6
もりもり食べよう

#UDCアース

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#UDCアース


0




●むっしゃあ!!!
 殺せば焼ける。焼けたならば喰えるものだ。
 愛すべき仔を撫でるように。愛すべき仔を産むが為に。
 紙の世界に孕む為に。
 私も僕も腹を満たす。
 同物同治さ。総ては我等の脳味噌の為。
 描くが故に捕食するのだ。
 なんて素敵な真実なのだろう。
 なんて素敵な才能の使い方なのだろう。
 此れが上達する最短の道なのだ!
 もりもり。もりもり。食べようか。
 ああ。とても。はら。へtあ。ので。
 うで、くtあ。ました。

 かみえし、うまい。

●芸術は美味だ
 グリモアベースにて招集された猟兵はロバート・ブレイズ(冒涜翁・f00135)の面を見る。刻まれた皺は常の如く真剣で手元のメモ帳を開き始めた。
「緊急事態だ。否。此度の場合は手遅れに近い。UDCアースの某所で酷い噂が流れ『それ』を実行する莫迦な連中が出現したのだ。掲示板を通して拡散されたものは『芸術家の利き腕を喰えば上達する』と滑稽な類。されど此れを現に成すのが邪どもの厄介な部分よ。実際、被害に遭った絵描きは利き腕を失くし命辛々逃れられたらしい。最悪、死人が出る事件だ。猟兵たる貴様等には阻止――確実に噂を流した物体も貌を晒すだろう――片付けてほしい。ああ。他にも奇妙な、断片的だが視えたものが一個。林が蠢く光景だ。輪郭的には木々に違いないが、此れも何らかの『オブジェクト』だろう。説明は以上だ。貴様等の活躍、期待して待って在るぞ」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 焼き肉よりもステーキ派です。
204




第1章 冒険 『神絵師 利き腕 焼肉 食べたい』

POW   :    焼肉屋で直接現場を押さえる

SPD   :    噂の出所を探る

WIZ   :    神絵師と呼ばれる人物の情報を得る

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

弥刀・一二三
人の特技(生き甲斐)奪うよな場所食うんは許されへんどすな
機械弄りが生き甲斐の身として腕を食われた苦しみは察するに余りある
大体、上手い人間の腕食って上達すんなら誰も苦労せんどすわ
林が蠢くという光景は何か?
神絵師から腕食ったヤツの特徴等情報を傷付けんよう聞き
周囲の聞き込みから特徴と一致する犯人の行動を統計し次の犯行場を推測
同時に噂の出処も探りながら、途中美味そうな焼肉屋で現れるか待ちながら肉を食う
「人は食わんどすが、肉、肉、言われると食いたなりますわ…て、焼肉屋に来んどすか?」
食われた者と特徴の似た者の捜索と監視



人の特技(生き甲斐)奪うよな場所食うんは許されへんどすな――機械弄りが生き甲斐な弥刀・一二三(サイボーグのスターライダー・f10459)が京都弁で頷いた。上手い人間の美味い部位を貪って上達するならば誰も苦労はしない。数多の世界が存在するのだ。人間の『部位』など幾等でも増殖可能だろう。酷く冒涜的な考えだが、種族の壁は壊せると思うべきで――林が蠢くという光景は何か? 情報収集の為に向かった先は腕を喰われた神絵師の部屋だ。入院中の人物は絶望の為に痩せ細り、地獄のような日々を送っている。声を掛けても無反応。ぶつぶつと。はやし、はやしと鳴くだけだ。神絵師と呼ばれる存在も林を視たのか。幻覚なのか――妙な囁きを聞き取って続いた場所は焼肉屋。犯行現場は『何故か』繁盛しており、店員の貌は張り付けた笑顔のようで、恐ろしい雰囲気を纏う。
「人は食わんどすが、肉、肉、言われると食いたなりますわ…て、焼肉屋に来んどすか?」
 周囲に神絵師のような人物は存在しない。皆肉を咀嚼して微笑むものだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

テラ・ウィンディア
倒した者の肉を食べて力と成すという考えは確かに必要かもしれないが
それは戦士としての在り方だし
毒を持つ奴を食っても毒に食われるだけだ
まして…かみえしってのの腕を食ったらかみえしが絵が書けなくなるじゃないか
おれ達よりも進んだ世界なのに…なんでそんな事信じちまうんだろうな

