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止まらないプリマドンナの暴動

#クロムキャバリア #学生連合 #アーリア・ルーリア

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#クロムキャバリア
#学生連合
#アーリア・ルーリア


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 このクロムキャバリアの学生連合に、一人の少女が所属していた。
 名をアーリア・ルーリアという。
「皆、大丈夫? 一応、今回は敵機は観測されていないけど、周りには気をつけてね」
「は、はい!!」
 新米学生の動向を見ながら、彼らは連合の付近に居る敵がいないかの偵察をしていた。
 アーリアの言う通り、敵機の姿は無く、今回はそのまま帰投して終わる……はずだった。
「あら。こんなところに、綺麗な花……」
 このとき、アーリアが荒廃した場所で咲く花を見つけなければ。
「少しだけ見ててもいいわよね」
 新米学生が隊列を乱して遅れていなければ。
「……これは?」
 花の近くに、あるキャバリアから分離した腕部キャバリア兵器が落ちていなければ……。
「きゃああああ!!」
 そして、その兵器が……アーリアを取り込まなければ……。
「あ、あれ? アーリア……さん?」
「皆、揃ったわね! ついさっき、連絡があって、近くのプラントが危ないらしいの」
 邪悪なオーラを纏ったアーリアは、いつもの笑顔で告げた。
「さあ、一緒にプラントを守りに行きましょう。大丈夫、皆と一緒にやれば、怖い事なんてないわ。むしろ……」
 瞳を細めて、その腕を振り上げる。その体に似つかわしくないものが。
「世界を守る大事な戦いになるの。さあ、戦いましょう!」
 かつて、あるキャバリアから分離した腕部キャバリア兵器『量子収斂炮』通称「プリマドンナ」が独立してオブリビオンマシンがアーリアを乗っ取り、近くのプラントを占拠し、暴動を起こしたのだった。

「皆様、よく来てくださいました。お待ちしておりましたわ」
 そういって、猟兵達を出迎えたのは、響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)。
「クロムキャバリアにある学生連合で、暴動が起きてしまいました。この暴動によって、一つのプラントが占拠され、連合に住む人々が困っています」
 リズは続ける。
「原因は部下を引率していた将校のアーリア・ルーリアさんが、オブリビオンマシンに取り込まれ、間違った思想の元、暴動を起こしていることにあります。なので、アーリアさんのつけているマシンを壊せば、彼女を元に戻すことが出来ます……ですがその前に」
 暴動を止める名目で、彼らを救い出して欲しい。
 それが、今回の依頼内容だ。
「暴動が収まれば、アーリアさんは部下をけしかけてくるでしょう。部下の人達は急に変わったアーリアさんに戸惑いながらも襲ってきますので、彼らを無力化してください」
 そして……リズは告げる。
「最後に出てくるアーリアさんを救う事。きっと皆様ならやれるはずですわ」
 アーリアに取り付いている機械を壊せば、元に戻すことが出来るとのこと。
「それにアーリアさんに呼びかけ、良心に訴えかければ、動きが鈍るはずです。戦いの際は参考にしてください」
 最後にリズはぺこりと頭を下げた。
「悪いのはオブリビオンマシンです。必ずオブリビオンマシンを破壊して、元の優しい心を持つアーリアさんに戻してあげてください」
 そういって、出かける猟兵達を見送ったのだった。


柚葵チハヤ
 きゃばりあー!!(ご挨拶) どうも、柚葵チハヤです。
 今回はクロムキャバリアのシナリオとなります。

 1章:暴動を鎮圧する。
 2章:新人さんも紛れているキャバリアを無効化する。
 3章:操られているアーリアさんを助ける。

 以上の内容となっています。
 まずは、正規軍がやってくる前に、皆様で暴動の鎮圧を行い、一気に助けに向かっていただければと思います。

 それでは、皆様のきゃばりあー!! なプレイング、お待ちしています!!
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第1章 冒険 『暴動が起こっている…』

POW   :    ●『厳粛に対応する』:正面から暴徒たちに当たる。隙を見せず、粛々と鎮圧を推し進めていく。

SPD   :    ●『先んじて対処する』:暴徒グループの合流、武装の調達等々…これを阻止するため、先回りをする。

WIZ   :    ●『暴徒側に潜入する』:瓦解させるために暴徒達側に潜入し、知識や魔術で内部工作を計る。

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 アーリア達は、プラントの占拠を完了した。
 次に行ったのは、プラントの周辺に住む人々に演説をすることだった。
「……未だ、この世界は争闘の真っ只中にあります。それを打破するには、この貴重なプラントを守りぬくこと、それが大事だと私は思うのです!!」
 説得力があるように見えるが、その中身はお粗末な演説。
 しかし、将校として名を高めていたアーリアの信頼が、人々の心を揺り動かしている様子。
 このままでは、周りの人達をも騒動に巻き込んでしまうだろう。
「「おーーっ!!」」
 まずは、集まる人々をなんとかするか、内部に紛れ込み、アーリア達の部隊に揺さぶりをかけるのが良いだろう。もちろん、他のことを行っても良い。
 この集まってくる人々を煽るアーリア達の暴動をなんとしなくてはならないのだ。

