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ホットサンドになに挟む?

#アポカリプスヘル

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#アポカリプスヘル


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 食糧を求め、奪還者(ブリンガー)らは廃墟へ侵入した。
 元から飢えてはいたが、奥へ進めば進むほどに腹が鳴る。我慢できないほどの空腹を抱えながらも懸命に探索を進める奪還者は、ついに上階で物資の入った袋を発見する。
「あ、あれは――!」
 歓声を上げて接近しようとした瞬間。
 音もなく現れたロボット犬が、奪還者の喉笛を食い破った。


「アポカリプスヘルの奪還者がオブリビオンに襲われる事件が発生したぜ」
 そう言って、タハニは事件の説明を始める。
「奪還者が、オブリビオンのいる廃墟に入っちまって殺されるみたいだ。これを阻止するために、オブリビオンをやっつけてほしいんだ」
 オブリビオンを撃破し、物資を持ち帰って拠点に戻れば奪還者たちがその廃墟へ行くことはなくなり、事件は起こらなくなるだろう。
「ちなみに、ここにある物資ってのはコレだ」
 言ってタハニが見せる映像には、四つ切のパンと四角いフライパンを2つ合わせた形の、直接火で炙ることができるホッとサンドメーカー。
「戦いが終わった後にはホットサンドのご褒美もあるから、頑張ってきてくれよな!」
 笑顔を向けて、タハニは戦場の状況を話しだす。
「廃墟の場所は分かっている。2階建の建物で、出入り口は1階に1ヶ所だけだ」
 物資袋は2階のどこかにあるようだから、1階から階段を使って2階へ上り、探索する必要があるだろう。
「1階は、元の施設にあった電波が垂れ流しになってるんだ。この電波を浴びると、やたらと腹が減るらしいから気を付けろよ」
 いくら食べても足りない気分になって、フラフラしてしまうかもしれない……辺りに積まれた廃材が美味しい何かに見えてしまう人も出てくるだろう、とタハニ。
「2階には軍用ロボット犬『ゲルマーネン』がいる。物資袋を守るこいつらを倒さないと、物資袋の回収は難しいだろうな」
 また、ゲルマーネンらは背中に食品を携行している。
 ゲルマーネンを撃破することで得た食品を、ホットサンドの具にだって出来ることだろう。
「チーズとかハムとかトマトとか、チョコレートなんてのもあるみたいだぜ」
 美味しいホットサンドを作るためにも、ぜひとも撃破したいところだ。

「アポカリプスヘルの平和とホットサンドのために、頑張ってきてくれ!」


遠藤にんし
遠藤にんしと申します
今回はアポカリプスヘルです

目的:廃墟内のトラップを突破し軍用ロボット犬『ゲルマーネン』を撃破し、物資袋の中の四つ切りパンとホットサンドメーカーを回収する

1章:物資袋がある廃墟の1階の突破
 特別な障害物はありませんが、1階には常に妨害電波が出ており、非常に激しい空腹に襲われます
 大抵の場合、満腹であってもお腹が空いてしまいそうです
 廃材や壊れた家具などが転がっていますが、お腹が空くと美味しそうな何かに見えてしまうかも…?

2章:集団戦『軍用ロボット犬『ゲルマーネン』』
 物資袋を守るために2階にのみ配置されており、すべての個体を撃破することで物資袋の回収が可能になります
 また、敵はすべての個体が背中に荷物を括りつけているため、回収すると3章で食べられるホットサンドの具が豪華になります!

 食材は各個体1つずつ、重複しながら所持しています
 ハム、チーズ、トマト、チョコレートなど、ホットサンドに挟むと美味しくなるものは何でも揃っているようです

3章:物資袋を回収後、拠点に戻ってホットサンドを楽しみましょう!
 具材は原則として2章で回収できたもののみ利用できます(他の方が入手したものも分け合って利用することができます)

 チーズがぎっしりだと最高ですよね。
 皆様のプレイングをお待ちしております!
100




第1章 冒険 『精神電波を突破せよ』

POW   :    強い意志で、電波に耐え切り、電波装置を破壊する

SPD   :    電波の影響が薄い地点から接近して、電波装置を破壊する

WIZ   :    電波に対する解決策を思いつき、電波装置を破壊する

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 薄暗い廃墟に入った瞬間、何かの電波が脳を刺激するのが感じられた。
 周囲は埃っぽく、積まれた廃材や廃家具は色褪せている。
 ――そのはずなのに。
 ぐうと腹の虫がひとつ鳴けば、それらが不思議と美味しそうに見えてくる。

 果たして正気を保って階段に辿り着けるのか。
 それとも、狂気を抱いて駆け抜けるしかないのか。
 それは、集う猟兵たちに委ねられていた。
シエラ・バディス
食事が要らなくなったとはいえ……
この光景は少し辛いかな?
後続の為にも、目につく装置は壊しちゃおうか。

