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昔国盗りの翁とものありけり(※いません)

#デビルキングワールド

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#デビルキングワールド


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●悪っぽさ
「ククク、フハハ、フハハハハ、フハハハハハハハッ!!」
 ピッシャーン、ピッシャーン、と言う雷の落ちる音が響く。
 荘厳な城、その玉座の間。
 ざあざあと降る雨の音をBGMに、そいつは玉座に腰掛けていた。
 片手にはワイングラスをくゆらせ、その膝上には猫をのせている。
 その悪らしい姿に魔界の悪魔たちはきゅんきゅんしてしまうのだ。
 嗚呼、なんと言う悪っぽさ、と……!!
 これぞ悪のパワーだと!!
「さあ、貴様たち……我が儀式の為にD(デビル)を集めよ」
 くい、とワイングラスに口をつけてからにやり、と笑う。
 そう、その儀式がなれば『もっと悪い事ができる』と言うのだ。
「ウ、ウオオオオオオオオオッ!!」
 この悪そうなお方がするもっと悪い事!!
 なんと心躍る響きだろうか!?
 悪魔たちは熱狂していた。

●国盗り物語
「昔国盗りの翁と言うものありけり」
 ありません。
 アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)は紫紺の瞳で君たちを見ながら無機質に淡々と語っていた。ありません。
「イエス、イェーガー、国盗り物語の時間です」
 ありません。そんな物語。
 突っ込みはよそに電子ウィンドウが展開され、情報が提示されていく。
 それはデビルキングワールドの小さな国が今まさに悪の手で蹂躙されようとしているのだ。
 なんてことだろう、しかもその国の悪魔たちは侵略戦争なんて、なんて悪っぽいんだ、とその戦争に迎合しようとしている。
 大丈夫かこいつら。
「侵略している側の国家"ダイマ・オー"国にはオブリビオンが潜んでいます」
 わあ、とっても悪そうな国名(悪魔並み感)
 曰く、そのオブリビオンは魔界通貨であるD(デビル)を大量に集め、カタストロフ級の儀式魔術を行おうと言うのだ。
 え、通貨で出来るの? 出来る、出来るのだ。
 何せこのD(デビル)には魔力が多少なりこめられている。
 つまり、大量に集めれば膨大な魔力を集めることにも繋がるのだ。
「侵略阻止もですが、この儀式が為る事は阻止しなければなりません」
 よってイェーガーに求められる事、それは小国の侵略阻止。
 そして、その小さな国の悪魔たちを味方につけて、ダイマ・オー国を撃退し、ボスであるオブリビオンの撃破である。
「しかし、この世界は悪っぽいことがよしとされる世界」
 つまり、一善良な市民っぽい行動をすると悪魔たちは容赦なく裏切る。
 ほんと裏切る。
「つまりイェーガーに言いたい事はただ一つです」
 紫紺の瞳が君たちを見た。
 なんだ、何を目的としている、言えッ!!
「力こそが正義……良い時代になったものですね」
 力、力、力ッ!! そう、小国の悪魔は力でねじ伏せろッ!!
 あるいは悪っぽさと言うカリスマでねじ伏せろッ!!
 敵は力でねじ伏せるのだッ!!
「イェーガーたちなら武力・暴力はもとより得意であると信じています」
 いつもと変わらない眼差し、だがいつもより多大に壊れている気がする。
 ネジ外れてない? 大丈夫?


虎河豚天
 虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
 デビキンワールドへようこそ。
 なんか勢いで書いていいって書いてあったので書きました(※ありません)
 悪っぽいカリスマで悪魔を率いて国を滅ぼしましょう。
 悪っぽければすべてよし、時代は悪が微笑む時代なんだよ(北斗並み感)
 プレイングお待ちしております。
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第1章 集団戦 『悪魔のボディガード』

POW   :    ガードキャノン
自身の【デビルキャノン】から、戦場の仲間が受けた【攻撃の合計回数】に比例した威力と攻撃範囲の【暗黒の砲撃】を放つ。
SPD   :    護衛契約
他者からの命令を承諾すると【契約書】が出現し、命令の完遂か24時間後まで全技能が「100レベル」になる。
WIZ   :    トリモチシュート
【デビルキャノン】から【トリモチ弾】を放ち、【強烈な粘着力】により対象の動きを一時的に封じる。
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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

エドゥアルト・ルーデル
まさに悪魔が微笑む世界でござるな!素晴らしい!

挨拶代わりに景気よくぶっ放すか!適当な自走式爆雷を速度と火薬量3倍にしてシューッ!
爆破を確認してから【契約書】を出した一体から力ずくで奪い取りますぞ
こんなモノ必要ない捨てろよ

者共聞けィ!大人しく契約を果たす、それはただの正しい行いでござる!良い子ちゃんがやることだ!
むしろ契約した今なら絶好の裏切りチャンスですぞ!契約書なんぞ捨てちまえ!(言いくるめ)

要らなくなった契約書は回収してその辺の道端で焼却!【火炎放射器】で消毒だァ~!
最後に帰っていくボディーガードを見送って…逃げる奴を後ろから討つのって胸キュン?おまけでもう一回爆破しとくか!



