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木乃伊も取れないカーシモラル

#ダークセイヴァー #異端の神々

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#ダークセイヴァー
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#異端の神々


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●深淵を恐れよ
 深く。深く。ただ深く――底の知れない谷底へと、貴様等は墜ちる他に無い。暗い。昏い。其処からの喰らい方が『脳の芯』を弄るかの如くだ。ゆるやかに。されど刻々と、人間が舟をこぐように『それ』が貌を晒すのだろうか。暗黒贄(煮え)滾ってフツフツと嗤い、その玉座は腕を伸ばす筈だ――無意識に精神を掲げた時、あの理不尽が始まるのだろう。じんわりと熱を孕んだ『狂気』が異端の質量を変えていく。動け。征服するのだ。現こそが愛おしい『戦場』で在れ――力と称される『最悪』が貴様等を抱擁して……。

 無辜と記すには模りが雑なのだ。
 ――神の遠吠え。

●グリモアベース
 黙――ロバート・ブレイズ(冒涜翁・f00135)が口を開いたのは『猟兵達』が咽喉を鳴らした数秒後であった。顔色を窺うものも居れば何時もの事だと息を吐くものも居る。つまり今回の案件は『狂気』が深く関わっているのだ。
「――此度。貴様等には『異端世界』ダークセイヴァーに往ってもらう。辺境たる谷の底にて『異端の神』の貌を認識した。それを『一切の感情触れなく』滅ぼしてくるのだ。理性の無い存在に『残っている』価値などない――底無しに想える暗所にも『地』は有ると知れ――ああ。もしかしたら貴様等には無辜の過去に視えるかもしれぬ。解く事は構わないが『決して耳を傾けるな。戻ってこれなくなる』。道中も戦闘中も『神』は人を誘うのだから――さて。情報は以上だ。陥った所以と共に化け物を殺すが好い。宜しく頼む」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 旧い、古い、支配者の狂気。

 第一章では『狂気の呼び声』が常に響いています。もっていかれないよう工夫して動く事をオススメします。呑まれたら戻ってこれないのです。
 第三章のオブリビオン、異端の神が『狂気に陥った理由』を指摘すれば有利に戦えるかもしれません。

 宜しくお願い致します。
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第1章 冒険 『暗く、深い谷の底へ。』

POW   :    頼れるのはこの身一つ、ひたすら降りる。

SPD   :    深淵を恐れるな、空に身を任せ飛び降りる。

WIZ   :    時間はまだある、休憩でもしながら降りる。

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 カーシモラル――殺戮の業を有した存在は如何なる戦場で揮うと言うのか。眼下に茫と広がった、深い深い暗黒へと貴様等は向かう事と成る。落ち方は、行き方は人の自由だが――恐れこそが不可欠な感情かも知れぬ――しかし、この響きは何か。

 ――殺せ。目の前の者を。目の内の貴様を。殺し尽くせ。今直ぐに殺すが良い。法々と即座に鏖だ――!

 揺らがぬ命を持て。
カタリナ・エスペランサ
くだらないな
ああ、確かに此処には殺しに来た。神を騙る愚昧の粛清だ。
これでもアタシは一途でね――目移りなんてしないよ、煽るだけ無駄さ

《ハッキング+属性攻撃》の性質を強く持つ黒風を《狂気耐性+オーラ防御》代わりに纏い谷底へ飛行
この黒風は声から余分な干渉を排除するフィルターであると同時に周囲の地形を把握し声の出所を特定・《追跡》する為のセンサーでもある
そう急かさずとも望み通り極上の死を以て骸の海に叩き込んであげるよ

纏う黒風に紅雷も織り交ぜアタシ自身の心身も調律。《力溜め+魔力溜め》を兼ねて神紛いの討滅にコンディションを最適化していこう



 恐れ・怖れ・畏れ――音(よみ)と称される『紛い物』が蘇る心地、触れた先から『振れる』ようなひどい酩酊的な深淵の開幕。どろりと溢れる負の感情が精神(のう)と刻まれた小世界を蝕んでいる――くだらないな。カタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)は内へと這入り込む『罪』に蹴りを入れた。ああ。確かに殺す為だ。傲慢だと心の臓まで棲り混まれた魂、一切が改める術を知らず『騙る愚昧を粛清』すると閃いている。これでもアタシは一途でね――埒外(殺意)の届け先は『ただのひとつ』だ。目移りなんてしないよ。粘ついている『髪の毛』じみた煽り……無駄だと跳ね退けても『闇黒(ダークネス)』鬱陶しい。
 物理法則も超自然も似たような『文字列』だ。架空に勝るのは架空以外なく『神権』は『個々』ぞと強欲に手繰られる――闇に黒を重ね掛け『書き換え』落下するかの如く飛翔(はし)る――五月蠅い音を遮断して地の底を『観』つめていく。出所は何処だ。そう急かさずとも望み通りだ。死にぞこないは勿体ない極上(海底)。

 紅の雷、谷へと墜ちる。

 双翼輝き自らの整い方を『確かめて』進む。溜め込んでいる『超越性』の無量は如何に。討滅への最良(コンディション)を重ねて往け――彼方側を『おそれる』必要などない。恐怖を知らないものに『恐怖』するとは滑稽だろう。

 反芻の坐には干乾びた體。

成功 🔵​🔵​🔴​

露木・鬼燈
谷底へ向かって駆け降りる。
忍ならできてとーぜんだよね。
忍体術を身に着けているからイケルイケル!
ちょいと重力を操ってあげれば更に安定する。
移動には何の不安もないのですよ。
だから力を入れるべきは「狂気」への対策だね。
脳に絡みつく狂気を斬り祓うって方法もあるけど…
今日は違う方法を試してみよう。
秘伝忍法<香姫>
可愛いリリスちゃんを抱きかかえて谷底へ。
精神を安定させ、狂気を和らげる甘い香り。
香りに魔術に、熟達の忍の精神力。
狂気に耐えて底へ底へと向かうですよ。
耐え忍ぶこと…これもまた修行なのです。
狂気に抗う術を学ぶ。
そのためには敢て危険に身を晒すことも必要っぽい!



