6
再臨!ババア☆フェスティバル!

#カクリヨファンタズム #ババアフェスティバル

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#カクリヨファンタズム
#ババアフェスティバル


0




●レスリングしたあとに踊ると絶対痛い
「た、たすけてくれぇ……!」
「い、痛い痛い痛い!」

 悲痛な声が、カクリヨファンタズムの至るところから聞こえる。
 住民達は地面に倒れ伏して皆揃って腰を抑え込んでおり、声が小さくなってしまっている。
 中には痛みで気絶している者さえいる。

 一体何があったのか? 一体誰がこんなことをやったのか?
 ―――それを説明する前に、ババアが現れた!

「ヒッヒッヒッ。これでよぉ~くわかったろう、我ら老人の痛みというものを……!」
「「「ババア!!!!」」」

 いつぞやにわけのわからないババアフェスティバルなんてものを開いたババアが再び現れた。
 今度は別の手法を使ってフェスティバルを開催している様子で、住民達はそれに巻き込まれてしまった……というのがこの騒動の流れのようだ。

 とはいえフェスティバルと銘打っている以上、参加者がいないと成り立たない。
 新たな参加者が来るまで住民達は無理矢理参加させられるのみ―――。

●なぜ再臨した
「誰が再臨していいと言った」

 金宮・燦斗(《奈落を好む医者》[Dr.アビス]・f29268)のツッコミから始まったブリーフィング。その顔はもう勘弁してくれと言いたげだ。
 以前のババアフェスティバルも彼が予知をしてしまった影響で、彼がまた再臨ババアの予知をした。逃れられなかったようだ。

 彼が見た予知ではババアによって飼いならされたカッパとのレスリングが行われたあと、突然の理不尽な踊りが発生したという。
 なおフェスティバル会場では破滅の予兆をもたらす幽世蝶と呼ばれるものが飛んでいたのだが、ババアの勢いがあまりにも強烈過ぎて幽世蝶のことはすっぽ抜けてしまっている。蝶がいてもいなくても破滅まっしぐらな気はするが。

「とりあえずこの事件、どなたか私の代わりにツッコミしてきてください。ババアのボケに、くれぐれも飲み込まれぬよう注意をしてくださいね?」

 そう言って彼は猟兵達を戦場へと送り届ける。
 ボケしかいない、抱腹絶倒の戦場へ―――!


御影イズミ
 閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
 前作「ババア☆フェスティバル」を知らなくても、ああギャグなんだな、と思える内容のシナリオです。
 なんで再臨したかって言われたら、なんか勝手に頭に出てきたからとしか……。
 あとフラグメントがいい感じに揃ってたから……。

 現在、MS自身のリアル事情により執筆状況が変わっております。
 MSページを必ずご確認の上、プレイング送信をお願いします。

 なお今回のシナリオに関してはどの章でもプレイングボーナスが「ボケ倒し」 or 「ツッコミを入れる」です。

●第一章:冒険シナリオ
 ババアが手なづけたカッパとのレスリングです。
 ババアが手なづけたカッパってなんだ。

●第二章:日常シナリオ
 ババアが踊れっていうと踊らされる空間で踊ります。
 すまない、書いててよくわからないがそういうことなんだ。

●第三章:ボス戦シナリオ
 再臨したババアとの戦いです。
 ツッコミ、ボケ倒し、第三勢力などなど。
 人数分のネタだけババアが対応してきます。

 皆様の素敵なプレイング、お待ちしております。
72




第1章 冒険 『本格的カッパレスリング』

POW   :    正々堂々と相撲で勝負する

SPD   :    異世界の話題や品物で油断させてみる

WIZ   :    きゅうりで釣る

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 カッパのレスリングで吹き飛ばされる住民達。
 なんかよくわからないけど参加させられる住民達。

 なんでこんなことになったのか。
 そもそもこのカッパ達はなんなのか。

 何故カッパ達はババアに付き従っているのか。
 何故カッパ達はレスリングに勤しんでいるのか。

 っていうかババアはどうやってこのカッパ達を手なづけた?
 そもそもカッパ達を手懐けるババアは何者?

 謎は……(特に意味はないけど)深まるばかりである。


-----------------------------------------------

 諸事情によりプレイング受付日が変更されます。
 受付開始:1/22 8:31~

-----------------------------------------------
エインセル・ティアシュピス
【アドリブ連携大歓迎】
にゃーん!?またおばーちゃんがいっぱいになっちゃった!?
びょーきのひとにやさしくないおばーちゃんはめーってしなきゃ……!

んーっと、んーっと、おすもーははっけよーいのこった!でのこったのこったー!ってしたらよかったんだよね。
でも、ぼくじゃかっぱさんにはかてなさそうだよう。
あっ、そうだ!にゃんげいざーならおすもーとくいだよね!
【指定UC】と【式神使い】でにゃんげいざーにおすもーしてもらうにゃーん!
(悪気なしにロボットVSカッパという相手からしたらド鬼畜なシチュエーションに持っていく子猫)
ぼくはにゃんげいざーをおーえん(【鼓舞】)するよ!
がんばってー!にゃんげいざー!



●どう見てもカッパ不利ですやん
「にゃーん!? またおばーちゃんがいっぱいになっちゃった!?」
 カクリヨファンタズムの一角、住民達が足や腰を押さえて老人みたいになってしまっている様子を見てそんな事を口にし

たのは、エインセル・ティアシュピス(生命育む白羽の猫・f29333)。幼いながらも現状についてはしっかり把握できてい

るようで。
 彼は過去にもおばあちゃんの暴走が生み出したフェスティバルに参加している。が、あの時に比べると悪行は恐ろしくな

っているようで……。
「びょーきのひとにやさしくないおばーちゃんは、めーってしなきゃ……」
 でも、どうしたら良いのだろうか。エインセル自身は幼く、とてもじゃないが自力ではカッパに勝てる気がしない。レス

リングでカッパを打ちのめさなければおばあちゃんのところへ行ける気がしないというのに。
 何度も何度も考えた末に、エインセルはぴこんと耳を立てる。そうだ、戦うのは自分じゃなくてもいいんだ。だったら、

