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メダルゲームと狙われたゲーマー

#キマイラフューチャー #猟書家の侵攻 #猟書家 #集円竜エンドラゴン #バトルゲーマー #メダルゲーム

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 そこは銀行の金庫室と勘違いしそうなほど、大量のメダルが保管されている場所。
「ガハハハッ!! これでバッチリガネ!!」
 そこにいるのは、幹部猟書家の一人……いや、一匹? 集円竜エンドラゴンが鎮座していた。
「ガネーっ!!」
 エンドラゴンの前には、改造されたばかりのメダルゲーム怪人達が集まっていた。
「さて、お前達には、メダルゲームの筐体が豊富に集まったゲームセンターを作ってもらうガネ」
「ガネーっ!!」
 エンドラゴンは続ける。
「このメダルゲームで、バトルゲーマー達を相手に、がっぽがっぽと稼ぐガネー!! そして、メダルを返せなくなったゲーマーは……」
 にやりと嫌な笑みを浮かべて、エンドラゴンは言い放った。
「そのまま連行して……ゼニャハハ! 金こそが世界で一番強いんだガネ!!」
 笑いが止まらないエンドラゴンに怪人達もあわせて笑い出した。

「皆様、お越しいただきありがとうございます」
 ぺこりと頭を下げるのは、響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)。
「皆様には、メダルゲーム怪人が作ったメダルゲームのゲームセンターに赴き、連行されそうになっているバトルゲーマーの内城美子様を救って頂きたいのです」
 そういって可愛らしい眼鏡っ娘な美子ちゃんの写真を見せる。
「どうやら、そのゲームセンター。裏では幹部猟書家の集円竜エンドラゴンが手引きしているようですわ。彼らの生み出したメダルゲームはバトルゲーマー達の欲望を刺激し、やがてメダルを前借りしてまでゲームに挑むようになってしまいます。当然ながら、メダルゲームはインチキですので百戦錬磨のゲーマーでも勝つことはできません。最終的には、幹部は貸しメダルで住民達をがんじがらめにし、世界を征服しようと企んでいるようです」
 恐ろしいですわねとリズは、少し震える。
「皆様が向かう頃は、丁度、美子様が連れていかれるタイミングになります。そこに割り込んで彼女を救い出してください」
 そういって、現場までの道を開く。
「とにかく、イカサマなんて許せませんわ。皆様、美子様を必ず救い出し、幹部の企みを阻止してくださいませ」
 リズはそういって、出かける猟兵達を見送ったのであった。


柚葵チハヤ
 どうもこんにちは! 柚葵チハヤです。
 今回は幹部猟書家シナリオで、全2章までとなります。
 どうぞ、よろしくお願いしますね!

 今回のプレイングボーナスはこちらとなります。
 プレイングボーナス(全章共通)……バトルゲーマーに応援される(そこそこ戦えます)/敵のインチキを破り、メダルを奪う。

 メダルゲーム怪人は、大量のメダルを貼り付け強化されたような外見となっています。攻撃するとメダルがジャラジャラこぼれます。それを奪ってしまうと良いかもしれませんね。

 第2章のエンドラゴンとの戦いでは、大量のメダルが溢れる異空間が展開され、メダルや貨幣を持っているほど有利になります。敵のメダル供給を断ったり奪ったりすることで、有利に戦えるでしょう。詳しい内容については、断章にて記載しますので、そちらを参考に。

 また複数で参加する場合は、相手の名前やID、グループ名等もお忘れなく。

 それでは、皆様のメダルでじゃらじゃらなプレイング、お待ちしていますね!
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第1章 集団戦 『つよくてかわいいアニマルズ』

