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砲撃音鳴り響く吹雪の中で

#クロムキャバリア #ノルデン物語

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#クロムキャバリア
#ノルデン物語


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・雪国での悲劇
 新型機。それは多額の費用を使用し、幾つもの試作と失敗を重ねてようやく生み出されるもの。いわば技術者の誇り。それを預けられるのもまた、自他ともに認める腕があるものだけ。
「これが新型機ね!」
 封建制で栄えている、極寒の国【ノルデン】。そこで新型機がプラントで発見されたという情報をもとに、その国一番の部隊が向かわされていた。
 【ホワイト・アウト】、そう名付けられた精鋭狙撃部隊、その隊長である【ハンナ・イェス・ウラジミール】が、今新型機に搭乗しようとしていた。
「一番新しそうなのは狙撃機体ではなさそうですが……まあ隊長なら問題ないでしょ!」
「むしろ、狙撃特化の我が国に、新しい風を持ってきてくれるかもな」
「じゃあ、こいつは春風って名前にしましょうぜ!」
 狙撃の名手を次々と輩出し、傭兵業としても名をはせていたノルデンだが、実は狙撃以外のドクトリンはあまり育っておらず、機動戦より籠城、ゲリラ戦を得意としていた。しかしそれではいずれ、少数で処理しきれない敵が来た際、対処できる自信はなかった。
 だからこそ、新しい戦術ドクトリンを模索していた矢先であった。
「じゃあ、もって帰りましょう! 吹雪も溶かす、この春風を……ん?」
「どうしましたハンナ隊長」
「いや、私まだ起動していないんだけ……ガァアアア!!?」
「隊長!? こいつ、オブリビオンマシン!?」
 極寒の国にもたらさせるのは、温かい春風ではなく、さらなる吹雪のように厳しい北風であった。

・砲撃音鳴り響く吹雪の中で
 それから少しして、いつもと違いグリモアベースではなく、輸送列車の中で、グリモア猟兵クトゥルティア・ドラグノフは猟兵たちに事の顛末を話していた。
「というのが、今回の事件の始まりだね。それじゃあ、ここからはこの人に話してもらうね」
 そう言って、位置を奥にいた男性を変わる。この辺りにある企業【PCB(Polar Cartel Brown bear)】の者のようだ。
「初めまして皆さん、私は【ヨハン】と言います。気楽にメガネとでも呼んでいただければ幸いです。皆様は普段、こちらの方と同じような人たちから情報を受け取っているようですが、この世界では、こちらのやり方でやらせていただきます。ご了承くださいませ。ではブリーフィングを始めましょう」
 そう言ってヨハンが指を鳴らせば、列車内に仕込まれたホログラムシステムが、現場の地図を全員が見えるように映し出す。

「依頼主はうちのお得意先であるノルデン。目的は、ノルデンの主要エネルギープラントに立てこもった、オブリビオンマシンの排除になります。敵の主戦力は、狙撃特化のキャバリアと新型オブリビオンマシンです。
 状況次第では、プラントへの被害は予想されますが、依頼主から多少の被害は許容されておりますので、そちらは気にせず暴れてもらっても構いません。その代わりに、洗脳されたパイロットの絶対生還を強制されています。どうやら、ノルデンの精鋭部隊が洗脳されたパイロットのようで、何としても失いたくないそうですよ。
 一人でも殺害した場合、報酬を激減させると仰っておりました。今回皆様にキャバリアを貸し出させていただく我々も、連帯責任という形で信頼を失いでしょう。
 私個人としましても、あの部隊の隊長さんとは親しい間柄でして、生還を望んでいます。
 現地は上下幅の大きい、市街地のような構図かつ、現在猛吹雪が発生しており、ホワイト・アウトが多発しています。狙撃部隊【ホワイト・アウト】の独壇場と呼ばれる環境が出来上がっています。あなた方の実力次第ですが、そのような不利環境でも大きく立ち回れるのが猟兵とお聞きしましたので、特に問題はないでしょう。
 また、我々【PCB】から皆様にキャバリアの支給があります。最終的には皆様に判断を任せますが、いくらでも使用していただいて構いませんよ。
 説明は以上です。
 狙撃国家ノルデンと【PCB】の両方と、繋がりを強くする絶好の機会です。そちらにとっても、悪い話ではないと思いますが」

 少々引っかかる物言いに、眉を顰めるクトゥルティアであったが、これがこの世界のやり取りだのだろうと切り替えることにした。
「それじゃあ皆、頑張ってね。無事を祈ってるよ!!」
「行ってらっしゃいませ、猟兵さん」
 猛吹雪が迫るプラント、そこへと、猟兵たちは出撃していくのであった。


しじる
 初めましての方は初めまして、そうでない方はいつもお世話になっております。しじると申します。
 少し出遅れましたが、新世界シナリオになります!
 A〇シリーズ大好きな私歓喜な世界、あのシリーズに近しい雰囲気で執筆できるよう頑張らせていただきます!

