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夜食に食べるチョコって罪深いですよね!(作者 屋守保英
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#デビルキングワールド  #プレイング受付中 


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●夜食は悪です
 デビルキングワールドのとある都市。
 歓楽街のアーケードの下で、一人の魔王が屋台の前で声を張り上げていた。
「夜のギャンブルのお供に甘いもの! アマイモン印のチョコレートはいらんかのー!?」
 名を、チョコレートの魔王アマイモン。チョコレートと、チョコレートの悪魔を司る彼女は、自分の顔がパッケージに印刷された大きな板チョコを、屋台に山のように積んで売りさばいていた。
 ここは歓楽街、イカサマの横行する遊び場。イカサマするには頭を使うと言うことで、悪魔たちへの訴求力は十分だった。
「きゃー、アマイモン様-!」
「チョコレートくださーい!」
 悪魔が次々屋台に群がり、いくらかのデビルと引き換えにチョコレートを買っていく。悪魔によっては一度に三枚、五枚。山のような板チョコが次々無くなっていく。
「よいよい、お主ら、どんどんわらわのチョコレートを食って賭け事に興じるのじゃ! こんな夜に甘ーいチョコレート、悪じゃろ! 身体に悪いじゃろ!」
「悪いですー!」
「さすがアマイモン様ー!」
 アマイモンの言葉に心酔するように、悪魔が彼女を崇めながらチョコレートを買っていく。次々チョコレートに手を伸ばす悪魔たちに、アマイモンはほくそ笑んでいた。
「くっくっく、売れ行きは好調じゃ。このままの勢いなら、デビルが必要金額に届くのももうすぐじゃ……!」
 彼女の真なる目的は、カタストロフ級の儀式魔術。その為に必要なデビルの額が達成されるのも、そう難しい話ではないように思えた。

●夜の甘いものは巨悪です
「なんつーか、凄い世界が見つかったもんだよな。悪いことをした方がえらい、なんてさ」
 梯・剛士(ヴァリウードの随伴者・f12919)は難しい表情をしながら、グリモアから映した光景を見ていた。
 新世界、デビルキングワールドは悪こそが尊ばれ、敬われる世界だ。猟兵に匹敵するユーベルコード使いの悪魔たちが、悪事を働くオブリビオンに畏敬の念を抱いている。
 つまり、世界の住人が積極的にオブリビオンの手伝いをしているのだ。悪魔達の支持を得るには、オブリビオンの行う悪事よりも、より悪いことをしないとならない。
「今回俺が予知したオブリビオン……チョコレートの魔王アマイモンってんだけど、『夜食にチョコレートを食べよう!』って言って、自分のプロデュースしたチョコレートを悪魔に売りまくっているんだ」
「そのチョコレートを夜食に食べることで、より身体に悪い、罪深い行いをしよう、とかの悪魔は申しております。確かに悪だと申せましょう」
 狼獣人のモンスター、ヴァリウードも腕を組み、頷きながらしゃべっている。
 確かに悪だ。分かりやすく悪だ。夜食はただでさえ太りやすいのに、そこにチョコレートなんて甘いものを食べるなど。
 だが、事はそう単純な話ではないらしい。
「悪魔の使う通貨、デビルっていうんだけどさ、その硬貨や紙幣には魔力が籠められていて、大量に集めるとカタストロフ級の儀式魔術を使えるらしいんだ。アマイモンはその為に、大量にデビルを集めているんだってよ」
「このまま魔王の懐を潤わせていては、儀式魔術が発動されてしまいます。つきましては皆様に、魔王を撃破してその資金を奪ってきていただきたい」
 剛士の説明を受けて、ヴァリウードが頷く。つまりは、強盗をしてこいと言うことだ。これは悪だ。成功したらきっと、悪魔たちも猟兵に尊敬の目を向けてくるに違いない。
 舞台となるのはデビルキングワールドのとある都市。遊戯施設が多く集まる街の一角に、アマイモンの屋敷があるらしい。剛士がグリモアから映像を映しながら言う。
「アマイモンの屋敷は、グレモリア族っていう淫魔の種族が警備についてる。直接戦闘するには数が多すぎて分が悪いし、淫魔だからあの手この手で籠絡してくるから、力で押し通ろう、ってのはオススメできないぜ」
「なんとか、監視の目を掻い潜って潜入する手段が必要となります。変装する、潜入する、眠らせる……手段は色々とあることでございましょう。やり方はお任せいたします」
 彼の説明の後を継いで、ヴァリウードも話す。敵の数は数多いるが、直接戦闘して乗り込むことは得策ではない、ということだ。なんとかして事を荒立てず、屋敷の中に侵入する必要があるだろう。
 アマイモンの所在を明らかにしたら、次はそこに乗り込む番だ。
「アマイモンの部屋にはデビルが大量にあるはずだ。相手は金を守るべく皆をやっつけようとするだろう。きっちり倒してデビルを奪ってくれ」
 アマイモンはチョコレートの悪魔を使役する魔王だ。多数のチョコレートの悪魔を召喚するほか、鋭く尖ったチョコレートの槍を雨のように降らしてくる。また、チョコレートで出来た城を召喚し、押し潰す攻撃も行うらしい。
 アマイモンを倒せば、彼女が貯め込んだデビルは猟兵のものだ。強盗という悪いことをした猟兵たちを、屋敷のグレモリア族は喜んで外に通してくれるだろう。脱出のことは考えなくてもいい。
「アマイモンの屋敷の傍には、歓楽街があることが分かりました。カジノ、ゲームセンター、パチンコ屋……数々の遊戯施設がある模様。そちらで奪ったデビルを、ぱーっと使ってしまうことをお勧めいたします」
 ヴァリウードが口元に笑みを浮かべながら話す。遊戯施設は様々な種類があるが、どこも真っ当なギャンブルなどさせてはくれない。イカサマのオンパレードだ。
 イカサマのプロである悪魔たちとどう渡り合うか、金を使うに当たってそこも重要なことだろう。
 説明を終えた剛士が、笑みを浮かべながらグリモアを回転させる。
「準備はいいか、皆? 俺たちの方が悪いって事、悪魔どもにしっかり見せつけてやろうぜ!」





