女装少年プリンセスVS男の娘バニー
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「どちくしょー!!」
ゴシックロリータを思わせる、黒を基調とした華美なドレスに身を包んだ、美しい黒髪縦ロールの少……年が、衣装に似合わぬ悪態をつきながら空を翔びまわっていた。その後を、機械の翅を持つ黒薔薇のドレスの少女が目を輝かせながら追っている。
「素敵、本当ニ素敵! 私モ、アナタミタイニナリタイ!」
「俺みたいになりたいってマジか正気かよ!!」
突っ込みながら必死に翔び、逃げるドレスの少年。そこから舞い落ちる花びらが、地に這う黒薔薇を次々に消していく。それを見た黒薔薇の少女は、ますます目を輝かせた。
「壊シ、散ラシ、終ワラセル為ノ黒薔薇ガ、逆ニ散ラサレテシマウナンテ。コレガ、プリンセスノチカラ……!」
もっと知りたい、理解したいと黒薔薇の少女はドレスの少年に手を伸ばす。
「コノ国ヲ壊シタラ、アナタヲ丁寧ニ捕マエテ、少シズツ分解シテアゲル。ユックリト、丁寧ニ。私ガアナタヲ理解スルマデ、目ヲクリ抜キ手足ヲ引キ抜イテモ、絶対ニ生カシテアゲル。フタリデ、幸セニ暮ラシマショウネ……!」
「そんなのぜってー嫌だ!!」
喘ぎながら、伸ばされた手を掻い潜り、さらに空高く飛翔しながら、少年はチラリと地を見る。
(「あの黒薔薇でみんな眠らされちまった……なんか知らねーけど、俺が翔んでる時に出る花びらであの黒薔薇消せるみたいだし、俺が頑張って翔んでみんなを助けねーと……!」)
拳を握る少年。その決意を知ってか知らずか。黒薔薇の少女はオウガに指示を出す。
「イタズラ好キナウサギサン、アノ子ヲ捕マエテ」
「了解だウサ~ッ!!」
その声と共に、巨大化したバニースーツの兎型オウガの群れが少年の前に立ち塞がった。
●
「女装少年プリンセスVS男の娘バニーっすよ!!」
グリモアベースで雨月・雨莉(は何もしない・f03581)が興奮ぎみにまくし立てた。何がなんだか分からなかった。は? みたいな顔をする猟兵たちの視線に我に返った雨莉は、恥ずかしそうに咳払いして続けた。
「すいません……興奮し過ぎました……えっと、猟書家の話なんすけど」
どうやらアリスラビリンスにある、平和な「不思議の国」に幹部「エンデリカ」が、鉤爪の男の目論む「超弩級の闘争」を実現すべく攻めいったらしい。
「オウガの軍勢と、この国に侵食させた『黒薔薇』と一緒に、っすね」
厄介なことに、この「黒薔薇」には住民たちを眠らせ、その上を歩くオウガ達を強化する効果がある。ゆえに、この国の住民はみんな眠らされてしまった。
「ですが、この国を治めるプリンセスが『ドレスアップ・プリンセス』で飛翔している時に出る花びらには、なぜか『黒薔薇を消し去る効果』があるみたいなんす! なんで、翔び回ってるプリンセスを守りながらオウガ達を撃退しましょう、っつー依頼っす」
実際、敵は黒薔薇でパワーアップしている。プリンセスに消してもらわないと、勝利は難しいだろう。
「幸い、皆さんに向かってもらう不思議の国のプリンセスはこのことに気付いてるみたいで、今まさに一生懸命上空を翔び回ってるところっすね」
それは話が早くていい。いいんだが、かのプリンセスはプリンセスではあっても猟兵ではない。このままでは遠からず捕まってしまうだろう。
「早く助けに行かないとっすね! っつーわけで皆さんに助けてもらいたいプリンセスなんすけど……なんと……これが……ゴスロリみたいなドレス着た……女装少年なんすよ!!」
めっちゃ目を輝かせて言う雨莉。……うん。これでようやく最初の雨莉の発言と繋がってきた、と話を聞いていた猟兵達がこめかみを押さえる。
興奮気味に語る雨莉の発言を要約すると、この女装少年プリンセスは名をトキといい、アリス適合者であるらしい。でもってある日、とある不思議の国に迷いこんだところ、怪我をした愉快な仲間を発見。放っておけず手当てしたところ、「なんてやさしく美しい心の持ち主なんだ! 君こそプリンセスだ!」とえらく感激され、やんややんやと持ち上げられているうちに本当にこの国を治めるプリンセスに祭り上げられてしまったらしい。
「ちなみに女装は元々してたってわけじゃなくて、プリンセスになってかららしいっす」
雨莉が注釈を入れる。プリンセスになったからって必ずしも女装しなくちゃいけないってこともないだろうに、変なところで真面目な少年だ。不本意女装もなかなかオツなものっすよね、とキラキラした瞳で語る雨莉の台詞は聞き流し、猟兵達は次の言葉を待った。女装少年プリンセスVS男の娘バニーってことは次に来るのはつまり。
「んで、今このトキくんを襲ってるオウガがイタズラ好きなウサギさんズになりますね。他人を困らせることが大好きな、バニースーツのかわゆい男の娘オウガっす」
