羅針盤戦争〜島全てが鮫!!
●シャァアアアアク!!
その島はもともと、人の手から離れてから長い年月が経っており、摩天楼だったビルも緑に覆われ、動植物たちの楽園となっていた――あの巫女たちが来るまでは。
シャァァアーーク!!
不気味な島に鮫の鳴き声が響く。
え、鮫はこんなふうに鳴かない? うちの鮫は鳴くんです。
鮫は空を飛びながらジャングルを泳ぎ、目に映るものを食い散らかし、地面へと潜る。
辛うじて生き延びていた動物たちは必死に生き延びようと逃げ回るが、ジャングルの巨大な蔦が行く手を阻む!!
別の方向へと逃げようとしたとき、一本のつるが二つに分かれた。そこに並ぶのは嫌でも見たギザギザの歯。
そう! このジャングルそのものが鮫になっているのだ!
逃げ遅れた動物たちは植物鮫の餌食となり、巨木の鮫が獲物を求めて泳いでいく。
廃れた摩天楼の楽園は、今や凶悪な鮫の魔境へと化していた。その中心にいるのはコンキスタドール「森羅の巫女」の集団、そして巨大な子宮のような塊が今だ形を残すビル街の中心で不気味に鼓動を続けていた。
●シリアスなんてない
「ねぇ、鮫って鳴くものだっけ?」
若干疲れたように項垂れるのはいつものうさ、月原・雪花(月兎・f06136)だ。
普通の鮫は鳴かないと多くの猟兵達が首を横に振るが、一部の猟兵達は「え、鮫なら鳴いてもおかしくないよな。空も泳ぐし亡霊にもなるし、地中も泳ぐから」とささやきまたうさは突っ伏す。
「うん、色々と突っ込みたいところはあったんだけど、コンキスタドール「森羅の巫女」の集団に支配された無人島がまさに鮫の楽園? 地獄かな……になってみたい」
鮫の地獄。嫌なパワーワードである。
「怪物海獣になった鮫がジャングルの中を飛ぶし、地中も泳ぐし、目に映る動くもの全てに噛みつくようになってる。あと、ジャングルそのものも変化して、動植物も鮫になってるみたい。植物鮫っていたっけ?」
いなかったと思うがそのうち出るだろうとなんとなく猟兵達は思った。サメだし。
「この島を元通りにするには、巫女たちが祈っているあの不気味な肉塊を壊さないといけない。皆には、ジャングルを抜けてこれらを倒してきて。そうすれば元通りの島に戻るはず……だから」
鮫地獄と化したジャングルを潜り抜けるという、何時もと色々と違った事件ではあるが、放置しておくことは出来ない。
シャァアアアアク!
まだ転移もしてないのに、なぜか鮫の鳴き声?の幻聴を聞いた猟兵達だった。
暁月
はい、暁月です。次はサメだよ! やったね!
今回のプレイングボーナス……ジャングルと怪物海獣に対処する、となっております。
一風変わったというかもう色々と突っ込みどころある島ですが、戦争中ですので楽しんでやってくれたらなと思います。私も好きにやってます。
シリアス抜きで楽しんでやっていきましょう。
第1章 冒険
『怪物化した海獣たちの無人島』
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POW : 怪物化した海獣の脅威を打ち払って前進する
SPD : 不気味なジャングルを探索して、目的地である島の中心を目指す
WIZ : ジャングルの生態や、海獣の行動・習性などから、島の中心地を割り出す
👑7
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
鈴木・志乃
(油をまく)
(ため息をはく)
(UC発動)
……もうそれなりに島は巡ってるんだけどさ、このジャングル見てたらいろいろアホらしくなってきちった。
だってあの鮫何が効くか分からんのだもん。植物鮫ってなに?鳴くの?鳥か何かですか?
