暗闇のサーカス団(作者 御影イズミ
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●闇の世界のサーカス団
 薄暗い闇の世界。人々は笑顔を失い、領主に虐げられて生きていた。
 だが、それでも生きたいと願う者は希望を捨てずに一日を過ごしていた。

 オブリビオンに搾取され、命を刈り取られては捨てられる。
 反抗的な態度をとればすぐにお仕置きという強い一撃を与えられ、死に至る。
 それがこの世界、ダークセイヴァーという世界だ。

 そんな中、小さなサーカス団がとある村へと訪れた。
 サーカスはこんな荒れた世界で珍しいもの。村の人々はなんだろう、と駆け寄った。
「さあさあ皆様、この世は笑顔が足りません! 我らサーカス団一同、あらゆる手を尽くして皆様に笑顔をお届けしましょう!」
 シルクハットを被った青髪の男は村人たちに大きく声をかける。笑顔を取り戻すために、彼は手を差し伸べるというのだ。

 ―――それが、村人を貶める罠であることを彼らは知らない。

●笑顔に、意味はない。
「皆様、お疲れ様です。次のお仕事のお話と参りましょう」
 グリモアベースにて、猟兵達にニコニコと笑顔を向けているのは金宮・燦斗(《奈落を好む医者》[Dr.アビス]・f29268)。普段から笑顔を絶やさないからか、説明の時も柔らかな笑みを向けたままだ。
「続いてのお仕事ですが、ちょっと面白いですよ。大抵のオブリビオンは領主として君臨しているのですが、私が見た予知ではオブリビオンがサーカスをやっているというのです。それも、人々を笑顔にするという名目で」
 ね、面白いでしょう? と猟兵達に尋ねる燦斗。その様子に猟兵達の反応は様々だ。本来、オブリビオンは村人にとってはただの脅威であり、猟兵達の討伐対象。そんな存在がサーカスをしている、となれば微妙な反応を示すものも多い。
「ああ、もちろん人々を笑顔にするなんて嘘ですよ。表では華やかなサーカスが行われている後ろでは、村人をスカウトしてオブリビオンが虐げているというのが現状のようです。そうして、領主と違ったやり方で村を滅ぼしているのでしょう」
 燦斗が言うにはなかなかに面倒なオブリビオンのようだ。気に入った村人をスカウトする前にはまずサーカスで何かしらの芸を披露してもらうらしい。自分から進んで芸を披露した者ほど、オブリビオンに気に入られやすいという。
 問題点としては、どのような芸を披露すれば良いのかというところ。予知でもそのあたりは掴めなかったようで、燦斗も申し訳ないと口にする。
「まずは現地での情報収集をお願いいたします。難しく考えず、ですが難題を乗り越える気概を持って任務遂行をお願いいたします」
 そうして燦斗は猟兵達を送り出す。小さく、頑張ってくださいと言葉を添えて。


御影イズミ
 閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
 いわゆる「サーカス団を巧妙にも利用したオブリビオンを討伐しよう! ついでに芸も披露しよう!」なやつです。
 MSページ、並びに以下の章説明をよくお読みください。

●第一章
 冒険シナリオ。
 到着した猟兵達の前に、村から逃げてきた人々がやってきます。
 彼らは村にいたようですが、オブリビオンの恐ろしさに気づいて逃げてきたようです。
 安全な場所を用意しつつ、情報を聞き出しましょう。

●第二章
 冒険シナリオ。
 村のサーカス団に潜入し、芸を披露することになります。
 自身の持つ芸を思いっきり披露しましょう。
 こちらは「第一章で手に入れた情報を利用する」とプレイングボーナスが付きます。

●第三章
 ボス戦シナリオ。
 サーカス団の団長ぶん殴ります。
 色々な思いをぶつけてやってください。

 オープニングの公開と同時にプレイング募集となります。
 皆様の素敵なプレイングをお待ちしております。
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第1章 冒険 『流浪の民を守れ』

POW建材や食料の調達や運搬をする。
SPD外敵に見つからず、住みやすい環境を整える。
WIZ人々の健康を心身ともにケアする。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


大神・狼煙
ふむ、であればこいつの出番ですね

呼び出したるは機械巨人の腕

私のUCは一撃を叩き込むものではなく、あくまでも転移のUC

故に、これこのように建材の運搬も文字通りお手の物

しからば、巨腕でパパッと即席の要塞を作る事も容易い

そっちに作業をさせているうちに、敵の情報を聞かせていただきましょうか

特徴、数、装備、何か不審な点などなど

会話は口と耳で十分

自分の手元は持ち込んだ食材を細かく刻んで、煮込んで少しのコンソメと胡椒を振るったスープに

ダクセは貧しい故に、変に豪華な料理出すと民間人の内臓がビックリしてしまいますからねぇ……

さて、わが故郷でネタを利用して悪事とは……生きては帰さねぇ……

アドリブ連携なんでも来い!


●故郷での狼藉は見過ごせぬ
 ダークセイヴァーでの事件と聞いて、いてもたってもいられなかった男、大神・狼煙(コーヒー味・f06108)。とある村から逃げてきた村人達を保護し、彼らの安全地域を建築するために行動を起こした。
 ユーベルコード『古代機械兵器・機巧巨人』を発動させ、機械巨人の腕を利用して近くの建材となる木材を伐採、運搬、建築。簡素で小さめではあるが強固な要塞を組み立てる。
 その間にも狼煙は外で食事を作っていた。逃げていた人々はフラフラなため、満足な食事を取れていないと判断した。食事を振舞うため、持ち込んでおいた食材を刻んでいる。
「ああっ……ここまでしていただき、本当になんて言ったらよいのか……」
「いえ、いいのですよ。村についている事をお聞きしますし、このぐらいは」
 手際よく野菜と肉を刻み、鍋に水を張ってアクを取りつつコンソメと胡椒で味を調える。貧しい人々の多いダークセイヴァーの世界では、豪華な食事では内蔵を驚かせて逆効果になる。そこで狼煙が振舞ったのは、胃を驚かせないための簡単なコンソメスープだ。
 彼はスープをかき混ぜている間にも、村にやってきているサーカス団についての情報を聞いていた。
 人々曰く、サーカス『団』と銘打ってはいるものの、実際に顔を見せていたのは鞭とサーベルを携えた団長の男のみでそれ以外の団員が見当たらなかったという。それについて団長の男に問うたところ、団員はテントの中にいる人達とこの村の人々だよ、と朗らかに答えていたそうだ。その後実際に団員を追加で募集していたそうで、何人もの村人達が応募していたと。
「ふむ……団員を集める時に何か不審な点はありましたか?」
「不審な点、ですか……。そういえば、棒や剣を振り回して芸を見せてた人たちを優先的に採用していたような……」
 村人は皆、口を揃えてそう言った。棒状のものを振り回してさえいれば、技術的には関わりがなかったそうだ。大人でも子供でも、棒状のものを振り回して芸を見せていれば合格といった様子。これには狼煙も首をかしげていた。
(普通、棒状のものを振り回すだけでは芸にはならないはずですが……その後に何か芸を仕込むつもりだったんでしょうか?)
 出来上がったスープを村人達に振る舞い、情報を頭の中で軽く精査する狼煙。今はまだ確信に至るような情報は聞けていないが、棒状の物を振るえばサーカス団に呼ばれやすいという情報は、敵の懐へ入り込む作戦のためにも頭の片隅に置いてたほうが良さそうだと判断した。
 ふと、トントン、と狼煙の背中を機械巨人の指先が叩く。要塞が出来たよと知らせるために、優しくトントンしたようだ。
「おや、出来上がりましたか。でしたら皆さん、食事はそちらで行いましょうか。敵がこちらに来る可能性もありますからね」
 さあさあ、とスープの入った大鍋を持ちつつ、村人達を要塞の中へと案内する。その間にも狼煙は先ほどの情報を頭に叩き込みつつ、村人達の安心を見せた笑顔で心を休めておいた。
 狼煙にとっては故郷である世界、ダークセイヴァー。そこで悪事を働くオブリビオンは絶対に許さないと誓いながら……。
成功 🔵🔵🔴

カーバンクル・スカルン
【WIZ】
ほえー、何その審査。即戦力を取るためではなく、未来のスターを作り出すため、とはよく言ったもんだけどガバガバの極み過ぎない?

