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【Q】仮装!料理!チョコとハロウィン!

#アリスラビリンス #【Q】 #お祭り2020 #ハロウィン

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●ハロウィン準備です!
「お集まりありがとう。さて、もうしばらくでハロウィンというところだが、国盗りだ」
 グリモアベースでは中條・竜矢が集まった猟兵の前で口を開く。
「オウガ・オリジンが作った『ハロウィンの国』が多数発見された。ハロウィンパーティーには最適な世界、なのだがオウガ・オリジンが作った世界だ。そこはオウガたちの巣、アリスを狙うための世界だ。」
 一見賑やかな世界も、彼らを倒さなければパーティーなんてできない。
「そこで、今回はオウガたちを倒して、パーティーができるようにして欲しい。」
 そう、そのための国盗りだ。

「この世界に向かうと、最初に森を通り抜ける道に出る。そこにはオウガの群れがいるため、戦闘になるだろう。」
 相手は赤ずきんの様な格好をした猫のオウガ、なのだが、赤ずきんの上に更に森から出てきたコスプレ衣装を着て戦闘力を上げてるらしい。
「同じように森から飛び出るコスプレ衣装を着ればこちらもパワーアップなので利用して欲しい。まあ、気をつけないといけない点もあるが……。」
 少し目を反らしながら言葉を続ける。

「コスプレ衣装はランダムだからこちらの欲しいものとは限らないんだ……。」
 しかも、『本人が全く望まないコスプレ衣装』だと更にパワーアップするらしい。欲しいのが出るまで粘るか、諦めて着るか、その選択は猟兵に委ねられる。

「その後、道を進んで森を越えるとなぜかキッチンがあって、そこに今回のボス、『悪魔王アマイモン』がいる。この魔王はハロウィンの国の力で『ほぼ無敵』となっている」
 ほぼ、なんだな。と周囲から声が上がる。
「そう、正面から倒すのは無理だが、美味しい料理を作ることで対抗ができる」

 美味しい料理をオウガは拒むことができず、美味しい料理を食べさせていくとオウガは眠ってしまう。完全に眠らせれば、後は1撃で倒せる、とのこと。

「そのため、ボス戦は攻撃を避けたり、耐えながら料理をすることになる。難しい戦いになるだろうが、頑張って無事、帰ってきて欲しい」
 竜矢はそう言って頭を下げる。
「それでは……頑張ってくれ」

●森の中
 にゃあにゃあと声を出しながらにゃんこずきんたちは集まって森から出てきた衣装を互いに着せ合う。道に沿って浮かんでいるハロウィンらしいカボチャのランプに照らされている。
「たまにはこういうかっこうもいいにゃ?」
「楽しいですにゃー楽しいですにゃー」
 仲よさそうに着替えるところに声がする。
「気持ちは分からぬでもないがほどほどにして準備するんじゃぞー!」
 悪魔王アマイモンがにゃんこずきんたちを急かす。はーい、と答えてにゃんこずきんは散っていく。
「ふっふっふ、どんな奴らを喰えるか楽しみなのじゃ」


クロネツヴァイ
 初めまして、クロネツヴァイと言います。

 今回初めてのシナリオとなりますが、頑張って書こうと思いますので、よろしくお願いします。

●本シナリオの構造
 集団戦→ボス戦の【2章構造】です。

 第1章は集団戦です。
 オウガの軍勢は森から飛び出してきた『コスプレ衣装』でパワーアップしています。こちらも森から飛び出たコスプレ衣装を着ることでパワーアップしますので対抗しましょう。
 本人が望まない衣装だと更にパワーアップします。
 着せたい衣装をプレイングに記載していただけると嬉しいです。また、にゃんこずきん側も指定がありましたらその衣装を着て現れます。

 第2章は【ボス戦】です。
 オウガのボスは『ハロウィンの国』の法則によって『ほぼ無敵』となっていますが、『美味しい料理を食べさせること』が唯一倒せる方法となります。
 美味しくなくても気持ちのこもった料理でも大丈夫みたいなので、ボスの苛烈な攻撃に耐えながらキッチンで美味しい料理を作ってください。
 料理が完成するとボスはこの国の法則により、抵抗できずに食べてしまいます。
 そしておいしさについて事細かに批評、称賛した上で段々眠くなってきますので、料理を食べさせ続けて完全に眠らせれば無敵状態は解除され、一撃で倒せるようになります。
『攻撃を防ぐプレイング』または『料理を作るプレイング』になると思います。
 仲間と役割分担して参加する際はプレイングにお相手を明記してください。

 なお、ボスはチョコをユーベルコードに使用しますが、料理にチョコが使用されることでのマイナス効果はありません。

 始めてのシナリオですが、全力でやらせていただこうと思います。
 よろしくお願いします。
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第1章 集団戦 『にゃんこずきんちゃん』

