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カオスの星辰

#UDCアース #【Q】 #完全なる邪神 #宿敵撃破

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#UDCアース
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#【Q】
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#完全なる邪神
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●シナプスの価値
 光り輝く銀河の中心――胎から吐き出されたのは新たなる『胎』の群れだった。遍く母を自称する『彼女等』は完全なる邪神として『カオス』の中で蠕動している。脈動する幕開けが『齎す』のは決して良き『もの』ではなく、人類に対する最悪の呼び声だろう。あらゆる母が仔を孕み、数多の仔が父を目覚めさせる。超次元の渦で『貌』を晒した存在が『無窮』のエネルギーを抱えて現実を見下ろした――彼方側は美味そうだ。彼方側は豊かだろう。集わないと思ったのか。銀河は様を変えて『都市』と成り果て、海底の非ユークリッド幾何学は躍り堕す。星辰(のう)在る世界に旧支配者坐す。

 醜悪なる偶像は闇黒に溜まっていた。
 ――玩具箱には頑丈な貴様等。

●グリモアベース
「地獄だ。否。地獄ならば良かった。貴様等に向かってもらう場所は『最悪』と謂うべき超次元の渦だろう。俺が今までに見た『予知』の中でも最下なる邪性だ。覚悟を抱いても『正直』往くべきではない。されど猟兵(我々)は征かねば成らぬ。完全なる邪神が『現』に貌を晒せば、愈々世界は正気の薄紙を破られるのだ」
 ロバート・ブレイズ(冒涜翁・f00135)は興奮を抑え込んで猟兵達の面を視る。威圧的な態度は『自らを失い、死に絶えるな』の裏返しだろう。
「此度の鍵は『海』だ。南緯……の底。此れに飛び込んだ先は『都市』だ。それに眩んで転倒するなどあってはならぬ。非ユークリッド幾何学模様には慣れて往き給えよ――貴様等も知る通り『完全なる邪神』には形態が存在する。第一形態では無尽蔵。限度無く涌いてくる『一体一体が本物の邪神』だ。一対一の状態に持ち込んで撃破するが好い。第二形態は『融合した一体』との戦闘になる。第一を削れた分だけ楽に成るが、油断大敵と引き締めるのだ――第三形態は『脱皮して生じた完全』と告ぐべきか。『必ず先制攻撃を行ってくる』故に気を付け給え。対策しなければ『失敗』するだろうよ。準備は成せたか? 貴様等の五体満足は祈れないが、正常での帰還に期待する」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 星辰(のう)を壊す事は出来ない。

 第三形態(第三章)は必ず「ユーベルコードによる先制攻撃」を行ってきます。
 これに対する何らかの対処がプレイングになければ、プレイングは必ず「🔴🔴🔴失敗」になります。

 宜しくお願い致します。
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第1章 ボス戦 『醜悪なる母体の偶像』

POW   :    捕食=抱擁
自身の【千匹の仔】を代償に、【膨張した愛情】を籠めた一撃を放つ。自分にとって千匹の仔を失う代償が大きい程、威力は上昇する。
SPD   :    繁殖=産み直し
全身を【千匹の仔を生み落とす肉塊】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
WIZ   :    摘出=水槽の脳
【肉骨等を抜き取る触手】【思考を摘出する触手】【それを取り込む胎内】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。

イラスト:くずもちルー

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ロバート・ブレイズです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 双眸――眩ませる『暗黒』が超次元の渦から涌き出せば、尽くは都市の形容を成していく。非ユークリッド幾何学に捉われた地獄の絵図は果たして『何』を孕んで蠢くのか。蠕導極まった無数に現れたのは『醜く』も真なるかな母の化身で、パンの大神は『脳髄』に這入り込んで微笑む――星辰(シナプス)を此処に捧げるが好い。星辰(シナプス)を此処に揃えるが好い。最早『壊している』暇も無い。生み直された千の煌めきが、貴様等に回帰の心地を教えて廻る――おいで。おいで。
カタリナ・エスペランサ
こんな醜悪が神を騙るか、こんな冒涜が母を気取るか!
所詮はドグマの違う外様と一笑に付してもいいけれど――とったカタチに掲げた題目、こうも最悪を踏み抜かれたら滅ぼすしかない

《限界突破+ドーピング+全力魔法》で【失楽の呪姫】を発動、《神罰+天候操作+属性攻撃+範囲攻撃+ハッキング+浄化+生命力吸収》の劫火の嵐を最大範囲で巻き起こす
これは敵を纏めて焼き尽くす終焉の概念侵蝕であると同時、《物を隠す+目立たない+迷彩》でアタシ自身の居場所を隠す目晦ましだ
守りを固める本体やアタシに気付いて近寄ってくる敵が居れば《見切り》、黒雷の《属性攻撃+先制攻撃+貫通攻撃+スナイパー》で適宜撃ち抜き《吹き飛ばし》ていくよ



 教義(ドグマ)を記したのは何者だと『問い掛けた』として、膨張した胎の神は応えない。答えたとしても『台詞』に意味など無く、盲目的に仔を孕んでいる程度だ。外様の類だと一笑して終えば楽な事だが、カタリナ・エスペランサ(閃風の舞手(ナフティ・フェザー)・f21100)には赦し難い現状だろう。踏み抜かれた地雷の威力は『核兵器(アザトホート)』に並んでいた。こんな醜悪が神を騙るか。こんな冒涜が母を気取るか――こんな『邪悪の化物』が無数に在るのか。こうも最悪だと胃酸もおちる。睨み付けた『底』には深く深く、慈悲が視えた。
 嘘だ。虚構だ。偽りを被った、唾棄すべき黒い山羊だ。呪われた姫君の行き先は失楽だが、果たして『邪神』の逝き先は何処だろう。罰するべき対象の貌を炙るように『劫火』は蔓延し、終焉(ロスト)の様(カタチ)を降ろしていく――概念侵略が星辰(のう)を沸騰させ、纏めて焼き尽くす深淵への一投――こぼれる千匹を焼却しながら『隠れ蓑』は完成した。晦んだ金色は雷々と怒る。
 繁殖に捧げられた『蠕動』を導かれたが如く狙い定める。近寄る子供を穿ち『奔った』黒が母体諸共に吹き飛ばす。散らばった肉片までも焦げて去り、都市の狭間に【呑まれて】云った――おいで。おいで。病的な執着心か。

 騙り続ける事で『自ら』を忘れたのか。
 ――怠惰な奴め。

成功 🔵​🔵​🔴​

御堂・威風
お主にも信念や意志があるのやもしれんが、我々を仇なす敵は仮令家族であったとしても斬る!それが私の宿命だ。
【威厳】により確固たる闘志を保ち【見切り】で相手の憎悪、悪意といった本質を的確に斬り伏せよう。
攻撃は最大の防御だ、ただ真っ直ぐ突っ込みUCでトドメをさす。



 信念と意志を抱えた両腕(かいな)に家族と称される『絆』を撃ち混んだのだ。無数に顕現した『大神』の面は優しく思え、脳のない仮面にも『擁する』術を魅せてくる。されど仮令『繋がり』として仇で在るならば斬り殺さねば成らない。生み直されるのも取り込まれるのも『愛情』に堕落するのも御免なのだ――御堂・威風(不撓不屈・f29392)は己の宿命を改めて咀嚼した。威厳に誓って貌を前に『個体』たる母を見て暴いた――暴かれた墓の如き醜悪だ。死者が生者を呪うような悪質さだ。たとえ純粋に『想って』いても胎内の地獄(うごめき)は変わらない。正体不明(ぬえ)の啼き方を教えられた、テケリ・リに容赦は要らぬ――抜刀。
 憎悪も悪意も見当たらないが、圧し憑けと記される欲望は定めた。切り取り線を覚えたならば『仔』の一撃を見切って潜れる。此処を門だと理解した瞬間、オマエの希望は『一か八か』に臥せられる。本質を的確に撫で衝けば『堕』す事も赦されない現実と到る――真直ぐに突撃(い)くのが貴様の漢(みち)だろう。
 肉だ。膿だ。出来損ないの仔を抉るように、その心臓まで進めば好い。命中した先から都市(そら)に散らして『泥』と見做して葬するべきだ。

 ――トドメ。先ずは一体。

成功 🔵​🔵​🔴​

三角・錐人
・ハ、何とも捩じくれたカーチャンがいたもんだ。すまねぇが、産んだ我が子を代償にして力を振るうなんて、母とは「俺は」認めねぇ。全力で完全否定させてもらうぜ。