でも、今の暮らしから脱却したい人々にとってはあまりに魅力的すぎる人参だったんだろうねぇ。凹みそうだから口には出さないけどさ。

とりあえずこちらにあったかいお風呂をご用意しときました。泥と傷だらけの体をこちらで洗ってくださいなー。

にしても、棒回しだけでもOKかぁ……。適当に死霊使い兼猛獣使いと称して受験したらあっさり合格しちゃいそうだねぇ。(といいつつ、見た目スケルトンな機械仕掛けのワニを眺める)


●心身ともに休めましょう
「ほえー、なにその審査……」
 人々の話を聞きつつも、焚き火を利用してお風呂を沸かしているのはカーバンクル・スカルン(クリスタリアンのスクラップビルダー?・f12355)。村人達が疲れているだろうということで、一番休まるのはなんだろうかと考えた末に思い浮かんだのが、お風呂にゆっくり浸かることだった。
(でも……今の暮らしから脱却したい人々にとっては、それが魅力的すぎる人参だったわけか……)
 口には出さず、焚き火に懸命に酸素を送り続けるカーバンクル。流石にこれを口にしたら村人たちが凹むのがわかっているため、何も言わなかった。
 村人達は疲れきった身体を休めるため、各々が座り込んだり、横になったりしている。その様子を見たカーバンクルは敷物を用意したり、少しでも体温を維持出来るように布を用意したりと、細かな部分を気にかけていた。
 そんな中、村人の中の会話を彼女は小耳に挟む。サーカス団と銘打っているためもちろんサーカスの催し物はあったが、どちらかというと村人達によるお披露目会の方が多かったような気がする、と。それもサーベルを使った剣舞が多く、指導もあったのだろうか剣を持ったことのない村人でも華麗な剣さばきを見せていたという。
 カーバンクルは少し気になったようで、その話をもっと掘り下げてもらおうと思い、後ほど話を伺うことに。まずは村人達にゆっくりと体を休めてもらうため、お風呂を沸かした。
「こちらにあったかいお風呂をご用意いたしましたので、泥と傷だらけの体をこちらで洗ってくださいな。お話はその後でも」
 ありがとうと感謝の言葉を述べ、村人達は皆一様に揃って冷え切った体を温める。その中には、普通に生きていれば付くはずのない傷を負っている村人もいた。傷の様子からして、つい最近付いたもののようだ。それについても、カーバンクルは後で聞いてみようと声をかけた。
 十数分もすれば村人達は体を温めることが出来た。着心地の悪い服をもう一度着て、体を冷やさないように渡してくれた布で体を防護しつつ、カーバンクルへの情報提供を行う。
 まず最初に小耳に挟んだ、剣術の心得がない村人でも華麗な演舞を見せていたという話について。その村人の知り合いがサーカス団に引き込まれ演者となったのだが、服で隠れている部分がアザだらけだったという。知り合いは数日ほど顔を見せていなかったのだが、数日もすれば華麗な剣舞を見せるようになっていた。だが、余りにも華麗すぎる剣舞に目を惹かれたため、知り合いでも何でもない人々は傷に気付いていない様子。唯一、情報提供をしてくれた村人だけが気づいていた。
「なるほど……ということは」
 カーバンクルの目線が、傷だらけの村人へと向けられる。傷だらけの村人は、先に情報提供をしてくれた村人の話を裏付けるようにこくりと頷いた。彼のその傷も、演者となった後に付けられた傷であり、厳しい訓練が待ち構えていたのだと。
 ここまで聞いて彼女は村人達に休息を取ってもらうことにした。そして、目線をまた別の場所へと移しつつぼやく。
「棒回しだけでOK、かぁ……。なら私は、適当に死霊使い兼猛獣使いと称して受験したらあっさり合格しちゃいそうなんだよねぇ」
 チラリとそばにいるスケルトンのような見た目の、機械仕掛けのワニに目を向けたカーバンクル。機械仕掛けのワニは何も言わず、彼女の目線に貫かれているだけだ。肩をすくめたカーバンクルは、一度情報の精査を行おうとその場を後にする。
成功 🔵🔵🔴

飾宮・右近
この様な世界にも人にサーカスという物はあるのでございますね。
それが人の為の物なのかはよくわかりませんが。

【POW】
今は困ってる皆さまのお手伝いを致しましょう。

UCにて周囲一帯の廃材などを操り、運搬車や荷運びロボに仕立て上げる。
形は様々。
廃物車両を道化て指示し、見る人を和ませつつ情報収集。

対人、会話全て黒子人形が行う。
本体は基本動かない。あくまで黒子が人形師であることを印象付ける。
動く場合は、黒子に操られた体となる。

荒事めいた芸を好むサーカス団の様でございますね。
芸をするとしてもお嬢様だけでは寂しくなりそうでございます。

人形を集める。廃棄物や色々な理由で持ち主不在。有志の方からの提供等で。


●人々のために、人形は動く
 別の方面へと逃げていた村人を救い出したのは、飾宮・右近(主の人形・f23981)。ユーベルコード『主の人形・百棄夜行』を駆使して周囲の廃材を操り、逃げてきた村人を匿うための住居を作るために運搬車や荷運び用のロボへと変形させる。
 その様子を眺めていた村人達は驚きの声を上げたが、右近は驚かせないようにと変形させた廃棄車両達を道化のように操り、指示。その様子は村人達を和ませる結果となったようだ。
 だが村人達は右近をただの人形と見ている。何故ならば村人達のそばには、人形師であるかのように佇む黒子人形がいるのだ。村人達の目には小さな子供が操る人形と廃棄車両……そのように映っている。
「ふむ、家屋はこちらのように致そうか」
 黒子人形の声とともに、車両とロボが動き出す。頑丈ではあるが小さめの家屋を建て、村人達に安心感を与えた。その間にも黒子人形は情報収集を欠かさぬよう、村人との会話を交えていた。
 サーカス団なのに団員は村で募集し、その募集時には芸を披露してから団員に加えるかどうかを決めていた。応募者の中には確かにきちんとした芸を披露した者もいたが、そういった者よりも棒や剣といったものを振り回していた者の方が採用されやすかったそうだ。
 また、振り回し方には特に共通点はない。ただ振り回すというだけでも採用点として高かったらしく、子供のように振り回していただけでも採用された者がいたという。
「なるほど。共通点は棒状のものを振り回していた者達ということか……」
 村人の話を聞き終え、考える様子を見せる黒子人形。実際に考えるのは右近なのだが、今は彼女の人形として佇んでいるためじっと虚空を見つめたまま、頭の中で情報を精査している。
(しかし、芸をするにしてもお嬢様だけでは寂しくなりそうでございます……)
 ほんのわずかに眉間にシワが寄ってしまった右近。ならばと次に考えついたのは、人形集めだ。黒子人形のみでは寂しいと考えが浮かんだため、村人達から人形についての情報を集める。
 村へ至る道すがら、人形の廃棄されていた場所があるという。誰がどのような理由で廃棄したのかはわからないが、少なくとも持ち主が存在するものではないとのこと。右近はその情報をしっかりと確認し終え、村人達に礼を述べてからその場を去った。
 その後、二人の人形は人形の廃棄された場所へと向かう―――。
成功 🔵🔵🔴

ティファーナ・テイル
POW/SPDで判定を
※アドリブ歓迎

「ボクはプロレスラーだから運搬とかは任せてよ!」
荷物や資材を蛇尾脚に乗せたりリュックに入れたりしながら『スカイステッパー』で手早く運びます。
これまで手伝ったり頑張ってくれた人達に『エデンズ・アップル』の黄金の林檎を配って「神様の世界の樹木に実った甘~い林檎だから、疲れを癒したり、休んだりしてね♪」と伝えながら配ります。
『ゴッド・クリエイション』で建築の神ガウディを創造して、人々の要望に可能な限り添う様な機能と外観の建築を進めて貰います。
他にできる事や要望が無いか聞いて回り、頑張って手伝います!
「みんな頑張っているんだからボクだってもっと頑張るぞ!」と満面笑顔


