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悪人成敗!

#サムライエンパイア

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#サムライエンパイア


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●色事
 それは、しんしんと雪が降る寒い夜の事でした。
 友人宅で、『いいから、いいから、ひさびさに会ったんだしな?』と言われて、少しだけと言って酒を飲んでいたのだが、酔ってうとうととしていまいましてね。
 ハッと目が覚めたら友人は居らず、別の部屋に居るのかと思って探したのですが、全く見付かりませんでした。
 草履は置きっぱなし、縁側の天戸が開いてた位でねぇ。
 雪女の仕業かもしれない、そう思い男は寺に駆け込もうとしたのですがーー
 パンッと、扇子を畳むと食堂で話す男は、大袈裟にポーズを取る。
「はいはい、住職がとても美しい女に拐われて、消えたのに町の人達は何も知らないって話だろう? 何回話せば済むんだい?」
 熱々の徳利を傾け、お猪口にトクトクと温かい酒を注いだ。
「本当の話なんだよ!」
 話をしていた男は声を上げるも、親友でさて呆れた表情で耳を貸してはくれなかった。
「もういい! 俺一人で真相をさぐってやら!」
 と、言ってお酒代を置いて、雪が降る外へと駆け出した。

●グモリアベース
「皆、集まってくれてありがとう。サムライエンパイアで、オブリビオンによる人拐いが起きているそうだ」
 神山・楼炎(蒼銀の堕人狼・f01748)が静かに言った。
「どうやら、雪が降る夜に起きるらしいのだが、どうして浚うのか? どんな人物が? とか、細かい事は分かっていない。ただ、問題なのは町の人々はどうやら飼われているらしい」
 楼炎は一呼吸置いて、説明を進める。
「飼われているというより、実際は口止めとして袖の下に山吹色のアレを渡す、という感じだ。聞き出すのは大変だろうが、これ以上町の人が消えるのは見過ごせない」
 そう、最悪な事に拐われた人が死んでしまったり、他国へ売られたり、オブリビオンの配下にされているかもしれないからだ。
「吉報を待っている。どうか、この事件を解決してくれ」
 そう言って楼炎は猟兵を見送った。


龍真 神
 こんにちは、『りゅうまじん』と読まれる龍真 神です。
 1章、冒険『恋獄』
 2章、集団戦『妖狐忍』
 3章、ボス戦『悪徳商人』
 以上の内容となっております。
 皆さんのプレイングを気長にお待ちしております。
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第1章 冒険 『恋獄』

POW   :    気合と根性でたくさん調査する

SPD   :    勘とスピード重視で調査する

WIZ   :    賢く効率よく調査する

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

亞東・霧亥
【WIZ】
夜の酒屋で適当に何か頼み、
ろくに仕事してない風体で羽振り良く酒や料理を頼み、独りで呑む口が軽そうな酔払いを探す。
そいつが店を出たら『目立たない』様に人気の無い場所まで『追跡』。

【徳川クラフト】で精巧な等身大の『徳川家光:険しい顔』を創る。
曲がり角から、此方を窺う様な位置に配置。

酔払いに『忍び足』で後ろから近寄り、肩を叩き小声で話し掛ける。
「騒ぐな。公儀隠密である。今、この町で起こる怪奇について、知り得る事を全て吐け。抵抗は無駄だ。あちらに御わす御方をどなたと心得る?」
上様人形を見せて脅す。

「この事は他言無用。誰かに話したら、わかるな?」
他の猟兵の調査に支障が出ない様に口止めする。



 夜の酒屋にて亞東・霧亥(冒険野郎若作りなおっさん・f05789)は、羽振りよく酒や料理を頼みソレを飲み食いしならが独り言を言っていた。
 この世界にしては身なりが良い男が、高級な銘の酒や滅多に手に入らない魚の料理を頼んでいた。
「うむ、相変わらずこの酒と料理は美味だ」
 身なりの良い男は、惜しげもなく酒を飲み干すと料理をあっという間に平らげた。
「よし、今日は満足だ。ほれ、勘定は置いておくからな~」
 テーブルに銭を置くと、身なりの良い男は上機嫌に鼻唄を奏でながら家の方へと歩いていく。
 霧亥も頼んだお酒と料理を口に放り込むと、店を出た男の後を目立たぬように追跡をする。
(武家屋敷の者か?)
 身なりの良い男が向かう方向を見て、霧亥は直ぐに『徳川クラフト(ウエサマクラフト)』を発動させ、精巧な造りの等身大『徳川家光:険しい顔』のフィギュアを作り出した。
「騒ぐな。公儀隠密である。今、この町で起こる怪奇について、知り得る事を全て吐け。抵抗は無駄だ。あちらに御わす御方をどなたと心得る?」
 霧亥が身なりの良い男に背後から囁くと、彼は地蔵の様に固くなり徳川家の名を出されて酔いも一瞬で吹き飛んだ。
 言われた方向に視線を向けると、道の角から険しい表情の徳川家光が居た。
「この事は他言無用。誰かに話したら、わかるな?」
「ひぃ! 分かっております! はい! ですから、聞きたい事は何でも聞いて下さいませ!」
 と、身なりの良い男は、霧亥に向かって土下座をした。

