1

#UDCアース #ウルタール

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#UDCアース
#ウルタール


0




●何者も猫を害してはならない
 UDCアースのとある森奥、其処にはある種の楽園(ユートピア)が広がっていた。人々の生活は『獣』を中心に栄えており、その目玉無しでは一切が成されない。ああ。高貴。彼等を最も尊い生き物だと思わなければ、早々に嫌悪されるべきなのだ。つまり世界は『ねこ』に依っている球体で、万歳三唱は四足歩行に捧げる為の呪いなのだ――反射し乱れる大群に要らない肉を与えてくれよ。ああ、余所者だ。また余所者がやってきたぞ。
 猫を愛玩するだけの、忌々しい余所者だ。

 ――害されている。
 あの餌は実に柔らかそうだ。

 不老不死への第一歩。魂はいくつ?

●グリモアベース
「確かに。猫とは可愛らしい生命体だ。何よりも素晴らしい貌(かたち)で成り、誰もが魅了される事に文句は言えぬ。されど状況が状況が『存在』そのものが反転したら、ひどく厄介な餌場と化すに違いない。今回も『邪神案件』と見做すべきか」
 ロバート・ブレイズ(冒涜翁・f00135)がスマートフォンに映る猫画像を削除すると、ぐるり貴様等を改めた。にゃんこ好きもそうでない者も『オブリビオン』は殺さなければ活きていけない。その胸にしかりと刻まれている。
「UDCアースの某所、森の奥に小さな集落があるらしい。そこで百年以上『祝祭』が行われているのだ。猫を愛でる。その後、害するであろう余所者を『贄』とする。単純なものだが至極面倒な状況だ――超自然の力だが結局のところ『存在の格下げ』。嫌な予感が『完全』になる前に神を殺すべきなのだよ――祝祭に混ざり、眷属を殺し、正体を引きずり出すが好い。宜しく頼むぞ」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 何人も猫を殺してはならない。

 宜しくお願い致します。
213




第1章 日常 『「祝祭」への参加』

POW   :    奇妙な食事を食べたり、奇怪な祈りのポーズを鍛錬する等、積極的に順応する

SPD   :    周囲の参加者の言動を注意して観察し、それを模倣する事で怪しまれずに過ごす

WIZ   :    注意深く会話を重ねる事で、他の参加者と親交を深めると共に、情報収集をする

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 誰が決めたのかと君は言うだろうが、答えを理解出来る者は存在しない。森の奥で栄えていた『集落』には異常なまでの『猫』が在った。何もやるにも『猫』が優先であり、彼等は俗に神の化身なのだ――余所者が入り込んだならば尽くを『食べさせねば』ならない。余所者とは現れた時点で『猫』への害悪であり冒涜なのだから――君達は生贄(しゅくさい)の日に紛れ込み、彼等を観察しなければ進めない。真逆、猫と人間、その存在の『格』は見た通りだろう?
白斑・物九郎
●POW



ははぁん、なかなかどうして
邪神界隈周りでも、たまにゃマトモなコト言う手合いも居たモンですわな
(猫キマイラなので「猫ファースト」とかやってたらまあ上機嫌にはなる)

……っつっても、裏があんのが常ですよな
せいぜいしれっと紛れ込んで探り入れといてやるとしましょっかや


・【ビーストドライブⅡ】使用
・【化術】に『モザイク状の空間』のコーティング(迷彩)も併せてまんま白ブチの黒猫に変化、集落内で「猫」としてエラそうに過ごす(偵察)

・【野生の勘】で汲み取り力をブーストした【動物と話す】パワーで、現地猫から【情報収集】出来そうなら試みておく
・面倒そうなシチュエーションに行き会ったら狭所通過でとっとと退散



 内臓をぐねりと動かす事は、如何して『こんなにも』楽々なのか。ぶにぶにと歩んでいる貴様の輪郭は四足歩行で、ふにゃあと欠伸でも演技(やる)のだろうか。白ブチ可愛らしく染められた黒、嗚呼、猟兵よ、名前を『失くした』嘘をふいて何処へと進む――ははぁん――王は『その言辞』を真理だと受け止めるのか。王は『その在り方』を赦すと告げたのか。邪神界隈『まわり』でも「たまみゃ」マトモな手合いも居るのだ。しかし『厭』の森に棲み憑いていた存在(もの)――モブとしては自棄に鮮明だった。
 裏が有るのが常と解ける。とけだした思考回路が行き場を失い、ただ骸と化した法に縋っている。しれっと紛れ込んだ『ねこ』の一匹、つまり貴様へとちゅるちゅる捧げられた――モザイク空間(テリトリー)を歩めよ、たとえ超自然でも舐れば好い。
 現地猫曰く、此処は『ウルタール』と称される地を真似したらしい。彼方よりも厳しい掟が肝と云え、道歩く猫を優先せねば処刑(にえ)と鳴く――おお。お猫様に縋り付け――ちらりと猫目(よこめ)に土下座連中。
 面倒事には巻き込まれたくない。ぐぅるり遠回りして『窺い』つつも狭所通過。君が神だと『浸けられた』ならば、向かう先厄介な祈りの文句。