・敢えて攻撃をさせる。一撃がでかければでかいだけ代償も大きいんだろう? なら「フェイント」「だまし討ち」を駆使した動きで翻弄し、初撃を「見切り」、「早業」で躱す。
そこで【サイコキネシス】を用い、代償を払ったことで弱った愚母の動きを止め、「鎧無視攻撃」と「属性攻撃」を込めたカードセイバーで斬り捨てる。

・さあ、お前が犠牲にした千匹の仔への詫びは済んだか? 済んだなら、贖罪の時間だ……その捩じれた脳髄をニューワルサーでふっ飛ばして終わらせてやるぜ。



 ハ――笑い飛ばすには難たる現実だが、捩じくれた存在への『相対』にはお似合いだろう。産んで膿ませて瞬間的に『取り込む』など、母親とは思えないと三角・錐人(ロケットスパイダー・f08517)は告げて魅せる。誰が何と信仰しようと『俺は』絶対に認めない。全力での否定を誓い始まりの一枚(ドロー)を教えてやれ。胎内が無尽蔵とは矛盾するにも程度が要るのだ――血肉を晒して誘発させる。千匹は出来損ないでも『充分』な贄と成り、その蠕動力を発揮させた。此方に捌けば彫像(くうかん)を壊す。爛れて垂れた『地獄』が悲しみにふれている――弱々しい姿は紛い物だろうか。
 愚かな母親(もの)に偶像の役割は大きかったのだ。愚かな存在(かみ)に人の真似は不可能だったのだ。愚かな盲目(おまえ)に地獄は重たかったのだ。下半身の悦びは上半身には届かずに『微動』も為せない女は歪んでいる――お前が犠牲にした『仔』への詫びは済んだか? 切り離された腸が悲鳴を上げる事なく融解していって――倒れた巨体に付属したあたまだ。贖罪の時間を受け入れる。
 その捩じれた星辰(のうずい)は何処か遠くを眺めている。その穢れた星辰(漿液)は何処か愛情をこぼしている。突き付けられた銃口が『すくい』と魅せたのは【気の所為】だ――何も見えていない誰かに祝砲(ば ぁ ん)!

 還れ、孵す物も無いだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

虻須・志郎
正気抉られそうな場所だなッたく……
センサ系統切替、目に映るモノをバラして再構築
言葉に飲まれるな、アレはただの点と線だ
意味の無い、全く何でもない虚仮脅しに過ぎねえ!
催眠時計で自我を止めて補助AIに制御系を委ねる
ハッキングさせた自身の五体で地形を利用し情報収集
空間を把握しろ、奴らの根城を叩き潰す

ってコイツかよ厄介な……いいぜ
さあ行けよ七番目! 千匹生むなら万倍にして喰らい尽くせ!
変貌した敵の肉体を蝗の群れに喰らわせて
自身は一体ずつ確実に仕留められる様
ロープワークで橋と罠を作って本体へ近付いていく

邪魔すんな後で相手してやるからよ――まずはテメェだ
挑発して誘き出し咄嗟に捨て身の一撃で生命ごと喰らうッ!



 虻須・志郎(第四の蜘蛛・f00103)は無意識下で『光景』を理解していた。言い方を変えるならば『埒外』は普遍的に『都市』の在り方を咀嚼出来ていた。故に『言葉』に呑まれる事も啜られる事もなく、天と千を点と線と見做せて向かうのだ。切り替えた【場面】を再構築して世界を欲々まで観察する――意味など無い。所以など無い。何もかもが『混沌』として、山がよろめく暇も失せたのだ。虚仮脅しに過ぎない。我を殺される前に忘れて『み』詰めろ――煮立った鍋の底、沈んだ『具材』をつまみ出すように、制御していけ。空間の隅々までを把握しろ。模様は今現在地面なのだ。
 奴らの根城を叩き潰す――覚悟に含まれた戒めが星辰(のう)の閃きを加速させる。揃った世界が歪み始めれば此方のものだ。黙示録には何が記されていた? 喇叭の音色が神性と『蟲』を呼び寄せる。ああ。七番目の奈落に多堕々々おどれ……。
 成程。厄介な『傲慢』だろう。ひどく面倒な『色欲』だろう。聳え立つ胎内が『千匹』を落とすならば万の【飛蝗】で貪れば好い。潜り混んで内側から喰い千切れ――出来立ての命は美味に違いない。豊穣を侵すには素晴らしい超次元だ。
 蜘蛛の橋(いと)は造られた。編みこまれた世界は逃れる事も為せず『あがく』意思も閉ざされる。邪魔すんな。後で何匹でも相手してやるよ――王者は此処に神を屠る。座から坐へと腰を下ろせば拳を掲げて『吼える』が運命。

 発した言の葉が星辰(しこう)を誘う。
 ――喰い放題だ。悔い改める時は無い。
 一番柔らかい部位、蓋を壊せ!

成功 🔵​🔵​🔴​

水貝・雁之助
うん、本当に反吐が出る見た目だね
こんなのが親を名乗るのも腹が立つ……けど今はお前に手間取っていられない

お前達の後にいる奴を打ち倒す為に……全力で打ち倒す!

UCを用い獅子を召喚
己の『限界突破』し自身に課していた『リミッター解除』
『天候操作』で雷鳴を纏った嵐を呼び起こす
獅子に『集団戦』の心得を活かし『地形を利用』した戦いをさせ敵の仔を一か所に纏める様に誘導させる
そして『地形を利用』し大地の『生命力吸収』をし魔力に転換
周囲に起こる雷雲を利用し『地形破壊』を起こす規模の風と雷の『属性攻撃』の『衝撃波』を『全力魔法』で敵集団にぶちかます
此方に来た敵は『地形を利用』し避けつつ『敵を盾にする』様に誘導し対処



 反吐が出る見た目だね――穏やかな言葉(ふう)に演(み)せても水貝・雁之助(おにぎり大将放浪記・f06042)の業腹は除かれない。覗けば覗くほどに余計なものは剥がれていき、何時しか残ったのは『感情』だった。装う事も偽る事も不要で在り、聳える『尖塔』に対して神は呆れ果てるのだ――たとえば『こんなの』が神を、母を名乗っている。その現実(過去)にしても忌々しい。されど『これ』に手間取る時は無い。先の先だ。彼方側で揺らいでいる『双眸』を落とさねば安寧は在り得ない――奴を討ち倒す為に全力で打ち倒す。宿命の掌が貴様を招いている。
 黄金の鬣を惹かせながら埒外は限界を破壊する。此処が『海の下上』などは関係ない。此処が『超次元』の渦巻きでも問題はない。起こすべき現象は『塔(タロット)』が如く統一性を失った――雷鳴(轟音)奔り嵐が歌えば謳う『山羊』を抑えていく。吐き出された地獄(こども)の連鎖も一箇所に纏めれば殲滅開始だ。
 大地に生命(ちから)在れば吸い付ける。尽くすべき『人々』の為に衝撃が訪れた――黄金色の超越が地と共に仔を砕き、荒れ狂うぶちかましを味わえと謂う。言葉に成らない絶叫が「お母さん」に縋っている。

 胎(にく)が動き出した。我が仔の絶命に、悲鳴に中てられたのか。そんな『慈悲』は無いと貴様は知っている――空胎なのだ。

 雷鳴が醜悪を焦がして逝く。
 仔の心も親の心も、ただの星辰(そろい)。
 ――知らずとも痴れた物だろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

千頭・定
やってきました海底都市!夢の中のような不思議な場所!
どなたか素敵な夢を見ている方がいるのでしょうか。

武器は鋼糸。移動は早業。
大きな愛情は第六感や見切りを持って避けたいですよう。お仔さんを捕縛できれば、絡めとって敵を盾にします。
目立たないよう逃げ回りながら、ロープワークで周囲に鋼糸を張り巡らしていきます。

壊している暇は無いと。愛する暇ならあるんですかね。
ちょっと気を逸らすと愛に呑まれてしまいそうです。
うふふ、母の化身とは愛情深いものですよう。
そんなお母様への私の【異図】
この糸こそ、私の意図ですとも。

