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あの日見たビキニ

#ヒーローズアース #猟書家の侵攻 #猟書家 #カーネル・スコルピオ #スピリットヒーロー #マスター・ビキニアーマー #マイ宿敵

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「お集まりいただきありがとうございます」
 猟書家の侵略についてはもうご存じですかと君達に尋ねたフェリクス・フォルクエイン(人間の天馬聖騎士・f00171)は、皆さんにはヒーローズアースの世界に向かって欲しいんですと続ける。
「ヒーローズアースでは、ミストレス・バンダースナッチの目論む『超生物スナークの創造』を実現すべく複数の幹部が活動しています」
 フェリクスが君達に依頼するのもそんな幹部の一人の活動であるとのこと。
「1999年に発生した善悪の決戦『ジャスティス・ウォー』で心に傷を受けたスピリットヒーローの一人に目を付けたカーネル・スコルピオがUCを用いて覚めない眠りにつかせたんです」
 当時の悲惨な戦いにトラウマを抱く件のスピリットヒーローへトラウマを再現した悪夢を見せつけ、その力を暴走させることで夢と悪夢の世界を繋げることで悪夢に登場する存在が無敵の怪物「スナーク」として具現化させるというのが、カーネル・スコルピオの計画であるらしい。
「ですけど、現実と悪夢の世界が繋がったということは逆に言えばこちらからも夢の中に入れるってことですから」
 現実で病院に収容されたスピリットヒーローに触れることで君達は悪夢の中に潜入することが出来るらしい。
「あとは悪夢の中でスピリットヒーローにトラウマを打倒してもらえば、その眠りも解けてカーネル・スコルピオの計画は水泡に帰すはずです、が」
 まず、悪夢に侵入するとトラウマの原因となった出来事に関わる敵が襲い掛かって来るのだが、この敵はスピリットヒーローの恐怖心によりかなり強化されていてそのままでは倒せない。
「スピリットヒーローの方がトラウマと向き合える勇気を持つことで弱体化させることで敵を弱体化させることが叶いますから、まずは悪夢にとらわれたその方を勇気づけてください」
 覚めない眠りにつかされているのは、決戦当時当時14歳くらいの少女だったスピリットヒーローで、大自然の中でも海の力を操るヒーローだったらしい。
「それで、その方のトラウマなんですけど、戦いの中、筋骨隆々のビキニアーマーしかつけてない老人が吹っ飛んできて縺れる様に転倒、密着し、視界いっぱいに黒いビキニアーマーが広がった光景が、その、トラウマなんだそうです」
 どこか遠い目をしつつフェリクスは説明するが、つまり悪夢の中ではその黒いビキニアーマーをつけた老人が襲ってくるのだろう。
「それでも、弱体化させれば倒すことは可能なんです」
 ただ、カーネル・スコルピオも自身の企みを阻止されるのを黙って見ている筈もなく。
「眠りが解ける前にカーネル・スコルピオが夢の中へ侵入、邪魔者である皆さんを排除しようとするでしょう」
 故にスピリットヒーローが実際に目を覚ますのは君達を排除しに来たカーネル・スコルピオを撃破した後のことになるとフェリクスは言う。
「ビキニアーマーを着たマッチョな老人の姿の無敵の怪物なんて、いろいろな意味で放置はできませんから」
 ご協力お願いしますとフェリクスは頭を下げたのだった。


聖山 葵
 海とビキニは相性良いかもしれませんけどね、うん。

 という訳で今回は覚めない眠りの中悪夢を見せられてるスピリットヒーローさんじゅうごさいを助け、幹部を撃破していただくお話の模様です。
 また、このシナリオフレームには下記の特別な「プレイングボーナス」があり、これにのっとった行動をすることで、戦いに有利になります。

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 プレイングボーナス(全章共通)……スピリットヒーローにトラウマを克服させる、もしくは共に戦う。
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 では、ご参加お待ちしておりますね。
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第1章 ボス戦 『マスター・ビキニアーマー』

POW   :    ワシにうぬらの強さを見せてみせい!
【後の先の構えを取る自分 】に変形し、自身の【背の武器を使わないこと】を代償に、自身の【防御力と回避率およびカウンター攻撃】を強化する。
SPD   :    堅牢鉄壁・真・アーマー・ビット
自身が装備する【ビキニアーマーのパーツ 】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
WIZ   :    ビキニアーマー格闘術最終奥義『鎧包解脱求道拳』
【カウンター攻撃 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【光り輝く拳型のオーラ】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。

イラスト:しゃかむに

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ミュリエル・フォルクエインです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

中小路・楓椛(サポート)
重大な局面であり逃走不可能だと判断した場合には手札を全て切って生存の為に全力を尽くして状況が片付き次第、やらかした事の責任を問われる前に全速力で逃走します。


桜雨・カイ(サポート)
【日常】
口調は年齢立場変わらず丁寧語です
自分は人形なので、人のそばにいて力になりたいと思っています。
怒ったり、他人を悪く言う事はしません。どんな恰好や行動もその人の個性ですから
まだまだ知らない事が多いので…言われた事は素直に信じてしまう性格です。

