アイドルライブに潜む影(作者 柚葵チハヤ
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 煌びやかな舞台に立つのは、若い少女や少年。
「みんな、来てくれてありがとう! 次の歌は……」
 彼らはサクラミラージュで人気が出始めたアイドルたちだ。
 ハイカラな衣装(少し大正ロマンな香りも感じる)に身を包み、声援を送るファンたちへと練習した歌やダンスを披露していく。

 しかし……その裏では。
「今日の成果はこちらです」
 熱いライブの最中、額に『君子ちゃん☆ラブ!』と鉢巻をし、光る棒を振りながらも、大事な情報の受け渡しをしていた。
「確かに……でもまさか、こんなところで情報を取引しているとは、誰も思いつかないでしょうね」
 スパイから情報を受け取った者は用事を終えると、ライブには興味はないのか、さっさと会場を後にしていく。
「わかってないですね……君子ちゃんの良さを知らないとは、世界の半分も知らないと同意ですぞ……」
 引き続き、スパイ……いや、君子ちゃんのファンは、ライブを楽しむのであった。

「皆様、よく来てくださいました。まずはこちらをお渡ししますね」
 響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)が、そういって手渡したのは、サクラミラージュで行われるライブチケットであった。しかもアイドル。
「これって……」
「皆様が向かっていただくのは、このライブ会場。その会場にスパイが紛れ込んでいるようなのです」
 そう区切り、リズは続ける。
「しかも、このスパイ……あのグラッジ弾、影朧甲冑、籠絡ラムプ……豊富に影朧兵器を投入する組織、『幻朧戦線』に関係しているようなのです。サクラミラージュの帝都は、スパイ大国ですし、そういう者が多く出入りしているようですが……いろいろあって、取り締まることは難しいようですね」
 そこで、皆様の出番ですと、リズは言う。
「このチケットでライブ会場に潜入し、スパイを暴き、捕まえて欲しいのです。でも……ライブ会場のどこにいるかまでは、わからないんですよね」
 その言葉に、猟兵達がずるっとコケた。
「すみませんが、スパイ探しは皆様にお願いしますね。相手は私達、猟兵がライブ会場にいるなんて、全然思っていませんから。『お前がスパイだ』って言えば、きっと焦ってしっぽを出してきますわ。きっと驚いて舞台裏に逃げ込みますから、そちらにも用心してくださいませ。それともう一つ……」
 すると、リズは真剣な顔で告げる。
「敵は追い込まれたら、正体を現して、スパイ用に改造された、高機動型の影朧甲冑に乗り込んで戦いを挑んできます。改良により、影朧の呪いは軽減されていますが、搭乗すれば肉体を蝕まれることに変わりはありません。それに手ごわい相手となりますので、戦う際は気を付けてください。それと、ライブ会場の裏には空き地がありますから、そちらまでおびき寄せると舞台も壊さず、思いっきり戦えますわ」
 最後にもう一度、猟兵達を顔を見回す。
「楽しくて危険な依頼ですが、どうぞ、皆様、お気をつけて」
 そういって、ライブ会場へ向かう猟兵達を見送ったのだった。


柚葵チハヤ
 どうも、柚葵チハヤです。
 今回のシナリオは、サクラミラージュ! しかもアイドル、アイドルですよ!!

 というわけで、第1章では、アイドルライブを楽しみながら、スパイを見つけてください。怪しい人に「お前がスパイだー」といえば、本物のスパイが逃げ出します。
 たとえ間違いでも、本物のスパイが尻尾を出すことになりますので、あなたの想像する怪しい人をプレイングに書いて、「お前がスパイだー!」してください。
 あ、ライブを楽しんでくださってもOKですよ。
 それと、今回はスパイしか捕まえられないので、ご了承くださいませ。

 第2章は、舞台裏に逃げたスパイを追いかけます。
 ライブは引き続き、行われていますので、「ライブを邪魔しない演出や工夫をしたら、ボーナス」が入る予定です。こちらも狙ってみて下さいませ。

 第3章は、正体を現したスパイとのバトルです。
 思いっきりやっちゃってください。あっと、舞台は壊さないよう、ライブ会場の外には、良い空き地がありますので、そちらでよろしくお願いします。