装置が見せる幻覚には『狂気耐性』で抑え込み、障害物などは消火斧で壊して切りひらいて探索をします。
装置に対しては『怪力』と合わせて指定UCで攻撃力を上げて叩き壊しましょう。
こんな危険な物は使えなくするに限るのです。

幻覚の料理を見て、いつか美味しく食べれる日が来るかな…
そう小さく呟いて次の装置を探しに行きます。

※アドリブ・連携等歓迎です



 シエラが廃墟に入って早々に、何らかの電波の気配が感じられた。
「この光景は辛くなるのかな?」
 生体サイボーグのシエラにとって食事は必要なものではない。首を傾げつつ歩みを進めるシエラは、床の片隅に転がる小さな機械を目に留めると拾い上げる。
 拾い上げて顔に近付けた途端に視界が歪む感覚。埃まみれの壁がチョコレートのように見え――そうになるが、その幻を抑え込み、シエラは機械を床に投げ捨てる。
 床に落ちたところを踏みつければ、靴底に確かな手応え。天井に貼り付けられた機械は操り糸を繰って引き寄せ、締め上げて破壊。
 そうして進んでいると、突如として目の前に巨大なチョコレートケーキが出現して。
「……違う、これはソファだね」
 チョコレートケーキと思えるが、よく見ると表面には繊維のざらつきがある。
 機械はいくつか壊したが、全てではなかったということだろう。
「これも幻覚……だね」
 シエラは手にした消火斧でソファを一息に両断。
 はみ出る綿はとろけるクリームのようだが、それは決して、シエラの口には入らない。
「いつか美味しく食べれる日が来るかな……」
 訪れるか分からない日のことを思いながら、シエラは装置を探しに進むのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

城田・紗希
食べ物の幻覚を見せつけるとか、なんてひどいトラップなの!
これなんかちくわ天みたいな……こんなにしなびたものは、天ぷらじゃなーい!
(天ぷら?を殴ったり斬ったりして、ついでに装置を勘で狙う)

こんな崩れたケーキは美味しくなーい!
このおはぎ、つぶあん通り越してあんこにしそびれてるー!
食べ物の幻覚見せるなら、もっと美味しく見せろー!!
(怒りを纏いつつも、冷静な斬撃を撒き散らす)



「食べ物の幻覚を見せつけるとか、なんてひどいトラップなの!」
 紅時雨を手に現場へ踏み込んだ紗希は眉をひそめながら、建物の中を見て回る。
 家具はどれも埃を纏って輪郭を曖昧にしている……その様子は、なんだか天ぷら感があるが。
「こんなにしなびたものは、天ぷらじゃなーい!」
 電波のせいでちくわ天に見える何かだが、決して美味しそうではないから紗希を惑わせるには足りないのである。
 斬撃が天ぷらを両断し、更にバラバラに切り刻んで投げ飛ばす紗希。
 ーー吹き飛んだ天ぷらの欠片が装置に激突して装置を破壊、電波の影響が薄れた目で見ると、天ぷらと思われたそれは縦長の照明器具だったらしい。
「まったく……!」
 装置をひとつ破壊して電波は薄れかけてはいるものの、幻がすべて取り払われたわけではない。
 紗希はショートケーキ(に見えるクッション)に気付くと、赤とも金ともつかない瞳に怒りを宿らせ。
「こんな崩れたケーキは美味しくなーい!」
 紅時雨を真上から突き立ててケーキカットーーもとい破壊。
 続いて発見したおはぎ(に見えるミニチェア)は斬り上げて、宙に浮いたところを等分。
「このおはぎ、つぶあん通り越してあんこにしそびれてるー!」
 しなびた天ぷら、崩れたケーキ、出来損ないのおはぎ……。
 食べ物は食べ物でも少しも食欲をそそられない食べ物群に怒りを覚えながらも、冷静な斬撃をお見舞いしていく紗希。
「食べ物の幻覚見せるなら、もっと美味しく見せろー!!」
 叫びとともに、刃が流麗に振るわれる。

大成功 🔵​🔵​🔵​

キア・レイス(サポート)
大得意 隠密・潜入・暗殺・遠距離攻撃・籠絡
得意 偵察・探索・支援・制圧・集団戦・時間稼ぎ
不得意 目立つ・コミュニケーション・ボディタッチ・格闘戦
特技(アイテム装備時)ピアノ演奏・歌唱・二輪車操縦

幼い頃から吸血鬼に飼われていた奴隷
吸血鬼の魔力を少量ながら持ち一部UCはそれを元に発動している
現代火器による戦闘と斥候・諜報・盗賊行為が得意な他、色香を使った誘惑が得意技
反面普通の人と関わったことが少なく踏み込んだ会話が苦手、他に不用意に身体を触られると不快感を覚え一瞬身体が動かなくなる