自分じゃなくてこの人(?)に頼もう!という様子で。
「そーだ! にゃんげいざーなら、おすもうとくいだよね!」
 相撲ではなくレスリングなのだが、幼い彼にその違いなどわかりはせぬ。仕方ないのうと言った様子のカッパ、大きく頷

いた。うんうん、それもレスリングだね。
 そうしてユーベルコード『式を統べる白猫術士』を使い、彼は式神として使える優しい意思を持つロボット・ニャンゲイ

ザーを召喚。まさかの突然のロボットの登場に、大きく頷いていたカッパの目が死んだ。
 え? 俺今からアレとレスリング? という、虚無に満ちた顔がカッパに浮かんでいる。そりゃそうだ。
「にゃんげいざー、おーえんするからがんばってー!」
 可愛らしくニャンゲイザーを応援するエインセルだが、彼は気づいていない。ロボットVSカッパというド鬼畜なシチュエ

ーションが発生していることに。そのせいでカッパの顔が虚無に陥っていることに。なんとも惨い。
 しかし勝負は勝負、そこに相手する者がいるならば容赦はしない。そう考えたカッパは、なんとかレスリングを行うが…

…当然ロボット相手にぶん投げたりなんだりやったところで、相手が無傷。傷どころか凹みさえも出来ない。
 こんな完全無欠の相手にどうすりゃええねん、とまたしても虚無の表情を浮かべたカッパ。そんな中でもニャンゲイザー

はカッパの足を持ってぶん回したり、ロープの反動を使ってカッパに攻撃したりと主同様に容赦がない。
 連続した攻撃に反撃することもなく、カッパはそのままフィールドに倒れ伏す。大きく腕を上げるニャンゲイザーが視界

に入ったかと思えば、カッパはゆっくりと目を閉じる。

 その日、カッパは思い出した―――。
 ババアもそういえば容赦なかったわ、と―――。

成功 🔵​🔵​🔴​

山梨・玄信
カッパを手懐けるには相撲に勝つのが常道じゃな。
…という事はカッパに勝ったのか。どんな筋肉ババアじゃ?

【POW】
相撲なら少々自信はあるが…確実に勝ちに行くぞ。
スパッと褌一丁になるとUC発動。
四股や塩撒きなどで時間を稼いで十分に力を高めてから立ち会うぞ。
素早く前みつで上手を取り、カッパの腰を浮かせてから豪快に上手投げを狙うのじゃ。
耐えられたら、双差しにされないように注意しつつ、そのまま土俵際まで攻めて寄り切るぞ。
これが…UDCアースの伝説の小さな大横綱の取り口じゃ!
(ウルフと呼ばれた方です)

ところで…この後何をすれば良いのじゃ!
ボケには片っ端からツッコミを入れるぞ!

アドリブ大歓迎じゃ。



●ツッコミが苦手でもボケは生まれる。
「カッパを手懐けるには相撲に勝つのが常道じゃな。……ということは、カッパに勝ったのか……?」
 しげしげとレスリング会場を見つめるのは、山梨・玄信(3-Eの迷宮主・f06912)。レスリング会場ではカクリヨファンタ

ズムの住民達がそれぞれ思いっきりぶん投げられては、悲鳴を上げて戦闘不能に陥っている状態。一般人からしてみれば、

地獄絵図とはこのことかもしれない。
 こんなカッパに勝つなんて、この会場を作り出したババアは一体何者なのか? そもそもどんだけ筋肉を持っているのだ

? 玄信の頭の中では、ババアの想像図が膨らみまくっている。
「とはいえ此処は勝たねばならぬのう……。どれ、ここは一発」
 そう言うと玄信はスパっと服を脱ぎ捨て、ユーベルコード『脱衣がわしを強くする』を発動。このユーベルコードの力に

より、彼の肌を晒している面積と時間に応じての行動力が上昇するようになった。
 そんな力を発動したことを感知してか、カッパが玄信の方を振り向いた。強者のオーラ、あるいは気迫を感じ取っている

のだろうか、カッパはゴクリとツバを飲み込んだ。
 四股を踏み、塩を撒いたりして時間を稼ぎつつ、十分に力を蓄えてから蹲踞の構え。カッパも彼の蹲踞の構えを見て準備

万端だと判断したのか、ゴングが鳴るまで構えておいた。
「ほほう、礼儀正しいものじゃ。が、わしが無意味に服を脱いだと思っておったか?」
 ニヤリと笑った玄信は、ゴングが鳴ったその瞬間に素早く踏み込み、前みつで―――相撲でまわしを締めたとき体の前面

で横になっている部分で―――上手を取り、カッパの腰を浮かせる。
「か!?」
 思わず声が出たカッパは、そのまま上手投げの状態で放り投げられる。豪快に投げられたカッパはしばらく地面に伏せて

いたものの、怒りと痛みから再び立ち上がった。
「……いやいや、今のでお主は負けじゃろう!!? 行司! 行司はおらんのか!?」
 一瞬気を許しそうになったが、本来の相撲―――というかレスリングでは判定が入るものだ。が、玄信が見渡してもゴン

グを鳴らす係だけしかいない。判定を決める行司のような人物がいないのだ。
 だがここはババアが作ったレスリング、否、フェスティバル会場。判定とかそういうのはどうでもいいから、とにかく祭

りを楽しめ!というのがこのフェスティバルの醍醐味なのだそうだ。一番やってはいけないやつだ。
「いやいやいやいや、フェスティバルだからこそこういうのはしっかりと取り締まるべきではないのか!?」
 ごもっとも。
 しかしそんな玄信のツッコミ虚しく、カッパは突撃してくる。玄信は素早くカッパの突進を受け止め、相手にもろ差しに

されないように注意しつつ、存分にその行動力を発揮させて土俵際まで攻め込んだ。
「これが……UDCアースの伝説の小さな大横綱の取り口じゃ!!」

成功 🔵​🔵​🔴​

神代・凶津
「・・・あれが幽世蝶。破滅の予兆へと導いてくれる幽世の光。」
あー、相棒。
現実逃避はその辺にして幽世蝶の横でハッスルしているババアと河童を直視しようぜ。
いや、そんな嫌な顔するなよ。気持ちは分かるがよぉ?

