4
信じるパワー全開に走り出す(時間指定便)(作者 Naranji
6


#キマイラフューチャー  #猟書家の侵攻  #猟書家  #プレステル・ピスティ  #テレビウム  #システム・フラワーズ  #プレイング受付中 


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#キマイラフューチャー
🔒
#猟書家の侵攻
🔒
#猟書家
🔒
#プレステル・ピスティ
🔒
#テレビウム
🔒
#システム・フラワーズ
#プレイング受付中


0




「改造完了です。これで貴方も機械軍プレステルの一員。熱い血流れぬ鋼の『マシン怪人』です。キング・ブレイン様の配下となった栄誉を胸に刻み、キング・ブレイン様への忠義のため使命に励むのです」
「ウイーン! よろこんでー!」
 猟書家『プレステル・ピスティ』が改造手術台から一歩退くと、顔面に箱を被った奇妙な風貌の怪人(それでも一般的な人型体系をしているからこの世界ではマシな方)が勢いよく上半身を跳ね上げる。
「ウイーン! ご依頼、テレビウムの配達。お届け指定は16時!」
「そうです。テレビウムのアンロックも忘れずに」
 従順な態度で命令を受諾する箱被り怪人に満足げに頷き、プレステル・ピスティは背後を振り返る。
 そこに居並ぶのは、既に改造手術を受けていた同様の怪人達だ。芸術的な美しさで整列した箱頭たちは、ピスティの視線を受け一斉にメモ帳を確認し。
「それでは仕事の時間です。最後に、忘れちゃならない……」
「「「精密機械は上詰み厳禁! サーイエッサー!」」」


「やあいらっしゃい。集まってくれてありがとう、猟兵諸君」
 グリモアベースの一室に設けられたブリーフィングルーム。枯井戸・マックス(マスターピーベリー・f03382)はその机の上に湯気を上げるマグカップを並べながら、猟兵達を出迎えた。
「さて今回の依頼だが、例の猟書家関連の事件を予知してね。諸君らには急ぎキマイラフューチャーに飛んでもらいたい」
 全員にコーヒーが行きわたったことを確認したタイミングでマックスは電子ボードに予知の概要を表示する。
 今回猟書家が狙っているのはテレビウム。画面を見やれば、そこには一般的なテレビウムと並び、顔のグラフィックボードに鍵のようなマークを浮かび上がらせた個体が映し出されている。
「以前の戦争を経験したものなら覚えているだろうけど、一応確認だ。顔に鍵が映し出されたテレビウムが集まった時、キマイラフューチャーの大地は二つに割れ、この世界の根源、システム・フラワーズへの道が開かれる」
 かつての戦争でも一度、惑星ごとパッカーンと割れた過去を持つキマイラフューチャー。
 猟書家『プレステル・ピスティ』はそれをもう一度引き起こし、この星のメンテナンスゲート内部への侵入を目論んでいるのだ。
「予知によると、猟書家の手下たちは白昼堂々、テレビウムの誘拐事件を引き起こすようだ。しかもこの猟書家、厄介なことに手下の怪人を機械改造して、テレビウムを強制的にアンロック状態にする電波装置を組み込んでいるみたいでなぁ」
 おもむろに皿に盛られた角砂糖を指で弄り積み上げ始めたマックス。機械みたいに効率的な奴だよ、キマフュらしくない。と嘆息。
 しかしそう言ってられないのが現状だ。座ってコーヒーをゆっくり味わっている間にも、怪人の間の手は刻一刻と迫っている。
「だが、付け入る隙はあるぜ。確かに敵は機械みたいに効率的かつ迅速に動くようだが、それ故に融通が利かない。奴らにとってイレギュラーな行動をしたり、タブーとなる行動を自ら起こさせたりできたら、どうなるかな?」
 にやにやとした笑みを浮かべ、マックスは綺麗に積み上げた角砂糖を指で弾く。
 白い小山が崩れるのと、彼の背後で紺碧のゲートが開くのは同時だった。
「それでは猟兵諸君の活躍を期待する。今度はコーヒーに合うケーキも用意しておくぜ。……ああ、この角砂糖はちゃんと片付けておくよ」





