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欲と地獄と夜と金

#デビルキングワールド #お色気

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#デビルキングワールド
#お色気


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「へっへっへ、いい重みだぜ。やっぱり金風呂は悪逆の極みだな」
 デビルキングワールドの丘に聳え立つ屋敷。その一番上の部屋で、金を満たした湯船に浸かる女がいた。なぜ風呂が一番上の部屋なのかというとなんか一番上の部屋って強くて悪そうだから。デビキン法に従って行動しているのでややおまぬけな印象を受けるが、金をかき集めている目的や手段は本当に悪い。雇った淫蕩な種族の用心棒に才能を使って金をかき集めさせ、文句のある相手は自らの暴力で黙らせていた。
 本当に、本当に悪いのだが、デビルキングワールドの住人は悪い奴には無茶苦茶憧れてしまうので、女は咎められることもなく順調に金をかき集めていた。
 女の名前はヘルミ。邪竜の鍵を秘めし地獄の王女。

●「デビルキングワールドでヘルミと名乗るオブリビオンが美人局と暴力で金を巻き上げているヨ」
 集まった猟兵達を見回したロバート・ウォン(東方妖怪の猟奇探偵・f30564)は語りだした。
「魔界の通貨『D(デビル)』には魔力が籠められてて、オブリビオンは、それを大量に集めれば『カタストロフ級の儀式魔術』が使用できるという『予知』がなされたネ。ヘルミはぱっと見はなんか悪いくらいの理由で金を集めてるように見えるけど、真の目的はこっちにあるはずヨ」
 ロバートはスッと次の説明に入る。この世界の事件に少し慣れてきたらしい。
「ヘルミの屋敷には彼女が使役している用心棒『狐焔神道の見習い巫女』が大勢常駐しているヨ。なんらかの方法でこの用心棒たちを出し抜いて最上階のヘルミの部屋に到達してほしいネ。方法はそれぞれで考えて欲しいケド、数が多いカラ力ずくの強行突破はあまり現実的ではないかもヨ。悪さを働いてるとは言え、オブリビオンではないしネ。とは言え、オブリビオンとして蘇った存在のヘルミに関してはしっかり倒してきて欲しいアル。切り替え、肝心ネ。バスタブに全部の金がかき集められてるはずだから根こそぎ奪って、帰りは全部使っチャイナ。一回バラバラにしちゃえば悪魔たちもそう弱くないカラ、オブリビオンだって集めなおすのは至難の業だカラ。まあ燃やしちゃってもいいけど、勿体ないのコトだし」
 そう言うと、ロバートは転移の準備を始める。
「屋敷の近くに遅くまでやってる繁華街があるからそこで手っ取り早くお金使ってくればいいんじゃないカネ。検討を祈るヨ」


星野ユキヒロ
 星野ユキヒロです。
 デビキンワールド、書いててとても面白かったんで二作目です。
 今回のシナリオは三章構成です。

●一章
 集団戦ですが戦闘ではありません。用心棒『狐焔神道の見習い巫女』たちを出し抜いて最上階に到達してください。出し抜く方法は自由に考えていただいていいですが、数が多いので力ずくの強行突破は現実的ではありません。種族の関係上若干のお色気はあるかもしれませんが、直接的なセンシティブ描写まではいかないつもりです。どうしても苦手な方はお気をつけてください。なお、絶対にお色気でなくてはいけないというものでもないので、可愛かったり面白かったりするアイデアも大歓迎です。

●二章
 オブリビオン、『邪竜の鍵を秘めし地獄の王女・ヘルミ』とのガチ戦闘になります。金の飛び交う中、ヘルミを倒してください。

●三章
 繁華街での夜遊びに、奪ったお金を使ってしまってください。こういうお店でこういうことがしたいとか、一緒の仲間とこういうことがしたいとか、いろんな楽しみ方ができると思います。未成年の飲酒喫煙などは描写できないのでご遠慮くださいね。
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第1章 集団戦 『狐焔神道の見習い巫女』