※マスターより
 というわけで、まずは暴動を止める所からよろしくお願いします。
 ここではキャバリアを使っても使わなくても構いませんが、相手の側にはキャバリアが揃っていますので、ご注意ください。
 また、部隊にかなりの揺さぶりをかけると、2章でより有利な状況にもっていけるかもしれません。
 それと、人々を守るプレイングにはボーナスがつきますので、そちらもどうぞ、狙ってみてくださいね。どうぞ、よろしくお願いします。
ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との協力歓迎

■心情
大変な騒動が起きている様子ですわね。
このままでは住人たちが困った事になりそうですわね。
何としても、この暴動を抑えないといけませんわ。

■行動
アーリア達の部隊の内部に紛れ込み、揺さぶりを掛けてみますわ。
【目立たない】で、出来るだけ騒ぎが起こらない様にしつつ
【情報収集】でアーリア達の部隊の情報を纏めておき
アーリアの部下に、アーリアの思想が間違っていると情報を流し
内部から瓦解させていきますわね。

「皆さん、このままで良いのですか?
連合に住む人々の安泰、それが一番の目的では無いですか?」
などと、【言いくるめ】をしておきましょう。



「大変な騒動が起きている様子ですわね。このままでは住人たちが困った事になりそうですわね。何としても、この暴動を抑えないといけませんわ」
 そう呟き、ローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)は、即座に動き出す。
 目立たないよう、影に隠れながら、こっそりアーリア達の部隊に潜入。
 その間にも情報収集を忘れない。
(「やはり……彼らの思想には、説得力がないですわね……」)
 それでも相手の心を打つのは、アーリアの今まで重ねてきた信頼とカリスマ性だろうか。よく見ると、アーリアが変わったことにより、戸惑いを見せる者も中に入るようだ。ローズはそっと彼らの側に寄っていき、思想の間違いを指摘した上で。
「皆さん、このままで良いのですか? 連合に住む人々の安泰、それが一番の目的では無いですか?」
 そう言いながら、言いくるめていく。
 ローズはこれにより、内部から瓦解させるまではいかなかったが、より、戸惑いを見せる彼らに揺さぶりを加えることは成功したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

新城・真希奈
【WIZ】
アーリアさんの主張に賛同して集まった風を装って潜入
キャバリア乗りだって言えば格納庫にも近寄れるよね?

首尾よく潜入出来たら工作開始。私のメカニック知識なめんな!
部品に不良品を混ぜたり、わざと壊れるようにしたりして
あの手この手でプラントにいるキャバリアを故障させる
キャバリアなんて動かなきゃただの鉄屑と一緒だもんね。
怪しまれないよう、自分のキャバリアも故障がちな風を装って
その罪を他の人になすり付ければ…完璧。



「そうだ、そうだー!!」
 新城・真希奈(人間の量産型キャバリア・f30014)は、賛同する振りをして、アーリア達の部隊に近づいていく。
「こんにちはー。私、キャバリア乗りなんだけど、こっちで作業を手伝ってもいいかな?」
 実際に自分の量産型キャバリアを操作してみせて、メカニックだということも告げれば、大歓迎された。
(「うう、こんなに歓迎されるなんて思わなかったよ。なんか、良心が痛むな……けど」)
 真希奈がここに来たのには、ある目的があった。
「ちょっと、私のキャバリア、調子悪いからここの部品使って、直してもいいかな?」
 ついでに皆のキャバリアも直すことを告げれば、これまた感謝された。
 どうやら、ここにはあまりメカニックはいない様子。
「……じゃあ、さっそく始めようか。私のメカニック知識なめんなよ」
 自分のキャバリアが故障しやすいと言いながら、他のキャバリアをメンテナンスするように見せかけて、部品に不良品を混ぜたり、わざと壊れるようにしたりしている。
「キャバリアなんて、動かなきゃ、ただの鉄屑と一緒だもんね」
 小さく呟いた後、新人メカニックが変なことしてたことをしてたのを告げ口して罪をなすりつけ、今回の作戦を完璧にやり遂げたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エルヴィン・シュミット
【WIZで判定・アドリブ歓迎】
随分楽しそうにやってるな…
周りに迷惑をかけないなら幾らでもやってくれても良いんだがね…