POW   :    丸太クマさん怪人・ウェポン
【丸太兵器 】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    鉄球ワンちゃん怪人・ジェノサイド
【鉄球攻撃 】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ   :    ピコハンウサちゃん怪人・リフレクション
対象のユーベルコードに対し【ピコハン 】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「そこのゲーマーさん、もうこれ以上は無理ですぜに」
 可愛らしい着ぐるみの体に、コインをべたべたと付けたスタッフ(メダルゲーム怪人)にそう言われてしまった。
「で、でも! もしかしたら、あともう少し頑張れば、きっときっと返せるんだよ! ボクだって、無茶だってわかってる。でもこのままではいられない!!」
 そういう美子ちゃんにスタッフは。
「じゃあ、試してみるぜに?」
 うさぎなスタッフ(メダルゲーム怪人)が首を傾げる。と同時に体のメダルがじゃらりとなった。
「いいよ。これで返せなかったら……ボクも腹を括ろう」
 ここに美子ちゃんと鬼畜な設定がなされたメダルゲームとのバトルが、切って落とされた!!

※マスターより
 美子ちゃんは、最後のお願いということで、メダルゲームに挑戦しています。
 見守ってもいいですし、その間にスタッフ(メダルゲーム怪人)をこっそり始末してくださってもOKです。
 美子ちゃんが連れ去られず、なおかつスタッフを全員倒せたら、この章は終了です。こっそり美子ちゃんとゲームを楽しむというのもOK!
 スタッフ―(メダルゲーム怪人)をきっちりぶちのめしちゃいましょう。
ゲニウス・サガレン
私もゲームは好きだよ
将棋とか某都市作りゲームみたいな戦略性を問うやつがいいね

さて、話を聞く限り、メダルゲーム怪人の所業、まるでマフィアと結託した悪質カジノじゃないか
子供相手にひどいことはさせないよ

だが、いきなり美子嬢に話し掛けても驚かれる
いっそ騒ぎを起こして、怖い人達と裏で「ゆっくり話そう」か

「あれ? おかしいな、このゲーム、不正操作されてるんじゃないかい!?」

大声で騒ぎ、スタッフにからまれる

からまれたら アイテム「フライング・シュリンプ」
相手の眼とメダルを狙え!
空飛ぶエビにスタッフを襲わせ、メダルを集めさせる!
数の暴力だ!

私はUC「眠れる力を呼び起こせ!」で我がエビと美子嬢の勇気を支援!



 そのメダルゲームのゲームセンターに一番乗りしたのは、ゲニウス・サガレン(探検家を気取る駆け出し学者・f30902)。
「さて、話を聞く限り、メダルゲーム怪人の所業……まるでマフィアと結託した悪質カジノじゃないか」
 辺りを見渡しつつ、奥の方へとやってくる。
「子供相手にひどいことはさせないよ」
 しかし……いきなり美子に話し掛けても驚かれるかもしれない。
 いっそ騒ぎを起こして……。
「私もゲームは好きだよ。将棋とか某都市作りゲームみたいな戦略性を問うやつが……おっ、将棋があるじゃないか」
 好きなゲームがメダルゲームになっているのをゲニウスは、思わず笑みがこぼれた。これならばとゲニウスが取った行動は。
「あれ? おかしいな。このゲーム、不正操作されてるんじゃないかい!?」
 大声を出しつつ、筐体をどんどんと叩いていく。一応、壊さないように。
「コラ! 何をしている!!」
 ゲニウスの意図通り、スタッフがやってきた。
「大人しくしろっ!!」
「今だっ!!」
 掴まれて連行されそうになる瞬間に、ゲニウスは持っていたフライング・シュリンプを投げつける。
「相手の眼とメダルを狙え!」
 投げつけた空飛ぶエビ達が、スタッフに襲い掛かり、目を突っつき、体に付いているメダルを奪い取っていく。
「うわ、な、なにをする!?」
「め、目がーっ!!」
「俺のメダルーっ!!」
 数の暴力に訴えたそのゼニウスの攻撃に、スタッフ達はあわあわとエビにやられてる。
 その間にゲニウスは。
「美子嬢も頑張れー!!」
 スタッフの連行を逃れ、いつの間にか美子のプレイする筐体の近くで、戦闘力を増加するバトルオーラを与えていたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エピテ・ミュアー
なるほど確かに此処には多くの欲望の想念が残っていますね
げーむというのはよく分かりませんが

