【猟】魔人は何でもお見通し。(作者 御影イズミ
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#アルダワ魔法学園  #猟書家の侵攻  #猟書家  #ドクター・パラケルスス  #ミレナリィドール 


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●言い当てる魔人、昔流行ったね。
 アルダワ魔法学園のダストシュート。通称、ガラクタ山。
 このガラクタ山は生徒達が使わなくなった蒸気機関を捨てる場所なのだが、稀にそこに宝石を使用したものが混ざり込んでしまうこともある。
 そんな使わなくなったガラクタといえども時々災魔となり得る宝石もあるため、逐一チェックされてはいた。

 しかしここ数日、ガラクタ山では変な人の姿が目撃されている。
 なんだか何処かで見たことのあるようなアラビアン風の服装が特徴的らしく、問いかけをしても逆に質問してくる。
 また返答する方も返答する方で自分の意識とは反対に、はい、いいえ以外にもたぶんそう、たぶんちがうなどと言った返答をしてしまうことがあるのだとか。
 一応返答後は学園の者ではないから速やかに帰ってもらい、ガラクタの処理を行っては安全確保を行う。

 だが、今日はガラクタ山の様子が違った。

「……ん?」
「お、おい。なんだあれ……」

 催涙ガスがガラクタ山の内部、赤い宝石の埋められた破損蒸気機関から巻き起こる。
 何らかの魔術が作用して発生したのかは定かではないが、間違いなくその破損蒸気機関から発生されていることが確認された。
 ガスを吸い込んだ者は倒れ、かろうじて逃げ出せた者も意識が混濁してその場に倒れてしまう。

 奇しくもその様子を見ていたお手伝いであるミレナリィドールの女の子、エリーはガスの充満している現場に戻る犯人を目撃していた。

 魔人は質問する。―――世界を混乱に陥れたいですか?
 誰かは回答する。―――はい。

 エリーは言葉を失いながらも、誰かに助けを求めた。
 操られた人々が次々に、答えを示しながらガラクタ山の中へと入り込んでいるのを見てしまったのだから……。

●実は今も残されているそうです。
「はい、いいえだけで答えを導き出すってすげぇよなぁ」

 グリモアベースにて予知の内容を伝えたのは、火影・サイト(《無邪気な歌声》[イノセント・シンガー]・f29997)。
 一昔前に起きたブームの一つ、頭の中に浮かんだキャラを言い当てるゲームの魔人というものを思い出していたそうだ。
 というのも、今回事件が起きたのはアルダワ魔法学園でのことで、そこに丁度似たような魔人が現れたとのこと。

「アルダワ魔法学園のダストシュート、通称ガラクタ山に残された宝石にさっき言った魔人みたいな奴が災魔の卵を植え付けて催涙ガスを発生させたみたいでなあ」

 火山ガスの如く噴出する催涙ガスによって学園内は混乱に陥っており、気絶する者やフラフラとガラクタ山に足を向ける者が増えているという。
 このままでは生徒達の混乱が広がり、外部にまで催涙ガスが漏れ出す可能性がある。そのため、早めの対処を心がけなければならない。

 だがしかし、ガラクタ山に積もった破損部品類の中から災魔の卵を植えられた宝石を探さなくてはならない。ガラクタ山と称するのなら、膨大な数の宝石を探さなくてはならないため時間がかかるのではないか? と猟兵から質問が上がった。

「その点については安心してくれ。ミレナリィドールの少女が現場を見ている様子も確認されたから、なんとかしてその少女と合流してほしい。……おそらく、あの様子だとガラクタ山の麓で震えてるかもしれないな」

 ミレナリィドールの少女にはある種、質問攻めが出てくる過酷な環境かもしれないが、それでも戦いは避けられない。
 幹部を倒せば災魔の卵の力も失われる事を伝えたサイトは、しっかりと猟兵達を送り出す。


御影イズミ
 閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
 幹部シナリオです。久しぶりですね。
 あの、あれです。某魔人のアレですね。これ。
 懐かしさのあまりにシナリオが出来てしまいました。

 なおこちらのシナリオ、全章共通のプレイングボーナスがあります。
 ボーナスは「隠れているミレナリィドールの助力を得る」ことです。

●第一章:冒険シナリオ
 ガラクタ山の中から災魔の卵を植えられた宝石付き破損蒸気機関を探すシナリオ。
 既にオープニング中にはどんな色の宝石かは描写されています。
 どのように探すかの描写があるとよりリプレイ執筆が捗ります。
 ミレナリィドールのエリーを探して行動するとボーナスが入ります。

●第二章:ボス戦シナリオ
 ボス『何でも当ててしまうランプの魔人』との戦いです。
 そう、アイツですね。ギャグ方面に突き進んでもオッケーです。
 同じくミレナリィドールのエリーに助力を得るとボーナスです。

 皆様の素敵なプレイング、お待ち致しております。
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第1章 冒険 『ガラクタの山』

POW体力まかせに突っ切る。
SPDバランス感覚で乗り切る。
WIZ慎重に足場を選んで渡る。
👑7 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


カツミ・イセ
僕の神様は言ったよ。「やりたいことをやりなさい」と。
世界を異にする同胞にも会いたいからね。僕はいくよ。
でも、はいorいいえで当てるの、確かにすごい。