 ――格下げを。格下げを。格下げを。

成功 🔵​🔵​🔴​

小鳥田・古都子
猫は強敵ですよ。
完成された肉食獣のフォルムは機能美の極致です。おまけに小型軽量で抱いて良し撫でて良し。何物にも縛られない自由な魂、しかも可愛いのです。
あれが邪神絡みとは。身の毛がよだつけど、もはや是非もなしです。赴いて愛でましょう。

と言う訳で、目立たない様に扮装して集落に紛れるの。
集落の人達の思考と記憶をテレパシーで読み取って溶け込んでみます。
あんまり深層意識まで潜ると危なそう。邪神案件でこの能力使うのはサニティ削れるの。程程に。
【情報収集】はしないとね。人々の記憶から有益な情報を読み取って……あ、猫可愛い

生身の脳髄が猫に侵食されるのを補助脳で制御しつつ冷静沈着に調査をするのです



 強敵と記して読みは如何するのか。かわいい。ともだち。りんじん。いとおしい。幾等でも吐き出される賞賛に酸っぱさを覚えたのは『誰か』だけではない。ぐるり二個嵌まったキャンディが彼等(ねこ)の輪郭(フォルム)を舐り始めた。そう。この肉食獣としての完璧。機能美の極致――おまけに小型軽量で抱いて良し撫でて良し。よしよししたいと願望が漏れている。しかし彼等は縛られないのだ。束ねられない『美貌』に惹かれない者は在り得ないだろう。炬燵でまるくなった姿は赤色垂らさずにいられない……勿論比喩だが『世の中』には熱狂(ファン)が多いのだ。それの『邪神絡み』と聞けば背筋がふるえる。身の毛がよだつ。もはや是非もなし。足取り軽くも奥の奥だ。赴いて愛でましょう――モルモットとは真逆の性質。顔を出した普通の女の子。
 ふれた。集落の誰かさんに触れたのだ。猫の『あまりの魔力』に中てられて、くらりとキたと言い訳しつつ『思考や記憶』をぺらり捲る。深層意識を掘り進めると『厭な予感』にぶつかるだろうか。神格に削ぎ取られるような気、戻れる浅瀬でちゃぶちゃぶ――この『くらい』で。サニティ勝手に謳い出した。
 猫可愛い――生々しい脳味噌が『猫』可愛いおかされ可愛ねこ……補助(のう)が現実へと引っ張り返す。冷静沈着に事を進めろと貴様が警告(つ)げた。

 それにしても可愛い。

成功 🔵​🔵​🔴​

臥龍岡・群青
猫ってあれだろう?
あのふわふわしたすばしっこい生き物だよな
確かに可愛らしいとは思うが、わしより偉い訳がない
何より邪神が崇められてる状況に反吐が出そうだ
少し遊んでやろう!

そうは言いつつ、最初は大人しくしている方がいいだろうな
集落に来たら暫くは様子見だ
特定の生物を崇める文化は様々な世界にあるだろうが……
ここは異常だな
本気で猫を何よりも優先している

下手に動くとぼろが出そうだ
暫くは大人しい贄として集落に居座ろう
猫達にはわしの姿はどう見えているのだろうな
実は角とか鰭とかバレてるんじゃないだろうか
玩具にされても抵抗しない方がいいんだろう……?
ふわふわがいっぱい集まってくる光景はなかなか楽しいがな
それだけだ



