0
その地は我にありて

#グリードオーシャン #七大海嘯

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#グリードオーシャン
🔒
#七大海嘯


0




●その地は我にありて
「猟兵のみんな、お疲れ様! ちょっと今日は、グリードオーシャンに向かって欲しいんだ」
 と、双葉・翔は、集まった猟兵達に一礼しつつ、早速。
「今回向かってもらう場所は、邪剣の海賊旗を掲げたコンキスタドールの支配下にある様なんだ。そして、その海域に近づく者達に対しては、制裁の名の下に攻撃を仕掛けてくる様なんだ」
「しかし、コンキスタドールの支配下にある島には、このコンキスタドールの支配に苦しんでいる人達がいるんだ。皆には……どうにかコンキスタドールの海賊船を突破して、今の人々を救出して欲しいんだ!」
 其処まで言うと、翔は更に詳しく。
「コンキスタドールの海賊達は、向かうべき島の周りを大艦隊で監視をしている様なんだ。皆が船で近づけば、当然気がつくと思うんだ。でも、この大艦隊によって皆の船を破壊されてしまうと、島に突撃する事すら難しくなるから、船を護るか、敵の船を上手く利用するなどして欲しいんだ」
「その船を倒した後には、島に上陸出来る事と思う。ただ……何処からか、邪剣のコンキスタドールの親分が襲ってくると思う。ただ……この親分は、かなりの強敵なのは間違いない。支配されている村の人達と力を合わせて、敵を倒す為のヒントをどうにかして得て欲しいんだ」
 そして、最後に翔はもう一度皆を見渡して。
「圧政の下に苦しんでいるグリードオーシャンの島の皆の苦労は大変だと思うんだ。でも……皆の力を合わせれば、きっと解放出来る筈だよ。みんな……宜しく頼むね!」
 と、頭を下げた。


幾夜緋琉
 皆様、御世話になっております。幾夜・緋琉(いくよ・あける)です。

 今回の依頼の舞台はグリードオーシャン。
 敵は邪剣の旗を掲げ、海賊船の集団で島の周りを囲っています。
 その為島の人達を助けるためには、まずは海賊船の集団を突破しなければなりません。

 又、海賊船の集団を突破したとしても、その後には島でボスが待ち構えています。
 何も対抗策が無い限りは、ボスと戦っても勝機が薄いと言わざるをえません。
 島に上陸してから戦闘までの間に、多少の時間はありますので、島の人達の協力を求めるのが勝利の為の鍵、となるでしょう。
 いかに島の人達に協力を求めるか……の為のヒントは一章終了の後、島に上陸してのシーンで明らかになりますので、それを踏まえてプレイングを考えて見て下さい。

 それでは、皆様のプレイングを心よりお待ちしております。
65




第1章 集団戦 『神聖巨人騎士団『ホーリーハイランド』』

POW   :    誇りの一撃
単純で重い【巨大なクレイモア】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    戦神への信仰心
全身を【魔法に強力な耐性を持つオーラ】で覆い、共に戦う仲間全員が敵から受けた【負傷】の合計に比例し、自身の攻撃回数を増加する。
WIZ   :    戦神の加護
【徐々に回復する体力の守護】【衝撃に強く仰け反り辛くなる体幹】【死ぬ程のダメージを受けても短時間動ける体】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

田抜・ユウナ
すでに敵が攻撃動作に入ってるところに登場
さっそくクライマックスだけど、あくまで冷静に……さあ、どうする?
私の力じゃ受け止めるのは無理
だから攻撃軌道を逸らすか、それとも……

……斬ればいい
背中の妖刀が誘惑してくるのを感じて舌打ち
「バカにしないでよ。こんな雑魚相手に抜くくらいなら、【無刃の誓い】なんて立てるもんですか!」
誘惑を振り払って跳躍
敵が大剣を振り下ろしてくるのに合わせて、鎧の継ぎ目を狙って蹴り上げる
「――足刀迎え斬り!」
持ち前の速さに敵の膂力も利用して、手首関節を切断。手もろともクレイモアを斬り飛ばして、味方の船に当たらないようにする。



