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羅針盤戦争〜甘き呪い

#グリードオーシャン #羅針盤戦争 #七大海嘯 #メロディア・グリード #桜花島

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●甘き呪い
「嗚呼、ここまで猟兵がきてしまったのですね」
 桜花島――そこで七大海嘯『桜花』メロディア・グリードは咲き誇る。
 その身から、己を咲かせ、零し続けながら。
 メロディア・グリードは己と同じ姿の其れに命じる。
「『増殖する私の残滓達スイート・メロディア』よ、猟兵達を排しなさい」
 それが――竜王たる私を娶い姫君とした、あの男を、カルロス・グリードを助ける事にもなるでしょう。
 何時迄も殖え続ける此の肉体、とメロディア・グリードはそれらを見下ろして零す。
「矢張り大天使の肉を以てしか、無限再生能力を封じる術は無いのでしょうか」
 ロロサエルの探索を命じたコルテスは戻らず、暫くは治る見込みもない。
 だとしたら、あの男、カルロス・グリードがグリモアを得て、大天使の肉を探して貰わねば成らぬのだから。
 だからこれは――あの男を想っての事では、無い。
 あの男を想って、猟兵を払おうとしているのでは――ない。

●予知
 桜花島に、七大海嘯『桜花』メロディア・グリードがおると終夜・嵐吾(灰青・f05366)は紡ぐ。
 そして、今から皆をそこに送るゆえに、戦ってきてほしいのだと。
「メロディア・グリードの厄介なところは無限再生能力により『死なない』という所なんじゃ」
 けれど、攻撃が通るだけ、ザンギャバス程対処不能ではない。
 敵の攻撃をかわした後、連続攻撃をかけ何度も何度も――その身が崩れ果てるまで倒すだけ。
「少しでも手を緩めると、メロディア・グリードは攻撃を仕掛けてくる。それに回復して元気になってしまうじゃろし…『増殖する私の残滓達(スイート・メロディア)』の大軍を放ってくることになる」
 そうなると、もう手も足も出ないだろう。
 とにかく途切れる事泣く、メロディア・グリードに攻撃されても瞬時に対処し、再生が途絶えるまでその命を絶ち続けるしかないのだ。
「キツイ戦いになるじゃろけど……頼む」
 そう言って、嵐吾は手の内のグリモアを輝かせて猟兵達を桜花島へと、送る。


志羽
 御目通しありがとうございます、志羽です。
 詳細な受付期間については【マスターページ】【シナリオ上部のタグ】で案内しますのでお手数ですが確認お願いいたします。
 プレイングが送れる限りは送って頂いて大丈夫ですが、すべて採用となるかどうかはわかりません。
 少人数描写になると思います。

●シナリオについて
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「羅針盤戦争」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。

●プレイングボーナスについて
 プレイングボーナスは『敵の先制攻撃ユーベルコードを対処した後、殺して殺して殺しまくる』です。

 敵は必ず先制攻撃してくるので、いかに防御して反撃するかの作戦が重要になります。
 事前にユーベルコードを使用して、などの準備はできません。

●他
 難易度相当の判定をいたします。

 連続攻撃がポイントにもなりますので、今回は活性していないユーベルコードをプレイングの中にいれていてただいても大丈夫です。
 が、『所持しているユーベルコードを順番に使う』というような感じのプレイングはお返しになります。
 技能と同じく、どう使うか。こういう風に動く、などと具体的にお願いします。数値によっての判定も行いますので、数値が高いほどプラス判定となります。
 また技能いっぱいだと目が滑ってしまうことが多々なので、核となる技能と、それを支えるいくつか、という感じだと当方が活かしやすいです。
 技能が沢山並んでる感じですと、描写はさらっとめになります。戦いの内にも譲れないものや想いなど、己を含めていただけると幸いです。

●お願い
 グループ参加などの場合は、ご一緒する方がわかるように【グループ名】や【ID】を記入していただけると助かります。また、失効日が同じになるように調整していただけると非常に助かります。
 プレイング受付についてはマスターページの【簡易連絡】にて案内いたします。
 受付期間外に送って頂いたプレイングについてはお返しします。受付期間中であれば再送については問題ありません。
 また、早めの完結を目指すため、団体さんについてはお返しとなる可能性がありますのでご了承ください。