 依頼内容はオープニングで記載した通りで、キャバリアが貸し出されております。使用は自由ですので、強制ではありません。
 皆様の好きなように暴れてください!
 皆様の素敵なプレイング、お待ちしております!
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第1章 冒険 『狙撃されている!』

POW   :    ●『己が囮になる』:自分が躍り出ることで敵の射撃を引き付ける。

SPD   :    ●『相手を仕留める』:敵の元へ急行したり、カウンタースナイプを決めたりする。

WIZ   :    ●『居場所を突き止める』:レーダーや魔法などで、狙撃手の位置を突き止める。

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 到着した現地は、ブリーフィングでも言われてた通りに猛吹雪であり、視界のほとんどが白である。
 しかし、猟兵だからこそ本能的に理解できるだろう。この場所のどこかに、狙撃手が確実に潜んでいることを。
 敵は精鋭狙撃部隊、そう易々と近づかないだろう。しかし、猟兵ならば不可能を可能にできる。
 猛吹雪の中で、地形有利まで取られていても、猟兵ならば勝利できるということを示そう。

※プレイング、いつでも受付中!皆様のご参加、お待ちしております!
ジェイ・ランス
【SPD】※アレンジ、連携歓迎
■心情
うんうん、ブリーフィングでいいこと聞いた~
「いくらでも使用していただいて構いません」ってことは、一小隊分の無人機借りてっても良いって事かな?
だいじょぶだいじょぶ、全部【ハッキング】してオレの手足にするだけだからさ。あ、装備は狙撃仕様で頼むぜ。

■戦闘
ブリーフィングと"事象観測術式"との【情報収集】から得た情報で、UCを使用。最大広域で【ジャミング】をかけつつ、中隊規模の【残像】を作り上げ、行軍します。
それらを囮として相手の狙撃陣地を把握、カウンタースナイプ(スナイパー、誘導弾)を行い、敵キャバリアの武器と脚を破壊、擱座させます。



「【いくらでも使用していただいて構いません】ってことは、一小隊分の無人機借りてっても良いって事かな?」
 出撃前にヨハンにそう聞いたのは【ジェイ・ランス】である。
「ええ、問題ありませんが……」
 ヨハンは不思議そうな顔をしながら答え、考えたがやはり理解できないようであった。
「だいじょぶだいじょぶ、オレに任せておいて!」
 狙撃仕様にしておいてくれと、ジェイに頼まれたヨハンは、部下に指示し即座にキャバリアの脚部と腕部を換装させ、四脚重スナイパーキャノンをセッティングさせた。
 その間にジェイは事象観測術式(ワード・オブ・ディスティニー)とブリーフィングから得た知識をもとに、残像を生み出す準備を整えていた。
「本当に大丈夫なんですかね?」
 怪訝な表情でジェイを見るヨハンだが、その考えは数分後ひっくり返ることとなった。
 膨大に得た情報から、ユーベルコード【獅子の幻影(ローヴェンイルジオン)】を発動させるジェイ。それによって広範囲でジャミングが発生し、レーダーによる探知は不可能となる。
 そこに精巧に作られた残像による、中隊がやってくるのだから、狙撃する側からすれば厄介であることは間違いがない。
 超重低音の爆音が、吹雪の中で発生する。間違いなくそれは敵狙撃機体による射撃音。だが残像にそれが当たることはない。
 本物の、ハッキングにて動かされている狙撃部隊が、音の発生した場所にサーマルスコープを向ける。
 機体の発熱でそれは発見され、もう一つ発砲音が響いた。打ち出された徹甲弾が、敵キャバリアの武装を打ち抜き爆散させた。
「ドンピシャ!」
 ガッツポーズを見せるジェイ。残念ながら脚部を破壊するには至らなかったが、武装を破壊された敵キャバリアは、一旦奥地へ撤退していった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミーティア・ウィル
【POW】で判定
連携・アドリブOK

…スナイパー、ですか。
カウンターは他の方にお任せするとして、出来るだけ狙撃を引き受けるとしますかね。

機体はミーレス壱式(量産型キャバリア)を使用、牽制用のハイパーバズーカを借りていきましょう。
出撃前に機体設定を弄ったという設定でUCを使用し、攻撃回数を半分にする代わりに移動力を5倍にします。

戦場では【推力移動】でひたすら動き回ります。
移動には緩急を付けて狙撃を誘いつつ、効果的に回避を試みていきます。
狙撃が飛んできた方向に見当を付け、バズーカをそっちに発射します。
当たれば儲けもの感覚で、あくまで牽制がメインです。
1発撃ったら即座にその場を離れます。