成功 🔵​🔵​🔴​

祝聖嬢・ティファーナ
人はお金とかをもらって話してくれないみたいなので、風の精霊や雪の精霊、動物たちに「食べてもゆっくり消えて行く“こんぺいとう”って言うお菓子なんだよ♪」と渡しながら『雪女』や『纏わるお話し』を聞いて回ります☆ 
風や雪の精霊以外にも知っている様な精霊や妖精を知っていたら教えてもらって、聴きに行って来ます♪ もちろん“こんぺいとう”は忘れずに持って行きます☆ 
適格せあったり、実際に遭遇できたら後に「ありがとう♪助かったよ☆」と更に“こんぺいとう”を分けてあげます♪

話しを聞いて纏まったら猟兵にもお伝え致します☆
雪女への治療は忘れずに『生まれながらの光』+『シンフォニック・キュア』で行います☆



 人の口が固ければ、別の者から聞けば良いと思った祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)は、袋いっぱいの金平糖を手にして話が合った現場へと向かった。
 そこには、普通の人には見えないが精霊が楽しそうに談笑していたり、野生の動物が寺に敷き詰められた枯れ葉の上で寝転がっていた。
「まぁまぁ、愛らしいお嬢さんだこと」
 雪の精霊が言うと、隣にいる風の精霊は周囲を見回した。
「あのね、1つお話を聞きたいの♪」
 蒲公英の様なふわふわの綿毛みたいな金の髪を持つティファーナの前に、精霊が近寄ってきてじっと見詰めた。
「何かしら?」
「あのね、最近ね。この辺で人が消えた話があるの。何か知らない?」
 ティファーナの話を聞いて、精霊達は顔を見合わせると少し考える仕草をした。
「あぁ! そういえば、狐が住職の元に訪れたのは知っているわ。食料難で山から降りてきたのかと思ったのだけど……そんな事になってたなんてね」
 と、精霊は少し残念そうに言った。
「そうなのね。犯人は狐さん……あ、お礼にこれ。食べてもゆっくり消えて行く“こんぺいとう”って言うお菓子なんだよ♪」
 ティファーナは妖精の情報をくれたお礼に、袋いっぱいの金平糖を差し出した。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルトルファス・ルーテルガイト
…雪降る夜に人攫い、雪女の類じゃないのなら…人の仕業に違いないが。
……正義面など俺には似合わんが、これも仕事だ。

(方針)
…普通に聞いたって聞く耳もたんだろうから、こちらも「山吹色のアレ」を可能な限り用意しておく。
…町の中で夜回りや警備を担当しているような人を探し出す、できれば話の分かりやすそうな人が良い。
…その人に「最近、夜に怪しい動きをする連中を見たことないか?」と聞く
、当然向こうは知らんと答えるだろう。
…そこですかさず用意した「山吹色のあれ」を袖の下からこっそり渡して、もう一度聞く、要するに買収返しだ。

