肉と汗の闘魂~スジを通すか通されるか~
キマイラフューチャーのとある公園。
怪人の襲撃もそこそこで平和な時を思い思いに過ごしている中で、突如妙な音楽が響く。
「え?なに? この音楽は?」
「なんだろう、こう軽い感じとヒーローっぽいのが足してそのまま引かれてるような?」
「それ、結局は分離してるじゃん」
公園で過ごしていたキマイラ達が音の出処は何処だろうと辺りをキョロキョロ……。してると影が差す。
何だろうと上を見上げてみれば、空から落ちてくる白くて四角い物体がっ。
「「「みゃあぁぁあぁぁぁ~~っ!!」」」
キマイラ達は絶叫を上げつつも横っ飛びして回避!
「なんなのさ~……!?」
無事に回避して、落ちて来たものを見ようとすれば、瞬間、固まった。なぜならば、その視線の先にいたのは……。
「「フゥハハハハハっ!!」」
落ちて来た物体が天高くそびえている、その中で高らかに笑っているのは顔がアルパカ、身体は筋肉モリモリのマッチョ共!
……それだけなら固まったりはしないだろうが、この筋肉共は揃って胸元の薔薇のアクセが香ばしい、ボンテージ姿というSANチェック不可避な変態的な恰好だったのだ。
そんな恰好な奴らがマッスルなポーズを取りながら高笑いしてた。
「お前達は何者ぉ!」
SAN値を削られながらもなんとか正気を保ったキマイラが問いかける。
そんなの知ったこっちゃねぇ! とばかりに丸っと無視しながら、怪人の一体が高らかに宣言する!
「今ここに神聖なるリングの塔が完成したっ! 我こそはという挑戦者はあるかっ!」
「なんだか分んないけど……つまりはお祭りなんだね!」
なんだかんだで騒がしいのが好きなキマイラ達は怪人のノリの乗っかったりしちゃった。
「おっと、言い忘れたが敗者に掛ける情けはないぞ。負けた場合はその身体にスジを通させてもらう」
言い忘れた注意事項をさらっと伝える、マッチョ。なぜかもりっとした股間を強調しながら。
「……スジぃ?」
純粋ピュアピュアな子達はスジってなーに?って首を傾げて。
「……はっ! ま、まさか!?」
多少なりとも知識を持ってしまっていた憐れな人々はお尻を抑えて後退る。
「何……痛いのは最初だけで一度体験すれば後は自分が解放されるだけさ……」
「や、やだ……。そんなのは絶対やだっ!」
何にも知らない子は後に回して、後退る人を追いつめるようにゆっくりと近づいていくマッチョ怪人達の姿があった……。
「た、助けて猟兵さん! ボク達の純ケツを守ってー!!」
どこからと言うか、上の方からスジを通すって改造のことだからね! そこは間違えない! なんて女性の声が聞こえたようなそうでないような……?
グリモアベースの一角、幼い女の子が、やたらとおっきい黒い狼と寄り添っている。
「えっと、キマイラフューチャーで猟書家の一人、ドーラ・ワルダーが動いたようだよ」
幼女こと九十九・つくみがそう告げる。
猟書家の活動を放置してしまったら、被害を出されつつも相手の手駒が増えてしまう。だから、そうなる前に活動を止める必要がある。
「で、今回ワルダーが引き連れた下僕怪人はボンテージ姿のマッチョアルパカだよ」
なんだろうね、字面にする場合でも嫌な響きしかない気がするのは。
「あ、でも小細工とか無しで正々堂々と真正面から戦ってくれるみたい。戦う人数も揃えてくるようでね。例えるならーー、1人なら向こうも1人、3人なら3人でって感じ」
視覚の暴力はどうにかならないかって? ならないそうです。
そらそうと、ワルダーは何処に居るのか?
「ん? 怪人達は所詮は下僕だし、主人のワルダーはリングの塔の最上階に居るんじゃんないかな?」
そうらしいそうです。
「とにかくもこのままじゃスジと言う名の改造を受けちゃいそうなキマイラ達のピンチだからね、だから助けに行って欲しいの」
色々精神やらが削れそうな戦いになりそうだが、誰かがやらなければいけなのだ。
にゃんさん。
はい。にゃんさん。より、キマイラフューチャーを舞台にした猟書家シナリオです。……悪ノリと言うか暴走した結果なんや……。
皆さまにはリングのみで構成された塔を駆け上がりつつマッチョなアルパカ怪人達を撃破していってくださいな。
え? これ絶対あれだろって? 多分思ってるものと相違ないと思うよ。
ワカンネって人はOPで出てきてるリングの塔で調べて純正統派超大作な動画を見ればいいじゃないかな!……見た結果精神が汚染されても当方は責任を負えませんが。
それはそうと、これは特殊なシナリオに付き、集団戦とボスのワルダー戦の2章のみの構成となっています。
キマイラ達から応援を貰えるようなプレにはボーナスが……って、まず貰えないってことないんじゃないか、コレ……。
第1章 集団戦
『量産怪人アルパカマッスルブラザーズ』
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POW : ポージング
自身の【逞しい肉体の誇示】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD : ポージング
自身の【躍動する肉体の誇示】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
WIZ : ポージング
自身の【洗練された肉体の誇示】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
イラスト:ヤマトイヌル
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
メフィス・フェイスレス
気持ち悪いのでやめとく、って訳にはいかないわよね
ていうか聖なる夜も近いってのにいたいけな子供達相手になに汚いモン見せてんのよ
その粗末なモン喰い千切るわよ(静かにキレつつ【恐怖を与える】)
大丈夫よ、アンタ達の純潔は私たちが守るからそこで見守ってて
UCで両腕を筋繊維のマッチョハンドに変えてリングの底を昇竜拳ばりにジャンプでぶち破りまくって塔を上るわ
そのついでに床をぶち抜いたて出来た隙を突いた【先制攻撃】で敵の「男の尊厳」を狙ったアッパーカットを喰らわせ、潰しつつ天に吹き飛ばして排除する
突っ込むのが好きなら突っ込まれるのもお好きかしら?私がアンタ達に突っ込むのは拳だけどね
挽き潰れろ穢れた変態共!
祭りだ、祭、り……?
「どうやら、最初の挑戦者はお前のようだな!」
異様なテンションのまま、ポージングを取りながらメフィス・フェイスレス(継ぎ合わされた者達・f27547)に語るボンテージマッチョ。
普通に気持ち悪くてやめとく……なんてことは後ろに(尊厳とか色々)護る対象がいる以上はできようもない。
でも一言くらいは言いたい事がある様子なメフィス。
「ていうか聖なる夜も近いのにいたいけな子供達相手になに汚いモン見せてんのよ」
「なにぃ!? 私のこの肉体が汚いワケないだろうっ!!」
汚い言われて反論してムキっと胸板の筋肉を見せつけるようにサイドチェスト。
「このっ! 筋肉の美を見ればそうは思わんだろう!!」
ちょっとだけ前屈みになって全身に力を籠めて力強さを見せるモストマスキュラー!
『こいつ一々ポーズを取らないと喋れないのか』ってくらいに逐一マッスルなポーズを決めながら喋ってた。……ボンテージ姿で。
そんな恰好が恰好だからか、もっこりも強調されててかなり目の毒ってのは確かである。
アホっていうか変態的だが、後ろの子達には効果覿面。
「あんなに大きくて硬そうだなんて…っ」
見せびらかされた筋肉に『なんて強そうなんだ』と震えて慄く子供達。そんな子達に落ち着かせるようとメフィスは優しく語り諭す。
「大丈夫よ。アンタ達の純潔は私たちが守るから。そこで見守ってて」
その言葉に勇気づけられたようで、震えも抑えてメフィスを見つめて。
「が、がんばってね、お姉さん!」
助けてくれるヒーローに、声援を送ってくれた。
子供達の声援を背に受けながら、メフィスはリングの上に立つ変態マッチョを見据える。
「さあ、覚悟が完了したのなら、この神聖なリングの上に上がってくるがいい」
メフィスのゴミを見るような冷たい視線に射抜かれたマッチョは、物怖じしないがかりかむしろカモン!とばかりに身体を開いて身構えた。
リングを前にしたメフィスは一歩を踏み出すそれよりも先に両腕は突き出す。
前に出された両腕がみるみると肥大していき、マッチョの腕と遜色のない太い腕と変わった。
「ほほぅ、どうやら力比べを所望のようだな。軽く捻り潰してくれる!」
筋肉ダルマを相手にして向こうの土俵である力比べをしやるつもりなのか、メフィスは筋肉質になった腕を持ってリングに足をかけ……たりはせずそのままどこぞの暗殺拳を使う闘士ばりに拳を構える。
「さっきから……」
構えたまま、全身に気を張り巡らせは循環させて高めていき……。
「ごちゃごちゃとうるさい!」
巡らせた気が最高潮に達すれば、天に弓を引くかのように拳を空へと突き上げた! リングをぶち壊しながら!