●プロレスラーはせっせと運ぶ。
 別の方角へと歩いていたところで逃げ惑う村人を発見したのは、ティファーナ・テイル(ケトゥアルコワトゥル神のスカイダンサー・f24123)。その様子から、既に村ではオブリビオンによる虐殺が始まっているのではないかと推測された。
 すぐに周囲を警戒し、外敵に見つからぬように村人達から村の方角を聞き出す。彼らを安全な場所へと連れて行くため、彼女はその自慢の腕力を利用して村人達を抱えてユーベルコード『スカイステッパー』を発動させる。大きく空を飛び、村から距離を取ることでオブリビオンからの追撃を免れるためだ。
「ボクもしっかり掴んでいるけど、振り落とされないように気をつけてね~! あと舌も噛まないようにね~!」
 村人達にしっかりと注意を告げつつ、彼らの村から遠く離れた既に崩れ落ちた村へ降り立つ。既にこの村には建築物は一つもなく、存在があったと知らせる建材が残っているだけだ。
 ティファーナは再び『スカイステッパー』の能力を駆使し、資材を運び入れる。その中には村人達の手助けもあり、どのように運ぶかを教えてもらいつつ素早く準備を終わらせる。
 だが、村人達は疲労困憊の状態だ。そんな中で手伝ってもらったことに、なんだか心が苦しくなったのだろうか。ティファーナは別のユーベルコード『エデンズ・アップル』を使用して黄金の林檎を配り始めた。
「こ、これは……?」
「これは神様の世界の樹木に実ったあまぁ~い林檎だよ。これを食べて、疲れを癒したり休んだりしててね!」
 笑顔で告げて村人達を休ませるティファーナ。その言葉に甘え、村人達は各々林檎を囓り、ゆっくり休むことに。
 その間にもティファーナはユーベルコード『ゴッド・クリエイション』を発動させて、建築の神を創りだす。村人達に林檎を配る間に、彼らの要望をいくつか聞いておいたため、建築の神にその要望を聞いてもらいつつ村を建ててもらった。
 そして完成まで、ティファーナは村人達に他に出来ることがないかと尋ねて回った。その中にはいくつかの情報提供もしてくれる者もいたため、ティファーナは耳を傾けた。
 情報はいくつかあったが、気になる部分があった。棒状のものを振り回していれば大体が試験に合格していたという点と、その合格者達はしばらく顔を見せなくなるという点。どちらも普通のサーカス団であれば有り得ないもの。そもそも、団員を村人で補うという点についてもかなりの疑問が浮かんできた。
 ニコニコとした笑顔を振りまきながらも、村人達を丁寧に労わるティファーナ。後に彼女は新たな村を築き上げ、村人達から感謝された。感謝されるのも束の間、彼女はすぐにその場を去った。
 こんな馬鹿げたサーカス団を止めるのは、自分を含む猟兵の仕事なのだからと。
成功 🔵🔵🔴

ヘルガ・リープフラウ
華やかなサーカスの舞台へと誘い、裏では虐待して命を奪う
逃げのびた人も深い傷を負って…なんてひどい
以前わたくしが手酷く痛めつけられた、あの悍ましい残酷劇の舞台を思い出して怖気が走ります
あんなこと、二度と繰り返してなるものですか!

衣食住は確保出来たようですし、あとは心身のケアでしょうか
【シンフォニック・キュア】で癒しの歌を歌いながら、村人たちの心身の傷を優しく慰めるように癒します
大丈夫、皆様のことは必ずお守りしますわ
何か必要なことがあれば、なんなりとおっしゃってくださいましね

剣技の真似事が出来れば即採用…
なら、わたくしのあのユーベルコードで「もう一つの姿」になれば
少しは役に立てますでしょうか…


●優しさあふれる癒しの歌声
 そこそこ出来上がった要塞へと足を運んできたのは、ヘルガ・リープフラウ(雪割草の聖歌姫・f03378)。既に誰かが作り上げた要塞にて、彼女は村人達に歌声を披露していた。
 それも、ただの歌ではない。彼女はユーベルコード『シンフォニック・キュア』による歌で、村人たちを癒していたのだ。美しい歌声は村人達は共感を覚え、心に安らぎを与え、心地よい気分にさせている。村人達は気づいていないが、身体の傷も彼女の歌声によって癒されていた。
(以前、わたくしが手酷く痛めつけられたあの悍ましい残酷劇の舞台……話を聞くと、思い出してしまいますわ)
 村人達に気づかれないほどの僅かな震えが、ヘルガに走る。過去に起きた、彼女の身を守るために犠牲になった民達の虐殺劇。惨たらしくその身を引き裂かれた民のことを思い出すと、歌う最中でも震えが走ってしまう。今度は誰も犠牲にならないように、今度は必ず助けるという真意を胸に彼女は歌い続ける。
 歌を披露し終えると、やんややんやと村人達が賞賛の声を上げた。素晴らしい歌声だったよ、聞き惚れてしまった、という声ばかりだ。これにはヘルガもゆるりと微笑みを残す。
 そのお礼にと言った感じで村人達はサーカス団の情報を教えてくれた。棒状のものを振り回していれば採用されやすいといった情報と、採用された者は何日も帰ってこないという情報。更には団長の男はあまりサーカスには出ていなかったという情報ももらえた。
「あら……サーカス団の団長さんですのに?」
「ああ、そうなんだよ。大体出てくるのは演者達だけで、団長は最初の口上を言うだけであとはそれっきりだったんだ」
 村人達の証言をもとに、ヘルガは考える。団長が出てこないサーカスはごくまれにあるが、それは団長に何か不都合が起きたとき。今回のサーカス団の団長はむしろ、最初から出る気など無いという様子だ。何故出演する気はないのにサーカスを開くのだろうか……?
 少し首をかしげたが、彼女はふと周囲の人々がまだ不安げな様子を見せていることに気づいた。その不安を紛らわせるため、再び彼女は村人達の話を聞いて回る。今度は情報収集ではなく、純粋に村人達の要望を聞き届けるためだ。
(剣技の真似事ができれば即採用。……でしたら、わたくしのもうひとつの姿なら……)
 いくつもの要望を聞き届けて村人を安心させつつ、次なる作戦を立てるヘルガ。もうひとつの姿のお披露目までは、あと少し―――。
大成功 🔵🔵🔵


第2章 冒険 『笑う門には厄も来ず』

POW猟兵たる者、体で笑わせる。コントに持ちネタ何でもござれ。ギャグは楽しんだ者勝ちだ!
SPD笑いに必要なのは小道具である。手品?アート?人の笑顔を作るのは、ギャグだけとは限らない。
WIZ逆に考えるんだ。絶対に笑ってはいけないって言われたら、笑いたくなるとは思わんかね?
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●サーカス団は常に相手を笑わせるべし
 村へと到着した。寂れた村には似合わぬサーカスのテントが建てられているのが見えるだろう。
 そして、そのテントの前には看板が打ち立てられている。

 募集・サーカス団員!
 あなたの芸を披露して、観客を笑わせませんか?
 簡単な審査を行って、合格したらあなたも立派な演者!

 そのような文章とともに、受付中の張り紙がされていた。
 笑わせるための芸を披露して、合格すれば良いようだ。
 ならばと猟兵達は、歩を進める。

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 サーカス芸のお披露目会へとやってまいりました。
 芸は猟兵達にとっても様々な演目があることでしょう。
 全ての力を出し切るもよし、今後の為に力を残すもよし。
 皆様の素敵な芸をお待ちしております。

 今回のプレイングボーナスは「前章の情報を利用すること」。
大神・狼煙
棒を振り回す……これはパントマイム一択だな

演じますは『サイユーキ』

まさかサーカス団長ともあろうお方が、知らないはずはありますまい?