●悪魔が微笑む世界で時代
「まさに悪魔が微笑む世界でござるなぁ……素晴らしいッ!!」
 エドゥアルト・ルーデル(黒ヒゲ・f10354)は微笑んだ。
 そう、ウェルカム・トゥ・ザ・クレイジーワールド。このイカれた世界へようこそ。
「拙者はタフボーイでござるぞぉッ!!」
 挨拶代わりに景気よくぶっ放される自走式爆雷。
 これを両手に持って2倍ッ!!
 量はいつもの3倍ッ!!
 速度もいつもの3倍ッ!!
 さらにいつもよりもさらに3倍スナップスピンを効かせてッ!!
「ボディガードたち、お前の悪(ワル)力を越える1200万パワーだぁッ!!」
 どういう理屈で1200万パワーなのか。
 そもそも元の基準はなんなのか。
 そんなことは知らない。わかる必要はない。いいね?
 ものすごい量の爆薬が恐ろしい速度で飛び、ボディガードが爆裂する。
 爆発ッ!! 粉砕ッ!! 大喝采ッ!!
 吹っ飛んだ連中から契約書がひらひら、と舞い落ちる。
 パシィ、と言う音と共にそれを取ればエドゥアルトはニィ、と笑った。
「こんなモノ必要ない。捨てろよ」
 それを目の前でビリィ、と破り捨てた。
 な、なんて言う悪い行いだッ!!
 その悪さに、市民たちは思わずきゅん、と来てしまった。
「者共聞けぃッ!!」
 エドゥアルトが高らかに叫ぶ。
 その威風堂々たる姿、まさにワル・オブ・ザ・ワル。
 嗚呼、なんと言うことだろう……!!
 まさか我らの王は、ここに……!?
「おとなしく契約を果たす、それはただの"正しい行い"でござる、良い子ちゃんがやることだぁッ!!」
 なるほど……それは確かに!!
 契約の履行、それを正しく、そして、守るなんて良い子ちゃんすぎるッ!!
「むしろ契約した今なら絶好の裏切りのチャンス、悪い行いッ!! 契約書なんざ破棄して悪いことするチャンスですぞぉッ!!」
 う、うおおおおおおおおおおッ!!
 熱狂する叫びが響き、市民たちはその契約書を捨てる。
 ヒャッハーッ!! 汚物は焼却だぜーッ!!
 火炎放射器でめらぁ、と契約書の群れを燃やしていく。
 嗚呼、真っ赤に燃えているわ……。
 契約書がなくなったのならば最早ボディガードはここにいる必要はない。
 彼らは踵を返す。
 エドゥアルトはそれを敬礼で見送った――――。
「と思うでござるじゃん?」
 背後から機関砲で弾丸をばらまく。なあに、一回なら誤射よ。(※一発ではない)
 その弾丸の嵐に倒れゆくボディガードたち。
 エドゥアルトは手元のスイッチをポチっとな、と押した。
 ボディガードたちは爆炎に飲まれて、大空に笑顔をキメることとなる。
 な、なんて言うワルだろうか……!! 市民は胸キュンだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鍋島・小百合子
SPD重視

相も変わらず善悪の判断が狂ってしまう世界であるのう
猟兵の目的のために悪逆を尽くさねばならぬとは

(兵は配置についたか…して引っ掛かってくれるかの)
UC「群制御動陣」発動にて女鉄砲兵93名を悪魔達の目の届かぬ所定の位置に配備
開けた場にて余興として舞を披露(ダンス、パフォーマンス、誘惑併用)
悪魔達の注目を集めれば事前配備していた兵達に包囲・いつでも撃てる態勢をとらせつつ悪魔達に呼びかけ
「これより起こす戦のため、貴様達には我が軍門に下ってもらうかの…断れば死ぞ」
さらに舞を見たついでとして見物料も根こそぎ頂いていく
なお悪魔達が少しでも抵抗を見せれば兵達に威嚇射撃を命ず

…心を鬼にして臨もうぞ



●善悪反転
「あいも変わらず善悪の判断が狂ってしまう世界であるのう……」
 正義を為すのに悪行をなさねばならない。
 デビルキングワールドはそういう常識の世界だ。
 鍋島・小百合子(朱舞の女丈夫・f0479)は溜息をついた。
 猟兵の目的の為に悪逆を尽くさねばならない事に。
 小百合子はもとより正義・仁義の子。
 為すには心を鬼にせねばならぬ。
(……兵は配置についたか……)
 銃兵93名はすでに配置についた。
 合図があれば即座に動き出し、包囲出来るだろう。
 あるいは、そのまま――――と言うのも可能だ。
(して引っ掛かってくれるかの)
 しかし、それはあくまでもフリである。
 脅しと言う名の悪行。
 完全包囲からの脅し、デビルキングワールドの住民が『好き』そうなシチュエーションである。
 開けた場に小百合子は降り立ち、その扇を広げ舞い始める。
 突然現れた美貌の女、その余興。
 人々が集まり、歓声をあげる。
 ――――そして、悪行大好きなこの世界の住民だ。
 巨体の悪魔が一人、舌なめずりしながら近づいて来る。
「おい、女。褒美を取らせてやろう」
 下卑た笑みを浮かべる悪魔、なんて悪い行いだろうッ!!
 そのあまりの悪さに周囲が唸りをあげる。
「ほう……悪魔殿よ……」
 小百合子は、艶がかった眼差しで上目遣いに見上げる。
 その小悪魔的な誘惑に、周囲の悪魔も、巨躯の悪魔も見惚れた刹那である。
 ガチャコ、と言う音が響く。
 すでに貴様らは完全に包囲されている。
「――――見物料は命かの? それとも……」
 突きつけられた銃。
 恐怖した住民たち、だが彼らは喜んで金を落とした。
 だってこんな悪いシチュエーション、心踊るからね!!
「うむ、よい。……さて、これより起こす戦のために、貴様達には我が軍門に下ってもらう」
 なんだと……?!
 俺たちに従えって言うのか。
 そんな声は発する前に消え去った。
 ぶった切るような威嚇射撃が足元に突き刺さったのだ。
「選択肢なぞあると思うてか?」
 にこやかに告げる小百合子。
 なんて悪いんだろう。
 なんたる悪ッ!!
 悪魔たちは熱狂して膝をついた。
 この悪スマ(わるすまと読む)に惚れやした姉御ッ!!
 次々と膝をついて恭順していく悪魔たち。
 物事はうまく進んだのだが小百合子は思った。
(……本当にこれでいいんじゃろうかこいつら)
 ちょっとチョロくない?
 大丈夫この世界?

大成功 🔵​🔵​🔵​

死之宮・謡
アドリブ歓迎

いやぁ楽で良いね、この世界は…好きに暴れて良いんだろう?
ふふふ…気の赴くままに暴力をふるって良いんだろう?
さぁさぁそれでは始めようか、私の遊びを…精々愉しませてくれよ?