「「「うぇええぇぇえぇぇ~~っ!!?」」」
敵の土俵に乗らずに戦場の破壊なんて手段に、子供達も驚くのも無理はないか。
「え? いいの? いいのこれ? これって禁じ手とかじゃないの?」
「うう~ん? 話の流れ的に白いジャングルの上で戦うのが正しいんじゃ……」
「でも、賭けられてるのは私達の純ケツじゃん」
「「……なら、問題ないね!!」」
メフィスの行為に色々と言いたいこと言ってたけど、自分達の身柄の安全の前には簡単に意見くるくるー。
そんで、リング事ぶっとばされた変態マッチョはと言うと……。
「リングが……、汗と血の結晶の神聖なリングがぁ……」
リングの破片に身体をしこたま打たれて打ち身だらけ、でも見てくれの怪我よりもリングを壊されたってことの方が精神への超極大なダメージになってた模様。
戦意なんて微塵も感じられないけれど、残念だめど、こいつオブリビオンなのよね。生かしておく選択は端から無い。教育にも悪い見た目だし。
「轢き潰れろ! 穢れた変態!」
メフィスは容赦もなく漢を漢女(オトメ)に変えてやった。一部始終を見ていた少年達はきゅってなった。
「変態は、まだ上にも居るのよね」
色んな液体を噴き出して(顔のとこ限定)びっくんびっくんしてる漢女を勝手に消えるだろと捨て置いてリングの塔を見上げ、さっきと同じように気を練り上げていく。
下のリングは破壊されたけど、四隅が無事だったお陰か塔は崩れていない。
上の階では、下の騒ぎが届いていたようで。
「ふむ……やられたか? 所詮は奴は最弱の門番でしかおっぶうぅぅ!?」
誰か登ってこなけりゃ暇だからと四天王の中で最弱ごっこをしてたら下から突き上げられて吹っ飛ばされた。ご丁寧なことに『男の尊厳』な部分を潰されて。
リングのマットを下から突き破って飛び出してきたのはメフィス。
「私に突っ込まれたいのはどいつ? 突っ込むのは拳だけど、ねっ」
飛び出しながら、相手はどこだと辺りを見回すけれど、マッチョは鍛えられない急所を潰されて既に虫の息。
見せ場らしい見せ場もなく、漢女になってくの字に折れ曲がり、マットに沈んでいたからきっちり、トドメは刺しておいた。
メフィスは破壊の限りを尽くしてリングの塔を駆け上がっていく。でもまだ先はありそうだ。
大成功
🔵🔵🔵
石動・彼方
ハン、私と身体でやり合おうってワケ?
上等じゃない…その貧相な筋肉をベコベコにしてふにゃけたソーセージが折れるまで可愛がってあげるわ。
もちろん、負けたらスジをブチ抜くからね?
真正面から『ダッシュ』で突撃、まずは『スライディング』からのカニバサミで『態勢を崩し』て転ばせそのまま『グラップル』で組みつき、マウントをとって『怪力』でボコボコにしてあげる。
反撃は『ジャストガード』で『受け流す』わ。
痛い?痛いの?その割にはカタくなってるわよぉ?
たっぷり痛めつけたら立ち上がって『踏みつけ』てから、距離をとり助走をつけて【金的】を食らわせてKOよ。
勝ったらぶっといのでスジ通すからね♡
アドリブ大歓迎、NG無しよ
リングの塔を登りだして、20段目くらい。
「なんか数段、端折られた気がするけど……あれじゃあ仕方ないわね」
ちらっと下の段を見た石動・彼方(狂愛・f13764)の視界の先には真中に大穴あけたリングの残骸が広がってる。
前の人がリングそのものを破壊していったからね、でっかい穴空いてるし、リングとして使うのは不可能だろう。
ちなみに、そこに待ち構えていた変態マッチョ諸共にだ。
形はどうであれ、突破したって所は変わらないのでどうでもいい。
そっちよりも対処しなければいけないのは……。
「なにか予想外な方法で登ってきたようだが……だがそれもここまでよっ!」
腰に手を置いて胸筋をぴっくんぴっくんしてる、ボンテージマッスルなアルパカ顔。視覚的な意味でもこいつをどうにかしないと。
マッスルマッスルしてるせいで変態的恰好だが強く見えそう。
「ハン、私と身体でやり合おうってワケ?」
けれど彼方は嘲り笑って挑発。
「上等じゃない…その貧相な筋肉をべコべコにしてふにゃけたソーセージが折れるまで可愛がってあげるわ」
「なにィ!?(ムキッ)この(ムキィ)輝かしく(ムキキッ)美しい我が筋肉が貧相だとぉ!!?(ムッキィィ)」
自慢の筋肉を貶されたことに怒りを覚えて喋りながらマッスルなポーズを見せつけてくるマッチョ。果てしなく暑苦しい上にウザかった。
「はいはい、そんなことはいいから……あ、もちろん、負けたらスジをブチ抜くからね?」
「笑止! 返り討ちにしてお前に我が筋肉を見せつけてくれるわっ!」
なんかもう、怒り過ぎて当初の目的をすっからかんと忘れてるっぽいマッチョだった。……ところで、スジをブチ抜くって、彼方は一体何をするつもりなんでしょうかねぇ……?
口での争いも終わり、互いにリングの上でにらみ合う。どっかから聞こえてきたカーンッ!!ってゴングの音で戦いの火蓋が切られる。
最初に仕掛けるのは、彼方!
愚直に、ただまっすぐ真正面からマッチョに突撃する。
「そのような貧弱な肉体でただ正面からくるとは。その心根は買うが、愚かよ」
マッチョは彼方の見た目からして侮っているようで、避けようともしない! だが彼方は自分の肉体こそが武器というほどの武闘派である。
避けないのなら好都合とばかりに突撃してる体勢からスライディングに切り替える彼方。
「ぬおっ!?」
どんな堅牢な建物であっても、支える部分が丸ごと崩れて建物は崩れ去ってしまう。それは筋肉ダルマでも同じ。
余裕ぶってたマッチョは、彼方の勢いの付いた身体ごとの足払いを仕掛けられて体勢を崩す。
足で足をしっかり挟んだことで、そもそも倒れないようにするのを難しくさせる徹底さだ。
形的に自分の方に倒れ込んでくるけれど、マッチョとの熱い抱擁なんて求めてなぞいない。
倒れるマッチョの身体を引っ掴むと、位置を入れ替えるようにスイッチ。彼方が上になる。
「あっはははは~♪」
「あぶっ、おぐぅ」
マウントを取った彼方はそのまま、マッチョのお顔を何度も殴る、殴る、殴る。
一発一発入れるたびに、恍惚とした嗜虐的な笑みを浮かべていった。
「おごっ、な、舐めるな、筋肉を締めればこの程度なぞぼぉぉっ!」
一方的に殴られているばかりでないと、筋肉を締める固めるけれども、まあ、意味はない。
「な、なぜだ……?」
そりゃあ、殴られてる部分は顔だし……筋肉固めてもなー。
「ほらほらぁ♪ 痛い? 痛いのぉ? でもその割には(筋肉を)カタくなってるわよぉ?」
マッチョの頭が足りてないのをいいことに、彼方はひたすらに殴り続けていき、ようやく立ち上がってもマッチョはぐったりしてて横たわったままだ。
「立ちなさい?」
「おっふぅぅー…っ!」
立ち上がりそうにないからと彼方はマッチョの男の尊厳部分を踏み抜き、ぐにぐにぐりぐり……ゆっくりと足に体重をかけて押し込んでいく。……違う意味で勃ちあがりそうである。
「おぅ、おふ…あ、あふぅぅん」
踏んづけられてるマッチョはと言えば、苦しい声だったのが段々と気持ち悪い声に変わっていった。
妙なことになってきたマッチョから距離をとる彼方。気持ち悪くなったから? いいえ違います。
「ほら、惨めに跪けこのブタァ!!」
助走をつけてからの男部分を思いっきり蹴っ飛ばした。
「ぶ、ひいいいぃぃぃぃぃ!!!」
身体が浮くほどの衝撃を受けて、マッチョは豚っぽく鳴きながら吹っ飛んだ。股間を尖らせて。(UCの効果です)
尖った股間の先がぐさりとマットに突き刺しながら、ビクンビクンと白目を向いて意識を失ったマッチョ。
……後ろが空にむけて突き出されてるし、無防備がら空きだね☆
「もう終わり? ならぶっといスジを通してあげるね♡」
嗜虐な笑みから変わらぬまま、マッチョに何かしらを仕掛ける。
その行為に、マッチョの白目だった目が白目のままで見開く。
「アッーーーー!!」
その日、男が何か大事な物を失う哀しみの大絶叫が公園の周囲にまで轟いたとか。
大成功
🔵🔵🔵
天王寺・薫
………
筋肉嫌味すぎなのね。
罪もないこの子達が、マッチョ怪人にアレコレされるのは止めないとね。
(盛大な勘違い)
筋を通すって意味はわかるけどね。
でも、止めるわよ。
じゃあ、あたしが、筋肉によらない闘い方を見せればいいかな?
