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仮装と猫と狐と

#アリスラビリンス #【Q】 #お祭り2020 #ハロウィン

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#【Q】
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#お祭り2020
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●森からコスプレ衣装が!
「にゃにゃ、服にゃ!服にゃー!着るにゃ!」
 赤いずきんをした可愛らしいにゃんこ達は森から降り注ぐたくさんの衣装に瞳を輝かせる。

 世界はアリスラビリンス――オウガ・オリジンにより現実改変ユーベルコードによりいくつもの国がハロウィンの国へと改変された。
 これもそんな国の一つ。たくさんの甘いお菓子が生る木々、ジュースの沸く泉、可愛らしいピンクの地面は苺のチョコレート。
 そんな世界、だった。
 ハロウィンの国へと姿を変えたその国。木になるお菓子は南瓜関連の物に、ジュースの沸く泉は美味しい南瓜のスープが沸く泉に。
 ピンクの地面は黒くなり、よく見るとコウモリたちが敷き詰められていることに気付くだろう。
 そんな世界に降り注ぐのは、たくさんのコスプレ衣装。それらは着るものをパワーアップさせる力を持つという。
 コスプレ衣装は様々なものがある、セーラー服にシスター服、学ランに柔道着、メイド服――、ポピュラーな物からマイナーな衣装まで。ランダムで降ってくる。
 …え?着るのがいや?恥ずかしい? ご冗談を。猟兵なら何でも着こなせてこそ。
 恥ずかしがる貴方も、コスプレをすればパワーアップ!
 そう、それが世界の摂理。
 様々なコスプレ衣装を着て、コスプレしているにゃんこずきんちゃんを倒すのだ。

 そんなハロウィンの国の一角にキッチンが設けられている。喋る南瓜ランタンたちがざわざわしているが気にすることはないだろう。
 そこに現れたのは紳士的な服装を来た狐だ。
「ふむ、…君たちは料理を食べれるというのかね」
 南瓜ランタンたちを杖でつつき意地悪に笑う狐。よく見れば彼の杖の先端も南瓜の飾りがついている。
 美味しい料理は食べたい、だが作るのはとても億劫だ。なら誰かに作ってもらうしかない。しかしそれを願うのは彼の信念に反していた。
「いやはや、どうしたものか」 
 べしっと南瓜ランタンを杖で地面へと落としながら狐は呟いた。

●グリモアベース
「あら、あらあら?そろそろハロウィンなのネ!楽しみだワ!」
 楽しそうに心を踊らせる苺頭の少女、ルビー・ダンクワース(いちごのおひめさま・f25424)は集まった猟兵達に同意を求める。
 そうしながらもうーんと首を傾げる。
「でも、物騒なコトがあるノ。皆に行ってもらって、いいかしラ?」
 自らの故郷でもあるアリスラビリンスで起きる事件だ。心配なのは当たり前だろう。猟兵達は頷いた。
「ありがとウ!…そうね、最初にしてもらうことはコスプレ。皆には素敵な仮装をしてもらうワ!」
 この国にある森。そこからはたくさんのコスプレ衣装が降ってくる。それを着ればパワーアップ出来るのだ。
 勿論この付近に出てくるにゃんこずきんたちも様々なコスプレをしてパワーアップをしている。猟兵達もコスプレをしなければ太刀打ちはできないだろう。
 …そういえばこの辺の地面はコウモリで出来ていて、長時間重みを感じると勝手に動いてしまうのだとか。生き物だから仕方ない。

 にゃんこずきんちゃんとの戦いが終わればその近くに居るキッチンでの戦いだ。
「敵はこのハロウィンの国の法則でほぼ無敵になってるワ。注意が必要ネ」
 倒す方法は、『美味しい料理を食べさせること』 敵の攻撃に耐えながらもキッチンで美味しい料理を作らなければいけない。
 美味しいの定義は気持ちがこもったもの、だそうだ。それが完成すると敵はこの国の法則により抵抗できずに食べてしまうのだとか。
「美味しさについて事細かに称賛したうえで睡魔が襲ってくるみたイ」
 だから料理を食べさせ続け、完全に眠らせれば無敵状態は解除され一撃で倒せるようになるだろう。
 敵の名前は『わるい狐さん』紳士的な服装をしているが注意が必要である。

「ふふ、でも皆の仮装も楽しみにしてるワ!いってらっしゃい!」
 ルビーが指を振ると花びらの形のグリモアが力を示し、転送のゲートを開き猟兵達を送り出す。
 手をふりふり振り、ルビーは猟兵達を見送った。


笹山ぱんだ
●もうすぐハロウィンですね!笹山ぱんだです!
今回はコスプレして敵を倒してもらいます。後料理!!