 駆けろ――否。翔けるのだ。一歩一歩を風の如く。二歩三歩を音の如く。四歩五歩を光が如く。轟音すらも抜き去って仕舞えば『神』の悪夢・正夢が『驚いて』くれる筈だ。堕落と怠惰を思わせる『強欲』や『傲慢』、その争いの渦中で露木・鬼燈(竜喰・f01316)は傾いた。谷底へ深淵へ暗黒へ。闇の内へと『忍』ならば容易い事だ。貴様の体幹(からだ)が悲鳴を上げる所以などない――術を身に付ければ余裕(イケル)。軽く目玉(グラビティ)を手繰って魅せれば『ふわり』の感覚で往けるだろう。しかし問題は『声』だ。たとえ光を越えたとして超越性(エネルギー)の不浄は祓えない。絡みつく。粘つく。憑かれる。吐くべき言の葉に正しさは無いが、成程、根源からの殺意は本物だ。脳味噌へと直に刃(メス)を入れるのは方法として良だが、此度は少々『色』を添えるべきだ――箱庭の中には何が在る? 可愛い可愛い、あのか弱さは如何だ。抱きかかえた細見(やわらかさ)……リリスチャンカワイイ。
 香りに包まれた血肉から『精神』へ。ふれた『迷』が即座に融け落ち、啜られた魔術に忍びの技だ。ああ、這入る隙間(場)も無いだろう。耐える。絶えるべき『もの』に辿り着くまで――抗う術を学んで行くのだ。虎穴に身を投げろ。

 身を晒す事も必要っぽい!
 ――棄てる光在れば拾う闇在り。

成功 🔵​🔵​🔴​

高天原・光明
 狂気の神殺し、強大な影朧を退治するようなものだろうか。
 この暗闇、深淵の先に何が待っていようと、やることは変わらないさ。

 【POW:頼れるのはこの身一つ、ひたすら降りる】ことにしよう。
 もとより狩人とはそういうものだ。〈破魔〉〈狂気耐性〉の退魔刀を御守りに、道を外れぬよう目を凝らす。狂気誘う深淵だけでは、神という強大な獲物へ感じる、この〈情熱〉を濁らせることは出来ん。もとより弓狂い、狩り狂いの身だからな。

 狩場で頼りにするは己と己の武具のみ。獣、霊体、そして神。
 何が相手であろうと、それは変わらない。

 ――さぁ、狩りを始めよう。この身、この弓、この技。どこまで通じるか、一つ試すとするか。



 琥珀色の角砂糖(ひとみ)に飛び込んだのは『地獄』と記すのも生温い真っ黒で在った。爪先から沈むような感覚。脳天から弄られる感覚。気分が良いと『想えて』終うような、忌々しさと共に訪れる素晴らしさ――高天原・光明(彼方より禍を射貫くもの・f29734)は鋭く『狂気』と衝突したのか。『神』が何を称える名なのか。強大な影朧を退治する――とは違うだろう。彼等は戻れない。彼女等は戻らない。吐き気がするほどに賢く甘ったるいほどに白痴なのだ。何が待っていようと、やることは変わらないさ――ツマラナイと一蹴出来るかと問われれば『嘘』に成るだろう。しかし頼れるのは。頼れる物・者は自分自身(ただ一つ)。もとより狩人(イェーガー)とはそういうものだ。貴様が携えている『鋼』は何と刻まれている……魔を退ける兵の足跡。
 外れるな。足を踏み外せば『そこ』は奴等の領域(思惑)で在る。有る為に『目を凝らす』と好い――彼方側に神と呼ばれる『獲物』が坐しているのだ――殺意の矛先。情熱の行き先を変える事は『誰にも』成せない。弓狂い・狩り狂いの血肉(み)を魅せろ――己と己の武具……獣、霊体。神――心を持ち、相手が闇(ひと)で厭れ「変わらない」さぁ、沸き立つ混沌(カオス)に試しを狩(ぶ)つけろ。

 この身、この弓、この技。
 どこまで通じるか――百発百中?

 一発必中。噂話は独りで歩けないのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

久瀬・了介
奈落の底だろうと地獄の坩堝だろうと、そこにオブリビオンがいるなら赴くのみだ。墜ちて殺す。殺す為に墜ちる。
怨念武器を【武装異形化】。【呪詛】と怨念を異形の翼の形状に具現化し背中から生やす。攻撃力と引き換えに移動力を強化。【空中戦】で飛行状態になり底へ降りて行く。
声が聞こえてきたら【狂気耐性】で対抗。ユーベルコードの効果で、無軌道な怨念が制御される。荒ぶる無差別な攻撃性が抑えられ、呪うべき相手への指向性が高められる。
貴様らが俺の復讐に口を挟むな。この怒りは俺のものだ。恨み呪い殺す相手は貴様らのみだ。他の奴など知った事か。
戯れ言を退け、怨敵の元へ羽ばたき墜ちる。



 奈落の底だろうと地獄の坩堝だろうと天国の誘いだろうと楽園の抱擁だろうと――久瀬・了介(デッドマンの悪霊・f29396)の在り方は、その心臓の電撃(バチバチ)は留まりを知らない、そこに過去(オブリビオン)が。そこに忘却(バケモノ)が在るならば『殺しに』赴くべきだ。落ちる・墜ちる・滅ぼす為ならば『堕ちる』事も構わないのか。門(ソトート)に鍵を使え。どろりと垂れ下がった『希望』が崩れ『執着』が終着を嘲笑していく。背を這うように。背を破り『生えた』が如く。悪魔(サタン)じみた異形(つばさ)が闇へと飛び混んだ――空を走る貴様に『蓄える』時間を与え給え――降下。硬化したと消したら虚と成り得、ガタガタと騒がしい狂気が『腐り掛け』を砕いて往く。殺せ。殺戮(ころ)せ。鏖せ……四方八方へと撒き散らされる『気』が五月蠅くてたまらない。荒ぶる無差別(エネルギー)を削ぎ始めたのは『代償』故か。嗚呼、呪うべき相手の『貌』が近付いている――お預けを喰らった、墓場の魔狗め。
 貴様らが俺の復讐に口を挟むな。全部、全部、全部、誰の物かと教えてやれ。恨み呪い殺す相手は貴様らのみだ。他の奴など知ったことか……死人の眼は赤く染まる。戯れ言を……怨敵の坐はひどく汚れている。そんな想像(気)がした。

 あとは百(ハンドレッド)と数えるだけだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

九重・灯
表に出ている人格は「わたし」です。

UC【世界図書館】。
この地について調べてみます。
『世界知識、情報収集』
神が谷底で狂気をまき散らすのは突き落とされたからでしょうか?

さて、いきましょう。
夜狩人の点眼薬で暗所での視界確保。『暗視5』
呼吸を整えて精神を補強。『呪詛耐性5、狂気耐性5』

フワリと、飛び降ります。
落下位置、速度を調整。『空中浮遊3、念動力5』

狂気の声が大きくなってきたら、適当な所で休んで心を落ち着けましょう。ラムネ菓子を口含みます。

殺せ、ですか。きっぱりとお断りしますよ。
自分と他者の思念を混同しないようにするのが肝要ですね。
多重人格者ですから、頭の中で別の誰かの声を聞くのには慣れてますよ。