焼き肉食べに行くぞー

という訳で一人焼き肉を食べながら周囲の様子を眺めるのだが…何かおれ変か?(一人焼き肉をする十歳児はシュールかも

それでも戦闘知識と第六感からそうして襲ったりとかする奴らの気配…そして何よりそういう立ち回りや動きの把握に努めるぞ

しかし…やっぱり肉は焼いてこそだよなー(ちゃんとご飯も美味しく食べるのだ



倒した者の肉を食べて力と成す。考えとしては正しい。人間の脳味噌が到達する一種の頂だろう。戦士の在り方だと頷くテラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)は焼肉屋から漂う匂いに腹を鳴らした。毒を持つ存在を喰っても毒に蝕まれるだけだ。何方にせよ『かみえし』の腕を喰らうのは間違いだろう。本人が生存していて、未だ『絵』を描ける状態ならば尚更だ。しかもUDCアースは世界的にも発展した空間、エルフの彼女には如何しても『それ』が解らない。なんでそんな事信じちまうんだろうな――ああ。一人で焼き肉を始めよう。網の上で滴る赤色は食欲を擽り、炊き立てご飯の湯気を魅力的なものに変化させる。口内で踊る旨味が臓物に染み込んでたまらない。
 ごくり。咀嚼したものを胃袋に収めると第六感。働かせた戦闘知識が発見したのは『何もない』だ。正確にはお客様から『襲う』という気迫がない。考えられるならば一つだけ。既に襲った後――ああ。しかし。肉は美味なのだ。じゅうじゅうと。

成功 🔵​🔵​🔴​

弥刀・一二三
情報収集で現場の焼肉屋の店員の表情に違和感。
(…揺れる林て、まさか、吊るされた肉ちゃいますやろか?)
店員へ「これ、めっちゃ旨い肉どすな!何処産どすん?」等客として聞ける情報を怪しまれない程度に聞く。
あくまで普通の客として周囲を見回し怪しい箇所等がないか探す。
勘定を済ませ、裏に回り態度のおかしい店員を背後から羽交い締め、拘束。
操られとるならその操作しとるもんを探しだせんか、多少脅してでも聞き出す。
気絶させ、服を借りて内部へ侵入。
肉の保管場所をなるべくそっと探索。現場を押さえられるよう周囲を警戒。



作り物だと理解した。理解してしまった――違和感が齎すものは嫌な笑顔で肉を咀嚼する音はおぞましい。揺れた林で想像可能なぶらんと嘲る肉の群れ。皿の上で滴る赤色がインクに視えて仕方がない――大丈夫だ。彼等は未だ大丈夫だ。信じるように。祈るように口内へ――これ、めっちゃ旨い肉どすな! 何処産どすん?
 店員に訊ねるのは好い手だ。笑顔の裏側に何が潜むのか、暴くには最適な言の葉だ。されど店員は無言でお辞儀。胃袋で気分の悪くなる融解が起きるような、音の死。兎角。一人前は呑み込んだのだ。小食を偽り店内を確認、勘定を払えば現実世界に帰ったが如く――此処からが仕事だ。関係者入り口に侵入し、休憩中の一人を拘束するのだ。声も出せない店員に声を掛ける。双眸に光は無く、されど操られた形跡は無い。此れは自身の意思で存在する人間なのだ。脅した結果得られた情報は――此処には在りませんよ。へっへ。アンタ方もそういう連中かと思いましたが。喋ったらはやしに喰われますからねぇ。
 口は岩の如く。絞めて落とせば衣を剥げる――変装は完璧だ。保管場所は関係者入り口から数歩。其処に広がる赤色は解体された後。冷凍庫を想起させる空間は脳味噌に這い寄る『妄想』に違いない。

成功 🔵​🔵​🔴​

弥刀・一二三
「…神絵師の腕食うたんどしたら、絵が上手なりたいんどすな?」
絵師同志のSNS等ネット交流場をで探し、どの程度知られているか検索。絵師達の不穏な話題を探し、調査。
「実は…『芸術家の利き腕を喰えば上達する』言うんは逆どして…どうも真実は、下手になる、いうんが正しいみたいどすわ」
別サーバ経由で【ハッキング】し、ネットで嘘情報を拡散し、反応を伺う。
「けど、怪しいんは、あの焼肉屋、どすな」【鍵開け】【暗視】【追跡】で犯人らしきものの犯行現場を押さえる。



神絵師の腕食うたんどしたら、絵が上手なりたいんどすな――保管場所から店外へ。手元の携帯(スマートフォン)で適当なSNSを開き【神絵師 利き腕 焼肉 食べたい】と検索する。不穏なやり取りを調査するべく文字の海を泳ぎ続け、数多の話題を貪り尽くす。例えば――ああ。神絵師の利き腕が喰いたい。なあ。あんた神絵師だろう。利き腕寄越せ。此処に集まってください。場所は――捉えた情報の中に『焼肉屋の付近』集合と書いて有った。此れを辿れば根源が判るに違いない。つぅぅっと滑る指の肚。最初の呟きを発見した。此処からが仕事。別のサーバを経由してハッキングし内容を変えるのだ――#実は…『芸術家の利き腕を喰えば上達する』言うんは逆どして…どうも真実は、下手になる、いうんが正しいみたいどすわ。
 仕掛けは終えた。再び犯行現場と思わしい焼肉屋に忍び込もう。保管場所の幾つか。鍵の施された冷凍庫が視えた。暗所に置かれていた怪しいものだ。器用な手先でガチャリ、と――パックに書かれた、※※絵師の左腕。

