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デッド・オア・エンドレスバトル(作者 椿油
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●悪徳の都
「ぐっ……俺は、もう戦えないぞ!これ以上はやめてくれ!」
 闘技場で戦う、ボロボロの戦士。相手は一人の女性だ。
「早く私の身体を地面に付けてみろ。さぁ!!」
 女性は、己への攻撃を強要する。だが、戦士はもはや戦いを続行するのは不可能だ。

「コイツも駄目だな。お前達、好きにしていいぞ」
「うぅ~~!!」「がぁぁ~~!!」「あ……あ……!!」
 女性が命令した相手はゾンビだった。ゾンビは動けない戦士に襲い掛かる。
「やっやめろ!!うわあああああ───」

 そして、戦士もいずれ、ゾンビへとなる。

「次。早く!もっと私を楽しませろ!」
「ガジゴマリマヂダァ……」
 一番知性のあるゾンビに命令し、次の戦士を連れて来る。

 ──こうして、戦士だったゾンビは次々と増えていく。戦士のストックが無くなれば、最後は……小さな少年だった。

「お前の特技は?」
「は、はい……格闘技、です……」
「来い。私を倒してみろ。地面に体が付いたら解放してやろう」
「ひっ……わ、分かりました……!!」

 震える手で少年は、勝てる見込みのない戦闘を開始する。

 ──嗚呼、あのゾンビの群れの中に、父さんもいるんだろうな。

●グリモアベースにて
「聞いてくれ。これは非常に不条理な戦いだ」
 海屋・福実(風使い剣士・f27518)は、しかめっ面で状況説明を開始する。

「悪徳の都、ヴォーテックスシティという都市がアポカリプスヘルにあるらしい。そこでは残虐な行為が日夜行われている。その一環で起きているのが、『ゾンビと人間の決闘』だ」

 恐らく、訳のわからない決闘方法だと思う猟兵が中には居ただろう。
「ゾンビは既に死んでいる。つまり、人間側は勝っても負けてもメリットが無いに等しい。次のゾンビへと変貌するだけだろうな。しかも、その決闘相手のゾンビは元々武闘家として名を知られている。かつ、全ての決定権がある奴らの大ボスだ」

 大ボスゾンビ自らが決闘をして、配下のゾンビを増やす。何とも最悪な悪循環だ。

「そして、戦える者なら何でも良いのか、予知によるとついには子供が戦場に立たされた。奴隷の少年で、本名はギルベルト。ギルと呼ばれているらしく、格闘の心得が多少ある程度の小さな少年……戦士達を圧倒的に潰してゾンビにしてきた実力者相手だ、このままでは小さな命すらゾンビになる。そこで、彼……ギルを助けてやってくれないか」

 絵心の無い福実が、スケッチブックで説明する。
「まず、ギルを助け出す為にシティに潜入だ。潜入したり、逃がす経路を探したりすれば、何とか逃げられるだろう」
 棒人間が囲いの外へ逃げる絵を描く福実。

「手下のゾンビ達が追ってくるだろう、奴らの中には車が扱えるゾンビもいる。シティには車もいくつか乗り捨ててあるので、それらを利用して逃げながら戦って欲しい」
 福実は、車と思わしき絵をいくつか書く。

「大ボスの武闘家ゾンビも最終的には追ってくるだろう。逃げつつ、奴を撃破してくれ」

 スケッチブックが好評でないのに気づき、スケッチブックをしまってシティへの転移準備を始めた。
「……ギルを、頼んだぞ」





第3章 ボス戦 『ダークプルティア『ダークドゥエル』』

POW ●全て粉砕する。ダークネスブレッヒェン!
【体から放ったり纏う事ができる闇闘気】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD ●その技覚えたぞ、ダークネスラーネン!
【欠損しても即座に再生する自身のゾンビ肉体】で受け止めたユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、欠損しても即座に再生する自身のゾンビ肉体から何度でも発動できる。
WIZ ●此が私の強さの証だ。ダークネスベズィークター
【自身が倒した武術家や武術少女達】の霊を召喚する。これは【洗練された武術】や【鍛え上げられた肉体による闘気格闘】で攻撃する能力を持つ。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠シズホ・トヒソズマです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「ふん、手駒共では手が追えないか。では私が往くとしよう。今に見ていろ……猟兵の手駒を増やしてやる!」
 巨大高速ロードローラーに乗り込んだ彼女は、本気で追いかけに入った。

「ヴォーテックスゾンビ化計画を邪魔するとは……絶対の絶対に許さん!!」
 ドドドドド──。大きな音を立てながら、巨大高速ロードローラーは道端のドラム缶やゴミ箱を跡形も無くぺちゃんこに変えていった。

「猟兵共を容易く踏みつぶしてやる……やはり最終兵器はロードローラーだッ!!」

 もはや、ゾンビにするというより殲滅を目的に動いているようだった。
アリス・セカンドカラー
お任せプレ。汝が為したいように為すがよい。

あらあら、2人纏めて面倒見る甲斐性はあるわよ?法的に無理でも事実婚ってのもあるし、契約なら魔術的に結べばいいし。世間体?なにそれおいしいの?