 普通! 普通普通普通普通! 何処からか九重・灯(多重人格者の探索者・f17073)を。わたしを『呼ぶ』声が・音が響いている。表裏と関係なく『頭の中に指を突っ込まれた』感覚が左右混乱に塞ぐように啼いた。流れている闇黒が『下々』へと潜り込み、狂気と刻まれた『当たり前』を嗜んで魅せる――人が落ちた。雷が墜ちた。ああ。神が『堕ちた』所以だろうか。自らで自らを突き飛ばした悪質、その覚悟は最早藻屑に等しいだろう。ああ。もっと。もっと『繋がって』いたい。更に『伝わって』いたい。ぬくもりに触れてしまった人間が、誰かの為に吐き捨てた証明書――さて、いきましょう。流れた時間を巻き戻す事は出来ない。過去は過去だ今は今だ未だは『魔』だ……ぽたり。魔術師モドキの眼球に『狩人』が宿れば如何視える。
 息を吸う。脳に送り込んだ酸素が『呪い』を除けていく。往くべき闇の逆渦に『フワリ』と足をはなす――ぐぃんと調整された血肉が『浮』わと降りていけ。聞こえる。聴こえる。届いてくる。狂り狂りと殺意戦意塗れ塗れ……まみれ。
 間に視えて『整える』舌。かりりと含んだ禁断(あまさ)が内部を融ろりと謂う。きっぱりとお断りしますよ。思念(おもい)が濁り切る前に進まねば成らない。ああ。成程。神様は多重人格者(ふたり)だったのか。別の誰かが睨んでいる。

 慣れていますよ――人間には戒が要ると何者が決めた。

成功 🔵​🔵​🔴​

紅砂・釈似
ああ、ああ、殺せ殺せの合唱には慣れてるよ。態々囁かれなくたって……目に映るものは、全部斬りたくて仕方無い。今の私の目には、お前しか映っちゃいないが。
UC【天夜叉】で下へと跳躍し、身に剣気を纏って飛び降りる
狂気での精神汚染を自分の内側から溢れ出る〈殺気〉で飲み込み、殺意を谷底へ向けて制御 闘争を求める魂が狂気に惹かれ、その源である異端の神に刃を突き立てんと逸る
とっとと刻むぞ。気は、あまり長くないから。



 オマエを人間だと描写したならば、紅砂・釈似(流殺煙刃・f27761)。怪物や化け物の類に失礼だろう。牢屋を撫(ぶ)ち破るような滑らかさで『紫』がふれる。ああ、ああ。息を吐くように。胃液を呑み込むように。臓腑(こころ)へと融け込むその狂気……殺せ! 殺せ! 殺せ! 大合唱が脳髄を包み込んで久しく、慣れ慣れしくも騒いでいる。態々囁かれなくたって――何処か病的な顔(かんばせ)が小さな宝石(にごり)を嵌め込んでみる。混濁し始めた意識を真直ぐに、厭々、目に映る総て全てすべてを……斬りたくて仕方がない。今・現・いいや過去だ。忘却、目の前には『オマエ』しか――映っちゃいない。感染(うつる)戦場の熱量が、深淵へと続いている。
 天邪鬼? そんなにも賢い埒外(わたし)ではない。天夜叉。最下(かそう)場へと身を投げ『駆』けていく。狂りと苛まれた『神様』とは如何様な血肉を艶めかせるのか。精神汚染(ころせ。ころせ。ころ……)を呑み込んでしまえ。仕舞い籠めない『殺気』が惹かれて異る――轢かれたような魔性は愉しそうだろう?

 とっとと刻むぞ。

 突き立てろ。衝き立てろ。あの根源(ダークネス)へと刃を向けるのだ。異端の神とは謂うが『ひと』事ではナいだろう。修羅の道に正も邪も記せない。其処も知らない底で、想乞告げているのは『紫煙・私怨』極まっている。

成功 🔵​🔵​🔴​

ナギ・ヌドゥー
脳を直接掴まれ弄ばれる様な異常な感覚
今すぐこの頭をカチ割って脳ミソを飛び散らせたい
この底すら見えない谷底へ落ちればそれが叶う
飛べ、堕ちてしまおう!
と、ダイブしながらUC「闇舞呪装」展開
暗黒オーラで飛翔し谷底に向かいます……
脳に響く狂気の声のおかげで【殺気】が異様に昂っている
こんな素敵な呼びかけをされているのに一人で逝くなんて勿体ないじゃないですか
殺戮遊戯は一人じゃなく狂気の神様としますよ
『ブーステッド・ドラッグケース』には精神安定剤も入っています
薬を服用しながらこの衝動を抑えましょう【呪詛耐性】
ぼくなら我慢出来る筈です
限界まで我慢してブチ撒けた方が快楽に溺れられるって知ってますから



 牙だ。犬歯だ。剥き出された、抉り摘出(と)られた、ただ滅裂に掴み憑(と)られた、直々に弄ばれるような『感覚』だ。脳味噌脳髄脳のう……描き堕す事すらも難しい『異常』で『当たり前』な神からの呼び声。今、即座に頭蓋骨を破壊して『中身』を撒き散らすのは如何だろう最高の気分だ……この底すら見えない谷、深淵(せかい)へと落下すれば叶う筈だ。いいや叶うに決まっている。そこ知れない精神(ソウル)の手招きが『改めよ』と誘っていた――飛べ! 落ちてしまえ墜ちてしまえ堕ちてしまえ……ふわりと擬音を漬けるのは禍々しく、不安定な儘に宙へとお(昇)ちて往く……闇。全き闇だ。ねばつく悦びを抑え包むが為に『装』を為せ。暗黒(オーラ)を創り出したのはダゴンだとでも謂うのか? レヴィアタンの棲家は正しく『そこ』で在れ。
 うねる。ウネル。混沌(カオス)がうねるのか否ウネルのは『純度の高い殺意』だ。気が異様に昂っている。荒れ狂う波に攫われても、ああ、勿体ない勿体ない一人『味わう』など面白くない。あの祝福の警鐘(音)を咀嚼するには『誰かと一緒』が望ましい……精神安定剤(おくすり)をどうぞ。逝くならばアンタと墓の腐れ。

 ぼくなら我慢出来る筈です。

 膨れ上がった糞袋(にくだまり)、限界まで留めろ。
 我慢して我慢して我慢して『破裂』する。
 ――漿液もれるほどにたまらない、絶対の溺れ方。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『ハーツ・アーム』

POW   :    号令「集えよ眷属、永遠の闇となれ」
【ハーツ・アームが4体合体してハンマー形態】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    号令「我が眷属よ、来たれ」
【ハーツ・アームが2体合体する】事で【球形態】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    冷酷なる咆哮
【手のひらのコアから一文字に薙ぎ払うビーム】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。

イラスト:たけ姫

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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 底無しとは虚勢に違いない。しかし『辿り着く』間、何者が目玉を開くかは解せないのだ。しゅるしゅると這い伸びた『物質』は何処か人間性を帯びており、されど中身は『神意』に手繰られた塊だろう。ぼんやりと暗黒・深淵に光輝する眼球――四つ一組の『神の下』が闇(コキュートス)を模倣する。来たれ。来たれ。来たれ。
 包囲だ。迎撃だ。この戦火を鎮める術は無い。