 広く広がる海、グリードオーシャン。
 その海の上に、我が物顔で支配を続けるコンキスタドールの海賊達。
 船がその海賊船の合間を進めば、当然妨害しようとインターセプトしてくる。
 が……。
「……さっそくクライマックスだけど、あくまで冷静に……さぁ、どうする?」
 と、田抜・ユウナが逡巡。
 周りを見渡せば、鎧とクレイモアを持ったスケルトンの集団が取り囲みつつある。
 そして、巨大なクレイモアを振り上げ、彼女めがけて振り落される……直撃すれば、大きな被害を負うのは間違いない。
「……攻撃軌道をそらすか、それとも……」
 と小声で呟いたユウナ、が、そこに。
(「……斬ればいい」)
 背中の妖刀が、甘く囁いて来た様に感じる。
 が、それにユウナは。
「バカにしないでよ。こんな雑魚相手に抜くくらいなら、【無刃の誓い】なんて立てるもんですか!」
 と強い口調で吐き捨て、先陣に向けて駆ける。
 ……相手はその攻撃を振り払おうと、巨大クレイモアを振り薙ぐ。
 ただ、大きなモーションの攻撃に、跳躍。
 そして、クレイモアを持つ腕の、鎧の継ぎ目を狙い澄まし。
「--足刀迎え斬り!」
 その蹴り上げた一撃は、腕の付け根をもぎ取る様に振り上げられ、腕もろとも跳ね飛ぶ。
 ……武器を失ったその一体に、続けざまに蹴りを食らわせ、一体を仕留めるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アメリア・イアハッター(サポート)
【サポート】
他の猟兵の行動が成功するようにサポートに徹し、下記のような行動をとります。
・機動力が必要であれば宇宙バイク「エアハート」に仲間を乗せる。
・仲間の攻撃が当たるように、敵の行動をUC「風の友」で読んだり、氷系のUCを使って敵の機動力を封じる。
・仲間の攻撃を強化するために支援系UCを使ったり、鼓舞をする。
・敵の注意を逸らすため、宇宙バイク騎乗や空中にて囮となる。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ユーゴ・メルフィード(サポート)
のんびりマイペース、食べることが大好きなシャーマンズゴーストのコックさんなのですじゃ!
依頼達成のため、皆さまのため、わしも頑張りますのじゃー

メイン武器は、星空のシルバーフォークなのですじゃ
美味しそうなものを前にすると、テンション上がってしまいますのじゃが、
戦闘時はきちんと空気を読んで、しっかり戦いに専念しますぞー!

前に出るよりも皆さまのサポートに回ることが多いのじゃが、
複数相手には『サモニング・パティシエ』『天翔・小籠砲』を、
単体の敵には『メギド・フレイム』か『本日のシェフのお薦めシチュー』を使いますのじゃ!

アドリブ歓迎なのですじゃ、好きに遊んで欲しいのじゃ!
宜しくお願いしますのじゃー


バン・クロスハート(サポート)
【集団戦!頑張ります!】
「僕の前に立つのなら容赦はしません!」

僕の得物、ダブルセイバーは乱戦でこそ輝く武器です
全て輪切りにしますよ!

【乱戦】
地形を常に走り回りながら敵を切りつけていきます!
僕のコートは動く度に残像のエフェクトを残すので
乱戦のリスクが抑えられます!

使用技能:残像、地形の利用、ダッシュ、逃げ足

【UC】
<ハリケーンパニッシャー>
武器を回転させ続けることで威力を向上する技です!
常にダブルセイバーを廻して敵を攻撃することでどんどんバフをかけながら殲滅します!

<インフィニティクロッサー>
手数や射程が不足している際などはこちらを使用します!
僕のダブルセイバーを複製し、敵にぶつけます!



