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その手を差し伸べて

#UDCアース

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#UDCアース


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 とある高校では、畏怖の念を抱えた高校生たちが、暗黙の裏で噂話をしていた。
「――アイツをイジメた奴は、悪魔に殺される」
 どの遺体も、人の手では出来ないほどに惨たらしく、悪魔の所業としか思えないもので。
 アイツ、と呼ばれた本人は口を閉ざし、常に俯いている。
 彼が明るく笑った姿を見た者は居らず、友人も居ない。
 かっこうの的にしやすい、ひとりぼっちの男子高校生。
 けれど、誰かが手を差し伸べ、強さを教えてくれれば、変われるだろう。
 その誰かが周囲に存在しないから、彼は、ただただ闇に堕ちてゆくしかなかった。

「UDCアースの日本、この高校です。UDC怪物が召喚されようとしているので、最初の死者が出る前に、召喚を阻止してください。……原因を取り除ければ、最善となるでしょう」
 柴山・アキト(人間のブレイズキャリバー・f30350)は日本の地図を開き、予知と共に学校の場所を伝える。
 テレポートの先は、昼休みの校舎内となる。

 召喚の原因と方法は様々だが、共通点が有る。
 学校内の出来事が原因でUDC怪物が出現する、ということだ。
 先ずは、学園内を調査することから始めたほうが良い。
 ただし生徒たちの口は堅く、簡単に口を割らないだろう。
 その上、校内では様々な怪奇現象が発生し、猟兵たちを妨害する。それらの対処も、必要だ。

「調査や説得、戦闘が起きるとしても全て学校内ですから、“学校であることを活かしてみる”のも手だと思います。皆さんなら、事件を阻止し、誰かの心を救える筈です。宜しくお願いします」
 丁寧に頭を下げてから、猟兵たちをテレポートさせた。


芦原クロ
 閲覧ありがとうございます。
 世界観や設定などに問題が無い範囲であれば、自由に動いて頂いて大丈夫です。
 OPで出た死人は、まだ生きております。
 UDC怪物が学校に詳しくない為、学校であることを活かしてみると、良い結果になるかも知れません。

 第1章は【冒険】。
 校内で調査をして『UDC発生の原因』に辿り着き、説得や儀式の妨害などが出来ます。

 第2章は【集団戦】。
 ボスを守るオブリビオンを倒す形になります。
 前章で召喚を阻止した場合は、『召喚途中のボスが、無数の配下を呼び寄せた』となります。

 第3章は【ボス戦】。
 ボスを撃破すれば、OPの事件は起こらずに済みます。
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第1章 冒険 『UDC召喚阻止』

POW   :    UDCの発生原因となりそうなものを取り除く

SPD   :    校内をくまなく調べ、怪しげな物品や痕跡がないか探す

WIZ   :    生徒達に聞き込みを行い、UDCの出現条件を推理する

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ファイ・ラッテンフェンガー
校舎内が敵の縄張りになってるとすれば、校庭の方が話を進めやすいんじゃないかな
ちょうど休憩時間って話しだしよ、アコーディオンの演奏パフォーマンスで学生を集めよう
場所はまァ、校門くぐってすぐの広場とか、適当な場所を見つけるさ
ある程度人が集まった所で、演奏をユーベルコードに切り替える
子供達=ギャラリーの学生達から情報を聴き出そう
途中でティーチャーが邪魔しに来る事もあるだろうが、お前ら上手い事追い払ってくれよ
怪奇現象の妨害が入ったら、急いで避難するよう指示するよ
学生らに何かあったら本末転倒なんでね
でもまァ妨害が入るって事は、敵さんにとっても痛い所を探られたって事だろ
結構な話じゃないか


上野・修介
※アドリブ連携歓迎

用務員として学校に潜入。
相手が年下でも基本的には敬語で。
伊達メガネ着用と顔の傷を隠す絆創膏で印象を和らげる。

また可能であれば依頼に参加する他の猟兵との連絡手段を用意。
得られた情報を相互に共有できるようにしておく。

「さて、鬼が出るか蛇が出るか……」

あまり生徒が近づかないようなところを中心に探索。

UCは防御重視。
奇襲を警戒し、周りに気づかれない程度に常に臨戦態勢をとっておく。

ただ自分は魔術・呪術の類は門外漢なので、痕跡の発見よりも、あからさまでない程度に探りを入れることで妨害を誘ってそれを撃退することによる相手の行動に抑止と、自分に目を向けさせて他の猟兵の為の『隙』作りに注力。




 昼休みの校舎内。
 最近、度々起こる怪奇現象に悩まされているのか、どの生徒達も表情が暗い。
 そこへ、どこからか流れて来る、アコーディオンの音。
「ちょうど休憩時間って話しだしよ、演奏パフォーマンスで学生を集めよう」
 音を奏でていたのは、ファイ・ラッテンフェンガー(いざなう音色・f30731)だ。
 鬱屈した気持ちを晴らすかのような、心地よい音色。
 生徒が一人、また一人、と窓を開けて外を見る。
 広々とした中庭に、ファイの姿。
 もっと近くで聞こう、と。生徒達は駆け足で教室を出た。
 廊下の曲がり角で、用務員とぶつかりそうになり、慌てて謝りながら去ってゆく、女子生徒。
 頭を軽く下げた用務員は、変装していた上野・修介(吾が拳に名は要らず・f13887)だった。
 伊達眼鏡を着け、顔に残った深い傷痕は隠している為、印象も大分和らぎ、用務員を名乗っても違和感が無い程だ。
「さて、鬼が出るか蛇が出るか……」
 段々と、ひと気の無い方向へ進む、修介。
 周囲に気付かれぬ程度に、警戒は怠らない。
 視線を窓の外へ向けると、中庭に生徒達がどんどん集まってゆくのが見えた。
 人数が一定数集まったのを頃合いに、ファイは【Kinder】を展開。
(「子供達から情報を聴き出そう」)
 演奏は続けながら、最近奇妙な出来事が起きてないかを問う。
 すると生徒達は顔を見合わせ、口ごもる。
 中々情報が引き出せないが、ファイに焦りの色は無い。
「ティーチャーが邪魔しに来たら、お前ら上手い事追い払ってくれよ」
 そう気さくに語り掛け、悠々と鍵盤を弾き、蛇腹を動かす。
 音色で恐怖心が晴れたのか、一人の女子生徒が口を開いた。
 2階奥の空き教室に近づいてはいけない、と。
 近づくと、突然窓ガラスが割れたり、子供の影が壁に映ったりなど、異常な現象が起こるという。
 女子生徒が伝え終えた瞬間、近くの窓ガラスが割れた。
 生徒達が被害に遭ったら、本末転倒だ。
 ファイは急いで、怯える生徒達に、避難するよう呼びかける。
「まァ、妨害が入るって事は、敵さんにとっても痛い所を探られたって事だろ。結構な話じゃないか」
 パイプスモーキングを始めながら、ゆったりと呟いた。

