エルフの森は焼かれる運命か?
●燃える大森林
鋼の武装を纏った悪魔の軍勢達は、深き森を焼き尽くしていく。中心にエルフの集落を抱えるその森は、迷いの森として本来は侵入者を寄せ付けぬものである。しかし、森そのものが燃やされてしまえば話は別だ。オブリビオンの軍勢は、そこに住むエルフもろとも『エルフの森』を灰燼へと変えていく……。
●動き出した猟書家
「ククク……これが我が予知の魔眼に映った光景だ……」
猟兵を集めた夢幻・天魔(千の設定を持つ男・f00720)は、大仰な仕草で予知の内容を伝える。ちなみに予言の魔眼というのは彼の妄想で、予知は通常通りグリモアによるものである。
「悪魔達を率いる猟書家の目標は……創世樹マーナスラシル。かの『世界樹イルミンスール』より株分けされた、正真正銘の『聖なる木』の一本だ! 決して燃え尽きぬ聖樹を探るため、奴らは森に火を放ったのだ!」
エルフの森は須くその周りを迷いの森に覆われている。この迷いの森を魔術的に造り出している大元が、この世界樹の若木とも言える聖樹なのである。
「悪魔共は、その身に鋼鉄の武装を纏う。かの宇宙より猟書家によってもたらされたその装備に注意しろ」
どうやら猟書家は、スペースシップワールドから『アームドフォート』をこの世界に持ち込み、配下に装備させているようだ。と言うことはつまり、その猟書家はスペースシップワールドより派遣されている。
「その猟書家の名は『チーフメイド・アレキサンドライト』! エメラルドの女王は、そのメイドにアックス&ウィザーズを『掃除』させようと目論んでいるらしいな」
なんと、猟書家はプリンセス・エメラルドの配下だと言う。2つの世界へ侵略の魔手を伸ばすとは、プリンセス・エメラルドにはよほどの余裕があるのだろうか?
「ククク……怖じ気づいたと言うことは無いな? 仮にそうだとしても、安心しろ。森を焼けば、エルフが激怒するのは当然のこと。その支援を受けることが出来るだろう」
エルフは総じて『神秘的な事柄への順応力が高い』種族である。そのため、大半が世間から隔絶した暮らしをしているというのに、猟兵達が訪れてもすんなりと状況を理解して、迅速に協力してくれるのだという。猟兵達が到着した時点では、まだ森の延焼もさほど広がってはいない。エルフと上手く協力することが出来れば、敵だけを道に迷わせ、こちらは樹上から一方的に有利な状態で戦う事もできるはずだ。
「フハハハハ!! さあ、戦士達よ! 悪魔共より聖樹を護れ! 焼き払われる森の運命(サダメ)を打ち砕くのだ!!」
天魔の説明を聞いた猟兵達は、急いで現地へと向かうのであった。
夢幻
●幹部シナリオのため、二章構成となります。
●このシナリオのプレイングボーナスは、『エルフ達と協力し、共に戦う』です。
1章:集団戦『レッサーデーモン』
2章:ボス戦『チーフメイド・アレキサンドライト』
第1章 集団戦
『レッサーデーモン』
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POW : 悪魔の三叉槍
【手にした三叉槍】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : 金縛りの呪言
【手で複雑な印を結んで】から【呪いの言葉】を放ち、【相手を金縛り状態にさせる事】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ : 呪いの鎖
【投げつけた三叉槍】が命中した対象を爆破し、更に互いを【呪われた漆黒の鎖】で繋ぐ。
イラスト:純志
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ルトルファス・ルーテルガイト
(アドリブ絡み歓迎)
(種族は人間だが、オブリビオンに焼失されたエルフの里で育った
青年には、静かながらに激昂するには十分な理由だった)
「……エルフの森を焼くだと、そんな愚かな事をする奴がいるのか?」
早い内にエルフ達に話をつけて協力を願い、敵が通る地形を確認する。
森『地形を利用』し、悪魔どもが来る道に先回りしながら
エルフで魔法・弓を使えるものがいれば、森の間隙から援護を貰い。
俺自らは前線に向かい、三叉槍ごと『UC』による切断しながら
切っ先に『破魔』の魔力を込め、悪魔の魂を破壊する。
エルフに攻撃が飛ばぬ様に、敵の攻撃は『かばう』つもりで。
「……森の命を蔑ろにする悪魔に、精霊は優しさなぞ持たん!」
「……エルフの森を焼くだと、そんな愚かな事をする奴がいるのか?」
グリモア猟兵から任務の内容を聞いたルトルファス・ルーテルガイト(ブレード・オブ・スピリティア・f03888)の様子は普段と変わらないように見えながらも、彼の胸の内では激情が渦巻いていた。なにせ、ルトルファスはエルフによって育てられ、またその里もオブリビオンにより焼失したという過去を持つのだ。似たようなこの状況に、どうして激昂せずにいられようか?
