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取り返せ、命の水を。

#クロムキャバリア

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#クロムキャバリア


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●命の水
 水、それは生きていくうえで欠かせない資源だ。水は作物を育てるにも、喉を潤すにも様々な所で必要とされるものだ。
 それはこの世界、クロムキャバリアでも同様で、小国家『ティラミス』の人々はプラントで生産された水を使い、これまで生きてきた。これからも同様だと、人々は思っていた。
 ――部の将校達が水源プラントを占拠し、水が途絶えるまでは。

「あれ、水が……出ない」
「おい、大変だ! 川が干上がってるぞ!!」
「なんだって!?」

 人々が水が途絶えた事に気付いたのは直ぐだった。蛇口をひねっても水は出ず、それどころか川を流れる水さえも干上がっていた。
 川の上流には汚染された水を生産する水源プラントがある。異変があるとすればそこだろうと、有志のキャバリア乗りが水源プラントに向かうと、そこを管理していたと思わしきキャバリアを発見する――。ただし、敵として。

「清き水は我らのものだ。貴様らには一滴たりとも譲らぬ。やってしまえ」

 不意打ちからの強襲。ミサイルはビームなどの弾幕が飛び交い、有志のキャバリア乗り達はなすすべもなく壊滅し、残骸と躯を晒した。
 その光景を見た指揮官機らしき天使の姿を模したキャバリアは満足そうに頷く。

「天より降りし水は全ては天の者。地の物に与えるなぞあってはならない」

 国家『ティラミス』に襲い掛かる危機。それを救うのは、神か悪魔か、又は――。

●み、水。
「……!」

 なんかうさが喉を抑えながら悶えてる。目の前には食べかけのモチがある。なぜこの時期にもちなのか判らないが、とりあえず水を渡すと月原・雪花(月兎・f06136)は勢いよく水を飲み、呼吸を整える。

「……皆、依頼だよ」

 無かったことにしようとしたうさだが、流石にこれで誤魔化し切れる訳もなく少々恥ずかしそうに顔を紅くしてる。

「皆、新しい世界、クロムキャバリアって知ってるかな。キャバリア、人型ロボットに乗って戦うのが当たり前な世界だけど、そういうのが好きな人達もいるよね」

 うさの言葉に大いに頷く心が永遠の男の子な猟兵たちが大多数頷く。

「今回は、その世界にある小さな国、『ティラミス』という国でプラントが奪われる事態になったんだ。そこで生産されてるのは水。周りが荒野で、ここの生産プラントの水が国を支える貴重な水源なんだ。そこを奪われたとなると、言わなくても分かるよね」

 水源を抑えられるという事は、つまり命を握られるも当然。人は水なしでは生きていけないのだ。

「皆には、このプラントの奪還をお願いしたいけど……敵も厄介で、キャバリアの格納庫に時限爆弾を設置したみたい。これを解除してからプラントに向かってもらいたいんだ」

 格納庫は広いが、人手を集めれば何とかなる範囲だ。解体は猟兵たちならそう難しくはないだろう。なんせ力技何とかなるから。

「敵はキャバリアに乗ってるけど、皆ならそのまま戦っても大丈夫。でも、自分達もキャバリアに乗りたいって希望するなら国の人が好きなキャバリアを貸してくれるよ」

 キャバリアのレンタル。自分達も人型機動兵器を操る事が出来るロマンに男の子な猟兵たちの目が輝く。それはもうキラキラに。

「相手は長距離支援機のオブリビオンマシン。鈍足だけど長射程と高火力が自慢のキャバリアが一杯と、指揮官かな、天使みたいなオブリビオンマシンがいる。こっちは剣とビームが厄介で強敵だよ」

 この辺りは慣れた猟兵たちだ。雑魚を一掃してのボス戦となる。生身で挑むのも良し、キャバリアで挑むのも良し。

「指揮官の人は元々は誠実で人々を重んじる騎士らしい騎士だったみたい。それがオブリビオンマシンの所為で人々じゃなくて、天そのものを重んじてる。でも、彼の意志はまだ残ってるはずだから、声を掛ければ歪んだ意志を元通りに修正できるかもしれない」

 騎士道から、一種の狂信になった騎士。これを戻すには倒すしかないが、修正することが出来れば相手の隙を生みだす事が可能かもしれない。

「プラントはこの世界に住む人たちにとって貴重な場所。人々の為にも、無事奪還してきて。あと、高高度飛んだら撃ち落とされるから地上を飛んでね」

 いう事は言ったとばかりに、最後に残ったモチを食べて水を飲むと皆を連れていくべく手を差し出す。なお、食べていたのはティラミスもちだった。おいしかったらしい。


暁月
 はい、暁月です。待望の! ロボ!! 世界!!! クロム!! キャバリアっっ!!という訳でテンション上げていきます。OPに書いてある通り、好きなキャバリアに乗っていいですよ!スパロボが良かったり巨人が良かったり、キャバリエに乗っても量産型もいっぱいあるよ!
 敵も大体書いてある通りで遠距離攻撃主体が沢山と遠近両方とも隙のない天使機が相手となります。

 舞台となるティラミスは三段重ねになった都市国家で、下層は地下採掘場、中層は市民街、上層は貴族街となってます。国王をトップとした封建制度でスラム街もあるにはありますが、多分他国よりマシです。少なくとも孤児でも飢え無いようにしてます。
 地下には何かがあるらしいですが、それはこの国の王しか知りません。とりあえず採掘して出た副産物の鉱石や貴金属が結構売れてます。
 ティラミスの概要は一先ずここまで、次の機会がまたあったら書くと思いますので、皆さん頑張ってください。
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第1章 冒険 『時限爆弾』

POW   :    周囲の安全を確認し、爆弾を爆発させる

SPD   :    爆弾を器用に解体し、無力化する

WIZ   :    レーダーや超能力を用いて隠された爆弾を見つけ出す

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


OPに修正です。
『汚染された水』ではなく、『浄化された水』となります。酷い誤字をして申し訳ございません。
テラ・ウィンディア
なんだかケーキみたいな国だな
美味しそうだ

爆弾を解除だな!
機械そのものは弄れないからとりあえず回収して爆破だな!