ですよね、と猟兵達は嘆息する。まあ、要するにまずはこの男の娘バニー(イタズラ好きなウサギさん)達を倒す必要があるってことだ。
「せっかくの男の娘バニー倒しちゃうのも勿体ないっすけどね」
残念そうに雨莉が言うが、そこはどうでもいい。
「で、男の娘バニーズ倒したら幹部『エンデリカ』のお出ましっす。呪われし黒薔薇の精霊……まあ少なくとも外見は黒薔薇ドレスのロリっす」
ロリかよ。という突っ込みはさておき、可愛らしい外見とは裏腹に、彼女は幹部に相応しい強さを持っている。さらには……。
「どうもエンデリカはプリンセスを捕らえて理解するために分解……するのを目論んでるっぽくて……」
いやフツーに怖えーよ、と身震いし、
「せっかくの女装少年プリンセスを分解されるなんて嫌っすよ、絶対トキくん守ってくださいね……!」
と雨莉は念押しする。どうやら今回は最初から最後まで空飛ぶプリンセスを守り続ける必要がありそうだ。
「ちなみになんすけど、エンデリカ倒すと倒した場所にアリス適合者が元の世界に戻る『自分の扉』が現れるっすよ」
……あれ、てことは幹部倒したらトキくん元の世界に帰れるのでは……? 猟兵達の疑問に、雨莉は首を捻る。
「ん~どうなんでしょうね、正直帰ることで女装少年プリンセスじゃなくなっちゃうのは惜しげふんげふん……もとい、国を治めるプリンセスがいなくなっちゃうのは国の住人も困るでしょうし……でも本人は帰りたいかもだし……まあ、それは幹部倒した後で本人が決めることってことで」
まずはトキくんと不思議の国を救いましょ! と、雨莉はウキウキ顔でなぜかメイド服やらワンピースやらチャイナドレスやら、女物の服ばかり次々にテーブルに並べていく。あれなんで……? という猟兵の当然の疑問に、雨莉はめちゃくちゃいい笑みで答えた。
「だって、今から行ってもらう不思議の国、『女装の国』っすから」
………なるほど女装少年プリンセスはそういうわけか。
ライ麦
お久しぶりです、ライ麦です。
女装少年プリンセスと男の娘バニー、どっちが好きですか? 私はどっちも好きです。どうでもいいけどOPに私の考える女装少年と男の娘の違いが出てますね。
以下詳細です。
●成功条件
空飛ぶプリンセスを守りながら敵を倒す。
一章二章共通です。プリンセスを守りながら戦うとプレイングボーナスがつきます。
●プリンセス
トキという名のアリス適合者。歳は15歳ほど。黒髪縦ロールはかつらです。
なんやかんやで女装の国を治めるプリンセスに祭り上げられてしまい、本人としては不本意ながら女装している。しかしながら国の住人のことは大切に思っており、口は悪いがプリンセスに相応しい優しい心の持ち主。
●女装の国
男性は女装して過ごすしきたりのある不思議の国。女性は自由でいいらしい。なんでや。
尤も参加者の皆様につきましてはこの国に住むわけではないので、女装は必須ではないです。女装しなくても特にプレイングが不利になるようなことはありません。逆に女装しても特別有利にはなりません。私と雨莉が喜ぶだけです。パフォーマンス的なものとお考えください。
以上です。
それでは、皆さんのプレイングを心よりお待ちしております!
第1章 集団戦
『イタズラ好きなウサギさん』
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POW : 大怪獣ウサゴンだウサ~ッ!!
【自身の身体】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
SPD : 逃げるが勝ちウサッ♪
技能名「【逃げ足】【ダッシュ】【ジャンプ】【残像】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
WIZ : 子供からやり直しちゃえウサッ♪
【首から下げた懐中時計】から【周囲の時間を巻き戻すサイキックウェーブ】を放ち、【対象の肉体、精神年齢を急速退行させること】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:ねるとら
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
マヒロ・ゾスティック
勿体ないって言うなら素直にやっちゃおう♪
過去の敵は倒すしかないけど、やりようはあるよね♥
てわけで『受け入れの衣』を変化させて女装な恰好でいこ
どんな服に見えるようになるかはお任せしちゃうよ!
キミがプリンセス?
ふんふん……いっそもう堕ちてもいいのにぃ♥
でも恥じらいが残ってるのもいいね!
ボクにはもう残って無くてこの美貌で愉しむ事しかないからね!
自由自在ベルトによる◆捕縛や機関銃の◆制圧射撃で
素早いウサギを視認できるくらいに一瞬でも止めて大体見たらUC発動!
