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悪役令嬢の国を盗れ!

#デビルキングワールド #お色気

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#お色気


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「をーっほっほっほ! をーほっほっほ!」
 おどろおどろしい城、巨大な玉座。そこにはツンとしたキツめのケモミミ美少女がちょこんと鎮座し、つやつやと値の張りそうな大きなブドウの房をつまみ上げ、一度にふた粒食べた! あんな立派なおブドウ様を一度にふた粒も!? ああなんという悪役っぽさ! これぞ悪役令嬢だ!
「あなたたち……わたくしがどんな悪だくみをしているか、あなたたちのようなチョイ悪には想像もできないでしょうけど……わたくし、極悪ですわよ!」
「キャー!! 悪役令嬢様!!」
「あまりにも悪そう!」
 可愛らしいかんばせを性悪そうに歪めて微笑む少女の姿に、悪魔たちは大盛況だ!
「わたくしのためにDを集めて献上あそばせ! 集まったあかつきにはなにか粗悪品を下げ渡してもよろしくてよ!」
 人に協力を強要しておいて粗悪品を!? なんたる悪さ!! その悪のカリスマ性に気絶者まで出た。
「をーっほっほっほ! をーっほっほっほ!」
 悪い笑いがいつまでも悪い響きを響かせ続けていた。

●「デビルキングワールドの小国が侵略されているヨ」
 集まった猟兵達を見回したロバート・ウォン(東方妖怪の猟奇探偵・f30564)は語りだした。
「とあるオブリビオンがその圧倒的な悪のパワーによって悪魔達を惹き付け、新しい国『悪役令嬢の国』を作ったアル。『悪』ってついてるしネ。わかりやすいのが受けたっぽいよネ。どうやら悪魔たちを使ってDをかき集めるのが目的のようヨ。魔界の通貨『D(デビル)』には魔力が籠められてて、オブリビオンは、それを大量に集めれば『カタストロフ級の儀式魔術』が使用できるという『予知』がなされたヨ。つまり、このまま集めさせるわけにはいかないってことネ」
 ロバートがとんとんとこめかみを叩いて、説明を始める。どうやらまだこのあたらしい世界の出来事に慣れていないようだ。
「悪役令嬢の国に一番近いのはグレモリア族の国ネ。グレモリア族たちに協力してもらって侵略を阻止するのが一番手っ取り早い。オブリビオンと共に戦う仲間にしてしまえばいいヨ。ワルさを見せつけてやればコロっと仲間になってくれるだろうし、ぶちのめして協力させることも可能ではあるヨ。ただ、悪役令嬢は悪のカリスマ。こちらが実はワルくないとわかったら、仲間になった時と同じくらいコロっと寝返ると思うカラ、あっちよりワルいことをアピールしながら戦う必要があるネ。検討を祈るヨ」
 そう言うと、ロバートは転移の準備を始める。
「ちょっとくらいワルぶったところで、皆サンの魂が傷つくことはないと思うカラ、いい子の猟兵もたまには悪い顔、しチャイナ」


星野ユキヒロ
 星野ユキヒロです。デビキンワールド、書きたくてうずうずしていました。

 今回のシナリオは三章構成です。

●一章
 集団戦ですが戦闘ではありません。グレモリア族たちを仲間にしてください。種族の関係上若干のお色気はあるかもしれませんが、センシティブまではいかないつもりです。どうしても苦手な方はお気をつけてください。ワルさを見せつけるか、腕力で解決するかといった感じの勧誘になります。

●二章
 戦場にて、悪役令嬢配下の悪魔軍と激突します。敵の軍勢は大軍ですが、第一章で仲間にしたグレモリア族達が共に戦ってくれます。

●三章
 猟兵は敵軍を突破し、悪役令嬢と戦います。悪役令嬢は悪のカリスマを充分に発揮して戦うので、猟兵達もグレモリア族を惹き付ける悪で対抗しながら戦いましょう。周囲の戦闘中のグレモリア族達は、悪のカリスマに敏感なので、猟兵が『悪っぽくない善良な行動(悪魔的に恰好悪い行動)』を取ってしまうと、敵側に寝返ってしまうかもしれません。
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第1章 集団戦 『グレモリア族』

POW   :    好きなんですよね、こういうの♪
【相手を骨抜きにする天性の技巧】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【嗜好と弱点】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
SPD   :    素直になっちゃった方が、いいですよ♪
【甘く蕩ける声】を籠めた【脳に響くような言葉責め】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【理性と道徳心】のみを攻撃する。
WIZ   :    こっちの方がいいですか?
【グレモリア族(男性)】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「ねえ、外の人が来たらさ、あっは〜ん、何急いでるの〜? お姉さんが時間を忘れさせてあげる〜、ってやって堕落に導けばいいんだよね?」
「うお、うまいうまい。もし腕力で逃げられそうになったら俺たちがなんとかするから、屈強なのが来たら回してな」
 グレモリア族は案外真面目なので国の入り口の門の前で念入りに悪行の打ち合わせをしていた。そんな中訪れる猟兵たち。果して彼らを仲間にすることができるのか?
エドゥアルト・ルーデル
悪役令嬢の国とか何その素敵ワード!楽しみで拙者ワクワクすっぞ!