POW   :    とってもありがたい刀のパワーをお見せします!
【自身の衣服】を脱ぎ、【強制発情フェロモン放出状態】に変身する。武器「【相手の服のみ切り裂き性欲を加速させる刀】」と戦闘力増加を得るが、解除するまで毎秒理性を喪失する。
SPD   :    狐焔神道のお守りをプレゼントです!
妖怪【狐焔神】の描かれたメダルを対象に貼り付けている間、対象に【極限まで性欲が高まり異性に襲い掛かる】効果を与え続ける。
WIZ   :    狐焔神道は欲望を高めるのに最適です!さぁ皆様も!
【欲望は素晴らしい、皆で性欲を高め合いたい】という願いを【狐焔神道の信者と、猟兵】に呼びかけ、「賛同人数÷願いの荒唐無稽さ」の度合いに応じた範囲で実現する。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「欲望って素晴らしいですね! さあ皆さんご一緒に!」
 その屋敷ではあちらこちらに小柄かつ妙に官能的な雰囲気のある狐っ娘がぷちっむちっというオノマトペを散らしながらわっそいわっそいと騒いでいた。とても素晴らしいです素晴らしいですと恍惚の中でお布施を献上している信者の姿も見える。こうやって集めた金をヘルミは毟っているのだ。正攻法で入って行ったら猟兵もまた信者にされかねない。さあ、どうする?
神羅・アマミ
ヘルミか…奴には妾と何やら並々ならぬ因縁を感じる!
殲滅し躯の海へと還してやらねば!

しかし妾、スニーキングミッションは苦手なんじゃよな~!
UC『操演』にて蜘蛛型ドローンのオクタビアスくんを召喚、天井を這わせる等で先行させセンサー類も駆使し【情報収集】を行い、地味に地道に進むが吉なんじゃろうな。

しかし…牛の群れがピラニアの住む河を渡る時、一頭を犠牲にすることで残りを逃すという話を聞いたことがある。
つまりな?
いよいよという時は、オクタビアスくんに陽動で【時間稼ぎ】してもらい、その隙に抜けるという選択肢もあると思うんじゃよ!
機械じゃし性欲とか性別とかあんま関係ないと思うし!
君の犠牲は無駄にしない!



「ヘルミか……奴には妾と何やら並々ならぬ因縁を感じる! 殲滅し躯の海へと還してやらねば!」
 窓の外から中の乱痴気騒ぎを伺っているのは神羅・アマミ(凡テ一太刀ニテ征ク・f00889)。宿敵の予感に誘われてやってきたのだ。よく見れば確かに似たような角がある。名前もなんとなく似ている。
「しかし妾、スニーキングミッションは苦手なんじゃよな~! 蜘蛛型ドローンのオクタビアヌスくんに天井這わせるかなんかして先行させて地道に情報収集して地味に地道に進むのが吉なんじゃろうか……でもな~ちと時間も勿体ないんじゃよな~」
 うーむうーむと首をかしげるアマミ。
「しかし……牛の群れがピラニアの住む河を渡る時、一頭を犠牲にすることで残りを逃すという話を聞いたことがある。つまりな? いよいよという時は、オクタビアスくんに陽動で時間稼ぎしてもらい、その隙に抜けるという選択肢もあると思うんじゃよ! 機械じゃし性欲とか性別とかあんま関係ないと思うし! 天網恢々疎にして漏らさず! 世に蔓延るあらゆる悪事をこの妾が余さず絡め取り、尽く駆逐してくれようぞ! 死ねーッッ!!」
 おおそうじゃと笑ったアマミはめちゃくちゃ早口の小声でオクタビアヌスくんを召喚、窓の間からえいやとけしかけた。バックパックになる程度のでかさの蜘蛛型ドローンがずるんと入ってきたのを見て、小狐たちは恐慌状態になった!
「ぎゃーっ! でかい蜘蛛が入ってきました!!」
「いやーっ!! 早く追い出してください! なんか大きすぎて動物っぽくて怖い!」
 箒などを手にしてばしばしと叩きながら追いかける小狐たち。
「しめしめ、うまいこと突破できたわい。オクタビアヌスくん、君の犠牲は無駄にしない!」
 びしっと敬礼しながら騒ぎのどさくさに紛れて階段を登るアマミ。いざ因縁の宿敵の元へ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヨツユ・キリングミー
■動機
「ヘルミ。ヘルとはつまり地獄。地獄とはヘル。つまり、彼奴はアマミ嬢のヘル?」
何か知ってるような、世迷い言のような感じで曖昧。

