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クトゥガの心葬

#ダークセイヴァー #異端の神々

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#異端の神々


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●霧々舞い
 太陽が笑った。太陽が嗤った――その信仰は既に『灰塵』と成り、最早再生する事は無い。外殻までもが神格に侵蝕され、轟々に理性を失った漿液だろう。乱雑に創られた炎を喰らうべく『前の思考』を壊して往った――逃れた血肉が縋り付けば膨張し、げたげたと絶望している。星辰(のう)を潰せよ。星辰(のう)を捧げよ。成せば『全』は吹き晒され、闇黒は真っ赤に突き落とされる。奪われ奪い阿鼻叫喚(クトゥガ)の咆哮。其処には混沌の涙が在った――生命は愈々滅んでいく。
 ただ無意味にも枯れていけ。

●グリモアベース
「成程。彼方が氷結ならば此方は灼熱か。面倒事に変わりないが、貴様等の早々たる活躍に期待せねば。単純に記した場合は『ただの暴力』が相応しい。塔の崩壊を望んだ『神』は人に対しての災厄だろう。最下からの破壊は通常止める事など不可能だ」
 ロバート・ブレイズ(冒涜翁・f00135)は薄っぺらい絵本を開いてみせた。タイトルを確認する暇は無く、信仰とは何れ来る『やりすぎ』に違いない。
「先ずは異常気象の原因暴きだ。此れを成さねば地獄も『視えて』来ない。極寒の世界は動く事も困難だろうが、しかし問題は神の声、狂気に触れた異端の音だ。耐えねば何者も戻れない。覚悟を抱いて向かうが好い――暴いて終えば雑魚涌きだ。神に仕える群れを薙ぎ払え。その時々にも声は聞こえるが、同じ方法で処理可能だろうよ。突破したならば異端の神との決戦だ。理性消失の原因を探れば『有利に戦える』筈と食め……宜しく頼む」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 劫火。ただ嗤う、猛る。

 第三章。
 オブリビオンが狂気に陥った所以を紐解けば有利になるかもしれません。

 宜しくお願い致します。
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第1章 冒険 『血霧の不吉』

POW   :    肉体で耐える

SPD   :    迅速に避難をする

WIZ   :    異常の原因を探る

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 空間と記して凍結と読むのならば、邪悪にも性質は真逆だった。深々と降り積もる血色の雪は『ふれた』ものから熱を奪う。その刹那に阿鼻は産(こえ)を上げ、おぞましくも総てを抱擁した――中てられた者は信仰心を埋め込まれ、何れは燃え盛り『炭化』するのだろう――原因など最初から存在しない。そう思えば楽な現だが、神の錯乱を暴かねば成らない――嗚呼。凍える。寒い。そのクセ、酷く炎上していた。
 霧々と舞い上がった想い、突き詰めれば魔性だろう。
カタリナ・エスペランサ
まるで終末気取りの風景だね。ナンセンス極まりない
滅びるべきは吸血鬼、そしてこんな景色を生み出している神紛いの方だろう?

雪のカタチを取っているなら《属性攻撃+オーラ防御》、風を纏い《吹き飛ばし》寄せ付けずに進む事で《環境耐性》としよう
今回効果を発揮するUCは【天下無敵の八方美人】――何も狂った“声”とお喋りしようって訳じゃない。《コミュ力》強者は聞き上手なのさ

相手の姿は見えずとも、こうも自己主張が喧しいなら退屈な話に付き合うのと大本は変わらない
余計な精神干渉は《コミュ力+狂気耐性》で受け流し、話相手の些細な挙動から心情を察するように“声”と世界の異変の在り方から《情報収集》して黒幕へ迫っていくよ



 ナンセンスを説々と積もらせる、終末気取りの深々が在った。極まったとろけ方が『信仰』と告ぐならば、カタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)の視点では怠惰の所業だろう。滅びるべき吸血鬼(ヴァンパイア)と神紛い(フリークス)の面々を溜息交じりで思い混む。こんな景色を描いた連中だ。輪郭だけを倣っても習い事には成らない筈だ――吹き飛ばす。罪重なった『もえる』ものを退けながら前へ前へと歩んでいく。ああ。何もお喋りするとは『いって』ない。天下無敵の八方美人は『聞き手』なのだ。利き腕を伸ばすように耳を傾ける。
 退屈なお話を『真剣』に咀嚼する事は単純な術だ。滑り出し順調に『神』の言辞とやらを聴いてやれ――余計なものを聞き流し重要な『原因』を炙り出せば問題ないのだ。燃やす。燃やせ。遍くを灰燼と化せ。帰すべき『もの』は還るべきだ――最適解は選択された。素晴らしく『わかりやすい』存在だろうか。
 狂気に苛まれていても正気だとしても『破壊』の象徴は変わらない。自己主張の喧しい噓っぱちめ……何者かの讃美(ざつおん)は阿鼻叫喚と無視して続け。