衰弱の呪いで広域結界を敷いて(呪詛)弱った処をイレンアトラで笑いながら片端から片付けていく
後は飽きたら適当なところで欠伸をしながら【星の雨】を発動して終了



●殺☆り☆た☆い☆放☆題
「いやぁ……楽でいいね」
 死之宮・謡(存在悪:狂魔王・f13193)は戦闘狂である。
 死之宮・謡は殺戮狂である。
 死之宮・謡は暴力装置である。
 あらゆる悪徳をよしとされるこの世界ならば即ちのこと、彼女は善である。
 善性たる存在なのであるッ!!
 ほんとぉ?
「ほんと」
 無造作にいきなりぶっぱなされるは衰弱の呪詛。
 それにより、一気に弱体化していく悪魔たち。
 開幕速攻ぶっぱ!! しかも呪い!!
 おどろおどろしいそれをいきなりぶっぱなんて、なんて悪(わる)なんだッ!!
「この世界は好きに暴れ、気の赴くままに殴っていいんだろう? いやぁ、楽でいいねぇッ!!」
 私を興じさせてくれよぉッ!!
 その咆哮と共に謡は襲いかかる。
 瞬時の踏み込み、恐ろしいほどに冷たい輝きを持つ矛槍が振るわれる。
 グワラゴワガキィーンッ!!
 変な音をあげて悪魔くん、吹っ飛んだぁッ!!
 だが、恍惚な顔をして崩れ落ちた。
 また一人、いらない性に目覚めさせてしまったな……。
 なんて悪どい行いなのだろう、彼女こそワル・オブ・ザ・ワルに間違いない。
「あははははははははッ!!」
 ぐるんぐるんと矛槍をぶん回しつつゴキャーン、ガゴーン、と言う鈍い音をあげる様はまるでピンボール。
 吹っ飛んだ悪魔がぶつかって弾け飛ぶ様はボーリング。
 何回もガコーン、ガコーンしながら謡は思った。
「……ただのサンドバッグは飽きるな」
 はい、その通りです。
 十数分で飽きた謡は人差し指を突きつけた。
 同時、天を切り裂き星が降る。
 次々と降って爆撃し、クレーターを作り上げ、破壊をもたらす。
 なんと言う事をしてくれたのでしょう、小さな国はあっと言う間にクレーターだらけ。
 これも匠のなせる技。
「……で? まだやるかい?」
 生涯の忠誠を貴方に誓います。
 意図せずして謡は目的を果たしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

カタリナ・エスペランサ
【無銘災歌】
敵を討ち人々を守る正義もその敵から見れば悪にだってなり得るか
ご要望なら望むところ。見事に大悪党を演じてみせようじゃないか、レヴァン!

三次元的な《空中戦》を展開、《第六感+戦闘知識》で敵の動きを《見切り》つつ動くよ
【暁と共に歌う者】発動。不死鳥と響かせる《歌唱》は味方に《鼓舞+ドーピング》の加護を、敵に《精神攻撃+催眠術+ハッキング+誘惑》の呪縛を齎す《多重詠唱》だ
《存在感》を発揮し灼熱の斬撃で《属性攻撃+薙ぎ払い》、レヴァンが盗み易いよう大立ち回りで陽動

ま、既にキミたちは術中に嵌ってるって訳さ
《恐怖を与える+パフォーマンス》も交え《早業+怪力》で《蹂躙》し悪魔たちを屈服させていこう


レヴァン・アーカイブ
チーム【無銘災歌】
さて、悪っぽいことをしてみようか。カタリナと共に国をぶんどる大盗賊の時間ってところかな!その契約書は実行できない、カタリナが悪魔を翻弄している間に私の【シーブズ・ギャンビット】と【盗み攻撃によって】奪われているからね。そしてその契約書を奪い返そうというものなら大剣を突き刺し【結界術】で悪魔達の動きを封じ込めよう。普段の私なら出来ないけど彼女の支援があるならば不可能ではないはずだ!それと奪った契約書は【属性攻撃】の炎を宿した大剣で残らず燃やし尽くしてしまおう、後顧の憂いも無くしていくことも盗賊としては重要さ。さぁ、どうする?君たちは契約書を奪われても戦う義理はあるのかい?



●パフォーマンス・ザ・ワル
「敵を討ち人々を護る正義……」
 カタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)は城壁に佇んでいた。
 そう、正義の側面はまた別の正義である。
 しかし、その側面は別の正義を掲げたものにとっては悪なのであろう。
 今、大局の為にカタリナは仲間とその悪徳を為す。
「いくよ、レヴァンッ!!」
「ああ、いいともさッ!!」
 月影が冴え渡り、二人の影が飛び降りる。
 急降下の勢いのまま、二人のダブルドロップキックがボディガードに炸裂したッ!!
 なんたることだッ!! 不意打ちなんて卑怯なッ!!
 うんうん、これも悪活(※わるかつと読む)だねッ!!
「さあッ!! 響き鳴り渡れアタシの音色ッ!!」
 不死鳥が飛び交い、燃え盛る炎の歌が響き、周囲を焼き払っていく。
 そう、それは木造建築を一気に燃焼させていく。
 放火は大罪であるぞカタリナ・エスペランサッ!!
 はい。そのつもりで燃やしました。
 なんて悪(わる)だこいつッ!!
 燃え盛る炎上都市、叫び惑う人々をかき分け、レヴァン・アーカイブ(人間のマジックナイト・f31780)のダガーが閃き冴え渡る。
 すぱん、すぱん、と言う音と共に切り裂く倒れ落ちる悪魔たち。
 ついでに懐の有り金は頂いていった。
 なんて悪(わる)だこいつッ!!
 これは強盗・傷害罪だ、まさに悪党ッ!!
「さあ、アタシたちにひれ伏すんだ、じゃないと……」
「とことん燃やし尽くすよッ!!」
 燃え盛る炎の鳥を腕に止まらせ、灼熱に燃え盛る刃三本。
 街は灰燼に帰りそうだ。
 そして、悪魔たちは彼女たちにときめいた、胸きゅんなのだ。
 うむ、悪魔都市の大火としてこの事件は悪魔界の歴史に刻まれるであろう。
 そして、多分2年ぐらいで風化する。
 だっていっぱい悪い事起こるのがこの世界だしねッ!!
 悪魔たちは猟兵たちのあまりのワル・パワーにひれ伏したのであった。
 さあ、次に挑むのは侵略者たちとの戦いであるッ!!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『鎧の悪魔』