さあ、さっさと始めるぞ。
とはいえ、暴動のど真ん中に飛び込むのは流石に気が進まないな。
【ECLIPSE】の【変装】で周りの学生に変装して、ついでに【目立たない】と【迷彩】で周囲の空間に溶け込んで…
【騙し討ち】と【怪力】で手近な学生をぶん殴る!
施設の物陰に隠れてからの【闇に紛れる】や【残像】も駆使して補足されないよう、慎重に一人ずつ、場所を変えながら叩いていく…!
これを執拗に繰り返していけば学生達はお互いを疑い始めるはずだ。
自分たちの中の誰かが裏切り者なのでは、ってな…。



 猟兵達の活躍により、協力する部下が減っている。
 また、集まってきた人々もだんだんとまばらになってきた。
 しかし、アーリアの演説は止まることを知らないようだ。本人達は依然、熱い演説を続けている様子。
「随分楽しそうにやってるな……。周りに迷惑をかけないなら幾らでもやってくれても良いんだがね……」
 エルヴィン・シュミット(竜の聖騎士・f25530)は、その様子を遠巻きに確認しつつも。
「さあ、さっさと始めるぞ。とはいえ、暴動のど真ん中に飛び込むのは流石に気が進まないな」
 自身も猟兵の役目を果たすために動き出した。
 真っ黒な外套、ECLIPSEで学生に変装し、内部に潜入したところで、更に目立たなく、迷彩の機能を発揮して、周囲に溶け込む。
 それにより、アーリアはもちろん、学生達にも認識が困難な状況を作った。
 そこでエルヴィンが取った行動というのが……。
 ばきっ!!
「ぐおっ!!」
 一人でパトロールしていた学生をぶん殴った。めっちゃ痛い力で。
 しかも、逃げるときも施設の物陰に隠れてから闇に紛れたり、残像も駆使して補足されないにした所為……いや、お陰で。
「お前がやったんだろ!」
「なっ!? なんでお前を殴らなきゃ……ぐお!」
 見事、内部紛争勃発。その後もエルヴィンが、こそこそと何人か殴った為に部隊は疑心暗鬼になっている様子。
「お前が裏切ったんだろ!」
「貴様こそ!!」
 そんな部隊をエルヴィンがこっそり観察していると。
「いい加減にして!!」
 いよいよ、アーリアが動き始めたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『ギムレウス』

POW   :    砲撃モード
自身の【背部大型キャノン砲】を【砲撃モード】に変形する。攻撃力・攻撃回数・射程・装甲・移動力のうち、ひとつを5倍、ひとつを半分にする。
SPD   :    メタルファング
自身の身体部位ひとつを【機械で出来たワニ】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
WIZ   :    接近阻害地雷敷設
自身からレベルm半径内の無機物を【対キャバリア地雷】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「このままじゃ、暴動も……いえ、このプラントを守ることができないじゃない!! きっと、私達の計画を邪魔する奴らがいるのよ!! 探して殺しなさい!!」
 アーリアの強い口調に部下達も、戦々恐々と動き始める。
 今はまだ紛れている猟兵達も、その様子に戦闘モードに入ったのだった。

※マスターより
 今回のプレイングにより、敵は疑心暗鬼に陥っています。
 また、関節部分や留め具を責めると、キャバリアが動けなくなる確率がより高まっています。ですが、敵は数多くいますので、囲まれないよう注意してください。
 いよいよ、キャバリアバトル、頑張ってくださいね! 引き続き参加はもちろん、途中参加も大歓迎です。皆様のプレイングお待ちしています!!
エルヴィン・シュミット
奴らが本格的に動き始めたか。
なら、こっちも本気出していくぜ!

ユーベルコード発動!
光の翼で飛翔しながら【ALUETTE】の【切断】と【串刺し】で片っ端から関節部分を狙って攻撃する!
とはいえ、それだけじゃ物足りないだろう?
適当なキャバリアの頭の上に飛び乗って、周りに俺の存在をアピールしてやろう。
同士討ちがお好みならそのまま撃ってくれても俺は構わないぜ。
撃ってくるなら【見切り】と【第六感】で撃たれる前に逃げるだけだ。
最も、奴らに大事なお友達を木っ端微塵にする勇気があるならの話だがな。