協力を仰ぐグレモリア族ってナイスバディ揃いでござるな!いいじゃない…
でも別のタイプも欲しくなるじゃん!いい感じの子が欲しいですぞ!いない?
ワクワクしながら待っていた拙者の前に現れたのは…【グレモリア族(男性)】!
男じゃねーか!拙者好みのロリっ子は!?よくも騙したアアアア!!騙してくれたなアアアア!!!
両手を【流体金属】で覆い鉄拳制裁!男共の顎に右フックの一撃!こめかみに肘!連打!連打!連打!

理性を失う勢いでいキレ散らかして男衆を顔面ボコボコに処してしまったがスッキリしたからまあいっか!男はほったらかして悪役令嬢の国に期待でござる!



「悪役令嬢の国とか何その素敵ワード! 楽しみで拙者ワクワクすっぞ! でもとりあえずはグレモリア族に協力を仰ぐのが先でござるね〜」
 黒い髭を捻りながら意気揚々と入国してきたのはエドゥアルト・ルーデル(黒ヒゲ・f10354)。そんなオヂサンを堕落させてやろうとグレモリア族が群がる。
「あっは〜ん、おぢさま、時間なんか忘れちゃわない〜?」
 しなだれかかる豊満な肉体にエドゥアルトは目尻を下げる。
「協力を仰ぐグレモリア族ってナイスバディ揃いでござるな! いいじゃない……でも別のタイプも欲しくなるじゃん! いい感じの子が欲しいですぞ! いない?」
 ほれっ、つるっと! ペタッと! とジェスチャーで希望を知らせるエドゥアルト。グレモリア族は顔を見合わせて相談を始めた。
「えっと、あの、こっちの方がいいですか?」
「男じゃねーか! 拙者好みのロリっ子は!?」
「いや、俺たちの種族、大人は割と豊満だから。子供はちょっと」
「よくも騙したアアアア!! 騙してくれたなアアアア!!!」
 両手を流体金属で覆い、突如暴れ出すエドゥアルト。
「うぁアアアアアアアン男が! いなくなるまで! 泣くのをやめなああアイ!!」
 理性を失う勢いでキレ散らかし、男のグレモリア族をボコボコにしていく。顎フック! こめかみに肘! 連打連打連打! 制御不能の暴れ馬の如し!
「フー、あまりのがっかり感に別に何もしてない男衆を顔面ボコボコに処してしまったがスッキリしたからまあいっか! 男はほったらかして悪役令嬢の国に期待でござる!」
「む、むちゃくちゃすぎる。なんて悪いんだ」
「極悪、素敵〜」
 すっきりさっぱりと入国していく髭男をグレモリア族は羨望の眼差しで見ていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

久遠・翔
アドリブ絡みエロ歓迎
純潔死守


悪役令嬢の国…悪役令嬢だけじゃ成り立たないんじゃないかなその国
そして何かポンコツ臭がするような…?


ともかく協力を求めないと
って、なんか入った瞬間囲まれた!?
ちょっ、何で皆さん興奮状態に…何で部屋の中に連れ込もうとしているんっすか後色々当たっているからぁ!?

そんな感じで建物の部屋の中に連れて行かれ何か色々されます
ただ、後半あたりからグレモリア族の艶声ばかりが聞こえ徐々に減っていきます
UCの影響で色々されると逆に強くなり理性も溶かされ逆に攻め落としていきます

建物から出るとメロメロにされたグレモリア族達がご主人様と抱き着いているが記憶が全くない
使役したわけじゃないよね…?



