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光絶つツルギ

#UDCアース

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#UDCアース


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●汝、邪悪なるヤイバ
 ざっ……ザッザッザッ。
 あれが復活した理由は彼等に違いない。
 あれが召喚された理由は異物の所業に違いない。
 発見せよ。発見せよ。殺戮せよ。白旗を振る輩も銃殺だ。
 破滅を留める為に奴等を貪り、飢えを凌ぐのだ。
 ざっ……ザッザッザッ。
 わからなければ殺すのみだ。
 ――決めつけられた一般人の悲鳴。
 過去の骸より現れ、禍々しき悲しみを胸に。

●魔導書(人々)は語る
「緊急事態だ。UDCアースにて『異物排除』の為に動く軍隊が出現した」
 常よりも焦り貌のロバート・ブレイズ(冒涜翁・f00135)が乱暴に机を叩いた。其処には『ある=あじふ』と記されたメモと写真。歩み続ける兵たちの狂気が描かれていた。疑心暗鬼に陥った彼等は総ての人間が邪神復活の種だと認識しているらしい。
「幸いにも兵どもは『殺す』前だ。魔導書の毒に中った彼等を直すのは不可能だろう。貴様等が片付けてほしい。さて。此処に書かれた『ある=あじふ』だが正式名称を『在流味負』簡単に言えば『過去に起こった飢饉』で死んでいった人間たちの最終手段。人間を――少女を美味しく食べる【方法】について記されて在るらしい。兎角。此度の予知は少女の復活を報せるものだろう。早急に此れを終わらせ給え。ああ。此度の褒美は暖かな建物内部での水着云々だ。好きな猟兵も多いだろう。自らの魅力を存分に発揮せよ」
 忌まわしい神を殺すのは貴様等の輝きだ――グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 私も好きですよ。
 最も新しき旧支配者を倒すのだ。
204




第1章 集団戦 『歩兵』

POW   :    武器使用
【装備している武器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    制圧射撃
【合図をして】から【機関銃による連続射撃】を放ち、【弾幕】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    援軍要請
自身が戦闘で瀕死になると【追加の兵士】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


発見したぞ。
何だ。
奴等だ。奴等が復活の糧だ。
奴等を滅ぼさねば平穏は訪れない。
殺せ。
殺すのだ。
殺し尽くせ。
連中を鉛玉で黙らせるのだ。

君達に向けられた銃口。
ユエイン・リュンコイス
憎悪の宇宙(ソラ)より来るもの、ね。それが正しき怒りであれば、まだ良かったのだけれど。せめて昇華の一撃で送ってあげようか。

黒鉄機人を前衛に、僕は支援に回るよ。格闘戦で攻撃を仕掛けつつ、隙を見て蹴りの一撃を叩き込もうか。
相手は射撃主体だが、こっちに手持ちは無いからね。『ガジェットショータイム』で使えそうな武装を呼び出そう。二丁拳銃とか良さそうだね?

相手が隙を見せたら『絶対昇華の鉄拳』を叩き込むよ。光射す未来に、汝ら過去の居場所なし。欠片も残さず無に還れ、ってね。

それにしても少女を食べる、か。屍食は別の魔導書の領分じゃなかったかな……ま、存在しないに越したことはないんだけれど。

アドリブ大歓迎。



闇黒の弾丸嗤う街――憎悪の宇宙(ソラ)より来るもの、ね。ユエイン・リュンコイス(黒鉄機人を手繰るも人形・f04098)が呟くと同時、猟兵(異物)排除の機関銃が絶叫した。無慈悲に燃えるような轟音が止み、けらけらと嗤う兵士の一人。されど此れが猟兵だと知るならば『油断』は赦されない。受け止めた『黒鉄機人』の貌は鬼面の如くで怯みを齎す。隊長だろう存在が怒声を浴びせ――接近は直ぐ、男の急所を狙った蹴りは嫌な音と共に繰り出される。悶える。
 ガジェットショータイム。呼び出された二丁拳銃は風と炎か。嵐のような属性攻撃が歩兵を退けて、逃げ遅れた――高熱。光り輝く右掌は希望か絶望か。自身を正義だと認識する彼等から覗き込めば絶望に違いない。デウスエクスマキナは猟兵達の勝利を確信し、機械仕掛けの所業を悦んで描写するだろう。欠片も残さず無に還れ――絶対昇華の鉄拳が、膨大な核(アザトース)を一時的に召喚する。
 屍食は別の魔導書の領分じゃなかったかな。答えは単純。名前と内容が一致するとは判らない。解らない。魂を喰らうならば秘宝の方が最適だ。