 ――故に雪炎は心酔している。

成功 🔵​🔵​🔴​

黒影・兵庫
どこかの邪教徒の連中が儀式に失敗して狂った邪神が生まれたとか
そんな程度の原因じゃないでしょうか?
そもそも邪神なんて存在自体が狂ってるようなものだし...
(「調査はちゃんとしないと。思い込みは危険よ」と頭の中の教導虫が窘める)
ごめんなさい、せんせー!
(『環境耐性』と『呪詛耐性』に『狂気耐性』も加えた『オーラ防御』壁で身を護りながら『第六感』を駆使して『情報収集』を行う)
そもそもこの血色の雪は何なのか、邪神の血か?別の血か?血でも何でもないのか?
妄想から予想し創造する
なんか邪神の思考に近づいていきそうで嫌です



 飽き飽きするほどに『その類』は貪って翔けた。群れの欠けを正すが如く『何度も』面倒事に首を突っ込んだ。蟻地獄が巣を造る為に『わざわざ』違う手を握ると嗤うのか――儀式失敗が狂った邪神の『召喚』に至った。黒影・兵庫(不惑の尖兵・f17150)の結論は【こんなにも】よくある頁(もの)――されど脳内(す)いついた教導虫(せんせー)は語る。「調査はちゃんとしないと」存在自体が『イカレタ』ものに釘付けに成るのは最悪への一歩だ。思い込みは危険だと包み込むように窘める――ごめんなさい。素直に反省して見上げれば『雪炎』の白。いいや。朱色の雪だろうか。
 そもそも『冷えるように燃える』此れは『何』が源なのか。邪神の血液。別種の体液。液でもない『なにか』――そう。たとえば人間が積み上げた『おもい』こみ。つまりは信仰と称される盲目――妄想・予想・創造。ああ。思考が邪悪に染まっていく。嫌(ダラキュ)……誰かさんならそう呟く……な気分で紐解いて。
 防壁ががらりと崩れても今ならば『問題ない』心地に陥った。

 ――同調するな。拒むのだ。
 耐性とは慣れの意図ではない。

成功 🔵​🔵​🔴​

ファスト・ネロ
この異常事態から導き出された計算は…逃げるべきだ!
なんて現実味のない空間であろう、一先ず本能に従い悪路の中いまいちグリップしないタイヤを【騎乗】により繊細にコントロールする。心配はない私は宇宙一速いライダーだ



 乱れるように凍えた世界は『何者』かの手で灰燼と見做される。不安定な天地をさまよう過去(オブリビオン)は如何にして狂い、言の葉を蔓延させる術を習得したのか。神の名に憑かれた咆哮は妙なほどに『静か』で、無気味さを拭う方法は太陽――ない光――の虚に落としたのだ。ファスト・ネロ(スーパーブレーキング・f29625)は宇宙空間を駆けるが如く、自動二輪を吹かせていく。往く所以を思惟する余裕も在らず、ただ一切を置き去りに走るのだ。迸る邪悪を身に受けて惑わず『異常事態』から離れて進む。ああ。なんて現実味のない空間であろう。仮面の内側まで冷えるようだ。逃げろ。あの囁きに耳を傾けてはならない――受信すべき毒々しさは『これ』と言えない。
 本能に従え。灰色の心を荒らさぬ為に揺らせ。如何なる悪路でも繊細に『導け』ば転倒を起こす一点もない。炭化したものを避けながら心配ないと呟けば好い。
 私は宇宙一早いライダーだ――血色の霧が彼方の如く。

 信仰心を抱かずとも『芯』が硬ければ強い者だ。
 紐解いて往った時、思った以上に簡単で在った。

成功 🔵​🔵​🔴​

七瀬・夏希
赤い雪、ね。
凍える炎だったなら、火の邪神の落とし子だろうと想定できたんだけど。
いえ、何も分からないからこそ、私達が赴かねばならないってことかしら。

私の手には、貸し与えられた神器たる剣がある。
目的地までの寒さは、この神器をもって天候に介入することで少しは緩和できるかしらね。
問題は、その目的地が不明ということけど……まずは、“声”が聞こえる方向に向かうとするわ。
それしか選択肢がないとも言えるけど、仕方がないわね。

それにしても、神の錯乱を暴けとは、随分なミッションね。
正気の神と狂気の神、果たしてどちらが人にとって優しいのかしら。

いえ、神が人を気に掛けているだなんて思うこと自体、甘い考えね。



 脳内に蛆が涌いたとして、蠢きが極光を放出すれば『特定』は楽々だったのだ。赤一色の霧と積み重なる魔性(ゆき)。垂れ下がった狂気が囁きを孕めば『常』たる生命は謳うと共に陥るだろう。ああ。凍える炎ならば良かったのだ。いや。よくは『ない』が想定出来た『貌』は塗り潰されている――七瀬・夏希(UDC特殊部隊員・f29827)は『だからこそ』と付け加え、猟兵の仕事だと改めて呑み込んだ。掲げた神器の解放感が『周囲』の熱を変えていく。少々の緩和でも嬉しいものだ……持つべき精神は強固たれ。選択肢はただの一個だと『誰もが』理解している。
 声。声だ。異端が吐いている『言葉』の位置、其処へと足を向けて往けば好い。いかれた神様の咆哮を辿り原因不明を弄るのだ。ああ。錯乱を暴く仕事(ミッション)とは随分なもの――流れている意味は『純粋なエネルギー』だろうか。つまり『破壊』。これが正気か狂気かなど本来『何でも』解せない事だ。
 果たしてどちらが人にとって優しいのか――疑問? 貴様は最初から咀嚼していた筈だ。人が蟻を如何に思うと謂うのだ。神が人を如何に想うと嗤うのだ。そう『考える』事そのものが甘い……邪聖を問うても応えはない。