 得た情報をお互い共有出来るように、あらかじめ連絡手段を用意していた修介。
 目指すのは、2階の奥、空き教室だ。
 生徒が近付かないような場所を中心に探索していた為、目的地は近い。
 情報通り、窓ガラスが次々と割れだすが、防御力を強化している修介には傷一つ、つかない。
 2階だというのに、壁には子供の影が走る。
 更に進めば、周囲が震動し始め、ポルターガイストのような現象が起こる。
 後から来るであろう他の猟兵の為に、飛んで来る花瓶や椅子、机などを素早く破壊。
 修介は歩みは止めず、けれど慎重に行動する。
 件の空き教室の前まで来ると、中から、泣き声が交じった少年の声が聞こえた。
「毎日俺をイジメている奴らを懲らしめてください。お願いします、イジメなんて二度としないって思うぐらいに、懲らしめてください……」
 自分が召喚するモノが、相手を殺す事になるとは思ってもいない様子で。
 ただただ強く願い、少年は召喚の儀式を続けている。
(「自分は魔術や呪術の類は門外漢だが、説得なら出来るだろうか」)
 儀式の妨害は出来ずとも、説得が成功すれば召喚は防げる筈だ。
 どう説得するべきかと、修介は思考を巡らせた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

舞莽・歳三(サポート)
真っ向勝負にならないように慎重に行動しよう。無駄な戦闘は避けていざとなれば逃げることも頭にいれておくのが基本的なスタイルだ
出来るだけ闇討ちでかたをつけたいところ。
卑怯で結構、勝ちゃいいんだよ!
(アドリブやその他全てお任せします!)


草柳・華穂(サポート)
草柳・華穂(くさやなぎ・かほ)、ウサギ等動物の能力を移植された強化改造人間。
悪の秘密結社から脳改造寸前で脱出し復讐のため戦っていたわ。
悪い奴らに容赦は要らない、特に邪神とか邪教団とか手加減をする理由がないわね
まあ、容赦しなさ過ぎてダークヒーロー扱いになったんだけどね、後悔は無いわ

戦闘では蹴り技を主体とした戦い方をすることが多いわ
色々な動物が入っているけど、メインはウサギだからね脚力はちょっとした自慢よ


水心子・真峰(サポート)
水心子真峰、推参
さて、真剣勝負といこうか

太刀のヤドリガミだ
本体は佩いているが抜刀することはない
戦うときは錬成カミヤドリの一振りか
脇差静柄(抜かない/鞘が超硬質)や茶室刀を使うぞ

正面きっての勝負が好みだが、試合ではないからな
乱舞させた複製刀で撹乱、目や足を斬り付け隙ができたところを死角から貫く、束にしたものを周囲で高速回転させ近付いてきた者から殴りつける
相手の頭上や後ろに密かに回り込ませた複製刀で奇襲、残像やフェイントで目暗まし背後から斬る、なんて手を使う
まあ最後は大体直接斬るがな

それと外来語が苦手だ
氏名や猟兵用語以外は大体平仮名表記になってしまうらしい
なうでやんぐな最近の文化も勉強中だ


藍原・蒼夜(サポート)
 人間の學徒兵×力持ち、18歳の女です。
 普段の口調は「おっとり系(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 偉い人には「敬語(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

のんびり、おっとりした性格で、多少天然ボケな面もあります。
武器は主に退魔刀を使用して戦います。
好きな物は、可愛いぬいぐるみ、綺麗な花、静かな場所。
趣味は小説等の読書。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!