 そして、更に追加の軍勢が対峙してくる中、更に三人の猟兵達が参戦。
 ただ、骨だけの存在ながらもかなり強敵の雰囲気を纏う神聖巨人騎士団『ホーリーハイランド』。
「中々、敵の数が多いですね……ですが、、僕の前に立つのなら容赦はしません!」
 と、バン・クロスハートが真っ直ぐに敵を見据えて言うと、それにアメリア・イアハッターも。
「そうだね! それじゃ僕が囮になって的を引き付けるから、皆はその隙を突いて上手い具合に叩いてくれれば!」
「分かりました!」
 パン、アメリア二人の会話に対し、ユーゴ・メルフィードは。
「ふむぅ……骨だけの存在じゃし、その手のクレイモアを見る限り攻撃力は高そうじゃのう……」
 少し考えるユーゴ……とは言えその武器を無効化する手段が考えつく訳でも無く。
 取りあえず敵陣の動きを牽制する為に、先ずはアメリアが空中バイクに騎乗し、骨の相手集団のど真ん中を突っ切る。
 当然ながら、敵集団はその特攻に対し、呻き声を上げながら迎撃のクレイモアを叩きつける。
 ……とは言えバイクの素早さには対処が出来ず、クレイモアの一撃は空を切るばかり。
 そして、その攻撃に続いてバンが不安定な船上の足場を軽やかに移動し、クレイモアの懐へと潜り込む。
「僕の得物、ダブルセイバーは乱戦でこそ輝く武器です。全て輪切りにしますよ!」
 と、残像のエフェクトが突いたダブルセイバーにて、敵をどんどんと切り裂いていく。
 更にはユーゴが。
「さぁ、わしの料理で、美味しく飛び上がって欲しいのですじゃ!」
 と、『天翔・小籠砲』にて、敵の口に小籠包を打ち込んでく。
 ……流石に骨だけの姿形なので、食事の概念やら、胃袋の概念は無いのだが……敵の内面を握り込み、そのまま掴んで持ち上げ、甲板へと叩きつける。
 強烈な衝撃を喰らい、骨がバラバラに砕け散る。
 ……そして、次の刻。
 まだ敵数が多いので、アメリアは更に空を駆ける事で、敵を攪乱・牽制。
 更に惑わされる敵、魔法に強力な耐性を持つオーラで己を多い、自身の攻撃回数を増やした上で甲板上でクレイモアを振り回す。
 それら攻撃を左へ、右へ……と素早く躱しつつ、懐に潜り込んだバンが。
「ハリケーンバニッシャーを使います! 離れてください!」
 と周りに警告した上で、先程のダブルセイバーを回転させ続けて、敵をとことん攻撃していく。
 ……それに応じて更に戦闘力が上昇していくバン。
 一方でユーゴは、確実に一体を倒すべく敵へと接近し、至近距離での大ダメージの一撃を放つ。
 そんな猟兵達の猛攻を、しっかりとサポートし続けるアメリア。
 宇宙バイクによる牽制に加え、仲間の攻撃力を強化する為に。
「うん、皆! 一緒に頑張って行こう!!」
 と、『ポジティブシンキング』を発動。
 ……そんな猟兵達の行動の前に、一体、また一体……と着実に倒れていく。
 そして、戦闘開始から十数分が経過。
 残る敵は……後数体にまで減少していった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ヨウ・ツイナ
【アサルトリベルタ】
コミュニ殿、本当にここに探しているのがいるので?
では、私も道先を切り開いていこう。私は相手の動きを止めることに注力するでござる。

精霊弓・雪之蝶にて、かの骸骨どもの足を止めん。当たれば、凍結するこの攻撃によって身動きを封じん!