■行動
巫女パイセンとしてマウントをとる。

「最近の巫女はなってないのー?」とマウント。「わしは90歳。地獄の老婆じゃ!」「おぬしらがママとパパの中にいるよりも前から巫女じゃ!」

「最近の巫女にしては見所がありそうじゃのー」と、時々褒める。

巫女悪事自慢して尊敬されたい。「寝てて朝の掃除をサボった」「賽銭でオヤツを買った」と悪事自慢。

うまいこと尊敬してもらえたら、「ヘルミの奴はわしのマブじゃが。彼奴にも巫女悪事を教えてやるかのー」と親切っぽくナチュラルに上階に行きたい。


クレア・フォースフェンサー
悪魔を出し抜け、か。
わしは不器用故、正面から討ち入るとしようかのう
騒ぎになれば、陽動にもなるじゃろうて

悪魔達は性根は良いと聞く
ヘルミと対する際に加勢されたりせぬよう、光剣でしばきつつ、話もしてみようかの
味方になってくれれば御の字じゃが、最低でも中立になって貰えると嬉しいのう

おぬし達がヘルミに盲目的に従い、悪事を働くのだとしたら、おぬし達はデビルキング法の外面のみを見て、その心を理解しておらぬ
デビルキング法は、おぬし達が滅ばぬように作られたものであろう
対してヘルミは、この世界そのものを滅ぼすために悪事を働いておる
法の濫用という奴じゃな

滅ばぬための悪事と滅ぼすための悪事
その見極めが大事じゃぞ



「悪魔を出し抜け、か。わしは不器用故、正面から討ち入るとしようかのう。騒ぎになれば、陽動にもなるじゃろうて、たのもう!」
 正面切って堂々と入っていったのはクレア・フォースフェンサー(UDCエージェント・f09175)。パリッとした清潔な戦衣に身を包み、強そうかつお金を持っていそうな彼女を見て、小狐たちは目の色を変える。
「入信ですか? お布施ですか? とってもありがたい刀のパワーをお見せします!」
 群がった小狐たちは衣服をばっと脱ぎ捨て、妖しい輝きを放つ刀でクレアの衣服を切り裂こうとする。
「たわけ!」
 クレアは光剣でそれらすべての斬撃をさばき、その衣服には切っ先一つ触れさせない。
「ヘルミ。ヘルとはつまり地獄。地獄とはヘル。つまり、彼奴はアマミ嬢のヘル? まあよい、見れば先客が頑張っておるではないか。これは一つ乗っからせてもらおうかのう。おうおう、ご苦労ご苦労。聴衆を集めてくれたのじゃのー」
 そんな彼女を見ていた別の猟兵が入ってきた。ヨツユ・キリングミー(死なずのキリングミー・f06016)である。
 悠々と近づいてくる巫女服の彼女にいぶかしんだクレアだが、すぐにヨツユが何を考えているのか察して刀を収めた。
「話も聞かずにいきなり入信を迫るとは最近の巫女はなってないのー? わしは90歳。地獄の老婆じゃ! おぬしらがママとパパの中にいるよりも前から巫女じゃ!」
 ざわざわと話していた小狐たちは、ヨツユが巫女の大先輩だと聞くといそいそと服を着て聞く姿勢に入った。
「先輩! 先輩はどんな悪事を働いてるのですか?」
 一人の小狐が挙手をして、質問をする。ヨツユはおうおうとドヤ顔で悪事を自慢した。
「前の日に夜更かししてて寝坊して朝の掃除をさぼったり、賽銭でお菓子を買って食べたりしたことがあるぞ!」
「わ、悪いです! さすが先輩……! 私たち、ヘルミ様に従っていろいろ悪事はしてますけど巫女悪事はからっきしで……」
「そうじゃろうそうじゃろう、最近の巫女にしては見所があるのー」
 小狐たちとヨツユが和んだところでクレアが口を開いた。
「おぬし達がヘルミに盲目的に従い、悪事を働くのだとしたら、おぬし達はデビルキング法の外面のみを見て、その心を理解しておらぬ。デビルキング法は、おぬし達が滅ばぬように作られたものであろう。対してヘルミは、この世界そのものを滅ぼすために悪事を働いておる。法の濫用という奴じゃな。滅ばぬための悪事と滅ぼすための悪事。その見極めが大事じゃぞ」
「ヘルミの奴はわしのマブじゃが。さぁって、彼奴にも巫女悪事を教えてやるかのー、通るぞっ」
 クレアの言葉に考え込んでいる小狐巫女たちだが、実は一度強制発情フェロモン放出状態になったため結構判断力が低下している。ヨツユの口八丁に騙され、言われるままに二人の猟兵を上階に通してしまのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『邪竜の鍵を秘めし地獄の王女・ヘルミ』