このシナリオについての注意事項
●このシナリオは2章構成になっています。初2章構成になります。
●10/31までに成功したシナリオの本数に応じて、ハロウィンパーティ当日、そしてやがて始まるであろう「アリスラビリンスでの猟書家戦」に、何らかの影響があるかもしれません。
なので積極的にコスプレしましょう。えぇ。
●森から出てくる衣装を着るとパワーアップします。プレイングに記載お願いします。
またお任せも大丈夫です。ダイスを振り衣装をお決めします。
恥ずかしがりながらも勝利のために衣装を着る皆さんにはたくさんプレイングボーナスがあります。

第1章:『にゃんこずきんちゃん』
集団戦。
童話赤ずきんちゃんの設定を利用し、アリスや猟兵をおなかを空かせ待っているオウガの元へ連れて行こうとするにゃんこ。
元々コスプレしてる猫ちゃんですがさらにコスプレします。
POW=お姫様 SPD=包帯男 WIZ=魔女っ子 のコスプレをしているようです。

第2章:『わるい狐さん』
ボス戦。
ずる賢く、親切な紳士のふりをするのが得意な狐。
今回はこの国の力によりほぼ無敵状態ですので、料理を食べさせて無力化させてください。美味しい料理は好きなようです。
コスプレはしたままの方がパワーアップの力も残っているのでそちらの方が良いかと思います。

それでは、良き戦いを!
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第1章 集団戦 『にゃんこずきんちゃん』

POW   :    12時になると自爆するとは何か間違ってるのにゃ。
自身の身長の2倍の【12時になると自爆する『南瓜の爆車』】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
SPD   :    お魚やめるなんてもったいないのにゃ。
【相手が変形した部位や召喚物を魚】に変形し、自身の【自制心】を代償に、自身の【食欲と魚への反応速度】を強化する。
WIZ   :    どこかのおばあさんからもらった毒リンゴにゃ。
【毒リンゴを対象の口に放り込むこと】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

待鳥・鎬
※淑女ぶってますが、気を抜くとすぐ被った猫が逃げ出します。スレンダー体型。

ハロウィンに仮装とか望むところ…って、お色気系はやめてー!?

(こほん)失礼、取り乱しました
……うぅ、胸元が涼しい…まな板がバレる…(涙

基本は薬物を仕込んだ『薬物撒布型擲弾』を[投擲]しての[範囲攻撃]

お猫さんには猛毒を
「今日は[毒使い]のお姉さんが毒リンゴをあげましょう」
ちょっとドカンと行くけど、すぐ眠るように楽になれますよ

接敵するなら『花香』の[クイックドロウ]で迎撃

深手や毒を受けた仲間には、[医術]や[毒使い]の知識で速やかにUC【高濃度強制回復薬】を
「見られたくないから煙幕ばら撒いてるなんてソンナコトナイデスヨ」



●仮装とにゃんこ
 アリスラビリンス、ハロウィンの国――。もちろん季節はもうすぐその日。
 森から飛び出てくる衣装を着るとパワーアップをすると聞いた待鳥・鎬(町の便利屋さん・f25865)は一番最初に現れたその服装を着込む
「ハロウィンに仮装とか望むところ…」
 その後すぐに自分が来たその仮装を顧みる。紺の生地、スレンダーな胸元に白い布が張り付けられていて大きくひらがなで『しのぎ』と書かれている。
「って、お色気系はやめてー!?」
 鼠径部もくっきり見えている。すっきりとした体形(※意味深)に良く似合うスクール水着の姿だった。どうやら寒くは無い。
 だがしかし、だがしかし、これは恥ずかしすぎるのでは…!?こほんっと鎬は咳払いをして。
「失礼、取り乱しました」
 落ち着いたように見せかける。落ち着いている…落ち着いているのだ…。決して胸元が控えめなのがバレるとは思っていない。
 にゃんこたちの視線が若干無遠慮がちなのも気にしてはいけないのだ…。