まあでも鮫で緑なら燃やせるかなって……元の生物たちには悪いけど、一応延焼分はコントロールできるし。
ああ、アポヘルで世紀末ヒャッハーしたい。なんだろうツッコミが追い付かないぞ。
オーラ防御展開。第六感で行動を見切り鮫が来たら光の鎖を念動力で操作し食ませる。縛り上げて燃やす。
もえろよもえろーじゃんぐるよもえろー
ごうかとなりてーしまつつみこめー
(光のない目で歌い始める)
陽環・柳火
「鮫が出る島か。かまぼこにでもしてやんよ!……とは言ったものの、植物鮫はかまぼこにできっか?」
とりあえず、まっすぐ突き進む。つまりは正面突破
「鮫狩りの時間だオラァッ!」
火【属性攻撃】纏わせた刀でぶった斬ったり、数が多ければケルビンカードの『烈火乱れ咲き』で【弾幕】ぶっ放したり、派手に行くぜ!
魔力とか消耗してきたら、倒した鮫とかを焼いて食べて【屍塊転燃】し、魔力を補充して【全力魔法】で炎を盛大にぶっ放す。
鮫が食えそうになければ、犠牲となった島の動物達をいただく
「お前達の犠牲、絶対無駄にはしないぜ」
最終手段は『にゃんジュール』でエネルギー補給だが、継戦能力的にも現地のもので補給したいところ
●鮫には何が効くだろうか。特に植物鮫なんてどうすればいいのかわからないよ。
シャァァアーーク!!
島へ上陸した猟兵一同。既にジャングルから妙な鳴き声が聞こえる。この時点で割とこの島のおかしさがまるわかりだ。普通の鮫は鳴かないはずだ。
鈴木・志乃(ブラック・f12101)はジャングルの中に入り込み深く、それはもう深くため息をついて持ってきた油をぶちまける。投げやり気味に放り投げると油は周囲にばらまかれ、そこへ容赦なく【浄化の炎】をぶちまける。
「……もうそれなりに島は巡ってるんだけどさ、このジャングル見てたらいろいろアホらしくなってきちった。だってあの鮫何が効くか分からんのだもん。植物鮫ってなに?鳴くの?鳥か何かでか?」
鮫です。最近の鮫は飛ぶんだから鳴いてもおかしくありません。現に他の島の鮫も鳴いてるみたいですよ。
「あ、そう。まあでも鮫で緑なら燃やせるかなって……元の生物たちには悪いけど、一応延焼分はコントロールできるし」
轟々と炎が舞い上がり、水分を沢山含んでいるにも関わらずジャングルの樹や叢が燃え、鮫が燃える。やっぱりよく燃えるようです。なんだか香ばしい香りがしますが気にしない。
「もえろよもえろーじゃんぐるよもえろーごうかとなりてーしまつつみこめー」
志乃は瞳から光を消して、淡々と炎を操りジャングルを放火する。自然破壊待ったなしだが、どうせこの島の自然は壊れてるのでいくら破壊してもなんの問題もない。
よく燃える中にただ一人突っ込むものもいた。
「鮫が出る島か。かまぼこにでもしてやんよ!……とは言ったものの、植物鮫はかまぼこにできっか?」
陽環・柳火(突撃爆砕火の玉キャット・f28629)だ。多分かまぼこに出来ると思います。所詮鮫です。
「鮫狩りの時間だオラァッ!」
炎を纏わせた刀を手に柳火は真正面から突っ込む。空からいばらの鮫が降ってくると串刺しにして切り捨て、真正面から燃え盛る巨木の鮫が来るとそれまた焼いて真っ二つに。香ばしい香りが漂う。まるで海鮮鉄板焼きのような美味しそうな香りだ。サメなのに。
地中からももれなく根っこが変異した鮫が襲い掛かるが、それらも踏みつぶして愚直に素直に突き進む。
魔力を使いすぎて、空腹になると目の前にはこんがり美味しく焼けた鮫が一匹。
丸ごと上手に焼けました~♪
謎の言葉が響き、柳火は美味しく鮫をいただく。
「おお、意外と美味しい! お前達の犠牲、絶対無駄にはしないぜ」
焼きサメは新鮮だったこともあり、臭みもなく淡白な味が実に美味しい。因みに本物の鮫も新鮮なものであれば普通に食えるらしいですよ。
【屍塊転燃】により美味しく頂き魔力も気力も漲った柳火は元気いっぱいに森を焼き切りき先へ進む。
シャアアァァァックッ!!