 グラシャ=ラボラスは酷く強引で在った。
 集えよ。集えよ。集えよ。
 ――その数字は何を表現している。
久瀬・了介
迎撃に来たか。こちらから赴くというのに、殺されに来るとは律儀な事だ。心掛けに応えよう。
怨念の刃は翼に変えている。攻撃には使えん。ならば銃を抜こう。
弾倉内の銃弾に【呪詛】を込め、怨敵の喉笛に食らいつく猟犬に変える。【犬神】のユーベルコード。
連射し【スナイパー】【範囲攻撃】【誘導弾】。敵がどれだけ素早く逃げようと、犬神の弾丸は【追跡】し追い詰める。
【貫通攻撃】で敵を貫く。敵を撃ち抜こうと、【呪殺弾】は標的の息の根を止めるまで停まらない。無数の弾丸が曲線を描き飛び続け、目に写る全ての敵を貫き続ける。
思う存分喰らい続けろ、犬神達。後を任せて俺は墜ちる。



 浮遊感に苛まれた物体が如何して『殺意』を抑え込めると謂うのか。説明不足の儘に神・髪の腕が伸縮し、貴様の『感情』に反応している。迎撃に来たか――此処まで至れば鴉も鳩も深淵も似たような『貌(カタチ)』だ。ああ。こちらから赴くというのに。殺されに来るとは律儀なものだ。もしや彼女等は恋を患った『淫魔』とでも嗤うのか。心掛けに応えよう――ぐるりと巻き付いた『戦火(ねつ)』が酷く迷走を表現していた。塊と説くには雑多なもので、物々らしく球体(ソトート)と巡る。
 刃は歪にも翼膜だ。たとえ夜鬼(ナイト・ゴーント)を真似たとしても『装』とは使えない。葬送に相応しい触感は銃(くち)、籠めるべき呪詛は如何様にも変質する――此度の餓え方・渇き方を癒すには獣の数字が要だが。しかし『一部分』には猟犬だけで十分だ。怨敵の喉笛へと『牙』を立てる胃袋(異形)――犬神。なあ。教えてくれよ。死人に『祈るべき』希望は在るのか?
 撃つ・討つ……その言の葉が逸れる事はない。たとえ回転、退けられても『勢いは死なず』標的の息の根を止める為に死走(疾走)する。無数の鉛(のろい)が宙を駆け、目に映る敵(オブリビオン)を貫いて往く――喰らい付いた。

 思う存分喰らい続けろ――悪魔の食卓には未だ早い。

成功 🔵​🔵​🔴​

ナギ・ヌドゥー
……これだけか?
すり潰すべき脳髄は?抉り晒す心臓も無いぞ!
コレで手慰みでもしてろと言いたいのか
あんな煽情的に呼びかけておいて……狂神め、焦らしやがる!
高まれ『冥き殺戮衝動の波動』よ!UC「闇舞呪装」展開
このまま【空中戦】を挑む
掌から【殺気・呪詛】を放出『サイコパーム』による【呪殺弾】だ
光弾の【制圧射撃】で敵のビームを相殺しつつ【弾幕】を浴びせ続ける
ハハハ!脳に鳴り響く狂声のおかげで、より凶強たる呪詛を練り上げられるわ!
呪殺の波動に蝕まれるがいい【継続ダメージ】
奴等の動きを止めたら接近戦で止めを狙う
あの柔らかそうな目玉を『歪な怨刃』で抉り穿つ【切り込み・部位破壊・傷口をえぐる】



 ドクン。毒ん。独ン……鼓動に染み込んだお迎えが『埒外』の脳味噌を称えていた。最早何方が『異端』なのか理解出来ず、同化している証明症(さつい)を焚いていく。ああ。嗚呼。アア。これだけか? この程度なのか。ただの一本一本が『意志』を微かに啜れるだけか。すり潰すべき脳髄。抉り晒す心臓……積み重ねるべき祝福が、哀れに憐れに涙している。コレで手慰みでもしてろと言うのか。神風情が『謂う』ようになった。あんな煽情的に呼び掛けておいて……この淫魔(サキュバス)め。この異端(ソロモン)め。この影利(シャドウ)な現実……狂神め、焦らしやがる! 伸縮自在の『魔法使い』がオマエの存在を嗅いでいた。高まれ。高まれ。昂っていく。
 冥き殺戮衝動(せかい)が展開(ひろが)った。水膨れじみて嘲った『闇色』が誰を『舞わす』と宣言したのか。その呪装(ダークネス)に共鳴して冷酷が吼える――変換だ。自らの存在を否定・投げ棄てるかの如く返還だ。殺意と殺意が衝突(ぶつか)り遭い、底までも届くだろう光線。ハハ。ハハハ! 鳴り響く凍み渡る弄り堕す……狂声(こえ)が天魔を沸々謳わせた。練り上げられるわ!

 蝕まれるが好い――シャンプーリンスの流し忘れ。

 しみたのだ。痛いだろう。今直ぐに抉り取ってやる。
 鋸が消化不良として目玉を穿(は)いた。
 ――歪曲悦ばしい、厭う枷は失くした。

成功 🔵​🔵​🔴​

九重・灯
人格が「オレ」に切り替わる。
夜狩人の点眼薬『暗視5』はこのまま継続。

UC【彼方なる空中遺跡】。傍らに匣が浮かび上がり、コトリと開く。にぃ、にぃと鳴き声が虚空に響く。

創造した石造りの足場を踏みしめる。
敵の攻撃は単純だ。大振りに叩き付けてきて隙を見せたら、すかさずその周囲に壁を形成して鉄格子で閉ざしてやる。閉所で加速できなければ充分な破壊力は出せないだろう。
『見切り5、捕縛5』

コイツは異端の神とやらの眷属か? 体の一部を切り離して飛ばしてるようにも見えるな。
力を畏れられた故の神、排斥された故の異端か。コイツに人間性を感じるのはどういうコトなんだ?

格子越しにジャック・ランタを撃ち込んで終わりにする。



 見える。観える。視えている。ミラレテいるのは『貴様』だけではない。眼球潤ルと瞬きながら『闇黒』の球と遭い掛ける。浮かんでいる匣の中身を『問う』口もないが、大出血サービスだ覗き込む権利を与えてやれ。にぃ。にぃ――かわいらしい鳴き声。コトリと開かれた蓋の底、ああ、初めまして貌(えみ)の無い※※――虚空に響いた。ぐぃぐぃと造られたのは滅裂と『想われる』空中遺跡(らくえん)か。しっかりと両脚で『場』を踏んで【異端】の輪郭を追っていく。コイツは異端の神とやらの眷属か? しかし首を傾げ、身体を逸らすと、脳味噌が『違う』と啼いている。
 体の一部を切り離しているのか――大振りの撃を易々と躱しながら『思惟』を彼方側に向けていく。力を畏れられた神、排斥された故の異端――淡々と神槌(おわり)を睨み付け、どこか『獣の数字』に思えてくる……人間性を感じるのはどういうコトなんだ。幽閉された存在は『助けを求めている』ようにみえる……。

 格子……ジャック・ランタンの詠唱。
 ――誰の記憶(おもい)を貫いたのか。

 ばらばらと散っていく神・髪の先。神と貼り付けられた『予感』が乞々している。終わりにするのだ。木乃伊取りが木乃伊になる『幕』は不要だろう。如何なる達人でも最期には抗えない――つぶれた眼窩に何が滓(のこ)った?