「悪役令嬢の国……悪役令嬢だけじゃ成り立たないんじゃないかなその国
そして何かポンコツ臭がするような……? ともかく、グレモリア族に協力を求めないと」
 続けて入国したのは久遠・翔(性別迷子・f00042)。可愛らしい顔とすらっとしたパンツスタイルで、女性のようにも見えるし男性のようにも見えた。しかし、どちらにせよサラサラな灰色の髪とつぶらな黒い瞳はとても可愛らしい造形をしている。門の近くでなにやら怪我をしているらしい男性グレモリア族を介抱しているグループに接触を試みた。
「きゃー! 可愛い!! あなた、男の子? 女の子? お肌すべすべ~、どっちでもいいからおねえさんと堕落しよお~ん? こっちに専用の部屋があるから~ん♡」
「ちょっ、何で皆さん興奮状態に……何で部屋の中に連れ込もうとしているんっすか後色々当たっているからぁ!?」
「あら、鼻血が出ちゃいました? 見かけ通りウブなのね? それともお兄さんのほうがいいですか?」
「お兄さんもキミみたいな子は好きだよ?」
 真っ赤になって鼻血まで出た翔をわっせわっせと小部屋に連れ込むグレモリア族。根が真面目なので堕落半分、普通に介抱半分で胸元を寛がせようと翔の胸のボタンをぷちぷちと外すと……。
「あら、結構豊満~私たちにも負けないワガママボディじゃない!」
「やっぱり女の子だったんですね」
「俺たちが蕩かせてあげるからね……」
「違う~、俺は男なんすよぉ……あ、そんなとこ、そんなにしたら、あっ、ひん……」
 人を堕落させる手練手管を日頃真面目に訓練しているため、的確に翔の快楽を引き出していくグレモリア族たち。しかし彼らは知らなかった。翔が無自覚に女性を魅惑する妖しいフェロモンを纏い、自身が敵から受けた凌辱や快楽、恥ずかしさに比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得ることを。響いていた翔の嬌声はいつの間にか女性グレモリア族たちのそれに入れ替わり、立場が逆転している。異変に気付いたのは一人だけ交じっている男性グレモリア族だった。
「え、パネェ……この人、俺たちよりすげえ性豪だ! べ、勉強させてもらいます!!」
「あひぃっ! ちょ、見てないで、助けて! 変になっちゃう!!」
「あっ、ああっ、こ、こんなの知らないっ! 猟兵って凄いですぅ!」
 小一時間して、部屋から出てきた翔はキスマークまみれで茫然とグレモリア族たちにしなだれかかられていた。
「ご主人様ぁ、もっと可愛がってくださぁい」
「もうこんなの忘れられないのぉ」
「オス! 俺一生ついていきます!!」
(き、記憶が全くない。えっと、使役したわけじゃないよね……?)
 肌を艶々させながら、無自覚の目的達成に首をひねる翔だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鍋島・小百合子
この世界で戦うには悪役令嬢と同地位を築かねば太刀打ちできんとはなんと皮肉か

『したにー、したにー。ここにおわすは異界より参じた鍋島家の姫君であたせられるぞ。頭を下げよ!』
久方ぶりに袖を通す姫装束に身を包んでは馬に乗り、UC「群制御動陣」で呼び出した薙刀兵93名で武者行列を作って魔族の街を闊歩
頭が高い無礼者や行列を割る痴れ者には重箱の隅をつつくが如く我が兵力をもって討ち果たしてくれる
…とはいえ度胸には見上げたものがあると見、我が兵として召し抱えてやろうかの。むしろそれが目的であるしの。
命を拾ってやったのじゃ。有り難き幸せと思うがよい!ほほほ!

※『』の台詞は薙刀兵10名を合体させた薙刀兵長の台詞



『したにー、したにー。ここにおわすは異界より参じた鍋島家の姫君であらせられるぞ。頭を下げよ!』
 グレモリア族の国には異様な武者行列が大通りを闊歩していた。その数93名。薙刀兵長の口上は通りの隅々まで良く通る。その行列の主は鍋島・小百合子(朱舞の女丈夫・f04799)。オブリビオンに滅ぼされた肥前鍋島藩出身の息女。 義を重んじる女武者であった。黒髪、色白の肌を久方ぶりに袖を通す姫装束に身を包んで馬に乗り、勇壮かつ淑やかに街道を征く。
「なんて禁欲的な装束。これは堕落させがいがありそう」
 悪いもの、珍しいものに目がないグレモリア族が集まってきた。
「女武者さーん、こんなところでそんなに気を張っても疲れません? 素直になっちゃった方が、いいですよ♪」
「私たちと堕落して悪逆の限りをつくしましょう?」
 甘く蕩ける声色で、小百合子の理性と道徳心を揺さぶろうとするグレモリア族たちを一瞥すると、小百合子はすっと片手を上げる。
「我は呼ぶ、武を誇らんと勇む戦女達……かかれ!」
 呼びかけに呼応し躍りかかるのは刻印を受けた女兵たち。
 大通りのあちこちで切ったはったの大立ち回りを繰り広げる。その強さは鬼神のごとし。たちまち降参したグレモリア族が山となった。
「頭が高い無礼者や行列を割る痴れ者には重箱の隅をつつくが如く我が兵力をもって討ち果たしてくれる……とはいえ度胸には見上げたものがあると見、我が兵として召し抱えてやろうかの。むしろそれが目的であるしの。命を拾ってやったのじゃ。有り難き幸せと思うがよい! ほほほ!」
 高笑いの小百合子に感銘を受けたグレモリア族たちがこぞって武者行列に加わり、やがて大行列へと変化していった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『セントウイン』

POW   :    ㉕セントウイン
【自身の筋肉】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
SPD   :    ①セントウイン
レベル×1体の、【仮面】に1と刻印された戦闘用【①セントウイン】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ   :    ⑩セントウイン
レベル×100km/hで飛翔しながら、自身の【厨二オーラ】から【暗黒破壊滅殺光線】を放つ。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
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👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 悪役令嬢の国とグレモリア族の国の間は、広い荒野で隔てられている。そこには今、悪役令嬢の軍勢がずらりと並んでいた。相手取るのは猟兵率いるグレモリア族の若者たち。戦いの火蓋が今切って落とされる。
鍋島・小百合子
SPD重視

淫らな魔族共も兵力として蓄えいざ合戦と参らん!