POW   :    アーマーフォース
【鎧を着た者】が自身の元へ多く集まるほど、自身と[鎧を着た者]の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。
SPD   :    アーマーエンハンス
対象の【鎧】に【追加装甲】を生やし、戦闘能力を増加する。また、効果発動中は対象の[鎧]を自在に操作できる。
WIZ   :    アーマーラビリンス
戦場全体に、【鋼の鎧】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●侵略すること悪の如く
 わるのごとくと読む。
 遂に隣国が攻めてきたのだ。
 道中にあった都市は全て略奪されてしまった。
 嗚呼、なんて言う悪い行いだろうか……?!
 その略奪に酔いしれた悪魔たちは、その傘下へと下る。
 悪い事こそが正義なのだ。
 悪魔たちはその身を鎧に包み進撃する。
 目指すはなんか燃え尽きた都市。
 果たして燃え尽きた都市を略奪する意味があるのだろうか?
 多分ないけど通貨奪えればそれでいいよねッ!!
 そんな脳筋思考で彼らは突き進んでいった。
鍋島・小百合子
SPD重視

実にものものしい鎧の大群よ
さればこちらも大群をぶつけるまでぞ

「悪魔共にはあの鎧共と正面からぶつかってもらう。選ばせないと申したはずじゃ。さあ働け!」
悪魔達に鎧共の抑えを非情な物言いで告げては戦場へ送り出す
その後外蓑を羽織った巫女装束に早着替えし、隠密技能(忍び足、目立たない、闇に紛れる併用)を用いてはUC「魔弓神狙射」発動
物陰や高台から長弓に矢劇薬塗布の矢を番いては鎧共に向けて射放つ(視力、スナイパー、範囲攻撃、目潰し、マヒ攻撃、毒使い、継続ダメージ、鎧無視攻撃併用)
一撃離脱を意識し敵味方に姿を悟られないように動き、悪魔共が優勢に働けるよう陰から援護射撃に徹す
悪と言えど兵員じゃしな



●臨む兵、闘う者、皆、陣列べて前を行く
「実に物々しい鎧の大群よ……」
 鍋島・小百合子(朱舞の女丈夫・f04799)は恐るべき戦列を眺める。
 だがしかし、こちらとて恐るべき悪魔の戦列を持つのである。
「聞け、貴様らッ!!」
 小百合子は叱咤の声をあげる。
 その声に悪魔たちはびしぃ、と揃う。
「貴様らにはあの鎧どもと正面からぶつかってもらおう……」
 正面、からだと……?!
 無茶だ、無謀すぎる……!! 戦いですらないッ!!
 そんな声があがるが、小百合子は一蹴した。
「選ばせぬ。さあ、働けぃッ!!」
 そんなつれない態度も悪っぽい。
 彼らのハートはきゅんきゅん高まったぞ。
 当の本人は胃への痛みが酷いが。
 そして、悪魔たちは喜び勇み、戦いに赴く。
 そう、悪っぽさの為にッ!!
 やること為す事卑怯三昧。
 その間に小百合子は外蓑を纏い、闇にへと紛れた。
 そして戦線離脱。
 実は戦線離脱ではないのだが、悪魔たちはいつの間にかいなくなっていた小百合子に気づく。
 あいつ、逃げやがった……?!
 何たる悪のカリスマ……!!
 うおおおおお、と声があがり、その士気が増幅する。
「……何故じゃ……?」
 わからない。やはりこの世界はわからない。
 小百合子は闇に潜んだまま、矢を番える。
 そして放つ矢は闇より鎧の悪魔を撃ち抜いた。
 びぐん、と身体が痙攣し、どさり、と倒れた。
 ど、毒だーッ!?
 毒を使うなんて……なんて、イケメンな奴がこの戦場にいるんだ……?!
 悪魔たちはあまりの悪っぷりに戦慄する。
「…………」
 胃痛を噛み殺しながら小百合子は一撃離脱を繰り返す。
 悪とは言え兵員じゃからな。助けねばな。
 けど手段が……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エドゥアルト・ルーデル
ヒャッハー!!略奪の時間だァ!!!

何って隣国の軍隊に寝返ったんでござるよ
略奪のチャンスなんだぜ!?拙者デビキンとか関係なく略奪が大好きなんDA!!
でも燃えた都市からじゃあ略奪しても対してうま味が無いでござるねェ
どうしたものかと隣の鎧を見ればイイもん持ってるじゃねぇか
野郎共!こんなシケた都市からよりも隣の鎧襲った方が沢山略奪できるぞ!と同士討ちと裏切りを扇動しつつ拙者も参加だッ!

面倒な鎧は火炎放射で燃すに限るッ!ヒャッハー!汚物は消毒だァ~!
集めた略奪品は…いらねぇから燃すか!略奪したかったで欲しかった訳じゃないからネ!
終わったら現場はほったらかして大魔王にワルさマウントと尊厳破壊しにイクゾー