成功 🔵​🔵​🔴​

弥刀・一二三
アニエスと同行
「ちょい、アニエスにはきつい場所やろけど、我慢したってくれ」アニエスを現在地に呼び出す。
周囲も探り、他に『※※の左腕』のような書き込みのある部位がないか探索。
この左腕の名前…誰どしたやろか?端末で検索し、その手の商売がないかハッキング。売り手と買い手のHNから情報収集し現実の人物を特定。当然、調べた痕跡は、ネットから排除。
売買契約するんどしたらその場所待ち伏せたりまひょ。
先回りして、逃げられんように周辺にトラップ仰山拵えたろ


アニエス・エーラ
一二三と同行
「な、何なの?ここは…?」
一二三に見せられた※※の左腕…まさか、腕を絵師に売る事で商売をしているのでしょうか?
神絵師と呼ばれるのも、全てはその方の努力の結晶…それを安易に奪い取り、成し遂げようとするその心根は許せるものではありません!
魔力で邪悪な欲望を探り、犯人を探索。一二三の情報と一致すれば、確定でしょう。
オーラを練って同じ物を作り、本物はオーラで包んで隠しクーラーボックスに入れ一二三へ。
一二三の背に隠れ、一二三ごとオーラで包み、発見されないよう、存在感をなくし取引現場へ。



愛が齎すのは時に残酷な現実で、アニエス・エーラ(オラトリオの聖者・f13932)は思い人からの連絡で顔色を失う破目に陥った。我慢したってくれ、などと言われても『普通』は胃液が沸き立つほどの光景だ。※※の左腕――神絵師と称えられた肉の塊など誰が視たいのだろうか。此れが人間を売買する連中の残した『証拠』で躊躇する必要などない。焼肉屋から離れた二人は端末での検索を再度行う。※※と打ち込み『ハッキング』を始め――全てはその方の努力の結晶…それを安易に奪い取り、成し遂げようとするその心根は許せるものではありません!
 売り手と買い手のHNは暴かれた。売る方は『はやし』で買う方は『もりもり』だ。おそらく『はやし』は常習犯で複数の個所で確認された。名前を変えても口調は変わらず何とも判り易いものだが、UDC関連ならば感づかれないのだろう。調べた痕跡を排除しながら次の取引場所を特定する。ン・ガイと呼ばれた――彼等の作った隠語だろうか――建物の裏。あとは現場を抑えるだけだ。
 其処は腐り果てた犯罪の臭いで満ちる。『はやし』と思わしい人型は欲望探りで容易く特定。何よりも荷物が妙に大きく重そうなのだ。ぎょろりと周囲を確認する人型。何故怪しまれないのか――ごとり。置かれた荷物。機会は訪れた。奪うならば今で在る。本物と偽物をすり替えて罠を拵えるのだ。存在感を極限まで薄めれば丁寧に施せるだろう。ただし。中身は絶対に視ないよう。
 人型『はやし』が荷物に腰掛けて、取引相手『もりもり』を待ち望む。ふらりと現れた睡眠不足の権化がぷるぷると腕を伸ばし――罠作動。二人を捉える為に檻が即席で成される。驚いた『はやし』と『もりもり』は泣きそうな面で捕らえられ。
 沈黙。否。逆だ。人型はぶつぶつと言葉を滴らせる――見られた。見つかった。これではやしはお終いだが、はやしは遂に完成した。はやしこそがはやしの念願で博士の選んだ悪魔なのだ。神絵師の腕を貪った連中は今頃!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『六零二『デビルズナンバーはやし』』

POW   :    悪魔の枝葉(デビルリーフ)
【刃物のように鋭い木の葉】が命中した対象を切断する。
SPD   :    悪魔の花粉(デビルポレン)
【目が痒くなる特殊な花粉】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    悪魔の樹枝(デビルブランチ)
レベル×5本の【刺突】属性の【鋭く伸びた木の枝】を放つ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


生える。生える。腕が生える。
食んだ。食んだ。腕を食んだ。
描くのだ。描かねば成らない。
描けば描くほどに旨味が増すのだ。
咀嚼すれば咀嚼するほどに染み混むインク。
うまい。うまい。です。
猟兵達が集った取引現場、建築物『ン・ガイ』から。
悪魔の枝葉――神絵師を喰った人間の末路――が囁いた。
テラ・ウィンディア
なんだこりゃ…いやなんなんだこりゃ