POW   :    12時になると自爆するとは何か間違ってるのにゃ。
自身の身長の2倍の【12時になると自爆する『南瓜の爆車』】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
SPD   :    お魚やめるなんてもったいないのにゃ。
【相手が変形した部位や召喚物を魚】に変形し、自身の【自制心】を代償に、自身の【食欲と魚への反応速度】を強化する。
WIZ   :    どこかのおばあさんからもらった毒リンゴにゃ。
【毒リンゴを対象の口に放り込むこと】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ルク・フッシー
コスプレ…?しないと、いけないんですね…そうしないと勝てないんですね…

ひえっ…お姫様…お姫様のような高貴なドレス…なんで…?
着たくないです…けど…平和のために…ううう…(ぐすんぐすん)

と、とにかくグラフィティスプラッシュ!ジャイアントスイングの要領で絵筆を振り回して、地面を色鮮やかに塗って能力アップ!脚力でオブリビオンから逃げ回り、遠距離から塗料を放ちダメージを与えていきたいです

やっぱり恥ずかしいです…ハロウィンだからって、どうしてこんな事に…



ルク・フッシー(ドラゴニアンのゴッドペインター・f14346)は薄暗い森の中でキョロキョロと見回しながら進んでいく。
「コスプレ…?しないと、いけないんですね…そうしないと勝てないんですね…」
 進みながらも、少し不安げな口調で森から飛び出てくるというコスプレ衣装を待つ。変な衣装じゃないといいな、思っていると衣装がルク・フッシーの手元に飛び込んできた。
「うわっと、とと、これがボクの衣装ですか?」
キャッチした衣装を確認すると、ルクの手が止まる。
「ひえっ…お姫様…お姫様のような高貴なドレス…なんで…?」
そう、手にあるのは豪華なドレス。白を基調にしたもので触るだけでいいものだと分かるほどのもの。明らかに女性のものでルクは困惑するが、他の衣装が飛び出す気配はない。
「着たくないです…けど…平和のために…ううう…」
ぐすんぐすんと泣きそうになりながらもドレスを着る。ロングスカートにフリル付きの上半身。ティアラまでついている。動くのに支障はなさそうなのが救いか。
「にゃ!見つけたのにゃー!」
「へっ!?」
声に気付いて聞こえた方を見ると黒い魔女の帽子とマントを装着したにゃんこずきんが見えた。
「そこのお嬢さんリンゴはいらないかにゃー?」
毒リンゴを手に近づいてくるのに気づき、ルクも動き出す。
「わわ、と、とにかくグラフィティスプラッシュ!」
ルクはジャイアントスイングのように大きく絵筆を振り回し、塗料を飛ばす。にゃんこずきんは回避するものの、塗料の上を走って距離を開けてインクを飛ばしてくる攻撃に対抗できない。
「にゃー!?捕まらないにゃー!」
「ええーい!」
そしてひときわ大きく振るったグラフィティスプラッシュの一撃がにゃんこずきんに直撃すると、にゃんこずきんは目を回して倒れ込み、消滅していった。
「た、倒せた……?よ、良かったです……」
ホッとして座り込むルクだが、戦闘が終わったことでとある感情が戻ってくる。
「やっぱり恥ずかしいです…ハロウィンだからって、どうしてこんな事に…」
顔を赤くするルクのドレスはカラフルに染まっていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ニコリネ・ユーリカ
まぁ可愛いネコちゃん
(シンデレラ衣装を着てね)
南瓜の爆車で舞踏会に行くのかしら
私の車と勝負しない?

私も舞踏会に相応しくレーサーの仮装を
どんな道も爆速で踊ってみせ……んンッこれレースクイーン!
違うのクイーンは走らなくてあっ🎃が先行ぉおおお
早着替えして追い掛けるわ

🎃を後追いし、ネコちゃんにドッグファイトを挑む
時限付きバトルなんてワクワクしちゃう
助手席のマネギちゃん(子機)の追跡能力に支援を得つつ
営業車Floral Fallalで限々まで詰め寄る