…正直、力ない者に強引な手段はとりたくないしな。



(…雪降る夜に人攫い、雪女の類じゃないのなら…人の仕業に違いないが)
 黒曜石の様な髪を靡かせながらルトルファス・ルーテルガイト(ブレード・オブ・スピリティア・f03888)は街に足を踏み入れた。
「……正義面など俺には似合わんが、これも仕事だ」
 嘆息すると、ルトルファスは紅いマントを翻して夜中に警備をしていそうな人を探す。
 念のために用意した、山吹色のお菓子と呼ばれるアレも懐に入れておいた。
(……め組か、火事やら火の用心とかで夜に出てもおかしくない……が、素直に話してくれるかも問題だな)
 ルトルファスはめ組の男に声を掛けると、『お、旅人か?』と気さくに返答をしてくれた。
「最近、夜に怪しい動きをする連中を見たことないか?」
「怪しい動き、ねぇ。聞いたのとも見たこともねぇなぁ」
 ルトルファスが思ってた通りの返事が返ってきたので、袖に隠していた山吹色のお菓子をめ組の男だけに見えるようにチラつかせた。
「まてよ、何か思いだしそうだ。オレん家が近くにあるから、そこで何でも話してやるよ」
 と、め組の男は立ち上がると、ルトルファスのマントを掴んで自宅まで引っ張って行った。
 男の自宅に入るや否や、周囲に人が居ないかを確認した後に話し出した。
「ここだけの話だけどよ。お偉いさんが、従わないヤツを捕まえて島流しとか、拷問しているらしい。まぁ、その事を黙っている分には生活は保証されるから、街の皆は黙認するしかねぇんだわ」
 と、小声で男は話した。
「そうか、情報提供感謝する」
 山吹色のお菓子を渡すと、ルトルファスは礼を言って家から立ち去った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

江戸川・律
被害者の類似点から次の被害者を予測してみるか

今わかっているのは「和尚」と「友人」の二人

独り身で行方不明になっても騒ぎが起きづらい
女性の色仕掛けに弱い人物であること

犯行が雪の日なのは痕跡を消す為かな
なんでって状況からの推測

同じような町人が居れば対象になると考えれるけど

口が堅いなら
わざわざ次の獲物を教えることになるし
町人の中にも混じってるだろうから聞き出すのは
至難の業だろうなぁ

もっと簡単な方法をとるか

シンプルだよ
駆け出した彼を尾行する
酒場で話したのがまずいね
現状で一番命の危険があるのは唯一の目撃者である彼だから
彼さえ押さえれば今後もうまくいく
遅かれ早かれ接触があると思う

闇雲に動くよりなんぼかマシさ



(被害者の類似点から次の被害者を予測してみるか……)
 江戸川・律(摩天楼の探求者・f03475)は、ペンを額にこんこんと当てながら思考する。

 今わかっているのは「和尚」と「友人」の二人
 そう、グモリア猟兵が予知した内容にあった話だ。

 第1に、独り身で行方不明になっても騒ぎが起きづらい
 第2に、女性の色仕掛けに弱い人物であること
 そう考えると、被害者は高確率で『男』であり、実行している人物は『女』であろう。

「犯行が雪の日なのは痕跡を消す為かな」
 雪の日に何故その事件が起きた理由として、玄関から逃げても庭から出ても時間が経てば降り積もった雪が痕跡を消してくれるからだ。
 では、どうすれば良いのか? と、問われれば今すべき最善の方法はーー唯一、失踪者と関わりがあって、目撃はしてないがそれに近い事を知っている人物の確保である。
「問題は、その当人が何処にいるかだな。それなら、話していた当人と酒を飲んでいた友人に聞くのが一番か。その位なら話してくれるだろう」
 律は街にある酒屋を歩き回っていると、聞き覚えのある話が聞こえてきた。
「まーた、あいつの落語じゃないが作り話は……面白いが、ちぃーと夢がぬぇなぁ。和尚と雪女の恋愛は女ウケしそうだが……」
「すまないが、その話をしている人物を探しているのだが」
 昼間から酒を飲んでいた男に、律は話を遮るように声をかけた。
「構わないが……ちょっと待て……よし、ここからあいつの家まで地図だ」
 と、男は小声で地図を律に手渡した。

成功 🔵​🔵​🔴​

亞東・霧亥
あの身成の良い男から得た情報の1つに、件の失踪事件を触れ回っている男を、近々捕縛するとあった。
町人が取り合わなくても、余所者の耳に入れば、痛くもない腹を探られかねないという事か。