 気紛れにも大渦巻(モスケン)は森の奥に現れ、局外者(アウトサイダー)の貌(サマ)を目立たせて往った。猫。その音に耳を傾けたとして、あの鱗には敵わない柔らかさだ。ふらふらすばしっこい連中の面、何処か虚空(かなた)を眺めているようで無気味とも思える。ああ、その可愛さは大正義だろうが『わしより偉い訳がない』。そう断言した猟兵の双眸、神視点の青色具合は絵具(どろ)じみて異ないのか……何よりも『邪神』彼奴らの大仰な垂れ流しには飽き飽きしてくる。崇められている状況に反吐が出そうだ――少し遊んでやろう――如何やら此処に『猫の神様』はないらしい。
 びちびちと地上で跳ねていたならば、魚の類は容易く捕食されて終うのがオチだ。最初の方は大人しく『異常』とやらに染まるべきか。特定の生命を崇拝するのは『よく』在る現実、されど今現在は反転だ。本気で猫を何よりも優先している――餓えても渇いても、パン・ワインは彼等のものだ。
 だらり――やけに視線が集中している。べろべろと戯れている『舌』先が、不安にも『オマエ』を狙っているかの如くだ。もしや『正体』を暴かれた――九つの感覚でも有したと謂うのか、あの魂……角とか鰭とか。

 ふわふわと集い始めた猫、光景としては楽しいものだ。

 居座った生贄の周囲に赤い目。
 ――おかしい。猫とは『こんなにも』映る生き物なのか?
 にゃあごと気紛れ大荒れモヨウ。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『鏡張りのネコ』

POW   :    捕食者の瞳
自身の【すぼまりゆく瞳孔】から【無数に分裂する猫の幻視】を放出し、戦場内全ての【敵のユーベルコード】を無力化する。ただし1日にレベル秒以上使用すると死ぬ。
SPD   :    猫だったはずのモノの鳴き声
【猫の喉から放つ、生者には理解不能なノイズ】を籠めた【おぞましき咆哮】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【精神と思考能力】のみを攻撃する。
WIZ   :    猫の集会
【精神を乗っ取られた近隣の罪なき猫たち】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。

イラスト:小日向 マキナ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 質問:それらは猫ですか?
 回答:はい。それらは猫です。

 宜しくお願い致します――万華鏡の如く『広がり』『増えた』猫の貌、あの宙に称えられた彼等の性質は『幻想』だろうか。人類は彼等に妙な性質を与えたのだ。神は彼女等に異な性質を与えたのだ。猫だった筈の『もの』が鳴く――理解不能なノイズが『格の違い』をズらして嗤う。食まれた思考回路(かつおぶし)の行き先は何処だ。
 分裂し始めた猫が……ネコが……ずいぃと迫った。

 ※※:それは※ですか?
 ※※:いいえ。それは削がれた人です。
小鳥田・古都子
【先制攻撃】で【ヴァリアブルウェポン】。内蔵されたマシンガンで【範囲攻撃】。攻撃回数増加。纏めて撃ち払います。

ユーベルコードを封じる能力。強力なの。
でも、敵の能力を封じる変わりに自分も他の能力を使えなくなるのね。
もう一つ。この「内蔵武器」はユーベルコードで作ったものじゃなく、人間の科学で【肉体改造】された私自身の力なの。問題なく使えるのよ。

攻撃回数が減った分は無駄弾を減らせばいいの。フルオートから三点バースト射撃に変更。
「補助脳」の【瞬間思考力】で幻影に惑わされず本体を見抜き【スナイパー】射撃。

猫は可愛いけどあたしはモルモット(鼠)。襲われれば躊躇なく噛み付くの。
それはそれとして猫は可愛いね。



 瞳孔――万華鏡(あくむ)を魅せると記すよりも『楽園』を幻覚(み)せたと刻み込むべきだ。ぐるりキャンディの如く甘ったるい、あのにゃんとした声は筆舌し難く分裂(ケイオス)称えてくる――前。内蔵された兵器群が牙を剥き、一斉に火力(エネルギー)を放出した。むれる連中(オブリビオン)を一定数狙い薙いで仕舞えば、たとえ『封じ』られても問題はない。何よりも『これ』は埒外(ユーベルコード)なくても異質なのだ。人間(かくうえ)が作り上げた科学の結晶、その血肉を祓う事は叶わない。肉体改造された『私』自身の力――攻撃回数を減らされたならば鉛玉一つ『無駄』に放てない程度。自動(フル・オート)から三点に切り替えれば補助脳(ぶれ)ず、瞬間的に記憶した『本物』を殺して往く――嗚呼。猫の可愛さに手放し射撃は不可能だ。
 そうとも貴様こそが壁の中の鼠(モルモット)。如何なる肉にも咬み付ける、ただ只管に怪人(ハーフ)なのだ。何方としても生きられないなら、成程、正義の味方は『苦悩』する――それはそれとして猫は可愛いね――鏡を割り尽くせば赤色、あの球体は何処までも『呪われて』いる。人が造ったのか。神に創られたのか。
 過程に如何様な差が在るのか?