成功 🔵​🔵​🔴​

青葉・まどか
一般人に銃口向けるとかダメ。…まあ、狂気に堕ちた連中に常識があるわけ無いか。
とにかく被害が出ないように頑張りますか。

既に接敵した状態。相手はアタマはイカレテいるけど戦力に問題無し。
「ちょっと厳しい状況かな」

軍隊相手に単騎で突出するのは無謀。仲間との連携・フォローを心掛ける。

敵の攻撃を【視力】で【見切り】、回避や【敵を盾にする】をねらう。

フック付きワイヤーでワイヤーアクションで動き回り【フェイント】からの『シーブズ・ギャンビット』で攻撃。
ナイフ投げ【投擲】で【範囲攻撃】【2回攻撃】【鎧無視攻撃】を狙う。

「これで前座とか冗談でしょ。真打はどんだけ強いんですか?」



一般人に銃口向けるとかダメ――狂気に常識は通じないと青葉・まどか(人間の探索者・f06729)は苦笑い。最も正気に近い探索者が歩兵に勝てる筈がない。至極真っ当な意見を掲げる彼女だが、猟兵ほど常識が通用しない存在は無いだろう。兎角。被害が出なければ此方の勝利だ。既に接敵した状態で『冷静な判断』を有する彼女も相当――ちょっと厳しい状況かな。
 単騎で軍隊を相手するなど無謀の極み。ならば成すべき事柄は他猟兵との連携で手助けする手段だ。先程の昇華で列を崩した数人を相手しながら脳をこねる。短剣を躱して短剣を刺す。団子状態からの脱出は想像以上に簡単で、空中への逃走は更なる好機を齎した。追い掛ける数人は処理し易い。
 投擲されたナイフは豆腐じみた肉を抉る。二度目のナイフは鎧を嘲笑い、防弾諸々すらも無視の対象。ばら撒かれた鋭さは撹乱させるのに最適で在った――これで前座とか冗談でしょ。真打はどんだけ強いんですか?

成功 🔵​🔵​🔴​

ジェット・ラトリオック
…醜い。
…醜いぞ、お前達。
殺すべき相手を見失ってどうする。

【拷問具:断割鉈】で首を狙う。命中率重視だ。鞭への対応は知っているか?
鉈を振るっている時の隙きはAW-Babyを撃ち、敵行動を抑制する事で帳消しにする。
物陰に隠れ、逃げながらの立ち回りになるだろう。我慢比べになるな。

オブリビオンでも、今を生きる者であったとしても、敵に回った以上は殺すとも。
全ての覚悟は終えている。その為にここにいる。


※アドリブ、絡み、全て自由にお任せします。



醜い。醜いぞ、お前達――殺すべき相手を見失ってどうする。ジェット・ラトリオック(黒玉の蛸・f01121)はハグレモノだ。だが。自らの精神を維持する為に、何よりも優先すべき事柄を知っている。否。絶対に忘れない。バケツの如き鉄兜の中身は『判らない』が解るのはUDCを赦さないUDC組織の一員という結果のみ。変形したものが首から上を地に落とした。拷問具が血を啜る。大型の鉄鉈は鞭の如く無知どもを蹂躙し、複数人を纏めて殺す。慈悲は無い。敵に回った以上は殺す――ハグレモノの覚悟は美しい。隙は晒さないものだ。晒した瞬間命は消える。転がる嘲笑い(首)の仲間入りだ。我慢比べを始めよう。対UDC『破壊』の為に調整されたサブマシンガンが歓喜する。味方の赤色で眩んだ歩兵は見失うだろう。逃げの戦法は非常に効果的で、確実に相手を仕留める狩人の目だ。探索者というよりも暗殺者か。咎を潰す――必要な事を、為すべき事を、その為にここにいる。