【戦闘】
UCは状況に応じて使い分けます
【錬成カミヤドリ】は防御と攻撃に分ける事が多いです
【エレメンタルー】は精霊にお願いすると手を貸してくれます(炎が多いです)【念糸】で敵の動きを封じる時も。
基本は人を守ろうと動きます。
…でも、どうしても避けられない時は…手を下す側にまわります。
どんなに辛くても……大丈夫です、自分で決めた事ですから。


霧崎・蛇駆(サポート)
『あーあーヤダヤダ、めんどくさいったらありゃしねぇ』
『やるからにはやるさ、給料分はな』
『いいじゃんいいじゃん!楽しくなってきた』
口では面倒くさいと言いつつも仕事はこなす猟兵で、戦闘だとやる気を最初から見せる戦闘バカです。
捜索系ではハッキングを駆使して情報を集めたり、演技で騙したり脅したりします。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使います。正面きって無数のテンタクルによる物量戦も好きですが、触手による立体的な移動からの相手の死角から攻撃も別格です。弱い相手だといたぶる傾向があります。
メインの武器は『テンタクル』です。
基本的な口調は『オレ』です。
あとはおまかせします。よろしくお願いいたします。


火土金水・明
明「こちらの世界の業大老は、こんな姿になってしまって・・・。」クロ「別人にゃん。・・・前も同じことを言った気がするにゃ。」
【SPD】で攻撃です。
攻撃方法は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡め【限界突破】した【銀の流れ星】で、『マスター・ビキニアーマー』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【見切り】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでもダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。



「この人が――」
 病院内に転送された桜雨・カイ(人形を操る人形・f05712)はベッドに横たわり顔をゆがめる女性へ手を伸ばし。
「これは……」
 指先が触れたと思った時には、周囲の景色は一変していた。あちこちで起こる爆発、どこかから怒声や雄叫び、悲鳴が聞こえ、遠くに目まぐるしく位置を変え戦う人影が見える。ジャスティス・ウォーの一戦場が再現されているのだろう、激戦のさなかに居る様に見えるのに不思議とカイに向かって攻撃が飛んでくるようなこともない。
「これが、先ほどの人の悪夢なのですね」
「おー、おー、いいじゃんいいじゃん! アレ、混じれねえかな?」
 先の病院の一室と比べると段違いの喧しさの中、でしたらとカイが首を巡らせて夢の主を探す一方、フードの奥の瞳を輝かせて遠方の戦いを見つめるのは、霧崎・蛇駆(ヴィリジアンモンスター・f20261)。だが、残念ながら蛇駆の目にとめた者達は近づいてくることなく戦い続け。
「ぬははははっ」
 戦う人々はすべて干渉不可能かと思いきや、二人の近くに乱入してきた筋肉質の老人が一人。黒のビキニアーマーのみを身にまとい。
「でやあっ!」
 気合を入れて振るう腕は明らかにカイを狙っていた。
「ぐ、お?」
「ふぅ、危ないところでした」
 とっさに複製した糸を操り老人に引っ掛かけていなければ、ビキニアーマー姿の老人の一撃はカイをとらえていたことだろう。
「あ、ああ……」
「おのれぇっ、小癪な奴よ」
 いつの間にか声の聞こえる範囲の内に怯えた表情で後ずさろうとする少女がいることを踏まえても、忌々し気に顔を歪めカイを睨むのが恐らくグリモア猟兵の説明にあったトラウマの原因なのであろう。というか、ビキニアーマーのみを身にまとった筋骨隆々の老人が複数居たら戦場は別の意味でも地獄であろう。
「過去の夢とは言え、これほどまでに業が深過ぎる老人がいるなんて……こちらの世界も社会全体が《ヨクナイモノ》に引っ張られてるのです?」