さてと、麓で同胞探し。大丈夫、助けに来たよと声をかけて。
さらに『偽装皮膚』を一部解除、球体関節を露出させて同胞とわかるように。
質問はどこでその宝石を見たか、宝石は何色(赤だろうけど)だったか。おおまかでいいよ。

探す…さっき解除した『偽装皮膚』を戻して。うん、僕は種族的にはミレナリィドールだから、影響しないんだよね、これ。
だから、大まかに聞いた場所を漁ろう。ガス発生源なら、ガスも濃くなるはずだから、それも目安に。


●大丈夫、助けに来たよ。
 アルダワ魔法学園、ダストシュートへと降りたのはカツミ・イセ(神の子機たる人形・f31368)。積もりに積もったガラクタの山を見上げ、ポツリと呟く。
「僕の神さまは言ったよ。『やりたいことをやりなさい』、と」
 だから、世界を異にする同胞にも会いたい。その一心だけで彼女は催涙ガスの満ちた土地へとやってきた。
「……でも、はいorいいえで当てるの、確かに凄い……」
 予知にあった敵は『はい』と『いいえ』の答えを聞かされるだけで、相手の脳裏に浮かんだ人間の図を見つけ出す。確かにそれは猟兵といえども凄いと思えたようだ。
 ガラクタ山の麓を重点的に探しながら、カツミは同胞を探す。こうなった原因を知るミレナリィドールの少女、エリーは猟書家に見つからないように、ブルブルと震えて部屋の隅で震えていた。
「ああ、ここにいたんだね。大丈夫、助けに来たよ」
 そっと優しく声をかけたカツミ。震えるエリーの隣に座り、肩に手を添えて優しく慰める。エリーが落ち着くまではゆっくりと慎重に、焦らせないように声をかけ続けた。
 やがてエリーは落ち着いてカツミの顔を見る。誰だろうときょとんとしているものの、カツミは彼女の疑問を解くために己の関節部分にに取り付けていた偽装皮膚を解除し、球体関節を露出させた。
「僕はあなたの同胞で、この場所の危機をかけつけてやってきたんだ。この事態、宝石が原因で起こったと聞いてるけれど……」
「そ、そうなの。変な、もやもやもや~ってした髪をした人が、ええと……あのあたりにあった蒸気機関になにかしてたみたいなの」
 山の中腹を指差したエリーは、自信がなさそうに首をかしげつつ答えた。その付近の破損蒸気機関についている宝石に何かをしたら、催涙ガスが吹き出したとのこと。
「ふぅん……それじゃあ、宝石の色はわかるかい?」
「それはわかるわ。血のように赤い色。ただ、あのあたりの蒸気機関はほとんどが赤い色なの」
「そっか……」
 宝石の色、大体の場所まで聞いた。あとは自分の足で探すのみだろう。幸いにもこの催涙ガスはミレナリィドールには通用しないようなので、カツミは難なく前へと進む。一応何が起こるかわからないため、解除しておいた偽装皮膚をまた元に戻して関節の保護をしておいた。
「この辺り、かな?」
「うん、その辺り。……でも……」
 エリーは困惑する。この周辺の蒸気機関に取り付けられた宝石のほとんどが赤い色だったのは知っていたが、まさか予想を超える数だとは思っていなかったようだ。
 しかしカツミは逆にそれを逆手に取っている可能性を考え、催涙ガスをよく観察した。発生源が近いのならば濃さも違うという性質を利用し、彼女は己が催涙ガスの効かない身体であることも利用する。
「……あった!」
 カツミの声がガラクタ山に響くと、宝石は意志を持ったように蒸気機関から抜け出して再びガラクタ山へと潜り込む。
 だが、既にカツミの目にはどれが災魔の宝石か見分けがついた。素早くガラクタ山を駆け巡り、彼女は何度も何度も災魔の宝石を見つけてはとっ捕まえようと必死になるのだった。
成功 🔵🔵🔴

波山・ヒクイ
あーもしもしキマイラ武装さん?
ちょいと耐ガススーツ転送してくれない?あと穴掘る道具も。
出来ればこう…初笑いがとれそうな見た目の着ぐるみがいいな!まあそこはアンタらのセンスを信じてお任せする!

…っと、よし。これでOKじゃな。
ガスに対応しつつも隅っこでガクブルしておる女の子の気を紛らわす事ができるという
実に完璧な作戦だと思うんじゃけど!わっちがうわダッサ…って顔されて寿命が縮む思いをする格好になることを除けば…!