神絵師を食べて素晴らしき絵画を描きたい
それは何かを成す為の努力としてはごく普通の事なんだろうよ
だがこれじゃ…こんなよく解らない怪物になってちゃ…意味ねーだろうが

お前らは目的の前に前提が間違ってたんだよ
あれだ…火事を消すのに油をまいてるようなもんだ

救いがねぇ…いや本当に救いがねぇなお前ら

憐れみはする
だが戻れないなら粉砕するのみだ

敵の陣形を戦闘知識で分析
その後密集陣形の把握
其処に向けてグラビティブラスト
せめてお前らは己の間違いをかみしめて逝け

宗教ってのは恐ろしいな
思い込みって恐ろしいな
こいつらは…何で教えられたことの真偽を疑わず信じちまうんだろうな


アニエス・エーラ
WIZ
「『ン・ガイ』といえば、とある世界のタイにある島か、とある小説から発展した神話の中では、クトゥグアの部下に焼き払われた森とか光さえ届かぬ闇の闇とかですが…関係あるのでしょうか?とはいえ、絵を書く紙も木も火には弱そうですね…
世界知識で悪魔六零二の記憶を辿り、弱点を探ってみる
既に食されてしまった者に、天に召されるよう祈りを捧げてみる
オーラ防御し、世界知識と第六感で樹枝等の敵の攻撃を回避し、生命力吸収を含めた攻撃を仕掛けます
「悪魔の誘いに唆されるのも人の常…神よ、お許しを
自ら努力を重ね、苦労して手にした力ほど嬉しいものはないのですが…
花びらを炎に変え、ユーベルコードで攻撃します



神と呼ばれた人間は変異の糧と見做された。天への祈りは何を描くのか。誰にも解らない――ン・ガイに轟く悪魔の所業。此れの真の意味は世界の島か。闇黒神話体系への冒涜か。楽しむべき恐怖の語りは偽りの光合成を行い、忌々しくも現実を睨み憑ける。光さえ届かぬ闇の闇――とはいえ、絵を書く紙も木も火には弱そうですね。
 UDCアースの知識を脳内で紐解き、悪魔の数字(デビルズナンバー)の殺意を捲る。彼等の弱点が頭蓋の引き出しに在るならば上々だ。無くても十中八九『焔』だろう。生ける揺らめきが混沌を焼き払うのだ。刺突の樹枝が吐出され――収集中のアニエスを狙う。カートゥーンじみた貌が嘲笑いを浮かべ赤色の花を望む。されど第六感に傾いた『天使』は容易く鋭利を避けていく。次は此方から往くべきだ。悪魔の誘いに唆されるのも人の常――神が許すのは嫉妬か。神は感受『させる』のが嫉妬で在る。舞い散る鈴蘭が炎上し、渇いた精神(デビルズ)の執着(生命)を啜り。
 なんだこりゃ…いやなんなんだこりゃ――火の粉を視ながら無意味を知ったテラ。神絵師に憧れて。妬んで。嫉んで。練習すらも放棄して。得られた結果が怪物だ。強者を貪り力をつけても『憑』かれてしまうのはおかしいだろう。目的の前に前提を間違えた愚かな者に救いは無い。火事を消す為に油を……喧嘩をおっぱじめるような『もの』だ――憐れみはする。だが戻れないなら粉砕するのみだ。赤の盛りに絶叫する現状、陣形を崩した瞬間に叩き込むのが最善策。うらみとねたみを放出するはやしに。密集する悪魔に一撃を喰らわせるのだ。重力(エネルギー)の高まる『音』が聞こえ――グラビティ・ブラスト。
 アニエスが後方で視たものは茶色に散ったはやしの数体。天に召されるよりも地に墜ちる方が相応しい連中の嗚咽だ。骸に蝕まれた今でも半分程度は『意識』が在るのだろう。だが其処に謝罪や後悔の思いはなく、腕を寄越せと樹液を垂らす。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

アリュース・アルディネ
【WIZ】
ン・ガイとかしりとりで逆転できそうな名前ですね!
ああ、どうでもよかったですね。思ったことは口からでちゃうタチなので。まあ…それはさておき。神絵師を狙うとは恐ろしい事をするモンスターさんですね。私のタイムラインが脅かされる前に焼却しないといけませんねぇ。うふふふ

まあ炎に弱そうなので、ユーべるコード【UDCプロミネンス】で消毒、もとい焼却していきますね。UDC触手の先端から漆黒の焔をぶわーって出します。
【2回攻撃】で手数を増やしつつ、【薙ぎ払い】【範囲攻撃】で広範囲の敵を焼き払っていきましょう。
目の前で焼かれていく仲間を前に【恐怖を与える】ような光景を作りたいですね。うふ、うふふふふふ…