 量産型キャバリアである【ミーレス壱式】に搭乗し、バズーカ砲を携えて現れたのは【ミーティア・ウィル】である。カウンタースナイプを他の者に任せ、自身は囮となることを選択したようである。
 囮は危険な仕事であり、それを選択できる彼女は実力とメンタルが強いのだろう。
 出撃前にPCBより借りたミーレス壱式、それを実は弄っていた。火力を捨て、機動性を五倍としていたため、その速度はミーレス壱式の皮をかぶった何かとなっていた。
 それだけの速度で動けば、当然狙撃部隊の目についてくる。彼女をいち早く補足し、スナイパーキャノンを唸らせて砲弾を撃ち放つ。
 放たれたそれは、着弾する前に気づいたミーティアの操作技術によって、右肩部に軽く当たる程度で済んだ。勿論、それでも強烈な衝撃が襲ってくる。直撃していれば物理的に、オーバーフレームとアンダーフレームを分離させられていただろう。
「きた!」
 即座に推進機動、所謂ブースターを使った超加速に切り替える。それでも、有効打ではないにしても掠らせてくるあたり、やはり狙撃部隊の腕は良いようだ。
 だからこそバズーカ砲が役に立ってくる。適当に撃っているだけでも、当たれば大損害を生み出すのがバズーカ砲。その脅威にさらされながら打ち続けるのはメンタルに響く。
 牽制メインのそれは間違いなく脅威となり、ミーティアから直撃を取るのを困難とさせた。
 こうしてミーティアは、確かに大きな囮となり、狙撃部隊の視線を誘導させた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リリウム・マーセナリー
※アドリブ・連携歓迎
方針:SPD

私の愛機と同じ名前の部隊とは、こういうのを奇遇だとか言うんんでしょうか。関係ありませんけど――見捨てる事はできませんね。
愛機『ホワイトアウト』で出撃、背部のレーダーユニットで敵の位置を探ります(索敵)。その上で、互換性のある狙撃特化型量産機(自前)のパーツを活用して、有効射程を伸ばします。強引な換装なので、機動性に難が出ますが――敵の狙撃に対しての【カウンター】スナイプをするには十分(スナイパー)。
「――生憎ですが、私の国も似たようなものでしたから……丸見えですね」

まあ、その国はもうどこにもありませんが。

狙撃終了後、パーツを投棄して元の愛機に戻します。



 自身の愛機と同じ名前の部隊。これを運命のいたずらと言わずに何という。【リリウム・マーセナリー】は、奇遇なそれを感じずにはいられなかった。
「見捨てる事はできませんね」
「じゃあ、上手いことお願いいしますよ。白百合さん」
 自身のあだ名の一つである白百合を呟くヨハンをよそ眼に、リリウムはホワイト・アウトで出撃する。
 しかし、普段のホワイト・アウトと違い、若干荷重負荷がかかっていた。それもそのはず、普段のホワイト・アウトには積むことがない大型のスナイパーキャノンを搭載していたのだから。
 機動性に支障をきたしているが、カウンタースナイプするのに速度はいらない。射程と後はパイロットの腕のみ。
 真っ白になった視界で、サーマルもなしに敵狙撃手が見えるのだろうか。見えるのだ。
「生憎ですが、私の国も似たようなものでしたから……丸見えですね」
 先行していたミーティアを撃った狙撃手を発見。奴が次弾を放つ前に、リリウムが引き金を引いた。
 砲音に合わせて、敵キャバリアの狙撃銃が消し飛ぶ。
 カウンタースナイプの恐ろしさを、オブリビオンマシンに洗脳された後でも覚えているのか、即座に撤退し始める敵キャバリア。奥地へと向かいそれを追撃するため、デッドウェイトとなるスナイパーキャノンをパージ。
 リリウムは、本来の姿となったホワイト・アウトで、プラント深部へ向かう。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヴィリー・フランツ
【WIZ】アドリブ・連携OK
目的:狙撃手の巣の突破

心情:猟兵と言うより傭兵の扱い、懐かしいな。
初心者マークのパイロットで良いなら俺はやるぜ!
お財布握り締めて待ってろよ!

手段:俺の「ヘビィタイフーンMk.Ⅹ」で出撃する!
武装は右手にコングⅡ重無反動砲、左肩にクロコダイル電磁速射砲を搭載だ。

外気温は-15℃、天候吹雪、サーマルセンサーを使えば一発だが、廃熱を抑制してる場合、相手は見えても此方は見えず、と言う事になりかねぇ。
UC〔スーサイダードローン〕展開、コイツを囮にして相手のマズルフラッシュを便りにクロコダイル電磁速射砲で反撃……優れた狙撃手なら、場所がバレたと思った時点で後退すると思うね。