『さあ、派手にやろうじゃねえか!今日という日が今後の人生に焼き付く程にな!』



「奴らが本格的に動き始めたか。なら、こっちも本気出していくぜ!」
 エルヴィンもまた、愛剣のALUETTEを手にギムレウスへと駆けてゆく。それだけではない。
「我が騎士の誇りに懸けて!」
 閃光と共に、白銀の鎧を身に纏い、その背には光り輝く翼が広がった。エルヴィンのユーベルコード、HOLY KNIGHT CHANGE(ホーリーナイト・チェンジ)で自身を強化したのだ。
 さっそく飛び上がると、エルヴィンの持つALUETTEの刃が次々とギムレウスの関節部分へと襲い、切り裂き、串刺ししていく。
「うわあああ!!」
 刃の犠牲になったギムレウス達は、次々と行動不能になっていった。
 華麗に飛び上がり、まだ動ける敵の頭にエルヴィンは降り立つ。
「それだけじゃ物足りないだろう? ……同士討ちがお好みなら、そのまま撃ってくれても俺は構わないぜ。最も、奴らに大事なお友達を木っ端微塵にする勇気があるならの話だがな」
 エルヴィンを狙う弾が放たれるが、それに勘づいた彼はすぐさま飛び去り、無傷で戦い続ける。
「さあ、派手にやろうじゃねえか! 今日という日が今後の人生に焼き付く程にな!」
 彼らとの戦いはまだ、始まったばかり。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アーサー・ツヴァイク(サポート)
※何でも歓迎!

『貴様らの悪事は、お天道様はもちろん…何より俺が許さねぇ!』

俺はアーサー、改造人間だ。
普段は寝てばっかりだが…事件が起きたら即覚醒! 悪い奴らを太陽の向こう側までぶっ飛ばす正義のヒーロー【ドーンブレイカー】になって大暴れ、だぜ!
苦手な事は頭を使う事、得意な事はオブリビオンをぶっ飛ばす事だ!

NG行為はないつもりだが…ヒーローらしい動きの方がやりやすいな。まあ、策を弄する頭が無いから問題もないけどな!

あと、武器やUCは好きに使っていいぜ。

んじゃ、宜しく頼むぜ!!



「とうとう動きやがったか」
 近くのベンチで昼寝していたアーサー・ツヴァイク(ドーンブレイカー・f03446)は、暴動が戦闘になったのに気づき、むくりと起き上がった。
「貴様らの悪事は、お天道様はもちろん……何より俺が許さねぇ!」
 すぐさまサンドライバーを腹部に翳し、ヒーローの姿へと変身を完了する。
「光の戦士ドーンブレイカー、見参!!」
 敵のギムレウスは、一般人が巻き込まれるのも気にせず、自身の巨大キャノン砲を撃ちまくる。
「うお! あっぶねえだろが!!」
 危うく巻き込まれそうになった親子を担いで、安全な場所へ向かったので、無傷で済んだ。
「ありがとうございます」
 お礼を述べる母親に。
「ここは危ないから、皆で逃げろ。いいな」
 そう言い残し、アーサーこと、ドーンブレイカーは戦場へと向かった。
「全く、周りもちゃんと見えてないのか? それとも……これもオブリビオンマシンの影響か……」
 とにもかくにも、敵を倒すのが先決。ドーンブレイカーは敵へと接近し、聖痕に力を集め、超高熱になった拳をそのままに。
『Select……BURN ACTION!』
 そんな機械音の後。
「この手に宿る太陽の力……受けてみやがれえええええ!!!!」
 超高速かつ大威力の一撃を、ドーンブレイカーの必殺技の一つ、プロミネンス・インパクトを敵の胴体へと放ち、そのまま沈黙させたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ホロウ・リエィラ(サポート)
『今の出会いを大切にしますね。いつか別れるその時まで』
 強化人間のアームドヒーロー×死霊術士、27歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、呼び捨て、だ、だね、だろう、だよね?)」、機嫌が悪いと「無口(我、君、呼び捨て、ね、よ、なの、なの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!




「一般人を巻き込むのに、気付かないのでしょうか?」
 先ほどのドーンブレイカーの様子を見ていた、ホロウ・リエィラ(不老不死の良識人・f17687)もまた、戦場へと駆けてゆく。
 ホロウが選んだのは、逃げる一般人の護衛だ。
「ここは私が抑えています。今のうちに早く!」
 愛用している深紅の長銃で、敵の足を狙って、撃ち貫く。面白いように次々と動けなくなる敵の様子に、思わずホロウは笑みを浮かべた。
「どうやら、敵はロクにメンテをしてもらっていないようですね」
 ぱちんと指を鳴らし、高速戦闘モードへと入るホロウ。そう、クロックアップ・スピードだ。
 敵の放つ砲撃を次々と躱しつつ、ホロウは、敵の弱点を狙って、動きを阻害していく。
 その間にも、周りの一般人達は、その場から逃げていく。
「ふう、このくらいでしょうか」
 最後の一般人を見送ったホロウは、高速モードを解除した。
 彼女の背後には、足や砲台を潰され、地に伏しているギムレウスの姿が見えたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

新城・真希奈
なんだか、思った以上に工作が上手くいったみたい。
それじゃ、私も行くとしますか!

