氷雪の村を救え!(作者 元橋りん
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●熱く、暑い。
 カクリヨファンタズムの一角に突如発生した炎。
 炎は木々や草のみならず、地面すらも燃やしていく。
 石は熱され、降ってきた雨を蒸発させ、川の水は湯に変わり、泳ぐ魚は息絶える。
 その炎の中で熱を感じないのか、無数の骸魂が飛び交い、近くにいる妖怪達を手あたり次第炎の中に飲み込んでいく。
 焼け爛れていく世界で、一人のオブリビオンが静かに笑った。


 カクリヨファンタズムのある場所に、氷や冷気を操る妖怪達が集まる集落がある。
 暑さが苦手な妖怪たちはなカクリヨの中でも涼しい場所を探し、自分たちで生み出した氷や雪で家を作りそこに暮らしていた。
 一年中溶けない氷や雪がある美しい集落は、近隣の集落から『氷雪の村』と呼ばれているらしい。
 残暑厳しいこの時期に一泊する妖怪もいるのだとか。
「その集落を炎が取り囲んでいるんだ」
 そう告げたのは芙蓉・藍(妖狐の死霊術士・f25709)。
「炎は集落のすぐ近くまで来ていてね、このままだと集落は妖怪達ごと溶けてしまう」
 原因は一人のオブリビオン。それを倒せばこの炎は止まるらしい。
「そのオブリビオンは村から近い場所に拠点を構えているよ」
 拠点は氷の洞窟を抜けた先。
 普段は川の水が流れているらしい岩場を通り抜け、更にその奥。
 まるで鳥居のように作られたストーンサークルがある場所に、そのオブリビオンはいるらしい。
「ただ、簡単にはそこに行かせてはくれなくてね」
 まずは村から出るための氷の洞窟。これが溶けかかっており、今のままでは通り抜けるのはとても危ない。
 補修をしながら通り抜けることになるだろう。
 次にストーンサークルへ向かう岩場。
 そこには敵の配下であるオブリビオン『ひょうすべライダー』が現れるらしい。
「炎の槍での攻撃や、犬の噛みつき、また呪いも操るみたいだね」
 体力はあまりないらしいが、数が多いので気を付けた方がいいだろう。
 その岩場を通過したら、ようやく敵のボスのお目見えだ。
「そのオブリビオンの出身地は、恐らくもっと南なんだろうね」
 民族衣装を身に着けたオブリビオンは自身の能力強化の他に、呪符による攻撃と、幻覚を伴う攻撃を行ってくるらしい。
「オブリビオンとの戦闘はもちろんなんだが……常に炎の熱さが付きまとうから、本当に気を付けて欲しい」
 じゃあ各自、準備をお願いするよという藍の声に、猟兵たちは頷いたのだった。


元橋りん
 元橋りんです。
 最近なすの煮びたしを作ったんですけど、これがまぁ美味しいのなんの!
 秋になりつつありますね。
 では以下詳細。

【第一章】
●氷の洞窟の補修
 溶けかかっている氷の洞窟です。
 上の氷はしとしと水になって落ちて来て、左右の壁の氷も水が浮いてます。
 足元は冷たい水がたっぷたぷです。
 ユーベルコードや妖怪たちの力を借りて補修しながら進んでください。

【第二章】
●岩場
 集団戦です。
 左右にゴロゴロとした岩が並んでいる道……とでも言いましょうか。
 岩と岩の間は地面で、ストーンサークルまで歩いて行ける道があります。
 ただし岩や地面は炎に炙られてあっつあつです。
 岩を素手で触ろうもんなら火傷します。

【第三章】
●ストーンサークル
 ボス戦です。
 鳥居のような形をしたストーンサークルですが、一部は壊れています。
 身を隠すほどの太さはありませんが、遠距離攻撃の射線は遮れる程度です。
 こちらもあっつあつです。

 以上です。
 皆さまのご参加、お待ちしております。
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第1章 冒険 『暑さに負けるな、氷の洞窟!』

POW住民たちに暑さをしのぐ方法を教える
SPD住民たちの協力を借りて溶け出した氷を補修する
WIZ住民たちから話を聞き氷が溶け出した原因を探る
👑7 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


シホ・イオア
洞窟の補強かー。
氷で補強しなきゃダメなのかな?

「輝石解放、ゴールド! おいでませ氷のお宿!」
UDCアースで見た氷の城やアトラクションを参考に
氷の回廊というかトンネルを作りましょう。
補修というよりは新設になるけど敵を排除するまで持てばいいんだよね?

新設がダメなら補修のお手伝いかな?
要所要所で壁を作ったり。
氷以外の鉄のトンネルとかもつくれるよ?
一時的に洞窟の入り口に門でも作っておく?
空気の層を挟んだ複数の門を作っておけば
熱が入ってくるのを遅らせられるかも。
事件が解決したら邪魔だし撤去する方向で。


「洞窟の補強かー」
 うぅん、と唸りながら、シホ・イオア(フェアリーの聖者・f04634)は蝶のような羽を羽ばたかせ、溶けかかっている洞窟を見て回っていた。
 天井の氷が一番薄くなっていて、壁もまた水として流れ始めている。
 飛んでいるので床に溜まっている水で足が濡れることはないが、天井から落ちてくる水滴には気をつけなければ、水滴の大きさによってはフェアリーであるシホは下に真っ逆さまだ。
 しかし想像以上に溶けかかっており、補強というよりも新しく作った方が早い気がする。
 氷の洞窟自体は敵を排除するするまで持てばいいはず。つまり、洞窟の向こう側……敵の本拠地に行く道を作ればいいのだ。
 うん、と一つ頷いたシホはユーベルコードを発動させた。
「輝石解放、ゴールド! おいでませ、氷のお宿!」
 イメージするのは、前にUDCアースで見た氷の城やアトラクション。
 バキバキという音とともに出来上がったのは、溶ける前と似たような氷の洞窟。ぺたぺたと天井や壁に触れて出来を確かめたシホは「うん」と頷いた。
 実物を模した偽物ではあるが、通れはするだろう。
「じゃあ次だね」
 そう言ってシホは溶けかかっている氷の洞窟に幾つかの門を設置していく。
 村に一番近い場所から空間を挟んで幾つも設置をし、なるべく熱気を届かせない作戦だ。
「無事に倒したら撤去するよ。じゃあ、いってきまーす!」
 見送る妖怪たちに手を振りながら、シホは作った洞窟に入っていったのだった。
大成功 🔵🔵🔵