相棒、レスリングの経験は?
「・・・あるわけないでしょう。」
だよなぁ。
なら代わりの奴に戦わせればいいのさ。
「・・・式、召喚【築き大太郎法師】」
妖怪レスリングの開幕だぜッ!
さあババア、俺達のダイダラボッチとてめえの河童、どっちが妖怪トレーナーとして優秀か勝負といこうかッ!
「・・・これそんな勝負だっけ?」

ちなみに一人倒されてもまだ九十人以上いるぜッ!


【技能・式神使い】
【アドリブ歓迎】



●現実逃避したい気持ちはよくわかりますがこれが現実です
「……あれが、幽世蝶。破滅の予兆へと導いてくれる、幽世の光……」
 ゆるゆると飛んでいる蝶を目に、横で行われてる事柄から必死に目を背けようとしているのは神代・凶津(謎の仮面と旅する巫女・f11808)。巫女の名は桜。少女は儚げにも舞う蝶を視界に捉え、なるべく、なるべく、真横で行われているカッパレスリングなんてものを見ないようにしていた。
「あー、相棒。現実逃避はそのへんにして、幽世蝶の横でハッスルしてるババアとカッパを直視しようぜ??」
 少女の手に握られた鬼の仮面、凶津がツッコミ。確かにそんな儚げなものの横でババアとカッパがハッスルしてるなんて光景、目にしたくはない。でも行われているから目に入れざるを得ず……。
「…………」
 どうやったらあんな儚げな蝶の隣でこんなトンチキフェスティバルが出来るのだろう。桜は嫌な顔を凶津に見せつけた。
「いや、そんな嫌な顔するなよ。気持ちはわかるがよぉ? で、相棒、レスリングの経験は?」
「……あるわけ無いでしょう」
「だよなぁ」
 そう、あるわけがない。普通に考えれば、レスリング経験者なんてほとんどいない。この世界の住民達だって経験者だという者はいないだろう。それなのに、皆巻き込まれてしまっている。それが現状。
 しかし女性である桜に過酷なレスリングは危険すぎるし、何かあれば凶津も身動きが取れなくなる。そこで、2人が取った作戦というのは―――。
「代わりのやつを、戦わせればいいのさ」
「……式、召喚。【築き大太郎法師】」
 ユーベルコード『築き大太郎法師』の力で、2人の前に大工姿の巨人の式神・ダイダラボッチを召喚。彼らの力に比例するように召喚数が増えるため、その数は95名となった。ダイダラボッチは桜と凶津に何用かを尋ねると、ちらりとカッパを見つめた。
「ようするに、俺らじゃアイツら倒すのが大変なんで、あんたらにお願いしたいってこと」
「……大丈夫?」
 桜はいつもごめんね、と小さく謝罪しつつも、ダイダラボッチ達をカッパ達の前へと送り出す。巨人の式神に目をつけたカッパ達は、ガン飛ばしをしつつ会場へと立ち上がった。
「さあババア、俺達のダイダラボッチとてめぇのカッパ、どっちが妖怪トレーナーとして優秀か、勝負といこうかッ!!」
 凶津の声が響き渡ると、場内が少し盛り上がった。その雰囲気は、数多の者達を倒した凶津と桜がチャンピオンに挑む時のような……そんな雰囲気の会場へと切り替わっていた。
「……これ、そんな勝負だっけ?」
 桜のツッコミが入ると同時、ダイダラボッチがカッパと相打ち状態になって桜の横を通り過ぎて飛んでいく。どうやらこのカッパ、相当にレベルが高い様子。
「ふっ、やるなババア……。だが俺の巨人はまだまだ90はいるんだぜ!!」

 ―――その日、会場内では巨人VSカッパのバトルが大いに盛り上がっていたという……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アシュリー・シュネーヴァルド
【POW】
ババアフェスティバル?えーと、フェスティバルってことはお祭りなんですよね?それだったらアシュリーも参加してみたいです!……あれ、何だか思ってたのと違いますね?(首傾げ)でも全力でやりますよ!

まずはカッパさんとのレスリングですか。なんだかあのカッパさん達昔故郷にいた愉快な仲間に似てる気が……。久々に思い出しちゃいました

レスリングって相撲みたいな感じです。とにかく相手を倒せばいいんですよね?ここは覚悟を決めて腰を落として真っ正面から相手の攻撃をしっかりと受け止めます。そして相手の動きを見切った上で怪力を使った強烈な一撃をお見舞いしますよ!

他の人との絡み・アドリブ歓迎



●フェスティバルって祝祭って意味らしいんですけどね……
「えーと、フェスティバルってことは……お祭りなんですよね? それなら、アシュリーも参加してみたいです!」
 とてもにこやかに答えた少女、アシュリー・シュネーヴァルド(雪中に舞う灰色兎・f21153)はグリモア猟兵から話を聞いたときには、まだ知らなかったのだ。このフェスティバルが、ただのギャグとトンチキにまみれた意味も何もないババアが愉悦したいだけのお祭りだとは……。
「……あれ? なんだか思ってたとの違いますね……?」
 会場にたどり着いてから真実を知るアシュリーだが、それはそれでこのお祭りがあるのだから良いのではないかと思い始めた。名前や中身がおかしくても、これはお祭りなのだから。
 そうと決まれば、全力で楽しむのみ。アシュリーはまず、開催されているレスリング会場へと向かった。そこではカクリヨファンタズムの住民達がカッパとレスリングをしており、吹き飛ばされては戦闘不能になる住民達で溢れかえっていた。
 会場のど真ん中では、自分が一番だと言わんばかりにポーズを取るカッパの姿。ライトの位置も相まってか、キラキラと輝いている様子が見えた。
「……なんだかあのカッパさん達、昔故郷にいた愉快な仲間に似ている気が……」
 レスリングをするカッパが愉快な仲間と同義になるのかはさておいて、久々に思い出したら心がほっこり温まった。仲間達のもとへ帰るためにも、ここはしっかりと事件を解決してから武勇伝を聞かせるのもいいのかもしれない。
 そうと決まればアシュリーはそのままエントリー。周囲にいる住民達から止められようとも、全力さえ出せば大丈夫だからと会場へと立つ。
 カッパはジロジロとアシュリーを見つめていたが、彼女のその立ち振舞いが只者ではないと感じ取ったのか、レスラーとしてしっかりと立ちはだかった。
(ええと、レスリングって相撲みたいな感じですし……)
 アシュリーはカッパとの目線を外すことなく、相手がいつ襲いかかってきてもいいように腰を深く落とす。攻撃されると判断したカッパは、彼女の体勢を崩そうと真っ直ぐに突撃してきたが、カッパの思惑とは逆で彼女は防御態勢をしっかりととっていた。
 腰を深く落としたのは地面をしっかりと踏むため、相手の攻撃を身体全体で受け止める体勢を取るためだ。そのままカッパの身体に腕を回すと、アシュリーは思いっきりカッパを投げ飛ばした!
「かぱ!?」
 大きくふっとばされたカッパはゴロゴロと地面に転がる。うまく受け身を取っていたため大事には至らなかったようだが、その身に与えられたダメージはかなり厳しい。このままでは、負けてしまうだろう。
 では、もう一度。今度は踏み込みされないように攻撃したらどうなるかと、カッパは今一度突撃した……が、アシュリーにはその考えさえも予測済みだったようで、今度は見切ってカッパの攻撃を躱し、怪力を乗せた強烈な一撃をカッパに浴びせた。
 当然ながら、カッパはそのまま失神。残っていたカッパ達も、彼女のにこやかな気迫に押されていたとかなんとか……。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 日常 『おどりゃんせ』

