銀河帝国攻略戦~愛する全ての人々と第一の弾丸
「はっはっはー、そろそろ来ると思ってたぜ。私たちの出番が!」
肩をぐるぐると回すナンシー・アラタメ。
景色がみるみるスペースシップワールドの……それも戦争の舞台へと変化していく。
「銀河帝国とイェーガーの全面戦争だ! ぶっ込んでいくぞ!」
『ヘロドトスの戦い』の結果銀河皇帝によって封印されていた遺失技術『ワープドライブ』が復活したことは皆も知っていることだろう。
これによって銀河帝国に対抗することができるようになった。
これはかつての解放軍の再来。
同じく遺失技術によって作られた帝国大要塞『エンペラーズマインド』周辺にワープし、戦いを挑むのだ。
「俺らの最初の仕事はシンプル! 邪魔になる帝国の兵器をぶっ壊すことだ!」
集積型反射鏡『カイザー・レイ』。
巨大特殊ミラーによって解放軍艦隊を撃滅しようという兵器だ。
もしこれが機能すれば解放軍の艦隊が破壊されてしまうだろう。
これを阻止するには対応する巨大ミラーをひとつひとつ破壊するほかない。
「俺ならまっすぐ行ってぶっ壊すところなんだが、連中もタダで通しちゃくれないらしいぜ。こいつを見てくれ」
『ディクタトル級巡洋戦艦』。
銀河帝国を支えたという量産型巡洋戦艦だ。
戦艦の砲撃と宇宙戦闘機の発進など兵器もりもりの恐ろしい兵力である。
これがミラーの前に立ちはだかるように展開しているのだ。
「要するに、戦艦一個ぶっ壊そうってハナシだ。
小型船は何隻か用意してある。突っ込んで暴れて全部ぶっ壊せばこんな戦艦一個程度撃墜できるはずだ。
戦闘準備はいいな? オーケー、愛してるぜ皆!」
イェーガー――テレポート、開始!
空白革命
オーケー! やるぜ!
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このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「銀河帝国攻略戦」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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第1章 ボス戦
『ディクタトル級巡洋戦艦』
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POW : 主砲発射用意!
予め【主砲にエネルギーを充填しておく】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
SPD : 航空各隊、邀撃に移れ!
【両舷カタパルト】から【直掩艦載機】を放ち、【対宙迎撃】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ : オール・ウェポンズ・フリー
【兵装使用無制限状態】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠ベモリゼ・テモワン」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「『夜明けの決戦号』ワープ完了。イェーガー、出現準備よし。世界の未来をあなたに託します」
ワープを完了した船のハッチが開く。
宇宙戦闘機に光があたる。
発進OKのシグナル。
コックピットに乗っているのはそう……あなただ。
ジェット噴射で宇宙空間へ飛び出す戦闘機。
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戦艦に突っ込んでぶっこわす! そう、シンプル!
あなたは戦闘機に乗っていてもいいし、宇宙適応した巨大ドラゴンに跨がっていてもいいし、自力で飛んでいてもいい。
あなたは戦闘機の攻撃や戦艦からの砲撃をかいくぐり、重要な箇所をぼこぼこにぶっ壊すのだ!
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石上・麻琴
なるほど、戦艦を潰せばいいと。実にシンプルですね!では、押しつぶしていきましょう!召喚した大蛇で戦艦に攻撃していきます……まぁ、宇宙でもどうにか大蛇も動けるでしょう、多分。■アドリブ等は大歓迎です。
聖護院・カプラ
集積型反射鏡『カイザー・レイ』、放っておいては多くの命が星の塵と化してしまう恐ろしき兵器。
何としても『ディクタトル級巡洋戦艦』の行いを改めさせねばならないでしょう。
瞑想を行い宇宙で座禅の体勢をとることで、主砲の直撃を耐える算段でいきましょう。
私の存在感を敵戦艦にぶつけることでヘイトを高め、主砲をこちらに向けさせるのです。
心頭滅却すれば火もまた涼しと言います。
その間に皆さん、戦艦の撃破をお願いします。
「集積型反射鏡『カイザー・レイ』、放っておいては多くの命が星の塵と化してしまう恐ろしき兵器」
宇宙高速戦闘装備(ハイブーストパッケージ)が各所に接続されたウォーマシン、聖護院・カプラ。
彼の目がぎらりと光り、ハッチから超高速で発射された。
眼前に広がるは宇宙。
そしてディクタトル級巡洋戦艦。
銀河帝国といえばコレという強力なこの兵器が今、カプラ一人に対して襲いかかる。
「その行ない、改めさせねばならないでしょう」
ビーム機関砲の射撃を、ジェット噴射によって右へ左へ回避するカプラ。
が、そんなカプラへ主砲が向けられた。
直撃すればバラバラになるような光線が……今、放たれる!