「わらわと兵長で隊を二手に分けて進撃す!各隊迫る雪崩の如く敵を討ち果たせ!」
前章で行使したUC「群制御動陣」の状態を継続(94名の女薙刀兵とうち5名を合体させた兵長を召喚)
魔族を加えた兵員を半数ずつ二手に分け、わらわと兵長が戦闘知識込みでそれぞれ指揮
魔族を前衛に据え我が兵で支援、敵が合体しても数の力で押し上げて敵軍が減り次第包囲殲滅に切り替え(集団戦術)
倒れた我が兵達は合体させていく
わらわは先鋒に立ち、魔族には檄、兵達には鼓舞しながら我が薙刀の武技にて蹴散らしてくれるわ(なぎ払い、範囲攻撃、鎧砕き、吹き飛ばし、先制攻撃併用)

全軍!突撃!!



「淫らな魔族共も兵力として蓄えいざ合戦と参らん!」
 街中からはじまり大きく膨れ上がっていた小百合子たちとグレモリア族の大行列はそのまま大軍となりそのまま小百合子の力となっていた。
『一円を笑うものは一円に泣く!』
 対するは悪役令嬢の軍隊のセントウイン。1、と刻印された顔面の雑兵がわらわらと現れ、これまた大軍をなして迎え撃つ。
「わらわと兵長で隊を二手に分けて進撃す!各隊迫る雪崩の如く敵を討ち果たせ!」
 薙刀兵長率いる薙刀兵たちは小百合子の命ずるままいくらかのグレモリア族を先導して、大軍は大きく二つに別れて進んだ。
「全軍、突撃!」
 わぁーっと鬨の声をあげて、二つの軍隊がぶつかり合う。
「淫らな魔族共よ! 国を護りたければ己で戦うのだ! この戦いに限ってはそなたたたちがどのような悪逆な手を使ってもあえて目を瞑ろう! それがこの郷の戦い方ならわらわとてその郷に従うまで!」
 小百合子の激励に、おーっと沸き立つグレモリア族たち。
 グレモリア族を前衛に置き、小百合子の薙刀兵が支援する形で戦を進めていく。その過程で倒れた薙刀兵は合体させてさらに強い手勢にしていった。意図せず、それは相対するセントウインと同じ仕組みの戦い方だった。
「同じようなことを考える者は居るものじゃのう!」
 先陣を切った小百合子は見事な薙刀の武技で敵兵を蹴散らしていく。猛々しくも美しいその姿はまさに戦姫の名がふさわしかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

蒼月・暦(サポート)
 デッドマンの闇医者×グールドライバー、女の子です。

 普段の口調は「無邪気(私、アナタ、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 嘘をつく時は「分かりやすい(ワタシ、アナタ、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

無邪気で明るい性格をしていて、一般人や他猟兵に対しても友好的。
可愛い動物とか、珍しい植物が好き。
戦闘では、改造ナノブレード(医療ノコギリ)を使う事が多い。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「皆、よろしくね」
 グレモリア族の軍勢の中に、一人の少女が紛れていた。蒼月・暦(デッドマンの闇医者・f27221)だ。可愛らしいセーラーカラーに帽子をかぶった姿は戦場には不釣り合いに見える。
 暦が降り立ったところには、グレモリア族に倒さればらばらと散らばった1セントウインが合体し10セントウインがそこここに現れはじめていた。
『くらえい! 暗黒破壊滅殺光線!』
 10セントウインは高速で飛翔しながらビビーッと厨二オーラからなる光線を照射して攻撃をしてくる。グレモリア族にも羽はあるものの、高速移動には向かない形状のため苦戦していた。
「飛び回れるのは自分たちだけだと思ってる? よーし、この改造された肉体に、恐れ戦くが良いよ」
 いたずらっ子のように笑うと、暦はジェットエンジンを背中に装着した姿に変身、改造ナノブレードを手に飛び立った。
 手術に用いられる医療器具、しかし今は敵を解体する凶悪な武器だ。飛び回りながら10セントウインを解体していくその姿を見たグレモリア族は、無邪気な笑顔を見せる可憐な少女を恐ろしいとさえ思った。

成功 🔵​🔵​🔴​

ローズ・ベルシュタイン(サポート)
『さぁ、楽しませて下さいますわよね。』
 人間のマジックナイト×電脳魔術士、17歳の女です。
 普段の口調は「高飛車なお嬢様(私、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」、宿敵には「薔薇の棘(私、あなた、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は高飛車なお嬢様風の偉そうな感じです
花が好きで、特に薔薇が大好き
武器は、主にルーンソードや精霊銃で戦う。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「同じ令嬢でもずいぶん殺風景な領地に住んでいますのね。奪い取って薔薇の庭園にでもしてしまえば少しは美しい景色になるかしら。想像してみるとなかなか素敵なアイデアですわ。それにはまず、戦いに勝利しないと。さぁ、楽しませて下さいますわよね」
 赤い肌のグレモリア族の軍勢の中に、ふわりと夕暮れの髪の令嬢が降り立った。彼女はローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)。悪役ではない、生まれながらの令嬢だ。
『一円の金も五枚集まれば五円の魂ーっ!』
 上流階級の豪奢なドレスに、1セントウインがわらわらと群がる。彼女が触ったこともないような小さい金額だ。
「夕焼けの風が導く一閃、見切れますか?」
 薔薇の香りの微笑みと共に、ローズはルーンソード『夕の憩い』による素早い一撃でセントウインを切り捨てる。彼女が奔る度に薔薇の花弁がぱっと舞い散り、夕焼け色の風を纏った令嬢はだんだんとその素早さを増していき、その後には斃れたセントウインが山になった。
「まあ、見苦しいこと、あなた、片付けておいてくださいな」
 薔薇の花を剪定するかのように敵を摘み取るその手際に、グレモリア族たちは平伏した。