バニー男の娘奴隷悪魔を召喚し同じUCで同じスピードにして相手に組み付かせる
後は敵の方だけ手裏剣で◆暗殺
よくできたね♪
後でたっぷりご褒美してあげる♥
「勿体ないって言うなら素直にやっちゃおう♪ 過去の敵は倒すしかないけど、やりようはあるよね♥」
男の娘バニー(イタズラ好きなウサギさん)の群れを見、マヒロ・ゾスティック(堕ちし快楽の淫魔忍・f31759)は蠱惑的な笑みを浮かべる。
というわけで、まずはこの国の作法に乗っ取り『受け入れの衣』を女装の格好に……具体的にはプリンセス繋がりでかぐや姫のような和装に見えるように変化させる。そして上空を見上げ、飛び回っているプリンセスらしき姿を見つけると声をかけた。
「ねぇ~、君がプリンセス?」
「え、なんだまた新手か……!? かぐや姫??」
振り向いたトキは、見慣れぬマヒロの姿に目を白黒させる。とりあえず違うよ、助けに来たんだよ、と説明して、マヒロはじっとトキの姿を頭のてっぺんから爪先まで見回した。
「な……なんだよ?」
本人としては不本意な女装。じろじろと見られたトキは赤くなってスカートを押さえる。その姿にマヒロは、
「ふんふん……いっそもう堕ちてもいいのにぃ♥」
と小悪魔的な笑みを浮かべた。
「へっ!? あ、お、堕ちるってな」
真っ赤になって言いよどむトキ。でもたぶん、この場合の「堕ちる」の意味合いは分かってると思う。それをニコニコ、あるいはニヤニヤと眺め、
「でも恥じらいが残ってるのもいいね! ボクにはもう残って無くてこの美貌で愉しむ事しかないからね!」
と、マヒロは大きく両手を広げる。途端、彼の四肢から幾つものベルトが飛び出した。トキは目を見開く。
「え!? 恥じらいが残ってるとか残ってないとか、もしかしてお前もおと」
そっちかい。まあ確かにその通りなんだけど。トキは呆然としながら、自在に伸びるベルトの行方を目で追っていた。その先にいるのは男の娘バニーの群れだ。
「ちょ、このままじゃこっちが捕まっちゃうウサ!」
「逃げるが勝ちウサ~!!」
うねうねとこちらに迫るベルトを見たバニー達は、慌てて技能レベルを上げて逃げ出そうとする。
「させないよ?」
クスリと笑い、マヒロは自由自在ベルトに加えて機関銃による制圧射撃で相手の動きを阻害する。怯んだ一瞬、自由自在ベルトが確かにバニーの一体を捕らえた。
「な……でもこんなの効かないウサッ!」
尤も、黒薔薇で強化されている上にユーベルコードによる技能の底上げもある相手だ。捕らえられたバニーは一瞬でするりとベルトから脱け出す。だが、その一瞬。素早いウサギの姿を視認できるその一瞬があれば、マヒロには充分だった。マヒロは呟く。
「宝石魔眼『ルクスリア』、使わせて貰うよ。記憶も人格も能力も写しとり、でも存在と価値観はボクに従う奴隷の悪魔に改造する!」
淫魔忍法・口寄せ存在転写悪魔。マヒロが視認した対象の全てをコピーし、奴隷悪魔化した者を召喚する禁断の術。その口寄せに従い、イタズラ好きなウサギさんソックリのコピー……バニー男の娘奴隷悪魔が現れた。その奴隷悪魔に、マヒロは指示を出す。
「あのウサギさん達を捕まえて」
「了解だウサッ♪」
頷いた奴隷悪魔は、彼らと同じユーベルコードを用いて男の娘バニー達に迫る。
「え!? なんで!? 仲間が追ってくるウサ~!?」
元々頭の弱いウサギ達である。自分達ソックリの奴隷悪魔に混乱し、目を白黒させている間に、奴隷悪魔は彼らに組み付いて動きを止める。
「よくできたね♪」
マヒロは笑って、サクッと手裏剣で敵の方だけを暗殺。役目を果たした奴隷悪魔に、マヒロは
「後でたっぷりご褒美してあげる♥」
と妖艶な笑みを贈る。
「し……幸せだウサ~❤」
身も心もマヒロに従う男の娘バニーソックリな奴隷悪魔は、その笑みにとろけて目をハートマークにしたのだった。
成功
🔵🔵🔴
陽環・柳火
「その心意気、気に入ったぜ。姿形はどうであれ、中々の漢じゃねえか!」
「オラッ! そっちには行かせねえぞ!」
爆符『烈火乱れ咲き』の【弾幕】でウサゴン達をトキから引き剥がす
「……ったく、俺を見下ろしやがって! 大事なのは図体とか見た目とかじゃねえんだよ!」
あとは刀を【ブラッドガイスト】で強化し、【クイックドロウ】による居合いで切り裂く。また、護符装束を一部バラした護符を【化術】でトキの身代わりを作って狙われにくくする
トキが同類を見るような目をしたら
「言っとくけど、俺は女だからな? この装束も自前だし」
とゆーか、トキの格好も中性的な感じに折り合いつけられないもんかね?戦闘中だからあえて言わないが
住人を守るために飛び続ける。そのトキの姿に、陽環・柳火(突撃爆砕火の玉キャット・f28629)は大きく頷いて腕を組んだ。
「その心意気、気に入ったぜ。姿形はどうであれ、中々の漢じゃねえか!」
その心意気に応えるためにも。柳火は
「オラッ! そっちには行かせねえぞ!」
と、トキに迫るウサゴン達に爆符『烈火乱れ咲き』の【弾幕】を浴びせかけ、引き剥がす。
「ケホッケホ……な……なにをするウサ~ッ!」
「ちっちゃいくせに生意気だウサッ!」
弾幕に咳き込み、涙目になりながらバニー達は柳火を睨み付ける。その視線に柳火は舌打ちして、
「……ったく、俺を見下ろしやがって! 大事なのは図体とか見た目とかじゃねえんだよ!」
と悪態をつきつつ、自身の血液を代償に刀を殺戮捕食態に変化させる。そして、クイックドロウによる居合いで大きくウサゴンを切り裂いた。
「す……すげーっ! カッコイイ……!」
そこはやはり男の子。柳火の勇ましい太刀筋に、トキは見開いた目を輝かせる。一方で、
「ま、負けるわけにはいかないウサ……!」
「逃がしたらかんぶに怒られちゃうウサッ!」
と先ほど浴びた弾幕でよろよろしながら、何体かのウサゴンが再びトキに手を伸ばす。
「させるかよっ!」
素早く柳火は護符装束を一部バラした護符を化術でトキの身代わりに変化させ、本人を狙われにくくする。
「ウサ? なんか増えたウサ……」
頭弱いバニー達のこと。トキの身代わりに惑わされ、キョロキョロと困ったように辺りを見回している。それにほっと息をつき、トキは柳火に向き直った。
「ありがとな、おかげで助かったぜ」
それにしても、とトキはしげしげと柳火の姿を眺め、
「……お互い大変だなあ」
と同情するようにため息をついた。どうやら柳火のチンピラめいた態度から同類と思ったらしい。
「……言っとくけど、俺は女だからな? この装束も自前だし」
呆れたように突っ込む柳火に、
「えっ、そうなのか??」
またも目を白黒させるトキ。性別が迷子地帯である。
(「とゆーか、トキの格好も中性的な感じに折り合いつけられないもんかね?」)
内心そう思いつつ、戦闘中だし、とあえて言わずに柳火は再び刀を構えた。
大成功
🔵🔵🔵
テフラ・カルデラ
※絡み・アドリブ可
ふっふっふ…元々女装のようなものなのでこのままでも良いですが、イメチェンとしてかわいらしいメイド服を着て挑みましょう~
相手がイタズラ好きならばこちらもイタズラで対抗しましょうか♪
ユーベルコード【固化塗料粘液散布】発動!バケツに入った『無限に供給される浴びると固まる塗料(各種色揃っています)』をイタズラ好きなウサギさんに全身ぶちまけてドロドロカチカチに固めてあげますよ~!