POW   :    体力の続く限り激しく踊る

SPD   :    華麗なステップを披露し、皆の注目を集める

WIZ   :    踊りながらの交流を楽しむ

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 おどりゃんせ おどりゃんせ。
 カクファン音頭をおどりゃんせ。
 たのしく みんなで おどりゃんせ。

 どうして踊るか、考えた?
 いいえ、何も考えずに踊りましょう。

 ここは楽しい踊り場です。
 ここは楽しい踊り場です。

 考えることは野暮なのです。
 考えなくてもいいから踊りましょう。

 さあさあ立ち止まってはなりません。
 踊りましょう。踊りましょう。

 踊り続けて、欺きましょう。
 あの憎たらしいババアを欺きましょう。
 ババアが来るまで踊りましょう!

-----------------------------------------------

 プレイング受付:即時

 なんかこう、踊ります。
 というか勝手に踊らされます。
 立ち止まっても身体が勝手に踊り始めます。

 踊りの内容はプレイングに書いていただけると大変助かります。
 なお無理矢理止まっても、すごいおどりに発展します。

-----------------------------------------------
神代・凶津
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆ならおどりゃな損損、ってか?
どうやらババアが来るまで体力の限り踊り続けなけりゃならんらしいな。
だが、うちの相棒に踊らせたのがババアの敗因だぜ。
さあさあ、相棒の【祓神楽】御照覧あれッ!!

神楽鈴と舞扇を用いて踊る、病や怪我を祓う神楽舞。
さらに俺が神楽笛を吹いて演奏し、相棒が神楽舞を踊る事によって発生する神気によって周りに治癒の効果も発生する。
これで周りで痛みに耐えながら踊る住民達を治癒しながら踊るぜッ!

これでこのフェスティバルのダンススターの座は俺達が貰ったぜッ!
なあ、相棒ッ!
「・・・目的変わってません?」


【技能・ダンス、楽器演奏】
【アドリブ歓迎】



●ダンススターの座は頂いた!!
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆ならおどらにゃ損損、ってか?」
 桜の手に収まり、ゆらゆらと揺れる仮面の凶津。踊りの範囲に仮面は特に指定されていないようだが、桜が踊れば彼も揺れ動くため擬似的な踊り状態となっていた。
 既に桜も凶津も会場の中で踊りを強制される状態となっており、動きたくなくても、止まっていても無理矢理に踊らされている。手と足をしっちゃかめっちゃかに動かしながら、桜と凶津の2人は目線を会場内へと巡らせて、主催者のババアを探し出そうとした。
 会場内に痛みに耐える悲鳴があふれかえる中、主催者のババアは何処にもいない。住民達に存分に踊らせてから苦痛を味わわせようというのがババアの目的のようだ。
「どうやらババアが来るまで、体力の限り踊り続けなけりゃならんらしいな」
「これは……策の内、なのでしょうか」
「知らねえ。まあでも、うちの相棒を踊らせたのがババアの敗因だぜ?」
 そうだよな? と尋ねる凶津に、桜は軽く首を縦に振って神楽鈴と舞扇の準備を始めた。巫女の舞というものを、存分に見せてやろうという心意気だ。
「さあさあ、御照覧あれッ!!」
 しゃん、と桜の手に持つ神楽鈴が鳴ったと同時に、凶津はユーベルコード『祓神楽』を発動させる。凶津が笛を吹いて演奏し、桜が神楽舞を舞うことで彼らの思うままの痛みと癒やしを与えることが出来る力だ。
 今回は敵を倒すことがメインではないため、彼女達の周囲にいる巻き込まれた住民を倒れさせないように癒やしの力を与え続けた。痛みに耐えながら踊り続ける住民達の顔は、みるみるうちに元の元気良い状態へと戻っていく。
 しかし残念ながら、桜と凶津より遠い場所にいる住民達にはその癒やしの舞の力は届かない。どこならば上手く全員に配分できるかと軽く様子を見て、凶津は桜を誘導する。
「相棒、ちょいと移動しようぜ。あっちの中央辺り」
「そうですね……。あの辺りなら、きっと……」
 舞い続けながら、ゆっくりと位置を変動させる桜。すべての住民に癒やしを与えることが出来るように、出来る限り最小限の動きで場所を調整させた。
「お、ここなら良さそうだな」
 凶津が笛を吹きつつぐるりと周囲を見渡せば、巻き込まれている住民全員に癒やしを与えられていることが確認できた。だが凶津は何かに気づいたらしく、ぴょんぴょんと跳ねながらドヤ顔で勝利宣言を行った。
「はっはっはー! このフェスティバルのダンススターの座は俺達が貰ったぜッ!!」
 そう、全員を癒そうとするが故に彼らは住民達の輪の中央で踊り続けている。その姿はさながら、フェスティバルのダンス会場を網羅したスターとも言えるだろう。
 なあ、相棒ッ! そういいたげな凶津は、キラッキラの笑顔で桜を見る。
「……目的、変わってません?」
 虚しくも入る桜のツッコミだったが、凶津はテンションがハイレベルなまま踊りのための笛を鳴らし続けていたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エインセル・ティアシュピス
【アドリブ連回歓迎】
にゃーん!おどるのやったことないけどたのしそー!
【指定UC】でおともだちもよんでみんなでおどるよ!おばーちゃんがくるまで待たなきゃいけないもんね!(【時間稼ぎ】)
(もふもふの羽根子猫たちによるキャットダンスが始まる!)