成功 🔵​🔵​🔴​

ゴリラ・シャーク(サポート)
 賢い動物の力持ち×鮫魔術士

ゴリラの身体にお腹にサメ(シャーク)が突き刺さってます
ゴリラは優しい「」で(おいら、~くん、~さん、うほ、だな)
例「よろしくうほ」「おいらが来たからにはもう安心だな」
シャークは荒々しい『』で(オレ、おめぇ、か、だろ、かよ、~か?)
例『よろしくたのむぜ!』
『なんだぁ、オレに喰われてえのか?』



シャークは元々UDCであり人やオブリビオンを食べていいかとゴリラによく聞きます。ゴリラは基本的に止めます。サメも大抵冗談で言ってます。

ゴリラは怪力を使い物事を解決します。基本的に戦術や行動方針もゴリラが決めます。
シャークは鋭い牙と水泳能力を使います。ゴリラに刺さったまま泳ぎます。



「おいらが来たからにはもう安心だな、よろしくうほ」
「なんだぁ、お前ら、オレに喰われてえのか?」
 戦場に聳え立つその姿! 筋肉はゴリラ、腹にはサメ! それはゴリラ・シャーク(森の賢者×海の支配者・f24959)!
「喰いてえ喰いてえ喰いてえなあ! おい、この赤い奴ら喰ってもいいのか!」
「ダメうほ。この人たちは協力してくれるグレモリア族って人たちうほ」
 ゴリラの腹に突き刺さったサメの、まさに海のあらくれといった振る舞いにおお~っ! と沸き立つグレモリア族。デビルキングワールドの悪魔たちはそもそも、こういうのが大好きだ!
『クォーター!!』
 ゴリラとサメが降り立ったところは、25セントウインが膨れ上がった筋肉で敵味方構わずまとめてぶっ飛ばしていた。
「むむ、大暴れなら負けないうほ」
「喰いでのありそうな筋肉じゃねえか!」
 サメがゴリラに刺さったまま戦場をすいすいと泳いで移動し、運ばれたゴリラは暴れる25セントウインの足をがっしりと掴んだ。
「それ、びったんびったん、うほ!」
 ゴリラは掴んだセントウインを振り回し、わらわらと群がる雑兵セントウインたちを蹴散らして回る。ぐるぐるとまわるその姿はさしずめゴリラシャークネードといった趣だった。

成功 🔵​🔵​🔴​

愛野・黒子(サポート)
「んー?戦いー?冒険ー?それともお祭りー?まぁやるかー。がんばるぞー」


ブラックタールのゴッドペインター×どろんバケラー、女性です。
普段はスライム状の不定形ですが、人間用の物を扱う時や何かしら人の姿の方がいいかなーと思うと女性の姿になります。
 普段の口調はおっとり

自身の体を軽視している節があり、ゴッドペインターとしての塗料は自分の体です。
また、自身の体を色々な姿に変えることができ、どろんバケラーと間違えられるようになりました。

行動方針としては、「いつの間にか関わったしー、まぁー、単純な作戦を立ててやってみるかー」
よくも悪くもあまり考えず行動します。

あとはおまかせします。よろしくお願いいたします。



「んー? 戦いー? 冒険ー? それともお祭りー? まぁやるかー。がんばるぞー」
 戦場にどぷんと流れ込んだのは愛野・黒子(ブラックタールのゴッドペインター・f13343)。むにょんむにょんと揺れると、漆黒の女性の姿になったり、また不定形に戻ったり安定しない。
「ここには未来はいなそうだけど……乗りかかった船っていうし……いろいろやってみよーっと」
「うわ、なんだ、ヘドロ?」
「やめとけ、さっき人の姿になってたぞ、この人も猟兵なんだ」
「いろんな人がいるのね……」
 足元をにゅるにゅると移動する黒子に反応してグレモリア族が色々と話しているのが聞こえる。
(……ずっとヘドロの化け物って言われてた。……わたしってなんなんだろーねー)
 考えても答えは出ない。未来だったら教えてくれたのかな?
『暗黒破壊滅殺光線!』
 むるむると震える黒い塊に気付いた10セントウインが飛んできて光線を撃ってくる。黒子は真ん中からむにゅっと分かれて光線を避けるとまた元に戻り、塗料とみなした己の体を射出してセントウインを撃ち落とした。黒く染まった地面で自分を強化しながらセントウインを次々と撃破していく黒子。
「黒い……なんて黒いんだ」
「黒いのは、悪いな。素敵だ」
 先ほどとは違って、黒子を見送るグレモリア族の声はずいぶんと好意的だった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『悪役令嬢・イレーヌ』