「鳴くなよ鮫が本当に。」
一方、志乃は淡々と森を燃やし、鮫を回避して縛って燃やしながらつぶやく。
「ああ、アポヘルで世紀末ヒャッハーしたい」
アポヘル以上の鮫世紀末がここにあった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ガラティア・ローレライ
サメねー、生憎とチェーンソーも無ければ竜巻対策のダイナマイトも持ってないのよねー。
ま、そんなもの無くてもこのガラティア様がサメ如きに負けるはずが無いわ!(入念なフラグ建築)
UCに他猟兵を巻き込む訳には行かないし暫くは単独行動よ。デミカルヴァリンメガリスとバトルアンカーで向かってくるサメをブッ飛ばしながら『悪目立ち』して注意を引きつけるわよ
ある程度サメ共を集めたらストレージ・メガリスからサウンドメガリスを取り出して設置
サウンドメガリスを利用して『大声』で『歌唱』した【アニヒレイトボイス】でまとめて蹴散らしてやるわ!
巫女?適当に砲弾ぶち込むか覇気を纏ったファムファタル辺りブッ刺しとけばいいでしょ
マリン・フィニス
鮫魔術師という立場上色々な鮫を知っているが(というか属性をつけているが)
植物鮫は……まだ見た事が無いな
なに、昔から周囲にいたから鮫の扱いには慣れている
(手にしたバブルワンドから《電撃属性》バブルを発生させつつ)
……“話せば”わかってくれるぞ?
UCで《炎属性》の飛行可能なファイアーシャーク達を召喚、散開させ中枢…目的地の位置を探らせる。
動植物の変じた鮫ならば炎の塊を恐れるだろうし、それでも向かってきて噛もうとするなら仕方がない。
燃えるか、説得(解ってくれるまで電撃バブルをお口にinしてバチィってする)されるか、好きな方を選んでくれ。
中枢を見つけたら鮫達の力を借り一気に制圧しよう。
※アドリブ歓迎
●鳴き声には声を、鮫には鮫を
「サメねー、生憎とチェーンソーも無ければ竜巻対策のダイナマイトも持ってないのよねー」
一人単独行動で動くのはガラティア・ローレライ(呪歌のローレライ・f26298)だ。サメ映画にチェンソーもダイナマイトもなしで一人で動くのは死亡フラグ待ったなし!!
「ま、そんなもの無くてもこのガラティア様がサメ如きに負けるはずが無いわ!」
更に入念にフラグを建設していくガラティア。何が彼女をそこまで駆り立てるのか!相手がサメだから仕方ねぇや。
とはいえ、何も武器を持たずにジャングルの中に入るわけがなく、デミカルヴァリンメガリスとバトルアンカーで迫りくる多くの植物鮫を薙ぎ払う!
シャァアーーックッ!!
チェンソーもダイナマイトもないが、ガラティアにはデミカルヴァリンメガリスによる砲撃がある。これは彼女の号令と共に何処からともなく砲撃を行うデミ・カルヴァリン砲だ。大砲を受けた鮫はミンチになって砕け散る。ミンチよりひでぇや。
バトルアンカーも重量だけを見たらチェンソー以上だ。そんな重量級武器をかみ砕けるわけもなく、顎をへし折られてそのまま真っ二つに切り裂かれる。
当然、そんなふうに暴れていると悪目立ちし多くの植物鮫が空から、ジャングルから、地中から喰らおうと迫る!!
シャアアァァーーックッ!!
シャアアァーーークッ!!
サメェエーーーーー!!
