羅針盤戦争〜狙われた蒼海羅針域
貧しくも細やかに過ごしていたセーラント島の人々。
それを見つけたのは、畑仕事を終えた辺りだった。
「おや、あれは大きな鳥かい?」
「あんな低空で珍しいねぇ」
そんな風にのんびりと眺めていたが。
「いや……あれは……」
気付いてしまった。
それはただの鳥ではなかった。
黒き翼を持った、黒騎士達を。
「皆様には、セーラント島に向かい、急ぎ、黒騎士達を退治してきて欲しいのです」
そう告げるのは、響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)。
「今回、現れた敵の目的は、蒼海羅針域の破壊。ですので、そこに向かおうとするコンキスタドールの大艦隊を海上で迎え撃って欲しいのです。幸いなことに島の人達には気付かずに目的地へと向かうようですが……」
現れ始めた蒼海羅針域が破壊されれば、大変なことになってしまうだろう。
その前に黒騎士達を倒す。
それが、今回の目的だ。
「今回の敵……黒騎士ワイルドハントは、連係攻撃が得意な者達です。また様々な形に変形する黒剣や、潜水も可能の大翼と生命力吸収を持つ爪や顎で身を強化してきます。それも考慮して、対応して下さい」
リズは真剣な眼差しで、集まった猟兵達を見つめる。
「とにかく、彼らの進撃を見過ごすわけには行きません。必ず、皆様の手で止めて下さい。この戦いを終わらせるためにも……そして、不安に怯えるセーラント島の人々のためにも彼らを必ず止めて下さいませ」
そういって、リズは猟兵達を黒騎士が迫るセーラント島へと案内するのであった。
柚葵チハヤ
こんばんは。柚葵チハヤです。
今回もまた、1章のみの戦争シナリオとなります。
今回の目的は、セーラント島の側を通る黒騎士ワイルドハントを全て撃破することとなります。
なので、今回のプレイングボーナスはこちら。
プレイングボーナス……海上戦、船上戦を工夫する(海上では飛行や転移が阻害されています)。
ちなみにボートのような船であれば、島の人達から借りることができますので、良ければご利用下さい。
また、複数で参加する方は、相手の名前やID、グループ名の記載をお忘れなく。
皆様の激しい海戦プレイング、お待ちしていますね!
第1章 集団戦
『黒騎士ワイルドハント』
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POW : 堕ちてなお団結す
【仲間との一糸乱れぬ連携攻撃】と共に、同じ世界にいる任意の味方の元に出現(テレポート)する。
SPD : 黒剣変状
いま戦っている対象に有効な【鉤フックや銛、銃器などに変形する黒剣】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ : 怪鳥の大群
召喚したレベル×1体の【自身の仲間たちと共】に【潜水も可能の大翼と生命力吸収を持つ爪や顎】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。
イラスト:にこなす
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ラモート・レーパー
「ギーコ、ギーコ……川でならよく船漕ぎするけど、海だといつ振りだったかしら?」
お姉さんの姿で挑む
まあ川と言ってもあの世との境に流れる川なんだけども
鉄甲船から降り島民借りたボートと立ち漕ぎ用オールで移動。
ある程度進んだら黒剣を変化させた弓と???で生成した矢で敵を射って行く。敵が近かったら黒剣を銛に変えて刺す
時折UCが勝手に発動し事故る
「ギーコ、ギーコ……川でならよく船漕ぎするけど、海だといつ振りだったかしら?」
慣れた手つきでオールでギーコギーコしながら、呟くのは、ラモート・レーパー(生きた概念・f03606)。ラモートの使うボートは、島民から借りたものだ。ついでに立ち漕ぎ用オールも借りている。
「まあ、川と言っても、あの世との境に流れる川なんだけども」
冗談なのか本当なのか……そんなことをラモートは呟いて。ちなみに今回は可愛らしいお姉さんの姿で来たようだ。長い髪を揺らしながら、ゆっくりと敵のいる艦隊へと向かっていく。
「やはり来たか、猟兵よ」
黒騎士ワイルドハント達がラモートの姿を見つけて、さっそくラモートへと迫りくる。
「面倒だけど、倒さないとね」
小さな船の上で、黒剣を弓に変えて、そして、姿に応じて変わる???を矢に変えて、遠距離から狙っていく。
「そんなもの、効かぬわ!」
黒騎士達はラモートの放つ矢を躱して、間近に迫る……そのときだった。
どっかーーーんっ!!