 少女ほどではないものの、半歩引きつつ中小路・楓椛(流しのダゴン焼き屋さん・f29038)はトラウマの原因ことマスター・ビキニアーマーを凝視する。
「こちらの世界の業大老は、こんな姿になってしまって……」
「別人にゃん。……前も同じことを言った気がするにゃ」
 同じモノを見て思わずポツリと呟く火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)へと使い魔のクロはツッコミを入れてから戦場の空を仰いだ。あちこちから煙がたなびき、どこかの誰かの戦いが残した爆煙のまだ晴れぬ空は遠い目をするには向いていないかもしれない、ただ。
「よっしゃあ! もういいんだよな? やっていいんだよな?」
 老人の格好など欠片も気にせず、喜色を浮かべた猟兵が一人。戦闘バカである蛇駆からすれば、戦いこそ望むところであった。
「オレはこういうのを待ってたんだ!」
「ぬっ」
 嬉々として仕掛ける蛇駆を視界に入れたことで老人の注意は自身の身体部位ひとつに幾重にも触手を纏わせながら突っ込んでくる蛇駆へ向き。
「噛み砕け!」
「甘いわぁっ! 堅牢鉄壁・真・アーマー・ビットぉ!」
 異形の頭部としてアギトを開き噛みついてきた蛇駆のそれを夥しい数をした黒いビキニアーマーがこじ開け、弾き飛ばす。
「ぐ、おっ?! あー、強化されてるとか言ってたな」
 競り負けて、それでいて楽し気に蛇駆は老人の強さの理由を口にし。
「ああ、ダメ……止められないわ。そしてまたビキニアーマーが! ビキニアーマーが視界いっぱいに迫ってくるのよっ!」
 苦戦する蛇駆を見た少女が、恐怖に顔をゆがませて身体を縮こめる。
「いえ、そんなことはありませんよ」
 だが、少女の言を否定する者は居た。人の側で力になりたいという思いから、カイは少女に寄り添い、訴える。自分達が力になると。
「そぉい!」
 現に悪夢から逃れるには戦って老人に勝利するより他ないと聞かされた楓椛が細身の片刃曲刀だったモノで殴りかかっていて。
「喰らうと思うてか! む」
「流れる星に、魔を断つ力を!」
 逃れえぬ束縛が殴打を防いだ片腕に絡みつき始めたところで、フェイントを織り交ぜつつ明の放った素早い斬撃が老人の脇腹に一筋の傷を刻む。
「ぬうっ、何のこれしきっ!」
 だが、それでもマスター・ビキニアーマーはよろめきすらせず、空いたもう一方の腕を薙いで明の二撃目の斬撃を弾く。
「あ、あ……あぁ」
 戦っていた、猟兵達が。カイの言う様に助けになろうとする人の姿がそこにはあり。
「少しでもダメージを与えて次の方に」
「がっ」
 次の瞬間、先ほどとは違って明日の一撃は止められることなくすんなりと老人の体躯に炸裂する。
「なんか弱ってきたか?」
「攻撃を受けたくはありませんから、ありがたくはあるのですけ、どっ」
 蛇駆が首を傾げる一方で、ポツリと漏らした楓椛は、それでも動きが完全にとまったわけではない老人の一撃を辛うじて躱す。
「ぬう、ちょこまかと、ならば」
「残念、それは残像です」
 次はお前だと飛ばしたビキニアーマーのパーツは明の身体をすり抜け。ビキニアーマーのパーツを複製して放った老人の足元には傷口から滴った血が地面に花を咲かせる。
「おいおい、まだ倒れんなよ?」
 せっかく楽しくなってきたとこなんだと続けた蛇駆の腕が再び異形の頭部と化してマスター・ビキニアーマーの肩に食らいついた。
「ぐうっ」
 呻き声が漏れ、先ほどより多くの血が地面を濡らす。
「おのれえっ、ぬおおおおおおっ!」
 怒りと痛みに顔を歪めた老人は自身を食いちぎろうとする蛇駆の腕、そこにある口に指をかけ、力づくでこじ開けると無理やり引きはがし。
「はぁ、はぁ、はぁ……まだだ、まだワシは倒れはせんぞ!」
 呼吸も荒くよろめきつつも吼えたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