第3章 日常 『イカサマカジノ』

POWルールの変更を強引に主張する
SPD手先の器用さを生かしてカードを入れ替える
WIZ事前にカジノの設備に細工を仕込んでおく
👑5

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●分かりきったイカサマは悪です
 アマイモンが消滅し、部屋に残されていた大量のデビルを抱えて部屋を出ると、警備のグレモリア族が何人もこちらに駆けてくる。まずい、と思うよりも早く、グレモリア族が嬉しそうに話しかけてきた。
「いやあ皆様、強盗とはまさしく悪の中の悪! 素晴らしい!」
「こちらのデビルはどうぞ全てお持ちください。重くて持ち運べない? なるほど、ではここに置いていて構いませんので、いつでも取りに戻ってきてくだされば!」
 褒め称えられている。なんとも複雑な心境になる猟兵たちだが、どうも彼らは素直に通してくれるらしい。それどころか何度も自由に出入りしていいらしい。いいのか。
「して、こちらのデビルを元手に何を……賭け事に使う? でしたらこの館の傍に歓楽街がございます。カジノ、雀荘、パチンコ屋にスロット屋、いろいろ揃っておりますよ!」
「悪銭身につかず、宵越しの金は持たないということですか、いやぁたまりませんね!」
 悪魔たちの称賛の声に押されながら、猟兵たちは屋敷の近くにある歓楽街に向かう。様々な遊戯施設が軒を連ねる中、どうやってデビルを使い果たそうか。楽しい時間が、今始まろうとしていた。

●特記事項
 ・アマイモンから奪った金を、盛大にぱーっと使っていただきます。デビルを使い切ることが目的です。
 ・歓楽街の施設はイカサマのオンパレードです。どれだけ相手のイカサマを上回り、気持ちよくデビルを使えるかがポイントです。とはいえ、別に大負けしても構いません。