大成功 🔵​🔵​🔵​

白斑・物九郎
●WIZ



●VS猫の集会
なんかさっき話した猫もちょいちょい混じってる気ィしますわな?

ま、ナントカも他生の縁ってヤツですわ
そいつらは穏当にサゲさせて、オブリビオンネコだけブチのめして回るとしましょっかや


・呼ばれちゃったカタギの猫の頭数と配置を【野生の勘】で網羅ざま【ワイルドドライブⅢ】発動

・カタギの猫とオブリビオンネコとを分断する形で迷宮を展開
・迷宮を進み、カタギの猫と出くわす都度、魔鍵で【精神攻撃】をプスッと刺して洗脳解除してってやる

・洗脳を解いてやれた猫には【動物と話す】パワーで「あっちに行けば安全に帰れるぞ」って方角を示してやる

・なおオブリビオンネコと出くわした際はどつき回す(暴力+蹂躙)



 三匹寄れば何とやら。ならば雑多に集まれば、より良い『世界』が現れるだろう。精神(ありかた)を歪曲された『さっき話した猫』複数が、貴様の眼前(しかい)に混ざり込んでいる。苛まれたにゃんとも言い難い所業、嗚呼、この過去(オブリビオン)は増々『活かしては』おけない――ま、ナントカも他生の縁ってヤツですわ――穏当に『支配』から解放し、オブネコだけをブチのめして回ると好い『斑猫』だけに。野生の勘――その数列に意味は在るのかと世界(だれか)が問い掛けて、答えは人類、その悪魔に宿されている――過去と現在を数えて揃え、あの網羅は獣の性に傾いていた。
 混沌(ワイルド)。混沌(モザイク)。混沌(ゲート)――言い方を変える事は容易で、何よりも『空間』が描を越えて駆る。戦場(テリトリー)を埋め尽くすような『迷路』の貌(かたち)。王(オマエ)は民と敵を分断するのだ。
 出会い頭に普通(カタギ)ねこ。ぷすりと注射(くすり)を為すが如く、取り出した鍵(魔)で脳(こころ)を直す。解除した序でに『向こうが安全』。くるりと着地すれば帰る場所だ――縄張りに迷い込む事は無い。

 あの映り方は化け物(やつら)の星だ。猫だった物は『貴様』を見つけ次第『鳴く』だろう。されど口を開ける暇も無く、泣かされた面は凸凹(じゅうりん)に落ちる。ああ。お父さん。魔王が。お父さん。魔人が……門(のう)の揺れ方は激しく頼む。握り潰した左の腕――嵐と思えよ、その暴力。

成功 🔵​🔵​🔴​

臥龍岡・群青
愛らしい生き物の姿を取っていようと、怪物の匂いは隠せないか
怪物はちゃんと殺してやる
けれど罪のない獣まで巻き込むのは趣味ではない
さて、どうしたものか

いちいち区別するのも面倒だ
纏めてわしの物にしてやろう
『水船』で全ての猫を拘束していくぞ
一匹一匹、丁寧に泡へと閉じ込めてやろう
いくら猫が素早くとも、捕らえてしまえば扱いも簡単よ

あとは普通の猫と怪物を判別し、怪物だけ殺していけばいい
荒ぶる神の身体を以て怪物を引き裂こう
爪や鰭で邪神の眷属を嬲るのは久しぶりだな
楽しい【暴力】の時間だ
……見た目は可愛らしいから、罪悪感はあるぞ

洗脳されていた猫はさっさと逃がすか
あの子達には嫌われてしまうだろうな
……ちょっと悲しい



 鼻腔(くう)を嘘(つ)く為に波い与った夢観々終(むみむしゅう)――集落を覆い尽くした愛らしさだけは正しく、されどオマエの膿(ぐじゅぐじゅ)だけは拭えない。怪物だ。化け物だ。過去(オブリビオン)の貌(かたち)に対して、宣(い)って終えば「ちゃんと殺してやる」――集会(まざり)の程度を確認しない儘、暴力(く)うのは趣味ではないと威(い)が得る。さて、どうしたものか、くるっと猫の目を睨んで『み』た――いちいち区別(わける)のも面倒だ。猫を害すれば『どうせ』贄と見做される。ならば纏めて『がっぽり』と捕縛(もの)と成せば好い。全部々々が「わしの物」だ――虚空(つ)いた放出はシャボン玉、宙から地まで飛んで容れる。
 いくら素早くとも『丁寧』に捕らえれば袋のにゃんこ。ころころと拘束された彼等(こえ)がこもって聞こえ、扱い容易いと『詩っている』ような生命(もの)だ。あとはユルリと真偽を確かめ、怪物(モンスター)を仕留めれば裂解(さいかい)。嗚呼、邪神の眷属を嬲(ころ)すのは久しぶりだな――爪と鰭が血肉を舐り、ちゅるちゅると表面を濡らして鼠(そ)まる――楽しい愉しい暴力(しょくじ)。