成功 🔵​🔵​🔴​

ローズ・ベルシュタイン
■心情
邪神復活の種ですか、何とも変な認識をされたものですわね。
殺戮を行うなど、そのような物騒な兵は私達猟兵が退治してあげますわ。

■行動
WIZ判定の行動を取る

エレクトロレギオンを使用して、
敵歩兵1体に対して5体くらいの機械兵器を割り当てて
戦わせますわね。
「行きなさい、機械兵器たちよ、敵を足止めするのです!」

私自身は、範囲攻撃やなぎ払いで敵を纏めて攻撃していき
第六感や見切りなどで、攻撃を回避するようにし、
どうしても避けられない攻撃は、盾受けで防御。

敵が援軍要請してきたら、
追加の兵士をエレクトロレギオンに戦わせ、
私は瀕死の相手を狙い、早急に倒す様に心がけますわ。



何とも変な認識をされたものですわね――緊張感が戦場を満たす。何処に召喚されたローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)はオレンジを魅せて効率を望む。崩れに崩れた歩兵の一人が援軍の要請を始めたのだ。

 此方逆十字。異物に囲まれ苦戦中だ。
 至急援軍を要請する。
 至急援軍を――行きなさい、機械兵器たちよ。

 殺戮を行うなど、そのような物騒な兵は私達猟兵が退治してあげますわ――小型の兵器が展開される。五体で一人を担当する機械が足止めし、弱った歩兵を踊るように。剣が踊り魔法が舞う。抉られた傷に注ぎ込まれる属性は凍結なのか斬撃なのか炎なのか――何で在れ、地獄が生温く思える絶命に違いない。味方を救出しようと突撃した連中は薙ぎ払われて即死。

 要請はまだか。畜生! 化け物どもが。
 これでも喰らえ!

 第六感が働いた。希望の弾丸はするりと目と鼻の先。嬲り殺す趣味は無いのだ。可愛い薔薇には棘が在る。悲しみ運ぶ鉛の中。

大成功 🔵​🔵​🔵​

イリス・シキモリ
人々を守るための兵士も、ああなってしまってはどうしようもないな。

状況を開始する。私はまだ猟兵としてはニュービーだ。他の猟兵と連携して行動しよう。

修羅場は潜ってきたつもりだ。傷つくことを恐れては闇と戦うことはできない。
遮蔽物や物陰を移動しながらアサルトウエポンで攻撃していく。弾幕を張られては正面から撃ち合うわけにはいかない。射撃と移動を慎重に繰り返しながら敵の数を減らすことに努めるぞ。

今は、この銃が私の牙。そして……私の牙は、この闇を引き裂き、終わらせるためのものだ。
私は、人の営みを守るためにここにいる。



ああなってしまってはどうしようもないな――人々を守る兵士も狂気に中れば邪神どもと変わらない。否。彼等の方が厄介だ。元が人間かつ理性的な行動も可能故、不意の状況にも『適応』する。私立探偵たるイリス・シキモリ(パラドクスブレイカー・f13325)は猟兵としては新人らしく、連携行動を定石と見做す。確かに此れは有効で、物陰からの射撃は歩兵の一部を困惑させるだろう。慎重に慎重を成せば勝手に敵は減る筈だ。されど相手は腐っても狂気。魔導書の孕んだ毒素の影響下――苛々に満ちた腸は爆発寸前だったのだ。歩兵は捨て身を覚悟する。異物排除の為に身を滅ぼすのだ――銃剣を担いだ数十人が機関銃を放棄して突撃する。向かった場所は運悪く『私立探偵』の隠れた陰だ。片付けても片付けても怯まない餓えた獣。逃げる他に術はなく、仕方なしで攻撃放棄。
人の営みを守るためにここにいる――自身の身を守らねば、叶えられない。闇を引き裂く為には。終わらせる為には。優先すべき事柄が在るものだ。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