 ――塵芥。灰燼。ただ、超越在るのみ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ナギ・ヌドゥー
血色の雪……とても綺麗だ
本物の血だったらずっと浴びていたいんですがねぇ
【オーラ防御】の結界を展開し冷気を遮断【結界術】
異常気象の原因は神が狂ったせいなのかな?
ならばこの狂気の声を辿って行けばその神に出会えるのでは?
狂った声が大きくなる方向へ探索します
聴けば聴くほど脳が痒くなる……!
アイテム『魔導穿頭飾』を頭に突き刺し脳に魔力を注入
【第六感】による【読心術】で神の真意を感じ取ろう
灼熱の神でありながら極寒という倒錯
この狂気と一体になれば地獄とやらが視えてくるんだろうか



 贋作はつまらなくも無味無臭で在った。血色の雪を『綺麗』と想うのは人次第だが、しかし浴びるには『ねばり』が足りない。溺死するならば血の池奈落だ。こんなにも雑な『熱量』は知れず、ずり落ちた感覚からは脱せない。気(オーラ)を巡らせて冷気……此処は『雪炎』とでも記すべきか……を外部に逸らす。異常気象の原因を暴く事は容易いだろう。つまり神様は狂気に侵されて、悦ばしさの虜と陥ったのだ。もしくは最初から『囚われていた』かもしれない――ナギ・ヌドゥー(殺戮遊戯・f21507)は『辿る』事を真先に思い付いた。憑かれた人肉じみて漂い続けるよりも『彼方』との接触を優先すれば好い。嗚呼……聞こえる。聴いてしまう。この快楽は知っているのだ。脳が痒くなる……! 爪が内側に喰い込まないなど、神は酷く勿体ない事をした。
 ずぶり・ずぶり――頭蓋は何時も以上に柔らかい。突き刺さった装飾が灰色の脳(ほのお)を弄んでいく。注入された魔力が『神』の真意(プロヴィデンス)を紐解いて穿る――灼熱の神でありながら極寒という倒錯――一体化すれば『地獄』が視えるのだ。得難い狂気の正体や如何に……成程。

 厭わないものは壊して好い。

成功 🔵​🔵​🔴​

久瀬・了介
オブリビオンの降らせる雪を見上げて再認識する。なる程、この世界は敵色だ。
抗わなければならない。体内に埋め込まれた第二の心臓、呪珠を鼓動させる。怨敵への【呪詛】を物理的、呪的な力に換え【オーラ防御】【狂気耐性】の防御膜として身を守る。
さて、どういう現象だ、これは。理屈ではなく、感性で世界を眺める。
……暖かいものに触れれば自身も温もる。冷たくされれば自身も凍える。人とはそういうものだ。
だが、世界は本来違う。熱を奪えば相手は凍り自身は燃える。保存則。当たり前の話だ。十を借りて十一を返す人間がおかしい。
正気に返って狂ったか?まぁいい。好きにしろ。俺はただ、貴様らを呪い封じ滅ぼすだけだ。



 再認識した――クトゥガは貌を潰されている。

 当たり前の話に首を突っ込んで何が悪いのか。お人好しとお人好しを重ねて連ねて、何から何まで邪悪性だ。生まれた瞬間『それ』が何方かを問うて魅せれば、水掛け論『葬』にも程度が要る――成程。見上げた血色は霧か雪か。舞い降りた『もの』は世界を染めて、異常気象を信仰している。この異端は『敵色』だ。どくん・どくんと蠢いた『肢』が鮮やかさに塗れ、第二の心臓(まじない)が送り込まれる。鼓動(どくん)――毒々しさを精神面から吐き出して物理(うみ)、膜として浸けたならば身を糺す。浚て果て『此れ』はどういう現象だ。理屈ではなく感性で『阿鼻叫喚』を観察し、ふれる心(め)は鋭く――暖かいものに触れれば自身も温もる。冷たくされれば自身も凍える。「人とはそういう生(もの)だ」十を借りて十一を返す。
 つまり『世界』は保存則に照らされている。熱を奪われた物は凍え、その肉(み)は死(れいき)に落ちていく。神様も正気に返って狂ったのか。確かに『人間の思い込み』は薬物で在り毒物だろう。何方も塵芥と同だろうが……まぁいい。

 好きにしろ。

 俺はただ、貴様らを呪い封じ滅ぼすだけだ。
 ――其処を『動くな』と霊(憑)いてやれ。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『神の祝福を受けしモノ共』

