に戦うのである!
汝らを陥れた奴に神罰をくだす時である!
むむ、貶める者も見た目はいい女であるな!
だが残念である、お前を生かしておくわけにはいかないのである、恨むなら邪剣を恨むのであるな!
さぁ!この天空神にして神王たる【ゼウスの加護】を受けし、きょにゅう海賊団よ、いくのである!
ふははっ!余の加護を受けて神兵となった海賊団は無敵である!
そして余は雷霆に乗って空からケラウノス・レプリカの槍型の雷光を降らせまくるのである!
ヘスティア・イクテュス
巨乳島、そして巨乳海賊団、なるほど…これは島全体がわたしに喧嘩を売ってると見た…
そう思ったわたしは怒りをもって頭に会いに…
ちっ、その肉肉しい乳、憎々しいけど…この島のために協力してあげる!
分かってるわよ?詰め物だって…けれど、だって…気づかないふりするのが武士の情けじゃない!!!なるほど虚乳島か…
というわけでその怒りはあの巨乳(敵)にぶつけたいと思います
敵を外に誘導、流石に頭の部屋でこれをぶっぱなすのはね…
マイクロミサイルの『一斉発射』
ふっ、あなたのUCが貴方じゃなくてわたしが貴方の身体の一部を得るUCならうっかり、うっかり喰らってたんでしょうけどね…!
「というわけでその怒りはあの巨乳にぶつけたいと思います」
ヘスティア・イクテュス(SkyFish団船長・f04572)は誰に聞かれたわけでもなく雷光に打たれたコンキスタドールを見据え、宣言する。もっとも、これだけでは経緯が不明でどういう訳か分からない。故に、時は少し遡る。
「巨乳島、そして巨乳海賊団、なるほど……これは島全体がわたしに喧嘩を売ってると見た……」
そう思ったヘスティアは鉄甲船がきょにゅう海賊団の船と接触した時点で、怒りをもって海賊の頭へ会いに行ったはずだった、だが。
「ちっ、その肉肉しい乳、憎々しいけど……この島のために協力してあげる!」
舌打ちするなりそっぽを向いて言い放つと、すぐ海賊たちの元を離れた。もしこの時、さっきの言はどういうことなんだと問われたなら、ヘスティアはこう言ったはずだ。
「分かってるわよ? 詰め物だって……けれど、だって……気づかないふりするのが武士の情けじゃない!!!」
と。
「なるほど虚乳島か……」
かわりに口にしたのは誰にも聞かれることのない呟きが一つ。島の名の由来を知ってしまったわけであるが。
「ふははっ! 巨乳もいいが貧乳も悪くないものであるぞ!」
ヘスティアとは入れ替わる形で海賊たちに接触した音取・ゼラ(自称ゼウスの生まれ変わり・f24198)は上機嫌だった。
「殆ど女性の海賊団とは素晴らしいのであるな! きょにゅう海賊団!」
「そ、そうかい?」
褒められ慣れていないのか、賞賛された海賊の頭はまんざらでもなさそうであり。
「さぁ、きょにゅう海賊団よ! この神王ゼウスの転生たる余と共に戦うのである! 汝らを陥れた奴に神罰をくだす時である!」
「「おおーっ!」」
半分ぐらいはノリと勢いによってゼラの号令に海賊たちは応じ、先の猟兵達に続いて島へ上陸、拠点付近までやって来て今に至る、という訳だ。
「流石に頭の部屋でこれをぶっぱなすのはね……そう思ってたけど、うまく外に誘導してくれたみたいだし」
協力関係を結んだことで海賊たちから頭の部屋の場所を教わってはいたヘスティアとしても、願ったりかなったりの状況だ。
「むむ、貶める者も見た目はいい女であるな!」
「っ、いつの間にか新手が来てるですヨ?!」
ゼラの方はまるっきり違う意味合いの視線を貶める者へ向けていたが、それはそれ。
「だが残念である、お前を生かしておくわけにはいかないのである、恨むなら邪剣を恨むのであるな!」
実際ちょっと残念そうな表情ではあったものの、きっちり割り切り。
「何を勝手なこ」
「さぁ! 素敵なパーテイーを始めましょうか!」
勝手な物言いと怒ったコンキスタドールではあったが、最後まで言うより早くヘスティアが五百にも及ぶマイクロミサイルを一斉に発射すれば、怒るどころではなかった。
「ちょっと、待、みぎゃああああっ」
周囲の音を丸ごと塗りつぶす様に爆発音が重なり。