寺内・美月
現地に到着したら『航空攻撃・空挺降下発動』を発動する。
イ、航空攻撃と空挺降下は行わずに自らの周りに大隊を召喚する
ロ、迫撃砲以上の重火器は使用を控える(禁止に非ず)。
ハ、軽火器および重機関銃は使用制限を設けずに攻撃。
ニ、二個中隊で敵の増援を漸減し一個中隊で敵を撃砕する。
ホ、組織的行動が終了したと思われれば残敵の掃討に移行する。



作戦に変更なし――歩兵は見上げる。もはや彼等に抗う術は在らず、呆けた面で『現れた』悪夢を視るのみ。寺内・美月(地獄雨の火力調整所・f02790)の召喚した戦場の霊体、空を彩る輸送機は魂の如く赤色だろう。重火器の使用は控えられたが、周囲に『人間』は存在しない。UDC組織が破壊後の街を修復する筈だ。故、容赦は要らない。召喚された大隊は仕事を片付けて後のお茶会を楽しむ――轟音。美しき火器の雨が肉塊を欠片と詠う。地を殴り空を駆ける人間のキョウキが人間のキョウキを蹂躙する。最終的に増援は赦されず、別れの覚悟を告げる隙も与えられない。
 残敵を掃討せよ――下された命は過去の骸を赦さない気だ。殺意に満ちた進軍は目標が沈黙するまで音を止めない。他者からの視点では虐殺だろう。だが。一般市民を狙った歩兵(毒物)の処理は必要不可欠な英雄的行為。誰がそれを罪と成す。寧ろ、誰もが手放しで喜ぶ筈だ。
 何方にせよ。UDCアースでは知られないものだ。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『『邪霊』カズメサマ』

POW   :    惨魔諦生【ザンマタイセイ】
【敵意を向けられる】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【無意識に放たれる邪気】で攻撃する。
SPD   :    忌神緋照【キシンヒショウ】
【怨霊としての自分の一部】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【紅の光剣】に変化させ、殺傷力を増す。
WIZ   :    飢浸崩孔【キシンホウコウ】
【祀られたせいで成仏できないことへの呪詛】【神霊としての権能である言霊】【相手のトラウマを再現する光】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は吾唐木・貫二です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●どがぁぁぁぁぁぁぁぁぁああん!!!
 放たれた最後っ屁はロケットランチャーの大音量。
 担がれたエレキギターは肉片と共に爆散し、けらけらと大爆笑。
 其処に混ざった哄笑は復活した少女の咽喉だ。
 忌まわしき神。
 忌神と呼ばれた存在は腐れ果てた肉を再構築。
 来たれ、天地を嘲笑う混沌よ。

 死霊秘宝『在流味負』は魂を美味と描写した。
ジェット・ラトリオック
肉を持つなら血が流れる。血が流れるなら殺せる。
見た目なんぞどうでもいい。ただ殺すだけだ。

逃げ足は変わらず、【拷問具:黒削刃】を複数投げ放ち、攻撃する。残数には気にしない。それだけ予備は持ち合わせている。
吸血、生命力吸収、それはまだ生きている刃。血を啜り成長する異形のナイフ。食い尽くされろ。

接近してくる場合はナイフで攻撃を捌く。必要なら武器改造も行い、ナイフを攻撃を受けるに適した形に成長させる。俺の血を与えたのならソレはもう俺の一部だ。どうとでも出来る。



肉を持つなら血が流れる。血が流れるなら殺せる――血液とは存在を決める赤色で、外見を無意味と見做す言語だ。咎を殺す存在は忌まわしき神を処刑するだろう。投げられた一筋の光は成長の兆し。邪悪な肉の一部に刺さった『刃物』は餓鬼の如く。されど不定形(ショゴス)の如く――ダンセイニに書かれた神々の如く――育みを開始した。異なる形へと。歪な形状へと変貌する。なだれのような踊り食いは複数本の『待機』を意味するのだ。柔肌が抉られ、美味だ、美味だと、少女を喰らう。
 赤色は紅の封印を解く。頭の中で造られた『神』の貌(ツルギ)はおぞましく、誰が視ても飢饉救済の存在とは思えない。在るのは融合。精神に働き掛けて自らの臓物と化す魔導の怪物。此れを解放するわけにはいかない――接近戦だ。喰らい続けた拷問具は武器として改められ、巨大な剣と成る。剣とツルギが交差し、最後の一撃を齎したのは――両断されたのは忌神の胴体。其処から溢れる腐臭は蠅すらも拒絶する、アブホースの不浄。再生するまで数分だろうか。