「ぐおっ!!」
「ぐあっ!!」
ラモートのボートが勢いよく、黒騎士へとぶつかっていった。
ちなみにこれ、れっきとしたラモートのこれを人はひき逃げと呼ぶ(ライダーブレイク)の力だったのだが。
「あ、またやっちまった。けどオブリビオンだし、まあいっか」
意図してやったわけではなく、単なる事故だったりする。
ダイレクトアタックを受けてヘロヘロになっている黒騎士達を、今度は銛へと変えた黒剣で、ラモートは次々と刺していったのだった。
大成功
🔵🔵🔵
高砂・オリフィス
騎士が飛んでる!? 待て待て、ぼくらは飛べないのにズルくない?! なんて言ってもしょうがないか! 一個でも多くの島を守るために! 退いていられないねっ、あははっ
潜水もできて飛翔も滑空もできるとなると地の利はあっち寄り……でもねっ! それを補って余りある、ぼくの鍛え上げられた肉体がある! 訓練は偽らない、結果を出してくれる!
波の揺れ、海風のそよぎと一体化して集中……! 切っ先が触れた瞬間にカッと目を見開いて、そのまま殴りつける! 羽を折れたらなおよし!
一人じゃ逝かさないよ、全員沈める! 一歩も譲らない、諦めない!
「騎士が飛んでる!? 待て待て、ぼくらは飛べないのにズルくない?!」
高砂・オリフィス(南の園のなんのその・f24667)は、借りたボートに乗りながら、思わず呟く。
「なんて言ってもしょうがないか! 一個でも多くの島を守るために! 退いていられないねっ、あははっ」
切り替えの早さでもって、オリフィスのボートはゆっくりと騎士達へと近づいていく。
潜水もできて飛翔も滑空もできるとなると、地の利は騎士に分配が上がるのだが。
「……でもねっ! それを補って余りある、ぼくの鍛え上げられた肉体がある! 訓練は偽らない、結果を出してくれる!」
そして、オリフィスは、ボートの上に立ち上がり、波の揺れ、海風のそよぎと一体化して集中していく。
「ならば、これで死ね!」
「ひゃあっ!! そんなのお断りだから!」
黒騎士の持つ剣の切っ先が触れるか触れないかの、その瞬間に、オリフィスは、カッと目を見開いて、そのまま殴りつける!
「ぐおっ!!」
今なお来たる瞬間(イマナオキタルシュンカン)だ。流石に翼を折るまでには至らなかったが、見事な一撃を受けて、その騎士は、そのまま海の藻屑となり、沈んで行ってしまった。
「一人じゃ逝かさないよ、全員沈める! 一歩も譲らない、諦めない!」
自分の集中が続く限り、オリフィスは何度もその強烈な一撃を放っていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友。
第三『侵す者』武の天才
一人称:わし 豪快古風
武器:灰遠雷
慣れたとはいえ、海上戦らまだ不得意な方じゃが。そうも言ってられぬな。
見渡せる高い位置におるわ。
迷彩を兼ねた防護結界張りつつ。視力を活用し、敵を視認しだい鈍化呪詛のついた【四天境地・雷】発動。制圧射撃としよう。
悪霊の執念。それは逃れられぬものぞ。射ぬかれて沈み、骸の海へ帰るがよいわ!