POW   :    やっておしまいなさい!
戦闘力のない、レベル×1体の【取り巻き】を召喚する。応援や助言、技能「【精神攻撃】【物を隠す】【略奪】」を使った支援をしてくれる。
SPD   :    自分がこの場にふさわしいと思っておいでかしら?
対象への質問と共に、【自分の背後】から【取り巻き】を召喚する。満足な答えを得るまで、取り巻きは対象を【あんまり痛くない攻撃か、冗談のような罵倒】で攻撃する。
WIZ   :    ちゃんと話を聞いていたかしら!?
【指さした指先】を向けた対象に、【眩しいけどあまり痛くない稲妻】でダメージを与える。命中率が高い。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はニャコ・ネネコです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「むきーっ! 使えない鐚銭どもですわ! やはりはした金はわたくしには似合いませんわ!」
 でっかいチョコケーキをむしゃむしゃとやけ食いすることで、悪役令嬢イレーヌは戦いの前の精神統一をはかっていた。
 香りのよい紅茶でケーキを飲み下すと、口の周りをちょこまみれにしたまま大きな玉座にどっかと座る。取り巻きがやってきて口元をハンカチでぬぐうと、元の綺麗な顔になる。
「さあどこからでもかかってらっしゃい。わたくし、極悪ですのよ!」
鍋島・小百合子
POW重視

悪逆の姫とくればどのような者かと思えば年端も行かぬ童ではないか
興が冷めたぞ

「何を持って極悪か言うてみよ?まさか口だけではあるまいのう?口に菓子がついとるぞ」
口許に祭祀扇の先を当てながら悪逆令嬢とその取り巻きと舌戦
相手の言動を逆手にとって揚げ足をとり煽りながら挑発
逆に辱しめてくれるわ!

戦場という死地を潜り抜けたわらわには取り巻き風情の戯言など微風の如し
わらわに手を上げたり物を奪おう等という狼藉には平手打ち(範囲攻撃、吹き飛ばし、衝撃波併用)してくれる

舌戦を制せればUC【即興足軽兵召集発動】この場に一番相応しい者がわらわである事を魔族共に宣言
彼奴らに武器を与えて悪逆令嬢にトドメを刺させる



「悪逆の姫とくればどのような者かと思えば年端も行かぬ童ではないか、興が冷めたぞ」
 軍勢を率いて大階段を登ってきた小百合子はイレーヌの姿を認め、眉を顰める。
「何を持って極悪か言うてみよ? まさか口だけではあるまいのう? 口に菓子がついとるぞ」
 ぬなっ、と慌てて口元を隠すイレーヌ。
「ちょっと、ちゃんと拭いたんでしょうね!?」
「拭けてますお嬢様! あの女がウソをついてるだけですわ! 惑わされないでくださいませ!」
 令嬢仲間のような姿の取り巻きがイレーヌに鏡を見せて、菓子などついていないことを教えてやる。
「貴様、一体年はいくつなのじゃ? 自分の身だしなみも自分でできないとは、悪逆の姫が聞いて呆れるというもの……」
「わたくしはとっても偉いんだから、自分で身だしなみしなくても周りが喜んでやってくれるのよ! ちょっと、もっと言ってやりなさいよ!」
 口許に祭祀扇の先を当てながら、ふんと鼻であしらって小百合子が煽ってやるとイレーヌはぐぬぬぬぬと顔を真っ赤にして取り巻きをけしかける。
「ちょっとあなた! 見ていれば殿方のように武器を振り回してはしたないですわよ! レディとしての嗜みが足りないのではなくて!? そちらこそ姫だなんて笑っちゃいますわ!」
「もっと言っておやりなさい!」
 ピイピイとわめく取り巻きとイレーヌにしばらく言わせてやる小百合子だが、もういちどふんと鼻で笑ってやる。
「黙れ端女ども。わらわは貴様らのようなただのお飾り姫にあらず。義を重んじる肥前鍋島藩の武者姫ぞ? 己の矜持を己で勝ちとれなくてなんとするか。具足も着られない腰抜けは戦場の片隅で鼠のように丸まって震えていればよい」
「黙って聞いていればあなた失礼ですわよ! 見ていてくださいイレーヌ様! こうですわ!」
 小百合子の挑発に乗った取り巻きが一泡吹かせてやろうとスカートの裾をつまみ上げながら小百合子に躍りかかる!
「下がれ! 小童!!」
「ぎゃんっ!!」
 小百合子がすいと平手を動かすと、ばんと大きな音がしてあっという間に吹っ飛ぶ取り巻き。
「見ているが良いはこちらの台詞よ。見ておったか? 淫らな魔族共。この場に相応しいのはこの鍋島・小百合子ただ一人じゃ! 我は誓う、全ての者を守ると……皆よ、我に続くが良い!」
 小百合子の口上に沸き立つ勇気がグレモリア族の胸に灯り、いつの間にか彼らの手には弓矢や手槍が握られている。
 鬨の声を上げ、悪役令嬢の玉座の間での戦いが幕を開けた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ゴリラ・シャーク
【チーム:B級映画】
シャーク『やっぱ、あの赤い女たち、美味しそうなんだよなぁ……』
ゴリラ「ダメうほ!流石に食べたら相手が死んじゃうんだな。」
シャーク『分かってるよ!……あいつら猟兵並に硬いんだろ、じゃあ国ごと吹き飛ばしたぐらいなら死なないよな!よぉし!悪役令嬢か何か知らねぇが、あの変な耳の女から食べてやるぜ!』