【戦闘知識】で主に爆破等で効率的に倒壊させやすい位置を把握
其処から狙われそうだしな
後は爆弾を仕掛けるならどういう形式の物かの把握にも努めるぞ
戦いの知識は多少はおれも勉強しているんだ
【第六感・見切り】も駆使して発見するぞ
見つけた爆弾はグラビティチェインで包んで爆破を防いで回収
そのまま安全な位置で爆破させるぞ


おれもキャバリアって興味があるな
どんなロボットなんだろうって色々注目しちゃうぞ
格納庫なら猶更な

しかしまぁ…おれはこういう細かい作業は得意じゃないんだよー

とは言え何とかやらないとな



●キャバリアを守れ!
 一刻と進む爆破へのカウントダウン。
 猟兵たちはキャバリアが無くても戦う事が出来たが、この世界に住む人々は違う。もし戦う術を無くせば蹂躙され、成すすべもなく滅ぼされるかもしれないのだ。
 未曽有の被害を防ぐため、猟兵たちは先んじて格納庫へと集まった。
 各々が爆弾を探すべく、動き回る中一人の黒髪の少女が、テラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)が元気よくかけていく。

「機械そのものは弄れないからとりあえず回収して爆破だな!」

 機械を弄るのが苦手なテラは一先ず、爆弾を回収することに専念することにした。爆弾は精密機械であり、下手に弄ると爆発しかねない現状を見るにそれは理に適っていた。
 持ち前の戦闘経験を活かし、敵の立場になって考える。

「俺が敵なら……あの辺りに仕掛けるかな」

 どこが一番隠しやすく、そして被害が大きくなるか。敵の立場で考えてテラはどんな形状の爆弾があるか考えてしらみつぶしに調べていく。
 そして見つけた。排水溝の蓋の裏に仕掛けれた板状の爆弾を。それも被害が大きくなるようにと入口に設置されていた。もしここが塞がれてしまえばキャバリアを出せずに全てが破壊されたかもしれない。
 テラは慎重にグラビティチェインで浮かして、安全な場所まで運んでいく。
 ティラミスには幸いにも採掘場の他に広い採石場もあり、そこなら幾らでも爆発させて問題はなかった。
 何もない荒野に爆弾を設置すると、ぎゅっとグラビティチェインで爆弾を圧縮。
 次の瞬間、ズガンっと地響く程の巨大な爆発が巻き起こり、火柱が立ち上った。もし、これが街中で起きたらと思うとテラは思わずぞっとした。

「よし、次だ次」

 こんな物騒なのは早く片付けるに限ると、テラは急ぎ格納庫へと戻る。
 戻る最中に思い出すのは格納庫で待機していたキャバリア達だ。
 基本的なキャバリアから、ロマンの塊のスーパー系、サイキックに量産型と興味は尽きない。事件が解決したらじっくりと見ようと思い、テラは戻る足を速めるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

一ノ瀬・はづき
キャバリアに乗りたくて急ぎ駆けつけてきたはづきだよー、よろしくね。

でもまずは爆弾の解除だね。
爆弾とかに詳しくないから、爆弾を安全な場所へ持っていって爆発させるね。
【第六感・見切り】で爆弾を発見…できるといいな。もう運頼み。

UC【オルタナティブ・ダブル】を使用して分身と二人で運ぶよー。
安全に慎重に。
あとはもうこの爆弾が半分優しさで作られていることを祈るよ。
あと僕が出来る事ってなんだろ…。

これから乗るキャバリアに目星をつけて【掃除】でもしておこうかな。
何か危険が見つかるかもしれないし、

頑張るからよろしくね。



●仕組まれた爆弾

 多くのキャバリア乗り、そして急ぎ集まってきた猟兵たちは各々に爆弾を探し処理すべく忙しなく動いていた。
 その中にはキャバリアに目をキラキラさせて眺める者が一名。
 一ノ瀬・はづき(自称忍者・f29113)だ。ただ眺めているだけではない。
 この格納庫に爆弾が設置されているのは間違いない。だが、その設置場所が格納庫に限った話ではなかった。

「もしかしてー……キャバリアについてるってことはないよね?」

 皆が探し回ってるのは格納庫の中だけだ。隅々まで探す中に、キャバリアは含まれていない。
 可能性は潰すに限ると、掃除をするようにキャバリアに取りつき、隅々まで探していると関節部の間に袋状の何かを見つけた――爆弾だ。

「ビンゴね。うわ……一杯入ってる」

 手を伸ばして爆弾らしき袋を慎重に引っ張り出すと繋がる形で幾つもの袋が出てきた。もしこれが爆発したとなればこのキャバリアは当然として、周囲にキャバリアも破壊されてしまったに違いない。

「一人じゃ難しいわね。じゃ、『ドロン』っとな」

 手で複雑な印を組むと、はずきと隣に瓜二つの分身体が現れる。
 二人はつながった袋を抱えて安全な場所まで運んでいく。一つでも切れば爆発する仕組みだ。もし知らずにキャバリアを動かしてしまえば多大な被害が出たのは想像に難くない。

 荒野で爆破作業を見守ると、はずきは他のキャバリアの確認をする為に急ぎ駆けていく。その後、計六機分のキャバリアに爆弾が仕掛けられていたことが判明し、はづきの活躍により致命的な危機は避けられたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

露木・鬼燈
破壊工作で格納庫を吹っ飛ばす。
陳腐だけど有効な手だよね。
だからこそ防がないといけないのです。
そう、ロマン満載のロボを護るために!
ロボで遊ぶ前に壊されたら辛すぎるのです。
なので全力で捜索するですよ。
こーゆー時は効率を考えて数で攻めるのです。
秘伝忍法<結>
小さな分身なら低い場所も狭い場所も見逃さないのです。
忍としての技術も受け継いでるからね。
梁の上とかもちゃんと捜索するですよ。
うん、これならイケルイケル!
分身による情報共有で効率よく捜索。
時限爆弾だし、時間かけるのは良くないからね。
見つけた爆弾?
忍にはこの程度の爆弾はおもちゃみたいなもの。
もちろんその場で解体するっぽい。



●数は正義だよ!
「破壊工作で格納庫を吹っ飛ばす。陳腐だけど有効な手だよね。だからこそ防がないといけないのです」

 そう意気込み、気合を入れて捜しまわるのは露木・鬼燈(竜喰・f01316)だ。
 古来より戦略として組み込まれるにはそれ相当の理由がある。ありきたりだからこそ、有効なのだ。
 露木の気合がいつもより入っていた。
 全てはロボを守る為。ロマンの塊であるキャバリアは露木にとって大好物だったのだ。
 ロマンを詰め込んだ機体、それは男の子の夢。
 その夢が目の前にあるともなれば、気合が入るのも当然だ。

「全力で捜索するのですよ! 秘伝忍法、結。こいつは色々と使える術っぽい!」

 数は力だと言わんばかりに呼び出された小さな露木の分身体の数は90。
 圧倒的な数の力と忍びの技術力をいかんなく発揮し、梁の上から人の身では入れない隙間まで調べていく。
 すると出るわ出るわ大量の爆弾。これを一々運び、解体爆破しては時間がかかるが、露木はその場で解体していく。