超接近したらUC発動!
3.8L、V8ツインターボに武器改造した車体で突貫
スピンさせて後退させる
私はサイドミラーに爆轟を映して走り去る

――ゲットワイルド。



「にゃあにゃあ、こういう格好もいいにゃー」
にゃんこずきんが着ている衣装はシンデレラ。白いドレスにガラスの靴という普段とは違う格好にあちらも気分が良い様子。そこにニコリネ・ユーリカ(花売り娘・f02123)が声をかける。
「まぁ可愛いネコちゃん、南瓜の爆車で舞踏会に行くのかしら」
自分の愛車であり、営業車、Floral Fallalに手を乗せながら続ける。
「私の車と勝負しない?」
予想外の言葉ににゃんこずきんは不思議そうな表情をして少し考える。
「んーいいですにゃあ。やるにゃ」
「よーし決まりね」
ニコリネはそう言うと既にキャッチしていた衣装をパッと開く。
(私も舞踏会に相応しくレーサーの仮装を、どんな道も爆速で踊ってみせ……)
そんな風に思いながら見た衣装は
「んンッこれレースクイーン!」
そう、走る方では無く、送り出す方の衣装。黒ベースのセパレートタイプのノースリーブにショートパンツについ声を荒げてしまう。
「違うのクイーンは走らなくて」
そんな言い訳をしている内ににゃんこずきんの方は南瓜の爆車を召喚して走り出していた。
「先攻取られたぁー!?くう、こうなったら……」
覚悟を決めて早着替えすると愛車に飛び乗る。
「12時になったら爆車が爆発。時限付きバトルなんてワクワクしちゃう」
速度を上げて爆車の後を追う。
「マネギちゃん支援よろしくね」
ウィングキャットのマネギちゃんの力でにゃんこずきんの爆車の位置を把握。更にスピードを上げて距離を詰めていく。
「にゃー近づいてくるにゃー!」
あっという間に声が聞こえるところまで詰める。そしてじりじりと接触しそうなほど近づいた。
「いまね!特攻(ぶっこみ)!! いきまーす!!」
Limiter Removalを発動し、3.8L、V8ツインターボに改造した車から更にリミッターを解除して爆車に突っ込む。
「ぎにゃー!?」
あまりの衝撃に爆車はスピンして失速、Floral Fallalのスピードもあり遙か後ろに去って行く。
「勝った……わね」
サイドミラーに目をやると、爆轟が移っている。そのままニコリネはカボチャのランプに照らされた道を駆け抜けていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

蛇塚・レモン
妹のライム(f30196)と!

あたいは騙してないって!
よく似合ってるっ!
これもオウガに勝つ為だよっ!

よ~しっ、あたいもっ!
(レモンは【河童のきぐるみ】を手に入れた!)
……ヨシ!(片足上げて指差し確認

それじゃ、こっちも数で対抗するよっ!
蛇神様に村のみんな、お願いっ!

UCで眷属達が宿った埴輪兵445体を乗せた八首の有翼蛇神を上空に召喚
大量の埴輪兵の剣で攻撃(衝撃波+弾幕+乱れ撃ち
なぎ払い+範囲攻撃で吹き飛ばし
精神攻撃+恐怖を与える

敵の短いリーチにスクラム組んだ埴輪兵の盾受けで防御!
あたいの左目で睨み付けて念動力+捕縛+マヒ攻撃も試すよ

トドメは蛇神様の8ツ首のブレスの衝撃波+爆撃とあたいの蛇腹剣で!


蛇塚・ライム
姉さん(f05152)と一緒に

私の初任務にぴったりな内容って聞いていたけど……
姉さん、もしかして騙したのかしら?💢
なんで【バニースーツ】を私が着なくちゃいけないのよ!

ちょ、姉さんんんっ!?
もう、姉さんってば、どうして変な方向へ思い切りが良いのよ!

というかあなた達?
さっきから妙な乗り物で爆走しないでくれるかしら!?
もう怒ったわ!
来なさい、炎鋼巨神カマドG!
爆炎紅蓮色の覇気を纏い、この地に降臨しなさい!

カマドGに乗り込んで猫を蹴散らすわ
ヒートクローで車体を焼却、誘爆を誘って自滅を狙う
自爆はカマドGの中なら私は無傷のはずよね
そのまま体高5mの巨体からUCを放つ
神罰・グラップルで文字通り一撃必殺よ!



蛇塚・レモン(蛇神憑きの金色巫女・f05152)と蛇塚・ライム(その罪名は『憤怒』・f30196)は森を抜ける道で言い合いをしていた。
「私の初任務にぴったりな内容って聞いていたけど……姉さん、もしかして騙したのかしら?」
ライムの声には明らかに怒りがこもっている。その理由は彼女が着ている衣装にあった。
「なんでバニースーツを私が着なくちゃいけないのよ!?」
ウサギの耳のカチューシャに黒いビスチェ、ストッキングにハイヒールという定番の組み合わせに顔を赤くしている。
「あたいは騙してないって!よく似合ってるっ!これもオウガに勝つ為だよっ!」
勢いよくそう言ってライムをなだめると、自分のコスプレ衣装を求める。
「よ~しっ、あたいもっ!」
その意気込みに答えたのか、飛び出してきた衣装は……
河童のきぐるみ
「……ヨシ!」
あっという間に着替えると、レモンはどこかで見たことあるような、片足上げて指差し確認のポーズを取った。
「ちょ、姉さんんんっ!?もう、姉さんってば、どうして変な方向へ思い切りが良いのよ!」
はあぁぁぁ、とため息をつくライムの近くを南瓜の爆車が音を立てて走って行く。通り過ぎるところで2人に気付いたのかにゃんこずきんが声を上げた。
「にゃー猟兵にゃー!誰か来てにゃー!」
爆車に乗っていたにゃんこずきんの声に反応して森の中からにゃんこずきん達が更に出てくる。爆車に乗っているにゃんこずきんは黄色のベストに黄色のヘルメットを身につけているのだが、森から出てきたにゃんこずきんがドレスやナイト風の衣装を着ているのと比べると浮いている。
「というかあなた達?さっきから妙な乗り物で爆走しないでくれるかしら!?」
「にゃ?」
ちょっと不思議そうな表情のにゃんこずきんだが、走る音は前からライム達には聞こえていた。
「もう怒ったわ!来なさい、炎鋼巨神カマドG!爆炎紅蓮色の覇気を纏い、この地に降臨しなさい!」
衣装や姉や南瓜の爆車やといったいろんな怒りを込めて相棒を召喚する。カマドGが現れたのににゃんこずきんたちも爆車を召喚するが、ライムの動きの方が早かった。
「ヒートクロー!」
爆車が動き出す前に燃える指先が捕らえ、炎上させる。
「神罰・グラップル!」
爆車が爆発しても、炎鋼巨神カマドGは止まらない。巨大な拳が南瓜の爆車とにゃんこずきんを吹き飛ばす。