複数人の敵に同じことをやりつつも、この国のオブジェとして置いてもよさそうですね…と思っていたり?
間違えてトキさんに浴びせないようにしないと…(フラグ管理はお任せします
「ふっふっふ……元々女装のようなものなのでこのままでも良いですが、イメチェンとしてかわいらしいメイド服を着て挑みましょう~」
その言葉通り、かわいらしいメイド服に身を包んだテフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)がイタズラ好きなウサギさん達の前に立つ。そう、相手は【イタズラ好きな】ウサギさんである。
「相手がイタズラ好きならばこちらもイタズラで対抗しましょうか♪」
ふふっと笑ったテフラはユーベルコード【固化塗料粘液散布】発動! バケツに入った『無限に供給される、浴びると固まる塗料(※各種色揃っています)』をとりゃー! と思いっきりウサギさん達にぶちまける!
「な!? う、動けないウサ~!!」
頭から固化塗料粘液をかぶってしまったウサギさんは、みるみるうちにドロドロカチカチの像と化す。それを何度もやるのだからたまらない。気付けばそこには色とりどりの男の娘バニーの像がいくつも立つことになっていた。その景色をテフラは、
(「この国のオブジェとして置いてもよさそうですね……」)
と内心少し興奮しながら眺めていた。何を隠そう、テフラは石化といった状態変化されたい特殊系ドMだった。
「間違えてトキさんに浴びせないようにしないと……」
ぶつぶつとフラグ立てつつ、テフラは再びバケツを手にし……地にこぼれた固化塗料に滑ってすっころんだ。宙に舞うバケツ。それは見事空飛ぶトキに命中……
「あぶねー!!」
すんでのところで避けたトキが叫ぶ。一級フラグ建築士のテフラだが、ギリギリフラグを折れたらしい。危なかった。
成功
🔵🔵🔴
オルヒディ・アーデルハイド
華麗なる姫騎士でプリンセスナイトに変身
トキさんは黒いゴシックアンドロリィタなので
同じようなゴスロリにも変身できるけど
白い天使をモチーフにしたスウィート・ロリィタに変身
サックスブルーをメインにお姫様よりも砂糖菓子のように甘い感じに変身
愛と勇気と希望を抱きしめてマジカルプリンセスナイト光臨☆彡
トキに並んで一緒に飛翔しながら護衛する
ボクはプリンセスナイト、プリンセスを護る存在だよ
女装?コスプレ?プリンセスにとって正装だよ
皇子系ロリィタもあるけど知らないんだね
恰好良いし似合ってるからそれでいいと思うよ
悪いイタズラ好きなウサギさんはやっつけちゃうぞ
『愛と勇気と希望を抱きしめてフェアクライドゥング』
詠唱と共に、オルヒディ・アーデルハイド(アリス適合者のプリンセスナイト・f19667)の魂の宝石、エーデルシュタインヘルツが輝いて、全身を包む。オルヒディがプリンセスナイトへと変身する、そのユーベルコードの名は華麗なる姫騎士(スプレンディッドリッター)。トキと同じような黒いゴシックアンドロリィタにも変身できるとはいえ、ここは白い天使をモチーフにしたスウィート・ロリィタに変身。サックスブルーをメインに、お姫様よりも砂糖菓子のように甘い感じで変身を遂げたオルヒディは、
「愛と勇気と希望を抱きしめてマジカルプリンセスナイト光臨☆彡」
とホフヌングランツェを片手にポーズをとる。そして、トキに並んで一緒に飛翔した。
「き、君は……?」
透き通る白い素肌にピンクのほっぺた。どう見ても見た目は美しく可愛らしい幼女のオルヒディに、トキはどこかドギマギしたように問いかけた。
「ボクはプリンセスナイト、プリンセスを護る存在だよ」
微笑むオルヒディに、
「そ、そっか…………プリンセス………プリンセスかぁ………」
とトキはなぜか浮かない顔になる。
「? どうしたの?」
首を傾げるオルヒディ。
「いや……俺、男なのにこんな格好して……こんな小さな子に護られて……なんか、情けないなぁって……」
うつむくトキに、
「女装? コスプレ? プリンセスにとって正装だよ」
オルヒディは首を傾げたまま言う。
「皇子系ロリィタもあるけど知らないんだね」
「え!? そうなの!?」
だったらそっちの方がちょっとはマシだったのに! と顔を覆うトキに、オルヒディは優しく語り掛けた。
「恰好良いし似合ってるからそれでいいと思うよ」
「え……? 格好良い……?」
予想外の言葉にトキが顔を上げる。うん、と頷いて、オルヒディはすっと前を見据えた。大分数を減らしつつあるとはいえ、イタズラ好きなウサギさん達はまだトキを捕らえるのを諦めてはいない。
「悪いイタズラ好きなウサギさんはやっつけちゃうぞ」
そう言って、オルヒディは希望をもたらす美しき白銀の槍を敵の群れに突き付けた。
大成功
🔵🔵🔵
砂月・深影
他人のために動ける人を、自分の欲を満たすために分解させるわけにはいかない!