という訳でさあいざガラクタ山の麓へ
ヘイ可憐なお嬢さん。わっちは通りすがりのきぐるみマン…こんな見た目じゃけど、この厄災を収めに来た!
ついては、色々とキミの力を貸してほしいんじゃけど…


●ダサさに目をつぶれば完璧な作戦。
 プルルル……。プルルル……。何処かへ電話を掛ける音が聞こえる。
 長い発信音の後、ガチャリ、と電話を取る音が聞こえた。
『はい、こちらキマイラ武装デリバリーサービス』
「あーもしもしキマイラ武装さん? わっちなんじゃが」
 電話をしていたのは波山・ヒクイ(ごく普通のキマイラ・f26985)。いつもお世話になっているデリバリーサービスに電話をかけたのは、予知を聞いてからのことだった。
 というのも彼女のユーベルコード『(有)キマイラ武装デリバリーサービス』の力は電話一本で装備を届けてくれるという優れた力を持つ。……ある一つの事象に目を瞑れば、の話だが……。
「ちょいと耐ガススーツ転送してくれない? あと穴掘る道具も」
『耐ガススーツと穴を掘る道具ですね、かしこまりました』
「あー、そうそう、出来ればこう……初笑いが取れそうな見た目の着ぐるみが良いな! まあそこは、アンタらのセンスに信じておまかせする!」
 そう言って電話を切って、ヒクイは装備の転送を待った。予知によればミレナリィドールの少女が震えているとのことなので、敢えて初笑いが出来る着ぐるみをチョイスしたのは、少しでも笑顔を届けたいというヒクイなりの心遣いというものだった。
(と言っても、いつもの感じなんじゃろうけどな)
 そこはセンスに任せたから仕方ないかと呟きながら、ヒクイは装備を待った。

 場所は変わって、アルダワ魔法学園のダストシュート、もといガラクタ山。
 催涙ガスがもうもうとあふれるこの部屋に、片隅に縮こまって震えるミレナリィドールの少女エリー。
 どうしたらいいのかと震える彼女は、どうにかして外と連絡を取りたくて仕方がなかった。
「誰か……誰か……」
 膝を抱えて震える少女は、顔を伏せて外を見ないようにしていた。
 ……だから、だろうか。"それ"に気づくことがなかったせいで、声をかけられたことにも若干反応が遅れた。
「ヘイ可憐なお嬢さん。何かお困り事かな?」
「えっ……?」
 エリーが顔を見上げてみれば、そこにいたのは両手に掘削ドリルを携える牛(なんか凄い柄の服を着ている)の着ぐるみを着た誰かの姿。牛(なんかすごい柄の服を着ている)の着ぐるみはドリルを下ろしてエリーに近づくと、自分が味方である事を告げた。
「わっちは通りすがりの着ぐるみマン……こんな見た目じゃけど、この厄災を収めに来た!」
「え、えぇ……??」
 思わずエリーが声に上げるほど、そのダサさは極まっていた。あまりにもダサすぎるせいでエリーの目つきはダサいものを見る目つきになってしまっているし、なんならちょっと距離を取りたそうにしている。
 あまりの行動にちょっとだけショックを受けて寿命がちょっと減ったヒクイだったが、今はそんな事を言っていられない。エリーに協力を申し出た後すぐに宝石の場所を聞き出し、掘削ドリルで破損蒸気機関の山を突き崩す。
 これまたダサさ100%の掘削ドリル、破壊力は申し分ないが装飾がとにかくダサい。ビスマス結晶でも散りばめたのかというぐらいゴツいのだ。
 更にこの凄い柄の服を着ている牛の着ぐるみ。とにかく凄いのだ。オシャレを勘違いする人がよく着ているようなすごい服である。もはやドリルと着ぐるみのコンボが合わさって、ダサさに擁護が出来ない状態。
 だがそんな中でも見つけるものはしっかりと見つけていく。エリーが教えてくれた場所には、催涙ガスをばらまく災魔の宝石があった。これを壊そうとヒクイが手を伸ばすも宝石はその場から逃げ出したため、ヒクイは更に追いかけ始めた。
 なお別にダサいからとか、そういうわけではないのでご安心を。
大成功 🔵🔵🔵

ディグ・ドリラー
*以下ドリル語を翻訳しています。

ゴミ山だろ?
なら俺のドリルで穴を開けて調べていきゃいい、簡単な話だろ。
催涙ガスだ?
ドリルは涙を流さねえ!
だから関係ねえ!

ミレナリィドールってのはなんだ、人形なのか。
まあどうでもいい、震えて待ってるやつがいれば助けに行くのが男ってもんよ!
おーい、どこにいる?
おう、いたか。そういえば赤い宝石を探すのに手伝って貰えってあの男が言っていたな。どこにあるか分かるか?
猟兵って便利だな、ドリル語でも話通じるもんな。