ン・ガイとかしりとりで逆転できそうな名前ですね――アリュース・アルディネ(異形蒐集者・f11279)の笑顔ははやしの面に似た無気味さで、面白そうな『玩具』を視た子供のようだった。腕を貪り続けた人間の末路。狙い続けた存在の末路。恐ろしい事をするUDC(モンスター)だが、彼女の糸目には『歓喜』の色が覗いた。禍々しいものを取り込んで融合する、怪物からの視点でも不愉快な趣味。兎角。彼女が放ったのは――私のタイムラインが脅かされる前に焼却しないといけませんねぇ。
うふふと笑えば漆黒が泡立つ。悪意と滅びに満ちた星々からの贈り物を想起させる、化身じみた十の漂い。ぶわりと浮かぶ掛け算がはやしの一体を抱擁する。繰り返される悲劇。憎悪とも恐怖とも解せる無傷の個体が、痺れたかのように不動と化した。其処に無慈悲は炸裂する。消毒するかの如く焔は広範囲を嘲笑い、混沌を打ち消す『光景』を描いたのだ。かわいい子はどこにいる。かわいい子は造るものだろう。
 さあ。お遊戯の始まりだ。紙(パー)で作るなら何が好い。
 融けるような笑い声、うふ、うふふふふふ……。

成功 🔵​🔵​🔴​

毒島・仁郎
【POW】

ったく……手っ取り早さだけしか求めねぇから、こんなことになるんだ。もう遠慮とかはいらねぇな。お前らが絵師達にやったように、俺がお前らを斬り捨ててやる。覚悟しろっつっても、もう伝わらねぇか。

・残念なことに俺は炎とか使えねぇんだよな。【残像】で攪乱しつつ【2回攻撃】で伐採作業だ。俺のUC【剣刃一閃】はそんじょそこらの斧より切れ味いいけどよ、斬り付ける前に銃撃である程度抉っておけば伐採しやすいかね。

・さて、コイツらを誑かした奴はどこにいやがる。ここが片付いたらキッチリとケジメ取らせてやるぜ。



燃えるはやしに投げる言葉は、慈悲も情けも無い、因果応報の『人間』の在り方。毒島・仁郎(孤狼・f10077)が駆け付けた時、腕を喰らった連中は漆黒の渦中で啼いて在った。残った個体が嫉妬の叫びを発すると悪魔の枝葉が舞い上がり――手っ取り早さだけしか求めねぇから、こんなことになるんだ。もう遠慮とかはいらねぇな――残像。其処に組織の人間は存在しない。切り裂いたのは影で、此処からは猟兵の蹂躙舞台だ。鉛玉をぶっ放せ。UDC相手に施された自動詠唱が即座の発射を可能と成し、二度の『穿ち』を齎した。絶ち殺すならば。骸を還すならば孔を作った方が楽――お前らが絵師達にやったように、俺がお前らを斬り捨ててやる。覚悟しろっつっても、もう伝わらねぇか――されど痛みは伝達する。はやしと化しても元は人間。理性を失っても本能は残るものだ。短い刃が美しい閃を描き、一個体を切断する。光景は腕を貪る恐怖から伐採作業へと塗り替わった――コイツらを誑かした奴はどこにいやがる。ここが片付いたらキッチリとケジメ取らせてやるぜ。
 棄てられたはやしが枯れ朽ちた。
 灰と化す仲間を視ても、貌は変わらず『寄越せ』の儘で。