やはり、巨体では私達の姿は捉えられまい。大男総身に知恵が周りかねとも申すが。敵の攻撃を見切り、避けたならば早業でフリーズグレネードをその身に当ててくれるでござる。骸骨内部での爆発ならばもはや動けまい。

剣刃一閃にて足元を斬り崩して、もはや動けぬようにしてくれるでござるよ。


コミュニ・セラフ
【アサルトリベルタ】
うーむ、どうやらここにいるという話を聞いているんだがのん。
とは言え、ただでは行かしてくれぬ様子。なれば、道を切り開く必要があるに。

巨体であろうと引かぬに、チェイン・ハンマーで振り下ろしてきた剣を下からかち上げてくれるに。これが私流の武器受けに!

多少の攻撃は被弾を無視して攻撃して殴り返してくれるに!奪取の指輪の効果もあり、少しは私の力として回復するに!

ヨウが敵の巨体を凍らせてくれたならその骨を文字通りに粉骨させてくれるに。粉みじんに砕いて海に還してくれるに。

敵の数にキリも無ければ、私のUCで船ごと壊してくれるに。
ヨウ、私に捕まるに。水上歩行して島に上陸してくれるに。



 そして残る数体となった所に、ヨウ・ツイナと、コミュニ・セラフが参戦。
「コミュニ殿、本当にここに探しているのがいるので?」
「うーむ、どうやらここに居るという話を聞いているんだがのん。とは言えただでは行かしてくれぬ様子」
 二人が会話する、探している相手。
 今の所は、邪剣の旗を掲げたコンキスタドールというのは分かって居るが、果たして誰かかは今の所分からない。
 ……しかしながら、何か嫌な予感はする。
「なれば、道を切り開く必要があるに」
「ええ。では、私も道先を切り拓いて行こう。私は相手の動きを止めることに注力するでござるよ」
 と互いに頷き合い、巨体を誇る神聖巨人騎士団『ホーリーハイランド』の船へ接近。
 先ずはヨウが、精霊弓・雪之蝶を骸骨共の足場に放つ。
「当たれば、凍結するこの攻撃によってその身動きを封じん!」
 と、途端に氷結する足場に滑る者が多数。
 ただ、その様な状況下においても、がむしゃらに巨大な剣を振り落し、反撃しようとする。
 しかしその攻撃を、コミュニはチェイン・ハンマーで受け止める。
『……!?』
 攻撃を受け止められる、と思っても無かった様で……驚きの気配。
「これが私達の武器受けに!」
 と、コミュニは敵の剣を持ち上げ、そのまま体勢を崩させ、転倒。
 転倒した者達へ、更にヨウが次の刻。
「やはり、巨体では私達の姿は捉えられまい。大男総身に知恵が周りかねとも申すが」
 と言いながら、早業でフリーズグレネードをその身に当てる。
 内部から爆発する一撃に、散り行く敵。
 更に別の相手には、剣刃一閃で足元を斬り崩し、完全に周囲を斬り落とし動きを制限した上で、凍結攻撃を骨自身に仕掛け、凍らせる。
 そして、連携するコミュニが
「粉みじんに砕いて海に還してくれるに!」
 と、その足場に飛び込み、チェイン・ハンマーを横へとぶん殴る事で、粉骨砕身。
 その様な猟兵達の猛攻の前に、残り数体となっていた『ホーリーハイランド』達は全てが崩れ去るのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『ハイランダーズ・キング』

POW   :    戦士の誓い、栄誉の為に私と戦え!
【自身の声や目線】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD   :    死を恐れず、恥じることなく戦う!
技能名「【怪力、見切り、カウンター、捨て身の一撃 】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
WIZ   :    戦士の誓い、この剣に誓う・・・!
対象のユーベルコードに対し【クレイモアを幾度も振り、ソニックブーム 】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はコミュニ・セラフです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 そして、どうにか邪剣の旗を掲げた海賊船の集団を突破する猟兵達。
 島へと乗り込むが……島の人達は暗い顔をし、怯えるように歩いている。
「……?」
 そんな村人達が見覚えの無い猟兵達を目の当たりにすると……。
「……助けに、来てくれた……のでしょうか?」
 救いを求める瞳。
 その瞳には、己が命の危険と共に……猟兵達に対し、救いを求める視線であった。
コミュニ・セラフ
【アサルトリベルタ】
助けに来たとは、ちと違うかもしれんがに。
宿敵に私が引導を渡してやろうと思ってに。