「ええ。分かっていました。私を狙うであろうことは」
カプラは素早く変形。
ZaZENモードへ変形したカプラの周囲に光のフィールドが発生。
直撃したビームが、あろうことか歪曲して拡散、消滅していくではないか。
「なんだと!? 戦艦の主砲がきかない!?」
「だからどうした。動かなくなればこっちのものだ。囲んで叩け!」
「そ、それが……」
主砲の操作をしていたコントロールルーム。
兵隊たちの間に動揺がはしる。
なぜならば。
「動けないならば、動かせばいいのです!」
宇宙作業機械にジェットブースターを搭載したものがカプラを作業アームで掴むと、カプラを盾にして戦艦へと突撃を開始したのだ。
操作しているのは石上・麻琴。
「突っ込んで潰す。なんとシンプルな作戦でしょうか」
ははは。
人なつっこい顔で笑う麻琴。
彼の操作する作業機械とカプラがまとめて船の外壁を破壊し、6とペイントされた格納庫へ突っ込んでいった。
カプラと作業機械を乗り捨てて、コックピットから飛び出す麻琴。
作業員たちがビームライフルを一斉に構えた。
「き、貴様こんなむちゃくちゃな……!」
「それが出来るのが僕たちなんですよねえ」
袖のなかから抜き出したお札が宙を舞う。
浴びせられる無数のビームを黄金の大蛇が突如として飲み込んだ。
どこから現われたのか? そんなことを考えさせる暇すらない。
麻琴がぱっと腕をふった頃には既に、格納庫は凄まじく巨大な蛇によってまるごと破壊されてしまっていた。
大成功
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霑国・永一
いやはや派手なことだね、偶にはこういうのも悪くない。お宝はなさそうだけどやるとしよう
【SPD】
接近までは【迷彩】でなるべく狙われないように攻めていくかな。【視力】で船からの攻撃を常に見て、早い内に挙動から回避できるよう努力しよう。場合によってはオルタナティブ・ダブルでの分身を肉壁にしてでも構わないね。分身が死んでも代わりは居るもの、ってやつだ。
分身『おめぇ覚えてろよ!』
接近後は内部に潜入して重要そうな機械類はダガー刺したり蹴っ飛ばしたりで壊していこう。内部の敵は【迷彩】【だまし討ち】【暗殺】で素早く消していこう。
船が壊れそうとか撤退時は【逃げ足】【ダッシュ】で素早く、だ。長居は無用だね
「たまにはこういう派手なのも悪くない」
霑国・永一は宇宙戦闘機のハンドルを握り込むとペダルを思い切り踏み込んだ。
『イェーガー、聞こえるか。その戦闘機は君のリクエスト通りステルス機能が搭載されている。しかし武装はひとつも積んでいない。それで本当に勝てるのか?』
「銃を撃つばかりが戦争じゃあないんだよ」
見てなよ。永一は眼鏡のブリッジを中指で押すと、開いたばかりの巡洋艦のハッチへと滑り込んでいった。
ステルスされた戦闘機とはいえ間近で見ればすぐにわかる。
目をこらして近づく帝国兵の目の前で、永一はあろうことかステルスを解除した。
「な、何……!?」
慌ててライフルを構える帝国兵に、コックピットから飛び出した永一の蹴りが命中。
「悪いね。ちょっと探険させてもらうよ」
永一はピッと二本指を立てると、船の奥へと走って行った。
「くそっ、イェーガーが侵入した! 殺せ!」
帝国兵がライフルを担いで追いかけていく。
多勢に無勢?
否。
永一はそんな勝負を張る男ではない。
「なんて……ね」
コックピットの下からひょっこりと顔を出した永一。
彼は無人となった格納庫の操作パネルへゆうゆうと近づくと。格納庫を切り離す緊急破壊プロトコルを起動させた。
「こういう戦い方もあり、ってわけだ」
大成功
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星羅・羽織
アドリブ、絡み、共闘なんでもOK!
宇宙は、私の、フィールド。
やる気、ばっちり。
どかんと、派手にやる!
今回、私は、魔力を、箒にして、宇宙を駆ける。
だれか、乗るなら、一緒にどう?
流れ星のような、勢いで、敵艦に、近づく。
攻撃は、高速な動きで、躱す。
射程に、入ったら、コズミック・アロー。
《範囲攻撃》で、面攻撃。
宇宙では、私の方が、より強い。
逃がさない。逃げられない。
全力で、展開した、この魔法。受けて、平気でいられる?
「宇宙は、私の、フィールド」
開くハッチ。
伸びる誘導レーザー。
手元のパネルを軽やかにタイプして、星羅・羽織は窓にうつる自分の横顔にウィンクをしてみせた。
「眼鏡、よし。ローブ、よし。宇宙っぽさ……」
とりあえず船員に借りてつけてみたヘッドギアのようなものをとんとんと叩いてみた。
「よし。やる気、ばっちり。どかんと……派手にやる!」
レバーを握り、ペダルを踏み込む。
やや重いGと共に発進した戦闘機が、宇宙空間へと躍り出た。
『ディクタトル級巡洋戦艦』のミサイルポットが羽織の戦闘機へ狙いをつけてくる。
大量のミサイルがジェットの軌跡を描いて殺到する。
だが、羽織はひるむことなく突撃。バレルロールで爆発のなかをかいくぐる。
「こんどは、こっちのばん」
パネルに手を当てる羽織。
彼女の中に眠る宇宙のエネルギーが連動し、戦闘機の周囲に攻撃ビットが出現。
「コズミック・アロー……一斉発射」
宇宙の力がこもった巨大な矢が、戦艦のミサイルポットへ次々と着弾。大爆発を起こしていく。
大成功
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自らの兵器による爆発が『ディクタトル級巡洋戦艦』を包んでいく。
かたむいた戦艦はそのまま巨大ミラーへと突っ込み、大爆発をおこした。
「まずは、一枚!」
イェーガーの通信に、解放軍たちが沸いた。
だが戦いはまだ始まったばかりだ。
次の戦場が、君を待っている!