黒木・摩那
これがトラウマになったという、黒ビキニの老人ですか……
話を聞いただけじゃ、そうなの?と思ったけど、現物は確かになるなる!、ですね。

トラウマを払うには、ボコボコにして吹っ飛ばさないといけないでしょう。
ここはスピリットヒーローと共闘して、トラウマ祓いに協力します。

ヨーヨー『エクリプス』で戦います。
UC【蒼鷹烈風】で速度UPです。
相手の方がパワーはあるので、機動力で勝負。
マジカルボード『アキレウス』で加速しつつ、ビキニのパーツを【武器落し】。
ヨーヨーの軌道を【念動力】で操作し、黒ビキニ老人を引っ掛けて、そのままボードで引きづり回します。

トドメはヒーローに。

その変態ビキニ老人をぶっ飛ばしちゃえー!



「これがトラウマになったという、黒ビキニの老人ですか……」
 新たに悪夢の中へ足を踏み入れた黒木・摩那(冥界の迷い子・f06233)が目にしたのは、ビキニアーマーを着た老人が吼える様だった。傷を負いつつも闘志は衰えず。
「話を聞いただけじゃ『そうなの?』と思ったけど、現物は『確かになるなる!』ですね」
 得心がいった様子で頷くと視線は自然と戦場に居る少女へと向き。
「え」
 急に見られて当惑する少女へ一緒に戦うのよと参戦を促す。
「ええっ?!」
「ここから抜け出すには、ボコボコにして吹っ飛ばさないといけないでしょう?」
 驚きの声をあげ、視線をマスター・ビキニアーマーと摩那の間で往復させる少女だったが、摩那の言葉には一理あると思ったのか。
「し、信じて――」
 いいのよねと言う少女の問いに摩那は首を縦に振り。
「ぬっ?! おのれ、いつの間にか新手が現れておったか! 喰らうが良いわ、堅牢鉄壁・真・アーマー・ビットォ!」
「励起。昇圧、目標を確認……加速開始」
 摩那に気づいた老人が夥しい数のビキニアーマーのパーツを放つも、この時、摩那の飛び乗ったマジック・サーフボードこと『アキレウス』は既にその速度を増し始めていた。
「なんと?!」
 摩那を捉えんと飛来した黒いビキニアーマーのパーツは、いくつかがボードの加速で摩那を捕え損ねて空しく後方に流れ、あるパーツ群は電撃を纏ったヨーヨー『エクリプス』によって叩き落とされて、地面に転がり。
「ええい、小癪な、あっ?!」
 尚も残ったビキニアーマーのパーツで摩那を捕えんとしたマスター・ビキニアーマーの身体が大きく傾ぐ。少女がよく見れば念動力で軌道を操作されたエクリプスの紐が老人に絡みついていることも見て取れただろう。
「しまっ、ぐあっ」
 ボードの勢いに抗えず、手負いの老人は引き倒され。
「ぐっ、外れん、く、ぐ、ぐおおおっ?!」
 もがくマスター・ビキニアーマーを引きずり回しながら摩那は少女へ、スピリットヒーローの少女へと視線と声を投げる。
「この変態ビキニ老人をぶっ飛ばしちゃえー!」
「っ?! わ、わかったわ!」
 トラウマに苛まれ続けていたとはいえ、彼女もヒーローなのだ。一瞬体を強張らせつつもすぐさま頷き。
「大いなる海よ! 我が力となりて――」
 敵を討ての言葉で突如少女の周囲に出現した海水が持ち上がり、うねりながらマスター・ビキニアーマーを呑み込む。
「……あ、やった……やったあ!」
 水の中では断末魔も上げられず、ただ傷口から流れ出した血で赤く染まった海水の奔流が収まった時、もはやマスター・ビキニアーマーは何処にもいなかったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『カーネル・スコルピオ』

POW   :    パニッシャー・ヴァーリィ
【二挺拳銃から炎を纏った弾丸の一斉掃射】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    侵略蔵書「スコルピオインフェルノ」
【自身の侵略蔵書から放たれた蒼い炎】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を炎上させ】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
WIZ   :    スコルピオン・ブレイズ
【二挺拳銃から放たれた弾丸】が命中した対象を燃やす。放たれた【蒼い】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。

イラスト:亜積譲

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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠シャオロン・リーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「何故だ、何故邪魔をする……」
 靴を鳴らし悪夢の中へ新たに表れたソレは、左右の手に一挺ずつ拳銃を持ち、問うた。
「まあいい、お前たちを始末してしまえばいいだけの話だ」
 もっとも答えなど期待してはいなかったのだろう。一つの銃口を少女へ向け、カーネル・スコルピオは引き金に指をかけたのだった。
多々羅・赤銅(サポート)
一切合切大成敗。赤銅鬼が、お邪魔すんぜ
混ーぜて!

NG:子殺し

性格:人助けに躊躇無い破竹の快楽主義】
酒煙草賭け事、悪巫山戯も夜伽もだぁいすき。ガタイの良い真摯な奴とか特に好き♡敵でも惚れちまうね、赤い糸ごと御魂を斬って、何れ地獄の果てで落ち合おう。
あとな、私すっっげー寂しがりなの!
だから敵ともガンガン話すし、人には好かれたい!
ま、敵は仲良くなっても斬れっけど。

戦闘:鎧無視斬撃と耐火特化】
斬れないモンは何も無えよ。
鉄、炎、音さえも
見切り受け流し斬り伏せる。
身体に流れる聖者の血が、多少の傷は次々塞ぐ
肉盾役も、ご要望とあらば

日常冒険:酒、交流、笑う脳筋】
人と話すの好き!はしゃぐのも大好きー!あそぼ!


シホ・エーデルワイス(サポート)
助太刀します!


人柄

普段は物静かで儚げな雰囲気ですが
戦闘時は仲間が活躍しやすい様
積極的に支援します


心情

仲間と力を合わせる事で
どんな困難にも乗り越えられると信じています


基本行動

味方や救助対象が危険に晒されたら身の危険を顧みず庇い
疲労を気にせず治療します

一見自殺行為に見える事もあるかもしれませんが
誰も悲しませたくないと思っており
UCや技能を駆使して生き残ろうとします

またUC【贖罪】により楽には死ねません

ですが
心配させない様
苦しくても明るく振る舞います


戦闘

味方がいれば回復と支援に専念します
攻撃は主に聖銃二丁を使用


戦後
オブリビオンに憎悪等は感じず
悪逆非道な敵でも倒したら
命を頂いた事に弔いの祈りを捧げます


黒木・摩那
邪魔をするなと言われたら、お邪魔するのが猟兵です。
いよいよ姿を現しましたね、猟書家。
ここであなたを倒して、悪夢も終わりにしてみせます。

拳銃使いならば、十分に勝機アリです。

弾丸はスマートグラス『ガリレオ』のセンサーで弾道を予測、【念動力】で軌道を逸らして外します。
そして、反撃はヨーヨー『エクリプス』で。
銃を【武器落し】で叩き落してから、
カーネルの体にヨーヨーを巻き付けて、UC【獅子剛力】を発動。
カーネルの体を建物や地面にびったんびったんに叩きつけます。