POW   :    唱和せよ!我が真の名を!
【自ら折っていた角を再生させ、完全覚醒体】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    いい加減ムカついてきたぜ…コイツの出番だ!
【リボルバー】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
WIZ   :    俺のダチに挨拶しな!
戦闘用の、自身と同じ強さの【水を自在に操り読心能力を持つ人魚】と【超高熱の人体発火能力を持つ青年】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は神羅・アマミです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「呼んでもいねえのに厚かましくやってきたドサンピンの臭いがするなあ?」
 金風呂からあがり、革のパンツにその肢体を通したヘルミは部屋の真ん中の椅子にどっかと座り、ゴキゴキと肩を鳴らした。
 その目が睨むドアの先、階段を登る猟兵の足音が響く。
ヨツユ・キリングミー
■会話
アマミやヘルミに対してそれっぽいことを言う。意味があるのかないのかは……わからない。わからないな。
「嬢よ。あれがヘルミじゃ。ヘルとは地獄。いやしかしヘルシーのヘルでもあり、減量のヘルでもある」「ヘル行きともなる邪悪なあやつは大きくて、嬢は小さいつまり……。納豆はヘルシーで身体によく、ヘルシー? 地獄の海?」

■戦闘
敵が速く動くものを無差別攻撃することを利用。自らは静止したままの連射であえて周囲のものを破壊しながらの攻撃により攪乱。

「なるほど。完全覚醒体。凄まじいヘルじゃ」「しかし、心までヘルであればそれは宝の持ち腐れと言えよう」



「嬢よ。あれがヘルミじゃ。ヘルとは地獄。いやしかしヘルシーのヘルでもあり、減量のヘルでもある。ヘル行きともなる邪悪なあやつは大きくて、嬢は小さいつまり……。納豆はヘルシーで身体によく、ヘルシー? 地獄の海?」
 少し空いたドアの隙間から様子を伺うヨツユは後ろから登ってくる足音に語り掛けるが、意味のあるようなないような、なんかそれっぽい言葉だった。ヘルミにもその言葉はしっかり聞こえており、イライラどかどかと足を踏み鳴らされる。
「わけのわからねぇこと言ってねえでさっさと入ってこい! 時間がもったいねえんだよ!」
 扉を開けると、風呂だけでなくあちこちに置かれた桶いっぱいに魔界の通貨が入れられていた。
「唱和せよ! 我が真の名を!」
 ヘルミは自ら折っていた角を再生させ、完全覚醒体に変身した。もともと筋肉質な体が、めきめきと膨れ上がる。
「なるほど。完全覚醒体。凄まじいヘルじゃ。しかし、心までヘルであればそれは宝の持ち腐れと言えよう、のっ!」
 ヘルミの完全覚醒体の姿を目にしたヨツユは顔はヘルミを見据えたまま一番近くにあった金の桶を掴み、力いっぱいぶちまけた。部屋中に飛び交う金、金、金。
 ヘルミは部屋中に飛び交う金に反応して無差別に攻撃を始める。ヨツユは自らは静止したままの連射であえて周囲のものを破壊しながらの攻撃により攪乱を続けた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

筒石・トオル(サポート)
「邪魔をしないでくれるかな」
「油断大敵ってね」
「ここは任せて」
正面切って戦うよりも、敵の動きを封じたり、属性防御を固めて盾や囮となったり、味方が倒し切れなかった敵にトドメを刺して確実に倒すなど、味方の安全性を高めるように動く。
ユーベルコード使用はお任せ。
使用しない場合は、熱線銃での援護射撃を主に行う。
人見知りではあるが人嫌いではないし、味方が傷付くのは凄く嫌。
戦うのも本当は好きではないが、誰かを守る為には戦う。
もふもふに弱い。敵がもふもふだと気が緩みがちになるが、仕事はきちんと行う……ホントだよ?