にゃーん♪にゃーん♪(リズムに合わせて鳴く子猫の群れ)
おどっててもあにまるせらぴーこーかってでるのかにゃ?
そしたら、おばーちゃんにされちゃったようかいさんたちももとにもどってくれたりしないかにゃ?

おリボンさん(※アイテム『愛嬌醸す緑のお紐』)とにゃんげいざーもいっしょにおどろー!
(何てこった、子猫の群れとリボンとロボットのダンスとかいうトンチキ光景に!)



●傍から見れば何かの召喚儀式
 ダンスパーティと言えば聞こえは良いが、無理矢理踊らされているという話を聞けばそこはただの地獄にも早変わりするもの。
 しかしまだ幼いエインセルには、大人の格式高いダンスパーティという言葉はまだ早く。
「にゃーん! おどるのやったことないけど、たのしそー!」
 住民達が無理矢理踊らされている中、エインセルもゆらゆらと小さく動いている。彼にも無理矢理踊らされてしまう力が働いているために、手足は動かなくても上半身だけは動かされてるといった様子だ。
 楽しそうと喜ぶエインセルはすぐさまユーベルコード『羽根子猫の天国』を使って羽の生えた子猫達を召喚。83匹の羽根付き子猫達は踊りの雰囲気に飲み込まれたからか、ゆるゆると好きなように踊り始める。
「おばーちゃんがくるまで待たなきゃいけないもんね! みんなでおどろー!」
 エインセルの掛け声とともに、子猫達の輪がくるくると踊りだす。何処からともなく聞こえる音楽に合わせつつ、彼らは合いの手に鳴いていた。
「にゃーん♪」
「にゃーん♪」
「にゃんにゃーん♪」
 リズムに合わせて鳴く子猫の群れに、無理矢理踊らされている住民達もちょっとほっこり。癒やし枠として誕生したエインセルWith羽根付き子猫の群れはエインセルが考えている『あにまるせらぴー』として効果が高いようだ。
 ぐるぐるぐるぐる、子猫の群れが踊りを続ける。しかし1時間も踊れば、子猫達も飽きが来てしまうもので。どうしたものかとエインセルが考えた結果、もうちょっと頑張ってと声をかけた後に彼はあるものを呼び出した。
「にゃーん! にゃんげいざーもいっしょにおどればいいんだー!」
 尻尾についているリボン―――愛嬌醸し出す緑の尾紐を軽く揺らし、式神としてニャンゲイザーを召喚。突如現れた巨大ロボットに、住民達は踊りながらも驚いていた。
 そりゃそうだ。彼らの行動の意味や意味合いを知らなければ、ただただ輪になって踊って儀式を行ってロボットを召喚したようにしか見えない。しかもそのロボットまで踊りだすという、もはや珍妙不可思議としか言いようのない光景となってしまった。
「にゃーん♪」
「にゃーん♪」
「にゃんにゃーん♪」
 そんな住民達の不安や怯えはつゆ知らず、ニャンゲイザーを中心にエインセルと子猫達は踊り続ける。
 癒やし要素とメカ要素が合わさったダンスパーティ(という名前の儀式っぽい何か)は、ババアが来るまでひたすらに続いていたのだそうだ……。

成功 🔵​🔵​🔴​

アシュリー・シュネーヴァルド
レスリングは真剣勝負が出来て楽しかったですね。次は……わわ、体が勝手に動き出しちゃいました!(足がステップを踏み出す)
どうしてなんでしょうか……?ま、でもこれはこれで楽しいからいいですね。気にしないで踊りましょう!(元気いっぱいに足のステップに合わせて手や体の振りをつけていく)

せっかくですし、もっと賑やかにしちゃいましょう!【スノーマンズ・パレード】で雪だるま達を呼び出して一緒に踊ります。アシュリーの踊りを真似して踊ってくださいね!(リズムに合わせて軽やかに跳び跳ねながら)

他の人との絡み・アドリブ歓迎



●ぴょんぴょん雪だるま
「レスリングは真剣勝負が出来て楽しかったです。さて、お次……は……??」
 アシュリーがレスリング会場からダンス会場へと足を踏み入れると、何故か突然身体が踊りだす。彼女が考えるようなステップを踏むわけではなく、ただただ踊りっぽいから踏んでいるといったような軽いステップが始まる。
「わ、わわ! 身体が勝手に~~!?」
 踊りたくなくても踊ってしまう環境。それこそがババアが巧妙に仕組んだ罠の一つであり、レスリングが終わって連れてこられたこの場所で無理矢理踊らされるという劣悪な状況となっているのだ。
 ……が、アシュリーは特に気にすることはなく、むしろ楽しいからと元気よく踊り始めた。その元気の良さには、無理矢理踊らされている住民達も少し勇気をもらえたようだ。
 楽しく踊っている中、彼女はふと周りを見る。無理矢理踊っている状態というのもあって、楽しんで踊っている者が誰一人としていない。これでは踊りが終わったとしても、ただの苦痛として受け入れるしか出来ないだろう。
「……せっかくですし、もっと賑やかにしちゃいましょう!」
 そこで彼女は、賑やかにするためにユーベルコード『スノーマンズ・パレード』を使い、雪だるまを60体ほど召喚。やってきた雪だるま達に踊りを真似するように指示して、くるくると踊ってみせる。
 アシュリーのステップに合わせ、60体もの雪だるまが「1」と書かれた頭のバケツが遠心力で振り落とされそうになりつつも、くるくる回る。中にはバケツを頭から落としてしまい、被り直す雪だるまもいる。
 ぴょんと飛べばぴょんと飛び、くるりと回ればくるりと回り、手を振り回せば手を振り回す。アシュリーと雪だるまの息ぴったりなダンスは、会場内の住民達も一緒に踊れる可愛らしい会場へと早変わりしていた。
「みなさん、無理せずゆっくり踊りましょう! アシュリーに合わせて踊れば、痛みは少し抑えられますよ!」
 住民達が会場内に蔓延する奇妙な力によって無理矢理踊らされているのは、アシュリーも重々承知済み。無理矢理踊る状況になるのならば、逆に身体に負担しない程度の踊りをゆっくりと踊れば良いということ。
 その発想は無かった!! と住民達が納得。アシュリーと雪だるま達に合わせてゆっくりと踊り、痛みが出ないようにステップを踏んで彼女達のリズムに合わせ、終わりの時間が来るのを待った。
「ダンスは楽しく踊らなきゃ、です!」