 他の猟兵から得た情報を頼りに、召喚の儀式が行なわれている教室の前まで、足を運ぶ。
 多少の負傷はいとわず、積極的に行動する藍原・蒼夜(蒼き宝刀・f23131)が、いち早く扉を開けた。
 驚き、召喚を中断する少年。
 瞠目して、どこか怯えた様子で蒼夜を見る。
「怖がらなくて大丈夫よ。私で良ければ、話を聞かせて?」
 のんびりと、穏やかな雰囲気を纏いながら、優しい声を掛ける、蒼夜。
『その人達は邪魔をしに来たの。惑わされちゃ、駄目よ』
 召喚の途中だが、声だけはハッキリと響いて来る。
 愛らしくも、どこと無く狂気を潜ませた、少女の声。
『貴方の願いを叶えられるのは、私だけ。貴方を虐げている連中を、懲らしめて欲しいんでしょ?』
「メリーさん……」
 少女の言葉は、少年の心を巧みに縛る。
『右側へ体を動かして』
 言われた通りに少年が移動した瞬間、先ほどまで居た位置に、舞莽・歳三(とし・f30567)が着地。
 少年を気絶させれば儀式の中断も出来るだろう、と。
 慎重に死角へ移動し、闇討ちで片をつける気だった歳三は、舌打ちする。
『ね? 私の言った通りでしょ? 貴方の願いが叶わないように、貴方を騙す卑怯者よ』
「卑怯で結構、勝ちゃいいんだよ!」
 戦闘で無駄な消耗はせず、必要とあれば撤退も考えている歳三は、素早く後退して距離を取る。
(「正面きっての勝負が好みだが、今は説得か中断をさせるんだな」)
 背後から、手加減して殴れば気絶させることは可能だろうか、と。
 丁度考えていた水心子・真峰(ヤドリガミの剣豪・f05970)が、歳三の動きを見送り、不意打ちの難しさを知る。
 召喚されようとしているモノは、相当な手練れだろう。
「あなたは、自分が召喚しようとしている者が、どれほど悪い奴か分かっているの?」
 草柳・華穂(強化人間のダークヒーロー・f18430)は少年へと話し掛ける。
「悪い奴? メリーさんは、俺の願いを叶えてくれるって……」
 全く知らない様子で、少年は戸惑いの表情を見せた。
「騙されているよ」
「まあ奴らは、弱った心につけこむのも上手いからな」
 華穂と真峰がすかさず、言葉を投げた。
「あたしは復讐のために戦っていたわ。だから、復讐したいって気持ちは分かるよ。今の自分に後悔も無いわ」
 まるで寄り添うかのように、華穂が言葉を並べる。
「でも、それは自分の力で復讐したからよ。あなたは自分の力を使っていないよね?」
「自分の、力……」
 正論を並べられると、少年は単語を繰り返す。
「戦闘では蹴り技を主体に戦うことが多いから、蹴り技なら教えてあげられるわよ? 身に付けた蹴り技で、復讐をすればいいのよ」
「俺が言うのもなんだけどよ、不意打ちもいいぜ。決まれば爽快、相手も怯むしな」
 華穂の言葉に続くようにして、歳三も声を掛ける。
 心を動かされたのか、少年は涙の溜まった瞳を2人に向けて。
『――駄目』
 凍りつきそうなほどの、冷たい声が響く。
『貴方を虐げている連中を、確実に懲らしめられるのは私だけ。自分の力で、なんて出来る人だから言えるの。絶対に成功するって自信、貴方に有る?』
 現実的な言葉が背中に、降りかかる。
 少年は答えられず、うつむいて。
「懲らしめると言うが、つまりは殺すんだろう?」
「え……」
 真峰が鋭く問えば、寝耳に水とばかりに、少年は少女の返答を待つ。
 少女は答えない。
 その沈黙が、答えだった。
「そういう事だ。少年、きみは苛めてくる者を殺したいと願っているのか?」
 真峰の問いに、勢い良く首を横に振る。
「憎くても、殺意は無いのね。それなら、あなたの心は強いと思うわ。憎しみに流されて殺意を抱く者は、きっと多いと思うの」
『邪魔しないで!』
 蒼夜がのんびりと優しく諭した直後、怒りの声が響く。
 危険を察知した蒼夜が、技能を駆使し、少年を安全な場所へと運ぶ。
 召喚の儀式は阻止出来たものの、少女により、無数の配下が呼び出された。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『繋ぎ合わされし者たち』

POW   :    オ、オマエハ……俺ノ、餌ダ!
【飢えを抑えられず、リミッターの外れた姿】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    俺ノ身体ハ……モウ、長クナイ
【猟犬の嗅覚と反射神経】【虎の腕力と家猫のしなやかさ】【狐と狸の狡猾さと馬の脚力】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
WIZ   :    死ヌ前ニ、オマエタチダケ、ハ……!
自身に【決死の覚悟】をまとい、高速移動と【身体の継ぎ目から吹き出す、血の斬撃】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

編堵・希亜(サポート)
「……なに?」
「そうなんだ。」
「私は、私だよ。」

囚人服のようなものを着て、いつも黒猫のぬいぐるみを抱えた女の子。口数は少なく、人見知りで猜疑心は強いものの、猟兵としての仕事をこなすためなら、それなりに人と付き合っていける。
甘い物が大好きで、食べればすぐに機嫌がよくなる。嫌いなモノは、かつて自分のいたアリスラビリンスの世界と、それを連想させるもの。

戦闘では、自分ではあまり戦わず、自身に宿るオウガの『カイ』を戦わせたり、ぬいぐるみをバロックレギオンとして相手を押しつぶしたりする。

『カイ』は上等なドレスを着たラミアで、少し高飛車な話し方。宿主の身は守り、敵には容赦がない。『さぁ、敵はどこかしら!?』


日留部・由穏(サポート)
こんにちは、日留部由穏と申します
これでも太陽神の生まれです
人々の生活はいつまでも見飽きないものですし、晴れやかに生きてほしいと考えます
人間同士の諍いならともあれ、オブリビオンの影に未来を曇らされるなら私が手を出さない道理はありません
光が届かない所へは、日輪たる私が手を伸ばせばよいのです
特に、各地の卑劣な神々には思う所がありますね

戦闘は超視力と暗視、UDC組織で身に着けた光線銃での銃撃戦です
催眠術は情報収集にも戦闘時の誘導にも使えますので、結構便利ですよ
アートも得意なので騙し絵や罠の隠蔽等も可能です

過剰に負傷を避けるつもりはありません
何があろうと、人の未来を照らし続けることが私の存在意義ですから


髪塚・鍬丸(サポート)
「御下命如何にしても果たすべし
死して屍拾う者無し」

【人物】
時代劇に出て来る遊び人の兄さん風の、飄々とした言動の人物です。
正体は抜け忍です。基本的には任務の為なら手段を選びませんが、そういう殺伐とした生き方を嫌って逃亡した為、残虐非道な行動だけは避けます。

【行動】
情報収集時は、出来るだけ状況を楽しみつつ、忍者時代の技術を活かして行動。
戦闘時は、忍装束を纏い忍者として気を引き締めて戦います。
【早業】の技能を活かし、手持ちのユーベルコードから、適切な能力で行動します。
連携、アドリブ感激です。


セシル・ローズキャット(サポート)
『神様なんていないわ』
『あなたみたいな人、嫌いよ。だからここで終わらせるの』

 ヴァンパイアの父と修道女の母に大切に育てられた、ダンピールの少女です。
 母が同じ人間に迫害されてきたため神を信じず人間嫌いな性格ですが、猟兵としての仕事には真剣に臨みます。
 普段の口調はやや大人びた感じですが、親しみを覚えた仲間に対しては「ね、よ、なの、なの?」といった子供らしい口調で話します。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、依頼の成功を目指して積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはマスターさんにおまかせします!


