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星の水辺で花摘み遠足(作者 鍵森
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●先生、ちょっといいですか?
 アルダワ地下迷宮に、星夜空に満ちたフロアがあるのだそうだ。
 宇宙にも似た景色は見た目だけの幻想空間。
 浮かんだ光る星は小さな鉱石、月もないのに闇を照らして瞬くという。

 流れて落ちた星は、川になる。
 さらさらと、流れる音は水と砂の間に似て。
 淡く発光する星屑で出来た幻想の川。

「その川をゴンドラで渡って、"星の花"を摘みにいくんです」
 生徒曰く。
 小さな金平糖に似たその花は、薬草になるのだそうだ。
 生徒たちは年に数度、迷宮へ潜り群生地へ赴くのだという。
 あまり危険な場所ではないので、のんびりした探索らしいが。

「ね。猟兵先生も、ご一緒しませんか」
 とっても綺麗な景色なんです。

●グリモアベース
「アルダワ魔法学園の生徒から、薬草採集の誘いがあるのだが、興味はないか?」
 クック・ルウは猟兵達へ話を切り出した。
「迷宮に咲く"星の花"という薬草の群生地へ行くのだそうだ。なんでも、きれいな景色だそうでな。危険も少ないし、お出かけ気分で赴いても問題ないと思う」
 その場所へは、生徒たちが案内してくれるので迷う心配もない。
 猟兵達は、先生として同行するという形になる。
 要するに遠足、という訳だ。

「危険が少ないとはいえ、一応は災魔(オブリビオン)も現れる」

 モリフクさま、というフクロウに似たもふもふが出るらしい。
 夜の世界に住む空飛ぶもふもふである。
 翼でびんたしたり、胸がふかふかの、羽ばたくもふもふ。

「人を駄目にしてしまう程のふかふかもふもふなので、適度にもふもふして帰るのも良い。追い払えば簡単に飛んでいくので、あえて生徒達に任せるのでも良いと思う」
 生徒の頑張りを見守るのも、師の役割かと思うのでな。
 それでは先生、よろしく頼む。
 クックが頭を垂れるとグリモアが輝き、移送の準備を始めた。


鍵森
 舞台はアルダワ魔法学園。
 遠足です。先生気分でお出かけしませんか。
 全体的にのんびりした雰囲気になると思います。

●構成
 1章:日常。
 星屑の川『アルダワ・ミルキーウェイ』を渡ります。
 ゴンドラに乗ったり、泳いだり、宙を飛んだりできます。
 2章:冒険。
 『星の花』の群生地で過ごします。
 植物採取が目的なので、のんびりとお花摘みは如何でしょう。
 ちなみに薬草の効能は『安眠効果』のようです。
 3章:集団戦。
 『モリフクさま』が現れますが、強くはありません。
 もふもふしています。
 ガチ戦闘でなくて大丈夫です。

 ここまでお目通しありがとうございます。
 皆様のご参加お待ちしております。
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第1章 日常 『アルダワ・ミルキーウェイ🌌』

POW川の流れに身を任せ泳いで渡る。
SPD小舟やボートでゆったりと渡る。
WIZ宙に浮かび星屑の川を眺めながら渡る。
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 吸い込まれそうな程に澄んだ夜空を溶かし込んだような空間だ。
 天井は随分高いようで、本物の空と変わらないような気さえしてくる。
 足下は土の感触がして、辺りには草花の影もある。

 迷宮内のフロアを横断する天の川は瞬き光り、サラサラと流れていく。
 岸辺には旅支度をした生徒たちが集まって、
「猟兵先生ー、私達は先に乗って先導しますからー!」
 機械じかけのゴンドラに乗り込んでいるところのようだ。
 色硝子の瓶に天の川から掬った星を注いで作ったランプを、ゴンドラの先に吊るしている。目印の為だろう。

 あなたは生徒達と一緒の船に乗るのもいいし、空いたゴンドラに乗ってもいい。
 機械仕掛けのゴンドラは、漕手がおらずとも自動で運転される仕組みだ。

 川を泳ぐのなら、流れに身を任せてみるのもいいだろう。
 天の川を満たす星屑は小さくサラサラで、怪我をすることはない。
 濡れたり汚れたりはないだろうけれど、星の欠片があなたに輝きを纏わせるかもしれない。

 星と共に宙を漂いたいと思うなら、思い切って地を蹴ってみるといい。
 重力から解き放たれたように、身体が軽くなるだろう。
 ここは魔法で満ちた空間だから。

 さあ、船が出た。