だったら、簡単かな?
戦うのはあたしでもいいけど、ここは、あたしの中にいる、あの子を呼べばいいかな。
てなわけで、出ておいで、もう一人のあたし。
人間大のスカンクが出てきてアルパカ怪人を襲う。
まずは、噛みつき・爪ひっかきなどだが、しまいには、スカンクガスで怪人を攻撃。薫も追加でアタック。「嗅覚は筋肉じゃないですわね。スカンクガスは効くでしょ?」
アドリブ歓迎
「………」
目の前に、筋肉モリモリマッチョマンが居る。
マッチョマンは筋肉をピクピクさせてた、表情はアルパカのせいで読み取れないけれど。まあ、自分の筋肉と語りあってるんじゃないかな。意味はわからんけど。
「筋肉、嫌味すぎなのね」
マッチョマンを見ていた天王寺・薫(スカンク母さん・f25649)はそんな感想した出てこなかった。
嫌過ぎても、戦わなけれなならないのが猟兵としての辛いところ。でも、薫は子育ての経験がある。
その経験が、罪もない子達がマッチョ怪人にアレコレされるのを良しとはさせなかったようだ。
……盛大に勘違いしてるってのは、誰も指摘してくれそうになかったが。
(上の方から、だからスジってのは改造のことだってば!って声が聞こえたような気が……したっぽい)
「筋を通すってのはわかるけどねぇ」
何かを賭けたうえでならとある程度の理解を示すけれど、一方的な今回のこれは絶対にダメだろう。
「どうやら御仁は話の分かる方のようですな」
筋肉との語り合いが終わったのか、はたまた理解のありそうな言葉を拾ったのか、薫の方に話しかけるマッチョ。どっちにしろボンテージな変態マッチョに目を付けられたってことである。
「お互いに了承してるのならですわ、でも、これは違うようだし止めるわよ」
異様に過ぎる変態的な圧にちょっとのけ反りながらも、薫は断固として止めてやると宣言してやった。
「ほう、何を言うと思えば……理解ある御仁かと思ったが、残念でならんな。私の筋肉もそう言っている」
また筋肉を相手に話しかけて、もう何言ってんだこいつである。
「ふふふ、私の前腕二頭筋の政子もこう言ってるぞ? 自分を解放すればいい、と。私はその手助けをしようというのだ、それと止めようとは……」
筋肉に名前つけてたー!? ちょっと、危ない人感が醸し出されてる気がしてたと思ってたが……。
「見よ、自分を解放したことで得た、私の友たちを!」
ムッキャアァァと、マッスルポーズをする危ないマッチョの図が、そこにはあった。
「いや、そういう解放とかいらないですわ」
あまりにアレ過ぎて、思わず真顔になる薫。筋肉が友とかもう駄目っぽいなって目もしてた。
現実を見せるには、筋肉に依らない所を見せつけるべきなんだろうか? それで治る気もしないけれど。
ダメで元々な気分でそうすることにした薫だった。
「出ておいで、もう一人のあたし」
薫が自分の内に呼びかければ顕われる、人間大なスカンク。
「シャッ!!」
呼びだされたスカンクは、殺意マシマシにマッチョに飛びつく。
なんでそうなったとかは……目の前に気持ち悪いマッチョが居たからじゃなかろうか? 即、抹殺すべき敵と判断したのかもしれない。
なんだかんだで戦ってもたうつもりだったし、結果はオーライだろう。スカンクの殺意がすっごい高いことをどう判断すればいいかはわからんが。
「ちょっとやり過ぎではないですの?」
そこんとこどうなのだろうと聞いてみるけれど、人サイズなスカンクは変態にはこれくらいが丁度いいよと言わんばかりのサムズアップ。
マッチョへ襲いかかる手は緩めなかった。
「ぬおおおぅ!? 噛むな! 引搔くでないっ!!」
爪と牙でざっくりざっくり、削られていく、マッチョの筋肉。
削ってやるたびに、マッチョの悲壮感が増えて行く。
「や、やめてくれぇぇーー! グランデがっ、ニディが……私の友たちがああぁぁ!!」
もしかして、筋肉の一つ一つに名前付けてんのかってくらいに名前を羅列していくマッチョは、おんおんと泣き崩れていった。
そんなの知ったこっちゃねえやとばかりに、スカンクは泣き崩れるマッチョに向けてスカンク・ガス!
「うおぉぉおおおぉぉ、おぼっ、おげぇっふ……目が、目があぁぁっ」
盛大に泣いてたから、そりゃあもう盛大にガスを吸いこんで、咽た。
鼻へのダメージもそうだけれど、眼にも入り込んで開くこともできなくなったようでもある。
スカンクのやべぇ匂いのガスのに悶えるマッチョを見下ろす。
「嗅覚は筋肉じゃないですわね。スカンクガスは効くでしょ?」
いや、聞くまでもなく効きまくってるんですが。
逝けやーとばりにスカンクは何度も何度もマッチョに向けてガスを放ち続けてマッチョ周りのガスの濃度を上げていってた。
「ごふ、げっほっ、も、もうやめさせ……」
最初のガスですら息をするのも辛いのに、濃すぎたガスの濃度でマッチョは呼吸もままらなくなる。
表情が読めないアルパカ顔が人に見せられそうないヤバイ表情を浮かべているほどだ。
「せ、せめて友である筋肉に息をさせて、く……」
理解の出来そうにない台詞を最期に、マッチョはパタリと動かなくなった。
これですっきりしたーって晴れやかな雰囲気で姿を消す薫が呼び出したスカンク。
「お疲れさまですわ。さて、これで上に進めるますの」
宣言通り、筋肉に依らない方法でマッチョを撃退した薫は、まだ続きそうな道のりへ想いを馳せるように上を見上げた。
大成功
🔵🔵🔵
黒田・牙印
がははは! お前らもいい筋肉してんじゃねぇか。よし気に入った! その筋肉と俺の筋肉、どちらが強ぇか試そうぜ!
ほう、不利になる行動をすればお前らは強くなるのか。ならば、俺は真っ向からその覚悟ごと打ち砕いてやるか!
小細工はいらねぇ。観客のキマイラに「このクッソタワケ共を蹴散らしてやるから安心してろ!」とアピールしてからアルパカに組み付いて【びったんびったん】しまくるぜ。
不利になれば強くなれるんだろ? おら、強くなって逃げてみろや!
逃げる、という自分に有利な行動を取るか、あるいは最後まで筋肉を信じるか……さあ、お前らはどっちだい? 俺は自分を信じて投げまくるだけだ!
長い道のりを越えてついに80段目を越えた。
「がははは! ずいぶんたけーんだな、おい! つーか道中、滅茶苦茶端折ったみたいだが大丈夫なのかよ?」
結構な高さにまで登らされたのに、黒田・牙印(バイオモンスターの力持ち・f31321)は軽く笑い飛ばしてた。
……端折ったりしてるのはリスペクトなので気にしないでください。それよりもまず視覚の暴力なボンテージ筋肉をどうにかしないと。
誰に言われた訳でもないが、リングの中央に目をやれば、白い歯を浮かべてサイドチェストしてるマッスルが一人。
恰好に言及しなければ、ただの暑っ苦しいだけのマッチョだが……。
「お前らもいい筋肉してんじゃねぇか。よし気に入った!」
牙印は、同じ筋肉を愛する者としての何かを感じたようだった。
「オーイェー! ミーもマッスルにラブする者かー!」
なんか言葉使いが可笑しいが、筋肉に共鳴でもしたのかアルパカマッチョは牙印を同士と判断したようである。
どちらともなく、お互いの筋肉を見せあう2人。
「……あれ? ここってボディビルの会場だっけ?」
「いやいや、あそこに立ってる場所をよく見ろ? ちゃんとリングだろ?」
筋肉自慢しあってるせいで、『試合会場でいいんだよな? な?』ってな疑問を浮かべるほどに観客(要救助者)も困惑してた。
「その筋肉と俺の筋肉、どちらが強ぇか試そうぜ!」
「あ、よかった。ちゃんと勝負するんだ」
見せあうのもようやく終わり、今度は力比べしようぜ! といく牙印。観客も一安心。
「イエス! 返り討ちしてオーディエンスなキマイラ達と一緒にミーもスジを通してやるデス!」
マッスルポーズでもない、珍妙な恰好でもりっとする部分を強調するアルパカマッチョに、挑まれた勝負を拒む理由は……ない!