上野・修介
※アドリブ、連携歓迎
スマホでUDC組織に周囲の封鎖と万が一の為の避難誘導を依頼。
ここで犠牲者が出れば、それこそ取り返しが付かなくなる。

呼吸を整え、無駄な力を抜き、戦場を観【視力+第六感+情報収集】据える。
敵の総数と配置、個々の体格からその間合い、周囲の状況を確認。

得物は素手格闘【グラップル+戦闘知識】
UCは攻撃重視

立ち回りは極力囲まれぬよう【フェイント】を入れつつヒット&ウェイ【ダッシュ+逃げ足】
敵の合間を縫うように常に動き回って相手の懐に肉薄し一体ずつ確実に倒す。

また時折『メリーさん』へタクティカルペンを【投擲】し【挑発】
敵が封鎖区域外に出ないよう、常にこちらへ注意が向くようにする。




 次々と溢れ出るかのように、出現するオブリビオンの異形。
 上野・修介(吾が拳に名は要らず・f13887)は素早く机の後ろへ身を隠し、スマホを操作。
 学校という場に詳しく無い異形らは、机の後ろを確認することもせず。
 目に見える者だけを狙い、猟兵達に牙を剥く。
「戦闘だな。気を引き締めて戦おう」
 忍装束を纏った髪塚・鍬丸(一介の猟兵・f10718)は、どこか飄々とした態度を消し、机の上から上へと駆け抜け、敵の死角に回り込んで。
 残虐非道な行動はしないという決意を胸に、的確に一撃で異形を倒してゆく。
(「ここで犠牲者が出れば、それこそ取り返しが付かなくなる」)
 身を潜めたままで、修介はUDC組織と連絡を繋げ、周囲の封鎖や避難誘導を依頼していた。
 それが終わるとスマホをしまい、呼吸を整える。
 第六感に視力と情報収集の技能を重ね、戦場の全体を見破る。
「人間同士の諍いならともあれ、オブリビオンの影で未来を曇らされるなら……」
 異形の攻撃を躱し、光線銃を構えるのは、日留部・由穏(暁天緋転・f16866)。
「私が手を出さない道理はありません」
 言葉と共に、光線で敵を撃つ。
「人間は嫌いよ。でも、猟兵としての仕事だから」
 真剣に、と。積極的に異形と戦う、セシル・ローズキャット(ダンピールの人形遣い・f09510)。
『オ、オマエハ……俺ノ、餌ダ!』
「カイ、助けて」
 咄嗟に机の下に隠れて、己に宿るオウガの名を呼ぶ、編堵・希亜(蛇に囚われた少女・f19313)。
 希亜を護り、敵には容赦しないオウガが、異形の群れに攻め込んだ。
 異形が数体、修介に襲い掛かる。
 修介は異形の体格や間合いを計算し、廊下へ出ると素早く扉を閉めた。
 急に修介の姿が見えなくなり、訝しげに周囲を見回している異形目掛け、ドア越しに拳を叩き込んで。
 壊れたドアと共に、異形が吹き飛び、虚空で消えてゆく。
 勢いを殺さず、修介は机に片手を置いて体重を預け、その手を軸に回転して蹴撃を浴びせた。
 UCで己の攻撃力を最大限まで高めた修介に、反撃出来ないまま消えてゆく異形が多い。
 群れの合間を縫うようにかいくぐって攻撃を繰り出し、囲まれない為と、出入り口から敵が出て行かない為にも、直ぐに後退。
 修介が放つフェイント攻撃を見切れない敵は、一体、また一体と消えてゆく。
 敵を【リアライズ・バロック】で押しつぶしていた希亜へ、反撃が入る。
 決死の覚悟を纏った敵は、己の寿命と引き換えに、動きが俊敏になり。
 血の斬撃による攻撃を、希亜に向けて放つ。
「31.6度の白日より、去り逝く貴方に餞を」
 オウガが希亜を護りに戻ろうとした矢先、白い炎が発生し、希亜を攻撃していた異形を包む。
 炎に熱は感じず、苦痛も無い。
 白炎に包まれた異形は、安らかに消滅する。
「あの、ありがとう……」
「礼には及びませんよ。何があろうと、人の未来を照らし続けることが私の存在意義ですから」
 たどたどしい口調で、希亜が礼を述べ、由穏は優しい声音で返答した。
『俺ノ身体ハ……モウ、長クナイ』
「それなら、ここで終わらせるわ」
 戦闘用人形を操って攻撃していたセシルだったが、敵は幾つかの動物の能力を宿し、自己強化した。
 代償を受けながらも、敵は超強化された体躯で攻撃をしなやかに躱し、強烈な蹴撃を食らわせて来る。
 肉薄しようとした修介の動きも敏感に察知し、大きく避けた先に居る鍬丸へ、敵が蹴りを放とうとし――。
「残念、そいつは影さ」
 当たったかと思いきや、鍬丸の姿はゆらりと揺れて、消える。
 残像が消えたと同時に鍬丸が、刀を振るって敵に傷を付けるも、やや浅い。
 代償によって、苦しげに息を荒げていた敵は、動く者に気付いた。
 それは、遠くへ誘導されて避難してゆく、生徒や教職員らの姿。
 窓ガラス越しだが、視界に入ると、真っ先に殺めたくなる、強い衝動に駆られて。
 弱者から先に排除しようと、窓ガラスを蹴破ろうとする。
 その瞬間、強烈な拳撃を食らった。
「アンタの相手はこっちだ」
 まるで獰猛な獣のように、瞳を鋭く光らせて挑発する、修介。
 頭を殴られた為、ふらついてはいるものの、敵は怒りの咆哮をあげる。
『オマエモ、アイツラモ……俺ノ、餌ダ!』
 リミッターの外れた姿に変化した敵は、攻撃と耐久力が一気に高まった。
 だが理性は無くなり、速く動くモノを無差別に攻撃し続けるだけの存在と化す。
「人々の生活はいつまでも見飽きないものですし、晴れやかに生きてほしい。ですから、一人たりともここから出しませんよ」
 他の異形を白炎で葬りつつ、由穏は警戒を怠らない。
「少し、疲弊させておこうか」
 自ら囮となって走り出す、鍬丸。
 敵が次々と仕留めた者は全て、鍬丸の残像だ。
 ある程度は、疲れさせることが出来たと思い、鍬丸は修介に目配せした。
「こっちに来い」
 意図を察し、今度は修介が囮となる。
 疲弊していても、本能のままに追い駆けて来る、異形。
 階段まで惹き付け、突進攻撃をギリギリで躱して。
 階段を転げ落ち、踊り場の壁にぶつかった隙だらけの敵へ、拳を叩き込む。
 異形をまた一体消し去り、修介は戦場へ戻ってゆく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