UC【ゴリラ・シャークという存在】を使用
竜巻に乗るサメ中心の姿になり、悪役令嬢の国ごと竜巻で攻めこみます。悪い方がいいらしいからグレモリア族の心配は無し!建物ごと巻き込む気持ちで!
"黒いサメ"と共に竜巻でイレーヌの周りを飛び、隙を付いて攻撃します。

アドリブ・チーム以外の併せも歓迎です。


愛野・黒子
【チーム:B級映画】
「う〜ん、悪役令嬢はよく分からないけど、あっちのゴリラやサメの方は……昔に未来と映画で見たやつに似てるなー……混ざった方が楽そーだなー混ざるかー!」

UC【スライムの変身モノマネ】を使用します。

"黒いサメ"の姿になって、ゴリラとサメが作り出した竜巻に乗ります。グレモリア族はどう対応したらいいか分からないのでほっておきます。直接心臓を刺すようなことをしなければ死なないでしょうし。
隙を見てサメとして噛み付いたり、ペイント武器で自身の一部を飛ばして攻撃します。

アドリブ・チーム以外の併せも歓迎です。



「やっぱ、あの赤い女たち、美味しそうなんだよなぁ……」
「ダメうほ! 流石に食べたら相手が死んじゃうんだな」
「分かってるよ! ……あいつら猟兵並に硬いんだろ、じゃあ国ごと吹き飛ばしたぐらいなら死なないよな! よぉし! 悪役令嬢か何か知らねぇが、あの変な耳の女から食べてやるぜ!」
 乱戦の軍勢の後に物騒な会話をしながら悪役令嬢の国にたどり着いたゴリラ・シャーク。そしてその姿をじっと見ていた不定形がひとつ。
「う〜ん、悪役令嬢はよく分からないけど、あっちのゴリラやサメの方は……昔に未来と映画で見たやつに似てるなー……混ざった方が楽そーだなー混ざるかー! ゴリラー、サメー。混ぜてー」
「なんだ? 黒くてドロドロした……うーんと、嬢ちゃんか? これから大暴れするから巻き込まれても知らねえぞ」
「危ないから離れてるんだな」
「だいじょーぶだよー、ほら!」
 ふよふよとした黒い塊を心配するゴリラとサメだが、黒子はのんびりと答えると、黒く大きなサメの形に変身する。
「うおっ、なんだ。すげえな」
「それならこっちもサメで行くうほ」
 黒子の変身を見て、ゴリラ・シャークは竜巻に乗るサメ中心の姿に変身した。
「おー、なんかーこんな映画を未来とみた気がするー」
「いつもはオブリビオンだの、出オチだの言われるうほ……」
「……まぁ、否定はしねぇよ。赤い女たちも巻き込んじまうが悪いほうがいいんだろ? 他の猟兵もここにはタフなやつしか来ねえだろうし、建物ごとやっちまおうぜ」
『そこの胡乱な生き物たち! それ以上近づくと悲鳴を上げますわよ!』
 城の壁に取り付けてある拡声器から悪役令嬢の取り巻きであろう威嚇の声が聞こえる。建物の外も見張っていたのだろう。
 サメ中心の姿になったゴリラ・シャークと、黒いサメは竜巻に乗って浮き上がる。 B級映画から飛び出したような鮫肌嵐はそのまま黒い物を飛ばしたり、あちこちに噛みつきながら建物に突入し、グレモリア族をも巻き込みながら縦横無尽に飛び回った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

スノードロップ・クオン
【主従】
アドリブ絡み歓迎


主様?私達の戦闘光景を描写するとなりますとリプレイにあげるのが非常に困難になりますからスルーするですの
ほら、グレモリア族の方々は割とつやつやしているから士気的にも問題ないのでいいではないですか…物足りなさそうにしてますけど気にしないでくださいですの

あ、とりあえず主様は上着を脱いでくださいまし
そう言って問答無用で上着を剥ぎ取って悪役令嬢に見せますの
取り巻き揃って主様のUCに耐えられるかしら?