アドリブ歓迎
UCや装備品の説明文は読んで頂くと書きやすいと思います
また一部UC使用時の口調は覚醒時を使用してください



 空腹を感じさせる電波を浴びてなお、キアの無機質な表情に変わりはない。
「……薄暗いな。よく見えないが……」
 埃まみれの影が錯覚を引き起こしているというわけだろう――ならば、とキアはナイフを手に、自身を惑わそうとする影へ刃を向ける。
 的確に切り崩してしまえば、それはもう食べ物ではなくただの瓦礫。
ツールナイフとピックナイフを使い分けながら進むキアは、ふいに立ち止まって自身の腹部に手を当てる。
 呪印が刻まれた場所より少し上。この部分が足りないと感じるのは、キアにとっては少しばかり新鮮なことだった。
「この建物の主人がいれば、もっとやりやすかったかもしれないな」
 人相手ならば、奴隷だった頃に学んだ手技を用いて対処することは出来るキア。
 誘惑と籠絡に慣れているからこそそんな考えが浮かぶものの、無人ならば諦めるしかないだろう、と藍色の右目を細める。
「とにかく進むしかないか」
 目の前にぶら下がる薄布をナイフで裂いて。
 ドレスのフリルを揺らしながら、キアは探索を続ける。

成功 🔵​🔵​🔴​

初志・貫鉄
即興共闘歓迎

まぁ、アポカリプスヘルでこんな厳格っていうのは地獄以外何ものでもないな。満たされているはずの俺達猟兵でも相当つらいからな。

意志の力で抑え込むといっても、空腹耐性・狂気耐性・環境耐性の三つ重ねのうえで覇気を纏いオーラ防御展開。
その状態で建物内を探索。他の面々は電波発生の設備を探しているようだから、俺は目的地までの経路(階段)の探索と確保だな。

有用なUCも特にないというか、防御用の覇気を削りたくないのでUC不使用で。
盛大に鳴る腹を抱え、階段を探し探して…毒電波を出しているっぽい機械系を手当たり次第壊したいが、ここだと貴重な品の可能性が高いからなぁ。

我慢して頑張るぜ!



「満たされているはずの俺達猟兵でも相当つらいからな」
 アポカリプスヘルでこんなに厳格というのは地獄以外の何ものでもない……貫徹はそう思いながら、オーラの力を展開する。
 三重の耐性とオーラで身を守る貫徹が探すのは二階へ上がるための階段。ユーベルコードに頼らず歩き出すと、すぐに腹が鳴った。
「ぐっ……とにかく我慢だ」
 コックコート越しに腹を押さえつつ、歩みを進める貫徹。
 耐性とオーラの防御があってなお電波にかきたてられる食欲は苛烈。ぎゅるると腹が鳴るたび、秋に向けて開発したキノコメニューのことが頭をよぎって仕方がない。
「機械系は……貴重な品の可能性が高いからなぁ……」
 先ほどよりも弱々しく呟いて、大きな体を引きずるように探索を進める貫徹。
 盛大に鳴る腹の音はやむ気配がなく貫徹を苦しめるが。
「が……頑張るぜ!」
 気弱になりそうな己を鼓舞して、貫徹は決して諦めない。

 ――ようやく階段と通路を見つけた時には、お腹と背中がくっつきそうなほどだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『軍用ロボット犬『ゲルマーネン』』

POW   :    噛撃分析
【噛みつき 】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【行動データ】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
SPD   :    制限解除
【遠吠えをする 】事で【高速戦闘モード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    戦闘機動
【予め思考回路にプログラムされた連続攻撃 】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 空腹に苦しみながらも二階へ上がった猟兵たちを軍用ロボット犬『ゲルマーネン』は待ち構えていた。
 ゴーグル越しにも眼光の鋭さが感じられる彼らが動くたび、背中にくくりつけられた荷物が揺れる。
 耐水性の透明なパックは中身を透かし、そこに食材があることは明白。
 ハム、チーズ、チョコレート……ホットサンドに挟んで美味しいものならば何でも揃っていそうなそれらに視線が注がれていることに気づくと、ゲルマーネンは牙を剥いて猟兵たちを威嚇する。
 ――手に入れる為の戦いが今、始まる――!
ユージィーン・ダイオード(サポート)
『目標確認。これより殲滅(ターミネイト)を開始する。』
『状況終了(ゲームオーバー)通常モードに移行する。』
〇性格
自称:くそ真面目の男
鉄面皮の無表情キャラ。
本人は笑ったつもりでも周りからムスッと怒っているように畏れられる系。
子供や動物好きだけど好かれない。
推理のできない鉄面皮脳筋。