なんか一匹変なのが混ざってる気がするが気のせいである。
「よーしよし、十分釣れたわね」
文字通りの大漁の鮫が釣れたことに、ガラティアはほくそ笑む。わざと単独行動し、悪目立ちしたのには理由がある。面倒な敵はまとめて一掃するに限る。
ストレージ・メガリスからサウンドメガリスを取り出して設置。鮫たちを前に。ガラティアは歌う。大声で、敵を葬るための歌を。
『私の美声で纏めて消し飛びなさい!』
【アニヒレイトボイス】は衝撃波となりて、植物鮫を吹き飛ばしジャングルそのものを切り開く。
邪魔な鮫を一掃ついでに道が都合よく切り開けたことに満足そうに頷きながらガラティアは先へ進む。まだ中央は遠い。だが進み続けたらいずれ中央へたどり着くだろう。
一方、マリン・フィニス(蒼海の騎士・f26997)は鮫には鮫をという考えてで動いていた。
「鮫魔術師という立場上色々な鮫を知っているが植物鮫は……まだ見た事が無いな」
流石の鮫魔術師の彼女でも植物鮫なんて奇天烈なものは見たことも聞いたこともないようだ。
しかし、鮫が相手なら鮫魔術師は鮫の専門家だ。相手するにはうってつけというものだ。
「なに、昔から周囲にいたから鮫の扱いには慣れている……“話せば”わかってくれるぞ?」
手にしたバブルワンドから《電撃属性》バブルを発生させながらいうそれは話し合い(電撃)という奴ですねわかります。
彼女はまずはサメ対策にと、燃える鮫を召喚し、周囲に放つ。植物鮫に対して燃える鮫。訳が分からない状況だが、鮫ならよくありそうなことなので問題はないだろう。鮫だし。
ファイヤーシャークたちマリンの指示のもとに散会し、ジャングルを焼きながら周囲を散策する。彼女もまた、単独行動せざる得なかったのだ。燃やすと猟兵も燃えるので。
ファイヤーシャークに対し、植物鮫は敵対心を剥き出しに襲い掛かるがそのあとに出来上がるのは香ばしく焼けた鮫の亡骸のみ。植物が勝てるわけないんだよ!
説得に応じる鮫は一匹たりともおらず、多くの鮫が美味しそうな香りをただ寄せていく中、マリンは的確に島の中核へのルートを探り当てジャングルを焼きながら道を切り開く。
この先はもっと植物鮫による襲撃が激しくなるだろう。一人では厳しくも多くの猟兵達の手があれが成しえる。そのための道として、マリンは未来への道を切り開いたのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ルキ・マーシトロン
🦈アドリブ連携歓迎🦈
本日のロードショーはゾンビvsシャークジャングル。やぁ、僕が来たよ。サメ退治なら任せておくれ。
ヒートチェーンソーを振り回して大暴れさせてもらおう。
こいつは火炎放射器とチェーンソーが合体した素敵な装備なのさ。植物サメには効果ばつぐんだろう? 斬り払って焼き払って消毒させてもらおう。
ちょっと腕を一本ほど齧られちゃうけど、問題ないね。逆に齧られた腕をユーベルコードで電気に変えて電気ビリビリでサメを倒しちゃおう。
神薙・焔
ジャングルが…鮫?
うん、最近わかったの、鮫は空を飛ぶし陸も泳ぐし頭は増えるし触手は生えるって、ジャングルが鮫でも何もおかしくはない(自分に言い聞かせる)。
鮫は血に寄って来る、きわめて嗅覚に優れ、僅かな血でも嗅ぎつけて…それが狙い目ね、【ブレイズフレイム】、あたしの血は燃ゆるのだ! 植物になってるならさらに火にも弱くなってるでしょうね。つまり、ちょっと指先を傷つけて血を飛ばしてやればそこに食いついて…ボン! よ。
巫女さんと肉塊は…ちょっと木に、いや気になったんだけど、この肉、食べられないわよね? これも火を通せばイケる?
●孤島の究極激戦! ゾンビVSシャークジャングル! 生き残るのはどちらか!!(片方既に死んでる)
「本日のロードショーはゾンビvsシャークジャングル。やぁ、僕が来たよ。サメ退治なら任せておくれ」
カメラ越し(?)にそう言い切るのはルキ・マーシトロン(🧟♂️・f24589)。筋金入りのマッドサイエンティストで自らをゾンビ、デッドマンに作り替えたさまよえるゾンビ博士だ。
まさにZ級映画同士の戦い。流石の鮫でもゾンビ相手は戦ったことがないはずだ!ゾンビやゴースト化したことはあるが。
ルキは相手が鮫、しかも植物鮫だということもあり、とっておきの武器を用意してきた。
ヒートチェーンソーである。それは鮫を殺す武器であり、植物を焼きながら伐採しつくす凶悪武器だ。
「こいつは火炎放射器とチェーンソーが合体した素敵な装備なのさ。植物サメには効果ばつぐんだろう?」
炎をまき散らしながら唸りを上げるヒートチェンソー。それに対し、植物鮫は本能に忠実に目につく肉を喰らわんと襲い掛かる!! 危うしゾンビ!!