リスティ・フェルドール(サポート)
援護・治療・盾役として参加いたします。最優先は自分を含む仲間全員の生存と帰還。成功の立役者ではなく、命の守り人として最悪の結果を回避できれば、それ以上に望むことはありません。

真剣な雰囲気は邪魔をせず、仲間同士の険悪な雰囲気はあえて朗らかに。チームワークが生存率を上げる一番の方法として行動します。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはマスター様におまかせいたします。よろしくおねがいします!


クレア・フォースフェンサー(サポート)
なるほどのう。
おぬしが言わんとすることも分からぬではない。
じゃが、だからと言って、今を生きる者達を虐げてよいということにはならぬであろう。
過去の者がしでかしたことは過去の者がただすのが道理じゃ。
わしが骸の海に還してやるゆえ、覚悟するがよい。

――といった感じで相手の立場や主張を一旦受け止めながらも、最終的には斬ります。

遠間の際は《光弓》を使いますが、基本的には《光剣》を用いて戦います。
相手の動きや攻撃を見切り、UCの力を込めた《光剣》でそれらを捌きつつ接近し、両断するのが基本的な戦い方です。
なお、敵が複数いるなど広範囲の状況を確認する必要がある場合には、周囲に《光珠》を展開します。


ライザー・ヴェロシティ(サポート)
・出身世界「アックス&ウィザーズ」の猟兵だ
元の世界でも傭兵として活動していた
依頼の傾向は純戦闘
重視するのは報酬だ(金銭、食事等)

仕事は仕事として割り切るスタンスだな
あとは強敵と戦う依頼を好む


・性格は荒っぽいほうだろう
デジタルとか近未来の文化にゃ馴染みがない

・風属性の魔法を主体とするマジックナイトだ
剣に風属性を付与して行う近接戦闘を主とするぞ
使用するユーベルコードは主に近接の強化
または攻撃のレンジや範囲を補うモノだ