成功 🔵​🔵​🔴​

レイチェル・ケイトリン
おてつだいにきました。

「念動力」を「クイックドロウ」と「早業」で加速して「パイロキネシス」をつかって「範囲攻撃」と「吹き飛ばし」で爆発する炎26個で敵を焼きながらふっとばします。

……これはわたしの心の炎。
想いが実現することがあるってわたしはしってます。

だから、このひとたちはすごい絵をかけるのかもしれないとおもうの。


でも、ひとのものを勝手にとってつくるならそんなの「盗作」だよね。

実現するかもしれない、だからこそぜんぶ、ぜんぶ、ふっとばすの。
UDCアースの邪神とかもそういう「とんでもない想いの実現」で力を得てるのかもっておもうし。

ほんとになるかもしれないからこそおっかなすぎるんだから。



人の想像が現実に力を与え、自らと他に『変化』を齎す事は至極当然の物語だろう。レイチェル・ケイトリン(心の力・f09500)は籠の中の己を想いながら思いを込める――おてつだいにきました――寄越せと叫ぶ無言のはやしに、盛る運動は灼熱の抱擁。念に依って増幅される極端な熱は炎と呼べない焔を孕み、枝葉を、樹木を吹き飛ばす強力な心。銀髪が異常な現状(光)を反射し、青色の宝石に映るのは炭と化す嫉妬の繁茂。もはや真逆に満ちた馥郁は神絵師(果実)を齧れない、腐ったものどもの浄化で――これはわたしの心の炎。想いが実現することがあるってわたしはしってます――故、彼等は本当は『神』と呼ばれる域に到達可能だと彼女は呟く。だが『盗作』は赦されない。邪悪に染まるのは赦されないのだ――実現するかもしれない、だからこそぜんぶ、ぜんぶ、ふっとばすの――神。空想上の存在が世界に蔓延ったのは『現実の肉』が夢に狂ったとも解せる。猟兵は人々の残酷で美しい、世界(幻想)を殺すのかもしれない――ほんとになるかもしれないからこそおっかなすぎるんだから――カートゥーンは黒に戻る。腹が減ったと嘲笑いながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『狂ったカガク者あるいは探究者』

POW   :    研究の副産物
自身の身体部位ひとつを【蠢くナニか】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
SPD   :    ビビットケミカルズ
【蛍光色の薬品が入った試験管】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【にぶちまけられ】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
WIZ   :    薬品大乱舞パーティー
自身が装備する【劇薬や毒物の入ったフラスコ】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠鳥渡・璃瑠です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ン・ガイのはやしの副産物
 実に興味深い。いあ。何。君達の脳味噌に刻まれた、奇妙な使命感に疑問を抱いたのさ。確かに僕は愉快な舞台を用意し、神を描く腕を喰い『想い』を与えた。僕の考えをヒントなしで中てる君達の思考回路、我々(オブリビオン)向きだと思わないかい。僕は思うね。だから君達も何れ僕達の道を辿るのだろう。ああ。折角だ。ドウセ僕も還すのだろう。だったら一緒に行かないかい。
テラ・ウィンディア
真の姿解放!
炎を纏った紅い光の翼を展開させるぞ!

あー…確かにそうかもな
おれもこうなるまでこんな世界があるなんて知らなかったぞ

だが道を辿るかは…わかるわけねーだろ

それこそ未来次第だ

一応聞くが
どうしてこんな真似をしてたんだ?
やっぱり事件ってのは動機って奴は気になるから聞いておくぞ?
(ろくでもないだろうが

まぁいいや

見つけて出会ったらこうなるだろ

戦闘
属性攻撃
炎を剣槍脚に

そして戦闘知識で敵の動作から攻撃の癖の把握

そのまま空中戦で飛び回りながら襲い掛かる

攻撃は見切りと第六感を駆使して回避を試みる

ビビットケミカルズに対しては上空の位置取りを行った上で

メテオブラスト!
薬液のぶちまけられた地面ごと粉砕!!



狂気に触れた人間が果たして此れを受け入れるだろうか。人間の力の埒外を有する、忘却(オブリビオン)と猟兵(イェーガー)の戦闘は真の札から――燃える。輝く。飛翔する。展開された紅色は妖精(エルフ)と呼ぶには神々し過ぎ、見上げる白衣は笑みを浮かべた。興味深いと頷いた――あー…確かにそうかもな。おれもこうなるまでこんな世界があるなんて知らなかったぞ――道を辿るのか。否か。総てを決めるのは所有者で、他人の言葉を嚥下するほどのお人好しは存在しない。解放されたテラの意識は『未来次第』と真直ぐに進む――一応聞くが。どうしてこんな真似をしてたんだ?
 ――おや。真似だなんて変な言葉を使う小娘だな。僕の退屈凌ぎ以外に何が在るっていうんだい。つまらない返答だろう。だったらロクでもないと、罵声を浴びせたら如何かね。きっと楽しいだろうから――言葉を投げたが予想的中。英雄と悪役に相応なやり取りだ。されどまぁいいや、など、呟いて成すべき。
 もうもうと溢れるケミカルが這うように漂い地を抱く。のしりと向かう狂気の足は脚の炎を目撃する。何処に在るのか。空だ。飛行する妖精は竜の如く、獲物を狙う星の翼。投擲された刃物(メス)なども難なく避けて『弾切れ』だ――一筋の流れ。急接近する重力の煌めき。叫び声が塗れる地面を破壊する。

 龍の牙を受けろ――メテオ・ブラスト!