 ……などと吐いてはみたが、罪悪感は失せやしない。

 洗脳された猫(にゃあご)はパチンと逃す。遠くで彼等の不快感が滾っていた。嫌われてしまった。ちょっと悲しい……血腥の園で船浮かぶ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

バースト・エラー
みゃあを差し置いて猫動画で世界征服とはいい度胸だニャア
ダゴンくんを飛ばして呼ばれた罪無き猫動画を撮りまくる
良いですニャ良いですニャ
良い感じにキャットファイトが始まったニャ
ダゴンくんの磯臭さに貴様らはメロメロニャ
何やかんや言いくるめつつPVを稼ぐだけ稼いだら遊びは終わりだ

出でよ無限モンゴリアンデスキャバリア
罪の無い猫達は怯えて竦んでお家へ帰れゴーホームだニャ
集会終わり! 地獄開始!

罪のある猫らしき奴を踏みつけ串刺し捕食する
これが宇宙の磯だニャ
違う意志だニャ

ところでお前さん、カンフーが得意な覇王で愛人っぽい雰囲気だがニャ
猫のボスは一匹で良いニャ
その綺麗な顔を吹っ飛ばしてやるニャ
夢見るまま砕け散れ



 みゃあ――誰を『差し置いたのか』と猫(せけん)は謂うが、その石鹸は慾々滑りやすい素材なのだ。ヨシと指伸ばした最悪の坩堝、機械仕掛けじみた『展開』が臍で茶を沸かす。涌き出した猫動画(にゃんにゃん)の目玉の最果て、それで『世界征服』とはいい度胸だ。胸中に這入り込んだ半液体(ねこ)の貌、その内臓の位置は合っているのか? 出遭い頭に投擲ダゴンくん。罪無きぬこぬこの撫で声が録れ、ああ、世の人類は全く『満足』に違いない。思考しなくても可愛いものは可愛いのだ。良いです好いです善いですニャ。マタタビの奪い合いが始まれば素晴らしきキャット・ファイト。天蓋すれすれのウォーク具合は『貴様』諸共白熱させていく――磯臭いダゴンくんにハート・マークをぶち撒けて数分間、言い包んだコタツはぬくぬくたまらない。
 PV数で称えて終えよ、あの輝かしいリアル・タイム放送。稼いで禍勢を『鼠』の儘に『来る』宇宙は蛆の腸――おお。視るが好い。見上げるが好い。ジャイアント級の中のジャイアント、うねる輪郭(はぐるま)無限モンゴリアンデスキャバ――総ての猫が万華鏡(コスモ)に浮かんだ。つまり土星猫です。

 宜しくお願い致します。

 罪無い猫はゴーホーム。お帰りなさいと飼い主が謂う。集会終われば何が始まる。周回すべきは地獄(ワーム)の尾呑み。嗚呼、汝、罪有りし猫を踏み潰すのか。それに飽き足らずムシャムシャして還(や)った。ガレー船には乗り込めない――なんでライスだけで頼まない。月の彼方側に蟇蛙の拷問……ところでお前さん。カンフーが得意な覇王で愛人っぽい……どんなアトモスフィアだ。
 兎角。猫のボスは一匹で良いニャ。あっち側の斑々は不満気とも見える。ええい。オブリビオン風情が、その綺麗な鏡面を吹っ飛ばしてやるニャ……。

 にゃあにゃあ騒がしいオマエはにゃるらとなんたらか。
 夢見るままに砕け散れ――人間以下には何が視得る。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『『死を削ぐもの』フートゥ・ヤグ』

POW   :    彼の邪神は不敬を嫌う
【フートゥ=ヤグに敵意 】を向けた対象に、【存在の『格』の差による重圧】でダメージを与える。命中率が高い。
SPD   :    彼の邪神は従属を赦す
【恐怖や忌避など、死に対するなんらかの 】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【姿形が曖昧なフートゥ=ヤグの信奉者】から、高命中力の【フートゥ=ヤグに従属するよう唆す言葉】を飛ばす。
WIZ   :    彼の邪神は飽食を好む
戦闘中に食べた【存在の『格』 】の量と質に応じて【フートゥ=ヤグの存在が増し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。