 以上です。
 ご参加おまちしております。
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第1章 ボス戦 『七大海嘯『桜花』メロディア・グリード』

POW   :    スイート・フュージョン
【残滓達(スイート・メロディア)】が自身の元へ多く集まるほど、自身と[残滓達(スイート・メロディア)]の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。
SPD   :    スイート・レイン
レベル×100km/hで飛翔しながら、自身の【肉体】から【スイーツで出来た分身の群れ】を放つ。
WIZ   :    スイート・パフューム
【甘いスイーツの香り】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全対象を眠らせる。また、睡眠中の対象は負傷が回復する。

イラスト:hina

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

篝・倫太郎
……思うとこはあるけど、敵だしな

先制対応
見切りと残像で回避
回避不能時はオーラ防御と華焔刀でのジャストガード
可能なら咄嗟の一撃でカウンターも狙ってく
一撃は確実に敵に入れる覚悟と激痛耐性で凌ぐ
以降の回避も同様に

拘束術使用
先制をやり過ごしたら
範囲内の全ての対象に鎖での攻撃と拘束
同時に吹き飛ばしと生命力吸収を乗せた華焔刀でなぎ払い
残滓達を本体に近付けさせず
残滓達と接近し過ぎないように注意して攻撃してく
意思統一する余裕を与えない為に精神攻撃も試してみる

残滓共は近付き過ぎなきゃ、脅威じゃない
や、結構脅威かもしんねぇけど

拘束が剥がされた場合は再度使用し『集まらせない』ように留意

あんた、一足先に還ってなよ



 メロディア・グリードと同じ姿のものが溢れていく――その中を篝・倫太郎(災禍狩り・f07291)は駆けていた。
「……思うとこはあるけど、敵だしな」
 己の姿とは違うものが現れたことに、メロディア・グリードは気付いていた。
「嗚呼、猟兵がここに。増殖する私の残滓達スイート・メロディア、こちらへ」
 手招くメロディア・グリードの傍に残滓達が侍る。集って、力を蓄えて――倫太郎の行く手を遮るように壁になる。
 手を伸ばし崩れかかるように襲ってくる残滓達の隙間を抜ける倫太郎。
 しかしまた、溢れてくる。オーラを纏いながら華焔刀を振り上げるタイミングを、残滓達の動きとか見合わせて吹き飛ばした。
 波のように溢れて襲ってくる残滓達。一撃を確実に、メロディア・グリードへと叩き込む。そのつもりで凌いで――ちらりとその姿が見えた瞬間倫太郎は手を伸ばす。
「縛めをくれてやる」
 見えない鎖がメロディア・グリードを縛り上げた。そしてその鎖は残滓達をも縛り上げる。
 突然、動きがとれなくなったメロディア・グリードは瞬いて、華焔刀の閃きを目にした。
 なぎ払う――それはメロディア・グリードの身もだが、残滓達を周囲から払い飛ばして。
「きゃああ! 私の、残滓達、早くっ」
「させねぇよ」
 行って、倫太郎は残滓達のいない方へとメロディア・グリードを吹き飛ばした。
 残滓達は近付き過ぎなければ、脅威ではない。
(「いや、結構脅威かも」)
 例えば囲まれてそのまま押しつぶされたならどうにもならないだろう。
 その意志を統一する余裕を与えないように攻撃を仕掛け、集わせないようにする倫太郎。
「あんた、一足先に還ってなよ」
 メロディア・グリードから、溢れる残滓。けれどそれを吹き飛ばし、払いながらメロディア・グリード自身へと倫太郎は攻撃かける。
 畳みかけて、重ねて――しかし、一瞬途切れた隙にメロディア・グリードは残滓達を招き寄せる。
 そして倫太郎との間に流し込むように堰つくり、この場から逃げおおせた。
 しかし何度死を重ねたか――メロディア・グリードははあと、大きく息吐いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

斬断・彩萌
死なないとはまた厄介な相手ですこと
途切れない程に攻撃か……じゃあ【陰楼】で攻めましょうかね

400弾以上の超能力の弾丸を、受け止めきれるかしら?
貫通・炸裂することで被弾しなかった奴にもサブダメージが入るってワケ
あとはまぁ私の精神力が持つ限り撃ち続けるわ
数は多いし、死なないんだったら諦めさせるまで
ほらほら、手元がお留守よ! 少しは掛かってきたら!?
傷口をえぐるように連射、弾丸の雨をお見舞いする