 それでは、皆様のアイドルライブなプレイング、お待ちしています!!
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第1章 日常 『アヰドルラヰブへようこそ』

POW力の限りアヰドル達を応援する
SPDマイペースにラヰブを楽しむ
WIZ物販などの併設ヰベントを楽しむ
👑5 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との協力歓迎

■心情
アイドルライブですか、楽しみですわね。
サクラミラージュのアイドルは、どんなパフォーマンスを見せてくれるか
興味深いですわ。
あとは、スパイも捕まえてしまいましょう。

■行動
周囲の観客を【視力】で見渡し、またライブ中で暗ければ【暗視】も活用し
怪しい人物がいないか警戒。

(きっと、スパイと言うからにはサングラスとかで顔を隠しているに
違い無いですわ……)
と、サングラスを掛けた人物に【おどろかす】
「貴方がスパイですわね!その怪しい見た目が証拠ですわ!」

間違ってしまったら、その人物に謝りつつ
本物のスパイを【追跡】で追い掛け、捕まえますわ。


 熱い声援が送られる帝都の劇場のステージには、煌びやかなアイドル達がファンの声援を受けて、熱いパフォーマンスを披露していた。
「アイドルライブですか、楽しみですわね。サクラミラージュのアイドルは、どんなパフォーマンスを見せてくれるか、興味深いですわ」
 そんな観客をかき分け、そっと席に座るのは、ローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)。
「まあ! 大正ロマンな衣装も素敵ですが、歌も踊りも素敵ですわね!」
 思わず見入ってしまうほどに、完成度は高い。若干、宝塚市に劇場を構える歌劇団にも似ているような雰囲気にも感じる。どちらにせよ、煌びやかなアイドルに違いない。
「あっと、いけませんわ。スパイも見つけないと……」
 もう少しで目的を忘れるところであった。
 さっそく、ローズは研ぎ澄まされた視力と暗視の力で、怪しい人物が観客にいないか探し始める。
(「きっと、スパイと言うからには、サングラスとかで顔を隠しているに違い無いですわ……」)
 と、見つけた怪しい人物に指さし、びしっと。
「貴方がスパイですわね! その怪しい見た目が証拠ですわ!」
「ちっ!! バレちまったか!!」
 すぐさま逃げ出し、背中を向けると、サングラスを捨てて、人ごみに紛れて逃げられてしまった。
「本物を見つけられましたが……逃がしてしまいましたわ……」
 どうやら、もう一度、探す必要があるようだ。
 あのスパイはいったいどこへ……?
大成功 🔵🔵🔵

※マスターより
 ローズさんの指摘により、スパイは、サングラスを外しました。
 別の変装等を行っている可能性が高いです。
 サングラス姿「ではない」格好で指摘をお願いします。
クロード・キノフロニカ
へぇ、この世界にもアイドルライブというものはあるのだね
せっかくだから、少し楽しみながら捜査をしようか

僕は上手側のダンスが上手いあの子が好みだなぁ
確か名前は咲子ちゃん……っと、いけないいけない
捜査をしなければね

それにしてもライブ中によそ見をして情報の受け渡しなんて勿体ないね
推しの可愛らしい一瞬を見逃してしまうじゃないか
しっかり見ていれば、目が合う瞬間もあるかもしれないのにね
というわけで、君子ちゃんがこちらの方面に顔を向けたら
「うおお君子ちゃんの爆レスキタコレ!!」
とわざとらしく騒いでみせて、君子ちゃん推しの反応を伺うよ
人一倍悔しそうな表情を滲ませる奴がいたら……きっとそいつがスパイだ