「ふっ、あなたの槍が貴方じゃなくてわたしが貴方の身体の一部を得る槍ならうっかり、うっかり喰らってたんでしょうけどね……!」
そもそもが間合いに入らせてもらえなければ、斬りつけた相手の姿を奪う槍のメガリスも無用の長物。
「う、ぐ……ぎぎ」
「天空神にして神々の王であるゼウスの転生たる余が汝らを祝福するのである! さぁ! この天空神にして神王たる『ゼウスの加護』を受けし、きょにゅう海賊団よ、いくのである!」
「この前はよくもやってくれたね!」
「「その乳許すまじ、うおおおおおっ!」」
ようやく晴れた爆発の向こうで呻きながら身を起こすコンキスタドールを示し、ゼラが嗾ければ頭を先頭にした女海賊たちは一斉に貶める者へ襲い掛かる。
「ま、待つ、せめて立」
立たせてほしいとでも言いたかったのだろうか。言い終えるより早くコンキスタドールは海賊たちの集団に飲み込まれ。
「ふははっ! 余の加護を受けて神兵となった海賊団は無敵である!」
哄笑しつつ雷霆に乗ったゼラは眼下の海賊たちへいったん離れるように言い。
「これも受けるが良い!」
ズタボロのコンキスタドールだけが残ったのを見るや、腰部に浮かぶ黒い大きなリングから槍型の雷光を降らせた。
「あびゃーっ!」
せめて立ち上がっていればまともな回避行動もとれたのだろうが、避けること能わず貶める者は悲鳴を上げるのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
白雪・まゆ
きょにゅう島……。
縁のない島と思いましたが、コンキスタドールがいるとなれば話は別なのです。
海賊さんとの協力も、
わたしならぜんぜん、まったく、なにひとつ問題ないのです!
泣いてません、泣いてないですよ?
いいですから海賊さんたちは、逃げ道を塞いでください。
もやっとした気持ちを【Cannonball Crush】にのせて、叩きつけますですから!
って、え? なんですか、その衣装……。
全裸に首輪、尻尾を『差し込ん』で、四つん這いのポーズなんて、
そんな、そんな……。
羨ましいのです! 素敵なご主人さまに巡り会ってるのです!
むぅ、わたしも帰ったらしてもらうのですよ!
ということで、ほーむらんしちゃうのですー!
リヴィアン・フォンテーヌ
詰め物……あ、はい。わかりました
私、大きくないですよね?いえ、小さいとも言い難い普通サイズのはずですが
まぁ気持ちは分かります。私も同族の中では背も胸も小さいですから
えぇ、どうせ私は有名な同族より格下ですよ。子供っぽい姿で住処も小さい
ごほん、ともかくきょにゅう海賊団と共に戦いましょう
私が作った無数の失敗作の無銘の聖剣達を召喚し【聖剣嵐舞】で複製して数えるのも馬鹿らしい数にします
そしてその聖剣を海賊達に貸し与えます
さぁ、奴が皆さんを乏しめた敵です!聖剣を手に取り戦いましょう!あの胸を削ぎ落すのは誰ですか!?
仮に海賊殿が剣使えなくても私が操るので問題ないです
私は私で聖剣の嵐で下着を切り裂いていきます
カシム・ディーン
UC即起動
射程半減
攻撃回数強化
銀髪銀眼の美少女モード♥
お胸のサイズは海賊団の詰め物をしたサイズよりあえて少し下に設定
「ご主人サマの好みから少しずれるけどバランスいいよ♪」
尚僕は普通に良いお胸とでれでれして海賊のお胸を眺めます(むふー
海賊の協力の元到着
魂の友よ…また闇堕ちして性転換したんですね
性的に味見したい所ですが厳しいか
「ご主人サマってば♥」
【視力・情報収集・戦闘知識・二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み】
動きを見切りつつメルシーと連携して攻撃
ついでに盗み
メルシー
鬼畜カウンター
貶者ちゃんが恥ずかしい衣装とかエッチな衣装で私達に化けたら
メルシーも彼女そっくりに変身♥
恥ずかしいポーズ取っちゃって対抗♥
神咲・七十
アドリブ・連携お任せ
ほむ、では協力してくれたらこの大きくなるお薬を上げましょう
これを飲めばないすばでぃーに・・・て、にゃ~!