とはいえあの機体とまともに撃ち合いなんてしたくないし、
近づいたら近づいたで結構厄介だし…
ここはスナイパーになって長距離狙撃作戦で…!
ユーベルコードでこっちの機体を射程5倍、移動力半分に変更
スナイパーライフルで武装やメインカメラ・関節部などを狙い撃ち

目立たないように機体にはキッチリ偽装を施して位置取りするけど、
万が一気付かれたら時間稼ぎしつつ離脱



「なんだか、思った以上に工作が上手くいったみたい。それじゃ、私も行くとしますか!」
 どうやら、真希奈の裏工作が功を奏しているようだ。次々と仲間達が敵を潰していく様子に笑みを浮かべながら、真希奈もまた、戦いへと加わる。
 とはいっても……。
「あの機体とまともに撃ち合いなんてしたくないし、近づいたら近づいたで、結構厄介だし……」
 そうして、出した結論は、目立たないようにキッチリ偽装を施して、位置取り。
「ここはスナイパーになって長距離狙撃作戦よ!」
 コクピット内のコンソールを操作して、真希奈のキャバリアをモードチェンジさせた。
「オーバーフレーム換装!!」
 自身のキャバリアをキャノンフレームに変形させ、その恩恵を受ける。
「狙い澄ませて……」
 真希奈はがしゃりと標準内蔵のスコープを顔に持ってくると。
「そこっ!!」
 スナイパーライフルで武装やメインカメラ・関節部などを次々と狙い撃ちしていった。
「……うわ!!」
 ちょっと数が多かったのか、敵に気づかれてしまったようだ。次々と真希奈を狙うキャノン砲が浴びせられる。
「も、モード解除!! 一旦後退だよっ!!」
 モードを解除して、真希奈はすぐさま建物の影に隠れて、敵の攻撃をやり過ごすのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との共闘歓迎

■心情
ついに敵も動き始めましたわね。
ここまで来たからには、必ずこの暴動を止めて見せますわよ。

■行動
夕暮れ時に薔薇は踊り咲く(UC)を使用して戦いますわ。
戦闘では、出来るだけ多くの敵を巻き込める位置まで【ダッシュ】で向かい
【範囲攻撃】でUCを使用して、【部位破壊】で
関節部分や留め具を狙って薔薇の花弁を放ちますわね。
敵の硬そうな装甲も、【鎧無視攻撃】で貫きますわ。

対キャバリア地雷も、【地形破壊】などで破壊して無力化しますわね。

「さぁ、アーリア。すぐに貴女の目を覚まさせてあげますわよ!」



「ついに敵も動き始めましたわね。ここまで来たからには、必ずこの暴動を止めて見せますわよ」
 仲間の戦いに乗じて、ローズも動き出す。
 敵が密集しているところへと、ローズは飛び込んでいき。
「さぁ、数多に咲き誇りなさい!」
 夕暮れ時に薔薇は踊り咲く(ローズ・ワルツ)を発動させ、関節部分や留め具を狙って薔薇の花弁を放っていく。
「うわああ!!」
「くそっ! 砲台がいかれた!!」
 範囲攻撃に部位破壊を重ね、敵の硬そうな装甲も鎧無視攻撃でもって、次々と敵をねじ伏せていく。
「これならどうだ!!」
 ギムレウスが接近阻害地雷敷設を発動させて、ローズを攻撃しようとしたが。
「それで私を止めるおつもりですの?」
 既に対策済みだ。ローズは地形破壊を込めた夕暮れ時に薔薇は踊り咲くを放ち、その地雷ごと爆発させて、攻撃を無効化して見せる。
「な、なにっ!?」
「まだまだ甘いですわ」
 地雷攻撃してきたギムレウスも倒し、残るはアーリアのみ。
「さぁ、アーリア。すぐに貴女の目を覚まさせてあげますわよ!」
 そうローズは、高らかに宣言して見せたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『BS-A量子収斂炮『プリマドンナ』』

POW   :    クワンタム・カノン
【エネルギーインゴットを装填すること】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【量子収斂炮の高エネルギー量子ビーム】で攻撃する。
SPD   :    オーバーロード・クワンタム
【量子収斂炮から飽和量子エネルギー攻撃】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    クワンタム・ヴォイド
自身の【量子収斂炮】から【骸の海】を放出し、戦場内全ての【近接武器】を無力化する。ただし1日にレベル秒以上使用すると死ぬ。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はピオネルスカヤ・リャザノフです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「……私の大切な仲間を……許せない!!」
 怒りに燃えるアーリアは、自身の腕についているキャノン砲を猟兵達へと放った。
 威嚇だったのか、それに当たる猟兵達は一人もいなかったが、その威力は凄まじい。
「お前達を一人残らず撃ち貫いて、仲間の仇を撃つわ!!」
 エネルギー充電されていくキャノン砲を、アーリアは再び、猟兵達へと向けたのだった。