第2章 ボス戦 『プレステル・ピスティ』

POW ●強制忠義ビーム
【キング・ブレインへの忠誠心】を籠めた【パペットからのビーム】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【敵対心】のみを攻撃する。
SPD ●パペットビーム乱射
自身の【左胸のキング・ブレイン・バッジ】が輝く間、【パペットからのビーム】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
WIZ ●「キングの覇道を阻む奴ぶっ殺す!!」
【パペット】を向けた対象に、【破壊光線もしくは罵詈雑言】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠テュティエティス・イルニスティアです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 キマイラフューチャーの空が茜色に染まる。
 惑星全土の環境が整えられたリゾート世界とはいえ、大寒の候はともなれば些か冷えこむのか。事なきを得たテレビウム達は白い息を吐きながら、口々に猟兵達への感謝を述べ広場を後にしていった。
 そんな折、グリモア猟兵からの通信が入る。
 プレステル・ピスティの居場所が判明した。場所は……。

 ワクワク☆わんぱく遊園地。
 アミューズメントだけではなく夜景にも力を入れた、キマイラフューチャーの人気デートスポットである。
 その遊園地でもひと際目を引く巨大建造物―夕日に照らされた観覧車から一人降り立ったのは、青い軍服をまとった美少女。
 その名も『機械軍プレステル』が首領、プレステル・ピスティ。
 妖精の如き美貌と機械の冷酷さを兼ね備える彼女であったが、しかし今、ピスティは眉根に皺を刻み不満を露にしていた。
「……遅い、遅すぎます。お届け指定時刻はとうに1時間も過ぎているというのに。たった一人で観覧車に一時間ですよ。どれだけ虚しかったと思っているのですか」
 並々ならぬ怒気を放つピスティ。左手に握った鞭をポフン、ポフン、と右手の子犬型パペットに何度も打ち付けるその姿は、辺りに近寄りがたい雰囲気を振りまいていた。
「本当ならば今頃はテレビウムの鍵を集め終えている筈だったのに。本当なら……」
 とここでピスティの頬、紅潮。
「今頃はキング・ブレイン様にご報告差し上げ、2人で一緒にメンテナンスゲートの封印を開放している筈だったの! 2人の初めての共同作業なの! そしてそして、キング・ブレイン様からお褒めの言葉をいただいて美しい夜景をバックに手を取り合い、か、肩も抱かれちゃったりして……。そしてそしてそして、私たちは歩幅を合わせてゆっくりと光り輝く花道(システムフラワーズ)へ……ふへ、ふへへへ」
 熱暴走(オーバーヒート)!
 頬に手を当てぐにゃぐにゃと胴をくねらせ、緩みきった顔を晒すピスティ。
「……その、筈だったのに……」
 とここでピスティの瞳が、淀んだ涅色に色を変えた。
「押しつけクーリエズ、彼らにはキング・ブレイン様への忠誠心が足りていなかったようですね。廃棄処分決定です。いえ、もしくは何者かに妨害を受けたか……」
 つい数瞬前までしなをつくっていた事など幻だったかのように居住まいを正すと、ピスティは落日へと、その濁った眼を向けた。
 その視線の先、夕日を背に歩み寄るのは複数の影。
「ええ、その何者かが“あなた達”なのであれば」
 やがてその影ははっきりと形を成す。
 君達、猟兵は遂にこの時、プレステル・ピスティと対峙したのだ。
「私は容赦いたしません。機械的に。徹底的に。壊滅的に……」
 猟兵に向け、子犬型パペットをはめた右手をかざすピスティ。その口からは禍々しい力が迸る。
「全てはキング・ブレイン様のために」
ネージュ・ローラン(サポート)
『舞でお相手しましょう』『皆さんはわたしが守ります!』

ヴェールを使って空中を舞いながら戦うエルフです。
戦闘では主に前に出て相手を引きつけながら戦います。
攻撃は空中からの足技や、氷の武器を作って行います。
精霊魔法も可能で、「氷の大狼」「炎の妖狐」「風の神鳥」と契約しており、氷属性を中心に使用します。
仲間も一般人も傷つけず守りたいと考え、そのことを最優先に動きます。

潜入や調査はあまり得意ではありませんが、事件解決の為であれば出来る限りの事をしようとします。
機動力を活かせる役割があれば率先して引き受けましょう。


エルヴィン・シュミット
ハハハ、随分お待たせしてしまったようだな!
ま、お前さんの用事なんざ知った事じゃねえしこっちも勝手にヤらせて貰うぜ!