敵の攻撃は、結界術に加えて四天霊障によるオーラ防御で弾くとしよう。内部三人の援護じゃの。
誰かの故郷を守るために戦う『わしら』ぞ。壊させるかよ。
「慣れたとはいえ、海上戦はまだ不得意な方じゃが。そうも言ってられぬな」
そう呟くのは、馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)。
島から敵を見渡せる高台へと向かい、雷の力秘めし強弓である灰遠雷を構える。
迷彩を兼ねた防護結界を張りつつ、狙うは迫る黒騎士達の姿。
「悪霊の執念。それは逃れられぬものぞ」
発動させたのは、四天境地・雷(シテンキョウチ・カミナリ)。灰遠雷に呪詛をこめ黒くすることにより、分裂し追尾する矢で攻撃する技だ。
「射ぬかれて沈み、骸の海へ帰るがよいわ!」
次々と黒騎士達を射かけては、敵を沈めていく。しかし、敵もただ倒れるだけではない。
「見つけたぞ!!」
これでも食らえとばかりに振るわれた黒い槍は。
がきっ!!
「な、なに!?」
結界術に加えて四天霊障によるオーラ防御で弾き返す。これは、義透の中にいる他の3人の援護に他ならない。
「誰かの故郷を守るために戦う『わしら』ぞ。壊させるかよ」
狼狽える騎士をも射貫いて、義透はまた次の獲物を追うのであった。
大成功
🔵🔵🔵
栗花落・澪
船、借りて行こうかな
潜水バトルのつもりだけど、念のためね
到着したら【指定UC】を発動し
人魚になって海中に飛び込むよ
そしたら追って来てくれる?
大翼さえ生やさなきゃそんなに加速は出来ないと思うけど
対魚用武器を警戒しつつ
【聞き耳】で泳ぎの音や呼吸音等
様々な音を聞き分け敵全体の位置を把握
近付かれないように泳ぎ続け
時折【高速詠唱】で風魔法の【属性攻撃】
鋭いスクリューで狙うよ
そのまま出来る限り下の方まで泳いだら
黒騎士達を海中に取り残すように急カーブして一気に地上へ
UC解除で船上に戻ったら
敵が目視できるくらいの位置まで上がって来たところで
海目掛けて雷の【全力魔法】を落として攻撃
焼き鳥になっちゃった?
「船、借りて行こうかな。潜水バトルのつもりだけど、念のためね」
そういって、ボートを借りるのは、栗花落・澪(泡沫の花・f03165)。
借りたボートに乗り込み、さっそく行うのは。
「水の精霊よ、力を貸して!」
マジカルつゆりん☆アクアフォームで、澪は人魚の姿へと変化して、海へと潜る。それを見ていた騎士達もつられて、一緒に飛び込んできた。
「ホントに追ってきたんだね。大翼さえ生やさなきゃそんなに加速は出来ないと思うけど」
対魚用武器を警戒しつつ、聞き耳で泳ぎの音や呼吸音等、様々な音を聞き分け、敵全体の位置を把握していく。
「ついでにこれも!」
時折、高速詠唱で風魔法で鋭いスクリューを放ち、騎士達を狙う。数体、それに巻き込まれた者もいるが、まだ数多くの騎士達が追ってきている。
「ふふ、良い感じだね。じゃあ……作戦通りに!」
そのまま出来る限り、海底奥深くへと泳いだら、黒騎士達を海中に取り残すように急カーブして一気に地上へ這い上がっていく。
そして、自分の乗ってきたボートの上に降り立ち、人魚フォームを解除。
騎士達が目視できるくらいの位置まで上がって来たところで。
「はい、お疲れ様っ!!」
海に目掛けて雷の全力魔法を落として攻撃! 次々にぷかぷかとやられた騎士達が浮かんでくる。
「焼き鳥になっちゃった?」
澪は嬉しそうに、黒焦げになっている騎士達にそう、尋ねるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ニィナ・アンエノン
騎士って事はあれかぁ、軍人みたいな感じの人?
となると海賊の敵だよね、頑張ってやっつけるぞ☆
とゆー事でにぃなちゃんはバイクで出撃!