敵の睡眠攻撃には継戦能力で自分に喝を入れて乗り切る
こんな敵のド真ん中で寝られるほど度胸ないわよ
それに、スイーツの香りってお腹減って逆に覚醒しない?
あー、美味しいもの食べたくなってきた
帰ったらチョコアイス食べよ



「死なないとはまた厄介な相手ですこと」
 メロディア・グリードの残滓達が蠢くなかに、斬断・彩萌(殺界パラディーゾ・f03307)は降り立つ。
 その姿を見れば、残滓達は本体たるメロディア・グリードの下へ行かせぬように塞がれるのだ。
 その様を彩萌は見つつ――メロディア・グリードがどこにいるかを見定める。
「途切れない程に攻撃か……じゃあ【陰楼】で攻めましょうかね」
 貫通と炸裂。その二つの力を持った超能力によるオーラを纏った弾丸を彩萌は連ねる。
「400弾以上の超能力の弾丸を、受け止めきれるかしら?」
 貫通、炸裂することで被弾しなかった奴にもサブダメージが入るってワケ、とその先を想う。
 しかしその攻撃をかけるよりも先に、メロディア・グリードのいる方から濃く、甘いスイーツの香りが広がってきた。
 その香を彩萌も吸い込んでしまう。
 甘く、蕩ける――誘う。眠りへと誘う、その香に彩萌は瞼がとろりと落ちていくのを感じていた。
 眠い、眠らされる。彩萌はそう思ったけれど――起きろ、と自分に喝を入れる。
 その場に崩れ落ちそうになるのを踏みとどまり、顔をあげて。
「こんな敵のド真ん中で寝られるほど度胸ないわよ」
 それに、と逆にこの香りを吸い込む。
 甘く、眠く――甘く、甘く――甘いから。
「スイーツの香り……お腹減って逆に覚醒するし。あー、美味しいもの食べたくなってきた」
 帰ったらチョコアイス食べよ、と彩萌は紡ぐ。
 眠く意識が落ちそうになるけれど踏みとどまって、精神力が持つ限り撃ち続けると彩萌は石固める。
「数は多いし、死なないんだったら諦めさせるまで」
 彩萌が放った弾丸が、残滓達を貫通し、そして炸裂していく。
 まだ、まだ放つことができる。
 メロディア・グリードを貫いて、爆ぜて。そしてまた咲くように生まれていく残滓達。
 しかしそれも生まれると同時に爆ぜて、死んで、こと切れて。
 彩萌の意識が続くまで、そこは死が咲き誇る。

大成功 🔵​🔵​🔵​

大豪傑・麗刃
今回の方針を簡単に言うと

全部斬る

先制対策だが、残滓達とやらが集まって終わりだったら楽で良いのだが、何が来てもいいようにバスタードソード二刀流構えて武器受けと受け切れない分のオーラ防御の備えをする。可能なら集まった残滓達を斬って強化を解除。

その後はサムライブレイドとバスタードソードの二刀流に切り替え、敵が死ぬまで何度でも斬る。武人は斬る事こそ本意なれ。刀を振り疲れる事などありえない。気合を入れ限界を突破し、2回攻撃が4回、8回、16回、32回、あとはたくさんとなるだけである。十回の斬撃で倒せぬ相手なら百回、千回、万回と続けるのみ。ついでに残滓達が集合したらそれも全部斬る。まったくシンプルな話だ。