そして、ルトルファスは現地のエルフに協力を取り付け、レッサーデーモン達の進軍方向に先回りをする。初めての森でも、エルフの助言さえあれば、彼にとっては庭のようなものだ。一気に森を駆け抜けたルトルファスは、先陣を切って悪魔の軍勢に襲い掛かる。
「この森を、お前たちに焼かせるものか! 風霊よ、その息吹を剣に宿し、悪鬼魔獣の牙角を絶つ旋風となれ!」
風霊の加護を受けた『精霊剣』は、レッサーデーモンの三叉槍を抵抗もなく切断する。そして、そのままルトルファスは武器を失った悪魔の胸に、精霊剣の切っ先を突き立てる。破魔の力の込められたその一撃は、レッサーデーモンの魂すらも打ち砕いて絶命させた。
「……森の命を蔑ろにする悪魔に、精霊は優しさなぞ持たん!」
怒れるルトルファスは、すぐさま次なる敵へと向かっていく。レッサーデーモン達はアームドフォートによる射撃を集中させて彼を倒そうとするも、森の間隙より放たれるエルフたちの魔法や弓による援護がそれを許さない。そしてレッサーデーモンが先にエルフを倒そうと突破を試みても、ルトルファスがそれを見逃すはずもない。
ルトルファスはエルフ達と連携をとって、悪魔の軍勢を駆逐してゆくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
黒鵺・瑞樹
アドリブ連携OK
右手に胡、左手に黒鵺の二刀流
燃えない木を探すために森に火を放つとか、頭いいのか悪いのかわかんねぇな。
存在感を消し目立たない様に樹上で待機。一体ずつ奇襲をかけ倒していく。
小石を落とす音とかでおびき寄せも。
目くらまし目的の飛刀の投擲(一応マヒ攻撃乗せる)から一気に降りて二刀による暗殺攻撃を仕掛ける。
エルフたちは遠距離から援護して貰えると助かるかな。
魔法なり弓矢の攻撃でも攪乱には十分。
敵の攻撃は第六感で感知、見切りで回避。
回避しきれないものは本体で武器受けで受け流し、カウンターを叩き込む。
それでも喰らってしまうものはオーラ防御、激痛耐性で耐える。
倒したらUC空翔で樹上へを繰り返す。
馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友。
第四『不動なる者』まとめ&盾役武士
一人称:わし/我ら 古風で質実剛健
使用武器:黒曜山(今回は盾)&灰遠雷
猟書家、どれだけいるのやら。
しかし、誰ぞの故郷を、滅ぼさせてたまるか。
我らの故郷のようなことにはさせぬ。
エルフたちに頼むのは、敵だけを迷わせることかの。
わしはできるだけ高い位置から、灰遠雷での【四天境地・雷】を使用狙撃。わしの視界に入ればいいからな、これ。
アームドフォートでの攻撃は、黒曜山での盾受けを。
UCに対しては、呪詛体勢で…まあ、悪霊に金縛りが効くのかどうかだの。
「……猟書家、どれだけいるのやら」
呆れたような声を上げたのは、馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)である。日々グリモア猟兵によって、多数の猟書家の襲撃が予知されている。その中では、これまでに遭遇したことの無い新たな猟書家まで確認されている。先の戦争でかなり削ったはずなのに、猟書家の戦力は底が知れない。
「しかし、誰ぞの故郷を、滅ぼさせてたまるか。我らの故郷のようなことにはさせぬ」
義透もまたオブリビオンに故郷を滅ぼされたものの一人である。いや、四人と言うべきか。その際に死した四人の人間が、悪霊となり一つとなったのが彼なのであるから。どうやら今回は、その中でもまとめ役である『不動なる者』が表に出来ているようだ。
「エルフ達よ、敵を迷わせてもらえるかの? わしはそれを遠方より狙撃する」