この【操縦】技術で頑張って【船上戦】だ!
とにかく【ダッシュ】に【ジャンプ】、【足場習熟】で船の上を縁でもマストでも次から次へと飛びまわって、手当たり次第に【乱れ撃ち】して銃弾をばら撒くぞ☆
ライフルの焼夷弾とかユーベルコードのミサイルとかで炎の【属性攻撃】しちゃえば船が燃えて敵も困るんじゃないかな?
火薬とかに当たっても気にしない、ヤバい時にはにぃなちゃんは次の船にいるからね!
攻撃も気にしない、掴まらないように駆け抜けるだけだー!
念の為【オーラ防御】は忘れずにね☆
「騎士って事はあれかぁ、軍人みたいな感じの人? となると海賊の敵だよね、頑張ってやっつけるぞ☆」
そう意気込むのは、ニィナ・アンエノン(スチームライダー・f03174)。自ら改造を施した宇宙バイク、黒色のZ17テンプテーション・カスタムに跨ると、そのまま一気に騎士達が乗る船へと乗り込んでいった。
「まさか、ここまで来るとは!!」
囲まれながらもニィナは、余裕の笑みでこう告げる。
「目標、射程範囲全部ろっくおーん! カーニバルだよ、れっつだーんす!!!」
バイクに備わった無数の高機動マイクロミサイルを放ち、取り囲もうとする騎士達を一網打尽に仕留めていく。
その間にもニィナの足……いや、バイクは止まらない。
船の上を縁でもマストでも次から次へと飛びまわって、手当たり次第にライフルやミサイルをばら撒いていく。
「くそ、ちょこまかと!!」
「ふふ、残念! にぃなちゃんは、もう次の船にいるからね!」
「何だと!? うわ、船が燃えている!?」
慌てふためく騎士を余所に、ニィナは、次の船の騎士達に、素敵なミサイルと燃えるライフルの弾を届けに向かうのであった。
大成功
🔵🔵🔵
鈴木・志乃
水陸空兼用のヒーローカーを爆走させます。海上で。魚雷、ロケラン、アサルトライフル、誘導弾は積んでます。ふぁいやー!
オーラ防御は張っとくよ?その上でUC発動。あ、スピーカーでめっちゃ聞こえるようにしとくよ。喋りながら爆撃。
突然だけど料理作れる男子っていいと思いません? 私はいいと思います。おしゃれな料理作ってる男性カッコいいよね。料理も含めてきゅ~っとくる。
別に豪勢じゃなくていいんですよ。ありものでぱっぱと作っちゃうの。
私昔倒れた時にね、看病してもらったんだけど、男性に。起きたら栄養満点のお粥ができてて。具材めっちゃ入ってて。色も鮮やかで胃にすっと溶けていったよね。
胸に染みたよね。本当。
ぶおおおおんっ!!
海上を突っ走っていくのは、鈴木・志乃(ブラック・f12101)の水陸空兼用のヒーローカーだ。使用するたびに傷が増えているのは……たぶん、気のせいだろう。
「必要なものは全部積んだし、あ、オーラ防御は張っとくよ?」
志乃はそう言って、さっそく、恋する乙女は絶対無敵(ガールズトーク)を発動させた。
「男子禁制! この盛り上がりにはついてこれないよ!」
スピーカーでめっちゃ聞こえるようにしながら、志乃は語りだす。
「な、なんなんだ?」
困惑するのは、黒騎士達。
「突然だけど料理作れる男子っていいと思いません? 私はいいと思います。おしゃれな料理作ってる男性カッコいいよね。料理も含めてきゅ~っとくる。別に豪勢じゃなくていいんですよ。ありものでぱっぱと作っちゃうの。私、昔倒れた時にね、看病してもらったんだけど、男性に。起きたら栄養満点のお粥ができてて。具材めっちゃ入ってて。色も鮮やかで胃にすっと溶けていったよね」
ふっと遠い目をしながら、志乃はその会話に参加していない、黒騎士達、もとい、男性軍へと、魚雷、ロケットランチャー、アサルトライフル、誘導弾をこれでもかとばら撒いていく。
「胸に染みたよね。本当」
しんみりと満足げな笑みを浮かべて、志乃は、ヒーローカーに乗りながら、弾を打ち出したばかりの熱いライフルを構えなおすのであった。
大成功
🔵🔵🔵
卜一・アンリ
戦いの舞台は海の上。
要は沈まないように水面を軽やかに歩けばいいのでしょう?
