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危機一髪!光と闇の疑似生命体(バーチャルキャラクター)

#キマイラフューチャー #猟書家の侵攻 #猟書家 #ミズ・ルチレイテッド #バーチャルキャラクター

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#バーチャルキャラクター


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●イベント襲撃
 それはキマイラフューチャーでのあるイベントの最中のことだった。
「みんな応援ありがとー!」
 1体のバーチャルキャラクターがマイクを手に客席に声を投げかけていた。フリフリの衣装のその少女は、『魔法少女』と呼ぶにふさわしい服装だった。そう、何をかくそうこのイベントは、魔法少女バーチャルキャラクターのリアルイベントなのだ。
「これならあいつを倒せる! いっくよー!」

 一方、その舞台裏で、1体の怪人が今まさに乱入して彼女を襲おうとしていた。
「あの子も食べて……『私』は『私』の手掛かりを探す」
 しかしその姿はところどころガタがきており、もはや自壊してしまう危険性もあった。――それでも己が意志のもとに突撃しようとした、その瞬間。
「……?」

 突然、上空に何やら船のようなものが現れた。

 それを見上げる怪人。するとそこには一人の女性が。
「おや? 君はあの疑似生命体(バーチャルキャラクター)を襲う気みたいだね? ならばこの私も支援しよう! カモン、スーパービーム!」
 返答も聞かないまま船のようなものから放たれたビームが怪人を包む。すると、制服に似ていたその服装が、まるで宇宙のような星々が描かれたドレスに変わっていった。
 ――それは、まさに彼女が『宇宙怪人』へと『変身』した瞬間だった。
「さあ、行きたまえ! 生まれ変わった君として! 圧倒的な『美』を見せつけるといい!」
 コクリ、と頷くと乱入していく怪人。ほどなくしてキマイラたちは逃げ、バーチャルキャラクターの悲鳴が聞こえた。
「素晴らしい、これは最高だ! では私も行くとしましょ……ゲフン……しようか!」
 あっさては演技してるなこいつ?

●数刻後
「ん……?」
 次に魔法少女バーチャルキャラクターが起きた時は、ステージの上で二人の女――片方は金の短髪、片方は銀の長髪――に縛られていた。
『どれだけ見ても素晴らしい、わが「宇宙船団ルチレイテッド」に相応しき逸材だ』
「へ……? るち、れいてっど……?」
『うーん、だが少し「美」が足りないな』
 金髪の女性がパチンと指を鳴らせば銀髪の女性怪人が頷き、何やらモザイクに塗れたものが左手の上に現れる。
「へ――? そ、それは――」
『そう、「バグ」だ。このバグを君に埋め込めば、きっと君は悪の魔法少女としてその力を世界に見せつけられるであろう! その時を私は楽しみに待とうではないか! では、私は失礼するよ。少しあっちへ行く』
「待っ――!」
 金髪の女性を追おうと動こうとしたが、縛られていてうまく動けない。そんな中で、『バグ』の塊が銀髪の女性怪人によって強引に入れられようとしている――!

●魔法少女を救え
「出番よ、あんたら! こいつを何としても救い出さないと!」
 マリア・ルート(千年の王国から堕ちのびた姫・f15057)が叫ぶように猟兵たちに呼びかける。
「猟書家『ミズ・ルチレイテッド』が銀髪の女性の怪人をなんか宇宙風で魔法少女みたいな服装に変身させ、別の一般バーチャルキャラクターをバグで悪の魔法少女にして『宇宙船団ルチレイテッド』なるものに誘おうと襲っているわ! ルチレイテッドが何かは知らないけど、これが猟書家の手によるものなら放置するわけにはいかない!」
 猟書家、というのもあるが、怪人を放置するわけにもいかないし、何より可憐な魔法少女がバグで汚染される姿は見たくない。悪の魔法少女、というのもあり、最悪、闇堕ちしたように変貌してしまう危険性もある。
「万が一そうなってしまえば大混乱が起きるでしょうね……こいつ割と界隈では人気のバーチャルキャラクターみたいだし。ただ、今まさにそれが行われようとしているところをうまく予知できたから、そこに乱入すればまだいけるはず!」
 猟書家はどこかに逃げてしまったようだがまだ遠くには行っていないはずだ。怪人を倒した後にどうにか追いかけられるはずである。
「各個撃破ができる分まだマシでしょうね。怪人を撃破した後、猟書家も討滅してほしい! 頼んだわよ!」


結衣謙太郎
 闇堕ちした姿も見てみたかったのは内緒。
 またお会いしましたね、結衣です。
 猟書家シナリオ、お届けします。以下詳細。

●メイン目標
 猟書家『ミズ・ルチレイテッド』の討滅。
 メタいですが1章クリアで居場所がわかります。

●章構成
 1章:『ボス戦』
 ロケーションはキマイラフューチャーのイベントの舞台。
 キマイラたちは逃げました。いません。
 敵の怪人はモザイクのような『バグ』を同じバーチャルキャラクターの魔法少女に強引に入れようとしています。夢中になっているのでプレイング次第ではアンブッシュを決めれる可能性もあります。
 なお、画像は制服ですが実際には宇宙のような星々が描かれたドレスを着ています。その姿は、まるでもう一人の魔法少女。

 2章『ボス戦』
 ロケーションは不明です。1章クリアで判明します。
 猟書家『ミズ・ルチレイテッド』が相手です。
 怪人たちの前では頑張って演技しています。プレイング次第で素を見せてくるかも?
 あとは普通に純戦です。

●全章通して特別プレイングボーナスが存在します。
『この一般魔法少女バーチャルキャラクターに応援される』と特別プレイングボーナスになります。
 なお彼女の戦闘能力はゼロなので悪しからず。イベントはあくまでイベントであり、実際の戦闘能力なんてないのです。アレだよ、台本とかそういうやつだよ、多分。

 以上です。
 それでは、皆さんのプレイングをお待ちしています!
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第1章 ボス戦 『ネームロスト』

POW   :    インストール
戦闘中に食べた【物体をデータ化させ、データ】の量と質に応じて【身体に反映】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD   :    キャッシュクリア
【ケーブルを模した触手】による素早い一撃を放つ。また、【所有するデータを廃棄もしくは圧縮】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ   :    フリーズ
【ケーブル状の触手】から【撒き散らすように体内に溜め込んだデータ】を放ち、【それを見たり聞いたりした者は情報過多】により対象の動きを一時的に封じる。

イラスト:傘魚

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はラモート・レーパーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

神羅・アマミ
アイドルイベントにモザイク状のバグじゃってぇ~!?
お前…それは視聴者に「えっ何かいけない物が映ってるの!?」と余計な勘違いを生むじゃろが!
そいつはめちゃ許せんよなァ~ッ!