などと異界の物語を引っ張り出しつつ、相手側が知ったかぶりするならよし、せずとも不都合があれば「あなたが無知なだけ」で言い逃れができる


後は一切声を出さず、棒術にて悟空を再現、刺股術にて沙悟浄、鍬を振るように猪八戒、最後に杖術にて三蔵を再現

あくまでも芝居ならば、心得のない素人でもなんとかなるでしょう

ところで団長、サーカスをやるほどの規模ならば、人事担当くらいいても良いのでは?何故他の団員はテントの中なのです?


至極当然な質問をぶつけ、他に配下がいないかカマかけときますか


●サイユーキ。
 サーカス団のある村へとたどり着いた狼煙。ふむ、と周りを見回すとまだ審査は始まっていないようだ。しかし既に応募受付はされているようなので、応募を行う。
「ん……?」
 応募を行う際、ただ紙に記入するだけというのが引っかかった。本来であれば団員のうちの誰かが書類を選考して、問題がない者だけを通して審査を行う流れだ。だがこのサーカス団では紙に記載して、中に入って見せるだけでいい様子。
 あまりにも不自然な応募方法に鋭い目つきを見せた狼煙。確実な罠であると知りつつも、彼は片手に棒を持って礼儀正しく中へと入る。
 既に何人かの村人が審査の開始を待っているのか、そわそわしている。それとなく、審査が始まる前に村人達に話を聞いてみることにした狼煙。村人達の話から、サーカス団に入ることで家族への食料の供給が確定されたものになるという情報を得ることができた。村で手に入る食料の量が乏しい以上、サーカス団に入って食料を安定させる者が多いのだとか。
(食料を盾にするとは、やはり許せねぇ)
 情報をくれた村人に笑顔を残しながらも、その裏面ではオブリビオンへの怒りがふつふつと湧いていた。ここで潜入に失敗するわけには行かない。
 そうして審査の開始が告げられる。審査員は少ない人数で、3名。中央に座る男が団長なのだろうか、時折両端の審査員達から声をかけられる様子が見て取れた。
 狼煙の出番になると、彼はパントマイムを行うことにした。サイユーキ、と呼ばれるとある異界に存在する物語。これを団長が知らぬはずはあるまい? と挑発の目線を送りつつ、狼煙の手に収まっていた棒がしなやかに舞い始める。
 一つ、棒を振っては悟空を演じ。もう一つ、棒を振っては刺股術を演じて沙悟浄を。三つ目、鍬のように振るい猪八戒。最後にくるりと振り上げて、杖術を用いて三蔵を再現する。
 彼は一言も喋らず、ただ棒の振り方と身体のひねりだけで四種の物語の人物を演じた。それらに感銘を受けたのだろうか、はたまた棒術を使用しているからなのか、シルクハットの男性―――サーカス団の団長が拍手とともに狼煙に声をかける。
「やあ、お見事。素晴らしい演目だった。御仁、よろしければ我がサーカス団への入団をお願いしたい」
 その言葉に狼煙は心の奥でニヤリと笑う。引っかかったな、と言いたげな言葉を飲み込んで、彼は笑顔でその申し出を受け入れる。そちらのテントへ、と案内された際、狼煙はとある一つの質問を団長に投げた。
「そういえば団長。サーカス団をやる規模とテントの大きさにしては、人事担当の数が少なくありませんかねぇ?」
 ―――狼煙のその問いかけには、団長は返答しない。ただただ、彼をテントの奥へと追いやるだけだった。
(ふぅん。敵の人数は把握させないつもりか)
 敵の人数が把握できない部分については致し方ないが、ともあれ、潜入は成功した。残るは団長をいつ倒すか、ただそれだけだ。
大成功 🔵🔵🔵

飾宮・右近
内心(笑いには緩急が必要であるな。ならば拾った人形達も使うとしよう)

操り人形の黒子を通じて発言「それでは審査員の方々を驚かせて御覧に入れましょう。お嬢様、そしてご友人の皆様、宜しくお願い致しますね。」

【SPD】黒子は語る。
人形という物は人の想いを集める力があるそうで。
悪戯好きな人に使われた人形はやはり悪戯好きになるそうでございますね。

人形を操って背後から驚かす。(刃物を持った人形で暗殺するかの如く)
傷はつけない、驚かすだけ。

その後、自身が操っている事を示し、人形達に舞台で踊らせる。
本体も他の人形と共にサムライエンパイア風の殺陣をする。

黒子を人に見せかけ、本体は操り人形に徹する。

アド歓迎


●人形劇。
 既に始まっているサーカス団の審査に、また一人。今度はいくつもの人形を連れた仮面の人形師―――もとい、右近がテントの中へと入って来る。
 ゾロゾロと列をなして入ってくる人形達に、審査を待っていた村人達も少し驚きを見せていた。
「おや、申し訳ございません。お嬢様、こちらへ」
 右近が声をかけると、黒子の人形が小さくとてとてと歩いて、足元へとやってくる。それに合わせて小さな人形達も、小さく歩いてついていく。その様子はさながら友達と共に遊びに行く幼子のような様式だ。
 そうしていくつかの手続きを済ませ、幾人かの村人の演技の後に右近の出番がやってきた。小さな人形達が右近に合わせて歩み始め、何かが始まると知るとすたこらと走って前へ出る。
 団長らしき男が人形をまじまじと眺め、右近の顔を見る。仮面の人形師という些かサーカスには不釣り合いな容姿ではあるが、それは実力を見てからと団長は告げる。
 それならばと黒子の人形が、開始の語りを入れ始めた。小さな幼子の言葉が、テントの中に響き渡る。
「それでは審査員の方々を驚かせて御覧に入れましょう。人形という、人の思いを集める力を持った物の演技をどうぞご覧あれ」
 少女の言葉が聞こえると、小さな人形達―――村人を助けた後に集めておいた人形達がゆっくりと右近と黒子の人形のもとを離れゆく。
 カラリ、カラリと人形特有の音が辺りに鳴り続け、何処からともなく取り出した棒をブンブンと振り回している。中にはナイフのようなものを持っている者もいた。小さな人形達による小さな演舞が、悪戯のように繰り広げられている。
「―――っ!」
 ほんのわずかな時間、団長や審査員達の視線が後ろを向いた。まさに今、ナイフを持っていた人形達が襲いかかろうとする瞬間が眼前に広がっており、審査員達は驚きの声を漏らす。―――団長は、あまり驚いていないようだが。
「これはこれは、失礼致しました。悪戯好きな人に使われた人形は、やはり悪戯好きになるそうですね」
 これは悪戯。そう告げた右近の手には、気づけば棒が一本収められている。人形達を操っているのは自分だと見せるように、その棒きれを軽く振るわせ、審査員達の後ろにいた人形達は素早くその場を離して他の人形達と合流して、踊らせる。
 ある程度踊りが披露されたところで人形達は再び棒を振るい始めるが、右近が手にしている棒がひと振りの刃のように振るわれると、動きを止める。黒子の人形は危ないからとその場を離れ、人のように待機場所へと戻って様子を眺める。
 右近自身は周りにいる人形達とともに、サムライエンパイア風の殺陣を披露し始めた。それに合わせて、周りの人形達も同じ動きをして合わせている。簡単なようで難しい、小さな人形劇が行われた。
 その後人形劇が終わると、サーカス団の団長は右近と人形達を褒めちぎる。不釣り合いな容姿は一種の別の娯楽として見てもらえると判断したのだろうか、はたまた棒を振り回していたからなのだろうか。右近もまた、サーカス団への加入を促された。
「ええ、ええ、もちろん。わたくしめでよろしければ」
 ―――先ほどの暗殺劇のさらなる続きを見せましょう。
 その言葉を口にする前に、右近は黒子の人形と共にテントの奥へと進んだ。
成功 🔵🔵🔴