美子様に話しかけてゲームのお話を聞き応援します
その過程で『勝利を欲する』美子様の欲望
そして『メダルを取り戻したい』というこの場にまだ残る果たせなかった欲望想念を喰らい強欲獣を2種生み出します

勝利の強欲獣(美子のしているゲームキャラの姿)は筐体にこっそり同化
中のインチキを解除し美子様自身の実力を発揮させます
これで勝利は美子様の腕と欲望の強さ次第

メダル奪還の強欲獣(UFOキャッチャーの姿)は怪人らに襲い掛かりメダルを奪っていきます
欲望に目を付けたのは良かったですが
貴方方に好きに出来る程甘くか弱い物ではありません



「なるほど……確かに、此処には多くの欲望の想念が残っていますね。げーむというのはよく分かりませんが」
 件のゲームセンターに潜入して、さっそく解決に向かうのは、エピテ・ミュアー(欲を崇める教徒にしてボス・f31574)。
「初めまして、美子様。あなたが凄いげーまーだと聞きまして、もし良ければ、少しげーむの話、しませんか?」
 丁度、ゲームの区切りがつく所で、そっとエピテが声をかける。
「うん、いいよ。一応、このコインが無くなるまでの猶予は貰えてるしね」
 そういって、美子は嬉しそうにどれだけこのゲームが楽しいのか、そのゲームに命をかけているとかいろいろと教えてくれた。
「聞かせていただけてありがとうございます。私も美子様が良い結果が出せるよう、応援していますね」
「うん、こっちこそ、ボクの話を聞いてくれてありがと!」
 エピテと話すことで、美子も良い気分転換になったようだ。美子はもう一度、ゲームに挑戦していく。
 その影でエピテは小さく呟いた。
「良き強欲です。ではその欲から産み出しましょう。欲を叶える貴方の欲望の権化。来たれ、強欲獣!」
 貴女の『強欲』を叶えましょう(クリエイト・グリーディビースト)だ。発動させて、欲望獣を放つ。一つは美子の筐体へと同化し、中のインチキを解除していく。それにより、美子自身の実力を発揮させ、良い結果を導くつもりだ。
「ん? わわ、急に良い感じになってきたよ! これなら……いっけええ!!」
「な、なんだと!?」
 そんな馬鹿なとじゃらじゃらしたスタッフが近づこうとするところに。
 UFOキャッチャーの姿をした強欲獣が、スタッフの体に付いたメダルを剥ぎ取った。
「な、こら、待て!!」
 追いかける怪人達を前に、エピテはほくそ笑む。
「欲望に目を付けたのは良かったですが、貴方方に好きに出来る程、甘くか弱い物ではありませんよ」

大成功 🔵​🔵​🔵​

ナイ・デス
何か差し出したら、メダルと交換してくれたりは、するでしょうか?
この「ダイウルゴスの彫像」とか、どうでしょう
元の世界では、金貨1950枚の価値がある、財宝。この世界ではまず手に入らない、レア中のレアだと思う、ですが

などと『錬成カミヤドリ』で複製したのを差し出して、メダルを貰えませんかと言ってみる
いけそうなら、彫像を複数だして、だせるだけだしてもらいます
体高50cmが体高5mになるほどの数
つまりは1000×レベルだけ複製はあります

そうしてメダルを貰ったら、ゲームを……しない

私、ゲームではお金をためて、メダルにして、そのまま景品交換してもらうのです
運に自信は、ないので

鉄球避けて【レーザー射撃】!