造作もないわ。【悪魔憑きのアリス】ですもの。
悪魔憑きの拳銃での【クイックドロウ】【乱れ撃ち】で応戦。
移動はUCの超スピードで【ダッシュ】で【水上歩行】、
敵の攻撃もその反応速度を活かした【逃げ足】と銃撃による黒剣の【武器落とし】で対応する。
接近戦ならむしろ望むところ。
攻撃を【見切り】【ジャンプ】、飛び込んできたのを【踏みつけ】て
鎧の隙間に銃身を捻じ込んで【零距離射撃】で仕留めるわ。
ハンティングの時間よ。狩り尽くしてあげましょう。
「戦いの舞台は海の上。要は、沈まないように水面を軽やかに歩けばいいのでしょう?」
そう言いのけるのは、卜一・アンリ(今も帰らぬ大正桜のアリス・f23623)。
「造作もないわ。【悪魔憑きのアリス】ですもの」
アンリはそう言って、悪魔憑きのアリス(アクマノナハアリス)を発動させ、今まで悪魔から得てきた超常の力を開放する。
「また現れたか……」
次々と現れる猟兵の姿に騎士達の数も少しずつ減らされて行っている。
しかし、まだ殲滅へとは至っていない。
アンリは超スピードでダッシュすることで、水上歩行を可能にすると、その勢いのまま、悪魔憑きの拳銃でのクイックドロウと乱れ撃ちで応戦していく。
「このままやらせるか!!」
迫ってくる敵には。
「接近戦なら、むしろ望むところ」
アンリは敵の攻撃を見切りジャンプ、そこに飛び込んできたのをすかさず踏みつけて、鎧の隙間に銃身を捻じ込むと。
「さようなら」
零距離射撃で仕留めていく。
「ぐあああああ!!」
そのアンリの華麗な戦い方により、次々と黒騎士達は倒れていく。
「ハンティングの時間よ。狩り尽くしてあげましょう」
アンリの周りには、騎士達の倒れた躯が積み重なっていった。
大成功
🔵🔵🔵
ビードット・ワイワイ
空の敵
たまに啄む
モササウルス
というわけでメカモササウルスになりて海に潜る
海に潜み上を通り過ぎる瞬間に急速浮上
大食い開けて海中に引きずり込み
落ちる瞬間に雷撃放ちて追撃防ぐ
そのまま咥えて噛み潰す
メカモササウルスは本能に忠実
故に理性は放棄する。純粋なりし捕食者は原初の恐怖を呼び起こす
誰もが恐れる食われる恐怖
その恐れ抱きて何時までも連携できると思わぬ事よ
黒騎士達は任務に忠実だ。
彼らの目的は、そう。猟兵達の生み出した蒼海羅針域を破壊するため。
彼らの同胞たちは、かなりの数が減らされてしまったが、まだやれる。
そう、全てやられたわけではないのだ。
こうして、敵の蒼海羅針域へと迫っているではないか。
低空飛行で、黒騎士達は連携しながら、やっとここまでたどり着いた。
しかし、彼らの命運は……そこまでだった。
「むっ……なんだ、あの黒い影は」
気づかない方がよかったのかもしれない。
気づいた時にはもう。
ざざざーーーっ!!
ぐわあああああ!!!!