「猟兵と言うより傭兵の扱い、懐かしいな」
 かつて傭兵として過ごしていた【ヴィリー・フランツ】からすれば、懐かしいそれに少々の笑みが零れる。
 頼りなさげな顔をしてはいるが、ヨハンは何も言わない。感じているのだろう。彼から漂う歴戦傭兵のオーラを。
「初心者マークのパイロットで良いなら俺はやるぜ! お財布握り締めて待ってろよ!」
「はい、しっかり払いたくなるような活躍を、期待しております」
 くぎを刺すような言い方をするヨハンに、不敵に笑いながらヴィリーは愛機ヘビィタイフーンMk.Ⅹで出陣する。
 本来は拠点守備に配置されることの多いヘビィタイフーンMk.Ⅹであるが、上手い使い方をすれば、こういう場面でも輝くというのを、ヴィリーは周りに示して見せた。
「外気温は-15℃、天候吹雪、サーマルセンサーを使えば一発だが、廃熱を抑制してる場合、相手は見えても此方は見えず、と言う事になりかねぇ」
 幸い相手はそこまで排熱を抑圧しているようでなさそうだが、それは本来の機体ではないから。逆に言えば、慣れない機体でここまでの動きをするのだから、サーマルで見つけたところで下手を撃てばカウンタースナイプが待っているだろう。
「ならドローン展開、行ってこい!」
 ユーベルコード【スーサイダードローン】、放たれた自爆ドローンは、キャバリアを彷彿させる動きをしながら飛んでいく。
 先に出陣している猟兵の動きも相まって、普段なら見間違えることがない狙撃部隊だろうが、疑心暗鬼に陥っているゆえに撃ってしまう。
 砲音、爆発。撃破の証左であるそれ。にも関わず、狙撃手には手ごたえがなかった。コンマ数秒遅れて、ヴィリーのクロコダイル電磁速射砲が放たれた。
 見事なカウンタースナイプは、狙撃手のスナイパーキャノンを破壊し、粉砕する。
 優れた狙撃手、ゆえに自身の位置がばれることを嫌う。カウンタースナイプをされたと理解した瞬間、狙撃手は深部へと撤退していった。
「さて、後を追うか!」
 ブースターを焚き、重たい機体を高速で動かしながら、ヴィリーはそう呟くのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ビッグ・サン
これがキャバリアですか
全くマナを感じませんね~大きなウォーマシーンといった感じですか
とりあえず、動かしてみますかね

『אמת(エメス)』とかかれた羊皮紙をキャバリアの頭に張り付けるビッグ
そして呪文を唱えると、キャバリアが動き出す

ふむふむ、良いですね。
滑らかな動きのゴーレムですよ

さて、もう少し作っておきますか

雪の上に先ほどと同じ羊皮紙を数枚置くと、再び呪文を唱える
雪がズズズと集まっていき、大きな人型になる
5mほどのスノーゴーレムが何体か出来上がる

さて囮のスノーゴーレムを盾にキャバリアを敵陣突っ込みましょう
やはりどういう動きでどれほどの耐久性があるか
テストしないとわかりませんからね
強いといいのですが



「これがキャバリアですか全くマナを感じませんね~大きなウォーマシーンといった感じですか」
 そう呟くのは【ビッグ・サン】。アックス&ウィザーズ出身の彼にとって、このように科学のみで動く巨体は、不思議でならないのだろう。
 とりあえず動かしてみることにしたビッグは、『אמת(エメス)』とかかれた羊皮紙をキャバリアの頭に張り付ける。その後何らかの呪文を唱え暫く待てば、なんとキャバリアが自力で動き出した。
「ふむふむ、良いですね。滑らかな動きのゴーレムですよ。さて、もう少し作っておきますか」
 軽快に動くキャバリアに満足しつつ、ユーベルコード【クリエイト・ゴーレム】によって、ビッグは新たな兵士を生み出す。
 雪や氷によってそれらは生み出され、氷の大盾を持って現れた。
「強いといいのですが」
 キャバリアの性能に、少々期待を持ちつつ、スノーゴーレムを囮として進軍させる。
 当然狙撃手の目に入り、寸分狂いなくゴーレムの胸部、即ちコックピットが本来ある位置を的確に射抜いていく。
 だがそれらはダミー。本当のキャバリアが、人間を搭乗させていたらできないような理不尽な速度で、狂ったように狙撃手に迫る。
 動きは単調と、考え二射目を放った狙撃手だが、考えが甘かった。
 これも人間がいるならできないような、急な方向転換と急停止を組み合わせ、苦も無く砲弾を躱して、狙撃手の武装を破壊し、蹴り飛ばして見せた。
「ふむ、これは十分な成果ですね」
 狙撃手を苦も無く撃退し、戻ってくるキャバリアを見ながら、ビッグはそう呟いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『極地作業用人型重機『クロムブルー』』

POW   :    戦闘用改造個体
自身の【アーム部分】を【指揮官から支給された兵器】に変形する。攻撃力・攻撃回数・射程・装甲・移動力のうち、ひとつを5倍、ひとつを半分にする。
SPD   :    移動用改造個体
【強化された脚部機能と攻撃軌道予測AIで】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ   :    防衛用改造個体
【拠点を死守すべく共に戦う同型機】が自身の元へ多く集まるほど、自身と[拠点を死守すべく共に戦う同型機]の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 すべての狙撃機体を撤退させ、先に進む猟兵たち。プラントの奥地へと向かえば、そこには先ほど狙撃してきた機体が、各々新たな武装に装備を切り替え終わった後であった。
「なかなかやるな、傭兵ども。慣れない機体とはいえ、我らホワイト・アウトの狙撃網を突破したのは、貴様らが初めてだ! だが、狙撃しかできんと思ってくれるなよ!」
 各キャバリアが再起動を始める。
 再び、プラントでの戦闘が幕を開けようとしていた。
 パイロットたちを、オブリビオンマシンから助け出せ!
ジェイ・ランス
【POW】※アドリブ、連携歓迎
■心情
さてさて、立てこもってくれたねえ。特殊部隊だけあって、簡単には突破できないだろうなー。
ま、対応できない速度で突っ込めば、話は別だけどな~
じゃ、いきますかー
―――Ubel:Code Licht_Löwe Dame.