余り直視するには辛そうなポージングもそうだが、アルパカマッチョのその言葉は牙印は受け入れられる事ではない物が含まれていた。
「おいおい、あいつらに何をするつもりだよ?」
ホント、このマッチョ達は何をするつもりなんだろうね?
改造以外に何かするつもりなんじゃねーかと思いつつも、もしそうなるというならヒーローに転向したからには護るべき対象が被害に遭うようなことは看過出来るはずもない。
「このクッソタワケを蹴散らしてやるから安心してろ!」
ここはどうしても負けられない勝負となった。だから観客に向かって必ずと助ける、強くでる。
観客の心は一つである。
「「マジでお願いしますっ!!」」
いきなり小細工も何もなしで、両者共に掌を掴んで圧し合う。
掴み合った両腕がバンプアップして血管が浮き出てくる。
「ウヌヌヌヌ……っ」
「うぅ、おおおぉぉおおぉっ……!」
一進一退の力比べをしていたが、牙印が更に力を籠めてやればじょじょにアルパカマッチョは押され出す。
「おっ、らああぁぁぁ!!」
押し込んで、掌を掴んだままでアルパカマッチョを力任せに浮かせる牙印!
激しい音を立てさせてアルパカマッチョをリングに叩きつけるが、牙印の攻めはそこで終わらない。
リングに沈んだマッチョを持ち上げて、もう1度、2度とリングに叩きつけ続ける。
見た目的にも派手派手でオーディエンスも喝采である。
「はっはぁーっ! 逃げたいなら逃げなぁ! ……逃げられるならなぁっ!」
叩きつけながらも逃げれるものならと挑発する牙印。
「激しいデスネ……! けれどこのペインも心地よい!」
一切の小細工もなしの真正面のガチンコ勝負で高揚する熱気に包まれて痛みも昇華するってやつなんじゃ――。
「ワドラー様からのご褒美を思いだしますヨ!」
「「「え゛?」」」
なんかすっごい耳に入れたくないこと言った気がするぞ? この変態マッチョ?
キマイラも含めて耳を疑うのは、当然だろうか……。
「ぅおらぁっ!」
なんか恍惚な雰囲気を纏ってダメージを負ってんのかよく分らなくなってるけれど、だからって手を離すのはやべぇことになりそうだと、叩きつけるのだけは止めない。
ある意味で、自分の筋肉というか別の何かを信じきってるアルパカマッチョは何度も何度もリングに身体を叩きつけられる。
「はぁはぁ、やっと……止まったか…」
牙印がようやく動かなくなった変態マッチョを見下ろして肩で息をしていた。
互いに自分を信じた攻防の軍配は牙印にあがったようである。
ん? 変態はダメージを負ってなかったんじゃないのかって? そう見えてただけで実際には蓄積してたみたいだよ? で、やっと止まったようなのだ。
「あー、上に居る奴っていわゆる女王様みたいなやつなのかー?」
マッチョが変態な言動したことに、上で待ち構えてやる奴はどんなのかと頭を抱えたくなる。
……まあ、女王様っぽいてところは、間違ってないんじゃないかなぁ?
大成功
🔵🔵🔵
アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。
おまえも頭セカンドカラーにしてやんよ♪
ワンダーオーバーソウルで扱う分霊は不可思議体、つまりアルパカも不可思議体。え、そんなにいない?まぁ、一匹に一体って決まりもないし、複数体憑依してもええやろ。
こいつらに分霊憑依(降霊)で魂を略奪し、化術神罰での肉体改造で男の娘化させるわ。妄想結界術でポージングの身体能力増大も男の娘としての可愛らしさに変換し、指定ユべコの戦闘能力増大も男の娘としてのスジを通し通させるモノに転換よ♪
ふふ、男の娘同士でスジを通し愛うパライソが今ここに☆
パラサイトテンタクルでの脳クチュも追加して。
えっちなのうみそおいしいです♡
リングの塔を登りに登って、ついに99段目。
「いや、高すぎぃぃ!?」
思ったよりも高すぎなリングの塔に大声を上げるアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗のケイオト魔少女・f05202)だった。
「これ、建築物として安定しないと思うんだけど……そこんとこどうなってるのよ…?」
んー、世界真っ二つになったことがあるキマイラフューチャーだし、まぁ不思議な力か何か働いてるんじゃないかな?
まー、どう建ってるとかは考えないでそこでポージングして固まったままのマッチョをどうにかしてくださいな。
「あー、ここまで登るのだけで疲れてるんだけどー? まだ続いたりする?」
マッチョはここで終わりだから安心(?)するといいよ。
「よくぞここまでたどり着いたな、勇者よ!」
こいつ動くの? みたいな銅像状態なマッスルに近づいたら、野太い声を出しながらなんか動きだした。
とりあえずアリスは勇者とは程遠い人物だと思うけれど、こんな(イロモノな)塔を登った時点で勇者だと言うつもりか。
それは置いといて……最後のマッチョを退けなければ。だがマッスルな見てくれは簡単には崩れ落ちてくれそうもなさそう。
実際、自信があるようでもある。
「この私が最後の関門だ。だがそう簡単には通したりは、この筋肉にかけて楽にはさせんぞ?」
ムキ、ムキ、ピピクン。
マッチョが筋肉を引締め、筋肉を躍動させながら、自慢らしい肉体を誇示してくる。
筋肉とか見せられても特に好みとかじゃないアリスには響かない。むしろイラッとするかもしれない?
「おまえも頭セカンドカラーにしてやんよ」
イラッとしたのかそれともどうでもいい肉とか思ったのか、意味が解らない挑発するし。
セカンドカラーな頭ってなんなんでしょ? 2色な頭なのか、アリスの妄想世界になるのか……?
どんなことになるの、アリスは己の分霊(わけみたま)を無数、いや不可思議な単位に届くほどの数を生み出し、飛ばす。
「うお!? なんだこいつらは!? 来るな、来るんじゃない! 私に入り込もうとするなぁぁぁ!!」
分けられたアリスの魂は、ただ一人いるマッチョに群がり入り込んでいく。オーバーフローも起こしながら。
「……ちょっと多すぎたけれど、でも一人一つなって決まりもないわよね☆」
口の泡を吹きだして白目を向いて体全体がビクンビクンとマッチョは痙攣する。端的に、とてもヤバイことになってた。
入り込めず溢れた魂がマッチョに白い布をかける。
布に隠されたマッチョの姿は影でしか見えないが、それでもゴキ、ゴキ、バキ……ミチミチィと、肉体から響いてはいけない異音は聞こえてくる。
でも布には赤い色は着いたりしないし見える影も肉体が破壊されてる様子を映したりしてない。一体、何が起きてるのやら……?
布が取り払われる。
そこの布に隠されていたマッチョがやっとお天道様の下に戻されるが、そこにいたのはマッチョでは、ない!
「うふふ……。私好みの子になったわね」
アリスの目が喜色に染まる。
「何を言って……っ!?」
アリスの前に居たのはもはやマッチョではなく、線の細い女の子、のような見た目になった男の娘。
「私の身体がぁぁ!!?」
『そんな、声まで変わって』なんて地を行くように、野太い声が鈴のような可愛らしい声にへと変わっていらする。
orzな恰好で絶望しているマッチョ改め男の娘。
筋肉が落ち込んでいても可哀想とか思えないけれど、女の子に見える男の娘なら可哀想とか思える不思議。
でも、そんな男の娘を見つめるのは獲物を見る目になってるアリスである。
うねんうねんとテンタクルな化け物と一緒に……あ、これきっとやべー組み合わせだ。
テンタクルが伸ばす鞭に絡めとられる男の娘。絡め方がアレ過ぎで絵面がエロい。
「や、やめ…どうする気なの……(この程度のことで、舐めるな)」
強く出たかったのだろうけど、アリスの妄想というか魂にめいっぱい触れたせいかその言葉も置換されているようだった。
その姿も、これから“これからエロ同人のように酷いことされる”ような姿も取らされてもいた。
テンタクルが伸ばす鞭の先が、男の娘の小さな穴の中に張り込んでいく。
「あっ、あっ、あっ…」
その先端が奥に触れれば、男の娘は口から涎を垂らして悶える。
テンタクルと繋がっているアリスも、顔を赤らめ恍惚とした表情を浮かべていた。
「えっちなのうみそおいしいです♡」
ん? 入りこんだ穴は何処だって? 耳のことだけど?