「水着にゃ、水着にゃー、ここに水はないにゃ!」
 楽しそうに魔女っ子にゃんこたちは鎬を揶揄う。
「うぅ…で、でも、力が沸いてきます…!」
 不思議とスクール水着を着ていると力が沸いてくる。これがこの国の力だろうか。
「今日は[毒使い]のお姉さんが毒リンゴをあげましょう」
 薬匙のヤドリガミである鎬は薬剤、毒にも知識がある。薬物撒布型擲弾を持てばにゃんこたちの方へ投げる。
 驚いたにゃんこたちは逃げるが間に合わずドカンっと爆発する。広がる煙はにゃんこたちを眠らせるもの。
「うにゃ…眠いにゃ…おふとん…」
「にゃー…だめにゃー、魔女っ娘は、眠っちゃ駄目なのにゃっ…でもおやすみにゃさい…」
 爆弾に近いにゃんこたちはそのままおやすみ夢の中。
「見られたくないから煙幕ばら撒いてるなんてソンナコトナイデスヨ」
 えぇ、スクール水着なんて恥ずかしくないですとも。

 残るにゃんこたちは毒々しい色合いをしたりんごを抱えながら鎬へと接近する。
「おいしいりんご、食べるにゃ!」
「それは、遠慮したいですね!」
 花香を構え近づいてきたにゃんこたちへと素早く打ち込む。うにゃ、と猫達は鳴きながらも地面へと落ちる。
「…ふぅ、誰にも見られないうちに、次に行きましょう!」
 それが得策。いえ、恥ずかしくなんてないんですってば!

成功 🔵​🔵​🔴​

シホ・エーデルワイス
アドリブ&連携歓迎


猟書家に動きが!?
まだ彷徨っているアリス達の為にも頑張ります!


常時
翼による空中浮遊と空中戦で行動

衣装を選ぶ暇は無いでしょうから
最初に手にした物にします…って!

内心
ミニスカメイド服ぐらいで勘弁して欲しいと思っていたら

ステータス画面の光沢感のある蒼いバニースーツ!?
しかもハイレグで背中が空き過ぎ!?
(衣装の詳細な描写希望)

顔が恥ずかしさで紅潮するも
一瞬で覚悟を決めて早着替え

私は咎人…
どんな恥辱でも甘んじて受け入れ償うと誓った身です!

胸を手で隠したくなるのも恥ずかしさ耐性で戦闘に集中


敵の私との距離感を【華霞】で曖昧にさせつつ
近づかれないように注意して攻撃


戦後
衣装を見直して…良いかも



●仮装とにゃんこ
 猟書家に動きがあるかもしれない、そう聞いたシホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)はアリスラビリンス、ハロウィンの国へと飛んだ。
「まだ彷徨っているアリス達の為にも頑張ります!」
 未だこの国へ呼ばれ続けているアリス達が居る。護らなければ!シホはそうぐっと拳を握りながらそう思ったのだ。

 背中の白き翼をぱたぱた羽ばたかせながらも森から飛んできた服を掴む。
(ミニスカメイド服ぐらいで勘弁して欲しいです…)
 そう、思っていた。ちらりと見た衣装に思わず視線を逸らしたくなる。
(ひぇっ)
 恥ずかしさに紅潮する顔を見せるも一瞬で覚悟を決めては素早く着替えた。

 ブルーの光沢のある生地。鼠径部がくっきり見えるハイレグの衣装。
 タイツもてらてらと光りどこか妖しい雰囲気を醸し出している。胸元も大きく開き、豊満な胸が零れ落ちそうなほど見えていた。
 そして背中がすーすーすると思えば、ほぼ何も布が覆っていない。白い素肌が空気と触れあっている。
 青のウサミミが辛うじてバニーガールだということを知らせてくれていた。