シャァアアアーーーック!!
ルキは勢いよくヒートチェンソーを振り抜くと植物鮫は燃え盛りながら真っ二つに切り裂かれ、地面に落ちて轟々と燃え上がる。
植物鮫は周囲に血の匂いを振りまきながら燃え上がると、その香りに引き寄せられたのか多くの植物鮫が空から、ジャングルから、地中から喰らわんと襲い掛かる。
「鮫は血に寄って来る、きわめて嗅覚に優れ、僅かな血でも嗅ぎつけて…それが狙い目ね」
神薙・焔(ガトリングガンスリンガー・f01122)はルキの後ろから飛び出すと、自らの血を振りまき引き寄せる。新鮮そのもので、しかも生きた人の血だ。植物鮫の本能は焔を喰らわんと向きを変える。
焔は飛び出したはいいものの、目の前にいる謎生物に辟易していた。
(うん、最近わかったの、鮫は空を飛ぶし陸も泳ぐし頭は増えるし触手は生えるって、ジャングルが鮫でも何もおかしくはない)
最初はジャングルが鮫? 疑問に思っていたが、気にしたら負けだと思い自分自身に言い聞かせることにした。だって目の前にいるのだから。
血を、肉を求めてやってきた植物鮫に対し、焔は血を燃やす。
血は既に植物鮫たちの真下に降り注いでおり、鋭敏すぎるその嗅覚はほぼすべての鮫たちが引き寄せられ、燃え盛る地獄の業火でこんがりを超えて消し炭になるまで焼き尽くす。
それでも仲間の屍を超えて、とびかからんとする植物鮫もいたが
「植物になってるならさらに火にも弱くなってるでしょうね。つまり、ちょっと指先を傷つけて血を飛ばしてやればそこに食いついて…ボン!」
血が植物鮫に触れた瞬間、爆発炎上し植物鮫は火の玉となりて地面に落ち、他の植物鮫たちもヒートチェンソーの餌食となった。
轟々と燃え盛るジャングルを進む猟兵達。既にルートは造られ、燃やしながら進むその先に猟兵達はとうとう辛うじて残る人工物の摩天楼だったモノ。その中心にある異形の肉塊とそれらを祈り奉る巫女たちの姿を見つけた!!
大成功
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露木・鬼燈
鮫が調子に乗ってるとか。
それは許せないな!
最強の海洋生物はシャチ!
これをしっかりとわからせないとね!
とゆーことで…秘伝忍法<忍鯱>
回転式多銃身電磁加速砲による制圧射撃。
これでジャングルも鮫も吹き飛ばしながら進むですよ。
接近されても骨格レベルでシャチの方が強いから!
強化外骨格もあるからイケルイケル!
僕はアポイタカラに乗って戦うですよ。
まぁ、今回はジャングルごと吹き飛ばしながら進むから。
両手にはマシンガン、2本のフォースハンドにはライフルを装備。
セットする弾丸は三式弾をモデルにしたもの。
これに火属性をエンチャント。
地上を焼き払う由緒正しき弾丸なのです。
ホントは砲弾だけど細かいことは気にせずいこう!
カシム・ディーン
おいこら、鮫って海洋生物だろ?
何で植物が鮫になってるんだよ
上等だ!鮫が無敵と思うなよ!
出でよ鮫ハンター…もといダイウルゴス!(UC発動
お前等…鮫に遅れは取らんだろ?(賛成94、反対4)
OK…三体一組でいくぞ!
竜が鮫に後れを取るとかありえないと証明して見せろ!
【属性攻撃・迷彩】
光・風属性を付与
光学迷彩と更に風で匂いを遮断
では散開!
【情報収集・視力・戦闘知識】
シーフフォンでダイウルゴスからの視覚を含めた情報を把握
マッピングを行い中心へのルートの構築
ダイウルゴス
対抗心燃やして鮫に発見されたら激突
倒しづらいときは合体して【二回攻撃・捕食】
やはり竜としてのプライド故か全力で鮫の撃破に務める
●シャークジャングルの最後……?