お恥ずかしながら、雁字搦めの愛情です。



 骨の髄まで染み込めば星辰(のう)の髄まで満ちていく。夢のような不思議な場所で千頭・定(惹かれ者の小唄・f06581)は声を荒げた。やってきました海底都市。視界も耳界も不安定に誰かの素敵な『夢』を映している。見ている方はきっと磯臭い――神様に意図が在るならば人間にも糸は不可欠だ。大きく大きく膨れ上がった『愛情』から逃れる為には自立せねば成らない。目を逸らさずに寸前で避ければ『仔』の盾を最大限活かしていく――生かす必要が無いならば、千も万も変わらない。ああ。代償に母親は深く深くないている。張り巡らされた『感情』は自らの責だと解けるだろうか。
 星辰(のう)を壊している暇は無い。しかし愛している暇なら在ると謂う。少しでも気が外(ず)れてしまえば、終いの愛にふれてしまいそうです。呑まれた先には底無し地獄(ぬま)だ。母の抱擁は捕食されるが如くに甘ったるい――そんなお母様への私の異図。この複雑(いと)こそ――私の――点滅する事は有り得ない。
 お恥ずかしながら、雁字搦めの愛情です――絡まったものは這入り込み、切断面はいとおしくも胎液だ。神を人と称したならば呼吸共々『殺して』進め。

成功 🔵​🔵​🔴​

露木・鬼燈
また好ましくない相手だね。
他に母体を必要としないだけマシか。
まぁ、この間の魚人よりってだけで害悪には違いない。
楽しい相手ではないしさっさと骸の海に沈めよう。
それには戦い方を工夫しないとね。
敵を知り己を知れば百戦危うからずってね。
<戦乙女の叡知>を借りて効率的に戦おう。
第二、第三形態もあるみたいだしね。
ここで敵を知っておくことは大事だよね。
まずは仔を斬り、肉塊を裂き、相手の情報を蓄積しよう。
解析ができたら魔剣で首を刎ね、戦槌で頭部を潰す。
残された体は呪詛に喰わせる。
ここまでやれば邪神でも沈められるよね。
後は情報を基に効率化すれば…
それなりの数を潰せるかな。
後を楽にするためにもがんばるっぽい!



 股々と這い蠕(ぜん)と成す『存在』が無数と呼ばれる醜悪を晒して往った。女体の上半身が露木・鬼燈(竜喰・f01316)を観察し、肉の塊たる下半身が歓んで魅せた。好ましくない相手だと埒外が告げても『母』は微笑んで寄ってくる。狂っているのは誰の頭だと『無意識』の内に孕まれれば『先日』の女子学生を想い出す――他の母体を必要としないだけ『まだ』マシか。増々膨れ上がりが仔を落とし都市に蔓延る混沌性邪悪体――この間の魚人よりってだけで害悪には違いない。人の世に堕落を齎す夢魔(サキュバス)に大神を名乗る資格はないのだ。美しい相手でもないしさっさと骸の海に沈めよう――鎮まる気配を表せない、現れる他に出来なかった損ない型……敵を知り己を知り『深く』至れば百戦危うからず。舞い降りた戦乙女の尊き槍(そう)よ。
 第二も第三も在るならば『今』を解かねば苦汁への一本道だ。魔剣『肉』を撫で『血』を啜り『仔』を屠る。裂かれた情報(もつ)を解析して核を探し攫う――冥王星(ユッグゴトフ)が称えられる前に『首』は脆弱と成った。母の頭を転がせ――逃さずに槌(終)を忘れるな。無慈悲にぐしゃりの心地良さ。
 呪詛が牙を剥き首下を貪る。存在の『貌』まで荒らして往けば【邪神】でも溺死する末だろう。取り込んだ情報(さま)を効率化為せば――作業は後を楽々に。次の為にがんばるっぽい! 模様に呑まれた母性と泥人形。

成功 🔵​🔵​🔴​

紗我楽・万鬼
嗚呼ー何だか懐かしい心地で
でもねぇ
あっし今もっと災高の水溜り識ってるもんで
望郷はまた今度に致しやすね

御母堂パンが無いなら犯を喰います?
鳴らす手が無きゃ鬼は往きませんよ
まぁさか細胞伝達の刺激がそうだと云いませんよねぇ
拙そうな肉塊が贄なんです?

ではあっしが追加して差し上げますよ
仔は多い方が慈悲深く見えるんでしょ
あっしの事はお気になさらず…ほら
おいでおいでと招かれたもんで濁流の如く往きますよ
視界を奪い尽くす勢いで、似て非なる、お前さんの仔をしたナニカの大軍が大漁に
一撃の愛情も彼等が受け止めますって
さあ召し上がれ
腹壊しても識りませんよ

後は騙りの群れに紛れてご機嫌よう
姉さん一閃、腹割いたら何出るんです?



 疑心暗鬼(アンチ・オマエ)と戯れたならばタラりと奈落が昇って往く。八寒地獄(カオス・ケイオス)と読(ルビ)連ねても金髪女神の星辰(のう)は痴れている。嗚呼。ああ。何だか懐かしい心地で。こちらにおいでと甘い水がはねれば『波』立てる事も難しい。でもねぇ。あっし今もっと『災高』の水溜まり識ってるもんで――紗我楽・万鬼(楽園乃鬼・f18596)は漿液を揉むように言の葉を吐き散らしていく。出鱈目も出ちゃダメも似たような音だ。モザイク塗れの暗黒(きたない)ものが、漏れている肉を取り込んで嗤う――望郷はまた今度に致しやすね。安値で売買されている土産物ではないのだ。ぼこり・ボコリ・胎を蹴っているのは恐怖故に違いない。
 星辰(のう)は揃える為の皺ではない。星辰(のう)は思惟する為の蛋白ではない。御母堂パンがないなら犯を喰います? 鳴らす手も哭かす足も見当たらなければ石版も贋物(レプリカ)だ。鬼は往きませんよ? 細胞伝達の刺激がそうだと云いませんよねぇ――閲覧するのも禁じた筈だ。筒がなくては保管し難い。
 拙そうな肉塊が贄なんです? グツグツ煮えている回路が廊下を一人歩きだ。ではあっしが追加であげますよ。牡丹鍋の憂鬱も最終的には万物(ナキモノ)祭り。仔は多いほどに慈悲深く、いとおしく見えるものだ。地獄に這入る濁流は何味――似て非なる『ひと』の咀嚼感だ。愛情を籠めて一撃を受け止めよう。空胎(いあ)!
 さあ召し上がれ――騙りの群れに紛れて御機嫌よう。酔っ払いの残滓は酸っぱいでしょう。姉さん一閃――こわした下腹部から何が落ちる。

 ――頂き、空く、臭いと記して。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『深海来訪者』

POW   :    r^@w=xx:@9
【邪神の眷属以外の理性と正気を削る暗黒の雨】を降らせる事で、戦場全体が【邪神に奉仕するための儀式場】と同じ環境に変化する。[邪神に奉仕するための儀式場]に適応した者の行動成功率が上昇する。
SPD   :    b;fd8h2hw@3.
【邪神への忠誠心を植え付ける祝福】を籠めた【儀式用の三叉槍】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【精神を侵し、理性】のみを攻撃する。
WIZ   :    tnkb5=g:
攻撃が命中した対象に【邪神に隷属したことを示す紋様】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【心身を穢していく邪神のおぞましい囁き】による追加攻撃を与え続ける。

イラスト:嵩地

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は甲・一二三です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 胎は一個の『卵』と化し、あふれた悪臭は深淵からの覚醒だ。輪郭は『欲在る』連中と同じだが『プリアーポス』は忘我していた。何度も何度も顔面に触れ、四肢に触れ、濁った眼球で下を見る。傾げた部位が舌を垂らして当たり前だと呑み込んだ。成程。此度の『混沌』化で星辰(のう)が正しさに餓えている。

 ――象徴は失われた。
 おお。母体(クティラ)の謳を聴け。
 ――同体(どうだい)愉快に嗤っている。
水貝・雁之助
色々と言うべき事はある
けど、今言う言葉は一つだ
本来の貴様を全力でぶち殺す為に、とっとと倒れ伏せ下郎

海中という『地形を利用』し『天候操作』で海上に巨大な嵐を生み出し其の『衝撃波』により大渦巻を発生させ暗黒の雨を散らす、散らしきれない雨は『敵を盾にする』事で対処

同時に己の真の姿に戻って『限界突破』
『地形を利用』し大地の『生命力吸収』をし魔力に転換
『高速詠唱』による『地形破壊』規模の『衝撃波』と化した風の『属性攻撃』『全力魔法』を放ち畳みかける様にUCを叩き込む

