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私の本当に盗みたかったもの(作者 白鳥美鳥
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#サクラミラージュ  #ハートフル  #本当に欲しいものは何ですか?  #プレイング募集中 


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●私の本当に盗みたかったもの
 私のドジは毎回だし、へっぽこ怪盗だっていう自覚は……残念な事にあった。
 でも、自ら怪盗って公言している位は怪盗をやっていたと思う。
 私には、どうしても欲しい物があった。どうしても、どうしても欲しい物があった。
 ……それが、手に入らないと分かっていても……それでも私はそれを……。

「サクラミラージュって所は、本当に不思議な場所だよな」
 そう語りかけるのは、リシア・エターナル(新しい世界を夢見る鳥・f29222)。
「転生って概念が一般的ってのも、やっぱり朧桜があるからなんだろうなって思う。だからこそ、皆、朧桜に惹かれてこの帝都に集まるんだろうな」
 リシアは猟兵達の方に目を向ける。
「……まあ、そんな訳で、朧桜に惹かれた影朧が現れたんだ。それも、まあ、ズタボロな姿でさ。その影朧は、どうやら、昔、帝都で怪盗をやっていたらしいんだ。……まあ、あんまり盗みが上手かったとは言えないし、どちらかと言えば愛嬌がある怪盗で、微笑ましく思われてたみたいだ。その辺りは、ズタボロな影朧になっていても変わってないから、まあ、会ってみれば分かるよ。で、彼女は……どうやら、どうしても盗みたかったものがあるらしい。その想いが強すぎて、その執念だけで帝都を彷徨っているんだ」
 その影朧自体は、もう長くないとリシアは告げる。
「……でもさ、そんな姿になってまで、叶えたい願いがあるんだ。出来れば叶えてあげて……彼女が転生出来るようにみんなに手伝って欲しいんだ。お願いできるかな?」


白鳥美鳥
 白鳥美鳥です。今回の影朧さんは怪盗さんです。どちらかと言うと、ドジっ子で微笑ましい人だった様です。そんな彼女には、どうしても盗みたいものがあり、それを探し求めています。
 まずは、弱り切っている怪盗『ティンクル』を無害化する為に、彼女の説得を行ってください。戦闘になりますが、戦いよりも言葉の方が何よりの武器です。彼女に寄り添ってあげてください。
 その後は、彼女を守りながら、彼女が『盗みたかったもの』がある場所に導くことになります。それはとても綺麗で……誰にも盗めないものですが、そこに連れていけば、きっと彼女が願っていた事が分かると思います。
 第三章のみ、お声かけを頂ければリシアもお手伝いいたします。

 リプレイは、ある程度集まってからお返しする形になると思います。状況により、まちまちになる可能性も高いので、マスターページやTwitterの確認をして頂けると幸いです。タグも使ってお知らせ出来るようにしたいと思います。

 皆様の優しさと思いやりが、影朧を救う鍵です。彼女が転生出来るよう導いて下さると嬉しいです。
 プレイング、お待ちしております。
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第1章 ボス戦 『帝都を騒がす大怪盗』

POW ●私は人を殺さない! …そのシリアスさだけを殺す!
【怪盗としてありったけの浪漫と非殺の決意】を籠めた【愛用のステッキ】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【シリアスな空気と戦う意思】のみを攻撃する。
SPD ●毎回ピンチに陥って見せるのも怪盗の醍醐味ですよ!
【あえてピンチな状況に追い込まれた】時間に応じて、攻撃や推理を含めた「次の行動」の成功率を上昇させる。
WIZ ●怪盗といえばやっぱり予告状ですね!
【辺り一面に舞い散る予告状】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全対象を眠らせる。また、睡眠中の対象は負傷が回復する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠村雨・ベルです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「おい、影朧だぞ。気付かれる前に逃げよう」
 道行く人が怯えて逃げている事に気が付かないように、彼女は歩いていた。ボロボロの怪盗衣装、その身体も透けてしまいそうだ。
「駄目、まだ……目的を果たしていないんだから……あれを……盗まなくちゃ」
世母都・かんろ
幻朧桜に導かれた彼女の、本当の願い
傷つけるばかりのわたしの力で
少しでも彼女の転生に役に立つのなら
叶えてあげたい