POW   :    肉侵転移
【祈り念じると、分裂して増殖した自身】と共に、同じ世界にいる任意の味方の元に出現(テレポート)する。
SPD   :    喰らい受け継ぐ信仰
戦闘中に食べた【仲間の死骸】の量と質に応じて【肉体と信仰心が強化再生】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
WIZ   :    哀れなる者を神に捧げよ
【殺意の凝視】【触手の群れ】【神に捧げる讃美歌】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 祈れ――灰燼と見做されるだけの『にく』ならば、神の為に捧げた方が悦ばしい。ヒトと呼ばれる『思考箱(パンドラ)』が冒され、解放された時【オブリビオン】は涌き出すだろう。植物を想わせる『肉肢』が生え、無数に開かれた眼球は心の証――殺意(はかい)に溺れた存在は讃美を騒(な)らし、深淵(クトゥガ)へと吼え蠕言(せんげん)した。神にモノを捧げよ。神のモノを届けよ。神へと身を投げよ。

 ――星辰(のう)は潰す為に在る。
黒影・兵庫
植物...!?人が寄生されています!
(「そうね。悍ましいわね」と頭の中の教導虫が無感情な声色で答える)
...せんせーは寄生ではなく共生ですから当てはまらないですね
(「...ありがとう」)
繋がっている部分を中心に切り離してしまいましょう!
(UC【蟷螂の鋸】を発動し召喚した蟷螂たちが回転鋸を投擲すると『念動力』で回転鋸を操作し何度も何度も敵を切り刻む)
寄生されていた人間も俺と同じで幸せだったのかな...



 植物――最初の『印象』は緑色で在った。延焼に易く伸縮する信仰があふれ、木乃伊じみた『ふれあい』が行われている。幾度も重ねられた言辞が『にく』を育み、狂える精神を苗床と見做していく。人が寄生されたのか。普遍性が寄生しているのか。判断するには『想像』する他に有りえない――その悍ましさを無感情(こえ)で表しながら、教導虫(せんせー)は脳内で囁いた。数秒間の静寂……猟兵の思惟が『おもさ』に気付いた。「せんせーは寄生ではなく共生ですから当てはまらないですね」――優しさと謂うよりは心の底からの『おもい』だ。埋め込まれたいとおしさは死に絶えない。

 ――ありがとう。

 幸福たるタンパクが活性化すれば『自ずと道』が視えてくる。連結した根を切り離せば好い。養分(しんこう)を啜らねば化け物は枯れる筈だ――伐採兵(蟷螂)貌晒して腕(ノコギリ)を構え、増幅する深層を理解する。投げられた刃が『しん』を絶てば『受け継ぐ』事も不可能だろう。切断面はグロテスクでも真正らしい。
 寄生された人間も『幸せ』だったのか。問う為の漿液は蒸発している。

 ――刈り取られた球体のうるおい。

成功 🔵​🔵​🔴​

カタリナ・エスペランサ
ヒトであれば生きるべきだった、救われるべきだった
けれど――ええ。下等な神紛いを奉じる蒙昧と成り果てたなら、救い方も相応に変えざるを得ないでしょう

敵の動きは《第六感+戦闘知識》で《見切り》先読みして《ダンス+空中戦》を展開
ダガーに《ハッキング+属性攻撃》の劫火を纏わせ《早業+怪力》で斬り裂いていく
敵UCの発動には《先制攻撃+高速詠唱》で先んじ【喰魂神域】起動、敵もその死骸も纏めて分解し喰らうわ
神に捧げたいのでしょう? 狂った祈り、信仰でも私が正しく使ってあげる

見境が無いのはオブリビオンの悪い癖ね
壊すべきもの、未だ生きるべきもの。その区別もつかないようでは、どんなお題目を掲げようと無様でしかないわ



 生在るものは聖でなくとも、人と『有る』ならば救われるべきだった。大罪をたれて歩んでも『ひと』は縋る権利を抱いている。されど『現状』は如何だろうか。下等な神紛いを奉じる蒙昧と成り果てたなら【相応】に変えざるを得ない――明快な話だが腹立たしい骸堕ちで、安寧と称えられた焔と跪いている。先程の死体(せつだんめん)を貪り食いつつ『異端の奴』はないていた。信仰は身を捧げる事に因って完成する。神意は身を投げる事に因って成立する。破壊は身を焦がす事に依って望葬する。
 蠕動した肉が天へと昇れど『魔神』の器には届かない。読み易い『伸縮』を避けながらオマエは正しさを唱えていく――神に捧げたいのでしょう? 狂気でも凶嬉でも『使って』あげる――増幅する寸前、その領域(テリトリー)に迷い込んだ。新たなる歓喜を此処に知り、虚々たる魂も胃袋へと落ちる。
 分解された死生観(きさまら)が存在する『必要』を亡くして逝く。見境の無いのが『オブリビオン』の悪い癖だ。クトゥガと説くよりもイォマグヌットが相応か――壊すべきもの、未だ生きるべきもの。違いの解せない紛いばかり。

 どんなお題目を掲げようと無様でしかないわ。
 ――喪々に海へと骨(はい)を撒け。

成功 🔵​🔵​🔴​

久瀬・了介
こういう敵は分かりやすくていい。殺す。全て殺す。
【雷人】を使い加速。戦場を縦横無尽に高速で移動する。瞬間移動能力相手には常に位置を変え続け、死角を取られない様にする事だ。
移動しつつ、広範囲に電撃を放つ。纏めて麻痺させ動きを止める。
怨敵への怒りをヴォルテックエンジンに込め高圧電流を発電。アンプリファイアで更に電圧を【限界突破】の域まで高める。
本来微弱なユーベルコードの電撃を、肉を焼き払う雷の【属性攻撃】に高め【範囲攻撃】。
とどめだ。ハンドキャノンに弾帯をぶち込みフルオート射撃。奴等への【呪詛】を込めた弾丸の嵐で、焼き焦げた肉を欠片に吹き散らす。