「忍にはこの程度の爆弾はおもちゃみたいなもの。時限爆弾だし、時間かけるのは良くないからね」

 まずは一つ目を解体し、それの再効率化を各自の分身体が共有し次々と爆弾を解体していく。
 屋根の裏から排水溝の裏、トイレの中、武器の底、キャバリアの足の裏など巧妙に隠されていた爆弾の全てが発見され、露木は解体していく。
 そう、発見されたのは全ての爆弾なのだ。これにより、格納庫に仕掛けられた爆弾の全てが発見され、解体及び発破に成功したのだ。

「ありがとう!! 本当にありがとう!」
「君のお蔭で助かったよ。本当になんとお礼を言っていいか」

 パイロット及び、整備班たちからも感謝されつつ、猟兵たちは次の戦場へ出向くべく各々動き出す。
 念願のロボット、キャバリアに乗る者、自前の機体で行こうとするもの、生身で挑む者など様々だが、やる気だけは十二分にあるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『ギムレウス』

POW   :    砲撃モード
自身の【背部大型キャノン砲】を【砲撃モード】に変形する。攻撃力・攻撃回数・射程・装甲・移動力のうち、ひとつを5倍、ひとつを半分にする。
SPD   :    メタルファング
自身の身体部位ひとつを【機械で出来たワニ】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
WIZ   :    接近阻害地雷敷設
自身からレベルm半径内の無機物を【対キャバリア地雷】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●待ち受けるは砲撃の嵐。

 無事、格納庫に仕掛けられた爆弾を全て解除した猟兵たち。
 後顧の憂いが無くなった猟兵たちは一路、占領された水源プラントへと向かう。
 荒野は水が無くなった事により、更に渇き一部はひび割れが始まっている。このままでは砂漠化し大地が死にかねない。

「こちらの丘の向こうが水源プラントとなります。ですが、この丘の先には大量のキャバリアが待ち受けてます。重々お気を付け下さい……そして、我が国の未来を頼みます」

 敬礼し、ここまで道案内してくれたキャバリアの兵士は元の道を戻る。
 猟兵たちはその背を見送り、丘の上に出ると一五メートルの建造物が目に入る。そしてその周囲に展開する無数のキャバリア達。
 ギムレウス、腹部から前方に伸びる頭部と、背部から伸びる大型キャノン砲を特徴とする、長距離支援機のオブリビオンマシンだ。
 そして一斉に向けられる砲塔。既にここは相手の射程内だったのだ!

 ―――ズガァンッ!!

 砲撃の炸裂音が戦いの合図となり、猟兵たちとオブリビオンマシン軍団との戦いが切って落とされる。
テラ・ウィンディア
キャバリアを借りるぞ

量産型
但しおれの動きとか可動に近いタイプで
装甲を犠牲に機動力が高い機体

【戦闘知識】で敵の陣形とコックピットの位置を把握
それじゃ…よろしくなー(乗った機体に

ユベコ発動

【属性攻撃】
闇属性を武器と機体に付与

高速で敵陣に接近

遠距離砲撃は【見切り・残像・第六感・空中戦・盾受け】で避け切りながら
キャバリア地雷はグラビティバスターの砲撃で爆破

敵陣に突っ込み乱戦に持ち込み

槍で【串刺し】にして(コックピットは避ける
【早業・二回攻撃】で砲塔等を剣と太刀で切り捨てて無力化して
搭乗者は必ず救出する

更に必要時は救出した人を護りつつ
場合によっては回収して戦線離脱も考慮

救出もしないといけないのは大変だな



●駆け抜けろ、敵《奴》よりも速く!
「それじゃ…よろしくなー」

 そういって、量産型キャバリアに声を掛けるのはテラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)。
 早速キャバリアを借りる事にしたテラは、自分のスタイルに合った量産型キャバリアを選択し、戦場に出向いた。
 テラが選んだ量産型キャバリアは装甲を犠牲にした機動力重視のキャバリアだ。当たればよくて中破、悪くて大破轟沈は免れないものの当たらなければどうとうことはないのだ。

 テラは砲撃を避けつつ、さっそく先陣を切る。敵の陣形で何処から攻めた方が一番効率がいいか即座に解明。

「おれを止められるものなら止めて見ろ!! グランディアよ…全ての存在がもつ原初の力よ。我が身に宿り力と成せ…!グラビティフィールド…展開!」

 量産型キャバリアの全身に黒い膜が覆った。超重力のフィールドがテラの闘争本能に反応し、機体全体のスペックを底上げしたのだ。

 テラは規格外まで引き上げられた機動力を生かし、砲撃のロックを外し、無差別に放たれた砲撃を第六感と見切り、そして急激な動きにより生みだされた分身にて大量のギムレウスの砲撃を一発たりとも掠らせもせずに避け続けながら肉薄する。
 ギムレウス達も多くのキャバリア達を屠ってきたオブリビンマシンだ。一斉にテラが乗る量産型キャバリアに砲塔を向ける。

『てぇええええええええええええ!!」

 束ねているであろう指揮官クラスの声に応じ、膨大な砲撃の嵐がテラに集中する。
 破壊の奔流がテラを飲み込まんとしたとき、最大加速度まで達した量産キャバリアは――。

「当たるかああああああああああぁぁあぁ!!」

 テラは大きく跳躍し、盾で防ぎながら砲撃を滑るように無数の砲撃を全て華麗に避けきる。最大加速度まで達したテラは8600km/hの速さで飛んだのだ。
 低空ならば空に浮かぶ暴走衛星「殲禍炎剣」も反応しないのだ。

「貫けえええぇぇえええ!!」

 超加速のまま、槍を突きだすとギムレウス達を纏めて串刺しにし、一気に十体以上も戦闘不能へと陥らせた。
 コクピットさえ無事であればパイロットは自分で脱出していく。
 彼らは伊達にこの世界で生きてきたわけではない。即座に脱出し、戦場から離脱していく。
 テラはそんな彼らを守る様に槍と剣を手に大立ち回りし、砲塔や足など戦闘能力を無力化させ、攻撃に巻き込まれないようにサポートしていく。

 乱戦へと持ち込んだテラは徹底的に暴れまわり、多くのギムレウスを戦闘不能に追い込んだ。それでもまだ敵は無数だ。
 だが、テラは思わず笑みがこぼれていた。
 念願のロボットだ。ロマンの塊だ。戦場だが、楽しまなきゃ損というもの。

「いっくぜええええ!!」

 気合も高く、テラは更に地上を滑るように駆けていくのだった。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

露木・鬼燈
自前の機体で出るですよ。
来い、アポイタカラ!
搭乗後は全速力で敵陣に突撃。
機体を僅かに浮かせてブースターを全開。
氷上を滑るような優雅な機動で進む。
砲撃が来たら機体を左右に振って回避。
小型ブースターとダークネスウイングを使えばこれくらいはね。
で、敵を射程に納めたら攻撃開始。
フォースハンドで保持したマシンガンで大雑把に射撃。
両手に持ったライフルは1体ずつ集中射撃で撃破を狙う。
マシンガンで牽制してライフルで仕留める。
敵機の横をすり抜ける時はダークネスウイングで切断。
ドリフトターンで纏めてやっちゃうですよ!
敵陣中央まで侵入したら敵を一掃するですよ。
サイレントヴォイスを<滅びの咆哮>で強化。
吹き飛べっ!