そのまま夢の果てまで飛んでいけー



「邪魔をするなと言われたら、お邪魔するのが猟兵です」
 拳銃が火を噴くより早く黒木・摩那が口を開けば、つられた様にカーネル・スコルピオはそちらを向く。
「いよいよ姿を現しましたね、猟書家」
 摩那からすると待ち望んだ元凶の登場であり。
「ここであなたを倒して、悪夢も終わりにしてみせます」
「やれるものなら――」
 やってみるがいいと、でも続けようとしたのか。同時にもう一方の拳銃を摩那に向けようとする中。
「一切合切大成敗。赤銅鬼が、お邪魔すんぜ」
「な」
 乱入してきた多々羅・赤銅(ヒヒイロカネ・f01007)に目を見張ると。
「混ーぜて!」
「ぐあっ」
 下からのすくい上げるような斬撃にコートの前を切断されながらカーネル・スコルピオがたたらを踏む。
「ふーむ、まあまぁのガタイだな」
「くっ、ふざけた真似を」
「あー、悪いね。私、悪巫山戯がだぁいすきなんだ。あとな、私すっっげー寂しがりなの!」
 怒りにカーネル・スコルピオが顔を歪めるも赤銅に悪びれた様子はなく。
「そんなことは聞いてないが、なら寂しくないように全員仲良く焼き尽」
「助太刀します!」
 スピリットヒーローの少女に向けていた拳銃の銃口を赤銅へ向け直そうとしたところで、猟兵がまた一人。
「ぐううっ」
 カーネル・スコルピオが振り返ると、シホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)がスピリットヒーローの少女を庇うように立ち自身へ聖銃二丁を向けており。呻くような苛立ちを具現化したかのような炎を纏った銃弾がばら撒かれるも、それらは唐突に角度を変えて獲物を捉えそこなう。
「おのれっ」
 自身の掃射に干渉を受けたことはわかったのだろう。猟書家は犯人を探すも、それを許す猟兵などいなかった。
「がっ」
 摩那の放ったヨーヨー『エクリプス』が拳銃を直撃し、武器を取り落としかけたカーネル・スコルピオ目掛けシホの聖銃が銀色に輝くエーデルワイスの花びらに変わって襲い掛かり。
「ぐっ、うぐおっ」
「今ですっ」
 花びらに切り裂かれてよろめいたところで、先ほど拳銃に当たったヨーヨーの紐がカーネル・スコルピオへと絡みつく。
「ぬ、うぅ、これは」
「接地、反転。アンカー作動……力場解放!」
「うおっ?!」
 絡みつく紐に猟書家が当惑したのは一瞬のこと。だが、その一瞬でカーネル・スコルピオの身体は宙に舞い、そのまま強かに地面へ打ち付けられる。
「がっ、うぎっ、ぐおっ」
 一度ではなく、何度も。
「ふざ、ける、な、このまま、終わ、らせ、るかっ!」
 翻弄され叩きつけられながらも二挺拳銃を発砲したのは、幹部猟書家としての意地か。
「あっ、あ、あ……」
「大丈夫、でしたか?」
 放たれた銃弾を受け、炎に包まれながらもシホは庇ったスピリットヒーローの少女に微笑んで見せ。
「あたしの、為に」
 目を見開き怯えていたはずの少女は震える手をシホへと伸ばしかけ、そこからカーネル・スコルピオをキッと睨みつける。
「そのまま夢の果てまで飛んでいけー」
「うおおおっ?!」
「よくもーっ! 喰らえぇぇっ!」
「がはっ」
 そう、摩那の操るヨーヨーによって投げ飛ばされる猟書家を睨み、放たれた海水の奔流が放物線を描いて飛ぶカーネル・スコルピオへと炸裂した。
「や、待ってたよ。だいじょーぶ、一人にはさせないし」
 空を舞い、猟書家の身体はやがて重力に牽かれておちてくるも、そこにはすでに待ち構えて居た赤銅が居て。
「地獄の果てまで行っとく?」
 笑顔で赤銅はサムライブレイドを振り下ろしたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ルク・フッシー(サポート)
こ、こんにちは。ぼ、ボクは、ルクといいます

戦いは怖いですけど…誰かの大切な物を守るために…
大丈夫です。ボク、戦います…!

できるだけ敵と中〜遠距離を保ち、相手の能力を考え、最適だと思うユーベルコードを使い戦います
塗料に属性や誘導弾などの性質を宿す事もあります

攻撃はよけるよりオーラ防御や武器で受けて軽減したり、激痛耐性で耐えたりする方が得意です

たとえ依頼達成のためでも、他の猟兵や一般人などに迷惑をかけるような事や公序良俗に反する事はしません

よ、よろしくお願いします…!(絵筆をきゅっと抱きしめる)


ステラ・クロセ(サポート)
真紅の瞳。燃える炎。あふれる勇気。直情正義、元気全開、単純明快!
正しい心で悪しきを討ち、そして弱き者を救い、その盾とならん、我こそは義侠のスーパーセル!
スーパー純粋熱血、ハイパーテンプレ系ヒロイン、それがステラです。