手に入れた地図を元に、足早にその男の家に向かう。
捕縛対象なら監視の目があるかもしれない。
そんな所に部外者の猟兵が訪ねてきたら、諸共にお縄になる危険もある。

途中、人通りの無い路地から『ロープワーク』で屋根に移り『地形の利用』で屋根伝いに突っ切ろうとするが、屋根瓦は滑りスピードが乗らない。

視認できるギリギリの距離で、男の家を訪ねる猟兵を確認。

「あれは、エドガーか!間に合うか?!」
懸命に駆ける。



(町人が取り合わなくても、余所者の耳に入れば、痛くもない腹を探られかねないという事か)
 男から貰った地図を手に、霧亥は足早に目的の家へと向かった。
(捕縛対象なら監視の目があるかもしれない。そんな所に部外者の猟兵が訪ねてきたら、諸共にお縄になる危険もあるだろうな)
 そんな事を考えながら『フック付きワイヤー内蔵ガントレット』を使い、人気のない路地をロープワークで屋根に飛び乗ると、板葺きの屋根が軋む音と共に駆け出したがーー滑って思うようにスピードが出せない。
 目的の家が目視出来るほどの距離まで近付いた時に、他の猟兵が訪ねようとしていた。
「あれは、エドガーか! 間に合うか?!」
 霧亥は、その猟兵が友人の律であると分かると、屋根から降りると急いで地面を蹴って駆け出した。
 家から男が出てきた瞬間ーー律が男の手首を掴んで引っ張った。
「エドガー!」
 律と現れたオブリビオンの間に霧亥が入り、視線を向けるとオブリビオンは口元を吊り上げた。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『妖狐忍』

POW   :    魅了の術
【全身】から【魅了の術】を放ち、【幻惑】により対象の動きを一時的に封じる。
SPD   :    小刀一閃
【小刀】が命中した対象を切断する。
WIZ   :    狐火
レベル×1個の【狐火】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●妖狐忍
「全く、バレバレじゃないのよ……まぁ、いいわ。戦闘体勢に移行しなさい!」
 妖狐忍の一人が声を上げると、一人、二人とオブリビオンが集う。
「さぁ、楽しみましょう。殺戮を」
 妖艶に唇を舐めると妖狐忍達は、猟兵に向かって小太刀を両手に持つと駆け出した。
祝聖嬢・ティファーナ
狐火に「暴れたら猟兵に消されて倒されちゃうよ!?☆」と必死に止めようとしますけれども、妖力で操られている狐火には説得も聞かないので止まりません…。
冷静になってもらいたいから『シンフォニック・キュア』でキュア・サニティで落ち着いてもらいます☆
同時に猟兵への攻撃を『エレメンタル・ファンタジア』で氷X吹雪で相殺していきながら、猟兵たちにはHP負傷していたり状態異常を『生まれながらの光』+『シンフォニック・キュア』で癒して行きます☆

自分自身は『クリスタライズ』で姿を隠しますが妖狐軍団が光の屈折を見破って襲って来たら、『神罰の聖矢』で対抗・反撃をします♪


ルトルファス・ルーテルガイト
…何やら叫ぶ声が聞こえたと思えば、どうやら刺客と鉢合わせか。
…しかもみた所、妖狐の連中ときたものだ。
…まあ丁度いい、少し大人しくして貰って…情報を吐いてもらうか。
(柄だけの剣を、片手に構え)

…【精霊剣】による「水の精霊の加護」を受けた剣を受け、あのくノ一共が放つ狐火を防ぐ様に立ち回る。
…全てを防げるとは思えないが、他の者が攻撃出来る余裕を作る。
…また、刺客が狙っているあの男には、被害が及ばぬ様しておきたい。
…あとは、ばらけた敵を各個撃破していく様にしたい。



「暴れたら猟兵に消されて倒されちゃうよ!?☆」
 と、祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)が『妖狐忍』が放った『狐火』に向かって声を上げた。
「詠唱… 祝詞… 聖歌… 祈りに旋律の生命を!」
 『シンフォニック・キュア』を発動させ、妖狐忍を落ち着いて貰おうとするが彼女達の攻撃する手は緩めない。
「まって! 本当に倒されちゃうよ!?」
 ティファーナは慌てた様子で言うと、『エレメンタル・ファンタジア』を発動させて吹雪で狐火を全て消す。
「……何やら叫ぶ声が聞こえたと思えば、どうやら刺客と鉢合わせか。……しかもみた所、妖狐の連中ときたものだ。……まあ丁度いい、少し大人しくして貰って……情報を吐いてもらうか」
 騒ぎに気が付いて駆け付けたルトルファス・ルーテルガイト(ブレード・オブ・スピリティア・f03888)は、柄だけの剣『精霊剣(スピリチュアルソード)』を手にすると妖狐忍に向けた。
「…精霊よ…この声に耳を傾け、その力を剣に示せ!」
 『精霊剣(スピリチュアルソード)』を発動させ、剣は水の精霊の加護受けて水の刀身が具現化された。
「このちびっこは変だし、どうやったらこんなのに場所がバレたのかしらね!」
 妖狐忍は再び狐火を放つと、ティファーナの方へ駆け出した。
「……っ。 数が多いか……」
 ルトルファスは水の刀身を持つ精霊剣で狐火を消しながら、妖狐忍達が狙っている男へ被害が出ぬように守る。
「身体も貴方も水晶の様に透明に…」
 妖狐忍がティファーナを手にした短刀で斬り付けようとしたが、『クリスタライズ』を発動させて透明化されたので見失ってしまった。
「消えただと!?」
「余所見をして良いのか?」
 妖狐忍達が驚愕の声を上げていると、ルトルファスは全ての狐火を消し終えると駆け出した。
「くっ! くそっ……こんな、ところで!」
 水の刀身が妖狐忍を切り裂き、一人倒れるとルトルファスは別の妖狐忍に視線を向けた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