さて、カーチェイス中に眷属にした者達とギルくん&ギルパパを赤い糸でつなぐことで私の所持技能を技能値900にして共有してパワーアップするわ。
ドゥエルちんが召喚した存在には彼らの限界突破した神武不殺の武術に任せておけばいいでしょ。集団戦術による高い連携に継戦能力による耐久性&回復力、負ける要素が見当たらないわ☆
私は、パワーアップした念動力でドゥエルちんの乗るロードローラーを浮かせて無力化し、神罰をくだしましょう。


「ダークネスベズィークター!」
 ダークドゥエルは武闘家の霊を召喚した。
「往け、あいつらを袋叩きにしてしまえ!」

「あらあら、2人纏めて面倒見る甲斐性はあるわよ?」
 アリスは、己を取り合う親子を見ながら微笑む。そして、UC《固い絆の赤い糸》を発動。眷属たちとアリスの力が高まり、共有される。
「うぉぉぉ!俺たちに任せろ!」
「アリス様はあのボスをお願いします!このぉぉ!」
 アリスの眷属になった者達は、召喚された武闘家の霊と戦い始めた。

「なっ……ゾンビ共を手懐けただと!?」
「それだけじゃないわよ♪」
 圧倒していくアリスの眷属達。
「私の召喚した者が押されている……!?ええい、ありえん!そんなはずがない!」
「いい加減、諦めなさいな」

 アリスはパワーアップした念動力でロードローラーを浮かせる。
「や……やめろ!!」
 空回りするローラー。
「これでもう、何も出来ないわね」
 そしてそこから一気に遠心力で建物の壁へ吹っ飛ぶよう、ダークドゥエルをロードローラごと叩きつけた。
「ぐぁっ……!!」
「どう?硬かったでしょう、そこの壁」
「……おの、れ、許さん……!」

 眷属達は武闘家を倒した勝利の歓声を挙げつつ、アリスへ拍手を送ったのだった。
大成功 🔵🔵🔵

リリ・アヌーン
アドリブ連携OKよ♪

魔法のホウキでめっちゃ高速飛行して
敵を追い越した後
目の前にべちゃっと降り立ちアピール
ちょっと髪や服が飛行と落下で
ヨレヨレなのは気にしないで

POW「ヒステリック・リリー」を
元気が出るメロディーとシンプルな歌詞を
愛用のマイクで歌って発動

【電撃魔法を付与した鞭や手足による属性攻撃】で
対象を攻撃回数重視でビリビリ感電攻撃よ

オーラ防御と電撃魔法で敵の攻撃を軽減しつつ
歌い続けながら鞭や足を振り回し怪力乱れ撃ち
勇気を出して戦う姿で周囲を鼓舞するわ
私の致命的な箇所に攻撃が当たっちゃうかもしれないけど気合のやせ我慢で立ち上がって見せるわ

捨て身の一撃で
大声による音波攻撃で敵を怯ませるわよ


アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。

あら、許さなかったらどうなるのかしら?
いつの間にか手にした妖刀(式神使い)の切っ先を向ける。
ふむ、また武術家達を召喚する、と。いいわ、今度は私1人で相手してあげる♪
時間感覚が引き延ばされる程の深い集中で神懸かり(降霊/ドーピング)。リミッター解除して限界突破した超絶剣技で、自分も含めた全てがスローの世界で先を読み(第六感/読心術/見切り)、早業の先制攻撃で行動の機先を略奪し、何もさせること無く切り伏せ血桜を咲かせましょう。目を閉じると現れて目を開けると既にいない、豪華絢爛たる舞踏をとくとご覧あれ。
ドゥエルには突き立てた刃を体内で無数の刃に変ずる裏桜花を


 リリは一旦地面に降りていたが、箒に乗り高速で追い越してゆき、ダークドゥエルの前に降り立った。
「さぁ♪みんなで駆けてゆこう♪明日という大空へ♪」
 歌いながら、リリはUC《ヒステリック・リリー》を発動。鞭や足から放たれるその電撃が当たる度、軽く叫び声を上げるダークドゥエル。

「痛っ、やめろっ!」
「みんなと居れば、もう辛くない♪」
「(何故コイツは歌いながら攻撃してくるんだ……!)」
 バチッ、バチッと何度も当たっていく為、ひるんで拳を振るう隙が発生しないダークドゥエル。
「レッツゴー♪希望のその先へ♪」
「痛っ!やめ……」
「ゆくのぉぉぉぉぉっ!!」
 突如の大声のボイスに、思わず転んだダークドゥエルだった。