「何か差し出したら、メダルと交換してくれたりは、するでしょうか?」
 他の者達とは違う方法で、メダル交換を試みるのは、ナイ・デス(本体不明のヤドリガミ・f05727)。
「あの、これ『ダイウルゴスの彫像』というのですが……金貨1950枚の価値がある、財宝で、この世界ではまず手に入らない、レア中のレアだと思う、ですが」
 ちなみにこの彫像は、アックス&ウィザーズで実際に得られる財宝の一つ。ついでにいうと、この財宝がある領地の領主が、このナイだったりする。
 なので、こんなに大量に持ち込めるという理由にもなるのだが……流石にここにその財宝を持って行くことはない。事前に錬成カミヤドリ(サイコキネシス)で複製した、偽物だったりする。かなり精巧に作られているので。
「な、なんだって……!?」
「ってことは、もしかすると、コレを売れば……」
 受付スタッフの目の色が変わった。
「あの、メダル……」
「いいですよ!!」
「どうぞどうぞ、持って行って下さい!!」
 どっさりとナイの目の前にメダルが渡される。
 ちょっと驚きつつも受け取った後、ナイもゲームを……するわけではなく。
「では、景品交換お願いします」
「へ?」
「プレイしないんですか? 超面白いですよ?」
 スタッフにそう言われるものの、ナイはにっこりと微笑んでもう一度。
「景品交換、お願いします」
 ナイ、実はゲーム……特に運がかかるものは、自信がない。
 渋るスタッフに、ナイは、ばびっとレーザー射撃をして、スタッフを一網打尽にしたのは、言うまでもない。
「ゲームもこんな風に上手く出来るといいのですが……」
 倒れている怪人達からメダルを奪い取ると、他にもメダルが無いか物色し始めるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フラン・ラズィーボワーズ
こういう娯楽施設のゲームって一度でいいからやって見たかったの!

…ちょっと、全然勝てないわ。やっぱり事前に聞いてた通りイカサマされてるのね。楽しむ事が重要なのにこんなのナンセンスよ。

彼女も勝たせてあげないといけないし…。
そうね、毒を以て毒を制す、イカサマを以てイカサマを制すしかないわね!

スタッフの居ないところに移動して…【ハッキング】で管理システムに入り込んで、と。
…なにこの設定!摘発されて一発アウト間違いなしじゃない!
これを…勝率…ふふ、100%にしちゃいましょ、みんなが大当たりね。

さて、戻らないと。スタッフに見つかっちゃったら【重量攻撃】でちょっと寝ててもらいましょう。



「こういう娯楽施設のゲームって、一度でいいから、やって見たかったの!」
 そう、楽しげにメダルゲームのゲームセンターに入っていくのは、フラン・ラズィーボワーズ(翡翠の御令嬢・f31886)。
 さっそくメダルと交換して、ゲームをプレイしてみる。
 普通なら、少しやればビギナーズラックとかで、何枚かメダルが戻ってくるはずなのだが……。
「……ちょっと、全然勝てないわ。やっぱり事前に聞いてた通り、イカサマされてるのね。楽しむ事が重要なのに、こんなのナンセンスよ」
 ふと、視線を変えれば、離れたところで美子が頑張って、メダルゲームに挑戦しているのが見えた。必死に頑張っている様子を眺めて。
「彼女も勝たせてあげないといけないし……。そうね、毒を以て毒を制す! イカサマを以て、イカサマを制すしかないわね!」
 フランはそう決めると、スタッフのいないところに潜入し、ハッキングで管理システムに入り込んだ。
「……なにこの設定! 摘発されて一発アウト間違いなしじゃない! これを……勝率……ふふ、100%にしちゃいましょ、みんなが大当たりね」
 ささっと内部を弄って、戻ろうとするところを。
「貴様、そこで何をしてい……ぐおっ」
「そこでちょっと寝ててもらうわね」
 重い一撃で眠らせ、ロッカーの中に怪人を閉じ込めたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ナイ・デス
あれはソラと、ゲームで遊んだ時
みるみる、私の数字は増えていきました……マイナスつきで
だから私は、学んだのです。私は賭けに、弱いのです

獲得メダルを『守護の光』にしまいながら
誰に聞かれなくても、そう呟きます
戒め
Plan well before using
です

だから私は、遊ばない。遊ばない……

【迷彩】で姿を隠し【忍び足ダッシュ】で次々【暗殺】
黒剣鎧の刃で【串刺し】声もあげられないよう【生命力吸収】してしとめ
死体はメダルごと『守護の光』の中へ、気付けば仲間の怪人が消えてると、死は確認させないで
だいたい片付いたら