〇行動
戦闘:武装を展開し、武器の使い捨てながら【一斉発射】と【制圧射撃】の【爆撃】で殲滅する火力バカ。


鳩麦・灰色(サポート)
「ウチ、やなくて私も手伝わせてもらうよ」
「アンタ(敵)はそこで黙ってて」

◆特徴
独り言は関西弁
話言葉はほぼ標準語
脱力した口調
『敵さん』の行動の意図を考える傾向があるが内容に関わらず容赦しない

◆行動
【ダッシュ】【クライミング】【地形の利用】で場所を問わず速く動く事が得意

戦闘は速さで回避重視
味方が居れば武器の音で【存在感】を出し率先して狙われにいく

攻撃は主に【衝撃波】を込めた鉄パイプを使用、空砲銃は場合に合わせて使用

◆UC
索敵、回避特化ではUC『三番』
集団戦では『四番』
敵単体では『一番』か『二番』を使用する

◆日常
日常は何かしつつ寝落ちる事が多い


協力絡みセリフ自由
他おまかせ。よろしくおねがいします!



「敵さん、待ち受けてたってことは戦う気満々やね」
 飛び掛かるゲルマーネンを跳躍でかわす灰色は、鉄パイプを一振り。
 敵は広がる音波を身を伏せることで耐えつつ、攻撃の機会を伺っているようだ……灰色が視線を集めている隙に、ユージィーンは自らを重武装モードに変形させた。
「目標確認。これより殲滅を開始する」
 無表情に銃火器を展開するユージィーン。
 アサルトライフルの銃火が爆ぜ、ゲルマーネンは衝撃に宙を飛ぶ――跳ねたゲルマーネンの身体に灰色は肉薄し、鉄パイプで空気を薙いだ。
「広がれ、"四番"!」
 振動した鉄パイプから広がる音波がゲルマーネンにトドメを刺し、着地ついでに灰色は背中の荷物を奪取。
「やった、ハムだよ!」
 荷物の中身を見た灰色から笑みを向けられ、ユージィーンは無表情にうなずく。
 鉄面皮ながらも達成感を胸に、ユージィーンは銃撃を連発。そこかしこに響き渡る発砲音にゲルマーネンたちは統率を乱され、倒れたところをすかさず灰色がトドメを刺しながら荷物を回収する。
「戦闘を続行する」
「引き続きよろしくね!」
 弾切れを起こしたアサルトライフルを捨てたユージィーンが手に取ったのはビームキャノン。サイバーアイが導き出した解答の通りにユージィーンは光線で敵を灼き、高火力で猛威を振るう。
 その場をほとんど動かずに火焔を吐き出すユージィーンとは対照的に、灰色は軽やかに周囲を駆けまわってはゲルマーネンを攪乱する。
 銃火の軌道を辿ってユージィーンを狙おうとするゲルマーネンは、ひらりと揺れる灰色の紫尾が視界をよぎるとそちらを追ってしまう。
 結果として灰色は集中攻撃を受けることになるのだが、攻撃しようとするゲルマーネンへとユージィーンが攻撃を浴びせかけるお陰でそのダメージも甚大なものにはならなかった。
「……食糧を確保」
「こっちもだよー」
 ゲルマーネンの荷物からユージィーンはマシュマロ、灰色は鶏ハムを回収。
 ホットサンドの完成を願いながら、二人は攻撃を重ねていく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

城田・紗希
なるほど、つまり食べ物に見せかけて空腹で倒れたところを襲いかかる予定だった…と?(グリモア猟兵の話が消し飛んだ)
つまり出来損ないの料理の犯人はこの犬?(濡れ衣着せた)

食べ物の恨みを込めて、ウィザードミサイルを全力で撃ち込むよ!(全力魔法+誘導弾)
作れるうち半分ぐらいはこっちから狙って、残りはカウンター気味に迎撃するよ!
カウンターに失敗しても、ロッドで殴り飛ばすか避けるかして、なるべくダメージは負わないようにするけど。
私の食べ物の恨み、80匹じゃ足りないよ!(Lv匹を倒せる計算しつつも、撃破数は数えていない)


初志・貫鉄
即興共闘歓迎
POW

腹が減れば、気が立つとは言ったものだな。こう、持ち込んだ飯を我慢して、目の前の敵を殴りとばせば飯にありつけると考えると、焦りが生まれるってのが良く分かる。

だからこそ、この言葉を言ってやろう……その飯をよこせっ!

覇気を練り上げ、力を溜める。敵を前にリミッター解除の限界突破!
覇気の残像で敵を誘導し、敵を盾にしながら見切りで体勢が崩れないように立ち回り
背負っている食べ物をダメにしないように、UCでの一頭一撃必殺。
噛みつかれてもオーラ防御と激痛耐性で耐えながら、室内戦で大立ち回りになり過ぎないように潰す

その後は食材回収。食材全部回収するぞ
取り過ぎ?いや、皆で食うから飯は美味い!だろ?