 人か怪物か。問答を成している余裕が在るならば、手っ取り早く『正す』方法が内。こういう敵は『わかりやすく』ていい。蠕動する連中は『死んでいる』。未だしがみ付くように成長するのは忘却(オブリビオン)だ。殺す。全て殺す。今直ぐに殺す――瞬間移動(テレポート)も精神感応(テレパシー)も『一塊』に集うならば都合が好い。暗色否とひかり駆け、翔けた目の前には『単眼』のにく。位置を変えろ。触肢に絡まる事なく弄べば独戦(どくせん)の最短だ……放出した電撃がうねりを減じて異く。
 限界突破――オマエの怒りが心臓(エンジン)を強動させ、高圧の黒を纏って前へ。首に巻いた増幅器(マフラー)が揺らぎ、最高『禍』力へと引き上げる。負の感情が微々を高め『奴等の臓腑』まで焼き払う――むらがった蔦は慾々燃える。
 滅ぼすべき貌への容赦は要らない。その人だった『もの』諸共屠り去れば解決だ。弾帯をブチ込んで『標準』は彼方。轟々(フルオート)ッ! 呪いを籠めた嵐が起こり『信仰心』を鏖(みなごろ)せ――サイコロの形も残らない。

 吹き散らせ、伐来(ハツライ)。

成功 🔵​🔵​🔴​

ナギ・ヌドゥー
この姿が神の祝福……信仰の肉塊か
儚き人間の心を弄ぶ賤しき神め
この肉塊が神聖なるモノだと言うなら魔の力にて真の祝福を与えるまでだ!
内なる武器『冥き殺戮衝動の波動』の結界展開【結界術】
【殺気・呪詛】の暗黒オーラで【捕縛】し蝕んでやろう【継続ダメージ】
動きを鈍らせた所でUC発動
毒を塗った刃の連撃を刻み続ける【切り込み・毒使い】
神聖バラ肉料理・呪詛毒味付けの出来上がりだ
さぁコレを喰らうがいい……それが救済だと信じるならなぁ
悶えのたうつ法悦で腐り果てろ



 純異にも膨れ上がった信仰心が、深層へと『ふれ方』を伝授していく。祝福された人間の群れは干乾び、絡め取る肉塊の歓喜を漱いで謂った――喰らい。受け継ぎ。積み上げろ。その塔を壊す神を手招くのだ――儚い心を弄ぶ賤しき神め。この爛れが神聖だと謂うのか。この巨大な、濁りに穢れた『眼球』が神聖なる『入り口』と謂うのか。真なる祝福を与えるまでだ……死骸が死骸を捕食するとは、もしや飢餓の道にでも堕ちたのかい……波動。内から溢れ出る『呪い』が厭わない者を殺戮せよと囁いた。うねる衝動が『口』を捕縛し、ただの物言わぬ【物質】へと引き摺り下ろす。
 侵蝕おぞましくないた不定形が、腹を空かせて暴(バタ)衝いた。抗えば抗うほどに這入り込む『音無き言辞』が蠕動を鈍らせて睨めツける――闇(あん)単なる殺意を沸騰させて『黒く濁った』オマエは彼等を否定出来るのか……鋸じみた『九つ』が病毒滴らせて連々と閃く――神聖バラ肉料理・呪詛毒味付け――血霧の器は小さかった。喰らうがいい。舐るがいい。それが救済だと信じるならなぁ。

 ――盲目にもモノは狂喜した。

 腐り果てろ――悶え、のたうつ法悦。

大成功 🔵​🔵​🔵​

波桜宮・郁(サポート)
※アドリブ連携ok

『絶対に諦めない‥私は生きるんだ!』

人間
戦巫女×ミュータントヒーロー
28歳/女

普段「心の仮面(私、あなた、~さん、だ、だな、だよな?)」

UCは指定した物をどれでも使用。
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。

他の猟兵に迷惑をかける行為はせず、例え依頼の成功の為でも公序良俗に反する行動はしません。
 
神職の資格持ち。
質の良い強い霊力を持つせいで神や妖など変った存在に様々な理由で幼い頃から神隠しなどの霊的事件等によく巻き込まれる苦労人。

いつも十代後半(特に高校生)に間違われる童顔。
 

〈怪我などの描写ok//お色気描写NG〉



 桜の枝に灰を撒き散らしても花は咲かず、ただ哀れにも死は吹き攫われていく。信仰と称される埋葬地に『こころ』が迷い込めば、罵声も響かずに彼等彼女等は『苗床』として証明されるだろう。血色の眩みが波桜宮・郁(波打つ残花・f16520)を苛んだ時、異端の声(ことば)が悉くを無碍に嘲った――剥がす事の出来ない仮面が『木乃伊』に憑いて讃美歌(アザトート)と盲目している。それは諦めの魔笛で有り誘惑。ああ。負の感情だけが膨れにふれて、破裂寸前の邪性をすくっている……嫌な予感(勘)は確かなものだった。無数の視線から身を逸らす――狂気に背いた罰は孤独だろうか。
 群がる触手(うねり)が焦茶色を嘗めるように腐敗した。においがシミ吐く前に『構え』ろ。穏やかな神にも怒りは存在する――依り代のオマエに選択肢はない――刀身の美しさを眼球に薙(さ)す。衝撃放たれると同時、歪な音は拒絶を知った。
 炎雪(クトゥガ)の咆哮も『聴こえない』し『聞きたくない』。原因を訊いても応えないならば普段通りだ。「私は生きる」