そんで、その先にある脳をさわさわってしただけ。……ふっつーにあぶねー事してるな。
ゴトリと男の娘が倒れた。
目からは光が消えて、涙と涎の跡が完全に事後しか見えず、痛々しいというか。
「ご・ち・そ・う・さ・ま♡」
男の娘を味わい尽くしたアリスが礼を言ったけど、絶対届いてないから。
「じゃあ、先に進ませてもらうわね」
通報案件状態な男の娘を放置して、アリスは最後の段を登りだした。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『ドーラ・ワルダー』
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POW : わたくしにひれ伏しなさい!
【鞭】が命中した対象に対し、高威力高命中の【踏みつけ攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : 下僕達、やっておしまいなさい!
戦闘用の、自身と同じ強さの【力自慢の下僕】と【テクニック自慢の下僕】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
WIZ : こうなったら奥の手よ!
自身が戦闘で瀕死になると【巨大なびっくりメカ】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
イラスト:森乃ゴリラ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠ガジル・コリアンダー」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
100段にも及んだ段数を登りきり、ようやく最上階に辿り着いた一行。
登り切ったってだけでやり切った感はあるけれど、今までの相手はここで構えていた猟書家の下僕でしかない。
「オーッホホホホッ!よくもまあ、あんなイロモノな集団を越えてここまで登り切ったようね」
すっごく、なんかすっごく感慨深い声音なのは気のせい、ではないかな……。
「強そうに見えたのは筋肉だけで実際はそうでもなかったようねぇ。結局はわたくしが出る羽目にさせるなんて、後でお仕置きね」
もやっとした顔でワルダーを見ていると、なんか一人でべらべらどうでもいいことを喋る。もう躯の海に還ってるから仕置きとか出来たりしないんだけど……。あ、もしかして痛いことに目覚めていた奴がいたのってこのせいなのか……?
そこに気づいてしまった人はもっともやっとした顔になるんじゃないのか。
「とにかく、まずは貴方達を排除してから後でゆっくりとキマイラ達を回収させてもらうましょう!」
一通り喋り尽くしたらしく、ワルダーは猟兵の皆へと向く。
ここまで登ってきたことでの疲労もべらべらしてる間にある程度の程に回復もしたことだし、最終戦と行きましょうか。
石動・彼方
へぇ、アンタがあのキモ豚どもの親玉なのね…随分と可愛がり甲斐のありそうな女じゃないの。
私ね…アンタみたいな女を痛ぶって啼かせると興奮しちゃうの…嗚呼…お股が疼いちゃう♡
不意打ちの『ダッシュ』で距離を詰め、腕で鞭を『ジャストガード』『受け流し』て逆に掴んだら『怪力』で鞭を掴んで強引に引き寄せて『頭突き』をカマし『体勢を崩し』て【極技】をかけるわ。
痛い?痛いでしょ?
関節を一つずつ壊して…壊れたお人形さんにしたら貴女も私の黒光する雄棒でスジを通してあげるわね…♡
『恐怖を与え』『継続ダメージ』を食らわせながら性的にも辱めて嬲れるだけ嬲り尽くしてやるわ。
アドリブ歓迎NG無しよ
「あの筋肉は見せかけだったようね!」
頭とか性癖とかアレな筋肉自慢どもも、所詮は目の前にいる猟書家の女性―ドーラワルダーの下僕でしかなかった。
ホホホホかん高い笑い声を上げながら手にした鞭でピシピシリングのマットを打ち鳴らす様はやたらと堂に入っている。
「キマイラ達をわたくしの下僕にする計画を潰してくれたお礼にお前たちを下僕にしてあげますわ!」
下僕だった筋肉達みたいに猟兵すらもそうしてやろるなどと宣う。
妙な扉の開放されるなんて、さぞ肝も冷えそうな――。
「へぇ、アンタがあのキモ豚どもの親玉なのね…随分と可愛がり甲斐のありそうじゃないの」
――冷えそうなどころか、嗜虐心たっぷりにワルダーを見る石動・彼方(狂愛・f13764)であった。
お互い、どういたぶるか考えてそうな顔っぽくて、なんてゆーか……同じ嗜虐趣味持ちによるやっばい会合にしか見えないような……。
「私ね…あんたみたいな女をいたぶって啼かせると興奮しちゃうの……」
ていうか彼方が実際にそんな事したいって口にしちゃったし。
どこがとは言わないが、なにかキュンキュンしてる彼方。
「なによこいつ……変な趣味持ってるわ」
彼方のその様子に引き気味になるワルダーだが、分裂して盛大に戻ってくるブーメランを吐く。
「まあいいわ。あんなのでも屈辱の顔色に染めてやるのが面白いしねぇ」
自分の事を数十段はありそうな棚の最上段に上げて、ワルダーは鞭を振り上げようとしてくる。
鞭が振るわれる。妄想に悶えている彼方へと襲いかかる!
扱いに長けた者による鞭は視認が困難と言われ、彼方は為す術もなく打ちつけられる……かと思われたが、なんと彼方は逆に掴み取ってしまった。
「つ~かまえた~♡」
掴まえてしまえばもう、武器として扱うことは出来ない。
彼方は目論見を外してやったことに、満面だが怖気てしまうような笑みを浮かべていた。
「この! 放しなさい!」
「いーや、私が放すんじゃなくて、アナタが来なさい」
綱引き状態のまま引きあっていたけれど、強い力で引っ張ってあげればワルダーの身体は彼方の方に放り出される。
足が浮いた以上は踏ん張るなんて出来るはずもなく、ワルダーは彼方の方へ。このまま、彼方の妄想がした通りのことが起きてしまうのか。
「このまま×××なことされちゃうっ!」
なんか余裕ありそうなこと言いながら飛んで行くワルダー。というかこいつもこいつで頭が桃色、なのは悶えていたの見せたせい、なのか? よく見たら頬が赤く染めてるようだし。
で、も、そんな優しく? 行ける訳もなく。
「ていっ」
「おごっ」
軽そうな掛け声に似つかわしくない、衝突した時のようなにっぶい音と、これまた喉からどう出したか分らない声が出て来た。
「あ、いつつ……。顎が…」
リング上に落とされて、しなを作りながら顎に手を置いて目じりに光る物を湛えたワルダーは、乱暴された人に見える。
「ほら、手を貸すわよ?」
ワルダーに、そっと手を差し出す彼方。優しそうなその手をワルダーは取った。
だが忘れてはいけない、そもそもリングに転がされたのはこいつだということを。
手を引っ張り、腕に手早く身体を絡み付かせる。
がっちりと捕まえた腕を伸ばし切ってやって抑えつけてやれば、痛いのかワルダーはマットをバンバン叩いた……ところで、スリーカウントも降参もないんだけどねー。
「痛い? 痛いでしょ? このまま逝っちゃお♡」
そのまま一本いっとく? な軽さで腕をぽっきり(実際にはもっとえぐい音だった)
「いいぃぃぃっ!?」
関節が無理矢理に行っちゃいけない方に折り曲げられたことで悲鳴。
「いい声で啼くじゃない♪」
悲鳴を間近で聴いた彼方はゾクゾクしてるようですっごい恍惚としたキマッた顔になってた。
「さ、仕上げにスジ、通しましょうか」
恍惚顔のまま、取りだしたのは一本の雄々しい棒。一体それでどうしようというのか、なーんて棒だしどっかに突き刺すんだろうけど。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」
今度はずっぷしといかれて、艶々な高音で叫んだ。
「あはっ♡ いい声♡」
……色々【見せられません!】な事やらかしてるのに、興奮してる彼方はきっと真性である。
「酷いことしてくれてぇぇ……!」
逝った関節を無理に戻しながら、怨嗟の声を上げるワルダー。
声はそうでもちょっと蟹股でひょこひょこ歩くようにしてるとか、顔に朱が入ってたりとかは、指摘しない方がいい…のだろう。きっと。
彼方は最後の仕上げに一体何をしたんでしょうかね~?