「私は咎人…。どんな恥辱でも甘んじて受け入れ償うと誓った身です!」
 えぇ、たとえどれだけエッチな衣装だとしても!胸を隠したくなる気持ちを我慢しにゃんこたちを見やる。
「うさぎにゃ、うさぎにゃー」
「りんご食べるにゃ?」
 そんな猫たちも魔女っ娘衣装を着ている。どこからか取り出した毒々しい色合いのリンゴを持ちながらシホへと接近する。
 とたん、広がるのは銀色に輝く花びら。猫達の視界を奪い攻撃する、シホの武器。
「咲き誇って!私のエーデルワイス!」
 沢山の花びらは猫達を襲い、行動不能へとさせていく。
「うにゃ…うさぎさん、強いにゃ…」
 
 倒れた猫達に少し息をつきながらもシホは次の戦闘の為に衣装を見直してもいいかも、そう感じた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

マクベス・メインクーン
縫(f10334)と
コスプレの森って、オウガ・オリジンもハロウィン楽しみだったのか…?
この衣装って選べな…っ
って、え…ブレザー?いや年齢的には合ってんだけどな
ただ……なんでスカート?

あ、縫はセーラー服なのか
めっちゃ似合ってて可愛いと思うぜっ
ん…?あー…まぁオレは女装も似合っちゃうからしょうがないな
まぁこうやって縫と学校通ったりするのも、楽しかったかもな♪

相手は見た目可愛い猫だけど敵は敵だしな
【先制攻撃】で銃に精霊を宿して炎【属性攻撃】でUC使用
毒りんごはごめんだからな、近づけさせないぜっ

そういえばボス戦もこの格好のままなのか?


真幌・縫
マクベスくん(f15930)と♪
マクベスくんハロウィンの国だよ!とってもハロウィンだね♪
猟書家さんにも影響があるかもだって聞いたから頑張ろうね!

えーっとコスプレは…
女子高生さんの制服だね♪セーラータイプの制服だね♪ふふ、ぬいは学校に行ってないからちょっと嬉しいな♪
マクベスくんはー…可愛い!!同じ女子高生さんの制服だけどブレザーだね。
わぁ、マクベスくん可愛いね…似合ってるよ!
ふふ、一緒に学校!きっと楽しいね♪

敵さんも可愛いなぁ…でも倒さなきゃだから…魔法の傘で空を飛んで距離をとってと…【空中浮遊】【空中戦】でUC【ぬいぐるみさん行進曲】で攻撃!
ふふ、ぬいぐるみさん達もハロウィン風だよ♪



●仮装とにゃんこ
 アリスラビリンス――、ハロウィンの国。オウガ・オリジンが作り出した世界に訪れたマクベス・メインクーン(ツッコミを宿命づけられた少年・f15930)は猫耳をぴくぴく動かしながら首を傾げる。
「コスプレの森って、オウガ・オリジンもハロウィン楽しみだったのか…?」
 もしかしたら、そうだったのかもしれない。倒した敵にはもう答えは聞けはしないが――。同じく白の猫耳を楽し気にピコピコ動かして真幌・縫(ぬいぐるみシンドローム・f10334)は辺りを見回す。
 森の木々に生るたくさんの南瓜のお菓子。甘い香りが縫の鼻をくすぐる。近くに見える泉には南瓜のスープが湧いている。ざわめく足元の蝙蝠たちはつん、とつま先でつつくともぞもぞ蠢いていた。
「とってもハロウィンだね♪」
 この世界を楽しみたい気持ちもある。だがするべきことはこの国の問題を解決することだ。
「猟書家さんにも影響があるかもだって聞いたから頑張ろうね!」
 たくさんのハロウィンの国の問題を解決すれば何かが起こるかもしれない。縫の言葉に、マクベスは頷いたのだった。