「了解した。森は我らと共にある。そのくらいのことは任せて欲しい」
義透はエルフに協力を依頼すると、戦場へと向かうのであった。
そしてエルフの森では、道に迷った8体ほどのレッサーデーモンが集団から孤立し、森の中を彷徨っていた。エルフ達は上手くやってくれたようだ。だが、レッサーデーモンはこうなればどこでもよいと、その場所から森を焼こうとアームドフォートを起動した。
「おっと、これ以上森は燃やさせないぜ」
そこに空中から奇襲を掛けたのは、黒鵺・瑞樹(界渡・f17491)であった。彼もまた任務に参加し、この森へと赴いていたのだ。そして、ちょうどはぐれた悪魔を見つけて、襲撃をかけたという次第だ。突然の不意打ちに、攻撃を受けたレッサーデーモンは即死する。そして敵を倒した瑞樹は、すぐさま『空翔』で空中を蹴って、頭上の木々へと隠れていった。
「しっかし、燃えない木を探すために森に火を放つとか、頭いいのか悪いのかわかんねぇな」
そんなことを考えつつ、瑞樹は頭上からの奇襲を繰り返して敵を倒していく。だが、何度も行えばレッサーデーモンも対応してくる。降りてきた瑞樹目掛けて、『金縛りの呪言』が放たれた。高い感知や見切りの技能をもってしても、形の無い呪いを防ぐことは出来ない。瑞樹は動きを封じられ、絶体絶命の状況だ。だが、そこで飛来した黒い矢が術者のレッサーデーモンを貫き、瑞樹を呪いから解放した。
「おい、大丈夫か!」
「ああ、助かったぜ!」
それは義透が放った『四天境地・雷』による狙撃であった。呪詛の込められた『灰遠雷』から射られた矢は、幾つもに分裂しレッサーデーモンを貫いたのだ。
「そのまま敵を引きつけてもらえるかの?」
「了解だ。もう不覚は取らないぜ!」
そのまま、二人は瑞樹が前衛、義透が後衛というフォーメーションで、レッサーデーモン達と交戦する。義透としてはできるだけ距離を取りたかったが、この深い森の中では視界を通すこともなかなか困難だ。十分な視界を確保出来る距離では、少々敵に近すぎる。そこで、瑞樹に敵の足止めを頼んだ形だ。
即興の連携ではあるが、戦い方の相性は合っていた。しばらくの後に、二人の手によって孤立したレッサーデーモン達は退治されたのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
神咲・七十
アドリブ・連携お任せ
森を燃やされたりするのは、あんまり気分のいい物じゃないですね。
(今回の相手の猟書家は興味がある相手ですし)
協力してもらえれば、私は敵の場所がわかるのでそこを誘導してもらえれば、時間を稼いで被害を食い止めやすくなると思いますので協力して欲しいです。(お土産のお菓子を渡しながら)
(UC『制約:征服者』を使い、敵の力を奪いながら位置を把握して、そこをエルフさんたちに誘導してもらいながら時間を稼ぎ、敵の力をそぎ落とすようにして敵を減らしていきます。)
う~ん、やっぱり今回の猟書家の人、気になりますね。
(もし出来そうであれば、取り込むことも考えてみましょうかね。その方が楽しそうですし)
ティエル・ティエリエル
WIZで判定
大事な森を燃やすなんて許せない!
エルフさんと協力して悪い悪魔とメイドを追い出すぞー☆
森で迷ってる悪魔達の前に飛び出してエルフさん達が待ち伏せてる場所まで「おびき寄せ」るよ!
投げつけてくる三叉槍は「見切り」で避けていくけど、木に突き刺さったりすると怒りを覚えちゃうよ!
待ち伏せポイントまで逃げ込んでエルフさんが矢を射かけてくれたらボクも反転して攻撃だ!
【お姫様ペネトレイト】でお姫様オーラを纏ってそのまま突撃だ☆
一匹も逃してやるもんかー!