さて、今度は狡い真似は抜きにしようか。
UCを発動し、眩く輝く騎士様のお出ましだ!
今日の夕日は何時にも増して眩しいぜ!

…まあ、悪ふざけは程々にして、さっさとヤっちまうか。
奴の破壊光線は【見切り】と高速飛行で避けちまおう。
奴が喚き出した時は…【呪詛耐性】とか効くのか?

無駄に周りに被害を出すのもいい気分じゃないし、さっさと隙を見つけて【ALUETTE】の【重量攻撃】で一撃にしちまおうか。

『今日のお届け物は…キツいお仕置きだぜ!』


水鏡・怜悧
詠唱:改変、省略可
人格:ロキ
愛ゆえに、というものなのでしょうか。私には理解できませんが……貴女は私より『ヒト』なのですね
構築するのは光属性でビームを跳ね返すローブ、風属性で高速移動するブーツ、水属性で水刃が飛ばせるナイフ
パペットに注意し、ビームの射線を想定しながらブーツで移動しビームを回避。水刃を使わず近接戦闘を仕掛ければ、遠距離の攻撃手段は無いと思わせられるでしょう
高速で近づき、ナイフの射程ギリギリで刃を振ります。相手は身を引いて躱しながらビームを放ってくると思うので、水刃で切り裂きましょう。ビームはローブで防ぎます
バッジを狙いましたが身を挺して防がれましたか。やはり、理解できませんね


「消えなさい!」
 プレステル・ピスティのパペットから怪光線が放たれ、ワクワク☆わんぱく遊園地に塵煙が立ち込める。
 猟兵達が臨戦態勢に入る前の先制攻撃。
 マシン軍団の総帥なればこそ、彼女は勝利の為なら手段を択ばない冷徹さも持ち合わせていた。
 しかし煙が晴れた時、既にその場所に影はなく。
「ハハハ、随分お待たせしてしまったようだな!」
 メリーゴーランドの上に着地したその男は、頭に被った段ボール箱をポイっと投げ捨て、鈍色に輝くブロードソードを鞘から引き抜いた。
「ま、お前さんの用事なんざ知った事じゃねえしこっちも勝手にヤらせて貰うぜ!」
 男―エルヴィン・シュミットは強敵を前にして、敢えてその身を偽ることをやめた。
 剣を一振りし、呼び覚ますは騎士道。
 高潔なる魂は光と共に鎧を形作り、その背には白銀の翼を顕現させる。
「今日の夕日は何時にも増して眩しいぜ!」
 HOLY KNIGHT CHANGE。
 西日を赤赤と反射して、エルヴィンは空を駆けた。
 そして、それと並ぶように宙を舞う白銀がもう一人。
「舞でお相手しましょう」
 エルフのスカイダンサー、ネージュ・ローラン(氷雪の綺羅星・f01285)。
 助っ人に駆け付けた彼女もまた、空中戦に長けた戦士である。
 光の騎士とエルフの踊り子が並び飛ぶ姿は、さながらフェアリーテールの一説を思わせた。
「あなたのような気高い騎士様と戦えるとは、光栄です」
「あ、ああ、そう?」
 でもネージュさん騙されないで。その男、さっきまで酷いペテンで怪人達を爆葬してましたよ。
「やはりあなた達が邪魔立てしたのですね! キング様の覇道を阻む奴ぶっ殺す!!」
 対するピスティは尚もパペットからの放つ光線で対空砲火。
 しかし二人は巧みな飛行能力でそれらを躱し、空からピスティを挟みこむように剣と蹴りの一撃を叩きこむ。
「はー! そうですか! はー! コンビネーション魅せつけようってんですか! キング・ブレイン様とのコンビネーションなら私だって負けてませんから! 私達の超絶美麗な連携を前にしたら、あなたの付け焼刃の同時攻撃なんてカスです! カス!」
「うっせえバーカ!!」
 罵詈雑言、というよりも子供の負け惜しみのようなソレをエルヴィンは意にも返さない。
 反撃とばかりにこちらも悪態をつけば、赤い血通わぬ筈のピスティの顔が怒りで真っ赤に燃え上がった。
「愛ゆえに、というものなのでしょうか。私には理解できませんが……」
 そしてピスティの意識が上空に向くその隙を狙っていた者が1人。
 物陰に身を潜めていた水鏡・怜悧は、服の裾から呼び出した流体金属で脚と背を覆い、それぞれをブーツとローブの形で固定した。
 あらゆる属性を内包する液体金属。今回選択した加護は脚力を高める『風』と、光線を乱反射させる『光』。
「貴女は私より『ヒト』なのですね」
 どこか寂し気な一言をその場に置き去りにして、怜悧は韋駄天の如く地を駆ける。
 追加で生み出した水属性のナイフを手にピスティの懐へと潜り込めば、狙い定めるは彼女が光線を放つたびに怪しく輝く左胸のバッチ。
 恐らくはそこが彼女の力の源だ。
 しかし。
「っ! させません!」
 ピスティは上空に向けていたパペットを恐ろしい反射速度で地に引き戻し、目前まで迫っていた怜悧に光線を乱射する。
 1度ならず、2度、3度……合計9発。命を削って放つ最高出力の連撃を、零距離で。
 当然、その反動と余波は彼女自身の体も蝕み、残されたクレーターの上に立っていたプレステル・ピスティは、その体を大きく損壊させていた。
「光のローブで反射させてもこの威力……。自損覚悟の攻撃を躊躇なくしてくるとは、予想外でした」
 当然、怜悧の方も無傷では済まない。
 液体金属のローブは度重なる被弾で融解し、その体にも所々に火傷の跡が見える。
 しかし一瞬の攻防の中、怜悧もまた一矢報いていた。
「お、お前、ブレイン様からいただいたバッチを……」
 ピスティが光線を放つその刹那。怜悧が握るナイフから射出された水刃は真っすぐ、ピスティの左胸へと放たれていた。