ヘルガ・リープフラウ
南国の踊り子(ベリーダンサー)の姿で、剣舞を披露いたしましょう
水着風の衣装にロングの巻きスカートと絹のベールと宝石を纏い
艶やかにして神秘的な雰囲気を醸しながら

歌と演奏に合わせて、細剣「ローエングリン」を手に優美に舞い踊り
歌うは【Marchenlied】異国に伝わる絢爛たる冒険譚、千夜一夜の物語
身に纏う色とりどりの宝石は光を受けて煌めき
翼飛行で空中を舞う姿は、さながら天女、或いは箒星の精霊の如くに

恐らく黒幕は、最終的には仕込んだ剣技で村人に殺し合いをさせるのが目的でしょう
ならば今はか弱い乙女を装い、敵の油断と嗜虐心を誘うことに徹しましょう
「真の姿」を見せるのは、敵が尻尾を出したその時に


●おとぎ話の歌。
 次にやってきたのは、ダークセイヴァーではあまり見かけぬ衣装を身にまとったヘルガだ。水着風の衣装にロングの巻きスカートと、絹のベールと宝石を纏っており、その姿の神秘的な雰囲気には審査を待っている村人達も思わず息を呑む。
 そのおかげか、ヘルガに見惚れた村人達は思うように芸を披露できぬ者が多かった。犠牲者が増えない分、思わぬところで良き結果になったということをヘルガは知らぬまま。
 彼女の番がやってくると、彼女はその手に細剣・ローエングリンを持って前へと進む。彼女の歌は『Marchenlied』と呼ばれる、異国に伝わる絢爛たる冒険譚、千夜一夜の物語の歌。いわゆるおとぎ話の歌である。歌に合わせて優美に舞い踊り、剣を奮っておとぎ話を再現している。その様子には審査員達も言葉を失うほどに。
 ヘルガの舞いで身に纏っている宝石は光を受けては輝いて、煌きを用いて彼女の美しさを引き立てる。サーカスのテント内だというのに、ヘルガの舞いによって南国の世界が広がっているかのようにも見て取れた。
(……?)
 ふと、ヘルガの目線がテントの別の場所へと向いた。誰もがヘルガに釘付けの中、彼女だけがテントの違和感に気づいた。
 違和感―――審査員の後ろにある布の隙間から見える、小さな檻。その中で戦っている剣を持った村人の姿が、一瞬だけ彼女の目に映った。やはりこのサーカス団には裏があったのだと、彼女は確信を持つ。
 おとぎ話の歌が繰り広げられているが、その効果は審査をしているテント内だけ。隙間から見えた場所へは、歌は届いていない。そこにあるのはおとぎ話ではなく、本当の出来事なのだ。
 ならばここで失態を犯して、潜入のチャンスを逃すわけには行かない。彼女の踊りは更なる彩りを付け加えるために、地を蹴って翼飛行を用いて空を飛ぶ。柔らかな巻きスカートと絹のベールのおかげか、その姿はまさに天女のようにも見えた。
 最後の一手として、彼女は空を舞う姿から一気に急降下。天女の姿から箒星の精霊のように、姿を変えて地上へと降り立つ。それを持って演技の終了を告げ、審査員の顔色を伺う。
(今は、か弱い乙女を装いましょう。敵の油断と嗜虐心を、誘うために)
 演じることを演じ、更にか弱い乙女を演じることにしたヘルガ。その様子に特に違和感はないとなったのか、サーカス団への加入を促される。これは願ってもないことだと演技を見せ、ヘルガはテントの奥へと進むように指示される。
(……あら、向こうではないのですね。でしたら、今は大人しく従いましょう)
 ヘルガは先ほど見かけたテントの奥ではなく、別のテントへと進むように促されたことに疑念を持った。しかし、今ここで反乱を起こせば全てが無意味になる。ここは大人しく従い、機会を伺うことにするようだ。
成功 🔵🔵🔴

ティファーナ・テイル
POW/SPDで判定を
※アドリブ歓迎

『ゴッド・クリエイション』で神鉄如意棒龍竜を創造して、サーカス団の天幕に入ると笑顔で挨拶をして龍竜には「暫く棒で居てね♪」と伝えて棒術や棒芸を駆使して見せます!
周りを見ながら(そろとなく)警戒しつつ「プロレスラーは、必要ならどんな相手とだって闘争して格闘できるからね!」と笑顔でガッツポーズ。
他の演者や猟兵とは『スカイステッパー』を駆使して縦横無尽に高速飛翔しながら「プロレスラーは身体と肉体が武器(ネタ)だから、どんな状態でも誰が相手でも立ち向かうぞ!」と片手で挑発的な手招きを!
一般人の演者なら盛り上げる組み合い打ち合いを演じます。
最後にWKOで盛り上げます!


カーバンクル・スカルン
棒術オンリーかぁ……ワニだけじゃインパクトにかけるか? 一応鞭の代わりにノコギリを振って指示を出してみるかね?

ただ、気になることも結構あるんだよなぁ。虐げるだけなら別に剣術を教える必要はない。なのに、捕まった人は一応はきちんとこなせるようになっている。

カモフラージュのためか、単に村人に堪え性がなかったのか……「オブリビオンになったことで歪んだか」「村人をよく似た他人に入れ替えた」のどれかだな。わざわざグリモア猟兵が呼びつけた、ってんなら後者っぽいが?

私自身は受からなくても良い。あとで【クリスタライズ】で隠れて忍び込めればそれで良いんだからね?


●最後の審査。
 村のサーカス団へとたどり着いたティファーナとカーバンクルの二人。大きなテントの外からでは様子は伺えないため、こっそりとテントの中を覗いてみる。
 既に審査は始まっており、何人かの村人が小さな会場で芸を披露している様子が伺えた。楽しそうに審査をしている雰囲気はまさにサーカス団の試験といったところだろうか。そんな様子を確認したカーバンクルは、助けた村人達の証言を思い出し口にする。
「虐げるだけなら別に剣術を教える必要はない。なのに、捕まった人は一応きちんとこなせるようになっている……。堪え性がないならまあ、仕方ないけれど……予知が起こるほどだし、もしかしたら……」
 ブツブツと呟いて情報を精査し、隣にいたティファーナに意見を求めようとした。が、既にティファーナは審査でワクワクしている様子だ。自分の肉体を使ったネタを披露できる、という嬉しさが混ざっているようで、カーバンクルの意見については後回しにしようと述べた。
「あー……確かに考えるのは潜り込んでからでも出来るか……」
「そうそう、色々と考えるのは潜入に成功してから、だよ!」
 ねっ!とどこか納得させようとしているティファーナに、カーバンクルはやれやれと肩をすくめる。こうなりゃ潜入できれば儲け物となったのだろうか、カーバンクルはある作戦をティファーナに提案した。
 カーバンクルのユーベルコード『クリスタライズ』。発動すればカーバンクル自身と抱きしめている相手が透明になるという、潜入にはとっておきのユーベルコードだ。カーバンクル自身は合格しようがしまいが関係ない。ただ、合格者に抱きついて潜入すればよいのだから。
「私も受けてみるけど、多分落ちると思うんだよね。情報通りなら、棒術、剣術を使ってる人を採用するだろうし」
「それじゃ、ボクは頑張ってみるよ!」
 そうして二人は別々に登録を行い、審査を受けることになった。