おっし、とにかくガスがあんまり出無さそうな所を掘れば良いんだな。
任せろ、解体工事は得意だぜ。


●ドリル語は脳内再生で。
 ガラクタ山はガスを吹く。壊れた蒸気機関の隙間から、まるで言葉を発するように絶え間なく。
 そんな環境で一人のミレナリィドールの少女・エリーが震えてうずくまっていた。誰かに助けを請いたくても、周囲の人間達はほとんどがガスによってフラフラと連れ攫われた。声をかけても反応がない人々しかいない、絶望の状況だ。
 だが、彼女の願いが届いたかのように、大きな声がガラクタ山の反対側から聞こえてくる。
「催涙ガスだ? はは、ドリルは涙を流さねえ! だから、関係ねえ!!」
 声の主はディグ・ドリラー(ドリル仁義・f31701)。ドリルの悪魔としてあらゆる世界に君臨する彼には、催涙ガスの効能など些末なもの。お構いなしに催涙ガスの充満したガラクタ山へとやってきた。
「ミレナリィドールってのはなんだ、人形……? まあどうでもいい。震えて待ってるやつがいれば、助けに行くのが男ってもんよ!」
 悪魔と称したところでその身に宿る力は悪のために使うわけではなく。今は、助けを待っている人のために使おうと決心したようだ。
 ディグの前には積み上がった破損蒸気機関の山しか見当たらない。ミレナリィドールの少女がいるとは聞いているが、はてさて、どこにいるのやら。声をかけつつ、ぐるりと外周を歩いてみる。
 彼の声に反応するように、からりと音が聞こえた。破片を落として音を鳴らし、居場所を知らせたつもりなのだろう。ディグはすぐにそちらへと向かい、ミレナリィドールの少女を見つけた。
 エリーと名乗った少女は、ディグの姿を見て安堵する。大きく手を降って、ディグを呼び寄せた。
 本来なら驚くべき頭も手足もドリルな姿のディグ。声もドリル語という特殊な言語でありながらも、猟兵という力を得たことでそれらに関する疑問は払われている。とても便利だ。
「おう、いたか。怪我とかは?」
「大丈夫です……助けに来てくれたんですよね?」
「ん、ああ。……いや、待てよ?」
 そういえば、と何かを思い出したディグ。ここに来る前にグリモア猟兵が赤い宝石を探せと言っていたのを思い出し、がちゃん、と手を鳴らす。催涙ガスを止めることも仕事の一つなため、エリーに軽く説明する。
「赤い宝石がガスを出してるって話を聞いたんだが、何処にあるかわかるか?」
「そ、その宝石なら、あの辺りに……」
 エリーが指差した先は山の中腹あたり、ガスがより一層濃い部分。何処に埋まっているかまではわからないため、掘り進める必要があるとエリーは告げるが、むしろそれこそが自分の得意分野だとディグは大きく笑った。
 そうと決まればと、ディグは自慢の身体を使って解体工事を開始。ドリルの回転数が上がれば上がるほど、大きく積み上がったガラクタがガリガリと悲鳴を上げる。
(それにしても、猟兵って便利だな。ドリル語でも通じるし)
 ガリガリと解体工事をしている間、エリートの会話が通じていたことをぼんやりと思い出しつつ、災魔の宝石を探ってゆくのだった。
成功 🔵🔵🔴


第2章 ボス戦 『何でも当ててしまうランプの魔人』

POW ●それは○○ですか?
技能名「【学習力】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
SPD ●たぶんそう・部分的にそう
質問と共に【魔法で作った蒸気】を放ち、命中した対象が真実を言えば解除、それ以外はダメージ。簡単な質問ほど威力上昇。
WIZ ●魔人は何でもお見通しさ
対象のユーベルコードの弱点を指摘し、実際に実証してみせると、【自分によく似た青色の魔人】が出現してそれを180秒封じる。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はマルコ・トリガーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 ガラクタ山から災魔の宝石が発掘された。
 それは猟兵達の手に渡ろうとすると、すぐに逃げ出してしまう。

 何が何でも捕まえなければならないのだが、邪魔が入ってしまうのが欠点だ。

「Q1.宝石を壊すのが趣味?」

 変な問いかけが聞こえてきた。
 しかも、なんか、ご丁寧に吹き出しまで見えているような気がする。
 はいといいえの吹き出しの他に、多分そう、部分的にそうの吹き出しまで見え始めた。
 いったいなんだこれは。

「Q2.猟兵?」

 またしても変な問いかけが聞こえてきた。

 一体誰だと見てみれば、なんとそこには魔人の姿。
 エリーも驚いて固まってしまう。

 猟兵達が身構え、戦闘態勢に入るも魔人は顎に手をやって考える仕草をとった。
 何を考えているのだろうか。

「Q3.何かしらの目的を持っていますか?」

 駄目だこいつ、質問しかしてこない。
 こうなったら実力行使。さっさとぶっ倒してしまおう!!

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 プレイング受付:即時
 プレイングボーナス:隠れているミレナリィドールの助力を得る

 場所は引き続きガラクタ山にて。
 少し狭い室内のため、キャバリアの使用は難しいです。
 が、エリーを守るため棒立ち状態にするといった使い方は可能です。

 プレイングにて質問の内容→回答をつけるとリプレイに反映されます。
 (もちろん内容的に問題ないもののみですが)

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カツミ・イセ
なにこれ(なにこれ)
…あー、うん、なるほど。こういう魔人…。
さっきのは『いいえ、はい、はい』なんだけどなー…。
エリーさんが見かけたのって、この魔人で間違いないよね?って念のため確認。

UC使って、十人はエリーさんへの護衛。残りは僕と一緒に、魔人へ攻撃ね!
扱う武器も同じく持ってるし、水流燕刃刀がかなりの数に…。
ここ、少し狭いんだし…この数の水流燕刃刀展開したら、避けた先にも水流燕刃刀が!状態になりそう。
まあ、ここまで来たら、間縫うようにして偽装皮膚も展開するんだけど。