「おーすごいすごい!」
ライムの戦いを見ながらレモンは歓声を上げるが、その近くにまたもやにゃんこずきん達の影が。
「む!来たね。それじゃ、こっちも数で対抗するよっ!蛇神様に村のみんな、お願いっ!」
ユーベルコード、『戦闘召喚使役術式・目覚めよ、暴虐を奮いし古の蛇神』を発動する。眷属達が宿った埴輪兵445体と、それを乗せた八首の有翼蛇神が上空に召喚され、そこから降らす剣でにゃんこずきんを攻撃する。
「にゃー!?」
これだけでもにゃんこずきん達にはダメージ甚大。手の届かない高さからの攻撃と威圧感にワタワタと逃げるだけ。やけっぱちでレモンに向かってリンゴを放り込もうと接近するものもいるが、レモンの周りにはスクラム組んだ埴輪兵が待ち構えており、防がれてしまう。
「これも……試してみようかな?」
左目でにゃんこずきんを睨み付けると動きがピシリ、と止まった。
「よーし、これでとどめ!」
レモンの合図で蛇神様の8ツ首からブレスが放たれ、レモンの蛇腹剣クサナギが舞った。

ドゴォォォォォン!
森すら吹き飛ぶのではないかという派手な爆発と共に、猟兵の勝利で決着がつくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

鍋島・小百合子
WIZ重視

望まぬものであろうが敵を討てるのであればいた仕方なかろうが…
なぜ露出の高い兎の格好(バニーガール)をせねばならぬのじゃ?

「兎を人の女子に例えるとこうなるのかえ??ええい!ままよ!」
兎衣装に身を包みその露出度の高さを内心抑えつつ(恥ずかしさ耐性)UC「戦場迷宮陣」発動
薔薇に彩られた迷宮に敵の猫達を閉じ込めては迷宮内に仕掛けられた罠と隠密重視にて潜伏(忍び足、目立たない、闇に紛れる併用)しながらの長弓による狙撃(視力、スナイパー、制圧射撃、鎧無視攻撃併用)で仕留めていく

…たしかこのような格好ではこのような仕草をするとか小耳に挟んだな
やはり気が進まぬが覚悟をもっていたそう

うふーん♪(誘惑)



爆発の落ち着いた森で鍋島・小百合子(朱舞の女丈夫・f04799)は頭を抱えていた。
「望まぬものであろうが敵を討てるのであればいた仕方なかろうが…なぜ露出の高い兎の格好をせねばならぬのじゃ?」
彼女の手にあるのはバニースーツ。普段身につけている鎧と同じ色の赤いビスチェに網タイツという組み合わせに顔を赤くしている。
「兎を人の女子に例えるとこうなるのかえ??ええい!ままよ!」
覚悟を決めてバニースーツを纏うと恥ずかしさ耐性で露出度の高さを内心抑えこみ、ユーベルコードを発動する。
『我が声に従い、戦場を纏う迷宮の罠よ、現れよ!』、
次の瞬間、森の中に薔薇に彩られた巨大な迷路が現れた。
「にゃー!?なんにゃこれー?」
閉じ込められたにゃんこずきん達は突然現れた壁を触ったりトコトコと進んでいくと迷宮のトラップが発動する。
壁や床から飛び出した刃ににゃんこずきん達は倒れたりあちこちにバラバラに逃げ出す。
「危険にゃー!ここ危険にゃー!」
「ほほう、ばらけるのかのう?ならば一体ずつ行くかのう」
そうつぶやくと、自身の技能を駆使し、隠密行動を始める。
「ここから狙い撃つのじゃよ」
影から構えた長弓、そこから鋭く放たれた矢がにゃんこずきんを貫く。
「まず1つじゃ」
そして別の通路でにゃんこずきんの声が聞こえる。どうやら罠にかかったらしい。
「次はあちらじゃな」
再び闇に紛れて次の獲物を狙う小百合子。彼女の作り出した戦場、にゃんこずきん達に逃げ場は無かった。

