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花喰エデン(作者 雪月キリカ
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#UDCアース  #プレイング受付中 


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●春はまだか
 丸皿に綺麗に並んだ、色とりどりの沢山の花。
 金箔が舞い、小さな花が浮いた青と赤の着香茶。
 バラの花弁を煮込んで作ったジャムに、スミレの花の砂糖漬け。
 お伽話の茶会みたいだと、いつかの誰かは言っていた。

 けれども皆が、知っている。これだけでは、足りないのだと。
 花だけでは満足しないことを、知っている。

●どこにもないから理想郷
「年明け早々すまないね。だが集まってくれて感謝だよ」
 グリモアベースの片隅で、微かに薬品の香を纏った娘――キサラが、猟兵達が集まったのを認めると口を開く。
「さてさて。早速なのだが君達には、UDCアースのとある集落に向かってほしいのだよ。まー、そこでは祝祭が行われているのだがね? お察しの如くUDC絡みなんだよね」

 キサラ曰く。その集落に住む者すべてが、ある一体のUDCを信奉する信者達なのだという。
 そのUDCは100年以上もの間、集落に住む者先祖代々から信奉され続け。そしてしばしば奇妙な祝祭によって生贄を要求しているのだそうだ。
 信者達はその祭りと共に生贄となる者をUDCへと捧げ、見返りに超自然の庇護を受け続けてきたという。
「そのUDCが姿を現すのは祝祭の時のみだ。だから君達にはその祝祭の参加者を装って入り込んで、倒してきてほしい。集落の人間達は余所者である君達を喜んで歓迎するさ」
 余所者は貴重な存在なのだ。なんてったって、身内である信者の中から生贄を出さないで済むのだから。

「祝祭についてなのだが、先に説明しておくと『花を取り込む』祭りだ」
 身体の中の穢れを清める意味で花を食すのだとキサラは説明する。ちなみに集落の者は摘み取った花を生食しているそうだ。実際、エディブルフラワーなどそのままでも食べられる花は存在する。しかし集落の者が生食している花がエディブルフラワーであるかは不明だ。
「でも、外の人向けってことで茶屋で着香茶や花弁ジャム。砂糖漬けの花を提供してくる。だから無理して生の花を食べなくてもいいよ」
 もしかすると外部の者の口にも合うようにするのは、最後にはせめて美味な食事をという情けのつもりなのかもしれない。

「信者達は他の生命を対価に、随分と良い思いをしてきたみたいだ。そろそろ突き落としてやらねばならぬよ。禍福は糾える縄の如し、だ」
 そう言うと。キサラはそれじゃ行って来なよと、猟兵達を送り出した。





第2章 集団戦 『ルリハ』

POW ●セカンダリー・インフェクション
自身に【病源体】をまとい、高速移動と【病源体】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD ●アウトブレイク
【伝染力の高い病源体】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ ●スーパー・スプレッダー
【病源体】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【にばら撒くことで】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 西の空に陽が沈み、他者の顔の見分けがつきにくくなる黄昏時。
 集落の道の両端に、篝火が焚かれ始めた。来る夜に備えてだろうか。
 
 不意に何処からか。チィチィと鳥の鳴く声が聞こえてきた。
 鳴き声の主は何処ぞと見渡せば。家屋の屋根、もしくは樹の枝に、その鳥を見つけることが出来るだろう。
 鳥はそこから飛び立つと、猟兵の頭上をくるくると旋回する。
 同時にふわりと、甘い花の香りが漂った。頭がぼんやりとしてしまいそうな、濃厚な香りだった。

『マレビトさま、あなたは選ばれたのです』
『あの鳥に導かれるままに、おすすみください』
『あなたのその――が、――に……のです』
 旋回する鳥に気付いた集落の者たちが口々に、鳥について行けと言う。

 チィチィ、チィチィ。おいでおいでと言うように鳥は鳴く。足を止めている内に、その数は増えていく。
 けれども猟兵には判るのだ。あの鳥たちはオブリビオンであると。

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 二章はルリハとの集団戦となります。
 病原体=花の香りになります。吸い込み過ぎると意識が朦朧とします。

 集落の者達は花をひたすらに食しながら、もしくは『どうぞお進みになってください』等宣いながら猟兵とルリハを見送ろうとします。
 しかし猟兵はルリハをオブリビオンとして認識できるので、惑わされることはありません。
 今までのマレビトはルリハの香りに思考を奪われ、集落の者たちの言葉のままにルリハについて行き、そのまま……というパターンでした。今回もそうだろうと集落の者たちはタカをくくっているので、戦闘に手を出そうとしてきません。

 軽くついて行くフリしてから打ち倒しても、最初から打ち倒しても。どちらでもどうぞ。