大成功 🔵​🔵​🔵​

青葉・まどか
「真打…登場ですか」
強いし怖い。逃げ出したいけど、そうもいかないよね。
今までと同じ様に「やれる事をやるだけ」

フック付きワイヤーも使用して常に動き回り、ヒット&ウェイ。

敵の攻撃を【見切り】、可能なら【カウンター】を狙う。

【破魔】のダガーで『シーブズ・ギャンビット』
攻撃力の低さを数で補うスタイル。
【早業】で【2度攻撃】【傷口をえぐる】、場合によっては【投擲】。

独りで戦う訳ではない、仲間との連携・フォローを心掛ける。
「…独りだったら、とっくにあの世逝きですね」



真打…登場ですか――臭いものが鼻を捻じ曲げるようで、胃液が悲鳴を上げている。ぶくぶくと嘲笑う、神の断面がグロテスクに睨め憑ける。未知に対する恐怖よりも嫌悪感が勝る現状、逃走したいが『赦されない』のだ。覚悟は決まった。殺される前に終わらせよう――空中戦は常に危険が伴う。墜落した際に意識を失い、永劫を迎える結末も近くなるものだ。されど独りではない。他の猟兵が在る故に可能な戦闘方法なのだ。幸い、ツルギは剣との交戦で手一杯だ。今ならばじわりじわりと潰せるだろう。攻撃は数。此れは人数とも解せるし武装とも言える。早業での一撃……二撃離脱だ。執拗に同じ傷を狙え――再生能力は存在するが何度も抉られれば減じてしまう。こぼれ落ちた肉の山を駆けるように刃物で撫でれば体液は留まりを忘れる筈だ。あの世逝きは誰だって嫌だ。それは至極当然の話で在り、怪物には関係ないようだ。
 ツルギは自らの、滝じみた、腐肉を啜る。
 生気のない腸は凹凸の無い。

成功 🔵​🔵​🔴​

ユエイン・リュンコイス
これは……中々に形容しがたいね、様々な意味で。
でもオブリビオンというのであれば、やるべきことは変わらない。
神に反逆させて貰おうか。

【フェイント】混じりに格闘戦をしつつ、【戦闘知識、学習力、情報収集】で相手の出方を伺おう。相手の攻撃パターンが分かれば『ガジェットショータイム』を使用して【カウンター】を敢行。
呼び出す道具は……粉状の霊薬の散布機とか、五芒星の描かれた灰白色の石とかが有効なのかな?

それで隙を作り出す、ないし難しいようであれば強引に接近、【捨て身の一撃、鎧無視攻撃、属性攻撃】を乗せた『絶対昇華の鉄拳』を叩き込む。
飽く迄神と言うならば、破神昇華の一撃で過去へと送り返そう。

その他ご自由に。



中々に形容しがたいね、様々な意味で――切断された胴体は完全再生された。魔力の急激な消費は神の肉体に多大な影響を齎しただろう。此処に叩き込む以外何が有る。反逆の拳は対象の貌を捉え、鼻と思わしき場所を潰す。臭気で曲がりそうなのだ。曲げて何が悪い――出方は判らない。されど解った事柄が一。忌むべき神は回避や防御を好まないらしく、身を構成する腐乱死体で補うのみ。攻撃のパターンは不規則で怪物に相応しい判断力だ。否。反応力と説明すべきか。されど『此れ』にはたまらず後退った。
 造られたのは神を冒涜する五芒星。魔を避ける光。エルダーと印された『拒絶』の証。重ねて放出されるのは化けの皮を剥がす粉末――かつては異分・我辱と称された白は霊を現に晒す。可視の薬物はそれを暴き――神は戸惑った。自らの美貌が。装った少女の貌が。真に怪物たる『全身』を。ヴェールを剥ぎ取られたのだ。皮は無い。肉は無い。骨は無い。在るのは魔王の微睡みを助ける、フルートのような輪郭。
 視ない――絶対昇華の炎が全猟兵を眩ませ、対象が元に戻るまで燃え続けた。

成功 🔵​🔵​🔴​

虻須・志郎
連携アドリブ歓迎

紅蓮の業火で焼き尽くしたい所だが
生憎手持ちのガソリンが切れていてね
無垢なる拳で我慢してくれ。え、邪悪だって?