 大豪傑・麗刃(変態武人・f01156)が、メロディア・グリードに取る行動は一つ。
 この戦いの場でとる方針は簡単に言うと――全部切る、だ。
 麗刃は先祖代々武人の家系。
 先に攻撃してくるというが、メロディア・グリードは己と同じ姿の残滓達を零し、そして集わせていく。
 それで終わりであれば楽で良いのだがと麗刃は思いながら向かう。
 何が来てもいいように、バスターソードを両の手に。
 二刀流で構え、崩れるように襲ってくる残滓達を受け流し、それでも足りなければオーラで守り固める。
 集う残滓達を斬り伏せて、麗刃は力を溜めていくのを防いでいく。
 刃が触れた瞬間、残滓達の身は切断されてばらばらと解けていくかの様だ。
 そして、その中でメロディア・グリードの姿を見つけて――麗刃はバスターソードのひとつを、サムライブレイドへと持ちかえた。
 サムライブレイドとバスターソードの、二刀流。
 あとは、最初に決めた方針に従うだけ、切るだけだ。
 斬って斬って。斬っていくだけ。
 死ぬまで何度でも、武人は斬る事こそ本意なれと麗刃は体の全てをもって刃をふるう。
 刀を振り、疲れる事などありえないのだ。
 気合をいれ限界を突破していくだけ。
 二回攻撃が4回、8回、16回、32回、あとはたくさんとなるだけでと麗刃は刃を走らせる。
 十回の斬撃で倒せぬ相手なら百回、千回、万回と続けるのみ。
 メロディア・グリードは斬られて、己の腕が跳ねてもまた生き返る。
 死んで生きて生きて死んで。残滓たちが集うならば麗刃はそれも全部斬るだけ。
 まったくシンプルな話だと――力尽きるまで。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ビスマス・テルマール
チョコレートの使い手と考えると
ご当地感的に親近感沸かなくもないですけど

無限再生は厄介そうですね。

●POW(対策込み)
『オーラ防御&激痛耐性』で備え

『空中戦&推力移動』で敵の攻撃を『第六感』で『見切り』『残像』で回避しつつ本体上空まで駆け

『属性攻撃(重力)』を込めた『制圧射撃』を残滓達に蒔き本体と分断

割り込む様に
『早業』で《ハイパービスマス》発動

残滓達ごと【なめろうフォースセイバー】で『範囲攻撃』を『怪力&衝撃波&属性攻撃(鎌鼬)』込めふるい

本体を味方と連携しつつ『切り込み』『早業』で《なめろうスプラッシュ・サイクロン》に繋げ、ハメ追い討ちの『継続戦闘』で繰り返しです

※アドリブ絡み掛け合い大歓迎



「チョコレートの使い手と考えると、ご当地感的に親近感沸かなくもないですけど」
 と、ビスマス・テルマール(通りすがりのなめろう猟兵・f02021)はメロディア・グリードの姿をその瞳に映す。
 その体から、生まれていく彼女自身。無限にそれは続いて、収まる気配はない。
「無限再生は厄介そうですね」
 その様を目にして改めて思う。しかしこの場に居続けるわけにもいかないとビスマスは残滓達の中へと向かう。
 メロディア・グリードは、己の身から生まれるものたちを集えて、力を高め猟兵を倒そうとする。
 動くのは、残滓達だ。
 その身を投げ出すような攻撃をビスマスはオーラで守りを固め、そして痛みは耐性を持って対するだけ。
 その上を飛ぶように、動いて残滓達の攻撃を第六感で感じるままに躱して回避しつつ、メロディア・グリードの上空までかけた。
 そこまでは、残滓達が重なっても届かない。
 ビスマスは重力込めた弾丸を放ち、残滓達と本体の間を分断し割り込んだ。
 そこでビスマスが発動させるのは。
「わたしの始まりのなめろうの真価、篤と味わって貰います『Hyper Bismuth!』」
 ハイパービスマスとなり、周囲にいる残滓達ごと――なめろうフォースセイバーをふるう。
 周囲に巡らせる衝撃波は怪力をもって威力を増して。
 そのまま、流れるように次の技へとつなげていく。光の旋風刃を巻き起こし、メロディア・グリードと残滓達を、ビスマスは巻き込んでいく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

メイスン・ドットハック
【WIZ】【絆】
香り対策が重要になるのー
エィミーも決して眠らされることはないようにのー

キャバリアKIYOMORIに搭乗して参戦
コックピット内の匂い探知をオフにして香りに対抗
効果範囲を見極め、LPL砲での狙撃やミサイル榴弾による爆撃、レーザー砲ユニットの単独接近からのレーザー統制射撃を行っていく
メロディアの接近は最優先で防ぐ

先制後はUC「星獣の照らす光の先に終焉来たる」を発動して、アルバドラーダ培養体による夜明けの如き金色の光を放ち、炎を付与
抵抗してはいけないという感情と高熱の炎をもってメロディアを攻撃すると共に、その場にとどめさせる

炎と共に追撃じゃのー!