大成功 🔵​🔵​🔵​

レイチェル・ケイトリン
うーんと、わたしにはかんけいないことみたいだね。

ま、かんけいあってもいやだけど。

オブリビオンには未来がない。だから積み上げることができない。

「退屈しのぎ」……うん、つまんないよね。
科学者とかはその悪影響を一番うけるんだもの。
じぶんでまともに研究できなくてただのひとさらいになってた科学者もいたし。

わたしはそんなきゅうくつでつまんないのいやだよ。


念動力と吹き飛ばしの技能でサイコキネシスをつかって敵を攻撃してふっとばすね。

敵の攻撃もふっとばしてふせぐよ。

他の猟兵さんへの攻撃もかばうの技能もつかってふっとばしてふせぐよ。

地面に薬がばらまかれたら、その地面の土をひっぺがして敵にたたきつけてふっとばすよ。



退屈に狂った探索者は煩わしい土煙を払い、視線を他所に向ける。戦闘自体は得意と言い難く、苛立たしい衝撃に貌を顰めた。糞っ垂れの未来が、過去に哀れみの目を晒すな――わたしにはかんけいないことみたいだね。ま、かんけいあってもいやだけど――科学者の性質。嵌り易い負の渦を説き明かし、淡々と心に秘められたのは『いや』という否定の気持ちだ。研究成果を発表する場も積み重ねる未知も無ければ、道として終わって在る――わたしはそんなきゅうくつでつまんないのいやだよ。
 怒りよりも憎しみ。憎しみよりも嫉妬。神絵師の腕に縋り憑くような、少年じみた渇望が異形と成って襲い掛かる。右腕が蠢く頭部と化して、忌々しい未来への希望に満ちた『もの』を壊すべく。されど距離が足りない。発揮された超越性(サイキック)が癇癪を吹き飛ばしたのだ。伸びる肉塊は空中で解剖され、するりするりと地面に墜ちる。堕ちた破片が薬品と成っても土諸共抉られ――冒涜される感覚を味わった過去の骸は貌を真っ赤に叫び出す。其処に意味などない。結局、対象は死体なのだ。肉(結果)と称される甘美を、失くしてしまった骨なのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

アト・タウィル
ふふ、私もあなた方の世界を見る事を楽しんでいたものです
ですが、過去を覗き見るだけでやめておきましょう
未来もまた、楽しみにしているものですから

捻じ曲がったフルートを吹きながら、狂気の操り人形を使いましょう
少し前まで、ここには『デビルズナンバーはやし』がいたそうですから、彼らを触手で操りましょう
さぁ闘いなさい、悪夢を終わらせるために

ふふ、悪夢の存在よりは観測しやすい、狂気より化学のオブリビオンです
科学者の考えるモノなら、まだわかりやすいものということ……
その毒薬は、すでにこの世にあるものであるならば、恐れることはありません
避けて香りをかがなければいい、そういうことです



否定されたのだ。否定し続けられたのだ。挙句には、無視されて、憎しみと悲しみを背負ったのだ――忘却された探索者の瞳に、渦描く別方向の『狂気』が映された。アト・タウィル(廃墟に響く音・f00114)の啄むような言の葉が這入り込むように――私もあなた方の世界を見る事を楽しんでいたものです――深淵を覗くものは深淵に覗かれる、と、有名な一文が在る。されど。深淵が深淵を覗いた場合は如何に成るのか。答えは単純明快で『より不可解なもの』が深淵側と成り立つだろう。魔笛じみた音声が機械の垂れ流す無価値のようで、探索者は身を震わせる。止めてくれ。此れ以上。我々を。過去を嘲笑しないでくれ――未来もまた、楽しみにしているものですから。覗き見るだけでやめておきましょう――触れてほしい。声が掠れて何も漏れないが、攻撃だけは留めない。舞台上を駆け回る役者の如く、フラスコの群れが暴れ出す――さぁ闘いなさい、悪夢を終わらせるために。フルートが嗤う。
 されど狂い堕すのは歯車で在った。否。歯車は正常に動いて在る。猟兵達が掴む、未来の部品は失せる事無く装着されるものだ――もりもりと起き上がる、緑の死者。忘却に忘却を重ねた哀れなものが、皮肉にも、未来の為に踊らされる。地を這う根っこはどろりと舐る触手と化し、神の腕に操られるはやし。撒き散らされた薬品は綺麗に吸収され、新たなる怪物と化して科学を襲う。香りは樹木に。超自然の存在に貪られ、探索者はお手玉の如く、屈辱の枝葉に抱擁された。嗅がなければ問題は在らず。

成功 🔵​🔵​🔴​

ナイ・デス
…………

一緒に、行きますか?

薬品乱舞の中、劇薬毒物を受けながら進む
【激痛耐性】でもって耐え
薬品の効果をその身で受けて【学習】しながら寄っていく
耐えられるとは、効かないということではないから
仮初の肉体は酷い事になっていくけれど
仮初の肉体が、どれだけ酷い事になっても、私は死なないけれど
【生まれながらの光】で、肉体の外も内も整えて

一緒に、行きますか?
あなたが還るところに、私はまだ、いけないけれど
あなたの知を、私は少しでも、覚え
ここで出会った、あなたを覚え
あなたを、喰らって
私の一部となって

一緒に、生きますか?