……ちょっと、遊んでみましょう

地縛鎖さして【ハッキング】イカサマはなし

負け

光が筐体も飲み込む



 それは少し前の話。
「あれはソラと、ゲームで遊んだ時。みるみる、私の数字は増えていきました……マイナスつきで。だから私は、学んだのです。私は賭けに、弱いのです」
 ナイは、ちょっと遠い目をしながら、先ほどスタッフこと、メダルゲーム怪人から奪ったメダルを守護の光(ウマレナガラノヒカリ)を使って、ナイでないと取れない場所へと放り込んだ。
「……『戒め』……Plan well before using、です」
 誰に聞かれなくても、ナイはそう呟いて。
 と、何人かスタッフがあわただしい様子でバックヤードに向かうのが見えた。
「行きますか」
 迷彩で姿を隠し、音も出さずに一気に忍び寄ると、次々暗殺……黒剣鎧の刃で串刺しし、声もあげられないよう生命力吸収してしとめるという凝りよう。
 また、死体はメダルごと守護の光の中へ放り込み、気付けば一人、また一人とメダルゲーム怪人が姿を消していった。
 大体片付いたのを見て、ナイもゲームが気になるのか。
「……ちょっと、遊んでみましょう」
 興味が出たのか、今まで手に入れたメダルを手に、ちょっとプレイ。
 メダルゲーム怪人の設定がそのままだったら、負けだっただろうが……先ほど、フランが弄った為に。
「え? ええ? えっと? ……え?」
 じゃららららーーーっ!! と取り留めもなく出てくるメダルに、あわあわと慌てふためくナイであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『集円竜エンドラゴン』

POW   :    ゼニャハハ!これが喰らって来た《人の業》だガネ!
戦闘中に食べた【貨幣】の量と質に応じて【体内で燃えているエンシェントブレスを放ち】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD   :    どうしたどうした諦めたらここでジ・エンドだガネ!
あらゆる行動に成功する。ただし、自身の【体内に蓄えた貨幣】を困難さに応じた量だけ代償にできなければ失敗する。
WIZ   :    いずれ怨嗟が世界を包むガネ!
戦闘力のない、レベル×1体の【メダルに心を奪われた一般住民達】を召喚する。応援や助言、技能「【略奪】」を使った支援をしてくれる。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠勝堀・円稼です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「やったああ!! これでボクの勝ちだよ!!」
 大勝できた美子が大量のメダルを手に、スタッフへと渡そうとしたのだが、その姿は見えず。
「あ、あれ……?」
 美子を苛めていたメダルゲーム怪人は、その姿を潜めていた。といっても、粗方、猟兵達がこっそりと倒していったのだが。
「ま、いっか♪ じゃあ、ボクが勝手にこれで借金返すね!」
「……そうはさせんガネ」
 そこに現れたのは、黄金に輝くメダルドラゴン……『集円竜エンドラゴン』だ。
「わ、わわわ……!!」
「貴様ら、全員……このメダルワールドで仕留めるガネ!! 持っているメダルをありったけ、全部渡すガネ!!」
 突然、ゲーセンが大量のメダルが溢れる異空間へと変化した。
「一人も逃さないガネ……」
「あわわ……」
 腰を抜かした美子が、あわあわと後退していくのを、楽しそうにエンドラゴンは見つめているのであった。


※マスターより
 これより、ボス戦となります。マスターよりで記載した通り、メダルや貨幣を持っているほど有利になります。敵のメダル供給を断ったり奪ったりすることで、有利に戦えるでしょう。メダル等を持っていない方は、さくっと周りから奪って、優位に立ちましょう。それだけで、かなり有利になります。
 また、美子ちゃんが腰を抜かして、あわあわしてます。応援されるには、少し声掛け等が必要になるでしょう。こちらも良ければ狙ってみて下さいね。
 メダル世界でのバトルプレイング、お待ちしています!
ゲニウス・サガレン
出たな、親玉君
しかも、おそらくは私と同系統の能力、財宝を対価とする運命操作の能力持ちかな……