……見た目に関しては僕も人のことは言えないし、まして彼は好きでやってるわけじゃなさそうだし何も言わないよ
今回は空中戦メインで戦う
トキに攻撃がいくようなら身を挺してかばう。それとおびき寄せも使って敵の注意をこちらに引き付けるよ
攻撃には残像やフェイントも使って動きが読まれないように気をつける
敵の攻撃は武器受けやオーラ防御で防いでいくけど、タイミングが合えばカウンターを入れていきたいかな
敵が巨大化するなら【大操舞活劇】で対応。大きくなった相手ならこっちの方が対処しやすそうだしね
「他人のために動ける人を、自分の欲を満たすために分解させるわけにはいかない!」
砂月・深影(寒空に光る銀刀・f01237)は決意を胸に、オラトリオの翼で空へと羽ばたく。そう、他人のために動ける人は尊い。たとえそれがゴスロリ女装でも。……うん。
(「……まぁ、見た目に関しては僕も人のことは言えないし、まして彼は好きでやってるわけじゃなさそうだし何も言わないよ」)
自らも王子系ゴスロリのようなファッションの深影は、ちょっと遠い目をしつつそう思う。それはともかく、と深影は気を引き締めた。今優先すべきはプリンセスの護衛だ。実際、他の猟兵の手を逃れたウサギが今まさに、トキに向かって雷を放とうとしていた。
「危ないっ!!」
咄嗟にその間に割り込み、身を挺してかばう。
「ちっ、あと少しだったのにウサ~!!」
トキへの攻撃を防がれ、地団駄を踏むウサギ。トキがハッとこちらを見る。
「悪りぃ、かばってもらっちゃって……大丈夫か?」
こちらの身を案ずるトキに、
「大丈夫、任せて」
と軽く微笑み、深影は刀を構える。
「さあ、お前達の相手は僕だ!」
技能も使ったおびき寄せ。単純なウサギ達は、
「負けないウサ~ッ!」
とわらわら飛ぶ深影の下に集まってくる。そんなウサギ達を、深影は残像やフェイントも絡めた攻撃で翻弄し、自らの動きも読まれないようにする。
「む~! ちょこまかとうざったいウサ~!」
ムキー! と腕を振り回しつつ、ウサギ達はやけくそのようにめくらめっぽう雷を放ってきた。それを武器受けやオーラ防御で防ぎつつ、タイミングが合えばカウンターを入れていく。次第に押されていくウサギ達。
「こ、このままじゃ負けちゃうウサ! こうなったら……大怪獣ウサゴンだウサ~ッ!!」
冷や汗をかいたウサギは、最後の一手として自身の身体を巨大化させる。しかし、それも想定内のこと。対処は既に考えてある。深影は手を掲げた。
「さあ、とっておきの劇を見せてあげるよ!」
その声と共に、自身の身長の2倍の【綺麗なからくり人形】を召喚する。
「へっ!? あっちからもおっきいの出てきたウサ!?」
驚くウサギを尻目に、からくり人形は深影の動きをトレースし、巨大刀を手にバサバサと敵をなぎ倒していく。気付けば、イタズラ好きなウサギは大きくその数を減らしていたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ドゥルール・ブラッドティアーズ
【ソロ希望・POW】
いや~ん、男の娘バニーだなんて最高ぉ♥
お姉さんとイイコトしましょ♥
『欲望解放』で裸になり
彼らを【誘惑・催眠術・全力魔法】で魅了♥
プリンセスの安全確保にも繋がるわ
魅了されなかった子が巨大化しても
愛欲が昂り超強化された私の
【念動力・マヒ攻撃】で金縛りにし
レオタードの中に侵入
【属性攻撃】の雷で胸の先端を刺激したり
お尻の穴に水を注いで前立腺を刺激♥
最後は大きな棒に全身を擦り付けながら
先端を舌で【慰め・生命力吸収】
さっき魅了した子達も股間にテント張って苦しそう♥
全身に付いた白濁液を掬って舐めながら
豊満な胸とM字開脚で誘惑し【大食い】よ♥
もっと欲しいの……♥
貴方達のも、味わわせて……♥
「いや~ん、男の娘バニーだなんて最高ぉ♥ お姉さんとイイコトしましょ♥」
残り少ないウサギ達を前に、ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)は舌なめずりした。
「? イイコトって何ウサ?」
元より頭弱いウサギ達はよく分かってないようで首を傾げる。
「そ・れ・は……こういうコトよ♥」
ウインクしてドゥルールは欲望解放(ネイキッド・フリーダム)! アウトな部分だけは月下香の花弁で覆われた全裸の姿に変身(?)した。
「すご~い、一瞬で服脱げたウサ~ッ!」
「手品みたいウサッ!」
ウサギ達は馬鹿だった。これから何が起こるかも知らずに、単なる早脱ぎ芸見るみたいに目を輝かせていた。それはそれで調教のし甲斐があるわ、とほくそ笑み、ドゥルールは両手を広げる。
「さぁ、アナタ達も一緒にキモチ良くなりましょ……♥」
その言葉と共に、誘惑・催眠術・全力魔法と三つもの技能を用いウサギ達を魅了する!