・耳がいい
乱戦時とかにゃ僅かな音を頼りに見えない敵の位置を把握するぜ

ただ耳がよすぎるんでな、歌や高音は聞きすぎると頭が痛くなる
特に歌は嫌いだ
味方なら兎も角、敵が歌ってんなら全力で止める



「なるほどのう。おぬしのやり方も分からぬではない。特にここはそういう世界であることだしな。じゃが、だからと言って、今を生きる者達を虐げてよいということにはならぬであろう。過去の者がしでかしたことは過去の者がただすのが道理じゃ。わしが骸の海に還してやるゆえ、覚悟するがよい。怪力ならば負けんぞ?」
 動くものを無差別に攻撃していたヘルミに突如聞こえた声はクレア・フォースフェンサー(UDCのエージェント・f09175)の物だ。
「いきなり出てきてわかったような口きいてんじゃねえええええ!!!」
 猛り吠えるヘルミの気迫に押されることなく、クレアは108個の光珠を展開し、飛び散る硬貨と無差別攻撃に備えた。金色の髪がぶわりと広がる。力任せのヘルミの攻撃と滞空する硬貨を巧みに避けながら接近し、切りかかる。肩にヘルミの拳が当たったが、見た目からは想像のできないほどの耐久力を有したクレアにはそよ風のようなものだった。
「いい加減ムカついてきたぜ……コイツの出番だ!」
 ダメージは与えることができなかったが、ヘルミの拳はクレアを遠ざけることに成功した。イライラとした声でヘルミが取り出したのは巨大化したリボルバー。怒りに任せた弾丸は三発連続で発射され、そのうちの一発がクレアに届きそうになった。その時。
「あぶない!! 間に合ってください!! ていぃっ!!」
 弾丸とクレアの間に割り込んだ細身の青年はリスティ・フェルドール(想蒼月下の獣遣い・f00002)だった。巨大な銃から放たれた巨大な弾丸は青年の華奢な肋骨を軋ませながら回転し巻き込んでいく。青い瞳に反射する光がその力に巻き込まれぎゅるんと糸を引いて弧を描いた。
「馬鹿が! 自分から死にに来やがって!」
 嗤うヘルミだが、その足元に転がったものはリスティではなく命のないからくり人形だった。繋がる糸の先には十指を広げる無傷のリスティの姿。柔らかい笑顔がそこにある。
「間に合いましたぁ……」
「な、なんだぁ!? 卑怯な小細工しやがって! 馬鹿にしてんのか!?」
「光よ我が願いを叶えたまえ。聖なる力、邪なる者を封じる力をここに」
 うろたえた次の瞬間背後から聞こえた声に振り替えるヘルミ。その瞳に、筒石・トオル(多重人格者のマジックナイト・f04677)の眼鏡が放った光がぶつかった。その光は激しく点滅し、ヘルミの意識の安定を奪う。
「くっ、てめえ、何をしやがった!!」
 ゴトリとリボルバーを取り落とし、足をふらつかせるヘルミにトオルは熱線銃を突きつけた。
「油断大敵ってね。正々堂々とは言えないかもしれないが戦うのも本当は好きではないんだ。相手がもふもふしていないことを幸運に思うよ」
「余裕ぶりやがって、俺のダチに挨拶しな! クソガキが!」
 ヘルミの咆哮に応えたのか。その場に水を自在に操り読心能力を持つ人魚と超高熱の人体発火能力を持つ青年が現れる。ふらつくヘルミを護るように立ちはだかり、トオルに襲い掛かった!
「風よ、俺に続け!」
 空間を切り裂くような声の詠唱と共におびただしい数の風属性の魔法刃が現れ、人魚と発火人体に突き刺さる。
「すごい数の金だな。報酬としては申し分ない」
 口笛を吹かんばかりの表情で現れたのはライザー・ヴェロシティ(Sturm Jaeger・f00188)。報酬を重視し、かつ強い敵と戦いたい彼が今回の依頼に参加するのは当然と言えば当然だ。
「次から次へと、なんなんだお前らは……お前、ずいぶんと金が好きそうな顔してるじゃねえか。同業者かよ?」
「はっ、一緒にされちゃあ困るな。俺、否、我こそはギスガーン最強の戦士なり!ってな!」
 風で切り裂かれた水と炎の異形はすぐに傷をふさぎ、戦闘態勢に入る。二体の攻撃を裁きながら、ライザーは耳を澄ました。どくん、どくん、と聞こえる心音はヘルミのものだが、この二体からは何も聞こえない。
「そういうことかよ!」
 ライザーの投擲した槍がヘルミの胴体を貫く。掻き消える二体の異形の向こうで、金のバスタブに沈むヘルミの体がじゃりんと大きな音を立てて倒れた。
 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 日常 『夜更かしは罪の味』

POW   :    日付変更まで起きている

SPD   :    夜中までワイワイおしゃべり

WIZ   :    深夜のおやつ美味しいな

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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ヘルミを倒し、集めていた金を回収するとすでに空はとっぷりと暮れていた。オブリビオンがまた集めることのないように、いろいろなところで使ってしまう必要がある。夜遅くまで起きているのは悪い! ということでこの街では遅くまで店が開いている。さあ、心置きなく遊ぼう!
蛇塚・レモン(サポート)
多重人格者のシャーマン×戦巫女
いつも元気で優しく、快活な性格
その身に蛇神を宿す20歳の娘

普段の口調
「元気一杯レモン(主人格)」
語尾に『っ』を多用します

時々「蛇神オロチヒメ(裏人格)」です
老人口調NG
レモンの母親代わりの白蛇の神様(元邪神)

霊能力(念動力)で空を飛んだり、運搬したり、物体を操作することが得意です
食べること大好き!
お肉や甘味は大歓迎!