UC「ゴーイング・マイウェイ」
アイテム「フライング・シュリンプ」

さっき怪人達から集めたメダルを原資にして「ゴーイング・マイウェイ」を使い、有翅エビが敵からメダルを奪うことを支援する

私と君とのメダルの奪い合いだ
互いにメダルを集めれば集まるほど運命操作の成功率が上がる!失えば失うほど運命操作は無効化されるだろう

美子君のメダルも差し支えなければ借りたい
相手を上回る初期投資でUCを発動させれば有利になれるはずだ
借りた分は……うまく倒せたら利子つきで返そうか

あれ? この戦い方ってメダルを前借りしてメダルゲーム……



「どうしたどうした! 諦めたら、ここでジ・エンドだガネ!」
 じゃらりと近くにあったメダルを使って、エンドラゴンが何かをしたのだが……どうやら、上手くいかなかったらしい。
「むう……もっとメダルを使わないといけなかったガネ……?」
 その様子を見ていたゲニウスは。
「出たな、親玉君! しかも、おそらくは私と同系統の能力、財宝を対価とする運命操作の能力持ちかな……」
 と分析をする。その分析は正しい。
「なら……我がエビ達よ、頼んだ!」
 ゲニウスはフライングシュリンプを放ち、ゴーイング・マイウェイを発動! 先ほど怪人達から集めたメダルを原資にして、フライングシュリンプ達が敵からメダルを奪うことを支援していく。
「どっちが勝つか、私と君とのメダルの奪い合いだ!」
「ぬおおおお、負けないガネ!!」
 メダルを奪い合いをしつつ、ゲニウスは側にいた美子に声をかけた。
「美子君のメダルも差し支えなければ借りたい。相手を上回る初期投資で力を発動させれば、より有利になれるはずだ。借りた分は……うまく倒せたら利子つきで返そうか」
「え? 利子付き? いいよ、ボクのも持って行って!」
 美子は側に置いてあった大量のメダルが入った箱を手渡した。
「サンキュー! これなら、もっと戦えそうだよ」
 さっそくそのメダルも使うことによって、エンドラゴンとのメダルの奪い合いが更に過熱化していく。
 ふと、気付いた。
「あれ? この戦い方ってメダルを前借りしてメダルゲーム……」
 なんだか、かつての美子を思わせる戦いにデジャヴを感じながらも、ゲニウスは必死にメダルバトルを展開していくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

火土金水・明
明「メダルの回収しつつ戦闘ですか。クロ、頼みましたよ。」クロ「了解にゃ。そこのメダルをよこすにゃ。」明「それでは、あなたのメダルは凍らせて動かすことができないようにしますね。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【全力魔法】の【コキュートス・ブリザード】で、『集円竜エンドラゴン』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【見切り】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでもダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。



 次にエンドラゴンの前に立ちはだかるのは、火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)だ。
「メダルの回収しつつ戦闘ですか……クロ、頼みましたよ」
「了解にゃ! さっさと、そこのメダルをよこすにゃーっ!!」
 明の側にいた黒猫の使い魔のクロが、命を受けて、さっそくメダルを奪っていく。
「なっ!! ちょこまかと邪魔くさいガネ!!」
 クロ目掛けて力任せのブレスを吐くも、クロの駆けまわる素早さが、それを上回り、全く当たらない。
「それでは、あなたのメダルは凍らせて、動かすことができないようにしますね」
「その前に貴様の持つ金を奪ってやるガネ!」
 エンドラゴンがメダルに心を奪われた一般住民達を召還して、明の持つ金品を狙うが。
「それは残像ですよ」
 明の残した残像に群がる住民達に、静かにそう告げると、明は颯爽と詠唱を開始する。
「我、求めるは、冷たき力!」
 放ったのはコキュートス・ブリザード。しかもタダの氷の矢ではない。
 継続ダメージと鎧無視の効果を付けた上に、フェイントを絡めた全力魔法を2回も放ったのだ。
「ぐあああああああ!!!」
 強烈な攻撃を受け、飛び散るメダルをクロが回収していく。
「このまま次に繋げられれば……」
 明はそのまま、クロと共にメダル回収の任に当たるのであった。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