シエラ・バディス
トマト、レタス、ベーコンかハム辺りを挟んでBLTサンド……チーズも追加したい所だね。
背負ってる食料を見て無難なメニューを考えている。
となると数を倒したいから……こっちかな?

選択UCを発動、命中率を重視して右手で操り糸を手繰り、荷物の結び目や紐自体を狙って『部位破壊』して切り落とします。
ロボット犬自体は左手に持ったスコップで、選択UCと合わせて『怪力』で斬りつけ叩き伏せます。
攻撃に対してはなるべくかわすように動きますが、難しい場合は右腕に噛ませてスコップで対処。

他にも食材を集めれそうなら狙ってみようかな?
甘味系とか美味しそうだよね。

※アドリブ・連携等歓迎です



「――なるほど」
 すべてを理解したとでも言うかのように、紗希は真剣な表情でうなずく。
「つまり食べ物に見せかけて空腹で倒れたところを襲いかかる予定だった……と?」
 空腹のせいでぐるぐるお目々になった紗希の頭からグリモア猟兵の話は吹き飛んでいる。ウィザードロッドを握る手に力を込め、紗希はゲルマーネンどもを睨む。
「つまり出来損ないの料理の犯人はこの犬?」
 そんな紗希の様子に、貫徹はやれやれと首を振り、
「腹が減れば、気が立つとは言ったものだな」
 持ち込んだ食事を我慢している今、目の前の敵を殴り飛ばせば食事にありつけるのだと思うと焦りが生まれる――なにせ彼らが背負う荷物は中身が透けていて、食べ物が外から丸見えなのだから。
「だからこそ、この言葉を言ってやろう……」
 覇気を秘めて、貫徹は叫ぶ。
「――その飯をよこせっ!」
「食べ物の恨みーっ!!」
 貫徹の叫びを合図に放たれる紗希の炎の矢。
 そこここで燃え上がる全力魔法の火焔に焼かれないよう身を引きながら、シエラは敵の背負う荷物を冷静に観察していた。
「トマト、レタス、ベーコンかハム辺りを挟んでBLTサンド……チーズも追加したい所だね」
 シエラが考えるレシピは無難ではあるものの、それは安定した美味しさが保証されているということ。
 考えたレシピから材料を組み立て、必要な材料から狙うべき敵を決めるシエラ。
「数を倒したいから……こっちかな?」
 ひとつうなずいて、シエラは右手を掲げる。
「ウ――!?」
 敵の低い呻きに驚きが混じるのは、操り糸が彼らの背中をかすめたから。
 体毛を削がれると同時に荷物の紐が切れる――シエラは操り糸で器用に巻き取って、まずはベーコンの回収に成功。
 奪われた荷物を取り返そうとするかのように大口を開けて飛びかかるゲルマーネンの顔面にはスコップをお見舞い。シエラが怪力任せに叩き伏せると、ゲルマーネンは伸びてそれきり動かなくなった。
 荷物を取り返すのを諦めてシエラから距離を取ろうとする敵もいるが、紗希の容赦ない炎撃が彼らの動きに制約を加える。
「頃合いだな」
 貫徹の声に顔を上げたゲルマーネンは歯を鳴らして迎撃――したかに見えたが、そこにいる貫徹は覇気の残像。
 紗希の放つ炎の矢と貫徹の残像に翻弄されて味方同士で衝突する敵へと、貫徹は震脚とともに拳を突きつける。
「倶利伽羅の剣撃、調伏の慈悲、我が身を通し、我と立ち塞がる者に教えを賜らん」
 その一撃はまさに必殺。
 くずおれる敵の背中から荷物を回収する貫徹は、中身のトマトをじっくり見つめて。
「良いトマトだ。潰れずに済んだようだな」
 ――そうして戦いを続けていき、見る間に敵は減っていく。
「私の食べ物の恨み、80匹じゃ足りないよ!」
 声を上げながらがむしゃらにロッドを振り回して魔法を炸裂させる紗希には、撃破した敵の数がどれほどだったか把握はしていない。
「BLTサンドの材料は揃ったけど、他にももう少し……」
 シエラは狙っていた材料は全て集め終えたところだが、今度はキャラメルが目に留まって操り糸で奪取。
「取り過ぎかな」
 ふと気になって呟くシエラに、紗希はぶんぶんと首を横に振る。
「絶対、そんなことないですっ!」
「皆で食うから飯は美味い! だろ?」
 紗希の言葉に貫徹は続けて、猟兵たちは戦いを続けるのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ジン・ロシュモフ
【オクラ】で参加。

うーん、ロボット犬かぁ。UDCアースで玩具として売ってた奴とは大違いだな。
完全に狂ってるみたいだし、きっちり破壊しよう。

噛みつき攻撃は敢えて受ける。次撃から威力と命中力が上昇するみたいだけど、それは翻ってオラの「カウンター」も効果も上がるってことだ。
「オーラ防御」で身を固め、「力溜め」て待って受け、カウンターで「怪力」での一撃を叩き込む。「手をつなぐ」要領でどっか掴めれば【リフト】で振り回してロボ犬をヌンチャクがわりにするのもいいかな。