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『最恐・妖怪ババア』

POW   :    千歳たる年の功
全身を【見るからに凶悪な攻撃的オーラ 】で覆い、自身の【これまで生きてきた年月】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
SPD   :    スーパーBBAチョップ
【触れた者を畏怖させる禍々しく邪悪な妖力 】を籠めた【死角への瞬間移動による接近から続く手刀】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【戦おうとする意志】のみを攻撃する。
WIZ   :    老人会強制加入の呪
攻撃が命中した対象に【突然の耐えがたい腰痛や膝などの痛み 】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【身体の急激な老化とそれに伴う体調不良】による追加攻撃を与え続ける。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ミカエラ・マリットです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 カッパと戦うレスリング。
 無理矢理踊らされたダンス。

 こんな苦行を作り出したババアは、高みの見物だ。
 皆が苦しむ声を肴に、優雅(?)に酒を飲んでいる。
 なお住民達に貢がせたものらしい。いつの間に。

「ヒッヒッヒッ! いいねぇ、いいねぇ! アタシをババアを見下した奴らの悲鳴と言ったら、最高だねェ!」

 ごくりと貢がせた酒を一気飲み。
 他人の金で飲む酒は美味い。これに尽きる。
 ついでに他人の金で買った肉も食う。美味い。

 更に踊れと、更に戦えと、ババアは煽る。
 領域を拡大するかのように会場の範囲はゆっくりと広がり、カクリヨファンタズムをじわじわと侵食してゆく。

 このままババアを放置すれば、被害の拡大は待ったなし!
 (ちょっとスルーされ気味だった)幽世蝶の導きのままに世界が滅んでしまう!
 どうにかしてでもババアを止めなくては!!


-----------------------------------------------

 プレイング受付:1/30 8:31~
 プレイングボーナス:「ボケ倒し」 or 「ツッコミを入れる」

 ババアとの戦いです。
 周囲にはババアの手によってじじばばにされた住民がいます。
 彼らは皆、レスリングとダンスの犠牲となって腰をやってます。痛い。
 ボケ倒しが発生した場合、彼らからツッコミが入ることでしょう。

 ツッコミが発生した場合はババアへのツッコミ力がちょっと上がります。
 1ハリセンぐらいはあると思います。

-----------------------------------------------
エインセル・ティアシュピス
【アドリブ連携大歓迎】
にゃーん!でたなーいじわるおばーちゃん!
まいにちがんばってるみんなやびょーきのひとにひどいこというのはぼくがゆるさないんだからっ!
ぷんすこぷんのぷくぷくぷ―っだ!(あっかんべ的ノリ)

おばーちゃんがそんなひくつになってみんなにわるいことしちゃうからみんなもやめてっていうんだよ!
おばーちゃんぼくよりながいきなのにそんなこともわからないの!?

って、ぼくがぶーぶーいって【時間稼ぎ】にゃーん!
【指定UC】【式神使い】でぬのやりさん(装備「生命を守護せし霊布の聖槍」)にこーげきしてもらって【浄化】するよ!
よーかいさんやほかのいぇーがーさんへのこうげきはぼくが【結界術】で【かばう】ね!


アシュリー・シュネーヴァルド
なるほど、あなたがババアですか。衣装はあまりそれっぽくはない気がしますが……?
あ、それよりここで高みの見物をしてるよりも、中心で参加した方がお祭りは楽しいですよ!嫌でもアシュリーが引きずり出しますからね!

うわあ、このババアって空も飛ぶんですね!(目がキラキラ)それならアシュリーも【ウィンター・ジェネラル】で飛びますよ!吹雪でババアの動きも少しは鈍くできるでしょうか?

敵の攻撃は盾で受けつつ、敵をこちらにおびき寄せます。近づいて来たらカウンターとしてシールドバッシュやランスチャージといった強力な一撃を食らわせます!

他の人との絡み・アドリブ歓迎



●子猫とウサギのぶーいんぐ!
「にゃーん! でたなー、いじわるおばーちゃん!」
「だぁれがいじわるおばあちゃんじゃい!!」
 幼子とババアのやり取りが繰り広げられる。傍から見ればそれは、聞き分けのないばーばを叱る幼稚園児そのもの。しかもエインセルはぷくーっと頬を膨らませていることから、相当怒っているというのがわかる。
 アシュリーもエインセルの言葉にうんうんと頷く。高みの見物をしているババアはツバを飛ばしながらキレ散らかしているが、そっちよりもエインセルのほうがとても正論である。
「ぷんすこぷんのぷくぷくぷーだよ! ねっ、アシュリー!」
「ええ、そうですよ! アシュリーもぷんすこぷんのぷくぷくぷーです!」
 エインセルの真似をするように、アシュリーもぷくーっと頬を膨らませた。しかもアシュリー、ババアを見て何かに気づいたのか、ぷくーっとした顔を解除した後にこんなことをつぶやく。
「……というか、衣装はあまりそれっぽくない気がしますが……??」
 ババアの衣装に目が行ってしまった。確かにババアの衣装はフェスティバル感がなく、どちらかと言うと気品ある舞踏会での衣装にも見えるだろう。だからこそ、優雅に酒を飲んでいるのかもしれない。
 だからなのか。アシュリーの目にも、エインセルの目にも、ババアが楽しく『参加』していると思えなかった。ババアを楽しませるならどうしたらいいだろうと考える2人は、ぽん、と閃く。場所が悪い、と。
「それより、ここで高みの見物してるよりも、中心で参加したほうがお祭りは楽しいですよ! ねっ、エインセルさん!」
「たしかに! おばーちゃん、そんなひくつになっちゃうのはたのしくないからだよ、きっと!」
「そうですよ! 楽しかったら卑屈になったりしませんって!」
「そーだよ! ひくつになっちゃってみんなにわるいことしちゃうから、みんなもやめてーっていうんだよ!」
 ぐいぐいと子猫とウサギがババアを押し出す。どうにか踏ん張るババアだが、悲しきことにババアの脚力というのは衰えによって上手く地に刺さらないものである。