※マスターより
 いよいよラスボスとのバトルとなります。攻撃が当たると、かなり痛い感じです。
 当たりどころが悪いと、動けなくなる可能性もありますので、ご注意を。
 また、アーリアは完全に取り込まれていません。説得などを行い、揺さぶれば、攻撃の精度等を鈍らせることも可能です。
 熱いラスボス戦、皆様のプレイングを引き続き、お待ちしていますね。
エルヴィン・シュミット
【POWで判定】
ターゲットが動き出したか!
それにしてもとんでもねぇ威力だな。
元が人間だとはとても思えねぇ…

さて、どうやって奴の相手をしてやるかな…
流石に右腕を斬り落としたら…後で怒られるだろうな。
仕方ねえ、【ECLIPSE】の【迷彩】と【目立たない】で敵の視認性を下げ、その上で【大声】で注意を引き付けて【BLADE RUNNER】の【ダッシュ】と【ジャンプ】、【地形の利用】で奴の周囲を高速で動きながらビーム砲を避けていくしか無い!
【残像】も使って出来るだけ奴のビーム砲を無駄に使わせて行きたいが…!

奴の右腕の始末は他の猟兵に任せるしか無い…!

『俺はここにいるぞ!撃てるものなら撃ってこい!』



「ターゲットが動き出したか!」
 いよいよ、救出べき本人の登場に、エルヴィンは、浮き立つ気持ちを抑えきれない様子。しかし……先ほどのアーリアの威嚇射撃を見て、身を引き締めたようだ。
「それにしても、とんでもねぇ威力だな。元が人間だとは、とても思えねぇ……」
 それもこれも、アーリアを取り込んだオブリビオンマシンのなせる業というものなのだろうか。
 ――さて、どうやって奴の相手をしてやるかな……。流石に右腕を斬り落としたら……後で怒られるだろうな。
 エルヴィンはそう心の中で思案すると。
「仕方ねえ、奴の右腕の始末は他の猟兵に任せるか……!」
 さっそく、漆黒の外套のECLIPSEを翻し、敵の視認性を下げると、銀の刃の意匠が光るインラインスケートのBLADE RUNNERでもって、機動性を確保。辺りを見ながら、高速移動やジャンプ、更に地形を使って躱したりして、敵の発射するキャノン砲を避けていく。
「なんて早さなの!!」
 アーリアは捉えたとキャノン砲を撃つが、それはエルヴィンの残像であった。
「俺はここにいるぞ! 撃てるものなら撃ってこい!」
 そう大声で叫ぶエルヴィンに、アーリアは苛立つ様子を見せ始めたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

赤星・緋色(サポート)
なんやかんやで事件を解決に導こうとします
フリーダムかつアグレッシブなアドリブで可

※サポートプレイング


ニコリネ・ユーリカ(サポート)
あらあら、盛り上がってるわねぇ
お忙しい所、お邪魔しまーす!
新しい販路を求めてやってきた花屋です
宜しくお願いしまーす(ぺこりんこ)

~なの、~なのねぇ、~かしら? そっかぁ
時々語尾がユルくなる柔かい口調
商魂たくましく、がめつい

参考科白
んンッ、あなたって手強いのねぇ
えっあっヤダヤダ圧し潰……ギャー!
私も気合入れて働くわよー!
悪い子にはお仕置きしないとねぇ
さぁお尻出しなさい! 思いっきり叩いてあげる!