一人称は「アタシ」ですが殆どの猟兵は先輩に相当するので話すときは「わたし、あなた」といった礼儀正しい振舞いとなります。
探索系はストレートな解決法を選び、
戦闘では正々堂々と敵の正面に立って攻撃を引き受け味方にチャンスを作る方が好みです。なお、近接戦闘派です。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
正義を大事にするので、他の猟兵の意図を阻害したり公序良俗に反する行動はしません。



「ぐ、うぅ……」
 ぼたぼたと地面に血の染みを作りながらもカーネル・スコルピオは身を起こす。
「っ、まだ」
「へぇ、まだ戦う気なんだね」
 手傷を負いつつも拳銃を構えようとする様子を見て、口を開いたのは、ステラ・クロセ(星の光は紅焔となる・f12371)。
「悪いけど手負いだからって悪い人相手に手加減は出来ないよ。正々堂々って行きたかっ」
「舐めるなぁっ!」
 ステラが最後まで言葉を発す前に二挺拳銃が一斉に炎を纏った弾丸を放ち、弾丸が向かってくるも、ステラは避けなかった、理由は一つ。
「アタシは誓ったんだ、弱き者の盾となり、力無き者の命を守る本当の戦士になるって!」
 Now or Neverと新焔・関勝大刀、二振りの刀を交差させ、スピリットヒーローの少女を庇う様に立てば、刀が銃弾を弾いて火花を散らし、刀で防げず肌を掠めた銃弾が筋状の火傷を残す。それでも、ステラは少女を守り切り。
「だから――」
 そして、誓いと覚悟がステラへ力を与えて地面を踏みしめる足により速くより前へと身体を運ばせた。
「しま」
 拳銃を一斉掃射したばかりのカーネル・スコルピオは懐に飛び込まれてもすぐに反応できず。
「ぐああっ」
 先に銃弾を弾いた刀で胸に×字の傷を刻まれ。
「っ」
「だ、大丈夫ですか…?」
 火傷がひりつくのか顔を微かにしかめたステラへとルク・フッシー(ドラゴニアンのゴッドペインター・f14346)が塗料をぶっかける。
「ぷっ、な……治ってる?!」
 一瞬面を喰らうもそれはルクの用いる命中した対象を高速治療する塗料であり。
「あ、ありがとうございます」
「えっと……気にしないでください。それから、戦いは怖いですけど……ボクも戦います……!」
 頭を下げるステラへ若干挙動不審になりつつもルクはぎゅっとこぶしを握り締め片膝をついたカーネル・スコルピオへ視線をやる。
「ぐ、うぅ……」
 元より手傷を負ったところへ更に負傷したのだ。血だまりの一歩手前といった態の地面についた膝も既に自身の血に濡れ。
「まだだ、まだっ!」
「やあっ!」
 膝をついたまま撃ち出した銃弾にルクが振り抜いた絵筆絵筆から飛んだ絵の具弾がぶつかり、凍てついた銃弾は中間距離で地に落ち。
「覚悟!」
「ぐっ、がああっ」
 再び肉薄したステラの振るった刃に血しぶきをあげた猟書家は地を転がった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

火土金水・明
「個人のトラウマを責めるような作戦を進めるは、許すわけにはいきません。」「あの精神的攻撃は、他の人でもキツイですが。」(「少女」が狙われたら【かぼう】行動をとります。)
【WIZ】で攻撃です。
攻撃方法は、【高速詠唱】で【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【全力魔法】の【サンダーランス】で、『カーネル・スコルピオ』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【見切り】【火炎耐性】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでもダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。



「おのれっ」
 血まみれで、それでも拳銃は手放さず起き上がろうとするカーネル・スコルピオを視界に入れて、火土金水・明は七色に輝く杖を向けた。
「個人のトラウマを責めるような作戦を進めるは、許すわけにはいきません」
 今は夢の主である少女と協力したことでビキニアーマーの老人というトラウマを退けることに成功した明達だが、猟兵達が手を貸していなければあの老人が現実に解き放たれていた可能性があり。
「あの精神的攻撃は、他の人でもキツイですが」
 だからこそ、目の前の幹部猟書家を逃すわけにはいかないのだ。
「少しでもダメージを与えて次の方に」
 たとえ自身がトドメを刺せずとも、仲間の助けになればと明は高速で詠唱する。それによって雷を迸らせる魔法の槍が明の周囲に生まれてゆき。
「我、求めるは、新たな雷撃の力」
「うおおおっ!」
 吼えたカーネル・スコルピオが五百に届かんとする数の槍を迎撃すべく二挺拳銃を発砲する。それは、ある意味で無謀な挑戦であった。
「な」
 何故なら、カーネル・スコルピオが銃弾を撃ちだした時、まだ魔法の槍は放たれていなかったのだから。
「フェイント――」
「残念、それは残像です」
 気づくのは、遅すぎた。槍を弾くことなく突き進んだ銃弾も明だと思われたモノを空しく通り過ぎるだけで、本物の明はスピリットヒーローの少女を庇うように立ったまま、向き直ろうとする猟書家は魔法の槍を放った、残像の周りに浮かべていたものと今自身の作り出したモノ。
「うがあああっ!!」
 合計で九百六十の槍に殺到され、顔を歪めてカーネル・スコルピオは横に飛んだ。数重の魔法の槍が今いた場所に降り、そのまま転がる自身を追う様にただひたすらに魔法の槍は降ってくる。
「ぐっ、がっ」
 やがて追いついた槍の雨が猟書家の身体に突き立ち始めるが、顔を歪めて発砲しいくらかの槍を相殺し、地面を殴るようにして反動で身を起こし一本でも多くの槍を躱そうと試み。
「はぁ、はあっ、はぁ……」
 ハリネズミのようになりながらも、カーネル・スコルピオはゆっくりと身を起こした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鈴木・志乃(サポート)
鈴木です。よろしくお願いしますね。