●アポイタカラで出る!
「自前の機体で出るですよ。来い、アポイタカラ!」

 各々がティラミスで借りたキャバリアに乗り込む中、自前のサイキックキャバリアに乗るのは露木・鬼燈(竜喰・f01316)だ。
 自分だけのワンオフ機に乗り込んだ露木の意気は高く、いつもよりも気合が入っていた。

「行くですよ!!」

 砲撃が行われたタイミングで、露木が操るアポイタカラはブースターを全開にし、氷上を滑るように地上を駆けていく。
 砲撃も左右に揺れて見事の避けていく。

「小型ブースターとダークネスウイングを使えばこれくらいはね」

 ワンオフ機は伊達ではないのだ。まるで分身したかのように錯覚したギムレウス達は標準が合わせられず、適当に撃つもそんな適当な攻撃がアポイタカラに当たるはずもない。
 高速で飛びながら、露木はフォースハンドに持たせたマシンガンのトリガーを引く。

 ズガガガガガッッ!!!

 銃弾が砲撃の中鳴り響き、多くのギムレウス達は砲撃を止めてしまい防御態勢を取る。装甲が硬いとはいえ、そのまま受けては機体に損傷は免れない。
 いったん動きを止めてしまったギムレウスは露木にとっていい的だった。
 続けざまに両手のライフルのトリガーを引くと一体のギムレウスが穴だらけになり機能停止に追い込まれる。
 砲塔、手、足、関節部など徹底的に酋長攻撃していたが、露木はこんな状況でもコックピットだけは外していたのだ。

 露木の攻撃はまだ止まらない。マシンガン、ライフルで銃撃を仕掛けながらも肉薄し、通り過ぎざまにダークネスウィングで一閃。両翼にいたギムレウス達が次々と大破轟沈していく。更にドリフトターンで多くのギムレウス達を巻きこむように切り裂くと、ぽっかりとその場所だけ空間が開き、敵が多くいる位置へ向けてサイレントヴォイスを向ける。

「ぽいぽいぽーいっ! ふっきとべぇええ!!!」

 無音の破壊がユーベルコードにより強化され、大量のギムレウス達は破壊、もしくは機能不全により次々と戦闘不能に追い込まれていく。

「ヨシッ! 次にいくっぽい!!」

 結果に満足できた露木は楽しげに笑いながら四丁の銃を手に戦場を荒らしまわる。アポイタカラという存在は露木にとっては水を得た魚のようであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

一ノ瀬・はづき
クロムキャバリアをレンタルします。
僕は近距離戦闘型になるけれどそれにあった機体に巡り合えるといいな。
そしてボクも言おう♪よろしくね相棒。

防御では技能、【見切り】【第六感】【残像】を使い敵の砲撃を避けるね。
砲撃を掻い潜って近づき【2回攻撃】【乱れ撃ち】で敵を倒していくね。

UC【オーバーブースト・マキシマイザー】使用するね。
一気に近づいてキャバリアに搭載された全武器を駆使して戦うよ。

そして戦いが終わったら【医術】【救助活動】の技能を使って戦いで傷ついた敵のパイロット達を救助していくね。



●レンタル相棒
「よろしくね相棒」

 一ノ瀬・はづき(自称忍者・f29113)はレンタルしたキャバリアのコクピットの中で、操縦桿を労わる様に優しく撫でる。
 はづきが選んだキャバリアは彼女に合わせた近距離型の量産型キャバリアだ。その姿はスーパーロボット型に酷似している。
 足回りと近接火力を重視したその機体はスーパーロボットのデータを流用してつくられた試作機だ。はづきの能力を活かせるにはもってこいの機体だと、ティラミスのメカニック達の一押しの機体だ。
 他の猟兵たちと共にキャバリアに乗り、はづきは砲弾の中を掻い潜りながら接近する。

「そんな攻撃、ボクには当たらないよ」

 小刻みに左右へ動き、残像に惑わされた砲撃が地面を砕き、直撃すれすれの砲撃をギリギリまで見極めて紙一重で避けながら、先行する仲間達へと追いつき、仕込まれていたショットガンの引き金を引く。

 ズガンッズガンッ!!

 ショットガンの二連射を受けたギムレウスが両手両足に多大な損傷を受けて沈黙する。コックピット部分にも銃創が見受けられるが、もともとコックピット部分は頑丈に作られており、弾丸の一発や二発は受けても大丈夫と予めメカニックから聞いていた猟兵たちは気兼ねなくギムレウスを破壊していく。
 時折迫りくる砲撃も持ち前の直感を活かし、余裕を持って回避するも、ギムレウスは砲撃だけが取り柄の量産型ではなかった。
 一機のギムレウスが砲撃に紛れてはづきの駆るキャバリアへと迫る。その不審な行動に疑問を感じたはづきだが、その判断は当たっていた。
 ギムレウスの背中から巨大なパーツが展開され、上下に分かれる。その内部はギザギザの刃がみっしりと詰まっていた。
 まるでワニのような凶悪さを示したパーツは伊達ではない。高速で迫りながらはづきのキャバリアを喰らわんとその口を閉じる。

「あっぶなあっ!?」

 咄嗟に両手でその顎を受け止めるが、ギチギチと音を立てて機体が軋む音がする。ワニは顎を閉じる力がとてつもなく強いとされているが、ギムレウスの武装も同様で徐々に腕が押されていくのを感じる。

「でも、これならっ!! フィーバーさせてもらうねぇっ!」

 はづきはキャバリアの持つ全武装を展開させながら、ギムレウスを掴んだまま地を滑るように飛翔する。
 地面にぶつかり、他の機体を巻き込みながらもギムレウスはその強靭な顎を閉じようと足掻くが――。

「フルオープン!! いっけえぇえええ!!」

 それよりも速く、キャバリアに搭載された全武装が放たれ、砲撃、銃弾、ミサイルなどが周囲にばら撒かれ、破壊の嵐を生みだす。
 当然、真正面に居たギムレウスは内部に多大な損傷を受け、四肢を噴き飛ばし顎を真っ二つに砕かれながら大破轟沈する。それでもコックピットが無事だったのは幸いといったところか。