予告状で眠らされてしまう前に
彼女の気を惹くために歌う

お喋りは苦手だから
この歌に、想いを籠めて
【歌唱、パフォーマンス


春のにおいがどこかでしたから
遠い夢の端っこ走る
ぼくがほしかったものなんて
きっとどこにもないけれど

冬のおわりをこの目にしたくて
つめたい夜街闊歩した
きみにあげたかったものなんて
こんなちっぽけだったんだ

桜が降ったら逢いにゆこう
宝物だけ抱きしめて

冬を越えきれなかったせいで
きみが泣いてしまわぬよう


出来るだけ傷つけたくないのは
誰も傷つけないあなただから

どうか、届いて
【優しさ


 よろよろと歩く怪盗『ティンクル』。
 その傍に歩み寄るのは、世母都・かんろ(秋霖・f18159)。
 影朧、ティンクルは、びくりと身体を震わせる。強い執着を持っている彼女。だからこその警戒だろう。その目的を邪魔されたくは無いから。
 そんな彼女……ティンクルに、かんろは伝えたい事が沢山ある。でも、かんろはお喋りが苦手だ。そこには少々複雑な理由があるのだが、歌う事は綺麗なボーイソプラノのそれだ。だから、言葉で話しかけるのは苦手でも、歌に乗せて言葉を紡ぐ事は出来る。
 心からの思いを籠めて、ティンクルに届くように。
「春のにおいがどこかでしたから 遠い夢の端っこ走る。ぼくがほしかったものなんて きっとどこにもないけれど♪
 冬のおわりをこの目にしたくて つめたい夜街闊歩した。きみにあげたかったものなんて こんなちっぽけだったんだ♪
 桜が降ったら逢いにゆこう 宝物だけ抱きしめて♪
 冬を越えきれなかったせいで きみが泣いてしまわぬよう♪」
 かのんの歌に、ティンクルは視線を向ける。興味を持った様だ。
「あなたにも欲しい物があるの? ……ああ、そうか。大切な誰かにあげたいものなんだね。私は……そうだな、自分が欲しい物」
 かのんの「きみ」は、ティンクルの事。だけど、初対面の彼女には、大切な誰かと感じたらしい。
「……でも、桜が降ったら、か。それって凄く素敵だよね」
 そう言って、ティンクルは、かのんに明るくにっこりと笑いかけた。
大成功 🔵🔵🔵

涼場・応為
アドリブ共闘大歓迎です。

「うおォォォ! 実は私は怪盗をリスペクトしているぞおォォ!」

と叫びながらズタボロということで手加減しつつSPD重視で
斬りかかります。…ホント探偵らしい台詞よね。

追い込みながら敢えて大きい被害を受けない程度にわざと負けます。

「参りやした! さすが音に効いた大怪盗の姉御!
しからずんば(?)この涼場、姉御の為に粉骨砕身でお手伝い致しやす!
犯罪行為はとにかく絶対にダメでやすが!」

と三下宣言してみます。こんな役やってみたかったんですよねえ。
他の共闘可の方も軽く誘っちゃったりして。

ズタボロということで一息どうぞとアイテムの冷えたサイダーを渡しつつ、
近づこうとしましょう。


「うおォォォ! 実は私は怪盗をリスペクトしているぞおォォ!」
 そう言いながらティンクルに飛び掛かって来るのは、涼場・応為(驚天推理の脳筋探偵・f27148)。
「ひやあああ!? どうしてリスペクトしてるのに襲って来るのー!?」
 敢えてピンチどころか、必死で逃げようとするティンクル。よく考えれば、ボロボロなので、既にピンチだった。
「えええええー!? えーと、えーと……」
 急に頭を抱えて考え出す。どうするか、考えているらしい。
「分かったわ! 私よりも凄い怪盗になりたいんでしょう!」
 ちょっと予定していた反応とは違ったが、まあこの流れでも問題が無い。応為は、ティンクルに頭を下げる。
「流石の推察力! 参りやした! さすが音に効いた大怪盗の姉御! しからずんば(?)この涼場、姉御の為に粉骨砕身でお手伝い致しやす! 犯罪行為はとにかく絶対にダメでやすが!」
「いやー、大怪盗だなんて、そんなー。……あれ、でも犯罪はするよ? 怪盗だもん」
「ま、まあ、そうなんですが……姉御が何か望んでいるように思いまして……」
 流石に犯罪の手伝いは出来ないのだが、上手い具合に望んでいる物を聞き出したい。応為は猟奇探偵なのだ。ここは腕の見せ所だろう。
「あ、ちょっと待ってくださいね」
 応為は用意してきたサイダーを持ってくると、ティンクルに渡す。
「一息どうぞ、サイダーです。よく冷えてやすよ」
「わ、ありがとう!」
 ぱあっと笑顔になるティンクル。思いの外、よく笑う女の子の様だ。
「そういえば、私が望んでいる事を知っていたよね?」
「はい! そこは、私も怪盗を尊敬する者でやすから」
「わー、そんな事が分かるなんて才能あるんだね! ……私もその位、頭が回ってたらなあ……ドジもしなかったのになあ」
「いえ、姉御は人気ありますよ!」
 可愛らしく明るく笑ったと思ったら、悲しそうな顔になってがっくりと肩を落とす。こういう人は可愛らしく思われるタイプだと思うから。
「えへへ、だと良いなー。……そういえば、あなたの桜、綺麗だね」
 目を細めて微笑むとティンクルは応為の頭にある桜にそっと手を伸ばす。
「……良いなあ、桜」
 そう微笑むティンクルの笑顔は、明るいものから、また寂しいものに変わった。
大成功 🔵🔵🔵