DS生まれCF育ちです。
皆が幸せな世界になったらいいのになァと思って、戦ってます
単純な火力よりかは光の鎖を使った捕縛とか
トラップ使った搦手が得意ですね
高速詠唱で幻影を作ることも多いかも

劇団に所属してて、CFでは配信者やってます
面白いことなら大体好きですね
歌、踊り、演技ならそれなりに出来ますよ
敵を騙す為にわざと怪我を負ったりします
自分が傷つくのは厭わない方かもしれません

人の笑顔の為なら結構無茶します
必要ならシリアスもネタもカオスもどんとこい
ただし公序良俗に反する行動は、依頼達成の為でもしません



「まだ終わりとはいかないみたいですね」
 傷だらけで、あちこちからの出血が地面を濡らし続けているにも関わらず、鈴木・志乃(ブラック・f12101)の瞳に映るカーネル・スコルピオは拳銃を手にした腕を持ち上げて志乃自身へ向ける。
「大人しくした方が身のためですよ」
「ぐ、あ、これ……は」
 ただ、負傷と消耗で鈍った動きで志乃へ向けて銃弾を放つのは無理のようでもあった。いつの間にか無数の光の鎖にからめとられていた猟書家の腕は志乃に銃口を向けたままにしてはいられず、強制的に曲げられた状態で引き金を引いても地面に当たり、地面へ火をつけてまるで見当違いな方向に飛ぶ跳弾となるだけ。加えて、暴れれば暴れるほど傷口から血が失われてゆく。
「く、あ、な……ら」
 だがそれでもカーネル・スコルピオは止まらない。もがきながら先に銃弾の当たった地面へ近づき、燻る炎を自らに引火させる。
「っ」
「があああっ」
 一見すれば自らを焼く愚かな行為だが、燃え移った炎が志乃の放った光の鎖を焼き始め。
「く、うう」
「執念、ですか」
 強引に拘束を解いた猟書家を見据えたまま呟き、志乃はおじけづいたように一歩退く。
「そうだ、うち震えてこの銃弾を受、ぐがあああっ」
 だが、それは演技だった。怯えた様子の志乃へ銃弾を撃ち込もうとしたカーネル・スコルピオを待っていたのは、空から降ってきた海水。忘れ去られていたスピリットヒーローの少女が作り出したモノだが、傷だらけの猟書家から銃撃の機会を奪うには傷にしみる海水で充分だったのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

シホ・エーデルワイス
アドリブ&連携歓迎

戦況はこちらが優勢
なら彼女に自信を付けたいです


目立たなくなる光学迷彩の結界を張って
スピリットヒーローさんと話す時間を稼ぐ


貴女は何を想い戦いますか?

戦う以上
今後も酷い目に遭う事は避けられないでしょう
いえ
むしろもっと過酷で悲惨な試練があるかもしれません
戦場に立たなくても他のヒーローを支援する事も選択の一つだと思います

私?私は…皆を助けたい
例えこの身がどれだけ傷つこうとも
守った人から「ありがとう」を言ってもらえれば何度でも立ち上がれます


彼女の覚悟と勇気を聞けたら
名前を聞き
【霊装】での支援を提案

敵の攻撃は私が防ぎます
だから攻撃に集中して下さい

火炎耐性と呪詛耐性のオーラ防御で彼女を庇う


黒風・白雨
何故邪魔をする、と問うたのか
何故邪魔をされぬと思えるのか、不思議でならぬな
随分と目出度い頭のようじゃ

かてて加えて、人の過去をほじくり返して悪夢を見せるとは、なんとも性格の悪いことよな
過去に囚われ続けるのは、お主らオブリビオンだけで十分じゃ
この夢の世界より、そのまま骸の海に還してやろうぞ

敵が放つ弾丸は、《力》をもって前方の空間ごと削り取り、そこいら辺にポイッと捨てながら接近
間合いに入れたならば、拳銃を持つ両手を掴み取り、そのまま拳と拳銃を握り潰そう

そこな娘よ
わしが抑えておる故、こやつを海水で包むが良い

わしも大概性格が悪くての
骸の海でぐっすり悪夢を見られるようこのまま溺死させてやろうぞ


中小路・楓椛
アドリブ連携歓迎
WIZ

装備【ばーざい】全技能行使、【神罰】【呪詛】【限界突破】併用でUC【アトラナート】起動、銀の蜘蛛の神威召喚。

多数の銀の蜘蛛の空間超高速自律機動から、エーテルによる物質霊的な強化を限界以上に施した光糸を不可視化して多重射出して拘束、向こうの手出しは【クロさん】の自律稼働迎撃と【ろいがーのす】投擲と分裂させた【谺】の二丁撃ちで封殺します。

完全に固めたところで蠍退治の最後の一手は…折角ですのでスピリットヒーローさんの勇気に可能であればお任せして、状況解決を見届けた上で私は此方の世界から皆様に気づかれない内に自力退去して消えておきますね?