水無月・ゆえと
涼しい場所って聞いてたけど、そこら中燃えてて流石に暑いねぇ…
暑いのは苦手だし、早めに原因を取り除いてゆっくり涼みたいよ

原因は正体不明の炎のせいってことだけど氷や冷気の妖怪が対処できてないってことは普通の炎とは性質が違うのかな…?

まずは集落で消火を試した人達を中心に聞いてみよう
人では多い方がいいし【コール・ラビットバトラー】達にも一緒に【情報取集】してもらうね
それと自分で炎を消せないか色々試してもみたいかな
・水をかけてみる
・水で湿らせた布を被せる

そこから洞窟の氷が解ける原因を見つけるきっかけになるといいのだけど
他に情報を集めてる猟兵がいたら、ぜひ情報交換してみたいなぁ

※アドリブ/連携歓迎


 水無月・ゆえと(月兎の剣士・f29534)がまず行ったのは情報収集だった。
 ユーベルコードで呼び出した執事服を着た小さなウサギたちにざっと状況を説明し、聞いてほしいことを告げる。
「氷や冷気の妖怪たちが対処できない理由を探そう」
 コクコクとウサギたちが頷いたのを見て、ゆえともまた手近な妖怪たちに聞き込みを開始したのだった。
 手分けして情報を収集した結果、火は一時的には消せる、らしい。
 ここは氷や冷気の妖怪が集まる村なので最初こそ大した問題ではないだろうと、炎を見つけ次第消していたのだという。
 だが消した炎は次に見たときにはまた元に戻っている。幾度も消すが同じことを繰り返す。燃えていたものはずっと熱を持ち、氷や雪を溶かして、水が蒸発したらまた炎を吹き出すというのを繰り返しているのがわかった。
 彼らの話を聞いたゆえとは、なるほど頷きと難しい顔をする。
「水をかけたり湿らせた布をかぶせるのは、効果薄そうだねぇ」
 他の猟兵たちの話を聞くと、いくらやっても炎が復活してしまうなら元凶を探るべきとの意見。炎は氷雪の村が発生源ではなく、氷の洞窟のさらに先からやってきているので、その先を見にいくと言っていた。
 この氷の洞窟が炎の洞窟に変わってしまうのはもう時間の問題。その状況は氷雪の村の妖怪たちにとって良いとは言えない。
「やっぱり炎を操ってる人をどうにか探すしかなさそうだねぇ」
 そう声に出し、ゆえともまた氷の洞窟の先に向かって歩き出したのだった。
大成功 🔵🔵🔵

キカロ・ディズト
折角の避暑地だというのに、ひどい有様だ…。
集落の一大事、解決の糸筋を掴まないといけませんね。

住民達の辛そうな様子を放っておけないので、
暑さをしのぐ方法を提案、その手段を手伝います。

氷解けの冷たい水を集めて使う事はどうでしょうか。
『貴女の力を貸してください』
囚人召喚【主人殺し】を発動。
少しでも多くの人に行き渡るよう、
死霊にも冷水集めを手伝って貰います。

住民達には冷やした水に足をつけて貰ったり、
手拭いで身体を拭く事も良いでしょう。
俺自身、団扇で仰いで風を送ります。
地道とはいえ、少しでも楽になれると良いのですが。

悔しくも今、俺に出来る事はこれが精一杯…
…原因を取り除く事が一番効く方法になりそうです。


 避暑地の惨状に、キカロ・ディズト(ヤドリガミの死霊術士・f29598)はわずかに眉を潜めた。
(「避暑地だというのにひどい有様だ……」)
 氷の洞窟から発せられる熱気は、キカロにもしっかりと感じ取れた。自分が少し暑いと感じるほどなのだから、この村の住人たちにとっては火傷をするほどだろう。
 出来る限り氷の洞窟から距離を取って過ごしているらしいが、徐々に迫りくる熱はどれほどの恐怖か。
 少しでもその恐怖や暑さを和らげるために、キカロはユーベルコードを発動させる。
「貴女の力を貸してください」
 現れた彼女はキカロの言葉にこくりと頷く。
「ではまず、冷水を集めましょう」
 集めるのは氷解けの水。彼女ばかりに任せるのではなく、キカロ自身も桶に冷水を張り、村の妖怪たちの元へと届けていく。
 冷水を届けると妖怪たちは驚いた顔をしていたが、キカロの好意をありがたく受け入れた。氷雪の村では水はすぐに凍ってしまうため、冷水を利用して涼むという発想がなかったらしい。
 冷水に足をつけて涼をとる妖怪たちを、キカロは団扇で仰いで風を送る。少しだが、暑さを凌げるはずだ。
 ほっと息を吐いてお礼を言う妖怪たちに首を振った。
 悔しいが、これがキカロができる精一杯。根本的な解決は村の外に出なければならない。集落の一大事の解決の糸口は、氷の洞窟の外。
(「早く原因を取り除かなくては」)
 小さく息を吐き出して、キカロは溶けかかっている氷の洞窟の方に視線を向けたのだった。
大成功 🔵🔵🔵

ペイル・ビビッド
うぁあ、あついぃぃ……
氷雪の村という名前とは思えないほど
どこもかしこもどろどろに氷が溶けてる
【火炎耐性】があっても
これにはあたしもまいりそうだ

【コミュ力】と【情報収集】【救助活動】で聞き込みを
村人のみんな、大丈夫?