というわけでUC『結髪』を発動し、ブラストをゲーミングじみてめまぐるしく変わる七色の光にアレンジし【範囲攻撃】で放出!
迫りくるケーブルを【吹き飛ばし】つつ、モザイクバグを塗りつぶすように光彩で覆うという寸法よ!
ド派手なブラストで会場もディスコじみてアゲアゲ、ギャラリーもヒートアップ間違いなし!

しかし、際どいビキニスタイルのモブアイドルがいたら、胸元や股間とカメラの間にブラストの射出が挟まって「謎の光」現象が起こってしまうかも!


上野・イオナ
「英雄イオナ 希望を描きにただいま参上!」ってね。
待ち伏せしても良かったけど特に演出とか思い浮かばなかったし堂々登場!
それよりも早くバーチャルキャラクターの子を助けてあげないとね。闇堕ちなんてさせないよ!

敵UC【フリーズ】に対抗
視覚なら僕がペイントブキで宙に描いたイカしたイラストが、聴覚ならばチェレステカリヨンから流れる愉快な音色が埋め尽くす(技能『目隠し』7『楽器演奏』7)
脳内を埋めるのはやっぱり楽しいデータじゃなきゃね
UC【チートリフレクター】使用
最終的にデータが食われるとしても、被害者の子の安全を確保するために必要な時間は確保出来るでしょ。多分!

※アドリブ・連携 歓迎です


カーバンクル・スカルン
何さらしとんじゃいワレー!

【忍び歩き】【迷彩】【物を隠す】で音もなく接近して銀髪野郎のケーブルを【切断】【部位破壊】からのハイキック!

さらに吹っ飛ばす先に待機させておいたカタリナの車輪から伸びた鎖で【捕縛】することで銀髪野郎はずっと行動不能で私のターン! チクチクチクチク色んな方法で痛みつけてやろうじゃないの、協力しなさい魔法少女! え、戦うこと出来ない? なら指示出すからその工具箱の中から色々渡して。「メス」「はい」みたいな感じで。

あれあれ所有してるデータ、全部捨てなくていいのかな? 全力を出さないで私に勝てると思うなよ?

まあ、拘束から逃れても首に必殺の一撃を喰らわすだけなんだがね。


アリルティリア・アリルアノン
「そのバグだらけのコードをしまいなさい!」
魔法少女ちゃん(仮)と敵を引き離すように魔法弾を撃ち込みつつ、颯爽と登場!

「ネガティブハートにスマイル配信!
バーチャル魔法少女アリルちゃん、ログインなう☆」
そしてかっこよく名乗りを上げます
分断が成功していたら魔法少女ちゃんはアリル達の後ろに下がって、
今度はアリル達を応援してもらいましょう
うーん、気分は後輩の危機に駆けつけたレジェンドです!
同じVC系魔法少女として、魔法少女ちゃんにはもう触手一本触れさせませんよ!

どうやら敵の触手、結構素早く動かせるみたいですね
ですがアリルのタキオンシュートの方が手数も速さもきっと上!
思いっきり撃ち込んでやりますよ!!


御形・菘
はーっはっはっは! 待てーい! 妾、推参!
お主の行動にはドラマが足りん!
闇墜ちにはもっとこう…葛藤とか悲劇とか、色々と大切な要素があるであろう?
襲って無理矢理とか実に安直、許しがたい!

そしてまだ名を知らぬ魔法少女よ、お主の舞台に乱入してしまってすまんのう
よければ後で、妾がイベントで悪役を担ってやろう! 派手にブッ飛ばされるぞ?
まあ今は安心して、妾の勇姿を存分に応援してくれ!

はっはっは、キマフュで、直に応援を貰っている妾が! 負ける要素など何一つ無い!
天高く跳び上がり…着弾位置を調整! 邪神の裁定に依りて、潰れて果てるがよい!
あるいはお主が真に魔法少女であるならば、耐えられるかもしれんがな!


亞東・霧亥
キマイラ初参戦かもしれん。
適度にネタ挿入していこう。

・忍び足、目立たない、暗殺、毒使い、不意打ち
俺は全身真っ黒、全然目立たないキングオブモブキャラの黒子だ。
Vキャラに夢中の怪人の背後に忍び寄る。
バグ怪人に有効な毒といえばウィルスバスター、N先生の出番。
怪人の背中にズブッと挿入。

何?N先生の方がバグってる?
ハハハ、何の事やら。

何かアクションを起こせば流石に振り向くかな?
【UC】
振り向けば間合いは至近。
いざ、剣戟を開始する。
毒が全身を蝕むまで逃げる隙など与えない。
隙を見せたらその命、あっさり刈り取ってみせよう。
死の舞踏を楽しめ。

「逸般魔法少女さんは離れててね。巻き添えになっても知らないよ?(邪笑」



●魔法少女を救う戦い
「そういえば俺、キマイラフューチャー初参戦かもしれん」
 そう漏らす全身真っ黒のいわゆる『黒子』のような姿になっている亞東・霧亥(峻刻・f05789)の参加記録を念のため見てみたが、確かに初参戦だった。旅団シナリオ以外だと、ね。
「まぁ通常の依頼では初参戦ということで適度にネタを……」
 何やらUSBメモリみたいなものを持ちながら銀髪の女性怪人の背後に忍び寄り、そして――ブスッ、と背中にメモリ注入。
「よし、OKだ」
 すぐに離脱しようとする霧亥。今何入れたの?
「バグ怪人に有効な毒といえばウィルスバスター、N先生の出番だろう?」
 それ大丈夫? 有効期限切れてない? それにN先生の方がバグったりとか……
「ハハハ、何の事やら――」
『ひー! なんかめっちゃオーラ高まりましたよ!?』
「何さらしとんじゃいワレー!」
 むしろバグらせて力を増幅させちゃった感のある銀髪の女性怪人、しかしそれにアンブッシュをしかける形でカーバンクル・スカルン(クリスタリアンのスクラップビルダー?・f12355)がアンブッシュのハイキックを決めようとする、が――!
『今のはいったい……?』
「え、振り向――う、うわぁぇおわ!?」
 いきなり銀髪の女性怪人が振り向いたことでハイキックが空振りしてしまいそのままスピンしてずっこけてしまった! その音に銀髪の女性怪人も気づいてカーバンクルに敵意を向ける!
『邪魔が入った? なら、倒す……あなたも食べる……』
「くっそ! かっこよく入ったつもりが……!」
 ごめん、まさかのファンブルだったんだよ。それはともかくカーバンクルの方に迫る銀髪の女性怪人!
『い、今なら……?』
 魔法少女バーチャルキャラクターが気を取られているうちに逃げようとする、と――
「そのバグだらけのコードをしまいなさい!」
 ステージ上の方から魔法弾が降り注ぐ!
『きゃっ!?』
『!?』
 銀髪の女性怪人はカーバンクルの方に、そして魔法少女バーチャルキャラクターは逆の方に、それぞれよける。
「引き離し成功ですね!」
 き、君は、まさか――!
「ネガティブハートにスマイル配信!
 バーチャル魔法少女アリルちゃん、ログインなう☆」
 左手を腰に、右手を右目を挟むようにピースサインにしてウインクするアリルティリア・アリルアノン(バーチャル魔法少女アリルちゃん・f00639)、ここにキラッと参上だ! バーチャルキャラクター3体目!
「そこの魔法少女ちゃん(仮)、もう大丈夫よ、アリルの後ろに下がってて!」
『は、はい! うわー、本物のバーチャル魔法少女だ……!』
 アリルもそれなりに有名な方である。ポンコツっぷりが目立っているが、時にはかっこいい姿も見せたい乙女心、否、魔法少女心。
「アリルを知っているとはただものじゃないですね。もう気分は後輩の危機に駆けつけたレジェンドです! 同じVC系魔法少女として、魔法少女ちゃんにはもう触手一本触れさせませんよ!」
 (仮)抜けちゃった。もう魔法少女ちゃんで確定なんだ……
「はっ……! で、でも、あってます、よね?」
 さあ?