とにかく数をどんどん減らさないといけないから仲間の皆との連携も重視。オラは盾役みたいに立ち回ってみるぞ。


アンネリーゼ・ディンドルフ
【オクラ】で参加
アドリブ歓迎
WIZ選択

「子供の頃によくお母さんが作ってくたコンビーフのホットサンドは、とても美味しかったです」
アンネリーゼはおいしいオブリビオン料理を求め、様々な世界の依頼を受けている

「なんだかお腹がペコペコのペコです」
いつも腹ペコなアンネリーゼだが、今日はなぜか更に空腹感がある

「ロボット犬を撃破すれば良いのですね。ついでにロボット犬の背中の荷物もいただいちゃいましょう」

『誘撃の矢』
ユーベルコードを発動
ショートによる故障を狙って電気属性の誘導矢を放ち、ロボット犬の撃破を試みる

「サクッと回収しましょう」



 数こそ減ったものの、いまだ残るゲルマーネンらは猟兵たちに牙を剥く。
「UDCアースで玩具として売ってた奴とは大違いだな」
「ロボット犬を撃破すれば良いのですね。ついでにロボット犬の背中の荷物もいただいちゃいましょう」
 ジンの言葉にうなずくアンネリーゼは、自分のおなかに手を当てる。
「なんだかお腹がペコペコのペコです」
 いつもハラペコなアンネリーゼは、今日はとびきり空腹。
 そんなアンネリーゼが思い浮かべるのは、子どもの頃に作ってもらったホットサンドのことだ。
「子供の頃によくお母さんが作ってくたコンビーフのホットサンドは、とても美味しかったです」
 おいしいオブリビオン料理のために――アンネリーゼが手を伸べると指先で紫電が爆ぜ、Pursuit Arrowsがゲルマーネンへ向けて奔る。
 ゲルマーネンは左右に跳んで矢を回避するが、遊撃の矢は追尾してゲルマーネンの背中を射る。
「グ、ウウッ!」
 短い悲鳴を上げたゲルマーネンが動きを止め、代わりに別のゲルマーネンがジンへと飛び掛かった。 
「ガ――!」
 開かれた大口に並ぶ牙は鋭利。
 しかしジンは噛みつきをあえて腕で受け、ゲルマーネンの動きを止めた。
「痛いけど……これなら!」
 噛みつかれるたびにジンの身体には鋭い痛みが走る。かろうじてオーラの護りがあるおかげで倒れずに済んではいるが、アンネリーゼの盾として耐え続けるのは難しいことだろう。
「オラの一撃っ!」
 耐えきって溜めこんだ力で、石頭を敵目掛けて振り下ろすジン。
 頭と頭がぶつかったとは思えないほど強烈な音に、アンネリーゼも目を瞬かせる。
「効いただろう、この一撃」
「ジンさん、さすがです」
 頭突きを喰らって伸びたゲルマーネンの背中からタマネギを確保。次々飛び掛かってくる敵をジンは屈強な肉体で、アンネリーゼは魔法の雷撃で撃退していく。
「サクッと回収しましょう」
「そうだな、早く食べたいな」
 言い合いながら、二人は迅速に敵を蹴散らしていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『フェスティバルをもう一度』

POW   :    住人を励ましてやる気を引き出す

SPD   :    行事に必要資材や道具を用意する

WIZ   :    資料を調べたり住人に話を聞いたりして再現度を高める

👑5
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ようやく戦いが終わり、猟兵たちの手元にはホットサンドの材料が残された。
 肉も野菜もチーズもスイーツも欲しいものはすべて手に入り、直火で炙るホットサンドメーカーも充分な数がある。

 猟兵たちは奪還者(ブリンガー)たちの拠点にそれらを持ち帰り、ホットサンドを作ろうと提案する。

「う、旨そうじゃないか……!」
「早く食べたーい!」
「さっそく準備しましょう!」

 楽しげな彼らによって、あっという間に準備は万全。
 彼らと楽しい時間を過ごすことも、猟兵たちだけで良い時間を過ごすことも思いのまま。
 美味しい時間が、今始まろうとしていた。
ジン・ロシュモフ
【オクラ】で参加

方針:WIZ

・労働(?)の後のおいしいご飯は何よりのご褒美だよな! オラは少しだけ料理の心得もあるし、調理のお手伝いをしよう。

・どういうホットサンドにするかだけど、ここは住人の人達に使う材料や作り方を聞いてイメージを固めよう。年配の人がいたら、もしかしたら料理ノートみたいなものも残ってるかもな。