脱皮して現れる真の姿が奴だというのなら其の言葉によって戯れに苦しめられ穢された人々は多い
ならば、この光は十二分に威力を発揮する筈



 乱々と群れる異の面は『貴様』の存在をギュルリと視認して嘲って魅せた。歪の都市に降り注ぐ暗黒(あめ)が色々と『欲』を垂らしていく。釣られた人類の恍惚貌(ひょうじょう)が餌食と成されて海底が揺れる――言うべき事は数多に見つかる。されど告げるべき『言の葉』はただの一つだ。埒外は超越たる所以を此処に示し、邪悪への憤慨を晒して往く――嗚呼。脳から出でる素の味わいは『にくにく』しく向こうを睨んだ。本来の貴様を全力でぶち殺す為に、とっとと倒れ伏せ下郎――外個気個煩わしい鳴き声め――海中(うず)の天を越えて『発揮』するのは大嵐。衝撃放てば『渦』孕み、忌々しい水滴を吹き飛ばす。晴れやかに投身するのは貴様等だと伝授せよ。滓溜まりだけは与えよう。
 金色――深淵が現実を冒す時、夢が深淵を阻むのだ。旧き支配者が横たわる刹那、旧き神性は『それ』を踏む。膨らんだ怒気が光線(ちから)を掲げれば『邪神』はオマエを『敵』と知る――中てられた。魚肉を貫いた棘が『悪意』を弄っていく。
 脱皮して現れるのが『奴』ならば光輝(するどさ)は無限と解せるだろう。躯が絶えるまでに轟いて『人々』の思いよ集い給え――戯れた貴様の罪は償えない。

 皮膚が剥がれて肉抉れ、緑色の忌避が瞬だけ視えた。
 ――慈悲の山が吼えている。

成功 🔵​🔵​🔴​

カタリナ・エスペランサ
そのナリは差し詰め仕える者といったところかな
まだ本性を晒しはしないか。いいよ、すぐに引きずり出してあげる

敵の動きは《第六感+戦闘知識》で直感と理論を組み合わせ《見切り》、ある程度距離を取って羽の《誘導弾+乱れ撃ち+爆撃》で牽制しながら《空中戦》を展開しよう

使うUCは【神狩りし簒奪者】、まず羽弾で意識を逸らし白雷槍の《目立たない+早業+クイックドロウ+属性攻撃+騙し討ち+暗殺+スナイパー》で奇襲。
立て続けに黒炎の嵐による広域制圧と死角からの影鎖による不意打ちを重ねてペースを作り、更に雷炎影の属性攻撃で存在を削り喰らっていく

キミを屠る者は此処に居る
さぁ、骸の海に沈む覚悟が出来たなら目覚めるといい!



 鋭くも眼球が『重動』を得れば濁り気味の都市に『烙印』が落ちる。突き刺さった光を振り解いた魚面が『轟々』と波を裂いている。咲き誇る前の蕾を想わせる形状は何方にせよ『醜悪』としか認識出来ない。差し詰め仕える者といったところかな。もしくは跪いて『奴』を連ねる鱗なのか。逆鱗に触れる三叉がぐらりと都市の中心を称える――まだ本性を晒しはしないのだ。未だ真実を暴かせはしないのだ。門(墓)を発く方法は血肉に塗れた儀式を壊し尽くす他にない。いいよ。すぐに引きずり出してあげる。挙げられた腕の示す方向は『星辰(のう)』解くように哄笑しておぞましい。
 六感頼りに槍を避け『経験』を積んで隙を窺う。覗き込むほどに『傲慢』膨れ上がるが如何しようもなく、離れた『くう』からの爆撃を落とす。飛翔する踊り子は同時に大神でも成り『得』るのか。餌食を求めてさまよう魚に鳥の優雅さを刻み込め。
 仕込みは上々。情緒不安定な神様を狩り殺して終えば好い。羽の弾(おと)が気を逸らし『本命』の矛先を眩ませる。目立たぬ暗黒(あめ)の頭上(うえ)から白雷――水の滴った皮にはよくよく通るだろう痺れ。連続して紡ぐのは『黒』色の嵐か――映える炎に目玉を留められ、忍びよった縛に気付けず。

 此処に『完璧』な業が揃った。

 捕縛された神は魚類に堕ち、串刺しの塩(あじ)を咀嚼していく。三たる属性に存在を削られ薄れ逝く。叫べ。報せるのだ。キミを屠る者は此処にいる――異は常に絡み獲られ沈む覚悟を『問』うた――双眸は赤く滲んでいる。

成功 🔵​🔵​🔴​

紗我楽・万鬼
面に留まらないインスマス!
漁村にしては混沌過ぎません?何違う?
そらまぁお前さんほぼ魚類ですもんね
輪郭だけは
あっしだって外面は羅刹ですよ
中身は御互い様でしょう?

槍同士殺り合うんです?捻りが無いですねぇ
小鬼一匹隷属したって先の御方にゃ些末な事でしょ
ねぇ御犬様と攻撃受け流しつつ
あっしがどう騙られようが見た目魚肉だけウェルダンでお願いしますね

嗚呼あゝ、悍ましい鈍ましい
囁いてますねぇ狂気へのお誘いです?
でもお前さん焦げ臭いですよ
あっしばかり構ってるから獄炎に這い寄られるんですよ
深海で火の気だなんて狂喜ですね!

串焼きならど真ん中ですよねって事で狙いつつ
煮える星辰で教えて下さいよ
あっしは何時まで正気でした?



 誓いの数を片手で刻めば腹時計も鳴らせやしない。生るべき胎に指を突っ込んでも『蹴り』は感じ取れず堕す事も不可能な『奇怪学』の現状。目線を上げれば『面』と向かえるインスマスorインスマウス――鼠(マウス)をユークリッドに訊ねても所在を証明する言の葉は得られない。漁村にては混沌としているのが『手段』なのだ。違うとも正解とも『応え』はなく、されど鬼は騙りを辞めない。そらまぁお前さんほぼ魚類ですもん――悶々と捻くれた星辰(のう)がピンク色の海に乗り泳ぎ、輪郭だけは『上手』と謂われる。あっしだって外面は羅刹ですよ鰓説垂らして腐っている卵――お互い様だと中身を掬って微笑んでみようか。見定める事の出来ない紋様が揺れる。
 槍同士でやり合うなんて『ひねり』も『ゆがみ』もない純粋精神だ。小鬼一匹隷属したって先の御方にゃ些末な事でしょ。いいや『人』を狂わせて終えば愉しいものだ。ぶくぶくと泡が吐き散らされて受け流された『視難い矛先』。ぼこぼこと孕むのは黒山羊さんで十分だ。お手紙読まずに破り捨てるなんて勿体ない。
 無問題(もうまんたい)と御犬様が駆ければ魚肉だけはウェルダンでお願いしますね。嗚呼嗚ゝ悍ましい鈍ましい。または異厭異ゝ騒がしい忌々しい。囁きは狂気への誘いか神に対する謳い方か。堅々と嵌まれば常識に嵌まって焦げ臭いですよ? 這い寄る獄炎(じごく)が大笑いして「灯台下暗し」と吐いてやれ。深海で火の気なんて凶気ですね――籤引きするにも濡れている。
 串焼きならど真ん中だ『喉から胎』へ。薪に刺すのか晒して吊るすのか。からから乾燥するまで待機してみよう。煮える星辰(のうみそ)教えてください。

 あっし何時まで正気でした?
 少なくとも勝機は逃さなかった。

成功 🔵​🔵​🔴​

露木・鬼燈
…またお前か!
『たたき』では足りなかったか。
んん、違う個体?
そんなの見分けがつかないよ!
なるほど…これが第二形態?
ちょっとわからないですね。
第一形態からイメチェンし過ぎだと思う。
収集した情報は役に立つのかな?
正直不安なのです。
だから…火力で雑に吹き飛ばすっぽい!
秘伝忍法<忍鯱>
回転式多銃身電磁加速砲で弾幕を形成。
物量と火力を兼ね備えたこの攻撃ならイケルイケル!
『たたき』を超えた『ミンチ』にしてやるのです。
遠距離から火力を一方的に叩きつける。
これもまた必勝の型と言えるっぽい。
敵の行動は弾幕ですべてキャンセル。
お前が死ぬまで攻撃をやめない!
こーゆー戦い方でも心は痛まない。
とゆーかスッキリするよね!