「あれ……? なんか……体が……熱くなってきたウサ……」
「なんか……ヘンな感じがするウサ……」
ドゥルールの魅了をくらったウサギ達は、目をとろんとさせるやら、急にもじもじしだすやら。一様にドゥルールを熱っぽい視線で見つめている。
(「これならプリンセスの安全確保にも繋がるわ」)
ドゥルールはふふっと笑うが、それは建前であってどっちかというと彼女の趣味な気がする。トキの方は真っ赤になって全力でそっぽ向いてるし。
「そ、そんな魅了なんかに負けないウサ……!」
一方、奇跡的にドゥルールの魅了から逃れた一体のウサギは、ハァハァと荒い息を吐きながら最後の力を振り絞って巨大化していた。だが、愛欲が昂り超強化されたドゥルールの敵ではない。むしろいい的だった。
「あら、強情なコもいるのね? 嫌いじゃないわ……♥」
すぐに堕としてアゲル♥ とドゥルールは念動力・マヒ攻撃で巨大化したウサギを金縛りに! そして動けずにいる間にレオタードの中に侵入。
「ひゃぁぁ! ど、どこ入ってるウサ!?」
レオタードの中でうごめくドゥルールの感覚に、真っ赤になってジタバタするウサギ。お構いなしにドゥルールは(※以下、マスター判断でアウトな部分は伏字でお送りします。これ全年齢向けのゲームなんで!)、属性攻撃の雷で胸の先端を刺激したり、【ピー】に水を注いで【ピー】を刺激♥
「ひゃぁぁん♥ 何、これ……こんなの、初めてウサ……♥」
初めての感覚に喘ぎながらビクッ♥ と身をくねらせるウサギ。そろそろフィニッシュね、とドゥルールは最後に大きな棒(※棒。棒ったら棒)に全身を擦り付けながら、先端(どこの?)を舌で慰め、生命力吸収!
「も、もうダメ……イっちゃうウサ~~~~!!」
生命力を吸われたウサギは絶叫して昇天した(二重の意味で)。それを満足そうに眺めたドゥルールは、次はさっき魅了したウサギ達にターゲットロックオン。
「あらあら、テント張っちゃって苦しそうね♥」
どこに、とは言わないが。今ラクにしてアゲル♥ とドゥルールは、全身に付いたなんか白い液体(※ヨーグルトかなんかってことにしといてください)を掬って舐めながら、豊満な胸とM字開脚で誘惑し、大食い♥
「もっと欲しいの……♥ 貴方達のも、味わわせて……♥」
熱い吐息を吐きながら、ドゥルールはウサギ達と絡み合う。ドゥルールが満足する頃には、ウサギ達は全て天国にイッていたのだった。
成功
🔵🔵🔴
第2章 ボス戦
『エンデリカ』
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POW : 咲キ誇リナサイ
自身の【体を茨に侵蝕させること】を代償に、【機械の翅から召喚する黒薔薇蝶々の群れ】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【黒薔薇に体の自由を奪われる呪いの鱗粉】で戦う。
SPD : コレガ「自由」ノ形
【機械に侵蝕された姿】に変身し、武器「【機械仕掛けの翅】」の威力増強と、【羽ばたき】によるレベル×5km/hの飛翔能力を得る。
WIZ : ドウゾオ静カニ
自身の装備武器を無数の【戦意と生命力を奪う黒薔薇】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
イラスト:ろまやす
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠メリー・アールイー」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
砂月・深影
これがトキを狙う猟書家だね。姿は可愛らしいけど、心根は恐ろしいね。
トキ、君は僕が守り抜いてみせる!……男女が逆転してる気がするけど気にしない
先ほどと同じようにトキをかばいながら空中戦メインで戦う
攻撃はフェイントや残像も使って相手に動きを読まれないようにするよ
防御は見切りや第六感を使って出来る限り避けたり、武器受けやオーラ防御でダメージを抑える。もちろん避ける時はトキにその攻撃が当たらないように気をつける
【紅蓮烈斬】やその炎で相手の茨や蝶を燃やせるか試してみたいかな。無理なら時折攻撃パターンの中に入れて相手を撹乱させようか
他の人との絡み・アドリブOK
ウサギ達を全て倒した猟兵達。その前に、機械の翅を持つ黒薔薇の少女が静々と進み出てきた。
「イタズラ好キナウサギサン、壊レテシマッタノネ」
さして残念でもなさそうに、機械的な声で呟いた少女―エンデリカは、ナラ、とつと飛び回るトキに目をやる。
「アノ子ハ私ガ捕マエル」
そう言って、機械に侵蝕された姿に変身し、機械仕掛けの翅を羽ばたかせるエンデリカ。その前に、砂月・深影(寒空に光る銀刀・f01237)が立ちはだかった。
「これがトキを狙う猟書家だね。姿は可愛らしいけど、心根は恐ろしいね」
そう言いつつ、深影は抜刀し、切っ先をエンデリカに突き付ける。
「トキ、君は僕が守り抜いてみせる!」
……うん。男女が逆転してる気がするけど気にしない。遠い目をしたのは一瞬で、深影は颯爽とフェイントや残像も交えながら、エンデリカに刀を振るう。
「猟兵……邪魔ヲシナイデ」
その攻撃に五月蠅そうに首を振り、エンデリカは自身の体を茨に侵蝕させる。それを代償に、機械の翅から黒薔薇蝶々の群れを召喚した。その群れは、深影に向かって呪いの鱗粉を降りかけ攻撃する。それを第六感で見切り、それでも避けきれない分は刀やオーラで防御し、ダメージを抑えた。
「猟兵、シブトイ……デモ」
プリンセスナラ、とスッと指をトキに向けるエンデリカ。途端に、黒薔薇蝶々の群れはトキの方に向かう。
「行かせない! 紅蓮の炎に焼かれろ!」
すかさず深影はその前に回り込み、炎を纏わせた刀の斬撃を振るう。放たれた紅蓮の炎は、黒薔薇蝶々の群れを燃やし尽くし、灰へと変えた。
大成功
🔵🔵🔵
リグ・アシュリーズ
来たわ!助っ人はいるかしら!