うん、予想通り♪
それでは選択UCで撮影開始ですの♪


戦闘後
ふぅ、いい絵が撮れましたの♪
あ、それとグレモリア族の皆さんと悪役令嬢の方々の中で主様の僕になりたい人はこちらですの
と誘導しますの


久遠・翔
【主従】
アドリブ絡み歓迎


…ねぇ?かなり出遅れたんっすけど?一応俺達も戦ってたっすよね?
スノー…一体何言ってんの?(汗)
そしてこの子…ポンコツ臭がする…

ともあれ戦闘…って、何で上着を脱げと?と抵抗するが気付かれたら脱がされ晒姿に
選択UCが勝手に発動し悪役令嬢や取り巻きを興奮状態にして転ばされ服を略奪され隠され、羞恥心が倍増していきます
トドメに罵倒も受けて、や、ヤメテ…そんな風に言わないでと涙目&上目遣いで言うと…ぶっつん

悪役令嬢達の理性吹っ飛びくんずほぐれず状態に
グレモリア族(女)も混じって大変な状態に
UC無自覚の使役術で一部使役獣にしても止まらず最終的に皆倒れて俺も意識戻ります

俺…何してたん?



「……ねぇ? かなり出遅れたんっすけど? 一応俺達も戦ってたっすよね?」
 上着の乱れを直しながら、玄関ホールに駆けこんできた翔は、絡みついてくる女性グレモリア族をどうどうとあしらいながら乱戦の声が響く上の階を見上げる。
「主様? 私達の戦闘光景を描写するとなりますとリプレイにあげるのが非常に困難になりますからスルーするですの。ほら、グレモリア族の方々は割とつやつやしているから士気的にも問題ないのでいいではないですか……物足りなさそうにしてますけど気にしないでくださいですの」
 ハンディカメラを携えたスノードロップ・クオン(ミレナリィドールのパーラーメイド・f24362)がちょっと難しいことを言いながら翔の姿を映像に収めている。
「スノー……一体何言ってんの?」
 さてどうしようか、となったところで、横の扉から飛び出てきた少女たちと出くわす。
「ちょっと、あなたたち何をこんなところでうろちょろしてますの! わたくしの脱出を手伝いなさい!」
「おや? 主様、このケモ耳娘、悪役令嬢のイレーヌではありませんか?」
「え? もしかして、この子俺たちを取り巻きと勘違いしてんの……? うわ、やっぱりポンコツ臭が……」
「なにをごちゃごちゃ言ってますの!? ちゃんと話を聞いているのかしら!? 今はまだ割と強い取り巻きが戦ってくれてますけど、早くしないと上の連中が追いかけてきてしまいますわ! なんかこの城もミシミシ言ってますし!」
 イレーヌがぴっと翔を指さすと、小さい雷が奔る。
「いたっ! いや、あんまり痛くない……弱いな、戦うか」
「あ、とりあえず主様は上着を脱いでくださいまし」
「ええっ! なんで上着を? や、脱がさないで、返してってば!」
 突然翔の上着を剥ぎ取るスノードロップ。突然のことに抵抗できず、翔はさらし姿をあらわにされてしまう!
「突然なんですの!? そんな見事なブドウの粒を見せつけて、自慢してますの!?」
「なんてはしたない! 隠してしまいましょうこんな上着!」
 突然のストリップで面食らったところに翔のフェロモンをまともに浴びた悪役令嬢たちは目の色を変えて翔を転ばせ、脱がせたさらしを奪い取って届かないところに隠してしまった。
「わたくし、望遠鏡で見てましてよ! この男装女、戦場の真っただ中でもすったもんだ、吸った揉んだしてましたの! とんだドスケベ大将軍ですのよ! あらやだはしたないわたくしったら口が勝手に!」
「きっとここが令嬢の館だと聞いてウキウキわくわくムラムラやってきたに違いないわ!」
「んまあ恐ろしい! エロ村出身のエロ村長ですわ!」
 目をギラギラさせて鼻息荒く翔を責め立てる令嬢たち。
「や、ヤメテ……そんな風に言わないで」
 あまりの恥辱に涙目でへたり込み、上目遣いになる翔。
 ずっきゅううううん!
 翔の無自覚の使役術が大暴走した瞬間だった。
「うん、予想通り♪ それでは撮影開始ですの! 全力で行きますの! 主様への愛ゆえに!」
 それから先はまさに酒池肉林という言葉が相応しかった。吹っ飛んだ理性のままに絡み合う女たちと、かぶりつきで撮影するスノードロップ。気が付けば上の階の戦闘も終わり、館には嬌声だけがこだまする。
「俺……何してたん?」
 翔が正気を取り戻すと、青天井の下、嵐の後のようにすっきりと倒壊した館の中で重なり合って倒れていた。まさに兵どもが夢の後。任務は完全に終わっていたようだった。
「ふぅ、いい絵が撮れましたの♪ あ、それとグレモリア族の皆さんと悪役令嬢の方々の中で主様の僕になりたい人はこちらですの」
 ほぼ裸で茫然とする翔の目の前をぴっぴぴっぴと笛を吹き列整理するスノードロップが横切っていく。
 とにかく、猟兵とグレモリア族の勝利でその戦いは幕を閉じ、結局その土地はグレモリア族の新たな領地になったらしい。
 めでたしめでたし。めでたしか?

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年01月21日


挿絵イラスト