『……! こうなれば、せめてこれだけでも――!』
 慌てて手のバグを持ち直す銀髪の女性怪人。そしてそのまま――バグを投げた!
『え――』
 一瞬油断したアリルの脇をすり抜けたそのバグは今まさに魔法少女ちゃんに――

「かァ~~~ッ!」
 !? 否! 突如として横から放たれたゲーミングな虹色の光がバグを飲み込んで消し去っていく!
「アイドルイベントにモザイク状のバグじゃってぇ~!?
 お前……それは視聴者に『えっ、何かいけない物が映ってるの!?』と余計な勘違いを生むじゃろが!
 そいつはめちゃ許せんよなァ~ッ!」
 上空から神羅・アマミ(凡テ一太刀ニテ征ク・f00889)が虹色のブラストをふかしながら目の前に現れるともう一度手足髪から虹色のブラストを上空に向けて放つ!
「そんな放送事故で盛り上がるより、こういうド派手な方がギャラリーは盛り上がるじゃろうがァ~ッ! あ、み★ちゃんねるはいつでもスタッフ募集――」
 アマミアマミ、今ギャラリーいないよ。
「なんでじゃ!?」
 いやこんな怪人騒ぎ起きたらキマイラたち普通に逃げるって……
「際どいビキニスタイルのモブアイドルとかいないのか!?」
『共演者の皆さんも逃げたみたいなので……』
 魔法少女ちゃんが思わず突っ込んでしまった。なんか落胆しているような絶句をするアマミ。てかいるのかよ共演者に際どいビキニスタイルのやつ。
「……じゃが妾で終わりではないぞ。お主ら、カモーン!」
 アマミが右人差し指をあげて右手首の反重力装置からブラストを勢いよく吹き出すと、その向こうから2人の人影が!
「英雄イオナ 希望を描きにただいま参上! 闇堕ちなんてさせないよ!」
「はーっはっはっは! 妾、推参!」
 上野・イオナ(レインボードリーム・f03734)と御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)だ! 片やキマイラ、片や有名配信者! ここにキマイラたちいたら確実に盛り上がってただろうな!
「待ち伏せしても良かったけど特に演出とか思い浮かばなかったし堂々登場ってね!」
「ふっ、お主の行動にはドラマが足りん!
 闇墜ちにはもっとこう……葛藤とか悲劇とか、色々と大切な要素があるであろう?
 襲って無理矢理とか実に安直、許しがたい!」
 一瞬菘がろくろを回すようなポーズしたのは気のせいだろうか。
『うわー、有名人がこんなに……』
 魔法少女ちゃんが何気に目をキラキラさせていた。なにせ一般バーチャルキャラクターだからね。そうそうたるメンツ、それに猟兵ということもあり夢見心地なのだ。そんな彼女の方に菘が振り向く。
「まだ名を知らぬ魔法少女よ、お主の舞台に乱入してしまってすまんのう。
 よければ後で、妾がイベントで悪役を担ってやろう! 派手にブッ飛ばされるぞ?」
『痛そうなのはちょっと……遠慮します』
「はっはっは、謙遜しおって。まあ今は安心して、妾の勇姿を存分に応援してくれ!」
『は、はい! これだけ皆さんくれば、大丈夫、ですよね……あれ、なんでしょうこの車輪は?』

(……まだ気づかれてないんだな)
 目立たなくする力に実は優れている霧亥。次々に来る猟兵たちの中、銀髪の女性怪人から少し離れた場所に黒子として紛れ込んでいた。まだばれていない。なら今のうちに――と、先ほどこけたカーバンクルの方に向かい手を伸ばす。
「立てるか?」
「ええ、大丈夫よ、少ししくっただけ」
 カーバンクルに近寄り体を起こす霧亥。軽く体を慣らすカーバンクル。
「こっから私のターンよ!」
 カーバンクルがやる気のように銀髪の女性怪人に近づいていく。
「……やれやれ、じゃあ、俺も行きますか」
 と、銀髪の女性怪人に至近距離までこっそり近づき、居合抜き――!

『っ!』
 ガチン、と音が。銀髪の女性怪人のケーブル状触手と霧亥の剣戟がぶつかり合った音だ。一つ舌打ちをすると幾度も剣戟を重ね合わせる霧亥だが、相手もケーブル状触手をしならせて応戦する。さらにいえばそれから噴出されるデータが、情報量を増やしていく――その影響を強く受けるのは――
(毒が回るまでの辛抱と思った、が、こちらも頭が痛く――!)
 零距離で戦闘してる霧亥である! 情報過多による頭痛、それに耐えながら剣戟を重ねる、が、徐々にその速度が鈍くなり、そして――
「――!」
 一瞬。行動が遅れた。ケーブル状触手が霧亥を弾き、そのまま動けないよう地面に縫い付ける。霧亥の目の前には、耐えきれないほどたくさんのデータが――!
(くっ、頭が――!)
 ぐっ、と目をつぶろうとしたその瞬間。

