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【初心者向き】捨て身の覚悟

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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●アックス&ウィザーズ
 剣と魔法と竜の世界、アックス&ウィザーズ。
 この世界は滅びた筈の古代帝国が復活し、タンジョンから出現するモンスターや、邪悪な魔法使い、盗賊や悪魔、そしてドラゴンなどが跋扈する世界……。
 ここで今ある問題が……。

●山の麓にある小さな村
 山賊達が現れたのは、今から半年ほど前の事だった。
 村に現れた山賊達は若い男達の命を奪い、根こそぎ食糧を奪って、娘達を連れ去った。
 それから山賊達は定期的に山から下りて来るようになり、村人達に対して食糧を要求するようになった。
 だが、既に山賊達が満足するだけの食糧は……ない。
 しかも、山賊達は孫娘達まで要求してきたため、老人達は覚悟を決めた。
 例え、それが自殺行為であったとしても、他に選択肢は残されていない。
 自分達の手で、村を救わねば……。
 その一心で村人達が山賊達と戦う準備を進めていた。

●ガジルからの依頼
「みんな忙しい中、集まってくれてありがとうね」
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が、猟兵達を前にして今回の依頼を説明した。
 老人達が覚悟を決めて、山賊達に勝負を挑もうとしているらしい。
 もちろん、老人達が束になったとしても、山賊に勝てる訳もなく、返り討ちに遭うのがオチ。
 それでも、戦うしかない程、老人達は追い詰められているようだ。
 そのため、猟兵達に老人達を説得してもらい、山賊のボスを倒す事が今回の目的である。


ゆうきつかさ
 このシナリオは【初心者向き】のシナリオです。
 一応、初心者から自称・初心者まで参加する事が出来ます。
 ただし、シナリオ的には、実に単純。
 山賊達を蹴散らし、山賊のボスを倒すだけです。
 また途中で老人が死のうが、娘達が死のうが、山賊のボスさえ倒せば、大成功の扱いになります。
 その分、キャラクターらしく行動する事が出来ると思うので、お気軽にどうぞ。
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第1章 冒険 『老人達の意地』

POW   :    自分たちの力を見せつけて説得する等

SPD   :    老人から武器を取り上げる、トラップで妨害する等

WIZ   :    誠意を込めて会話し説得する等

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

温水・千歳
【POW】

そんな枯れ木みたいな腕で鍬だの鎌だの握った所で意味は無いと思う
たかが山賊、されど山賊
お年寄りじゃ流石に殺されるだけ、はっきり言うけど、只の無駄
命を粗末にする事は無い…
おむすびをパクつきながらそう諭す

食べ終わったら【フードファイト・ライスパワー】を発動
パワーアップした状態で壊しても良さそうな物を
【グラウンドクラッシャー】で潰してみせてビビらせる

この程度で怯えてる様じゃ、あいつら相手には荷が重い…
武器なんて持っても無駄、家に帰って寝てる方がいい
そう言って説得してまわる

安心していい、山賊退治は私達、猟兵が請け負う
大丈夫、盗っ人なんか私達の敵じゃない
1人残らずぼこぼこにのしておいてあげるから


モニカ・ノイチェ
WIZ
山賊の非道に静かに怒りつつも、老人達、孫娘達に寄り添い、老人達と目線を合わせ、悲しみを聞き、同調した上で無謀な事はしないよう説得する。

奪われてしまったものはもう戻らないかもしれない。でもこれ以上は私達が阻止するから、もう奪われないようにするから、どうか思いとどまって。

守りたいものを守れなかった記憶がうっすらとある自分には、おこがましいかもしれないが、老人達の気持ちが少し分かる気がする。


チコル・フワッフル
村人達の気持ちも分からないでもないけど……。
兎に角、止めないと!

説得は他の人に任せて、しばらく様子見。
武器を持ち山賊の元へ向かおうとする人がいたら行動開始!
服を脱ぎ捨て(キャミソールと短パンは着用!)シーブズ・ギャンビットと盗み攻撃1で、村人が持つ武器を弾いて取り上げる!

「戦うなって言ってるんじゃないよ。
勇気があって、素晴らしいと思う。
でも、勝つ為には……強い武器が必要」

にこっと笑顔で、村人達に信じてもらえるように話しかける。
「あなた達の気持ちはとても良く分かった!
私達が山賊達をやっつけて、娘さん達を取り戻すよ」

だからあなた達はその手で、彼女達を抱きしめてあげて?

★アドリブ、他PCとの絡み歓迎


白銀・クリム
 村の人たちを困らせるなんて許せない!
 みんなの笑顔を取り戻すためにも、ここはクリムががんばっちゃうから!

 さて、まずは村の人たちを止めればいいんだよね。でも無理に止めるわけには行かないし、『山賊はクリムたちが倒してくる』って言うだけだと、多分聞いてもらえないよね……。
 こういうときはクリムが強いところを見せて、強さを認めてもらうのが良さそうかな。

 そういうわけで、こんな時のためのクリムの取っておき! ユーベルコード、最終破壊的近接支援打撃を使うよ! 武器のマイクスタンドで地面を派手に粉砕! もちろん村の人たちを巻き込まないように、ね。

 それじゃ、早速行ってみよー!!


ユーリ・ヴォルフ
山賊たちは、力があるなら狩りでもすればよいだろうに
人間狩りとは見ていられない。助力します!

孫娘を守るために立ち上がったのですね?
ならば戦いは私達に任せて
その間、娘さん達を守って頂けませんか?