成功 🔵​🔵​🔴​

カタリナ・エスペランサ
お出迎えご苦労とでも言うべきかな
征伐よろしく態々出向いての粛清だ、この闇が相手の領域だって言うなら光輝で暴いてやるのも悪くない

速度を緩める事なく《空中戦》の飛行を継続しながら【暁と共に歌う者】発動、89の不死鳥と共に響かせるは《歌唱+浄化+破魔+ハッキング》の歌声。
一種の《結界術+地形の利用+拠点防御》として空間をアタシの領域に上書きすると同時、敵に対しては《精神攻撃+催眠術+マヒ攻撃》の呪縛となってその動きを縛る

鈍らせた敵の動きは《第六感+戦闘知識+見切り》で先読み、飛翔の余波となって放たれる《属性攻撃+衝撃波+乱れ撃ち+薙ぎ払い》の燃える斬撃で蹴散らしながら突破しよう



 闇が相手の領域(テリトリー)と散らすならば、蹴り飛ばす術は『光輝』に違いない。好機を得て『暴く』べきは『発く』べきは谷底(いしぶみ)の果て。しかしお出迎えご苦労とでも言うべきかな――奈落からワザワザ飛び込んだ、あの蟲の名前は何だろう。征伐よろしく出向いての粛清だ。ああ。悪くない。いや。贋神(わるい)のに変わりはないが、たとえ話として受け止め給え――ぐるんと丸まった滑稽(すがた)に『寿命』が在るとは思えない。轟(びゅう)ッ……あなたが『獣』を倣うならば、不死鳥の数は『89』と決められている。四苦八苦しながら『骸の海』に還ると好い。
 歌え。謳え。詩に乗せられた灼熱が、刃を模って『断面』を晒して薙ぐ。共に響かせた音色(さいみん)が闇(ダークネス)の精神感応(のう)を乱して躍る。跳ね回る呪縛が『束』を鈍らせ、愈々劫火がふれて翔ける。
 行動を読む事に難はない。内臓も知らない塵芥に『ダメ押し』の斬撃(ホムラ)だ。突き進めよ魔神(ホンモノ)――奴等は元々人間なのだ。彼女等は最初から人類なのだ。死に絶えたヒトに呼吸は不要だろう。

 模様(トランプ)で遊んでいれば良かったのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

露木・鬼燈
流石に素通しはないか。
敵を倒すこと、狂気を防ぐこと。
両方同時にはちょっと大変だね。
安全のためにリリスちゃんは送還しておこう。
香りと温もりがなくなると…ちょっと寂しいよね。
さっさと敵を倒して再び召喚しないとね。
敵も狂気も<斬祓>ってしまえば問題ない。
谷底へ向かって加速しながら一閃。
あの目っぽいところが怪しいよね。
きっと弱点じゃないのかな?
髪みたいな部分を斬祓い、目を狙って棒手裏剣を投擲。
太陽と浄化のルーンを刻んだ特別製。
弱点だったらかなり効くっぽい!
敵を排除したら自身を斬祓って狂気を祓う。
周囲の安全を確認!
大丈夫?うん、大丈夫っぽい!
とゆーことでリリスちゃんを再召喚。
あー、落ち着くのです。



 地球が青色に染まっている所以を説かれても、視界は全くの『闇』で答えなどない。内蔵した暗を吐き散らすように『神・髪』が纏まり、複数個の惑星じみて回転した。流石に素通しはないか――障害を除く事。狂気を『適度』に覗く事。両方同時に行う事は『難しい』に違いない。ああ。かわいいかわいいリリスちゃん。か弱い彼女(あのこ)を送還しなければならない、現実の寂しさが一気に沸き立った。香りと温もりが失せた所為か『呼び声』が刹那に強く――気の所為ではないが。されど再びの召喚は可能だ。さっさと殺戮者の一部(てき)を突破すれば好い。嗚呼、闇も狂も斬り祓って終え。加速(ごぅ)と靡くように足をかけ、昇り転がる『紫』を定めた。
 一閃(ひかり)――断面側に『みえた』塞がれない目玉。其処が弱点なのは『明白』だろう。底が弱点で無ければ『嘘』だろう。鬱陶しい長髪を整えはらい、ど真ん中に『投げる』は棒手裏剣(法)――知らぬ太陽と強なる浄化を知れ。虹彩を濡らすような薬(エネルギー)は如何だ。かなり効いたっぽい!
 歪を振り貫き『蒸発』させて周囲の安全を幾度も確す。隠れた敵は居ないか否か。たとえ『在る』としても中途半端に置いて往け――大丈夫? うん、大丈夫っぽい! ポイ捨て厳禁な木乃伊を仕舞い、改めて『ぬくもり』を望んでみる。

 リリスちゃんはかわいい。論ずる要はない。
 落ち着くのです――墜ちつくまであと少し。

成功 🔵​🔵​🔴​

高天原・光明
 狂った神の下僕らしく、形容し難い見た目をしているな。容易に狩られてくれる相手ではないようだ。

 【UC:千里より飛来せし黒死】(SPD)を発動だ。
 遠方から禍々しく冒涜的な球体に向けて、連続で矢を放つ。一発目、二発目と避けられることを見越して、死角から眼球めがけて矢が襲う〈騙し討ち〉を仕掛ける。

 鏃は霊力が込められた〈破魔〉の力を持つ〈呪殺弾〉。ひとたび命中すれば邪悪なモノの身を蝕み、もがけばもがくほど疲弊するだろう。そうしたらば、弱ったところでバッサリと〈切断〉だ。

 速い獲物との戦いは、意表を突き、動きを鈍らせ、とどめを刺す。単純明快ゆえに、技量が試されるものだ。さぁ、一つ手合わせ願おうか。



 たとえば獣の数は百を超えて、影の域は※を越えて、到達した『一撃』は怪物の目玉を称えているようだ。狂った神の下僕らしさを映し混み、その流動的な塊は『人の部位』とは思えない。形容し難い外見と筆舌に尽くし難い『ことば』。狩られる側か狩る側か。その端々を色着けているのは『蟲』の如きざわめきだろう――容易に中てる事『難い』お相手だ。何よりも彼女等(これ)は命と解けない。さあ。無意味に無意識に、踊れるものなら踊って魅せろ――思うがままに。
 千里(とおく・とおく)からの真っ黒な『死』の張り方。禍々しさを混沌に纏わせた、暗黒(ボール)に向けて連射・連射・連射! 一発目二発目は避けられても弾かれても構わない、視『越した』先々、終着点は『開いた』手中(アイ)――痺れか引き攣りか『まぶた』が在っても閉ざせはしない。呪殺(さつい)の味わいは泥蜜溜まり。もがくあがく。くねった髪束が潤いを喪失し、その疲弊は手に取るようだ。
 意表を突いた。動きを鈍らせた。あとは定石の通りに『トドメ』を刺すのみ。さあ。向こう側の深淵(もの)よ、手合わせ願おうか……解体した物の血肉はない。