(お前も同族だろ!と胸をむにられた。超着痩せしてるだけだった。信じて貰えたので協力して貰えた。でも、全員信じるまでもみくちゃ)
うん、気を取り直して協力お願いしますね~
(指定UCを使用。異形の海賊たちを呼び出し、海賊さん達含め戦闘力を強化して、エッチな衣装が召喚されても大きくなれると煽り立てて突撃させます)
とは言え、ふ、普通に恥ずかしい・・・
(うん、仕返し含めて隷属させよう。敵の配下なら私のにしてもいいよね)
(戦利品として貶める者を持って来て貰い、隷属させようと)
「きょにゅう島……」
島の名を反芻する白雪・まゆ(おねーちゃんの地下室ペット・f25357)の視線はここでないどこかへ一度向き、戻ってくれば視界に入るのは、雷光に打たれ倒れ伏したきわどい恰好の女性もとい、コンキスタドールの姿。
「縁のない島と思いましたが、コンキスタドールがいるとなれば話は別なのです」
自分を納得させる様に独言し。
「海賊さんとの協力も、わたしならぜんぜん、まったく、なにひとつ問題ないのです!」
謎のタメを入れつつ宣言すれば自然と視線は上を向き。
「ほむ、では協力してくれたらこの大きくなるお薬を上げましょう」
まゆが何故か滲んだ空を見上げていた頃、神咲・七十(まだ迷子中の狂食者・f21248)は女海賊たちと交渉を行っていた。
「これを飲めばないすばでぃーに……て、にゃ~!」
その最中唐突に一部の海賊に胸を鷲掴みにされて悲鳴を上げるが、こう、自身が作り物の外付け胸を装着している故に仲間だと思ったのかもしれないし、作り物ではないことにしているからこそ、自分達に何でそんな薬が必要なんだと怒ったふりをしたのかもしれない。
「詰め物……あ、はい。わかりました」
迂闊な発言は現在進行形で胸をむにむにされている七十と同じ運命をたどる、そう理解したリヴィアン・フォンテーヌ(湖の乙女・f28102)はくるりときょにゅう海賊団へ向き直り。
「私、大きくないですよね? いえ、小さいとも言い難い普通サイズのはずですが」
質問しつつ自分は敵でないアピールを始め。
「まぁ気持ちは分かります。私も同族の中では背も胸も小さいですから……えぇ、どうせ私は有名な同族より格下ですよ。子供っぽい姿で住処も小さい」
理解を示したかと思えば地面を見てブツブツ呟き。
「泣いてません、泣いてないですよ?」
まゆは上を向いたまま潤んだ視界でそう主張して。
「お、お頭……あれ、どうすれば?」
「あたしに振るんじゃないよ! ああいうのはデリケートな問題なんだ……って、なんであたしが気遣う方向に回ってんだい!」
動揺して話しかけた手下の言葉にノリツッコミを女海賊の頭が入れる中。
「普通に良いお胸、そしてなんと素敵な光景でしょうねー」
むふーっと満ち足りた表情でカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)はきょにゅう海賊団の面々の胸やら七十がもみくちゃにされる光景を眺めていた。
「メルシー……お前が本当に賢者の石ならばその力を見せやがれ」
「了解だよご主人サマ♪メルシー万能モードだよ♪」
と島に上陸するなり即座にユーベルコードを用い、界導神機『メルクリウス』をあらゆる姿に成れる白銀スライムモードに変えた時は、すわこのまま先頭に突入かとも思われたのだが。
「ご主人サマの好みから少しずれるけどバランスいいよ♪」
とメルシーの方は銀髪銀眼の美少女モードで何やらポーズをとっているのだが、こちらをさらっとスルーしているのは、希少価値の差か、それとも。
「ごほん、ともかくきょにゅう海賊団と共に戦いましょう」
「うん、気を取り直して協力お願いしますね~」
咳払いをしてリヴィアンが場を仕切り直せば、これ幸いと七十も便乗して海賊へ依頼し。
「えっ、ええ?」
「いいですから海賊さんたちは、逃げ道を塞いでください」
急な話題の切り替えについてゆけず困惑する海賊をまゆが叱咤する。
「はっ、はいいっ!」
泣く子には勝てないという奴であろうか、反射的に従ってしまった海賊が貶める者の退路を断つべく回り込もうとする一方で。
「魂の友よ……また闇堕ちして性転換したんですね」
海賊と他の猟兵とのやり取りの内にちゃっかり立ち上がっていたコンキスタドールをグリモア猟兵の少年と混同して、カシムは声をかけていた。
「いや、人違いですヨ?」
「ふむ」
当然の様に否定されて唸るも、考えていることは人違いだったこととは全く別のことで。
「性的に味見したい所ですが厳しいか」
などと言う心の声を見抜いたのだろうか。
「ご主人サマってば」
メルシーは半眼で主人を見。
「我が聖剣達よ!」
カシムがコンキスタドールの注意を引いている間に自身の持つ聖剣を大量に複製したリヴィアンはバラバラに動かしきょにゅう海賊の面々の元へ送り出す。