イラスト:灰色月夜

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はグルクトゥラ・ウォータンクです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猫は散らされ民惑い、その『格差集落』に神が起つ。
 九つの魂が。不死が欲しいと望んだのは『貴様等』なのだ。
 ――その代償が『何』で在れ、此れは良質な取り引きだろう。
 彼等は頷いたのだ。彼女等は屈したのだ。
 民(ひと)は愈々曖昧な貌(かたち)に成り果て、従属へと堕ちていった。嗚呼、神よ。嗚呼、神よ。如何か我々の『格』を削いでください。
 神――フートゥ=ヤグは格(それ)を啜り、別の下駆へと削いで往く。猫の声も犬の声も、最終的には不変の石だ。賢者(おろかもの)は脳を傷付けた。

 ――これを滅ぼし、人に『人の罰』を与えねばならない。
 謳うならば猫だけを望めよ、莫迦どもよ。
臥龍岡・群青
貴様がこの地の邪神か?
お前の過去も現在もどうでもいい
わしの目の前に現れたのなら殺すだけだ!

邪神が齎す死を恐れない心も利用されてしまうのだろうな
しかしそれも些細なこと
姿形すら曖昧な存在の言葉が届くと思うな!
【神罰】の雷で邪魔物は片付けさせてもらう
五月蝿い言葉も雷鳴にすべて呑み込ませるぞ

邪神を切り裂くならこの手でだ
荒ぶる神の身体のすべてを使い目の前の存在に斬りかかる
【暴力】ですべてを否定してやろう
わしの命が縮まろうとどうでもいい
目の前に邪神がいることの方がずっと嫌だ
さっさと骸の海へ還れ、卑怯者

こんなものに縋っていた奴等も腹が立つが
人を裁くのは人の役割だろう
わしはただ邪神を殺す
それが出来れば十分だ!



 頭キン――脳の有無を問うている暇などない。心臓の無有を書いている間も啼い。貴様が『この土地』の邪神だと宣言(い)うのか。貴様が『この血』を啜る、ドス黒い『オブリビオン』だと警鐘(い)うのか。お前の『過去』も『現在』もどうでもいい。ぶわりと鰓から這入り込んだ『口(ストロー状)』、殺す他には在り得ない。ああ、現れたならば『滅ぼす』だけだ。骸の海ほどに生温い抱擁は『亡』い――水面に映った人々の幸せ、底へと移すと嗤うならば『早々』に沈めとレヴィアタン――死。それを思考・思惟から外す事など不可能だ。嘲笑(にやり)と愉し気なアイツが信者(もの)を擽った。さあ、従属せよ。今直ぐに頭を足れよ。たりない脳味噌(かく)を捧げるのだ。神(フートゥ・ヤグ)は『おもい』を赦す。重荷を投棄し給え。
 届いたのか。いいや。その程度の『曖昧』で、腐り欠けの神格で『おちる』と思ったのか。轟いた神罰(いかり)が手遅れの靄(もの)を焦がしていく。五月蠅い言葉の雷鳴に消え、蠅にも至れない蛆に『神・真・知』らシめる。
 膿を裂き海を渡り邪悪(もと)の眼前、無価値へと揮われる眼光(えいり)。全て・総て・何もかも暴力と共に『否定』してやれ――何処かで黒が喝采していた――わしの命が縮まろうとどうでもいい。【これが在るだけで吐き気がする】【嫌だ厭だイヤだ】――骸の海へ還れ、卑怯者(くそやろう)。
 荒れ狂った海の底、沸々と人へも向けられた腹立ち。爆発的な『感情』を元凶だけに撲(む)けて畏・威け。わしはただ邪神を殺す。

 ――誰が神を創ったのだ。
 説に縛られ『十分』と叫べ。
 九倍(ここのつ)の鏖波(おおなみ)。

大成功 🔵​🔵​🔵​

白斑・物九郎
●SPD



テメエが親玉っスか
猫ファーストな社会はなかなか良く出来てましたけども、結局カタギの猫にもメーワク掛けたとあっちゃ万死に値するヤツですわな

頭が高ェぞ黒饅頭
平伏せ
猫の王が直々にブチのめしてやりまさァ


・【ビーストドライブⅢ】を【化術】でブーストしつつ発動、巨躯の化猫へと変化

・その爪は敵の骨身を切り裂く為に在る(怪力+暴力+蹂躙)
・その丸太の如き尾は地平を【なぎ払う】
・その眼光は見たモノを射竦める(野生の勘+殺気+精神攻撃)
・その咢で喰らえば、敵の血肉を己へと取り込まん(吸血+生命力吸収)