全武装を持って総攻撃を敢行する


エィミー・ロストリンク
【WIZ】【絆】
これがメロディアの能力なんだね。とっても危険な香りだよー
うん、メイスンお義姉ちゃん! 指示された通りだねー!

キャバリア・アカハガネに搭乗して参戦
コックピットの匂い探知をオフにしておく
メイスンに追従するように香りの範囲外に入り、接近せずに両腕のガトリングキャノンによる弾幕を張って攻撃&牽制
必要とあらばロード・プラチナの宝冠による粘液型毒煙結界を張って、臭いを打ち消していく

先制後、メイスンが動きを封じたらUC「財宝の呪いの海を舞い踊る姫君」を発動させてメガリス呪詛とセイレーンの海を呼び出し、さらに足止めとダメージを狙う
キャバリアサイズのギガンティアの放雷によって追撃

これでどうだー!



 その場所にあふれるはメロディア・グリードとその残滓をメイスン・ドットハック(ウィザード級ハッカー(引き籠り)・f03092)とエィミー・ロストリンク(再臨せし絆の乙女・f26184)は前にしていた。
 ふわり――香る、あまいもの。
「これがメロディアの能力なんだね。とっても危険な香りだよー」
「香り対策が重要になるのー。エィミーも決して眠らされることはないようにのー」
「うん、メイスンお義姉ちゃん! 指示された通りだねー!」
 エィミーはキャバリア・アカハガネに。メイスンはキャバリアKIYOMORIに乗り込んで。
 二人ともコックピットの匂い探知をオフにする。
 それで香りをやり過ごす――ふわり、漂う香りはメロディア・グリードに近づけば濃く。
 先を行くメイスンはその範囲を見極めながら攻撃をかける。その後ろをエィミーは付いていき、同じく範囲に入らないようにしながら、両腕のガトリングキャノンを構えた。
 弾幕を張るように放てば残滓達の姿が消えていく。
 そしてメイスンも、LPL砲での狙撃やミサイル榴弾による爆撃、レーザー砲ユニットの単独接近からのレーザー統制射撃と続けての攻撃を畳みかけていく。
 メロディア・グリードは攻撃に残滓達を集わせていく。メロディア・グリードのもたらす甘い香りは二人のいる方に及んで――深く濃い香りを。
 ふたりとも、僅かに眠りの誘いを感じるものの、その影響の薄い場所へと逃げて、躱す。
 その香りの中心へ向けて、攻撃を放つ。
 夜明けの如き金色の光を放つ星獣培養体の炎――メイスンはそれを銃弾に与えて、メロディア・グリードへと放った。
 それは抵抗してはいけないと思わせ高熱の炎となる。残滓達はその熱に溶けるように消えて射線が開けた。
「炎と共に追撃じゃのー!」
 メイスンは攻撃をかけメロディア・グリードの命を何度も何度も、奪いつくす。
 そして彼女の動きが止まると同時に、エィミーも攻撃重ねた。
「メガリスに認められていないとこの海は超えられないよー!」
 特殊な紋様の刃を持つ剣型メガリス『絆律鍵ロスト・リンク』より全メガリスの呪いを発動させる。
 広がるのは――強烈なメガリス呪詛に満ちたセイレーンの海。
「これでどうだー!」
 そこへエィミーが打ち下ろすのは雷雲槌ギガンティア。それは雷を放出し、メロディア・グリードの身を打ち抜いた。
 メイスンとエィミーは己の持てる全武装をもってメロディア・グリードへ攻撃続ける。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ニィエン・バハムート
・先制対策
残滓達は首飾りとオーラで強化された電撃【属性攻撃】【範囲攻撃】で一掃。本体も電撃に巻き込んで【マヒ攻撃】で動きを一瞬でも止めます。

対処したらUCを発動し無限に増殖する炎と爆鳴気が爆発する【衝撃波】で本体も残滓も【蹂躙】します。
焼いてる間も逃げられないように定期的に先制対策と同じように電撃でダメージを与えながら動きを鈍らせます。
自分への炎や爆発の被害は【オーラ防御】で耐えます。

あなたがどこの誰をどれだけ思っていようと関係ありませんわ!
私にとって重要なのはあなたが持つ竜王の称号!
海賊同士、互いの欲望のために殺し合いましょう!
私はあなたの全てを踏み躙り、真なる竜王として君臨するんですの!