ついに島の中央部たる摩天楼跡地にたどり着いた猟兵達!そこでは事前に知らされた通りに巫女たちが子宮の形をした肉塊にひたすら祈っていた。
肉塊からは次々と大小問わず植物鮫が誕生しており、空を泳ぎ、地を這い、地中を泳ぎながら猟兵達を本能のままに喰らわんと襲い掛かる!!
その数は今までジャングルで遭遇した数と比較にならないほどの膨大な数で、まるで植物鮫は津波のようになって襲い掛かる! 植物鮫はこの摩天楼跡地全体に潜んでおり、巫女たちを守っていたのだ!!
シャァアアアーーーック!!
SYAAAAAAAAAAAAAA!!
サメエェェェェエエ!!
もう誰も突っ込まない。鳴き声がおかしいことに突っ込んだらダメだ。
迫りくる植物鮫の津波に対し、明らかに憤りを感じる者がいた。
「鮫が調子に乗ってるとか。それは許せないな! 最強の海洋生物はシャチ! これをしっかりとわからせないとね!」
露木・鬼燈(竜喰・f01316)は拳を握りしめ力説しながら、アポイタカラのコックピットの中で印を結ぶ。そのキャバリアだけで充分じゃないですかね。
「とゆーことで…秘伝忍法<忍鯱>」
口寄せ動物として訓練された強化外骨格を装着し回転式多銃身電磁加速砲が取り付けられたシャチが98体をも現れ、植物鮫たちへ向けて、一斉に電磁加速砲が火を噴く!! 植物鮫に強化外骨格装備のシャチとかトンデモすぎる戦いが始まった。
電磁加速砲の威力はすさまじく、植物鮫の津波が真っ二つに割れる。だが、左右から迫りくる植物鮫は空から、地上から、地中から泳ぎ迫りくるが、そこへカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)が呆れ顔で植物鮫たちを見やる
「おいこら、鮫って海洋生物だろ?何で植物が鮫になってるんだよ」
今さらです。
「ああ、そうですか。上等だ! 鮫が無敵と思うなよ! 出でよ鮫ハンター…もといダイウルゴス!」
ここにきて期待のダイウルゴスが登場だー! その数99体!!
シャークジャングルVS強化外骨格口寄せシャチVSダイウルゴス!! 映画にしてもやりすぎである。
左右に割れた植物鮫の津波をダイウルゴスが喰らい尽くし、植物鮫たちも負けじと地中や空中からダイウルゴスやシャチへと襲い掛かり物量同士がぶつかり合う。
「OK…三体一組でいくぞ!竜が鮫に後れを取るとかありえないと証明して見せろ!」
鮫と鯱と竜が喰らいあう戦場の中、カシムは的確に敵の侵攻ルートを指示し、3体で常に動く様にしかけながら確実に植物鮫たちを追い込み喰らい尽くす。
露木もまた、シャチたちの電磁加速砲で植物鮫の胴体に風穴を開ける。
数と数がぶつかり合う中、ついには津波に穴が開いた。そこには祈りを捧げる巫女たちと、中央に掲げられた肉塊。
「汚物は消毒に限るのです! 地上を焼き払う由緒正しき弾丸を喰らうがいい!」
炎属性がエンチャントされた三式弾相当の弾丸が二丁ずつのライフルとマシンガンへとセットされ、一斉射撃を行い――弾丸は巫女たちと肉塊に直撃すると大爆発を巻き起こし、その爆発は摩天楼に何故か引火して大爆発を巻き起こす。
炎に巻き込まれ、植物鮫は燃え上がり、異形と化したジャングルにも飛び火して連鎖的に爆発が巻き起こる。
猟兵達は巻き込まれてはたまったものではないと急ぎ離脱し、爆発をバックに一斉に鉄甲船へと戻る。
船から見る島は火の手に包まれており、もはや植物鮫は全て灰燼になったのは誰に目から見ても明らかだった。
なんだか異常に疲れた猟兵達は、そのまま安全な場所へと帰港すべく船を動かすのだった。
――――――――――――シャアアアアアアアァァァーーーーーーーッッック!!!
ただ一人、とある猟兵は謎の声を聴いたような聞いたような聞かなかったような。
真相は炎の中に……。
大成功
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