「今助けます!」
 イオナが彩虹の剣でデータを塗りつぶしていく。しかし銀髪の女性怪人のまき散らすデータがそれをさらに上書きしようとする。
「なるほどそういう技。ではこのゲームにそういう技を追加して――こう!」
 こっそり自作ゲームに模した技を追加し、デバイスから放つ彼のコード。それを用いて触手をデバイスから放ち、どこかイカしたイラストのデータをばらまかせ彼女のまき散らすデータを上書きしていく!
「最終的にデータ上書き合戦に負けたとしても、安全を確保するために必要な時間は確保出来るでしょ。多分!」
 対象が猟兵になったのは誤算だが、どうにか時間稼ぎはできそうだ。銀髪の女性怪人からこちらにもケーブル状触手が飛ぶが、それも彩虹の剣で弾きながら絵を描いていく。とりあえず情報の方はどうにかなりそうだ、しかしまだ銀髪の女性怪人は霧亥を地面に縫い付けたまま――と、その時!
「はっはっは、キマフュで、直に応援を貰っている妾が! 負ける要素など何一つ無い!」
 ――!? いつの間に菘が天高くに!?
「邪神の裁定に依りて、潰れて果てるがよい! あるいはお主が真に魔法少女であるならば、耐えられるかもしれんがな! くらうが良い!」
 銀髪の女性怪人が慌ててまき散らしたデータを食べようとするが――遅い! 菘の尻尾が抉るようにステージを破壊し銀髪の女性怪人はケーブル状触手もろとも叩き落される! 縫い付けてたケーブル状触手が取れたことでどさくさに紛れて霧亥がこっそり脱出! ……あれ、そういえばもう一人……あ、やっぱり! カーバンクルが巻き込まれて落ちている!
「っつぅ……ねえ、そこの蛇!」
「妾か?」
「そうよ! 向こうに私の車輪があるわ! あいつをそこにとりあえずぶっ飛ばして!」
「はーはっはっは! お安い御用だ!」
 カーバンクルの指示に素早く尻尾で怯んでいる銀髪の女性怪人を掴むとそのまま車輪の方にシュート!

『え!? う、うわ!?』
 ってそういえば車輪の近くに今要救助の魔法少女ちゃんが――!
「危ないなァ~ッ!」
 素早くアマミがブラストによる急加速で魔法少女ちゃんを巻き込み救助! そして銀髪の女性怪人はがっちり勢いよく車輪にイン! それを見たカーバンクルが満足そうにブツブツ呟く。
「これで時間稼ぎはできる……待ってなさい、ここまでうまくいかなかった分、きっちり返してやるんだから……!」
 破壊されたステージからどうにか抜け出したカーバンクル。足を軽くならすと、一気に銀髪の女性怪人の方へ走っていく。その視界には魔法少女ちゃんが!
「協力しなさい魔法少女!」
『え、その、私本当は戦えませんよ!?』
「じゃあ――」
 置いておいた車輪の近くに――あった!
「そこの工具箱から色々渡して! 指示出すから!」
『これですか!?』
 魔法少女ちゃんが車輪のそばにあった年季の入った工具箱を見せればカーバンクルは頷き。
「そう、その中の盾を頂戴!」
『えーと、この、盾ですか?』
「そうそれ! 上出来!」
 通りすがりに魔法少女ちゃんから盾を取ると、
「焼かれてしまえ――!」
 盾から黒い炎が出、それが銀髪の女性怪人に押し付けられる! ジュワー、と焦げるような音が!
『あ、あわわわ』
「君は見ない方がいい……」
 拷問のような風景に魔法少女ちゃんが戦慄する中、イオナが目を隠してあげる。
『……!』
 しかしその中でもケーブル状触手が容赦なく襲い掛かる!
「どうやら敵の触手、こんな状況でも結構素早く動かせるみたいですね」
 アリルが触手をかわしつつ冷静に分析。そしてカーバンクルにも回り込んだ触手が襲いかかる中、
「鋸!」
「はい!」
 イオナが代わりにカーバンクルに鋸を投げ渡せば、背中で盾を押し付けつつ鋸でケーブル状触手に応戦。

 数刻後、盾を取って投げ捨てたカーバンクル。銀髪の女性怪人の顔はすでに焼け焦げている。
『……っ』
 それでもなお戦闘態勢を取り、表情をゆがめる銀髪の女性怪人。
「あれあれ、所有してるデータ、全部捨てなくていいのかな?」
 カーバンクルが小悪魔な笑みを一瞬浮かべた、かと思いきや――
「全力を出さないで私に勝てると思うなよ? 釣り針頂戴!」
 真剣な表情になり投げ渡された釣り針のようなフックがついた鎖を放つ。フックが銀髪の女性怪人にひっかかり、車輪ごと力ずくで吊りあげられる。
『……まだ』
 だがケーブル状触手はまだ動けるようだ。猟兵たちに襲い掛かってくる。
「この触手、速いです――が、アリルのタキオンシュートの方が手数も速さもきっと上!
 思いっきり撃ち込んでやりますよ!!」
 アリルが真剣な顔でカーバンクルや魔法少女ちゃんに迫るケーブル状触手を壊そうと魔法光線を放つ――が、ケーブル状触手の方がさらに速い! 生死の危機に覚醒したか、それともデータをつぶして加速したか!
「ぐっ、これじゃ――ぎゃあ!」
 なんということだ! アリルがケーブル状触手に縛られてしまった!
「このままじゃ……!」
『アリルさーーん! 皆さーーーん!! がんばえーー!!』
 おおっとここで魔法少女ちゃんから応援だ! こんなのに負けるアリルが見たくないのだろうか!

 ――その声が、『先輩』に火をつけた。

「……ふふ、わたし、今回もいい加減であろうと思いましたが」
 アリルの手元にもう一度魔法の光が宿る――!
「後輩にここまで応援されては、本気で行くしかありませんね!」
 目を見開き、しっかり相手を見据え――
「いっけーーーー!!!」
 魔法光線が放たれる――!

 ――が、触手がまたしてもすべて弾いてしまった!
「ええーーーー!!! この展開、絶対いい感じに命中して私がいいとこ見せたってなる展開じゃないんですかーー!!」
 人生は予想外の連続である! 台本のあるイベントみたいにうまくはいかないこともある! アリルは人間じゃなくてバーチャルキャラクターだけど!
 あまりの反抗のせいか、アリルを縛るケーブル状触手がさらに締め付けていく! 苦痛に顔をゆがませるアリル。
(くぅ、後輩の前でこれ以上こんなカワイくないところ見せるわけには――!)