・猟兵もだけど住人や奪還者の皆もお腹ペコペコだろうから、とにかく今ある材料は全て使い切るくらいの気持ちでいきたいけど、保存がきく材料は要相談かな。この辺は住人の意見に従うぞ。

・え、あ、うん。ご祝儀ありがとう。特製ホットサンドか……どんなものなんだろう。作り方覚えて妻にも作ってあげよっと。


安曇・恋
【オクラ】
ジン(f18884)
アンネリーゼ(f15093)
計3名で参加
アドリブ歓迎

「美味しいホットサンドを頂けると聞いて、遅ばれながら馳せ参じましたわ」
さて、手ぶらで参加するのも頂けないので、食パンの追加をご用意させて頂きますわ
登場と同時に横付けされた数台の幌トラックから運び出される食パン食パン食パン
「普通の食パン、米粉ライ麦全粒粉チョコにオレンジにレーズンくるみにデニッシュやふんわり食感しっかり食感もっちり食感、それぞれ100斤ずつご用意致しましたわ」
皆様の用意してくださった食材、勿論全て戴きますわ

ジンさんはご結婚なされたのですね
ではわたくしの特別ホットサンドをご祝儀として進呈いたしますわ


アンネリーゼ・ディンドルフ
【オクラ】
ジン・ロシュモフ(f18884)
安曇・恋(f26393)
計3名で参加

「皆さんお疲れ様でした」
腹ペコでお腹が「ぐー」と鳴る

「さて、早速ホットサンドを作りましょう」

ホットサンドメーカーにバターを塗る
パンを置き
アポカリプスヘルでは貴重なコンビーフを贅沢に敷き詰め
パンで挟む
ホットサンドメーカーを閉じ
中火でじっくり焼く
きつね色に焼けたら完成

「そういえば先日、ジンさんはご結婚なさったそうで」
アンネリーゼは、結婚式(血痕式)の様子を耳にしていた
「お相手は以前ご一緒した猟兵さんでしたね。何だか感慨深いです」
厳しい戦いの多い猟兵業。幸せは自分の事のように嬉しい
「おめでとうございます。末永くお幸せに♪」



 数台の幌トラックと共に、恋は姿を見せる。
「美味しいホットサンドを頂けると聞いて、遅ばれながら馳せ参じましたわ」
「恋さん、そのトラックには何が入っているのですか?」
 お腹を鳴らしつつ首を傾げるアンネリーゼの目前、幌トラックの荷物を下ろしていく恋。
 運び出される食パン食パン食パン食パン食パン……包装されていても香ばしさが漂ってくる食パンに、アンネリーゼはもちろんジンも目を輝かせる。
「おいしそうなパンだな!」
「普通の食パン、米粉ライ麦全粒粉チョコにオレンジにレーズンくるみにデニッシュやふんわり食感しっかり食感もっちり食感、それぞれ100斤ずつご用意致しましたわ」
 喜びに目をみはるアンネリーゼのお腹が、ひときわ大きく鳴って。
「さて、早速ホットサンドを作りましょう」

「どういうホットサンドにするかだな」
 潤沢な材料を前にしたジンは、まずは住人に話を聞くことにした。
 ホットサンドのレシピや材料は人や地域によって異なるもの。彼らがどんなホットサンドを好むのかを聞き出していると、ジンに一冊の古いノートが差し出される。
「作った料理を書き留めているノートなのだ。ホットサンドのレシピもある」
「そうか! オラの料理の参考にするぞ!」
 ジンが住人たちと会話をしている間に恋はパンを切り分け、アンネリーゼはホットサンドメーカーにバターを塗る。
 バターを塗り、パンの上にどっさりと乗せるのはコンビーフ。アポカリプスヘルでは貴重な食材を惜しみなく使い、贅沢なホットサンドの準備を進めていく。
「美味しそうな匂いだな。保存がきかない材料はどんどん使っていこう」
 住人たちと食料をどう扱うか相談していたジンは芳香に目を細める。
「材料は遠慮なく使わせていただきますわ」
 恋も食材を惜しみなく使って、ホットサンドメーカーを火にかける。
「そういえば先日、ジンさんはご結婚なさったそうで」
 ホットサンドの焼き上がりを待つ間、思い出して口を開いたのはアンネリーゼだ。
 先日行われた結婚式――あるいは血痕式――のことは話に聞いていた。ジンの相手の猟兵は、以前アンネリーゼも会ったことがある。
「お相手は以前ご一緒した猟兵さんでしたね。何だか感慨深いです」
 恋はその言葉にうなずいて、焼き上がったホットサンドをジンへ差し出す。
「わたくしの特別ホットサンドをご祝儀として進呈いたしますわ」
「え、あ、うん。ご祝儀ありがとう」
 焼き立てのホットサンドはふわふわと白い湯気を立てており、ジンは綺麗な焼き目をじっと見つめる。
「特製ホットサンドか……どんなものなんだろう。作り方覚えて妻にも作ってあげよっと」
 大きく口を開けてかじりつくジン。
 その横で、アンネリーゼも焼き立てのホットサンドを持っている。割ってみると、ほかほかのコンビーフが顔を出し、ジューシーな香りが鼻をくすぐる。
「おめでとうございます。末永くお幸せに♪」
 ホットサンドと同じくらい温かな時間を、三人は過ごすことにするのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