●ワニ。
 まずはカーバンクルの番が来た。チラリと審査員の顔を伺ってみると、話に出てきた団長らしき男がいた。その男の顔と容姿を覚え、カーバンクルは適当な自己紹介を行う。
 団長の男がジロジロとカーバンクルを眺めるが、そんなことはお構いなしに彼女は見た目がスケルトンな機械仕掛けのワニをセットし、くるくると指示を出して動かす。その様子はさながら猛獣使い。
 審査員から小さな声が上がったら、次はノコギリを取り出してそれを鞭のように振るう。薄っぺらな刃が機械仕掛けのワニの横をスレスレに叩き、地面へと当たる。そのしなやかな刃の動きに、審査員の中には賞賛の声が上がった。
 しかし団長の男の反応はよろしくない様子。刃を使っているという点では剣術とみなされるはずなのだが、使い方が間違っているから険しい顔をしているのだろうか。カーバンクルはそんな様子をものともせず、芸の披露を終える。
(さて、団長の顔は険しいし落ちたかな。……その間に情報整理してよっと)
 カーバンクルがここに来るまでに集めた情報では、不可解な点があった。それは、何故剣術を教える必要があるのか、というものだ。虐げるだけならば教える必要はなく、むしろ人を集めるだけで良いのならサーカスを行っている最中にでも虐げれば良い。ならば何故こんな回りくどいことをするのだろうか……?
(まあ村人をよく似た他人に入れ替えた、とかなんだろうねぇ)
 ひとつの結論にたどり着いたとき、彼女の目にテントの奥がちらりと見えた。単に見ればそれは、ただの檻。使役する動物たちを入れるための、安全を期しての檻。だが、カーバンクルの目に映った檻の中は、異常だった。
 風に揺れて見えたそれは、いわばコロシアムのような。血走った目を向けて剣を振るい続ける人の姿が二つ、お互いがお互いを殺そうとするかのように戦っている様子が見えた。
(……あれは……? まさか、殺し合いを眺めるために準備されている……のか?)
 ただ見えた様子だけでは情報はわからない。そのため、すぐさまカーバンクルは失格の言葉を受け、テントを出た。ブツブツと独り言を呟きつつ、ユーベルコード『クリスタライズ』を使用できる相手を見つけて、さっさと潜り込んで情報を仕入れることにしたようだ。

●竜。
 続いてティファーナの番。テントに入る前に彼女はユーベルコード『ゴッド・クリエイション』を使用して神鉄如意棒龍竜を創造。天幕に入って笑顔で審査員に挨拶をし、小声で龍竜に棒でいるようにと伝えた。
 これでもかと言わんばかりに細く柔らかな腕で強く振り回される龍竜は、大きな風をテントの中で巻き起こす。審査員はもちろん、村人やテントさえも吹き飛ばされてしまいそうな雰囲気に、審査員の一人が手を伸ばして止めた。
 流石にやりすぎたかな? とティファーナは棒術を止めて謝り、今度は演舞を披露するからと近くにいた村人にお手伝いをしてもらうことに。
「プロレスラーは必要ならどんな相手だって闘争して、格闘できるからね! あ、もちろん手加減はするよ!」
 先ほどの強風で萎縮している村人に対し、笑顔を向けたティファーナ。それでも村人の固まり具合はほぐれることはなかったが、気にせず取っ組み合いを演じることに。
 村人の動きに合わせ、ティファーナの方がレベルを合わせて演じている。棒となっている神鉄如意棒龍竜を巧みに操り、村人をも引き立てつつ自分の棒術をアピールしている。
(さてさて、団長さんは……)
 演じている間にもティファーナの視線は情報を集めている。素早く団長らしき男を見つけ、その表情を読み取る。どうやらティファーナの棒術の演技を褒めようとする様子が伺えた。言葉までは聞こえないが、その表情だけでも見れただけで満足だ。龍竜による棒術を止め、最後の演技に入った。
「最後! ボクのもう一つの演技だよ!」
 最後の演技は、彼女の体を使っての演技。すなわち空手による組手だ。これ以上の犠牲を招かないよう、村人達を軽く気絶させる程度の組手を行い、舞台にはティファーナのみを残させた。これで合格者は自分一人になるだろうと判断して。
 そうして審査員の男……サーカス団の団長から、賞賛の声が上がる。ティファーナをぜひサーカス団の一員に迎え入れたいと声を残して。無論、潜入の機会を逃すわけにはいかないティファーナは快く受け入れることとなった。

●合流。
 審査が終わり、ティファーナはカーバンクルと隠れて合流。カーバンクルはいくつかの情報を仕入れることが出来た様子。
 どうやらここは、表向きはサーカス団だが裏では団長が村人同士を戦わせるために作り上げた闘技場のようなもののようだ。村人達を集めては戦わせ、最後の一人になれば次の村へ趣いてまた村人を集めるというサイクルを繰り返しているようだ。
 また万全の状態で戦わせるという、悪趣味な心遣いによって休息を取れている村人達がいた。彼らはもはや逃げるという意志がなくなっているのか、檻の鍵が開いていても逃げる様子はない。どうやら傷を負って逃げてきた村人は諦めがつかなかったのだろうか、この隙を突いて逃げ出したようだ。

 ―――悪意しか残されていないサーカス団。潜り込めたのだから、残るは団長を倒すのみ。だ
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵


第3章 ボス戦 『死の狂演ヘナロ・カルバハル』

POW ●猟兵使い
【猟兵調教鞭】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD ●It's Showtime!
自身からレベルm半径内の無機物を【団員、道具、猛獣が揃ったサーカス会場】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
WIZ ●サーカスクラウン
戦闘力のない【道化師】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【コミカルなリアクションと野次】によって武器や防具がパワーアップする。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はナギ・ヌドゥーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


大神・狼煙
生かしては帰さねぇ

貴様は我らネタ枠と呼ばれる者がやってはならない事をした

楽に死ねると思うなよ……



敵が道化を召喚すれば、こちらは機械骸骨の軍勢を呼ぶ

狙いは戦闘力のない道化師の方

相手が何をしようと、バフをかける道化師そのものは戦力にならないのなら、一撃で殺せる

数がいようが距離があろうが関係ない

何せ、この骸骨共は爆薬の塊

後からナイフを一本投げて起爆してやれば、後は自己増殖と連鎖爆破で塵一つ残さない

さぁ、団長……テメェのハラワタを引きちぎる、断腸の時間だ……


爆煙に紛れて距離を詰め、足を踏み動きを牽制しつつ鳩尾から心臓目掛けて肘を打ち込み、肺を圧迫して怯ませる

ハラワタ?それは虚言

断頭の覚悟はいいか……!


●生かしては、帰さない
 審査が終わり、村人達が帰って静まり返った後。今日は訓練を行うことはないそうで、これは絶好のチャンスだと狼煙は動く。
 他の団員たちと会話をしていたり、自分のテントに入って軽い用を済ませてきたり、猛獣達のいるテントを見に行ったりと、ここまでは特に何かをしている様子はない。団長が外に出たところを見計らい、狼煙は足音を極限まで無くして後ろから近づき……一気にナイフで首を切り裂き、倒した。
(……!)
 やられた。狼煙の頭の中でその一言が渦巻き、瞬時に距離を取る。狼煙が倒したそれは団長の姿に扮した、ただの道化。こうなることを予測して準備されていた模倣の道化師だ。狼煙は団長と道化師がすり替わる瞬間を見ていなかったために、気づくことに遅れてしまったのだ。
 ならば、本物はどこへ? その考えが浮かぶよりも前に、狼煙の足を鞭が絡め取る。
「これはこれは、いけないなぁ。猛獣が檻から外に出ちまってる」
 当然その鞭を振るっているのは、団長だ。彼にとっては試験に合格した者は猛獣と同定義であり、己の嗜虐嗜好を満たすための動物に過ぎない。それはもちろん、試験に合格した猟兵達でさえも。
 ようやくお出ましかと呟いた狼煙は、素早く鞭をナイフで切り裂いて大きく距離を取りつつ外へ出た。外へ出た理由は二つ。一つは自身のユーベルコード『古代機械兵器・機巧導爆兵』の起爆を村人のいるテント内で使わないように。そしてもう一つは……。
「可愛い女の子を巻き込むわけにはいかねぇからな……」
 先ほどの試験の真っ只中、狼煙は確かに見た。自分と同じく棒を振り回して懸命に気に入られようとしている、可愛らしい村人の姿を。そんな可愛らしい女の子をこの団長の手で傷つけるわけにはいかないし、テントの中でドンパチやって余波を食らわせてはいけない。そんな理由から、自分の身を外に追いやって団長を引き寄せた。
 距離を取ってみたところ、どうやら団長は鞭が届く範囲までは近づくようだ。狼煙は素早く『古代機械兵器・機巧導爆兵』の爆破範囲を計算し、小型の機械兵を配備する。鞭の届く範囲且つ爆破の範囲に引っかからないよう、隙間を縫って走り続ける。
 一方の団長は鞭を振るい、地中から道化師を呼び寄せた。ショーを開始する旨を高らかに宣言すると、道化師たちは団長の支援を行うように狼煙に向けてコミカルなリアクションを披露する。
「俺にそんなリアクション向けてんじゃねぇぞ、道化共!!」
 狼煙の様々な怒りは一つのナイフに込められ、カツン、と機械兵に当たる。軽い一撃だが、機械兵の起爆としては十分な一撃だ。小さな機械兵はたった一撃で瞬く間に連鎖爆発を起こし、道化師達を吹き飛ばす。無論、爆炎の中には団長も含まれている。
 連鎖爆発による砂煙が起こる中、狼煙は起爆前に確認した団長の位置と機械兵の配備位置を計算して走り抜ける。砂煙を利用して姿をくらませ、団長の鳩尾目掛けて肘を打ち込む。
「がはっ……!?」
 狼煙の強烈な一撃は団長の膝を崩した。だが、狼煙はまだ攻撃の手を止めない。その手に握ったナイフで再び首を掻ききろうと、思いっきり振り下ろす。
 しかし団長にも、まだ力は残されていた。ナイフが振り下ろされる瞬間、そばで連鎖爆発を行っていた狼煙の機械兵を鞭で引き寄せ、あろう事か狼煙を機械兵の爆発に巻き込んだ。ナイフの軌跡を爆発の衝撃で逸らすためだけに。
「くそ、まだそんな余力があったのかよ!!」
 爆発で吹き飛ばされた狼煙は再び体勢を立て直し、同じように行動を繰り返す。団長もまた彼の意図に気づいては同じ行動を繰り返すのみだった。
大成功 🔵🔵🔵