 ――誰の思いを背負っているのか。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『紅竜の異端神ベルザード』

POW   :    炎滅の吐息
【自らすら焼き尽くさんとする爆炎の身体】に変形し、自身の【命が討たれた時に大爆発が起こる事】を代償に、自身の【放つ炎熱のドラゴンブレスの火力と範囲】を強化する。
SPD   :    熱砂を喚ぶもの
全身を【周辺を非現実的な速度で砂漠化させる熱波】で覆い、自身の【発する熱量】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
WIZ   :    火は炎に、炎は焱に、焱は燚に
レベル×1個の【可燃物が無くとも周辺に延焼し続ける魔】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はガルディエ・ワールレイドです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 異端神(クトゥガ)――竜(クトゥガ)は咆哮した。
 轟々と逆巻く炎熱が血色を蒸発させ、其処に『破壊』を齎していく。
 火は炎に、炎は焱に、焱は燚に――全て。総て。灰燼に。
 灰すらも残さず紅は狂気(わら)う。
 遍くは早々に葬送されるべきで、此処が阿鼻叫喚の門なのだ。
 星辰(のう)。星辰(のう)。星辰(のう)。
 自然現象の具現が貌を魅せ、愈々『領域』は侵蝕した。

 ――知性は無い。死んでいる。
カタリナ・エスペランサ
所詮はオブリビオン、神の紛いの成れの果て。案の定無様な残骸だけれど…ええ、認めましょう。全てを葬ると宣う炎、破壊の具現。狂い死に果てようと、その熱だけは“悪くない”
―故に忌々しい。喰らい尽くすとしましょうか

《先制攻撃+高速詠唱+早業》で【暁と共に歌う者】発動
焔の身体を持つ不死鳥、それを統べる私なら灼熱の余波を受けようと喉が涸れる事も無い
《精神攻撃+催眠術+ハッキング》の歌声で狂気を縛り、敵の身を覆う熱波を不死鳥と奪い喰らって《属性攻撃+ハッキング+生命力吸収+盗み攻撃》。敵の強化・加速阻害と自己強化を両立させながら存在を削る

敵の攻撃は《見切り》《属性攻撃+オーラ防御》の組み合わせで捌きましょう



 所詮は過去(オブリビオン)だとオマエ或いはオマエ等は『呟いた』のか。成れ果ての最上位は『坐』の意味を忘却し、無価値だと世の中を視痴れて在る。案の定の無様な残骸だ。自堕落にも狂気に呑まれ、溺れ、回廊を失ったものに何を訊ねれば好い。擽ったい鼻息が肌を熱し、ふつふつと潰れたデキモノは汚いのか――ええ、認めましょう。心葬に全きを奪われた異端。破壊そのもの、具現。狂いふれようとも『その熱』だけは――悪くない。飽き空きした現実に太陽が昇れば美しいだろう。故に忌々しいのだ。喰らい尽くすべくオマエは鋭(め)を向ける。旱魃晒されれば血肉はどうだ。
 不死鳥は鳴かずに『砂塵(はい)』起きる。非現実の灼熱(エネルギー)を浴びながらも『翼』が焼ける事は無い。祝福を受けた何者かは羽搏き、ばたつく喚(こえ)を聴いていく――奪い合いだ。その歌声は咆哮を阻害し、狂気を脳『離』する筈だ。
 幾つの権能を振り翳したのだ。場は超越性の『暴力』を喰らい、おかしな天昂(天候)へと可視て往った――幻惑は誰が為に劫火(轟歌)した。

 ――紛い物には口枷が相応しい。
 鱗の如く削って思眩(しま)え。
 火を重ねても非は拭えない。

成功 🔵​🔵​🔴​

黒影・兵庫
(「なるほど、確かにただの暴力ね。自分すら破壊している」と頭の中の教導虫が呟く)
熱っ!せんせー!じゃあ自爆するまで待った方が得策でしょうか!?
(「いや、その前に世界が灰になる。早急に鎮火させるわよ」)
わかりました!
(『火炎耐性』の『オーラ防御』壁で身を護りながら『衝撃波』で火を吹き飛ばす)
灰どころか炎さえ俺たちにとっては餌に過ぎません!
(UC【異能喰らう異物】を発動し黒影の中から天牛が湧き出ると周囲の炎を食べ始める)
さぁ対UC兵の皆さん!破壊しつくされる前に喰らい尽してしまいましょう!