お守りする力は、あります。
試しに…(その辺の樹を標的にして)見ていて下さい

樹へ【ドラゴニック・エンド】を放つ
(初依頼で初スキル使用だが…外したら目も当てられんな
無敵城塞を選んだ方が手堅かったかもしれないが…
私自身、この技が活きるか目にしてみたかったんだ)

…どうでしょう?お任せ頂けますか?
(外してたら終わりだな…)



●山の麓にある村
「……まったく、山賊達には困ったものですね。力があるなら動物でも狩ればいいのに、わざわざ人間を狩るなんて……」
 ユーリ・ヴォルフ(叛逆の炎・f07045)は仲間達と共に、山の麓にある村にやってきた。
 山賊達が頻繁に現れているせいか、村は廃村の如く荒れ果てており、干物のような姿をした老人達が、枯れ枝の如く細い拳を突き上げ、何やら士気を高めていた。
 この時点で、瞬殺待ったなしの状況ではあるものの、老人達はヤル気満々。
 例え、瀕死の重傷を負ったとしても、山賊親分さえ倒す事が出来ればイイと言う考えのようだった。
「村の人たちを困らせるなんて許せない! みんなの笑顔を取り戻すためにも、ここはクリムが頑張っちゃうから!」
 それを目の当たりにした白銀・クリム(バーチャルサウンドウィッチ・f11047)が、自分自身に気合を入れる。
 老人達のまわりには彼らの孫娘達がいるものの、止める理由が浮かばないのか、オロオロとするばかり。
 それ以外の村人達が見当たらないと言う事は、おそらく山賊達によって命を奪われたと言う事だろう。
(「村人達の気持ちも分からないでもないけど……。兎に角、止めないと!」)
 一方、チコル・フワッフル(もふもふウサキツネ・f09826)は危機感を覚えつつ、物陰に隠れてしばらく様子を窺った。
 老人達が持っているのは、畑を耕すために使う農工具。
 鎧らしきモノを身につけてはいるが、頭に被っているのは、鍋である。
 こんな装備で山賊達と戦う事自体、あり得ない事ではあるものの、老人達の目は真剣そのものだった。
「いいか、お前等! 今こそ、わしらが全力で戦う時じゃ! 例え、山賊親分と刺し違えるような事になったとしても、躊躇うなッ! わしらの手で村を守るんじゃああああああああ!」
 リーダー格の老人が、殺気立った様子で拳を上げる。
 それに合わせて、まわりにいた老人達も、枯れ枝の如く細い腕を、高々と空に向かって突き上げた。
「奪われてしまったものは、もう戻らないかもしれない。でも、これ以上は私達が阻止するから、もう奪われないようにするから、どうか思いとどまって」
 モニカ・ノイチェ(ドラゴニアンのパラディン・f12048)が山賊の非道に静かに怒りつつ、老人達と目線を合わせ、無謀な事はしないように説得を試みた。
「ええい、黙れ、黙れ、黙れぇ! わしらは決めたんじゃ!」
 しかし、老人達の考えは変わらない。
 モニカの言い分が分からない訳でもないようだが、他に方法が浮かばないほど追い詰められているため、ここで考えを改める訳には行かないようだ。
「……」
 モニカにも守りたいものを守れなかった記憶が薄っすらとある。
 おそらく、老人達も、それは同じ。
 自分達の息子を殺され、娘を奪われ、唯一の希望であった孫娘達が狙われているのだから……。
 それが分かってしまったせいか、何も言葉が浮かばない。
 例え、言葉が浮かんだとしても、それは老人達を傷つける刃物にしかならなかった。
「だからと言って、そんな枯れ木みたいな腕で、鍬だの鎌だの握った所で意味は無いと思うけど……。たかが山賊、されど山賊。お年寄りじゃ流石に殺されるだけ、はっきり言うけど、只の無駄。命を粗末にする事は無い……」
 温水・千歳(桜花・f13514)が呆れた様子で、おむすびをパクついた。
「お前に何が分かるッ! ならば、見せてやる! わしらの本気ってヤツを!」
 その途端、ハゲ頭の老人が烈火の如く怒り狂い、殺気立った様子で千歳に襲い掛かってきた。
「……!」
 すぐさま、千歳が【フードファイト・ライスパワー】を発動させ、【グラウンドクラッシャー】で老人が持っていた農工具を木っ端微塵に破壊した。
 それに合わせて、チコルが服を脱ぎ捨て、キャミソールと短パン姿になると、【シーブズ・ギャンビット】を使い、他の老人達の武器を弾くようにして奪い取った。
「な、な、何をするんじゃあああああああああああ!」
 これには老人達も驚き、殴りかかってきそうな勢いで、チコルをザザッと迫ってきた。
「この程度の実力じゃ、山賊達を傷つけるどころか、返り討ちに遭うのがオチ。武器なんて持っても無駄、家に帰って寝てる方がいい」
 その行く手を阻むようにして、千歳が老人達の前に陣取った。
「……わしらが間違っていると言うのか! だったら、どうすれば……どうするばいいんじゃ!」
 老人の一人が悔しそうに拳を握り、自らの想いをぶち撒けた。
 戦っても、無駄な事は分かっている。
 分かっているが、このままでは、もっと酷い現実が待っている。
 それが分かっているため、ジッとしている訳にも行かないようだ。
「別に戦うなって言ってるんじゃないよ。勇気があって、素晴らしいと思う。でも、勝つ為には……強い武器が必要」
 チコルがニコッと笑顔を浮かべながら、敵意が無い事を強調した。
「武器……じゃと!? そんなモノが何処に!」
 老人の一人が怪訝そうに、チコルを見た。
「ええ、私達には、その力があります。あなた達にとって、強い武器となる力が……。試しに……見ていて下さい」
 ユーリが近くの樹を指差し、【ドラゴニック・エンド】を放つ。
 それに合わせて、クリムも【最終破壊的近接支援打撃】を使い、マイクスタンドの一撃で近くにあったモノを破壊した。
「わ、分かった! 分かったから、もう止めてくれ。お前達の強さは十分に分かった。だから、これ以上……村にあるモノを壊すのは止めてくれ!」
 リーダー格の老人が酷く焦った様子で、猟兵達の強さを認めた。
 このままでは村が壊滅状態に落ち込まれそうなほど、圧倒的なパワーを見せられたため、半ば白旗状態のようである。
「戦いは私達に任せて、その間は孫娘さん達を守って頂けませんか?」
 ユーリが色々と察した様子で、老人達に視線を送る。
 孫娘達も不安げな表情を浮かべ、老人にギュッとしがみついた。
「ま、まあ、確かに……。孫娘を村に残して行くのは心配だが……」
 長い髭を生やした老人が言葉に詰まる。
 最悪、村から逃がす事も考えていたが、行く宛もなく逃げたところで、何とかなるほど、世の中も甘くない。
 それ故に、絶対に山賊親分を倒す事だけを考えていたが、ユーリの言葉にも一理ある。
「大丈夫! 私達が山賊達をやっつけて、娘さん達を取り戻すよ。だからあなた達はその手で、彼女達を抱きしめてあげて?」
 チコルの言葉に、老人達が視線を落とす。
「本当に……信じていいのか?」
 仙人のような髭を生やした老人が、半信半疑な様子で口を開く。
「……もちろん!」
 チコルに迷いはなかった。
 ただ、まっすぐ老人達を見つめ、嘘偽りなく、答えを返した。
「安心していい、山賊退治は私達、猟兵が請け負う。……大丈夫、盗っ人なんか私達の敵じゃない。1人残らず、ぼこぼこにしておいてあげるから……」
 千歳も躊躇う事なく、キッパリと言い放つ。
「わ、分かった。お前達を信じる! だから、よろしく頼む!」
 老人達が祈るような表情を浮かべ、猟兵達に対して深々と頭を下げた。
「それじゃ、早速行ってみよー!!」
 そう言ってクリムが仲間達を連れて、歩き出す。
 目指す場所は、山頂にある山賊達のアジト。
 途中で山賊達が襲って来るかも知れないが、すべて倒してしまえばいいだけである。
 そして、猟兵達は老人達に見送られながら、力強い足取りで山を登っていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『山賊』