■戦闘
UCを使用して拠点へ最速で突入、【先制攻撃】します。
"慣性制御術式"と"重力制御術式"によるランダム機動や【残像】、【地形の利用】などで【時間稼ぎ】し、敵機を集めつつ"事象観測術式"による【情報収集】をして味方へ送信、援護します。
また、敵機達を【ハッキング】し、生身である事を生かして張り付いての外部からコクピットのベイルアウトを狙います。



 相手は狙撃メインとは言え精鋭。そう簡単に突破させてはもらえないだろう。だが、対応できない速度で突撃すれば、それはもはや関係ない。
「じゃ、いきますかー―――Ubel:Code Licht_Löwe Dame.」
 【ジェイ・ランス】はユーベルコード【電送機動(リヒト・ローヴェ)】を使用し、自身の思考力を代償に、脅威の加速力を手に入れる。
 生身でキャバリアに挑む。それは普通無謀なことで、さしも精鋭部隊でも油断した。
 ユーベルコードで加速したジェイが、"慣性制御術式"と"重力制御術式"によってランダム起動と残像を生み出す。
 早く、的の小さいそれは、普通のキャバリアとの戦闘よりはるかに困難で、手こずっている間に情報はジェイに抜かれていく。
 そうして、弾丸と爆風を駆け抜けて、ジェイは敵キャバリアに張り付きハッキングを開始。容易くセキュリティと突破して、機能に障害を発生させた。
 結果、コックピットが急に開き、合わせて天高くパイロットがベイルアウトされるのであった。
 のちに、吹雪の中ベイルアウトしたパイロットたちはこう言いう。
 狙撃分野の次はハッキング対策を極めよう、と。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミーティア・ウィル
【POW】で判定。
連携・アドリブOK。

機体は自分で用意した量産機のミーレス壱式。
RXSチェーンアックスとRSジャイアントバズーカ(どちらも自前)を携行します。
PCBにはジャイアントバズーカの予備弾を用意していただきますかね。

そして離れたところに陣取る。
自分で用意した射程延長用の追加砲身とレーダーを装着(【オーバーフレーム換装】)して射程5倍、装甲半分に。
そして【砲撃】で敵集団に向けてジャイアントバズーカを放つとしましょう。
先程(1章)僕がやられたことをそのままやり返させてもらいます。

そして一射ごとに【推力移動】でその場を離れて別の地点に移動、砲撃地点の特定をなるべく防止していきます。



 自身で用意したミーレス壱式、それで姿を現すのは【ミーティア・ウィル】である。
 自前で用意したRXSチェーンアックスとRSジャイアントバズーカを携えて、吹雪の中を疾走する。
「なかなか足が速い。足を潰せ!」
 敵キャバリアが彼女を補足、それに合わせて向こうも動き出す。
 狙撃仕様に作り直した機体に、再度狙撃されないようにするため、奴らを狙うミーティア。故に奴らもミーティアを撃たんと位置を取り始める。
「先程、僕がやられたことをそのままやり返させてもらいますよ」
 しかしそれよりもミーティアのほうが断然早い。ユーベルコード【オーバーフレーム換装】によって、射程5倍・装甲半分となったミーレス壱式は、バズーカ砲でありながら敵キャバリアと同じ程、否それ以上に離れた位置から砲撃を始める。
 狙撃の域を超えた自走砲のようなその攻撃は、敵キャバリアに大きなダメージとプレッシャーを与え、後続の猟兵が狙撃される危険性を大きく減らすのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヴィリー・フランツ
(WIZ・連携、アドリブOK)
目的:クロムブルーの無力化

心情:依頼内容はパイロットを殺さずに機体を無力化、少々ハードだが達成可能、第二ラウンドの開始だぜ!

手段:ヘヴィタイフーンMk.Ⅹに異常無し、右手のコングⅡ重無反動砲と左肩のクロコダイル電磁速射砲共に残弾十分。
相手は防衛用改造機体、武装次第だが、中・遠距離に徹して懐に入られねぇよう注意だ。 遮蔽物に隠れながら射撃、狙い目は破壊すれば無力化しやすい脚部だな、操縦席まで誘爆させねぇよう注意するぜ。
UC【EMP弾頭】の効果範囲は着弾から半径73m、敵は互いにカバーしようと密集する筈だ、味方と連携し上手く追い込めば…まとめて無力化出来そうだ