亞東・霧亥
【POW】

【神山クラフト】で『普段の神山楼炎』と『いつもの神山琥珀』を精巧に創り、妖狐忍の【魅了の術】に抵抗する。

「俺、この2人以外に興味無いから。残念、君らじゃ足元にも及ばない。」

これで敵が激昂するなり、戸惑うなりしたら、多少攻撃にも影響が出ないだろうか?

『グラップル』『見切り』『カウンター』『武器落とし』『衝撃波』を使用。

掌底や裡門頂肘、鉄山靠などを駆使して対抗する。


江戸川・律
霧亥来てたの?

心強いけど
相変わらず真っ直ぐな人だなぁ
俺を囮にすればいいのにとか、大概考え方曲がってるかな?

間一髪セーフかな?

背中で守りつつ話ます

君の友達に話を聞いてさ助けに来たんだけど
やっぱ狙われてたね…

こいつらは気軽にどうにか出来る相手じゃ無いからさ、悪いけど少しココに避難してくれるかな?

『幻影の城』に避難するように【コミュ力】【言いくるめ】で説得します

さて

バレてる以上大人しく
この一件から手を引く気は無いか?

詳しい情報と交換で
雇い主は俺らが倒すから
戦ってる間に、キミらは雇い主の蓄えを根こそぎ奪う

どうだい小銭で雇われるより
美味しく思え無いかい?

一応【罠使い】など使える技能で交渉を行います



「霧亥来てたの?」
 律は狙われている男を守りながら問う。
「まぁな、さてやろうか!」
 霧亥が意気揚々と言うと、『神山クラフト』を発動させて『普段の神山楼炎』と『いつもの神山琥珀』の2体の精巧なフィギュアを造った。
(心強いけど、相変わらず真っ直ぐな人だなぁ。俺を囮にすればいいのにとか、大概考え方曲がってるかな? 間一髪セーフかな?)
 霧亥の行動を見ながら律は、半ば呆れつつも頼もしく感じた。
「君の友達に話を聞いてさ助けに来たんだけど、やっぱ狙われてたね……」
 と、律は男に優しく声を上げると掛ける。
「まさか、こんな事になるとは思いもしませんでした!」
 あまりにも突然の出来事とそして、奇襲によって短刀を見せられた男は腰を抜かし、地面に座り込んでしまった。
「こいつらは気軽にどうにか出来る相手じゃ無いからさ、悪いけど少しココに避難してくれるかな?」
 律は『幻影の城(ゲンエイノシロ)』を発動させ、男を記者手帳に触れさせると手帳に書き記した通りの空間に避難させた。
「すんまへん、ありがたい」
 男が礼を言うと、律は友人である霧亥の元へと駆け寄った。
「俺、この2人以外に興味無いから。残念、君らじゃ足元にも及ばない」
 自信満々に霧亥は言うと、妖狐忍は『魅了の術』を発動させた。
「我らの方が劣るというのか! お主の目は腐っておるのか!」
 魅了に掛からない霧亥に対し憤りを感じた妖狐忍は、怒りに任せて両手に持った短刀を斬り付けたがーー見切ると、素早くカウンターを叩き込むと妖狐忍の手から短刀が落ちた。
「さて、バレてる以上大人しく、この一件から手を引く気は無いか?」
 律が妖狐忍に問うも、彼女達はキッと睨むと狐火は放った。
 それが、彼女達の返答だ。
「詳しい情報と交換で、雇い主は俺らが倒すから。戦ってる間に、キミらは雇い主の蓄えを根こそぎ奪う。どうだい小銭で雇われるより、美味しく思え無いかい?」
 律は妖狐忍に向かって交渉するも、彼女らの気持ちは変わらない。
「エドガー、オブリビオンに言ってもムダなんだろうな……」
 律と霧亥を睨む妖狐忍を見て、諦めた様子で言うと鉄山靠で妖狐忍を吹き飛ばした。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