エドゥアルト・ルーデル(サポート)
『ヒャッハー!頭ねじ切ってオモチャにしてやるでござる!!』

口調:拙者、名字+氏、~でござる、~ですぞ
属性:混沌・悪

弱きを困惑させ強きを嫌がらせの果に弄り倒す正義なんてどこ吹く風なゴーイング・マイ・ヒャッハー系

シリアスな空気だと破壊するか自分が爆発する
可愛い女の子を見れば興奮する変態
エンジョイ&エキサイティングをモットーに好きなように生きて好きなように死ぬギャグキャラ
オタクらしく戦闘中でも状況に有ったセリフやパロ技を適当にぶっ込みながら戦う様はイカレポンチすぎて敵味方問わず困惑と驚愕させることに定評がある
公言しないが空軍のパイロット


ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。

口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。

食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆

※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。


ヤニ・デミトリ(サポート)
おやァ、今日はこういう仕事っスか?
良いっスよ、どんなカタチがお望みスかね

あっけらかんとした人型のブラックタール
合理主義が沁みついていますが生物を好ましく思っており、
軽口を叩きながら、仄暗い手段で安息を勝ち取るべく動きます

得意な事は状況に合わせ姿形を変えること
液化してだまし討ちしたり、武器を変形させたり
手持ちの情報からできそうなものは自由に
主な武器は尻尾型のバラックスクラップと、体を変化させた泥の刃
獣や魔物、敵の姿を映し取ることも得意ですが、
他の猟兵に擬態することはありません

公序良俗を乱さない範囲なら自由に
あとはおまかせ、よろしくお願いします


アレクサンドラ・ヒュンディン(サポート)
人狼の力持ち×ミュータントヒーローです
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、気にいったら「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」

性格は内気で人と目を合わせるのが苦手ですが、人嫌いなわけではなく事件解決には積極的です
戦闘スタイルは力任せで、ダメージはライフで受けるタイプです

日常や冒険の場合、食べ物があるとやる気が増します

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!




 異形が半分ほど倒された頃合いに、新たに加わる影が4つ。
「今日はこういう仕事っスか? 良いっスよ、どんなカタチがお望みスかね」
 人型のブラックタール、ヤニ・デミトリ(笑う泥・f13124)が大胆不敵に笑う。
 体を刃状に変化させ、目立たない技能を活かし、異形を葬ってゆく。
「ちょっとだけ、10秒間ぐらい時間をかせいで欲しいのにゃ」
 ミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)は、集中し始める。
「可愛い女の子が居るでござる! ヒャッハー! 時間稼ぎ、喜んでするですぞ!」
 興奮状態で、ミーヤを守るように立ち回るのは、エドゥアルト・ルーデル(黒ヒゲ・f10354)。
「にゃにゃ!?」
 そんなエドゥアルトに、やや困惑と多少ドン引きし、ミーヤは思わず集中を解き、慌てて再び集中モードに入る。
「10秒間ね、任せて」
 アレクサンドラ・ヒュンディン(狗孤鈍狼・f25572)が異形の足を掴み、怪力を発揮して。
 異形を振り回し、床に思いっきり叩きつける。
 アレクサンドラの、力任せの戦闘スタイルに、異形たちは用心深く後退。
「チャージ完了、今にゃ! いっけえにゃー!!」
 視認している複数の対象に向け、ガジェットから弾丸とビームを発射する、ミーヤ。
 異形も、やられっ放しとはゆかずに、反撃を試みる。
 己を超強化した異形が、代償を受けながらも、ミーヤへ狙いを定め、強力な蹴撃を繰り出す。
 素早くジャンプして回避し、ミーヤは得意とする速度の高さで、敵を翻弄。
「おやァ、気付かれないっすね。本当に、学校の構造に詳しくないみたいっすね」
 机を盾にするようにして隠れ、一度人型に戻ったヤニが、状況を把握。
 まるで戦いを楽しんでいるかのように、ヤニは敵と同じ姿に擬態。
 机の後ろから飛び出すも、異形は仲間だと思い、ヤニを攻撃することは無い。
 隙だらけの異形に、ヤニは自身の泥から槍を放ち、敵を貫く。
 それにより、他の異形は、ヤニが仲間では無い、と。
 気づき、リミッターを外すのは一体の異形。
 理性を失い、無差別に速く動く物だけを狙って、攻撃する状態へと変化する。
「おっと、避けて貰っちゃあ困るっス」
 槍を次々と放ち、敵を確実に仕留める、ヤニ。
「休んでいる暇はないぞ出撃でござる!」
 エドゥアルトが【Sturz KampfFlugzeug】を発動し、小型の戦闘用に特化した爆撃機部隊を召喚。
『死ヌ前ニ、オマエダケ、ハ……!』
 爆撃機部隊による攻撃を受け、決死の覚悟を纏った敵は高速移動と共に、血の斬撃を放射。
 程々の強さを持つ爆撃機部隊だが、一撃で消滅する、というリスクが有る。
 斬撃を食らった爆撃機部隊は、即座に消滅。
 しかしエドゥアルトに焦りや苦戦の色は無い。
「ヒャッハー! 頭ねじ切ってオモチャにしてやるでござる!!」
 どこまでも、ヒャッハー系の、エドゥアルトだった。
「食べ物があれば、やる気も増すのよね」
「分かるにゃ! ミーヤも食べるの大好きにゃ!」
 敵からの攻撃を避け、ミーヤがアレクサンドラの呟きに、瞳を輝かせて食いつく。
「でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ」
「甘いお菓子とかが、良いですよね」
 内気で、人と視線を合わせるのが苦手なアレクサンドラは、伏し目がちになりながら言葉を交わす。
 次々撃退し、敵の数が減った為、会話する余裕も生まれている。
「大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!」
 簡単に餌付けされそうなミーヤの発言に、アレクサンドラが思わず目を丸くする。
「あれっすね。美味いもので釣られそうな勢いっすね」
 敵を撃破しつつ、ヤニも会話に加わる。
「そこまで単純じゃないのにゃ! ……多分にゃ」
「冗談っスよ、冗談」
 否定するミーヤに対し、軽く返す、ヤニ。
 自信が無いのか、後半は声を小さくするミーヤだった。
 攻撃を仕掛けながら会話をしていた為、時間が過ぎるのも早く、いつの間にか異形の敵は全て倒し、消え去っていた。
『わざわざ呼び寄せたのに、一人も殺せないなんて、使えない連中だったわね』
 姿無き少女の声が、冷ややかに響く。
 召喚が中途半端な状態の、不完全な少女が、ようやく姿を現した――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『『都市伝説』メリーさんの電話』