Q.あなたの目は宝石ですか?
A.はい。アメトリンだって聞いたよ。


●Q.あなたの目は?
「なにこれ」
 なにこれ。カツミのこの一言に尽きる。
 目の前にいる魔人は相手の心情を考えること無く、突然の質問とともに攻撃をしてくる。一応質問に答えを返しつつ、カツミはエリーに魔人について聞いてみる。
「エリーさんが見かけたのって……この魔人で間違いないよね?」
「は、はい。間違いないです……!!」
 エリーはカツミの後ろに隠れ、魔人と目を合わせないようにしていた。というのも、質問のインパクトがエリーには強くてエリー自身には答えられないというのが大きい。魔人は質問に答えるまで追いかけ続けてくるために、余計に恐怖を煽っているのも一つの要因だろう。
 カツミはすぐにユーベルコード『水の権能、二『似姿』』を使ってカツミにそっくりな水でできた球体関節人形を74体ほど作り出し、10人はエリーの護衛へ配備させ、残る人形達と共に攻撃へ転じた。
「僕の神様から賜りし水の権能、その一つ。僕と似た者たちをここに!!」
 詠唱とともにカツミの水人形達は、一歩踏み出してカツミに続く。水の力を秘めた蛇腹刀・水流燕刃刀を所持した状態で人形たちを作り出したためか、人数分の水流燕刃刀が複製されている状態だ。少し狭い室内なため、一つの水流燕刃刀を魔人が回避したとしても次の水流燕刃刀が襲いかかるという状況をうまく作り出すことが出来た。
 どんどん質問をしてくる魔人に対し、カツミはひょいひょいと適当に返答を返す。その中で一つ、魔人はカツミ自身を特定しようとする質問をぶつけてきた。
「Q.あなたの目は宝石ですか?」
 この質問に、カツミは一瞬だけ反応する。今まで魔人は猟兵達の目的を問う質問ばかりで、カツミの本人についてを問いかける質問はあまりしてこなかった。が、ここでいきなり彼女に関する質問をしてくるのは、確実に攻撃を当てようとする動作の一つなのだろう。
「はい。僕のこの瞳は、アメトリンだって聞いたよ」
 紫水晶アメジストと黄水晶シトリンが混ざりあった希少価値の高い宝石、アメトリン。その色合いは二色が混ざり合うことがなくとても美しいもので、バランスが取れているもの。まさに今のカツミの状態―――神と魔王という2種の力を使う、バランスの取れている状態と同じだ。
 その美しさをカツミの返答から学習したのか、それとも単純に最初から狙おうとしていたのか。魔人はカツミの本体の瞳を狙おうと手を伸ばす。えぐり取るならば視界を奪えと、何処かで学習していたのだろう。
「残念。学習するなら、もう少し別なことを学習するべきだったね」
 伸びた手はカツミに振れること無く、血を滴らせてその場を離れる。彼女の水流燕刃刀の射程範囲内ではあったが、距離を稼がれては威力はこちらのほうが上だと、偽装皮膚を鋭利な刃に切り替えて魔人の腕を切り裂いていた。
 悶え苦しむ魔人だが、相変わらず質問の勢いは止まらない。カツミはエリーを守りつつ、もう一度同じように質問に答えを返しながら刃を振るうのだった。
成功 🔵🔵🔴

ディグ・ドリラー
おう、あれだな。
物事の答えのあれこれをはいといいえに分解して答えの分布率かなんかで合わせて見るやつ。
…割と原始的だな?
あとそれの問題点は「答えのあるやつしか答えられない」ってやつだな?

まあそれを補うために問いかけしまくってるのは分からなくもねえ。
でもオブリビオンがそれをやってもただ過去に還るだけだ、未知の向こう側には続かねえ。

一応答えて置いてやろう
1部分的にはい
2はい
3はい

だ!

Q:あなたはドリルですか?
A:お前の目は節穴か?