 神束など誰が買うと挙げるのか。

成功 🔵​🔵​🔴​

紅砂・釈似
SPD
叩っ斬れと血が騒ぐ。だが熱は頭まで昇らず、こころは少しも揺れずに敵を見る。
何であれ、刃は通るだろう。……なら、斬るか。
攻撃を〈見切り〉、刀で受け流しつつ、〈怪力〉による大振りの〈暴力〉的な斬撃を振るって牽制し、攻撃の経路を制限
それでもすり抜けてくるものは〈激痛耐性〉で耐えつつ無理矢理凌ぐ 機を伺い、狙い目の攻撃が向かってきた所にUC【婆稚】を合わせて敵を〈切断〉



 斬れ。叩っ斬れ。沸々と騒ぎ出した血液(えきたい)が、全身と闇の境を潰していく。いかれた『もの』が脳内を支配する事は無かったが、所以は積み重ねた沙汰だろう。心揺れずに『定まった』地獄が、修羅道が貴様に執着していく――何で在れ。神で在れ髪で在れ、刃は通るだろう。鏃が通るならば刀身も同じ事。ああ。なら、斬るか。最初から最後まで結・決は等しく、人と称される三桁がすぅるりするり……回転(エネルギー)を逸らしながら『ただ暴力として、業を揮う』のだ。斬と叫べば避ける術なく、裂けていく雁字搦めが経路を制限されて詰む――爛々と輝く事の出来ない、ぼんやりした紫はどうヌラれて異る。すりぬけた眷属が肌身を削る。
 痛みなど知るものか。苦など知るものか。者を誘ったのは『お前』自身で、受け答えたのは『私』そのものだ。重度の紫煙(私怨)がこの程度で治まるとは考え難い。機を窺え。真白な身体に圧し込んだ、道筋に刃(かたち)を滑らせろ。

 短冊切り――乱れた美人、鏖(みなころす)。

 賽子の目は如何様だ。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『オメガハーツ・アポリア』

POW   :    刮目して視よ!我こそ、オブリビオン『戦神』なり!
単純で重い【自身の髪で作った巨大な拳】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    耐えて見せよ、必滅の一撃
【視認している対象を自身に引き寄せること】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【氷属性のレーザー】で攻撃する。
WIZ   :    応えよ終焉!万象粉砕、其の力を
【いくつもの氷属性の巨大氷塊】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。

イラスト:たけ姫

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はフレイ・ブラッドセイバーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 闇(ダークネス)の咆哮など、最早『無』に等しかった。
 谷底、深淵の核(なか)で『戦神』は坐していた。
 破滅(アポリア)――道は閉ざされ、惑いが溢れ。
 ただ終焉(エンド)だけが神々しく暗黒(かがやい)た。
 我こそ。我こそが。オブリビオン――数字の意味など愈々絶えた。

 過去! 何もかもが過去の産物だ。
 かみたばを抱いても。殺意を昂らせても。
 ――木乃伊も取れないグラシャ=ラボラスに価値はない。
 必滅極まって『貴様自身』も殺したのか?

 所以など如何でも好い。
 兎角、殺し合いだ。そう成れば楽な事だろう。
中小路・楓椛
WIZ
相手はカミサマですか――まあ、別に正統とか異端とか狐には関係ありませんケド。

無差別なので直撃しそうなのだけを砕けば良いのです。
UC【こる・ばるぷす】を術式系技能全部載せで迎撃、然る後に【対精霊撃滅砲】の二丁拳銃(ダブルガン)モードで射撃技能全部に…【神罰】と【呪詛】も謹んで進呈しましょう。
焦熱灼熱の御稜威の王よ、御前の矮小なる脅威を灰燼と帰す事を請願す。
フングルイ ムグルウナフ クトゥグア フォマルハウト ウガア=グアア ナフル タグン! イア! クトゥグア! (×3)

こんな感じですかね――この身体でも「馴らし」が進んだので封印が綻んで来たようで――良い事なんだか悪い事なんだか。



 莫迦め、人類(ダークネス)は絶えたわ。何者かの言の葉が響き渡るかの如く、深淵に『座』が広がっていた。ぐちぐちと戯れている狂気が中小路・楓椛(流しの家事手伝い狐・f29038)を包み込み、これでは何方が獣(もふもふ)か解せやしない。相手は戦(カミサマ)ですか――まあ。別に正統とか異端とか狐には関係ありませんケド。けらけらと笑い始めた戦火(よろこび)が終焉(あざとーと)引き連れる真似事だろうか。無差別に軋み堕した氷塊(あふーむ=ざー)が貴様を否定していく――最下(もっとも)直撃しなければ痛い程度で済む。砕け、砕け、その殺意(おもい)は混沌(ないあーら)の満足(ほてぷ)へと達するのか? 魚々の片隅、その星は象られる。
 模りを望んだならば『転換』悉くは浄化へと制御されていく。全部だ。貴様の有する総てを載せて『闇黒』へと衝き吐けるが好い――然る後。この運命の骰子を転がすのは――フングルイ。ムグルウナフ。クトゥグア。フォマルハウト。ウガア=グアア。ナフル……タグン! イア! クトゥグア!

 ――漆黒。容赦なく。否々、感情などしれた事だ。

 二丁拳銃(ダブル・ガン)に神罰(のろい)を詰め込んで、あの影(シャドウ)を焼き滅ぼせ。焦熱灼熱の御稜威の王よ――厭々、貴様は此れを矮小だと唱えるのだ。この身の「馴らし」に丁度いい、初めまして未知――綻んだ生き地獄。
 灰燼へと帰せ。海へと還る事も赦されない。

 万象灼滅、ただ死んだ森(そこ)。

成功 🔵​🔵​🔴​

火土金水・明
「過去に何があったか聞く気もありません。この世界を守るためにもあなたを倒させてもらいます。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃方法は、【高速詠唱】で【破魔】と【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【全力魔法】の【フレイムランス】で、『オメガハーツ・アポリア』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【見切り】【氷結耐性】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでも、ダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。



 軽やかに舞い降りた・舞い落ちた魔女帽子(オマエ)は多堕只管に『神』を視認する。他堕の『人間』だったものに如何様な過去が在ったのか。何に出遭ったのかを問い掛ける『意味』はなく、悪魔(サタン)の嘲笑に満ち満ちていく――火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)の落とし仔たる眼球が『氷塊』を見上げている。この世界を守るためにもあなたを倒させていただきます――三度目の死体の味わい方は簡単だろう、あの日の『よう』に殺し殺されて終えば好いのだ。
 何方が早いかと計算すれば文字列(ことば)、息を吸い吐くように『魔』へと迫る。緩やかに観せた『大振り』が外れるとスグサマ『本命』が咆哮した――炎により敵を焼き尽くす――シンプルな二度が荒れ猛り、戦神(アポリア)の腸を焦がして魅せた。
 物足りないのか。もっと欲しいのか。嗚呼、身に染みた『過去』が佛々と悟っている。はじけとんだ破片が残像を薙いで『わずか』が耐性の上にこぼれた。たらりと知った『執着』が何処までも届けば良いのに……101が好みなのだろう?