「へぇ、この世界にもアイドルライブというものはあるのだね。せっかくだから、少し楽しみながら捜査をしようか」
 チケットを手にやってきたのは、眼鏡をかけた銀髪の青年、クロード・キノフロニカ(物語嗜好症・f09789)。
「僕は上手側のダンスが上手いあの子が好みだなぁ。確か名前は咲子ちゃん……っと、いけないいけない。捜査をしなければね」
 どうやら、このライブで、咲子ちゃんという推しアイドルを見つけたようだ。思わずクロードの目がそちらへと奪われてしまう。が、しかし。
「それにしてもライブ中によそ見をして情報の受け渡しなんて勿体ないね。推しの可愛らしい一瞬を見逃してしまうじゃないか。しっかり見ていれば、目が合う瞬間もあるかもしれないのにね」
 そう呟いたところで、クロードはなにやら思いついたようだ。ぴこーんと頭に電気が光ったのが見えた……気がした。
(「確か……スパイの推しは『君子ちゃん』だったな」)
 君子ちゃんが誰かを確認した後、クロードはその時を待つ。
 そして、その瞬間が来た。
「うおお君子ちゃんの爆レスキタコレ!!」
 そう、クロードの思いついた作戦は、君子ちゃんに顔を向けられた際に、派手に騒ぐことによって、ファンであるスパイを見つけ出すことだった。
「ぐぬぬ! 私の君子ちゃんを……!!」
 ……わかりやすいのいました。
「……あなたがスパイですね!」
 眼鏡を光らせ、そう指摘すると。
「ちっ!! バレたのならば仕方ない!! 逃げるぞ!!」
 スパイは観客席から離れ、舞台裏へと逃げ込んでいく。
「もう少し咲子ちゃんを見たかったのですが、今度は邪魔されないライブで見に行きましょう」
 名残惜しそうに、クロードもスパイの後を追ったのだった。
大成功 🔵🔵🔵


第2章 冒険 『華やかな舞台に潜む闇』

POW大道具や舞台装置等の力仕事をしながら調査する。
SPD大スタアの衣装やメイク、小道具等細やかな仕事を手伝いつつ調査する。
WIZエキストラの役者として舞台に上がり、役者や観客の中に不審者がいないか調査する。
👑7 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵達の活躍により、スパイは華やかな舞台の裏へと逃げ込んでしまった。
 舞台裏に逃げ込んだスパイを見つけ出さなくては、スパイを捕まえられない。
 猟兵達はアクロバティックな動きで、スパイを追いつめていく……。

※マスターより
 舞台裏に逃げ込んだスパイを探し、追いかけてください。
 既に関係者スタッフとして紛れ込んだというプレイングでも大丈夫ですし、観客として入ってきたとしても、問題ありません。
 オープニングのマスターよりで触れたように、『ライブを邪魔しない演出や工夫をしたら、ボーナス』が入ります。
 また、『アクロバティックな動き』でも、追加でボーナスを入れたいと思います。
 皆様の映画さながらもスパイ捕り物劇、お待ちしています!
ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との協力歓迎

■心情
スパイはどこへ行ったのでしょうか?
どこへ逃げたとしても、決して逃がしませんわ

■行動
エキストラの役者として舞台に上がりますわね。
舞台上では【パフォーマンス】として【薔薇園狂詩曲】で
ヴァイオリンを奏でますわね。
ライブの邪魔をしない様に【目立たない】様に注意、
あくまで主役はアイドル達ですので。

ヴァイオリンが終わったら、私も【ダンス】で皆と一緒に踊ってみましょうか。
その中で、観客の中や役者の中で怪しい人がいないか
逐一チェックしていきますわ。

「ここまで来たからには、絶対にスパイは逃がしませんわよ!」


「スパイはどこへ行ったのでしょうか? どこへ逃げたとしても、決して逃がしませんわ」
 スパイを探すため、愛用のヴァイオリンを手に、ステージを伺うのはローズ。
 目立たないようこっそり上がったものの……。
「きゃあ!!」
 これからまた歌うぞというところで、新人アイドルが盛大に転んで、動けなくなってしまっていた。そのため、曲を流せなくなっているし、他の者達も突然のハプニングに止まってしまったところに、ローズがヴァイオリンを奏でた。
「お聞きなさい、私の奏でる旋律を!」
 薔薇園狂詩曲(ローズガーデン・ラプソディ)を発動させ、曲を聴かせる。
「さあ、今のうちに怪我した方を楽屋裏へ」
 そう呆けている先輩アイドルに告げると、ハッと気づいた素振りを見せ、すぐさま、ローズの言う通り、立てなくなっている新人に手を貸して、楽屋裏へ。
 演奏しながら、ステージ上で怪しい観客を探っていたが、客席には怪しい動きをする者達はいないようだ。
「ありがとうございましたわ」
 新人アイドル達が下がって、次の曲の準備ができたのを確認したローズはそこで、曲を止めて、そそくさと楽器演奏しているブースへと下がっていく。
 ステージ上でも、スパイがいないか確認していた所に、ローズの姿を見つけて、逃げ出すスタッフがいるのが見えた。
「ここまで来たからには、絶対にスパイは逃がしませんわよ!」
 こうして、ローズの活躍により、大きな混乱を出すことなく、次の曲へと繋がったし、スタッフにも感謝されることになるのだが、それはまた別の話。
 ローズは逃げるスタッフの追跡を開始したのであった。
大成功 🔵🔵🔵