分かってるよ先生。もう喰われないし、喰わせない
機神覚醒、三柱のデウスエクスマキナであれば格好も付いたけど
今はまだ使い走りの三下か。ただ今は前進するのみ
紅いレーザーブレード? おいおい銀河帝国か
だったら脚本違いだ、他を当たれ

もう己の精神を喰わせないという覚悟
流血を代償に発動したこの力
痛みを堪え、捨て身で向かい、正面から殴って
貴様の命を底まで喰らい尽くしてやる
刻印の王者の石が輝いて

霊だって喰らうよ、邪神だもん
魔導書って奴は電子書籍化したらどうなるんだ
折角だからバラしてみるか?


吾唐木・貫二
魔を断つ剣の…いや、旧き神のなり損ない……か。
相手にとって不足なし。あれを使うか。

『涙の痛みを拭う者』を召喚して融合、『厄災の騎士』で強化して【覚悟、捨て身の一撃、激痛耐性】で突撃。

『飢浸崩孔【キシンホウコウ】』を警戒。

【戦闘知識、武器受け】で攻撃をそらし、【串刺し、傷口をえぐる、生命力吸収、マヒ攻撃、二回攻撃】に加え、【属性攻撃】で負の無限熱量をのせた邪龍鎗で『邪勝の騎士』を抉り込む。

ゼロ・ドライブとまではいかんがなかなかに凍みるだろう?

何かあれば【かばう、武器受け、覚悟、激痛耐性】にて味方をかばう。

俺は魔を断つ剣にゃなれんが、てめぇの悲しみと憎しみぐらいは拭ってやるさ。
今……解放してやる。



病的な音色は昇華の赤に包まれ、邪霊は再び偽りを晒した。虻須・志郎(第四の蜘蛛・f00103)と吾唐木・貫二(BRASS EATER・f03189)の二人は同時に召喚される。渾沌とも呼べる大殲が轟音と共に開幕――それは二つの剣。正気を犠牲に扱う神に在らず、血肉と覚悟で齎された機械の融合。忌まわしき存在に向けられた冒涜は一個一個が強力な『ロマン』だと思考可能――生憎手持ちのガソリンが切れていてね。垢なる拳で我慢してくれ――爛れた肌と繋がった脚は蜘蛛の合成。放たれる糸は粘着力と強靭さを兼ね備え、覚醒した虻須の芯を晒す。真実に近付けば近付くほど人間は崩壊するものだが、サイボーグたる彼ならば出来るだろう。対象を束縛したと同時に解析開始――ぱらぱらと落ちる文字列が電子に撒かれて往く。戻る事は無いだろう。王者の石(意志)は刻まれたのだ――旧き神のなり損ない……か。相手にとって不足なし。あれを使う。
 飢浸崩孔に対するは涙の痛みを拭う者。人間の精神が底に根付いたが故に『者』だ。熱量集いし巨大な神は厄災に塗れて世界を悲しむ。輝く光(トラウマ)を素で抱擁し、精神的な激痛を全力で耐える。回避するならば動けない邪霊を拭うのみ。寄生体じみた青色が刃物と化して執拗に核(アザトース)を吸収する。串刺した中央から生える針のような物体は餓えるものを痺れさせた。黙示録の日は来る――放たれた復活の悪夢は母体『邪霊』を通り、腸の奥から凍結させる。邪に勝利する邪がヨグソトホウトの虹色を知る――今……解放してやる――全き輝きが世界を包む。二つの神が神を挟んで拳を握る。多面体じみたものはオブリビオンを絶つ剣。

 ああ。ああ。ありがとう。わたしはきっと――

 消滅した。照らす太陽は生ける――否だ。此れは真に星々なのか。彼等は何処か、遠方で闇黒を覗き込んだのか。声が聞こえる。魔導書が嘲笑う――何故だ。何故貴様等は我等の邪魔を。我が企ての邪魔を成す。過去の骸が未来を滅ぼす、素敵なシナリオを否定するのだ。仕方がない。今回は撤退しよう。好いか。記憶して続けるが良い。我が名は――頁が宙に。空が戻る。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『ボディビル&水着コンテスト』

POW   :    肉体美で直球勝負!