「何故邪魔をする、と問うたのか」
 海水に濡れそぼった幹部猟書家を見据え、ソレが現れた時に吐いた問いを口の端に乗せ、黒風・白雨(竜神・f31313)は首を傾げる。
「何故邪魔をされぬと思えるのか、不思議でならぬな」
 随分と目出度い頭のようじゃと続ける白雨が、カーネル・スコルピオの敵意と注意を一身にひく中。
「貴女は何を想い戦いますか?」
 目立たなくなる光学迷彩の結界を貼ってスピリットヒーローの少女へと歩み寄ったシホ・エーデルワイスは、少女に問いを投げた。
「えっ」
「戦う以上、今後も酷い目に遭う事は避けられないでしょう」
 そこまで言ってから、いえと小さく頭を振り。
「むしろもっと過酷で悲惨な試練があるかもしれません。戦場に立たなくても他のヒーローを支援する事も選択の一つだと思います」
 暗い未来の可能性を挙げた上で、そこから逃れる道も示し、シホは答えを待つ。
「かてて加えて、人の過去をほじくり返して悪夢を見せるとは、なんとも性格の悪いことよな」
 相手の反応も期待せず幹部猟書家を見据える白雨とはある意味で対照的で。
「おの、おのれえええっ」
「過去に囚われ続けるのは、お主らオブリビオンだけで十分じゃ」
 吼えるカーネル・スコルピオへ微かに眉を顰めると、森羅万象に干渉する力を前方へ傾け。
「この夢の世界より、そのまま骸の海に還してやろうぞ」
「やれるものなら――」
 やって見ろと言うより早くカーネル・スコルピオの拳銃が火を噴いた。
「なっ」
 だが放たれた銃弾は白雨と幹部猟書家の間の空間ごと削り取られた様にあり得ない動きで横に逸れ。
「そぉい!」
「がっ?!」
 かつて細身の片刃曲刀だったモノを手に中小路・楓椛が放った一撃により不可視化された光糸がカーネル・スコルピオの身体を束縛し締め付ける。
「あなた、は?」
「私? 私は……皆を助けたい。例えこの身がどれだけ傷つこうとも」
 続く戦いを背景にスピリットヒーローの少女に問われたシホは軽く首を傾げてから答え。
「守った人から『ありがとう』を言ってもらえれば何度でも立ち上がれますから」
「あっ」
 浮かべるシホの笑顔に先程のことを思い出したのか。
「そう、ね……あたし、忘れてた。何でここにいるのかさえ。けど」
 もう大丈夫と口元で微かに笑った少女はシホに名を尋ねられ、マーレと名乗る。
「ぐ、ぎっ、ぎぎ」
「……若干を通り越して戦力過剰ですね」
 その一方、カーネル・スコルピオは自律稼働するキャバリアのクロさんを傍らに楓椛の視界の中で身動きが取れなくなっており。それでも幹部猟書家が反撃してきたときに備え、楓椛は変形合体式大型飛翔十字手裏剣を手に様子を窺い。
「これでは抑えおく意味もなかろうな、じゃが」
「がああっ」
 身動きもままならぬカーネル・スコルピオの両手を拳銃ごと掴み取った白雨はそれらを握り潰さんと力をこめ。
「このまま、私達が手伝います」
 攻撃どころか敵は動きすら封じられている今、攻撃を防ぐとは言わず、シホはですからと続け。
「そこな娘よ。わしが抑えておる故、こやつを海水で包むが良い」
 少女との会話に加わった白雨が幹部猟書家の両手を握り締めたまま指示を出す。
「え、海水を?」
「わしも大概性格が悪くての。骸の海でぐっすり悪夢を見られるようこのまま溺死させてやろうぞ」
「……やってみるわ」
 悪夢を見せた元凶には思うところあったのか、頷いたスピリットヒーローの少女が手を翳せば、虚空から生じた海水が宙でうねり。
「いっけええっ!」
 少女の声に従って海水はカーネル・スコルピオ目掛けて突き進む。
「どうやら、後はお任せして良さそうですね」
 勝利を確信した楓椛はその場を去るべく少しずつ離れつつも状況解決は見届けるようで、海水に呑み込まれる幹部猟書家に視線をやり。
「やったわ!」
 崩れ落ちたカーネル・スコルピオが骸の海へと還り始める光景に少女が快哉を叫ぶ。こうしてビキニアーマーを着た老人を無敵の怪物「スナーク」として具現化させる企みは阻止され、覚めない眠りにつかされていた女性も目覚めることとなるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年01月06日
宿敵 『カーネル・スコルピオ』 を撃破!


挿絵イラスト