リディア・スカーレット(サポート)
 ダンピールのビーストマスター×パラディン、女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 恋人には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

静かな場所や花などの自然が大好きです。
人との会話は淡々とこなし、あまり私情を入れない様にしてます。
仲間は大切に思っており、仲間とは協力し合い
依頼の成功を目指します。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


 ローズがスパイに巻かれてしまったのを、リディア・スカーレット(孤高の獣使い・f24325)は、しっかりと見据えていた。
「後は私が引き継ぎます……!!」
「何、まだ居たのか!!」
 大道具を運ぶスタッフを飛び越え、スパイは逃げ回る。
 もちろん、リディアも負けじと彼の後を追い、捕まえようと手を伸ばすも、あともう少しの所で届かず。
「これ以上、あなたには動いてほしくないんです。できれば降参して、投降していただきたいのですが……」
「ぜ、絶対にするものか!!」
 説得を試みるが、どうやら、スパイはこちらの言い分を聞かないようだ。
 こうなったら、ユーベルコードで捕まえようとリディアが身構えた、そのときだった。
「きゃあああ!!」
 近くにいた女性スタッフの手を掴んで、リディアの方へと投げつけた。
 と、同時に持っていた銃でスタッフを撃ち貫こうとする。
「やめてっ!!」
 即座に女性スタッフの前に回り込み、無敵城塞の超防御で、その弾丸を請け負うことができた。
「お怪我はありませんか?」
 リディアが尋ねると。
「い、いえ……大丈夫です。その、ありがとうございました」
 まだ震える女性スタッフの無事にホッとし、寄り添いながらも、リディアはスパイが逃げた方向を悔しそうに睨みつけたのだった。
成功 🔵🔵🔴

ルナ・シュテル
遅参となりましたが、スパイ確保の為、尽力させて頂きます。

スタッフとして紛れ込み、饗宴奉仕の華にて呼び出した同型機共々、ライブが円滑に進むよう努めて参ります。
その間、不審な動きをする方を見つけましたら即座にその情報を全機にて共有(【情報収集】)
同型機にはお仕事を続けさせ、作業上の偶然を装う形で対象の行動を妨害。その間に私は同型機はじめ他のスタッフの間を舞うような動きでもってすり抜けつつ、対象へと接近し確保を試みます。
「大人しくして頂けるなら、後程お一つ慰みをお与えしようかと…」
などと【奉仕】【慰め】をちらつかせる囁きで、逃亡の意思を挫けないか試みてみます。
尚、当然ですが方便です。


「遅参となりましたが、スパイ確保の為、尽力させて頂きます」
 ルナ・シュテル(Resonate1120・f18044)もまた、スパイを捕まえるために、やってきた猟兵の一人。
 スタッフとして潜入したルナは、さっそく……。
「LNA-1120よりタイプ:ルナ各機へ。ご奉仕のお時間です」
 饗宴奉仕の華(ルナ・シュテル・レギオン)を発動させ、自分そっくりのバイオロイドを大量に召還。スタッフの仕事をしながら、スパイを探していく。
 と、該当のスパイはすぐに見つかった。
 裏方のような地味な格好ではなく、アイドルを応援するような法被姿は、否応にも目立つのであろう。
「ターゲット確認。ルナ各機へ、打ち合わせ通り、対象の妨害をお願いします」
 偶然を装い、スパイの近くにいたバイオロイドがスパイの行く手を阻む。
「ぬっ? まだ居たのか……!!」
 その間にルナ達は舞うように近づき、スパイを取り囲む。
「大人しくして頂けるなら、後程、お一つ慰みをお与えしようかと……」
 もちろん、それは嘘なのだが……。
「な、慰み……だと……」
 意外と食いついてきた。迷いながらルナに近づいていく……そのときだった。
「いや、それは嘘だな!! 俺は騙されないぞ!!」
 バイオロイドを押しのけ、スパイが向かったのは、舞台裏の裏口。
 外へと向かったスパイを、ルナ達は追いかけ、追いつめる。