POW   :    山賊斬り
【装備している刃物】が命中した対象を切断する。
SPD   :    つぶて投げ
レベル分の1秒で【石つぶて】を発射できる。
WIZ   :    下賤の雄叫び
【下卑た叫び】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ユーリ・ヴォルフ
アドリブ共闘大歓迎です!

山頂にアジトだと?巣作りドラゴンでもあるまいに偉そうに
賊どもが何人現れようと蹴散らしてくれる
フフ…「樹を一本捧げても良かった」と思ってもらえる成果を導こうではないか

沢山山賊が現れたら
先程得てきた【範囲攻撃】【属性攻撃】を試したい
パチンと指を鳴らせば火炎旋風が立ち登る!…と良いのだが

仲間とも連携を取れると良いな
【ドラゴニアン・チェイン】で自身と結び引き付け隙を作る
アジトに帰ろうとする賊も逃がさない
貴様の相手は私だ!
自由になりたければ振りほどいてみせるがいい!

刃物か。少々痛いな
だがこれしきの事で倒れてなるものか
約束したのだ。貴様たちを完膚なきまでに叩きのめし村を守るのだと!


白銀・クリム
 ここからが本番、猟兵の力の見せどころだね。
 信じてくれた村のみんなのためにも、絶対に負けられないよ!

 山賊のボスはまだなのかな? でも、山賊の数は多いみたいだし、本気で行かないとね。

 それじゃ、ここはクリムの得意技、ユーベルコード『指向性音撃魔法弐型』を使うよ。
 武器のマイクスタンドから、見えない音波の矢を発射して敵を貫く魔法だよ。
 しかも、この音波の矢、なんと音速で飛ぶよ!! ……当たり前だね。
 とにかく、この見えない音速の攻撃、簡単に避けられると思わないでね!

 あと、山賊に気づかれないうちに先制攻撃したいところだけど、……どうかな?


チコル・フワッフル
皆、話を聞いてくれてよかった!
村人達の代わりに、頑張らないとねっ。
盗賊達は1人残らず、ボッコボコにしてやる!

どこから、どのタイミングで山賊達が襲ってくるか分からないから
「野生の感」と「聞き耳」で
私達以外の人間がいないか、注意しながら進むよ。
足音や物音が聞こえたら直ぐに仲間に報告!
気をつけて、誰かいる!

山賊達が現れたら戦闘開始!
貴方達があの村を襲ったの?許せないっ!
素早さを生かして接近し
ガチキマイラで頭部を変化させ、腕に思いっきり噛み付く!
痛い?あの村の人達は、もっと苦しくて辛い思いをしてるんだ!
怒りのままにがおぉ!!と叫ぶ。
少しでも山賊達がビビったらいいな……!

★アドリブ、他猟兵との絡み歓迎!