 何度死んでも――まだ生き返る。そして己の身から残滓が、零れ落ちる。
 メロディア・グリードは増え続ける残滓達を視線で撫でて、息なさいと示す。
 集えて、力を増しニィエン・バハムート(竜王のドラゴニアン(自称)・f26511)の方を示したのだ。
 ニィエンはアンドヴァリの首飾りをつけていた。それは持主を死後地獄に送るメガリスであり、持主のメガリス全ての効果・威力・射程を3倍にするというもの。
 攻撃の幅を広げて、己のオーラをのせ今日かした電撃を残滓達へと向けた。
 走る電撃が残滓達を痺れさせ、その動きを止めていく。
 その先に本体たるメロディア・グリードの姿を見つけ、ニィエンは方向を定めた。
「竜王の息吹で消し飛びなさい! バハムート・オーバード・ヘル・ブロア!」
 それはニィエンの前でちりりと小さく音立てて始まる。
 鮫魔術水魔法と電撃で生まれた特殊爆鳴気炎が、増殖していくのだ。
 残滓達の上を爆ぜて、駆けて。そしてメロディア・グリードへとたどり着く。
 メロディア・グリードの短い悲鳴が聞こえて、命絶えて。それでもまた生きて、絶えて、生きてを繰り返していく。
 しかし、その炎はニィエンに向かない、ということもない。その熱をオーラで耐え凌ぐが、広がり威力があがれば己の身にも響いてくる。
「あなたがどこの誰をどれだけ思っていようと関係ありませんわ!」
 私にとって重要なのはあなたが持つ竜王の称号! とニィエンは紡ぐ。
「海賊同士、互いの欲望のために殺し合いましょう! 私はあなたの全てを踏み躙り、真なる竜王として君臨するんですの!」
 想いを言葉にして。
 メロディア・グリードの身をニィエンは焼き尽くそうとするが、まだ生と死の巡りは終わらない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

月夜・玲
ラブラブやんけー…って言うと思った?
事情が、思いがあるのは皆一緒
なら私は、その思いごとぶち殺すのみ!
私は私が高みに登る為に、貴女を殺しまくってあげるよ


香り対策にガスマスクを付けよう…可愛くなーい…
それだけじゃ不十分だよね、後は周囲の『天候操作』して私の周りに強風を吹かせて香りを『吹き飛ばし』て対処
所詮嗅がなきゃ意味が無い!

《RE》IncarnationとBlue birdを抜刀
【光剣解放】を起動
1000本の光の剣で貴女を殺して殺して殺しまくってあげる
しっかり狙う必要なんてない…オート操作暴れ回れ光剣達!
私も両剣を手に手近なメロディアを倒していこう

さあ、此処からは剣士としてただ斬りまくるだけ!



 己の身に死を受けて、メロディア・グリードはほうと息を零した。
 まだ猟兵がくるとけだるげに視線を向ける。
「あの人の為にも……いえ、そうではなく私の為……私の為よ」
 なんて呟きを――月夜・玲(頂の探究者・f01605)は耳にして。
「ラブラブやんけー……って言うと思った?」
 言葉を投げる。
 事情が、思いがあるのは皆一緒。
「なら私は、その思いごとぶち殺すのみ!」
 私は私が高みに登る為に、貴女を殺しまくってあげるよ、と玲は言い放つ。
 その言葉にメロディア・グリードは瞳伏せて――やられるわけにはいかないのと香りを広げる。
 ふわりと、玲の鼻を撫でていく香り――一瞬意識が囚われそうになる。
 それに負ける前に玲はガスマスクを取り出した。
「……可愛くなーい……」
 そう言いながらもそれをつける。しかしこれだけでは不十分と己の周りに強風を吹かせ香りを吹き飛ばしていく。
 ふわりと髪を躍らせて。
「所詮嗅がなきゃ意味が無い!」
 香りは、玲の身に届かない。けれど生れ落ちていた残滓達が行く手を防ぐようにある。
 それは再誕の為の詩、其れは還りつく為の力――玲は《RE》IncarnationとBlue birdを抜刀し高らかと告げる。
「機能解放、光剣よ舞い踊れ!」
 玲が連ねるは光の剣。
「1000本の光の剣で貴女を殺して殺して殺しまくってあげる」
 しっかり狙う必要なんてないと、玲は視線をメロディア・グリードのいる方角へと向ける。
「暴れ回れ光剣達!」
 オート操作で、切っ先を向けて突き立てていく。
 剣の雨――その刃を胸に受け、メロディア・グリードは耐えて、生き返る。
 その間だけ、残滓達がうまれるのが止まるのだ。
 しかし命があれば零れる残滓達は、本体を守る様にでてくる。
 それを、玲は両剣で倒していくだけだ。
「さあ、此処からは剣士としてただ斬りまくるだけ!」
 踊る様に、右から左から。残滓達がまだ溢れる中で己の出来る事、やれる事を――気侭に。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夏目・晴夜
へえ、この分身はスイーツで出来ているのですか
それは素晴らしい!このハレルヤが残さず食べて差し上げますよ