 カツン……。
 静寂の中、硬い物が地面に落ちる音が響く。
 そこに目をやれば、転がっているのは、機械と配線の断面を露にした人の左手首。
「ブレイン様のバッチを狙ったわね……許さない! 許しません!」
「身を挺して防がれましたか。やはり、理解できませんね」
 隻腕となったピスティだったが、その力はむしろ前よりも増していた。
 乱射される破壊光線を、残された風のブーツを駆使して紙一重で躱す怜悧。
 とその時、彼の背後から一筋の光が疾駆する。
 そしてその光は鞭のようにしなりながら、ピスティの右手のパペットを縛り上げた。
「皆さんはわたしが守ります!」
 光の根源―ネージュが握る『旅のコンパス』から放たれたそれは、持ち主が望む物の在処を示し、またある時は悪しき者を縛る鎖ともなる。
 ネージュは即座に光の鎖を手繰り寄せると、ピスティの腕を明後日の方向へと向けさせた。
「エルヴィンさん、今です!」
「ごめんくださーーい!!」
 そして、声の主は天空より来る。
「今日のお届け物は……キツいお仕置きだぜ!」
 仲間たちが生んだ好機を逃すまいと、剣を大上段に構え急降下するのはエルヴィン。
 彼の自力での最高速度は時速435km。それに重力を味方につけて更に加速。
 ついでにありったけの力を込めて、エルヴィンは愛剣【ALUETTE】を振り下ろした。
「ブレイン……様……」
 超重量の唐竹割りが叩き込まれ、ピスティの脳天から勢いよく火花が散る。
 そして返す刀を振えば、青い軍服の少女は勢いよく彼方へと吹き飛ばされた。
「ふっ、ハンコもサインもいらねえよ」
「それ、キメ台詞のつもりですか?」
「……悪いかよ」
 怜悧の無感情な瞳にバツの悪そうに頭をかきつつ、エルヴィンはALUETTEを鞘に納める。
 鍔鳴りの音と共に静寂を取り戻す園内。
 しかしピスティが吹き飛ばされた先、その瓦礫の下では、未だに微かな駆動音が響いていた。
成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