「あっ、救助救助っ! 今助けるよ!」

 ちょっとやり過ぎたかもと思ったはづきは急ぎコックピットをこじ開けて中にいるパイロット達の救助に動く。
 幸いにも、パイロット達は軽傷だったがそれでもはづきは手際よく治療を施していく。
 十全に動けるようになった方が脱出も捗るのだ。

「ありがとう……君のお蔭で助かったよ」
「どういたしまして♪」
「頼む、隊長も助けてやってくれ」
「うん。ボク達にまっかせてよ。それじゃ、ボクはいくよ。相手はまだまだいるんだからね」

 再びキャバリアに乗るはづき。
 破壊と癒し、その二つを撒き散らしたはづきに助けられたキャバリア乗り達は畏怖と敬意を以てその背中を見守るのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​


※一ノ瀬・はづきはづき様のプレイングにおいてクロムキャバリアと書かれていたのを見落とし、スーパー系相当の量産機と書いてしましました。大変申し訳ございません。
マリウス・ストランツィーニ(サポート)
助けが必要と聞いて馳せ参じた!

どんな理由であっても人々に害為す敵は許さん!いや、理由によっては許すかもしれないがとにかく全力で戦う!
我が一族の誇りに懸けて、私の剣で成敗してやる!もしくは銃で成敗してやる!

もちろん敵とは正面から堂々と戦う!
しかし必要とあらば隙を伺って死角から襲ったりもするぞ!これは戦いだからな!
うおおおおお!

はあはあ、どうだ……!まいったか!
……まいったよね?

(アドリブ連携等歓迎)


マーシャ・ドラクロフ(サポート)
★サポートプレ
アドリブ連携大歓迎

■キャラ情報
皆の笑顔を力に替えて戦う魔法使い

王道の力、と思われるがこの娘一味違う。

笑顔といっても己の芸で他者を笑わせなければ真の力を発揮できないため、ふざけているようで命懸けである。


どんなネタでもいけます!
年齢的に規制がかかるお色気系じゃない限り!

マーシャです!
がんばります!

■特徴
一人称:私
呼び方:誰に対しても「ちゃん付け」
※おっちゃん呼びなども含む


■ユベコ
・我が祝詞は天を穿つ(ダ・ジャーレ・ウケルテ)

渾身のギャグで敵の急所を突く最強奥義。
ちなみに仲間も笑ってくれないとマーシャの寿命がばりばり減る。

・影が奉ずる賢者の知恵

己の影から使い魔や便利アイテムを召喚する。


夜城・さくら(サポート)
キャバリアでの戦闘をメインに。
『オーバーフレーム換装』では、装甲を犠牲に攻撃力か射程を上げて仲間を援護するように攻撃します。【スナイパー】技能使用。

キャバリア以外では、『ギタギタ血まみれの外科手術』で仲間の治癒と戦闘力増強に励みます。
「ちょっと痛いですよ? でも大丈夫。すぐに元気すぎるくらいになりますからね」
笑顔でノコギリを振るいます。大丈夫怖くない怖くない。



●掃討戦
 猟兵達とオブリビオンマシンと化したギムレウス達との戦いは確実に猟兵達へと戦況が傾いていた。
 オブリビオンマシンの利は数だ。物量で押す作戦が一番効果的であり、細やかな作戦等はそこまで得意ではない。無論そういう作戦を組み立てれば動くだろうが、防衛で動く彼らにはその場で戦うしかない。
 不慣れなキャバリアに乗る戦いとは言えども、直ぐに操縦方法にも慣れてまるで自分の手足のように操り、ギムレウス達を一体、また一体と倒してパイロット達を救助していく。
 救助の間でもオブリビオンマシンは冷酷に動く。彼らにとってパイロットの命なぞ関係ないのだ。
 狙われた猟兵達をを援護する様に動く一団があった。

「我が一族の誇りに懸けて、私の剣で成敗してやる!もしくは銃で成敗してやる!」

 正々堂々真正面からマリウス・ストランツィーニ(没落華族・f26734)は借りたスーパーロボットに乗りギムレウス達へ突っ込み、一閃!
 危うくコックピットごと真っ二つに仕掛けたものの、剣刃一閃の一撃はギムレウスの頑丈な装甲を容易く切り裂く。
 真っ向から突っ込んだマリウスを援護する様に動くのは笑い声と共にジャイアントキャバリアに乗ったマーシャ・ドラクロフ(金鴉の唄・f01216)だ。何故あまたあるキャバリアの中でジャイアントキャバリアを選んだかというと、これが一番笑ってくれるからだ。

「はいどうもー!野良ダンピーのマーシャ・ドラクロフでっす!!」

 まるで漫才のように割って入るマーシャ。おどけた様子で動くジャイアントキャバリア。意外とノリノリだこのキャバリア。
 戦場真っ只中だというのに小話や面白おかしい話を続けるマーシャにギムレウス達は困惑しつつも、苦笑……するつもりが高笑いする様にカタカタカタと機体を揺らしていく。
【我が祝詞は天を穿つ】により感受性を百倍にまで引き上げられたギムレウス達は震える様に笑いながら攻撃を止めてしまう。
 マーシャにとって戦場は命がけの部隊なのだ。笑いに命を掛けている彼女はこの新世界、クロムキャバリアでも同様に動く。ジャイアントキャバリアも何か笑っている。
 動きを止めたギムレウス達へ向けて弾丸が飛来し、メインカメラを吹き飛ばす。
 止まった敵はただの的と言わんばかりの正確な狙撃をやりとげたのは夜城・さくら(不思議ちゃんの量産型キャバリア・f30006)だ。
 量産型キャバリアだが、その性能は量産されるだけあって安定している。それに彼女の機体は装甲を犠牲に射程を引きのばしている。ギムレウスも砲撃で応戦しようとするが、圧倒的の距離の差は覆せない。

「届きませんよね。一方的に撃たせてもらいます」

 ダァンダァンダァンと砲撃音が鳴り響き、夜城の元へと向かおうとするギムレウスはマリウスが切って捨て、マーシャがその場で笑わせて敵を引きつけながら行動を阻害する。
 まるで噛みあってないようで噛みあったその動きにギムレウス達は次々と沈黙し、パイロット達は各々脱出していく。
 そうして気づけば、全てのギムレウス達が沈黙していた。
 残るはプラントを占拠する首魁のみ――命の水まであと少し。
 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『セラフィム・リッパー』

POW   :    断罪の剣
【無敵斬艦刀】が命中した対象を切断する。
SPD   :    エンジェルビット
自身が装備する【BS-Fクリスタルビット】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
WIZ   :    フォールンウイング
【光の翼】を向けた対象に、【プラズマビーム】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●生命の源
「おのれ……天の恵みに手を出すとは不敬であるぞ」