消しても消しても現れる炎
元凶を倒さない限りは難しい、か…
ひとまず村人たちがこの熱さをしのげそうなものが
あるとするなら……
ささっとスケッチブックに
UDCアースで見かけた
遮熱シートを貼ったついたてを
たくさん描いてUCで出すよ
その場しのぎではあるけど
氷が残っている場所を
ついたてで囲って保護しよう

あたしも行ってみる
炎の原因を確かめなくちゃ


「うぁあ、あついぃぃ……」
 むわりとした空気が漂う氷の洞窟にペイル・ビビッド(淡色弾ける筆先の軌跡・f01836)は顔を歪ませる。
 火炎耐性はあるが、氷の洞窟の溶けた水分も相まって火炎というより蒸し焼きと言う言葉の方がしっくりくる。これでは氷や冷気の妖怪が参ってしまうのも頷けた。
 消しても消しても現れる炎は、やはり元凶を倒さなくては消えないだろう。
 氷の洞窟からなるべく距離を取っている妖怪たちだが、いつもより高い気温に参っているらしいことは伺えた。
「村の人たちをこのまま放ってはおけないよね」
 ペイルがさっと取り出したのはスケッチブック。
 紙の上に筆を走らせ、ユーベルコードを発動させる。
「想像力から生まれる創造……さあ、スケッチブックから出てこいっ!」
 ぽん、と出てきたのはUDCアースで見た遮熱シートを貼った衝立。
「どんどんいくよー!」
 ぽん、ぽん、ぽん、と次々に衝立を出しては、それを妖怪たちが手分けして運んでいく。
 この衝立で溶けていない場所を覆っていけばしばらくは保つだろう。
 氷の洞窟の出入り口から村への通路を確保しつつ衝立を並べていく。迷路のような有様になってきたが、熱気は入って来づらいだろう。
 一番酷いそこの処理を終えたら、次はまだ残ってる氷の保護。
 衝立の数はすごいことになって来たが、暑さで溶けるよりはマシだろう。
 ほっと息を吐く妖怪たちにうん、と頷き、ペイルもまた、炎の原因を探るために氷の洞窟の向こうへと向かったのだった。
大成功 🔵🔵🔵


第2章 集団戦 『ひょうすべライダー』

POW ●黒い咢、炎の槍。痛恨の一撃!
【ブラックドッグの噛みつき】が命中した対象に対し、高威力高命中の【燃え盛る槍による渾身の一撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD ●巨大な槍炎。全体攻撃!全体攻撃!!全体攻撃!!!
【槍の穂先に宿った炎】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
WIZ ●他人の不幸は蜜の味。ヒッヒッヒッ
攻撃が命中した対象に【不気味な笑い声が耳から離れなくなる呪い】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【次々と発生する「不慮の事故」】による追加攻撃を与え続ける。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 氷の洞窟を出れば、そこは炎の道。
 燃えるはずもない石や地面に炎がちらつく。
 燃えていない箇所も高温になり、立っているだけで肌が焼かれ、体力が削られるようだ。
 体内の水分さえも焼いてしまいそうな炎の中に、黒い影がぴょんぴょんと元気に飛び交った。
御門・結華
マスター(f01546)と参加。
クールな精霊使いの少女。マスターに対しては素っ気なく見えてツンデレ。

「マスター、私が行きます」
素早くカードケースからウンディーネの契約カードを取り出し
「水の精霊よ、我が身に宿れ『ウンディーネ!』」
召喚した水の乙女を体に憑依させ、武器改造で水を纏った薙刀と防具改造で涼しげな水色のドレスを身に纏う。
「行きます。ウンディーネ!」
UCを使用し、周囲に大雨を降らして上書き。
「マスター、今です!」

「水の竜よ!」
周囲に満たした水の魔力を使い、全力魔法で水で出来たドラゴンを生み出し呪いにより起こる事故を水属性攻撃や人外の怪力で叩き潰す。
「無駄です。この空間では私に分があります」


ユウヤ・シュバルツ
相棒の結華(f01731)と一緒に参加だぜ!
お調子者のシーフ。雰囲気や口調も軽いが演技な部分もあり、油断した相手の隙は見逃さない。

「遅れちまったな。急がねぇと」
ダッシュで駆け抜け、敵を見つけると立ち止まり後ろの結華が追いつくのを待ちます。
「結華、見つけたぞ」
結華の言葉に一歩下がり、腰の「無銘の刃」を抜刀し魔力を貯めて両手で構える。
「任せた」
結華が水の魔力を使い周囲に雨を降らすと同時にUCを使用。
「離れろ、結華!」
敵陣に駆け出すと同時に貯めていた魔力を刃に乗せて回転斬りを放つと、周囲の大雨を巻き込み巨大な暴風雨を生み出す。
「どんな炎だろうと吹き飛ばしてやるぜ!」
敵の炎ごと巻き込み
「奥義、旋風!」