※アドリブや他の方との連携も大歓迎です
グリモア猟兵の転移によって、エルフの森へ新たに二人の猟兵が現れた。
「大事な森を燃やすなんて許せない! エルフさんと協力して悪い悪魔とメイドを追い出すぞー☆」
「そうですね。森を燃やされたりするのは、あんまり気分のいい物じゃないですね」
ティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)は、森を燃やさせてなるものかと、腕を上げて気合いを入れる。そして神咲・七十(まだ迷子中の狂食者・f21248)も、彼女の言葉に同意する。七十としてはこの猟書家への興味が先に立つものの、だからといって森を焼くことを看過は出来ない。
「私の結界まで誘導してもらえれば、時間を稼いで被害を食い止めやすくなると思います。ですので、協力して欲しいです」
「おお、これは丁寧に……協力はこちらも望むところですじゃ」
エルフの中でもその集落の長老に当たる相手に、七十は菓子折を渡しつつ協力を依頼する。その丁寧な態度に、エルフ達も協力を快諾してくれた。
「あっ、おびき寄せるならボクも頑張るよ!」
「では、我々が悪魔共を惑わせるので、後は任せたのじゃ」
敵の誘導はティエルも参加することになった。そして、エルフと猟兵達はここに決まった作戦を実行に移すのであった。
「さあ、のろまな悪魔達に、ボクを捕まえられるかなー?」
ティエルは作戦通りに、エルフ達が迷わせたレッサーデーモン達を引き連れて森を飛翔する。時折悪魔達からアームドフォートの砲撃や三叉槍の投擲がティエルを狙って放たれるも、空中戦が得意な彼女はひらひらとその全てを回避していた。とはいえ、回避して逸れた砲撃は森の木にも着弾し、多少の被害が発生していた。
「あっ、森がっ!? もう、後で覚えててねっ!」
そのことにティエルは怒りを覚えるも、今は反撃する時では無い。ぐっと我慢して、彼女はレッサーデーモン達を狙いの場所に引き込んでいった。
「……Die Wurzel, die dem Leben beraubt」
そしてティエルとレッサーデーモン達が辿り着いた場所には、七十の手による結界が設置されていた。ユーベルコード『制約:征服者』、それは内部の敵の生命力を捕食し、七十の力へ変える強力な結界だ。
「よーし、ボクも反撃するよ! 『お姫様ペネトレイト』!!」
結界の効果を受けて動揺するレッサーデーモン達へと、ティエルは身を翻して突撃をかける。彼女の纏うお姫様オーラは放たれる迎撃の砲撃をもろともせず、突進したティエルはレイピアで一体のレッサーデーモンを貫き撃破した。
「一匹も逃してやるもんかー!」
「敵の場所は全て解っています。このまま殲滅しましょう」
劣勢となったレッサーデーモン達の中には逃げようとする個体もいたが、結界内部のことなら七十は精密に把握出来る。逃走しようとする個体を優先的に叩き、二人はおびき寄せたレッサーデーモン達を一匹残らず倒すことに成功した。
「これで森に侵入した悪魔の大半は倒せたでしょうか? う~ん、それにしても、やっぱり今回の猟書家の人、気になりますね」
数多くの配下を失った以上、この襲撃の首魁たる猟書家も間もなく姿を現わすことだろう。決戦の時は間近に迫っていた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『チーフメイド・アレキサンドライト』
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POW : カラーチェンジ
対象の攻撃を軽減する【赤紫色のボディ】に変身しつつ、【100発/秒で弾丸を発射するガトリング砲】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
SPD : メイドの嗜み
【カラーチェンジした腕】で受け止めたユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、カラーチェンジした腕から何度でも発動できる。
WIZ : 掃除の時間
【ガトリングからサイキックエナジーの弾丸】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
イラスト:サカサヅキミチル
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠月夜・玲」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「やはり猟兵の邪魔が入りますか……仕方ありませんね。私が直接森を焼いて、聖樹を捜索しますわ」
レッサーデーモン達の大半が倒されたことで、遂に猟書家が動き出した。戦場に現れたのは、メイド服に身を包み、巨大なガトリング砲を手にするクリスタリアン『チーフメイド・アレキサンドライト』だ。彼女は作戦の成就のために、自らの手で森の焼却を開始する。
「……全てはお嬢の為に。邪魔する者はぶっ飛ばしますわよ」
アレキサンドライト、色を変化させる宝石で身体を構成された彼女は、その特性を生かしてカラーチェンジを戦闘に応用している。勿論彼女の持つ巨大なガトリング砲は、見た目通りに強力な武装だ。この敵を倒さねば、エルフの森は焼き尽くされてしまうだろう。
猟兵達よ! チーフメイド・アレキサンドライトを撃破し、この森に平和を取り戻すのだ!