モニカ・ノイチェ
山賊、、、
彼等には彼等なりの理由があるのかもしれまへんね。話が通じそうなら一応聞いてみましょうか。でも許す事は断じて無いですけれど。人から奪うことで成り立つものなど擁護はできません。
山賊から彼等のボスの情報が聞き出せるといいのですが(情報収集)

基本は大盾を構えて周りを見つつ仲間のサポート

仲間は強いと信頼しています。一番守りたいのは老人孫娘さん達なので、山賊が逃げ出して村に向かわないよう、また万が一ご老人が応戦等追ってくる可能性もあるので、それにも注意します。
一人も死者は出したくないのです。

戦闘はひたすら盾。守りはもちろん鈍器のようにも使います。手加減ではないです。潰しにいく勢いです。


橘・実
説得には行けなかったっすけど山賊退治は手伝うっすよ!
攫われた娘さん達を救い、村を笑顔にするっす!!
そのために…わるーい山賊にはお仕置きっすね!
戦闘面で不安があるっすから出来れば単独では動きたくないっす。同行者求むっす!

戦闘【SPD】
同行者がいる場合は山賊への直接攻撃は他者に任せて、
UC「うさ耳は音を拾う」で回避と援護射撃で後衛から攻撃っす。
後方から山賊達の動きもみておきたいっすからね。
村に行かすのも増援呼ばれるのもごめんっす。

1人の場合は…UC「メラン・ダシュプース」でお友達を呼んで契約精霊のキュアちゃんと程々…頑張るっすよ!

アドリブ&他者との絡み歓迎


バンリ・ガリャンテ
賊ども。悪いがたおれてくれ。

緊張する。胸の奥がきゅうと縮こまって、熱い。
俺は…そうだな。
【鎧砕き】で急所を狙い防具の上から叩き潰す。突き崩す。斬り飛ばす。無心に只管こなしていくと気分が高揚してくんだ。初陣なんだが、こんなもんなんだろか。へへ。自分の力を活かせるってのは気分がいい。

離れた位置の奴らには【ブレイズフレイム】を浴びせてやる。仲間に燃え移りそうになったり草木に拡がりそうになったら消去して、肉薄し武器でとどめを刺すよ。
俺、地獄化箇所を知らないんだ。おかしなもんだ。それでもこうして扱えるのだから。