●裏切り者はさらに裏切る。
「ヒャッハーッ!! 略奪の時間だァッ!!」
 エドゥアルト・ルーデル(黒ヒゲ・f10354)は戦列にいた。
 そう、鎧の軍勢に紛れ込んでいた。
 彼を見た猟兵たちは「は?」と言わんばかりの顔をしていた。
 策略で敵に寝返ったふりをしたわけではない。
 こいつ……本気で寝返ってやがる……!!
 彼の麾下である悪魔たちは最早エドゥアルトの悪のカリスマっぷりに心底惚れ込んでいた。
 なんて悪いんだろう……こいつ……!! と。
 最早戦慄である。
「何故裏切った!!」
 その声が響く。
 エドゥアルトは、耳の穴をほじりながら、めんどくさそうな顔をする。
 おっと耳くそ、ふっ。
「何故裏切ったって……略奪のチャンスなんだぜ?!」
 エドゥアルトは本気である。
 こいつ、本気の形相である。
「拙者ぁ……デビキンとか関係なく略奪が大好きなんDAッ!!」
 こいつ、最低だーッ!!
 正真正銘マジもののダメな奴だーッ!!
 だが、悪魔たちは心底そこに痺れるし憧れる。
 彼は悪魔界の圧倒的カリスマリーダーである。
「だが、拙者とて考える事もある……」
 キリッ、とした顔でエドゥアルトは答えた。
 そう……今の彼が考えている事……それは。
「でもこんな燃えたちんけな都市からじゃあ略奪しても大して旨みが無いでござるよなェ」
 さ、最低だーッ!!
 考えてる事も最低なことしか考えてねェーッ!!
 圧倒的悪っぽさ(あるいはゲスっぽさ)を示していく。
 恐るべき悪、それがエドゥアルトである。
 だからこそ、鎧の軍勢は彼という悪の裏切りを許容したのだ。
 ふと、エドゥアルトは隣の鎧の悪魔を見た。
 上から下まで眺めてから、彼は銃を抜き放ち、そのこめかみをズギューンッ!!
 鮮血と脳漿を撒き散らしながら倒れる悪魔。
 な、何をしやがる……?!
「しかァし、なんかこいつらが良いもん持ってやがるじゃァねェかッ!! 野郎ども、あんなシケた都市よりこいつらのが良いもん略奪出来るぞぉッ!!」
 うおおおおおお、裏切ってさらに裏切る、なんて悪いんだぁッ!!
 エドゥアルト麾下の士気はもう絶頂びんびんよ。
 彼らは同士討ちを始めた、なんなら鎧の悪魔たちも同士討ちを始めた。
「ヒャッハーッ!! 汚物は消毒だぁッ!!」
 そして、なんならエドゥアルトも火炎放射を始めて味方の悪魔たちもろとも燃やし始めた。
 なんて野郎だ、味方ごと……!! そんな行為すらも好感度ぎゅんぎゅんだぜ。
 しかもこの男、略奪したいだけで欲しいものはないから略奪したモノ諸共焼き捨てている……ッ!!
 なんて、なんて極大の悪なのだろうか……!!
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

カタリナ・エスペランサ
【無銘災歌】
そんな、この都市にはもう奪うものなんて残ってないのに……
つまり新しいカモだ。盛大に歓迎してやろうじゃないか!
とかなんとか、《鼓舞+ブームの仕掛け人》で悪役らしく盛り上げつつ。

《空中戦》で上空から見下し《存在感》発揮、攻撃は《第六感+戦闘知識》で《見切り》回避しよう
UC【災華殲尽】、黒羽に宿るのは闇と重力の《属性攻撃》。
闇で包み視界を奪う《目潰し》と重力で押さえつけ行動を封じる《体勢を崩す+継続ダメージ》の効果を発揮する《弾幕+爆撃》で《蹂躙》するよ
基本はレヴァンとさっき従えたボディガードの《援護射撃》に徹するけど、状況次第でボディガードにも誤射して悪アピールと突出の回避を兼ねようか


レヴァン・アーカイブ
チーム【無銘災歌】
略奪をするということは逆に略奪される覚悟はできてるんだろうね?悪はより強い悪に食われる。そういうことを知ってもらおうか!
まずは短剣による【投擲】【不意打ち】【だまし討ち】で虚を突いたのちに【盗み攻撃】で君たちの鎧を根こそぎ奪い取っていこう。これで君たちは丸裸だ。そしてカタリナが戦況を蹂躙して混乱させている間に短剣で悪魔達を【暗殺】していこう。そして屠神霊装“暁星の使徒”の【武器改造】で投擲用の短剣に変えて暗殺の速さを高めよう。そして仕上げに【外典:貪狼の顎門(インフェルノ)】でさらに強く暗殺という【恐怖を与える】という恐ろしさを上げていこう。さぁ、逃げまどえッ!



●カモがネギを背負って鍋で武装してやがるぜ!!
 カタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)とレヴァン・アーカイブ(人間のマジックナイト・f31780)は衝撃を隠せない。
 恐るべき戦列が今、この燃え尽きた都市に迫っているのだ。
「そ、そんな……この都市にはもう奪うものなんて残ってないのに……ッ!!」
「これ以上、何を奪おうというんだい……?!」
 悲劇。
 最早ここに奪えるものはない。
 略奪なんてものが出来る余地はない。
 攻め込む意味すらないのに、彼らはここにやってきた。
 つまりそれが意味する所とは――――。
「つまり新しいカモだッ!! 盛大に歓迎してやろうじゃないかッ!!」
「お前達、カモがネギを背負って鍋付きでやってきたぞぉッ!!」
 うおおおおおッ!! という歓声があがる。
 何せ奪い去る相手が来たのだ、やったぜ悪党ども。
 先陣をカタリナが切って飛ぶ。
 最初っからフルスロットルだ。
 黒き羽が散り、驟雨の如く打ち付ける。
 それに宿ったのは闇色の魔力、即ちそれが意味するは重力。
 強力な引力が発生し、その身体を大地に縫い止めていく。
 否、その重みは鎧諸共、肉体を潰していく。
「悪はより強い悪に食われる、理屈は言わなくてもわかるよね?」
 動けない鎧の悪魔たち、その覆われた鎧の隙間を短剣が貫き、裂いて。
 レヴァンはまるで跳ね馬のようにそれらを踏み台に跳躍し、宙に返り、短剣で切り裂く。
 まるで舞い踊るような乱刃乱舞。
 襲いかかる重力がめきめき、とその身を潰し、短剣がその喉元を引き裂いて鮮血の噴水をまたあげた。
 悪魔たちが鎧の悪魔を殴り潰し、べきべき、と鎧を剥がしていく。
 略奪である、略奪がここにあった。
 それを見たカタリナさん、時速9700kmの飛び蹴りをぶちこんじゃう☆
 恐るべき質量と速度によって放たれた蹴りで悪魔は爆散!!
 それに動きを止めた悪魔たちにレヴァンはさらに燃え続ける黒炎を放った。
 み、味方諸共だって……!?
「あ、誤射しちゃった」
「ああ、これは誤射だな」
 誤射と言いながら遠慮なく味方ごと踏みにじるッ!!
 うおおおおお、なんてワルなんだッ!!
 熱狂した悪魔たちはさらに鎧の悪魔から略奪を始める。
 ほんとにいいのかこの世界。こんなんで。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