「この衣装って選べな…っ」
 森から降ってくる仮装の衣装。マクベスは一番最初に手にしたその衣装に慌てて着替える。足元がすーすーとした。
 仮装は白いシャツに赤いチェックのリボン。瞳の青を濃くしたような色のブレザー。
「って、え…ブレザー?いや年齢的には合ってんだけどな…ただ……なんでスカート?」
 深い藍にピンクが交じり合ったチェックのスカートがマクベスの腰から下を彩っていた。黒いオーバーニーソックスとこげ茶のローファーも学生らしさと可愛らしさを醸し出している。
 少し思案気にマクベスが縫の方を見れば、既に更衣は完了していた。
「あ、縫はセーラー服なのか」
 白いセーラー服、袖や襟は紺色だ。赤いリボンは胸元を飾っている。大き目なそれは縫の手元を隠し指先しか見えなくしていた。
 紺のスカートは清楚に縫の太ももを隠し、白いソックスと茶色のローファーが足元を飾っている。
「ふふ、ぬいは学校に行ってないからちょっと嬉しいな♪…マクベスくんはー…可愛い!!」
 マクベスと縫、同じ女学生の制服ではあるがブレザーとセーラー服では大きく違った。
 縫はマクベスの魅力あるブレザー制服姿ににこにこと微笑む。
「わぁ、マクベスくん可愛いね…似合ってるよ!」
「縫も…めっちゃ似合ってて可愛いと思うぜっ。…まぁオレは女装も似合っちゃうからしょうがないな」
「ふふ、一緒に学校!きっと楽しいね♪」
「まぁこうやって縫と学校通ったりするのも、楽しかったかもな♪」
 こうして制服を着て学校へ、それは幸せなこと。そんなことが出来ればいい。二人は笑って言い合った。

「…にゃー!猟兵、見つけたにゃ!」
 そんな二人のほのぼの空間を壊したのはにゃんこたちだった。
 魔女っ娘衣装を着た猫達は黒々した怪しいリンゴを抱えて近づいてくる。
(敵さんも可愛いなぁ…でも倒さなきゃだから…)
 戦いでなければそのもふもふとした身体を堪能したかったかもしれない。縫は魔法の傘でぴょんっと飛んで距離を取る。
「見た目可愛い猫だけど敵は敵だしな」
 近づいてくる猫達へ精霊の力を宿した銃を放つ。炎を纏った弾丸は猫達の足元や周りを打ち抜き広ませる。
「毒りんごはごめんだからな、近づけさせないぜっ」
「にゃー!りんごが、りんごがー!」
 ぽとりと落ちたリンゴが焼きリンゴになりにゃんこが嘆いた。
 そんな隙も見逃さない。縫はたくさんのぬいぐるみ達を呼び出す。その姿は皆ハロウィンの仮装をしている。吸血鬼やマミー、魔女、狼男――。
「さぁ、ぬいぐるみさん達!ぬいと一緒に戦って!せーの!攻撃開始ー!」
 小さなそれらは猫達を囲み、一斉に攻撃を行っていく。
「ふにゃー!やめるにゃ、暴力はんたーい!」

 ぬいぐるみ達が消えれば、猫達も姿を消していた。敵は全て倒したようだ。
「そういえばボス戦もこの格好のままなのか?」
 マクベスはふとした疑問を口にする。その通りです。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『わるい狐さん』

POW   :    おいしそうだなあ
【恐ろしく尖った爪や牙で 】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    なにもしないさ
【嘘を吐く 】事で【親切そうな紳士のふりをした姿】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    大人しくしたまえ
【魔法の力を持つ不思議なパイプの煙 】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ジャム・ドラドスです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●料理を美味しく
 南瓜の杖を持つ狐の紳士は髭を撫でながらランタンに座る。迷惑そうなランタンの声は気にしない。
「ふむ、もうすぐ猟兵達が来る、か」
 近くで猫の叫び声が聞こえたことでそれを予想する。そろそろ美味しそうな彼らが来るだろう。
 それは楽しみだ。
 美味しい猟兵たちをこのキッチンでどう美味しく料理しようか。

 しかし猟兵達も美味しく頂かれるわけにはいかない。このキッチンを使い狐を眠らせる美味しい料理を作らなければいけない。
 そうしなければ無敵の狐を倒せないのだから。
 食材や調味料は思いつけばいくらでもキッチンに現れる。この国の特徴だ。
 それならば後は料理を作るだけ。想いを籠めた料理はきっと、狐の舌を唸らせることだろう。

(プレイング受付は10/20 8:30~の受付になります)
マクベス・メインクーン
縫(f10334)と
料理される前にこっちが料理してやろうぜっ
まぁ作るのは南瓜のキッシュだけどな
てか、この格好のまま作るのか…エプロンとかねぇの?