「これで片付いたかのう?」
何体も矢で射貫き、にゃんこずきん達の声が聞こえなくなったところでふと思いを巡らせた。
「…たしかこのような格好ではこのような仕草をするとか小耳に挟んだな。」
今の自分の服装、バニースーツを確認する小百合子。
「やはり気が進まぬが覚悟をもっていたそう」
すーはー、と息を吸うと、思い切って行動に移す。
「うふーん♪」
自分の思うセクシーなポーズとウィンクをする小百合子の視線の先には……
「にゃ……」
壁から頭だけ見せて様子をうかがう最後の生き残りのにゃんこずきんがいた。その表情はなぜか申し訳なさそうな、見られたら恥ずかしそうなところを見てしまったようなもので……
「おぬしは何も見とらん!」
綺麗に射貫かれるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『悪魔王アマイモン』

POW   :    チョコラテ・ウォール
【万物をチョコ化するチョコレートの津波】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    チョコレート・ウォー
【チョコレートで出来た悪魔の軍勢】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    チョコラテ・イングレス
非戦闘行為に没頭している間、自身の【主催する鬼ごっこの不参加者と捕まった者】が【チョコレート化する魔王の権能を発動】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠シスカ・ブラックウィドーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


にゃんこずきん達を倒した猟兵達が森を抜けると、そこにはキッチンがあった。
「なんじゃ、アリスでもにゃんこでもないのか」
声の主は悪魔王アマイモン。キッチンの更に奥から姿を見せたこの世界の主は猟兵達を見るとため息をつくがすぐに切り替える。
「まあ良い。おぬし達を食べれられれば腹も膨れるじゃろう。せっかくじゃ、存分に甘くなってくれよな」
その言葉と共にどろり、と溶けたチョコがアマイモンの背後に現れる。


□□□
第2章。本シナリオの最終章となります。
OPにある通り、美味しい料理や思いのこもった料理を作らなければ倒せない相手となります。
道具や食材は十分、自由に使えます。

アマイモンの攻撃がありますので、ソロの場合、相手の妨害を防ぎつつ料理を作るプレイングになると思います。
料理のみ、相手の妨害を防ぐのみのプレイングですと、ペアの指定が無い場合、こちらで合わせて描写させていただこうと思います。そのため、一方のみのプレイングは参加人数次第ではリプレイが遅くなる可能性がありますので、ご容赦ください。

参加お待ちしております。
ルク・フッシー
料理をするんですね!わ、わかりました!
ええっ、料理の最中に襲ってくるんですか!?そんなー!

と、とにかくがんばります!
やわらかオーラバリアに引きこもり、ボヨンボヨンと跳ねて逃げましょう
フライパンと食材があれば、熱は魔法で出せるので、どこでも料理ができます〜

忙しくてもサッと作れる…シンプルな野菜炒めを作りましょう!
豚肉、ニンジン、ピーマンにタマネギ。色とりどりの野菜で見た目も楽しくします!
食感を損なわないよう火を通しすぎず、水が出ないよう味付けは最後に。

それじゃあ最後に、おまじないを…
おいしくなぁれ、おいしくなぁれ!わふわふ、きゅーん!
…な、何度やっても、はずかしいです…



「そうじゃな……まずは、鬼ごっこじゃ!おぬし達も全員参加じゃな!ふふふいくぞー!」
無邪気そうな声でそう言い放って猟兵を追いかけ始めるアマイモン。だが、それが恐ろしいユーベルコードの条件に当てはまることをルク・フッシーは知っていた。捕まればチョコにされる。
「ええっ、本当に料理の最中に襲ってくるんですか!?そんなー!」
慌てながらも手早くフライパンや野菜などの具材を回収する。そして最初に狙われてることに気付いたルクはオーラの力でバリアを形成した。
「ほーら捕まえたのじゃ!」
ルクに触れようとしたアマイモンの手がポヨン、と弾かれる。
「む!なんじゃこれは」
ボンボン、とアマイモンの手がルクのやわらかオーラバリアに防がれる。
「よ、よし、これなら……」
弾力性を生かしてアマイモンからはねて逃げながら料理を始める。
「わわ、ね、熱は出せますから、このまま料理しましょう」
器用なものである。しかし、時間はかけられなさそうな状況だ。アマイモンは諦めていない。
「忙しくてもサッと作れる…シンプルな野菜炒めで……!」
ポンポン、とはねながら豚肉にキャベツ、ニンジン、ピーマンにタマネギとちょうどいいサイズに切りながら炒め始める。
「見た目めも綺麗に……火は通しすぎないで……味付けは……」
不安定な状況でも調理を進めていく。そして味付けも終わり皿に持ったところで一旦着地する。
「で、できました!さ、最後は……」
覚悟を決めてアマイモンの方を向く。
「おいしくなぁれ、おいしくなぁれ!わふわふ、きゅーん!」
先の戦いからカラフルなドレス姿のルクがするおまじないと、差し出された料理にアマイモンの追跡が止まる。
「ほう……ほう……?うまそうじゃな……」
ハロウィンの国の効果もあり、吸い寄せられるように野菜炒めに近づき食べ始める。
「ふむ……ベタベタしすぎず、かといって火が通ってない訳ではない。野菜の味もしつつ、肉の脂がより味を強くしておるのう。」
そんな評価を下しながら箸を進めるアマイモン。
「盛り付けもニンジンの色がうまく使っておる。これはすごいのう……」
アマイモンの目つきが少しトロンとする。そんな彼女の近くでルクは
「…な、何度やっても、はずかしいです…」
先ほどの行動で顔を赤くしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ニコリネ・ユーリカ
まぁ私を食べるですって?
私を食べていいのは私を愛してくれる人だけ
お腹を空かせた貴方には別のものを食べさせてあげる