死之宮・謡
アドリブ歓迎

ふむふむ…今更何をしに来たのやら…
と、言うか、侵略して略奪すると上手いこと行くなんて楽で良いな…他の世界なら占領後の統治に困るというのに…まぁそれも、この私にとっては良いことだがな…?単純な話で助かる。私はこう見えてあまり考えるのが好きじゃないんだ…

ファルトレキアに「呪詛」を纏わせて片端から切り刻みながら【覗きし悪意】を発動(瞳の方)させて蹂躙



●略奪失敗!!
「ふむふむ……」
 死之宮・謡(存在悪:狂魔王・f13193)は首を傾げた。
 はてさて、燃え尽きた都市から略奪するものなぞあるのだろうか。
 謡にはわからなかった。
 と言うかそもそも、侵略して略奪すると上手くいく、と言うのがそもそも彼女には羨ましかった。
 何せ、侵略後には占領・統治と言う作業が待っているからだ。
 最も、彼らの目的は略奪した通貨にあり、統治には一切の興味がないからこそ出来る所業だ。
「単純な話で助かるが……」
 もとより、戦闘狂であり、殺戮狂である魔王は考えることが得意ではない。
 故にやることなどただ一つである。
「さあ……蹂躙だ」
 呪詛を纏い、殺戮の王は動き出す。
 中天の虚空が引き裂かれ、混沌とした眼差しのそれが覗き込む。
 人が深淵を覗く時、深淵もまた覗き返しているのだ。
 それは精神に直接与えられる打撃。
 膨大に流入する狂気がその心を砕き、心を燃やし、心をねじり、心を潰す。
 心と言う概念存在より砕かれ死したそれは心の臓をも止めて、現実に反映される。
 そう、発狂して死に至るのである。
 かろうじて、それを耐えたものも、その足を止めてしまったが故に謡の振るう呪詛の刃で刈り取られていく。
 考えるのは好きじゃない。
 だが、蹂躙するのは好きだし、得意だ。
「さあ、さっさと親玉を出せ」
 膨大な怨念の如く呪詛を帯びた刃が振り下ろされる。
 戦場を引き裂き、直線上に不毛の荒野が生み出される。
 避けたとしても、そこより撒き散らされる呪詛が、狂わせ、殺す。
 後にあるのは屍の山と血の大河。
 最早そこに生はなく、死のみが満ちていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『デビルドラゴン』

POW   :    ドラゴニックコンボ
【黒竜の爪】が命中した対象に対し、高威力高命中の【尻尾攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    ノヴァブレス
【漆黒の炎】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    魔竜軍団
召喚したレベル×1体の【ドラゴン】に【黒き炎の翼】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●おやだまこうりん!!
「おのれ……!! 貴様ら……!!」
 事、ここに至ってD(デビル)通貨を略奪する計画は破綻した。
 しかし、まだだ、まだ終わってはいない。
 第六の猟兵、それを薙ぎ払えばよいだけのこと。
 悪魔竜は咆哮をあげる。
 何、悪魔どもにはその圧倒的な力を示し、ひれ伏せさせればよい。
 金なんてものは周りにいくらでもある。
 木っ端を蹴散らせばまたいくらでもやりなおせる。
 そう、やり直す為の手札なんてまた幾らでも作り直せる。
「ここで消えてもらうぞッ!!」
 悪魔竜は、第六の猟兵、君たちを敵と初めて認識したのだった。
カタリナ・エスペランサ
【無銘災歌】
やっとお出ましか。成程ご立派な図体だ
良い素材が剥ぎ取れるといいね☆

まぁ無差別攻撃はよろしくない、撃たれる前に潰すとしようか
レヴァンが挑発してる隙に《空中戦》で《目立たない》よう死角を取り【神狩りし簒奪者】による多重《属性攻撃》。
まず影鎖の《範囲攻撃+蹂躙+盗み+生命力吸収》で敵と魔界の住民を縛り《エネルギー充填》。
後者は一応危険から遠ざける狙いもあるのは秘密、アタシの糧になって貰おう
同時に白雷槍の《早業+クイックドロウ+マヒ攻撃+貫通攻撃+串刺し+弾幕》で敵の動きを妨害、影鎖から奪った力で《限界突破+全力魔法》強化を施した黒炎を放ち耐性ごと貫き《焼却》
UC含む敵の動きを封じ込めるよ


レヴァン・アーカイブ
【無銘災歌】
やぁ、何を歯ぎしりしてるんだい?
それだと悪の親玉っていうより三流の小物じゃないか。かかってこい、格の違いを教えてあげるよ。
そう言った後に【トリニティ・エンハンス】で攻撃力を強く上げていく。
それと今回は炎の魔力をより増加させて自分の後ろに演出用の炎を出して敵味方関係なく【恐怖を与える】ことにするよ。
そして上がった攻撃力を【力溜め】でさらに上げて親玉を一撃でぶちのめす準備だ。
親玉はその時にはカタリナのせいで動けなくなって歯ぎしりしているだろうね。
トドメに【重量攻撃】【属性攻撃】を乗せた大剣の【薙ぎ払い】で斬り裂こう。
その過程で悪魔達も斬られてそうだけど
これは必要な犠牲なんだ。うん