亞東・霧亥
【WIZ】
忠義を尽くすのは、この世界の風習かもしれんが天晴れだ。

【∞チェイン】は『蔵人の逆鱗:攻撃力』を選択。
バリアフリーで一時的に『火炎耐性』を得る。

後方に居る律を『かばう』ため狐火を避けず炎に巻かれる。
バリアも万能では無く高熱で徐々に肌を焼かれる。
だが、死には至らないと確信。

メタルウィンドを槍にする。
『早業』『力溜め』『スナイパー』『投擲』『槍投げ』『串刺し』『鎧無視攻撃』使用。

炎に巻かれた理由はある。
姿も魅力も違うが敵は妖狐。
あまり死に様は見たくない。

槍が軋む程に力を溜め、素早く、炎の隙間から狙いを定め、
「俺に一矢報いたと、満足して死ね。忍。」
静かに、確実な死を解き放つ。



「忠義を尽くすのは、この世界の風習かもしれんが天晴れだ」
 と、霧亥は妖狐忍に向かって言った。
 『インフィニティ・チェイン』を発動させ、攻撃重視にするとUDC戦闘服『バリアフリー』に火属性のカードを通して、一時的に火炎耐性を得た。
「我の狐火で炭にしてやるっ!」
 後ろで戦う律を守る盾の様に立ちはだかると、妖狐忍は『狐火』を発動すると火の玉が周囲で燃え上がると、霧亥に向けて放った。
 霧亥は避けもせず、狐火を消そうともしないーー覚悟して受け止めると熱さを通り越して『痛み』がじりじりと、依り代の体を焦がしていく。
(この位ならば、死にはせんだろう)
 霧亥の肩に乗っていたメタルウィンドは槍形態になると、すっぽりと手の中に収まると揺らめく炎の合間から見える妖狐忍の方に槍を向けた。

 炎に巻かれた理由はある。

 姿も魅力も違うが敵は妖狐。

 あまり死に様は見たくないーー

 知ってる少女と姿を重ねてしまうから、霧亥は死ぬ瞬間を目にしない為に受けた。
「俺に一矢報いたと、満足して死ね。忍」
 霧亥が槍を投げると、妖狐忍の胸に吸い込まれる様に貫いた。
 狐火が消える頃には、もうーー妖狐忍の姿は無いだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

紬雁・紅葉
さてさて♪鬼の狐狩りとはこれ如何に?
悠然と笑みを浮かべ、ゆるゆると戦場を歩む

【地の魔力】を防御力に付与
薙刀とルーンソードを使い分け衝撃波を放ち範囲を薙ぎ払う

敵の攻撃は躱せるなら躱し
そうでなければ武器受けからのカウンターを試みる
♪石は燃えませんよ?

人を惑わす狐の火
人かどわかす群れ狐
さてさて九尾は何処の者か?
小狐払えば何処にありや?
木っ端狐に百鬼は要らぬ
一鬼夜行に押し通る

いかにも楽し気に吟じて魅せる

※アドリブ、緊急連携、とっさの絡み、大歓迎です※



「さてさて♪ 鬼の狐狩りとはこれ如何に?」
 戦いが行われていいるというのに紬雁・紅葉(剣樹の貴女・f03588)という少女は、笑みを浮かべたまま悠然と歩く。
「弐の式…来たれ」
 『トリニティ・エンハンス弐式』を発動させ、地の魔力で防御を固めた。
「まだ猟兵がっ!」
 妖狐忍は『魅了の術』を発動するが、紅葉の側には大切な人であるティファーナ が居たので掛からなかった。
 素早く懐に潜り込むと、両手の短刀で紅葉を斬り付けようとするも攻撃してきた隙に薙刀「巴」を降り下ろして斬った。
「石は燃えませんよ?」
 紅葉がニコッと微笑み、手負いの妖狐忍は引き下がると歌い踊る様に、距離をゆっくりと縮める。

 人を惑わす狐の火

 人かどわかす群れ狐

 さてさて九尾は何処の者か?

 小狐払えば何処にありや?