 仲間の猟兵が作り出した氷の洞窟を駆けるユウヤ・シュバルツ(疾風迅雷・f01546)は、小さく呟く。
「遅れちまったな。急がねぇと」
 村の妖怪たちのためにも元凶を突き止めなくては。
 曲がりくねった洞窟を抜けだせばすぐに炎の道に辿り着く。その道は見渡す限りのものが燃えていた。
 草花はすでに灰になり、保水量の多い木々も倒れ、燃えている。燃えない石や地面は高温になり、未だに炎に炙られていた。
 ユウヤは炎の道を慎重に歩き、あたりを観察していく。
 そして、視界の端に映った黒い影。気のせいかとも思えるそれを、ユウヤは見逃しはしなかった。ピタリと足を止めると黒い影から距離を取る。
 黒い影……『ひょうすべライダー』たちは気付かれたことを悟ったのか、身を隠すことをやめてユウヤの前に躍り出る。
「結華、見つけたぞ」
 追いついて来た相棒……御門・結華(色褪せた精霊人形・f01731)に声をかけると、結華はカードケースから一枚のカードを取り出し、ユウヤの前に立った。
「マスター、私が行きます」
「任せた」
 一歩下がったユウヤが「無名の刃」を抜刀したのを確認した結華は、取り出したウンディーネのカードを掲げる。
「水の精霊よ、我が身に宿れ『ウンディーネ!』」
 召喚されたのは水の乙女、ウンディーネ。
 ウンディーネが結華の体に重なると、彼女の装備は変化していく。
 水を纏った防具と薙刀、そして水色のドレス。そのドレスの裾が熱気でなびく。
 水の力を纏った結華は長いドレスの裾が燃え上がるよりも前にユーベルコードを発動させていた。
「行きます。ウンディーネ!」
 掲げた薙刀の先から飛び出した水の塊が空から大量の雨を降らし、辺りの炎を一時的に抑えつける。
「マスター、今です!」
 結華の声にユウヤは真っ直ぐに駆けて行く。手にしているのは魔力を込めた「無名の刃」。
「離れろ、結華!」
 今から使うのは旋風刃。下手をすれば彼女ごと巻き込んでしまう。それほどの威力のある攻撃だった。
「どんな炎だろうと吹き飛ばしてやるぜ!」
 敵のど真ん中に突っ込んだユウヤはその魔力を遠慮なく解き放ち、体を大きく回転させた。ユウヤの体を中心に、魔力が渦を巻く。
「奥義、旋風!」
 ゴウ、と低い音が響き、炎と水が敵とともに舞い上がる。
 炎と水の竜巻に巻き込まれながらも相手がユーベルコードを発動しようとするが、それを阻んだのは結華が生み出した水の竜。
「無駄です。この空間では私に分があります」
 一時的とはいえ、今は炎よりも水の気配が強い。
 その気配を纏っている結華は生み出した水の竜を自在に操って見せた。
「水の竜よ!」
 竜が、巻き上げられていた敵を地面へと次々と叩き落としていく。
 どすん、という重たい音がいくつも響き、叩き落とされた敵たちは呻くこともなく動きを止めた。
「よし、進むぜ」
「はい、マスター」
 濡れた髪をかきあげながら歩き出したユウヤの後を、結華もまた歩き始めたのだった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

水無月・ゆえと
炎の調査はしたものの結局は原因が分らないか
やっぱり元凶を叩かないと意味がないってことだよね…
さて、やることは決まったんだ。前に進むよ!

洞窟に入る前に[うさぎ印のお菓子袋]からお菓子を食べて元気を補給しておくよ
「お腹が減ってはなんとやら、ってね~」
炎に耐性があるわけじゃないから、可能な限り素早く敵を倒して先に進みたいな
洞窟内ではダッシュ
敵が現れたら[蒼影兎]の残像を見せるが如く一気に斬撃を放つよ
相手の攻撃が来たらUC【空壁跳兎】で空中を蹴ってしっかり距離を取り、流水鞘の盾受けで防御しよう
なんとか凌げたら、すかさず距離を詰めて反撃するよ!


 村での調査は原因を究明するには材料が足りなかった。
 しかし無駄ではない。やれることは限られているとわかったし、なによりも元凶を叩くことが大事なのが理解できた。
「さて、やることは決まったね」
 うん、と頷いたゆえとは氷の洞窟の前に立つと、うさぎ印のお菓子袋の中から和菓子を取り出す。
「お腹が減ってはなんとやら、ってね~」
 特にこれから向かう先では戦闘は避けられない。体力と気力を回復しておくに越したことはないだろう。
 最後の一口をしっかりと飲み込んだゆえとは、小さく息を吐くと洞窟内を駆け抜ける。
 抜けた先の炎の道は、兎の毛並みには大変つらい。炎に耐性がないので猶更だ。
 なので、ゆえとの出した結論は『炎の道も素早く駆け抜ける』。
 氷の洞窟の出口を抜けたゆえとは、スピードを落とすことなく炎の道をかけていく。
 視界の中で燃え上がる炎。それらを避けながら進んでいくと、通せんぼをするようにひょうすべライダーが立ちふさがる。
 そのひょすべライダー目掛けて、ゆえとは愛用の刀『蒼影兎』を通り抜け様に一閃させていた。
 勢いを殺さないまま放った一撃は黒い犬ごと敵を真っ二つに切り裂いた。
 先へ進もうと再び駆けだしたゆえとの前に現れたのは、巨大な炎。
 どうやら隠れていたもう1体が駆けだす瞬間を狙って生み出したものらしい。 
「わわわっ!」
 慌ててユーベルコードを発動させて空中へ飛びあがり、どうしても避けきれないものは『流水鞘』を盾がわりに何とか避ける。
 何とかギリギリのところで避けきったゆえとは着地をすると、先ほど空中で見つけた敵目掛けて一気に距離を詰め、蒼影兎を一閃。
「よしっ!」
 敵が倒れるのを確認したゆえとは、呼吸を整えると再び奥に向かって走り出したのだった。
大成功 🔵🔵🔵

キカロ・ディズト
ここは集落の比にならない暑さだ…
道中の敵は速やかに排除したいですね

熱対策として肌露出を極力抑えた服装に加え、
防具耐性も頼りに洞窟へ突入

敵の槍炎は、その攻撃挙動から着弾場所を予測
場所の移動と回避を試みてダメージ軽減を図る

「元気が良すぎるのも困りますね」
敵が調子に乗っている様子があれば、その隙を突くように攻撃
攻撃は錬成カミヤドリを使用
この両手首に着用している枷(俺の本体)を複製
召喚した枷達を勢いよくぶつけて攻撃