 と、その瞬間、
「かァ~~ッ! 今助けるからのぅ!」
「実際には俺がだけどな」
 ブラストをふかしたアマミにつかまった霧亥がケーブル状触手を斬っていく!
「お、っと」
 突然の解放に落ちていくアリルをイオナがキャッチ!
『アリルさん大丈夫ですか!?』
「大丈夫です、後輩に心配されるなんて……」

 ここで突然、
「ねえ、何か決定打になりそうなのはある!?」
 カーバンクルから声がした。このままでは動きは封じ込めてもケーブル状触手のせいでジリ貧である。
 この中だと決定打になりそうなのは恐らく菘の一撃くらいだろうが――
「……任せてください」
 アリル!?
「応援されて……ここまでされて……このままじゃあ……バーチャル魔法少女の面目が立ちません」
 目をつぶり、集中する。それは今までもしたような魔法光線。しかし――
「重ねて、重ねて、あのケーブルをも貫くように――」
 ――乱射するのではなく、いつもより少し時間をかけてそれらのベクトルを一つにまとめていく。そうすれば――
「一つ一つは小さいですが――束ねれば、大きな一撃になります!」
 緑の目が、カッと開かれ――!
「タキオンシュート、いっけーーーー!!!」
 束ねられた魔法光線が、一気に放たれる! それはまさに数多の魔法光線が重なってできた極太の魔法光線――!
 ケーブル状触手とぶつかり、そして――
「はぁぁぁーーー!!!!」
『っ!?』
 貫いた! ケーブル状触手が分断され、魔法光線が、銀髪の女性怪人を包んでいく――!

 ――気が付けばそこに、銀髪の女性怪人の姿はなかった。
「……倒した、んですか?」
 思わずその場にへたれこむアリル。
『アリルさん、皆さん、やはりすごい……!』
「……!」
 羨望のまなざしに気づいたアリルは立ち上がり魔法少女ちゃんの方を向くと胸を張る。
「ふふん、なんにしろわたしはあなたの先輩、バーチャル魔法少女アリルちゃんですからね!」

 ……そのようなやり取りがされている中。
「……」
「……」
 カーバンクルと菘だけ、目をどこかに向けていた。そして頷き合うとこっそりその場から離れていった。

『……くぅ……』
『おやおや、もうお帰り――ってどうしましたかその顔は!』
 舞台裏に命からがら逃げこむ満身創痍の銀髪の女性怪人、彼女が残った力で異空間を開けばその向こうから――金髪の女性ことミズ・ルチレイテッドが!
「見つけたわよ」
「うむ」
 カーバンクルと菘も2人を見つけた!
「まさか異空間を作って逃げていたなんてね……あなたも逃げるつもりだったのかしら」
「ああ、妾ももし妾が悪役だったらそうするだろうな。命がある限り、態勢を整えて回復し備えるだろう」

 次の瞬間。音もなく銀髪の女性怪人の首は鋸によって体と離れた。
「残念。あそこ(車輪)から離れた方が速いのよ、私の一撃」
 そしてそのまま、
「ふっ――浅墓で身勝手な正義と希望をその身に抱いたまま、蛇神の裁きの下に潰れて果てるが良い!」
 菘の尻尾の一撃により、銀髪の女性怪人の胴体は地面に埋められた。
『なに……! 私の宇宙怪人が……!』
 ルチレイテッドが驚く中、ルチレイテッドに突き付けられる鋸。
「次はあなたの番よ」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『ミズ・ルチレイテッド』

POW   :    インクルージョン・ウェポン
【掌から生成したルチルの弾丸】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    クロックパルス・イベイジョン
【水晶振動子を利用し、完璧なタイミングで】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ   :    クリスタライズド・バレット
【10秒間の集中】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【透明化させたルチル弾】で攻撃する。

イラスト:+風

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠椎宮・司です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


『くっ、ここは分が悪いか、一度撤退を――』
 ――と、戻ろうとしたミズ・ルチレイテッドだが、驚きが出てしまう。
『馬鹿な、わが宇宙船団への道が消えている……!?』
 ――この空間を作った存在がやられたことにより空間が不安定になっているのだ。そして不安定になった空間はキマイラフューチャーのステージ裏への道を残したまま宇宙船団ルチレイテッドへの道を消した――それは意趣返しなのか、それとも。
『大丈夫ですか!? お二人ともいきなりどこかへ消えたから何事かと』
 あっ、魔法少女ちゃん、なんで来ちゃったの!
『――ふ、ふふ、君から来てくれるとはね!』
 もう笑みを浮かべるしかないミズ・ルチレイテッド。こうなればもう、ミズ・ルチレイテッドに残された道は一つ。この異空間で猟兵たちと戦うしかない。しかしここでミズ・ルチレイテッドにとっていいものが出てくれた。言うまでもなくターゲットの魔法少女ちゃんだ。
『ならば君を連れてここを突破し、じっくりと私直々に悪の魔法少女としてあげようじゃないか! アハハハ、アハハ、アハハハハ……!』
 どこか演技でごまかそうとしているような笑いではあるが、もちろんそんなことされるわけにはいかない。というかもとはといえばこれはこいつの計画なのだ――!

※試験的に次回執筆予定日を提示しておきます。
 合わせなどの相談などにぜひお使いください。

 次回の執筆は『2020/11/7』を予定しております。
 『2020/11/7 AM2:00』くらいまでにプレイングを下さるとありがたいです。
神羅・アマミ
キャラ作るっていうのもなかなか大変そうじゃのぅ…
しかし、ここが貴様の墓場となる!
豪華な棺桶こしらえちゃるぜ~ッ!

真の姿・ゴリラニックパワーローダーへと覚醒し、放つUCは『山台』!
ルチル弾とやらは透明であることが厄介…ならばその威力を弱めた上で弾道を読みやすくしてやればどうか!?
10秒という猶予があれば上等!
奴を取り囲むように鉄筋とコンクリの壁を建造してやる!
異空間だろうが構うものか、ユーベルコードは意思の力!
創造とは想像じゃよッ!
然して弾丸が壁をブチ抜く瞬間さえ視認できれば、猟兵の反射神経なら御しやすくもなろう。

ゴリラ看守はSPよろしく魔法少女ちゃんの護衛を務めてもらう!
流れ弾対策もバッチリ!


亞東・霧亥
【UC】
最大限(91㎥)展開出来る枠内の全てを魔法少女の作成に充てる。
【仕掛け罠】として作るため、本人と見紛うばかりに精巧である。

91㎥でどれだけの原寸大魔法少女が出来るかの計算及び、魔法少女達のキメ(ェ)ポーズは全てMSに丸投げ。
頑張れMS、負けるなMS。
俺は全力で応援しているぞ。

・仕掛け罠について
触る、撃つ、衝撃等で発動。
トリモチやネットが飛び出す。
毒性や可燃性のガスを撒く。
強力な電撃で麻痺や気絶を誘発。
口や目からビームが出る。
etc.

まあ、楽しんで頂けたら幸いです。


カーバンクル・スカルン
見え透いたその変な演技で私達クリスタリアンの株をさらに爆下げしないで欲しいんだが。すでにあんたらのせいで白い目で見られてるんだからなこちとら!

あんたのその金紅石よりもこっちの体の方が硬いんじゃ、と強気で痛みに耐えながら強硬突破を仕掛ける……と見せかけて本命は大量生産したカタリナの車輪。

私や魔法少女に注目が行っている間に、死角から四肢一本ずつにカタリナの車輪を繋がせたら、仰向けにした後に放射状に走らせてジワジワと八つ裂きにしてやろうじゃないの。さあ、金紅石の体はどの距離まで耐えられるかなあ?