 なるほど――脳内蠢動、如何かしても信仰は暴力だった。自他も関係なく破壊していく『熱量(エネルギー)』が神としての竜(クトゥガ)を災厄に引き上げる。砂塵も何れは枯れ吹き去り、邪悪も純粋も無く『霧』も亡くなる。囁き声を察したのか『異端』は重なり、ただの四つまじわりが謳っている――自爆するまで待つ方が得策だろうか。質疑応答の暇はないが、此れだけは確かな『破滅』だろう。その前に世界が灰になる。早急に鎮火させるわよ――教導虫(せんせー)の言葉を心臓に蓄える。良い返事だ。壁(オーラ)越しの魔炎が活性化していく。遠方でも地獄のような汗まみれ……灰どころか炎も彼等には『餌』と見做される。木の皮でも人の骨でも神の心でも構わない。異物(カミキリムシ)の輪郭が内へ中へ奥へと這入り拠った。
 延々と永遠の違いを教えて魅せろ。貪り始めた天牛(むれ)が騒がしく、竜の鱗を食んでみる。みえた肉の一部は阿鼻叫喚で、それでも蟲々は人間道を侵して進む――破壊し衝くされる前に喰らい尽くしてしまいましょう。
 スクイに縋る事も出来なかった、植物の詩を思い出せ。

 食物連鎖に逆転はない。只管に反芻せよ、トモグイ天国。

成功 🔵​🔵​🔴​

久瀬・了介
【天変地異】。「風」属性の「竜巻」。奴を中心に渦巻く上昇気流を生み出す。
奴の炎を上空まで吹き飛ばす。貴様らの生み出す何もかも、一欠けらたりとてこの地上に置いてなるか。オブリビオンへの【呪詛】を高め、ユーベルコードの【リミッターを解除】。自然現象の【限界を突破】し、熱も炎も灰燼も、纏めて全て成層圏のかなた、宇宙の深淵へと追放する。
炎の火力を上げる程、上昇気流の勢いも増していく。その壊れた知性ではこの算数は分かるまい。分かったとしても破壊の手を止めるなど思いも出来ないだろう。全てを破壊する狂気は、まず自分自身を破壊する。今のお前は残骸だ。
極限まで威力を増した竜巻で、奴の身を切り裂き圧し潰す。



 幾数の『火』に魅了されても、果てる事を知らない死肉とは混ざれない。第二の心臓(ネクロオーブ)の深芯から底の無い『怨み』が涌き上がった。周囲を理解するが為にあふれた黒(おもい)が邪も純もなく【破壊】の所業を睨み付けた――呪いを籠めて『息』を漏らせば天と地が嘲笑う。生み出すものも滅ぼすものも、物々しく現れた『過去』に容赦は要らない。悉くを殺さなければ地獄は糺せないのだ――濁流じみて巻き起こった憤慨が、暴走する自然を模していく。吹き飛ばすべき『炎』を聴き『怨』を魅せろ――限度は無くなり『超自然』へと達した現象、熱量を減ずれば追放か。
 追放――元に戻すと記した方が『神(竜)』に相応だろうか。宇宙と称される深淵は牢獄で、クトゥガの絶叫は『知性』を再構築させたが故か――気の所為だ。盲目な異端に『星辰(のう)』はない。轟々荒ぶる重なりに『上昇気流』は冷笑していく。
 理解しても『破壊を辞めない』愚かな忘却(オブリビオン)だ。全てを灰燼と成す狂気は自分自身にも降り注ぐ。嗚呼。今のお前は残骸だ。

 ――綺麗な屍(さつい)が何を吼える。

 斬り刻め――衝動極まって成層圏の彼方。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミルケン・ピーチ(サポート)
『ミルケンピーチ、参上!』

常識的だけどやられ属性の17歳の桃姫、無邪気で元気な6歳のぺしぇ、体育会系褐色ギャルのアカリの三人のボディの内依頼に合わせた誰かで出撃
口調は
『桃姫:私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?』
『ぺしぇ:自分の名前、くん、ちゃん、だよ』
『アカリ:あたし、相手の名前+ちゃん、~っす、~っすよ、~っすね、~っすか?』
マスクのミルケンはほぼ喋りません

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません

公序良俗に反する行動はそういう依頼でない限りしません
後はお任せ、よろしくお願いします!



 仮面(マスク)越しに世界を覗き込めば、果たして災厄は『如何に』映るのか。茫々と広がる灰燼が泣き叫び、嘲笑う痴れ物(オブリビオン)は猛る他に知らない。其処に参上した桃(ピンク)色の魔法少女は『やられ』る前に『成さねば』絶えると察していた――此度のミルケン・ピーチ(魔法少女ミルケンピーチ・f15261)はお姫様で、その色気を発揮する事は赦されない。ああ。畏れる事も恐れる事も『危険信号』だと星辰(のうみそ)が乱れている――真っ白に陥りたい現故に、その口内へと突っ込んだ。
 ミルクシャワーと記せば可愛らしいものだが、魅惑の元々は記憶処理だ。オマエの脳漿(こころ)をぶち撒けて終えば『しわくちゃ』に残るのは何だろう。頭の中でぐずぐず響く『独り言』とやらに集中しろ――正義。根底を沸かせれば怯む要素は去く。
 突撃だ――天を埋め尽くす炎(ブレス)が放たれる前にぶちかませば良い。前からでも後ろからでも構わない、いとおしい肉感を叩き込め!
 衝撃(インパクト)――竜(クトゥガ)の顎を退かせ。

成功 🔵​🔵​🔴​

カタリナ・エスペランサ
よくもまぁ紅々と燃えるものね。
そろそろ此方も頃合い、いい加減幕を下ろすとしましょうか!