 二度ある事は三度ある。棚からこぼれた餅類は『殺人兵器』に等しく、此れを幸運とは想える筈も無い。再び『おまえ』だ。伸ばしても縮めても『たたいて』も懲りない『過去』の性質。尊敬に値すると告げば嘘になるが、ある種の混沌(カオス)と説いた場合は証明だろう――傾げた星辰(のう)には若干のズレ。ああ。違う個体だろうか。そんなの見分けがつかないよ! 象徴も知らずに踏み付けた『者』に存在の苦難は解せないのだ。なるほど。成程。此れが第二形態(デジャヴ)か。ちょっとわからないですね――紋様が異形(ひとみ)に映ったならば理解出来ずとも構わない。格好(イメージ)は真逆でも『在(や)り方』は同じ。クティラの胎には星辰(のう)が這入る。
 収集した情報が役立つとは思えない。僅かな心配を胸に『埒外』は杞憂殺すべく印を結ぶ。インスマスの前で印(いん)とは愉快な音だが、そもそも『そのような』ものは存在しない――口寄せた鯱(けもの)は何を生やす?
 銃身回転して『電磁加速砲』咆哮する。形成された弾幕を突破する事は不可能に近く、ただの『攻撃』では接近も難い。ガタガタに崩れた魚肉塊が『腸詰め』の未来を据えている――たたきじゃなくてミンチにしてやるのです。イケルイケルと食むには『散った』が調理工程ではないのだ。何処に不備が在ると謂う。

 必勝の型と言えるっぽい!

 お前が死ぬまで弾幕を止めない。お前が腐るまで咆哮は止まない。病んだ輪郭が果てる時、非ユークリッド幾何学は模様を忘れるのだ。そうとも心は痛まない。

 スッキリ爽快『悪性』お掃除。

成功 🔵​🔵​🔴​

虻須・志郎
何が祝福だテメェ
邪神への忠誠だと。馬鹿言うな

『ああ、まこと馬鹿げておる』
もうココにいんだよ。頭が高ぇぞ半魚人!

機神覚醒――起動、攻撃対象選定
敵の攻撃はあえて受け『祝福』を解析する
恐らくこの次で必要になる情報だ
あのヴィジョン通りなら間違いなく
最悪なのが出てくるからな

流れた血は王者の石で隈なく啜り
解析した精神汚染を催眠時計で中和する
動作はAIに任せればダメージは抑えられるだろう
それが終われば反撃だ

スパイダーシャドウを起動して奴を呼び起こす
咄嗟に捨て身のロープワークだ、躱せると思うな
糸で簀巻きにしてやればテメェの意図もお終いだ
人と邪神と機械――俺は世界に忠を尽くすのさ
このまま永遠に微睡んでいやがれ!



 祝福(すくわれた)。祝福(すくいとった)。祝福(すくいつくした)――救われた掬い盗った吸い尽くした――何が祝福だテメェ。何が救世だテメェ。何が『星辰』だテメェ。邪神への忠誠を文字通り『捺し付ける』とは何事か。存在への隷属を真偽に問われず『圧し徹す』とは何者か。通す事も出来ない道々が『未知』と称される好奇心今年がのたうっている――馬鹿言うな。ああ。嗚呼。まこと『莫迦』げておる。死んだと『宣言』された人類の理不尽(いかり)を忘れたのか。もうココに存在(い)んだよ。頭が高けぇぞ【半魚人(インスマス)】風情が! 槍方も称え方も『なって』いない。第四の貌(つら)が目覚めれば『機械仕掛け』の象徴を知る。
 矛を受け止めた『狂化』が内臓。内蔵された存在(もの)が祝福の『ことば』を解析する――次、本番で使えるだろう言辞だ。痴れていない過去の口ならば『嘲り』の仕方も捲れる筈――横たわった山が転がって『既知』の貌(かたち)が写ってくる――この程度か。この程度の『最悪』ならば対処も可能だ。緑色のヴィジョンが貴様の星辰(のう)を並べていく――壊している暇はない。
 滴る赤を王は残さない。啜り渇いた『表面』を撫で、精神汚染を溶かして落とす。頑固な穢れはチク・タク流し抑制すべき傷を定める――反撃開始? 違う。殲滅開始だ。蜘蛛の肉(み)は呼び掛けに応じ、執行の意味を唱えて嗤う。
 躱せると思うな――不意を打つ『いと』が四肢を縛し、テメェの意図を鎖して巻く。膜を拓いて核を覗けば『人と神と機械』の三位一体。俺は世界に忠を尽くすのさ――ラヴクラフトの枕、貴様には似合わないだろうぜ。
 このまま永遠に微睡んでいやがれ。

成功 🔵​🔵​🔴​

御堂・威風
化物を斬る度に自身も化物になるような気がしてならない…
慈悲の心を捨て、【戦闘知識】を巡らせながら相手の出方を考える。
答えはいつも一つだ、仮令避けきれぬ攻撃が来ても武士なら正面をきってぶつかろう。
UCを使い身体能力を底上げる、もはや剣を振るうこと以外考えれぬ。



 斬った。何度も幾度も無差別に、斬った斬り伏せた斬り続けた。てんてこ舞った『斬る』の文字が星辰(のうみそ)の芯から嘔吐されている。化物を斬り殺す度に自らも『それ』に成っていく。過去(オブリビオン)と現実(おまえ)が混ざり融けて『往く』ように、想えて思えて仕方がない。黒い瞳かリボンじみた穴か『自分』の自信も薄れてしまう――思考回路と記された『深海』で溺死する余裕は持たされなかった。からっと晴れた『慈悲(こころ)』を溝に投げ、身を『刀身』に捧げて澄ませる。相手の出方は如何だ。相手の弱点は何処だ。相手の『命』は何処だ。答えはいつも同じ――武士道とは死ぬことと『繰り返した』り。真正面から叩っ『斬』る。
 不屈の闘志に炎が宿れば『葉陰の心』に偽りなし。威風堂々底から上がり『中る』前に『中てて』削ぐ。おちた部位は致命には成らず、ならば至るまで戮(ころ)すのみ。もはや剣を振る事以外『考え』られぬ。星辰(漿液)が哭く事も赦されず、ただ意識が在る限りに鱗(かわ)を――一分間。

 ――ぐらり。漆黒(かみ)が最後に昏(お)ちた。
 傍には魚肉(かけら)。

成功 🔵​🔵​🔴​

三角・錐人
・歪なカーチャンの次は魚人間か。いや、人間と呼べねぇな。
さあ、そこをどきな。どかねぇと3枚におろして触手共の餌にすっぞ。

・理性を失わせる攻撃ね。生憎とこういった「ゲームを」を愉しんでしまうくらいには理性なんつーもんは捨ててるのさ。探せばその辺の砂浜に流れ着いてるかもなぁ? さあ、骸の海からも捨てられたモノよ、そこにおいしそうな魚がいるぜ?(UC発動)

・攻撃は「第六感や早業、見切り、フェイント」を駆使して回避。触手共の指揮はブラッディアイに任せて敵の注意を引きつけるように戦う。指示は一つ「囲め。囲んだら一気に合体して魚を取り込んで食い散らかせ」だ。

・鱗の一枚も残さねぇよ。ごちそうさまでした、だ。



 慈悲と断言する事は不可能だ。無慈悲と罵る事も絶対とは成し難い。歪に続けて『生まれた』のは魚人間(フィッシュ・ヒューマン)だ。いや、人間と呼ぶ事もはばかるべきで輪郭は『神』に近かった。誓いを連ねた胎(クティラ)がおどり、児の興奮を表現している。どくんどくんと心臓が響いても『人類』への警鐘としか聞こえない――さあ、そこをどきな。怒気を抱えた言の葉で『怪物』を否定して魅せる。どかねぇと三枚におろして餌にすっぞ――私は贄でも問題ない。世界に冒涜を落とす為ならば。
 理性も正気も『あってない』のが現実だ。海底都市(非ユークリッド幾何学)の輪郭に惑わされない時点で『常人』ではない。複眼ぎらついて遊戯(ゲーム)と愉しんだら恐怖万歳だ。探せばそのへんの砂浜に棄ててある――おいしそうな魚に調味料は要らないだろう。おお。骸の海からも除かれた、アウトサイダーが覗いてきた。
 此方には甘い『泥』が在る。目立つように腕をあげ『槍』の撃々を躱して魅せる。せり上げた『星辰(のう)』は愈々眩み『触手』の群れを見失った――赤色の核が導けば『恐怖』のうねりが肉を掴む。かごめ。かごめ。今々出遭う……。

 喰い散らかせ――鱗一枚残さない。
 ごちそうさまでした。メインディッシュはまだ来ない。

成功 🔵​🔵​🔴​

虚偽・うつろぎ
アドリブ連携等ご自由にどぞ

いいねいいねー
邪神を信奉するその心意気とても良いね
ただ信奉するために存在する
そういうの大好きよ
まとめて吹き飛ばして蹂躙し甲斐があるよ

登場即自爆
とにもかくにも速攻で自爆することが最優先
自爆さえできれば台詞も活躍もいらぬ!