 ──そして、よろけながらも立ち上がるダークドゥエル。
「やはり……猟兵は許せん!」
「あら、さっきから許さんとか許せんとか言っているけれど。許さなかったらどうなるのかしら?」
 アリスの問いかけに、ダークドゥエルは大きく口を開けて答える。
「この身で、排除するのみだ!!ダークネス……ベズィークター!」
 再び召喚される武闘家達。
「その前に……貴様を、痛めつけてくれる!!」
「いいわ、今度は私1人で相手してあげる♪」
 妖刀を取り出し、切っ先をダークドゥエル含めた武闘家達に向けるアリス。

 限りなく集中したアリスは、周りの時間が物凄く遅く感じるほどに、感覚を鋭くした。その上での先を読む先制攻撃により、武闘家達は動く前に斬られていく。

「…………なっ」
 ダークドゥエルが気づいた時には、一瞬で召喚した者全員がやられていたので、動揺を隠せない。
「今、何をし……」
 と言っている間、『何』の辺りで既にアリスは刀の先をダークドゥエルに向けていた。
「!!?」
 アリスのUC《薄墨爛漫桜》が発動。体内に無数の刃が駆け巡る。
「あがぁぁぁぁッッ!!?」
「どう?これでもまだ許せないとか、言い続けられるかしら?」
 跪き、立つ事が出来ないダークドゥエル。恐らく血を吐いているのが分かる。
「何か言える?」
「がはっ!!ごっっ!!ぐほぉっ!!」
「ま、この調子じゃ言えないわね。さあ、どうするつもりか、お手並み拝見ってところね♪」

 アリスは悠々とその場から立ち去った。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

クレア・フォースフェンサー
これはまた随分とぼろぼろにやられておるのう
じゃが、おぬしがこの街でしてきたことを思えば、まだまだ釣り合いが取れぬというものよな
骸の海に還るのは、今までの行いを十分に後悔、反省してからにしてもらおうかの

敵の闇闘気を見切り、光剣で切り裂きながら接近
UCの力を込めた光剣で足首を斬り、移動手段を奪う

先程の状態から再生するとは、さすがはゾンビのボスよな
じゃが、わしの剣で斬られたならば、再生することも敵わぬであろう
今から少しずつおぬしの身を削ってゆくゆえ、しかと痛みを味わうのじゃな

――

そうそう、言い忘れていたことがあったわ
おぬしは一つ勘違いをしておるぞ

“ダーク”は英語で、“ドゥエル”は独逸語じゃ


火土金水・明
「自分が楽しむためにゾンビを作り増やしていた存在は、決して許すわけにはいきません。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃方法は、【高速詠唱】で【破魔】と【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【全力魔法】の【フレイムランス】を【範囲攻撃】にして、『ダークプルティア『ダークドゥエル』』達と召喚された者達を纏めて【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【見切り】【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「さあ、追いかけっこは終わりにしましょう。」
アドリブや他の方との絡み等はお任せします。


「これはまた、随分とぼろぼろにやられておるのう」
 満身創痍のダークドゥエルを見て、呟くクレア。
「じゃが、おぬしがこの街でしてきたことを思えば、まだまだ釣り合いが取れぬというものよな。骸の海に還るのは、今までの行いを十分に後悔、反省してからにしてもらおうかの」
「こ……これ以上、私に何をするつもりだ……!!」

「自分が楽しむためにゾンビを作り増やしていた存在は、決して許すわけにはいきません」
 もう一人現れた猟兵の明に気付き、ダークドゥエルは力を振り絞り武術家を召喚する。
「これ以上、やらせません」
 UC《フレイムランス》を、多数の効果を付与して発動。勿論それは、ダークドゥエルにも大量に突き刺さる。
「ぐはっ……!」

 クレアもUCを発動。剣で足を切り裂き、もはやダークドゥエルの移動を不可能にしていた。
「私の足を……!!」
「わしの剣で斬られたならば、再生することも敵わぬであろう。今から少しずつおぬしの身を削ってゆくゆえ、しかと痛みを味わうのじゃな」

 立ち上がれないダークドゥエル。覇気すら放てずにいるこの状態で、ダークドゥエルが勝つことは不可能に近しい。
「くっ……おのれおのれおのれぇぇぇぇぇ!!」
「泣きわめいても無駄じゃぞ。ああ、そうそう。言い忘れていたことがあったわ……おぬしは一つ勘違いをしておるぞ、“ダーク”は英語で、“ドゥエル”は独逸語じゃ」
「そ……それくらい良いだろうが!!」
「貴方は今までの悪事にもその態度で対抗してきたのですか?」
 明は問う。
「……ああ、ヴォーテックスではこの程度の事、当たり前だ!!だから私の行為は許される!!」
「先ほども言いましたが、絶対に許されるべき行為では無いです。相応の罰を、貴方は受けるべきです」

 明は再び魔法を詠唱し、炎の槍を突き付けた。
「お別れしましょうか、悪徳の都の規律と」
「や……やるがいい!!ヴォーテックスは滅びぬ!」
「……それっぽい事言いおって。じゃあの、骸の海へちゃんと往くのじゃぞ」

 ──炎の槍が、ダークドゥエルの胸へと突き刺さった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