●山道
「まさか、山頂に山賊どものアジトがあったとはな。巣作りドラゴンでもあるまいに……。まっ、賊どもが何人現れようと蹴散らしてくれる。フフ……『樹を一本捧げても良かった』と思ってもらえる成果を導こうではないか」
 ユーリ・ヴォルフ(叛逆の炎・f07045)は仲間達を連れて、山賊のアジトに続く山道を登っていた。
 山道は険しく足場も悪かったが、それでも臆する事なく先を急いだ。
「村人達の代わりに、頑張らないとねっ。山賊達は1人残らず、ボッコボコにしてやらないと……!」
 そんな中、チコル・フワッフル(もふもふウサキツネ・f09826)が、思わせぶりな態度で指の関節を鳴らす。
 とりあえず、ワンパン。
 それでも、起きているようであれば、相手が降参するまで殴るだけ。
 ただ、それだけの事である。
「ここからが本番、猟兵の力の見せどころだね。信じてくれた村のみんなのためにも、絶対に負けられないよ!」
 白銀・クリム(バーチャルサウンドウィッチ・f11047)も、自分自身に気合を入れた。
 気のせいか、村人達の想いが……背中にズシンと圧し掛かっているような錯覚を覚えた。
 だからと言って、ここで潰れる訳には行かない。
 それだけ想いが強いのだから、ここで弱気になる訳には行かなかった。
「……そうっすね。攫われた娘さん達を救い、村を笑顔にするっす!! そのために……わるーい山賊にはお仕置きっすね!」
 橘・実(うさぎさん・f03245)が、警戒した様子で辺りを見回した。
 今のところ、山賊の気配はない。
 そんな気はするのだが、山賊のアジトが近づくにつれ、風に乗って血のニオイが漂ってきた。
 おそらく、山賊達がこちらに近づきつつあるのだろう。
 それが何の目的なのか分からないが、場合によってはこちらの動きに気づいたのかも知れない。
「もしかすると、彼等には彼等なりの理由があるのかもしれまへんね。話が通じそうなら一応聞いてみましょうか。でも許す事は断じて無いですけれど……。人から奪うことで成り立つものなど擁護はできません」
 モニカ・ノイチェ(ドラゴニアンのパラディン・f12048)が複雑な気持ちになりつつ、自分なりの考えを述べる。
 何か事情があったとしても、村人達の命を奪い、村娘を連れ去り、欲望のはけ口にしているのだから、情けを掛ける理由などないだろう。
 むしろ、それで許すような事をすれば、また別の場所で同じ事をするだけなのだから……。
「気をつけて、誰かいる!」
 そんな中、チコルが野生の勘で異様な気配に気づき、警戒した様子で聞き耳を立てた。
 足音は複数あったが、苦戦するほどの数ではない。
「おっと、気づかれちまったか! まっ、いいか。どうせ、みんなぶっ殺しちまうんだからよぉ! さあ、どうする? 金目のモノを渡して、楽に死ぬか。無駄な抵抗をして、苦しんで死ぬか。どっちでも好きな方を選ばせてやるぜ!」
 モヒカン頭の山賊がゲスな笑いを浮かべ、思わせぶりに刃物を舐めた。
 他の山賊達も同じように、ゲス笑い。
「好きな方を選ぶ? どうやら、何も分かっていないようだね。そんな権利が無いって事を……。それじゃ、その事を理解してもらうためにも、ここは本気で行かないとね」
 すぐさま、クリムがモヒカン頭の山賊にマイクスタンドを向け、魔法により生成した見えない音波の矢を発射した。
「ぐえっ!」
 その一撃を食らったモヒカン頭の山賊が、白目を剥いて崩れ落ちた。
「な、なんだ、テメエ! やるのか? 俺達とやる気なのかァ!」
 小動物のような顔をした山賊が、必要以上にイキがった。
 本音を言えば、このまま逃げ出したい気持ちのようだが、それ以上に恐怖心の方が勝っているようだ。
「……賊ども。悪いがたおれてくれ」
 バンリ・ガリャンテ(人間のブレイズキャリバー・f10655)が【鎧砕き】で急所を狙い、小動物のような顔をした山賊を防具の上から叩き潰した。
 その途端、胸の奥がきゅうと縮こまって鼓動が早くなり、身体中が燃えるように熱くなった。
「ひ、ひぃ! こんな奴がいるなんて聞いてないぞ」
 それを目の当たりにした山賊達が、慌てた様子で背中を向けた。
「どうやら、仲間を呼びに行くつもりのようっすね。それが分かっていながら、見逃したりしないっすよ」
 実が先頭を走っていた山賊に狙いを定め、ロングボウで撃ち抜いた。
「ああ、そうだな」
 バンリが鉄塊剣を振り上げ、山賊達を切り飛ばし、気分を高揚させながら、大量の返り血を浴びた。
「な、なんで、こんな奴らがいるんだよっ! 聞いてねぇぞ、俺は!」
 スキンヘッドの山賊が、半ばパニックに陥りながら、ナイフをギュッと握り締めた。
 しかし、その表情は恐怖に歪んでおり、両足がガタブルと震えていた。
「貴様の相手は私だ!」
 ユーリが指をパチンと鳴らし、火柱を立てて、スキンヘッドの山賊を牽制した。
 これで動くようであれば、【ドラゴニアン・チェイン】を使うところだが、スキンヘッドの山賊は戦意喪失。
「許してくれ! 俺が悪かった。これからは真面目に生きるッ! だから……許してくれええええええええええ!」
 次の瞬間、スキンヘッドの山賊がナイフを振り上げ、ユーリに斬りかかってきた。
「もう少しマトメだとおもっていたんですが……残念です」
 それに気づいたモニカが大盾を構えたまま、スキンヘッドの山賊に突っ込んだ。
「ぐえっ!」
 そのため、スキンヘッドの山賊はナイフを握り締めたまま宙を舞い、樹の枝に引っかかってグッタリとした。
「……あれは痛いな。まあ、死ななかっただけマシか。さて……どうする?」
 そう言ってユーリが、残った山賊達に視線を送る。
「お、お前等なんて怖いねーぞ!」
 山賊達が息を合わせて、刃物をギュッと握り締めた。
 ここで逃げ帰ったところで、山賊親分に殺される事が分かっているため、半ばヤケになっているようだ。
「怖くない? だったら、思いっきり怖がってもらわないとね。あの村の人達は、もっと苦しくて辛い思いをしてるんだ! それを少しでも分かってもらわないと……!」
 チコルがガチキマイラで頭部を変化させ、山賊の腕にガブッと噛みついた。
「ぎゃああああああああああああああああああ!」
 これには山賊も驚き、腰を抜かして座り込んだ。
「あれは……痛いっすね」
 実が【メラン・ダシュプース】で召喚した黒耳尻尾のバニーガールと一緒に、同情した様子で乾いた笑いを響かせた。
 腕を噛まれた山賊は、完全に戦意を喪失させており、足元に大きな水溜まりを作っていた。
「だが、それでも……村人達の命を奪った罪は重い!」
 次の瞬間、バンリが【ブレイズフレイム】を使い、自らの身体を切り裂き、噴出した地獄の炎で山賊の身体を焼き尽くした。
 それ故に、山賊は悲鳴をあげる余裕すらなく、ぶすぶすと煙を上げて息絶えた。
「おいおい、随分騒がしいと思ったら、何をやってやがるんだ。何なら、俺も混ぜてくれ!」
 そんな中、山賊親分が手下の山賊を引き連れ、猟兵達の前に現れた。
「なんだ、コイツら……。ああ、なるほど。ジィさん共が雇った用心棒ってトコか。だったら、何の問題もねぇ。コイツらを全員纏めて始末しちまえばいいんだからよぉ!」
 山賊親分が猟兵達を小馬鹿にした様子で、思わせぶりにニヤリと笑う。
「出来るんですか、そんな事……」
 モニカが大盾を構えたまま、山賊親分をジロリと睨む。
「ああ、もちろん! 俺が本気を出したら、お前等なんて瞬殺だ! その後で、村人全員……皆殺してやるよぉ!」
 そう言って山賊親分がゲスな笑みを浮かべ、刃物をペロリと舐めるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『山賊親分』

POW   :    強欲の叫び
【酒!】【金!!】【女!!!欲望に任せた叫び声をあげる事】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD   :    剛斧一閃
【大斧】による素早い一撃を放つ。また、【服を脱ぐ】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ   :    手下を呼ぶ
レベル×5体の、小型の戦闘用【山賊子分】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアルル・アークライトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

温水・千歳
【POW】
こいつが悪いやつらの、おやだま…
悪党にかける情けなんてない、
さっさと斬り伏せて、
あのお爺さんを安心させてあげないと。

戦いとなったら背負った刀を抜いて、ぶんぶんぶんと振り回す。
これぞ【羅刹旋風】…勝負だ、わるもの。
充分に勢いが付いた所で突撃して山賊親分に斬りかかる。

『怪力』任せに武器を思い切り振り回して戦うから、
正直細かい気配りは苦手。
他の味方が離れた隙に親分に斬りかかるとか、
なるべく味方に当たったりしない様に工夫して気を付ける。
けど、それでも掠ったりしたら、うーん…ごめん?