ティファーナ・テイル
SPDで判定を
※アドリブ歓迎

「皆が楽しいからサーカスなんだ!自分だけが楽しむなんてサーカスじゃない!“悪”は懲らしめるぞ!」
『スカイステッパー』で縦横無尽にジグザグに移動しながら『セクシィアップ・ガディスプリンセス』で♥ビーム攻撃を仕掛けて、『神代世界の天空神』で避けれない攻撃を空間飛翔して避けて『天空神ノ威光・黄昏』で敵のUCを封印/弱体化させます!
『ジェットストリーム・ラヴハート』でSPDを強化して『ガディスプリンセス・グラップルストライカー』+『ヴァイストン・ヴァビロン』で髪の毛や蛇尾脚の攻撃を仕掛けます!

🔴が付いたら『超必殺究極奥義』で苛烈な猛攻を仕掛けます!
「正義と勇気で勝つよ!」


●みんなが楽しいから、サーカス
 団長が一人、外で息を切らしている様子を確認したティファーナ。素早くユーベルコード『スカイステッパー』を利用して縦横無尽に駆け巡りながら、団長の視線に入らないように攻撃を仕掛けようとする。
 しかし既にティファーナに気づいているのだろうか、団長は鞭を奮って高らかに告げる。
「It's Showtime!」
 宣言と同時に、団長の周囲にあった無機物―――サーカスの道具や石ころなどが徐々に変化を遂げ、団長を中心とした周囲に別のサーカス団を作り上げる。先程まで試験を行っていたサーカス団と違い、団長が作り上げた団員達、道具全般、果てには使役が容易な猛獣達が揃っていた。
 まるで団長ただひとりが楽しむためのサーカス団。それに憤りを感じたティファーナは、空を舞いながらも大声で反論する。
「こんなサーカス団は、ただの悪だ! みんなが楽しめてサーカスなんだから、自分だけが楽しむなんてサーカスじゃない!」
 ティファーナは手持ちの様々なユーベルコードを発動させ、空中を駆け巡りながら団長が作り上げたサーカス団を壊してゆく。同じくして団長も周囲の無機物を利用しては変換し、猛獣達の質を上げながら攻撃を続けていた。
 鞭が飛び交い、ジャグリングによって弾かれたナイフが空を舞い、行く手には火の輪が現れ、ブランコに乗って突撃する道化師がティファーナを捕らえようと飛び回り、猛獣達がティファーナの足とも呼べる大蛇の尾をつかもうと手を伸ばす。
 鞭を尾で払い落とし、ナイフは軌道を読んで躱し、火の輪は燃え移らぬように華麗にくぐっては、道化師の手を弾き飛ばし、猛獣達をハート型のビームで吹き飛ばす。
 新たに生まれたサーカスのテントで、何度も同じ攻防が繰り返された。連続攻撃の影響でティファーナの体力は減り続けているというのに、倒しても倒しても敵方は新たに生まれてしまい、キリがない。なので団長をメインに狙っているのだが、召喚された道化師や猛獣に阻まれてしまってうまく攻撃が命中しない。
「猛獣は、やはりきちんとしつけなければ、な」
 団長の歪な笑みがティファーナの目に映る。振るわれた鞭を瞬発力を用いて逃れようとしたが、その鞭はフェイント。本命はティファーナの背後から現れた大虎だ。大虎はティファーナよりも大きく飛んで、その腕を振るって彼女を地に叩き落とした。
 地面に叩きつけられた一瞬だけ、息を上手く吸い込めない。そんな中でも歪なサーカス団はティファーナを取り囲み、彼女を殺すための武器を各々が振りかざした。
「っ、ボクはここで負けるわけには!」
 酸素を大きく取り込み、腕の力をバネのように使って地面から大きく離れる。流石にこれ以上の進撃はまずいと判断したティファーナは、他の猟兵達に討伐を託して戦場を離脱した。
苦戦 🔵🔴🔴

飾宮・右近
さて、舞台の時間でございましょうか?
本体は他の人形、小道具と共にいる。

【POW】
黒子人形が舞台の如く、人形と小道具を操る。
只々、物量を持って戦場を、座長を圧し潰す。

ここの小道具はそちらの物で御座いますから、彼等も喜んで飛びついてくれましょう。

本体は他人形、小道具に紛れている。
鞭は黒子人形が受ける。
操り主として【演技】、本体がばれない様に。
彼は意思無き道具であり、ルールを守る所以もなければ破ってもダメージは無意味。挑発するようにルールを破らせる。
鞭と座長を黒子に仕込まれた歯車で【捕縛】し、辺りに散らばる無機物で圧砕する。

さて、我の舞台は如何であったかな?

カーテンコールくらいは我も顔を出さねばな。


●踊る踊る、人形劇
 暗闇の中で大きく息を吸っては吐いている団長。幾人かの猟兵が彼への攻撃を開始し、悪意のサーカス団から村を救うために力を存分に振るった。その影響で体力の消耗が激しく、無理矢理に身体を回復させている状態だ。
 そんなところでやって来た右近もまた、団長と共に舞台を作りに来た一人。黒子人形が一歩前に出れば、カラカラと他の人形達や小道具が動き出す。
「此度始まるは、黒子人形とそのご友人の舞台劇」
 右近の声が響き渡ると、人形達が小道具を持って団長を取り囲む。右近の本体もまた同じように団長を取り囲む人形達の中に紛れ、黒子人形が操り主として演技する。
 人形達にぐるりと四方八方を囲まれた団長は、素早くその腰に携えていた鞭を大きく振りかざす。鞭に当たったいくつかの人形達は団長の決めたルール……『動かない』ことを指示される。そのルールを破れば多大なダメージを受けることになるのだが、人形達は与えられたルールを無視して団長へと攻撃を開始し始めた。
 周囲の人形を攻撃しても無駄だという、人形師特有の挑発。むしろそれは本体を悟られないために、操り主の黒子人形へと攻撃が行くようにと仕向けた右近の策だ。
 人形達の挑発は……成功。言うまでもなく、団長はその鞭を操り主の黒子人形へと振るい、ルールを裁定した。『動くな』と。
「おや、おや、おや。わたくしめも甘く見られたものでございます」
 軽快に笑う人形師の声が、団長の耳に届く。無論それは操り主を演じている者からの発声ではなく、人形達に紛れた本体からの囁き声。だが、団長にその声は届きはしない。今もなお、動いてはルールを与え続けられる黒子人形と対峙しているのだから。
 団長の顔には焦りが見えている。ルールを与え続けてもなお動く者に対し、何度も鞭を振るってはダメージを与えている。更には周りの人形達からの猛攻も続いており、全てを掃くまで体力勝負となっていた。
「さて、我の舞台は如何であったかな?」
 優雅に佇む本体の人形、NearRight。彼女の人形劇は猛攻の続く鞭の中、幕は閉じられることはなく。
大成功 🔵🔵🔵

ヘルガ・リープフラウ
騒ぎを聞きつけ、団長との戦闘に参戦
今こそ「真の姿」【白鳥の騎士】に変身
聖なる御業で悪を討つ!