大成功
🔵🔵🔵
黒田・牙印
・おー、美人でおっぱいも大きくて服装も中々エロカッコイイな。惜しむらくは猟書家という出会ったら即殴る相手というところか。いやはや、お食事でもどうかと思ったが残念。
・俺が相手した奴が口走ってたが、その鞭とヒールでお仕置きしてたってことか……まあ何と言うか、多分ちょっと違う方向に目覚めてたぞ、うん。
で、俺はその鞭を敢えて受ける。そうすりゃ、お前の方から足を差し出してくれるだろう? 踏みつけてくる足を掴んで思い切り叩きつけてやるか。
あ? こちとら元ヴィランだぜ? 女のヒーローとか普通に殴り飛ばしてたっつーの!
・お、さすが猟書家。アルパカよりも丈夫だな。気に入ったが、そろそろ交替だ。次の人どうぞー!
メフィス・フェイスレス
アンタがあの変態共のリーダーね
人前でそんな子供の教育に悪そうな格好して
――大人として恥ずかしくないの!?この露出魔の痴女!!(ブーメランヒュンヒュン)
私?私は戦闘スタイルとか諸々考慮した合理的ファッションだから(シレッ)
ああ、あと戦う前に一つ言っときたいんだけど
――顔のマスクズレてるわよ
斜めに傾いて右側剥き出しだし隠したいのか晒したいのかよく分かんない感じになっちゃってるけど
まさか狙ってそういうイタい付け方してるとか流石にないとは思うけど
なんか気になってちゃってさ
直した方がいいんじゃない?
という感じで精神的に瀕死にすることで最も脅威度の高そうなビックリメカをあぶり出して巨大特攻のUCで潰すわ
痛い目とかそれとは違った色々な事をされたワルダーさん。
どことなく、なんとなーく艶色っぽくものを感じなくなもないような?
「あー、美人でおっぱいも大きくて服装も中々エロカッコイイな」
その微妙な雰囲気に感じ取ったのか、黒田・牙印(黒ワニ・f31321)が男の本能をくすぐるのか絶賛。……単に素っぽくもあるけど。
「いやいや、あれは教育に悪い恰好ってやつでしょ?」
逆に難を示したのはメフィス・フェイスレス(継ぎ合わされた者達・f27547)だ。
下にいた変態共のリーダーでもあることだし、変態の上に立る奴も変態って言いたいのか。
「大人として恥ずかしくないの!? この露出魔の痴女!!」
その恰好、恥ずかしいでしょうと精神を責めたてようと、するけれど。
横でメフィスをチラッと見た牙印はなんとも言えない表情を浮かべた。なんでかって……。
(いや、お前も似たような恰好じゃねーか……)
なんて思っていたからである。口に出さなかったのはブーメランを投げ返す役を嫌ったか。
ま、牙印がしなくても向こうがするんですけどね!
「何言ってるのさ! アンタの方が露出魔じゃない!」
言われたから、メフィスに指摘しかえしたワルダー。
彼女が言った通りメフィスの恰好はショートパンツにベルトだけで、その上に外套を羽織ってるだけの恰好である。
似たようなモンでしょ! としてやったり顔でワルダーが踏ん反り返る。
「私? 私は戦闘スタイルとか諸々考慮した合理的ファッションだから」
メフィスモはメフィスで、シレッとしてた。
「きぃー!!」
ああ言えばこう言うな感じでこのまま収拾が付かなくなるんじゃないかと、思われた時っ。
「あー、猟書家じゃなければ食事にでも誘うところだったんだがなぁ」
女性同士の口喧嘩に首を突っ込んだら碌なことにならさなそう危機感を持った牙印が明後日向いてぽつり。
牙印にとって残念なことに、その呟きはしっかりと拾われることに。
「アンタってあんな変なのが好みなの?」
矛先こっちに向いたー!? なんて顔に出さないけど、内心バクバク。
「まあまあ、誘ってくれるなんてねー」
そんでワルダーはまんざらでもなさそうにして牙印をジロジロ見る。
やけにねっとりな視線に、なんでそんなに見てくるんだなんて牙印は訝しむ。
「前の下僕達を越えてきたようだし、貴方はより使えそうね。私の新しい下僕にならない?」
何を思ったのか勧誘してきた。けど牙印はそんな趣味を持っているわけもなく。
「いえ、結構です」
割と真顔で断った。そもそも勧誘にすらなってなかったが。
「つかよお、俺が相手にした奴が変なこと口走ってたぞ? まあ、何と言うか、多分ちょっと違う方向に目覚めてたぞ、うん」
戦った相手が危ない性癖の扉を開いていたことを思い出し、明後日を向いていた目を今度は遠い目にする。
「やっぱり変態なのね。あぁ、恰好ついでもう一つ言いたいことあるんだけど」
牙印の様子に下で戦った筋肉がどういった相手であったのかを察したのかメフィスはシラーって目でワルダーを見る。
「え? なに? なんでそんな目で見るのよ!?」
なんでそんな目で見られなきゃいけなのっ、って顔だけど、扉をこじ開けた自覚はないらしい。
それをまるっと無視しながら、メフォスは続けるだけだけど。
「――顔のマスクズレてるわよ」
指摘する内容こそズレてないか? 指摘してくれる人は牙印がまだ遠い目したままだからいねーや。
「斜めに肩抜いて右側剥き出しだし、隠したいのか晒したいのよく分んない感じになっちゃってるけどまさか狙ってそういうイタい付け方してるとかないとは思うけどなんかきになっちゃってさ」
ここまで、ノンブレスである。
「シャアッ! 来いやぁ!!」
口喧嘩をもう一度なんてされたら精神的に疲弊しそうだと牙印は強引に流れを変えようと自分の胸板を叩く!
「え? あ、わたくしのテクを受けてみなさい?」
強引過ぎたせいかなんかワルダーの台詞もブレブレになっちゃってる……けど、そっちは鈍らでも鞭の方は鋭いっ。
当たったらタダでは済みそうもない音を立てながら空を裂く鞭を、なんと牙印は自身の厚い胸板で受け止めた!
「う! ぐぅぅっ……」
鞭を受け止めきったはいいが、それでもダメージは看過できるようなものではなく、牙印を膝をつく。
その様子で、本来の嗜虐的な嗜好がようやく顔を出したのか、余裕ぶって近づいて行ったワルダーは、牙印を辱めてやろうと足を差し出してきて――。
「だから、俺にそんな趣味は無いってなぁ!」
牙印は差し出された足を掴んでで持ち上げ、容赦なく叩きつける。
「ちょっ(ビタンッ)少しはっ(ビタンッ!)加減を……!(ビターンッ!!)」
食事に誘ってみたいなんて言ってた相手に一切の加減なしである。
ま、元ヴィランらしいし、その時期に相手したヒーローが男だろうが女だろうが関係なく殴り飛ばしてたもんだよね。
やるだけやってペイッって放り投げる。
危険な角度で顔からグシャッて落ちるけど、ワルダーは顔を擦るだけで起き上がった。
「猟書家だけあって、アルパカよりも丈夫だな。けどもう交替の時間だぜ? ……どうぞー!」
「好きなだけしてくれちゃって、こうなったら奥の手! 今回のびっくりメカよー!! て、え? 交替?」
100段リングの更に上に、降ってくるメカ。なんか犬のお巡りさんっぽい見た目ってとこには目を背いておこう。
赤いラインに触れそうで触れなさそうなメカでやり返してやろうとしたワルダーだけど、当の牙印は選手交代を宣言。
交替って誰と? なんて顔してるけど、頭を打ちつけ過ぎてメフィスのこと、忘れたわけじゃないだろうな?
「いい加減、マスク直した方がいいんじゃない?」
ワルダーが思い出すより速く、メフィスが声をかける。鞭よりも質量のあるでっかい鉄球をブンブン振り回しながら。ついでに言えば棘付き鉄球である。
「……何それ? どこから?」
出したの? そう言いたい目だ。
でもワルダーが疑問に思って止まったところで、メカは止まってはくれない。
メカが持つおっきな鞭がメフィスに襲いかかる!