奴は栄誉に賭けて、1VS1を求めるに違いない。私と、奴を囲むように皆で遠くから囲んで貰えればいいに。ヨウも、周りに手をだせないように見ているに。後は、手出しはしなくていい。元より、私がケリをつけてやるに。

大剣は最も注視すべき点ですがに、相手の筋肉にも気を付ける必要があるに。しかし尚、近接戦闘を挑むに。大声を上げて、上段から怪力を持って武器を振り下ろしてくれるに。避けられたとしても、武器から右手を離し、相手の腹に向かって殴りつけてくれるに。

怒りを!相手が耐性を崩したならUCで叩きつけてやるに。


ヨウ・ツイナ
【アサルトリベルタ】
氷蝶は私の周りに纏わせ、先の戦いで負った負傷などは癒させて貰うでござる。コミュニ殿はその筋肉なら問題なさそうでござるな。

島の民の誘導についてはコミュニ殿、承知したでござる。
私は、他の民を守る為誘導させて貰うでござるよ。コミュニ殿の宿敵が敗れるところをその目で見て貰うのも良いでござるな。

しかし、栄誉の為に彼らに手を出させるのもよろしくあるまい。コミュニ殿であれば、苦戦したとしても最後には良い結果になるでござろう?

コミュニ殿の大儀の為、私達の正義の為。そして正しき怒りを伴った大地を揺るがす一撃を見せて欲しいでござる。



「わかった。奴には私も縁があるに。皆は遠くから囲んで貰えればいいに。ヨウも、周りに手を出せないように見ておいて欲しいに」
 とコミュニ・セラフは、救いを求める住民に対し、小さく微笑む。
 それにヨウは。
「……本当に大丈夫でござるか?」
「大丈夫に。心配無用だに」
 どこかその表情は、覚悟を決めた様な表情。
 それに、静かに頷いたヨウは、住民達より話を聞き……島を支配せし『ハイランダーズ・キング』の下へ。
「……来たか」
 静かに言い放つ彼に対し、コミュニは。
「島の人々を助けに来た……とはちと違うかもしれんがに。お前は私が引導を渡してやろうと思ってに」
 と、真っ直ぐに見据える。
 そして見据えている中、ヨウは周りの島民達が近づかないよう誘導。
『本当に……大丈夫でしょうか……?』
 と、不安そうな島民達に対し、ヨウは。
「コミュニ殿であれば、苦戦したとしても最後には良い結果になるでござるよ」
 と、笑いかける。
 そして、コミュニはハイランダーズ・キングの前へと進み出て。
「お前には、一対一の戦いを申し込むに!」
 と戦線布告。
 それに対し、ハイランダーズは。
「いいだろう。さぁ、掛かってくるが良い!」
 と、己の体長と同じ位のクレイモアを掲げる。
 ……鈍く輝くクレイモアは、まるで血を求める魔剣の如く。
 しかし、その構えに決して怯む事無く、間合いを詰めるコミュニ。
「……はぁっ!」
 と、彼女も真っ向から剣を振り上げ、頭上から振り落す。
 しかし、相手もその攻撃をクレイモアを振り払い、攻撃を逸らす。
 逸らした上で、返す刀の一閃。
 しかしその一閃に対し、コミュニは剣から片手を離し、そのまま彼の懐に、渾身の殴打の一撃を叩き込む。
「ぐっ……!」
 剣から手を離す、と言う意外な行動に、僅かに苦悶の表情。
 だが、すぐに剣を再度構える体制を取り。
「面白い……! さぁ、更に戦おうではないか! 俺の剣の前にその力を見せよ」
 獰猛な笑みを浮かべた彼は、更にクレイモアを掲げた誓いを叫び、コミュニに対する挑発を重ねた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

平・胸盛(サポート)
『え、Eカップですよ? どうかしました?』
 オラトリオの戦巫女×マジックナイト、14歳の女です。
 普段の口調は「社交的(わたし、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、心を許したら「ぞんざい(あたし、アンタ、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!