大きな鉄製の口が、騎士達に食らいつき、そのまま沈み込む。
「な、なに……ぐおっ!!」
そのまま、海中に沈みこむその瞬間に、その魔獣は電撃を放ち、騎士達を更に追い込んでいく。
それだけではない。
ぐあああし、ぐあぶぐあぶぐあぶ。
海の中でもひっきりなしに、その鋭い牙で噛みつかれて、哀れ、騎士達は藻屑と消える。
――メカモササウルスは本能に忠実。
故に理性は放棄する。純粋なりし捕食者は原初の恐怖を呼び起こす。
誰もが恐れる食われる恐怖。
その恐れ抱きて、何時までも連携できると思わぬ事よ。
それが猟兵だと気づいた時には、かなりの数を減らされていて。その区域にはもう、黒騎士達は近づかなくなっていた。
「空の敵 たまに啄む モササウルス」
後に、ビードット・ワイワイ(絶対唯一メカモササウルス・f02622)はそう歌うのだが……それはまた別の話。
大成功
🔵🔵🔵
ナイ・デス
ワイルドハント……ですか
私以外にも、来ているでしょうか?
黒騎士進行ルート上の海面で待ち受けて
彫像の塊である「ダイウルゴス」に、世界に呼びかける
彫像達に、海水に、大気に、一時的に、竜の力を
『文明守護竜』5連続発動
5mから10m、20m、40m、80m、160mと一気に大きくなって、戦う
ワイルドハントを、はじめましょう
巨体故の【範囲攻撃重量攻撃】で【なぎ払い】
【念動力】バリアで攻撃を阻み
【覚悟激痛耐性継戦能力】バリアを抜かれても、怯まず、聖者の光が再生させて
【だまし討ちカウンター】受けた周りの竜が変形合体組み換え顎か腕となって捕らえ【生命力吸収】
全身からの【レーザー射撃一斉発射】で撃ち落とす、巨竜
「ワイルドハント……ですか。私以外にも、来ているでしょうか?」
猟兵ならば、既に何人か来ているが……ナイ・デス(本体不明のヤドリガミ・f05727)はそう呟きながら、黒騎士を討つため、この地に降り立つ。
黒騎士の進行ルート上の海面で待ち受けて、彫像の塊である「ダイウルゴス」に、世界に呼びかける。
彫像達に、海水に、大気に。一時的に竜の力を……。
「今を守る力を、みんなに。世界を、守りましょう。私達は、文明を守護する竜、ダイウルゴスです……!」
そう言って、文明守護竜(フロンティア・ライン)を発動させた。
一回だけでなく、5回連続使って、生み出したのは巨大な……160mの新生ダイウルゴスへと変身を遂げた。
「ワイルドハントを、はじめましょう」
変身したナイは、その巨体を生かして、範囲攻撃重量攻撃で騎士達をなぎ払う。
騎士の攻撃を受けても、念動力バリアで攻撃を阻み。
そのバリアを破られ、傷つけられても怯まず、聖者の光が傷ついた傷を再生していく。
「な、なにっ!?」
だまし討ちのようなカウンターを受けて、その巨大な腕に捕まってしまい、更に生命力吸収されてしまう。ぐったりする騎士にトドメとばかりに。
「ま、まさか……!!」
ナイの全身からのレーザー射撃一斉発射で撃ち落とされてしまう。
こうして、黒騎士だけを狙う巨竜は、次々と敵を撃ち滅ぼしていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
メル・メドレイサ
POWで行きます
絡み、アドリブ歓迎
それでは、船をお貸しいただきましょうか
船上にて【トリニティ・エンハンス】を使用
水の魔力を主体に防御力を強化し、周囲の海水も巻き込んで船の安定を確保し海上戦に備えます
敵に対しては機関銃での範囲攻撃を主体に
基本的に一体に集中せず広範囲にばらまくようにし、敵が他の敵の所へ転移しても結局は巻き込めるという形を取っていきます
接近してきたら武器を剣に持ち替え切断攻撃
それと同時に属性を火属性主体の攻撃強化に切り替え、今までとは違う攻め方で攻撃していきます