ああ、以前遭遇した事件でも、同じような敵がいた
愛の舞台の座長を標榜するその男は、奴隷として攫ってきた「演者」を、時に洗脳して舞台上で殺し、時に愛しあう者同士を戦わせて、悍ましい享楽の見世物にしていたんだ

あの時の「座長」も、この「団長」も
人の命を踏み躙り、絆を引き裂き嘲笑っておいて
何が愛だ、何が笑顔だ、偽善者め
絶対に許すものか!

歌うはレクイエム【怒りの日】
裁きの光は道化師もろとも、外道を追い詰め打ち据える
自らも「ローエングリン」を振るい、限界突破の力を込め神罰の一撃

人々の「笑顔」、お前たちに穢させはしない


●白鳥の騎士の怒りの日
 少しずつ、村でも騒ぎになり始めた。大きく繰り広げられる戦いをきっかけに、サーカス団に対して何かしらの恐怖を抱いている者達が大きく喧伝し始める。
「やはりあのサーカス団には何かあったんだ」
 その一言が村中に広がり、小さな混乱を招いて人々は逃げ出していく。サーカス団への恐怖と、嫌悪を抱いた叫び声が響き渡っていた。
 村人達の逃げ惑う声が聞こえる中、一人の女性―――ヘルガが、細剣を片手にゆっくりとサーカス団の裏手へと回っていく。
 以前に遭遇した事件が、脳裏に浮かぶ。愛の舞台と称して、奴隷として攫った演者達を舞台の上で殺しては愛し合う者達をも殺し合わせて、悍ましい享楽の見世物を用意していた者がいたことを。人の命を軽々しくも扱い、己の欲を満たすためだけに殺し続けた者がいたことを、思い返していた。
 そして今回の団長もまた、笑顔を与えるなどと称して人の命を踏みにじり、自らを満たすための娯楽として扱う者。剣術を覚えた者達を戦わせ続け、娯楽として眺めるために幾人もの命を失わせた外道。そんな者にかける情けなど、もはや不要だ。
 団長に向かってゆっくりと歩くヘルガの姿が、徐々に彼女の怒りに合わせて変わり始めた。白き衣に身をまとい、白鳥の如き美しさを漂わせ、海のように美しい青の瞳で団長を睨みつけ、細剣・ローエングリンを輝かせる。
「人々の『笑顔』、お前たちに穢させはしない!」
 大きく宣言の言葉を投げたヘルガに対し、団長は鞭を振るって道化師を呼び寄せた。ケタケタとヘルガを笑う道化師に対し、彼女は歌を歌う。
 ユーベルコード『怒りの日』。人々の尊厳を踏みにじる悪意への恐怖や嫌悪を感じ取った歌は、邪悪を滅する裁きの光を呼び寄せる。恐怖や嫌悪、すなわち村人達の逃げ惑い、恐怖する声。彼らの声はヘルガの歌に合わせて、召喚の条件を満たしてくれた。
 白く輝く光の刃が空を覆い尽くし、団長と道化師達の肉体を貫いてゆく。村人達の恐怖が彼らに向いているのだから、当然のことだ。だがそれをも児戯と捉えた道化師達は、歌い手を嘲笑う。カラカラ、カラカラと、まるで小道具が人の姿を取ったかのように、生き物とは思えない笑い声で。
 それでもなお、ヘルガは歌う。己の怒りを乗せて、村人達への救いの歌を、その美しき姿を暗い昼間の空にはためかせながら。
成功 🔵🔵🔴

カーバンクル・スカルン
まずは身を隠したままテントの屋根を支える骨の上に陣取る。そしてワイヤーを団長の首に巻きつけたのを確認してから飛び降りて、その反動で一気に団長の体を吊り上げよう。

狙うは一つ、団長の命のみ。

もし手を離せ、と鞭を振るってくるなら素直に離してスタンバイしていたワニの餌食に。甘んじて受け入れるならそのまま宙吊りになってもらう。どちらにしても待ち受けるは死のみ。

ねぇ、実はあなたには感謝してるのよ。力を持たない人々を鍛えてくれたでしょ? たった数日であれだけの剣術を教え切れる人は中々いない。
でも……その腕を人を傷つけさせるために使うしか能がないなら、大人しく退場してもらうわ。


●感謝はすれど、退場はしてもらう
「ああ、クソ! なんなんだね、今日は!」
 団長の怒りの声がテントの中に響き渡る。既に団長の姿はボロボロで、誰が見ても彼は重傷だ。だというのに彼は治療しようとはしなかったし、彼を治療しようとする者はいない。むしろ逆に、団長は捕らえた村人達が入った檻を眺めては悦に入る。
 そんな様子をテントの屋根の鉄骨から眺めているカーバンクル。団長が一人になる隙を伺っているのだが、なかなか檻の前から動く様子がない。ならばいっそのことすぐにでも、とワイヤーを手にとった矢先、団長が動き出す。
(狙うは一つ、団長の命のみ……。捕らえられている村人達にワイヤーが絡んではいけない……)
 慎重に、的確に、迅速に。カーバンクルの目線は団長を逃さぬように捉え続け、攻撃の隙を伺う。しかしテント内では団長も疲弊して周囲に気を配っているせいもあってか、なかなか隙を見せない。
 あれやこれやと見張っているうちに、団長は外へと出てしまった。カーバンクルも音を立てぬように天幕をナイフで切り裂いて、見つからぬように外にある木へと飛び移る。
 テント内の地面は様々な色が溢れていたため見えていなかったが、よく見れば団長の歩いてきた部分は赤い靴跡で染まっている。それほどまでにダメージを負っていたために、団長はカーバンクルのいる木にもたれかかる。
「まだ、まだだ……まだ私は……」
「私は、何?」
 団長の言葉を遮るように、カーバンクルはワイヤーを団長の身体に、特に重点的に首に巻きつけて宙吊りにする。風で踊るブランコのように吊るされた団長は、手に鞭を携えた状態で首を絞められた。
 だが、団長は一瞬だけ鞭を振るってカーバンクルに当てようとする。しかしそれを、機械仕掛けのワニが弾いてガードした。余力が残されていることを確認したカーバンクルは、団長の拘束を―――とは言っても首の部分はしっかりと繋いだままだが―――外した。
「あなたには感謝してるのよ。力を持たない人々を、鍛えてくれたこと。けれど、その腕を人を傷つけさせる為に使うしか能がないのなら……大人しく退場してもらうわ」
 カーバンクルのワイヤーが再び団長に絡まると、今度は続けざまに機械仕掛けのワニが大きな口を開けて噛み付いてきた。ボキリと骨の砕ける音が何度も聞こえ、団長の悲鳴が響き渡り……やがてはワニの咀嚼が終わって、何も残らなかった。
 彼女のワイヤーと機械仕掛けのワニにより、サーカス団の団長と銘打っていたオブリビオンは命潰えた。

 ―――これにて暗闇のサーカス団は、終幕。
 虐げられていた村人達は解放され、恐怖のサーカス団のテントは燃やされた。
成功 🔵🔵🔴

最終結果:成功

完成日2020年09月18日
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