 パイロットの絶対生還が目的故に、殺害が許されない。ハードな任務ではあるがやるしかないのだ。【ヴィリー・フランツ】は、自身のキャバリア【ヘヴィタイフーンMk.Ⅹ】に異常がないことを確認次第、すぐさま行動に移りだした。
「さあ、第二ラウンドの開始だぜ!」
 両手にある装備の残弾50パーセント以上、問題はない。対する敵武装は、シールドとハンドキャノンおよびショットガン。近接されれば致命傷は免れないだろう。
 だからこそ、中・遠距離間を保つ動きをする。
 この猛吹雪の中、遮蔽は消えて見えにくい。それはいかにそこで生まれ育った人間でも、厳しいものがある。
 遮蔽にとっさに隠れられるのは、この状況下では視界から瞬時に消えるのと同じだからだ。
「そら行くぜ!」
 狙うは足。無反動砲が放たれれば爆発。だが拠点防衛型は向こうも同じ。盾が屈強でなかなか打ち砕けない。かといってそれ以上上を狙えばコックピットが吹き飛びかねない。
「ならこいつだ。特別仕様の弾だ、外れんじゃねぇぞ!」
 ユーベルコード【EMP弾頭(デンジパルスダントウ)】。レールガンから放たれたそれは盾に着弾。しかし副次効果の機能障害は妨害されない。
 次々と訳も分からないまま、機体が機能を停止していく。
「まさかEMP!?」
 それに気づいたときには、ヴィリーの敵は全て沈黙していた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リリウム・マーセナリー
※アドリブ・連携歓迎

「狙撃が破られた後、次善策に移るのはまあ、悪くはないですね」
――ただし、あくまで『次善』であって、最善ではありませんが。

【選択UC】で強襲。ロングレンジレーザーライフル(レーザー射撃,スナイパー)とアサルトライフル(2回攻撃,威嚇射撃)を両腕に持ち、アサルトライフルで牽制して足場を崩したりして、回避を困難にさせる。その上で、レーザーライフルでセンサーやモニターなどの索敵機能を潰す。

「――読みは悪くありませんね。ですが……それだけでは足りません」

そうして動きが鈍った所を、四肢を狙って無力化させる。



「狙撃が破られた後、次善策に移るのはまあ、悪くはないですね」
 そう評価を下すのは【リリウム・マーセナリー】。元とはいえエリート傭兵。戦略のノウハウは精鋭部隊ホワイト・アウトよりも多く握っている。だからこそ、辛辣な言葉も出る。
「――ただし、あくまで『次善』であって、最善ではありませんが」
 ユーベルコード【オーバーブースト・マキシマイザー】。発動に合わせて愛機ホワイトアウトが飛翔する。
 時速6200キロ。空気を切り裂く音が響き、その速度は狙撃特化や通常のキャバリアでは追いつけない領域に達する。
「ぐっ、早い!?」
「いい反応速度と操作技術持っていやがる。こっちの反応よりもずっと……ぬぁあ!!」
 ロングレンジレーザーライフルは放たれれば装備が溶け、アサルトライフルが放たれれば脚部が吹き飛ぶ。
 猛吹雪の中、刹那の爆音の後に一瞬で視界から消えて、気付けば戦闘不能の文字を叩きつけられる。
 センサーも足場も優先的に狙われ、索敵の間もない。故に勘に頼った索敵。
「――読みは悪くありませんね。ですが……それだけでは足りません」
 それは、白百合に届くことはない。
 白に似合わぬ、黒鉄の残骸が、戦地に多く残されることになった。
 勿論、パイロットはその後救助された。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『モノアイ・ゴースト』

POW   :    バリアチャージ
【バリアを纏った】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【支援機】の協力があれば威力が倍増する。
SPD   :    パルス・オーバーブースト
レベル×100km/hで飛翔しながら、自身の【オブリビオンマシン】から【光学兵器による一斉攻撃】を放つ。
WIZ   :    ゴーストスコードロン
自身が【敵意】を感じると、レベル×1体の【支援キャバリア】が召喚される。支援キャバリアは敵意を与えた対象を追跡し、攻撃する。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 全ての部隊員キャバリアは撃破した。パイロットも救出済みである。
 しかし、肝心の隊長の気配がない。おかしいと思い周囲を警戒すれば、奴は現れた。
 先程のキャバリアとは明らかに性能が違うと言わんばかりに素早く、そして操作技術も桁違いであった。
「私の部下を可愛がってくれたみたいじゃない。でも、調子に乗れるのも今のうち。殺されるのは……あなたたちよ」
 どうやら彼女、隊長ハンナ・イェス・ウラジミールは、部下が殺されたものだと勘違いしているようだ。
 救出した部下たちからの話では、元々かなりの人格者で、心優しい正義な人だったという。
 ならば、その心に呼び掛ければ、正気を取り戻し、その実力を大きく下げられるはずだ。
「さあ、踊りましょう? 楽しみましょう? 氷雪の死神の実力、ご堪能あれ」
ミーティア・ウィル
【SPD】で判定
連携・アドリブOK