囲まれそうになったら風属性主体にし、船を押し流して一旦離れましょう
皆さんが人数で攻めてくるなら、こちらは属性の数で対抗です
「それでは、船をお貸しいただきましょうか」
さっそく、この地に降り立ったメル・メドレイサ(蕩けるウサメイド・f25476)は、島民からボートを借りて、黒騎士のいる海域へと向かう。
船上で発動するのは、トリニティ・エンハンス。
「水の魔力を主体に防御力を強化し、周囲の海水も巻き込んで……船の安定も確保した上で海上戦に備えましょうか」
その属性を使った力でもって、ボートごと強化していくと。
「邪魔だ、どけ!!」
苛立つ黒騎士達を前にメルは冷静だ。
「邪魔なのは、そっちではありませんか」
迎え撃つのは、メルの機関銃。広範囲にばらまかれた弾丸が次々と騎士達を撃ち貫いていく。メルが一点に集中しないのには訳がある。
「後ろが、がら空きだぞ!」
「くっ!!」
接近してきた敵には、銃を剣に持ち替え応戦。
「ぬおっ!?」
斬撃が騎士を襲う。
「それはどっちの台詞でしょう?」
剣に炎を纏わせ、その力でもって燃やし斬っていく。
囲まれそうになれば、風属性の力で、一気に周りの騎士達を巻き込んで吹き飛ばしていった。
それと同時に、船を押し流して一旦距離を取る。
「皆さんが人数で攻めてくるなら、こちらは属性の数で対抗です」
体勢を整えたメルは、再び銃を手に取ると、空中にいる騎士達へと弾丸を浴びせるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
トリテレイア・ゼロナイン
水中用装備を装着し海中を進行
敵群発見と同時、海中からランスの推進機構を作動させての●水中機動ランスチャージで海面から飛び出し●騙し討ち
仕留めた騎士を足掛かりに躯体の各部スラスターの●推力移動で姿勢を微調整しながら『飛行』では無く『跳躍』
センサーでの●情報収集で四方八方の敵位置や攻撃を●見切りつつ、●怪力で振るうランスや大盾での打撃、赤熱テールブレードによる串刺しなどで攻撃
ここを通す訳には参りません
騎士の戦いぶりとは口が裂けても言えませんが…ここで果てて頂きます
ワイヤーアンカーを射出して飛行する黒騎士を振り子の支点とするような●ロープワークを駆使したUCによる空中機動で翻弄しながら攻撃
何かが海中を突き進んでいく。それは黒騎士達のいる所へと向かい。
「はっ!!」
飛び出してきたのは、トリテレイア・ゼロナイン(紛い物の機械騎士・f04141)。その勢いそのままで、持っているランスで騎士の一人を貫き倒すと、仕留めた騎士を足掛かりに、自身の躯体の各部スラスターの推力移動で姿勢を微調整しながら、飛行では無く跳躍でもって、距離を調整していく。
その間にもセンサーでの情報収集を忘れない。四方八方の敵の位置や攻撃を見切りつつ、怪力で振るうランスや大盾での打撃で数人の騎士達を吹き飛ばし、赤熱テールブレードで串刺しに。
「ここを通す訳には参りません。騎士の戦いぶりとは口が裂けても言えませんが……」
ワイヤーアンカーを射出して、飛行する黒騎士を振り子の支点とするようなロープワークでもって、高機動性を上げると。
「ここで果てて頂きます」
発動させた機械騎士の戦場輪舞曲(マシンナイツ・バトルロンド)の、敵の数的、地理的優位を無に帰す、華麗な一挙一動でもって、最期の黒騎士達を殲滅したのであった。
こうして、猟兵達の活躍により、全ての黒騎士達を討ち果たすことが出来た。
それを影で見ていたセーラント島の人々が、彼らの戦い振りに大いに勇気づけられたらしく。
後に彼らを模した像が建てられるのだが、それはまだ別の話。
今は目的を果たせたことを喜ぶとしよう。
大成功
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