●対策
押し寄せる軍勢は脅威だけど、素材以上の強度や耐熱性はないわ
先ずは【特種用途車輌出動!】でキッチンカーを召喚し、
車体の外装を炎属性で温めてチョコ攻撃を禦ぎましょ
頑丈な車体をシェルターにしたなら、後は心を籠めてお料理を

●料理
ハロウィンらしくパンプキンパイなんてどうかしら
パイシートを使うとお手軽に作れるの
カボチャも茹でるよりレンジでチンすれば早いし
オーブンで12分も焼けばホクホクに出来上がるわ
「おいしくなぁれ」の魔法も忘れずに!

貴方の為に作ったの、さぁ食べて
お礼に国をいただきまーす!



「ぬう、違う違う」
野菜炒めを完食したアマイモンはぶんぶんと頭を振って立ち上がる。
「今度はおぬしじゃ!覚悟せい!」
ビシリと指さされたのはニコリネ・ユーリカ。
「まぁ私を食べるですって?私を食べていいのは私を愛してくれる人だけお腹を空かせた貴方には別のものを食べさせてあげる」
驚いたような表情を見せるがすぐにこりと笑って返す。
「ふん、そんなもの要らぬ!いくのじゃ皆のもの!」
アマイモンはチョコレートで出来た悪魔の軍勢を召喚し、正面から一気に押し寄せてしかけようとする。
「軍勢と言うだけあって、数は多いわね……でも」
レースクイーンの服装でバッと腕を空に向ける。
「今日も一日、ご安全に!特種用途車輌出動!」
叫びに答えるようにキッチンカーが現れる。
「チョコレートである以上、素材以上の強度や耐熱性はないわ!」
キッチンカーの外装に炎の力が宿ることを確認してニコリネはキッチンカーに乗り込む。悪魔の軍勢が殺到するが、触れるそばから熱に負けて溶けていく。
「なんじゃとー!それは卑怯じゃろ!」
悪魔がぶつかった瞬間は少し揺れるが、それ以上の被害はなさそうだ。
「さーて、ここから料理ね。ハロウィンらしくパンプキンパイを作りましょう」
彼女の手にはパイシートと南瓜。南瓜をちょうどいいサイズに切るとレンジに入れる。
「ゆでるよりこうする方が早くできるのよね。」
レンジから取り出した南瓜を潰し、卵黄やクリームを混ぜる。
「おっとっと」
ぶつかる衝撃で混ぜる手が揺れるが料理は進んでいく。パイシートをしいたパイ皿に南瓜のペーストを入れる。そしてシートで蓋をするとオーブンに入れる。
「あとは12分待つだけ。」
その間も悪魔達はしかけてくるが突破できないままだった。

~12分後~
「時間ね」
キッチン手袋をつけてオーブンから完成したパイを取り出す。ほくほくのパイからいい匂いがする。
「よーし、最後に。おいしくなぁれ」
願いを込めるとパイを手にキッチンカーを出る。
「貴方の為に作ったの、さぁ食べて!お礼に国をいただきまーす!」
「出てきおったか貴様ー!」
軍勢を向かわせようとするが、パイに気付いて手が止まる。
「いただこう!」
パイを受け取ると、一切れ取って口に運ぶ。
「おおー南瓜の甘みがしっかりでておるなー!パイもパリパリで中と合わせて食感の差が楽しい!」
ドンドンと食べるアマイモンの目はよりトロンとしていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

鍋島・小百合子
WIZ重視
他の猟兵との絡みOK

人を食ろうても腹は膨れぬのであろう?
わらわ達がその腹に叶う飯を作ろうぞ

「敵の攻撃を捌きながら全力でわらわを守れ。わらわの作る甘味の味見をしながらな」
魔に奉ずる舞からUC「魔眷属降臨」発動
呼び出したキメイエスの眷属に甘味製作にあたるわらわを全力で護るように命じ、対価はわらわの作った甘味の試食で賄う