 プラント内部に入り込んだ猟兵たちの前に青白い光を纏いながら一機のキャバリアが降り立つ。その姿は天使を模しているが、中身はオブリビオンマシン。

「天の恵みは世界へ帰す。愚かな人類に渡すなぞもっての外。故にここで貴様らは排除する」

 何処までも傲慢な物言いだが、その殺気と機体――セラフィム・リッパーから溢れ出る力は本物だ。
 光の翼を展開しながら、セラフィム・リッパーが勢いよく猟兵達へ向けて駆ける。

「断罪の刃を刻み、地へと帰れ。人類は、処分する……!」

 水源プラントにおいて、国の存亡をかけた戦いが始まった。
夜城・さくら
何をもって人類を愚かだと言うのでしょう。「天の恵みは世界へ帰す」のなら、その世界に居る人類にも分け与えるべきではないのですか?
貴方は天使のつもりでしょうが、ここに住まう人々にとって、貴方は悪魔以外の何者でもありません。断罪されるべきは貴方の方です。

敵のエンジェルビットに対し、こちらはダズルビットで対抗。
【迷彩】でビットが見え難いのに加え、自身のキャバリアを囮にすることで意識を逸らし、脳派コントロールで死角から【一斉射撃】+『無限射撃地獄』を放ちます。

完全に落とせなくても、ビットをいくつか破壊するだけでも戦力は削れます。皆で勝ち取りましょう、命の水を。


アリステル・ブルー(サポート)
「この状況、さてどうしたもんかな」
僕は、周囲をよく見て状況を判断して行動するよ。

基本的に黒剣を細身の剣にして戦うね。
UCはその場の状況に合わせて、攻撃/回復問わずどれでも使うね!
でも人狼咆哮だけは味方や保護対象(NPC等)を巻き込まない様にします!出来るだけ使わない方がいいかな?

状況の好転とか、僕が有益だって判断すれば多少の怪我は厭わず、積極的に行動するよ。

もしも連携してくれる猟兵さんがいるならば、相手のサポート(UC発動までの時間を稼いだり、囮になったり)にまわるね。
仲間の誰かが指示を出してくれるなら、僕はそれが有益である限り従います。

(アドリブ連携すべておまかせします、お好きにどうぞ!)



●邪悪なる天使に断罪を
「何をもって人類を愚かだと言うのでしょう。「天の恵みは世界へ帰す」のなら、その世界に居る人類にも分け与えるべきではないのですか?」

 正面から堂々とセラフィム・リッパーに問うのは夜城・さくら(不思議ちゃんの量産型キャバリア・f30006)だ。
 彼女は人類もまた世界の一部であり、その恩恵を分け与えられるべきであると思っている。しかし、その問いに対しセラフィム・リッパーは冷たい声色で答えた。

「世界の為に人類は滅ぼさなければならない。人類は世界を食いつぶす害虫、ゴミ虫だ。それ故に断罪し処罰する。これは世界の与えた選択なり」

 オブリビオンマシンにとっては人類は滅ぼすべき対象であり、それ以上の価値を見出していない。その為ならば世界が滅んでも良いとさえ思っている程に。

「貴方は天使のつもりでしょうが、ここに住まう人々にとって、貴方は悪魔以外の何者でもありません。断罪されるべきは貴方の方です」
「悪魔、だと……!? このゴミ虫共めが……! その罪、万死を以て抗え……!!」

 殺意と怒りと共にセラフィム・リッパーは神々しく全身を光らせBS-Fクリスタルビットを射出すると、光を浴びたクリスタルビットは一つから二つ、四つ、八、一六と倍々に増殖しあっと言う間に五〇を超えるビットが周囲に展開される。

「人類は、処分する……!」

 宣言と共に繰り出されるは殺戮のビームの嵐。
 ビットはセラフィム・リッパーの思うがままに動き、的確に夜城を破壊せんと猛攻を仕掛ける。
 そんな中、夜城は密かに後方からダズルビットを射出する。それは迷彩により直ぐに見えなくなり、更にキャバリア自体を囮にするように立ち回りビームを避けつつ攻撃を仕掛ける。
 そしてそれを援護する様に動くのはアリステル・ブルー(果てなき青を望む・f27826)だ。
 彼は夜城の意図を察し、自分も借りたキャバリアを囮にするように立ち回りながら近接戦を仕掛け注意を自分達へと引きつける。

「ええい、ちょこまかと!! 煩わしいこのゴミ虫共めが……!!」
「じゃあ貴方はそんな虫に負ける虫未満でしょうね」
「何だと……!?」

 漆黒の旋風を纏ったアリステルに挑発されたセラフィム・リッパーは思わずそちらへ注目する。
 千載一遇の好機。今にも確実に殺さんとアリステルの乗るキャバリアにビットが集中する中、夜城のダズルビットがセラフィム・リッパーを捕える。

「貴方は蜘蛛の巣に捕らわれた蝶。哀れな蝶に終止符を」
「!? 貴様っ!」

 死角からの一斉攻撃により、セラフィム・リッパーごと無数に分裂したビットが破壊され、装甲を穿つ。

「僕も忘れては困ります」

 斬ッ!

 ガランとセラフィム・リッパーの装甲が切り落とされる。アリステルが自慢の剣で切り裂いたのだ。

「浅かったかな」
「おのれっおのれおのれッ!! 貴様らぁあ!!」

 激高する天使。命の水を巡る攻防は始まったばかりだ。
 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

氷川・権兵衛(サポート)
名は氷川権兵衛。見た目通り人狼だ。職業はUDC組織に属する生物学者だ。主にUDC生物の解剖と解析を担当している。医術の心得もある為、事件現場で被害者の治療を任されることもある。調教した狼達による野外での諜報活動や集団戦闘も行える。必要に応じて私を賢く使いたまえ。

戦闘面での実力を知りたいのか?基本的にタンクとして動く。自慢に聞こえるかもしれないが、私は素早い。攻撃される味方の前へ躍り出て、ショットガンで敵を吹き飛ばす。牽制に毒を含ませたメスを投擲したりもする。捕縛用の鎖を武器にすることもある。そして、ドーピング薬を腕に刺せば、狂戦士に早変わりだ。燃える左腕を振り回し、敵に恐怖を植え付けてやろう。


露木・鬼燈
己の道を見失った騎士など憐れなもの。
ぶちのめして止めてあげるから安心するですよ。
そんな感じで煽りながら戦うですよ。
<超過駆動>で機動力を底上げしての空中戦。
小型ブースターの制御はオルトリンデに委ねる。
自力でやるとキツい機動もこれならイケルイケル!
敵の攻撃を確実に回避しながら銃撃でダメージを重ねていく。
マシンガンは牽制を兼ねて大雑把な狙いでばら撒くように。
ライフルは機動力を殺すために翼やブースターに狙う。
一番警戒しないといけないは<断罪の剣>。
まぁ、上手く攻略できればチャンスになる。
銃口からダークネスセイバーを展開して鍛え上げた剣技で受け流す。
そして擦れ違いざまにダークネスウイングで斬り裂く。


一ノ瀬・はづき
「おまたせ~、ボスさんみっけ~」
 ちょっと軽い感じで登場かな、ボクは。

 断罪の剣に対してUC【キャンセレーション・フルブレイク】で対抗するね。
あっちが刀使うんだったらこっちは大剣で。
攻撃は技能の【2回攻撃】【武器受け】を使って戦うね。
防御は【見切り】【第六感】【残像】の技能を使って防ぐね。

基本アドリブおっけーのおまかせ、共闘可能だよー。
ボクも支援するからみんながんばろー!