それじゃ南瓜をレンチンして柔らかくしたら
皮ごと薄切りにして他の野菜と一緒に炒めて…っと
パイシートに乗せたら卵と生クリームを混ぜたのを流し込んで
あとはチーズをかけて焼いたら出来上がりっと!

これならお腹も膨れるだろっ
縫一個味見してみるか?

ふふんっ、これならあの狐も満足するだろっ
さっさと食らいやがれ
そんで眠ったところに、2人でUCを思いっきり叩き混んでやるぜっ
炎【属性攻撃】で今度は狐をこんがり焼いてやるからな


真幌・縫
マクベスくん(f15930)と♪
えーと、狐さんにお料理を作ればいいんだね!
ふふ、カボチャが沢山あるし…カボチャのキッシュにしようか?

エプロンを着たらマクベスくんと縫のお料理のターンだよ!
カボチャに玉ねぎに〜とき卵に生クリームに…わぁ、マクベスくん手際がいいね!お料理上手だ!

えーと後はパイ生地を使ってオーブンで焼けばカボチャのキッシュの完成♪
味見?する!マクベスくんもちょっとだけ食べちゃおう。

狐さん召し上がれ!
美味しく出来たと思うけどどうかな?
(不安そうにでもわくわくと返事を待って)

あ、寝ちゃった。
じゃあ、その間に…UC【虹色の魔法】だよ。



●狐を眠らせる方法
 女子高生の服装をした二人が見たのは南瓜の飾りにまみれたキッチンだった。
 そしてそこに座る狐の紳士の姿、このハロウィンの国の騒動の主、『わるい狐さん』だ。
「いらっしゃい、猟兵の諸君。さぁ、君たちを美味しい料理にしてしまおう」
 ふさふさの尻尾を振りそう笑う狐。しかし二人だって負けていられない。
「料理される前にこっちが料理してやろうぜっ」
 マクベス・メインクーン(ツッコミを宿命づけられた少年・f15930)の言葉に真幌・縫(ぬいぐるみシンドローム・f10334)は頷く。
「狐さんにお料理を作ればいいんだね!」
 この国の不思議な力により今の狐は無敵だ。それを制するには真心こもった料理が必要。二人はお互いに頷き合いキッチンへと立ったのだった。

「てか、この格好のまま作るのか…エプロンとかねぇの?」
 そうマクベスが言うとぽんっと音を立てて空中からコウモリ模様のエプロンが出現した。
 便利だなーと呟きつつエプロンを着用し縫を見れば南瓜模様のエプロンを来たようだった。
「ふふ、カボチャが沢山あるし…カボチャのキッシュにしようか?」
 美味しい美味しい南瓜の料理。近くにあったランタン達に、
「一個貰うね!」
 と声をかけて南瓜を貰えばそれをレンジでチンして柔らかくする。待っている間降ってくる攻撃をひょいっと二人で避けた。
 マクベスが柔らかくなった南瓜を薄切りにしている間、縫も他の野菜たちを薄切りにしていく。とんとん、と包丁とまな板の心地良いアンサンブルが響く。
「よし!」
 それらを切れたら一緒に炒めていく。そろそろ香ばしい良い匂いが広がってきたらしい。狐が鼻を鳴らしている。
 野菜を炒めながら、卵と生クリームを混ぜる作業を同時に行うマクベスに縫はすごーい、と声を上げる。
「わぁ、マクベスくん手際がいいね!お料理上手だ!」
 そんな縫もパイ生地を用意していく。型にパイの生地を綺麗に乗せ炒めていた野菜を乗せていく。
 卵と生クリームの混合液をその上に乗せて加熱すればとろけるチーズをかける。
 そしてオーブンにいれるのだ。