黒鵺・瑞樹
アドリブ連携OK
右手に胡、左手に黒鵺の二刀流
SPD
メイドというか仕えるものとして半端じゃないか?口調聞くとそんな感じがする。
…いや、使用人について具体的には知らんけど、敬語が、な。
UCをコピーするなら最初から使わなければいい。
真の姿に。
まずは目くらまし目的で飛刀の投擲をし、あえて腕で攻撃を受け止めさせる。その隙にマヒ攻撃を乗せた胡で胴体狙いで暗殺攻撃を。
敵の攻撃は第六感で感知、見切りで回避。
回避しきれないものは本体で武器受けで受け流し、カウンターを叩き込む。
それでも喰らってしまうものはオーラ防御、激痛耐性で耐える。
相手の武器がどうにも相性悪い気がするが、回避専念すれば何とかなるといいな。
「……メイドというか仕えるものとして半端じゃないか? ……いや、使用人について具体的には知らんけど、敬語が、な」
不遜な口調で任務の続行を告げるチーフメイド・アレキサンドライトに、瑞樹は苦言を呈する。とはいえ、配下としての心構えを此処で論ずる余裕は無い。森は今まさに、燃やされようとしているのだ。
「ユーベルコードをコピーするなら、最初から使わなければいい。そういうことだ」
瑞樹は『メイドの嗜み』を警戒し、あえてユーベルコードの使用をせずに、己が技量のみで勝負を挑む。真の姿となった今、多彩な技能を駆使すれば問題ない。そう判断した彼は、牽制としてアレキサンドライトへと『柳葉飛刀』を投擲する。
「いくぜ!」
「敵、ですわね? 容赦は致しませんわ!」
腕で受けさせることを狙った攻撃であったが、アレキサンドライトはガトリングの連射で飛刀を迎撃した。
「まだまだ! これでどうだ!」
「その程度の攻撃、効きませんわよ!」
続いて一気に距離を詰めた瑞樹は、本命である『胡』をアレキサンドライトの胴体へと突き立てる。しかし、その刃は赤紫色へと変化したアレキサンドライトのボディに弾かれてしまった。
ユーベルコードを使うつもりであればある程度の誘導も出来よう。しかし、それを伴わぬ攻撃ならば、当然ながらオブリビオンは最適な対処ができるユーベルコードを使用する。
「くそっ!」
「悪あがきですわね。蜂の巣にして差し上げますわ!」
瑞樹は再度攻撃を仕掛けるも、『カラーチェンジ』を使用したアレキサンドライトに有効打は通らない。刃に纏わせた麻痺の力も、ほとんど通じていないようだ。
そして、アレキサンドライトの反撃が始まる。凄まじい速度で連射されるガトリング砲は、そう簡単に見切れるものでは無いし、武器で受けるにも無理がある。辛うじて射線自体を避けることで逃げ回るも、このままでは直に直撃を受ける未来となるのは間違いない。
「仕方ない……撤退だ」
攻撃を通す手段も無く、回避もいつまでも出来ないとなれば、他に手は無い。悔しさを顔に滲ませ、瑞樹は退くのであった。
苦戦
🔵🔴🔴
馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。
引き続き『不動なる者』
武器もそのまま。
エルフたちは基本、相手に気づかれないように隠れよ。
やれ、血気盛んだの。だが、ここも貴殿を倒せばよし。
基本は、地形を利用して遠距離からの雷+呪詛+UC使用での狙撃。
貴殿は明確に敵なのでな?我らの呪いを食らうがいい。
呪いにより不幸は連鎖する。さて、貴殿はすべての敵を把握しておるのだろうか?