共闘はよろこんで、でもセクシーな展開はご勘弁を!
トキちゃん、もといトキくん。あの子を守りながら戦えばいいのね!
私、空飛べないけど、何とかするわ!
呪いの鱗粉を深く吸わないよう、口にマントで当て布を。
狙撃銃とサブマシンガンを散発的に織り交ぜ、
エンデリカさんを木々の生い茂る方へ追い込むの。
弾は命中しなくてもOK、侮ってくれた方が好都合。
もしトキくんが襲われそうなら様子見せず、黒剣で斬りかかるわ!
相手が弾道に慣れた頃に、狙撃銃で一発目を。
それまでと違って、確実に当て。
続く二発目は炸裂弾、どっかんビリビリさせて
仲間が攻め入る隙を作るわ!
キツイの一発、お見舞いしちゃって!
火土金水・明
「何はともあれ、猟書家の作戦の邪魔はさせてもらいます。」「そんなに女装した男性に興味があるのなら『鉤爪の男』に女装をお願いすればいいのに。」(立ち位置は、いざという時に狙われた「トキ」さんを【かぼう】事ができる位置です。)
【WIZ】で攻撃です。
攻撃方法は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【フレイムランス】で、『エンデリカ』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【見切り】【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでもダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等はお任せします。
エンデリカと戦う猟兵達。その元に、
「来たわ! 助っ人はいるかしら!」
とリグ・アシュリーズ(風舞う道行き・f10093)も駆けつけてきた。さらに、
「何はともあれ、猟書家の作戦の邪魔はさせてもらいます」
と火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)も。頼れる助っ人たちは空飛ぶトキとそれを追うエンデリカを見上げる。
「トキちゃん、もといトキくん。あの子を守りながら戦えばいいのね! 私、空飛べないけど、何とかするわ!」
おっけー! とグッと親指を立て。リグは呪いの鱗粉を深く吸わないよう、口にマントで当て布をした後、狙撃銃とサブマシンガンを散発的に織り交ぜ、エンデリカを撃つ。尤も、高度の関係もあり、またエンデリカ本人の強さもあってか、それは中々当たらなかった。しかし当たらなくても良し、侮ってくれた方が好都合。
事実、下から狙撃されているという状況は、たとえ当たらなくてもトキを追うエンデリカにとって好ましくなかった。次々に飛んでくる弾を避けながら飛ぶのは神経を使うし、単純に音や弾で気が散る。次第に苛立ってきたらしいエンデリカは、先に猟兵を片づけた方が得策とついに一度トキを追う手を止め、猟兵達の方に振り向く。
「五月蠅イ……猟兵……『ドウゾオ静カニ』」
すっとエンデリカが手をこちらに向ける。瞬間、彼女の装備武器が無数の戦意と生命力を奪う黒薔薇の花びらに変わり、猟兵達に襲い掛かってきた。その花びらは明の身体を覆い……
「残念、それは残像です」
スッと別の場所から明本人が現れる。攻撃を見切り、残像やオーラ防御で防いでいたらしい。花びらを退けた明はやれやれ、というようにため息をついてエンデリカを見上げる。
「そんなに女装した男性に興味があるのなら『鉤爪の男』に女装をお願いすればいいのに」
「女装シタ男性……? 違ウワ、私ガ欲シイノハ、プリンセスノチカラ……!」
邪魔ヲシナイデ、とエンデリカがこちらに向かってくる。その体に、リグは今度は狙撃銃で確実に一発目を当てた。
「ッ! ……デモコノクライ、ナンテコトナイワ……」
命中した腕を擦りつつ、なおもこちらに向かってくるエンデリカに、リグは大げさに目を見開いてみせた。
「そんな、効かないの!? ――なんて。油断、したかしら?」
くすりと笑い、リグは次に炸裂弾を放つ。高威力高命中のそれは確実にエンデリカを捉え、大きな衝撃を与えた。
「……!? ウ、動ケナイ……!」
そう、今のは敵を5秒間衝撃で動けなくする炸裂弾。仲間が攻め入る隙を作ったリグは、意気揚々と明に告げる。
「さぁ、キツイの一発、お見舞いしちゃって!」
「ありがとうございます。助かります」
頭を下げた明は、動けないエンデリカに向かって幾つもの炎属性の魔法の槍を放つ。継続ダメージと鎧無視攻撃と貫通攻撃、さらにフェイントも絡めたフレイムランスだ。モリモリに盛った魔法の槍、これはキッツイ。それを身に受けたエンデリカは声にならない叫びを上げる。
「少しでもダメージを与えて次の方に」
全然少しじゃないダメージを与えた明は、そう言って次の猟兵にバトンを繋いだ。
大成功
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陽環・柳火
「出てきやがったか元凶が!」
黒薔薇蝶々の群れは『烈火乱れ咲き』による火【属性攻撃】の【弾幕】を【全力魔法】で叩き込み、【焼却】する。鱗粉の呪いが飛んでこないよう、【破魔】の力を込める
「どうだ! ぶち燃やしてやったぜ!」
魔力切れをしても【屍塊転燃】で『にゃんジュール』を吸って魔力補給