言葉でしか表現できねえものしか答えられねえのなら、ただの人工無脳と変わらねえよ。
叩き壊してやるさ。

どいてな嬢ちゃん、頭でっかちなこいつをこれから解体してやるから。


●解体作業、開始!
 魔人の問いかけが聞こえてくる中、ディグはふと思い出す。そういや昔物事の答えのあれこれを分解して、答えの分布率とかそういうので合わせて見ていくやつがいたなと。
 多人数からの答えを元に最終的な答えを出す仕組みであり、たどり着いた答えが多いものに対しては正確性が高く、逆に答えが少ないものほど正確性が失われるのがこの仕組みの難点でもある。
「……割と原始的だな??」
 そして、ディグはこの問いかけと答えの仕組みに致命的な弱点を見出していた。それは―――
「でもそれは、答えのあるやつしか答えられない……てやつだな?」
 にやりと口(?)が緩む。答えは魔人が勝手に導くものではなく、決まっている答えに向かうために問いかけをして初めて魔人が答えにたどり着くものなのだから、『答えがない』という未知の向こう側へはどうあがいてもたどり着けないものだ。
 ……が、それでも魔人は何度も問いかけてくる。答えない彼に同じような質問だけが飛んできているためか、そろそろ怒りの沸点にたどり着きそうだ。
「ああ、だったら一応答えてやるよ。上から部分的にそう、はい、はい、だ。それで導き出される答えってなんだよ?」
 やれやれと首を振ったディグに魔人は考え込む仕草をした。答えを導き出そうしているようだが、まだその答えにたどり着くためには魔人に蓄積された知識が足りないようだ。
 そこで魔人はもう一度、ディグに対して質問を投げた。
「Q.あなたはドリルですか?」
「A.お前の目は節穴か???」
 思わず質問に即答してしまうディグ。ついでに、手でツッコミを入れつつ。
 そう、エリーも驚くほどのその姿は、頭も手足もドリルとなっている。これで質問を問いかけてくる辺り、この魔人は相当のバカ、あるいは―――"姿を見ていないただの人工知能"。
「言葉でしか表現できねえものしか答えられねえのなら、ただの人工知能と変わらねえよ。叩き壊してやるさ」
 両手となっているドリルを構え、エリーと魔人の間に立つ。少しでもエリーに危害が加わらないよう、後ろに控えていた彼女にディグは声をかけて逃げてもらう。
「頭でっかちなこいつをこれから解体してやるから、離れてな嬢ちゃん」
「は、はい……!」
 彼女が距離を取ったところで、魔人の手が伸びてくる。魔人が質問の内容を何度も繰り返し唱和しているところを見ると、完全な答えへたどり着けずにぐるぐると彷徨った末に質問者であるディグへと掴みかかろうとしている、というのが見て取れた。
 だが、近づいてくるのは逆に好都合。ディグはその腕を思いっきり叩きつけ、魔人もろとも破損蒸気機関の海へと沈める。強烈な一撃は魔人だけではなく、破損蒸気機関の海をも解体するほどの威力を持っていた。
「まだまだ答えにゃたどり着けてねぇんだろ? 答えが出るまで付き合ってやるよ!!」
 ―――その日、ディグが魔人を叩きつけた回数は余裕で100回を超えたという……。
成功 🔵🔵🔴

波山・ヒクイ
A:はいはいはい!大人気配信者です!ランプの魔人なら当然知っとるよねわっちの事!
…あっ、そんな質問してねえって顔しておる上回答を「そうでもない」にしおったなこの野郎。
そんな不良魔人わっちが燃やし尽くしてくれる!くらえ華麗なるイリュージョン!
…こ、こやつ…わっちが炎になっておる事を学習したじゃと!?
蒸気機関のスチームが充満してわっち消えそうなんじゃけど…!

エリーちゃんちょいと…そこら辺にあるパイプを魔人に向かって投げて頂戴。大丈夫ノーコンでいいから!
狭い所に滑り込める特性でパイプの中に滑り込んで蒸気を掻い潜り、一撃を浴びせる作戦なんじゃけど
…実質チャンスは一度きり…腹ぁくくるしか無さそうじゃな!


●「そうでもない」
「はーいはいはいはい! 大人気配信者です!!」
 魔人からの質問に勢いよく両手を上げて返答するヒクイ。魔人の問いかけには「はい」か「いいえ」だけで良いのだが、ここまで勢いのある返答に少しビビってしまったのか、魔人の顔が引きつっていた。
「いやー、ランプの魔人なら当然知っとるよね! わっちのこと!」
 逆にヒクイがランプの魔人のように問いかけをした。キラキラとした目を輝かせている。
 いやそんな問いかけは知らねぇ、聞いてねぇ、という顔をした魔人はスッ……とどうやって出したのか、ゲームのウィンドウ表示を作り出して堂々と『そうでもない』の文字を見せつけた。しかもご丁寧にウィンドウフォントがクソダサいタイプのやつで、太字設定まで付けられている。
「ぬうー! なんじゃー! この不良魔人ー! そんな不良魔人はわっちが燃やし尽くしてくれる!」
 ヒクイの言う華麗なるイリュージョン―――ユーベルコード『妖炎・燃えるハートのイリュージョン』を発動させ、自分の肉体を燃え盛る鬼火へと変異させて魔人へと突撃する。
 ……が、魔人はそれをどこかで学習していたのか、彼女が炎になって突撃するという出来事を回避していた。何故ここまで回避できるのだと驚くヒクイは、蒸気機関のスチームの影響もあって鬼火が消えかかっていたため、一度距離を取ってエリーと合流した。
「ぐぬぬ、スチームもあって動きづらい……」
「だ、大丈夫……?」
「うむ……しかし上手く攻撃が当たらんとなると……」
 ふと、足元に破損蒸気機関から転がり落ちたいくつものパイプが目に入った。そして、ヒクイはエリーの顔を見て一つ作戦を閃き、落ちているパイプを指差してエリーに説明を始めた。
「エリーちゃん、ちょいとそこら辺にあるパイプを魔人に向かって投げて頂戴」
「えっ、えっ!? で、でもわたし、そういうの投げるの苦手……」
「大丈夫大丈夫、ノーコンでいいから!」
 いい笑顔でエリーを励ますヒクイは、再び魔人を見据える。口笛を吹きながら何かをいじっている魔人の動き、その近くにある蒸気の吹き出す場所とパイプのつながっている先を確認して再び肉体を鬼火へと変えて、狭いところへ滑り込める特性を利用してパイプの中へと潜り込む。
 蒸気はパイプの中を充満し、ヒクイの鬼火姿を消しかかっている。なんとかスチームの量を少なめなパイプを選び、上手く魔人の近くまでたどり着いた。
 その短い間にエリーがパイプを一つ手に取り、両手で思いっきりぶん投げる。ガラン、と大きな音を立てて落ちると、魔人の視線が手元の機械からエリーへと移り、じっと見据えた。
「Q.今の攻撃はあなたですか?」
 魔人からエリーに向けての質問の声が聞こえる。攻撃についてだけ質問していて、先程いたヒクイの存在については全く聞いてもいない。今がチャンスだと言わんばかりにヒクイはパイプの亀裂から飛び出し、魔人の身体を思いっきり蹴飛ばした。
 鬼火の身体が蹴飛ばした影響で、魔人の服に火がついた。最初は小さな火だったが、ヒクイの空中戦の効果もあって魔人は火を消すことが出来ずに大きく燃え上がる。スチームを浴びても、もはや消すことが出来ない大きさだ。
「わっちのこと、これで覚えたよな?」
 にっしっし、とヒクイは燃やされる魔人の上を跳ねながら笑っていたのだった。
大成功 🔵🔵🔵