 外に出たスパイは、空き地で立ち止まると。
「くそ、こうなったら……これだ!!」
 スパイ用に改造された、高機動型の影朧甲冑を呼び出し、それに乗り込んだのであった。
大成功 🔵🔵🔵


第3章 ボス戦 『スパヰ甲冑』

POW ●モヲド・零零弐
【マントを翻して高速飛翔形態】に変身し、レベル×100km/hで飛翔しながら、戦場の敵全てに弱い【目からのビーム】を放ち続ける。
SPD ●影朧機関砲
レベル分の1秒で【両腕に装着された機関砲】を発射できる。
WIZ ●スパヰ迷彩
自身と自身の装備、【搭乗している】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労する。物音や体温は消せない。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵達は辺りを見渡した。危険がないか確認するためだ。
 幸いにも、この空き地に通りかかる一般人はいない様子。
 これならば、全力で戦っても大丈夫そうだ。
 目の前に佇むスパヰ甲冑を前に、猟兵達は再び、気を引き締めるのであった。

※マスターより
 甲冑についてですが、乗っているスパイを蝕む効果はありますが、そこから降ろしても、すぐに死ぬことはありません(少なからず、影響はありますが)。
 スパイを下ろすのは、ラスト間際になると思いますが、参考までに。
 皆様のバトルなプレイング、お待ちしています!!
西院鬼・織久(サポート)
【行動】
オブリビオン狩が最優先で救出行為は二の次
通常「俺」、戦闘中「我等」、あなた、苗字+さん

五感と第六感、野生の勘で状況を把握し危険を察知
罠や逃走する敵の追跡などは戦闘知識の応用で考え対処する

多種多様な武器に変形する「闇器」で場面に応じて武器を変える
武器には「呪詛+武器改造」により「生命力吸収」の効果

機動力と攻撃力に任せての先制攻撃を仕掛け、狭い場所でも縦横無尽に動き回り死角から攻撃
殺気を抑え暗殺を行う事もできるが、大抵は特攻紛いの戦闘を行う
集団にはUCやなぎ払いを範囲攻撃に広げるか、単体を夜砥やUCで拘束して振り回して周囲をなぎ払うなどで牽制。対処が遅れた所を狙って追撃を仕掛ける


 空き地に追い込まれたスパヰ甲冑を一瞥して、西院鬼・織久(西院鬼一門・f10350)は。
「守るべき対象がないのは、好都合……ならば、お前を倒すのみ」
 静かに呟き、闇器を超極細な糸の夜砥へと切り替え、スパヰ甲冑へと放つ。
「ふん、そんなものこの甲冑には通用せ……な、なに……!?」
 その糸でスパヰ甲冑の動きを止めると、今度は重量による切断に特化した大剣、黒椿と変えて、一気に斬りかかる。
「さ、させるか!!」
 スパヰ甲冑は、即座に両腕に装着された機関砲を発砲し、その弾幕を使って、距離を取ることに成功した。
「……」
 その様子に織久は、すっと瞳を細めて。
「我等が怨念、我等が炎、今こそ全てを焼き尽くさん!」
 黒炎装(コクエンソウ)を発動させ、黒炎を纏い、自身の力を強化していく。
「くそっ!!」
 黒炎を纏い、黒椿を高速で振るう織久の攻撃を敵は避けられることもなく。
「うあああああ!!」
 織久の怨念がこもった強烈な連撃をスパヰ甲冑へと浴びせられたのだった。
成功 🔵🔵🔴