乗機は今までと同様のアックスとバズーカを装備したミーレス壱式
【リモート・レプリカント】でもう1機の乗機であるスーパーロボット、ペルグランデを操作

ミーレス壱式はチェーンアックスで接近戦を挑み【武器落とし】を試みていきます

あなたの部下は全員救出されておりますよ

…そろそろ目を覚ましてくださいな

ペルグランデは、相手の牽制をするように動き回らせつつ【エネルギー充填】

…荒療治、いきますよ

そして隙を見てエネルギーが【限界突破】するまでチャージされた、ペルグランデの武装であるBS-B シャイニングブラスターでお灸を据えるとします

相手UCは2機とも【推力移動】で回避を試みます



 部下は全員救助した。残るは彼女だけ。【ミーティア・ウィル】は改めて意気込み、愛機【ミーレス壱式】を起動させる。
 それに合わせてユーベルコード【リモート・レプリカント】を発動。少し遅れて、リモートコントロールされた【ペルグランデ】がやってくる。
「数でどうにかなるのかしら?」
「数は強いですよ。ハンナさん」
 ペルグランデは牽制を、ミーティアはチェーンアックスで接近戦。武器を落とさせるべく果敢に攻める。しかし、ハンナは伊達に精鋭部隊の隊長ではない。オブリビオンマシンの性能が良いのもあるが、つい数時間前に乗ったばかりのキャバリアを、手足のように動かすのは、純粋に彼女が優れたパイロットだからに他ならない。
 だからこそ、いやそうでなくとも死んでほしくはないのだ。
「あなたの部下は全員救出されておりますよ…そろそろ目を覚ましてくださいな」
 その言葉に、明らかにハンナの動きが鈍った。死んだと思われていた部下の生存は、ハンナを闇から救い上げる。
 その鈍った隙を逃がさない。ペルグランデが限界突破するまでエネルギー充填し続けたそれを発射。BS-B シャイニングブラスターから放たれた星形ビームが、ハンナの機体を捉えた。
 ギリギリで直撃を躱されてしまったが、十分のダメージは入っているのが見て取れた。
「次は、あなたが目覚める番ですよ」

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヴィリー・フランツ
(アドリブ・連携OK)
目的:隊長機の無力化

心情:敵は……クロムキャバリア系列か?
コイツは骨が折れそうだ、成功したら追加料金請求してやる!

手段:よーし、ヘヴィタイフーンMk.Ⅹはまだまだ行けるぜ!

隊長機の肩の円盤はレドームか、それともバリア発生装置か?
兎に角、出し惜しみは無しだ、無反動砲は敵の左右に打ち込み、水蒸気で目眩まし、これでサーマルは使えねぇな!
弾切れの無反動砲を棄てたら、次にレールガンを連射し制圧射撃、その場に釘付けにさせるぜ、最後の一発はUC【完全被甲弾】を装填、零距離射撃で肩のパーツを撃ち抜いてやる!

「てめえがプラント占拠したせいで民需品まで滞ってんだよ!それが軍人のやる事か!」



 見た様子と機動性からして、今回のオブリビオンマシンがクロムキャバリア系列のものであるのは確定的だろう。
「コイツは骨が折れそうだ、成功したら追加料金請求してやる!」
 士気揚々、お財布握りしめて待ってろとでも言いたげな状態なのは【ヴィリー・フランツ】。
 自身のヘヴィタイフーンMk.Ⅹの状態を確認し、問題ないことを理解したならば、即座にコングⅡ重無反動砲を連射。狙うはターゲットの左右。積雪量が多い雪国だからこそ使える戦術、雪の蒸発によって視界不良およびサーマル使用不可への持ち込み。
 しかし相手は雪国生まれの雪国育ち、その戦法は良くする側である。狙いは早々にバレた。
「単調ね、腕のある相手と思ったのだけれども」
「よく言うぜ! てめえがプラント占拠したせいで民需品まで滞ってんだよ! それが軍人のやる事か!」
 バレるのは想定通り、本命はこの言葉である。
 自身のやっていることが、本来自分がすべきことと真逆。それは洗脳されようともハンナの胸中深くに楔として撃ち込まれている信念。離反は動揺と苦痛、そして一瞬の思考停止を生む。
 その一瞬で十分。クロコダイル電磁速射砲が閃光を無数に放つ。
 制圧射撃は一瞬で逃げ場を封じ、ハンナの回避経路が消失する。
「単調? だからこそ、呆れるほど効果的なんだぜ!」
 ユーベルコード【完全被甲弾(フルメタルジャケットダン)】が放たれた。
 本来ならコックピットに直撃させてはいおしまいだが、パイロットの絶対生還は破れない。それは肩部のバリア発生装置を打ち抜き、派手に爆炎と黒煙を上げた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ジェイ・ランス
【POW】※アドリブ、連携歓迎
■心情
うーわ、わかりやすい程に禍々しいなあ。…ああ、あのオーラ、猟兵にしか見えないのかね?まあいいや、じゃあ一緒に踊りましょうか、レディ?
―――Ubel:Code Nibelungen Dame.