POW   :    キミの背後のメリーさん
【背後からの斬撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【致命的ダメージを与える素早い二撃目の斬撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    【フレーム間妨害UC】メリーさんの電話
【冒険・集団戦を含めて、自分に対して好奇心】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【電話機(この電話機は対象の周囲に現れる)】から、高命中力の【対象を追跡して、ナイフで攻撃する少女人形】を飛ばす。
WIZ   :    メリーさんは何処かな?
レベル×5体の、小型の戦闘用【ナイフを持った、自分と瓜二つの精巧な人形】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアララギ・イチイです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

四王天・焔(サポート)
『こんにちは、焔だよー。』
 妖狐の人形遣い×ガジェッティアの女の子です。
 普段の口調は「無邪気(自分の名前、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、家族には「甘えん坊(自分の名前、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

無邪気で感情の起伏が激しい性格の少女、
武器はからくり人形とドラゴンランスを主に使います。
植物、特に花が好きです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ノエル・スカーレット(サポート)
アドリブ&他の猟兵さんとの連携大歓迎。
性的描写NG

世界を飛び回るチビッ子ダンピールです。
吸血衝動はほぼなく太陽へっちゃら、お菓子が好きで、虫が嫌い。
色々な事件に首を突っ込みスカーレッド・ノヴァをぶっぱなします。
(ぶっぱなさなくてもOK)


基本的にいい子なので首を突っ込んだ事件やイベントの解決や成功の為に積極的に行動します。

戦闘は残像を伴う素早い動きから大鎌でなぎ払い攻撃したり。
ユーベルコードをご自由にお使いください。

記載がない部分はマスター様におまかせでお願いします。
自由に冒険させてあげてください。


リーズ・リヴィエール(サポート)
 時計ウサギの力持ち×ゴッドハンド、18歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、敵には「女性的(私、あなた、呼び捨て、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
エッチな描写もNGです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


上野・修介
※アドリブ、連携歓迎
戦闘前に少年に声を掛ける。

「俺たちが間に合い、被害がこの程度で済んでいるのは、君が最後まで引き金を引かなかったからだと思います」
「君は決して弱くない。まだ立ち上がれる」

UCは攻撃重視。
調息、脱力、敵を『観』る。
敵の体格・得物・構え・視線・殺気から間合いとタイミングを量る。

先ず背後を取られないよう壁や遮蔽物を背にして戦闘。

『メリーさん』という形で顕現している以上、必ず背後に回ってくる瞬間がある。
それまで呼吸を整え、内功を練る。

「取ってみろよ。俺を背中をな」
挑発するように無防備を装って、背中に誘いこむ。

「こういう技もある」
背後に回り込んできたら、振り向かずに鉄山靠を叩き込む。




 召喚が中途半端に終わり、不完全な状態となったものの、元々が強い為、少女の威圧感は凄まじい。
 より安全な場所へと、上野・修介(吾が拳に名は要らず・f13887)とノエル・スカーレット(チビッ子ダンピール・f00954)は少年を誘導する。
 戦場から離れ過ぎない場に到着し、後は少年が一人で校舎から出てゆくだけだ。
 礼を言い、校舎から出ようとした少年の背へ向け、修介が口を開いた。
「俺たちが間に合い、被害がこの程度で済んでいるのは、君が最後まで引き金を引かなかったからだと思います」
「そうですね、殺意にまで至らなかったのは、貴方に勇気が在ったからでしょう」
 ノエルも頷き、少年にそう声を掛けた。
 振り向いた少年は、まさかそのような言葉を貰えるとは思っていなかったのか、驚きの表情を浮かべている。
「君は決して弱くない。まだ立ち上がれる」
「……はい」
 続く修介の、力強い言葉。
 少年の瞳には、涙が溜まってゆく。
 腕で目元をゴシゴシと擦り、涙を拭って。
「ありがとうございます、俺……頑張ります」
 大きく頭を下げ、顔を上げた頃には、ほんの少しの笑みが浮かんで。
 貴方たちに出会え、自分の行ないを止めて貰えて良かった、と。
 言い残し、校舎から出てゆく。
 少年が避難したのを見届けてから、修介とノエルは頷き合う。
 強い殺気が漂う戦場へ、二人は戻って行った。