羽生・乃々(サポート)
●設定
UDCアース出身の極普通の女子高生
バイト感覚で仕事を安請け合いしては散々な目に遭い
涙目で切り抜けています

●口調補足
「きゃあ!」「いやぁ!」等の悲鳴の類が
何故か「こゃ!」「こゃぁ!」になってしまいます

●戦闘
「こゃ!あんなの当たったら、死んじゃいます…!」
「わぁん、た、助けてぇ!」
「管狐さん、お、おおお、お願いしますっ」

・涙目でどたばた逃げ隠れ
・他の猟兵等に助けを求める
・追い詰められたり助けに入って貰えた時は震えつつも頑張って交戦

使役UDC「管狐」の祟りで敵を不幸にします
あらゆる行動を上手く行かなくして
その隙に逃げたり、上記効果で仲間を援護します

他は全てお任せです
交流や連携等も歓迎です!


「み、皆さん凄いです……!」
 今回もアルバイトで来た羽生・乃々(管使い・f23961)は、仲間達の活躍に圧倒されていた。
「い、いえ……私も頑張らないといけませんね。お仕事ですから!」
 可愛らしい耳をぴんと立てて、乃々もお気に入りのタンブラーを手に身構える。
 ちなみに、このタンブラーの中身は珈琲……ではなく、乃々の使役する動物霊型UDCである管狐達がぎっしり入っていた。
 さっそく、乃々はタンブラーの蓋を開けて、管狐を召喚しようとするも……。
「そうはさせるかっ!!」
 いち早く、スパヰ甲冑が動き、影朧機関砲を発射してきた。
「こゃ! あんなの当たったら、死んじゃいます……!」
 ぴょんぴょんと、持ち前の逃げ足で、なんとかそれらの攻撃を躱すと。
「管狐さん達、助けてくださーいっ!」
 きゅぽんといい音を立てて、タンブラーの蓋が開くと。
「こんこんこーーーんっ!!」
 管狐達が次々と飛び出してきた!
「ぐお、何もないところで転ぶだと!? ……そ、それに体も……う、動か……ない……!?」
 管狐達の不幸にする呪詛と金縛りにする呪詛で、スパヰ甲冑は、その動きを止めた。攻撃するなら今だ!
「だ、誰か……お願いしますぅ~!!」
 ふわりとした乃々のしっぽが、頼りなく揺れた。
 後は後続の猟兵達に任せようと願いながら。
成功 🔵🔵🔴

クロード・ロラン(サポート)
●心情
「俺は咎狩り!オブリビオンは皆狩ってやるよ!」
オブリビオンを倒すことこそ自分の存在意義と思っています
心情的に敵に同情することもありますが、
最終的にオブリビオンは狩るもので、それが救いにもなると思っています
助けるべき人がいれば、全力で助けに行きます
言動が素で中二病まっさかりな感じです

●戦闘
小柄さ・身の軽さを活かした、スピードやアクロバティックな動きで戦うタイプ
ダッシュ、ジャンプを多用し、敵の死角に潜り込んでUCを使います
武器は大鋏。斬ったり、叩いたり、お好きに使わせてください

その他、連携やアドリブお任せします


「そういうことなら……咎狩りの俺に任せな! オブリビオンは皆狩ってやるよ!」
 そういって、飛び出してきたのは、クロード・ロラン(黒狼の狩人・f00390)。
「この俺の銀刃に恐れを為して、跪くがいい!!」
 その手には、薔薇の装飾が施されている銀の大鋏を握り、軽い身のこなしで、一気に切り刻んでいく。
「ぐおおおおお!!」
 と、その途中で、スパヰ甲冑の拘束が途切れた。
「麗しき女狐の下僕の呪縛から逃れるだと!?」
「うるさい奴だな!! このまま砕け散れ!!」
 影朧機関砲が火を噴き、クロードはジャンプにダッシュを多用して、なんとか敵の攻撃を避けることができた。すぐに気づいて、死角に逃げ込んだのもよかったのかもしれない。
「く……まだこの力は出したくなかったんだが……」
 そうクロードが呟くと。
「この刃に、咎狩りの力を――いくぜっ!」
 咎殺しの薔薇(トガゴロシノバラ)を発動させ、銀薔薇の大鋏の威力等を大幅に強化していくと。
「このまま……砕け散れ!!」
「うおおおおおっ!!!」
 クロードの強烈な一撃を受けて、スパヰ甲冑がはじけ飛んだのだった。
成功 🔵🔵🔴

居神・ヲリヒメ
甲冑だあ?
鋼製か何か知らねえが、オレの紙に断てねえ物はねえ

変形だと、いいさ付き合ってやるよ、こっちも全力でな!