発動するUCは【天災輪舞】、屠神の蒼雷と併せ《属性攻撃+オーラ防御》の要領で劫火を纏い迎え火代わりにして《火炎耐性+環境耐性》に。

私自身もUCで更に加速する事で先の先を保ち敵の動きは《第六感+戦闘知識》で《見切り》先読み、トップスピードに乗せさせない事を意識して《空中戦》で相手になりましょう

《早業+怪力》は見切りと合わせ敵の直接攻撃を受け流す防御に活用。
蒼雷帯びた羽弾の《属性攻撃+貫通攻撃+マヒ攻撃+継続ダメージ+弾幕》で力を削り、最後は装備[第六神権]の破壊の権能に蒼雷を重ねた《全力魔法》で打ち砕く!



 眩々(くらくら)と揺らいでいるのは器(ずがい)でも星辰(でも)なく、失くした正気を拾う事なく大笑いする『炎』だろう。よくもまぁ紅々と燃える塵(かみ)ね。霧も雪も命も知らず『顎』の暴力性は荒くれを増して往く――そろそろ此方も頃合いだ。八寒地獄も阿鼻地獄も『幕を下ろす』と宣言して魅せろ。熱波(ブレス)――その破壊を受け止めたのは天災(エネルギー)に違いなく、ただ劫火が神化を迎えている。屠り神の名称を忘れた『紛い物』に贈り物だ。黄泉を喰らうのは貴様の側(ほう)だ。燃えた血肉は痛みも熱さも『にせもの』には堪えない。
 つまり応えは『哄笑』だ。神殺しの蒼色が奔り、先の先へと『金』がはぜる。盲目ののうなど『読む』に容易く、狂いの生じた鱗に脅威はない――驚異的なオマエの『視線(するどさ)』が空へ宙へと達して謳(い)う。

 最高の舞台は用意された。
 輪舞(ロンド)ンが如く落としてやれ。

 爪も尻尾も力で逸らせ。背いた罰を報せて『握り締めろ』六番目――身に宿った神権(埒外)を奮い『破壊を破壊』して終え。全身全霊の蒼撃(カミナリ)だ。ああ――心葬は出来ないが燼葬は成せる。舞えよ羽々、魔神の劫説。

成功 🔵​🔵​🔴​

ナギ・ヌドゥー
奴は既に満身創痍
にも関わらず狂気の炎は勢いを増すばかり……もはや自爆覚悟か?
神が狂い死ぬ時、炎獄が創出される……いいだろう、面白い!
その天変地異が如き神話に最後まで付き合ってやるさ

狂気に飲み込まれ理性を失った哀れな神め
もうコイツは衝動のままブレスを吐きかける単純な攻撃しか出来ない筈
それをUC「無驍反衝」で反射し誘爆を狙う
大爆発時もUCを維持し続け耐える
如何なる衝撃をも反射するユーベルコードだがこれ程のエネルギーを受けるのは初めてだ
はたして耐えきれるかどうか……
だがそれでもオレは味わいたい
狂神が最後に創世する地獄を



 幾度の埒外を抱擁(受けた)鱗の内、骨の髄までが神炎(クトゥガ)へと到達する。満身創痍だと思われる血肉が絶叫し、その深淵たる魂すらも破滅へと変換されて往く。勢いを増す狂気・破壊衝動が真価を発揮した時、最早弱体の二文字は存在出来ないだろう。獄々が極まって噴出し『心葬』を晴れやかに行った――いいだろう――面白い。その天変地異(ミュトス)に最後まで、最期まで『付き合って』やるさ。理性と称される獣の数字は二度と『心臓』に這入らない――星辰が揃わずとも容赦なく訪れた。
 覚醒した貴様(ヤマンソ)が哀れにも花咲かせた瞬間、カミナリの蒼を吹き散らした。呑み込まれたと同時に現れた火球(ブレス)は世界を半壊させる威力とも――それが『好い』のだ。単調だが異常な脳味噌に『信仰』と呼ばれた泥を塗れ……滅。
 彼にとって『それ』は吐息に過ぎなかったのだ。向けられた膨大(エネルギー)を猟兵(ひとがた)は凝視する。逃れる事は不可能だ。逃れる必要が何処に有る――味わいたい。浴び尽くしたい。オレは『ここ』だ。

 創世――地獄(ヒカリ)あれ。

 神が吐けば光(ジゴク)は成せた。
 ――半々の反射も難く、墓場には『奈落』が出来上がった。

 刹那の祝福に歓喜せよ――底無しに取り残されたオマエ。
 紅竜の異端神ベルザード、心(ここ)に枯れる。

苦戦 🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年10月01日


挿絵イラスト