●無名の災いを呼ぶ歌
「やっとお出ましか」
 カタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)は待ちくたびれたと言わんばかりに武器を構える。
 レヴァン・アーカイブ(人間のマジックナイト・f31780)に至っては肩を大仰にすくめて竜を笑っていた。
「親玉と言うよりは三流の小物じゃないか」
『ほざいたな塵芥どもがぁッ!!』
 悪竜は高く咆哮し、膨大な瘴気を帯び始めた。
 対する二人はどこまでも悠々として佇んでいる。
「いやぁ、良い素材が取れそうだ」
「格の違いを教えてあげるよ」
 方や素材扱い、方や格下扱い。
 怒りに震える悪竜がブレスを吐き出す。
 されどそれは黒炎の嵐で焼き払われた。
 同時、影よりそそり立つ異能封じの鎖がその四肢を封じ込める。
『こしゃくな真似をッ!!』
「それも策略の内だよ」
 三大を纏い、レヴァンが大剣に魔力をこめる。
 その魔力を帯びた剣が、振り下ろされその巨躯を揺らがせた。
 吹き飛び、たたらを踏む悪竜、その身に突き立つは光速度で突き刺さった白き雷。
 それがパパッ、と瞬いたと同時に爆裂する。
『おのれ……ッ!!』
 悪竜が吠え、その痛みに身を捩る。
 されど、黒き鎖がその身を縛り、白雷が穿つ。
 身動きを止めた所に三大魔力の剣が巨躯を揺らがせ、出来た隙に黒い炎が打ち込まれる。
 吐き出される炎の吐息も同じ質を宿した黒炎により相殺される。
 魔竜の軍勢を呼び出そうとすれば、黒き鎖がそれを阻んだ。
 竜爪斬撃とて、近づかねば意味はなく、それは白雷によって阻まれる。
 唯一近づいてくるレヴァンは、見事に隙をついたヒット・アンド・アウェイによって有利を保っていた。
 つまる所、終始、戦闘はカタリナとレヴァンの優位に進んでいた。
 しかし、さすがの親玉、さすがの巨躯。
「……いやぁ、流石に仕留めきれないかな?」
「しぶとさだけは親玉級か」
 二人は再度、武器を構え攻撃を続けていく。
 しかし、悪竜はいまだ力尽きる事なく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

鍋島・小百合子
WIZ重視

禍々しき龍如きが金を集めたがるとは卑しき性根ぞ
悪魔を従えし我が薙刀にて成敗してくれるわ

「わらわに討ち果たされたくば存分に戦うがよい!褒美は敵の首ぞ!」
悪魔共を引き続き戦闘知識活用にて指揮し魔竜軍団の迎撃に当たらせる
巫女装束に早着替えし長弓と矢筒を上空に投げればUC「弓神霊泉舞」発動
我が舞(ダンス、パフォーマンス併用)を途切れさせる事なく、遠隔操作の長弓の範囲攻撃と乱れ撃ちで弾幕を張りつつの援護射撃と舞から溢れる霊力で悪魔達を鼓舞
舞を途切れされぬように舞の要領で見切り回避を意識
龍の将を遠隔操作の長弓で攻撃する場合は翼・口・腕を正確に狙い射る(スナイパー、部位破壊、目潰し併用)



●弓舞乱舞
「禍々しき龍如きが金を集めたがるとは卑しき性根よのッ!!」
『いや、普通はドラゴンは金を集めるもんじゃないかねぇッ?!』
「問答無用、者ども、わらわに討たれるか彼奴に討たれるか好きに選ぶがいいッ!!」
 鍋島・小百合子(朱舞の女丈夫・f04799)が薙刀を振り上げる。
 悪魔たちは問答無用なその様に惚れ込んだのか、悪龍に殺到する。
 だがさすがのオブリビオン、そんなもの造作もないように一蹴してしまう。
「うわー、もうだめだー!!」
『クハハハハッ、造作もないなぁッ!!』
「貴様ら、褒美が目の前にあるのに何をやっておるかッ!! 仕方あるまい、わらわが指揮するッ!!」
 小百合子の衣装が巫女装束に瞬時に変じる。
 同時、投じられる弓と矢筒。
『自ら武器を投げ捨ておったかッ!!』
「笑止ッ!!」
 嘲るように笑う悪龍に自信満々に笑い返す小百合子。
 神楽舞を舞えば、悪魔たちの力が賦活される。
 みるみるうちに傷は塞がり、力が溢れていく。
 悪龍の魔龍軍団に一蹴されていたはずのそれがなんとあっと言う間に押し返していってしまう。
 さらには空に投じた弓より矢が放たれ、悪龍そのものを貫く。
『馬鹿な……ッ!?』
「者共、首は目の前ぞ。気を張るがいいッ!!」
 雄々しい雄叫びが響き、魔龍軍団は駆逐されていく。
 悪龍の翼は矢で射抜かれ、皮膜はぼろぼろになっていく。
 口を開こうとすれば、矢のそれが貫通し、それを縫い止める。
 爪で切り裂こうとすれば矢の雨嵐が飛来し、その腕を貫く。
『おのれえええええッ!?』
 されど、さすがのオブリビオンか。
 いまだにその生命力は絶えることなく、戦いは続いていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エドゥアルト・ルーデル
うわっただのドラゴンとかインパクト薄ない?

ドラゴン召喚とかアレが起こりますな!兵隊諸君雑に突撃するんだよおう早くしろよ
貴様らの犠牲は5秒ぐらい忘れねぇからよ…止まるんじゃねぇぞ…

見たまえ戦場がワチャワチャすれば処理重すぎで【物理演算の神】がお怒りだ!【お戯れのバグ】が来ますぞ!
敵味方無差別にバグって体が伸びたり上半身だけブレイクダンスとやべー挙動でござるな!

悪竜も"神"からは逃げられない!動きが封じられている間に頭に登って爆弾を仕掛けますぞ!角全部へし折ってやる!
そして"神"からは誰も逃げられないのさ…拙者もね…!混沌とした場の後始末もせずバグって星の彼方へと吹き飛ぶ拙者!サラダバー!