 そして、コミュニが戦う中、周囲の島民達はハラハラとした雰囲気で見守っている。
 一進一退、一対一の戦いをする二人……血飛沫が飛び散れば悲鳴があがる。
『……うう……や、やめて……』
 そんな戦況を見て、目を覆う島民。
 今迄も、自分の仲間達が同じような目にあってきた。
 だからこそ、もう……同じような事態は見たくない。
「……大丈夫、大丈夫です。皆さん、必ずや『ハイランダーズ・キング』を倒してくれますよ」
 と平・胸盛は周りの島民達を元気付けるよう、ニッコリと微笑み話しかける。
 ……そんな胸盛の言葉に。
『そ、そうですよね……? ぜ、絶対に……倒してくれますよね? 倒してくれないと……私達……殺されちゃう……』
 更に不安気に問い掛ける。
 ……確かにもしコミュニが倒れれば、手引きをした住民達は反逆者として、見せしめに殺されてしまうのは、間違いないだろう。
 だから……かならずやこの場で倒さなければならない。
「……大丈夫。ほら、コミュニさん、頑張って!! みんなが応援していますよ!!」
 と、拳を振り上げ応援。

成功 🔵​🔵​🔴​

コミュニ・セラフ
【アサルトリベルタ】
続けて戦いを続けましょうかに。

私のチェイン・ハンマーを思いきりカチあげてやるに!相手の武器が防ごうとも、強引に次の攻撃につなげてやるに。右手でもう1度振り上げ・・・これは「フェイント」ですに。チェイン・ハンマーのチェインの先、小さなクリスタルを掴んだ左手で相手の手に攻撃して「武器落とし」を狙ってやりますに。

相手も無理くり攻撃を仕掛けてこようとも、「大声」をあげ「激痛耐性」で耐えて拳で殴り返してやるに!殴り返してやれば、相手の体力を奪う奪取の指輪で回復しますに。

さぁ、もう1度両手で振り下ろ・・・さないに!UCを発動して相手の体力を奪って、こちらの体力を回復してやるに。



 応援を受けたコミュニ。
「ありがとうに……!」
 息を吐きながら、再びチェイン・ハンマーを構える。
「ほう、まだやる気か……その威勢だけは認めてやろう!」
 キングはニヤリと笑みを浮かべ、その剣からソニックブームを放つ。
「……っアアア!!」
 と、大声を上げ、激痛耐性で耐えるコミュニ。
 一撃一撃、高いダメージをたたき出すキングの一閃。
 しかしコミュニは、決して退く事は無い。
 その身が血に塗れようとも、チェイン・ハンマーを振り回し、更に拳でキングへ攻撃。
 指に光る奪取の指輪で、喰らったダメージを少しでも軽減。
 そんな押され気味の状態に、島民達は心配そうに見つめる。
 ……その視線をひしひしと感じたコミュニは、唇を噛みしめ、強くチェイン・ハンマーを握りしめる。
 そして、敵の攻撃を喰らいつつ、敵の懐に潜り込んで、チェイン・ハンマーを思いっきりカチ上げる。
 キングは剣を切り返し、振り上げた勢いをいなそうとするが、コミュニは全力でチェイン・ハンマーを右手でもう一度振り上げる。
「くっ……!」
 唇を噛みしめるキング。
 流れる様な連続攻撃はキングも想定外だった模様。
「これはフェイント、ですに!」
 ニヤリと笑い、コミュニはチェイン・ハンマーのチェインの先の、小さなクリスタルを掴んだ左手で相手の右腕に攻撃し、キングのクレイモアの武器落としを狙う。
 巨大な剣故に、手元への衝撃は効いた模様で、武器がその手からこぼれ落ちる。
 咄嗟にキングは、一端コミュニとの間合いを広げる。
 でも、更に追い縋るコミュニ。
「さぁ、どんどん行くによ!」
 武器は遠くになり、その拳で反撃を企てるが、コミュニが決して間合いを離してくれない。
 拳のみとなり、攻撃力が大幅に下がったキング。
 対し勢い付くコミュニは、キングを追い詰めていく。
 明らかな優勢に、周りの島民達は応援の声が高まり、それがコミュニを更に押し上げる。
 そして……。
「さぁ、これで終わりにするに!」
 全身全霊の力を込めた、渾身の一撃を叩き込み……キングは断末魔の叫びを木霊させた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 冒険 『極夜庭園』