ディスターブ・オフィディアン
第二人格で行動
行動、SPD

「お金ねぇ。あって困るものではないけど、あれば何でもできるってわけでもないだろうに」

遠距離からイカサマのカードをエンドラゴンめがけて投擲して攻撃
まあ別に躱されてもかまわない、投げつけた白紙のカードが周囲のメダルに触れたら、そのままUCを起動。白紙のカードを通じて、ボクが持っているカードへとメダルを封印していこう。カードに触れているメダルをひとつ残らず封印してやる

充分なメダルが集まれば、あとはエンドラゴンの口の中へカードを投擲――君の体内のメダルもそっくりボクがもらっていくよ!

敵がUCを発動できなくなったら、目を狙ってカードを投擲、止めは別の人に任せようか



 明に引き継いで戦場に降り立つのは、ディスターブ・オフィディアン(真実を 暴く/葬る モノ・f00053)。
「お金ねぇ。あって困るものではないけど、あれば何でもできるってわけでもないだろうに……」
 そう呟きながら、遠距離から白紙のイカサマカードを投げつける。
「むう……今度は奇術師ガネ? そんな攻撃、避けてやるガネ!!」
「いいよ、避けても。でもね」
 身を捩って、カードを避けたエンドラゴンを見て、ディスターブは笑みを浮かべる。
「そいつは頂いていくよ!」
「な、なにっ!?」
 ディスターブはそのまま、カード・オブ・ワンダーを発動させ、避けた先にあったメダルをカードの中に封印していく。
「カードに触れているメダルをひとつ残らず封印してあげるよ!」
「させるかガネ!!」
 エンドラゴンも負けじと体内に蓄えた貨幣を使って、強烈なエンシャントブレスを放ってきた。
「くっ……まだまだ」
 ブレスを受けながらもディスターブは攻撃の手を緩めない。
「今度はそこだよ!」
 再び口を開けた瞬間を狙って、ディスターブは、入れられるだけの白カードを投げつけた。
「むぐっ!?」
「君の体内のメダルも、そっくりボクがもらっていくよ!」
 次々とメダルが消えていく感覚にエンドラゴンも焦りを感じ始める。
「ぐおおお……!?」
 その隙を狙って、今度はエンドラゴンの目に目掛けて、カードを投げつける。
「ぐあっ!! 忌々しい猟兵ガネ!!」
 目を潰すまでには至らなかったが、視界を鈍らせることはできたようだ。
「これがボクの戦い方さ」
 にっと笑みを浮かべながらディスターブは、そうエンドラゴンへと言い放つのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エピテ・ミュアー
貴方が此度の元凶なのですね
お金だらけで良き欲の集まりですが
結局は過去の影
現在を生き、欲の下に未来へと進む人々の前に立ちはだかるは、神も私も許さぬ所業にて

略奪しようとする人々が現れましたら
◆落ち着きながらその溢れる略奪の欲望想念を喰らい
各々の強欲獣を生み出し語り掛けます

メダルを求めるその欲はとても良い物です
ですが力が無いからとその欲を妥協してはいけません
御覧下さい
メダルでできたあの巨竜を
貴方方の求める者の塊を
力が無ければ授けましょう
さあ、欲望に正直に、最もある場所から奪うのです