SPD   :    衣装やポーズでテクニカル勝負!

WIZ   :    声やスピーチで知的マッスル勝負!

👑5
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


邪霊は消滅した。
残るUDCは大量だろうが、新たなる存在に期待しよう。
兎角。水着披露の時間だ。
寒空は厳しいので建物の内部で派手に戯れよう。
ユエイン・リュンコイス
コンテストか。ボクだと余り起伏が無いからね…(遠い目)

モノトーン調の色合いで、ワンピース型の水着でも着ようか。
出来る事と言えば、やっぱり機人を利用して体を動かすことかな。ポールダンスって訳じゃないけど、腕や足に掴まって踊ったり、プール目掛けて投擲してもらって、飛込競技の様に飛び込んでみたり。
純粋な体つきはね、うん……テクニック面でアピールだ。

念のため確認なんだけど、審査員が魚面だったり、建物がギルマンハウスとかインスなんとかって名前じゃないよね? コンテスト賞品が謎の光沢を放つ冠とかではないよね?

あと、結局魔導書はどうなったんだろうか。忌神と共に吹き飛んだというのあれば、それで良いんだけどね。


ローズ・ベルシュタイン
■心情
いつの間にか邪霊は消滅したみたいですわね。
ともあれ、あとは水着コンテストを楽しみましょう。

■行動
WIZ判定の行動を取る。

赤を基調とした、フリル付きのビキニ水着に
薔薇の花柄が施された赤いロングパレオを着用して
華やかさをアピールしてみますわ。

後は、スピーチなどで皆にアピールしてみますわね。
「私はローズですわ、名の通り、薔薇の花をモチーフとした水着を着用してみましたわ」
「あなたも、私の薔薇の魅力を感じ取って頂けるでしょうか?」
と、『恥ずかしさ耐性』で水着姿でも堂々として、
『誘惑』で皆の心を惹く様にし、目指すは上位ですわ!


青葉・まどか
ロバート・ブレイズさんにも参加してもらいましよう!
普段、レジャーもリゾートもイメージできない方が、どんな水着になるのか楽しみですね!

男性陣の肉体美を堪能させていただきます。
いいですね!いいですね!SAN値がモリモリ回復しますよ!
…もっとイチャイチャしてもいいんですよ。

私?私みたいな小娘の水着なんて誰得ですか?


虻須・志郎
SPD
おい先生、何だこのハッスルマッチョがニバイニバーイな空間は!
俺に怪人ショーにでも参加しろってのかサイボーグだぞ骨格おかしいんだぞ!?

然り、じゃねえ! 何故見てるんです!
こうなったら仕方がない。内蔵無限紡績兵装で、
全身の骨格というか何かヤバそうな所だけ隠す衣装を縫製、装備。
出番が来たらサイボーグ特有の奇妙な関節の曲がり方のポーズで、
ズキュゥゥゥゥンとテクニカルに極めてやる!