乗り物を召喚して切り抜けるサポート派
技能は「運転、操縦、運搬」を駆使します

広域では営業車『Floral Fallal』に乗り込みドリフト系UCを使用
近接では『シャッター棒』を杖術っぽく使います

公共良俗遵守



 引き続き、戦いに加わるのは、ニコリネ・ユーリカ(花売り娘・f02123)。
「あらあら、盛り上がってるわねぇ。お忙しい所、お邪魔しまーす! 新しい販路を求めてやってきた花屋で……えっあっ、きゃあああ!!」
 ニコリネの自己紹介を無視して、アーリアはそのキャノン砲を彼女へと放ってきたのだ。が、しかし。
「危なかったね、お姉さん」
 ガジェットをバイク型の乗り物に変えた赤星・緋色(サンプルキャラクター・f03675)が、キャノン砲が迫る前に乗り物に乗せて、ニコリネを無傷で救った。……いや、残念ながらニコリネが持っていた商売道具の花達が、ニコリネの代わりに散ってしまったが。
「さっきはありがとう。えっと……」
「赤星緋色だよ。緋色って呼んで」
「私はニコリネ・ユーリカよ。改めて……緋色さん、さっきは助けてくれてありがとう」
「ニコリネお姉さんも無事で、安心したよ」
 二人はお互いにこやかに親睦を深めていると。
 ばしゅーーんっ!!
 アーリアのキャノン砲が、次々と発射された。
「うわあ、さっき竜のお兄ちゃんと追いかけっこしてたのに、まだまだ余裕があるみたいだよ……」
「それなら、良い方法があるわ」
 すっくとニコリネは立ち上がり、自身のエプロンを広げる。
「え? ニコリネお姉さん? 立つと危ないよ?」
「ふふ、大丈夫よ。乗り物は慣れてるし、それに……悪い子にはお仕置きしないとねぇ。ほら、どーんときて頂戴。ぜんぶ受け止めてあげる!」
 アーリアの放ってきたキャノン砲を……そのエプロンで受け止めた!!
「「えええっ!?」」
 緋色とアーリアの声が上手くハモった。
「さぁ、お尻出しなさい! 思いっきり叩いてあげる!」
 受け止めたエプロンを翻すと、そのまま、先ほどのアーリアが放ったキャノン砲と同じ光の弾丸が放たれた!
「何ですって!? きゃあああああ!!」
「さあ、反撃と行きましょう。移動は緋色さんに任せたわ」
「ま、任されたよ!!」
 初めてとは思えない連携で、緋色とニコリネは、次々とアーリアの放ったキャノン砲をお返ししていったのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との共闘歓迎

■心情
ついに貴女を追い詰める事ができましたわ、アーリア。
貴女には元通りの優しいアーリアに戻ってきて欲しいので
ここで私たちが退く訳にはいきませんわ。

■行動
白銀勇霊装(UC)を使用して戦いますわ。
全身を甲冑で覆い、敵に対して攻撃を行いますわね。

近接武器は無力化されますので
【スナイパー】で狙いを定めた『プリンセス・ローズ』をメインに使いますわ。
敵に対しても、【マヒ攻撃】で敵の動きを止めつつ戦い、
【2回攻撃】も織り交ぜつつ攻撃しますわね。

「アーリア、貴女は部下からの信頼も厚い優しい方だった筈ですわ」
「プリマドンナに乗っ取られず、元のアーリアに戻って下さい」



「ついに貴女を追い詰める事ができましたわ、アーリア。貴女には元通りの優しいアーリアに戻ってきて欲しい……そう、ここで私たちが退く訳にはいきませんわ!」
 そういうローズへと、アーリアはキャノン砲を撃つのを止めない。
「追いつめられている? それはあなたの方ではなくって?」
 アーリアはそう言って、高らかに嗤って見せる。ローズは悲しげな表情を浮かべ、叫んだ。
「我は纏う、薔薇の気高さに等しき極みの鎧!」
 白銀勇霊装(ハナコトバハシロクカガヤキシヨロイ)を発動。それでもって、アーリアの攻撃を甘んじて受けていく。
「ほら、受けてばかりじゃない」
 くすくす笑うアーリアにローズは口を開く。
「アーリア、貴女は部下からの信頼も厚い優しい方だった筈ですわ」
 傷つきながらもローズは、薔薇の彫刻が刻まれた銃、プリンセス・ローズで攻撃を重ねていく。アーリアも相手を尊重して、その攻撃を甘んじて受けたが……。
「あうっ……こ、この威力は……!?」
 アルヌワブランの薔薇で彩られた甲冑で強化され、更に生命吸収能力が付加された力でもって、ローズは今まで受けてきた傷を癒していたのだ。
「お願いです、アーリア。プリマドンナに乗っ取られず、元のアーリアに戻って下さい」
「ぐ……ぐぐぐ……」
 そのローズの言葉にアーリアは、苦しみだした。もしかすると、アーリアの中に眠る本来の心を取り戻そうとしているのかもしれない。
「アーリア!! プリマドンナに負けてはいけません、アーリア!!」
 ローズはプリマドンナの洗脳に惑わされぬよう、名を呼ぶことで、アーリアを励まし続けるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アストラ・テレスコープ(サポート)
宇宙とロマンと冒険が大好き!

ロマンを感じだらミニロケットを噴射して後先構わず飛んでいくよ!

戦うときはコズミックロングボウから矢を乱れ撃ちしたり
左腕のミニロケットを発射して爆撃したり
ロケット噴射しながら飛び回って空中戦したりするのが得意!
あと元は天体望遠鏡だから目の良さには自信があるよ!

必殺技は「流鏑流星(メテオリックストライク)」、「星間尋矢(スターダストストライク)」の遠距離攻撃と
「ロケットブレットハートビート」で自分ごと突撃したりロケットだけ突撃させたりする攻撃(使うとおバカになる)だよ!

アドリブも連携もアレンジもなんでも大歓迎!

よろしくね!