「ガジェットショータイムだよー」
 四王天・焔(妖の薔薇・f04438)は、メリーさんに有効な形状のガジェットで、蒼い炎を放ちながら、攻撃を仕掛ける。
 高速度の攻撃を避けられず、メリーさんに深く命中する。
『お返しよ』
 メリーさんが告げると共に、焔の周囲に電話機が召喚されて。
 高い命中力を誇る追跡タイプの、少女人形を飛ばした。
 人形はナイフを持ち、焔に襲い掛かる。
 多少の怪我も厭わない焔は、避けても追跡され続けるのならば、と。
 敢えてその攻撃を身に受けた。
 積極的に動くリーズ・リヴィエール(時計ウサギの力持ち・f24468)が、勢いのついた拳撃を、メリーさんに叩き込む。
 余力が有り余っているメリーさんは体勢を崩さず、カウンターの如く、リーズの後ろへ回り込み、斬撃を繰り出す。
 リーズが振り向くと同時に、連続の斬撃が重なる。
 大きな負傷を受けたリーズは、メリーさんとの距離を取ろうと、飛び退く。
「従順なる我が眷属、サイレントチェイサー」
 戦場に駆け付けざま、6匹の小さな蝙蝠を召喚する、ノエル。
「事件の解決や成功の為に、頑張ります」
 良心的な想いを強く抱いて。
 奮闘するノエルに、ナイフを持った戦闘用の小型人形が、迫る。
 人形を一撃で粉砕したのは、同じく駆け付けた、修介だ。
(「メリーさん、という形で顕現している以上、必ず背後に回ってくる瞬間がある」)
 修介は呼吸を整え、内功を練りつつ、戦況を見極める。
 メリーさんの体格から、得物や構え、視線までも見逃さず。
 背後を取られないように、修介は壁を背にしていた。
 当然、壁が邪魔な為、メリーさんは修介の後ろに回り込むことが、出来ない。
 他の猟兵たちを先に片付けようと、メリーさんが視線を送った矢先――ノエルが残像を伴いながら、高速で移動し、大鎌を巧みに使ってなぎ払う。
 ギリギリで躱したメリーさんは、反撃に出た。
 それにより、間合いとタイミングを量り終えた修介が、壁から離れる。
「取ってみろよ。俺の背中をな」
 無防備を装い、メリーさんに対し、挑発的な言動を放つ。
 誘いとは見抜けず、メリーさんは一瞬で消え、あっという間に修介の背後に現れた。
「こういう技もある」
 メリーさんより先に、素早く膝を少し曲げ、背後に居るメリーさんの足を引っかけて。
 修介は振り向かないまま、背中で強く、体当たりを叩き込んだ。
 吹き飛び、床に倒れたメリーさんは直ぐに起き上がり、憎々しげな眼差しを修介に注ぐ。
『よくもやったわね。全員、ズタボロになるまで斬り刻んで、殺してあげるわ!』
 メリーさんの不気味な笑い声が、校舎内に響いた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

エステル・リンティネン(サポート)
まだ知られていない別の世界から迷い込んだ、ミステリアスな雰囲気のする少女です。
猟兵として様々な世界を旅する事で元居た世界に帰還する為の方法を探しています。
普段は異世界出身である事を隠しており、出身を聞かれた場合は「記録喪失で小さい頃の記録は無くしている」と説明して誤魔化しています。
性格としては大人しく落ち着いていて、丁寧口調で話しかけます。
仕事として占い師をしているので、それにあった行動をして貰えると嬉しいです。
戦闘では魔法を中心に戦いますが、状況によって剣でも戦うことが出来、状況に合わせて剣と魔法を切り替える戦法を取っています。


岩永・勘十郎(サポート)
普段の一人称は『ワシ』。浪人のような気さくで少し古風な喋り方をする。基本は冷静だが、本気を出したり心から出たセリフだと『俺』になり現代風な喋り方。

基本は刀一つで何とかする。UCは基本使わない。
刀だけで対応できない相手にのみUCを使う。

本人は『自分のやりたいようにやる』をモットーにしていて、人助けは性に合わないと言っているが、根は優しく人助けしてしまうタイプ。もちろん相手の感謝に「ワシのやりたい事をやっただけだ」と素直じゃない。 

弱者を虐げる行為が大嫌い。


仇死原・アンナ(サポート)
鉄の処女を模した鉄塊剣『錆色の乙女』,妖刀『アサエモン・サーベル』、戦闘用処刑道具『赤錆びた拷問器具』、棘の生えた鉄球が先端に付いている『鎖の鞭』等を使います

UCは指定した物をどれでも使用

普段の口調は(私、あなた、呼び捨て、ね、よ、なの、なの?)
戦闘中は(ワタシ、お前、呼び捨て、言い捨て)

処刑人として敵と戦います
同行者がいれば協力
メインは鉄塊剣を振るい攻撃
鉄塊剣の使用が不向きな相手・場所では刀剣をメインにして相手をします。拷問具や鞭を使い敵の行動を阻害、鉄塊剣や刀剣で敵を攻撃します。影朧にはできる限り説得しますが説得不能と判断すれば容赦なく屠ります
キャバリアを操縦したり生身でも戦います


天星・零(サポート)
※一言欄も参照願います

零、夕夜二つの人格を持つ少年
零は常に微笑んで話す



口調
零…僕、-さん、です、ですよね?
夕夜…俺、お前or呼び捨て、-だ、だぜ、だよな?

UC口調は秘密の設定

装備

十の死
虚鏡霊術
死神の瞳

夕夜
Punishment Blaster

共通

Enigma
オーバーライト
約束の四葉
違法契約者の刻印
Ø
グレイヴ・ロウ
Determination -決意の魂-

常に【戦闘知識+世界知識+情報収集+追跡+第六感】を働かせ、普段の情報収集や戦闘での戦況や弱点や死角を把握警戒

enigmaを使い両人格で行動または召喚系UCと行動
メインは指定UCを使う方



真の姿禁止
ネタ禁
人格毎に使うucが違う為、秘密の設定参照


クレア・フォースフェンサー
ズタボロになるまで切り刻んで、殺してあげる――か。

ようやく本心をさらけ出したようじゃな。
大方、先の少年の願いを叶える形でその同窓を惨殺し、そのことに苦悩する少年の姿を見て楽しむつもりであったのであろう。
そのような不埒な輩は、しばらくこちらの世界に来たくなくなるくらいに痛めつけてやらねばなるまいな。
おぬしは先ほどの者達を使えないと罵っておったが、同じ運命を辿らせてやるゆえ、覚悟するがよい。