 不思議な力の作用により調理時間は短くなり、すぐに焼けた甘い南瓜の香りが辺りに漂う。
 オーブンの扉を開ければ綺麗に焼けたキッシュが顔を出した。
「これならお腹も膨れるだろっ! 一個味見してみるか?」
 沢山作った中の一つをマクベスが差し出せば縫は瞳を輝かせて。
「する!マクベスくんもちょっとだけ食べちゃおう」
 2人で味見会、もぐもぐ。香ばしくさくさくしたパイ生地に甘い南瓜と野菜の触感が交じり合い優しい味わいとなっている。
「ふふんっ、これならあの狐も満足するだろっ」
 その美味しさに満足したマクベスは狐にキッシュを差し出すのだった。

「狐さん召し上がれ!」
「これはこれは、キッシュか、美味しそうだ。頂きます」
「さっさと食らいやがれ」
 少し乱雑なマクベスの言葉にも押されもぐもぐと狐がキッシュを食べる。
「美味しく出来たと思うけどどうかな?」
 縫は不安そうにしながらも、その瞳は楽しそうにわくわくとしていて。
「こ、これは…!!」
「…これは?」
 2人は首を傾げる。
「さくっとした触感にとろける南瓜の甘さ、玉ねぎの柔らかさとブロッコリーの触感…口の中でまるでダンスを繰り広げているかのようだ…。もう一個頂けるかね」
「はい、どうぞ」
 美味しさに感動した狐は思わずもう一個、とキッシュをねだる。食べ進めつつもその瞳はとろん、としてきていて。
「あぁ、…野菜の甘さに触感、そしていくつも食べてしまいそうになるね。夢中になってしまうよ…ふわぁ…」
 キッシュを二つ食べたところで狐は眠りについてしまう。

「あ、寝ちゃった」
「今度は狐をこんがり焼いてやろうぜ!」
 炎の精霊の力を込めた弾丸と虹色の光の矢は狐を貫く。焦げた匂いがしたが気にしない!
 残ったキッシュはお持ち帰りだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

待鳥・鎬
※連携歓迎

真の姿では髪が真鍮の淡い黄金色に
服装は…あ、スク水でしたネ(遠い目

UC【ガジェットショータイム】で自立歩行型給仕さんロボ召喚
護衛お願い!
いざとなったら『花香』で応戦

[早業][料理]で一品目を早く提供し、他の人が作り易いように気を引く算段
倒す相手としても、今は私のお客様
シンプルでも[情熱]を込めて

秋だから身体が温まる料理を
フェンネル入りの調味液に羊肉を浸けて、あとは焼くだけ
ラムの香草焼き
本当はニンニクもあればもっと温まるけど…狐さんだから一応止めておきましょう

お肉を浸けてる間に、梨と蜂蜜をミキサーへ
喉を潤す梨蜜ジュースも完成

さぁ、召し上がれ

…作り手の服装とか諸々は気になさらずに、さぁ!


シホ・エーデルワイス
少し他の衣装を見てみるも
見比べている内にバニースーツも良いかも?
と思う

これもこの国の影響かしら?


料理ができるまで【奏手】の『ルノ』に敵をキッチンの外まで誘き寄せてもらい
凍結属性攻撃の誘導弾による範囲攻撃の弾幕で時間稼ぎをお願い


私は『聖笄』で透明になり目立たないでベリーのガレットを
妖狐の親友が喜ぶ顔を想い浮かべながら料理

わるい狐さんも油揚げは好きかしら?

生地は油揚げにバターを塗り
ブルーベリーや苺をのせ
砂糖を振りかけ
焼き色が付いたら苺アイスと苺マカロンを添える

クロワッサンの様な食感で
外はサクサク
中はフワフワ
甘酸っぱい


ルノにも振舞う

狐さん
どうか私を食べる前にこのガレットを食べて下さい

寝たら聖剣で攻撃



●狐とキッチン
 ちょっと焦げた匂いがした。二人の猟兵がキッチンへたどり着けば少し焦げた狐の姿。どうやら他の猟兵に焦されたらしい。
「私が焦げたとて美味しくないに決まってるだろうに。料理するのは私のほうだ、と言っただろう」
 独り言を言っていた狐は不意に猟兵達を見やる。 スク水姿の待鳥・鎬(町の便利屋さん・f25865)は首を横に振る。同意を求められても困る。
 ダークブロンドの髪はふわりと色を淡くし、黄金の色となる。それは鎬の真なる姿。…服装は、スク水だが。