城田・紗希
なるほど、料理を再現するためには道具が必要なわけだね(空腹でちゃんと話が入ってない)
あると便利なレプリカクラフト!(荒くなることはスルー)
鉄板とか鉄筋部分からフライパン作ったり、鍋作ったりすればいいよね?
(柄が短すぎて耐熱手袋や耐熱の火ばさみが必要なことはスルー)

食材も、重複して余ってる分は譲るよ…どれが何個あるかはあんまり覚えてないけど。
というか倒れた飯テロ犯、どれが私の仕留めたやつか、わかんないけど。(倒すことを優先しすぎて回収後回し)
まぁどうでもいいよね、いただきまーす!(食べ物を前にして、戦果とか些細な問題だって顔)



 手際よくホットサンド作りに勤しむ猟兵達を見て、紗希はすべてを理解した表情でうなずく。
「なるほど、料理を再現するためには道具が必要なわけだね」
 空腹で著しく理解力が低下している紗希はうなずき、レプリカクラフトでフライパンや鍋を作成することにした。
「あると便利! 大助かり!」
 仕掛け罠以外は作りが粗くなる特性を持つ紗希のレプリカクラフト製のフライパンや鍋は、少々柄が短すぎる。
 耐熱手袋や耐熱の火ばさみがないと扱うのは難しいのだが……そこは見事にスルーして、張り切ってホットサンドを作る紗希。
 重複して余る分が出るのは他の猟兵達も同じこと。彼らと分け合ってハム以外の食材も無事入手、おかげでバランスの取れた美味しいホットサンドが完成した。
「どれが何個あるかはあんまり覚えてないし、倒れた飯テロ犯、どれが私の仕留めたやつか、わかんないけど……」
 しかしそんな疑問も、漂いだしたパンの香りの前には些細なこと。
 満を持してホットサンドを取り出すと、耳はカリカリ表面はサクサク中身はきっとトロトロなホットサンドのお目見えだ。
「まぁどうでもいいよね、いただきまーす!」
 戦果という些細なことは忘れることにして、紗希は出来たてのホットサンドにかじりつくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シエラ・バディス
とりあえず無事戻れて良かった…
それじゃあ集めたBLTサンドの材料で1つ、シンプルなキャラメルサンド…
程よくチーズを挟みながらじっくりと焼いていきましょう!

出来上がったのは順番に住人達に…シエラですか?
ちゃんと確保してるので大丈夫なのです。(棺桶の上にBLTとキャラメルの1セットだけ置いてるのを指さす)
落ち着いたら食べるのでどんどん持っていくのです!

……とは言ったものの、シエラは別に食事は要らないんだよね。
ただ、『忘れない』為に繰り返してるだけなので……

※アドリブ・連携等歓迎です。



「とりあえず無事戻れて良かった……」
 廃墟を後にして、シエラは手に入れた食材を見る。
 シンプルなBLTサンドの材料だけでなく、キャラメルサンドも作ることができそうだ。
「パンはたくさんあるから、全員分作れそうだね」
 ベーコン、レタス、トマトを挟んでチーズを加え、ホットサンドメーカーを火にかけて。
 じっくりと焼く間にキャラメルサンドの準備をして、ほどなくして二種類のホットサンドが完成。
 出来たてを住人たちに配ると、彼らはすぐさま頬張っては熱々のチーズに破顔する。キャラメルサンドの濃厚な甘さも、人々の癒やしとなることだろう。
「――あなたは食べないの?」
「……シエラですか? ちゃんと確保してるので大丈夫なのです」
 言ってシエラは、黒い棺桶を指さす。
 棺桶の上にはホットサンドが二つ。BLTサンドとキャラメルサンドを一つずつ確保しているのだと示すと、シエラに声をかけた者は笑みを見せる。
「それなら良いの。ありがとう」
「落ち着いたら食べるのでどんどん持っていくのです!」
 明るい声を上げて、シエラの作ったホットサンドはここにいるすべての人々へ行き渡る。
 美味しいと言い合い、笑い合いながらホットサンドを口にする住人たち。
 彼らから少し距離をとって、シエラは棺桶の上のホットサンドに目を落とす。
(……シエラは別に食事は要らないんだよね)
 一口かじると、まだ温かいチーズがとろりと伸びた。
 ――ただ、『忘れない』ために繰り返している行為。
 それしか意味の保たない行動を取るシエラの瞳は、どこか無機質に見えた。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年10月23日


挿絵イラスト