どちらかというと食べる側であるが、作り手は客が美味しいと感じ取れるようにこしらえると聞いた
その考えを胸にわらわの世界でもなじみ深い三色団子を作ろうかと思う
赤緑桃と色とりどりの生地に餡を詰め込んで串に刺す…思いつく限りたしかこうであったか?材料はたんまりある故いくらでも作るぞ



「人を食ろうても腹は膨れぬのであろう?わらわ達がその腹に叶う飯を作ろうぞ」
鍋島・小百合子はアマイモンに向けて言い放つ。他の猟兵の活躍も有り、アマイモンは目をこすっているが、まだとどめには届いていない。
「な、なにをー……まだじゃ、ここから盛り返す。おぬしを捕まえるのじゃ」
走り出すアマイモン、だが、小百合子の動きの方が早かった。流れるような動きで魔に奉ずる舞を踊る。
「我は呼び喚く、深淵たる異界に存ずる魔の僕…来い!」
舞いと呼び声に答えて、褐色の肌に曲がった角、レイピアに銀色の甲冑を装備したキメイエスの眷属が現れる。
「あらあら、今回は何のようでしょうか?」
少しふわふわしているような言い方で小百合子に声をかける
「今回は敵の攻撃を捌きながら全力でわらわを守れ。わらわの作る甘味の味見をしながらな」
「まあ、本当?甘いものよね?分かったわ。頑張っちゃう!」
「うむ、頼んだぞ」
嬉々としてアマイモンに向かうエイメスの眷族を見送ると料理の準備に入る。
「よし……三色団子にするかの」
小百合子はどちらかというと食べる側であるが、『作り手は客が美味しいと感じ取れるようにこしらえる』という話を思い出す。なじみ深い三色団子なら、きっとできると信じて手を動かす。
一方、エイメスの眷族はレイピアでリーチを取ってアマイモンの手を凌ぎ続ける。
「ぐぬぅ……邪魔をするでない!」
「そうはいかないわよー甘いお菓子もらえるんですから」
そう言って強烈な一撃でアマイモンを吹き飛ばす。
「そっちはどう?」
小百合子の手元には少々形は歪んでいるが、綺麗な色の三色団子がいくつかできていた。
「うむ……まだ納得いくものができずでな……遠慮無く持っていって良いぞ」
「そう?じゃあいただきまーす」
1つ手に取ると口に運ぶ。もちもちの生地の下から現れる餡子にエイメスの眷族は笑顔になる。
「うーん美味しい!」
「じゃが、まだ足りぬ気がするのじゃ……」
真剣な表情で小百合子は次の団子の制作にかかる。
「生地を広げ、餡を入れて……丸く、綺麗に……」
「がんばってね。足止めはちゃーんとするから」
もう一つ団子を取るとアマイモンに向かっていくエイメスの眷族、小百合子はそれを信じて作り続ける。

「できたのじゃ!」
いくつも試作を行い、エイメスの眷族にも味見させ、悩んだ末に納得のいく三色団子ができた。綺麗な円を描く団子、生地まで輝いているように見える。
「むう、美味しそうな匂いが……」
アマイモンも料理を察知して攻撃の手を止めて小百合子の方に近づく。エイメスの眷族も攻撃を止め、様子をうかがう。
「どうじゃ……これがわらわの三色団子じゃ」
アマイモンは皿から団子を手に取り、パクリと1つまるまるを食べる。
「これは……優しい重いが伝わってくるのう……うむ、うまい」
もくもくと笑顔で食べるアマイモンに、小百合子の表情が少し緩くなる。倒すべき敵ではあるが作った団子に込めた思いが本物であることが証明されたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

蛇塚・ライム
引き続き姉さん(f05152)と
いや、姉さん……河童ってそんな鳴き声なのかしら?

ここは小麦粉の生地を練って焼くだけのクッキーで時短よ
プレーンの他にも、南瓜やサツマイモ、人参やホウレン草を生地に練り込んで色鮮やかに、更にオバケの形に切り抜いてハロウィンらしさを演出ね
調理中はカマドGに壁になってもらうわ
爆炎紅蓮色の覇気でチョコを蒸発させてみる
チョコの津波くらいで破壊されないでよね?
『無論だ。我が半身はしかと守り抜いてみせよう』

姉さんは随分と手が込んだものを作るのね……?
私はもう出来たわよ

時短した分、カマドGに乗り込んで姉さんを援護するわ
敵が寝たら姉さんと連携
この一撃必殺の熱い鉄拳で粉砕してやるわ!


蛇塚・レモン
かっぱかっぱ!(鳴き声)

他のみんなは南瓜スイーツを作ってるし、あたいたちは別の食材を使おっ?
ってことで、サツマイモ~っ!
あと今が旬の林檎を使って、スイートポテトのクリームでデコレーションしたタルトタタンをつくるよ!