「先程までの勢いはどうしたのですか?」
もし、撃破まであと一押しの状況で攻撃回避が困難な場合、
挑発して3回攻撃を誘発、敵自滅を狙ってみる

この先の本命へ早く向かいましょう
氷でなくても溶けそうだ


 氷の洞窟を出れば、そこは一面の炎。
 肌を守るためにと極力露出を抑えたのは正解だったようだ。
「……暑い……」
 集落とは比べ物にならないほどの暑さにキカロは思わず呟く。
 表情は普段とさほど変わりないが、肌に浮いた汗は流れる間もなく蒸発していく。こんな中に何時間も居られない。
 早く原因を突き止めなければと走り出したキカロの前に、黒い影が何体も飛び出した。
 黒い影……ひょうすべライダーの槍の穂先から炎が溢れだす。
 巨大化した炎がキカロに向かい飛んでくるが、着弾地点を見切ってそれを避けた。
 地面に激突したそれは複数のひょうすべライダーを巻き込み霧散する。どうやら彼らは連携を取っているわけではないらしく、やることがてんでバラバラだ。
 ぴょんぴょんと飛び跳ねて槍を向けてくる者も居れば、周りを巻き込むのも構わず炎をまき散らす者もいる。
「元気が良すぎるのも困りますね」
 突き出された槍を避けながら、キカロはユーベルコードを発動させ自身の本体である手枷を複製していく。
 現れた手枷は敵の周りを取り囲み、一斉に動き始める。
 念力で操られたそれはひょうすべライダーの頭や手足、そして乗っている犬の腹にもぶつかり、動きを鈍らせていく。
 避けようと必死に黒い犬を操る者も居れば、槍で弾き返そうとする者もいるが、50を超える手枷の前に成す術はない。
 うまく封じ込めが出来た後は、ただ静かになるのを待つ。
 やがて最後の一体が動きを止めれば、炎の音が残るだけ。
「……この先の本命へ早く向かいましょう」
 氷でなくても溶けそうだと呟き、キカロは炎の道を走り始めたのだった。
大成功 🔵🔵🔵

シホ・イオア
炎を付けて回ってるのはこの子なのかな?
違うとしても放っておくことはできなよね。

空にまで熱気が来ちゃってるけど
地面を行くよりはましカナ。

「輝石解放、エメラルド! 雷の獅子よ、邪悪な敵を噛み砕け!」
上空からじっくり狙って全力攻撃!
神罰とか浄化とか聞きそうなものは全部使っていくよ。
誘導も使えばまず外れないんじゃないかな?
戦況によってはブラックドックから潰す。
敵の攻撃は空中戦と残像で回避。

連携アドリブ歓迎!


ペイル・ビビッド
(他PLとの連携OK)

うわあ、炎があがってる分さっきの洞窟の中以上にあつい……
へばらないよう気をつけていかなきゃ

さて、出てきたねやっこさん!
でっかーんといってやる!

背中にしょった平筆を大きく【なぎ払い】
【地形の利用】【ジャンプ】【逃げ足】を駆使し相手を翻弄
【不意打ち】もねらって…

広範囲のスパッタリングスターを一斉発射だ!
相手の体についた塗料も目印にして追いつめていく
反撃には【火炎耐性】と【オーラ防御】でダメージ軽減を

まだこの先にこいつらの親分がいるんでしょ?
こうなりゃとことんとっちめてやるんだから!


 視界いっぱいに広がる炎に、ペイルが「うわあ」と声を漏らしたのは仕方のないこと。
 洞窟の中も蒸し暑かったが、こちらは完全に焼けている感じがする。
「炎が吹きあがってるぅ……」
「熱が……すごい……」
 フェアリーであるシホはは地面から離れているのだが、それでも熱気が酷い。
 地面よりはましカナ、と思いつつペイルの足元をちらりと見ると、ちょっとだけ煙が上がっている。これはたぶん、靴底が焦げている。
 兎にも角にもじっとしてはいられない。へばらないように気を引き締めつつ、2人は炎の道を進んだのだった。

 最初にそれに気付いたのは空を飛んでいたシホ。
 炎の道の両端に居る黒い影はここに出ると言うひょうすべライダーで間違いないだろう。
 シホがピタリと止まると同時に目の前に飛び出す無数の黒い影。
「さて、出て来たねやっこさん!」
 ペイルは父親から受け継いだ大きな平筆を手に、敵と対峙する。その真上で、シホも宝石剣エリクシアを構えた。
 不気味な笑みを浮かべている彼らは、じりじりとこちらの様子を伺っているようだった。
「炎を付けて回ってるのはこの子たちなのかな?」
 穂先にちらつく炎と、この炎の中でも問題なく動けている様子を見るにその可能性はありそうだ。
 どちらにしろ、このまま放置はできないし、あちらも素直に通してくれる気はなさそうだ。
「この先もまだまだあるし! 先手必勝! でっかーんとゴーカイにいっちゃうよー!」
 ペイルが走り出すと同時い、シホもまた輝石を生み出す。
「輝石解放、エメラルド! 雷の獅子よ、邪悪な敵を噛み砕け!」
 指先で狙いをつけ、雷の魔弾を撃ち込んでいく。
 雷の魔弾が降り注ぐ中、ペイルは敵のど真ん中に突っ込んでいた。
 黒い影の中心に飛び込んだペイルは平筆を構え、ユーベルコードを発動させる。
「この一筆を流星に変えて……当たれーっ!」
 平筆を両手でしっかり握り、自分の身体を軸にぐるんと一回転。
 筆の先から飛んでいく塗料はみるみるうちに光りの弾になり、ひょうすべライダーたちに降り注ぐ。
 光弾はひょうすべライダーたちを全て吹き飛ばすものの倒すには少し足りなかったようで、彼らは一斉に攻撃を仕掛けてきていた。
 大振りな槍の穂先をペイルはスレスレで避けるが、それを読んだかのように飛んでくる炎は避けきれない。
 当たると、そう覚悟したペイルの目の前で、炎の塊はシホの放った雷の魔弾によってかき消されていく。
「援護は任せて!」
「うん! ありがとー!」
 ペイルはシホに礼を言うと、再びひょうすべライダーたちに向かって平筆を振りかざす。
 飛び掛かってきた敵を野球ボールのように平筆で打ち、攻撃力を上げた光弾でトドメを刺す。
 その間にシホは黒い犬の方を重点的に潰していた。
「飛び回られると狙いが付けにくいんだよね」 
 動きを予測し、魔弾を打ち込む。黒い犬さえ潰してしまえば、ライダーの素早さはさほどではないのだ。
 黒い犬を全て倒してしまえば、残っているのはライダーのみ。
「仕上げ、いくよ!」
「おっけー! でっかーんと行っちゃうよー!」
 シホの指先に雷の魔力が集まり、ペイルの筆先が光りはじめる。
「「せーの!」」
 同時に放たれた攻撃は、ひょうすべライダーたちを完全に沈黙させたのだった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵


第3章 ボス戦 『南の幹部妖怪』

POW ●チャム・ティアム
【隠の面を装着し怪力を有する人鬼変身】【申の面を装着し棒術の得意な妖猿変身】【辰の面を装着し空を飛ぶ昇龍変身】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD ●モー・タム
自身が装備する【様々な呪符】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
WIZ ●モー・マウ
攻撃が命中した対象に【先視水晶による嘘の未来の幻視】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【視界、精神に次々と発生する幻覚】による追加攻撃を与え続ける。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠大門・有人です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 東洋妖怪にも、まして西洋妖怪にも分類されない、そんな雰囲気の妖怪が一人、炎が充満したストーンサークルに佇んでいた。
 南の国の民族衣装を来た妖怪は炎で炙られた空間で不敵に笑む。
 その笑みはまるで、この暑さを懐かしんでいるようでもあった。
キカロ・ディズト
なぜ、氷の集落で行動を起こしたのか
理由を聞いても良いでしょうか?

…なるほど。では、目論見を阻止させて貰います

敵攻撃の回避を試みながら反撃の機会を探る
攻撃を食らったなら、囚われる未来や牢にこだまする
怨嗟の声に精神を削られるかもしれない

その場合は武器の呪詛耐性を切っ掛けに…
手首の両枷の重さを実感して、現実を見据える
今、俺がここに居る事自体が幻覚ではない証拠なんだ

「…貴方に任せます」
幻覚から醒めたと同時にUCを発動
蒼狼を先行して敵に喰らい付かせ、
刀使いには素早く間合いを詰めて一閃を入れるように
死霊2体を連携させながら攻撃
初撃以降は蒼狼には俺を守らせ、刀使いは敵への攻撃を継続

美しい集落を返して貰います


 氷の集落で行動を起こした理由は一体何なのか。
「理由を、聞いても良いでしょうか」
 キカロの問いに、相手はただ「故郷を懐かしんでいた」と答えた。
 見るからに南国生まれと解る衣装。
 冷えた場所を故郷と同じ気温にするために炎を放つのが手っ取り早いとでも考えたのだろうか。
 暑い国の出身であれば、ここの気候は肌に合わない。だからと行って炎を使って周りを巻き込むなど許されることではないが。
「……なるほど。では、目論見を阻止させて貰います」
 理由を聞き終えたキカロは愛用の精霊銃『根雪』を真正面から発砲するが、それは避けられ、逆に空中に散らばった呪符がキカロの身体に張り付いた。
 その瞬間、目の前に現れたのは薄暗い牢の天井。
 懐かしい場所。黴臭さと怨嗟の声が染み付いた場所。
 物であり、彼らの自由を奪う立場であったキカロは、ただその光景を見て、声を聞くしかできなかった。あの頃の感覚を思い出してふと、呼吸を忘れる。
 だがヒトの身体を得た今、脳は空気を求め息苦しくなる。自然と口が開き、手首の手枷が揺れる。それを切っ掛けに、キカロは幻覚を打ち払っていた。
「……貴方に任せます」
 即座に解き放ったユーベルコードで刀使いと蒼狼を呼びだしたキカロは、すぅと息を吸い込む。
(「……俺は……ここに居る」)
 こうして酸素を求め、両の瞳で周りを見て、手を伸ばせば自分の意志で色々なものに触れられる。あの村を、この手で救えるのだ。
「美しい集落を返して貰います」
 キカロはそう告げて、蒼狼を妖怪にけしかけたのだった。
大成功 🔵🔵🔵

御門・結華
マスター(f01546)と参加。

ウンディーネと融合した姿でアクアグレイブを構え、申の面をかぶった相手と長物勝負。
「マスター、私が行きます」
敵が人鬼なら、火精のカードで大剣と紅蓮のドレスを纏いパワーで対抗。
「パワーにはパワーを。火の精霊よ!」
龍になったら、雷精のカードで双剣と騎士のドレスを纏い、スピードと雷撃で対抗。
「飛行能力には。雷の精霊よ!」

マスターの準備が整ったら下がり、水竜で援護し呪符を撃ち落とす。
「はい、マスター」

マスターの攻撃で敵に隙ができたら、氷のエレメントをアクアグレイブの刃に装備すると氷の刃を展開した大鎌へ武器改造
「精霊武装『氷精鎌』」
全力の魔力を込めた氷の斬撃を放ちます。