強欲獣を人々と融合させ一時的に強化
エンドラゴンへと向かって頂きメダルを奪っていただきます
トドメに◆雷属性◆怪力拳攻撃を



 次に立ちはだかるのは、エピテ。
「貴方が此度の元凶なのですね。お金だらけで良き欲の集まりですが……結局は過去の影。現在を生き、欲の下に未来へと進む人々の前に立ちはだかるは、神も私も許さぬ所業にて……」
 大量のメダルを眺めながら、そう呟くと。
「うるさいうるさいガネ!! いずれ怨嗟が世界を包むガネ!」
 さっそく一般人を召喚し、エピテの持つメダルや金品を奪うために嗾ける。
「そのメダルをよこせー!!」
「全て奪ってやる!!」
 迫る一般人を前にエピテは落ち着き払った表情で、貴女の『強欲』を叶えましょう(クリエイト・グリーディビースト)を発動させた。それぞれの背中から、強欲獣が次々と姿を現す。
「メダルを求めるその欲は、とても良い物です。ですが、力が無いからとその欲を妥協してはいけません。さあ、御覧なさい。メダルでできたあの巨竜を」
 そういって、エピテはエンドラゴンを指し示し。
「貴方方の求める者の塊を。力が無ければ、授けましょう。さあ、欲望に正直に、最もある場所から奪うのです」
「「「うおおおおお!!!」」」
 エピテの説得によって、一般人の視線はエピテからエンドラゴンへと向けられ。
 更に強欲獣の効果により、一般人と一時的に同化し強化された上に。
「メダルを、寄越せーー!!」
「貴様ら、狙う相手が違うガネっ!!」
 まさか、逆に操られるとは思っていなかったエンドラゴン。慌てふためき、メダルを奪われていく。その間に迫ってきたエピテが。
「これを……受けなさい!」
 雷の力を帯びた、力任せの剛力な拳がエンドラゴンへとめり込んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ナイ・デス
驚きました……私が、あんなに勝てる、とは
私、幸運……?(気付いていない)
次も、勝てる……?

と気付けば、またメダルが溢れて……あ、メダルワールド、ですか

では、この空間のメダルも、回収させてもらいますね

【念動力】を使って『守護の光』へメダルを吸い込んでいく
召喚された住民さん達がきたら

私のメダルは、全てこの中、ですよ

と略奪させに、光へ自ら入ってもらう

戦闘終了後には、だしますね

私が思う事で、いつでも外にでられる
つまり、私が思わなければ、でられない

さて……怨嗟が世界を包む、といいましたね
では、その怨嗟。私が【浄化】しましょう

【生命力吸収】で中のメダル(と怪人死体)だけ消滅させ、力に変えて【レーザー射撃】



 最後にこの地にやってきたのは、ナイだ。
「驚きました……私が、あんなに勝てる、とは。私、幸運……? 次も、勝てる……?」
 仲間が操作したのも気づかず、興奮冷めやらない状況ではあるが、それでも、状況に気づいたのは、流石猟兵か。
「……あ、メダルワールド、ですか」
 仲間の一撃を食らって、へろへろになっているエンドラゴンを見つけて、ナイも戦闘に加わる。
「では、この空間のメダルも、回収させてもらいますね」
 さっそくナイは、守護の光(ウマレナガラノヒカリ)を発動させ、次々とメダルを吸い込んでいく。
「くそ、あのメダルまで奪われたら、元も子もないガネ!! 今度こそ、奪ってくるガネ!!」
 再び、一般人を召喚し、メダルを奪わせようとする……がしかし。
「私のメダルは、全てこの中、ですよ」
 大きな光を作って、その中に全員入ってもらった。
「な、なんだと、ガネ!?」
「さて……怨嗟が世界を包む、といいましたね。では、その怨嗟。私が……」
「ちょ、ちょっと待つ……」
 ナイは、サイキックキャバリアのSOD-71D「ダイウルゴス」に搭乗すると、守護の光で吸収したメダル(と怪人死体)だけ生命力吸収で消滅させ、それを力に変えて一気にBXSEPメガスラスターでレーザー射撃を行った。
「『浄化』しましょう」
 その強烈な一撃で、エンドラゴンは断末魔を上げることなく、あっという間に消滅したのだった。
 ちなみにナイが回収した一般人は、後で開放したのはいうまでもなく。

 こうして、メダルゲームのメダルをめぐっての戦いは、猟兵達の活躍により、無事、幕を下ろしたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年01月28日


挿絵イラスト