猟兵だけでなくエルフもここにおるのだ。
…ああ、言い忘れておった。さっきの矢、重力(攻撃)属性もつけたのだった。重みで鈍るがよい。
阿紫花・スミコ(サポート)
アルダワ魔法学園の生徒。暗い過去を持ちつつも性格は明るい。自信家で挑発的な一面がある。力があれば何をしてもいいというようなダークセイバーの領主達を心底嫌っている。機械系に強く様々な世界の機械知識を広く持ち自作ガジェットの研究・開発を行っている。
からくり人形「ダグザ」:巨大な棍棒で敵を粉砕する。
精霊銃「アヴェンジングフレイム」:黄金に輝くリボルバー。弾丸には炎が宿る。
ワイヤーギア:射出したワイヤーを引っかけ、巻き取りと、蒸気噴出で推進力を得る。
「力があれば何をしてもいいって思ってるんだろう?お前が奪われる立場でも同じことが言えるかな!」
(エロやグロに巻き込まれなければどんな展開でも大丈夫です)
「エルフたちは基本、相手に気づかれないように隠れよ。わしも木々に隠れ、狙撃するとしようかの」
「承った。あの敵相手では、我らは力不足。其方の武運を祈ろう」
アキレサンドライトに対し、義透はレッサーデーモン達と同じく狙撃を試みる様子だ。
「貴殿は明確に敵なのでな? 我らの呪いを食らうがいい」
樹上に隠れた義透は、『灰遠雷』で森を焼こうとしているアレキサンドライトへと狙いを付ける。先ほどの戦いでは命中重視であったが、此度はダメージの積み重ねを重視し、矢に雷と呪いを込めて霊矢を射る。
「痛っ! 敵の狙撃……ですわね? 一体どこから……」
義透の射撃は、アレキサンドライトへと癒えない傷跡を刻み込んだ。アレキサンドライトは攻撃者を見つけようときょろきょろと周りを見回すが、森には幾つもの気配があった。
「呪いにより不幸は連鎖する。さて、貴殿はすべての敵を把握しておるのだろうか?
猟兵だけでなくエルフもここにおるのだ」
「……それならば、エルフもろとも、全てお掃除致しますわ!」
森に潜む義透のみを捕捉するのは困難、此処までは義透の狙い通りだ。だが、アレキサンドライトは森の中の気配を無差別に攻撃する事を選択した。猟兵に比べ、エルフの戦闘力はかなり低い。このままでは、エルフに犠牲が出る可能性は高いだろう。
「おっと! エルフたちは攻撃させないよ!」
「っ! 新手ですわね!?」
そこでアレキサンドライトを新たな猟兵が襲撃する。阿紫花・スミコ(ガジェットガール・f02237)は『ワイヤーギア』を使って縦横無尽に森を飛び回りながら、精霊銃『アヴェンジングフレイム』による炎の弾丸を放って、アレキサンドライトを攪乱する。
「さあ、ボクを捕まえられるかな?」
「ならば、貴方から先に……きゃあっ!」
スミコへとガトリングを向けるアレキサンドライトであったが、そこで『連鎖する呪い』の効果が発動した。呪いの効果によってアレキサンドライトは足を滑らせ、尻餅をついてしまった。
「力があれば何をしてもいいって思ってるんだろう? 目標を見つけるために森ごと焼くなんて、許さないよ!」
このチャンスに、スミコはアレキサンドライトを攻め立てる。力を持って弱者を蹂躙しようというオブリビオンは、彼女が最も嫌っているものだ。
「ぐ……呪いの上に、何やら動きも遅くなって最悪ですわ!」
「……ああ、言い忘れておった。さっきの矢、重力属性もつけたのだった。重みで鈍った身でどれだけ戦えるかの?」
更に最初の射撃の効果がアレキサンドライトを蝕む。呪いに重力と動きを阻害する要素が2つもあっては、最早『スリーディメンジョンモビリティ』を発動したスミコに攻撃を当てることなど不可能だ。
「これは……仕切り直しが必要ですわ」
「逃がさないよ! 待てっ!」
このままでは不利と、アレキサンドライトは一時の撤退を選択する。二人は逃げるアレキサンドライトに追撃をかけ、更なるダメージの蓄積に成功したのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
神咲・七十
アドリブ・連携お任せ
かなり面倒な力を持ってますね。
受けない様にして立ち回れば
(UC『万花変生』を使用。本来の森とは別の自分の影響にある、よく似た森を生み出し、エルフさん達にそこへ誘導してもらい)
エルフさん達は、入らないでくださいね。
巻き込んじゃうかもですから。
(エルフの森以上の迷いの森にして、その中で攻撃性植物の攻撃と大剣と尻尾の連帯攻撃のゲリラ攻撃で弱らせながら隙を見て隷属させる植物を気づかれない様に打ち込み)
ここからは出られませんよ?