●山賊親分
「こいつが悪いやつらの、おやだま……」
 温水・千歳(桜花・f13514)は背中に背負った刀を抜き、山賊親分の前に陣取った。
「おやおや、随分と勇ましいじゃねえか。これぞ、死を恐れぬ勇ましさってヤツか? だが、甘い……甘いなァ。俺は強いぜぇ! シャレにならない程になァ!」
 山賊親分が先手必勝とばかりに、刃物を振り下ろした。
「クッ……」
 その攻撃を間一髪で避けたものの、本当にギリギリ……。
 あと数秒避けるのが遅れていれば、手痛いダメージを受けていた事だろう。
「まさか、この程度の実力で俺に挑んできたのか。俺はまだ本気を出しちゃいねぇ。悔しかったら、俺をもっと本気にさせろ!」
 山賊親分が再び間合いを詰め、二度、三度と、攻撃を仕掛けていく。
「勘違いをしているのは、そっちだ。私も、まだ本気を出していない」
 その間に千歳が刀をぶんぶんと振る回し、【羅刹旋風】を仕掛けて、山賊親分が持っていた刃物を弾く。
「うぐ、うぐぐぐぐっ! や、やるじゃねぇか! だったら、俺も熊嵐を使うしかねぇようだなっ!」
 そう言って山賊親分が傍にあった斧を掴み、殺気立った様子で間合いを取った。
「ならば、こちらも容赦はしない。……勝負だ、わるもの」
 そして、互いの命を懸けた戦いが……始まった!

大成功 🔵​🔵​🔵​

バンリ・ガリャンテ
こいつの真似して鉄塊剣をペロリ。
ああ。お前が村人をどうこうすることはないんだ。あっという間に死ぬから。

大斧で技使われる前に子分共と纏めて【ブレイズフレイム】で牽制を。
仲間や植物への延焼には気をつけるよ。
それでも親分は息があるだろうから、デッカイ頭めがけて【怪力】こめた【鎧砕き】で【2回攻撃】喰らわせよう。
やあいっちょ前に脳みそ入ってんだ。意味ねえな。
攻撃受けたら【生命力吸収】で体力回復しよう。

すべてが終わったら、村の皆にもう大丈夫安心してって報告しなきゃね。
あーー楽しかった。またいつでも……いや、無いにこしたことはない。


ユーリ・ヴォルフ
チコル・フワッフルと行動
アドリブ共闘大歓迎です

瞬殺だと?ならばお手並み拝見といくとしようか
やれるものならやってみるがいい!

まずは私が囮になればいいんだな?
「随分とだらしのない表情だな…貴様は女性にモテないだろう。
だから力づくで奪うのだな?情けない奴め!」

【勇気】で挑発し、槍で攻撃を受け止める
チコルの攻撃が決まったら
「ああ、引き受けた。下がれ、チコル!」
至近距離から
【ドラゴニック・エンド】【属性攻撃(炎)】【範囲攻撃】を放ち
持ちうる最大限の火力をぶつける
その毛皮は、良く燃えるだろう?さあ、踊れ!

脅威を十分に排除したら
拉致された者たちを救出しよう
帰っておじいさま達を安心させてあげるといい


チコル・フワッフル
ユーリ・ヴォルフと共闘
アドリブ、他猟兵との絡みも歓迎!

私達を瞬殺?そんなの無理だね。
だって、貴方はここで私達にボッコボコにされるから!

大斧を使ってくるのなら
攻撃の際に隙が生じるかも。
狙い目は他の仲間への攻撃後!
服を脱いで(全裸ではなく!)身軽になり
シーブズ・ギャンビットで山賊親分の懐に突っ込んで攻撃!
相手の攻撃には「野生の勘」を働かせ
身軽に、アクロバティックに避けてみよう。

十分にこっちに気を引けたらユーリに声を掛ける。
今だよ、ユーリ!!
……わっ、巻き込まれないようにちょっと離れないと!

山賊達を倒した後は、攫われた娘さん達を
「聞き耳」で探して助け出そう。
もう大丈夫だよ!さあ、皆で村に帰ろうっ!


ネラ・イッルジオーネ
新人の猟兵が多いのでしょうか?
飛ばされては来ましたが、遠くから見た感じは今はボス戦と言う感じみたいですね。

たしかゲーム?と言うものでは、ボス戦中に辻ヒールと言うのを行う人がいると聞いた事があります。私もその方法で他の猟兵を支援いたしましょう。

木の後ろから他の猟兵に気づかれないようにユーベルコードで範囲で使用して、多少疲れようとも何度も回復をさせて補助します。

無事に終わりましたら、ガジルさんに早めに転送して戻してもらいます。
戦っていた猟兵さん達が、今後も他の依頼で腕を上げる事を願っていましょう。


白銀・クリム
 もう少し。そう、もう少しだけがんばらなきゃ!!