「押してもダメなら押し潰せだ! 烈火乱れ咲き・満開!!」
最大火力をぶつけてやる
「男らしさってのは見た目とかじゃねえんだ。お前の生き様で決まるもんさ」
帰るか残るかはトキが決めればいいさ。
「俺達は人生の先輩として、手本となれるような生き様を示すだけさ。……言っとくけど俺、お前より年上だし成人してるからな」
「出てきやがったか元凶が!」
陽環・柳火(突撃爆砕火の玉キャット・f28629)は爆符『烈火乱れ咲き』を手にエンデリカの前に立つ。ようやく動けるようになったエンデリカは柳火を睨みつけた。
「猟兵……許サナイ……」
咲キ誇リナサイ、と再び自身の体を茨に侵蝕させたエンデリカは、機械の翅から召喚した黒薔薇蝶々の群れを柳火に向かって放つ。その群れに、『烈火乱れ咲き』による火属性攻撃の弾幕を全力魔法で叩き込み、焼却する柳火。破魔の力を込めたおかげで、鱗粉の呪いも飛んでこない。柳火は胸を張った。
「どうだ! ぶち燃やしてやったぜ!」
「強気……デモ、イツマデ持ツカシラ……?」
不敵に笑い、再び黒薔薇蝶々の群れを召喚するエンデリカ。どうやら柳火の魔力切れを狙う作戦らしい。させるかよ、と柳火はすかさずにゃんジュールを取り出した。
「エネルギーチャージといこうじゃねえか!」
そして【屍塊転燃】でじゅるじゅるにゃんジュールを吸って魔力補給! 全身に魔力がみなぎり、好物のかつお味でやる気も倍増。よし! と口を拭った柳火は、
「押してもダメなら押し潰せだ! 烈火乱れ咲き・満開!!」
と再び烈火乱れ咲きで火属性の弾幕を全力魔法で叩きつける。屍塊転燃により戦闘力が増加した状態での全力魔法だ。まるで花火のように、次々に火属性の符が燃え上がり、炎の弾幕となって黒薔薇蝶々の群れとエンデリカを襲う。
「キャァアア!」
ただでさえ重なる猟兵達の攻撃に弱ってきていたエンデリカだ。炎に包まれた彼女は、恨めしそうにトキに向かって手を伸ばす。
「私……私ハ……プリンセスノチカラト、アナタヲ……」
どうするつもりだったのか。最後まで言い終えないうちに、黒薔薇の少女は灰と化して散っていく。そして、彼女が立っていた位置に一つの扉が現れた。
「……やった? やったのか?」
空を飛んでいたトキが、おそるおそる地に降り立つ。
「ああ、やったぜ。この国を襲った元凶は俺達猟兵が倒した」
頷く柳火に、トキは震える手を握りしめてガッツポーズした。
「やった……やったぞー!」
本当にありがとう! と笑顔で礼を言ったトキは、ふとそこに立つ扉に気付いて首を傾げる。
「……あれ? その扉は……?」
「ああ、なんかこの扉で元の世界に帰れるらしいぞ?」
柳火の言葉に、トキは目を見開いた。
「帰れる……帰れるのか!? 俺も……」
トキはアリス適合者だ。突然、別の世界からこの世界に、アリスとして、オウガの食料として召喚されてきた存在。女装の国なんかに迷い込んでしまったせいで、不本意ながらにプリンセスとして女装してこの国を治めるハメにもなってしまい、きっと迷惑していたはずだ。帰れるものなら帰りたいかもしれない。でも。いざ「元の世界に帰る」という選択肢を突き付けられたトキは、迷うように眉根を寄せていた。
「帰れる……帰れるのか……でも……」
悩むトキの背を、柳火は優しくポンと叩いた。
「帰るか残るかはトキが決めればいいさ」
そして、笑って言う。
「男らしさってのは見た目とかじゃねえんだ。お前の生き様で決まるもんさ」
「生き様……」
柳火の言葉に、トキは目を瞬かせる。
「ああ。俺達は人生の先輩として、手本となれるような生き様を示すだけさ」
頷く柳火に、トキは生き様か……と自身の手のひらに目を落として暫し考え込んでいた。やがて、何か決意したように手を握り、面を上げる。
「……あのさ、やっぱり俺、ここに残るよ。国民のことも心配だし、それに、助けてくれた皆……猟兵? っていうのか? 皆格好良かったから……俺も皆みたいに、誰かを守れるくらい、強くなりたいんだ」
「そうか。それもいいと思うぞ」
頑張れよ、と拳を挙げる柳火に、トキは笑って拳を合わせる。
「本当にありがとう……君、小さいのにしっかりしてるんだな」
「……言っとくけど俺、お前より年上だし成人してるからな」
「え」
本日何度目かの驚き。目を剥くトキの元に、
「姫様~!!」
「プリンセス~~~! ご無事ですか!?」
と目を覚ましたらしい国民達が駆け寄ってくる。
「ああ、猟兵の人達が助けてくれたおかげだ」
頷くトキに、よかった、本当によかったと涙を零して喜ぶ国民達。その国民達の服装が、老若男女筋骨隆々なの問わずにみんなメイド服やらワンピースやらフリルドレスやら、女物ばかりなのは一種異様な光景だった。ちょっと目を剥きつつ、まぁ色んな文化があるよな、と納得して、猟兵達は平和になった女装の国を後にする。機会があればそのしきたりの理由を訊いてみたいと思いつつ。
大成功
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最終結果:成功
完成日:2021年02月27日
宿敵
『エンデリカ』
を撃破!
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