ついでに、弾丸を乱射されないように手枷をはめときますかねぇ? 地味に痛かったんだからなあれ


榊・ポポ
あぁン?10秒チャージだってぇ??
バーカ!!隙だらけだよッ!
ゲーミングドリンク飲んで(リミッター解除)
かーらーのー

ウ”ン”ッ

や あ

\ポポちゃんです!!!!!!!/

亜空間にポポちゃんの分身いっぱい!
全部128万色に輝いているよ!
ナイター照明より眩しいよ!
しかも全部荒ぶってるよ!
本物のポポちゃんも同じ状態だよ!

ふははははー!
どうだ!どれが本物かわかるまい!
眩しくて動けまい!
分身乱舞で蹂躙してやる!!

運よく本物のポポちゃんに当たっても掠り傷だね!(野生の勘)
あんぜんヘルメットがなければ即死だった
なんつってな!
おらー!蹂躙蹂躙ー!!(無差別攻撃)


御形・菘
はっはっは、巨悪を目指すなら、焦りは表に出してはいかんぞ?
いかなる時もドンと構える! キマフュの支配者たる妾が示してやろう!
そして魔法少女よ、最高の観客席で妾のバトルステージを堪能してくれよ?

右手を上げ、指を鳴らし、スクリーン! カモン!
はーっはっはっは! 今日も元気かのう皆の衆よ!
此度は素敵企画、期待のニューフェイスの紹介だ!
さあ、この大望抱く新人にも存分に歓声を送ってやってくれ!

歓迎しよう、これぞキマフュのノリ、そして妾の世界!
己のキャラを作り、渾身で魅せてみよ! 妾はそれを凌駕する!
ガードなど不要、一撃入れればフィニッシュだ!
あらゆる怪人をボコってきた邪神の左拳で、お主もブッ飛ぶがよい!


上野・イオナ
ルチレイデットさん素も演技もカッコよくて、幹部猟書家の中でも結構好きなタイプだったりする。
そこには「イイネ!」って伝えたい。
まぁ、悪い事するなら英雄として全力で止めるんだけどね!

UC【足元の虹】使用
まずは舞台をカラフルに染め上げる。
敵UC【クリスタライズド・バレット】に対抗
弾が見えなくても動作や音で攻撃タイミングは見切れるはず、
トライレインボウ/スタンプ弾の衝撃波で弾を跳ね返してやる!
(技能『見切り』2『吹き飛ばし』2『衝撃波』2×自UCの戦闘力上昇)


※アレンジ・連携歓迎です


アリルティリア・アリルアノン
えーい、往生際が悪いですよ!
だけど正義の魔法少女は絶対勝ちます!
だから魔法少女ちゃんも見ていてください、アリルの勇姿を!

透明な弾丸は厄介ですが、どうやらあの攻撃は対象が見えている必要があるみたいですね
ならば【罠使い】【アート】のセンスで作り出した虚像を展開して敵の攻撃を【おびき寄せ】、アリル達を捕捉し辛くしてやります!

そしてお返しのホログラフィックペタル!
この光の花びらは指定した対象だけを攻撃…
つまり魔法少女ちゃんは傷つけずに敵と弾丸のみを狙う事が出来る!
みんなまとめて光にしてやりますよ、覚悟してください!



●時間を稼ぐ間に
「はっはっは、巨悪を目指すなら、焦りは表に出してはいかんぞ?
 いかなる時もドンと構える! キマフュの支配者たる妾が示してやろう!
 そして魔法少女よ、最高の観客席で妾のバトルステージを堪能してくれよ?」
 あれ? 菘、なんかアドバイスしてる――ように見えてマウント取りに行ってる!
『焦ってなんていません、私は別に――焦っていないが?』
 焦ってんだろあんた!
「見え透いたその変な演技で私達クリスタリアンの株をさらに爆下げしないで欲しいんだが。すでにあんたらのせいで白い目で見られてるんだからなこちとら!」
 カーバンクルの鬼のような眼がルチレイテッドをにらむ。カーバンクルの足と共に鋸がルチレイテッドに近づいていく中、ルチレイテッドは動じもしない。
『そうか、では君も私のもとへ来ないか? 私としては大歓迎なのだが』
 その言葉と、ルチレイテッドのバックステップ、そして鋸が地面をえぐったのは同時だった。
「死んでもお断りよ」
 カーバンクルにはもはや耐えきれなかった。これ以上傷つくのが耐えきれなかった。
『やれやれ、では少しばかり』
 開いた手から生成された弾丸が、
『痛い目にあってもらおうか』
 カーバンクルにおそいかかる!
「なんの、これくらい!」
 これをカーバンクルは己の体で防ぐ。
「あんたのその金紅石よりもこっちの体の方が硬いんじゃ!」
『ほう、私より硬いだと? 面白いじゃないか』
 実際カーバンクルはガーネットと同一視されることもありその硬度は6.5から7.5、ルチレイテッドの方のルチル石は硬度7.0なので正味硬いともとれるしじゃないともとれるのだがまあそんなのは閑話だ。
「なんだ、何があった?」
 と、ここで霧亥たちがここの騒ぎに気付き駆けつけて――あれ、ひーふーみー……1体多くない?
「え? ポポちゃんかい?」
 お前以外に誰がいるんだよ榊・ポポ(デキる事務員(鳥)・f29942)。