政木・朱鞠(サポート)
ふーん、やっと、ボスのお出ましか…。
もし、貴方が恨みを晴らすためでなく悦に入るために人達を手にかけているのなら、不安撒き散らした貴方の咎はキッチリと清算してから骸の海に帰って貰うよ。

SPDで戦闘
代償のリスクは有るけど『降魔化身法』を使用してちょっと強化状態で攻撃を受けて、自分の一手の足掛かりにしようかな。
ボス側の弐の太刀までの隙が生まれればラッキーだけど…それに頼らずにこちらも全力で削り切るつもりで相対する覚悟で行かないとね。
得物は拷問具『荊野鎖』をチョイスして【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使いつつ【傷口をえぐる】【生命力吸収】の合わせで間を置かないダメージを与えたいね。

アドリブ連帯歓迎


●質問という不安を撒き散らした咎を拭う
「Q.猟兵?」
 魔人からの質問が聞こえてくる。たった一言だけの質問だと言うのに、その威圧は並の魔人よりも凄まじい。
 ミレナリィドールのエリーもこの質問の圧に負けてしまい、ずっと逃げ続けていた。答えることを拒否する、それが彼女の答えでもあったのだが。
 そんな中で、一人の猟兵がエリーの手を引いて安全な場所へと導いた。手を引いた者の名は政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)。消息不明の名刀の奪還と異世界へと逃れた者を処理する任務をこなしているが、今回の事件の話を聞いてすぐに現場へ駆けつけた。もしかしたら、異世界へ逃れた者がいるかもしれない、そんな気がして。
 結果的に言えば彼女が探す者はいなかったが、事件が最悪の展開を迎えていることに気づいた朱鞠はエリーに現在の状況を問う。
「あ、あの魔人が……宝石に変なことをして……生徒達の殆どが、アイツに……!」
「それで、現状がこれ……というわけね。あなたは無事?」
「ガスはわたしには効かなくて……。だから、手伝えることがあったらお手伝いします!」
「ふーむ、なるほど。……それじゃ、ちょーっとだけお手伝いしてくれる?」
 パチン、と軽くウィンク。鮮やかな赤い瞳が、しっかりと現状を打破してあげようと力強く輝いた。
 エリーには魔人の視線を奪ってもらい、自身はあふれる蒸気機関のスチームに紛れてユーベルコード『降魔化身法』を発動させて自らの身体能力を強化させる。
 妖怪、悪鬼、幽鬼と様々な鬼をその身に宿すことは、容易なことではない。代償として彼女の身体は悲鳴を上げ、穴という穴から少しずつ流血し始めた。
「Q.死にかけ?」
 魔人の問いかけとともに、魔人の魔力が練り込まれた蒸気が朱鞠へと襲いかかる。蛇のように動く蒸気はエリーにも襲いかかっているが、朱鞠はすぐに拷問具『荊野鎖』を振り回して、エリーへ向けられた蒸気を振り払う。
 そして彼女はエリーに安全な場所へと移動してもらった後、すぐさま魔人の問いかけに返答する。
「A.部分的にそう!」
 朱鞠の回答は魔人にとってある意味正解と捉えられたのか、蒸気が薄れ始めた。どうやら正解を伝えることでこの蒸気は解除されるようで、朱鞠はうまい具合に自分の身体に関しての質問が来ることを待つ。
 その間、彼女の振り回している拷問具『荊野鎖』は魔人に向けて何度も叩きつける。傷口を抉るようにいたぶられ、その生命力は強化によって流血している彼女へと還元されて、また彼女を強化する。その繰り返しだ。
 吸収、強化、吸収、強化……それを繰り返すう内、彼女の攻撃には隙が見当たらなくなった。おかげで、魔人も問いかける事が出来ず、手出しができなくなっていた。
 ある程度の吸収と強化を繰り返した後、朱鞠はエリーを救出。味方が来るまで魔人を足止めすることを優先するため、彼女は延々と拷問具『荊野鎖』を振り回し続けたのだった。
成功 🔵🔵🔴

瀬堀・秋沙
Q1.
宝石壊すにゃ?壊すこわすこわす…
にゃ、わす子って誰にゃ?諏訪湖なら知ってるにゃ。
Q2.
りょうへい?誰にゃ。私は秋沙にゃ。
Q3.
猫に目的はある…様でない…様でやっぱある気が…いややはりない…で、何の話だったかにゃ?