ユウヤ・シュバルツ
油断なく、無銘の刃を握りつつ
「お前が元凶だな?」
「これ以上、好きにはさせねぇぜ」
結華とアイコンタクトし、一歩下がり
「任せた」
瞑想し、自身にかけられた魔力封印と「無銘の刃」の力を解放します。
「全力で行くぜ!『雷切』」
両足の迅雷脚甲に注がれた魔力が電撃を纏い、ダッシュで敵へ突撃する。
「下がれ、結華!」
敵の呪符は残像で回避したり、雷切から斬撃を飛ばして薙ぎ払う。
「遅ぇよ!」「邪魔だ!」
接近したら『雷切』で攻撃するとフェイントしUCを使用。
敵の動きを見切り、的確に3つの面へ全力の魔力を込めた三段蹴りを放ち蹴り砕く。
「壱」「弐」「参」
「奥義『八咫烏』!!」
敵のUCを封じたら、後ろへ下がり
「今だ、結華!」


「お前が元凶だな?」
 無名の刃を握ったまま、ユウヤは油断なく敵である妖怪を睨み付ける。
 問いに答えはしないがストーンサークルに居る以上、無関係では通らない。
「これ以上、好きにはさせねぇぜ」
 妖怪は二人が敵だと悟ったのだろう。無言で面を顔に被る。その面は申。
 面の柄を確認したユウヤは、結華と一瞬だけ視線を交わした。
 それだけで十分に互いのしたいことを理解できる。
「マスター、私が行きます」
「任せた」
 結華の声にユウヤが一歩下がると、彼女はアクアグレイブを手に妖怪と対峙する。
 あちらは棍棒、こちらは薙刀の長物勝負。
 先に仕掛けたのは妖怪の方だった。
 かなりのスピードで振り下ろされた棍棒を押し返し薙ぎ払うが、相手はあの体躯からは考えられないほど身軽な動きでその斬撃を避ける。
 ならばと、こちらから突きを撃ち込めば相手の肩を掠めるが、カウンターであちらの棍棒が結華の左肘を突き、びりびりと腕が痺れた。
 それを好機と思ったのか、妖怪は素早く隠の面を付けて攻撃力を上げていく。
 だが結華とて無策で前に出たわけではない。
「パワーにはパワーを。火の精霊よ!」
 相手に合わせて属性を変えて紅蓮のドレスを身に纏い、大剣で人鬼の攻撃を押し返していた。
 そんな二人の攻防を横目に、ユウヤは静かに目を閉じる。
 ゆっくりと呼吸を繰り返し、自身にかけられた魔力封印と無名の刃の力を解放し、魔力を放出していく。
「全力で行くぜ! 『雷切』」
 声と同時に両足の迅雷脚甲に魔力が流れ、電撃を纏う。
 踏み出した一歩がパリ、と音を立て、ユウヤの身体は一気に加速した。
「下がれ、結華!」
「はい、マスター」
 ユウヤの声に、結華は辰の面の妖怪との鍔迫り合いを放棄し、騎士のドレスを翻して素早く距離を取る。
 そんな結華の背中を追い、近付くユウヤの進路を邪魔するように展開された呪符を、ユウヤは無名の刃で薙ぎ払いながら進んでいく。
「邪魔だ!」
 多くの呪符は吹き飛び、散っていくが、それでも数が多い。
 打ち漏らした呪符がユウヤに近付くのを防ぐのは、結華の水の竜。
 死角にある呪符を片っ端から飲み込み、押し流す。
 そのことに感謝しつつ、ユウヤは接敵すると無名の刃で斬りかかかる。
 真っ直ぐ突っ込んで、真っ直ぐに斬り下ろした攻撃は見切られるが、それは想定済み。
 素早くユーベルコードを発動させると敵の次の動きを見極める。
 繰り出された棍棒を避けて飛びあがり、「壱」、「弐」の蹴りで浮いている面を蹴り割った。そして、「参」で狙うのは妖怪が今つけている辰の面。
「奥義『八咫烏』!!」
 その「参」撃目の踵落とし。
 それが妖怪の頭に見事に決まり、ぐらりと身体が傾ぐ。
「今だ、結華!」
 準備を整えていた結華はユウヤの声に答え、アクアグレイブの刃に氷のエレメントをかちりと嵌める。
「精霊武装『氷精鎌』」
 一瞬で大鎌と化したそれに全力の魔力を込め、結華は氷の斬撃を放ったのだった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

シホ・イオア
炎使いじゃない?
直接手を出すんじゃなくて配下にやらせてたってことかな?
まあ、悪いことをしてるのでお仕置きタイムです。

「輝石解放、ルビー!愛の炎よ、舞い踊れ!」
村の人達が味わった暑さを返してあげるね?
全力で神罰とか載せられるものは全部載せちゃおう。
分散させるより収束させて一撃で決めるつもりでいこう。
常に空を飛び空中戦と残像を駆使して立ち回る。

戦闘が終わったら門とか片づけに行かなくちゃ。

連携アドリブ歓迎!


ペイル・ビビッド
(他PLとの共闘OK)

なるほど…
氷雪の村を炎で溶かして自分の領地を広げ
妖怪たちも巻き込もうとする魂胆みたいだね
そんなこと、させるもんか!

敵の前に乗り込む直前に
UCで変身して空を飛べるようにして
上空から迎え撃つよ
呪符や水晶で攻撃してきたら
平筆で【武器受け】【なぎ払い】
時には翼でかわしたり

相手の隙をねらって
呪符やお面ごと【串刺し】にして
【傷口をえぐる】よ!
(それにオトナの姿の方が
ほんの少しリーチも長くなるしね)

あんたのいていい場所はここじゃない
元の涼しい氷雪の村を返してもらうよ!