一寸の虫にも五分の魂ってね!
今は自分を奮起させる為に使う言葉。
相手強そうだけど、尻込みせずに挑めってね。 



●断罪の剣を乗り越えろ!

 ビットが飛び交い、剣による応酬が繰り広げられる中、セラフィム・リッパーに追いすがるキャバリアが一機。露木・鬼燈(竜喰・f01316)が駆るアポイタカラだ。露木は広域通信で直接セラフィム・リッパーのパイロットへと問いかける。

「己の道を見失った騎士など憐れなもの」
「己の道、だと? 愚かな。私は生まれ変わったのだ。天の為に……天の。いや……俺は……人……」

 露木・鬼燈(竜喰・f01316)の憐れみに満ちた言葉にセラフィム・リッパーの中にいるパイロットは一瞬、思考が揺らぐ。それはまだ完全に取り込まれておらず、正気を辛うじて保っている証拠だ。

「ぶちのめして止めてあげるから安心するですよ」
「ぐっ……! 小賢しい!! 貴様らこそ、その運命に終焉をもたらしてくれるわ! 之は世界の定めた選択である!!」

 セラフィム・リッパーは再び殺意をみなぎらせると背負っていた断罪の剣を引き抜くと、剣に神々しいばかりの光が宿る。それは見る物を畏怖させる刃。当たればキャバリアとて易々切り裂くだけの力を持っている。

「世界だの運命だの、決めるのは自分自身だけですよ!!」

 アポイタカラは飛翔する。禍々しき天使を落す為に。
 <超過駆動>で機動力を底上げし、オルトリンデで強引に制御してセラフィム・リッパーの剣を避けながら銃撃で装甲を削っていく。
 当たれば必殺。それ故に当たらないようにマシンガンを雑にばら撒いて牽制し、ライフルで翼やブースターなどを狙っていく。
 しかし、セラフィム・リッパーも伊達に天使を名乗っているわけではない。互いに撃ち落とされない高度で高速戦闘を繰り広げ、マシンガンは最低限の防御で防ぎながらライフルによる狙撃を確実に避けていく。
 そして繰り出すは断罪の剣。機動力はアポイタカラが上だが、小回りはセラフィム・リッパーが上。

「堕ちろ! カトンボ!!」

 断罪の剣がアポイタカラの装甲を斬り――裂くことは無かった。

「おまたせ~、ボスさんみっけ~」

 露木に送れる形で飛び込んできたのは一ノ瀬・はづき(自称忍者・f29113)だ。彼女は無敵斬艦刀の前に飛び込み、大剣で受け止めたのだ。

「キャンセレーション・フルブレイク! 禁じ手の絡め手の奥の手だかんねっ!どうよ!?」

 無敵斬艦刀は触れた物を全て両断する力を持ち、はづきのキャンセレーション・フルブレイクは触れた物を全て両断する。
 互いに絶対切断の力を持った故に、力は拮抗し、一瞬だけセラフィム・リッパーは動きを止めた。

「切り裂くっぽい!!」

 露木ははづきが生みだした絶好の機会を逃さず、銃口からダークネスセイバーを、背からダークネスウィングを展開しセラフィム・リッパーの片翼を切り裂いた。

「おのれっ!! 私の翼を良くも!!」
「続くよ! こいつを取っておきなよ!」

 セラフィム・リッパーが推進器を吹かし、アポイタカラを追おうとするが彼の前に小柄な身体が飛び出てくる。
 それは人の姿をした狼。人狼。
 氷川・権兵衛(生物学者・f20923)もまた、絶好の機会を待ち望み最も効果が出る瞬間を狙い生身で飛び出した。
 その手に持つのはショットガン。狙いはメインカメラ。

 ガァン!!

 高らかな銃撃音が鳴り響く。
 ショットガンは見事にセラフィム・リッパーのメインカメラを片方潰す事に成功した。
 
「がぁぁあっ!! 殺す、殺す殺す殺す!! 貴様らは、処分する!!」
「よっ、はっ!! 危ないなぁもう!!」

 はづきは我武者羅に振り回される無敵斬艦刀を残像と見切り、持ち前の第六感を活かして往なしていく。
 片翼をもがれた天使は怒り狂う。その狂気に満ちた片目に宿るのは、天使か騎士か。決着の時は近い。 

 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

クレア・フォースフェンサー
まずは自身のキャバリアを召喚し、敵と渡り合える姿となろう。

この世界のオブリビオンはあくまであのキャバリア。
キャバリアは倒す。
搭乗者は助ける。
両方やらねばならんのが猟兵のつらいところじゃな。

さて、オブリビオンよ。
自身で暴れるだけならまだしも、誠実なる騎士を歪ませ、自身を操らせるとは非道なことをするものじゃな。
おぬしらに歪められ、貶められたまま死した者達もおるのだろう。
おぬしが痛みを感じるのかは知らぬが、それ相応の報いは受けてもらうぞ。

光珠を展開。
敵の動きを見切って接近。

――騎士殿。
おぬしにも家族がおろう。
まだ、その顔は思い出せるかの?