POW   :    生け垣を壊して抜け道を探す

SPD   :    彫像や噴水を調べて抜け道を探す

WIZ   :    生垣に隠れた抜け道がないか探す

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 そして、どうにかキングを倒した猟兵達。
 一息を付ける……かと思ったが。
「猟兵さん、ありがとうございました……でも……でも、まだなんです!」
「この島の中央にある『海賊旗のメガリス』を燃やさないと、コンキスタドールの大艦隊が、再び乗り込んでくるかもしれません……! 急いで、島の中央の『海賊旗のメガリス』を、燃やしてきて貰えないでしょうか……」
 申し訳なさそうな島民達。
 とは言え、このままでは、再び島民達が虐げられる事になってしまう……その為にも、猟兵達は島の中央部へと向かうのであった。
フォルティス・ワーライン
【アサルトリベルタ】
よう。航宙駆逐艦「鬼やらい」でお迎えに来たぞ、ケリはついたかコミュニ?

さぁ、コミュニもヨウも乗れ。島民が話す『海賊旗のメガリス』とやらのとこまでいこう。

俺は空中から探す、付近まできたら一度降りるから2人とも地上から探ってくれ。あぁ、ヨウ。艦内にある機動装甲テクニカル「ベアー」を運転していけ。そのメガリスの場所を探らにゃならん。

EPイーグル。お前も艦内の装備を使って探せ。

見つかったか?あれが、海賊旗のメガリスか。ここにいた奴らも所詮、何か操り人形だったわけだな。

航宙艦用『タングステン弾磁力加速砲』で焼却するか。周囲にオブリビオンの残滓はあるか?ないなら、このまま帰るとしよう。


ヨウ・ツイナ
【アサルトリベルタ】
どうやら終わったようでござるな。
何か思いはあるであろうが、まだ仕事が残っているようでござる。

今、フォルティス殿が来られる。その艦に乗って、最後の仕事を果たすでござるよ。

承知したでござるよ、フォルティス殿。ベアーを借りて島の探索をするでござる。コミュニ殿は銃座へのられよ。

フォルティス殿、上空から私達に情報を送られよ。その周辺を捜索するでござる。邪魔な木々は・・・。コミュニ殿がへし折ってくれるでござろう。

砲撃地点の情報はベアーを通じてアップロードするでござる。砲撃が終わったら私達2人を乗せて欲しいでござるよ。


コミュニ・セラフ
【アサルトリベルタ】
ふん、なんとあっけない。
またどこかで会う気もするけど・・・その時はまたへし折ってくれるに。

海賊旗のメガリスとは初耳ですに。
ヨウ、このまま歩いて探すのも億劫ですに。応援は呼べるかに?

よし、ベアーの銃座は私が乗っていくに。
シンプルに木々は私のハンマーでなぎ倒してくれるに!この私の怪力を持ってのん!へし折り、チェーンをひっかけ引っこ抜いてくれるに。