あれ、ライム(f30196)は作らないの?
って、出来てる!
彩り鮮やかなオバケクッキー!
シンプルだけどハロウィンらしいねっ!

あたいの方に攻撃が来てるから
蛇神様に防いでもらうよっ!
あたいのUCで敵のUCと身動きを封殺するねっ!
なんか無敵っぽいムーヴはズルいから禁止~っ!
そこで大人しくお菓子ができるのを待ってっ!
あ、チョコで汚した所は掃除することっ!

敵が眠ったらライムと一緒にとどめを刺すね



「かっぱかっぱ!」
「いや、姉さん……河童ってそんな鳴き声なのかしら?」
引き続きカッパの着ぐるみを着た蛇塚・レモンにバニースーツの蛇塚・ライムが突っ込むがレモンはそんなこと気にしない。
「南瓜スイーツは作ってる人いるだろうし、別の食材を使おっ?ってことで、サツマイモ~っ!」
笑顔でサツマイモを食材の中から取り出す。
「あとは林檎ーってあれ?どこだろう」
食材を探すレモンのそばでライムは小麦粉を持ち出す。
「ここはクッキーで時短よ。手は抜かないけどね」
南瓜やサツマイモ、人参やホウレン草などを回収するとカマドGを召喚する。
「む!そこで何をしとるー!」
眠そうながらアマイモンはまだ健在。カマドGに気づきチョコの津波で攻撃をしてくる。
「チョコの津波くらいで破壊されないでよね?」
『無論だ。我が半身はしかと守り抜いてみせよう』
爆炎紅蓮色の覇気でカマドGに触れるそばからチョコレートが蒸発していく。
「ぬううう、またそのようなことをしおって!」
アマイモンは悔しがっているがライムは作業を進めていく。プレーンな生地を多めに作ると、一緒に持ってきた野菜も取り分けた生地に混ぜ、カラフルなクッキーを作っていく。
「こういうのにするとハロウィンっぽいよね」
生地をオバケの形に切るとオーブン皿に乗せていく。後は焼き上げるだけ、というところでレモンの方に動きがあった。
「林檎あったー!これでスイートポテトのクリームでデコレーションしたタルトタタンをつくるよ!」
「姉さんは随分と手が込んだものを作るのね……?私はもう出来たわよ」
高らかに声を上げる横でライムはクッキーをオーブンに入れる。
「えっライムもうできそうなの!?オバケクッキー、シンプルだけどハロウィンらしいねっ!」
「なんじゃ、もう1人いたのか。あっちは無理そうじゃし今度はおぬしじゃー!いい加減やられるのじゃ!」
アマイモンは攻撃の矛先をレモンに向けようとするが、ライムの乗ったカマドGにぼうがいされる。
「時短したんだしこれぐらいはね」
「おー!よーしあたいも。それはズルいから反則だよっ! 使用禁止~っ! 蛇神様っ! あいつにお仕置きしちゃって!!」
アマイモンが怯んだところにレモンが呼んだ白き蛇神が破壊念動波を放つ。
「ぬお!う、動けぬ」
直撃を喰らったアマイモンはユーベルコードを封じられ捕縛される。カマドGの攻撃もあり、レモンには手が届かない。
「そこでお菓子ができるの待ってて!」
林檎を切り、バターや砂糖と一緒に煮る。その間にサツマイモを切ってこちらも鍋に投入。林檎がキャラメルソース色に染まったら型に綺麗に並べてパイシートをかぶせオーブンに投入。
「後はこっち!スイートポテトのクリーム!」
ゆで上がったサツマイモを潰してバター、砂糖、生クリームを加える。弱火で混ぜた後に卵黄を投入。よく混ぜてスイートポテトクリームの完成。
「姉さんまだ!?」
「まだー!」
アマイモンが妨害しないようライムが戦闘しながら声をかける。ちなみにクッキーのオーブンは焼き上がったタイミングで止まっている。
「よいしょっと」
オーブンから型を取りだし、少し冷ましてからくりぬく。そしてそこにスイートポテトのクリームをトッピングして
「かんせーい!」
レモンの声に合わせてライムもカマドGから降りてクッキーを並べる。
「さて」
「どうぞ!」
2人一緒にアマイモンに料理を差し出す。
「むむ、このクッキー、シンプルながら見た目が楽しいのう。味が違うのも食べていて飽きがせぬ。」
満足そうにクッキーを食べると、タルトタタンに手を伸ばす。
「林檎が良い味出しておるのう。味付けもしっかりしておるし、クリームも良いアクセントになっておる。うむうむ、たまにはこういうのも良いかのう……むにゃ……」
ついにアマイモンが眠りに落ちる。
「よし、やったね!」
「そうですね、姉さん」
こうしてこのハロウィンの国の戦いは、猟兵の勝利で幕を閉じた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年10月28日
宿敵 『悪魔王アマイモン』 を撃破!


挿絵イラスト