UCで受肉した蛇神様と一緒に日常を楽しみます
この際、レモンは両目が琥珀色、蛇神様は両目が真紅に変化
一見すると双子のようだけど、接し方は仲のいい母娘兼親友

レモンは年上の渋いおじ様大好きっ!
おっさんがいると尊さで暴走するので、蛇神様がツッコミ役になります!



「うわぁーっ、デビルキングワールドの夜の街ってキラキラ! なんだかわくわくしちゃうっ!」
 霊能力でやや浮き上がりながら、蛇塚・レモン(蛇神憑きの金色巫女・f05152)は繁華街の屋台を覗きまわっていた。ときどきすっと表情が大人びて、あまりはしゃぎすぎるのでない、などと言っているがこれは別人格の蛇神オロチヒメが釘を刺しているのだ。
「お嬢さん、魔女ケバブはどうだい? おいしいサボテンジュースもあるよ」
 艶めいたバリトンの声の客寄せに振り向くと、そこには渋い色気の男性魔女がケバブの屋台を切り盛りしていた。枯れかけた大人の色気を受け、途端に色めき立つレモン!
「わ、わわわ~っ! ケバブ買います! 刺さった串丸ごと買っちゃうっ!」
「これ、いくら金はあるといってもそんなに食べきれるわけがなかろう?」
「大丈夫だよっ! おじ様の尊みをスパイスにして味変すればペロリだよっ!」
「そんなわけがなかろうと言うに!」
 瞳の色を琥珀と深紅にくるくる変えて一人ボケツッコミを繰り広げる(ように見える)少女に男性魔女はくすくすと笑いを漏らした。
「面白いお嬢さんだねえ、蛇イチゴ飴もおまけしちゃおうか」
「やったぁっ! あたい、優しいおじ様大好き! 甘いものも好きっ!」
 レモンの嬉しい悲鳴が深夜の空に響き渡った。

成功 🔵​🔵​🔴​

ナイツ・ディン(サポート)
「よーし遊ぶぞ!」
ナイツは「」、一人称俺、冷静でありつつ好奇心旺盛
ディロ(竜槍/紅竜)は『』、一人称我、不遜な暴れん坊
ローア(竜槍/蒼竜)も『』、一人称私、丁寧な保護者

好奇心のままに色々見て回る妖精。30歳児。
楽しむことをメインに。やれるアトラクションは全部回りたい派。
「ディロ、次はあっち行こうぜ!」
『おい待てはしゃぐなみっともない!』
暴君なディロでもナイツのテンションには負ける。

スキル変装、早着替えで場所や世界にあった服装をすることが多い。コミュ力も高め。動物と話すで情報収集も。面白いことは逃さないぜ!
『おい、我で遊ぶな!シッシッ!』
ディロが絡まれているのをケラケラ笑ってみていようか。



「よーし遊ぶぞ!」
 気合と共に街に繰り出したのはナイツ・ディン(竜呼びの針・f00509)。好奇心旺盛な妖精だ。
 遅くまで起きている子は悪いので、街には大勢のデビルキングワールドの民がひしめいている。
「ディロ、次はあっち行こうぜ!」
『おい待てはしゃぐなみっともない!』
「ん、あれ? なあ、やっぱりなんか聞こえるような気がするんだよな……」
 いろいろな店を覗いては移ってを繰り返していたナイツは、物陰で小さいものがひそひそと話しているのに気が付く。
 よくよく注意してみると、それはちいさい動物のようなものだった。なぜわからないかというとそれらが布を被っているからだ。
「ブギーモンスターか」
「ア、ミツカッチャッタ!」
「ネエネエ、ヤッパリオネガイシテミヨウヨ」
 ブギーモンスターたちはナイツの元に集まると、ドラゴンランスにくっついて珍しそうに甲高い声をあげる。
『おい、我で遊ぶな! シッシッ!』
 やっぱり竜だ! と大はしゃぎするブギーたち。どうやら竜の背中に乗ってみたいらしいのだ。
 まとわりつかれるディロにケラケラ笑っていたナイツは、彼らを乗せてやってくれとディロに頼む。
 はじめは渋っていたディロだったが、最終的には飛竜に変わってくれる。
『仕方がないな、竜の背に乗ること、誇りに思え!』
 ナイツとブギーたちを乗せて、街の上空に飛び上がるディロ。ナイツとブギ―たちの笑い声が夜空に響いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ネピア・ドットヤード(サポート)
活発で元気いっぱいなスーパーヒーロー。
一人称は僕、口調はです、ます調に「!」が大体ついてます。