 それじゃ、クリムはユーベルコード『グッドナイス・ブレイヴァー』を使うよ。
 村には大きなディスプレイを置いてきたから、これでクリムが戦っているところを村のみんなに見てもらって、応援してもらうよ。

 次はユーベルコード『最終破壊的近接支援打撃』。今度のターゲットはもちろん『山賊親分』。
 クリムたちの力と、村のみんなの応援があれば、きっと勝てるはず。
 村のみんなのために! これがクリムの全力全開! これがクリムの捨て身の一撃! 食らえ! ディストラクティヴ・ストライク!!


モニカ・ノイチェ
目の前にいる山賊親分、手下を殲滅するのみです。

POW

山賊親分に【ドラゴニアン・チェイン】をぶつけ爆破。そのまま【オーラの鎖】で引き寄せます。
アナタは許されない事をしました。逃がしません!
そのままなます切りのごとく剣で切り付けます。お互い接近してるので攻撃を受けるかもしませんが、怒りのため多少は気にしません。


親分を倒せたら・・・

娘さん達は無事でしょうか?無事、、という言葉が正しいのかわかりませんが命があれば未来もあると思いたいです。
やれるべき事はやりました。でも、失われたものは戻ってきません。悲しいですね。

連携アドリブ歓迎です。


蓮倉・ユタカ
自分に正直なやつだなぁ! そういうやつは大好きだぜ。
気持ちよく殺せるからな。

【SPD】
笑いながら腕をひっかいて血を流し、『大槌』を起動しながら親分に『ダッシュ』。攻撃が来たら『大槌』で自分の身を『かばいつつ』、『激痛耐性』で足を止めない。
『スライディング』で背後に回り、そのままユーベルコード『咎力封じ』を浴びせる。失敗したら相手の足(弁慶の泣き所)を『大槌』で殴って転ばせ、両手足を集中的に叩き潰す。
ユーベルコードに成功したら、『怪力』で『大槌』を背中、首、頭など叩き付けつつ、武器の能力である『生命力吸収』と『吸血』を使用する。