 祭りの中央まで無理矢理連れてこられたババアは、流石にキレる。全員をババアにするのが目標だった故に、自分がこの場に舞い降りるのは筋違いだろうと。
「あたしゃ痛みに悶えるクソガキ共を見ながら優雅に酒を飲みたいだけさね!! 邪魔するんじゃないよ!!」
 ババアの周囲に見るから凶悪そうなオーラが漂い始め、ふわりと宙に浮いた。それだけでも恐ろしい光景だと言うのに、なんとこのババア、瞬間移動まで使い始めたではないか。生きた年数に比例した戦闘力、やばい。
 相手の戦闘体勢に気づいたエインセルは、素早くユーベルコード『式を統べる白猫術士』を発動させ、式神使いの力を存分に発揮。生命を守護せし霊布の聖槍を操り、アシュリーの壁として大きく振るう。
 どうやら、ババアが瞬間移動を用いてアシュリーに近付き、手刀を振り下ろそうとしていたところだったようで。間一髪のところで槍は手刀を弾くことが出来た。
「わっ! ……エインセルさん、ありがとうございます! あのババアすごいですねー!」
「にゃーん! へんなところから出てきたり、おそらとんだりやっかいだよー!」
「ふふふ、それならアシュリーも飛びますよー! 真冬の世界を、見せながら!」
 ひゅう、と風が吹いた。エインセルが少し寒そうに身をブルブルと震わせていると、アシュリーの姿がみるみるうちに変化していることに気がつく。アシュリーのユーベルコード【ウィンター・ジェネラル】によって、彼女は雪と氷を纏った騎士の姿に変身していたのだ!
 とん、と軽く地面を蹴っただけのアシュリーだったが、その速度はババアの速度の比ではない。どうにかアシュリーに追いつこうと空を飛んでも、ババアはしわしわと追いつけぬまま。
 しかも彼女が振りまく弱めの吹雪によって動きが鈍っているため、近づけたとしてもアシュリーのシールドバッシュによる強力な一撃がババアに待ち構えている。
 ガンッ!ゴンッ! とシールドバッシュの音が何度も鳴り響き、やがてはババアはアシュリーへの攻撃を諦める。
「……こーなりゃ、アンタを優先するしかないねぇ!!」
「にゃーーん!!?」
 エインセルへと牙を向けたババアは、瞬間移動を使ってエインセルへと近づく。が、その動きはエインセルにも、空を飛んでいるアシュリーにもわかりやすい動きとなっていたため、再びエインセルは聖槍を操って大きく薙ぐ。
 彼らがババアの瞬間移動に気づけた理由は、アシュリーの弱めの吹雪が周囲に放たれており、ババアの大きな編み込みの髪に雪が積もっている状態であること。それと同時にエインセルの結界術の効果もあり、雪が頭に乗っかったままのババアが吹雪の打ち付けないエインセルの結界に入ることで、視覚的にも感覚的にもバレてしまっていたのだ。
「よーし、エインセルさん! 最後のトドメいっちゃいましょう!」
「はーい! アシュリー、いっくよー!」
 聖槍と真っ白な槍が一直線に走ると、ババアの身体が大きく、真っ白な雪の中へと吹き飛んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

神代・凶津
漸く元凶のババアのお出ましって訳か。
何だ、ババアって言われるのが気に食わねえってか?
そいつは悪かったな、老害干物クソババアッ!!
「・・・お婆さんを余り煽らない。頭の血管が切れちゃう。」
いや、相棒もさらっと煽ってるぜ。

いくぜ、相棒ッ!
「・・・転身ッ!」
雷神霊装で相手だぜッ!

高速移動で戦場を縦横無尽に駆け抜ける。ババアには追い付けないかぁッ!・・・ってうおッ!?ババアの癖に力強い動きだな、おいッ!?
破魔の雷撃を纏った妖刀の斬撃放射をぶちこんでやる。
更にババアがチョップしてきそうなタイミングと死角を見切って避けつつ逆にカウンターを叩き込んでやるよッ!