 手を伸ばさなかったのか。

 残念。とても残酷だ。
 ちりりと髪先がわかれている。

成功 🔵​🔵​🔴​

カタリナ・エスペランサ
大層勿体ぶってようやく出てきたと思えば、笑い話にもなるものか
呆れるまでの強靭と愚かしい程の高潔、兼ねるを称して戦神と讃える! 貴様如きが振り翳すには過ぎた名であると知れ!
――なんてね。“本物”とやらを知る魔神もご機嫌斜めだ

《早業+先制攻撃+限界突破》による【失楽の呪姫】で先手を取り《範囲攻撃+ものを隠す+目潰し+属性攻撃》、広域展開した劫火を光り輝かせる事で敵の視認を封じる
アタシは《第六感》と劫火の手応えからの《情報収集》で知覚を維持、《ハッキング+焼却》の性質を持つ焔で敵の存在も操る氷も悉く灼熱の終焉に塗り潰そう

慈悲を掛ける義理も無いけれど――紛いの戦神、紛いの終焉。本物を刻んで逝くといい!



 大層勿体『衝(ぶ)』ったご登場だ。否。元々舞台に『在る』ものが『登場する』とは妙な描写か。からからと戯れている髑髏(むくろ)が海の波に転がっている――笑い話にもなるものか。わかせた殺意は何時しか半端者、呆れるほどの強靭も愚かしいほどの高潔も『兼ねる』器も見出せはしない。こんな神様(うそつき)に惹かれる『もの』の面が識(み)たい――ああ。貴様如きが振り翳すには過ぎた名であると知れ。薄赤色の線上(戦場)で洗われる『よう』に声色を変える。なんてね――本物を『知っている』魔神(きみ)もご機嫌斜めだ。ななめに構えた殺戮経路が歪んでいる。
 破れ。その値は『称する』必要もなく『証する』必要もない。失楽園に堕ちて往った『存在』は何を齧ったというのか、可哀想な獣の一欠片……引き寄せるならば上々だ。無数の眼球にしみこんだ劫火(ひかり)……一切が視えぬ闇の闇だ。
 鏖殺の域の先が先、感覚だけが支配出来る『世界』の其処。底知れぬ『終焉(真)』が活性化(おきて)来る――慈悲を掛ける義理もないけど――紛いの戦神。紛いの終焉。よくある殺人鬼(かげ)。普通の人間。本物を刻んで逝くといい! 追放されたのは両者『同々』だろう。

 解体された肉々らしさ、焦げ臭い。

成功 🔵​🔵​🔴​

久瀬・了介
見つけたぞ。
翼に変えていた怨念武器を、【武装異形化】で身長を超える長さの巨大な斧に変える。攻撃回数を半減させ、威力を五倍化。
復讐の衝動をヴォルテックエンジンに込め、高圧電流に変換。発生させた電力を肉体に込め【リミッター解除】。【限界突破】した【怪力】で大斧を振るう。
更に、怨敵への【呪詛】を第二の心臓【呪珠】に込め呪力に変える。呪いの力を斧の刃に宿し【精神攻撃】【貫通攻撃】。肉だけでなく魂も切り裂き砕く。
ひたすら墜ち続けた落下加速を一撃に込める。二撃目は考えない。今はこの刃を奴に叩き込む事以外はどうでもいい。貴様も墜ちろ。



 黄色の印も旧の印も不必要だ。重要なのは深淵(ソコ)の底、其処に在る『貴様』を見つけた事だ。死人の赤色に『紫』飛び込んで半永久、その翼膜は怨念を奔らせ『変わり』いく。代わりのない『殺意(おもい)』がぶくぶくと膨れ上がり、異形(いじょう)な大きさの斧(まじない)へと到達する。回数など如何でも好い。最も望ましいのは一撃一撃の『混められた』暴力だ――闇と暗の睨み合い。愛情を感ずる事は有り得ないが、時が違えば『あった』かもしれぬ――復讐(しんぞう)は轟き衝動(けっかん)駆け、高圧電流(ながれ)を創り出せば解放感……肉体の枷を外せ。なにものも貴様を『邪魔』出来ないのだ。力任せの怪物(デッドマン)、神に祈りを捧げない。
 呪詛(にえゆ)を滾らせて『刃(珠)』に注ぐ。第二の心臓(エンジン)に絶命が『付加』されれば爆音――肉も魂も改める事無く、貫通して『逝』け。切り裂き砕いた神の握り。ああ。此処が全身全霊だ。

 遍くは落下一撃の為。次点は思惟に入れ『虚』まない。

 貴様も墜ちろ――感没した頭頂部(てん)。
 凹め。凹め。戻りたいとは想わせない。

成功 🔵​🔵​🔴​

露木・鬼燈
なるほどなー。
あの手はここから来ていたのか。
戦神の髪とは…持ち帰ればご利益ありそうじゃない?
さて…殺ろうか。
殺人剣理<葬剣>で相手するとしよう。
殺人剣理ならぬ殺神剣理ってね。
双剣で鋏のように髪を切る。
そして髪を切るように神を斬る、なんてね。
他愛もない言葉遊びだけど神を相手取るとなれば侮れない。
言霊は言魂とも言うしね。
言葉遊びも魂を込めれば力となる。
一撃入魂!
髪と一緒に神を斬り払ってみせよう。
一撃では不足っぽい?
へーきへーき、双剣だからもう一太刀を追加ですよ?
更にこの剣理は攻撃回数が9倍になる。
2×9で18の斬撃を叩き込むっぽい!
ここまでで一セットだから一撃入魂に偽りなし…ホントだよ?



 厭と幾等記せば治まるというのか、故に『あの手』だ。この手を掴むことなく『降りて来た』貴様等は神に碑(あだ)成す輪郭だろう。なるほどなー……伸ばし棒の抜け具合はたまらなく『憤慨』を買い、飼い慣らされた『重力(おもり)』を課せるだろう。しかし戦神の髪とは『ご利益』ありそうだと思えて仕方がない――すぅ。はぁ――さて。殺ろうか。廊下を走っている不良のように。窓ガラスをぶち割った子供のように。たらたらと文句を吐き散らしている、面白くもない幼児のように。殺人剣理……嗚呼。権利だ。人を殺す所以がなくとも神を殺す理は在る筈だ。なあ、双つに分かれた竜殺し。お相手するとしよう――業を嗅ぎ取った寄生体は奴隷根性丸出しか?
 氷結嘔吐(はき)だされた瞬間、凍と共に斬り伏せられた髪束。他愛もない言葉遊びに含まれた『言霊』は莫迦に出来ない――神を侮る事は『名』く、くるいの渦に『人型』魅入る――一撃入魂! 払い散った紫液。