 木っ端狐に百鬼は要らぬ

 一鬼夜行に押し通る

 紅葉が歌い終わる頃には、手負いの妖狐忍の胸をルーンソード「九曜」が貫いていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『悪徳商人』

POW   :    先生、お願いします!
【オブリビオンの浪人の先生】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
SPD   :    短筒での発砲
【短筒】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
WIZ   :    か、金ならいくらでもやる!
【懐】から【黄金の最中】を放ち、【魅了】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠犬憑・転助です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●悪行三昧
「なんでぃ? あぁ、猟兵とやらか」
 騒ぎに気が付いて家から出てきた男は、キセルで煙を吹かしながら猟兵達を訝しげな表情で見つめた。
「ほう、うちの飼い猫を倒すとはねぇ。じゃ、あんたらはただ者じゃないってことは分かった」
 懐からスッと取り出したのは、小判の束が数枚をチラリと見せた。
「そいつらは、あっしのやっている事を見られてしまってねぇ。世の中は金だぁ。それで動かないヤツはいませんぜぇ?」
 『悪徳商人』は小判が束になったのをポンと置いた。
「その男を渡してくれりゃぁ……見逃してやりますよ。どうです?」
 と、猟兵達を見回すと悪徳商人は提案をした。
江戸川・律
このおっさん…
あれだけ頑なに忠誠を誓う価値ある相手にも見えないんだけどなぁ
はぁ分かんねぇ~と挑発するように
肩をすくめながら「悪徳商人」と対峙

「ペンは剣よりも強し」で行動を先読みしながら
【戦闘知識】【早業】【罠使い】を使用
「レプリカクラフト」で
短筒の射線を遮る様に次々に「分厚い防弾ガラスの壁」を作成

「ディテクティブ・ブラスター」で応戦して行きます

まぁ仲間と約束したからさ
無茶な戦い方は控えて正攻法で相手してやるよ

身を隠しながらテキパキと
ヒビだらけになった防弾ガラスに「射手座のルーン」を刻み
タイミングを見て「悪徳商人」に向けて吹き飛ばします

目標前方、いくぞ~たまや~~!!!!

アドリブ歓迎です


亞東・霧亥
【WIZ】
飛んできた黄金の最中をキャッチし、ふんっと鼻を鳴らす。

「金は天下の回り物と云うが、生憎俺は懐中時計のヤドリガミ。回すのは己の針だけで十分だ。」

小判の帯を外すと、掌に掴めるだけ小判を握り締める。
【∞チェイン】で『攻撃力』を増強。さらに『力溜め』で小判を握り潰し変形させる。

「さあ、貴様の大好きなお金様を返すぞ。出血大サービスのオマケ付きでな!」

原型を留めぬ程に変形した小判を飛礫の様に『投擲』。
大小様々な小判の欠片は飛散し『範囲攻撃』となる。
当たれば『傷口をえぐる』小判は出血と激痛を伴う。

「俺を魅了したいなら、秘境の情報を持って来い。高く買ってやる。」
懐から白金板を見せ、逆に魅了する。



「このおっさん……あれだけ頑なに忠誠を誓う価値ある相手にも見えないんだけどなぁ。はぁ分かんねぇ~」
 と、ワザとらしく大声で言うと、律は悪徳商人の方に視線を向けた。
「金は天下の回り物と云うが、生憎俺は懐中時計のヤドリガミ。回すのは己の針だけで十分だ」
 小判を束ねたモノを受けとると、霧亥は不服げに悪徳商人を睨みながら鼻を鳴らす。
「三賢人の力を行使する!」
 束ねている紙を引き千切ると、『インフィニティ・チェイン』を発動させて攻撃力重視にすると小判をぐにゃりと握り潰した。
「また、そうやって……無理するなよ?」
 律が霧亥に言うと、『レプリカクラフト』を発動させて精巧な造りの『分厚い防弾ガラスの壁』を何枚か立てる。
 素早くディテクティブ・ブラスターの銃口を向けると、トリガーを引いて熱線ビームを悪徳商人に向かって放った。
「まぁ仲間と約束したからさ、無茶な戦い方は控えて正攻法で相手してやるよ」
 律は霧亥にチラリと視線を向けた。
「さあ、貴様の大好きなお金様を返すぞ。出血大サービスのオマケ付きでな!」
 握り潰した小判を数枚、悪徳商人へ投擲すると雨のように降らせて当たると、掠り傷だけでも傷口を抉られてかなりの痛みを伴った。
「うぉぉぉぉ! なんたる事を! 金の大切さを分からんのか!」
 悪徳商人は律に向かって短筒での発砲しながら、オブリビオンの浪人の先生が現れると霧亥に向かって駆け出した。
 律はこそこそと、ヒビが入った分厚い防弾ガラスの壁に射手座のルーンを刻むと、悪徳商人に向かって吹き飛ばした。
「目標前方、いくぞ~たまや~~!!!!」
「な、何ぃー!?」
 律が楽しげに声を上げると、防弾ガラスの破片が次々と悪徳商人に突き刺さっていった。
「俺を魅了したいなら、秘境の情報を持って来い。高く買ってやる」
 オブリビオンの浪人の先生を軽くいなすと、霧亥は悪徳商人に言いながら懐から白金板を見せて魅了させようと試みた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