「……ふむ」
 と、霧亥が何か思いついたように。
「みんな少し俺に案がある」
「何?」
「ああ、一つ思い浮かんでみんなでやりたいことがある。
 何せここは――『キマイラフューチャー』だからな。異邦人にぜひ見せてやりたい」
 霧亥、ずいぶん自信がおありのようで。
「何でもいいけど私が盾になってる間にどうにかしてよね」
 そうだよ、カーバンクルだってダメージ受け続けているんだからただじゃすまな――
「待ったァ~~ッ!」
 アマミ……え、何その……
「何そのスクラップビルダーみたいなやつ! なんか燃えるんだけど!」
 黄金の躯体に両手をCの字にし、肩にランプを取り付けた彼女の兵器、ゴリラニックパワーローダーがアマミの操作で乱入してきた! なんかカーバンクルが二重に驚いてるけど! ちなみに真の姿イラスト複数あってどれがこれか探して悩んだのは内緒ね! 多分ネタ的にこれだと思うけど、違ってたらごめんなさい!
「時間稼ぎなら任せるのじゃ! こいつで豪華な棺桶こしらえちゃるぜ~ッ!」
『させるかっ!』
 ルチレイテッドが猟兵たちの作戦を妨害しようと透明にした弾丸を溜め始める――が!
「10秒という猶予があれば上等!」
 アマミがゴリラニックパワーローダーを手際よく操作し神速の建造術で鉄筋とコンクリの迷路を建造すればそれがルチレイテッドと猟兵たちを妨げる壁となる!
「お主のルチル弾とやらは透明であることが厄介……ならばその威力を弱めた上で弾道を読みやすくしてやればどうか!?」
『ばかな、異空間でこんなにも早くできるわけがない! 不安定な座標で基礎もなしに建築など!』
「異空間だろうが構うものか、ユーベルコードは意思の力! 創造とは想像じゃよッ!」
 奇跡の力、意思の力、意志の力。色々言い方はあれど、できないことをできるようにする、それこそユーベルコードの力。創造は想像であり、そして想像が創造を生む。
『――くっ! ならせめてそこにいる疑似生命体だけでも――!』
「え、そこにいたの?」
 不安定な集中のまま、ルチレイテッドが無数の弾丸をカーバンクル、アマミ、そして――実はルチレイテッドの視界内にいた魔法少女ちゃんに向け放ってくる! って魔法少女ちゃんの傍に誰かいない?
「――! 魔法少女がっ!」
 飛び出そうとするカーバンクルをアマミが制止。
「なんでよっ!」
「お主、妾が何も考えずこれを作ったかと思ったか?」
「え? ――っ!」
 カーバンクルが苦痛の表情をする。アマミがカーバンクルの傷口に触れたのだ。
「じっとしておれ」
 アマミが力帯の一部をちぎると、それをカーバンクルの傷の近くに締め付けるように巻き付ける。基礎的な応急手当だ。
「さっきから傷を負いまくってるように見えるからなお主は。まあ盾キャラとして思うところあり、ってところかのぅ……っと」
「――魔法少女は?」
「安心せい」
 アマミの指差しにつられてカーバンクルが見れば――魔法少女ちゃんがメカゴリラらしき存在に体を張って守られているではないか!
「あれはもともとこの迷宮の看守じゃがな、今回はSPもどきをしてもらっておる。流れ弾ほど危険なものはなし」
「――いい人なのね」
「いーや?」
 カーバンクルをあえて無視するようにほくそ笑むアマミ。
「妾は争いが好きで嘘情報が好きなただの羅刹じゃ」

●何をするつもり?
 おそらく多くの視聴者が疑問に思うことだろう。
「もうよいぞ!」
「ふっ、なら号砲の如くやるがよい!」
 菘がアマミからそう返されれば後ろの方で右手を上げ、指を鳴らす。
「スクリーン! カモン!」
 言葉と共に無数の空中ディスプレイが浮かび上がるや否や尻尾で壁を破壊しルチレイテッドの視界に再び魔法少女ちゃん以外全員が入る(魔法少女ちゃんはSPの間から覗いている)。ってそんなことしたらみんなやられる――!

 ――が。
『何……?』
『え……?』
 出てきた光景に、ルチレイテッドも魔法少女ちゃんも驚いた。

 まずそこにあったのはまるですぐそばにあるステージにも似た、スタジオかのようなカラフルな風景。
 そこの上に乗っているのは、128万色に輝き、ナイター照明より眩しく、しかも荒ぶってるポポ。ご丁寧に全員体をめっちゃ回している。
 そんなポポに囲まれるように、無数のアリルがいた。――それだけじゃない。宇宙猫な顔をしたアリル、ポポなみに輝いているアリル、段ボールを服みたいに着ているアリル、マントのようなコートにビキニ風水着のアリル、バニーなアリル、メッシュが紫になって本気っぽいアリル、変なメガネをしたアリル、爆発したようなアフロ頭のアリル、などなど……もう数えきれないほど。さらにそれらに紛れ込むようにいるのがこちらも大量の魔法少女ちゃんだ! ざっと見てアリルたちと同じくらいいるんじゃないだろうか……?しかもまともそうな顔の魔法少女ちゃんもいれば、キモい見た目の魔法少女ちゃん、男の娘っぽい魔法少女ちゃん、触手の生えた魔法少女ちゃん、どう見てもさらにロリっぽく見える魔法少女ちゃんなど……これがどういうことかというと、結局は。
『多い! これではどれが本物だかさっぱりわからないではないですか!』
 思わず素が出てしまうルチレイテッド。彼女の目的はあくまで疑似生命体を連れ去って改造すること――つまり。【殺しては意味がない】! 生け捕りにしないといけないのにこれではどれを連れ去ればいいかわからないじゃないか!
 本物の魔法少女ちゃん? 絶句してます。
「はーっはっはっは! 今日も元気かのう皆の衆よ!」
 そんなカオスなステージの中央から大きな高笑いが! 言うまでもなく菘のものだ!
「此度の『妾がいろんな世界で怪人どもをボコってみた』は特別版だ! 期待のニューフェイスを紹介しよう!」
 言い忘れたが空中のディスプレイにはすごい数の視聴者がうつっている。これぞ彼女の配信者としての強み! そう、みんなはルチレイテッドを配信に引きずり込んだのだ!
「さあ、この大望抱く新人にも存分に歓声を送ってやってくれ!」
 カメラがルチレイテッドをアップにする。思わず焦りの表情が出るルチレイテッド。
「歓迎しよう、これぞキマフュのノリ、そして妾の世界! 己のキャラを作り、渾身で魅せてみよ!」
 その菘の言葉に一つ深呼吸をしてルチレイテッドが『演技』を始める。
『諸君、はじめまして、私こそはミズ・ルチレイテッド。圧倒的な『美』を以てこの星を征服するものだ!(こ、渾身の演技のつもりですが、どうです――!?)』
 さて視聴者の反応を見てみよう!『うわきつ』『残念系美人』『受けか?』『演技してる感』『お嬢さんキマイラフューチャーは初めてかい? 私が丁寧に』『キモイ、お帰りください』……うわぁ。
『……』
 呆気に取られてしまったルチレイテッド。そこに菘がかぶせる。
「この配信は『妾がいろんな世界で怪人どもをボコってみた』シリーズだ、故に――そう、残念だが彼女もまたボコらなければならぬ。悔しいが……」
 と言いつつもまんざらでもなさそうな菘。
「ガードなど不要、一撃入れればフィニッシュだ! あらゆる怪人をボコってきた邪神の左拳で、お主もブッ飛ぶがよい!」
『イエーーーーイ!!』
 周りの魔法少女ちゃんたちやアリルたち、ポポたちが一斉に声を上げた。

 ――それが、合図となる。

「終わり? ふー、みんな動きすぎだよ、絵が消えちゃう」
「アリル、正直ここまで増えるのは予想外でした……」
「木を隠すなら森の中……ってな。それにここはキマイラフューチャーだ、こういうのも必要と思わないか?」
「ふはははー、これだけいればどれが本物かわかるまい! 眩しくて動けまい!」