「よいっしょ、おぉ!!」
襲いかかる鞭に対してメフィスは棘付き鉄球を放ち弾きながらも押し返した。……メカじゃなくワルダーの方に。
デカい質量+デカい質量がぶつかり、メギョッ! って音を轟かせてワルダーを吹っ飛ばす。
そのままリングの縁に吹き飛ばされ、張ってたロープに引っ掛り戻されてべちゃり。
「おご、うぐ、ぐぐぅぅ……」
すさまじい音であったにもかかわらず、ワルダーはまだ息があるようだ。しぶとい。
「アイツ、頑丈だよな」
「そうですね」
ズタボロにしてやった当人は、ベチャッてるワルダーのしぶとさに感嘆? いやのん気? にしてた。
このメカ場所取るよな。なんて思いながら。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
天王寺・薫
この方が、今回の黒幕ですか…どこぞの3悪??
この後、盛大にやられて、ボス(とは限らない)に盛大なお仕置きされる感じしか見えないんですけどね。
てなわけで、最初は、自分で襲いかかっていくけど、危なっかしいから、やっぱり、抽出的能力で人間大のスカンク呼び出す。
そんで、爪や牙で攻めるが、敵側にびっくりメカが出たら、人間大のスカンクがそれに対応する。
同じ能力と言ったな?
スカンクにスカンクガスは効かない。「うーん、でも、これからは、しばらくの間は脱臭剤が必要になるわね…服は廃棄するしかないわね」
ではどうするか。ワルダーにとどめにする。
アドリブ歓迎
「でっかいですわ~」
開口一番、天王寺・薫(スカンク母さん・f25649)のお言葉でした。
いったい、何見て言ってんだろって……出したらそのままで場所取ってる犬のお巡りさんっぽい見た目のどっきりメカである。大きくてとにかく目立ってるしね。
「いやいや、そっちじゃなくこっちを見なさい、こっちを」
肝心のワルダーはというと、メカの足元でここにいるアピールで手をぶんぶん振ってた。
露骨にアピールしてるんだし、こっちを向いてやる薫だけれど。
「貴女が、今回の黒幕さんですの?」
「ええっ! その通りっ!」
やっと気づいてもらえたって感ありありのままで、フンスって感じに黒幕感をだそうとするワルダーだけど、今まで攻撃に晒されたことでボロボロであり、逆になんかマヌケっぽい感じになってる事に気づいちゃいないようだった。
それもあってか、薫には何とも言えない、この後で真の黒幕に【お仕置き~】ってされるんじゃ……なんて思ってしまう。
「えっと、後で盛大に爆発させられませんの?」
で、気になったから、ちゃんと聞いてみる。
「は? ……いや、誰が三悪よ! それは別の世界にいるでしょう!」
具体的に言えば桜舞う世界とかね、でもワルダーのUC見るとね~。同じようにしか見えん。
「人をネタキャラみたいに言って、もう……やっておしまいなさいっ!!」
ネタキャラ扱いに怒ったようだが、台詞自体がもうネタってとこに気づいてないのか?
そこにツッコミ入れる、なんて暇もなく命じられたメカが動きだす。
メカの手に収まっていた鞭を開放。薫に向けて叩き付けようとしてくる。
「ほいっと♪」
小柄な薫にとっては一撃でも貰ってしまえば致命的な一打を、薫は元の小柄さと身に付けた舞うような動きで翻弄して避けて行く。
「避けるのはいいですけど、このままじゃジリ貧ですわね……」
集中していれば避けることは出来るけれど、避けているばかりじゃこちらが先に疲れてしまう。そも相手してるのはメカだし向こうが疲れるなんて機体は出来そうにもないし。
じゃあ、どうすればいいか? 薫が用意した答えはというと。
「スカンク―! またお願いしますわーっ!」
手数を増やす。単純でも効果的な方法である。
呼ばれて飛び出す、人間大スカンク。
なんかさっき叩きのめした変態的だった筋肉と似た恰好のワルダーをジッと見つめた。
「なんなの……?」
敵対してるはずなのにそんな意志がこれっぽちも感じなくて惑うワルダー。薫としても速く助けて欲しい。
「こっち、速く力添えしてほしいのですけど~!?」
なんで動かないんだと思いつつも呼んだスカンクに声をかければ返って来たのは【いまSAN値回復中だから少し待ってね】ってスカンクの意志が伝わってくる。
……あのマッスル共はスカンクの正気度をがっつり削っていたらしい。
同じ格好とはいえ、マッスルよりはかなりマシなワルダーで記憶の上書き中のようだった。
あんまりジッと見つめてくるものだから恥ずかしそうにもじもじし始めたワルダーを横に置いて、十分な正気の回復をしたスカンクが元気よく翔けだす。
代わりにメカの前に躍り出る。薫もようやく一息付いた。
スカンクが攻勢にでようとして、なぜか後ろにクルリ。その後に放たれる、強烈な匂い。
いきなり匂い攻撃とか、見た目が犬だったからかな~?
いや見た目が犬だからって鼻も効く訳ないだろー……とか思ったら、ピーガーとかぶすぶすとか異音と焦げる匂いが……。
どこからって……異音出しそうなのはメカぐらいでしょ?
「ちょ、これってかなり不味いんじゃ」
ワルダーはなにか不吉な物を感じ取ったみたい、じゃ、回収してもらいましょ。
『許容量ガオーバーデス。コレイジョウハバクハツシマス』
許容量って、なんの? 答えてくれるような人もといメカ? はカッと光った。
ズッ、ドォォーーンンッ!!
どっきりメカ、爆・発☆
案外爆発範囲が狭かったようで薫は爆風に曝されたくらいだが、間近にいたスカンクと後ついでにワルダーを巻きこむ。
ついでに言えば爆発とスカンクガスが反応したのか強烈な匂いも充満してしまう。
匂いはともかく、服に染み付いたら捨てるしかって主婦視点で考えながら、リングの上を見てみると……薫と真っ黒焦げになったワルダー以外、誰も立っていないリング。
「あぁ、お星様になってしまったの?」
見上げれば、メカとかスカンクが輝いているような気が……。
してると思ったらスカンクが華麗にリングに着地。
「爆発に巻き込まれてましたわよね? なぜ? え?なんですの? ……ふんふん、爆発に乗って空高く舞って後はフリーフォールしてただけ?」
なんてことはない、ただのアトラクションにしてただけらしい。
じゃあ、やることやったからもう帰るねとスカンクは帰っていった。
「けっふげほ……もう、汚れちゃったじゃないの」
爆発で着いた煤を払いながら文句ぶーたれるワルダー。
見た目、酷い怪我を負った風には見えず、薫はやっぱり三悪の人みたいですわ。なんて思ったり。
大成功
🔵🔵🔵
アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。
我々の業界ではご褒美です♡
と妄想結界術を展開しながらリミッター解除して限界突破した継戦能力で鞭と踏みつけを堪能しながら快楽エナジーをエネルギー充填するわ♪
さて、充分に堪能したら今度はこちらの番、パラサイトテンタクルでワルダー様と“合体”してスジを通しましょ♡
更に化術の肉体改造でワルダー様をふたなり化させて私のスジに通しておいしく捕食してあげるわ♪ワルダー様こういう快感は初めてかしら?と舐めあげるようにスジの中のひだを妖しく蠢かして搾り取ってあげる☆たーっぷりと“スジを通し”ましょ♪更にワルダー様の耳に極細触手を侵入させて。
えっちなのうみそおいしいです♡
「うふふふふ……」
「うっわ、気持ち悪っ」
何やら、てか何考えてるのか、妖し過ぎる笑みを浮かべて空想の世界にどっぷり浸かってる女一人。まあ、妄想の達人? なアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗のケイオト魔少女・f05202)ですが。
妄想繰り広げて居たらワルダーに気持ち悪いってばっさりされた。いや、ワルダーをギラリと見つめる瞳が……ええと、濁った物を混ぜながら変な声上げれば、ねぇ?
ただ、まあ、セカンドカラーさんがそう言われた程度でめげるはずもなく。
「我々の業界ではご褒美です」
蔑まれまれたのに、却って興奮して迫ってた。
「こっちに来るんじゃない! ……来るなったら!」
可笑しな空気を纏ったアリスに、ワルダーもたじたじ。
来るなといわんばかりに、鞭を叩きつける。
「あぁん♡」
バシィンッ!! って痛そうな音を立ててぶたれてるのに、アリスからは悦んじゃってる声出しちゃってた。
それだけでなく、ごろりと仰向けになったりするし。
「卑しい私を踏んづけて♡」
いわゆる、服従のポーズを取りながら踏み踏み希望する始末。その姿は紛れもなく変態だ。
請われて踏みつけるなんて……なんてアリスの余りにもアレな言動に目に光る物を堪えながら踏みつけるワルダー。めっちゃ腰が引けている。
おっかしいな? 今まで散々良い様にされてたワルダーが一方的に猟兵側を嬲ってる絵のはずなのに、むしろ責められてるような気がするぞ?