フォルティス!私やヨウが手を出すのも何かあると怖いですに。上から砲撃できますかに?座標はヨウが送りますに。



「ふん、あっけない……またどこかで会う気もするけど……その時はまたへし折ってくれるに」
 息を吐き、背中に斧を背負うコミュニ・セラフ。
 そんな彼女の下へ、そっと近づくはヨウ・ツイナ。
「どうやら終わった様でござるな?」
「ああ……一対一にしてくれて、感謝するに」
 僅かに微笑むコミュニ、対しヨウは。
「ん……何カ思いはあるであろうが、まだ仕事が残っているようでござるよ」
 と言うと共に、ヨウの後ろに居た島民が。
「猟兵さん、ありがとうございました……でも……でも、まだなんです!」
「この島の中央にある『海賊旗のメガリス』を燃やさないと、コンキスタドールの大艦隊が、再び乗り込んでくるかもしれません……! 急いで、島の中央の『海賊旗のメガリス』を、燃やしてきて貰えないでしょうか……」
 深く頭を下げる島民に、コミュニは。
「ん……海賊旗のメガリスとは初耳ですに。ヨウ、このまま歩いて探すのも億劫ですに。応援は呼べるかに?」
 と言うと、ヨウは。
「今、フォルティス殿が来られる。その艦に乗って、最後の仕事を果たすでござるよ」
 にっ、と笑みを浮かべる……と、そこに差し掛かるはフォルティス・ワーライン。
「よう。航宙駆逐艦「鬼やらい」でお迎えに来たぞ。蹴りはついたか、コミュニ?」
「ああ、何とか付けられたに。ヨウから話は聞いているかに?」
「そうだな。さぁコミュニもヨウも乗れ。島民が話す『海賊旗のメガリス』とやらのとこまで行こう。島民も案内してくれるか?」
「は……はい!」
 フォルティスの言葉にちょっと緊張しながら頷く島民、そして。
「俺は空中から探す。付近まで来たら一度降りるから、二人とも地上から探ってくれ。あぁ、ヨウ。艦内にある機動装甲テクニカル「ベアー」を運転して行け。そのメガリスの場所を探らにゃならんからな。EPイーグルも、艦内の装備を使って探せ」
 てきぱきと指示を与えつつ、捜索の手筈を整えていくフォルティス。
「フォルティス殿、承知したでござるよ。ベアーを借りるでござる。コミュニ殿は銃座へ乗られよ」
「よし、ベアーの銃座は私が乗っていくに!」
 そしてヨウとコミュニの二人は地上から、フォルティスは島民と共に上空から捜索を開始。
 ……既に、ある程度の場所の目星は付けられているので、その場所を先ず先にフォルティスが上空から調査。
 その情報をヨウとコミュニに共有し、ベアーで斬り込んでいく。
 ……ただ、その場所はかなりの山の中。
「木々が邪魔でござるな……」
 とヨウが呟く都、コミュニは。
「そんなの、私のハンマーでなぎ倒してくれるに! この私の怪力を持ってのん!」
 と言いながら、先の戦いで振り回したハンマーを再び大きく振り回す。
 チェーンの繋がったハンマーが木々を薙ぎ倒されて行く。
 そして……かなり森の奥まで到着。
 木陰に隠れるように、「邪剣」が記された海賊旗が。
「これでござるな」
「そうだに。フォルティス! 私やヨウが手を出すのも、何かあると怖いですに。上から砲撃できますかに? 座標はヨウが送りますに」
「ああ、分かった」
 ヨウとコミュニからの連絡を受け、フォルティスは上空から、ターゲットとなるポイントを確認。
 そして、上空から航宙艦用『タングステン弾磁力加速砲』を放つ。
 流石に上空から、艦戦用の砲撃を討たれては、旗の一つを破壊するのは造作も無い事。
 完膚なき迄に破壊された海賊旗、そして。
「よし。周囲にオブリビオンの残滓はあるか?」
 とフォルティスがコミュニとヨウに確認。
 影も形も無い事を確認し。
「よし、ないなら帰るとしよう」
「そうでござるな。私達二人も乗せて欲しいでござるよ」
「ああ、勿論」
 そして島民を安全な所に下ろし、二人を船へと乗せて……猟兵達は、島を後にするのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年10月07日
宿敵 『ハイランダーズ・キング』 を撃破!


挿絵イラスト