本当に邪気が払えるのか……これは。



●此方は女の子
 光絶つツルギを消滅させた猟兵達はUDCアースのとある建物の内部にて開催される『季節外れの水着コンテスト』に出場する事と成った。グリモア猟兵が用意した舞台には華やかな照明と目を輝かせる観客の視線が注がれる。老若男女問わず集った猛者が続々と歩いては去るを繰り返し――エントリーナンバー※※※※。ユエイン・リュンコイス!
 司会者の声が響き渡ると共に幕が開かれる。絶対昇華の一撃を放った彼女は如何なる『姿』で現れるのだろうか。期待が高まる中、ユエインは驚くべき『魅せ方』を晒した。視よ。ワンピース型の水着に隠された身体能力の高さと少女が時折のぞかせる仕草。ポールダンスはできないが腕や足に掴まって踊る貌(カタチ)は観客の心を涌かせるだろう。トドメを刺したのは人魚のような演出。他者に投げられて入水する女の子はきっと純粋で、一部の人々を卒倒させる勢いだ――その間に観察すべきは審査員。先程視た建築物の名称は何だった。確か――気の所為だ。倒した敵が呪いを掛けたと思い込むべきだ。世の中には知らない方が好い事も在る。第一、此処を選択したのはグリモア猟兵だろう。拍手が聞こえる。観客に手を振りながら思考は斜め後ろに傾いて、魔導書の行方を辿るように。
 エントリーナンバー※※※※。ローズ・ベルシュタイン!
 あとは水着コンテストを楽しみましょう――海辺の女の子の次はバラ色の女の子。此れを視た観客は卒倒から復帰した直後に染まるだろう。失血で死に絶える可能性を考えねばならない。兎角。フリル付きのビキニに薔薇柄のロングパレオ。隠された秘密に暴かれた柔肌は皆を釘付けにする危ない棘とも描写出来る。背景は海から園に変化し、華やかなローズを映えさせた。吸い込まれそうな瞳に堕ちて往く一人の審査員が立ち上がってマイクを持った――私はローズですわ、名の通り、薔薇の花をモチーフとした水着を着用してみましたわ。私の薔薇の魅力を感じ取って頂けるでしょうか?
 恥ずかしさ耐性に誘惑を重ね、審査員他その筋の人々をクラクラさせた。掌に刺さっても取らないと誓います。誰かが妙な事を呟いた。
 総ての審査が終わり。残すところは結果発表。だが『向こう』を視てからの方が面白そうだ。猟兵二人は着替えてから。

●此方は男性です
 非常に良い筋肉ですね――審査員の一人が舞台上の男性に拍手を送った。此方は男性部門らしく体つきやかっこよさ。稀にかわいさも含まれる相当『高度』なコンテストだ。男性がふんふんとコブを作っている後ろ。下手側にて待機している虻須がピクピクと苦笑い――おい先生、何だこのハッスルマッチョがニバイニバーイな空間は! 俺に怪人ショーにでも参加しろってのかサイボーグだぞ骨格おかしいんだぞ!?
 然り。何処かでグリモア猟兵の声が聞こえる。サイボーグで在る彼の何かがバグったのだろうか。取り敢えず――エントリーナンバー※※※※。虻須・志郎!
 内蔵無限紡績兵装展開――自らの骨格を隠す衣装を縫製し、即座にそれを装備した。されど此れは水着コンテスト。肌の露出が伴わない衣など落選するに違いない――ブラボー! 歓声が響き渡る。それは見事な姿勢(ポーズ)で在った。コーラかテキーラが相応しい発達した筋肉が奇妙な骨格と合わさり、徐々に観客を魅了していったのだ。審査員の女性は彼の貌(カタチ)を視た瞬間『100』と書かれたプラカードを掲げる。早いですよと誰かが笑う。だが。其処で喧騒は終わらない。
 いいですね! いいですね! SAN値がモリモリ回復しますよ――正気を疑うべきか迷うところだが、青葉は彼の肉体を咀嚼するように『観』始めた。半ば無理々々誘われた彼は頭を抱え、真逆自分がなどと溜息を吐く。されど選んだのは自身で在り逃げ出すのは赦されない――もっとイチャイチャしてもいいんですよ――背筋を這い回る寒気は邪神の残滓に違いない。
 エントリーナンバー※※※※。飛び入り参加のこの方です――おい先生、おい。ど う い う こ と !

 良いですね。好いですね! 私? 私みたいな小娘の水着なんて誰得ですか?

●ズキュゥゥゥゥンはしていません
 二人の正気は証明不可能だが。兎角。
 邪霊の消滅が確認出来たので『良し』と成す。
 猟兵達は『これからも』邪どもを殺すのだろう。
 それこそ『終わり』が訪れるまで。
 千の貌を。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月30日
宿敵 『『邪霊』カズメサマ』 を撃破!


挿絵イラスト