敵の目からビームは【オーラ防御】に加えて、気休めかもしれないが【電撃耐性】を重ねてガード。

ちっ、意外とやるな
動きも速え
けど、周り全部を攻撃しちまえば、当たらねえ道理はないだろ
そのビーム……オレの活躍を引き立てるスポットライトに変えてやる!
とっておきの【冠菊・雷花】で、猟兵ライブと洒落込もうか

さあ、ここからはオレのショウタイムだ!
どうだ派手な演出だろ? チケットなしで観られるんだから感謝して欲しいぜ
……ま、オレはアイドルっぽくはないかもしれないけど、そこは勘弁な


「甲冑だあ? 鋼製か何か知らねえが、オレの紙に断てねえ物はねえ!」
 次に戦いに加わったのは、居神・ヲリヒメ(折紙使い・f28587)。
「なら、飛んでいる俺を切ってみろよ!!」
 マントを翻して高速飛翔形態へと変形すると、目からのビームをヲリヒメへと浴びせてきた。
「変形だと!? いいさ、付き合ってやるよ……こっちも全力でな!」
 ヲリヒメも、電撃耐性を重ねたオーラ防御で何とかしのいで見せる。
 少し火傷したところがあったが、表面だけで傷みも少ない。まだ戦える。
「ちっ、意外とやるな。しかも、動きも速え……」
 時々、放ってくるビームを避けながら、ヲリヒメは告げる。
「けど、周り全部を攻撃しちまえば、当たらねえ道理はないだろ? そのビーム……オレの活躍を引き立てるスポットライトに変えてやる!」
 びしりとスパヰ甲冑へと指さすと。
「とっておきの【冠菊・雷花】で、猟兵ライブと洒落込もうか!!」
 ぱちんと指を鳴らして。
「空に咲くは誓いの冠菊、轟かせよう正義の雷花を!」
 冠菊・雷花(カムロギク・ライカ)を発動させ、裁きの雷を発し大輪の花を咲かせる紙の菊がスパヰ甲冑を撃ち貫く。
「ぐあああああ!!」
「さあ、ここからはオレのショウタイムだ! どうだ、派手な演出だろ? チケットなしで観られるんだから感謝して欲しいぜ」
 ヲリヒメのユーベルコードを受けて、地面に落ちてきたスパヰ甲冑を見つめながら。
「……ま、オレはアイドルっぽくはないかもしれないけど、そこは勘弁な」
 誰ともなくそう、ヲリヒメは呟くのであった。
大成功 🔵🔵🔵

ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との共闘歓迎

■心情
ついに招待を現しましたわね、スパイ。
この場で倒してしまいますわよ。

■行動
舞台は壊さない様に、ライブ会場の外に誘い出して戦いますわね。
戦闘では、白銀勇霊装(UC)を使用して戦いますわ。

敵のスパヰ迷彩は、透明になっているとはいえ
物音や気配は消せないでしょうから
【聞き耳】や【第六感】などで、敵の場所を特定して
UCで甲冑を身に纏いながら
接近戦は『夕の憩い』で、遠距離戦は『プリンセス・ローズ』で戦いますわ。

