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荒ぶる魂、その行く末は(作者 MR2
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#カクリヨファンタズム  #鎮魂の儀  #未・明の記憶探求録 


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 おぉぉぉん、と怨嗟が聞こえる。
 おぉぉぉん、と血を求める声が聞こえる。
 おぉぉぉん、と勝利を求める声が聞こえる。

 宿願を。未だ果たせぬ宿願を。それは滅びに気づかず、今なお命を求めている。


「言葉というものは面白いもので、似たような語感の言葉には思わぬ繋がりがあるものです。さて、『侍』と『侍ふ』。語感が似てますが、これには何かしらの関係性があるのでしょうか?」
 未・明(記憶求めの先導者・f28408)は開いていた本を閉じる。言葉に少しばかり熱が籠っているのは、先ほど呼んでいた語学の本が彼の興味を掻き立てたからからか。珍しくテンションが高い。
「さて、本題に入りましょう。此度の事件はカクリヨファンタズムで起きた事件です。敵オブリビオンの名は『妖喰らい・青江』。彼……彼? は鎮魂の儀を打ち破り、オブリビオンとして猛威を振るいます」
 鎮魂の儀。それはカクリヨファンタズムで行われる地球から幽世へやってくるのに失敗した妖怪たちの魂を鎮めるための儀式だ。この儀が行われれば骸魂たちは草木となって浄化されるが、しかし未・明が言うにはそれは失敗したらしい。
「彼の目的は自身の宿願を果たすこと。その宿願とは首塚の一族を皆殺しにすることです。かつてはUDCアースで『柴田勝家』を名乗り、島原を拠点に活動をしていました」
 柴田勝家といえば、すぐに思い出される戦国時代の武将であることだろう。ただ彼の所領は九州ではなかったはず。おそらくは偽称なのだろう。
「長く行方不明となっていましたが、現代にオブリビオン化して蘇ったようです。もう首塚一族も絶えているというのに」
 時は過ぎ、世界は大きく変わっていく。『妖喰らい・青江』とは世界の大きな変化に取り残された1人なのだった。最早、彼の願いは叶わず、旅路の終わりは失われた。妄念で目を盲いた彼はそのことには気づけない。哀れな旅人は朽ち果てることも忘れて、其処に立っている。
「皆さんには祭儀上で暴れる彼――彼で良いのでしょうか?――を鎮めていただきたいのです。そのためには乗り越えなければならない障害が2つあります」
 未・明曰く。
 1つ目の障害は骸魂童子。鎮魂の儀で集められていた骸魂が儀式に参加していた妖怪に憑くことでオブリビオンと化したものだそうだ。
 2つ目の障害は転移場所から祭儀上までの道程で現れる雪夜に起こる怪異。雪夜の怪異は踏み込んだ者にとって帰りたい場所、逢いたい人の面影の幻影を見せてくるという。その幻影に溺れてしまえば、神隠しに逢い、二度とは現世に帰れない。
 以上の2つの敵対者を乗り越えて、初めて妄念に取りつかれた『妖喰らい・青江』と対面できる。
 未・明は本を再び開き、猟兵たちから目を逸らして告げた。

「カクリヨファンタズムに着けば、其処は寒空の下でしょう。寒さで体が凍え、敵に遅れを取りませぬよう。何せ敵は既に死した亡霊。寒さなぞ、かつてに置き忘れてしまったのですから」
 
 敵は永き眠りから覚めた亡霊。既に叶わぬ宿願を胸に、歩みを止めない傑物だ。雪風荒ぶ道を行き、亡霊武者を討て。





第3章 ボス戦 『妖喰らい・青江』

POW ●曼殊沙華
【妖刀本体】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
SPD ●妖刀の性
戦闘中に食べた【血】の量と質に応じて【本体の切れ味が増し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
WIZ ●非情なる打ち駒
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【足軽隊という名の捨て駒】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
👑11

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は高宮・朝燈です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


(断章を1月22日中に投稿いたしますので、それまでにプレイングの提出はお控えください。サポートのプレイングでしたら、断章の内容に左右されないため受け付けております。)
 ――おぉぉぉん、おぉぉぉん、と武者が吼える声がする。


 雪夜の怪異を越えた果て。雪を踏みしめ進んだ先に、鎮魂の儀の祭儀場があった。
 祭儀上は大きな焚火を中心に円を描いて展開されており、其処には妖怪たちが倒れ伏している。
 倒れ伏す妖怪には共通して深い裂傷があった。
 その傷をつけたのは、炎を背に立つ1人の男。
 敵オブリビオン『妖喰らい・青江』。その正体は戦武者、ではない。戦武者が握るその刀だ。
 けれども、例え刀が本体であっても、その武技に一切の曇りなし。戦国の世を怨念と共に生き抜いた刀の冴えに間違いはない。
 さぁ、得物を握れ。覚悟を決めろ。
 自らの力の全てで以て、彷徨える妖刀を破壊せよ。
 
 
(第3章では敵オブリビオンとの戦闘が軸になります。プレイングボーナスは「敵オブリビオンに掛ける言葉」。怨念に囚われた敵オブリビオンに対して、猟兵たちがどのような思いを抱くのか、どのような言葉を伝えるのかをプレイングにご記入いただければ、プレイングボーナスをお付けします)
(敵オブリビオンの武装は、イラスト通り本体である刀と通常武装の十字槍となります。一刀一槍を巧みに使い分けて攻撃をしかけてきます)