【技能・破魔、見切り、カウンター】
【アドリブ歓迎】



●ババアと言われたくないなら……
「漸く元凶のババアのお出ましってわけか」
 カタカタと桜の手の中で、凶津が呟く。ババアはふんぞり返って酒を飲み、やってきた2人にブチ切れる。ババアという名称を使われ、超ご立腹だ!
「だぁれがババアだ!!! おばあさんとお呼び!!」
「何だ、ババアって言われるのが気に食わねえってか? そいつは悪かったな、老害干物クソババア!!」
 凶津が桜と合体する前で良かったのかもしれないと思えるほどの口の悪さ。きっと、凶津は今なら中指を立てて煽っていたかもしれない。そんな勢いだ。
 あまりの口の悪さに、桜はコツンと凶津という仮面を叩いて軽くお説教。曰く、あまり煽るんじゃない、と。
「お婆さん、脆い頭の血管が切れちゃうから」
「いや、相棒もサラッと煽ってるじゃん」
 軽く言い流しただけだったが、桜の一言はしっかりはっきりとババアの耳に届いていたようで……。
「誰が脆いだってええええぇぇぇぇ!!??」
 これ以上無いほどにブチギレたババアは、持っていた徳利を叩き割って戦闘態勢に入る。戦闘となれば凶津と桜も準備をしなければならず、素早くユーベルコード『雷神霊装』を発動させた。
「いくぜ、相棒ッ!!」
「……転身ッ!!」
 バチリ、バチリと雷が辺りに小さく轟く。凶津の仮面と桜の身体という2人の力を1つにした霊装は、彼女達の力の質を変える。霊装の力によって高速移動を可能にした凶津達だったが、それよりもババアの死角からの瞬間移動のほうが上手だったようだ。
「うおっ!? ババアの癖に力強い動きだな、おいッ!?」
「ヒッヒッヒッ! ババアと侮ってもらっちゃあ困るんだよねェ!!」
 大きく振るわれる手刀を、桜は見切って無銘の妖刀で弾く。霊装から放出する雷をまとわせていたおかげで刀身に影響はなかったが、力強さを感じた。気を抜けば、次の手刀が繰り出されるまでの死角を見つけることが出来なくなるだろう。
 しかし、ここからが2人の真骨頂。桜と凶津という2人であれば、目の前の手刀に対応しながら、次に狙われるであろう死角を察知して判断するという行動を同時に行えるからだ。
 破魔の雷撃を纏った無銘の妖刀を振り下ろし、手刀を叩き折ってその場から一度離れた。次の手刀に至るタイミングを図りながら、死角を見切って……。
「……そこだッ!!」
 今一度、無銘の妖刀を振り下ろす。何もないただの空間なのだが、そこは凶津も桜も確信した絶好のポイントだったようで。
「ぎゃあああぁぁぁっっっ!!!」
 ババアの悲鳴が辺りに大きくこだまする。2人が振り下ろした雷鳴の妖刀は、ババアの腕をしっかりと捉えていたのだった。
「さあ、ババア! まだまだやられ足りねぇんじゃねぇかッ!?」
「……まだまだ、たくさんお相手してもらいますからね」

大成功 🔵​🔵​🔵​

山梨・玄信
うーむ。人知れずツッコミ音頭を踊っている内に、とうとうババアの登場か。
全力でツッコミ(物理)させてもらうぞ。

【POW】
先ずは再び褌一丁になり、脱ぎ力を高めたらUCを発動するのじゃ。
…言っとくがボケてる訳じゃないぞ。そういうUCじゃ。

UCで強化されたオーラ防御を全身に展開し、時速9900㌔でババアに急接近して渾身の浸透拳(防御無視攻撃)をお見舞いするのじゃ。

「ババアだけが見下されてると思うな!褌一丁のドワーフも見下されておるんじゃぞ!脱ぎドワーフだの変態だのマッチョショタは趣味じゃないだの…。ついにはヌギカル☆玄信などという渾名まで付いて、UCまで出来てしまったのじゃ!」

アドリブ大歓迎じゃ。



●ババアだけが見下されるわけではない!!
「うーむ。人知れずツッコミ音頭を踊っているうちに、とうとうババアの登場か……」
 こっそりとツッコミ音頭を踊っていた玄信は、高台で酒を飲むババアを見上げる。どうにもババアは彼には気づいていないようで、住民達にさらなる踊りを追加させている様子が伺えた。
 むしろ今は好都合ではないのだろうか。そう考えた玄信は、ババアに見つからないように褌一丁になり、ユーベルコード『ヌギカル☆玄信』を発動。脱ぎ力(ヌギチカラ)のために褌一丁となった彼の身体は大きく光り輝き、露出度とその力に比例した戦闘力を手に入れる。更には時速9900kmの飛翔能力を手に入れることが出来るため、玄信は一気に地を蹴ってババアに近づいた。
「んなぁあっ!!?」
 もちろん、光り輝く褌一丁の男が急に足元から現れたら誰だってビビる。オブリビオンなババアでも。
 ぐるぐると飛び回る光輝く玄信を、なんとか視界に捉えようとするババア。しかしその速度はババアの視界に捉えることは難しく、一直線に近づいたことに気づいたのは彼の浸透拳がババアの鳩尾に綺麗に決まってからだった。
 大きく跳ね上がるババア。光り輝く褌一丁の玄信。傍目から見ると何が起こっているのか、またなんでそんな事になっているのか、住民達も理解が及ばない。
 いや、というか理解してはいけないのかもと目をそらす者が現れた! その動きをしっかりと捉えた玄信は、ババアの反撃が来る前に大声で反論する。
「なんじゃ! 今目を逸らしたな!? いいか、ババアだけが見下されてると思うなよ! 褌一丁のドワーフも見下されておるんじゃぞ!!」
 そりゃあその格好で光り輝かれたら……という表情を見せる住民達だが、玄信には見えていない。それどころか、今までの出来事を思い出してはしんしんと涙を流した。
「脱ぎドワーフだの、変態だの、マッチョショタは趣味じゃないだの……。ついにはヌギカル☆玄信などという渾名までついて、ユーベルコードまで出来てしまったんじゃあ!!」
 ああ、そのユーベルコードってそういう流れで出来てたんですねー……と言いたげな住民が現れはじめる。ユーベルコードの成り立ちを大声で喋る玄信はその場で崩れ落ち、自分が見下されていたという過去を思い出しまた軽く涙を流す。
「んなこと知るかアアァァーーーー!!!」
 と、そこへババアが見るからに凶悪そうなオーラを纏って玄信へ突撃しようとするも、玄信はそれを上手く躱す。ツッコミ並の勢いだったが、これはボケではない! と大きく主張した玄信には通用しなかったようだ。
「いやはや、今のがボケと思われるとは……わし、ボケたつもりはなかったんじゃが」
 やれやれと首を振った玄信は光り輝く身体を軽く運動させ、今一度飛翔能力でババアの視界から消える。ババアが玄信を探す仕草を数秒行った後、玄信の拳がもう一度深く突き刺さった。


●そして、フェスティバルは終わる。
 凶悪なババアは敗れた。これで、カクリヨファンタズムに平和が訪れることだろう。
 痛みに耐えていた住民達も、しばらくすれば元通り。
 過酷な環境だったこともあって、住民達の身体はかなり健康的になったとか。

 ……幽世蝶なんてものもあったかもしれないが、それはそれ、これはこれ。
 世界の破滅が防がれたので、ヨシ!である。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年02月01日


挿絵イラスト