■戦闘
"重力制御術式"と"慣性制御術式"によって【空中戦】を挑みます。
"電送砲"や"レーザーシャワー""ガトリング砲"による【一斉発射】で牽制し、近接戦闘ではUCを発動。「オブリビオンマシンに乗った過去」と「オブリビオンマシンによる勝利」への事象を攻撃し、一時的に搭乗者と機体を隔離。彼女に語り掛けます。
「周りをよく見なよ、全機脱出してんぞ?」



 分かりやすいほど禍々しいあのオーラは、猟兵にしか見えないのだろうか。そんな疑問を覚えるのは【ジェイ・ランス】。恐らく猟兵だけかもしれない。もしくは起動してから出るようになったのかもしれない。そうでなければ、乗ろうとは思わないだろう。
「どちらにしても……一緒に踊りましょうか、レディ?」
「ええ、素敵なエスコートを期待するわ。できるならね」
 生身でキャバリア戦闘。無謀なそれを実現できる猟兵の力を、ハンナはどうやら知っていたようだ。油断なく、武装を巧みに使って攻めてくる。
 対するジェイも、【重力制御術式】と【慣性制御術式】を使い、電送砲やレーザーシャワー、ガトリング砲による牽制を行いつつ接近を試みる。
 しかしハンナも早々近づかせてくれない。的が小さかろうが、確実に当ててくるだけの技量がある。
 だがジェイも負けてはいない。軽やかに光学兵器の雨を掻い潜り、ハンナの下へと弾丸のように迫って見せた。
 そうすればユーベルコード【運命変転術式『Nibelungen』(ニーベルング)】を発動させる。事象破断刀の刃が輝き、ハンナのキャバリアを捉えて見せた。能力は発動し、勝利への未来と、現在に至るまでの過去が改変される。
「周りをよく見なよ、全機脱出してんぞ?」
 改変によって生まれた隙間にねじ込む言霊。それは確かにハンナの良心を目覚めさせようとしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リリウム・マーセナリー
※アドリブ・連携歓迎

「その単眼では見えてませんか。あなたの部下が無事だという事が」

敵機との間合いに気をつけながら、アサルトライフルで弾幕を張って容易に近づかせないようにします(威圧射撃、制圧射撃)。
見た所、特に近距離に強みのある機体のように見受けられますので、距離を詰めてくるのは間違いないでしょう。故に、それを利用して、上を獲り地の利を得ます。
仮に別動隊がいようとも、隙を見つけてロングレンジレーザーライフル(貫通攻撃、レーザー射撃、スナイパー)で敵機の武装を重点に狙います。

「当然、私はあなたも助けますよ。もう、何かが滅びるのは嫌ですから……!!」



「その単眼では見えてませんか。あなたの部下が無事だという事が」
 出会ってその一言、零れてしまうのは【リリウム・マーセナリー】。ハンナが自分たちと交戦する理由も、怨恨を抱く必要もないのを明らかにすれば、目覚めかけていたハンナの意識が完全となる。
 しかし体は今だオブリビオンマシンの言いなりであり、オブリビオンマシンから救助しない限り敵対する。
「また私がおかしくなる前に殺してほしい……私が私であるうちに」
「お断りします。私はあなたも助けますよ」
 その回答は速攻であった。比例するようにホワイトアウトが加速する。その行先は高所。このプラントの特性である、上下幅の大きさを活かし、地の利を取ろうとしていた。
 それはユーベルコード【アドバンテージ・アンサー】の発動条件である。無論それをやらせまいとオブリビオンマシンも猛襲する。
 パイロットの意思が味方していなくとも、それなりに動くオブリビオンマシン。しかし、明らかに動きは悪く、もはや負ける要素などない。
 リリウムはホワイトアウトのブースターのみならず、建物の壁を蹴り、その反動を活かすことでさらに早く上っていく。
 頭を押さえられまいと、性能にものを言わせて急上昇するオブリビオンマシンだが、やはりパイロット意思が協力していないために、十全に機能しない。
 さらに上りながらロングレーザーライフルを腰撃ちし、けん制をリリウムが入れるため、ますます差が開く。
「……取りました」
 やがて、十全な距離と高さを取ったリリウムが、ホワイトアウトのマニュピレータに指示を送る。
 撃ち出された死の光弾、それは今度は確実に、オブリビオンマシンの武装を打ち抜いた。さらに追加にと四肢を打ち抜き、完全に行動不可へと陥らせた。
 ここでオブリビオンマシンが、無理な急上昇を行ったツケとして、推進剤切れにより落下を始めた。
 それに合わせてホワイトアウトも落ちる。ブースターを吹かせて、オブリビオンマシンよりも早く。すれ違い様にオブリビオンマシンのコックピットハッチをこじ開け、ハンナを救出する。
 地面激突寸前、そこで体勢を整えて柔らかに着地、完璧な救助を見せた。
「なぜ助けてくれたの?」
 ハンナが疑問を口にする。殺すなら、ここまで危険なことをしなくてよかったはずだからだ。それに対してリリウムが言う。
「依頼ですから……それに、もう、何かが滅びるのは嫌ですから……!!」
 それに合わせて、オブリビオンマシンが地面に堕ちた。
 世界は、舞う雪に合わせて、ホワイトアウトとリリウムを、その名の通り白く染めた。

 こうして、依頼は完全に達成された。この小国は、猟兵を凄腕の傭兵と認めたようだ。ハンナ率いるホワイト・アウト一同も、猟兵に感謝を送り、また来る時があれば歓迎するというのであった。
 雪が降る厳しい極地に、春風はまだ来ないが、猟兵という、優しく強く暖かな風は流れるのであった。
【END】

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年10月11日


挿絵イラスト