 色んな衣装を見くらべてシホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)は自分の身にまとっている青のバニースーツが良いかも?と思い始める。
 他の衣装じゃこんなにシホの身体を魅力的に見せられないだろう。そう思うのは、もしかして…。
「これもこの国の影響かしら?」
 首を傾げながら狐の方へと目をやるのだ。

 鎬は【ガジェットショータイム】を使い自立歩行型給仕さんロボを呼び出し護衛をお願いする。そしてスク水で料理するのは熱そうなので可愛らしい白いフリフリのついたエプロンを身にまとい料理を作り始める。
 その手は素早く一品、一品を作り出していく。
 倒すとしても、今は鎬の大事なお客様だ。シンプルでも熱い情熱を込めていく。
 寒い秋だから身体が温まるラムの香草焼きを。
 フェンネル入りの調味液に羊肉を浸けこみ、焼いていく。
(本当はニンニクもあればもっと温まるけど…狐さんだから一応止めておきましょう)

 自立歩行型給仕さんロボは迫りくる狐と相対し、防御行動をとっていた。倒せはしない、だが防御することは可能だ。
 そこに参戦したのはシホの相棒であり、機械人形のルノだ。ルノは敵をキッチンの外まで誘き寄せ、周りを凍らせる誘導弾による攻撃の弾幕で狐を凍らせる。
「焦した次は凍らせる、か? 猟兵というのは趣味がいいものだな…」
 舌打ちをしながらも狐は2人に足止めをされ、鎬とシホに近づけなかった。
 
 聖笄の力で透明になったシホは目立たないようにしながらもベリーのガレットを作り始めた。
 思い浮かぶのは自身の妖狐の親友。彼女なら美味しいって言ってくれるだろうか――。
(わるい狐さんも油揚げは好きかしら?)
 生地は油揚げにバターを塗り、ブルーベリーや苺を乗せ、砂糖を振りかける。
 オーブンで焼き色がつけば苺アイスと苺マカロンを添え、可愛い見栄えに。
 外はさくさく、中はふわふわな甘酸っぱいガレットの出来上がり!
 出来上がったのはそれだけではない。鎬の梨と蜂蜜で出来た梨蜜ジュースも完成。

 実食!
「さぁ、召し上がれ」
「ん、美味しそうな匂いが…おや、食べていいのかい?」
 狐の前に出されたのは鎬の作ったラムの香草焼き。狐の手で上手にフォークとナイフで切り分け口へと運ぶ。
「こ、これは…!口の中に広がる香草の香り、噛むごとに滲む肉汁…!あぁ、おいしい…、天国はここにあったのか…!」
 もう一口、もう一口、ともぐもぐ狐の口に吸い込まれていく。差し出された梨蜜ジュースも忘れない。
「口の中の肉汁にさっぱりとした甘みが溶け込んでいくな…。この組み合わせも良い」
 美味しい美味しい、と食べ終わればデザートに出されたのはシホの作ったベリーのガレット。
「狐さん。どうか私を食べる前にこのガレットを食べて下さい」
「ふむ、良かろう」
 美味しいものを食べていた狐は心が大きくなったようで、頷いてガレットを食べる。もぐもぐ。
「さくさくっとした触感、噛めば噛むほど広がるベリーの甘酸っぱい甘み…、苺のアイスを付ければまた違う味が楽しめる…、む、これは油揚げか。素晴らしい!」
 それも食べ進めていく。シホは残りのガレットをルノに振舞いルノの美味しさを表す顔に満足した。
「はぁ、美味しいな…。猟兵の作ったものがこんなにも美味しい…とは…ぐぅ…」
 睡魔に勝てなくなった狐はこてん、と横になってしまう。それを見逃す猟兵ではない。
 
 一人は梅花のメダリオンがついたリボルバー銃、もう一人は傷を癒す魔法の聖剣を手に、狐へと攻撃を行うのだった。
 眠っている狐に抗う力は無く――、そのまま消えていくのだった。

 ふわりと、吹く風が二人の今着てる服を思い出させる。
 そういえばもうすぐハロウィンだ。何か、起きなければいいが――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年10月24日


挿絵イラスト