ただ自爆するためだけに現れる存在

技能:捨て身の一撃を用いてのメッサツモードによる高威力な広範囲無差別自爆

射程範囲内に敵が1体でもいれば速攻で自爆する
自爆することが最重要
なので敵がいなくても自爆するよ
近づかない動かない一歩も動かず即自爆
大事なのはスピード
そう、スピードなのですぞー

捨て身の一撃なので自爆は1回のみ
1回限りの大爆発
自爆後は爆発四散して戦闘不能さ



 名状し難い臭いの隙間にどろりと『喜劇』が紛れ込んだ。混み合った地獄に投じた『石』が害悪と成るのは当たり前で、喰い散らかされた【核】は再生を始めていた。紋様を掴みながら槍に縋り、胎(クティラ)は茫々と都市を仰いでいた。生ずる物の蠕動だ。孕まれた物の脈動だ。落ちる為の通過点だ。プリアーポスは自らを捧げ、完全なる『形態』へと真化する――絶叫――と同時に『海底』は轟音に抱擁された。非ユークリッド幾何学の病的が数秒事に崩れていく。山羊だった肉片が消失し、象徴は巨の意味を殺されて終う。邪悪と衝突したのは数字で在り、しかし『残滓』も双眸に飽きている。信奉する為だけに【存在】した悪夢が名状し易くも絶えていった。
 つまり歓喜は文字だけが浴びて『無』った。上部分も下部分もインクじみて失せ、憂さ晴らしにもならない崩壊だ。殺された邪神(ひと)の身にもなってやれ――速度重視は望ましいが『おまえ』の欠片も刻まれない。
 ダイヤルアップ。ダイヤルアップ。接続しても届かない。狂ったノイズが超次元の渦を軋ませて虚偽・うつろぎ(名状しやすきもの・f01139)自爆した。

 エクトプラズムを声に出せ。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『旧き支配者の大祭司』

POW   :    異貌の巨神・顧鑼神
【呪詛の籠った狂気の呪言】を使用する事で、【異形の触手】を生やした、自身の身長の3倍の【無数の海洋生物の体で形成された異形の巨人】に変身する。
SPD   :    父たる鮫神・礼受弥譚
召喚したレベル×1体の【地球上に存在したありとあらゆる種のサメ】に【其々の特性に合わせた武器一つ】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。
WIZ   :    異形齎せし霧・毘夷百舌
自身の【緑黄色に輝く霧に触れ洗脳された動物や人間】を代償に、【彼等が変貌した異形の魚人】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【金属さえ腐食させる毒爪と牙】で戦う。

イラスト:猫背

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠水貝・雁之助です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 塵と化して『再構築』されたのは沸騰する混沌の核でもなかった。
 浮上した海底都市(ル=リヱ)も滅ぼされ、其処に現れたのは。
 ――摩天楼。即ち現代社会の姿見。
 人の影が行き交って群がれば『完全』の緑は死を越える。

 神よ。神よ、山が動いている。
 神よ。神よ、緑が嗤っている。

 鮫の父は正体(貌)を魅せ、星辰(のう)は揃ったと呪った。
 遍くを腐食させる毒牙(ことば)が謳い、最下の邪悪を理解させた。
 ――カオス。
 旧き支配者の大祭司は早贄を真似て踏むだろう。

 Call……Call……Call……!
三角・錐人
・先制攻撃対策:洗脳した生物をけしかけてくるので、まずは彼(彼ら)の子攻撃を躱し、あるいは「オーラ防御」で爪や牙が直に触れないように防御する。

・とうとう洗脳した生物を代償にし始めたか。元に戻してやりてぇが、まずは親玉をどうにかしねぇとな。で、洗脳魚人の相手は【ブラックナイト】、お前に任せる。霊体のお前なら爪にも牙にも腐りはしねぇしな。ただ、殺すな。峰打ちで静かにさせておいといてくれよ。

・その間に俺は親玉に全力攻撃だ。ニューワルサーで撃ち抜き、カードセイバーで斬り、カードで魔法レーザーを食らわせてやる。てめえが神様だろうが何だろうが洗脳された生物の「正気」を俺が「盗み攻撃」で取り返してやるぜ!



 人類の最も強く最も強烈な感情は『恐怖』と何者かは綴ったが、果たして現状は如何だろうか。緑色の悪質が『都市』に蔓延し、摩天楼と称される脆弱性が炙られている。百舌が早贄を望んだならば餌の群れは歓喜して『心身』を放棄する。生きとし生けるものは『大祭司』の指先に近寄り腹が減ったと絶叫したのだ――とうとう洗脳した生物を代償にし始めたか――完全の意味を改める必要が在りそうだが、その戯れは確かに『邪神』らしさの象徴だろう。半変異した一般人が『貴様』に向けて拳を握った。
 嗚呼。脆い。弱い。見切る事は簡単だ。防御する必要もなく『成り損ない』の拳をあやして往く。元に戻してやりてぇが――彼等彼女等は本当に『洗脳』されているのか。空っぽの星辰(のうみそ)に導きを与えられ、殺されるべく貌(かたち)を得たのか。妙な思考が巡り笑っている――召喚された暗黒は『騎士』と称するのに荒々しい。腐る事も絶える事もない。ただ、殺すな。峰打ちで静かに眠らせろ。
 喰らい続けた『負の感情』が怪物や化け物を造るなら易いものだ。抜いた自動拳銃の触感が自らの『おもい』をのせている――海じみた膿が超次元に消えて入った。斬り浸ける。光線が『くらげ』を貫いた……てめえが神様だろうが何だろうが関係ねぇ。人類への『冒涜』に嘘偽りはない。盗むべき正気(たから)は何処に溜まる。

 暗黒を突破した個体が咆哮する。
 ――プリアーポスへの成り始めだ。

 組み合った。宙すらも呑み込む『歓喜』が呼称する。
 Call……Call……Call……!
 大事に大事に取っておくべきだ。
 ――宝石(のう)を壊すなど勿体ない。
 最初から人間とは『そういう』気(もの)だ。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

御堂・威風
本気で来い、こちらも全力で相手をしてやろう!
相手のUCに対してUCを真っ向からぶつける。
押し負けるかもしれないし、カウンターを受けるかもしれないが、活路は死中にあり!相手の間合いに【切り込み】【捨て身の一撃】を与える。



 大口(メガマウス)が星々を呑み込めば『人』の欲望など矮小なものだ。釣り上げられた四肢の千切れが『鮫』の称え方を教えている。ル=リヱの輪郭が現代社会に近寄った瞬間『超次元』の渦巻きは性質を人類に特化していく――総ての海の父(おや)が触手をクネラせた数秒『武装』を生やした大嵐(シャーク)が咆哮する――ちりちりと爆ぜる火花は『三枚下ろし』の為の鋭利(おもい)で『全力で相手をする』仮面(マスク)の意志だ――意思を弄ぶ邪神にとって星辰(のう)は甘美なる味わいだろう。
 押し負ける可能性も反撃を受ける可能性も『己の内』だ。活路は死中にあり! 漢は何時でも真っ向勝負だ。鵺を殺す為には自らも不明に陥らねば成らない――得る為には何かを手放さねば為らぬ。今現在『投棄』すべきは恐怖だ。畏れを知らぬ『剣豪』が狂い昂っても冷えて魅せる――突進する数体を斬り突けた。
 鱶鰭の食感が一文字に伝わっている。するりと捕食出来た『怪物』どもに肉質は柔らかく、捨てた数だけ咬めるのだ――何が千切れた。何が砕けた。何が潰された。そんな部位(もの)に星辰(のう)を使う暇は無い……聳える異形に一閃!