貴方が、取り込まれて私のものになるまで。
(仮にコピーされても対処する植物を出しながら戦い、弱り切ったら隷属させるための行動に変えて隷属させ取り込もうとする)
「……相手はかなり面倒な力を持ってますね。でも、受けない様にして立ち回れば……」
アレキサンドライトの持つガトリング砲は見るからに強力だ。まともに食らってはひとたまりも無いと、七十は策を巡らせる。
「この森に、私の召喚した植物を紛れ込ませて……」
木を隠すなら森の中、その言葉を体現するように、七十は『万花変生』で召喚した未知の植物を、エルフの森へと紛れ込ませる。可能であれば森そのものを彼女が召喚した植物で置き換えたかったが、そこまでの量を呼び出すことは出来なかった。それでも、罠はこれで十分だ。
「では、敵の誘導をお願いします。でも、エルフさん達は入らないでくださいね。巻き込んじゃうかもですから」
「それは恐ろしいな。十分に注意しておびき寄せるとしよう」
そうしてしばらくすると、七十の要請を受けたエルフ達を追いかけてアレキサンドライトが現れた。エルフ達は万花変生を仕込んだ地点の手前で離脱し、そのまま進んできたアレキサンドライトへと七十はゲリラ戦を仕掛ける。
「ここからは出られませんよ? 貴方が、取り込まれて私のものになるまで」
「あら? これは……してやられましたわね」
七十は仕込んだ植物による攻撃を織り交ぜながら、大剣と尻尾の連帯攻撃をお見舞いする。猟書家といえど流石にそれだけの手数は捌ききれない。七十の攻撃はアレキサンドライトへと手傷を与えることに成功する。
「お嬢に命じられた使命のため、こんな姑息な罠には負けませんわ!」
だが、アレキサンドライトは強引にガトリング砲を七十へと向けると、サイキックエナジーの弾丸を乱射する。その弾丸は、七十の操る植物をも薙ぎ払っていった。
「隷属させたかったのですが……そろそろ限界ですね」
致命傷こそ避けたものの、アレキサンドライトの反撃によって七十はダメージを受け、事前に仕込んだ植物も既に残りわずかだ。敵が敗北感を持たなければ、隷属されることは不可能だ。(そもそも、強力なオブリビオンである猟書家を隷属可能かという問題もある)七十はある程度のダメージを蓄積出来たことを良しとして、その場からの撤退を選択したのであった。
成功
🔵🔵🔴
ティエル・ティエリエル
SPDで判定
わわっ、すごくおっきな鉄砲だ!
あんなのを振り回されたら大変なんだよ!
エルフさんにまた協力してもらって、
遠くからほんの少しでもアレキサンドライトの気を引いてもらうね!
ボクがその間に小さな身体を活用してこっそりこそこそとばれないように近づいていくよ♪
こっそり近づいたら【妖精の見えざる一刺し】で攻撃だ!
狙いは大きなガトリングガンの回転部分だ!カラーチェンジした腕で受け止められなければコピーできないよね♪
武器を壊したら風を纏ったレイピアでチクチクチクと攻撃していくぞ☆
※アドリブや他の方との連携も大歓迎です
ルトルファス・ルーテルガイト
(アドリブ絡み歓迎)
「……森を燃やす、今そう言ったか……貴様?