祝聖嬢・ティファーナ
『クリスタライズ』で姿を消す前に「悪党たちを倒しましょう!☆」とビシッ!と指さします♪それから姿を消して隠れます☆

【懐】から【黄金の最中】を出されたら、闇の精霊と土の精霊に最中を隠して魅了させない様にしちゃいます♪
同時に『エレメンタル・ピクシィーズ』と『エレメンタル・ファンタジア』で火/氷/風/光/聖/月の精霊たちの嵐X雪崩で攻撃と目くらましをします☆

猟兵たちの怪我や状態異常に対しては『生まれながらの光』+『シンフォニック・キュア』で体力回復と状態異常回復をします☆

仲間に大親友の紅葉が居たら肩にくっ付いて最優先の仲間にします♪
もちろん他の猟兵も届く範囲なら治します☆


紬雁・紅葉
ティファ―ナと行動
彼女への危害はかばって受ける

あらあら♪狐の親玉は九尾ならぬ窮鼠でしたか♪
ころころ笑うが目の光は「面白くない」

派手さ優先で大太刀回り
薙刀とルーンソードの二刀流で敵の呼び出した「先生方」をばったばったと薙ぎ払い
残像付きの範囲攻撃で衝撃波を飛ばしバンバン吹き飛ばす

躱せる攻撃は残像で躱し、受けてもカウンターを狙う

定番舞台の定番運び
振るうも喰らうも丁々発止
さあさあ精々大太刀回り
後に待つのは大団円!

黄金の最中が出たら
まぁ綺麗な黄金(こがね)だこと…ではお代は刃金(はがね)という事で♪
無造作に大上段から縦一文字!

羅刹に金策…埒もない事を…

※アドリブ、緊急連携、とっさの絡み、大歓迎です※



「悪党たちを倒しましょう!☆」
 ティファーナが明るく言うと、紅葉が彼女を庇うように立ち塞がる。
「あらあら♪ 狐の親玉は九尾ならぬ窮鼠でしたか♪」
 悪徳商人に笑みを向けるものの、紅葉の瞳は笑っておらず寧ろその視線には嫌悪感が含まれていた。
「歌唱う、我らが精霊・聖霊・月霊よ♪ 歌い、踊り、唄い、舞踏れ♪ 素ノ源ヨリ来タレリ……」
 『エレメンタル・ピクシィーズ』を発動させ、3属性の精霊の魔法の矢がティファーナの周囲に生成されると、エレメンタルロッドをタクトの様にくるくると回しながら魔法の矢を放った。
「はん、ちんくしゃの様な小娘に鬼の小娘に何が出来ようか?」
 悪徳商人が嘲笑うと、『か、金ならいくらでもやる!』を発動させて懐から黄金の最中を放ち、魔法の矢を受け止めた。
「ただの小娘だと思わないでください」
 『羅刹旋風』を発動させ、呼び出されたオブリビオンの浪人の先生をルーンソード「九曜」と薙刀「巴」をぎこちなく振り、汚い悲鳴を上げて倒れるオブリビオンの浪人の先生を見下した。

 定番舞台の定番運び

 振るうも喰らうも丁々発止

 さあさあ精々大太刀回り

 後に待つのは大団円!

 紅葉が声高らかに言うと、薙刀「巴」を頭上でくるくると回すと弁慶の様に仁王立ちで悪徳商人を睨んだ。
 その間にティファーナは、医術で怪我をした猟兵に手当てをしながら心配そうに紅葉に視線を向けた。
「ふん、見せ掛けの迫力なんぞ小娘だから小さく見えるわ!」
 拳銃を紅葉に向け、悪徳商人はトリガーを引いて発砲するとーー紅葉は薙刀「巴」で弾丸を受け止めると、素早く懐に潜り込むとカウンターで薙刀「巴」で斬った。
「な、んだ……と! ぐふっ!」
 悪徳商人が膝から崩れ落ち、地面に倒れると何も無かったかのように消え去った。
「わたしの大切な人をちんくしゃの小娘呼ばわりしたからです」
 と、呟いて紅葉は駆け寄って来た大切な人であるティファーナを抱き締めた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月01日


挿絵イラスト