アウル・トールフォレスト(サポート)
(基本好きにお任せします)
「今日はどんなところに行けるのかな?」

楽観的で感情豊か、夢見る乙女な性格の少女
年相応に無邪気であり、根本が人でない故に残酷

神出鬼没に出現し、気まぐれに歩き回り、楽しげに爪を振るう
猟兵の役割は理解し依頼も一応遵守しようとするが、それはそれとして楽しそう、面白そうで物事を判断し、それを優先して行動する

バイオモンスターの特徴として、肉体は植物の性質を持つ

戦闘では怪力の発揮や身体の巨大化、鋭い爪での引き裂き、捕食等の野性味溢れる攻撃スタイル
理力の扱いも得意で、体表で自生する蔓や苔植物を操り、防御や隠密に罠等サポートも行わせる


アメリア・イアハッター(サポート)
【サポート】
他の猟兵の行動が成功するようにサポートに徹し、下記のような行動をとります。
・機動力が必要であれば宇宙バイク「エアハート」に仲間を乗せる。
・仲間の攻撃が当たるように、敵の行動をUC「風の友」で読んだり、氷系のUCを使って敵の機動力を封じる。
・仲間の攻撃を強化するために支援系UCを使ったり、鼓舞をする。
・敵の注意を逸らすため、宇宙バイク騎乗や空中にて囮となる。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「うわあ……ロボットさんがいっぱいだね!」
 瞳を輝かせて、興奮気味なのは、アストラ・テレスコープ(夢望む天体望遠鏡・f27241)。
「確か……あのキャノン砲を付けている子を助けるってことで、間違いない? あの子についてる機械を壊せばいいんだっけ?」
 そう確かめるのは、アウル・トールフォレスト(高き森の怪物・f16860)。
「ええ、そうよ。今回はあの子がターゲット。今は苦しんでいるようだから、早く助けてあげましょ」
 そういって、アメリア・イアハッター(想空流・f01896)は、颯爽と黒の機体に赤い差し色の入った宇宙バイクのエアハートに跨る。
 どうやらアーリアはローズの呼びかけにより、精神がより不安定になっている様子。
「攻撃は私が引き付ける! 後はお願い!!」
 バイクに乗ったアメリアは、風の瞬き(カゼノマタタキ)を発動させて、アーリアの前に躍り出る。
「こ、このキャノン砲で全員葬り去ってあげるわ!!」
 威力は高いが、命中率が下がってきているようだ。それに高速強化を施したアメリアには届かない。届いたとしても、自身の放つ竜巻を使って、その軌道をずらしていった。
「全然、当たらないわよ、アーリア!!」
 アメリアはそう煽りながら、囮としての役割を全うする。
「じゃあ、わたしは好きなようにさせてもらうね」
 その間にアウルがアーリアへと接近して……。
「はあっ!!」
 その爪で攻撃を重ねていく。
「ま、まだいたの!?」
 アーリアはすぐさま、クワンタム・ヴォイドを発動させ、接近武器を無効化していく。
「あーん、わたしの爪が……仕方ないから」
 すぐさま攻撃を切り替えるアウル。選んだ攻撃は。
「エンキドゥ! 動きを止めて!」
 蛮戦技巧・地縛錨鎖(オウガバトル・バインドアンカー)だ。変幻自在に形態を変化させる人形兵器であるエンキドゥが、その身を光の鎖に変えて、敵を捕縛する。
「ああああああっ!!」
「さあ、今のうちだよ!!」
 そうアウルが声をかけると、その後ろでミニロケットを背負ったアストラが飛び出してきた。
「後は任せて!!」
 あふれる思いを全て、コズミックロングボウへと注ぐ。
「何処までも……飛んでけっ!」
 空へと放たれた矢は、華々しく光り激しく燃える流星のような矢弾となって、アーリアへと降り注ぐ。そうこれが、アストラの流鏑流星(メテオリックストライク)だ。
「きゃあああああああ!!」
 三人の度重なる攻撃により、そのキャノン砲がひび割れ、砕け散った。
 そう、アーリアを縛っていたオブリビオンマシンである、プリマドンナが消え去ったのだ。
 後に残ったのは、正気を取り戻したアーリアだけ。
「大丈夫?」
「怪我してない……よね?」
「パッと見、平気そうに見えるけど……」
 アーリアを抱きかかえ、さっそく猟兵達が声をかけた。
「……ここは……私は、いったい……?」
 目覚めたアーリアは、状況がよくわからず、まだ意識も朦朧としてるが、さしたる怪我はない。
「あなた、オブリビオンマシンに操られていたのよ」
「そう……だったんですか」
 悲しげな表情を浮かべるアーリアに、猟兵達は笑顔で答えた。
「でも、もう大丈夫。そのオブリビオンマシンは私達が壊しちゃったから!」

 こうして、猟兵達は暴動を食い止め、オブリビオンマシンに操られていたアーリアをも救うことができたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年10月13日


挿絵イラスト