戦闘後は、奴さんがあの世でも楽しく遊べてるように『祈る』かねぇ。



●瞬殺から完殺へ
「……瞬殺だと? ならばお手並み拝見といくとしようか。やれるものなら、やってみるがいい!」
 ユーリ・ヴォルフ(叛逆の炎・f07045)が、仲間達と共に山賊親分の前に陣取った。
 その間に白銀・クリム(バーチャルサウンドウィッチ・f11047)が【グッドナイス・ブレイヴァー】を使い、戦闘力のない【動画撮影ドローン】を召喚した。
 されと同時に、予め村に設置しておいた巨大なディスプレイに、戦いの状況が映し出された。
 これで村に残った老人達もリアルタイムで状況を確認する事が出来るはず。
「おうおう、勇ましいねぇ! だったら、俺も本気を出さねぇとなぁ!」
 山賊親分が邪悪な笑みを浮かべ、指をパチンと鳴らす。
 それと同時に、小型戦闘用の山賊子分が、ワラワラと召喚された。
「とにかく、目の前にいる山賊親分、手下を殲滅するのみです」
 モニカ・ノイチェ(ドラゴニアンのパラディン・f12048)が間合いを取りつつ、攻撃を仕掛けていく。
「それじゃ、ボッコボコにしちゃっていいよね!」
 続いて、チコル・フワッフル(もふもふウサキツネ・f09826)もユーリと連携を取りつつ、山賊子分を蹴散らしていった。
「な、なかなか、やるじゃねえか! だが、俺達は負けねぇ! どんな汚い手を使ってでも、お前達を倒してやる!」
 山賊親分が危機感を覚え、再び指をパチンと鳴らす。
 それに合わせて、茂みから姿を現したのは、弓を構えた山賊達だった。
「自分に正直なやつだなぁ! そういうやつは大好きだぜ。その方が気持ちよく殺せるからな」
 蓮倉・ユタカ(笑い男・f13721)が笑いながら腕を引っ掻き、大槌を起動しながら、山賊親分に攻撃を仕掛けていった。
「……やれ!」
 すぐさま、山賊親分が叫び声を響かせ、山賊達に合図を送る。
 その指示に従って、山賊達が次々と弓を射ってきた。
「当たらねぇよっ!」
 しかし、ユタカには当たらない。
 それどころか、自分に向かって射られた弓矢を、力任せに弾き返した。
「ぎゃあああああああああああああ」
 その一撃を食らった山賊が、血反吐を吐いて息絶えた。
 これには、まわりにいた山賊達もざわつき、警戒した様子で後ろに下がる。
「ま、まあ、ここまでは予想通りの展開だ。でも、いいのか、こんな事をして。俺はやられたら、倍返しにして返す男だぞ? こんな事をすれば、間違いなく村人達は全員血祭り……いや、死ぬよりも酷い目に遭う事になるも知れねぇなァ……」
 山賊親分がゲスな笑みを浮かべ、わざと不安を掻き立てるような言い方をした。
「さっきから随分と上から目線で話をしているけど、お前が村人をどうこうする事はない。何故って、あっと言う間に死ぬから」
 続いて山賊親分に攻撃を仕掛けたのは、バンリ・ガリャンテ(人間のブレイズキャリバー・f10655)だった。
 まずは山賊親分を挑発するようにして、鉄塊剣をペロリ。
「ば、ば、馬鹿にするなァァァァァァァァァァァァ!」
 これには山賊親分もブチ切れ、狂ったように大斧を振り回し、猟兵達に襲い掛かってきた。
(「どうやら、新人の猟兵が多いようですね」)
 そんな中、ネラ・イッルジオーネ(サンツィオーネ・ディ・アニマ・f06949)が物陰に隠れ、猟兵達の様子を窺っていた。
 いまのところ、猟兵側が有利のようだが、山賊親分の心が折れている訳ではないため、逆上して何を仕掛けてくるのか分からないような状況であった。
 だからと言って、ここで表に出る事は、猟兵達の為にはならない。
 そのため、物陰に隠れつつ、コッソリと援護する事にしたようである。
「はあはあ、一体どうなってやがる! なんだ、コイツら! どうして、こんな奴らがここに……!」
 一方、山賊親分は思わぬ苦戦を強いられ、身の危険すら感じていた。
 当初の予定では、ここまで苦戦するはずではなかった。
 むしろ、傷つく事無く、圧勝しているはずだった。
 だが、現実はそうではなかった。
 この戦いによって、沢山の手下を失い、既に壊滅の危機。
 しかも、猟兵達はどんなに傷ついても、まるで誰かの癒しを受けているかの如く、瞬時に傷が癒えていた。
「随分とだらしのない表情だな。……貴様は女性にモテないだろう。だから力ずくで奪うのだな? 情けない奴め!」
 ユーリが山賊親分を挑発しながら、ジリジリと間合いを取っていく。
「うるさい黙れッ! 黙りやがれぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
 山賊親分が怒り狂った様子で、ブンブンと大斧を振り回す。
 だが、当たらない。
 一発も……当たらないッ!
 怒りで感情があらわになっているせいで、攻撃が丸わかりであった。
「今だよ、ユーリ!!」
 すぐさま、チコルが服を脱いで身軽になり、【シーブズ・ギャンビット】で山賊親分の懐に突っ込んだ。
「ああ、引き受けた。下がれ、チコル! その毛皮は、良く燃えるだろう? さあ、踊れ!」
 それに合わせて、ユーリが【ドラゴニック・エンド】を仕掛け、山賊親分の身体を炎に包む。
 その途端、山賊達が身の危険を感じて、山賊親分と距離を取った。
「お、お前等、何をやってる! 早く、やれ! コイツらを皆殺しにするんだァ!」
 山賊親分がブスブスと煙を上げながら、殺気立った様子で、まわりにいた山賊達を嗾けた。
「そんなに、死に急ぐ必要はないのに……」
 バンリが山賊達をジロリと睨む。
 それだけで、山賊達は身動きが取れなくなったが、山賊親分に背中を押されて、半ばヤケになった特攻状態ッ!
 そのせいか、猟兵達に傷ひとつつける事が出来ず、次々と血溜まりの中に沈んでいった。
「ち、畜生! こんなはずじゃ……こんなはずじゃなかったのにィ!」
 山賊親分が悔しそうに歯軋りした。
 だが、もう山賊親分の味方はいない。
 まわりにいるのは……、敵のみ。
 それ故に、山賊親分は、背を向けた。
 少しでも早く、この場所から離れるために……!
「……させるか」
 それに気づいたユタカがスライディングで、山賊親分より前に出て、【咎力封じ】で手枷をはめた。
「アナタは許されない事をしました。逃がしません!」
 続いて、モニカが【ドラゴニアン・チェイン】をぶつけ、そのまま【オーラの鎖】で引き寄せ、なます切りの如く剣で、何度も山賊親分を斬りつけた。
「や、やめ、やめてくれ! 頼む! もう悪い事はしない。だから……助けてくれぇ!」
 山賊親分がボロボロと涙を流し、必死になって命乞いをし始めた。
 もちろん、演技。
 しかし、逃げる事さえ出来れば、復讐の機会は……ある!
「いまさら命乞いをしても無駄だよ。今まで村のみんなに酷い事をしてきたんだから……! これがクリムの全力全開! これがクリムの捨て身の一撃! 食らえ! ディストラクティヴ・ストライク!!」
 次の瞬間、クリムがマイクスタンドをぎゅっと握り締め、【最終破壊的近接支援打撃】を放つ。
「ぐえっ!」
 その一撃を食らった山賊親分が間の抜けた声を上げ、地面にめり込むようにして息絶えた。
「あ――、楽しかった。またいつでも……いや、無いに越した事はない」
 バンリがホッとした様子で、溜息をもらす。
 おそらく、村にいる老人達も、クリムが設置したディスプレイ越しに山賊親分が倒された事を知り、飛び上がるほどの勢いで喜んでいる事だろう。
「後は攫われた娘さん達を助け出すだけだね」
 そう言ってチコルが、山賊のアジトに視線を送る。
 アジトの入り口には、さらわれた娘達と思しき女性達が立っており、みんな抱き合って涙を流していた。
「とりあえず、娘さん達は無事のようですね。無事……という言葉が正しいのかわかりませんが……」
 モニカが複雑な気持ちになりつつ、娘達に視線を送る。
 だが、やるべき事はやった。
 失われたモノは戻ってくる事はないが、それでも命さえあれば未来もある。
「それじゃ、拉致された者達を連れて帰ろう。早く帰っておじいさま達を安心させてあげないとな」
 そんな空気を察したユーリが、山賊達のアジトに向かって歩き出す。
 この場所からでは、娘達の状態までは分らないが、おそらく元気のはず。
 少なくとも、山賊達がいなくなったのだから、もう何も心配する事はないだろう。
(「どうやら、大丈夫のようですね。今後も他の依頼で腕を上げる事を願っていますよ」)
 そんな事を考えながら、ネラが他の猟兵達に心の中で別れを告げ、その場を後にするのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月03日


挿絵イラスト