水無月・ゆえと
何とか止まらずに洞窟は抜けられたねぇ
さぁ、この調子で親玉を倒しちゃおう!

[雪華乃纏]をしっかり身に着け、周りの環境から身を守るよ
まずは【指定UC】で兎達を呼び出し敵を取り囲むように散ってもらおう

準備が整ったら攻撃開始
[蒼影兎]の幻影を駆使して敵に近づき斬撃をお見舞いするよ
術対策はしていないから、攻撃はなるべく受けたくないな
一太刀浴びせたら、忍者兎と場所を入れ替えて距離を取るヒット&アウェイで確実に体力を削ろう
避けられない攻撃は[流水鞘]でガードだね

生きが合う猟兵が近くにいるなら、囮役もありかな
回避に専念して注意を引き付けよう

戦いが終わったら[うさぎ印のお菓子袋]のお菓子で一息つきたいなぁ


 雪華乃纏を身に纏って熱さを軽減しながら、ゆえとはオブリビオンと対峙する。
 ストーンサークルの真ん中に居るそれは、まるでここで祀られている神のようにも見えた。
 そんなオブリビオンを見て「なるほど」と頷いたのはペイル。
「氷雪の村を炎で溶かして自分の領地を広げ、妖怪たちも巻き込もうとする魂胆みたいだね。そんなこと、させるもんか!」
 炎で炙られたここは確かに、焼けるように暑い南国の空気と言われれば納得できないこともない。南の地方の妖怪が元であるのなら、この気候の方が肌に合うということだろう。
「炎使いじゃないなって思ってたけど……そういうことか」
 それなら納得できると頷いたのはシホ。
 パタパタと羽を動かしながら、炎が溢れている周りをぐるりと眺めた。
 このオブリビオンは炎を操れないようだから、先ほど出会った配下たちが火付け役だったのだろう。だとすれば、火はこれ以上拡大しないかもしれない。
 拡大はしないかもしれないが、このオブリビオンが居る限り、この火は消えることはない。
「……まあ、悪いことをしてるのでお仕置きタイムです」
 シホのその声に同意し、ゆえとはユーベルコードを発動させた。
「さぁ、出番だね……集え、影に潜みし同胞たち!」
 ぽんぽんぽん、と現れたのは忍者犬ならぬ忍者兎。
 兎たちは一斉に散ったかと思うと一気にその気配を消す。
 その兎たちと同じようにゆえとも気配を消し、次々に居場所を変えていった。
 飛んでくる呪符は幻影を駆使して避け、隙を見ては蒼影兎を使って攻撃を加えていく。
 無数に飛んでくる呪符を、ペイルは空中で捌いていた。
 玉虫色の光の翼を器用に操り、飛んでくる呪符を避けて、いなして。
 だがそれだけでは相手を倒すことはできない。
「お返しするよ!」
 言葉と共に、ペイルは飛んできた呪符を平筆ですぱーんと打ち返す。
 そしてただお返しするだけでは芸がないと、きちんとペイルの全力で打ち返させていただいた。撃ち返した呪符は宙に浮いている辰の面にぺちんと当たったかと思うと、ど真ん中に穴が空く。これで辰の面は使えなくなっただろう。
「あんたの居ていい場所はここじゃない。元の涼しい氷雪の村を返してもらうよ!」
 少しずつ、確実に。オブリビオンの体力を削っていく。
 そう考えているのはペイルだけではない。
 ゆえともまた、同じ考えを持って攻撃をしかけていた。
 対策をあまりしていないので、攻撃はなるべく受けたくはない彼は、攻撃をしては距離を取る、を繰り返す。
 動き回る兎たちと位置を入れ替えて攻撃をし、即撤退。どうしても避けるのが間に合わなかった棍棒の攻撃は流水鞘でどうにか防いだ。
 兎は何匹か消されてしまったが、ゆえとの立てた作戦はペイルの動きとも相まって、上手く機能してるといえるだろう。
 そしてもう一人の猟兵、シホはというと、隙を狙い、最大火力を撃ち込む準備に取り掛かっていた。
 上空を飛び回り攻撃を避けるつもりであったが、他の二人の動きが目立ったからか、シホへ向かってくる呪符の数は本当に少なく、あったとしても慌てず立ち回れた。
 そして呪符の数が減った今こそ、絶好のチャンス。
「輝石解放、ルビー! 愛の炎よ、舞い踊れ!」
 無数の愛の炎がシホの周りに現れる。その分散している炎を、シホは一つの大きな火球にし、慎重に狙いを定めた。
 浮遊している呪符が減り、飛んでいたもう一つの面が割れ、ゆえととペイルが敵から距離を取った瞬間。シホはオブリビオンに向かって火球を撃ち放っていた。
「村の人達が味わった暑さを返してあげるね?」
 あれだけ暑さにこだわっていたのだから、きちんとお返ししたほうが丁寧というもの。
 愛の火球はオブリビオンを丸ごと包み込み、ゴウゴウと音を立てて燃え盛る。
 長い悲鳴の後、地面に倒れた影が消える頃には周囲を包んでいた炎もまた、消えていた。

「おわったぁ……」
 光の翼を消したペイルがはーっと息をつけば、シホもまたふぅと安堵の息を漏らす。
「後は門を片付けにいかなきゃ」
「あっ、ついたて!」
 戦闘が終わって疲れてはいるものの、氷雪の村に残していったものの片付けはしておかなければ。
 戻る道の炎は消えているとはいえ、それなりに長い道のりだ。
 ふぅとまた一つ息を吐いた二人の前に、ゆえとはうさぎ印のお菓子袋に入っていた和菓子を差し出した。
「よかったらどうぞ。休憩も大事だよ。まずは一息。それから氷雪の村に行くのはどうかな?」
 その誘いに、ペイルとシホは迷わず頷いたのだった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2020年09月24日
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