ならば、森を破壊される前に……貴様を斬る」
回避をすれば、森とエルフに弾丸が当たってしまうので
飛んでくる弾丸をエルフ達から『かばう』、剣で『武器受け』
被弾は『激痛耐性』しながら前に接敵する事で逆に『恐怖を与える』
敵が逃げるより先にダガーモチーフをチーフメイドの顔面に投げながら
森『地形を利用』して逃げる先に回り込み、【UC】を発動。
エルフが棲む森の精霊の加護を受けた『属性攻撃』
足りないのならば更に『封印を解き』、ギリギリのスペックまで
強化した状態で、メイドのガトリングガンごと斬る。
「命ある森を虐殺するなど、俺の前で二度とやらせん……!」
「ずいぶん邪魔されてしまいましたが、さっさとこの森を燃やさないとですわ」
次から次に攻撃を仕掛けてくる猟兵のせいで、森の焼却は滞ってしまっている。気を取り直して任務を再開しようとするアレキサンドライトであったが、やはり猟兵がそれを許すことはなかった。
「……森を燃やす、今そう言ったか……貴様?」
怒気を滲ませて現れたのは、ルトルファスだ。彼は故郷をオブリビオンに焼かれた経験を持つ。故に、彼のこの地を護る意志は猟兵の中でも人一倍強い。
「ええ、そう言いましたが何か?」
「ならば、森を破壊される前に……貴様を斬る!」
ルトルファスは、『守護者の大剣』を抜き放つ。何度目かの邪魔者に、アレキサンドライトはため息を付いてガトリング砲を彼へと向けた。
「はあ……私はお嬢からの使命がありますのよ? 邪魔者はみんなお掃除ですわ!」
「誰も……殺させはせん!」
周囲の森には、猟兵の援護をするためにエルフ達が潜んでいる。下手に回避しては彼らを傷付けることになりかねないと、ルトルファスは大剣を盾に弾丸の前に立ちはだかった。
「わわっ、すごくおっきな鉄砲だ! あんなのを振り回されたら大変なんだよ!」
そんな激闘が始まる中、小さな妖精は森の中に隠れていた。
「見つからないように……こっそりこそこそ近づくよ☆」
今はちょうどルトルファスが敵を引きつけてくれている。この間に、ティエルはその小さな身体を生かして森の中を飛んでいく。そうして彼女は、アレキサンドライトの背後へと回り込むことに成功した。
「この程度で……俺を倒せるか!」
「そんな……効いていませんの!?」
そしてその時ルトルファスはといえば、弾丸の雨の中をアレキサンドライトへ向けて進んでいた。彼の技量をもってしても全ての弾丸を受けることは叶わず、幾つもの弾丸が彼を貫いていた。しかし、そんな激痛も強い精神で無視して進むルトルファスの様子に、アレキサンドライトもビビっている様子だ。
とはいえ、ダメージが消えているわけでは無い。このままでは、接敵する前にルトルファスは力尽きる可能性が高い。だが、その心配も無用だ。それは、敵の背後に回り込んだティエルがいるからだ。
「狙った場所は、外さないぞー☆」
「くっ、小虫如きがっ!」
奇襲を掛けたティエルの『風鳴りのレイピア』は、狙い違わずガトリング砲の回転部分を貫いた。彼女のことを捕捉出来ていなければ、『妖精の見えざる一刺し』の回避は不可能だ。機関部を貫かれ、アレキサンドライトの銃撃が一時的に止まる。だが、ガトリング砲の破壊まではまだ至っていない。アレキサンドライトはガトリング砲を振り回してティエルをレイピアごと吹き飛ばした。
「うわーー!?」
「まだ、戦えますわ!」
「いいや、此処で終わらせる!」
ティエルが銃撃を止めた隙に突撃したルトルファスは、アレキサンドライトを剣の間合いに捉えていた。
「命ある森を虐殺するなど、俺の前で二度とやらせん……! 精霊よ、この声に耳を傾け、その力を剣に示せ!」
「そんなっ! お嬢から頂いた武器が!?」
エルフの森と言う場所、そしてそれを焼き尽くそうという敵を相手にして、精霊のはこれ以上無いほどの加護をルトルファスに与えてくれていた。その加護を受け、彼の振るった『精霊剣』は、ガトリング砲をバターのように切り裂いて両断した。
「もう一回、これでどうだー!」
「骸の海に、還れ……!」
武器を失い、抵抗の手段を喪失したアレキサンドライトにもう勝ち目は無い。ティエルのレイピアの連撃に穴だらけにされ、最後はルトルファスの精霊剣によって真っ二つにされて絶命した。
「やったー! ボクたちの勝ちだー☆」
「……故郷の二の舞は避けられたか」
アレキサンドライトが倒されたことで、残るレッサーデーモン達は撤退していく。未だ森には炎が燻っているが、オブリビオンがいなくなったため、すぐにエルフ達によって鎮火されるだろう。猟兵達は森の延焼を最小限に防ぎ、エルフの森を護りきったのだ!
大成功
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最終結果:成功
完成日:2020年12月07日
宿敵
『チーフメイド・アレキサンドライト』
を撃破!
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