敵から受けた負傷は、UC能力の【生命力吸収】で
体力を奪う様にしますわね。

「さぁ、これが終わったらゆっくりとアイドルライブを楽しみましょう」


「ついに正体を現しましたわね、スパイ。この場で倒してしまいますわよ」
 ローズはそう言って、身構える。
 既に相手は空き地にいる。恐らくライブは大詰めを迎えているだろう。
 だが、まだスパヰ甲冑に邪魔されるにはいかないのだ。ここで仕留めて捕まえなくては。
「ちぃ……こ、こうなったら、隠れて逃げてやる!!」
 なんと、スパイはスパヰ迷彩を発動させ、透明になってしまったではないか!
 このままでは逃がしてしまう!!
「我は纏う、薔薇の気高さに等しき、極みの鎧!」
 アルヌワブランの薔薇で彩られた甲冑で自身を覆い、強化を図る。
 それだけではない。
「透明になっているとはいえ、物音や気配は消せないでしょうから……」
 ローズは瞳を閉じて、耳を澄ませながら、相手の気配を感じ取ろうとする。
 と、すっと何かが動くのを感じた。
「そこですわ!」
 赤く薔薇の彫刻が施されている精霊銃、プリンセス・ローズを放つと。
「ぐあっ!!」
 その打撃によって、迷彩が解けてしまった。
 ローズは、スパヰ甲冑の前に立ちはだかり、銃を向ける。
「もう逃しはしませんわ」
「ま、負けて……たまるかっ!!」
 スパヰ甲冑も負けじと両腕に装着された機関砲を放ち、ローズが怯んだ隙に逃げ出した。
大成功 🔵🔵🔵

ルナ・シュテル
影朧甲冑の改良型。
幻朧戦線にそこまでの技術力があるというのでしょうか。

ともあれ戦闘です。
基本はAnti-Aresの光線により攻撃します。
【乱れ撃ち】による回避機動への牽制から、本命を【スナイパー】にて脚部など機動に関わる部位に撃ち込む流れで削っていこうと思います。

敵がユーベルコードで透明化したなら、BloodyTearsの熱源感知機能を起動(【情報収集】)。
敵の居場所を把握しますが、この時点ではまだ敵を見つけられていない風を装い、仕掛けてくるのを待ちます。
敵が動いた時点で能天使の光嵐を発動、特攻兵器を突っ込ませ一気にダメージを与えようかと。
「不実なる力は世界を変えるに能わず。大人しく投降を」


「影朧甲冑の改良型。幻朧戦線にそこまでの技術力があるというのでしょうか……」
 そう思いにふけるのは、ルナ。
 しかし、逃げ出そうとするスパヰ甲冑に、ハッと気づき、急いで戦線に加わる。
「逃がしません」
 とっさに撃ち出されたのは、ルナの指に内蔵された光線銃のAnti-Aresから放たれる暗い赤色の光線。乱れ撃ちによる回避機動への牽制から、狙い澄ませて、脚部など機動に関わる部位に撃ち込む。
「くうう、そ、それでも諦めるものか!!」
 スパヰ甲冑は、懲りずにスパヰ迷彩を発動させ、また姿を消してしまった。
「BloodyTears……起動」
 ルナの瞳が赤く変化する。それは、ルナの眼球に内蔵された電脳ゴーグルが起動したことを示す光。発動させた機能は熱源感知機能。それにより、敵の姿は既にルナに把握されていた。だが。
「くっ……敵はどこにいるのでしょう?」
 辺りを見渡す素振りを見せて、ルナは敵の姿を見失った振りをして、敵の油断を誘っていた。
 その様子にスパヰ甲冑も機嫌を良くしたのか、じっとしていたのを大胆にもルナの正面を突破するように進み出した、その瞬間!
「空を見上げられませ。貴方に捧ぐは、唯、其処に」
 能天使の光嵐(ステラ・ウインド・エクスシア)を発動! 幾何学模様を描き複雑に飛翔する、光の尾を引く流星型特攻兵器群で包囲攻撃を仕掛けたのだ。
「ぐあああああ!!!」
 幾度となくダメージを受けていたスパヰ甲冑は、とうとうその装甲を破壊し、中からスパイが飛び出てくる。
「い、命……命だけは……助けてくれ……」
 よろよろと倒れ込むスパイに猟兵達は顔を見合わせると。
「不実なる力は世界を変えるに能わず。大人しく投降を」
 ルナの言葉に素直に従うスパイをしっかり捕まえた後、呼んだ官憲にスパイの身柄を渡すことに成功した。
 これでまた一歩、幻朧戦線を追い詰める手がかりが得られるであろう。
 戦いを終えた一行は、まだ少しだけ見られるアイドルステージの方を見た。
「まだ時間もあるようですし……ゆっくりとアイドルライブを楽しみましょう」
 ローズのかけ声に賛同する者達はそのまま、残りのライブを楽しんだのであった。
大成功 🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2020年09月18日
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