分身の群れは武器受けで往なして『喰う幸福』
妖刀のなぎ払う斬撃から呪詛を伴う衝撃波を放ち、
傷を蝕みながら高速移動で斬り刻んで参ります

広い視界を確保できる位置では『謳う静寂』を
目に映る全ての敵を落雷で貫き、その閃光で目を眩ませて潰します

飛翔する本体が雷に少しでも怯めば儲けものですね
分身を足蹴にして本体へ接敵し、心を込めて『恋う欲求』に串刺しにしてあげますよ
私に食べられる為に、わざわざ甘い物まで拵えて来たのでしょう?
どうぞ遠慮なくお受け取り下さい
ハレルヤは気が利きますよね。褒めて下さっても良いですよ



 何度命を失っても、生き返り、生きて、また失って。失っても生き返り――繰り返すうちに、メロディア・グリードも弱ってくる。
 とろりと、残滓達が溶けるように落ちる。
 その様を夏目・晴夜(不夜狼・f00145)はなるほどなるほど、と見詰めて頷く。
「へえ、この分身はスイーツで出来ているのですか」
 メロディア・グリードの残滓達。その見た目は本体と同じではあるが、ちがうもの。甘く蕩けるそれは菓子だという。
「それは素晴らしい! このハレルヤが残さず食べて差し上げますよ」
 晴夜の声にメロディア・グリードは、零れていく自分の分身たちを、いってと差し向ける。
 波のように押し掛けるそれは、足元は溶けてチョコレート。波のように押し寄せてくる。
 晴夜は手に馴染むというだけのその一振りが喜んでいるように感じる。
 其れの持つ暗色の怨念が、晴夜の身を包んだ
 残滓達が圧し掛かる様にあふれて迫る。その身を、晴夜は刃で逸らしていなしていく。
 そして妖刀でなぎ払えば、呪詛を伴う衝撃波が放たれた。
 真っ二つになるものもいれば、吹き飛ばされてくずれるものもいる。
 残滓達は崩れて、動かなくなり――けれど、メロディア・グリード本体からまたあふれて、襲い掛かってくる。
 倒してもまた、向かってくる。
 傷を蝕みながら、残滓達の間を高速で抜けては刻んで。
 しかしきりがない、とくるりと晴夜は周囲を見渡した。
 目に映るのは残滓たち。
「しばし動かないでいただけると助かるのですが――」
 そう紡ぐが、己の言葉を聞いてくれることがないのはわかっている。
 その代償に、落雷が降り注ぎいくつもの残滓の身を撃った。
 落雷が爆ぜて吹き飛ぶ。その雷の輝きに目をくらませて動けぬ一瞬があれば晴夜は潰していく。
 そして、晴夜はその先にメロディア・グリード自身を見つけた。
 残滓達はあくまで、前菜のようなもの。メインディッシュは、あのメロディア・グリードなのだ。
 ちょっと失礼と断って晴夜は残滓達を足場にし、接敵する。
 メロディア・グリードはもちろん、晴夜の接近に気づいたがそれよりも、晴夜の方が早く。
 さぁ心を込めて――串刺しに。
 手に馴染むというだけの一振り。妖刀は傷口を探して、見つけて突き刺さる。
 その痛みにメロディア・グリードは短い叫び声をあげた。
 忌避するような声色に、おやと晴夜は片眉上げて。
「私に食べられる為に、わざわざ甘い物まで拵えて来たのでしょう?」
 どうぞ遠慮なくお受け取り下さいと再び突きたてる瞬間にメロディア・グリードは絶えて。しかし、すぐにまた息を吹き返す。
 なら、どこまでも、終わるまでいくらでも。
「ハレルヤは気が利きますよね。褒めて下さっても良いですよ」
 晴夜は笑む。
 いくらでも、食べて差し上げますと溢れる生と死を頂くのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クロト・ラトキエ
笑みは潜め。
ただ殺す為の機構へ…戻る。
殺さねば死ぬ。
だから、
殺し殺して殺し尽くす。