 不足だと起立せずとも構わない。
 ――足と腕、彼等と同じく二撃目だ。

 肉を喰らえば18の廻り。此処まで『一回』次に往け。
 本当だとも――命が幾つあっても削れて死舞う。
 大百足はスートを齧ったのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

高天原・光明
 『一切の感情触れなく』滅せよ、翁殿の言葉にも納得だ。これは、破滅へと至る闘争に引き摺り込む、悪意そのものだ。

 迫る戦神の巨大な拳に対し〈咄嗟の一撃〉、小銃を〈クイックドロウ〉し〈呪殺弾〉を撃ち込む。〈体勢を崩す〉ような狙いの銃撃、叩きつけられる前に出鼻を挫くとしよう。

 【UC:強制改心刀】(POW)を発動、勝負に出るとしよう。〈スライディング〉で距離を詰め、やつの殺意を〈切断〉する。殺意こそ、戦神を戦神たらしめている。失えば自ずから崩壊するだろう。

 貴様が狂ったのも当然だ、女神。全てを『殺戮対象』と諦め己を見失ったなら、それは神などではなく、ただの禍だ。禍であるならば、俺の目前から消え去れ。



 認識した。視認した。死人に口なしと現在は謂うが、その原罪からは目を逸らせない。一切の感情触れなく『滅せよ』殺せよ――誰かの低温が脳内を廻りに巡っている。成程。翁殿の言葉にも納得だ。どくどくと毒々しく独欲と使った『人影(シャドウ)』が眩んでいる。破滅へと至る闘争。困惑へと誘う戦争。引き摺り込む『悪意』そのものの貌(からだ)――迫り来る『拳』は天地を慄きに堕とし、砕かれるような『威』が翳(かざ)った。咄嗟に放たれた小銃(くちのなか)、四肢を侵すように呪をとかす。するると解けた髪々の裏、あの玉座の『面』を再認――挫いた出鼻は如何なる形か。
 驚きというよりは呆れの内、戦神(アポリア)は貴様の『容』を見失った。四肢(イス)の下からの『滑り込み』音。詰められた。しかし『底』は異端の間合いだぞ――そんな『意思』は如何でも好い。重要なのは退魔の切っ先。

 ――貴様が狂ったのも当然だ、女神。

 総て。全て。統べる事も諦めて『殺戮衝動(けもの)』の数に溺れたら、それは神ではなく『欲在る』禍だ。ずるりと沈み込んだ、邪心への霊力(おくりもの)――襤褸。襤褸。襤褸。崩壊を始めた虚勢(うそつら)に人――禍で在るならば。
 俺の前から消え去れ。

 カーシモラルはおそれ亡い。

成功 🔵​🔵​🔴​

ナギ・ヌドゥー
オレの脳内に呼びかけてくれたのはこの狂える戦神か
戦いを求め続け己の理性をも破壊した……?
ならばその破壊衝動が満足する程の地獄を見せてやるまでだ

谷から落ちてきたオレが上、戦神は下だ
UC「闇舞呪装」はいまだ展開中
宙から急降下し斬り込む!【先制攻撃・切り込み】
接近できたら『邪絞帯』を作動させ奴の髪・四肢を【捕縛】
動きを封じ直接『冥き殺戮衝動の波動』を流し込んでやる
理性を捨てたアンタにこの波動が耐えきれるかな
この零距離で巨大氷塊を放てるかい
アンタの身体も削られる
身も心も己の破壊衝動で潰す気なら……その地獄へ共に付き合ってやろう



 神(ひと)は何処か糸切れたかの如く『偶像』舐っていた。気分が悪い? 違う。こんなにも気分が『いい』のは何時振りか。過去と称される傷跡(トラウマ)が地愚坐愚震えている――気の所為だ。須臾たわごとに触れた『彼女』は再び・何度(ふたた)び闇(ダークネス)だと改められていく。ああ。嗚呼。これが。オレの脳内に呼び掛けてくれたのは『この』狂える戦神(異端)なのか。求め求め求め。望み望み望み。最後の希を殺して臨む、成程、己の理性をも破壊した……戒々転ずる氷塊が地の獄を開いている――ならば満足するまで死遭うが好い。見せてやるとも、その祝福。
 神が下で埒外が上だ。この上下関係(テリトリー)に変更点は挙げられない。未だ『生えている』呪装(ソウル)がぐらぐらと釜底を見据えて墜(い)った――急降下! 斬り込んだ『真ん中』は漿液だと説くべきか模様だと解くべきか。スートが膨大から爆に達し、痕吐けた隅々まで帯と巻け。髪も四肢も玩除(がんじ)と絡め。封じられた『中』へご挨拶の波動(すべて)……笑いが漏れた。

 帰る術は無い。還る法も無い。

 地獄へ共に付き合ってやろう――底の底へと壊れていく魂。ブチ中った『氷塊』が両者の『厭わなさ』を罵っている――削られた身体は酩酊のサマだ。
 銀色の月を綺麗と吐いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

紅砂・釈似
POW
闘いに溺れた身体と魂が、目の前の異形に歓ぶ。大層な『闘神』を名乗るは構わない、只斬らせてくれりゃ良し。
懐に〈切り込ん〉でこちらの間合いへ持ち込み、〈怪力〉〈暴力〉による斬撃で正面から打ち合う
大振りで高威力の攻撃やUCが来たら〈見切り〉、UC【涅槃寂静】を用いて肉体のより確実な〈切断〉を試みる
殺し合いが好きか?戦場が愛しいか? 付き合うよ、死ぬまでなら。



 何事かと奈落(アバドン)が寝返りを鳴らせば、掴んだ『もの』は遍く白だ。探偵でも神でもなく『人間』は戦々狂々と対峙する。退治すべき『相手』の眼差しに何処か胎じみた懐かしさを覚えていた。嬉々・鬼々と跳び込んで仕舞いそうな葬送。異形が大層に名乗るのは構わない。溺れた。沈んだ。もう、息をする間(魔)も知らず『ち』を爆(翔)ぜた――只斬らせてくれりゃ良し。私かお前が『斬れて』くれりゃ善し。何方に旗が上がっても『脳の平穏』は保たれるのだ。此方も彼方も、呵々(かか)間合い。掌と握りが撃ち遭えば力み、暴れ狂う真正面――崖崩れでも起きたのか。
 研ぎ澄まされた『とき』が愈々終焉(きば)を歓迎した。描写するならば開眼で実際に『しった』ならば盲目性だ――強大な一撃(アポリア)が坐を砕いたと同時、地獄と天国は真っ二つ――確実に『きられた』のだ。涅槃(おとなし)く。

 殺し合いが好きか?
 戦場が好きか?
 大戦(おおいくさ)こそが華なのだ。
 付き合うよ、死ぬまでなら。

 細かく。細かく。塵芥――細い手。
 要らなくなった、木乃伊(グラシャ=ラボラス)。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年11月02日


挿絵イラスト