 ――そう、これは猟兵たちの共同作戦!
 イオナがデザインしたステージで霧亥がアリルや魔法少女ちゃんの偽物をレプリカクラフトで作り出し、ポポがヴ"ン"ッっと分身して眩しく光り、アリルが大量の自分の中に紛れ込み、そして菘が配信を演出する――すべて作戦の内だったのだ!
 ちなみになんだが霧亥のレプリカクラフト、MAX91㎥とのことだが、アリルを普通の人間と同じように考え計算するとこれ3230アリルまで生み出せるということなんだなんだ。すごいね!
『くっ、騙されましたか! こうなれば皆さんまとめて――!』
 ルチレイテッドが無数の弾丸を現れた猟兵たちに向け放っていく。だが!
「悪いね、もうその技は見切った。――あの方のおかげでね!」
 イオナがアマミの方を向きながらスタンプ弾の衝撃波で弾を跳ね返し。
「や あ

\ポポちゃんです!!!!!!!/」
 虹色なポポが本物含め一斉にルチレイテッドに突撃していき。
「みんなまとめて光にしてやりますよ、覚悟してください!」
 本物のアリルがホログラフィックペタルでルチレイテッドと弾丸のみに効果がある光の花びらを舞わせていく。

『こんなものっ!』
 ルチレイテッドが数多の攻撃をかいくぐり接近していく。接近戦はカーバンクルと菘という目の前で宇宙怪人をやられた存在がいるから不利なのはわかってる、だが、リスクを負ってでもここは出ないと負けると判断した、というか飲まれてはいけない! 弾丸を乱射しつつ近づいていく!
「いだっ!」
 あ、そういえばポポは本体含めて突撃してるんだった。痛くないの?
「あんぜんヘルメットがなければ即死だった――なんつってな!」
 無事そうで何よりです。
『皆さん、接近されます――!』
「大丈夫だ」
 霧亥がニヤリ顔をした。そのわけは――

『――なっ!?』
 ルチレイテッドも驚愕した。――偽魔法少女ちゃんの一つに触れた瞬間、トリモチが飛び出しルチレイテッドを拘束した。別のに触れれば電撃が走り、別のに触れれば目からビームが。
 ――そう。これら偽物、全て霧亥の作った『仕掛け罠』なのである!
「いやー、よくあんなの作りますね。アリルも虚像展開しましたが、それをもとにアリルや魔法少女ちゃんの形をした仕掛け罠を作るなんて。何気にエグいです」
 アリルも呆然とした顔。そりゃそうだわ。
「――さて」
 !?
「妾を忘れてはいないか?」
『――っ!』
 ルチレイテッドが歯噛みした。菘の声援を受け強化された左の拳が、ルチレイテッドの胸に深く突き刺さる――!

『すごい……皆さん』
 SPたちの間から現れる魔法少女ちゃん。ルチレイテッドは壁だったものにたたきつけられ、呼吸が深く荒くなっている。
『皆さん、本当に』

『まだです……!』

 ルチレイテッドが本物の魔法少女ちゃんを目に捉えた。
『なんとしても、連れ帰る……!』
 よろけながらも立ち上がると魔法少女ちゃんに向かっていく――!
『え、きゃっ!』
 魔法少女ちゃんが慌ててこけてしまう中、
「えーい、往生際が悪いですよ!」
 先輩であるアリル(本物)が魔法少女ちゃんの前に立ち庇う。
『どいてください!』
「どきません! 虚像展開!」
 数多の仕掛け罠じゃない偽のアリルがルチレイテッドの前に立ちはだかる!
「正義の魔法少女は絶対勝ちます!
 だから魔法少女ちゃんも見ていてください、アリルの勇姿を!」
『は、はい!』
「ホログラフィック――」

●あれ? なんか忘れてない?
『!?』
 ルチレイテッドが弾丸を放とうとしたその時、足に異様な感触がした。
『なんだ、急に足が――!?』
 瞬間、ルチレイテッドが青ざめた。その足にはまっていたのは――カーバンクルの武器である、カタリナの車輪。
「油断したわね」
 死角から飛び出したカーバンクル、青ざめて視界が足に行っている間に両手にも車輪をはめる!
「ついでに手枷もはめときますかねぇ? 地味に痛かったんだからなあれ」
 陰のある笑顔で手のひらを塞ぐように手枷をはめるカーバンクル。弱っていることもあり驚くほど素直にはまった。
 この間に放送メンバーたちが魔法少女ちゃんのもとに合流し、さらに、
「妾も忘れちゃ困るなァ~?」
 アマミ・ゴリラニックパワーローダーもまた魔法少女ちゃんの前に仁王立ち。防御する気満々。
『く、これでは弾丸が――!』
「さーて」
 骨をポキポキ言わせながらカーバンクルが目くばせ。すると――
『ぐ――ああっ! 体、が――!』
 車輪が放射状に動き出し、ルチレイテッドの体を広げていく――!
「さあ、金紅石の体はどの距離まで耐えられるかなあ?」
『や、やめて、くだ、さ、裂け、ちゃう――!』

 ――パキン。パキン。バキ、バキ――軽快な音と共に悲鳴が上がり、そして――やんだ。

『――』
「見ない方が良い、聞かない方が良い……」
「うむ……」
 魔法少女ちゃんの目をゴリラニックパワーローダーが、耳をイオナが塞いだが、ある程度は見えて聞こえてしまったようで……
『――怖いです』
 ……恐怖感が生まれてしまったようだ。

●すべてが終わり
 猟兵たちが異空間から外に出るとルチレイテッドだったものを巻き込み空間は消滅してしまった。
『あの――ありがとうございました』
 魔法少女ちゃんが猟兵たちにお礼をする。
『――少し怖かったです』
 それは最初襲われてからのことを指しているのか、それとも途中見えた光景を指しているのか。
 しかし――
『――でも頼もしいです』
 すぐに笑顔になってそう返した。――こんなのを見てもそう感じるのは、彼女にとってもまた、猟兵が『ヒーロー』であるからに他ならないからだろう。
「――そういえば配信切りました?」
「む、まだだな」
 菘が配信の切り忘れをチェック。笑みがこぼれ、全員が頷き合う。
「じゃあせっかくだから、君がしめてよ」
『え? 私? じゃ、じゃあ――』
 魔法少女ちゃんが一つ咳払いすると。
『みんなー! 今日は見てくれてありがとー! お疲れさまー! また次回ー!』
「「「「「「「また次回ー!」」」」」」」
 みんなで手を振りながら配信は終わり、この報告書も終わりとなるのだった。

 ……ちなみに次回があるのかどうかは不明です。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年11月07日
宿敵 『ミズ・ルチレイテッド』 を撃破!


挿絵イラスト