撒かれる分身の位置、軌道等よりメロディアの動き把握、
片手の鋼糸の狙いは空へ。
…今は絡むだけで良い。
残る腕の鋼糸を周囲へ張り。
分身の速度、攻撃法等見切り、躱し、退避と見せかけ範囲攻撃。
張る罠へ掛け、時に網とし纏め斬り断ち。

…その高速。
さぞ良く切れような。
対空全ての鋼糸を引き、メロディアを墜とす。
拾弐式――
識った以上、同じ手は使わせぬ。
2回攻撃。フェイントからの反撃も交え、
急所悉く、矢で撃ち鋼糸で斬り締め断ち只管殺す。

…。
お前は。
弱くなった?
それとも、強くなった?

己が有れば良かった頃と。
誰かが共に有る、今。

…只の戯言



 まだ――メロディア・グリードはそこにある。しかし、力は戦いにより弱まり、残滓達が生まれる速度はゆるりとしていた。
 だが、まだその数は多い。
 笑みは潜め――クロト・ラトキエ(TTX・f00472)は戦場に立っていた。
 今ここで必要なことはひとつと。
(「ただ殺す為の機構へ……戻る」)
 呼吸一つして、クロトは己の何かを冷やし沈めていく心地。
 殺さねばならぬ。殺さねば、死ぬ。
 だから――やることは、殺し殺して殺し尽くす事。
 メロディア・グリードが残滓達を放つ。それが多く向かってくる方向はどちらか。
 クロトはその軌道などをみて動きを把握し、片手の鋼糸の狙いを空へと向ける。
「……今は絡むだけで良い」
 呟いて、残る腕の鋼糸を周囲へと張り巡らせる。
 残滓達が襲ってくる。その身を投げ出すように、融けながらクロトへと身を傾けて。
 しかし、それを躱し。退避と見せかけ得て巡らせた罠へと掛けていく。
 多くが向かってくるなら鋼糸を網として滑らせて、まとめて斬り断ち道を拓く。
 メロディア・グリードは、空を飛翔し、その身から残滓達を落とす。
 しかしそれをも足場にして、クロトは動いていた。
「……その高速」
 さぞ良く切れような――クロトは空へ放った鋼糸を、ぐっと握りこみ己の方へと引き寄せた。
 その一端はメロディア・グリードへと絡まっている。
 突如、下へと引かれたメロディア・グリードは態勢を崩し残滓達の上へと悲鳴をあげて墜ちた。
 そしてクロトは彼女の元へと走る。
「拾弐式――」
 鋼糸が躍り、メロディア・グリードの身を絡め取る。
 識った以上、同じ手は使わせぬとその瞳も、思考も冴えて。
 急所を悉く、矢で撃ち鋼糸で斬り締め断ち只管殺す。
 メロディア・グリードが事切れ動きを失う。しかしまた動けば、鋼糸を引いて奪って。
 ただ規則的に命を絶っていくだけだ。
 息を吹き返す、すぐに仕留める。また微かに体が動いたなら、その力を奪うだけ。
 残滓を零す余裕などは与えない。ずぅっと生と死をメロディア・グリードにもたらし続ける。
 何度も何度も――繰り返す中で。
(「……」)
 ――お前は、とクロトは心中に投げかける。
 弱くなった?
 それとも、強くなった?
 ただただ、殺すための機構であるというのに、思考が巡ってしまう。
(「己が有れば良かった頃と。誰かが共に有る、今」)
 嗚呼、と音にはならず――吐息が零れた。
「……只の戯言」
 その言葉を落とす。
 もう動かず、生き返らぬメロディア・グリードの姿を見下ろして。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年02月20日


挿絵イラスト