 ――ぶくりと嗤った緑の皮が、腸を沸かせて擽っている。
 ブッ虚裂いた『心臓』を刺身で喰うには悪終が過ぎた。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

虻須・志郎
る いえー くするふ ふたぐん?
言ったろ……そんな『戯言』は聞き飽きたと

解析した祝福から呪言の内容を変質させる波長を放射
言の葉ならその波を崩せば認識も雪崩よ
ハッキング――機械知性の反撃の刃
僅かでも彼奴の暴威を抑えられれば良い
その隙に、入れ替わる

溢れた大海の使徒は纏めて大漁
貴様ら全て妾の贄よ
喰ろうてくれる何もかも
さあ出してみよ止めどなく
内なる蜘蛛糸の罠が何もかも絡めて捕える

さあやって見せよ
大いなる深淵の使いよ
妾と汝れの格の差
身を持って思い知るがいい

発動した『第四の蜘蛛』は敵を喰らい己を維持する
俺は判断を誤らぬ様それを内より見張る
補助AIはもしもの保険
これで一つ目の攻撃を潰し続ける
後は、任せるぜ!



 鳴き声と謂うには煩わしく、人の言葉と解くには鬱陶しい。強いられた破壊は星辰(のう)を弄び、上質な愉悦を貪らんと『現れる』のだろう。牢を砕いた神の類は『自ら』の存在を巨大だと勘違いして在るのだ――る いえ くするふ ふたぐん――呑み込まずに垂らした疑問符(おと)が埒外の在り方に届いている。届いていたが『聴いている』とは思えない。想いは自己の内に収めてくれ――何度でも断じて魅せろ。言ったろ……そんな『戯言』は聞き飽きた。籠められた呪詛など赤子の産声に等しいのか。嗚呼――しかし『支配者』は酷く旧々しく、腐臭は果たして時に苛まれた結果だ。
 大祭司は覗き込む事しか出来ない。大祭司は触れる事しか出来ない。大祭司は呪う事しか出来ない。祝福(ことば)が人を狂わせ、輪郭を進化させるならば『阻害』して冒涜(嗤)え。その波を崩せば認識も雪崩よ――機械知性の反撃の刃。抑えるべき暴威(ゆめ)を否定して『隙』を見出せば入れ替わる。
 全部だ。総ては『妾』の贄で在れ。その姿形は『男』ではない。その姿形は『呑まれた』のではない。その姿形は『蜘蛛』で在り『人間』で在り――真なる『支配者』。喰ろうてくれる。キュクロプス風情が何を震えているのだ。揮うべき超越性(エネルギー)が糸を手繰り、現代社会(キカガク)的に巣を造る。
 大海の使途は纏めて大漁――捕らえた連中を巻き取りながら『宣戦布告』だ。やって見せよ。やって魅せよ。大いなる深淵の『使い』よ。此れが『神と神の格の差』だ。星辰(み)を持って思い知るがいい――コイツが終焉だ。

 保険は成した。二度と『陥る』隙は無い。

 第四の蜘蛛、解放――後は任せるぜ。任された――妖艶な存在が『いと』を繰り、絡め取った肉塊(もの)を融かす。緑色の異常(おまえ)は養分と成り、自らの本当を知るだろうか――都合主義だと哄笑するのか?

 怪異(ダンウィッチ)――虚空の門に訊いて逝け。
 嗚呼「神よ」山が削れている。

成功 🔵​🔵​🔴​

露木・鬼燈
戦う前から分かるですよ。
巨大化はヤバい!
やっぱりでかいってだけで脅威だよね。
これと正面切って戦うのはキツい。
とゆーか効率悪いよね。
ってことなので…まずは全力で背走っぽい!
ヤバそうな触手は破魔の力を乗せて斬り祓うですよ。
身を守りながら全力で距離を取る。
攻勢に移るのはその後だね。
サイズ差で辛いなら補えばいい。
化身機装<火廣鐵>
大きさが同じくらいなら普通に戦えるからね。
群体っぽい敵は斬るよりは叩き潰すほうが効果的っぽい。
魔剣を戦槌に変形させ、浄化の焔を纏わせて殴打!
シンプルに、死ぬまで殴ればよし!
攻撃されら騎士盾で受ける。
そして盾にも焔を纏わせて殴るべし!
盾は武器だってわかるよね?
潰れて死ねっ!



 アーカーシャに何を訊ねようと『未来』の出来事は毒でしかない。言の葉を幾等重ねようとも虚空の門の輝きは途切れず、球体は一部分だけを貴様等に魅せているのだ。戦う前から『渦』に巻き込まれそうで仕方がない。内包された悪意の蠕動が吐き連ね、呪いと称される狂気を編んでいく――摩天楼と山を越え『大祭司』は緑の雲を見下ろした。過去(オブリビオン)は何故に脅威か。人の心を弄ぶから。異常な『能力』を有して在るから。否。最も単純な話――巨躯(デカい)のだ。巨躯(デカい)は強い。正面切っての戦闘は効率が酷く悪くなる。雀の涙は如何足掻いても水滴なのだ。つまり埒外に残された手段は『背走』。紋様に惑わされる『みち』も無い。
 追走する蠢き、その核たる魔を壊しながら全力での疾走。距離を取れば思考する時間を装備を繰る余裕も出来る。磨かれた金属は如何様にも『加工』可能なのだ――切り札は最後に揮うべきだ。此処に造られたのは機械仕掛けの神――化身纏いし『オマエ』の意識が『無敵』の二文字を宿すのだろう。
 構えた槌(のろい)は竜を斬るよりも潰す事に『向いている』。眼前の存在と同程度の体躯(ハグルマ)が巡り、単純明快(シンプル・イズ・ベスト)を吼えている――粘性でも不定形でも構うものか。何度でも何度でも何度でも殴り殺す。

 潰れて死ねっ――!

 焔を手繰るように盾『で』も砕き、双眸絶えるまで続けるべき。
 浄化の熱量(エネルギー)がカオスを整えて撃(い)く。
 星辰(のう)傾けて戻さない。

成功 🔵​🔵​🔴​

紗我楽・万鬼
じゃ媒介道具の御犬様
先制攻撃の鮫は片っ端に焼いて下せ
派手に豪火に、目眩ましも兼ねて
其の間逃げ回りますんで。騙り尽す迄
無事で居られるとは思ってませんよ
四肢喰われようが此の声さえ無事ならば
さあ
御聴きを

終わらぬ停滞、境界の頽廃
おぞましき名を既知に
玉座より極彩の輪郭が滲み堕す
聴き届けよ、此の声よりも魔笛の謠を

ほぼ騙り終えたらあっしと千破夜の残骸同士を融合
真の姿で身を再構築
何故か?簡単な事
――『俺』を招くなら『此方側』でなければ礼を欠くだろう?

或れは吾が喚んだ擬異物
唯此の騙りに星辰が塵芥でも『魔王』と理解すれば
傍らの冒涜王が踊り狂い、無意味と完全を否定する

地獄(吾)が創る父は如何か
罪状等要らん、裁かれろ



 鮫(けもの)の数を教えてほしいと『旧き支配者』に問う意味はない。知性存在の装備を生やして大嵐(トルネード)が迫り来る。来る繰る狂ると食欲旺盛な彼等の双眸(めだま)は父たる蛸(もの)への贄を求める――肉付きの良い牡丹を望めば良かったのだ。ド派手に轟(わら)った狗型が『地獄』を垂らして網焼きを始める。目眩く夢現を隠しながら『それ』はゆるりと咽喉を鳴らした。まず失ったのは左腕。次に落としたのは右の腕。三度に消えたのは右の足。死にこぼれたのは左足――良し悪し称えても『維持』出来たのは僥倖だ。嗚呼嗚ゝ……此の声さえ無事ならば。摩天楼の片隅で『鬼』火の如く貌憑きが笑う――さあ。御聴きを。
 瞬間――或いは永久。旧き支配者の大祭司は『鮫』の消失を認識した。先程の摩天楼は輪郭を変え、崩壊寸前の尖塔が『群れ』と成り果てた。崩れた刹那を『切り取った』正しく停滞が星辰(のう)の内側でのたくっている。境界に頽廃が現化すれば『遍く』は脆くも既知と堕ちる――極彩(オーロラ)天を覆い尽くし獣(ひと)が掌を舐れば訪れる。滲み出た。滲み堕した。おぞましき名を……聞き届けよ。
 此の声よりも魔笛の謠を――蟲の囁きに夜の叫び。溶ける。融ける。解けた。オマエと貴様を『混ぜて』終えば再構築(クルーシュチャ)。再構築(ナイアーラトテップ)。再構築(ナキモノガタリ)――有る事に変わりはない。此の野郎!
 冒涜的な『奴』め。其処までして『※※※※※』を否定したいのか。或れは吾が喚んだ擬異物。騙り語り『カタリカタリ』と未知が嘲る――唯此の※※に星辰(のう)が塵芥でも『魔王(厭坐と法問う)』と理解すれば……あとで仕置きは免れないぞ。踊れ。躍れ。おどれ。狂喜乱無だと? 無意味と完全を『 』と……。