よくわかんないけど質問には答えたし義理は果たしたにゃ!
【指定UC】で有効な道具を出すにゃ!
これは…ハリセンとピコハンにゃ?
殴打するにゃ?すぱーんと殺っちゃうにゃ?
エリーちゃんは船の影に隠れててにゃ?

質問してくる度に『なんでやねん』ってツッコミ入れるにゃ!
Q.あn
A.なんでやねーん!(すぱぱぱピコン!)
Q.あなたは何ですか
A.猫と鯨とその他の混ざりもの、よ?(すぱひこーん!!)


●質問させなけりゃ勝ち
「にゃ?? 宝石壊すにゃ??」
 魔人の質問に首を傾げながら答えを導き出そうとしているのは、瀬堀・秋沙(都の果ての化け猫船長・f29290)。魔人の質問の意図を理解した上でそうつぶやいたのか、あるいはボケ倒してやろうと思ったのか……それは彼女にしかわからないこと。
「壊す、こわす、こわすこわす…………」
 ぶつぶつと繰り返しに壊す、壊す、と呟く秋沙。そして何度か繰り返しつぶやいた後、彼女は質問の意図をすっかり忘れているのか、こんな事をつぶやいた。
「にゃ、わす子って誰にゃ?? 諏訪湖なら知ってるにゃ」
 ガクン、と近くにいたエリーが転げた。ツッコミがいないせいで誰もツッコミを入れることが出来ない。なんならエリーがツッコミしようと思ったのだが、秋沙は次の質問の答えを告げた。
「にゃ、次の質問だが……りょうへいって誰にゃ? 私は秋沙だにゃ」
「ちがう、たぶんそうじゃない。イントネーションが違うと思うの」
 これについては思わずエリーが即座にツッコミ。猟兵と名前のりょうへいでは言い方が変わってくるだろう、とエリーはツッコミしてしまった。しないつもりだったのに。
 更に秋沙は3つ目の質問の答えを出した。しかし3つ目の質問は秋沙にとっては少し難しかったようで、大きく唸り考え込み始めた。
「猫に目的はある……様でない……様でやっぱある気が……いややはりない……」
 うーん、うーんと何度も繰り返し悩む秋沙。自分自身の目的というものを聞かれては、そもそもの目的とはなんぞや、ということなのか。それともこれも秋沙の作戦の1つなのか。エリーには計り知れなかった。
 何度も何度も繰り返し悩んでいた秋沙だったが、ぽん、と手を叩いて答えをひらめいたかと思うと―――。
「で、何の話だったかにゃ?」
 振り出しに戻った。
 今までの時間は何だったのかと言わんばかりにずっこけるエリーと、大きくしょぼくれる魔人。だが秋沙的には既にこれが返答なのだから、義理は果たした状態なのだそうだ。確かに間違ってはいない。
 そうしてようやく魔人と対峙する秋沙。ユーベルコード『その身座礁し朽ち果てようとも』を発動させて、龍江丸級の貨物幽霊船を召喚。様々な兵士や兵器が搭載されているこの船の中から、秋沙は有効性の高い武器を探し出す。
「あ、エリーちゃんは船の影に隠れててにゃ? 危ないから」
「え、あ、はい……」
 今から果たして何が起こるのだろうと不安げなエリーだったが、秋沙が船室から持ってきた武器を見てその不安はすべて吹き飛ばされた。
 ―――ハリセンとピコハン。その2種が秋沙の手に収まっていたのだから。
「…………???」
 もはやエリーは言葉にできない。何をするつもりなのだろうとか、なんでそんなものがあるのだろうとか、そういったツッコミは一切吹っ飛んだ。ただ残されていたのは……『どうしてそれをチョイスしたの』という感情だけ。
「Q.あn」
 魔人が問いかけをしようとした。その瞬間、秋沙の手にあるピコハンとハリセンが炸裂する。
「なんでやねーん!」
 それを言いたいのはわたしだ!とエリーが表情を変えたが、秋沙には見えていない。なんてことだ。
 続けて魔人の質問が飛んでくる。が、秋沙は問答無用でピコハンとハリセンでぶっ叩きながら返答を返した。
「Q.あなたは何ですか」
「A.猫と鯨とその他の混ざりもの、よ?」
 すぱぴこーーん!! といい音が鳴り響いた後、魔人が破損蒸気機関の山へと吹き飛ばされた。
 勢いが良かったせいか、二度と魔人がはいずり上がってくることはなく……。

●そして魔人は倒される。
 猟兵達の奮闘もあり、質問をしてくる魔人は破損している蒸気機関の山の中で絶命した。
 これにより災魔となっていた宝石は沈静化し、催涙ガスも止まり意識混濁化状態にあった生徒達は無事救出された。

 後日、学園では宝石の取扱いに関する授業や廃棄方法の見直し等が執り行われた。
 小さなことで大きな悪事に発展しないようにという、ささやかな強化手段だとエリーは後に語っていたという。
大成功 🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2021年01月18日
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