敵の動きを見切り、光剣でナイフや人形等を捌きつつ接近。
敵の武器を弾き飛ばし、その手足を削いでいった後に心臓や頭部を貫こう。

幸いにも、この校舎にもはや生徒達はおらぬ。
好きなだけ、悲鳴を上げてよいぞ。




「ズタボロになるまで斬り刻んで、殺してあげる――か。ようやく本心をさらけ出したようじゃな」
 練磨の末に到達した技を繰り出しつつ、クレア・フォースフェンサー(UDCエージェント・f09175)が口を開く。
 光の剣でメリーさんの片足を破壊し、体勢が崩れたところへ、更なる追撃。
 かなりの致命的な負傷を受けるも、メリーさんはクレアの背後から斬撃を放とうとする。
 が、命中率が高いその攻撃を見切り、クレアは軽快にバックステップ。
「大方、先の少年の願いを叶える形でその同窓を惨殺し、そのことに苦悩する少年の姿を見て楽しむつもりであったのであろう」
『それの何がいけないの? 恐怖や絶望で人間達を苦しめた分だけ、私の存在が広まるんだから。メリーさんの噂を広めることが、私の目的』
「解らない、か。そのような不埒な輩は、しばらくこちらの世界に来たくなくなるくらいに痛めつけてやらねばなるまいな」
 クレアの攻撃で大分負傷していても、冷ややかな声音で脅す、メリーさん。
『邪魔するなら、キミも殺すわよ』
「残念ですが、あなたは誰一人殺せないまま、倒される……私の占いでは、そうなっています」
 エステル・リンティネン(旅する占い師・f08918)は炎を纏った魔法の矢で、メリーさんを射抜く。
 メリーさんは苦しげに顔を歪め、すぐさま、数体の小型人形を召喚する。
 ナイフを持った戦闘用の人形がエステルに襲い掛かった。
 人形を迎撃するエステルだが、いかんせん数が多い。
 エステルの死角から、数体の人形が一気に迫る。
 それらを次々と一刀両断したのは、岩永・勘十郎(帝都の浪人剣士・f23816)だ。
「人助けは性に合わないんだが……弱者を虐げる者には消えて貰わないとな」
 刀身を鋭く光らせ、メリーさんを睨む、勘十郎。
 刀でメリーさんの腕を突くようにして貫き、反撃が来る前に飛び退いて、一定の距離を保つ。
 知識や情報の収集、第六感などを駆使し、戦況を把握していた天星・零(零と夢幻、真実と虚構・f02413)が、詠唱に入る。
「おいで、僕のお友達。首狩りの女王が求めるのは汝の首と血なり」
 零の声に応え、現れたのは人型の、巨大な山羊の骨。
 禍々しい姿を零は平然と一瞥し、メリーさんに眼差しを向けて。
「……僕のとっておきの子です。首を狩られないように気をつけて下さいね」
 微笑みを浮かべた零が告げると同時に、召喚された異形が、鎖をメリーさんに放つ。
 絡みついた鎖で動きを封じられる、メリーさん。
 更に大鎌が振るわれ、ナイフを手にした数体の人形ごと、メリーさんが薙ぎ払われた。
「よっこいしょっと……」
 吹き飛んだメリーさんを掴み、怪力を発揮して床へ叩きつける、仇死原・アンナ(炎獄の執行人・f09978)。
 アンナの手から逃れた瞬間、メリーさんはアンナの背後から斬撃を二度浴びせた。
 鞭を振るい、鋭いトゲを持つ鉄球で反撃する、アンナ。
 メリーさんの行動を阻害し、隙をついて巨大な剣で押し潰す。
 凄まじい怪力により、巨大な剣は軽々とアンナの手で振るわれる。
 何度も叩き潰され、メリーさんはボロボロの状態になっていた。
「ワシは、ワシのやりたいようにやるだけだ」
 刀1つで戦い続ける、勘十郎。
 根が優しい為、結果的に人助けをしてしまう勘十郎だが、素直になれない。
 一瞬の隙を狙っては刀で斬り、突き、薙ぎ払う。
「おぬしは先ほどの者達を使えないと罵っておったが、同じ運命を辿らせてやるゆえ、覚悟するがよい」
 クレアが素早く肉薄し、近距離からメリーさんの心臓部を剣で貫く。
 メリーさんは苦痛により、悲鳴をあげる。
「幸いにも、この校舎にもはや生徒達はおらぬ。好きなだけ、悲鳴を上げてよいぞ」
 更に頭部へと剣を突き刺す、クレア。
 メリーさんが血走った瞳を見開き、最後の抵抗とばかりに、ナイフを手にした人形を召喚。
 クレアを囲むように布陣された人形が、一斉にクレアを斬りつけようと飛びかかる。
 全て見切り、クレアはナイフや人形を巧みに剣で弾き、捌いてゆく。
 あっという間に人形を全て片付ければ、メリーさんの表情に初めて、恐怖の色が浮かぶ。
「少しは理解出来たかのう。ならば、終わらせてやろう」
 剣を構え直したクレアが、容赦無く、メリーさんを斬り捨てる。
 トドメを食らい、メリーさんは消滅した。

 件の少年は転校し、新しい環境で、心からの笑顔を出せるほどに変わっていた。
 自分の心を救い、変われる切っ掛けとなる言葉を掛けてくれた、猟兵達のお陰で。
 誰かが虐められていれば、勇気を振り絞って、止めに入る。
 他者への優しさを、決して忘れない。
 勇気を出し、困っている人には手を差し伸べる。
 それは、猟兵達が自分にしてくれたこと。
 猟兵達への感謝と共に、自分もそうで在りたい、と。優しさや強さを、心の深くへ刻んで。
 友人と楽しく笑い合い、楽しく明るい日々を送っているのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年12月19日


挿絵イラスト