自業自得こそが狂人に相応しい四文字だろう。病的な執着心と嫉妬心を植え付けられたはやしどもの如く、最も人間的だったのはオブリビオンだったのだ。ナイ・デス(本体不明のヤドリガミ・f05727)の誘惑は非常に魅力的な間で在り、探索者の心に触れる――一緒に、行きますか――乱舞する薬品を受け止めながら、少年は爛れる肌を傍観した。激痛に対する耐性と生まれながらの光で疲弊の渦巻きだが構うものか。ヤドリガミならではの自身犠牲。偽りの肉体を盾と成し、じんわりと相手を追い詰める。一個一個性質を学び尽くす――あなたが還るところに、私はまだ、いけないけれど。あなたの知を、私は少しでも、覚え。ここで出会った、あなたを覚え――甘い言葉は食欲の意味。頭部の刻印(ドライバー)が、綺麗な髪を染めるのだろう。注がれる赤色の視線は兎の殺意を凌駕する、ある種咆哮の違う狂気で――あなたを、喰らって。私の一部となって――毒を食らわば皿まで。もはや食事は愛情と称され、毒は抱き寄せられる。
 一緒に、生きますか?

 無理だね。血肉なんてのは既に塵なのさ。

成功 🔵​🔵​🔴​

神原・響
支援要請を受けUDC組織のヘリで現場へ急行。

該当のオブリビオンは猟兵達の攻撃により、移動能力の大幅な減退を確認しました。猟兵達及び周辺地域住民の退避……確認完了。

「発射シークエンス全完了しました。マスター、何時でも撃てます」

では、クトゥグアに焼き尽くされたが如く、再び燃え散り過去になりなさい。

【いつか見たあの青空を】を使い該当地域すべて、オブリビオンごと消し飛ばします。

アドリブOK


毒島・仁郎
POW

・てめえか、この事件の黒幕は、よ。ここまで来たらおしゃべりはいらねぇな。叩っ斬ってやる。

・余計な会話は無用。野郎の攻撃をある程度受けるのは承知の上で正面から双狼を乱射しながら近づきつつ、多重の残像を残して野郎の死角へ回り込む、と見せかけて真正面から【剣刃一閃】で叩っ斬る。

・確かに探究心は大事だ。事実の確認をするのに臨床試験とやらも必要だ……だがな、てめえのそれは探究でも試験でもなく、ただの退屈しのぎのお遊戯……そんなシロモノさ。そんなもんに興じるしかできなくなった以上、カガクの舞台からはご退場願うぜ。



てめえか、この事件の黒幕は、よ。ここまで来たらおしゃべりはいらねぇな。叩っ斬ってやる――溜息を吐く探索者だが、言葉を垂らす暇も無く。毒島の正面突破劇が開幕する。多重の残像をばら撒いて近寄る姿は怒りの波で、はやしの嫉妬と同程度の感情。否。守るべき心(ルール)に基づいて成せる分、人間の方が強力に違いない。探求心。好奇心は必要不可欠な成長剤だが、多量摂取は枯れる結末を綴る――てめえのそれは探究でも試験でもなく、ただの退屈しのぎのお遊戯……そんなシロモノさ――蠢く肉が大口を開け、忘却の果てへと攫うべくカガク者が笑う。確かにお遊戯だろうね。何せ。僕は男の子だ。残虐なまでに、蟻の巣は壊したかったのさ――死角への回り込み。此れを予想した対象は呆気に取られて黙るだろう。変異した部位は空を咀嚼し、切断された胴体を覗き――そんなもんに興じるしかできなくなった以上、カガクの舞台からはご退場願うぜ。ま。てめえみたいなモンは客席にもいらねぇか。

 なんたって。僕はこうも、嫌われなきゃあならないんだい。
 君達の番は直ぐ其処なのさ。

 支援要請を受けた神原・響(黒の女王の契約者・f06317)は到着した際、息も絶え絶えなUDCの貌を『視』た。分断された上半身が宙を舞い、地面へと落ちる瞬間。されど対象の生命。忘却の根源は餓えて在らず、トドメを刺すには好き機会――発射シークエンス全完了しました。マスター、何時でも撃てます――動く事叶わぬ的存在。どろどろと嘲る暗雲(カガク)を払うには素晴らしい状況で、躊躇う必要は無い。猟兵達の退避も完了した後は撃つのみ。幻想永久機関プロメテウス――では、クトゥグアに焼き尽くされたが如く、再び燃え散り過去になりなさい――膨大なエネルギーが放出される。影も形も滅する、青空(スカイブルー)への導き。

 そうかい。僕だって焼死は嫌なんだよ。さっさと此方側に戻りな。
 僕達は猟兵(イェーガー)たる君達の忘却(オブリビオン)を待ち続けているよ。莫迦らしいほどに美しい、世界の、未来への食欲……あぁ。

 照らされた地面には種も残らない。
 焼肉でも食べに行こうか。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年03月08日


挿絵イラスト