UCの力を込めた光剣で関節を斬り落とした後に頭部を貫こうぞ。


ティモシー・レンツ(サポート)
基本は『ポンコツ占い師』または『本体を偽るヤドリガミ』です。
カミヤドリも魔法のカードも、「Lv依存の枚数」でしか出ません。(基本的に数え間違えて、実際より少なく宣言します)
戦闘についてはそれなりですが、戦闘以外は若干ポンコツ風味です。(本体はLv組で出せない、UCの枚数宣言や集団戦は数え間違える、UCを使わない占いは言わずもがな)

ヤドリガミの「本体が無事なら再生する」特性を忘れて、なるべく負傷を避けつつ戦います。
オブリビオンに止めを刺すためであれば、猟兵としての責任感が勝り、相討ち覚悟で突撃します。


吾喜内・来世(サポート)
「情けは人の為ならず! 困ったときはお互い様だ!」
女性的な身体に男性的な言動、陰鬱な外見に陽気な性質を持った桜の精です。
善意と正義感に従い、世の不条理や他人の不幸を掃う為に行動します。
心根が素直な為、敵の言葉に迷ってしまうこともありますが、事件解決という目的は忘れずに遂行しようとします。

「祖なる桜が一柱。請いて願いて奉る」
ユーベルコードは状況に応じて使い分け、攻撃と防御はそれ任せです。
本人は援護や救助の役割を主に担当します。装備の薬からその場面で最適なものを選び、自分や味方、敵にすらも服用させます。

アドリブや他者との絡みは大歓迎です。
やりやすいように、自由に動かしてください。


ニーグラート・ジズ(サポート)
長寿のドラゴニアンの少女です。
食べれると判断したものは何でも食いつく性格で、物体でもオブリビオンでも腹が減っていれば食べます。
それ以外は能天気で優しく、甘えん坊な面もあります。

戦闘方法は両手の武器(右腕呑食口,左腕過食顎)を用い拳闘士のように殴ったり引っ掻いて抉ったりする近接スタイルです。敵の攻撃や策略は避けたり防いだりせず、それさえも食べようとします。
仲間の猟兵や非戦闘員からの提案を聞くくらいには理性はあります。



●天使を断罪せよ
「この世界のオブリビオンはあくまであのキャバリア。キャバリアは倒す。搭乗者は助ける。両方やらねばならんのが猟兵のつらいところじゃな」

 自分のサイキックキャバリアに乗りやれやれと小さく首を振るのはクレア・フォースフェンサー(UDCエージェント・f09175)だ。
 片翼を捥がれてなお、動きに全くの衰えを感じさせないのは流石はオブリビオンマシンと言ったところか、
 クレアは滑るように疾走し、光剣を一閃。光の刃は僅かにセラフィム・リッパーの装甲を切り裂き、危機を察したのかセラフィム・リッパーは大きく飛び退いで距離を置くが、追走する様にクレアは後を追う。

「さて、オブリビオンよ。自身で暴れるだけならまだしも、誠実なる騎士を歪ませ、自身を操らせるとは非道ことをするものじゃな」
『歪ませたとは失礼な事をほざく! 我はこの者を正しき道に連れ戻しただけである!!」
「信念を歪ませた癖に何をいうか。おぬしらに歪められ、貶められたまま死した者達もおるのだろう。おぬしが痛みを感じるのかは知らぬが、それ相応の報いは受けてもらうぞ」

 クレアの周囲に無数の光球が展開される。これは周囲の状況の確認、索敵、移動にも使える光の球だ。
 それらを活用し、幾度となく無敵斬艦刀と切り結びながら仲間のサポートもあり徐々に追い込んでいく。
 片翼を、片目を負傷したセラフィム・リッパーを追い詰めるべく駆けつけた猟兵――ティモシー・レンツ(ヤドリガミのポンコツ占い師・f15854)と吾喜内・来世(サクラキメラ・f22572)が合わせたかのようにレンタルしたキャバリアの手を突きだす。来世のキャバリアの手の先には桜の精が手を突きだしていた。
 その手から放たれるはカードと桜の花びら。一見何の変哲もないカードと花弁だが、セラフィム・リッパーはその二つに込められた力を察し、更に飛び退こうとするが片翼を失ったことにより機動力の減少と機体バランスの歪みの所為で避けきれずにカードと花弁の波にセラフィム・リッパーは飲まれる。

「ぐうっ!! おの、れえええええぇぇぇぇぇぇ!!!「

 ガリガリガリとセラフィム・リッパーは装甲を瞬く間に削られ、内部機構にも幾つか致命。的な傷を負う。
 そこにダメ押しと言わんばかりに一匹の赤色の鱗のドラゴンが飛び込む。
 ニーグラート・ジズ(黒龍とハイエルフの娘・f23326)は赫龍『ニーズヘッグ』へと変身し、万物を喰らう人の手形触手でガリガリとセラフィム・リッパーを削る様に喰らっていく。
 
「ああああああああぁぁぁぁぁあああ!!」
『ぐおおおお!! この、邪魔だぁあぁっっ!!!」

 セラフィム・リッパーは両腕でニーグラートを掴み蹴りこんで吹き飛ばす。キャバリアの一撃を受けたニーグラートはドラゴンの姿のまま地面に叩きつけられる。
 だが、一連の猛攻はセラフィム・リッパーに大きなダメージを与えていた。彼らの攻撃は全てが装甲を切断か、もしくは喰らう物。既に残った片翼も半分以上が削られ、全身の至る所からバチバチとスパークを鳴らす。
 
『人類は、消さねばならんのだ! 天の為に、世界の為にっ!』
「騎士殿、そうではなかろう ――騎士殿。おぬしにも家族がおろう。まだ、その顔は思い出せるかの?」

 仲間達のサポートのお蔭で肉薄したクレアの声にセラフィム・リッパーの動きが一瞬止まる。
 思い出すは、厳格な父、優しい母、甘えたがりの妹に反抗気な弟と帰宅すれば直ぐに駆け寄ってくる愛猫たち。

「オブリビオンマシンよ。騎士殿を、返してもらうぞ」

 煌めくは光の剣。光の筋が関節に沿うように走り、セラフィム・リッパーの四肢を切り捨てる。
 四肢に走った線は綺麗な切断面を残すのみ。断ち切ったのでも、焼き切ったのでもない。この現象にあえて名を付けるのであれば消し切ったというべき現象。
 クレアは光剣にオブリビオンを躯の海へと帰す力を宿らせてその部分のみを消し切ったのだ。
 光剣は太陽が如く、希望の光を放ちながら頭部に光剣を付きたてると空間が抉れるように頭部が消し飛び、セラフィム・リッパーはその場で崩れ落ち、徐々に機体が消えていく。
 クレアはキャバリアの手を伸ばし、落ち往く騎士を受け止める。

「これでこの国にも水が戻るじゃろうな」

 騎士を助けられたパイロット達に預けてプラントを再起動させる。
 すると、プラントに取り付けられた配管から綺麗な水が勢いよく噴出し枯れた川に水が戻っていく。

 こうして生命線である水を抑えられたティラミスの危機は猟兵たちの手により救われる事となった。
 新世界クロムキャバリア。プラントを巡る戦いはこれからも繰り広げられるだろう。
 それでも猟兵たちのやることは変わらない。

この世界のオブリビオンはあくまであのキャバリア。
キャバリアは倒す。
搭乗者は助ける。
両方やってのけるが猟兵なのだから。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年10月13日


挿絵イラスト