 地獄(吾)が創る父は如何か。
 ――贋作・Call……?
 罪状等要らん、裁かれろ。
 ――存じた時点で同罪だ。

成功 🔵​🔵​🔴​

カタリナ・エスペランサ
ようやくお出ましか。さぁ、裁きの時だ

先制対策に《第六感+戦闘知識+見切り》の先読み…は何度も見せた手だね
今回は更に《念動力+情報収集》の力場を《早業》展開。センサー代わりにすると同時、《カウンター+時間稼ぎ》する為の布石にもするよ
第一波を凌げばまず【喰魂神域】を無差別展開して敵全体を喰らう
続けてこれで奪った力も使い【仮想回帰】発動。ここに敵が第二先制を挟むなら喰魂の時に溢れた余剰魔力で《先制攻撃+属性攻撃+弾幕》を展開し時間を稼ぐ
変異した左足は森羅万象に服従を強いる。キミ自身の力をも削り取った今、鮫共は勿論完全なる邪神も例外じゃない
命令は一つ――真なる神の御名の元、紛いの冒涜者は滅びるがいい!



 存在の幾分かを『削がれた』山が足元から外れている。お出ましだ。この『時』までの争いが戯れに想えてたまらない。この『時』までの憤慨が悲哀に近く思えて嗤えて『鬼』た。もはや一瞬の隙も晒せない。飛来する『鮫雨』を凝視しながら『新たなる』手を寄せて未(視)た――展開する力場(テリトリー)は情報を掻き集める異常。摩天楼の端から端までを観察し『大祭司』の双眸を暴いていく。発かれた墓の主は錯乱するだろうが、此れで『躱す』事は容易だろう。布石は完璧に成された。
 牙と刃の第一波を凌げば『啜るべき』現象を見出していく。魂(すべて)を喰らう為に魔神が用意した『もの』は卓上(テーブル)だった。領域は邪性の根源を取り込み『存在』の格を狂わせてしまう。総て全ては誰の物だ。者は世界の為に在る――人々を暴走させる『独裁者(オマエ)』に怪奇の意味は要らないだろう。
 余剰魔力で続いた『鮫』を迎撃せねば成らない。通り抜けた個体が耳を齧り腹を破り骨を啼かせるが『それが』如何した。傲慢な『もの』の掌は餓えている――仮想が現実を侵す時【立場】は完全に逆転する……左肢が神狩りを謂った。
 鮫も本体も例外ではない。削り続けられた『存在』が命に屈する真実(ケイオス)だ――真なる神の御名の元、紛いの冒涜者は滅びるがいい!

 ――伸ばした触腕、根元が腐れている。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

千頭・定
なんということでしょう磯臭い!そして魚人!
うーん。水族館にしてはナンセンスですよう。

自身には毒耐性を。
早々に逃げ足で距離を取り、自身の周囲にロープワークで鋼糸を張り巡らして拠点防御します。
鋼糸が腐食してもギリギリまで引き付けますよう。
魚人さんが集まったら手榴弾を投げて爆撃、地形破壊。
爆撃を避けた方々の攻撃は見切りで避けつつ、 煙に紛れて早業で大祭司さまに接近します。

それではご覧下さい!
白黒はっきりした私の愛です。
私の神様です。

UC発動で寄生UDCが攻撃すると同時に、私は三叉槍を大祭司様に向けて投擲して串刺しを狙います。
緑色のあなた。
なんだか、嫌な神様ですね。



 クラクラと海月のように揺れた星辰(のう)が、鼻腔を通っておかしく成りそうだ。ああ。アア。なんということでしょう。磯臭さと鮮血、こわれかけの存在が混濁して人間(せいめい)に悪い。そして魚人! 綺麗で可愛らしい人魚(マーメイド)ならば歓迎だが、うんうん唸って頭を左右――水族館にしてはナンセンスですよぅ。何方の目玉を開けば好いのか。彼方の目玉を抉れば好いのか。何が何やらと『取り敢えず』だ。緑黄色の毒気に中てられない為に『お帽子』深くして耐えて魅せよう。星辰(みそ)の軋む音を置き去りに『一目散』と距離を放す――先程居た摩天楼にはギラギラ人類。
 張り巡らせた鋼糸を弄びながら『一人一人』と観て『取』るのみだ。腐蝕寸前の糸を辞愚挫愚させずに待ち望め――絡め取った隷属(インスマス)のど真ん中、投擲したパイナップルの味はひどく酸っぱい。幾匹かは残ったが雑魚に気を掴まれる暇は――混乱の内を駆け進めば「大祭司さま」の足下だろう。
 それではご覧ください。左右を分ける余裕は死んだ。寄生している『怪物』が『怪物』目掛けて蠕導する――同時に放たれた三叉(やり)が霧裂き、悪寒齎す臭いを往く――臓物に突っ込んだ本物の可愛らしさが、末端故の渇きで貪る。

 緑色のあなた。混触のあなた。
 なんだか、嫌な神様ですね。
 ――神様ではないのでしょうか?

成功 🔵​🔵​🔴​

水貝・雁之助
アドリブ連携歓迎

……久しぶりだな
此れ以上、貴様に人の仔達を傷つけさせはしない!
我の様な思いはもう誰にも……!

……貴様の積み重ねてきた咎を以って疾く滅びるが良い、我が影よ!

敵が巨躯を誇るならば其れを逆に利用
浮上した海底都市が変化した摩天楼
その『地形を利用』し敵の足元を打ち砕く『高速魔法』による『地形破壊』を起こし更に『リミッター解除』し『限界突破』した状態で『天候操作』によって嵐を起こす等して敵の動きを妨害
攻撃に対しては敵のホームグラウンドたる摩天楼という『地形を利用』し敵拠点という一種の『敵を盾にする』事で対処

攻撃を凌ぎきったならば報いを受けさせる為、真の姿へと変じ『限界突破』
UCをぶちかます



 大祭司の呼び声が『人』に与えた悪影響は数にも成せない。猟兵達の一撃一撃が『存在』の核(エネルギー)を削ぎ落とし、漸く邪神(オブリビオン)は双眸を輝かせた。よろめいた山が緑黄色(カラフル)に外宇宙を乱し、海洋生物の神秘を抱いていく。過剰なまでに生え揃った星辰(のう)が哄笑した時――真逆の力が感情を剥きだした。久しぶりだな。一言一言に籠められた悲しみと称される殺意(おもい)が、邪神(それ)の根源を揺さぶって観せる。魑魅魍魎が戯れる体内で『Call』が鳴ると応えてふれた――此れ以上は赦されない。最初から誰にも赦されていないが、最早『冒涜』は無く『亡』るべきだ。貴様に人の仔達を傷つけさせたりはしない。脳裡(ほし)に映るのは誰かの姿。誰かの声。誰かの……我の様な思いはもう誰にも……!
 影(やま)が嘲った。影(オマエ)が我(オマエ)に悦を覚えている。積み重ねた咎を以って疾く滅びるが良い――摩天楼が『沈黙』し人工灯(あかり)が失せた――地形(それ)を扱う事には長けていた。此れが『ひと』の星辰(のう)だと突き付けるべく『未だ曖昧な』足元を壊して往く。解除すべき常識(リミッター)は天への呼び掛け――自然と称される力が超自然の器を砕いて荒れる。阻害された緑黄色(ねばつき)は鈍く『衝突』を逃れる事は出来ない。
 摩天楼(テリトリー)を敵と見做せば触手は多々と高層に阻まれる。盾と成された物質が倒れ、斃すべき巨躯が全『善前』に引っ張り出された――神よ。神よ、山が動いている。神よ。神よ、金色が怒っている――報いを受けよ、外道!

 ――※※※※、目覚める。

 キュクロープスの双眸が光を放てば『我』は神意(プロヴィデンス)と刻み混んだ。包まれた存在から突き出た『棘』が星辰(すべて)の数を指している。刺された※※※※※の深淵(さいご)まで、此処に『完全』消滅は果たせた。

 ――娘(あのこ)。
 シナプスの価値を記せ。

 夢見るままに、待ち続けても。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年09月10日
宿敵 『旧き支配者の大祭司』 を撃破!


挿絵イラスト