「さぁ、奴が皆さんを乏しめた敵です! 聖剣を手に取り戦いましょう! あの胸を削ぎ落すのは誰ですか!?」
「っ、みんな」
促され、顔をあげた海賊団の頭がまず聖剣をとって呼びかければ。
「「あいあいさーっ」」
海賊たちも次々に聖剣を手に取り。
「それでしたら、私も助勢しますね。……今日はそういう日で、今はそういう気分」
この様子を見た七十は異形の海賊を召喚する。
「こ、こいつは」
見た目はどうあれコンキスタドールからすれば、敵が増えたことには変わらない。
「ちょ」
「いきますよ」
「了解だよご主人サマ♪」
圧倒的な人数差に貶める者が顔を引きつらせるが、そんなことはお構いなしにここで、カシムとメルシーが動き。
「このもやっとした気持ちを受け取ると良いですっ!」
バトルハンマーを振り上げたまゆも地を蹴ってコンキスタドールに殴りかかる。
「ええい、こうなったら!」
追い詰められ、とてもではなく手の足りなくなった貶める者がとったのは、紐が生えた女性用下着の大量召喚。
「なあっ?!」
「なんだそりゃ?!」
理解を拒むような迎撃手段に海賊たちは怯むも。
「足を止めてはいけません! 大きくなるお薬はいらないのですか?」
「邪魔はさせません!」
七十が足を止めた海賊を煽り、リヴィアンは使い手の居ない聖剣を操って下着を切り裂き。
「っ、魂の友へのお土産には少々活きが良すぎますね」
襲い掛かってくる下着の紐を切断しつつ、カシムは突破を図る。
「くっ、止められないですヨ?!」
海賊の協力を得た猟兵達を相手にするのはいくら「七大海嘯」麾下の精鋭でも分が悪かったということなのだろう。海賊たちの迎撃にも下着を振り分けているが故に、肉薄してくるまゆとカシム、そしてメルシーは止められず。
「ならっ」
槍のメガリスを構えた貶める者は、待ち構えるのではなく、攻めに転じた。鋭い突きが繰り出され。
「きゃあっ」
穂先がまゆを掠め。
「貰いましたよ」
「隙ありだよ」
「うぎゃっ」
斬撃を見舞ってカシムたちが姿を変えてゆく貶める者とすれ違う。
「まあ、こんなところです」
カシムの手には、直前まで貶める者が着ていたきわどい衣装。
「ううっ、けど貴方の姿は頂きましたヨ、そして――」
にもかかわらず貶める者が動じないのは、まゆの姿に変わりつつ一着の衣装を召喚していたからだ。
「って、え? なんですか、その衣装……。全裸に首輪」
というか、衣装って言っていいのだろうか、これは。
「しかも四つん這いのポーズなんて、そんな、そんな……」
「くくく、流石にコレはどうかと思ったものの、用意した甲斐はあったようですヨ」
動揺するまゆの様子を見て、まゆの姿の貶める者はほくそ笑み。
「羨ましいのです! 素敵なご主人さまに巡り会ってるのです!」
「へ?」
想定外の反応に目を点にする。きっと、変身する相手のチョイスを間違えたのだろう。
「っ、だったら次ですヨ!」
「うっ」
失敗を理解したコンキスタドールは、再び槍を振るって今度は七十を斬りつけ。
「流石にああいうのが二連続はない、筈、さあ、どうですヨー?」
「っ、ふ、普通に恥ずかしい……」
「そう、これ、これですヨ!」
七十の反応へぐっと拳を握って喜びをあらわにする。
「この調子で――」
次の獲物を物色しようと思ったのだろうか。周囲を見回したコンキスタドールは唐突に固まった。視界の中に変身する前の自分の姿を認めたのだ。しかも、トンデモナイ衣装を着た自分が。
「ちょ、何してるですヨ?!」
「見ての通りです。メルシーはあらゆる姿に成れますからね」
単純に貶める者が普段やってることをやり返されただけなのだが、海賊や複数の猟兵に襲い掛かられてる状況で、メルシーの化けた自分に気を取られたのは、失敗であった。
「それはそれとして、ほーむらんしちゃうのですー!」
「へ? あ゛っ」
完全に注意の外にあったまゆに殴り飛ばされて宙を舞い。
「っ、あたしらも続くよ!」
「そ、そうでした!」
放物線を描いたコンキスタドールの身体を我に返った海賊たちが追いかけてゆく。
「がっ、みぎゃああっ」
背中から地面に落ちた貶める者を待っていたのは異形のモノを含む海賊たちからの袋叩きであり。
「あ、それ持ってきてもらえますか?」
何か考えでもあるのか、ズタボロのコンキスタドールを回収するよう七十は依頼して。そのあと何があったかを知るのは、おそらく居合わせた猟兵たちのみ。
「むぅ、わたしも帰ったらしてもらうのですよ!」
貶める者が島から姿を消し、きょにゅう海賊団の元に島は返ってきて。どことなく満足げな表情の七十を一瞥したまゆは、ここではないどこかを見ながら唸ったのだった。
大成功
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