「はぁ♡ はぁ♡♡ はぁあっ!!」
踏まれてるアリスはと言うと、ワルダーの足を堪能してて、ものすごく解り易いほどに興奮してた。誰の眼にも毒にしか見えねー。
「もう、帰りたい……」
変態的な言動のみで心折らせる女、セカンドカラーさんでした。でも、アリスとしてはまだまだ足りなかったようで……。
「今度はこちらからワルダー様をご満足させるわ」
突然に起き上がりながら、恍惚とした貌しながらよく分らんこと宣う。ワルダーとしては当然。
「え、いらない」
クーリングオフは受け付けてないので諦めてください。
「さあ、私の中に“スジ”を通しましょ♡」
「いやー!! 私のスジって筋肉共の意味じゃなあぁぁぁいっ!」
絶叫あげて拒否ってるけれど、哀れアリスに肉体を色々されてモグモグ☆ パックン♪
「あはっ♡ ワルダー様のを中でいっぱい感じますわー♡」
「あぐ、あぐ、あぐ」
本来感じ得ない感覚にワルダーは戸惑う。アリスはそれすらも愛おし気。
なんか、純愛っぽいけど、実際にやってるのはアリスがワルダーを捕食(意味深)してるだけなんだが。
「もっといっぱい……たーっぷり、私の中を堪能してね♡」
アリスの捕食行為は止まらない。こっそり、ワルダーの耳にも細っこい管を侵入させたと思ったら……。
「ひぐっ!? ……あへ、はへぇ…」
「えっちなのうみそおいしいです♡」
ビグッってワルダーの身体が跳ねて知能が溶けたかのような声が出る。ついでにアリスの台詞も知能が溶かしてるけど。
ビグビグさせたのはアリスさんと共生してるテンタクルさんによる仕業だね。
寄生生物による頭への侵食って、すっごいやべぇ絵面なんだが、エイリアン仕様にすら対応してるってことでいい、のか?
頭を弄られまくったワルダーは、顔中の穴という穴から液体を垂れ流しながらビッグンビッグンしてる。
攻守が途中から逆転してるねだって? いいえ、最初からアリスの手の平の上だったよ☆
……つまり、全ては計算づくだった……?(ただ性癖全開しただけだろうけど)
大成功
🔵🔵🔵
ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘×
グロ×
SPD
ドーラ様と再び愛し合えるなんて♥
今回は私がドーラ様を調教いたしますね♥
守護霊の憑依【ドーピング】で戦闘力増強。
下僕を召喚されても『無情なる刻』で18.8秒の時を止め
悲愴の剣の【ダッシュ・切り込み・早業】でドーラ様を裸にして
【怪力】で抱きしめ【吸血】しつつ【呪詛】を注ぐ【マヒ攻撃】
これで時が動き出してもドーラ様は満足に動けないし
彼女が負傷した事で下僕も消滅
スジを通すとか通されるとか聞こえましたが
お突き愛はスジを通し合ってこそ♥
私も裸になり【化術】で肉棒を生やし
駅弁体位で胸をしゃぶりながら【串刺し・慰め・乱れ撃ち】
絶頂の余韻も冷めぬ間に
今度は彼女に肉棒を生やし【騎乗・生命力吸収】
「ドーラ様と再び愛し合えるなんて♡」
ものすっごい大喜びでドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)がどっかからスッ飛んできた。
それで、ドゥルールの愛しい愛しいワルダーはと言うと……。
「ふぇ? おねえちゃん、誰……?」
見た目そのまんまなのに、精神年齢がすっごい引き下がってた。
いつもと違い過ぎてピシリと固まるドゥルール。なんでこうなってるかって……さっき頭をやられちゃったからね?
だから知能とか諸々が幼稚園児並みになったみたい。……時間が経てば戻ってくると思うけど。
「……それなら、ドーラ様をちょうきょ……けふん、私色に染められるってわけね♡」
気づいてしまったドゥルールさん。ていうか調教とか言いかけてなかったかな?
「そんなことより、愛し合うのに服はいらないから脱いじゃいましょう。腕を上げて」
「うんー?」
さっさとやる事やっちゃおうとばかりに、ワルダーの服を脱がしにかかるドゥルール。される方も一切の疑問を抱かずに言われるままにされちゃっていく。
で、出来上がったのが腕と脚だけ残して後は何も身に付けないというマニアックな恰好のドーラ様(5~6才相当)です。
言われるがままなワルダーの姿にドゥルールは悶えながらも自制す……るなんてすることもなくドゥルールも服を取っ払いながらだっきゅ。
「抱っこしたいの? ぎゅ~」
抱きしめられたワルダーも大喜びである。
ワルダーの普段ならありえない新鮮な反応に、ドゥルールの息が変質者のそれに近づいていってるような気が……。
「私の情熱が溢れそう、いやむしろ溢れさせるわ!」
我慢とか、もう無理っぽいですね。まあ、準備? もいいし、もういいんじゃないかなぁ?
ワルダーを抱きしめたまま持ち上げてしまえば。
「ドーラ様……いえ、ドーラちゃん、私とお突き合いしましょうね?」
『つき』の字が違うんですけど、何をする気なんですか……?
「そんなの決まってるわ、スジを通し合うのよ」
堂々と言い放つドゥルールの一部には、雄々しく猛るなにか棒っぽいのが付いてた。……って、そっちのスジは違っ。
「さあ、私と愛し合いましょう♡」
ブレーキなんざ最初から持ってねぇ! と言わんばかりに猛々しいスジをワルダーにズップシ。
「ふあぁああぁぁあッ♡」
スジを通されたワルダーも絶叫? だ? んっと……絶叫でいいんだよね?
ちょっとどっちだかの審議を放り、ドゥルールはワルダーの色んな所を堪能しちゃってるし。
一方的にやられちゃうワルダーちゃん、ビックビクである。
「あぅ、あぅ……」
ドロドロになるまでスジを通されちゃったワルダー。瞳が虚ろになるまで色々とナニカされちゃっていた。ナニカって何だって? さあ? 何をされたのやらね~。一つ分かってることはね?
「私のスジは通したし、今度はこっちにスジを通すのよ♡」
「ふぅえあぁ……」
ドゥルールがまったく満足してないってことくらいかな☆
さっきまでと逆に猛る棒が何時の間にやらワルダーに。
「なぁに、これぇ…? さっきまで入ってたの、なんでぇ?」
幼ドーラ様がなんでだろうって頭に?マークを一杯浮かべてた。
「それはね? 私の中にスジを通す為よ♡」
今度は通す方じゃなく通される方に回ってパクリ。
「あふ……あ、あれ?」
あれ? ワルダーの様子が……?
「なんだろう、変な夢を見てたような……」
どうやらようやく元のワルダーに戻ったようだよ。自分の状況をまだ理解してないようだけど。
でも、人が傍って言うか密着してたらすぐに違和感に気づけるよな。
「……? ……!! 夢だけど、夢じゃなかった!」
状況を飲み込んでの台詞である。幼くなってた時のことは丸って記憶にないらしい。
「あ、ドーラ様もう戻っちゃいました? それならもっと私にスジを♡」
元に戻ってしまったことが残念そうだけど、お食事♡ を止めそうにないドゥルール。
「下僕共ーーッ!! わたくしを助けなさーーいっ!!」
ワルダーにとっちゃ、記憶がない=戦ってた相手が何時の間にか変わってたってことだろうしな~。
それでなんでか食べられてる状況とか恐怖だろうね。だからって助けを呼んだようだけど、だーれもやって来ない。
「なぜ!? なんで誰も――」
いや、この塔に配置してたの、尽く敗れ去ってますし……。
「そうだった! じゃあ、助けは望めない……?」
そこに気づいてしまったら、ふふ、もう諦めるしかないね。
「そういうことだから、ドーラ様は私と愛し合いましょう♡」
ドゥルールさん、眼にハートマーク浮かべてドーラ様を見つめちゃって。
「あっ、や、やめっ…まっ……」
――あ♡
ドーラ様は最後まで綺麗に頂かれちゃったのでした♪
キマイラを誘拐して怪人に改造してしまおうという、ドーラ・ワルダーの恐ろしい計画は猟兵達の手によって挫いた!
捕まっていたキマイラ達もこれで無事に帰れることだ。
「「「当分、変態マッチョは見たくない」」」
いや、無事か、これ? 心に深い、深ーい傷を残したんじゃないか?
今回、一番の恐るべき敵は見た目のインパクト、であったのだろうか……。
大成功
🔵🔵🔵