両親を4年前に亡くし、兄と二人で生きてきた経験から、家庭や命を奪う敵には容赦しません
正義を重んじ、悪い事は許せない性分です。楽しいとはしゃぐ年相応の一面も。

サイキックゴリラパワーで粉砕すれば全て片がつくと考えてる脳筋思考です。
よく使うUCは【勇気の証明】【勇気の奔流】。
勇気の奔流を使うと身長165cmの爆乳女子になります。
徒手格闘のほか、学ランを変形させてマントや盾にしたり、ネピアセンサーで周囲の状況を読み取ることもできます。

戦闘でも日常系でもどんなシナリオでも参加OKです。
よろしくお願いいたします。


オックスマン・ポジクラーシャ(サポート)
※ボス戦終了後のみ登場

『遅れてすまない。状況は理解した。俺の立ち位置は破壊者だ』
黒い鎧と兜を常に纏ったダンピールの男。
本人はいたって真面目だが何故か行動や発言を不安がられる。
遅れてやってくるのは呪いのようなもの。
彼はすまないと思っているし状況も理解しているのだ。たぶん。

真面目さゆえのボケをかますこともあるが善良かつ誠実。
俺には破壊することしか出来ないと語り、破壊力とそれを活かすための知力は侮れない。
何かを作る事ができる人を高く評価する。

そんな彼は日常も全力で挑むが破壊することしかできない。
災難や騒動を引き起こすのだ。
その姿はちょっと寂しそうである。

口調は『~だ。~なのだな。』



「遅れてすまない。状況は理解した。俺の立ち位置は破壊者だ」
「あっ、ちょうど良かった。一人じゃ寂しいと思ってたから一緒に破壊してください!」
 呪いのようなもののため、遅れてやってきたオックスマン・ポジクラーシャ(遅れてきた破壊者・f12872)にネピア・ドットヤード(サイキックゴリラパワー妹系幼女・f20332)が声をかける。
 二人の前に立ちはだかるのは『悪い子のあんぜん破壊部屋』。物を壊すとちょっと罪悪感が痛んじゃう真面目なデビキン住民に人気の、気兼ねなく物を破壊して悪い子ぶれるレジャースポットだった。部屋の中にある食器や花瓶はすべて飴でできており、破片は職員がすべて責任を持っていただいております! 持ち帰りもできるよ!
「すごいな。こんなものを考え出して作るなんて頭のいい者もいるものだ」
「お金を使い切るのも今回の依頼のうちだし、僕らにとっては一石二鳥だねっ!」
 破壊することが日常のオックスマンとネピアは、早速破壊を始めた。
「これを破壊することで任務を達成したことになるのだな。ならば俺がこのシャンパンタワーを破壊する!」
「うんうん! 僕も拳ですべて砕いてやる! 呻れ鉄拳!」
 どういう仕組みなのか、物を殴るとガシャーンガシャーンと大げさな音が鳴るようにしてあり、実際は飴がぼくっぼくっと砕ける程度の破壊でも破壊したった! という気持ちになれるようになっている。
 二人は部屋いっぱいの飴細工を小一時間破壊し続けた。
 ぜえぜえと息が切れるまで破壊の限りを尽くした二人は、店員のおつかれさまでしたーの言葉と共に渡された袋入りクラッシュキャンディを手にして店を出る。時計はすでに深夜を回っているが、街はまだまだ喧噪で溢れていた。
(家族で暮らしている時にこんなに起きていると、よく両親に怒られたなぁ)
「……」
 キャンディを口に放り込んだネピアはどこか寂しそうで、どう声をかけたらいいかわからずに黙っているオックスマンだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年02月05日
宿敵 『邪竜の鍵を秘めし地獄の王女・ヘルミ』 を撃破!


挿絵イラスト