・死に対し懐く思いは皆無
・何故なら、曰く「猫に九生あり」――オブリビオン:魔獣ネコマタは死をも超えて征く



 万死に値する――格差社会(ユートピア)を削(つく)り厭げた存在(もの)が黒を傾げ、貴様の輪郭を睨(たし)かめた。その尾の長さに永い『獣性』。数列に嵌め込んだならば『差ぞ可視』綺麗な外見だろう。誤チャ誤チャと喧しい過去(テメエ)だ――親玉に上下など無いだろう。邪神に左右など無いだろう。猫一番(ファースト)な集落は『いい』心地だろうが、結局は人間も猫も『莫迦にした』貌(つら)、大迷惑の根源(オブリビオン)には強烈なお灸が不可欠だ――「頭が高い」「頭が高ェ」――「平伏せ」「垂れる事を赦す」――王と神が衝突する時、何方が『格上』かと世が問うた。此処が【夜闇】と謳うならば、あのネコマタが百鬼(またたび)喰らっていく。
 猫の王(モノクロウ)曰く「ブチのめしてやりまさァ」。佛(ぶ)っ壊れ気味の言の葉で『巨躯(からだ)』を晒せば魔事(まじ)かと映る。その爪が信者(ておくれ)諸共象牙(ぞうが)を切り裂き、鈍器成り獲た尾で『芯』薙いだ――火花(ばちばち)と世め疑遭った『眼光(そんざい)』が隙間を定める。

 猫に九生あり――テメエが招いた大惨事だ――其処に『死(意)』は皆無(な)く、ただ咢が化九(ばく)んと取り込んだ……黒饅頭はクソマズイ。

【何人も猫を害してはならない】

成功 🔵​🔵​🔴​

バースト・エラー
ほう、格差集落、限界集落ねえ……
そこで何の成果も残せなかった癖に
なーにが神だニャ
ホンモノの格の違いってのを思い知らせてやるニャア

で、ダゴンくんが大資本を投入してこの限界集落を買収し
猫の住みやすい人の住みやすいワンダーランドを建設するって訳
存在の『格』の差による重圧?
資本の『格』の差に勝てると思ってんのかニャア?
資本主義万歳! 資本主義万歳!
札束で顔を叩けば狂気も正気に戻るだろうに
そんな感じで言いくるめて
奴のやる気をそのままこちらの資本に転化する

後は成すが儘だニャア
槍で串刺してモンゴリが踏みつけ捕食する
その不細工な面をバ美肉して出直してくるがいいニャ
分かったらさっさとこの商材を売りつけてくるニャ



 何の成果も吐き出せなかった。何に価値を見出したと謂うのか。いかれた頭を捻りに非練って、愈々到達したのは下の下の外道。格差集落・限界集落、癖のつよいオマエに『謂われては』神の貌(かく)も有ったものではない。なーにが神だ。こんなものは紙よりも使えやしない。そもそも札束(かみたば)社会の問答で、ねこだましとは信用ならないのだ――ホンモノの『格』の違いってのを思い知らせてやるニャ、この痴れ常ずれ具合――ところで厭の積み方は雑じゃないのか? 饂飩でも拉麺でもないのに『マシマシ』とはエベレストだ……大資本を投下してシフォン・ケーキが如くふわふわクッション。ようこそ此処が猫々(にゃんにゃん)ワンダー・ランド建設地。
 ぐらり――邪悪(やつ)の圧が過去(ふるく)化かる。しかし古い・旧い、時代は『資本主義』なのだよ、この遅れた像っ鼻め……金銭の肉の味わい方を伝授してやろう……万歳! 万歳! 万歳! その頬札束(かみ)で叩けば狂気も正気に『直る』ものだ。おう、真面目に働けや相棒(ダゴンくん)、磯臭くて紙みる……?

 モンゴリアン。
 ああ、モンゴリアン。
 デス・キャバリアの侵昂。

 串刺し銀に異殴(いぶ)した格下(えき)たい。その不細工な顔面(インスマス)をバ美肉して出直せニャ――そろそろ消えた方が好いぞ、真似事大好きなオマエ――この商材売りつけてくるニャ。かりかり不足してるんじゃないか?