●物理演算のバグ、そしてケツワープ
「え? うそぉ? ドラゴンが許されるのなんて小学生まででござるよねー?」
「キモーい」
 エドゥアルト・ルーデル(黒ヒゲ・f10354)、ボスを目の前にして会心の一撃。
 なおキモーいと言ったのは先程蹴散らしたはずの鎧の悪魔である。
 なんでだ。何故か。大体はこのひげ野郎が悪い。
 魔龍軍団が召喚され、次々と戦場を埋め尽くしていく。
『貴様ぁあああッ!!』
「おら、兵隊諸君雑に突撃するんだよ。おうやくしろよ」
 その雑な命令に雑に突撃していく悪魔たち。
 お前らの犠牲は忘れはしないぜ――――那由多秒ぐらい。
 止まるんじゃねぇぞ、俺は止まらねぇからな。
「キーボウノーハナー」
 エドゥアルトの雑な命令、わちゃわちゃする戦場。
 次々と龍軍団にぷちぷちされる悪魔たち。
 だが、これこそエドゥアルトの望んだ状況であった。
「見給え――――」
 エドゥアルトは戦場を示す。
 なお見給え、などと言っているがエドゥアルトの周りには誰もいない。
 だって全員突撃してるからね。
 その戦場のワチャワチャ具合に遂にそれは、そう、破綻は訪れたのである。
 突然、彼を含めたすべての動きが止まる。
「来た……遂に来たでござるよ……!!」
 エドゥアルト、震える。
 そして、次の瞬間、彼の体が伸びて、歪んだ。
 だが、それは彼以外もだ。
 悪魔たちも身体がねじれたり、何故か上に吹き飛んでは一瞬で元の場所にワープしたり。
 あるいは上半身だけがものすごい勢いで前後したりしている。
 悪龍に至ってはゲッダン揺れる回る巡る切ない気持ちしていた。
「神の怒りでござるッ!! お戯れのバグでござるぞぉッ!!」
 そう、これこそが物理演算と言う神の怒り、バグ挙動である。
 エドゥアルトは壁に自らの尻を叩きつけると同時、ワッフゥー、と言う叫びと共に魔龍の頭にワープしていた。
 設置するのは無論爆弾である。
 だがただの爆弾ではない。
 物理演算が狂っている今では同じ座標に爆弾が無数に仕掛けることが出来るのである。
 ゲッダンしている悪龍の頭に寸分違わず仕掛けられた樽爆弾、その総数は999個。
 アイテムの最大スタック数分のそれが爆発する。
 刹那、悪魔界が一瞬フリーズした。
 999個の爆弾の爆発エフェクトによる処理落ちである。
 スローモーションあるいはコマ落ちのように数度に分けての閃光。
 そして、エドゥアルトの挙動もバグっていた。
 何故か右に吹っ飛んだと思ったら左から現れ、同時上に吹き飛び、そして彼は星になったのだった。
「ばいばいきぃぃぃぃぃぃんッ!!」
 きらん☆

大成功 🔵​🔵​🔵​

死之宮・謡
アドリブ歓迎

おっと、君は中々まともなようだね…良いじゃないか。矢張り、確固たる意志を持たぬモノに未来など無い…そう言う意味では、過去の存在であり元来未来などと言うモノは無い筈の君の方が流されるだけの有象無象よりよほど生きているように思えるがな…
まぁ、その未来も今から私が摘み取るんだがね?

【涯】を展開して戦闘開始
ファルトレキアに「呪詛」を纏わせ衰弱と侵蝕を重ねて切り刻んで滅多切りに
相手の攻撃も呪焔で呑み込む



●だがそんな事は知った事ではない
「君はまと……も……うん、まともなようだね」
 元凶がいなくなったからかゲッダン挙動は収まった。
 悪龍は999もの爆弾を受け、その頭蓋はすでにぼろぼろだ。
 角はへし折れているので部位破壊報酬は確定だろう。
『おのれぇ……ッ!!』
「だが中々良い闘志だ。矢張り確固たる意思を持たぬものに未来などはないな」
 悪龍がその吐息を吐く。
 黒き炎が死之宮・謡(存在悪:狂魔王・f13193)を包み込んだ。
 燃え盛る黒い炎がゆらゆら、と大気を焦がす。
 だが、それも内側から弾け飛んだ。
「そういう意味では過去の存在であり、元来未来など存在せず、また過去である故に過去の残滓……あるいは習性に頑迷なまでに縛られる君の方が流されるだけの有象無象よりはよっぽどに――――」
 生きているのかもしれないな。
 謡のその言葉と共に鮮血色の満月が悪魔界を照らす。
 赤い雨が降り注ぐ。
 しかし、それは赤いだけではない、紛れもなくれっきとした血なのだ。
 粘着質で、黒く、重いそれがびちゃびちゃ、と大地を濡らしていく。
 戦場が、悪意と狂気に蝕まれていく。
 そこは最早戦場ではなく、ただの狂乱が支配する墓場であった。
「最も、君に未来はない」
 ――――この時点で最早終着は決定づけられていた。
 未来はない、そもそも過去と言う残滓によって停滞を運命づけられたオブリビオンにそんなものは存在しない。
 故に彼らは世界を静止させ、トポロジーの破綻を生み、世界を破断させるのだから。
 そして、それを刈り取るものこそが、第六の猟兵、イェーガーであった。
 故に、この終着は必然であり、決定事項である。
『オ、オノレエエエエエッ!!』
 悪竜の咆哮、その吐息。
 されど鮮血色の呪焔がそれすらも飲み込んでいく。
 刃の穂先より滴る赤色のそれは呪いの集合体。
 されど、その呪いの内容物を読み取る事は不可能。
 何故ならば、最早個を読み取ることが不可能なまでに、その呪いは重く、粘着質で、そして異質であった。
「そこそこには考えさせられたよ」
 決着は劇的でもなく、ただ淡々と。
 振るった刃が、悪竜を両断して終わらせるだけであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年02月03日


挿絵イラスト