成功 🔵​🔵​🔴​

小鳥田・古都子
他人が格付けの表をどう作ってどう書き換えようと、あたし自身の何かが変わる訳じゃないの。
自由にして孤高なる自分自身の王様。猫を崇め、猫を愛でなさい、邪神。

【肉体改造】された機械の力と、思念の【念動力】との相乗効果で【限界突破】した【怪力】で重圧に抵抗して近付きます。
格と言うなら、あたしは神を超え世界を征服する為に作られた人類の叡知の結晶なの。頭が高いのよ。
至近距離まで近付いたら攻撃するの。UC【超怪力】を使います。格上も格下も猫も人も神も、委細構わず問答無用で全てを破壊する、力を超えた力。邪神を掴んで思いっきり振り回し、引き裂きます。



 猫と我解せよ。神との和解など不可能だと『誰が』説いたか、成程、人間自身の厄災か。裏か表かと惨々叩き呑(の)んだとして、最終的に証明するのはオマエだと言える。如何に作ろうとも如何に書き換え・加え・正そうとも、何が変わるのかと『猟兵』問う――その答え・応えは返される事もなくほどけて異る。ああ、自由にして孤高なる貴様だけの王様。猫を崇め、猫を愛でなさい、邪神(ひと)前なのだと『格(あつ)』が謳う――みし・みしと軋んだのは肉体ではなく『空気』だ。圧し禍けた【異常】が別の【異常】に破れ往く。知るが好い。視るが好い。聞くが好い。この埒外(まんなか)の足音(かいりき)を――神を越え世界を征服する為に『生じた』ものだ。
 人類の叡智の結晶に対して『オマエ』はただの泥臭い怠惰(かたち)だ。「頭が高いのよ」頭も垂らせない頑固物には相応の罰が必要か。問答無用(一切合切)。猫も人も神も、格下も格上も惨舌も――あらゆる存在は一枚の脆弱性。
 掴んだのは鼻か腕か足か。藻屑が如くに扱えば鏖(みなおなじ)、引き裂かれた内側はがらんどうよりも不安定(くうきょ)だった。

 まともに言動して魅せろ、補助輪付けて還るべきだ。
 ――のうがたりないカミサマ腐贅。

成功 🔵​🔵​🔴​

黒風・白雨
………………………………………。
………………………………………。
………………………………………。

ああ、すまぬ。
妾は今、久方ぶりに目を覚ましたところでな。
それを迎えたのが可愛い猫たちというならばまだしも、お主のような醜い馬面の化け物とあっては、多少の混乱もするというものであろう。
まったく、酷い目覚めもあったものじゃ。この地を司る者に一言言ってやらねば気が済まぬが、そもそもお主はこの地に在るべき存在ではなさそうじゃな。一つ、罰としてこの拳を与えてやるゆえ、そこに直るが良い。

ところでお主、先程から黙ったままじゃな。
何か言いたいことがあるのならば、聞いてやってもよいぞ。

無論、聞くだけじゃがな。



 あ、あ――空白。襤褸雑巾じみて『戯れた』神の體(にく)を視て、オマエは何を『感じた』と謂うのか。圧倒的(物理的)な格の差、その人を『人とも』扱わない傲慢サ。更地になった存在(もの)どもの不安沸き立つ泡沫(いみなし)――成程。この神様とやらは真に『つよい』ものだ。成程。この邪神とやらは真に『いまいましい』ものだ。物々しく・重々しく開いた『双眸』は液をたたえて黄金に輝いた……すまぬ。「久方振りに目を覚ましたところでな」――お迎えは可愛い猫が良かった。しかし害された彼等は既に『逃(な)』い。醜い馬面との出遭い、わずかに這入る混乱。仕方がない事であろう。一言いってやらねば気が治まらぬ。
 存在する事こそが局外者(アウトサイダー)。存在する事こそが異常性(イレギュラー)。普遍性に迷い込んだ子供(ガキ)への贈物は仕置きに違いない。一つ、罰としてこの拳を……頭が高い……この期に及んで『その』台詞か。

 馬鹿の一つ覚え。
 ――そこに直るが良い。

 聞いてやっても『よい』ぞ。聞くだけなのに変わりない。何を謂おうと鼠の声は『猫』に届かないのだ――一撃、格・核を破壊して終いだ。

 ……。
 何神(なんひと)も今を殺してはならない。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年12月22日


挿絵イラスト